JP5252546B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護者を呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムでは、患者や被介護者(以下、患者と記載する)の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機と看護師や介護者(以下、医療従事者と記載する)の居る部屋などに設置されたナースコール親機とを有線や無線などにより接続している。また、ナースコール子機とナースコール親機との間には廊下灯や制御機などが接続されている。
ここで、廊下灯は、病室などの部屋の出入口近傍の廊下側の壁面に取り付けられている。また、廊下灯は、取り付けられている病室の部屋番号やその病室に入院している患者の氏名などの患者情報を表示している。また、廊下灯は、ナースコール親機と連動しており、ベッド近傍に設置されたナースコール子機により患者が呼び出しを行うと、ナースコール子機は、ナースコール親機、医療従事者が携帯する無線端末装置に呼び出しを通知するとともに、廊下灯にも呼び出しを通知する。このとき、廊下灯は廊下灯に設けた点灯装置を点灯させる。これにより、廊下に居る医療従事者は、呼び出しを行った患者が居る病室を特定することができる。
ところで、タッチパネル付きの液晶ディスプレイにより廊下灯の表示部を構成し、タッチパネルをタッチしたときに患者の氏名などの患者情報を一定時間表示する技術が知られている(例えば、特許文献1など)。
特開平10−192349号公報
また、病室内に複数のベッドが存在するような場合に、液晶ディスプレイにより構成した廊下灯の表示部に、病室内の複数の患者の患者情報を表示するとき、患者の数に応じた患者個々の表示領域を設け、呼び出しを行った患者の表示領域のみに患者情報を表示する技術も知られている(例えば、特許文献2など)。
特開2006−21029号公報
また、液晶ディスプレイにより廊下灯の表示部を構成し、病室内の複数の患者の患者情報を表示部に表示する場合に、患者の数に応じた患者個々の表示領域を設け、呼び出しを行った患者の表示領域を識別可能に表示しつつ、呼び出しを行った患者の表示領域に患者氏名を表示させない技術も知られている(例えば、特許文献3など)。
特開2007−29543号公報
ところで、ベッド近傍に設置されるナースコール子機は、患者による紛失や確実な通信の確保のために、壁面に有線で接続されることが多い。また、ナースコールの呼び出しには、通常の呼び出しだけではなく、壁面に接続されているナースコール子機が壁面から外れたり、接続しているコードが断線したりしたことを通知するための脱落呼び出しが存在する。
上述した特許文献1や特許文献2では、脱落呼び出しの際にも、その呼び出しを行ったナースコール子機の使用者である患者の患者情報が廊下灯の表示部に表示されてしまう。このように、脱落呼び出しは、患者による通常の呼び出しと異なり、患者が自主的に呼び出しを行ったわけではないのに患者情報が廊下灯の表示部に表示されてしまうので、個人情報の保護が適切に行われなくなってしまうという問題があった。
一方、上述した特許文献3では、通常呼び出しと脱落呼び出しとの区別なく、呼び出しを行ったナースコール子機の使用者である患者の患者情報が廊下灯の表示部に表示されない(ただし、その後に行われる所定の操作により患者情報の表示が可能である)。このように、呼び出しを行った患者を医療従事者が知りたいような場合でも、患者情報が廊下灯の表示部に表示されないので、個人情報が過剰に保護されてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、液晶ディスプレイなどの表示装置によって廊下灯の表示部を構成し、呼び出しが行われた場合に、患者の個人情報を適切に保護しつつ、医療従事者にとって必要な情報を廊下灯の表示部に表示することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、患者により操作される操作部を備えた操作ユニットと、患者のベッドサイドの壁面に埋め込まれているウォールユニットとをコードを介して接続し、操作部が操作された場合に通常呼出信号を生成して出力するとともに、操作ユニットが前記ウォールユニットから脱落したり、コードが断線したりしたことを検出した場合に脱落呼出信号を生成して出力するナースコール子機を廊下灯に接続したナースコールシステムにおいて、
