JP4756636B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特に遊技状態に応じて遊技球を払い出す遊技機に関するものである。
遊技媒体として遊技球が用いられる遊技機においては、遊技球が大入賞口に入賞すると所定の賞球が払い出されるようになっている。
この場合、一回の入賞によって払い出される賞球数が一定であると、大当りとなった時点で遊技者は賞球数を予想することができ、大当り後の興趣が薄れてしまうおそれがある。
そこで、例えば特開2002−263278号公報に記載のように、大入賞口へ入賞した遊技球に応じて払い出される賞球数が大当り図柄によって可変する遊技機が知られている。
これにより、大当り中に獲得できる賞球数が変化するため、大当り中の遊技者の興趣の向上を図ることができる。
特開2002−263278号公報
しかしながら、上述のように賞球数を大当り図柄に応じて変化させる場合、遊技球の入賞検出したときに、賞球数を決定する条件を判定することになる。
そのため、制御が煩雑となるため、制御負担が大きくなる。
そこで、本発明は、簡素な制御で賞球数を変化させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、入賞条件の成立に応じて遊技球の払い出しを行う払出手段と、前記払出手段の払い出し制御を行う払出制御手段と、遊技球を受け入れ可能な入賞口と、前記入賞口に受け入れられた遊技球が通過する第1の入賞通路および第2の入賞通路と、前記第1の入賞通路の下方に設けられ、当該第1の入賞通路より落下した遊技球が転動流下する渡り通路と、前記渡り通路に形成された切り欠き部に嵌入可能に設けられ、前記渡り通路と同一の面を形成して遊技球が当該渡り通路を通過可能とする第1の停止位置と、前記切り欠き部から離脱して遊技球が当該渡り通路を通過不可能とする第2の停止位置とに往復移動する振分シャッタと、所定の間隔で複数の磁石が周方向に沿って埋設されて前記渡り通路と前記第2の入賞通路との間に設けられ、前記渡り通路の下流端から当該第2の入賞通路の上流端へ遊技球を搬送する磁石付回転体と、前記第1の入賞通路および第2の入賞通路にそれぞれ設けられ、当該入賞通路を遊技球が通過したかを判定する第1のカウントスイッチおよび第2のカウントスイッチと、前記第1のカウントスイッチおよび第2のカウントスイッチによって判定された前記入賞通路における遊技球の通過に基づいて払い出す遊技球数を決定する払出遊技球数決定手段とを備え、前記払出制御手段は、前記払出遊技球数決定手段によって決定された遊技球数の払い出しを前記払出手段に実行させる制御を行い前記入賞口に受け入れられて前記第1の入賞通路を通過する遊技球が前記第1のカウントスイッチに検知されると当該第1のカウントスイッチに応じた賞球が払い出され、さらに前記振分シャッタが第1の停止位置となって前記渡り通路を通過して前記磁石付回転体により前記第2の入賞通路に搬送されて当該第2の入賞通路を通過する遊技球が前記第2のカウントスイッチに検知されると当該第2のカウントスイッチに応じた賞球が払い出される、ことを特徴とする。
これにより、複数の入賞通路のうち、遊技球が通過した入賞通路に対応した賞球数の払い出しが行われる。そのため、賞球数を決定する条件を判定する必要が無く、簡素な制御で賞球数を変化させることが可能になる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、所定の遊技状態移行条件が成立すると遊技者に有利な特定遊技状態に移行する制御を行う遊技制御手段と、前記振分シャッタを第1の停止位置にするか第2の停止位置にするかを決定する誘導決定手段とを備え、前記入賞口は、遊技球を受け入れやすい第1の状態と受け入れ難い第2の状態とに変化する可変入賞装置であり、前記遊技制御手段は、特定遊技状態において、前記可変入賞装置を前記第1の状態とした後、所定の変化条件が成立したときに前記第2の状態とするラウンド制御を所定回数を上限として実行し、前記振分シャッタは、前記ラウンド制御において、前記誘導決定手段による決定に基づき、第1の停止位置または第2の停止位置に停止する、ことを特徴とする。
これにより、特定遊技状態において、誘導決定手段によって振分シャッタが第1の停止位置または第2の停止位置の何れかの位置に停止するかが決定されることになる。そのため、特定遊技状態においての賞球数の変化を持たせることができ、遊技性を向上させることが可能になる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記誘導決定手段は、前記ラウンド制御の実行毎に前記振分シャッタの停止位置の決定を行う、ことを特徴とする。
これにより、ラウンド毎に賞球数が変化することになる。そのため遊技者はたとえ少ない賞球数のラウンドになっても次のラウンドに期待することができ、ラウンド毎に期待感を持つことが可能になる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、賞球数を決定する条件を判定する必要が無く、簡素な制御で賞球数を変化させることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態におけるパチンコ遊技機(以下、遊技機という)1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1〜図21は、プリペイドカード方式を適用した遊技機1の一実施の形態を示している。
図1は本実施の形態に係る遊技機の構成を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機の遊技盤を示す正面図、図3は本実施の形態に係る遊技機の大入賞口を示す斜視図、図4は図3に示す大入賞口における遊技球の動きを示す説明図、図5は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図、図6は本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理手順を示すフローチャート、図7は本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順を示すフローチャート、図8は本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャート、図9は本実施の形態に係る特別図柄表示時間管理処理の処理手順を示すフローチャート、図10は本実施の形態に係る大入賞口再開放前待ち時間管理処理の処理手順を示すフローチャート、図11は本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャート、図12は本実施の形態に係る副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャート、図13は誘導方向判定テーブルの一例を示す図、図14は本実施の形態に係る遊技機の大入賞口の変形例を示す斜視図、図15は図14の大入賞口における遊技球の動きを示す説明図、図16は本実施の形態に係る遊技機の大入賞口の他の変形例を示す斜視図、図17は図16の大入賞口における遊技球の動きを示す説明図、図18は本実施の形態に係る遊技機の大入賞口の他の変形例を示す斜視図、図19は図18の大入賞口の要部を抽出して示す説明図、図20は本実施の形態に係る遊技機の大入賞口における他の変形例を示す斜視図、図21は図20の大入賞口の要部を抽出して示す説明図、図22は図20の第1の入賞通路および第2の入賞通路の径方向を示す断面図である。
最初に、パチンコ遊技機(遊技機)1の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤2(図2)が装着されるベースドア3aがヒンジ(図示せず)を介して島設備に固定されるベース枠3bに回動可能に取り付けられ(すなわち、ベースドア3aは、ベースドア3aの一方端を回動支点として支持されて当該ベース枠3bに開閉自在に支持されて装着される。)、これらベースドア3aおよびベース枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3のベースドア3aに対して、スピーカ8a,8b、遊技盤2を視認可能に被うガラス扉4、皿ユニット5、およびハンドル7が備えられている。
