JP5302172B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明はナースコールシステムに関し、特にナースコール親機に患者情報を表示するディスプレイを備えて、患者情報をディスプレイにポップアップ表示するナースコールシステムに関する。
従来より、患者がナースコール操作したことを表示したり、特定の患者に関する情報を表示するディスプレイをナースコール親機に設けたナースコールシステムがある。例えば特許文献1では、ナースコール親機としてパーソナルコンピュータを使用し、待受時は病棟のレイアウトに合わせて患者氏名を表示させ、ナースコール有りを示す呼出情報をポップアップ表示したり、表示されている患者氏名がタッチ操作されると、タッチした部位の患者の患者情報がディスプレイ上にポップアップ表示される。この表示動作は、ディスプレイ上の患者の氏名表示エリアを患者選択ボタンとしてタッチセンサを配置し、見たい患者氏名をタッチする簡単な操作で必要な患者情報を入手することを可能とした。
特開2008−85843号公報
上記従来のナースコールシステムでは、呼出情報や患者情報をポップアップ表示する場合、呼出情報は重要であるため、その表示の方が患者情報の表示より優先されるよう表示優先度が高く設定されている。そのため、患者情報を表示する際に呼出情報が表示されている場合は、呼出情報にポップアップ表示された患者情報が隠れてしまうことがあり、その場合は患者情報の確認がし辛かった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、患者情報表示操作により表示される患者情報が、呼出情報の表示を優先しつつ隠れることのないナースコールシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、病室のベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されてナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、ナースコール子機とナースコール親機との間の通信を制御する制御機とを有し、ナースコール親機には入院患者の患者情報及びナースコール子機から呼び出しが発生したら呼出情報を表示するディスプレイ、及びディスプレイに組み付けられて患者情報を表示させるためのタッチパネルが設けられてなるナースコールシステムであって、ナースコール親機は、特定の患者情報を表示させるための患者選択ボタンをディスプレイ画面上に表示させる患者選択ボタン表示手段と、患者選択ボタンがタッチ操作されたら、タッチされた患者選択ボタン上の位置情報を認識する操作位置認識手段と、患者選択ボタンのタッチ位置と患者情報の表示位置とを関連付けた表示位置記憶部と、患者選択ボタンのタッチ操作を受けて、患者情報の表示を制御する患者情報表示制御手段とを有し、患者情報表示制御手段は、操作位置認識手段が認識した位置情報を基に表示位置記憶部から読み取った表示位置に患者情報をポップアップ表示させることを特徴とする。
この構成によれば、患者選択ボタンのタッチ位置により患者情報の表示位置が異なる。そのため、操作者が患者情報の表示位置を指定して、呼出情報が表示されていても重ならないように且つ速やかに患者情報を表示させることができる。よって、呼出情報の表示を優先した状態でも、表示された患者情報が呼出情報に隠れてしまうような状態を防止することが可能となり、看護師は患者情報を確認し易い。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、表示位置記憶部は、タッチ操作された患者選択ボタンの表示座標を基準として患者情報表示位置を夫々優先順位を付して複数ヶ所記憶し、患者情報表示制御手段は、操作位置認識手段が認識した位置情報を基に、表示位置記憶部から読み取った位置へ患者情報を表示させた場合の表示エリアを演算し、ディスプレイに収まらないと判断した場合は次の優先順の表示位置を読み取り、表示位置を変更することを特徴とする。
