JP3451897B2 - 携帯型心電モニタシステム - Google Patents
携帯型心電モニタシステムInfo
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心電図波形を常時
モニタし、異常時には電話回線を介して異常状態を伝達
し診断等を受けられるようにした携帯型心電モニタシス
テムに関するものである。
モニタし、異常時には電話回線を介して異常状態を伝達
し診断等を受けられるようにした携帯型心電モニタシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】心臓病障害者にあらかじめ心電図計を装
着しておき、異常があった場合には電話回線を利用して
その異常を遠方の医療機関、医師等に連絡するシステム
があれば、在宅療養者等にとって極めて便利である。
着しておき、異常があった場合には電話回線を利用して
その異常を遠方の医療機関、医師等に連絡するシステム
があれば、在宅療養者等にとって極めて便利である。
【0003】このようなシステムとしては、例えば特開
昭60−261426号「在宅療養補助システム」に記
載された図6のようなシステムがある。心電図計1の検
出端子1−a,1−b,1−cをあらかじめ在宅療養患
者8に装着しておき、患者8の心電図波形を常時測定し
ている。心電図認識部2は測定された心電図波形パター
ンを常に解析し、波形が異常であるか正常であるかを認
識する。
昭60−261426号「在宅療養補助システム」に記
載された図6のようなシステムがある。心電図計1の検
出端子1−a,1−b,1−cをあらかじめ在宅療養患
者8に装着しておき、患者8の心電図波形を常時測定し
ている。心電図認識部2は測定された心電図波形パター
ンを常に解析し、波形が異常であるか正常であるかを認
識する。
【0004】異常であれば心電図異常検出部3に通知さ
れ、ここでその波形の異常が継続的か一過性かを検出
し、継続的である場合は通信制御部4にその旨連絡す
る。通信制御部4は継続的な異常のときはあらかじめ登
録された相手(所定の医療機関あるいはホームドクター
等)に電話をかける。なお、相手方がポケットベル7で
あっても接続されるようになっている。
れ、ここでその波形の異常が継続的か一過性かを検出
し、継続的である場合は通信制御部4にその旨連絡す
る。通信制御部4は継続的な異常のときはあらかじめ登
録された相手(所定の医療機関あるいはホームドクター
等)に電話をかける。なお、相手方がポケットベル7で
あっても接続されるようになっている。
【0005】また、通信制御部4には患者8の住所およ
び氏名、更には心電図波形等の画像信号も電話器5から
送出することができるようになっている。このようなシ
ステムによれば、在宅患者の状況を電話回線を利用して
遠隔の医師や看護人が監視できる。
び氏名、更には心電図波形等の画像信号も電話器5から
送出することができるようになっている。このようなシ
ステムによれば、在宅患者の状況を電話回線を利用して
遠隔の医師や看護人が監視できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは在宅患者の状況を電話回線を利用して
遠隔の医師や看護人に伝えることはできるが、ただ医師
や看護人に状況を連絡できるというに過ぎない。
うなシステムでは在宅患者の状況を電話回線を利用して
遠隔の医師や看護人に伝えることはできるが、ただ医師
や看護人に状況を連絡できるというに過ぎない。
【0007】異常状態が比較的軽度の場合はそれで済む
かもしれないが、一刻を争うような異常の場合には直ち
に救急車を呼ぶことが必要なこともある。そしてそのよ
うな状況下では患者自身が救急車を呼ぶことはまず不可
能である。心停止などの場合は、分を争う事態である。
遠隔の医師や看護人に連絡していたのでは手遅れになる
可能性がある。
かもしれないが、一刻を争うような異常の場合には直ち
に救急車を呼ぶことが必要なこともある。そしてそのよ
うな状況下では患者自身が救急車を呼ぶことはまず不可
能である。心停止などの場合は、分を争う事態である。
遠隔の医師や看護人に連絡していたのでは手遅れになる
可能性がある。
【0008】また、口のきけない患者、耳の不自由な患
者、日本語に不慣れな外国人等にとっては異常が発生し
ても相手に連絡できないという問題がある。従来のシス
テムではこのような状況に対応できていないという欠点
があった。
者、日本語に不慣れな外国人等にとっては異常が発生し
ても相手に連絡できないという問題がある。従来のシス
テムではこのような状況に対応できていないという欠点
があった。
【0009】また、医師や看護人から直ちに重要なメッ
