JP2002143100A - ナースコールシステム - Google Patents

ナースコールシステム

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JP2002143100A
JP2002143100A JP2000338485A JP2000338485A JP2002143100A JP 2002143100 A JP2002143100 A JP 2002143100A JP 2000338485 A JP2000338485 A JP 2000338485A JP 2000338485 A JP2000338485 A JP 2000338485A JP 2002143100 A JP2002143100 A JP 2002143100A
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nurse
call system
communication
communication terminal
medical device
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JP2000338485A
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Chiharu Suzuki
千春 鈴木
Kazuhiro Sunakawa
和宏 砂川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緊急度等患者の状況に応じ最適な連絡先に必要
かつ十分な情報を即自動的に提供して、迅速かつ効率的
に対応できるナースコールシステムを提供すること。 【解決手段】ナースセンタ1や医局2に配備された通信
装置3a、3bと、病室等に配備され通信装置と通信す
る通信端末4とを備え、通信端末4は外部の医療機器に
接続されその計測値を入力する1以上の外部信号入力部
13a〜13dと、計測値の状態の変化を判定しその度
合いおよび種類によりナースセンタや医局等通報先を選
択して通報する測定解析部12とを備えることにより、
ナースコールシステムに接続した外部医療機器の状況を
通信端末において監視し、その状況に応じ自動的にナー
スセンタや医局等最適な連絡先を呼び出して、必要かつ
十分な情報を迅速に通報することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等において患
者の状況を看護婦や医師等に知らせるナースコールシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のナースコールシステムと
しては、通話が主体の通信システムであり、ベットの患
者が呼び出しボタンを押すことによりナースセンタに連
絡するという形態が取られるものであった。その他、呼
び出しボタンの代わりに外部のセンサーの作動により自
動的にナースセンタを呼び出すというナースコールシス
テムも実用化されている。
【0003】図4のブロック図を参照して、上記、従来
のナースコールシステムの一般的な構成について説明す
る。図4において、ナースセンタ101に設置されてい
る通信装置103と各病室に設置されている通信端末1
04との間で通話が可能な構成となっている。そして、
病室からナースセンタ101を呼び出す場合は、患者が
呼び出しボタン111を押すことにより、ナースセンタ
101の管理モニター装置106の呼び出し表示板にそ
の部屋に対応するランプが点灯し、看護婦がそれに応答
するという手順で通話が行われる。通信端末104に
は、外部入力端子が設けられており、そこに、例えば、
点滴装置116が接続されて、点滴が終了した等の簡易
な情報を取り込み、呼び出しボタン111を押す場合と
同等の手順でナースセンタ101を呼び出すように構成
されている。また、医局102の通信端末104は、そ
の通話をハンドセット105で行なう等の違いはある
が、基本的には、病室に設置されている通信端末104
とほぼ同等の構成を有する音声通話端末を使用してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のナースコールシステムでは、呼び出し先が
固定され、また、通報する情報内容が少ないため、例え
ば呼び出された看護婦が患者の容態や周辺設備状況等を