この構成によれば、患者選択ボタンの操作により表示される患者情報がディスプレイ画面内に納まらない場合には、患者情報の表示位置を画面内に納まる表示位置へ自動変更するので、一部しか表示されていない患者情報を画面内に移動する面倒な操作を行う必要がなく、看護師は患者情報を確認しやすくなる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、表示位置記憶部は、タッチ操作された患者選択ボタンの表示座標を基準として患者情報表示位置を夫々優先順位を付して複数ヶ所記憶し、呼出情報や患者情報が表示されている状態で、患者選択ボタンがタッチ操作されたら、患者情報表示制御手段は、操作位置認識手段が認識した位置情報を基に、表示位置記憶部から読み取った位置へ患者情報を表示させた場合の表示エリアを演算し、既に表示されている患者情報や呼出情報の表示位置に重なると判断した場合は次の優先順の表示位置を読み取り、表示位置を変更することを特徴とする。
この構成によれば、患者選択ボタンの操作により表示される患者情報が既に表示されている呼出情報や他の患者情報と重なるような場合には、患者情報の表示位置を呼出情報や他の患者情報と重ならない位置へ自動変更する。よって、表示位置を選択したにも拘わらず呼出情報に患者情報が隠れてしまう状態や、他の患者情報を隠してしまう事態を回避でき、表示された患者情報を移動する操作が必要無く、看護師は患者情報を確認しやすくなる。
本発明によれば、患者選択ボタンのタッチ位置により患者情報の表示位置が異なるので、操作者が患者情報の表示位置を選択でき、呼出情報が表示されていても重ならないように且つ速やかに患者情報を表示させることができる。よって、表示された患者情報が呼出情報に隠れてしまうような状態を防止でき、看護師は患者情報を確認し易い。
本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。 ナースコール親機のブロック図である。 呼出情報と患者情報の表示位置を示すディスプレイ表示説明図である。 患者選択ボタンのタッチ部位と患者情報表示位置の関係を示す図である。 患者情報表示位置の優先順位を設定した表示位置設定テーブルである。 患者情報表示動作の流れを示すフローチャートである。 呼出情報と患者情報の表示位置を示すディスプレイ表示説明図である。 呼出情報と患者情報の表示位置を示すディスプレイ表示説明図である。 表示される患者情報が画面内に収まるかどうか判断する画面座標説明図である。 表示される患者情報が呼出情報に重ならないか判断する画面座標説明図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るナースコールシステムの構成図を示し、1は病室のベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機、2は病室毎に入口に設置されて入院患者の情報を表示し、また患者からの呼び出しを報知するための廊下灯、3はナースステーションに設置されてナースコール子機1からの呼び出しを報知して応答するためのナースコール親機、4はナースコール子機1とナースコール親機3との間の通信を制御する制御機である。
ナースコール子機1は病室毎に廊下灯2に伝送線L1で接続され、廊下灯2は廊下灯幹線L2により制御機4に接続されている。また、ナースコール親機3は伝送線L3により制御機4に接続されている。
ナースコール親機3は、入院患者の情報(患者情報)及びナースコール子機1からの呼び出しを看護師に通知するための呼出情報を表示するディスプレイ11を備えたパーソナルコンピュータから成るデスクトップ型親機3aと、呼び出しに応答するためのハンドセットを備えた卓上型親機3bとを備え、全体は図2のブロック図に示すように構成されている。
図2に示すように、ナースコール親機3は、ナースコール子機1を介して患者と通話するためのマイク12及びスピーカ13、このマイク12及びスピーカ13を制御する通話回路14、ディスプレイ11に組み付けられたタッチパネル15、入院患者個々の患者情報を記憶する患者情報記憶部16、後述する患者選択ボタンのタッチ位置と患者情報の表示位置との関係を記憶する表示位置記憶部17、ディスプレイ11に表示された患者情報等の座標を記憶する座標記憶部18、ディスプレイ11に表示する映像及び画像を処理する映像回路19、ナースコール親機3全体を制御する制御部20、制御機4と通信するための通信回路21等を備えている。尚、患者情報とは、患者の氏名、性別に加えて、年齢、担当医師、看護区分、診療科目等であり、入院患者の詳細情報をいう。