セージ(例えば対処方法等)が返送されたとしても、そ
のような状況下では患者が動転しておりメッセージを冷
静に聞き取れなかったとか聞き漏らしたりすることも起
こり得るが、そのような状況にも対応できていないとい
う問題があった。
セージ(例えば対処方法等)が返送されたとしても、そ
のような状況下では患者が動転しておりメッセージを冷
静に聞き取れなかったとか聞き漏らしたりすることも起
こり得るが、そのような状況にも対応できていないとい
う問題があった。
【0010】本発明の目的は、このような点に鑑み、異
常の程度に応じて適切な通話先を選択して自動呼出しを
行い、所定のメッセージやデータを自動的に送ることが
できる携帯型心電モニタシステムを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、送信の相手側からのメッセー
ジを表示する手段を設け、メッセージの聞き漏らしの防
止や、耳の不自由な患者あるいは口のきけない患者にも
安心して利用され得るような携帯型心電モニタシステム
を提供することにある。
常の程度に応じて適切な通話先を選択して自動呼出しを
行い、所定のメッセージやデータを自動的に送ることが
できる携帯型心電モニタシステムを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、送信の相手側からのメッセー
ジを表示する手段を設け、メッセージの聞き漏らしの防
止や、耳の不自由な患者あるいは口のきけない患者にも
安心して利用され得るような携帯型心電モニタシステム
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本願の第1の発明では、検出端子を患者に装着
して心電図波形を測定する心電図計と、前記心電図波形
を読取り、時系列的に波形メモリに記憶させると共に、
その心電図波形が正常か異常かを判断する読取判断手段
と、前記心電図波形が異常でありかつその異常が継続的
である場合には異常の程度をレベル分けする異常検出手
段と、異常のレベルに応じて、異なる通話先電話番号
と、各通話先に関連する内容の送出メッセージをあらか
じめ記憶した情報メモリと、前記異常検出手段から通知
される異常レベルに基づいて前記情報メモリおよび波形
メモリから電話番号、送出メッセージ、心電図波形デー
タを選択的に読み出し、電話器を介して所定の相手先を
自動呼出しした後前記送出メッセージないし心電図波形
データを選択的に送出する電話起動手段を備えたことを
特徴とする。
るために本願の第1の発明では、検出端子を患者に装着
して心電図波形を測定する心電図計と、前記心電図波形
を読取り、時系列的に波形メモリに記憶させると共に、
その心電図波形が正常か異常かを判断する読取判断手段
と、前記心電図波形が異常でありかつその異常が継続的
である場合には異常の程度をレベル分けする異常検出手
段と、異常のレベルに応じて、異なる通話先電話番号
と、各通話先に関連する内容の送出メッセージをあらか
じめ記憶した情報メモリと、前記異常検出手段から通知
される異常レベルに基づいて前記情報メモリおよび波形
メモリから電話番号、送出メッセージ、心電図波形デー
タを選択的に読み出し、電話器を介して所定の相手先を
自動呼出しした後前記送出メッセージないし心電図波形
データを選択的に送出する電話起動手段を備えたことを
特徴とする。
【0012】
【作用】測定される心電図波形の異常を異常検出手段で
検出すると共に、その異常の程度をレベル分けする。電
話起動手段では異常のレベルに応じて電話連絡先を切り
替えて自動呼出しを行う。電話が接続されると、続いて
あらかじめ登録してあるメッセージあるいは測定収集し
た心電図波形データをメモリから読み出し送出する。こ
のように異常のレベルに応じて自動的に適切な相手方が
選択されると共に異常状況や心電図波形データが自動的
に送られる。この間、患者は一切体を動かす必要もな
く、口をきく必要もない。患者には安心感を与え、要ら
ぬ不安を軽減させることができる。
検出すると共に、その異常の程度をレベル分けする。電
話起動手段では異常のレベルに応じて電話連絡先を切り
替えて自動呼出しを行う。電話が接続されると、続いて
あらかじめ登録してあるメッセージあるいは測定収集し
た心電図波形データをメモリから読み出し送出する。こ
のように異常のレベルに応じて自動的に適切な相手方が
選択されると共に異常状況や心電図波形データが自動的
に送られる。この間、患者は一切体を動かす必要もな
く、口をきく必要もない。患者には安心感を与え、要ら
ぬ不安を軽減させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明に係る携帯型心電モニタシステ