確認して、必要に応じ医師等に連絡する必要があるた
め、その動作に無駄が生じ易く、緊急時に即応した行動
をとるのに時間がかかるという問題があった。また、複
数の点滴を実施している場合に、その1つが終了したと
きには、看護婦はまず病室に赴き、切れた点滴の種類を
確認した後、再度補充液を持って交換に行くという手間
が生じており、通報する情報内容が少ないため、非効率
的であるという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたもので、緊急度や重要度等、患者の
状況に応じて最適な連絡先に必要かつ十分な情報を即自
動的に提供して、患者の要求に対し医師や看護婦が迅速
に対応でき、効率的に処置しうるナースコールシステム
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるナースコ
ールシステムは、ナースセンタや医局に配備された通信
装置と、病室等に配備され前記通信装置と通信する通信
端末とを備え、前記通信端末は外部の医療機器に接続さ
れその計測値を入力する複数の外部信号入力部と、前記
計測値の状態の変化を判定しその度合いおよび種類によ
り前記ナースセンタや医局等通報先を選択して通報する
測定解析部とを備えるという構成を有している。この構
成により、ナースコールシステムに接続した外部医療機
器の状況を通信端末において監視し、その状況に応じ自
動的にナースセンタや医局の通信装置を呼び出すことに
より、必要かつ十分な情報を最適な連絡先に迅速に通報
することができる。
【0007】本発明におけるナースコールシステムは、
前記ナースセンタおよび医局が、前記通信装置に接続さ
れ、呼び出し元の通信端末の識別番号と外部の医療機器
からの計測値の状態とを表示する管理モニター装置を備
えるという構成を有している。この構成により、通信端
末から取得した外部医療機器の状況をナースセンタや医
局に配備されている管理モニター装置に表示することに
より、外部医療機器の状況すなわち患者の容態に関する
必要なデータをナースセンタや医局で常時モニターする
ことができる。
【0008】本発明におけるナースコールシステムは、
前記外部信号入力部の少なくとも1つが、複数の接点部
からなり、前記医療機器の出力の状況に応じて変化する
前記接点部のオン情報の組み合わせまたは時間パターン
に基づき呼び出し先を選択するという構成を有してい
る。この構成により、複数の点滴装置のような医療機器
を同時に監視することができ、各点滴の終了と種類とを
自動的に看護婦に通知することができる。
【0009】本発明におけるナースコールシステムは、
前記外部信号入力部の少なくとも1つが、前記医療機器
からディジタル値を入力し、前記ディジタル値のレベル
に基づき呼び出し先を選択するという構成を有してい
る。この構成により、外部信号入力部にディジタル医療
機器からディジタル値を入力して、測定解析部にその値
を通知するとともに、測定値の低下上昇の度合いにより
看護婦あるいは医師を自動的に呼び出すことができるこ
ととする。
【0010】本発明におけるナースコールシステムは、
前記外部信号入力部の少なくとも1つが、前記医療機器
からアナログ値を入力し、前記アナログ値のレベルに基
づき呼び出し先を選択するという構成を有している。こ
の構成により、外部信号入力部にアナログ医療機器から
アナログ値を入力して、測定解析部にその値を通知する
とともに、測定値の低下上昇の度合いにより看護婦ある
いは医師を自動的に呼び出すことができることとする。
【0011】本発明におけるナースコールシステムは、
患者に取り付けられた心電計の出力を前記外部信号入力
部の1つにアナログ値またはディジタル値として入力
し、入力した前記心電計の出力における拍動を前記測定
解析部においてパターン化し、初期のパターンからの各
パターンの変動の度合いに基づき呼び出し先を選択する
という構成を有している。この構成により、測定解析部
において心電計の測定値から患者の拍動をパターン化し
て監視し、初期パターンからの変動の度合いにより不整
脈の発生を検出し、不整脈発生時には看護婦を呼び出
し、極端な不整脈の発生や心拍の停止等緊急の場合には
看護婦及び医師を同時に呼び出すことができる。
【0012】本発明におけるナースコールシステムは、
患者に取り付けられた血圧計の出力を前記外部信号入力
部の1つにアナログ値またはディジタル値として入力