これらガラス扉4および皿ユニット5は、その一端が遊技機本体3に回動可能に軸支されており、他端が遊技機本体3に係合するようになっている。
遊技盤2(図2)は、レール6に包囲され、遊技球の流下が可能な遊技領域2aを有している。そして、その遊技領域2aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート13、大入賞口(入賞口)15、アウト口16、始動口(始動領域)14、普通電動役物(始動領域)18などの遊技部材が配置されている。
また、遊技盤2の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など)等を表示可能な表示領域21aを有する液晶表示装置(表示手段)21が配置されている。
なお、表示手段である液晶表示装置21の表示領域21aは、演出画像を表示する領域と、装飾図柄の可変表示を行う装飾図柄表示領域とからなっている。
表示領域21aの中央に位置する装飾図柄表示領域には、3つの装飾図柄が表示されるようになっている。そして、これらの装飾図柄は、それぞれ別々に可変表示されるようになっている。
また、本実施の形態において、角形の形状をしている表示領域21aは、遊技領域2aより若干狭い表面積であるが、表示領域21aの表面積は特に限定されず、遊技領域2aより大きくともよいし、小さくともよい。また、表示領域21aの形状は角形に限定されず、他の形状であってもよい。例えば、円形であってもよい。
また、遊技盤2が透明である本実施の形態では、液晶表示装置21の表示領域21aが遊技盤2を通して視認可能に配置されている。ここで、液晶表示装置21にかえて、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
ここで、一般入賞口12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲート13は、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示器25a,25b(後述)を点滅させるための装置である。
可変入賞装置である大入賞口15は、扉が閉じて遊技球の受け入れが困難となる閉状態(すなわち、遊技球を受け入れ難い第2の状態)と、扉が開放して遊技球の受け入れが容易となる開状態(すなわち、遊技球を受け入れ易い第1の状態)とに変化することが可能となっている。
なお、本実施の形態において、後述する大当り遊技状態時に大入賞口15が第2の状態から第1の状態に変化し、再度第2の状態となる動作のことをラウンド動作という。
ここで、図3および図4に基づいて大入賞口15の説明を行う。
大入賞口15には、誘導手段であるシーソ15aが、その中央を支点として揺動可能に設けられている。さらに大入賞口15の背面には、大入賞口15の扉を開閉する大入賞口ソレノイド72Saと、シーソ15aを揺動させるシーソソレノイド72Sbとが設けられている。
また、図4に示すように、シーソ15aの両側には、第1の入賞通路15−1と第2の入賞通路15−2とが設けられている。そして、大入賞口15は、大入賞口15に入球した遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2のうちの何れかに振り分ける振分手段を構成している。
さらに、第1の入賞通路15−1には、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球を検知する第1のカウントスイッチ19Se−1が設けられ、第2の入賞通路15−2には、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球を検知する第2のカウントスイッチ19Se−2が設けられている。
そして、第1の入賞通路15−1または第2の入賞通路15−2を遊技球が通過し、第1のカウントスイッチ19Se−1または第2のカウントスイッチ19Se−2に検知されると賞球が払い出されるようになっている。
ここで、払い出される賞球数は遊技球を検知するカウントスイッチによって異なっている。すなわち、第1のカウントスイッチ19Se−1に遊技球が検知されると、たとえば15個の賞球が払い出され、第2のカウントスイッチ19Se−2に遊技球が検知されると、たとえば7個の賞球が払い出される。
そして、誘導手段であるシーソ15aが揺動する方向により、大入賞口15に入球した遊技球は、第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2へ誘導される。さらに、シーソ15aの揺動方向を切り替えることによって、遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2の何れに誘導するかを設定することができる。
したがって、シーソソレノイド72Sbを介してシーソ15aを第1の入賞通路15−1側に向けて下側に傾斜させると、第1の入賞通路15−1を遊技球が通過する可能性が強まる。これにより、第1のカウントスイッチ19Se−1によって15個の賞球が払い出される可能性が高まることになる。反対に、シーソ15aを第2の入賞通路15−2側に向けて下側に傾斜させると、第2の入賞通路15−2を遊技球が通過する可能性が強まる。これにより、第2のカウントスイッチ19Se−2によって7個の賞球が払い出される可能性が高まることになる。
なお、シーソ15aは、揺動方向を切り替えることで遊技球を誘導しているが、大入賞口15に入球した遊技球は、シーソ15aを介さずに、複数の入賞通路である第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2へ入球することもある。この場合、シーソ15aは遊技球を誘導することはできない。すなわち、誘導手段であるシーソ15aがシーソソレノイド72Sbによって揺動し、遊技球を誘導している状態であっても、大入賞口15に入球した遊技球の全てが誘導されるわけではない。
さらに、本実施の形態において、振分手段である大入賞口15には誘導手段であるシーソ15aが設けられている。これにより、大入賞口15に入球した遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2の何れかに誘導しているが、これに限らず、シーソ15aを設けることなく、単に大入賞口15に入球した遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2に振り分けるようにしてもよい。
また、遊技盤2の中央上部には、特別図柄表示器(可変表示手段)24、普通図柄表示器25a,25b、4個の普通図柄始動記憶表示器23、4個の特別図柄始動記憶表示器22がそれぞれ配置されている。なお、特別図柄表示器24は7セグメントLEDより構成されており、一方、普通図柄表示器25a,25b、普通図柄始動記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22は、それぞれLEDで構成されている。
次に、遊技盤2(図2)の右上方には、ラウンド数表示器26が、遊技盤2を通して視認可能に配置されている。
上記ラウンド数表示器26は、2個の7セグメントLEDにより構成されており、この2個の7セグメントLEDにより2桁までの数字を表示することができるようになっている。例えば「0」「1」「2」…「13」「14」「15」等の数字を表示することができる。そして、このような構成のラウンド数表示器26には、大当り遊技状態中におけるラウンド動作回数(大入賞口15の開閉回数)が表示されるようになっている。例えば、ラウンド動作が15回行われる場合は、「15」が表示される。
始動領域を有する普通電動役物18は、遊技球の受け入れ口を有しており、当該受け入れ口に入球した遊技球は、普通電動役物18の内部を通過するようになっている(以下、普通電動役物18へ遊技球が受け入れられることを「普通電動役物18への入賞」という。)。さらに普通電動役物18は、可変翼18a,18bを有しており、遊技球が入賞し易い開状態と遊技球が入賞し難い閉状態とに変化可能になっている。
