JP2005354535A - ナースコールシステム - Google Patents

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雅彦 武田
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Abstract

【課題】病室内の天井の美観を良好にし、また、アダプタと病室内に設置された機器間の配線を省線化を図る。
【解決手段】本発明のナースコールシステムは、患者が携行し呼出信号を発信するナースコール用無線式呼出発信機1a、1b、・・・と、ナースコール用無線式呼出発信機から発信された呼出信号を受信する受信機2a、2b、・・・と、受信機で受信された呼出信号によりアダプタ3a、3b、・・・を介して呼出される看護師が使用するナースコール親機4と、ナースコール親機、アダプタ間の呼出・通話を制御する制御装置5とを備える。
また、受信機は、ナースコール用無線式呼出発信機の呼び出しに応答した看護師の音声を送出するスピーカ23と、患者の音声を聴取するマイク6a、6b、・・・が接続されるマイク端子T2と、アダプタが接続されるアダプタ端子T1とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ナースコールシステムに係り、特に患者が携行するナースコール用無線式呼出発信機から発信された呼出信号を受信する受信機を備えたナースコールシステムに関する。
従来から、空間ダイバーシティ方式によりフェージングの発生を回避させ、通信品質の低下を防止するシステムとして、アンテナ素子の数を大幅に増やすことなく、小型の構成で、制御の多様な選択肢による有効なダイバーシティ効果を得ることができるダイバーシティアンテナ装置(以下、「移動体通信用ダイバーシティアンテナ装置」という。)が提案されている(例えば、特許文献1)。
この移動体通信用ダイバーシティアンテナ装置によれば、3つのアンテナ素子を正三角形に配列することにより、比較的簡単な構成で、多くの指向性をもたせることが可能となるので、アンテナ構成を巨大化させることなく、よりきめ細かなダイバーシティ制御を行うことが可能となる。
しかしながら、従来の移動体通信用ダイバーシティアンテナ装置における3つのアンテナ素子は、半波長(λ/2)分の間隔をもって正三角形の頂点に配列されているため、これらのアンテナ素子で受信される電波の直接波と反射波との干渉による定在波の節点を回避できず、ひいては電波の電界強度の変動が大きくなり十分な通信品質を確保することができないという難点があった。
このため、本出願人は、先に、ナースコール用無線呼出発信機から発信される電波としての呼出信号をナースコール用呼出送受信機で受信させるにあたり、空間ダイバーシティ方式により、フェージングの発生を回避して電波の電界強度の変動を抑え十分な通信品質を確保できるナースコールシステムを開発し、出願している(特願2003−187401号)。
このナースコールシステムは、自己の識別IDが記憶され患者が携行し看護師を呼び出すための呼出ボタンを有するナースコール用無線呼出発信機と、ナースコール用無線呼出発信機から電波として発信された呼出信号を無線で受信し呼出信号を有線で送信するためのナースコール用呼出送受信機と、ナースコール用呼出送受信機からの呼出信号を受信し看護師に患者からの呼び出しをナースコール制御機を介して報知するためのナースコール親機とから構成され、ナースコール用呼出送受信機には、各辺の長さが等しい正三角形の頂点の位置に3本のアンテナを空間ダイバーシティ方式により、電波の直接波と反射波との干渉による定在波の節点を回避させて配設している。
ここで、ナースコール用呼出送受信機は、病室内の天井に、3本のアンテナが天井面から床面に向けて垂直に突出するように配設されている。
このような構成のナースコールシステムによれば、3本のアンテナのうち、受信された電波の電界強度が最も強いアンテナを使用してナースコール用無線呼出発信機からの呼出信号を受信することができ、また、ナースコール制御機は、各所に設置されたナースコール用呼出送受信機から伝送されてくる電波の電界強度のデータを比較することにより、呼出信号を発信したナースコール用呼出送受信機の位置を容易に検出することができる。
しかしながら、このような構成のナースコールシステムにおいては、図5に示すように、病室内の天井に、インターホン用又は放送用の天井スピーカ100および天井マイク200が設置され、また、この天井スピーカ100および天井マイク200の近傍に3本のアンテナ300a、300b、300cが筺体400の下面から床面に向けて突設させた受信機500が設置されるため、美観を損ねるという難点があった。