ムの一実施例を示す構成図である。図中、図6と同等部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
説明する。図1は本発明に係る携帯型心電モニタシステ
ムの一実施例を示す構成図である。図中、図6と同等部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0014】図1において、5aは患者が着衣等に格納
あるいは装着するなどして持運びが可能で、一人一台の
利用が通常の利用形態である携帯型の電話器(以下携帯
電話器という)である。11は読取判断手段であり、心
電図計1により測定された在宅療養患者(以下患者とい
う)8の心電図波形を波形メモリ12に格納すると共
に、測定された心電図波形パターンをリアルタイムに解
析し、波形が異常であるか正常であるかを判断すること
ができるように構成されている。
あるいは装着するなどして持運びが可能で、一人一台の
利用が通常の利用形態である携帯型の電話器(以下携帯
電話器という)である。11は読取判断手段であり、心
電図計1により測定された在宅療養患者(以下患者とい
う)8の心電図波形を波形メモリ12に格納すると共
に、測定された心電図波形パターンをリアルタイムに解
析し、波形が異常であるか正常であるかを判断すること
ができるように構成されている。
【0015】なお、読取判断手段11は時計を内蔵して
いて、心電図波形データに測定時刻データを併せて波形
メモリ12に記憶させることができるようになってい
る。波形メモリ12にはこのようなデータがFIFO形
式で時系列的に記憶され、例えば一日分のデータがメモ
リに保存できるようにしてある。
いて、心電図波形データに測定時刻データを併せて波形
メモリ12に記憶させることができるようになってい
る。波形メモリ12にはこのようなデータがFIFO形
式で時系列的に記憶され、例えば一日分のデータがメモ
リに保存できるようにしてある。
【0016】13は異常検知手段であり、読取判断手段
11より心電図波形が異常である旨通知があると、心電
図波形を判断して異常の程度をレベル分けする機能を有
する。例えば、異常が一過性でなく継続的である場合に
おいて、直ちに救急車を呼ぶ必要のある緊急度の最も高
い場合を異常レベル1、医師に心電図波形を送り診断を
求める必要がある場合を異常レベル2、看護人に連絡を
とれば済む程度の場合を異常レベル3、等と数段階にレ
ベル分けする。
11より心電図波形が異常である旨通知があると、心電
図波形を判断して異常の程度をレベル分けする機能を有
する。例えば、異常が一過性でなく継続的である場合に
おいて、直ちに救急車を呼ぶ必要のある緊急度の最も高
い場合を異常レベル1、医師に心電図波形を送り診断を
求める必要がある場合を異常レベル2、看護人に連絡を
とれば済む程度の場合を異常レベル3、等と数段階にレ
ベル分けする。
【0017】14は電話起動手段であり、異常検出手段
13により判断された異常レベルに応じて、情報メモリ
15に格納された電話番号や音声メッセージ(音声メッ
セージはデジタル化して記憶されている)、あるいは波
形メモリ12に格納された波形データ等を読み出す。な
お、電話起動手段14は、メッセージについてはアナロ
グ音声信号に変換し、また心電図波形データについては
画像データ等に変換して携帯電話器5aから送信できる
信号形式に変換する機能を持っている。
13により判断された異常レベルに応じて、情報メモリ
15に格納された電話番号や音声メッセージ(音声メッ
セージはデジタル化して記憶されている)、あるいは波
形メモリ12に格納された波形データ等を読み出す。な
お、電話起動手段14は、メッセージについてはアナロ
グ音声信号に変換し、また心電図波形データについては
画像データ等に変換して携帯電話器5aから送信できる
信号形式に変換する機能を持っている。
【0018】情報メモリ15には、通話先(相手先)の
電話番号、住所、氏名、状況説明のメッセージ等が異常
レベルと対になった形式で情報テーブルとしてあらかじ
め格納されている。情報テーブルの内容の一例を図2に
示す。なお、この内容は書換え可能である。
電話番号、住所、氏名、状況説明のメッセージ等が異常
レベルと対になった形式で情報テーブルとしてあらかじ
め格納されている。情報テーブルの内容の一例を図2に
示す。なお、この内容は書換え可能である。
【0019】このような構成における動作を図3および
図4の動作フローを参照して次に説明する。心電図計1
の検出端子1−a,1−b,1−cがあらかじめ患者8
に装着されていて常時心電図波形が測定されている。読
取判断手段11は、測定した心電図波形を順次波形メモ
リ12に格納する(ステップ01)と共に、心電図波形