ここで、普通電動役物18における閉状態とは、可変翼18a,18bが閉じて遊技球が普通電動役物18に入りにくくなる状態のことである。一方、開状態とは、可変翼18a,18bが逆八字状に開口して遊技球が普通電動役物18に入りやすくなる状態のことである。なお、通常時において普通電動役物18は、閉状態となっている。
また、普通電動役物18と同じく始動領域を有する始動口14も、遊技球の受け入れ口を有しており、当該受け入れ口に入球した遊技球は、始動口14の内部を通過するようになっている(以下、始動口14へ遊技球が受け入れられることを「始動口14への入賞」という。)。
なお、上述の始動口14や普通電動役物18に遊技球が入賞すると、それに基づき、特別図柄表示器24における特別図柄や、装飾図柄表示領域における装飾図柄が可変および停止するようになっている。
また、アウト口16は、一般入賞口12、始動口14、普通電動役物18、大入賞口15の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。
上述したような遊技盤2の下方には、図1に示すように皿ユニット5が配置されている。皿ユニット5の上部に、払い出された遊技球および遊技領域2aに打ち込まれる遊技球が貯留される上皿5aが配置されているとともに、皿ユニット5の下部に、払い出しにより上皿5aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5bが配置されている。また、上皿5aの所定の位置に、遊技終了時などにおいて上皿5aに貯留された遊技球を下皿5bに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー8が設けられている。
皿ユニット5の右側には、レール6を介して遊技領域2aへ遊技球を発射する際に回転操作されるハンドル7が設けられている。ハンドル7には遊技球の発射を停止するストップボタン(図示せず)が設けられている。
遊技者が上記ハンドル7を回転して打ち出し操作をすることにより、上皿5a中の遊技球が、発射球供給装置(図示せず)により発射装置90(図5参照)に送出されて、当該発射装置90によりレール6に沿って遊技領域2aに発射される。
上記通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっている。この通過ゲート13を通過した遊技球は保留記憶が可能となっており、この保留記憶情報に基づいて、普通図柄表示器25a,25bの点滅表示が行なわれる。また、上述した4個の普通図柄始動記憶表示器23には、通過ゲート13の保留記憶個数が表示されるようになっている。具体的には、この普通図柄始動記憶表示器23の点灯個数により、通過ゲート13を通過した遊技球の保留記憶個数が表示される。
上記普通図柄表示器25a,25bは、交互に点滅するようになっており、普通図柄表示器25a,25bの点滅が終了(この点滅が終了するまでの時間は、通常遊技状態中においては30秒間、確率変動状態中においては6秒間である。)して「当り」が表示された場合(以下、「普通当り時」という。)に、普通電動役物18の可変翼18a,18bが所定時間だけ逆八字状に開口して、遊技球を受け入れ易い開状態に切り換えられる(開口時間は、通常の遊技状態中においては0.2秒間、一方、確率変動状態中である場合は、2.2秒間の開口が2回行われる。)。
また、始動口14や普通電動役物18への入賞球は入賞記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、特別図柄表示器24における特別図柄や装飾図柄表示領域における装飾図柄の可変表示が行なわれる。また、上述した4個の特別図柄始動記憶表示器22には、始動口14や普通電動役物18への入賞記憶個数が表示されるようになっている。具体的には、この特別図柄始動記憶表示器22の点灯個数により、始動口14や普通電動役物18への入賞記憶個数が表示される。
また、7セグメントLEDである特別図柄表示器24に表示される特別図柄として、例えば「0」〜「9」のアラビア数字や「−」等の図柄があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動口14や普通電動役物18への遊技球の入賞後に可変表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の可変表示が終了し、その可変表示結果(すなわち、停止表示された数字や図柄。停止図柄ともいう。)が「0」〜「9」等の数字だった場合を大当り表示態様(大当り図柄)という。この大当り表示態様は、遊技状態が、通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態に移行すること(すなわち「大当り」となったこと)を遊技者に認識させるための表示態様である。なお、大当り表示態様以外の可変表示結果(例えば、停止図柄が「−」だった場合)を非大当り表示態様(はずれ図柄)という。
なお、大当り遊技状態に移行したことを遊技者に認識させるための上記大当り表示態様は、確率変動大当りを示す表示態様である確変表示態様(確変大当り図柄)と、通常大当りを示す表示態様である非確変表示態様(通常大当り図柄)とに分かれている。
また、確変表示態様は、「7」や「3」等の奇数の数字が停止図柄となった場合をいい、一方、非確変表示態様は、「2」や「6」等の偶数の数字が停止図柄となった場合をいう。
なお、特別図柄の可変表示結果が確変表示態様となると(すなわち、確率変動大当りとなると)、大当り遊技状態終了後、特別図柄表示器24における特別図柄の可変表示結果が大当り表示態様となる確率の高い確率変動状態へ移行される。一方、特別図柄の表示態様が非確変表示態様となると(すなわち、通常大当りとなると)、大当り遊技状態終了後は通常遊技状態へ移行される。
また、装飾図柄表示領域に表示される装飾図柄として、例えば「0」、「1」、「2」・・・「9」等のアラビア数字やその他の図柄等があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動口14や普通電動役物18への遊技球の入賞後に、特別図柄の可変表示とともに可変表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の可変表示が終了し、その可変表示結果(すなわち、停止表示された数字や図柄の組み合わせ。停止装飾図柄ともいう。)が『「3」「3」「3」』、『「2」「2」「2」』等のように同一の数字や図柄が横一列に揃った場合を大当り装飾図柄という。この大当り装飾図柄は、遊技状態が、通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態に移行すること(すなわち「大当り」となったこと)を遊技者に認識させるための表示態様である。なお、大当り装飾図柄以外の可変表示結果をはずれ装飾図柄という。
なお、大当り遊技状態に移行したことを遊技者に認識させるための上記大当り装飾図柄は、確率変動大当りを示す表示態様である確変大当り装飾図柄と、通常大当りを示す表示態様である通常大当り装飾図柄とに分かれている。
また、確変大当り装飾図柄は、「7」や「3」等の所定の数字や図柄が、横一列に3個揃った場合をいい、一方、通常大当り装飾図柄は、確変大当り装飾図柄以外の数字や図柄が横一列に3個揃った場合をいう。
なお、装飾図柄の可変表示は、上述した特別図柄の可変表示と連動して行われる。そのため、特別図柄の可変表示結果が大当り遊技状態に移行したことを遊技者に認識させるための表示態様(すなわち、大当り表示態様)となった場合は、当該装飾図柄の可変表示結果も大当り遊技状態に移行したことを遊技者に認識させるための表示態様(すなわち、大当り装飾図柄)となる。
また、上記大当り表示態様が確変表示態様であった場合、装飾図柄の可変表示結果は確変大当り装飾図柄となるようになっており、一方、上記大当り表示態様が非確変表示態様であった場合、装飾図柄の可変表示結果は通常大当り装飾図柄となるようになっている。
例えば、特別図柄の可変表示結果が「3」であった場合(すなわち、確変表示態様となった場合)、装飾図柄の可変表示結果は、「3」が横一列に3個揃った状態となる(すなわち、装飾図柄の可変表示結果が確変大当り装飾図柄となる)。