また、病室の入口付近の廊下にアダプタ(不図示)が設置され、このアダプタから病室内に設置された天井スピーカ100、天井マイク200および受信機500に個別に配線しなければならないことから、多数の配線材が必要になり、配線が煩雑になるという難点があった。
特開平8−167807号公報(段落番号0001、0005、0025)
本発明はこのような難点を解決するためになされるもので、天井スピーカ(および必要により天井マイク)と受信機とを一体化することにより、病室内の天井の美観を良好にし、また、アダプタと病室内に設置された機器間の配線を省線化することができるナースコールシステムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様であるナースコールシステムは、患者が携行し呼出信号を発信するナースコール用無線式呼出発信機と、ナースコール用無線式呼出発信機から発信された呼出信号を受信する受信機と、受信機で受信された呼出信号によりアダプタを介して呼出される看護師が使用するナースコール親機と、ナースコール親機、アダプタ間の呼出・通話を制御する制御装置とを備え、受信機は、ナースコール用無線式呼出発信機の呼び出しに応答した看護師の音声を送出するスピーカと、アダプタが接続されるアダプタ端子とを有するものである。
本発明の第2の態様であるナースコールシステムは、患者が携行し呼出信号を発信するナースコール用無線式呼出発信機と、ナースコール用無線式呼出発信機から発信された呼出信号を受信する受信機と、受信機で受信された呼出信号によりアダプタを介して呼出される看護師が使用するナースコール親機と、ナースコール親機、アダプタ間の呼出・通話を制御する制御装置とを備え、受信機は、ナースコール用無線式呼出発信機の呼び出しに応答した看護師の音声を送出するスピーカと、患者の音声を聴取するマイクが接続されるマイク端子と、アダプタが接続されるアダプタ端子とを有するものである。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様であるナースコールシステムにおいて、受信機は、スピーカを駆動するためのスピーカアンプと、マイクで集音した音声信号を増幅するマイクアンプと、発信機からの呼出信号を受信する複数のダイバーシティー用アンテナと、アンテナで受信した呼出信号を受信処理する受信回路と、各アンテナで受信した呼出信号の電波の強度を検出する電界強度検出回路と、各アンテナで受信したときの電界強度を比較する電界強度比較回路と、受信回路および電界強度比較回路を制御するCPUと、CPUとマイクアンプおよびスピーカアンプの一方との各信号を多重してアダプタへ接続するための多重回路とを有するものである。
本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、受信機は、天井に設置され、下部にスピーカを配置し、複数のアンテナをスピーカの外周に配置したものである。
本発明のナースコールシステムによれば、次のような効果がある。
第1に、スピーカ(および必要によりマイク)と受信機が一体化されていることから、天井へ設置する機器の部品点数を減少させることができる。
第2に、一体化された受信機等に配線すればよいことから、アダプタと一体化された機器間の配線距離を短くすることができ、省線化を図ることができる。
第3に、従来のナースコールシステムのように、病室等の天井にスピーカ、マイクおよび受信機を併設する必要がないことから、病室等の天井の美観を向上させることができる。
第4に、アダプタと受信機間の信号を多重伝送できることから、廊下と病室間の配線数を低減することができる。
第5に、受信機にマイク端子が設けられていることから、必要により受信機に患者の音声を聴取するマイクを接続することができる。
以下、本発明のナースコールシステムを適用した好ましい形態の実施例について、図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の一実施例におけるナースコールシステムのシステム構成図、図2は、同ナースコールシステムにおけるアダプタおよび受信機のブロック図を示している。