上記の如く構成されたナースコールシステムの動作を次に説明する。但し、患者によりナースコール子機1が操作されて、ナースコール親機3において呼び出しを報知する動作、更にナースコール親機3を応答操作することで看護師と患者の間で通話が実施される動作に関しては従来と同様であるため説明を省略し、ここではナースコール親機3のディスプレイ11の表示動作を中心に説明する。
ナースコール親機3は、患者からの呼び出しがない待受状態では、ディスプレイ11に病室番号やベッド番号と共に入院患者の氏名を表示するよう設定されている。この患者氏名は、例えば病棟のレイアウトに合わせて表示され、個々の患者氏名表示部はタッチパネル15と組み合わせられて後述する患者選択ボタン15aを構成している。
図3は、この患者氏名を表示した状態で、呼出情報J、患者情報Kがポップアップ表示されたディスプレイ11の画面を模式的に示している。患者氏名は、病室番号と共に矩形の枠で囲まれた患者氏名表示部Bを形成して表示され、この枠で囲まれたエリアがタッチパネル15の患者選択ボタン15aとなっている。
呼出情報Jはナースコール子機1の呼出操作を受けて表示され、患者情報Kは患者選択ボタン15aがタッチ操作されると表示される。何れの表示も、制御部20の制御で実施される。
患者選択ボタン15aは、図4の表示画面説明図に示すように9分割(a1,a2・・・a9)されたエリアで構成され、タッチする場所により患者情報Kの表示位置が決定される。患者情報Kの表示位置は、患者選択ボタン15aの周囲8箇所(k1,k2・・・k3)に設定されており、タッチする場所により、このうちの何れかに決定される。
具体的に、図5の表示位置設定テーブルに示すように、例えばエリアa1がタッチ操作されるとk1の表示位置へ表示され、エリアa2がタッチ操作されると患者情報Kを表示位置k2へ表示される。従って、上記図3に示すディスプレイ11の左下の位置に患者情報Kが表示されるのは、図4に示す患者選択ボタン15aの左下の部位a1がタッチ操作された場合となる。
そして図5に示すように、この設定された表示位置の設定は、個々のタッチエリアに対して順位が付けられて複数設定されている。表示位置記憶部17は、この図5に示す表示位置設定テーブルを記憶している。
以下、制御部20による患者情報の表示制御を図6のフローチャートに基づいて説明する。患者選択ボタン15aがタッチ操作される(S1)と、タッチパネル15から9個のエリアa1,a2・・a9のうちタッチされたエリアを認識する(S2)。このタッチされたエリア情報を基に、表示位置記憶部17から患者情報の表示位置を読み取り、患者選択ボタン15aの座標に対する患者情報表示座標を演算して決定する(S3)。
次に、こうして決定した患者情報表示位置が、ディスプレイ11の画面内に収まるか判断し(S4)、収まると判断した場合は更に他に表示中の呼出情報や患者情報と重ならないか判断(S6)し、重ならないと判断したら優先順位最上位の位置に患者情報を表示する(S8)。
ディスプレイ11に収まらないと判断した場合(S4でNO)は、患者情報の表示位置を次の優先順位の位置に変更し(S5)、再度ディスプレイ11の画面内に収まるか判断(S4)する。また、表示中の呼出情報或いは患者情報と重なると判断したら(S6でNO)、患者情報の表示位置を次の優先順位の位置に変更(S7)し、再度重なりが発生しないか判断(S6)する。
具体的に、この表示位置の変更制御を説明する。上記図3の表示例の場合は、病室番号「101」の患者選択ボタンのa1のエリアがタッチされたことを認識し、関連する患者情報を患者情報記憶部16から読みとる。更に表示位置記憶部17から位置k1へ患者情報の表示を認識し、表示位置k1が画面からはみ出さず且つ呼出情報等に隠れないことを認識したら、この表示位置k1に病室番号「101」の患者情報を表示する。