廊下灯は、病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域にベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を第一の状態で表示しており、通常呼出信号を入力した場合には、呼び出しが行われたナースコール子機を使用する患者の個人情報のみを表示し、脱落呼出信号を入力した場合には、第一の状態における全ての表示領域の個人情報をベッド番号に置き換えて表示するとともに、呼び出しが行われたナースコール子機を使用する患者の表示領域の色を他の表示領域の色と異ならせるように表示している。
また、本発明の他の態様によれば、廊下灯は、病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域にベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を第一の状態で表示しており、通常呼出信号を入力した場合には、呼び出しが行われたナースコール子機を使用する患者の個人情報のみを表示し、脱落呼出信号を入力した場合には、第一の状態における全ての表示領域の個人情報を非表示にするとともに、呼び出しが行われたナースコール子機を使用する患者の表示領域の色を他の表示領域の色と異ならせるように表示している。
上記のように構成した本発明によれば、通常呼び出しが行われたときには、呼び出しを行った患者の個人情報のみが表示されるので、その他の患者の個人情報が表示されなくなる。また、脱落呼び出しが行われたときには、患者の個人情報の代わりにベッド番号が全ての表示領域に表示されるので、患者の個人情報が表示されなくなり、脱落呼び出しが発生したナースコール子機を設置したベッドがベッド番号により特定される。これにより、患者の個人情報を適切に保護しつつ、医療従事者にとって必要な情報を廊下灯の表示部に表示することができる。
また、本発明の他の態様によれば、通常呼び出しが行われたときには、呼び出しを行った患者の個人情報のみが表示されるので、その他の患者の個人情報が表示されなくなる。また、脱落呼び出しが行われたときには、全ての表示領域の患者の個人情報が表示されなくなり、他の表示領域と異なる表示を行う表示領域の位置によって、脱落呼び出しが発生したナースコール子機が特定される。これにより、患者の個人情報を適切に保護しつつ、医療従事者にとって必要な情報を廊下灯の表示部に表示することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステム全体の構成例を示す図である。図1(A)に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10、制御機20、廊下灯30を備えて構成されている。
また、ナースコール子機1は、操作ユニット1aおよびウォールユニット1bにより構成されている。操作ユニット1aは、病室の各患者が手元で呼び出し操作や通話ができるようにウォールユニット1bのコンセントに接続されている。操作ユニット1aは、患者が医療従事者を呼び出すための呼び出しボタン1c、患者が医療従事者と会話を行う際に使用するマイク(図示せず)およびスピーカ(図示せず)を備えている。ウォールユニット1bは、病室の各患者のベッドサイドの壁面に埋め込まれており、廊下灯30に接続されている。また、ウォールユニット1bは、医療従事者が緊急時に他の看護師などを呼び出すための呼び出しボタン(図示せず)、患者が医療従事者を呼び出したときに、看護師が操作して元の状態に戻すための復旧ボタン1d、操作ユニット1aを接続するためのコンセントを備えている。また、ウォールユニット1bは、患者が医療従事者と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを必要に応じて備える。
ナースコール親機10は、例えば、医療従事者が常駐するナースセンターなどに設置される。また、ナースコール親機10は、ハンドセット10aを備えている。ハンドセット10aは、患者からの呼び出し(ナースコール子機1による呼び出し)に対する応答の操作または患者(ナースコール子機1)を呼び出す操作を行うためのものである。
制御機20は、通話やデータの送受信に関する制御を行う。廊下灯30は、病室の出入口近傍の壁面などに病室毎に設置され、病室内の患者名などの患者情報を表示する。また、廊下灯30は、病室内の患者が医療従事者の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことを画面30aに表示する。ここで、廊下灯30に使用されるディスプレイは、タッチパネル付きの液晶パネルなどが使用される。また、病室内の患者が医療従事者の呼び出しを行った場合に、医療従事者が画面30aを操作すると、呼び出し動作を解除する復旧の操作の機能を廊下灯30は必要に応じて備えている。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、図1(B)に示すように、ナースコール子機1の操作ユニット1aがウォールユニット1bのコンセントから脱落すると、ウォールユニット1bでは、操作ユニット1aの脱落を検出して脱落呼び出しを行う。ここで、操作ユニット1aとウォールユニット1bのコンセントとの間のコードが断線した場合にも、ウォールユニット1bでは、脱落呼び出しを行う。
