JP5097030B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護者を呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムでは、患者や被介護者(以下、患者と記載する)の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機と看護師や介護者(以下、医療従事者と記載する)の居る部屋などに設置されたナースコール親機とを有線や無線などにより接続している。また、ナースコール子機とナースコール親機との間には廊下灯や制御機などが接続されている。
ここで、廊下灯は、病室などの部屋の出入口近傍の廊下側の壁面に取り付けられている。また、廊下灯は、取り付けられている病室の番号やその病室に入院している患者の氏名などの患者情報を表示している。また、廊下灯は、ナースコール親機と連動しており、ベッド近傍に設置されたナースコール子機により患者が呼び出しを行うと、ナースコール子機は、ナースコール親機、医療従事者が携帯する無線端末装置に呼び出しを通知するとともに、廊下灯に呼び出しを通知する。このとき、廊下灯は廊下灯に設けた点灯装置を点灯させる。これにより、医療従事者は、呼び出しを行った患者が居る病室を特定することができる。
ところで、タッチパネル付きの液晶ディスプレイにより廊下灯の表示部を構成し、タッチパネルをタッチしたときに患者の氏名などの患者情報を一定時間表示する技術が知られている(例えば、特許文献1など)。
特開平10−192349号公報
しかしながら、この特許文献1に記載の技術では、病室内に複数のベッドが存在するような場合に、廊下灯の表示部に複数の患者の氏名が同時に表示されてしまうので、患者の個人情報を必要以上に露出してしまうという問題があった。
このような問題を解決するために、液晶ディスプレイにより廊下灯の表示部を構成し、病室内の複数の患者の患者情報を表示部に表示する場合に、患者の数に応じた患者個々の表示領域を設け、呼び出しを行った患者の表示領域のみに患者情報を表示する技術が知られている(例えば、特許文献2など)。
特開2006−21029号公報
しかしながら、この特許文献2に記載の技術では、複数の患者の患者情報を表示する際に、表示領域を患者の数で分割して表示するため、一つの表示領域が小さくなり、患者情報が見難くなってしまうという問題があった。特に、呼び出しを行った患者の患者情報は医療従事者にとって見易く表示することが必要であった。
このような問題を解決するために、患者の数に応じた複数の表示領域を設け、呼び出しを行った患者の患者情報を複数の表示領域を用いて拡大表示し、呼び出しを行った患者の位置を示す位置情報を患者情報とともに表示する技術が知られている(例えば、特許文献3など)。
特開2007−228984号公報
しかしながら、この特許文献3に記載の技術では、患者情報とともに表示される位置情報が画面内の所定の箇所にまとめて小さく表示されるので、医療従事者が位置情報を探しにくかったり、見難く感じてしまったりするという問題があった。また、患者の数に応じた複数の表示領域を表示した場合と表示形式が異なるため、医療従事者が患者の位置を直感的に理解することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、液晶ディスプレイなどの表示装置によって廊下灯の表示部を構成し、呼び出しが行われた場合に、廊下灯の表示部に表示される呼び出しを行った患者以外の患者の個人情報を保護しつつ、呼び出しを行った患者の患者情報およびその患者の位置情報を見易く表示するとともに、呼び出しを行った患者の位置を医療従事者が直感的に理解できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、呼び出しが行われていない常態において、病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域にベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を表示しており、ナースコール子機により呼び出し操作が行われた場合に、呼び出し操作を行った患者を特定し、常態における全ての表示領域の個人情報を覆い、常態における全ての表示領域についてその一部のみが見えるように呼び出し操作を行った患者の表示領域を拡大表示するとともに、呼び出し操作を行った患者の常態における表示領域を他の表示領域と異なるように表示するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、呼び出し操作を行った患者の表示領域を拡大表示する際に、全ての表示領域の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者の表示領域が拡大表示され、呼び出し操作を行った患者の表示領域と他の表示領域とが異なる表示形態により表示されるので、呼び出し操作を行った患者の表示領域とその他の表示領域との位置関係が明確に表示される。これにより、医療従事者は呼び出し操作を行った患者の患者情報およびその患者の位置情報を見易く感じるとともに、その患者の位置を直感的に理解することができる。また、呼び出し操作を行った患者の表示領域が拡大表示されることによりその他の表示領域の個人情報が覆われて表示されなくなるので、呼び出し操作を行った患者以外の患者の個人情報を適切に保護することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステム全体の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10、制御機20、廊下灯30を備えて構成されている。