をリアルタイムで常時解析し(ステップ02)、波形が
異常であるか正常であるかを判断する(ステップ0
3)。
図4の動作フローを参照して次に説明する。心電図計1
の検出端子1−a,1−b,1−cがあらかじめ患者8
に装着されていて常時心電図波形が測定されている。読
取判断手段11は、測定した心電図波形を順次波形メモ
リ12に格納する(ステップ01)と共に、心電図波形
をリアルタイムで常時解析し(ステップ02)、波形が
異常であるか正常であるかを判断する(ステップ0
3)。
【0020】波形が正常であると判断された場合は、心
電図波形測定を続行する。波形が異常であると判断され
た場合は、異常検出手段13に対して波形が異常である
ことを通知する。異常検出手段13はその異常が継続的
なものか一過性のものかを調べ(ステップ04)、継続
的に続いている場合には異常の程度を例えば前述のよう
に異常レベル1〜異常レベル3にレベル分けする(ステ
ップ05)。
電図波形測定を続行する。波形が異常であると判断され
た場合は、異常検出手段13に対して波形が異常である
ことを通知する。異常検出手段13はその異常が継続的
なものか一過性のものかを調べ(ステップ04)、継続
的に続いている場合には異常の程度を例えば前述のよう
に異常レベル1〜異常レベル3にレベル分けする(ステ
ップ05)。
【0021】電話起動手段14は異常のレベルに応じて
情報メモリ15あるいは波形メモリ12から所定の情報
を読み出して携帯電話器5aに与える。以下更に詳しく
説明する。異常レベル1の場合には、情報メモリ15よ
りまず電話番号「119」番を読み出し(ステップ0
6)、自動呼出しする(ステップ07)。
情報メモリ15あるいは波形メモリ12から所定の情報
を読み出して携帯電話器5aに与える。以下更に詳しく
説明する。異常レベル1の場合には、情報メモリ15よ
りまず電話番号「119」番を読み出し(ステップ0
6)、自動呼出しする(ステップ07)。
【0022】回線が接続されたことを検知する(電話起
動手段14には回線接続検知機能がある)と(ステップ
08)、次に図2に示すような状況説明「病気です。心
電図波形に重度の異常があり緊急を要します。至急救急
車をお願いします。」および、住所、氏名の「○○○市
○○町○丁目○番地○号の」「特許太郎です。」を読み
出し(ステップ09)、これをアナログ音声信号に変換
して送信する(ステップ10)。
動手段14には回線接続検知機能がある)と(ステップ
08)、次に図2に示すような状況説明「病気です。心
電図波形に重度の異常があり緊急を要します。至急救急
車をお願いします。」および、住所、氏名の「○○○市
○○町○丁目○番地○号の」「特許太郎です。」を読み
出し(ステップ09)、これをアナログ音声信号に変換
して送信する(ステップ10)。
【0023】このメッセージは一方的に複数回繰り返さ
れ(ステップ12)、その後自動的に電話が切れる(ス
テップ13)。
れ(ステップ12)、その後自動的に電話が切れる(ス
テップ13)。
【0024】異常レベル2の場合は、情報メモリ15よ
り所定の医療機関あるいは担当医等の電話番号を読み出
し自動呼出しを行い、回線接続が確認されると、住所、
氏名、状況説明のメッセージを送信する。続いて波形メ
モリ12に集録した心電図波形データを読み出し送信す
る(ステップ11)。
り所定の医療機関あるいは担当医等の電話番号を読み出
し自動呼出しを行い、回線接続が確認されると、住所、
氏名、状況説明のメッセージを送信する。続いて波形メ
モリ12に集録した心電図波形データを読み出し送信す
る(ステップ11)。
【0025】異常レベル3の場合は、情報メモリ15よ
り看護人の電話番号を読み出し自動呼出しを行った後、
住所、氏名、状況説明のメッセージを送信する。メッセ
ージが複数回繰り返し送信された後、回線は自動切断さ
れる。
り看護人の電話番号を読み出し自動呼出しを行った後、
住所、氏名、状況説明のメッセージを送信する。メッセ
ージが複数回繰り返し送信された後、回線は自動切断さ
れる。
【0026】このようにして、異常レベルに応じて所定
の相手先が自動呼び出しされ、あらかじめ記憶してある
住所、氏名および状況説明等がメモリより読み出され自
動送信される。この間患者は一切口をきく必要もなく、
体を動かす必要もない。
の相手先が自動呼び出しされ、あらかじめ記憶してある
住所、氏名および状況説明等がメモリより読み出され自
動送信される。この間患者は一切口をきく必要もなく、
体を動かす必要もない。
【0027】図5は本発明の他の実施例図であり、受信
したメッセージを表示できるようにした心電モニタシス
テムである。図5は図1の構成にメッセージ受信手段1