また、表示位置が画面からはみ出す場合を図7に示している。図7のディスプレイ表示説明図に示すように、呼出情報Jが見たい患者の患者選択ボタン15の右側に表示されている時に、例えば反対側である左側画面隅部となるk1への表示操作が試みられた場合、収まらない場合が発生する。この状態を認識した制御部20は、次の優先順位の表示位置k6への表示を試みる。しかし、k6も収まらないことを認識し、優先順位3番目のk3への表示位置の変更補正を行う。この結果、k3への表示は画面内に収まり、呼出情報との重なりもないことを認識して、表示位置が決定される。
更に、表示位置が呼出情報に重なる場合を図8に示している。図8のディスプレイ表示説明図に示すように、呼出情報Jが患者選択ボタン15aの右下に表示されている時に、間違えて例えば患者選択ボタン15aのエリアa3がタッチ操作された場合、患者情報の表示位置はk3になる。この結果、呼出情報Jと表示位置が重なり、患者情報Kが隠れてしまう。そのため、制御部20はこれを認識して次の優先順位を読み取り、表示位置を変更する補正を行い、次の優先順位の表示位置k8へ変更する。この変更により、表示位置が重ならないと判断したら、その補正された表示位置k8へ患者情報を表示する。
但し、選択された表示位置の何れにも重なることにより表示できない場合は、最上位の優先順位の位置に表示される。
これら一連の判断、即ちポップアップ表示させる患者情報が画面内に収まるかどうかの判断、或いは呼出情報に重なるかどうかの判断は、次のような演算により実施される。図9、図10は、表示される患者情報や呼出情報の画面座標の説明図であり、この図を用いて具体的に説明する。
まず座標記憶部18には、ディスプレイ11の左上端部を原点座標(X0,Y0)とし、画面右下の座標(Xm,Ym)が固定値として記憶されている。また、ポップアップ表示する患者情報Kの左上端部を基準とした大きさ(Xkm,Ykm)、及び呼出情報Jの左上端部を基準とした大きさ(Xym,Yym)が固定値として記憶されている。
更に、患者選択ボタン15aも左上端部を基準とした大きさ(Xsm,Ysm)が固定値として記憶され、9分割されたタッチエリアa1,a2・・a9を座標で記憶している。合わせてこの選択ボタン15a内のタッチ位置に応じた患者情報の表示位置も患者選択ボタン15aの位置を基準として記憶している。
そして、ディスプレイ11の画面上に表示された病室番号「101」の患者選択ボタン15aの原点D1の座標を、図9に示すように例えば(Xd,Yd)とすると、制御部20はその右下端部の座標D2を(Xd+Xsm,Yd+Ysm)と認識する。こうして患者選択ボタン15aのエリアを認識する。
更に、患者情報Kを表示する座標もこの患者選択ボタン15aの画面上の座標から演算され、図4に示す8箇所の表示位置ki(i=1〜8)の座標(Xd,Yd)から見た相対的な原点座標(Xki,Yki)が決定される。例えば、表示位置k1の絶対的な原点座標は(Xk1+Xd,Yk1+Yd)となる。
尚、図4に示すように患者選択ボタン15aと患者情報Kが接している場合、次式の関係が成り立つ。
Xk1=Xk4=Xk6=−Xkm(k1,k4,k6の患者情報Kは患者選択ボタン15aの左側に接するため)
Xk2=Xk7(k2,k7の患者情報Kは患者選択ボタン15aの上下で対称であるため)
Xk3=Xk5=Xk8=Xsm(k3,k5,k8の患者情報Kは患者選択ボタン15aの右側に接するため)
Yk2=Ysm,(k2の患者情報Kは患者選択ボタン15aの下辺に接するため)
Yk7=−Ykm(k7の患者情報Kは患者選択ボタン15aの上辺に接するため)
また、図4の配置において、患者選択ボタン15aと患者情報Kに隙間を設けて表示している場合は、次式が成り立つ。
Xk1=Xk4=Xk6=−(Xkm+隙間)(k1,k4,k6の患者情報Kは患者選択ボタン15aの左側に接するため)
Xk2=Xk7(k2,k7の患者情報Kは患者選択ボタン15aの上下で対称であるため)
Xk3=Xk5=Xk8=Xsm+隙間(k3,k5,k8の患者情報Kは患者選択ボタン15aの右側に接するため)
Yk2=Ysm,(k2の患者情報Kは患者選択ボタン15aの下辺に接するため)
