JP4768460B2 - ナースコールシステム - Google Patents

ナースコールシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4768460B2
JP4768460B2 JP2006023642A JP2006023642A JP4768460B2 JP 4768460 B2 JP4768460 B2 JP 4768460B2 JP 2006023642 A JP2006023642 A JP 2006023642A JP 2006023642 A JP2006023642 A JP 2006023642A JP 4768460 B2 JP4768460 B2 JP 4768460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
slave unit
nurse
bed
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006023642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007202712A (ja
Inventor
浩和 楠
敏雄 河田
徹 安東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2006023642A priority Critical patent/JP4768460B2/ja
Publication of JP2007202712A publication Critical patent/JP2007202712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4768460B2 publication Critical patent/JP4768460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

本発明は、病院や老人福祉施設等に設置されるナースコールシステムに係り、特に、被介護者が使用するプレート子機と看護者が使用するナースコール親機との間で通話を成立させるにあたり送受信されるデジタル音声信号および当該デジタル音声信号に重畳させるデータ信号の伝送技術を有するナースコールシステムに関する。
従来から、この種のナースコールシステムとして、病室内の病床の患者からの呼び出しを確認した看護師による迅速かつ適切な対応が可能なナースコールシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
このナースコールシステムによれば、ナースコール用データベース装置の電子表示部に予め表示されている設定画面上の患者情報の項目、すなわち、データベース装置から定期的に転送、例えば、患者の入院時や病床の移動時等に転送され当該データベース装置に記憶されている患者情報の項目(患者名、重症度、救護区分、感染症、診療科目、チーム番号等)、またはナースコール用データベース装置にて直接入力された患者情報の項目(患者名、重症度、救護区分、感染症、診療科目、チーム番号等)のうち、病室内の病床の患者によるナースコール子機(プレート子機と同意。)からの呼び出しを検出した集合廊下灯(廊下灯と同意。)の電子表示部、ナースコール子機からの呼び出しが報知されるナースコール親機の電子表示部および無線端末の電子表示部に表示させる特定の患者情報の項目について、それぞれの当該電子表示部にて同一の項目の患者情報を表示させる、または当該電子表示部のそれぞれの用途に合わせて選別表示させることができ、これらの表示を確認した看護師は、呼出元の患者の重症度に対応した準備、患者の救護区分による車椅子等の移動器具の準備、感染症の患者に対応するための準備等、迅速かつ適切な対応が可能となる。
また、ナースコール制御機とナースコール親機およびナースコール用データベース装置との接続を、それぞれ個別のラインを介して直接接続していることから、ナースコール用データベース装置およびナースコール制御機の間におけるデータ送受信の迅速化が可能となる。
特開2005−349041号公報(段落番号「0014」乃至「0042」、第1図)
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1のナースコールシステムによれば、ナースコール子機と集合廊下灯との間は子機ラインを経由して配線されている。この子機ラインは、通常、呼出信号等のデータ信号を送受信するためのデータ用信号線と音声信号を送受信するための通話用信号線とで構成されているため、その配線作業に煩雑さを有するばかりでなく、少なくとも何れか一方の信号線が断線した場合において検出手段が何ら備えられていないことから、信号伝送の信頼性が低下していた。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、プレート子機と廊下灯との間の配線を経由して送受信されるデジタル音声信号にナースコール親機からのデータ信号を重畳させ、このデータ信号をもとにプレート子機を動作制御することにより、配線の簡素化を図るとともに信号伝送の信頼性を高めたナースコールシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるナースコールシステムは、病院や老人福祉施設等の各病床に設置される被介護者が看護者を呼び出すためのベッド子機と、ベッド子機に接続され、被介護者が看護者との間で通話を成立させるためのマイクおよびスピーカを有するプレート子機と、2線の子機ラインを経由してプレート子機に接続され、ベッド子機からの呼び出しを看護者に報知するための廊下灯と、廊下灯に廊下灯ラインを経由して接続され、ベッド子機からの呼び出しを確認した看護者が応答して被介護者との間で通話を成立させるための通話部を有するナースコール親機とを設けたものである。プレート子機は、ベッド子機からの呼び出しを表示するための呼出確認灯と、マイクおよびスピーカにて入出力される通話音声をアナログ/デジタル変換、デジタル/アナログ変換するための音声コーデックと、廊下灯から送信されてくるデジタル音声信号および音声コーデックを経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル音声信号を送受信するための信号送受信回路と、ナースコール親機から送信されてくるデータ信号を受信して呼出確認灯の制御を行うためのCPUとを備えたものであり、このデータ信号は、廊下灯からプレート子機に送信されてくるデジタル音声信号に重畳される。
また、本発明の第2の態様であるナースコールシステムは、病院や老人福祉施設等の各病床に設置される被介護者が看護者を呼び出すためのベッド子機と、ベッド子機に接続され、被介護者が看護者との間で通話を成立させるためのマイクおよびスピーカを有するプレート子機と、2線の子機ラインを経由してプレート子機に接続され、ベッド子機からの呼び出しを看護者に報知するための廊下灯と、廊下灯に廊下灯ラインを経由して接続され、ベッド子機からの呼び出しを確認した看護者が応答して被介護者との間で通話を成立させるための通話部を有するナースコール親機とを設けたものである。プレート子機は、マイクおよびスピーカにて入出力される通話音声をアナログ/デジタル変換、デジタル/アナログ変換するための音声コーデックと、スピーカへ出力される通話音声を増幅するための増幅器と、廊下灯から送信されてくるデジタル音声信号および音声コーデックを経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル音声信号を送受信するための信号送受信回路と、ナースコール親機から送信されてくるデータ信号を受信して増幅器の制御を行うためのCPUとを備えたものであり、このデータ信号は、廊下灯からプレート子機に送信されてくるデジタル音声信号に重畳される。