6と表示器17を付加したものである。メッセージ受信
手段16は、例えば患者側から送信された情報を判断し
た担当医師あるいは看護人からのメッセージを携帯電話
器5aを介して受信し、表示器17に表示するための変
換処理等を行うものである。
したメッセージを表示できるようにした心電モニタシス
テムである。図5は図1の構成にメッセージ受信手段1
6と表示器17を付加したものである。メッセージ受信
手段16は、例えば患者側から送信された情報を判断し
た担当医師あるいは看護人からのメッセージを携帯電話
器5aを介して受信し、表示器17に表示するための変
換処理等を行うものである。
【0028】なお、この場合のメッセージとしては、文
字情報のみならず音声信号を含むものであってもよい。
メッセージ受信手段16は文字情報や音声信号を表示器
17に表示できる文字コードに変換する機能を有する。
字情報のみならず音声信号を含むものであってもよい。
メッセージ受信手段16は文字情報や音声信号を表示器
17に表示できる文字コードに変換する機能を有する。
【0029】また、メッセージ受信手段16は、メッセ
ージを受信すると表示器17に電源を供給し、メッセー
ジを一定時間表示した後は自動的に表示器17への電源
供給を停止して電力消費を軽減する自動通電機能も有す
る。もちろん、図示しないスイッチにより手動で表示器
17の電源供給を停止し、メッセージの表示を消去する
こともできるように構成されている。
ージを受信すると表示器17に電源を供給し、メッセー
ジを一定時間表示した後は自動的に表示器17への電源
供給を停止して電力消費を軽減する自動通電機能も有す
る。もちろん、図示しないスイッチにより手動で表示器
17の電源供給を停止し、メッセージの表示を消去する
こともできるように構成されている。
【0030】なお、このようなメッセージ受信手段16
の機能は、電話起動手段14の中に含めても差し支えな
い。また、受信したメッセージの内容に応じて、波形メ
モリ12に格納されている心電図波形データをあらかじ
め登録された送信先に送信するように構成してもよい。
この場合、送信先には、送られた心電図波形データを受
信し波形パターンに再現する装置を設け、再現された波
形パターンから異常レベルを確認・判断することができ
るようにしておく。
の機能は、電話起動手段14の中に含めても差し支えな
い。また、受信したメッセージの内容に応じて、波形メ
モリ12に格納されている心電図波形データをあらかじ
め登録された送信先に送信するように構成してもよい。
この場合、送信先には、送られた心電図波形データを受
信し波形パターンに再現する装置を設け、再現された波
形パターンから異常レベルを確認・判断することができ
るようにしておく。
【0031】以上の説明は、本発明の説明および例示を
目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。し
たがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、
その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を
も含むものである。
目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。し
たがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、
その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を
も含むものである。
【0032】例えば、実施例では異常レベルを3つに分
けたが、これに限定するものではなく、必要に応じて増
減してよい。また、異常検出手段13には、心電図波形
の異常が確認されたとき、アラーム用のランプが点灯あ
るいは点滅するように構成することもできる。さらに、
併せて異常レベルの表示ができるようにしてもよい。ま
た、電話をかけ、メッセージを送るとき、相手先の電話
番号や送信メッセージを同時に表示器に表示するように
構成してもよい。
けたが、これに限定するものではなく、必要に応じて増
減してよい。また、異常検出手段13には、心電図波形
の異常が確認されたとき、アラーム用のランプが点灯あ
るいは点滅するように構成することもできる。さらに、
併せて異常レベルの表示ができるようにしてもよい。ま
た、電話をかけ、メッセージを送るとき、相手先の電話
番号や送信メッセージを同時に表示器に表示するように
構成してもよい。
【0033】また、自動呼出しの際、リダイアルを複数
回行うようにすること、更に所定回数のリダイアル後も
依然話中であるときは次候補の相手先を自動呼出しする