Yk7=−(Ykm+隙間)(k7の患者情報Kは患者選択ボタン15aの上辺に接するため)
呼出情報Jの表示位置は画面上で予め設定され、図10に示す病室番号「101」の呼出情報j1に示すように、左上端部の原点が画面上の座標(Xe0,Ye0)に配置される。この時、右下端部の座標は(Xe0+Xym,Ye0+Yym)となる。
尚、図10において既に表示されている病室番号「102」の呼出情報j2は、ポップアップ表示された呼出情報Jを操作者が移動させた状態を示し、この場合の原点座標を(Xe1,Ye1)とすると、右下端部の座標は(Xe1+Xym,Ye1+Yym)となる。ポップアップ表示された呼出情報Jや患者情報Kは、タッチした状態で移動操作すると任意の位置に移動させることができる。
こうして設定した座標を基に、いま病室番号「101」の患者情報Kの表示位置が図9に示すようにk1に決定されたとすると、制御部20が次の演算を行い判断する。ディスプレイ11の原点座標(X0,Y0)、大きさ(Xm,Ym)と、患者情報Kの表示座標である原点(Xk1+Xd,Yk1+Yd)、右下の座標(Xk1+Xd+Xkm,Yk1+Yd+Ykm)の比較を行い、画面内に収まるか判断する。
詳しくは、
X0>(Xk1+Xd)
と判断すると、患者情報Kは画面の左側にはみ出していると判断する。また、
Ym<(Yk1+Yd+Ykm)
の関係にあると判断したら、画面下側にはみ出していると判断する。但し、図9では下側にはみ出してはいない。
また、患者情報の表示位置が例えばk8に決定されたとき、図9に示すように画面の座標(X0,Y0)、大きさ(Xm,Ym)と、患者情報の表示座標(Xk8+Xd,Yk8+Yd)、その右下の座標(Xk8+Xd+Xkm,Yk8+Yd+Ykm)の比較を行い、
Xm<(Xk8+Xd+Xkm)
の関係から患者情報は画面の右側にはみ出していると判断する。但し、図9では右側にはみ出してはいない。また、
Y0>(Yk8+Yd)
の関係にあると判断したら、患者情報Kは画面の上側にはみ出していると判断する。
重なる場合の判断は次のように演算し判断する。図10に示すように、患者情報Kの表示位置が例えばk5に決定されたとき、病室番号「101」の呼出情報Jの原点表示座標(Xe0,Ye0)、右下端部の座標(Xe0+Xym,Ye0+Yym)と、患者情報Kの原点表示座標(Xk5+Xd,Yk5+Yd)、右下端部の座標(Xk5+Xd+Xkm,Yk5+Yd+Ykm)の比較を行い、
((Xe0<(Xk5+Xd)<(Xe0+Xym))OR((Xk5+Xd)<Xe0<(Xk5+Xd+Xkm)))
AND
((Ye0<(Yk5+Yd)<(Ye0+Yym))OR((Yk5+Yd)<Ye0<(Yk5+Yd+Ykm)))
の関係を満たすとき、患者情報と呼出情報は重なっていると判断する。
こうして、k5の表示位置が重なると判断された場合は、図10に示すように次の優先順位であるk4の位置に患者情報Kを表示しようとするが、この位置も重なりが発生することを同様の演算により認識することになるため、次の優先順位である位置を探しにいく。
このように、患者選択ボタン15aのタッチ位置により患者情報の表示位置が異なる。そのため、操作者が患者情報の表示位置を指定して、呼出情報が表示されていても重ならないように且つ速やかに患者情報を表示させることができる。よって、呼出情報の表示を優先させた状態でも、表示された患者情報が呼出情報に隠れてしまうような状態を防止することが可能となり、看護師は患者情報を確認し易い。
また、患者選択ボタン15a操作により表示される患者情報がディスプレイ11の画面内に納まらない場合には、患者情報の表示位置が画面内に納まる表示位置へ自動変更されるので、一部しか表示されていない患者情報を画面内に移動する面倒な操作を行う必要がない。
更に、患者選択ボタン15aの操作により表示される患者情報が、既に表示されている呼出情報や他の患者情報と重なるような場合には、患者情報の表示位置を呼出情報や他の患者情報と重ならない位置へ自動変更する。よって、表示位置を選択したにも拘わらず呼出情報に患者情報が隠れてしまう状態や、他の患者情報を隠してしまう事態を回避でき、表示された患者情報を移動する面倒な操作が必要無い。