また、本発明の第3の態様であるナースコールシステムは、本発明の第1の態様または第2の態様において、プレート子機は、被介護者によるベッド子機の操作を検出して呼出信号を生成するためのCPUを備えたものである。このCPUは、呼出信号をポーリング方式の一定周期のタイミングで1周期内に複数の呼出信号を廊下灯に送信するものである。
また、本発明の第4の態様であるナースコールシステムは、本発明の第1の態様乃至第3の態様において、プレート子機は、ベッド子機が接続される接続端子と、接続端子からのベッド子機の脱落を検出して脱落信号を生成するためのCPUとを備えたものである。廊下灯は、プレート子機から送信されてくる脱落信号を受信してナースコール親機に転送するとともに、プレート子機との間で一定時間以上の通信が停止されたときに脱落信号をナースコール親機に送信するものである。
本発明のナースコールシステムの第1の態様によれば、プレート子機と廊下灯との間の配線を2線の子機ラインにて構成し、この子機ラインを経由して送受信されるデジタル音声信号のうち、廊下灯からプレート子機に送信されてくるデジタル音声信号にナースコール親機からのデータ信号を重畳させてプレート子機に伝送させることにより、データ信号を受信したプレート子機では、ベッド子機からの呼び出しを表示するための呼出確認灯の制御を行うことができる。これにより、プレート子機と廊下灯との間の配線を簡素化できるばかりでなく、信号伝送の信頼性が高められる。
また、本発明のナースコールシステムの第2の態様によれば、プレート子機と廊下灯との間の配線を2線の子機ラインにて構成し、この子機ラインを経由して送受信されるデジタル音声信号のうち、廊下灯からプレート子機に送信されてくるデジタル音声信号にナースコール親機からのデータ信号を重畳させてプレート子機に伝送させることにより、データ信号を受信したプレート子機では、スピーカから出力される通話音声を増幅するための増幅器の制御を行うことができる。これにより、プレート子機と廊下灯との間の配線を簡素化できるばかりでなく、信号伝送の信頼性が高められる。さらには、廊下灯に増幅器を備える必要がなく、子機ラインを経由して送信されてくるデジタル音声信号のレベルが減衰するような影響を受けなくて済む。
また、本発明のナースコールシステムの第3の態様によれば、被介護者によるベッド子機の操作を検出したプレート子機から廊下灯に送信される呼出信号を、ポーリング方式の一定周期のタイミングで1周期内に複数送信することにより、ポーリング時におけるノイズ等に起因した通信障害が発生した場合であっても、欠落した呼出信号による呼出時の失報、呼び出しの遅延をそれぞれ防止することができる。
さらに、本発明のナースコールシステムの第4の態様によれば、プレート子機の接続端子からのベッド子機の脱落や子機ラインの断線を廊下灯にて容易に検出できるばかりでなく、ナースコール親機にて発報させることができる。
以下、本発明のナースコールシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるナースコールシステムの全体構成を示すシステム説明図である。
図1に示すナースコールシステムは、病院や老人福祉施設等に設置されるものである。このナースコールシステムは、病室A、B、・・・内の各病床にそれぞれ設置され被介護者、例えば、患者が、看護者、例えば、ナースセンター内に在室中の看護師を呼び出すにあたり、通常のナースコール呼び出し、緊急性を有する緊急呼び出し、トイレ介助を求めるトイレ呼び出し等、呼出種別毎で異なる呼出操作を行うためのベッド子機、ここでは、病室A、B、・・・毎4台ずつのベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・と、病室A、B、・・・内の各病床の壁面にそれぞれ設置され、図示のように接続可能、例えば、ライン接続可能なベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出しを呼出種別毎で検出し、検出された旨の呼出信号を生成するとともに、患者が看護師との間で通話を成立させるためのプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・と、病室A、B、・・・毎、当該病室の出入口の周囲近傍にそれぞれ設置され、2線の子機ラインL1a、L1b、・・・を経由して接続(渡り配線接続)されたプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・から送信されてくる呼出信号をもとに、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出し、すなわち、患者からの呼び出しを看護師に報知するための廊下灯20a、20b、・・・と、ナースセンター内に設置され、(幹線の)廊下灯ラインL2を経由して接続(渡り配線接続)された廊下灯20a、20b、・・・を経由して送信されてくるプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・からの呼出信号を受信して呼出報知を行い、この呼出報知を確認した看護師が応答して患者との間で通話を成立させるためのナースコール親機30とが設けられている。
なお、廊下灯20a、20b、・・・に2線の子機ラインL1a、L1b、・・・を経由して接続(渡り配線接続)されるプレート子機は、4台(11a〜14a、11b〜14b、・・・)に限定されるものではなく、最大6台まで設けることができる。また、ナースコール親機30に(幹線の)廊下灯ラインL2を経由して接続(渡り配線接続)される廊下灯についても、最大60台まで設けることができる。
同図において、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・はそれぞれ同様な構成であり、呼出ボタン100を有している。この呼出ボタン100は、通常のナースコール呼び出し、緊急性を有する緊急呼び出し、トイレ介助を求めるトイレ呼び出し等、呼出種別毎で異なる呼出操作が患者により行われるものである。
また、プレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・はそれぞれ同様な構成であり、接続端子110、呼出確認灯111、マイク(以下、子機マイクという。)112、スピーカ(以下、子機スピーカという。)113を有している。
このプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・において、接続端子110は、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・を接続(ライン接続)するためのものである。