ように構成してもよい。この場合情報メモリには次候補
の電話番号が登録されている必要がある。また、通話中
に送信が中断された場合は、メッセージや波形データを
再送信する機能を電話起動手段に設けてもよい。
回行うようにすること、更に所定回数のリダイアル後も
依然話中であるときは次候補の相手先を自動呼出しする
ように構成してもよい。この場合情報メモリには次候補
の電話番号が登録されている必要がある。また、通話中
に送信が中断された場合は、メッセージや波形データを
再送信する機能を電話起動手段に設けてもよい。
【0034】また、メッセージ発信を手動操作に切り替
え、自動呼出し後は、通常の電話での対応のように患者
自身が相手先に状況を伝え、必要に応じて心電図波形も
送出することができるように構成することもできる。こ
のように構成されていれば、情報メモリに登録の住所以
外の場所で異常が発生した場合にも対応できるシステム
となる。
え、自動呼出し後は、通常の電話での対応のように患者
自身が相手先に状況を伝え、必要に応じて心電図波形も
送出することができるように構成することもできる。こ
のように構成されていれば、情報メモリに登録の住所以
外の場所で異常が発生した場合にも対応できるシステム
となる。
【0035】さらにまた、心電図計のみならず血圧計や
脈拍計なども患者に装着しておき、これらについても同
様に異常を検出して所定の相手先に伝えることができる
ように構成することもできる。
脈拍計なども患者に装着しておき、これらについても同
様に異常を検出して所定の相手先に伝えることができる
ように構成することもできる。
【0036】また、心臓に電気的ショックを与える手段
を設けておき、医師から電気的ショックを加える指示を
受けると、メッセージ受信手段16により前記手段を駆
動して患者に電気的ショックを与えることができるよう
にすることもできる。また、例えば、ニトログリセリン
等の注射手段を設けておき、医師からの指示で所要部に
自動的に注射を行うことができるようにしてもよい。
を設けておき、医師から電気的ショックを加える指示を
受けると、メッセージ受信手段16により前記手段を駆
動して患者に電気的ショックを与えることができるよう
にすることもできる。また、例えば、ニトログリセリン
等の注射手段を設けておき、医師からの指示で所要部に
自動的に注射を行うことができるようにしてもよい。
【0037】なお、電話器としては携帯電話器に限定さ
れない。場合によっては他の機種の電話器であってもよ
いし、また、有線、無線のいずれの方式の電話器も本発
明には適用できる。
れない。場合によっては他の機種の電話器であってもよ
いし、また、有線、無線のいずれの方式の電話器も本発
明には適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果がある。 異常の程度に応じて自動的に電話相手を切り替え、自
動呼出しを行うと共に、必要な情報も自動的に送信され
る。 患者自身は一切体を動かす必要も、口をきく必要もな
く、適切に異常の状況が自動的に病院や看護人等に伝え
られるので、患者の不安感は大きく軽減される。 重度の異常で口がきけなくなった場合や、耳や口の不
自由な患者、あるいは日本語に不慣れな外国人にも親切
な心電モニタシステムとなり得る。 相手方からのメッセージを表示できる構成とした場合
には、相手方メッセージの聞き漏らし防止の効果や、耳
や口の不自由な患者にも相手方の指示が容易に伝わると
いう効果がある。
ような効果がある。 異常の程度に応じて自動的に電話相手を切り替え、自
動呼出しを行うと共に、必要な情報も自動的に送信され
る。 患者自身は一切体を動かす必要も、口をきく必要もな
く、適切に異常の状況が自動的に病院や看護人等に伝え
られるので、患者の不安感は大きく軽減される。 重度の異常で口がきけなくなった場合や、耳や口の不
自由な患者、あるいは日本語に不慣れな外国人にも親切
な心電モニタシステムとなり得る。 相手方からのメッセージを表示できる構成とした場合
には、相手方メッセージの聞き漏らし防止の効果や、耳
や口の不自由な患者にも相手方の指示が容易に伝わると
いう効果がある。
【図1】本発明に係る携帯型心電モニタシステムの一実
施例を示す構成図
施例を示す構成図
【図2】情報テーブルの内容の一例を示す図
【図3】動作説明用のフローチャート
【図4】動作説明用の他のフローチャート
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図
【図6】従来のこの種のモニタシステムの一例を示す構
成図である。
成図である。
1 心電図計
1−a,1−b,1−c 検出端子
5a 携帯電話器
6 電話局