図2は、本実施形態によるナースコールシステムの要部の構成例を示すブロック図である。図2によれば、ナースコール子機1は、操作部2、子機インターフェース3を備えて構成されている。また、廊下灯30は、制御部31、廊下灯インターフェース32、記憶部33、呼び出し種別判定部34、表示制御部35、表示部36を備えて構成されている。
図1および図2において、ナースコール子機1は、患者が入院している病室内のベッドなどに取り付けられており、伝送線を介して廊下灯30に接続されている。ここで、複数のナースコール子機1は、一つの廊下灯30に対して識別可能に接続されている。なお、ナースコール子機1と廊下灯30とが1:1で接続されていても良いが、本件の対象となるのは、一つの廊下灯30に対してナースコール子機1が2台以上接続されているものである。
廊下灯30は、病室毎に設けられており、伝送線を介してナースコール親機10に接続されている。ここで、複数の廊下灯30は、一つのナースコール親機10に対して識別可能に接続されている。
ナースコール子機1の操作部2は、患者による操作により通常呼出信号を生成する。ここで、操作部2は、呼び出しボタン1cおよび患者の操作により通常呼出信号を生成する通常呼出信号生成部(図示せず)を含む。患者は、医療従事者を呼び出したい場合に、呼び出しボタン1cを操作する。すると、呼出信号生成部は、通常呼出信号を生成する。
子機インターフェース3は、ウォールユニット1bに設けられており、ナースコール子機1と廊下灯30とを通信可能に接続し、操作部2により生成された通常呼出信号を廊下灯30に出力する。また、子機インターフェース3は、操作ユニット1aが脱落したり断線したりした場合に、それを検出して脱落呼出信号を生成して廊下灯30に出力する。
制御部31は、廊下灯30の各構成要素を後述するように制御する。廊下灯インターフェース32は、廊下灯30とナースコール子機1とを通信可能に接続し、ナースコール子機1にて生成された通常呼出信号および脱落呼出信号を入力する。また、廊下灯インターフェース32は、廊下灯30とナースコール親機10とを制御機20を介して通信可能に接続する。
記憶部33は、廊下灯30が設置された病室に入院している患者の患者情報を患者の位置情報(例えば、ベッド番号などの病室内におけるベッド位置を特定する情報)とともに予め記憶しておく。ここで、患者情報は、少なくとも患者の氏名などの個人情報を含む情報である。なお、廊下灯30は、患者情報および患者の位置情報を記憶しているナースコール親機10やパーソナルコンピュータなどから患者情報および位置情報を必要になる度に取得すれば、記憶部33を不要とすることができる。
呼び出し種別判定部34は、廊下灯インターフェース32が入力した呼出信号が通常呼出信号であるか脱落呼出信号であるかを判定し、その結果を制御部31に送る。まず、制御部31は、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したか否かを判定する。そして、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したと制御部31にて判断した場合に、制御部31は、呼び出し種別判定部34を動作させる。呼び出し種別判定部34は、入力した呼出信号が通常呼出信号であるか脱落呼出信号であるかを判定し、その結果を制御部31に返す。
表示制御部35は、制御部31の指示に従って廊下灯30に表示するための画面を生成する。表示部36は、表示制御部35で生成された表示画面30aを表示する。ここで、表示部36は、タッチパネル付きのディスプレイなどにより構成される。
具体的には、廊下灯インターフェース32が呼出信号(通常呼出信号および脱落呼出信号)を入力していないと制御部31にて判断した場合に、制御部31は、常態表示の指示を表示制御部35に出す。ここで、常態とは、廊下灯36に何も表示させない状態を示すものである。また、表示部36がタッチされた場合などには、制御部31は、患者情報表示の指示を表示制御部35に出す。ここで、廊下灯30の表示部36には、全ての患者の患者情報が表示される(以下、第一の状態と呼ぶ)。
つまり、呼び出しが行われていない場合には、廊下灯30の表示部36には、何も表示されていないが、医療従事者が表示部36をタッチすることで、制御部31は、廊下灯30が設置されている病室内の全ての患者の患者情報をその患者の位置を示す位置情報とともに記憶部33から読み出して表示制御部35に出力する。表示制御部35は、図3(A)に示すような表示画面30aを生成し、表示部36は生成された表示画面30aを表示する。