また、ナースコール子機1は、操作ユニット1aおよびウォールユニット1bにより構成されている。操作ユニット1aは、病室の各患者が手元で呼び出し操作や通話ができるようにウォールユニット1bのコンセントに接続されている。操作ユニット1aは、患者が医療従事者を呼び出すための呼び出しボタン1c、患者が医療従事者と会話を行う際に使用するマイク(図示せず)およびスピーカ(図示せず)を備えている。ウォールユニット1bは、病室の各患者のベッドサイドの壁面に埋め込まれており、廊下灯30に接続されている。また、ウォールユニット1bは、医療従事者が緊急時に他の看護師などを呼び出すための呼び出しボタン(図示せず)、患者が医療従事者を呼び出したときに、看護師が操作して元の状態に戻すための復旧ボタン1d、操作ユニット1aを接続するためのコンセントを備えている。また、ウォールユニット1bは、患者が医療従事者と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを必要に応じて備える。
ナースコール親機10は、例えば、医療従事者が常駐するナースセンターなどに設置される。また、ナースコール親機10は、ハンドセット10aを備えている。ハンドセット10aは、患者からの呼び出し(ナースコール子機1による呼び出し)に対する応答の操作または患者(ナースコール子機1)を呼び出す操作を行うためのものである。
制御機20は、通話やデータの送受信に関する制御を行う。廊下灯30は、病室の出入口近傍の壁面などに病室毎に設置され、病室内の患者名などの患者情報を表示する。また、廊下灯30は、病室内の患者が医療従事者の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことを画面30aに表示する。ここで、廊下灯30に使用されるディスプレイは、タッチパネル付きの液晶パネルなどが使用される。また、病室内の患者が医療従事者の呼び出しを行った場合に、医療従事者が画面30aを操作すると、呼び出し動作を解除する復旧の操作の機能を廊下灯30は必要に応じて備えている。
図2は、本実施形態によるナースコールシステムの要部の構成例を示すブロック図である。図2によれば、ナースコール子機1は、操作部2、子機インターフェース3を備えて構成されている。また、廊下灯30は、廊下灯インターフェース31、記憶部32、制御部33、表示制御部34、表示部35を備えて構成されている。
図1および図2において、ナースコール子機1は、患者が入院している病室内のベッドなどに取り付けられており、伝送線を介して廊下灯30に接続されている。ここで、複数のナースコール子機1は、一つの廊下灯30に対して識別可能に接続されている。なお、ナースコール子機1と廊下灯30とが1:1で接続されていても良いが、本件の対象となるのは、一つの廊下灯30に対してナースコール子機1が2台以上接続されているものである。
廊下灯30は、病室毎に設けられており、伝送線を介してナースコール親機10に接続されている。ここで、複数の廊下灯30は、一つのナースコール親機10に対して識別可能に接続されている。
ナースコール子機1の操作部2は、患者による操作により呼出信号を生成する。ここで、操作部2は、呼び出しボタン1cおよび患者の操作により呼出信号を生成する呼出信号生成部(図示せず)を含む。患者は、医療従事者を呼び出したい場合に、呼び出しボタン1cを操作する。すると、呼出信号生成部は、呼出信号を生成する。子機インターフェース3は、ナースコール子機1と廊下灯30とを通信可能に接続し、操作部2により生成された呼出信号を廊下灯30に出力する。
廊下灯インターフェース31は、廊下灯30とナースコール子機1とを通信可能に接続し、ナースコール子機1にて生成された呼出信号を入力する。また、廊下灯インターフェース31は、廊下灯30とナースコール親機10とを制御機20を介して通信可能に接続する。記憶部32は、廊下灯30が設置された病室に入院している患者の患者情報を患者の位置情報(例えば、ベッド番号などの病室内におけるベッド位置を特定する情報)と共に予め記憶しておく。制御部33は、廊下灯30の各構成要素を制御する。
ここで、患者情報は、少なくとも患者の氏名などの個人情報を含む情報である。なお、患者情報および位置情報が必要になる度にナースコール親機10から患者情報および位置情報を取得するようにすれば、記憶部32は不要となる。
表示制御部34は、記憶部32に記憶されている患者情報に基づいて、図3に示す患者情報を示す画面30aを生成し、表示部35に表示したり、非表示としたりする。表示部35は、表示制御部34にて生成された画面30aを表示する。また、表示制御部34は、廊下灯インターフェース31が呼出信号を入力すると、呼び出しが行われたことを示す表示制御を行う。本実施形態では、呼び出しが行われていない状態を常態と呼ぶ。
具体的には、表示制御部34は、患者情報の表示領域を赤や黄、青などの目立つ色に着色して表示部35に表示したり、患者情報の表示領域の枠を着色して表示部35に表示したりする。また、表示制御部34は、呼び出しが行われた後に図示しない復旧の操作が行われた場合に、元の表示に戻す。
制御部33は、廊下灯インターフェース31がナースコール子機1から呼出信号を入力していない場合(換言するとナースコール子機1により呼び出しが行われていない常態の場合)に、下記の動作を行う。制御部33は、廊下灯30が設置されている病室内の全ての患者の患者情報をその患者の位置を示す位置情報とともに記憶部32から読み出して表示制御部34に出力する。