し、入力した前記血圧計の出力における血圧の変化を前
記測定解析部においてパターン化し、初期のパターンか
らの各パターンの変動の度合いに基づき呼び出し先を選
択するという構成を有している。この構成により、測定
解析部において血圧計の測定値から患者の血圧の変化を
パターン化して監視し、初期パターンからの変動の度合
いにより血圧の低下上昇を検出し、その血圧値及び血圧
波形を看護婦及び医師に通知するとともに、血圧の変化
の度合いにより看護婦を呼び出すか、看護婦及び医師を
同時に呼び出すことができる。
【0013】本発明におけるナースコールシステムは、
前記通信端末が接続されている医療機器の出力の解析お
よび判定を行うコンピュータに接続され、前記コンピュ
ータの出力に基づき前記測定解析部に呼び出し先を選択
させる情報入力部を備えるという構成を有している。こ
の構成により、医療機器の出力情報を監視してそれを解
析し患者の容態を判定して、その判定結果を測定解析部
に通知することにより、自動的に看護婦、医師、または
看護婦及び医師を同時に呼び出すとともに、監視して検
出したデータを通知することができる。
【0014】本発明におけるナースコールシステムは、
前記測定解析部が、前記情報入力部を介して前記コンピ
ュータから入力した前記医療機器の出力を判定する判定
条件と、前記判定条件に対応する呼び出し先を検出する
プログラムとを設定するという構成を有している。この
構成により、測定解析部において医療機器の出力を判定
する判定条件を設定し、その判定条件に対応する呼び出
し先を検出するプログラムをコンピュータで作成し、情
報入力部を通して測定解析部に容易に設定することがで
きる。
【0015】本発明におけるナースコールシステムは、
前記通信装置が、前記測定解析部に対し、入力した前記
医療機器の出力を判定する判定条件と、前記判定条件に
対応する呼び出し先とを設定するという構成を有してい
る。この構成により、測定解析部において医療機器の出
力を判定する判定条件を設定し、その判定条件に対応す
る呼び出し先を検出するプログラムをナースセンタや医
局に設置されている通信装置の操作部において作成し、
各通信端末の測定解析部に設定することにより、全通信
端末の設定を一元的に管理することができる。
【0016】本発明におけるナースコールシステムは、
前記通信端末が、前記医療機器やコンピュータからのデ
ータおよび前記測定解析部において処理したデータを蓄
積するメモリ装置を備えるという構成を有している。こ
の構成により、外部信号入力部の入力値の時間的変化を
蓄積し、医師および看護婦による病状の診断に提供する
ことができる。
【0017】本発明におけるナースコールシステムは、
前記通信端末が、前記通信装置に対して通報する事象が
発生したときに、前記メモリ装置に対し前記事象の発生
前後のデータを保持させるという構成を有している。こ
の構成により、患者の状態の変化が看護婦または医師の
呼び出しを必要とするようになった場合、それに至る以
前の状況もデータとして提供することができる。
【0018】本発明におけるナースコールシステムは、
前記通信端末が、音声通話と同時に前記医療機器からの
出力値を前記通信装置に対し常時送信する通信手段を備
え、前記通信装置からの送信指示により、前記医療機器
からの出力値を前記通信手段を介し前記管理モニター装
置にモニターするという構成を有している。この構成に
より、患者の状態の変化が看護婦または医師の呼び出し
を必要としない場合でも、医師や看護婦が患者の状況を
遠隔から監視することができ、同時に患者と会話するこ
とが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図3に基づき、
本発明の一実施の形態を詳細に説明する。まず、図1の
ブロック図を参照して、本実施の形態におけるナースコ
ールシステムの構成を説明する。本発明のナースコール
システムは、基本的には、病室等に設置される複数の通
信端末4とナースセンタ1および医局2に設置される通
信装置3a、3bとにより構成される。そして、ナース
センタ1および医局2の通信装置3a、3bには、患者
の状況等を表示する管理モニター装置6と病室等と通話
するハンドセット5とが接続される。
【0020】また、病室等の通信端末4には、外部の測
定機器からの測定結果に対し正常か異常かを判断し、異
常の場合はナースセンタ1および医局2の適切な部署を
決定し、送受信部7を介して通報する測定解析部12