この表示画面30aは、全体の表示領域を病室内に設置されたベッドの数で分割した複数の表示領域によって構成されている。ここで、分割された表示領域のうち、左下部分の第一の表示領域aには、「山田太郎」という患者の個人情報(ここでは氏名)が表示されている。また、分割された表示領域のうち、左上部分の第二の表示領域bには、「田中一郎」という患者の個人情報が表示されている。また、分割された表示領域のうち、右上部分の第三の表示領域cには、「鈴木次郎」という患者の個人情報が表示されている。また、分割された表示領域のうち、右下部分の第四の表示領域dには、患者が存在しないため「空き」という情報が表示されている。
このように表示された表示画面30aにおける各患者の表示領域の位置は、実際の病室内における患者の位置を表している。つまり、病室の入り口から病室内を見た場合に、左手前に該当するのが第一の表示領域a、左奥に該当するのが第二の表示領域b、右奥に該当するのが第三の表示領域c、右手前に該当するのが第四の表示領域dとなる。
なお、本実施形態では、医療従事者が表示部36をタッチした場合に、図3(A)に示すような表示画面30aを表示しているが、これに限定されない。例えば、医療従事者が復旧の操作を行った場合に、図3(A)に示すような表示画面30aを表示するようにしても良い。
このように、図3(A)に示す表示が非表示となっている常態において、ある患者(例えば、「田中一郎」)によりナースコール子機1の操作部2が操作されて呼び出しが行われると、操作部2は、通常呼出信号を生成する。子機インターフェース3は、操作部2により生成された通常呼出信号を廊下灯30に出力する。
制御部31は、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したか否かを判定しているので、廊下灯インターフェース32が通常呼出信号を入力した場合に、呼び出し種別判定部34を動作させる。呼び出し種別判定部34では、廊下灯インターフェース32が入力した呼出信号が通常呼出信号であるか脱落呼出信号であるかを判定している。ここで、廊下灯インターフェース32がナースコール子機1から出力された通常呼出信号を入力していると呼び出し種別判定部34が判断すると、制御部31は、廊下灯30が常態から通常呼び出し状態に変化したと判断する。
また、廊下灯30が通常呼び出し状態に変化したと制御部31にて判断した場合に、制御部31は、呼び出し操作を行った患者を特定し(通常呼出信号に含まれるナースコール子機1の識別情報により特定する)、その患者の患者情報および位置情報を記憶部33から抽出して表示制御部35に出力する。表示制御部35は、図3(B)に示すように、呼び出しを行った患者(ここでは、「田中一郎」)の表示領域(図3(A)における第二の表示領域b)を拡大した表示領域Bを中央に配置した表示画面30aを生成する。その際に、表示制御部35は、呼び出し操作を行った患者以外の患者の第一の状態における表示領域(図3(A)の第一の表示領域a、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報(「山田太郎」、「鈴木次郎」、「空き」)を拡大した表示領域Bが覆って、第一の状態における全ての表示領域(図3(A)の第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるように、表示画面30aを生成する。
これと同時に、表示制御部35は、呼び出し操作を行った患者の第一の状態における表示領域(図3(A)の第二の表示領域b)の表示形態を他の表示領域(第一の表示領域a、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の表示形態と異ならせて表示画面30aを生成する(例えば、色を異ならせた第二の表示領域b´とする)。そして、表示部36は、表示制御部35で生成された表示画面30aを表示する。
この状態で、医療従事者は、ナースコール親機10のハンドセット10aなどで応答し、病室に駆けつける。そして、医療従事者は、表示部36をタッチするなどして復旧操作を行う。すると、表示画面30aは、図3(B)に示すものから、図3(A)に示すものや非表示となる。ここで、復旧操作を行った後の表示画面30aを何れの画面とするかは、ナースコール親機10や廊下灯30での設定による。
一方、表示画面30aが非表示となっている常態において、ある患者(例えば、「田中一郎」)が使用するナースコール子機1が脱落したり断線したりすると、子機インターフェース3は、脱落呼出信号を生成して廊下灯30に出力する。