以上説明したように、本実施の形態では、確率変動大当りとなると、特別図柄表示器24には確変表示態様が、一方、装飾図柄表示領域には確変大当り装飾図柄がそれぞれ表示される。また、通常大当りとなると、特別図柄表示器24には非確変表示態様が、一方、装飾図柄表示領域には通常大当り装飾図柄がそれぞれ表示される。
なお、本実施の形態において、上述した入賞記憶個数や保留記憶個数は、それぞれ特別図柄始動記憶表示器22、普通図柄始動記憶表示器23に表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示方法により表示されてもよい。例えば、表示領域21aに表示されるようになっていてもよい。
次に、図1に示したパチンコ遊技機1の制御系について、図5を参照して説明する。なお、図5は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。
パチンコ遊技機1の制御系は、主制御回路200、この主制御回路200に接続される副制御回路300、払出制御回路70aおよび発射制御回路70bを有している。この制御系は遊技盤2の背面側に搭載されている。
パチンコ遊技機1の払出制御回路70aには、カードユニット81が接続されている。
カードユニット81は、パチンコ遊技機1の近傍に設置され、プリペイドカードを差込可能な差込口を有しており、当該差込口に差し込まれたプリペイドカードに記録された記録情報を読み取る読み取り手段と、球貸し操作パネル9(図5)の操作に応じて、払出制御回路70aに対し遊技球の貸出を指令する貸出指令信号を出力する貸出指令信号出力手段と、読み取り手段によって読み取った記録情報から特定される貸出可能数から、貸出指令信号出力手段により貸出を指令した貸出数を減算し、上記差込口に差し込まれているプリペイドカードに当該情報を記録させる書き込み手段とを有している。
主制御回路200には、予め設定されたプログラムに従ってパチンコ遊技機1の遊技の進行を制御するメインCPU(超小型演算処理装置)201、異常時や電源投入時に各種設定を初期値に戻すためのリセット信号を生成する初期リセット回路204、LED等の表示制御を行うランプ制御回路207、メインCPU201が動作する上で必要な各種データを記憶するメインRAM203が実装されている。
そしてさらに主制御回路200には、メインCPU201が遊技機1の遊技動作を処理制御するためのプログラム、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブル、乱数抽選によって普通当り判定をする際に参照される普通当り判定テーブル、乱数抽選によって装飾図柄の可変表示パターンを選択する際に参照される可変表示パターン選択テーブル、乱数抽選によって誘導手段の誘導方向を判定する際に参照される誘導方向判定テーブル(図13参照)、およびその他の演出を抽選する際に参照される各種確率テーブル、を格納しているメインROM202が実装されている。
メインRAM203は、メインCPU201によって計数された入賞記憶の数(始動口14や普通電動役物18への入賞球数、すなわち、始動領域を通過する遊技球数)を記憶するための入賞記憶カウンタ、メインCPU201によって計数された保留記憶の数(通過ゲートの通過球数)を記憶するための保留記憶カウンタ、1回のラウンド動作中に第1のカウントスイッチ19Se−1もしくは第2のカウントスイッチ19Se−2を通過した遊技球の数を記憶するための大入賞口入賞カウンタ、1回の大当り遊技状態中において大入賞口15の扉が開閉する回数(すなわち、1回の大当り遊技状態中におけるラウンド動作回数)を記憶するための大入賞口開放回数カウンタなどを具備する。
ここで、本実施の形態において、上記カウンタは、初期状態においては0がセットされているとともに、遊技機1の電源の遮断等によってリセットされるようになっている。但し、遊技機1の電源の遮断によってリセットされなくてもよい。
さらに、上記カウンタの値は、所定のタイミングで表示領域21aに表示されるようになっていてもよいし、遊技者の操作により表示されるようになっていてもよい。
さらにメインRAM203は、高確率フラグを具備している。ここで、高確率フラグには、遊技状態が確率変動状態に移行されると確率変動状態を示す値(77)がセットされ、一方、遊技状態が非確率変動状態(確率変動状態以外の遊技状態)に移行されると非確率変動状態を示す値(00)がセットされるようになっている。
メインCPU201は、大当り判定手段、遊技状態決定手段、可変パターン選択手段、遊技制御手段、可変入賞装置制御手段、入賞判定手段、払出遊技球数決定手段、払出制御手段、誘導決定手段、コマンド送信手段、および遊技状態移行手段の各機能を有している。
大当り判定手段は、遊技領域2aに設けられた始動領域(始動口14や普通電動役物18)を遊技球が通過したことを条件に、遊技者にとって有利な大当り遊技状態へ移行させるか否かの判定を行う手段である。具体的には、上記始動口14や普通電動役物18に遊技球が入賞したことに基づいて、遊技状態を大当り遊技状態に移行させるか否かを決定している。
例えば、大当り判定手段は、上記始動口14や普通電動役物18に遊技球が入賞した場合、乱数抽選により抽出した大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定処理を実行し、この判定処理により大当りとなった場合は、遊技状態を大当り遊技状態に移行させる旨を決定する。
ここで、大当り判定手段により大当り遊技状態に移行させる旨が決定されると、特別図柄表示器24における特別図柄、および表示領域21aにおける装飾図柄の可変表示の終了後、すなわち、特別図柄表示器24に大当り表示態様(大当り図柄)が表示され、且つ装飾図柄表示領域に大当り装飾図柄が表示された後に、遊技状態移行手段が、遊技状態を大当り遊技状態に移行させるようになっている。
遊技状態決定手段は、上記大当り判定手段によって大当りと判定されたことを契機として、大当り遊技状態終了後において遊技制御手段により制御される遊技状態を決定する手段である。
例えば、遊技状態決定手段は、大当り判定手段によって大当りと判定された場合、当該大当りの種類を確認する。確認の結果、大当りの種類が確率変動大当りであった場合は、大当り遊技状態終了後に制御される遊技状態として確率変動状態を決定する。一方、大当りの種類が通常大当りであった場合は、大当り遊技状態終了後に制御される遊技状態として通常遊技状態を決定する。
可変パターン選択手段は、上記大当り判定手段の判定処理に応じて、上記複数の可変パターンのうちのいずれかをメインROM202から選択する手段である。具体的には、大当り判定手段による判定結果に基づき、特別図柄表示器24における特別図柄の可変表示を実行させるための可変パターンや可変表示の停止図柄をメインROM202から選択する手段である。
なお、メインCPU201は、可変パターン選択手段により可変パターンや停止図柄が選択されると、当該可変パターンや停止図柄を特別図柄表示器24に表示させるためにランプ制御回路207を制御するようになっている。
さらに可変パターン選択手段は、液晶表示装置21における装飾図柄の可変表示や演出情報の表示を実行させるために今回決定された可変パターンに対応する可変表示パターンコマンド、そして今回決定された停止図柄に対応する停止図柄コマンドを生成してセットする手段である。
遊技制御手段は、上記大当り判定手段によって大当りと判定され、特別図柄の可変表示結果が大当り表示態様となったことを契機として、大当り遊技状態の制御を行う手段である。
また、遊技制御手段は、上記遊技状態決定手段によって決定された遊技状態の制御を行う手段でもある。すなわち、遊技制御手段は、特別図柄表示器24における特別図柄の可変表示結果が大当り表示態様となる確率の高い確率変動状態の制御と、特別図柄表示器24における特別図柄の可変表示結果が大当り表示態様となる確率が相対的に低い通常遊技状態の制御を行うことが可能となっている。
可変入賞装置制御手段は、大当り遊技状態の制御中において、大入賞口15を第1の状態としてから所定の閉鎖条件が成立(所定の閉鎖条件とは、例えば、所定時間(例えば、30秒)が経過した場合や、通過領域を所定数の遊技球(例えば、10個)が通過した場合等をいう)すると第2の状態にするラウンド制御を繰り返し実行する手段である(すなわち、一回のラウンド動作は所定の閉鎖条件が成立するまで継続される)。なお、当該可変入賞装置制御手段は、後述する大入賞口ソレノイド72Saを制御することで、上記ラウンド制御を実現させている。