表示制御部34は、図3(A)に示すように、複数の患者の患者情報を表示部35の画面30aに表示する際に、表示画面30aの表示領域をベッドの数で分割して表示する。ここで、分割された表示領域のうち、左上部分の第一の表示領域aには、「田中一郎」という患者の個人情報(ここでは氏名)が表示されている。また、分割された表示領域のうち、右上部分の第二の表示領域bには、「鈴木次郎」という患者の個人情報が表示されている。また、分割された表示領域のうち、左下部分の第三の表示領域cには、「山田太郎」という患者の個人情報が表示されている。また、分割された表示領域のうち、右下部分の第四の表示領域dには、患者が存在しないため「空き」という情報が表示されている。
このように表示された常態の画面30aにおける各患者の表示領域の位置は、実際の病室内における患者の位置を表している。つまり、病室の入り口から病室内を見た場合に、左奥に該当するのが第一の表示領域a、右奥に該当するのが第二の表示領域b、左手前に該当するのが第三の表示領域c、右手前に該当するのが第四の表示領域dとなる。
なお、本実施形態では、廊下灯インターフェース31がナースコール子機1から呼出信号を入力していない場合を常態として図3(A)に示すような表示を行っているが、これに限定されない。例えば、復旧の操作が行われた場合や、廊下灯30の画面30aが医療従事者によってタッチされた場合などを常態として図3(A)に示すような表示を行い、それ以外の場合には、非表示とするようにしても良い。これにより、個人情報の表示をできるだけ控えることができる。
このような状態または図3(A)に示す表示が行われている状態において、ある患者(例えば、「田中一郎」)によりナースコール子機1の操作部2が操作されて呼び出しが行われると、操作部2は、呼出信号を生成する。子機インターフェース3は、操作部2により生成された呼出信号を廊下灯30に出力する。
廊下灯インターフェース31がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力すると、制御部33は、廊下灯30が常態から呼び出し状態に変化したと判断する。また、廊下灯30が呼び出し状態に変化したと制御部33にて判断した場合に、制御部33は、呼び出し操作を行った患者を特定し、その患者の患者情報および位置情報を記憶部32から抽出して表示制御部34に出力する。表示制御部34は、図3(B)に示すように、呼び出しを行った患者(ここでは、「田中一郎」)の表示領域(第一の表示領域a)を表示部35に拡大表示する。その際に、表示制御部34は、呼び出し操作を行った患者以外の患者の常態における表示領域(図3(A)の第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報(「鈴木次郎」、「山田太郎」、「空き」)を覆い、常態における全ての表示領域(図3(A)の第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者(「田中一郎」)の表示領域(第一の表示領域a)を拡大して表示領域Aとして表示部35に表示する。これと同時に、呼び出し操作を行った患者の常態における表示領域(第一の表示領域a)の表示形態を他の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の表示形態と異ならせて表示する(例えば、色を異ならせた第一の表示領域a´とする)。
次に、本実施形態によるナースコールシステムの動作および患者情報表示方法を説明する。図5は、本実施形態によるナースコールシステムの動作および患者情報表示方法を示すフローチャートである。まず、ナースコール子機1にて、操作部2が操作されたか否か(呼出信号が出力されたか否か)をナースコール子機1にて調べる(ステップS1)。操作部2が操作されていないとナースコール子機1にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、ステップS1の処理を繰り返す。一方、操作部2が操作されたとナースコール子機1にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、呼び出し信号出力部3は、操作部2により生成された呼出信号を廊下灯30に出力する(ステップS2)。
廊下灯30では、制御部33が病室内の患者の患者情報を位置情報とともに記憶部32から読み出して表示制御部34に出力する。表示制御部34は、図3(A)に示すように、病室内の複数の患者の患者情報を表示部35に表示する際に、表示領域をベッドの数で分割して常態における通常の表示を行う(ステップS3)。
この状態において、廊下灯30では、廊下灯インターフェース31が呼出信号を入力したか否かを制御部33にて調べる(ステップS4)。廊下灯インターフェース31が呼出信号を入力していないと制御部33にて判断した場合には(ステップS4にてNO)、ステップS3の処理を繰り返す。一方、廊下灯インターフェース31が呼出信号を入力したと制御部33にて判断した場合には(ステップS4にてYES)、制御部33は、呼び出し操作を行った患者の患者情報および位置情報を記憶部32から読み出して表示制御部34に出力する。