制御部31は、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したか否かを判定しているので、廊下灯インターフェース32が脱落呼出信号を入力した場合に、呼び出し種別判定部34を動作させる。呼び出し種別判定部34では、廊下灯インターフェース32が入力した呼出信号が通常呼出信号であるか脱落呼出信号であるかを判定している。ここで、廊下灯インターフェース32がナースコール子機1から出力された脱落呼出信号を入力していると呼び出し種別判定部34が判断すると、制御部31は、廊下灯30が常態から脱落呼び出し状態に変化したと判断する。
また、廊下灯30が脱落呼び出し状態に変化したと制御部31にて判断した場合に、制御部31は、脱落呼出信号を出力したナースコール子機1を特定し(脱落呼出信号に含まれるナースコール子機1の識別情報により特定する)、そのナースコール子機1を使用する患者の患者情報および位置情報を記憶部33から抽出して表示制御部35に出力する。表示制御部35は、図4(B)に示すように、第一の状態における全ての表示領域(図4(A)の第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報をベッド番号情報に置き換えて表示画面30aを生成する。
ここで、病室の入り口から病室内を見た場合に、左手前に配置されているベッドのベッド番号が201−1(201は病室番号)であり、それに該当するのが第一の表示領域a´となる。また、左奥に配置されているベッドのベッド番号が201−2であり、それに該当するのが第二の表示領域b´となる。また、右奥に配置されているベッドのベッド番号が201−3であり、それに該当するのが第三の表示領域c´となる。また、右手前に配置されているベッドのベッド番号が201−4であり、それに該当するのが第四の表示領域d´となる。
これと同時に、表示制御部35は、脱落呼出信号を出力したナースコール子機1を使用している患者の第一の状態における表示領域(図4(A)の第二の表示領域b)の表示形態を他の表示領域(第一の表示領域a、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の表示形態と異ならせて表示画面30aを生成する(例えば、色を異ならせた第二の表示領域b´とする)。そして、表示部36は、表示制御部35で生成された表示画面30aを表示する。
次に、本実施形態によるナースコールシステムの動作および患者情報表示方法を説明する。図5は、本実施形態によるナースコールシステムの動作および患者情報表示方法を示すフローチャートである。まず、ナースコール子機1にて、操作部2が操作されたか否かをナースコール子機1にて調べる(ステップS1)。操作部2が操作されていないとナースコール子機1にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、ステップS3の処理へ移行する。一方、操作部2が操作されたとナースコール子機1にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、操作部2は通常呼出信号を生成し、子機インターフェース3は操作部2により生成された通常呼出信号を廊下灯30へ出力し(ステップS2)、処理を終了する。
ステップS3では、操作ユニット1aの脱落(または断線)を検出したかを子機インターフェース3にて調べる(ステップS3)。操作ユニット1aの脱落が検出されなかった場合には(ステップS3にてNO)、ステップS1の処理に戻る。一方、操作ユニット1aの脱落が検出されなかった場合には(ステップS3にてYES)、子機インターフェース3は、脱落呼出信号を生成し、廊下灯30へ出力して(ステップS4)、処理を終了する。
廊下灯30では、制御部31が表示制御部35を制御して、表示部36の画面を非表示とする(ステップS5)。この状態において、廊下灯30では、廊下灯インターフェース32が通常呼出信号を入力したか否かを制御部31および呼び出し種別判定部34にて調べる(ステップS6)。
廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したと制御部31にて判断し、さらに、その呼出信号が通常呼出信号であると呼び出し種別判定部34にて判断した場合には(ステップS6にてYES)、制御部31は、呼び出し操作を行った患者の患者情報および位置情報を記憶部33から読み出して表示制御部35に出力する。表示制御部35は、呼び出し操作を行った患者の個人情報を含む患者情報のみを表示部36に表示させ(ステップS7)、ステップS10へ移行する。