と、点滴装置16に接続され点滴結果を測定解析部12
に通知する外部信号入力部13aと、患者の体温、心
拍、血圧等を測定する外部の体温計17、心電計18、
血圧計19等の医療機器を接続して測定解析部12に入
力する外部信号入力部13b、13c、13dと、医療
機器の出力信号の解析および判定を行い判定結果を測定
解析部12部で解読させて自動呼出しを行なわせるコン
ピュータ20と接続する情報入力部14と、医療機器の
データを蓄積するメモリ装置15と、患者の呼び出しに
使用する呼び出しボタン11と、ハンズフリーセット9
とナースセンタ1および医局2のハンドセット5との通
話に使用する音声通話部8と、測定解析部12、呼び出
しボタン11およびメモリ装置15を制御す制御部10
とにより構成される。なお、接続する医療機器は上記の
もののみでなく、他の如何なる医療機器でも接続するこ
とができ、また、その数は問わない。
【0021】次に、図1を参照して、本実施の形態にお
けるナースコールシステムの動作を説明する。最初、基
本的な通話の手順について説明する。病室の通信端末4
からナースセンタ1を呼び出す場合、患者は呼び出しボ
タン11を押下する。制御部10は呼び出しボタン11
が押下されたことを検出し、送受信部7を介してナース
センタ1の通信装置3aとの通信ネゴシエーションを行
い、通話可能な場合音声通話部8とハンズフリーセット
9とを動作状態にする。一方、ナースセンタ1側では通
信装置3aが呼び出された状態になり、呼び出しのあっ
た病室番号等を管理モニター装置6に表示して着信を通
知する。看護婦はこの呼び出しに応答して、ハンドセッ
ト5と病室のハンズフリーセット9とにより相互に通話
が可能となる。
【0022】上記のように、通信端末4には少なくとも
1つの外部信号入力部13a、13b、13c、13d
を備えている。この外部信号入力部13a、13b、1
3c、13dを介して入力した接続されている医療機器
の計測値である外部入力信号の状態の変化の判定条件と
判定結果に対応する呼び出し先は、あらかじめ測定解析
部12にプログラムされる。測定解析部12では、外部
信号入力部13a〜13dから入力された信号を測定
し、まず定常状態として定義する。その後、入力信号に
変化が生じた場合、あらかじめプログラムされた変化判
定条件に従って変化を検出し、その内容により、呼び出
し先を制御部10に通知する。制御部10は通知された
呼び出し先に対し送受信部7を介して呼び出しを行な
う。このように構成することにより、緊急あるいは重要
な患者の変化が生じた場合には、ナースセンタ1と医局
2とを同時に呼び出すことが可能となる。
【0023】さらに、外部入力信号に変化が発生した場
合、測定解析部12は呼び出し先を制御部10に通知す
るとともに、外部信号入力部13a〜13dを通して入
力した外部入力信号をナースコールシステムの通信フォ
ーマットに変換して、送受信部7を介し呼び出し先のナ
ースセンタ1または医局2に送出する。呼び出されたナ
ースセンタ1または医局2の通信装置3a、3bに接続
されている管理モニター装置6が、通信端末4から送出
されたデータを表示するよう構成することにより、患者
の状況変化が発生した場合、患者との間で通話を行うこ
となく、患者あるいは周辺医療機器の状態を知ることが
できる。
【0024】また、外部信号入力部13aとしては、少
なくとも複数の接点部(オン/オフスイッチ)を設け、
接続する医療機器として点滴装置16を接続し、点滴が
終了間近になるとオンになるインタフェースとすれば、
点滴が終了間近になったことを点滴の種類とともにナー
スセンタ1に通知することができる。すなわち、接点の
オン情報の組み合わせまたは時間パターンに基づき呼び
出し先を選択する。また、ナースセンタ1では、点滴の
交換が必要であれば、終了した点滴の種類が管理モニタ
ー装置6に通知されるので、一旦病室に赴くことなく、
補充の点滴を持って病室に向かうことができる。また、
規定時間経過しても点滴の終了が通知されなければ、こ
れもナースセンタ1に通知するようにプログラムするこ
とができる。また、規定の時間から大幅に短い時間に点
滴終了が検出されたときには、異常事態として医局2を
呼び出すというプログラムも可能である。
【0025】さらに、外部信号入力部13b、13d
は、それぞれ体温計17および血圧計19の出力に接続
されるが、体温計17および血圧計19の出力は、この