図1において、本発明のナースコールシステムは、患者が携行する呼出ボタン10を有するナースコール用無線式呼出発信機1a、1b、・・・と、各病室A、B、・・・等の天井に取付けられ、ナースコール用無線式呼出発信機1a、1b、・・・から発信された呼出信号を受信する受信機2a、2b、・・・と、各病室A、B、・・・等の入口付近に設置されるアダプタ3a、3b、・・・と、ナースステーション内に設置され、看護師等が使用するナースコール親機4と、ナースコール親機4、アダプタ3a、3b、・・・間の呼出・通話を制御する制御装置5と、受信機2a、2b、・・・に後述するマイク端子を介して接続されたマイク6a、6b、・・・とを備えている。ここで、各アダプタ3a、3b、・・・は第1の伝送路L1を介して制御装置5に、第2の伝送路L2を介して対応する受信機2a、2b、・・・にそれぞれ接続され、制御装置5には第3の伝送路L3を介してナースコール親機4が、各受信機2a、2b、・・・には第4の伝送路L4を介して対応するマイク6a、6b、・・・がそれぞれ接続されている。
各アダプタ3a、3b、・・・はそれぞれ同様の構成とされ、図2に示すように、分岐回路31を備えており、この分岐回路31にはアダプタ幹線としての第1の伝送路L1および受信機幹線としての第2の伝送路L2が接続されている。
各受信機2a、2b、・・・はそれぞれ同様の構成とされ、図2に示すように、受信部21と、発信機からの呼出信号を受信する例えば3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cと、看護師の音声を送出するスピーカ23とを備えている。また、受信部21は、スピーカ23を駆動するためのスピーカアンプ21aと、マイクで集音した音声信号を増幅するマイクアンプ21bと、アンテナ切替回路21cと、ダイバーシティー用アンテナで受信した呼出信号を受信処理する受信回路21dと、各ダイバーシティー用アンテナで受信した呼出信号の電波の強度を検出する電界強度検出回路21eと、各ダイバーシティー用アンテナで受信したときの電界強度を比較する電界強度比較回路21fと、アンテナ切替回路21c、受信回路21dおよび電界強度比較回路21fを制御するCPU21gと、各信号を多重してアダプタ3a、3b、・・・へ接続するための多重分離回路21hと、アダプタ3a、3b、・・・へ接続するためのアダプタ端子T1と、患者の音声を聴取するマイク6a、6b、・・・を接続するためのマイク端子T2とを備えている。ここで、多重分離回路21hは、スピーカアンプ21a、マイクアンプ21b、CPU21gおよびアダプタ端子T1に接続され、CPU21gにはアンテナ切替回路21c、受信回路21dおよび電界強度比較回路21fが、スピーカアンプ21aにはスピーカ23が、マイクアンプ21bにはマイク端子T2を介して対応するマイク6a、6b、・・・が、アダプタ端子T1には第2の伝送路L2が接続されている。また、受信回路21dは、アンテナ切替回路21cおよび電界強度検出回路21eに接続され、アンテナ切替回路21cには3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cが、電界強度検出回路21eには電界強度比較回路21fがそれぞれ接続されている。
図3は、本発明のナースコールシステムにおける受信機の斜視図、図4は同受信機の一部断面図を示している。なお、図3および図4において、図1および図2に示すものと同一のものには同一の符号が付されている。
図3および図4において、各受信機2a、2b、・・・は、病室等の天井板7の透孔7aに配設された環状のフレーム枠8と、フレーム枠8に円周方向に沿って120度の間隔で、すなわち各辺の長さが等しい正三角形の頂点の位置に垂直方向に貫通して配設された3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cと、フレーム枠8の上面の外周縁部にその拡径部23a側を当接したラッパ状のスピーカフレーム23bとを備えており、スピーカフレーム23bの基部にはスピーカマグネット23cが、スピーカフレーム23bの斜辺部には受信部21が配設されている。また、3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cの上端部は、それぞれアンテナ固定部9で固定され、さらにアンテナコネクタ10および同軸ケーブル11を介して受信部21に電気的に接続されている。なお、図中、符号、L2はアダプタ3a、3b、・・・に接続されるリード線、L5はスピーカ23に接続されるリード線、L7はマイク6a、6b、・・・に接続されるリード線を示している。
次に、このように構成された本発明のナースコールシステムの動作について説明する。