具体的には、表示制御部35は、呼び出し操作を行った患者以外の患者の表示領域(図3(A)における第一の表示領域a、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報を覆い、第一の状態における全ての表示領域(図3(A)における第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者の表示領域(第二の表示領域b)を図3(B)に示すように拡大表示(表示領域B)するとともに、呼び出し操作を行った患者の第一の状態における表示領域(図3(A)における第二の表示領域b)を他の表示領域(図3(A)および図3(B)における第一の表示領域a、第三の表示領域c、第四の表示領域d)と異ならせるように表示(例えば、図3(B)に示すように、色を異ならせた第二の表示領域b´)する。
一方、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力していないと制御部31にて判断した場合、または、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したと制御部31にて判断し、さらに、その呼出信号が通常呼出信号ではないと呼び出し種別判定部34にて判断した場合には(ステップS6にてNO)、廊下灯インターフェース32が脱落呼出信号を入力したか否かを制御部31および呼び出し種別判定部34にて調べる(ステップS8)。
廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したと制御部31にて判断し、さらに、その呼出信号が脱落呼出信号ではないと呼び出し種別判定部34にて判断した場合には(ステップS8にてNO)、ステップS5の処理へ戻る。一方、廊下灯インターフェース32が呼出信号を入力したと制御部31にて判断し、さらに、その呼出信号が脱落呼出信号であると呼び出し種別判定部34にて判断した場合には(ステップS8にてYES)、
制御部31は、脱落呼び出しが行われたナースコール子機1を使用する患者の位置情報を記憶部33から読み出して表示制御部35に出力するとともに、この廊下灯30を使用する全ての患者が使用するベッドのベッド番号情報および位置情報を記憶部33から読み出して表示制御部35に出力する。
表示制御部35は、第一の状態における全ての表示領域(図3(A)における第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報をベッド番号情報に置き換えて表示する(図3(B)における第一の表示領域a´、第二の表示領域b´、第三の表示領域c´、第四の表示領域d´)とともに、脱落呼び出しが行われたナースコール子機1を使用する患者の第一の状態における表示領域(図3(A)における第二の表示領域b)を他の表示領域(図3(B)における第一の表示領域a´、第三の表示領域c´、第四の表示領域d´)と異ならせるように表示(図3(B)における第二の表示領域b´のように、色を異ならせる)する(ステップS9)。そして、ステップS10へ移行する。
ステップS10では、制御部31は、表示部36などがタッチされて復旧の操作が行われたか否かを調べる。復旧の操作が行われていないと制御部31にて判断した場合には(ステップS10にてNO)、ステップS10の処理を繰り返す。一方、復旧の操作が行われたと制御部31にて判断した場合には(ステップS10にてYES)、ステップS5の処理に戻る。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域にベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を第一の状態にて表示しており、ナースコール子機1による呼び出しが行われた場合に、呼び出し種別が通常呼び出しであると呼び出し種別判定部34が判断したときには、表示制御部35は、呼び出しが行われたナースコール子機1を使用する患者の個人情報のみを表示部36に表示する。一方、呼び出し種別が脱落呼び出しであると呼び出し種別判定部34が判断したときには、表示制御部35は、第一の状態における全ての表示領域の個人情報をベッド番号情報に置き換えて表示部36に表示し、呼び出しが行われたナースコール子機1を使用する患者の表示領域を他の表示領域と異ならせるように表示部36に表示している。
これにより、通常呼び出しが行われたときには、呼び出しを行った患者の個人情報のみが表示部36に表示されるので、その他の患者の個人情報が表示部36に表示されなくなる。また、脱落呼び出しが行われたときには、患者の個人情報の代わりにベッド番号情報が全ての表示領域に表示されるので、患者の個人情報が表示部36に表示されなくなり、脱落呼び出しが発生したナースコール子機1を設置したベッドがベッド番号により特定される。従って、患者の個人情報を適切に保護しつつ、医療従事者にとって必要な情報を廊下灯30の表示部36に表示することができる。