例ではディジタル値であるからディジタル値を入力し、
測定解析部12では入力されたディジタル値をレベルと
して取り扱う。例えば、外部信号入力部13bが体温計
17のディジタル値出力を入力し、体温の低下上昇の度
合いにより例えば±1度〜2度の場合にはナースセンタ
1を呼び出し、±2度を超えた場合はナースセンタ1と
同時に医局2を呼び出すようプログラムすることができ
る。
【0026】さらに、外部信号入力部13cは、心電計
18の出力に接続されるが、心電計18の出力は、この
例ではアナログ値であるからアナログ値を入力し、入力
したアナログ値をA/D変換してディジタル値を測定解
析部12に供給する機能を有している。すなわち、本実
施の形態における通信端末4はディジタル入力もアナロ
グ入力も取り扱うことができる。
【0027】次に、図2を参照して、本実施の形態のナ
ースコールシステムにおける心電計18の出力に対する
動作例を説明する。本実施の形態におけるナースコール
システムの測定解析部12は、心電計18による心電波
形の解析機能を有しており、図2にその定常時と異常時
の心電波形を示す。図1に示すこの例では、心電計18
の出力はアナログ値としており、通信端末4の外部信号
入力部13cを介してディジタル値に変換し、測定解析
部12に対し心電レベルを出力する。測定解析部12で
は、例えば、心電波形のR波22のR波間隔t及びレベ
ルv2を定常時レベルとし、検出レベルをv1と定義し
て、その拍動をパターン化する。その後、心電波形に変
化が生じ、異常事例1に示すように、R波22のR波間
隔tが検出間隔t2、t3、t4で示すように狭くな
り、その頻度が多くなるか、または異常事例2に示すよ
うに、心電波形が検出レベルv1を下回り、結果として
R波22のR波間隔tが検出間隔t5の様に広がったこ
とを検出すると、初期パターンからの各パターンの変動
の度合いに基づき、ナースセンタ1または医局2、ある
いはナースセンタ1および医局2を同時に呼び出すな
ど、呼び出し先を選択することができる。
【0028】次に、図3を参照して、本実施の形態のナ
ースコールシステムにおける血圧計19の出力に対する
動作例を説明する。本実施の形態におけるナースコール
システムの測定解析部12は、血圧計19による血圧波
形の解析機能を有している。図3は定常時と異常時の血
圧波形の例を示す。接続機器としてはリアルタイム血圧
計19を接続できるよう構成する。図1において、患者
に取り付けられた血圧計19の出力を外部信号入力部1
3dに対しディジタル値として入力し、そのディジタル
の血圧値は測定解析部12に入力される。測定解析部1
2では、例えば最大血圧(定常時脈圧)と最小血圧との
差(脈圧)の検出を行い、図3に示すように、定常時脈
圧をv2と定義するとともに、その血圧の変化をパター
ン化して、変化検出レベルを複数段v0、v1、v3の
ように規定する。その後、血圧波形に変化が生じ脈圧が
変化検出レベルv0、v1、v3に至った場合、初期の
パターンからの各パターンの変化の度合いに基づき、そ
の変化検出レベルに応じてナースセンタ1または医局
2、あるいはナースセンタ1および医局2を同時に呼び
出すことができる。
【0029】さらに、本実施の形態におけるナースコー
ルシステムは、情報入力部14を有し、接続機器として
コンピュータ20の外部インタフェースを接続するよう
構成する。コンピュータ20は、点滴装置16等の医療
機器の出力信号の解析および判定を行ない、その判定結
果を測定解析部12に出力して解読させ、測定解析部1
2によりナースセンタ1および医局2に対し自動呼出し
させるように構成する。このような構成にすることによ
り、上記で説明したような接続機器の信号変化の検出方
法より、さらに複雑かつ高度な検出をコンピュータに行
わせることが可能となる。
【0030】また、本実施の形態における測定解析部1
2は、情報入力部14を介してコンピュータ20からプ
ログラムを設定することができる。これまで説明したよ
うに、通信端末4には、患者の状況により、点滴装置1
6等のような複数の医療機器が接続され、患者固有の判
定条件を測定解析部12にプログラムする必要がある。
測定解析部12は情報入力部14を介して、コンピュー
タ20のような操作性の優れた情報機器によりプログラ
ムを設定することができるようにしたことにより、病室
において、医療機器の設定および接続と同時に、測定解