8 患者
11 読取判断手段
12 波形メモリ
13 異常検知手段
14 電話起動手段
15 情報メモリ
16 メッセージ受信手段
17 表示器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61B 5/04
A61B 5/00
Claims (7)
- 【請求項1】検出端子を患者に装着して心電図波形を測
定する心電図計と、 前記心電図波形を読取り、時系列的に波形メモリに記憶
させると共に、その心電図波形が正常か異常かを判断す
る読取判断手段と、 前記心電図波形が異常でありかつその異常が継続的であ
る場合には異常の程度をレベル分けする異常検出手段
と、 異常のレベルに応じて、異なる通話先電話番号と、各通
話先に関連する内容の送出メッセージをあらかじめ記憶
した情報メモリと、 前記異常検出手段から通知される異常レベルに基づいて
前記情報メモリおよび波形メモリから電話番号、送出メ
ッセージ、心電図波形データを選択的に読み出し電話器
を介して所定の相手先を自動呼出しし、前記送出メッセ
ージないし心電図波形データを選択的に送出する電話起
動手段を備えたことを特徴とする携帯型心電モニタシス
テム。 - 【請求項2】前記電話起動手段は、送出メッセージを複
数回繰り返し送出することを特徴とする請求項1記載の
携帯型心電モニタシステム。 - 【請求項3】前記電話起動手段は、相手先が話中の場合
は所定間隔で複数回自動呼出しを繰り返す機能を有する
と共に、前記複数回の自動呼出し後も依然話中が続く場
合は次候補の相手先を自動呼出しする機能を有したこと
を特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯型心電
モニタシステム。 - 【請求項4】前記電話起動手段は、通話中に送信が中断
された場合改めてメッセージないし心電図波形データを
再送信する機能を有したことを特徴とする請求項1また
は請求項2または請求項3記載の携帯型心電モニタシス
テム。 - 【請求項5】前記異常検出手段は、異常が検出されたと
き、異常が検出されたことおよび異常のレベルを患者に
知らせることができるように構成されたことを特徴とす
る請求項1または請求項2または請求項3または請求項
4記載の携帯型心電モニタシステム。 - 【請求項6】検出端子を患者に装着して心電図波形を測
定する心電図計と、 前記心電図波形を読取り、時系列てきに波形メモリに記
憶させると共に、その心電図波形が正常か異常かを判断
する読取判断手段と、 前記心電図波形が異常でありかつその異常が継続的であ
る場合には異常の程度をレベル分けする異常検出手段
と、 異常のレベルに応じて、異なる通話先電話番号と、各通
話先に関連する内容の送出メッセージをあらかじめ記憶
した情報メモリと、 前記異常検出手段から通知される異常レベルに基づいて
前記情報メモリおよび波形メモリから電話番号、送出メ
ッセージ、心電図波形データを選択的に読み出し電話器
を介して所定の相手先を自動呼出しし、前記送出メッセ
ージないし心電図波形データを選択的に送出する電話起
動手段と、 相手先からのメッセージを受信するメッセージ受信手段
と、 このメッセージ受信手段で受信した内容を表示する表示
器を備えたことを特徴とする携帯型心電モニタシステ
ム。 - 【請求項7】前記メッセージ受信手段は、メッセージを
受信すると表示器へ電源を供給し、メッセージを一定時
間表示した後は表示器への電源供給を停止する自動通電
機能を有することを特徴とする請求項6記載の携帯型心
電モニタシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23318197A JP3451897B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 携帯型心電モニタシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23318197A JP3451897B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 携帯型心電モニタシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170088A JPH1170088A (ja) | 1999-03-16 |