呼出確認灯111は、接続端子110にそれぞれ接続(ライン接続)されたベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出しを、呼出種別毎異なるパターンで表示するためのものである。この呼出確認灯111としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)等が好適とされる。
子機マイク112および子機スピーカ113は、患者が看護師との間で通話を成立させるにあたり、通話音声を入出力(送受信)するためのものである。
さらに、ナースコール親機30は、表示部300、スピーカ(以下、親機スピーカという。)301、マイク(以下、親機マイクという。)302、操作部303、送受話器304を有している。
このナースコール親機30において、表示部300は、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出し、すなわち、患者からの呼び出しを、呼出種別毎異なるパターンで表示するためのものである。この表示部300としては、例えば、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・およびプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・毎にそれぞれ割り当てられた複数個のLED、またはLCD(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の各種のディスプレイが好適とされる。また、表示部300は、プレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・の接続端子110からのベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・の脱落や子機ラインL1a、L1b、・・・の断線について、警報メッセージや絵データ等を表示させて警報発報を行うこともできる。
親機スピーカ301は、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出し、すなわち、患者からの呼び出しを、呼出種別毎異なるパターンの呼出音や音声メッセージ等を放音させて呼出報知を行うとともに、この呼び出しに応答した看護師により通話が成立されているときに患者の通話音声が出力(受信)されるものである。また、親機スピーカ301は、プレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・の接続端子110からのベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・の脱落や子機ラインL1a、L1b、・・・の断線について、警報音や音声メッセージ等を鳴動させて警報発報を行うこともできる。
親機マイク302は、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出し、すなわち、患者からの呼び出しに応答した看護師により通話が成立されているときに当該看護師の通話音声が入力(送信)されるものである。
操作部303は、親機スピーカ301および親機マイク302を使用した通話(拡声通話)を成立させるにあたり、看護師が応答操作を行うためのものである。この操作部303としては、例えば、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・およびプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・毎にそれぞれ割り当てられた複数個の操作ボタンやタッチパネル等が好適とされる。
送受話器304は、前述の親機スピーカ301および親機マイク302を使用した通話(拡声通話)とは異なる手段で、ベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・からの呼び出し、すなわち、患者からの呼び出しに応答した看護師により通話が成立されているときに当該看護師および患者の通話音声が入出力(送受信)されるものである。
図2は、プレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・の具体的な構成を示すブロック図である。また、図3は、ナースコール親機30の具体的な構成を示すブロック図である。
図2に示すプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・はそれぞれ同様な構成であり、前述の接続端子110、呼出確認灯111、子機マイク112および子機スピーカ113と、音声コーデック(以下、子機音声コーデックという。)114と、増幅器115と、信号送受信回路(以下、子機信号送受信回路という。)116と、CPU(Central Processing Unit、以下、子機CPUという。)117とが備えられている。
このプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・において、子機音声コーデック114は、子機マイク112に入力(送信)された通話音声(送話音声)であり電気信号に信号処理されたアナログ音声信号をアナログ/デジタル変換するとともに、子機信号送受信回路116を経由して送信されてくるデジタル音声信号をデジタル/アナログ変換して増幅器115に送出するためのものである。
増幅器115は、子機音声コーデック114を経由してデジタル/アナログ変換されたアナログ音声信号を増幅して子機スピーカ113から出力(受信)させるためのものである。
子機信号送受信回路116は、子機ラインL1a、L1b、・・・および子機音声コーデック114の間の信号伝送路(通話路)、子機ラインL1a、L1b、・・・および子機CPU117の間の信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
子機CPU117は、当該プレート子機の構成各部/回路をそれぞれ制御するにあたり、例えば、呼出確認灯111の点灯/点滅/消灯制御、子機音声コーデック114の制御、増幅器115の利得制御等を行うためのものである。
図3に示すナースコール親機30は、前述の表示部300、親機スピーカ301、親機マイク302、操作部303および送受話器304と、音声コーデック(以下、親機音声コーデックという。)305と、信号送受信回路(以下、親機信号送受信回路という。)306と、CPU(以下、親機CPUという。)307とが備えられている。
このナースコール親機30において、親機音声コーデック305は、親機マイク302または送受話器304のマイク304aに入力(送信)された通話音声(送話音声)であり電気信号に信号処理されたアナログ音声信号をアナログ/デジタル変換するとともに、親機信号送受信回路306を経由して送信されてくるデジタル音声信号をデジタル/アナログ変換して親機スピーカ301または送受話器304のレシーバ304bに送出するためのものである。
親機信号送受信回路306は、廊下灯ラインL2および親機音声コーデック305の間の信号伝送路(通話路)、廊下灯ラインL2および親機CPU307の間の信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