図1および図2において、例えば、病室A内のある患者(以下「第1の患者」という。)が自己の携行するナースコール用無線呼出発信機(以下「第1のナースコール用無線呼出発信機」という。)1aの呼出ボタン10を操作すると、第1のナースコール用無線呼出発信機1aに予め記憶されている自己の識別IDを含有する呼出無線信号が電波として発信される。この呼出無線信号は、各ナースコール用呼出送受信機2a、2b、・・・の3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cで受信される。ここでは、第1の患者が病室A内に居り、病室A内の天井に取り付けられたナースコール用呼出送受信機(以下「第1のナースコール用呼出送受信機」という。)2aの3本のダイバーシティー用アンテナ(以下「第1の3本のダイバーシティー用アンテナ」という。)22a、22b、22cと病室B内の天井に取り付けられたナースコール用呼出送受信機(以下「第2のナースコール用呼出送受信機」という。)2bの3本のダイバーシティー用アンテナ(以下「第2の3本のダイバーシティー用アンテナ」という。)22a、22b、22cにてそれぞれ電波の位相差に伴う異なる受信タイミングで受信されるものとする。なお、第1、第2の3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cで受信される呼出無線信号は、それぞれ電界強度のレベルが異なる呼出無線信号とする。
ここで、第1、第2の3本の各ダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cは、それぞれ病室の天井面に各辺の長さが等しい正三角形の頂点の位置に床面に向けて垂直に取り付けられ、アンテナ間の距離は実質的にnλ/4(ここで、λは電波の波長、nは奇数)の長さとされていることから、空間ダイバーシティ方式により、呼出無線信号としての電波の直接波と反射波との干渉による定在波の節点の発生位置が反射面である天井、床、壁等からのnλ/4の位置となる一方、3本の各ダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cが同時に節点に位置されることがなく、ひいては、フェージングの発生を回避して電波の電界強度の変動が抑えられることにより、十分な通信品質が確保される。
次に、第1、第2のナースコール用呼出送受信機2a、2bの各受信回路21dのうち、先ず、第1のナースコール用呼出送受信機2aの受信回路(以下「第1の受信回路」という。)21dは、第1の3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cで受信されアンテナ切換回路(以下「第1のアンテナ切換回路」という。)21cを介して伝送されてきた電波としての呼出無線信号を有線で伝送させるための呼出信号にそれぞれ信号・データ処理し、これらの呼出信号を電界強度検出回路(以下「第1の電界強度検出回路」という。)21eへ出力する。
第1の電界強度検出回路21eは、第1の受信回路21dを介して信号・データ処理された呼出信号の電界強度の電界強度値をそれぞれ検出し、その旨の電界強度データを電界強度比較回路(以下「第1の電界強度比較回路」という。)21fおよび当該電界強度比較回路を介してCPU(以下「第1のCPU」という。)21gへ出力する。
第1のCPU21gは、第1の電界強度比較回路21fからの電界強度比較データをもとに、第1の3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cにて受信された呼出無線信号としての電波の電界強度のうち最も強い電界強度値を示したダイバーシティー用アンテナ、ここでは、最も強い電界強度値を示したダイバーシティー用アンテナ(以下「第1の最強電界強度アンテナ」という。)22aを検出し、この第1の最強電界強度アンテナ22aが使用されるように第1のアンテナ切換回路21cを制御することにより、第1の最強電界強度アンテナ22aで受信された呼出無線信号のみが第1のアンテナ切換回路21cから第1の受信回路21dを介して有線信号に信号・データ処理された呼出信号として第1のCPU21gへ伝送される。
また、第1のCPU21gは、第1の電界強度比較回路21fを介した第1の電界強度検出回路21eからの電界強度データのうち、使用状態の第1の最強電界強度アンテナ22aで受信された電波の電界強度値を示す電界強度データおよび第1の受信回路21dからの呼出信号のうち少なくとも一方、ここでは、双方を含む呼出制御信号を多重分離回路(以下「第1の多重分離回路」という。)21hへ出力する。この呼出制御信号は、第1の多重分離回路21h、アダプタ端子(以下「第1のアダプタ端子」という。)T1および第2の伝送路L2を介して第1のナースコール用呼出送受信機2aに対応するアダプタ(以下「第1のアダプタ」という。)3aへ伝送される。
第1のアダプタ3aは、第1のナースコール用呼出送受信機2aからの呼出制御信号に含まれている電界強度データおよび呼出信号をもとに、第1のナースコール用無線呼出発信機1aを携行している第1の患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出データおよび上述の電界強度データを含む呼出信号(以下、第1の親機呼出信号という。)を第1の伝送路L1へ出力する。