JP3451897B2 true JP3451897B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=16951013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23318197A Expired - Fee Related JP3451897B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 携帯型心電モニタシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3451897B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6694177B2 (en) * | 2001-04-23 | 2004-02-17 | Cardionet, Inc. | Control of data transmission between a remote monitoring unit and a central unit |
JP3979351B2 (ja) | 2003-06-30 | 2007-09-19 | ソニー株式会社 | 通信装置及び通信方法 |
JP2004148056A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-05-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 健康管理支援装置 |
JP4633373B2 (ja) * | 2004-03-10 | 2011-02-16 | 公立大学法人会津大学 | 生体情報処理システム |
JP4700380B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2011-06-15 | 株式会社日本総合研究所 | 介助支援システム |
JP2009189570A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | National Institute Of Information & Communication Technology | リアルタイム病状解析システム及び方法 |
JP2009245408A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-22 | Nec Corp | 異常通報装置 |
JPWO2010023962A1 (ja) * | 2008-09-01 | 2012-01-26 | 独立行政法人情報通信研究機構 | ユビキタス型心電計システム |
JP2018149176A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | オムロン株式会社 | 血圧関連情報管理装置および方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60144194U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-25 | 松下 賢治 | 緊急時用救済要請器 |
JPS60261426A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-24 | オムロン株式会社 | 在宅療養補助システム |
JPH0810236A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Casio Comput Co Ltd | 心電計 |
JPH0877481A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-03-22 | Omron Corp | 認識装置および行動監視システム |
JPH08126617A (ja) * | 1994-09-08 | 1996-05-21 | Fujitsu Ltd | 在宅ケアシステム、センタ端末および患者端末 |
JPH09131382A (ja) * | 1995-11-07 | 1997-05-20 | Taira Syst Kaihatsu Kiyouriyoku:Kk | 在宅看護管理装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23318197A patent/JP3451897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1170088A (ja) | 1999-03-16 |
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Date | Code | Title | Description |
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