親機CPU307は、当該ナースコール親機の構成各部/回路をそれぞれ制御するにあたり、例えば、表示部300および親機スピーカ301における呼出報知、警報発報制御、操作部303の操作検出および送受話器304の取り上げの有無検出、親機音声コーデック305の制御等を行うためのものである。
このように構成された本発明の実施例によるナースコールシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
図1に示す病院や老人福祉施設等の病室A、B、・・・内の各病床に居る患者のうち、ここでは、病室A内でプレート子機11aが壁面に設置されている病床の患者が、ナースセンター内に在室中の看護師を呼び出すにあたり、ベッド子機1aを使用して通常のナースコール呼び出しのために所定の呼出操作を行うと、このベッド子機1aが接続端子110に接続(ライン接続)されている図2に示すプレート子機11aの子機CPU117は、通常のナースコール呼び出しがある旨の呼出種別情報および自プレート子機に予め割り当てられている子機IDを付加させた呼出信号(以下、第1の呼出信号という。)を生成する。この第1の呼出信号は、子機CPU117から子機信号送受信回路116、子機ラインL1aを経由して(病室Aの出入口近傍に設置された)廊下灯20aに伝送される。なお、プレート子機11aの子機CPU117は、ポーリング方式の一定周期のタイミングで1周期内に複数の呼出信号、例えば、5〜10個の呼出信号を廊下灯20aに送信している。この送信制御により、ポーリング時におけるノイズ等に起因した通信障害が発生した場合であっても、欠落した呼出信号による呼出時の失報や呼び出しの遅延をそれぞれ防止することができる。
廊下灯20aは、プレート子機11aの子機CPU117から送信されてきた第1の呼出信号に付加されている呼出種別情報および子機IDをもとに、ベッド子機1aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出報知(詳述せず。)を行うことができる。また、廊下灯20aに送信されてきた第1の呼出信号は、廊下灯ラインL2、図3に示すナースコール親機30の親機信号送受信回路306を経由して親機CPU307に転送されるとともに、廊下灯ラインL2を経由して廊下灯20aを除く他の廊下灯20b、・・・にそれぞれ伝送される。なお、廊下灯20aを除く他の廊下灯20b、・・・では、送信されてきた呼出信号を有効なデータ信号とは判断しないことから、廊下灯20aのような呼出報知は行われない。
ナースコール親機30の親機CPU307は、プレート子機11aの子機CPU117から送信されてきた第1の呼出信号に付加されている呼出種別情報および子機IDをもとに、ベッド子機1aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出し、具体的な呼出報知として、例えば、表示部300を構成する複数個のLEDのうち呼出元のベッド子機1a(プレート子機11a)に予め割り当てられているLEDを通常のナースコール呼び出しを示す所定のパターンで点灯/点滅させるとともに、親機スピーカ301から所定のパターンの呼出音や音声メッセージ等を放音させることができる。なお、表示部300としてLCDや有機ELディスプレイが適用されている場合には、その画面上にベッド子機1aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがある旨の文字(呼出)メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
また、ベッド子機1aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出したナースコール親機30の親機CPU307は、プレート子機11aの呼出確認灯111を所定のパターンで点灯/点滅させるためのデータ信号として呼出確認信号(以下、第1の呼出確認信号という。)を生成する。この第1の呼出確認信号には、プレート子機11aに予め割り当てられた子機IDおよび廊下灯20aに予め割り当てられた廊下灯IDが付加されており、前述の第1の呼出信号の信号伝送路と逆の信号伝送路を経由して廊下灯20a、20b、・・・にそれぞれ伝送される。
廊下灯20a、20b、・・・は、それぞれナースコール親機30の親機CPU307から送信されてきた第1の呼出確認信号に付加されている廊下灯IDと自廊下灯に予め割り当てられた廊下灯IDとを照合し、一致した場合にのみ当該第1の呼出確認信号を有効として子機ラインL1a、L1b、・・・に転送する。ここでは、廊下灯20aのみ廊下灯IDが一致し、子機ラインL1a、(病室A内の)プレート子機11a〜14aの子機信号送受信回路116を経由して子機CPU117へとそれぞれ第1の呼出確認信号が転送される。
プレート子機11a〜14aの子機CPU117は、それぞれナースコール親機30の親機CPU307から送信されてきた第1の呼出確認信号に付加されている子機IDと自プレート子機に予め割り当てられた子機IDとを照合し、一致した場合にのみ当該第1の呼出確認信号を有効として呼出確認灯111を所定のパターンで点灯/点滅させることができる。ここでは、接続端子110にベッド子機1aが接続(ライン接続)されたプレート子機11aの子機CPU117のみ子機IDが一致し、呼出確認灯111が所定のパターンで点灯/点滅されることにより、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者は、通常のナースコール呼び出しがナースコール親機30にて正常に呼出報知されたことを容易に確認することができる。
次に、ベッド子機1aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを確認したナースセンター内に在室中の看護師が操作部303を使用して所定の応答操作を行う、または送受話器304を取り上げる、ここでは、操作部303を使用して所定の応答操作を行うと、この操作を検出した親機CPU307により親機音声コーデック305が能動となるように制御され、親機マイク302から親機音声コーデック305を経由して親機信号送受信回路306への信号伝送路(通話路)および親機信号送受信回路306から親機音声コーデック305を経由して親機スピーカ301への信号伝送路(通話路)がそれぞれ形成される。また、親機CPU307は、プレート子機11aの通話機能を能動に制御するためのデータ信号として通話開始信号を生成する。この通話開始信号には、プレート子機11aに予め割り当てられた子機IDおよび廊下灯20aに予め割り当てられた廊下灯IDが付加されており、前述の第1の呼出確認信号と同一の信号処理および信号伝送路を経由して、(病室A内の)プレート子機11a〜14aの子機CPU117へとそれぞれ伝送される。