表示制御部34は、呼び出し操作を行った患者以外の患者の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報を覆い、常態における全ての表示領域(第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者の表示領域(第一の表示領域a)を拡大表示(表示領域A)するとともに、呼び出し操作を行った患者の常態における表示領域(第一の表示領域a)を他の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)と異ならせるように表示(色を異ならせた第一の表示領域a´)する(ステップS5)。
そして、制御部33は、画面30aなどがタッチされて復旧の操作が行われたか否かを調べる(ステップS6)。復旧の操作が行われていないと制御部33にて判断した場合には(ステップS6にてNO)、ステップS6の処理を繰り返す。一方、復旧の操作が行われたと制御部33にて判断した場合には(ステップS6にてYES)、ステップS3の処理に戻る。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ナースコール子機1により呼び出し操作が行われていない常態において、病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域にベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を表示しており、ナースコール子機1により呼び出し操作が行われた場合に、呼び出し操作を行った患者以外の患者の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報を覆い、常態における全ての表示領域の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者の表示領域(第一の表示領域a)を拡大表示(表示領域A)するとともに、呼び出し操作を行った患者の常態における表示領域(第一の表示領域a)を他の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)と異ならせるように表示(色を異ならせた第一の表示領域a´)するようにしている。
これにより、呼び出し操作を行った患者の表示領域(第一の表示領域a)を拡大表示する際に、全ての表示領域(第一の表示領域a、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者の表示領域(第一の表示領域a)が拡大表示(表示領域A)され、呼び出し操作を行った患者の表示領域(色を異ならせた第一の表示領域a´)と他の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)とが異なる表示形態により表示されるので、呼び出し操作を行った患者の表示領域(色を異ならせた第一の表示領域a´)とその他の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)との位置関係が明確に表示される。したがって、医療従事者は呼び出し操作を行った患者の患者情報およびその患者の位置情報を見易く感じるとともに、その患者の位置を直感的に理解することができる。
また、呼び出し操作を行った患者の表示領域(第一の表示領域a)が拡大表示(表示領域A)されることによりその他の表示領域(第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の個人情報が覆われて表示されなくなるので、呼び出し操作を行った患者以外の患者の個人情報を適切に保護することができる。
なお、前述した実施形態では、全ての表示領域(色を異ならせた第一の表示領域a´、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が拡大表示された表示領域Aの上下左右に見えているが、これに限定されない。例えば、図5(A)の常態における表示から図5(B)の表示に変化した場合に、拡大表示された表示領域Aの左右のみに全ての表示領域(色を異ならせた第一の表示領域a´、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、ナースコール子機1の操作部2により呼び出し操作を行っているのは、一人の患者であるが、これに限定されない。例えば、同時に二人の患者が呼び出し操作を行った場合に、呼び出し操作を行った患者の表示領域の拡大方法を変えることで、複数の患者が同時に呼び出し操作を行った場合の拡大表示を行うようにしても良い。
具体的には、呼び出し操作が行われていない場合には、図3(A)に示すような常態の表示が行われているが、このような状態において、2人の患者(例えば、第二の表示領域bの「鈴木次郎」および第三の表示領域cの「山田太郎」)によりナースコール子機1の操作部2が操作されて呼び出しが行われると、表示制御部34は、図6(A)に示すように、呼び出し操作を行った2人の患者の表示領域をそれぞれ拡大表示する。
このとき、第二の表示領域bを拡大した表示領域Bにより第四の表示領域dの個人情報が覆われるとともに、色を異ならせた第二の表示領域b´の一部および第四の表示領域dの一部が見えている状態となる。一方、第三の表示領域cを拡大した表示領域Cにより第一の表示領域aの個人情報が覆われるとともに、第一の表示領域aの一部および色を異ならせた第三の表示領域c´の一部が見えている状態となる。