入賞判定手段は、第1のカウントスイッチ19Se−1、第2のカウントスイッチ19Se−2、一般入賞口スイッチ19Sb、通過ゲートスイッチ19Sa、始動口スイッチ19a,19bのうちの何れかが遊技球を検出したことに応じて、第1の入賞通路15−1、第2の入賞通路15−2、一般入賞口12、通過ゲート13、始動口13、普通電動役物18のうちのいずれかを遊技球が通過したことを判定する手段である。
払出遊技球数決定手段は、上記入賞判定手段によって判定された各種入賞口に対応する所定の賞球数に基づき、払い出す遊技球数を決定する手段である。
例えば、入賞判定手段によって、遊技球が第1の入賞通路15−1を通過したと判定された場合、払出遊技球数決定手段は、払い出す遊技球数を15個と決定する。一方、入賞判定手段によって、遊技球が第2の入賞通路15−2を通過したと判定された場合、払出遊技球数決定手段は、払い出す遊技球数を7個と決定する。
払出制御手段は、各種入賞口(第1の入賞通路15−1、第2の入賞通路15−2、一般入賞口12、始動口14、普通電動役物18等)への遊技球の入賞に応じて、上記払出遊技球数決定手段によって決定された賞球数の払い出し行うために払出装置(払出手段)82を制御する手段である。
なお、上記払出装置82の制御は、払出制御回路70aに制御指令(コマンド)を送信することにより行っている。
誘導決定手段は、大入賞口15に入球した遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2の何れかに誘導するために、誘導手段であるシーソ15aを揺動させる方向を、たとえば後述する乱数判定によって制御する手段である。なお、本実施の形態においては、誘導方向の決定は各ラウンド毎に行われる。
上述した各手段の機能をそれぞれ実現するためのプログラムがメインROM202に格納されており、メインCPU201が、これら各プログラムをメインROM202からローディングするとともに演算結果をメインRAM203へ更新記憶して実行することにより、上述した各手段の機能を実現するようになっている。勿論、上述した各手段は、専用のハードウェアで構成するようにしても良い。
さらに、コマンド送信手段であるメインCPU201は、生成した各種のコマンドを副制御回路300に送信することにより、当該遊技における演出を実行させている。
そして、本実施の形態では、上記各種のコマンドに基づいて、液晶表示装置21などによる表示の演出、スピーカなど音発生手段による音の演出、およびランプあるいはLEDなど発光手段による光の演出等が行われる。
主制御回路200のI/Oポート(図示せず)には、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球を検出するセンサである第1のカウントスイッチ19Se−1、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球を検出するセンサである第2のカウントスイッチ19Se−2、一般入賞口12へ入賞した遊技球を検出するセンサである一般入賞口スイッチ19Sb、通過ゲート13の内側に設けられ、遊技球が通過するのを検出するセンサである通過ゲートスイッチ19Sa、始動口14および普通電動役物18に設けられ、当該始動口14または普通電動役物18に入賞した遊技球を検出するセンサである始動口スイッチ19a,19bおよびメインRAM203に記憶されている各種データを消去するためのバックアップクリアスイッチ74Sが接続されている。
さらに、I/Oポートには、普通電動役物18の可変翼18a,18bを駆動する可動部材ソレノイド71S、大入賞口15の扉を開閉する大入賞口ソレノイド72Sa、大入賞口15に設置されたシーソ15aを揺動させるシーソソレノイド72Sbなどのアクチュエータが接続されている。
ここで、上記各センサが遊技球を検出すると、その検出信号は主制御回路200のメインCPU201に入力される。メインCPU201は、その入力される検出信号に応じて、上記各アクチュエータ71S、72Sa、72Sbをそれぞれ駆動制御する等、種々の動作を行う。
主制御回路200のコマンド出力ポート206からは、副制御回路300、払出制御回路70a、および発射制御回路70bに対してそれぞれ制御指令(コマンド)が送信される。
この制御指令(コマンド)を受信した副制御回路300によって液晶表示装置21、スピーカ8a,8b、ランプ・LED39aの動作が制御されるとともに、この制御指令(コマンド)を受信した払出制御回路70aおよび発射制御回路70bによって、払出装置82および発射装置90の動作が制御される。
払出制御回路70aには、所定の賞球払出条件が成立したときに、賞球として遊技球を払い出す払出装置82が接続されている。そして払出制御回路70aは、一般入賞口12および大入賞口15などに遊技球が入球したことを条件として主制御回路200から出力される制御指令(例えば、大入賞口賞球コマンドA(0FH)、大入賞口賞球コマンドB(07H)、一般入賞口賞球コマンド(0AH)、始動口賞球コマンド(04H)など)に応じて払出装置82を駆動制御し、所定数の遊技球を賞球として払い出させる。また、払出制御回路70aは、カードユニット81から出力される貸出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御し、所定数の遊技球を貸球として払い出させる。
発射制御回路70bには遊技球を遊技領域2aに向けて発射する発射装置90が接続されている。また、発射制御回路70bは、ハンドル7の回転操作に応じて発射ソレノイドを駆動制御することにより、発射装置90から遊技球を発射させる。
また、ランプ制御回路207には、ラウンド数表示器26、特別図柄表示器24、普通図柄表示器25a,25b、普通図柄始動記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22等のLEDが電気的に接続されている。ランプ制御回路207は、メインCPU201の制御に基づき、上記LEDの表示制御を行う。
次に、副制御回路300の構成について説明する。副制御回路300には、サブCPU301、プログラムROM302、ワークRAM303、コマンド入力ポート(図示せず)、画像制御回路305、音声制御回路306、およびランプ制御回路307が備えられている。
サブCPU301は、コマンド入力ポートを介して主制御回路200から受信したコマンドを判定し、その判定結果に従って画像制御回路305,音声制御回路306,ランプ制御回路307等の制御を行う。
また、サブCPU301は、画像制御回路305に対して指示制御を行うことにより、上記可変表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の可変表示制御や、その他の演出画像の表示制御等を行っている。
プログラムROM302には、サブCPU301が、主制御回路200から出力される各種コマンドに基づいて画像制御回路305を処理制御するための制御プログラム(演出データ)、音声制御回路306を処理制御するための制御プログラム、ランプ制御回路307を処理制御するための制御プログラム、複数種類の報知態様に関するデータなどが格納されている。
ワークRAM303は、サブCPU301が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となるものであり、メインCPU201から送信されたコマンド等を記憶する受信バッファ領域(図示せず)と、処理制御するのに必要なデータなどを記憶する作業領域(図示せず)とが割り当てられている。
画像制御回路305は、サブCPU301からの指示(ワークRAM303の所定の作業領域にセットされた演出データに基づいた指示)に応じて、表示領域21aに装飾図柄の可変表示などの表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM305bと、サブCPU301からの制御に応じて対応する画像データを画像データROM305bから抽出し、抽出したその画像データを基にして装飾図柄の可変表示や演出画像の表示などを実行するためのデータを生成するVDP(Video Display Processor)305aと、VDP305aにより生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/A変換回路(D/Aコンバータ)305dとを具備する。