プレート子機11a〜14aの子機CPU117は、それぞれナースコール親機30の親機CPU307から送信されてきた通話開始信号に付加されている子機IDと自プレート子機に予め割り当てられた子機IDとを照合し、一致した場合にのみ当該通話開始信号を有効として子機音声コーデック114および増幅器115がそれぞれ能動となるように制御することにより、子機マイク112から子機音声コーデック114を経由して子機信号送受信回路116への信号伝送路(通話路)および子機信号送受信回路116から子機音声コーデック114、増幅器115を経由して子機スピーカ113への信号伝送路(通話路)がそれぞれ形成される。ここでは、接続端子110にベッド子機1aが接続(ライン接続)されたプレート子機11aの子機CPU117のみ子機IDが一致し、前述の2つの信号伝送路(通話路)がそれぞれ形成される。また、プレート子機11aの子機CPU117は、ナースコール親機30の親機CPU307から送信されてきた通話開始信号を検出すると、増幅器115の動作を開始させるとともに、呼出確認灯111の点灯/点滅パターンを変更して、ナースセンター内に在室中の看護師との間で通話が開始された旨の表示に切り替え、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者に報知することができる。
ここで、前述のような信号伝送路(通話路)の形成がプレート子機11aおよびナースコール親機30にてそれぞれ行われた後において、ナースセンター内に在室中の看護師による通話音声がナースコール親機30の親機マイク302に入力(送信)されると、この通話音声は、親機音声コーデック305を経由してデジタル音声信号(以下、親機デジタル音声信号という。)にアナログ/デジタル変換される。また、親機デジタル音声信号は、親機音声コーデック305から親機信号送受信回路306、廊下灯ラインL2、廊下灯20a、子機ラインL1a、プレート子機11aの子機信号送受信回路116を経由して子機音声コーデック114に伝送される。
プレート子機11aの子機音声コーデック114は、ナースコール親機30の親機音声コーデック305から送信されてきた親機デジタル音声信号をデジタル/アナログ変換して増幅器115に送出する。また、増幅器115は、子機音声コーデック114を経由してデジタル/アナログ変換された信号、すなわち、親機アナログ音声信号を、子機CPU17の制御により予め設定されている所定の利得レベルで増幅して子機スピーカ113に送出することにより、ナースセンター内に在室中の看護師による通話音声を子機スピーカ113から出力(受信)させることができる。
一方、前述のような信号伝送路(通話路)の形成がプレート子機11aおよびナースコール親機30にてそれぞれ行われた後において、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者による通話音声がプレート子機11aの子機マイク112に入力(送信)されると、この通話音声は、子機音声コーデック114を経由してデジタル音声信号(以下、子機デジタル音声信号という。)にアナログ/デジタル変換される。また、子機デジタル音声信号は、前述の親機デジタル音声信号と逆の信号伝送路を経由してナースコール親機30の親機音声コーデック305に伝送される。
ナースコール親機30の親機音声コーデック305は、プレート子機11aの子機音声コーデック114から送信されてきた子機デジタル音声信号をデジタル/アナログ変換して親機スピーカ301に送出することにより、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者による通話音声を親機スピーカ301から出力(受信)させることができる。
なお、前述までの説明によれば、ベッド子機1aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを確認したナースセンター内に在室中の看護師による応答操作として、操作部303にて所定の応答操作が行われた場合について説明したが、この態様に限定されるものではない。すなわち、送受話器304を取り上げるような応答操作が行われた場合であっても同様なアナログ/デジタル変換およびデジタル/アナログ変換を、親機音声コーデック305を経由して行うことができる。
次に、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者とナースセンター内に在室中の看護師との間で通話が成立されている場合において、看護師が操作部303にて所定の利得変更操作を行うと、この操作を検出した親機CPU307は、プレート子機11aの子機スピーカ113から出力(受信)させる受話音声の音量を変更するための利得制御信号を生成して親機信号送受信回路306に送出する。また、親機信号送受信回路306は、親機CPU307から送信されてきた利得制御信号を、親機音声コーデック305から送信されてきた親機デジタル音声信号に重畳させた後、廊下灯ラインL2、廊下灯20a、2線の子機ラインL1aを経由してプレート子機11aの子機信号送受信回路116に送信する。
プレート子機11aの子機信号送受信回路116は、ナースコール親機30の親機信号送受信回路306から送信されてきた信号である親機デジタル音声信号および当該親機デジタル音声信号に重畳されている増幅利得信号を分離し、親機デジタル音声信号は子機音声コーデック114に、増幅利得信号は子機CPU117にそれぞれ送出する。また、子機CPU117は、子機信号送受信回路116を経由して分離された増幅利得信号をもとに、増幅器115の利得レベルを制御することにより、子機音声コーデック114を経由してデジタル/アナログ変換された親機アナログ音声信号であるナースセンター内に在室中の看護師による通話音声を、当該看護師により変更された利得レベルで子機スピーカ113から出力(受信)させることができる。
次に、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者とナースセンター内に在室中の看護師との間で通話が成立されている場合において、看護師が操作部303にて所定の通話終了操作を行うと、この操作を検出した親機CPU307は、プレート子機11aの通話機能が非能動となるように制御する、すなわち、子機音声コーデック114および増幅器115の動作をそれぞれ停止させるための通話終了信号を生成して親機信号送受信回路306に送出する。また、親機信号送受信回路306は、親機CPU307から送信されてきた通話終了信号を、親機音声コーデック305から送信されてきた親機デジタル音声信号に重畳させた後、廊下灯ラインL2、廊下灯20a、子機ラインL1aを経由してプレート子機11aの子機信号送受信回路116に送信する。なお、親機CPU307は、通話終了信号の生成後の所定のタイミングで親機音声コーデック305の動作を停止させる。すなわち、ナースコール親機30の通話機能が非能動となるように制御する。
プレート子機11aの子機信号送受信回路116は、ナースコール親機30の親機信号送受信回路306から送信されてきた信号である親機デジタル音声信号および当該親機デジタル音声信号に重畳されている通話終了信号を分離し、親機デジタル音声信号は子機音声コーデック114に、通話終了信号は子機CPU117にそれぞれ送出する。また、子機CPU117は、子機信号送受信回路116を経由して分離された通話終了信号をもとに、子機音声コーデック114および増幅器115の動作をそれぞれ停止させることにより、当該プレート子機の通話機能が非能動となるように制御される。また、プレート子機11aの子機CPU117は、子機信号送受信回路116を経由して分離された通話終了信号を検出すると、呼出確認灯111の点灯/点滅パターンを変更して、ナースセンター内に在室中の看護師との間で成立されていた通話が終了された旨の表示、すなわち、消灯に切り替え、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者に報知することができる。