また、図3(A)に示すような常態の表示が行われている場合に、二人の患者(例えば、第一の表示領域aの「田中一郎」および第三の表示領域cの「山田太郎」)によりナースコール子機1の操作部2が操作されて呼び出しが行われると、表示制御部34は、図6(B)に示すように、呼び出し操作を行った2人の患者の表示領域をそれぞれ拡大表示する。このとき、第一の表示領域aを拡大した表示領域Aにより第二の表示領域bの個人情報が覆われるとともに、色を異ならせた第一の表示領域a´の一部および第二の表示領域bの一部が見えている状態となる。一方、第三の表示領域cを拡大した表示領域Cにより第四の表示領域dの個人情報が覆われるとともに、色を異ならせた第三の表示領域c´の一部および第四の表示領域dの一部が見えている状態となる。
また、前述した実施形態では、病室に設置されているベッドの数は4床であるが、これに限定されない。少なくとも2床以上のベッドが存在していれば良いことはもちろんである。例えば、病室内にベッドが6床存在する場合には、常態の表示は図7(A)に示すようなものとなる。ここで、第一の表示領域aおよび第二の表示領域dの拡大表示は、前述した実施形態と同様である(例えば、図2(B)など)。また、第三の表示領域cの拡大表示は、図7(B)に示すように、上部分と左部分とに第一の表示領域aが、下部分と左部分とに第五の表示領域eが見える状態となり、拡大表示された表示領域Cの左側に色を異ならせた第三の表示領域c´が見える状態となる。また、第四の表示領域dの拡大表示は、図7(B)の逆となる。また、第五の表示領域eおよび第六の表示領域fの拡大表示は、前述した実施形態と同様である。
また、病室内にベッドが2床存在する場合には、常態の表示は図8(A)に示すようなものとなる。ここで、第一の表示領域aの拡大表示は、図8(B)に示すように、拡大表示された表示領域Aが第二の表示領域bの個人情報を覆い、拡大表示された表示領域の左側に色を異ならせた第一の表示領域a´が見え、左側に第二の表示領域bが見える状態となる。
また、前述した実施形態では、全ての表示領域(色を異ならせた第一の表示領域a´、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が拡大表示された表示領域Aの上下左右に見えているが、これに限定されない。例えば、図9(A)に示すように、拡大表示された表示領域Aの上下のみに全ての表示領域(色を異ならせた第一の表示領域a´、第二の表示領域b、第三の表示領域c、第四の表示領域d)の一部が見えるようにしても良い。ただし、このような表示方法は、病室内のベッドの数が4床である場合にのみ有効である。
また、前述した実施形態では、記憶部32や表示制御部34を廊下灯30に設けているが、これに限定されない。例えば、ナースコール親機10などにこれらの構成要素を設けるようにしても良い。
また、前述した実施形態や各種変形例では、呼び出し操作を行った患者以外の患者の表示領域の個人情報を覆い、常態における全ての表示領域の一部が見えるように、呼び出し操作を行った患者の表示領域を拡大表示しているが、これに限定されない。例えば、常態における全ての表示領域の個人情報を非表示とし、呼出操作を行った患者の表示領域を画面の略中央に拡大表示するようにしても良い。これにより、呼び出しを行った患者の表示領域の面積を大きくしつつ、各患者の位置を示す表示領域の面積をも大きくすることができる。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護者を呼び出すナースコールシステムに有用である。
本実施形態によるナースコールシステム全体の構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの要部の構成例を示すブロック図の表示画面の例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の表示画面の例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの動作および患者情報表示方法を示すフローチャートである。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の表示画面の第一の変形例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の表示画面の第二の変形例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の表示画面の第三の変形例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の表示画面の第四の変形例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの廊下灯の表示画面の第五の変形例を示す図である。
符号の説明
1 ナースコール子機
2 操作部
3 子機インターフェース
30 廊下灯
31 廊下灯インターフェース
32 記憶部
33 制御部
34 表示制御部
35 表示部

Claims (1)

  1. 患者による呼び出し操作により呼出信号を生成して出力するナースコール子機と、
    病室内のベッドの数に応じて分割された複数の表示領域に前記ベッドを使用する患者の個人情報を含む患者情報を常態にて表示し、前記ナースコール子機から前記呼出信号を入力した場合に、入力した前記呼出信号によって前記呼び出し操作を行った患者を特定し、前記常態における全ての表示領域の前記個人情報を覆い、前記常態における全ての表示領域についてその一部のみが見えるように前記呼び出し操作を行った患者の表示領域を拡大表示するとともに、前記呼び出し操作を行った患者の前記常態における表示領域を他の表示領域と異ならせるように表示する廊下灯と、
    を備えたナースコールシステム。
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