例えば、画像制御回路305は、サブCPU301の指示に基づいて、表示領域21aに対し、大当り判定の結果に対応する装飾図柄の可変表示や演出画像の表示などを行わせる画像表示制御処理を行う。
また、例えば画像データROM305bは、装飾図柄表示領域に装飾図柄を可変表示させるための装飾図柄画像データ、表示領域21aに演出画像を表示させるための演出画像データ等を記憶する。ここで、各画像データには、表示領域21aに各画像データを表示させるために必要な複数の画素データ(ドット単位のデータ)が含まれている。
ここで、VDP305aには、2つのバッファ領域が設けられたVRAM305cが接続されている。VDP305aは、所定時間(例えば、1/30秒)ごとに送信されるサブCPU301からの指示に基づいて、表示領域21aにおける表示を実行するためのデータを生成する際に、以下の処理を行う。VDP305aは、画像データROM305bから、所定の画像データを読み出し、VRAM305cに展開するとともに、VRAM305cから、展開された画像データを読み出す。具体的には、VDP305aは、VRAM305cに設けられた一方のバッファ領域に対して、展開処理を行い、他方のバッファ領域から、既に展開処理が行われた画像データを読み出す。次にVDP305aは、サブCPU301の指示に基づいて、展開処理対象のバッファ領域と、読み出し対象のバッファ領域とを切り換える。そして、VDP305aは、読み出した画像データを、D/A変換回路305dを介して、表示領域21aに表示させる。
なお、本実施の形態では、画像データを展開する記憶装置としてVRAMを使用しているが、これに限られず、他の記憶装置を利用してもよい。たとえば、データを高速で読み書きできるSDRAMを用いてもよい。
音声制御回路306にはスピーカ8a,8bが接続されている。音声制御回路306は、サブCPU301の制御に基づき、音信号を生成する。スピーカ8a,8bは、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。
ランプ制御回路307にはランプ・LED39aが接続されている。ランプ制御回路307は、サブCPU301の制御に基づき、信号を生成する。ランプ・LED39aは、入力したこの信号に基づいて遊技機1の各所に備え付けられているランプやLEDなどの点灯表示等を行う。
このように、スピーカ8a,8b、ランプ・LED39aおよび液晶表示装置21は、サブCPU301がセットした(制御プログラム)演出データに基づいて演出を行うようになっている。
なお、パチンコ遊技機1における各処理は、主制御回路200と副制御回路300とにより制御されているが、主制御回路200は、副制御回路300により制御される処理の全部または一部を処理してもよく、副制御回路300は、主制御回路200により制御される処理の全部または一部を処理してもよい。
次に、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の主制御回路200による処理の手順について、図6を用いて説明する。
なお、図6(a)は、所定の周期(例えば、2msec)でメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理手順を示すフローチャートであり、図6(b)は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1のメイン処理手順を示すフローチャートである。
最初に、システムタイマ割込処理について、図6(a)を参照しながら説明する。
ステップS100において、メインCPU201は、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップS110において、メインCPU201は、大当り判定用乱数値、大当り図柄決定用乱数値、普通当り判定用乱数値、誘導判定用乱数値などの値を更新する。
ステップS120において、メインCPU201は、詳細については後述するスイッチ入力検出処理(図7参照)を実行する。当該ステップにおいては、第1の入賞通路15−1に設けられた第1のカウントスイッチ19Se−1、第2の入賞通路15−2に設けられた第2のカウントスイッチ19Se−2、始動口14もしくは普通電動役物18に設けられた始動口スイッチ19a,19b、一般入賞口12に設けられた一般入賞口スイッチ19Sbから入力される検出信号を検出する処理し、各種入賞口を遊技球が通過したことを判定する処理が行われる。
ステップS130において、メインCPU201は、可変表示されている特別図柄や装飾図柄の残り可変表示時間、遊技球を受け入れ易い開状態にある普通電動役物18の残り開口時間、大入賞口15の扉の残り開放時間などを更新する。
ステップS140において、メインCPU201は、装飾図柄の可変表示の実行や大当りの発生などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータへ出力する。
ステップS150において、メインCPU201は、可動部材ソレノイド71S、大入賞口ソレノイド72Sa、シーソソレノイド72Sbなどのソレノイドへ、ソレノイド駆動データに基づいて駆動信号を出力する。
ステップS160において、メインCPU201は、大当り開始コマンド、大当り終了コマンド、停止図柄コマンド、可変表示パターンコマンド、待機状態コマンド、その他のコマンド等を副制御回路300へ出力する。
ステップS170において、メインCPU201は、メインRAM203に記憶されている入賞記憶個数(始動口14や普通電動役物18に対する入賞記憶個数)を特別図柄始動記憶表示器22に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。さらに、メインCPU201は、メインRAM203に記憶されている通過ゲート13の保留記憶個数を普通図柄始動記憶表示器23に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。
また、メインCPU201は、後述する特別図柄記憶チェック処理にて特別図柄の可変表示パターンや停止図柄が決定された場合は、当該可変表示パターンや停止図柄を特別図柄表示器24に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。これにより、特別図柄表示器24の特別図柄は、特別図柄記憶チェック処理によって決定された可変表示パターンに基づいて可変表示し、そして、同処理にて決定された停止図柄で停止する。
また、メインCPU201は、後述するステップS30にて普通図柄の点滅表示パターンや停止態様が選択された場合は、当該点滅表示パターンや停止態様を普通図柄表示器25a,25bに表示させるためにランプ制御回路207を制御する。これにより、普通図柄表示器25a,25bの普通図柄は、ステップS30によって選択された点滅表示パターンに基づいて点滅表示し、そして、同ステップにて選択された停止態様で停止する。
また、メインCPU201は、球切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示する制御指令、その他必要な制御指令を副制御回路300へ出力する。
ステップS180において、払出制御手段であるメインCPU201は、払出制御処理を行う。具体的には、払出遊技球数を決定し、決定した遊技球数に応じて、遊技球を賞球として払い出すように指示する払出指令信号などの制御指令を払出制御回路70aへ出力する。
ここで、払出遊技球数決定手段であるメインCPU201は、後述するステップS121により判定された各種入賞口に応じた払出遊技球数を決定する。例えば、第1の入賞通路15−1を遊技球が通過したと判定された場合は、払出遊技球数は15個と決定し、大入賞口賞球コマンドAをセットする。また、第2の入賞通路15−2を遊技球が通過したと判定された場合は、払出遊技球数は7個と決定し、大入賞口賞球コマンドBをセットする。