次に、ベッド子機1aを使用して呼出操作を行った患者とナースセンター内に在室中の看護師との間で通話が成立されている場合において、別途の患者が呼出操作を行う、例えば、病室A内でプレート子機12aが壁面に設置されている病床の患者が、ナースセンター内に在室中の看護師を呼び出すにあたり、ベッド子機2aを使用して通常のナースコール呼び出しのために所定の呼出操作を行うと、このベッド子機2aが接続端子110に接続(ライン接続)されているプレート子機12aの子機CPU117は、通常のナースコール呼び出しがある旨の呼出種別情報および自プレート子機に予め割り当てられている子機IDを付加させた呼出信号(以下、第2の呼出信号という。)を生成する。この第2の呼出信号は、子機CPU117から子機信号送受信回路116、子機ラインL1aを経由してプレート子機11aの子機信号送受信回路116に伝送される。
プレート子機11aの子機信号送受信回路116は、プレート子機12aの子機CPU117から送信されてきた第2の呼出信号を、(自プレート子機の)子機音声コーデック114から送信されてきた子機デジタル音声信号に重畳させた後、子機ラインL1aを経由して廊下灯20aに送信する。
廊下灯20aは、プレート子機11aの子機信号送受信回路116から送信されてきた信号である子機デジタル音声信号および当該子機デジタル音声信号に重畳されている第2の呼出信号のうち、第2の呼出信号に付加されている呼出種別情報および子機IDをもとに、ベッド子機2aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出報知(詳述せず。)を行うことができる。また、廊下灯20aに送信されてきた子機デジタル音声信号および当該子機デジタル音声信号に重畳されている第2の呼出信号は、廊下灯ラインL2を経由してナースコール親機30の親機信号送受信回路3に転送されるとともに、廊下灯ラインL2を経由して廊下灯20aを除く他の廊下灯20b、・・・にそれぞれ伝送される。なお、廊下灯20aを除く他の廊下灯20b、・・・では、送信されてきた信号を有効なデータ信号とは判断しないことから、廊下灯20aのような呼出報知は行われない。
ナースコール親機30の親機CPU307は、プレート子機11aの子機CPU117から送信されてきた子機デジタル音声信号および当該子機デジタル音声信号に重畳されている第2の呼出信号を分離し、子機デジタル音声信号は親機音声コーデック305に、第2の呼出信号は親機CPU307にそれぞれ送出する。また、親機CPU307は、第2の呼出信号に付加されている呼出種別情報および子機IDをもとに、ベッド子機2aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出し、具体的な呼出報知として、例えば、表示部300を構成する複数個のLEDのうち呼出元のベッド子機2a(プレート子機12a)に予め割り当てられているLEDを通常のナースコール呼び出しを示す所定のパターンで点灯/点滅させることができる。なお、表示部300としてLCDや有機ELディスプレイが適用されている場合には、その画面上にベッド子機2aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがある旨の文字(呼出)メッセージや絵データ等を表示させることもできる。さらに、親機スピーカ301では、親機音声コーデック305を経由してデジタル/アナログ変換された子機アナログ音声信号に親機CPU307にて生成された呼出音や音声メッセージ等が挿入されて呼出報知が行われる。
また、ベッド子機2aを使用した患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出したナースコール親機30の親機CPU307は、プレート子機12aの呼出確認灯111を所定のパターンで点灯/点滅させるためのデータ信号として呼出確認信号(以下、第2の呼出確認信号という。)を生成して親機信号送受信回路306に送出する。この第2の呼出確認信号には、プレート子機12aに予め割り当てられた子機IDおよび廊下灯20aに予め割り当てられた廊下灯IDが付加されている。
ナースコール親機30の親機信号送受信回路306は、親機CPU307から送信されてきた第2の呼出確認信号を、親機音声コーデック305から送信されてきた親機デジタル音声信号に重畳させた後、廊下灯ラインL2を経由して廊下灯20a、20b、・・・にそれぞれ送信する。
廊下灯20a、20b、・・・は、それぞれナースコール親機30の親機信号送受信回路306から送信されてきた信号である親機デジタル音声信号および当該親機デジタル音声信号に重畳されている第2の呼出確認信号のうち、第2の呼出確認信号に付加されている廊下灯IDと自廊下灯に予め割り当てられた廊下灯IDとを照合し、一致した場合にのみ送信されてきた信号を有効として子機ラインL1a、L1b、・・・に転送する。ここでは、廊下灯20aのみ廊下灯IDが一致し、子機ラインL1aを経由して(病室A内の)プレート子機11a〜14aの子機信号送受信回路116へとそれぞれ親機デジタル音声信号および当該親機デジタル音声信号に重畳されている第2の呼出確認信号が転送される。
プレート子機11a〜14aの子機信号送受信回路116は、ナースコール親機30の親機CPU307から送信されてきた親機デジタル音声信号および当該親機デジタル音声信号に重畳されている第2の呼出確認信号を分離し、親機デジタル音声信号は子機音声コーデック114に、第2の呼出確認信号は子機CPU117にそれぞれ送出する。また、子機CPU117は、それぞれナースコール親機30の親機CPU307から送信されてきた第2の呼出確認信号に付加されている子機IDと自プレート子機に予め割り当てられた子機IDとを照合し、一致した場合にのみ当該第2の呼出確認信号を有効として呼出確認灯111を所定のパターンで点灯/点滅させることができる。ここでは、接続端子110にベッド子機2aが接続(ライン接続)されたプレート子機12aの子機CPU117のみ子機IDが一致し、呼出確認灯111が所定のパターンで点灯/点滅されることにより、ベッド子機2aを使用して呼出操作を行った患者は、通常のナースコール呼び出しがナースコール親機30にて正常に呼出報知されたことを容易に確認することができる。
なお、プレート子機11a〜14aの子機音声コーデック114のうち、プレート子機11aの子機音声コーデック114を除く他の当該子機音声コーデックは、その動作が停止されているため、送信されてきた親機デジタル音声信号をデジタル/アナログ変換することはない。
次に、病室A、B、・・・内の各病床にそれぞれ設置されたベッド子機1a〜4a、1b〜4b、・・・のうち、ここでは、ベッド子機1aがプレート子機11aの接続端子110から脱落すると、この脱落を検出した子機CPU117は、自プレート子機に予め割り当てられている子機IDを付加させた脱落信号を生成する。この脱落信号は、前述の第1の呼出信号と同一の信号伝送路を経由して廊下灯20aに伝送される。