尚、上記重なりを検出する論理式を簡潔に表すと、表示座標(X1,Y1)、大きさ(XS1,YS1)の矩形Aと、表示座標(X2,Y2)、大きさ(XS2,YS2)の矩形Bの重なりは、次のようになる。
((X1<X2<(X1+XS1))OR(X2<X1<(X2+XS2)))AND
((Y1<Y2<(Y1+YS1))OR(Y2<Y1<(Y2+YS2)))
また、上記実施形態では、図5に示すように患者情報表示位置の優先順位を設定しているが、この順位は任意である。
更に、操作したい患者選択ボタン15a自体が呼出情報Jに隠れている場合は、呼出情報Jを移動操作すれば良い。
また、上記実施形態では、患者選択ボタン15aが患者氏名と病室番号とで表示されているが、個室でない場合はベッド番号が追加されて表示される。
上記実施形態は、病院で使用されるナースコールシステムについて説明したが、トイレや寝室に緊急呼出ボタンを備えた高齢者向けの集合住宅に設置されるインターホンシステムとして、本発明のナースコールシステムを好適に使用することができる。この場合、上記ナースコール親機3は管理室等に設置すれば良い。
1・・ナースコール子機、3・・ナースコール親機、4・・制御機、11・・ディスプレイ、15・・タッチパネル、15a・・患者選択ボタン、16・・患者情報記憶部、17・・表示位置記憶部、20・・制御部(患者選択ボタン表示手段、操作位置認識手段、患者情報表示制御手段)。

Claims (3)

  1. 病室のベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、前記ナースコール子機と前記ナースコール親機との間の通信を制御する制御機とを有し、前記ナースコール親機には入院患者の患者情報及び前記ナースコール子機から呼び出しが発生したら呼出情報を表示するディスプレイ、及び前記ディスプレイに組み付けられて前記患者情報を表示させるためのタッチパネルが設けられてなるナースコールシステムであって、
    前記ナースコール親機は、特定の患者情報を表示させるための患者選択ボタンを前記ディスプレイ画面上に表示させる患者選択ボタン表示手段と、
    前記患者選択ボタンがタッチ操作されたら、タッチされた患者選択ボタン上の位置情報を認識する操作位置認識手段と、
    前記患者選択ボタンのタッチ位置と患者情報の表示位置とを関連付けた表示位置記憶部と、
    前記患者選択ボタンのタッチ操作を受けて、患者情報の表示を制御する患者情報表示制御手段とを有し、
    前記患者情報表示制御手段は、前記操作位置認識手段が認識した位置情報を基に、前記表示位置記憶部から読み取った表示位置に患者情報をポップアップ表示させることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記表示位置記憶部は、タッチ操作された患者選択ボタンの表示座標を基準として前記患者情報表示位置を夫々優先順位を付して複数ヶ所記憶し、
    前記患者情報表示制御手段は、前記操作位置認識手段が認識した位置情報を基に、前記表示位置記憶部から読み取った位置へ患者情報を表示させた場合の表示エリアを演算し、ディスプレイに収まらないと判断した場合は次の優先順の表示位置を読み取り、表示位置を変更することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
  3. 前記表示位置記憶部は、タッチ操作された患者選択ボタンの表示座標を基準として前記患者情報表示位置を夫々優先順位を付して複数ヶ所記憶し、
    前記呼出情報や前記患者情報が表示されている状態で、患者選択ボタンがタッチ操作されたら、前記患者情報表示制御手段は、前記操作位置認識手段が認識した位置情報を基に、前記表示位置記憶部から読み取った位置へ患者情報を表示させた場合の表示エリアを演算し、
    既に表示されている前記患者情報や呼出情報の表示位置に重なると判断した場合は次の優先順の表示位置を読み取り、表示位置を変更することを特徴とする請求項1又は2記載のナースコールシステム。
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