さらに、一般入賞口賞球カウンタの値に「1」がセットされている場合は、払出遊技球数は10個と決定し、一般入賞口賞球コマンドをセットする。また、始動口賞球カウンタの値に「1」がセットされている場合は、払出遊技球数は5個と決定し、始動口賞球コマンドをセットする。
そして、払出制御手段であるメインCPU201は、決定された払出遊技球数を払い出す賞球コマンドを払出制御回路70aへ出力し、払出装置82より賞球として払い出される。
ここで、当該ステップの処理が行われる毎に、一般入賞口賞球カウンタまたは始動口賞球カウンタの値が1ずつ減算される。
ステップS190において、メインCPU201は、ステップS100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
ここで、前記ステップS120のスイッチ入力検出処理について、図7を参照しながら説明する。
ステップS121において、メインCPU201は、第1のカウントスイッチ19Se−1、第2のカウントスイッチ19Se−2、始動口スイッチ19a,19bおよび一般入賞口スイッチ19Sbなどにより入力された信号を検出する。
そして、入賞判定手段であるメインCPU201は、I/Oポートを介して検出した信号に応じて、各種入賞口(第1の入賞通路15−1、第2の入賞通路15−2、一般入賞口12、始動口14、普通電動役物18等)を遊技球が通過したことを判定する。
例えば、第1のカウントスイッチ19Se−1からの入力信号を検出した場合は、第1の入賞通路15−1を遊技球が通過したと判定する。また、第2のカウントスイッチ19Se−2からの入力信号を検知した場合は、第2の入賞通路15−2を遊技球が通過したと判定する。そして、当該判定に基づく賞球コマンドが、前述したステップS180にて払出制御回路70aへ送信される。
ステップS122において、メインCPU201は、特別図柄関連スイッチチェック処理を行う。以下、特別図柄関連スイッチチェック処理について具体的に説明する。
メインCPU201は、第1の入賞通路15−1、第2の入賞通路15−2、始動口14、普通電動役物18の何れかの入賞口への入賞を判定した場合は、当該入賞判定結果に基づき、その内容に応じて、次の(1)(2)の処理を実行する。また、通過ゲート13への通過を判定した場合はステップS123の処理へ移る。
(1)メインCPU201は、大入賞口15の開放中において、第1の入賞通路15−1または第2の入賞通路15−2を遊技球が通過したと判定した場合は、大入賞口入賞カウンタの値に「1」を加算する。
(2)メインCPU201は、始動口14や普通電動役物18を遊技球が通過したと判定した場合は、入賞記憶カウンタの値を確認する。そして、この入賞記憶カウンタの値が例えば4以下の場合には、入賞記憶カウンタの値に「1」を加算するとともに、乱数抽選により大当り判定用乱数値と大当り図柄決定用乱数値とを抽出し、当該大当り判定用乱数値と、大当り図柄決定用乱数値とを入賞記憶として、メインRAM203の後述する入賞記憶領域に記憶する。
また、メインCPU201は、特別図柄表示器24における特別図柄の可変表示が不可(例えば、他の大当り判定結果に基づいて、特別図柄表示器24における図柄が可変表示中である場合など)の状態であれば、特別図柄表示器24における図柄の可変表示が可能となるまで、当該入賞記憶が存在する旨を特別図柄始動記憶表示器22に表示させるための制御を、ランプ制御回路207に対して行う。
なお、入賞記憶カウンタの値が0のときは、特別図柄や装飾図柄の可変表示が行われておらず、且つ、入賞記憶の数が0の状態である。入賞記憶カウンタの値が1のときは、特別図柄や装飾図柄の可変表示が行われている状態であり、且つ、入賞記憶の数が0の状態となる。また、当該カウンタの値が5のときは、特別図柄や装飾図柄の可変表示が行われている状態であり、且つ、入賞記憶の数が4である旨が、特別図柄始動記憶表示器22に表示される状態である(すなわち、特別図柄始動記憶表示器22には、入賞記憶カウンタから「1」を減算した値が表示される)。
ステップS123において、メインCPU201は、普通図柄関連スイッチチェック処理を行う。以下、普通図柄関連スイッチチェック処理について具体的に説明する。
メインCPU201は、通過ゲート13を遊技球が通過したと判定した場合は、次の処理を実行する。
メインCPU201は、通過ゲート13に設けられた通過ゲートスイッチ19Saからの検出信号を検出した場合は、保留記憶カウンタの値を確認する。そして、この保留記憶カウンタの値が例えば4以下の場合には、保留記憶カウンタの値に“1”を加算するとともに、乱数抽選により普通当り判定用乱数値を抽出し、当該普通当り判定用乱数値を保留記憶として、メインRAM203の後述する保留記憶領域に記憶する。
また、メインCPU201は、普通図柄表示器25a,25bにおける普通図柄の点滅表示が不可(例えば、他の普通当り判定結果に基づいて、普通図柄表示器25a,25bにおける図柄が点滅表示中である場合など)の状態であれば、普通図柄表示器25a,25bにおける図柄の点滅表示が可能となるまで、当該保留記憶が存在する旨を普通図柄始動記憶表示器23に表示させるための制御を、ランプ制御回路207に対して行う。
なお、保留記憶カウンタの値が0のときは、普通図柄表示器25a,25bにおいて普通図柄の可変表示が行われておらず、且つ、保留記憶の数が0の状態である。保留記憶カウンタの値が1のときは、普通図柄表示器25a,25bにおいて普通図柄の可変表示が行われている状態であり、且つ、保留記憶の数が0の状態となる。また、当該カウンタの値が5のときは、普通図柄の可変表示が行われている状態であり、且つ、保留記憶の数が4である旨が普通図柄始動記憶表示器23に表示される状態である。(すなわち、普通図柄始動記憶表示器23には、保留記憶カウンタから「1」を減算した値が表示される)。
次に、主制御回路200によるメイン処理について、図6(b)を参照しながら説明する。
ステップS10において、メインCPU201は、パチンコ遊技機1における各種設定を、前回電源断となった際の設定内容に復帰させるか、若しくは初期化する。
ステップS20において、メインCPU201は、特別図柄制御処理(図8参照)を実行する。なお、ステップS20の詳細については後述する。
ステップS30において、メインCPU201は、普通図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU201は、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り判定用乱数値に基づいて普通当り判定を行い、この普通当り判定の結果に基づいて、普通図柄表示器25a,25bにおける普通図柄の点滅表示パターンや停止態様を選択する。その後、メインCPU201は、普通当り判定が当りであれば普通電動役物18の開放制御を行い、保留記憶カウンタから“1”を減算するとともに、普通図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ普通図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせる。
なお、普通図柄記憶領域とは、メインRAM203に割り当てられ、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り判定用乱数値などが、普通図柄記憶領域“0”から順に記憶される保留記憶領域のことである。また、普通図柄記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている普通当り判定用乱数値などは、普通図柄始動記憶表示器23に表示される保留記憶に相当し、普通図柄記憶領域“0”に記憶されている普通当り判定用乱数値は、普通当り判定などに用いられるものである。
ステップS40において、メインCPU201は、リーチ判定用乱数などの値を更新する。
なお、メインCPU201は、上述のステップS20からステップS40までの処理を繰り返し行う。
次に、上記ステップS20の特別図柄制御処理について、図8を参照しながら説明する。なお、図8は本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS20−1において、メインCPU201は、制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグである。メインCPU201は、この制御状態フラグに基づいて、ステップS20−2〜ステップS20−10における各処理を実行するか否かを判別する。