析部12に対するプログラムの設定が可能となり、プロ
グラム設定の際の間違いを防止することが可能となる。
【0031】さらに、通信端末4に対する判定条件のプ
ログラムをナースセンタ1または医局2の管理モニター
6で作成し、通信路21を介して各通信端末4に設定で
きるよう構成した。このような構成とすることにより、
点滴装置16のような簡易かつ標準的な設定であれば、
ナースセンタ1等において他の点滴装置16とともに一
括して設定することができるとともに、各通信端末4に
個別に設定された判定条件等を一元管理することが可能
となる。
【0032】さらに、通信端末4は、外部信号入力部1
3a〜13dから入力した点滴装置16などの医療機器
のデータを蓄積できるメモリ装置15を有し、メモリ装
置15の内容を制御部10および送受信部7の通信手段
を介してナースセンタ1および医局2の管理モニター装
置6でモニターすることができる。
【0033】さらに、メモリ装置15には、外部信号入
力値や測定解析部12においてパターン化したデータを
常時蓄積し、測定解析部12で検出した自動発呼するよ
うな事象の発生をトリガとして、その事象の前後に発生
したデータを保持できるよう構成した。すなわち、患者
の状況に、看護婦あるいは医師の呼び出しを必要とする
ような変化が発生した場合、それに至る以前の状況もデ
ータとして提供することができるようにした。
【0034】さらに、通信路21のデータフォーマット
は、ディジタル多重されたシステムまたはアナログ音声
とディジタルデータを帯域多重することにより音声とデ
ータの同時通信が可能なシステムであり、通信端末4の
外部信号入力値を測定解析部12および送受信部7を介
して通信装置3a、3bに対し常時送信できるよう構成
する。通信装置3a、3bはモニターしたい通信端末4
に対し送信要求を通知してデータを送信させ、通信装置
3a、3bに接続されている管理モニター装置6によ
り、そのデータをモニターすることができる。看護婦あ
るいは医師の呼び出しを必要とするような患者状況の変
化が発生しない場合でも、患者の状況を医師や看護婦が
リモートで監視することができ、さらに同時に患者と会
話することが可能となり、病院内における医師および看
護婦の行動の効率化を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明におけるナースコールシステム
は、上記のように構成され、特に、外部の医療機器を通
信端末に接続し、医療機器からの外部入力信号のレベル
やパターンの変化等患者の状況の変化を表す必要かつ十
分な情報を検出して、その緊急度や重要度に応じて最適
な部署に自動呼出しを行うようにしたことにより、患者
の状況に対しリアルタイムに対応することができ、さら
に患者の急変に対しても迅速に処置することができる
等、患者の状況監視および処置を効率的に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるナースコールシ
ステムの構成を示すブロック図、
【図2】図1に示すナースコールシステムにより検出し
た心電波形の例を示す図、
【図3】図1に示すナースコールシステムにより検出し
た血圧波形の例を示す図、
【図4】従来のナースコールシステムの構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1、101 ナースセンタ 2、102 医局 3a、3b、103 通信装置 4、104 通信端末 5、105 ハンドセット 6、106 管理モニター装置 7、107 送受信部 8、108 音声通話部 9、109 ハンズフリーセット 10、110 制御部 11、111 呼び出しボタン 12 測定解析部 13a 外部信号入力部 13b 外部信号入力部 13c 外部信号入力部 13d 外部信号入力部 14 情報入力部 15 メモリ装置 16、116 点滴装置 17 体温計 18 心電計 19 血圧計 20 コンピューター 21 通信路 22 R波

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナースセンタや医局に配備された通信装置
    と、病室等に配備され前記通信装置と通信する通信端末
    とを備え、前記通信端末は外部の医療機器に接続されそ
    の計測値を入力する複数の外部信号入力部と、前記計測
    値の状態の変化を判定しその度合いおよび種類により前