次に、第2のナースコール用呼出送受信機2bの受信回路(以下「第2の受信回路」という。)21dは、前述の第1の受信回路と同様に、第2の3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cで受信されアンテナ切換回路(以下「第2のアンテナ切換回路」という。)21cを介して伝送されてきた電波としての呼出無線信号を有線で伝送させるための呼出信号にそれぞれ信号・データ処理し、これらの呼出信号を電界強度検出回路(以下「第2の電界強度検出回路」という。)21eへ出力する。
第2の電界強度検出回路21eは、第2の受信回路21dを介して信号・データ処理された呼出信号の電界強度の電界強度値をそれぞれ検出し、その旨の電界強度データを電界強度比較回路(以下「第2の電界強度比較回路」という。)21fおよび当該電界強度比較回路を介してCPU(以下「第2のCPU」という。)21gへ出力する。
第2のCPU21gは、前述の第1のCPU21gと同様に、第2の電界強度比較回路21fからの電界強度比較データをもとに、第2の3本のダイバーシティー用アンテナ22a、22b、22cにて受信された呼出無線信号としての電波の電界強度のうち最も強い電界強度値を示したダイバーシティー用アンテナ、ここでは、最も強い電界強度値を示したダイバーシティー用アンテナ(以下「第2の最強電界強度アンテナ」という。)22aを検出し、この第2の最強電界強度アンテナ22aが使用されるように第2のアンテナ切換回路21cを制御することにより、第2の最強電界強度アンテナ22aにて受信された呼出無線信号のみが第2のアンテナ切換回路21cから第2の受信回路21dを介して有線信号に信号・データ処理された呼出信号として第2のCPU21gへ伝送される。
また、第2のCPU21gは、前述の第1のCPU21gと同様に、第2の電界強度比較回路21fを介した第2の電界強度検出回路21eからの電界強度データのうち、使用状態の第2の最強電界強度アンテナ22aで受信された電波の電界強度値を示す電界強度データおよび第2の受信回路21dからの呼出信号のうち少なくとも一方、ここでは、双方を含む呼出制御信号を多重分離回路(以下「第2の多重分離回路」という。)21hへ出力する。この呼出制御信号は、第2の多重分離回路21h、アダプタ端子(以下「第2のアダプタ端子」という。)T1および第2の伝送路L2を介して第2のナースコール用呼出送受信機2bに対応するアダプタ(以下「第2のアダプタ」という。)3bへ伝送される。
第2のアダプタ3bは、前述の第1のアダプタ3aと同様に、第2のナースコール用呼出送受信機2bからの呼出制御信号に含まれている電界強度データおよび呼出信号をもとに、第1のナースコール用無線呼出発信機1aを携行している第1の患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出データおよび上述の電界強度データを含む呼出信号(以下、第2の親機呼出信号という。)を第1の伝送路L1へ出力する。
次に、制御装置5は、第1のアダプタ3aからの第1の親機呼出信号に含まれている電界強度データと第2のアダプタ3bからの第2親機呼出信号に含まれている電界強度データとを比較し、比較の差に伴い電波として呼出無線信号を発信した第1のナースコール用無線呼出発信機1aの位置、すなわち、呼出操作を行った第1の患者の位置を特定する。ここでは、電界強度データと比較して電界強度データが大きくなり、この電界強度データを出力した第1のナースコール用呼出送信機2aの設置位置をもとに、呼出操作を行った第1の患者が病室A内に居ることを特定する。また、制御装置5は、最も強い電界強度値を示したダイバーシティー用アンテナ22aを有する第1のナースコール用呼出送受信機2aに第2の伝送路L2を介して接続されている第1のアダプタ3aを制御し、図示しない呼出表示灯を所定のパターンで点灯・点滅させて呼出報知を行うとともに、特定した位置データおよび上述の呼出データを含む親機呼出転送信号を第3の伝送路L3を介してナースコール親機4を構成するナースコール通話部(不図示)へ出力する。
かかるナースコール通話部は、制御装置5からの親機呼出転送信号に含まれている位置データおよび呼出データをもとに、第1のナースコール用無線呼出発信機1aを携行している第1の患者からの通常のナースコール呼び出しがあることを呼出元である第1の患者が病室A内に居る位置データとともに検出し、その旨の呼出音やメッセージを出力させて呼出報知を行う。