なお、前述した実施形態では、各患者の個人情報の代わりにベッド番号情報を表示部36に表示しているが、これに限定されない。例えば、図6(B)に示すように、全ての領域の患者情報を非表示として、呼び出しが行われたナースコール子機1を使用する患者の表示領域b´を他の表示領域(図6(B)における第一の表示領域a´、第三の表示領域c´、第四の表示領域d´)と異ならせるように表示部36に表示するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、病室に設置されているベッドの数は4床であるが、これに限定されない。少なくとも2床以上のベッドが存在していれば良いことはもちろんである。
また、前述した実施形態では、記憶部33や呼び出し種別判定部34、表示制御部35を廊下灯30に設けているが、これに限定されない。例えば、ナースコール親機10などにこれらの構成要素を設けるようにしても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護者を呼び出すナースコールシステムに有用である。
本実施形態によるナースコールシステム全体の構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムの要部の構成例を示すブロック図の表示画面の例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の通常呼び出し時の表示画面の例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の脱落呼び出し時の表示画面の例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの動作および患者情報表示方法を示すフローチャートである。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の脱落呼び出し時の表示画面の変形例を示す図である。
符号の説明
1 ナースコール子機
2 操作部
3 子機インターフェース
30 廊下灯
31 制御部
32 廊下灯インターフェース
33 記憶部
34 呼び出し種別判定部
35 表示制御部
36 表示部

Claims (2)

  1. 患者により操作される操作部を備えた操作ユニットと、前記患者のベッドサイドの壁面に埋め込まれているウォールユニットとをコードを介して接続し、前記操作部が操作された場合に通常呼出信号を生成して出力するとともに、前記操作ユニットが前記ウォールユニットから脱落したり、前記コードが断線したりしたことを検出した場合に脱落呼出信号を生成して出力するナースコール子機と、
    病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域に前記ベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を第一の状態にて表示し、前記ナースコール子機から前記通常呼出信号および前記脱落呼出信号を入力して、前記通常呼出信号を入力した場合に、前記操作部を操作した患者の個人情報を含む患者情報のみを表示し、前記脱落呼出信号を入力した場合に、前記第一の状態における全ての表示領域の個人情報をベッドの位置を示すベッド番号に置き換えるとともに、前記脱落呼出信号を出力したナースコール子機を使用する患者の表示領域の色を他の表示領域の色と異ならせるように表示する廊下灯と、
    を備えたナースコールシステム。
  2. 患者により操作される操作部を備えた操作ユニットと、前記患者のベッドサイドの壁面に埋め込まれているウォールユニットとをコードを介して接続し、前記操作部が操作された場合に通常呼出信号を生成して出力するとともに、前記操作ユニットが前記ウォールユニットから脱落したり、前記コードが断線したりしたことを検出した場合に脱落呼出信号を生成して出力するナースコール子機と、
    病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域に前記ベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を第一の状態にて表示し、前記ナースコール子機から前記通常呼出信号および前記脱落呼出信号を入力して、前記通常呼出信号を入力した場合に、前記操作部を操作した患者の個人情報を含む患者情報のみを表示し、前記脱落呼出信号を入力した場合に、前記第一の状態における全ての表示領域の個人情報を非表示にするとともに、前記脱落呼出信号を出力したナースコール子機を使用する患者の表示領域の色を他の表示領域の色と異ならせるように表示する廊下灯と、
    を備えたナースコールシステム。
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