廊下灯20aは、プレート子機11aの子機CPU117から送信されてきた脱落信号に付加されている子機IDをもとに、ベッド子機1aがプレート子機11aの接続端子110から脱落したことを検出し、その旨の警報発報(詳述せず。)を行うことができる。また、廊下灯20aに送信されてきた脱落信号は、前述の第1の呼出信号と同様、廊下灯ラインL2、ナースコール親機30の親機信号送受信回路306を経由して親機CPU307に転送されるとともに、廊下灯ラインL2を経由して廊下灯20aを除く他の廊下灯20b、・・・にそれぞれ伝送される。なお、廊下灯20aを除く他の廊下灯20b、・・・では、送信されてきた脱落信号を有効なデータ信号とは判断しないことから、廊下灯20aのような警報発報は行われない。
ナースコール親機30の親機CPU307は、プレート子機11aの子機CPU117から送信されてきた脱落信号に付加されている子機IDをもとに、ベッド子機1aがプレート子機11aの接続端子110から脱落したことを検出し、具体的な警報発報として、例えば、表示部300を構成する複数個のLEDのうち脱落元のベッド子機1aに予め割り当てられているLEDを、警報発報を示す所定のパターンで点滅/点灯させるとともに、親機スピーカ301から所定のパターンの警報音や音声メッセージ等を鳴動させることができる。なお、表示部300としてLCDや有機ELディスプレイが適用されている場合には、その画面上にベッド子機1aがプレート子機11aの接続端子110から脱落した旨の警報メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
なお、前述までの動作によれば、廊下灯20aから廊下灯ラインL2を経由してナースコール親機30の親機CPU307に送信させる脱落信号は、ベッド子機1aがプレート子機11aの接続端子110から脱落したことを検出したプレート子機11aの子機CPU117にて生成される信号を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、呼び出しがない場合において、プレート子機11aの子機CPU117が廊下灯20aとの間で定期的にポーリング通信を行っているような通信形態のとき、2線の子機ラインL1aが断線した場合、或いはプレート子機11aが故障した場合には、子機CPU117からのポーリング通信が一定時間以上中断することになる。
このように、廊下灯20a、20b、・・・では、2線の子機ラインL1a、L1b、・・・を経由してプレート子機11a〜14a、11b〜14b、・・・との間で一定時間以上の通信が停止されているときには、廊下灯ラインL2を経由してナースコール親機30の親機CPU307に脱落信号を送信することができる。この脱落信号を検出した親機CPU307は、表示部300および親機スピーカ301を使用して所定の警報発報を行うことにより、ナースセンター内に在室中の看護師は、警報の内容を確認して迅速な対応が可能となる。
なお、本発明のナースコールシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のナースコールシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。例えば、ナースコール親機30が複数台(30、30、・・・)設けられた当該ナースコールシステム、ナースコール親機30および廊下灯20a、20b、・・・の間を接続する廊下灯ラインL2上に制御機を設け、この制御機によって制御される看護師により携行可能な複数の携帯端末を有する当該ナースコールシステムも好適である。
本発明の実施例によるナースコールシステムの全体構成を示すシステム説明図。 本発明の実施例によるナースコールシステムにおいて、プレート子機の具体的な構成を示すブロック図 本発明の実施例によるナースコールシステムにおいて、ナースコール親機の具体的な構成を示すブロック図。
符号の説明
1a〜4a、1b〜4b、・・・ ……ベッド子機
11a〜14a、11b〜14b、・・・ ……プレート子機
110……接続端子
111……呼出確認灯
112……子機マイク(マイク)
113……子機スピーカ(スピーカ)
114……子機音声コーデック(音声コーデック)
115……増幅器
116……子機信号送受信回路(信号送受信回路)
117……子機CPU(CPU)
20a、20b、・・・ ……廊下灯
30……ナースコール親機
301……親機スピーカ(通話部)
302……親機マイク(通話部)
304……送受話器(通話部)
L1a、L1b、・・・ ……2線の子機ライン
L2……廊下灯ライン

Claims (4)

  1. 病院や老人福祉施設等の各病床に設置される被介護者が看護者を呼び出すためのベッド子機(1a〜4a、1b〜4b、・・・)と、前記ベッド子機に接続され、前記被介護者が前記看護者との間で通話を成立させるためのマイク(112)およびスピーカ(113)を有するプレート子機(11a〜14a、11b〜14b、・・・)と、2線の子機ライン(L1a、L1b、・・・)を経由して前記プレート子機に接続され、前記ベッド子機からの呼び出しを前記看護者に報知するための廊下灯(20a、20b、・・・)と、前記廊下灯に廊下灯ライン(L2)を経由して接続され前記ベッド子機からの呼び出しを確認した前記看護者が応答して前記被介護者との間で通話を成立させるための通話部(301、302、304)を有するナースコール親機(30)とを設け、
    前記プレート子機は、前記ベッド子機からの呼び出しを表示するための呼出確認灯(111)と、前記マイクおよび前記スピーカにて入出力される通話音声をアナログ/デジタル変換、デジタル/アナログ変換するための音声コーデック(114)と、前記廊下灯から送信されてくるデジタル音声信号および前記音声コーデックを経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル音声信号を送受信するための信号送受信回路(116)と、前記ナースコール親機から送信されてくるデータ信号を受信して前記呼出確認灯を点灯させるためのCPU(117)とを備え、
    前記データ信号は、前記廊下灯から前記プレート子機に送信されてくる前記デジタル音声信号に重畳されることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 病院や老人福祉施設等の各病床に設置される被介護者が看護者を呼び出すためのベッド子機(1a〜4a、1b〜4b、・・・)と、前記ベッド子機に接続され、前記被介護者が前記看護者との間で通話を成立させるためのマイク(112)およびスピーカ(113)を有するプレート子機(11a〜14a、11b〜14b、・・・)と、2線の子機ライン(L1a、L1b、・・・)を経由して前記プレート子機に接続され、前記ベッド子機からの呼び出しを前記看護者に報知するための廊下灯(20a、20b、・・・)と、前記廊下灯に廊下灯ライン(L2)を経由して接続され前記ベッド子機からの呼び出しを確認した前記看護者が応答して前記被介護者との間で通話を成立させるための通話部(301、302、304)を有するナースコール親機(30)とを設け、