ここで、ナースステーションにおいて、第1の患者からの呼び出しを確認した看護師等がハンドセット(不図示)を取り上げて呼出応答すると、第3の伝送路L3、制御装置5、第1の伝送路L1、第1のアダプタ3aおよび第2の伝送路L2を介してナースコール親機4と第1の受信機2a間に通話路が形成される。
これにより、第1の受信機2aと一体化されたスピーカ23に対して第1の患者からの呼び出しに応答した看護師の音声を送出させることができ、また、第1の受信機2aにマイク6aが接続されている場合には、当該マイク6aを介して第1の患者の音声を聴取することができ、この音声をナースコール親機4へ送出することができる。
前述の実施例においては、2台のナースコール用無線式発信機、受信機、アダプタおよびマイクを設置した場合について述べているが、これらのナースコール用無線式発信機、受信機、アダプタおよびマイクの台数はシステムの規模に応じて増減することができる。
本発明のナースコールシステムのシステム構成図。 本発明のナースコールシステムにおけるアダプタおよび受信機のブロック図。 本発明のナースコールシステムにおける受信機の斜視図。 本発明のナースコールシステムにおける受信機の一部断面図。 従来のナースコールシステムにおける病室の天井の外観図。
符号の説明
1a、1b・・・ナースコール用無線式呼出発信機
2a、2b・・・受信機
21a・・・スピーカアンプ
21b・・・マイクアンプ
21d・・・受信回路
21e・・・電界強度検出回路
21f・・・電界強度比較回路
21g・・・CPU
22a、22b、22c・・・ダイバーシティー用アンテナ
23・・・スピーカ
21h・・・多重分離回路
3a、3b・・・アダプタ
4・・・ナースコール親機
5・・・制御装置
6a、6b・・・マイク
T1・・・・アダプタ端子
T2・・・マイク端子

Claims (4)

  1. 患者が携行し呼出信号を発信するナースコール用無線式呼出発信機(1a、1b、・・・)と、前記ナースコール用無線式呼出発信機から発信された呼出信号を受信する受信機(2a、2b、・・・)と、前記受信機で受信された呼出信号によりアダプタ(3a、3b、・・・)を介して呼出される看護師が使用するナースコール親機(4)と、前記ナースコール親機、前記アダプタ間の呼出・通話を制御する制御装置(5)とを備え、
    前記受信機は、前記ナースコール用無線式呼出発信機の呼び出しに応答した前記看護師の音声を送出するスピーカ(23)と、前記アダプタが接続されるアダプタ端子(T1)とを有することを特徴とするナースコールシステム。
  2. 患者が携行し呼出信号を発信するナースコール用無線式呼出発信機(1a、1b、・・・)と、前記ナースコール用無線式呼出発信機から発信された呼出信号を受信する受信機(2a、2b、・・・)と、前記受信機で受信された呼出信号によりアダプタ(3a、3b、・・・)を介して呼出される看護師が使用するナースコール親機(4)と、前記ナースコール親機、前記アダプタ間の呼出・通話を制御する制御装置(5)とを備え、
    前記受信機は、前記ナースコール用無線式呼出発信機の呼び出しに応答した前記看護師の音声を送出するスピーカ(23)と、前記患者の音声を聴取するマイク(6a、6b、・・・)が接続されるマイク端子(T2)と、前記アダプタが接続されるアダプタ端子(T1)とを有することを特徴とするナースコールシステム。
  3. 前記受信機は、前記スピーカを駆動するためのスピーカアンプ(21a)と、前記マイクで集音した音声信号を増幅するマイクアンプ(21b)と、前記発信機からの前記呼出信号を受信する複数のダイバーシティー用アンテナ(22a、22b、22c)と、前記アンテナで受信した呼出信号を受信処理する受信回路(21d)と、前記各アンテナで受信した呼出信号の電波の強度を検出する電界強度検出回路(21e)と、前記各アンテナで受信したときの電界強度を比較する電界強度比較回路(21f)と、前記受信回路および前記電界強度比較回路を制御するCPU(21g)と、前記CPUと前記マイクアンプおよび前記スピーカアンプの一方との各信号を多重して前記アダプタへ接続するための多重分離回路(21h)とを有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のナースコールシステム。
  4. 前記受信機は、天井に設置され、下部に前記スピーカを配置し、前記複数のアンテナを前記スピーカの外周に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のナースコールシステム。
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