    記ナースセンタや医局等通報先を選択して通報する測定
    解析部とを備えることを特徴とするナースコールシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記ナースセンタおよび医局は、前記通信
    装置に接続され、呼び出し元の通信端末の識別番号と外
    部の医療機器からの計測値の状態とを表示する管理モニ
    ター装置を備えることを特徴とする請求項1記載のナー
    スコールシステム。
  3. 【請求項3】前記外部信号入力部の少なくとも1つは、
    複数の接点部からなり、前記医療機器の出力の状況に応
    じて変化する前記接点部のオン情報の組み合わせまたは
    時間パターンに基づき呼び出し先を選択することを特徴
    とする請求項1または2記載のナースコールシステム。
  4. 【請求項4】前記外部信号入力部の少なくとも1つは、
    前記医療機器からディジタル値を入力し、前記ディジタ
    ル値のレベルに基づき呼び出し先を選択することを特徴
    とする請求項1または2記載のナースコールシステム。
  5. 【請求項5】前記外部信号入力部の少なくとも1つは、
    前記医療機器からアナログ値を入力し、前記アナログ値
    のレベルに基づき呼び出し先を選択することを特徴とす
    る請求項1または2記載のナースコールシステム。
  6. 【請求項6】患者に取り付けられた心電計の出力を前記
    外部信号入力部の1つにアナログ値またはディジタル値
    として入力し、入力した前記心電計の出力における拍動
    を前記測定解析部においてパターン化し、初期のパター
    ンからの各パターンの変動の度合いに基づき呼び出し先
    を選択することを特徴とする請求項4または5記載のナ
    ースコールシステム。
  7. 【請求項7】患者に取り付けられた血圧計の出力を前記
    外部信号入力部の1つにアナログ値またはディジタル値
    として入力し、入力した前記血圧計の出力における血圧
    の変化を前記測定解析部においてパターン化し、初期の
    パターンからの各パターンの変動の度合いに基づき呼び
    出し先を選択することを特徴とする請求項4または5記
    載のナースコールシステム。
  8. 【請求項8】前記通信端末は接続されている医療機器の
    出力の解析および判定を行うコンピュータに接続され、
    前記コンピュータの出力に基づき前記測定解析部に呼び
    出し先を選択させる情報入力部を備えることを特徴とす
    る請求項1または2記載のナースコールシステム。
  9. 【請求項9】前記測定解析部は、前記情報入力部を介し
    て前記コンピュータから入力した前記医療機器の出力を
    判定する判定条件と、前記判定条件に対応する呼び出し
    先を検出するプログラムとを設定することを特徴とする
    請求項8記載のナースコールシステム。
  10. 【請求項10】前記通信装置は、前記測定解析部に対
    し、入力した前記医療機器の出力を判定する判定条件
    と、前記判定条件に対応する呼び出し先とを設定するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のナースコールシ
    ステム。
  11. 【請求項11】前記通信端末は、前記医療機器やコンピ
    ュータからのデータおよび前記測定解析部において処理
    したデータを蓄積するメモリ装置を備えることを特徴と
    する請求項1または2記載のナースコールシステム。
  12. 【請求項12】前記通信端末は、前記通信装置に対して
    通報する事象が発生したときに、前記メモリ装置に対し
    前記事象の発生前後のデータを保持させることを特徴と
    する請求項11記載のナースコールシステム
  13. 【請求項13】前記通信端末は、音声通話と同時に前記
    医療機器からの出力値を前記通信装置に対し常時送信す
    る通信手段を備え、前記通信装置からの送信指示によ
    り、前記医療機器からの出力値を前記通信手段を介し前
    記管理モニター装置にモニターすることを特徴とする請
    求項2記載のナースコールシステム。
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