    前記プレート子機は、前記マイクおよび前記スピーカにて入出力される通話音声をアナログ/デジタル変換、デジタル/アナログ変換するための音声コーデック(114)と、前記スピーカへ出力される通話音声を増幅するための増幅器(115)と、前記廊下灯から送信されてくるデジタル音声信号および前記音声コーデックを経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル音声信号を送受信するための信号送受信回路(116)と、前記ナースコール親機から送信されてくるデータ信号を受信して前記増幅器の制御を行うためのCPU(117)とを備え、
    前記データ信号は、前記廊下灯から前記プレート子機に送信されてくる前記デジタル音声信号に重畳されることを特徴とするナースコールシステム。
  3. 前記プレート子機は、前記被介護者による前記ベッド子機の操作を検出して呼出信号を生成するためのCPU(117)を備え、
    前記CPUは、前記呼出信号をポーリング方式の一定周期のタイミングで1周期内に複数の呼出信号を前記廊下灯に送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載のナースコールシステム。
  4. 前記プレート子機は、前記ベッド子機が接続される接続端子(110)と、前記接続端子からの前記ベッド子機の脱落を検出して脱落信号を生成するためのCPU(117)とを備え、
    前記廊下灯は、前記プレート子機から送信されてくる前記脱落信号を受信して前記ナースコール親機に転送するとともに、前記プレート子機との間で一定時間以上の通信が停止されたときに前記脱落信号を前記ナースコール親機に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項記載のナースコールシステム。

JP2006023642A 2006-01-31 2006-01-31 ナースコールシステム Active JP4768460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023642A JP4768460B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 ナースコールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023642A JP4768460B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 ナースコールシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007202712A JP2007202712A (ja) 2007-08-16
JP4768460B2 true JP4768460B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=38482722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006023642A Active JP4768460B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 ナースコールシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4768460B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5252546B2 (ja) * 2008-07-31 2013-07-31 株式会社ケアコム ナースコールシステム
JP7261559B2 (ja) * 2018-10-26 2023-04-20 カワサキモータース株式会社 鞍乗車両のヘッドランプ装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07123164A (ja) * 1993-10-20 1995-05-12 Fujitsu General Ltd 看護メッセージシステム
JP3254343B2 (ja) * 1994-11-29 2002-02-04 アイホン株式会社 ナースコール装置
JP2001198166A (ja) * 2000-01-17 2001-07-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナースコール補助装置及び呼出確認方法
JP2002143100A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナースコールシステム
JP2002191648A (ja) * 2000-12-26 2002-07-09 Aiphone Co Ltd ナースコール装置
JP2002231081A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Aiphone Co Ltd スイッチ操作検出装置
JP2005136585A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Keakomu:Kk ナースコール子機システム
JP2005354535A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007202712A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4694797B2 (ja) ナースコールシステム
JP5171576B2 (ja) ナースコールシステム
JP4768460B2 (ja) ナースコールシステム
JP5957368B2 (ja) ナースコールシステム
JP2014168570A (ja) ナースコールシステム
JP6034704B2 (ja) ナースコールシステム
JP2006033163A (ja) ナースコールシステム
JP2009135680A (ja) インターホンシステム
JP6025599B2 (ja) ナースコールシステム
JP4620275B2 (ja) ナースコールシステム
JP4143196B2 (ja) ナースコール装置
JP2006218112A (ja) ナースコールシステム
JP2005244496A (ja) ナースコールシステム
JP2005236437A (ja) ナースコールシステム
JP2005269227A (ja) ナースコールシステム
JP4570142B2 (ja) ナースコールシステム
JP2009055274A (ja) ナースコールシステム
JP5862962B2 (ja) ナースコールシステム
JP6025601B2 (ja) ナースコールシステム
JP2007229128A (ja) ナースコールシステム
JP2002247218A (ja) ナースコール装置
JP5951476B2 (ja) ナースコールシステム
JP2005354536A (ja) ナースコールシステム
JP5069915B2 (ja) ナースコールシステム
JP5838111B2 (ja) ナースコールシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4768460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250