ステップS20−2において、メインCPU201は、特別図柄記憶チェック処理を行う。
ここでメインCPU201は、入賞記憶に含まれる大当り判定用乱数値に基づいた大当り判定を行う。さらに大当り図柄、はずれ図柄の決定や特別図柄、装飾図柄の可変表示パターン決定を行う。
ステップS20−3において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄可変表示時間管理を示す値(01)であり、可変表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合に、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップS20−4において、メインCPU201は、特別図柄表示時間管理処理を行う。
ここで、図9を用いて特別図柄表示時間管理処理の具体的な説明を行う。図9は、本実施の形態における特別図柄表示時間管理処理を示すフローチャートである。
ステップS20−4−1において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)である場合には、ステップS20−4−2の処理に移る。一方、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)でない場合には、特別図柄表示時間管理処理を終了する。
ステップS20−4−2において、メインCPU201は、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、ステップS20−4−3の処理に移り、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”でない場合には、特別図柄表示時間管理処理を終了する。
ステップS20−4−3において、メインCPU201は、ステップS20−2にて行われた大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものであるか否か(大当りとなったか否か)を確認する。この確認の結果、大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものである場合には、ステップS20−4−5の処理に移り、一方、大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものでない場合は、ステップS20−4−4の処理に移る。
ステップS20−4−4において、メインCPU201は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットし、特別図柄表示時間管理処理を終了する。
次に、ステップS20−4−3にて大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものであるとメインCPU201により判断された場合は、ステップS20−4−5の処理を行う。
ステップS20−4−5において、メインCPU201は、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットするとともに、高確率フラグに(00)をセットする。
ステップS20−4−6において、誘導決定手段であるメインCPU201は、誘導判定用乱数値に基づいて、シーソ15aの誘導方向を決定するために誘導決定処理を行う。
具体的には、メインCPU201は、乱数発生器により、たとえば0から9の範囲で発生した乱数のうち、一の乱数値を抽出する。
そして、メインCPU201は、抽出した乱数値と、図13に示す誘導方向判定用テーブルとを基にして、誘導方向を決定する。
たとえば、抽出された乱数値が0から4の値の場合は、誘導方向は第1の入賞通路15−1方向になる。
誘導決定の結果が第1の入賞通路15−1方向に誘導するものである場合は、メインCPU201は、シーソ15aを第1の入賞通路15−1側に向けて下側に傾斜させるようにシーソソレノイド72Sbを駆動するためのデータをセットする処理を行う。
また、抽出された乱数値が5から9の値の場合は、誘導方向は第2の入賞通路15−2方向になる。
誘導決定の結果が第2の入賞通路15−2方向に誘導するものである場合は、メインCPU201は、シーソ15aを第2の入賞通路15−2側に向けて下側に傾斜させるようにシーソソレノイド72Sbを駆動するためのデータをセットする処理を行う。
ここで、シーソ15aを第1の入賞通路15−1側に向けて下側に傾斜させ第1の入賞通路15−1方向へ誘導する場合は、シーソソレノイド72Sbを駆動状態(ON)とし、一方、シーソ15aを第2の入賞通路15−2側に向けて下側に傾斜させ第2の入賞通路15−2方向へ誘導する場合は、シーソソレノイド72Sbを停止状態(OFF)とする。
そして、セットされた駆動データに基づいて、ステップS150にてシーソソレノイド72Sbへ駆動信号が出力される。
なお、図13に示した誘導判定用の乱数は一例であり、数値を限定するものではない。たとえば、乱数値0〜6を第1の入賞通路15−1側に誘導するように設定した場合、第1の入賞通路15−1側に誘導方向が決定される確率は高くなり、したがって、15個の賞球数が払い出される確率が高くなることになる。また、乱数値3〜9を第2の入賞通路15−2側に振り分けるように設定した場合、第2の入賞通路15−2側に誘導方向が決定される確率が高くなることになる。
このように、乱数値の設定を任意に変更することにより、誘導方向が決定される確率を制御し、最終的には出球数を制御することも可能である。
ステップS20−4−7において、メインCPU201は、大当り遊技状態が開始する旨を示す大当り開始コマンドを生成してセットする。
ステップS20−4−8において、メインCPU201は、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば、10秒)を待ち時間タイマにセットする。
再度、図8を参照して説明する。ステップS20−5において、メインCPU201は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、且つ大当り開始インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認し、当該条件を満たしていない場合には、当該ステップを終了する。
上記条件を満たしている場合は、メインCPU201は、当該ステップにおいて大入賞口開放回数カウンタに”1”を加算するとともに、大入賞口15の扉を開放するように大入賞口ソレノイド72Saを制御する。これにより、大入賞口15が遊技球を受け入れ易い第1の状態となるラウンド動作の制御が開始され、遊技球が通過領域を通過可能となる。
次に、メインCPU201は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。
ステップS20−6において、メインCPU201は、制御状態フラグが大入賞口開放中処理を示す値(04)である場合に、開放上限時間がセットされた大入賞口時間タイマの値が“0”であるという条件(第1の条件)、または大入賞口15に遊技球が10個以上入球したという条件(第2の条件)が成立しているか否かを確認する。ここで、メインCPU201は、第1の条件および第2の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合、大入賞口15の扉を閉じるように大入賞口ソレノイド72Saを制御し、さらに、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口内残留球監視時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップS20−7において、メインCPU201は、大入賞口内残留球監視処理を実行する。
すなわち、メインCPU201は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合は、大入賞口15に遊技球が1個も入球しなかったという条件(第3の条件)、または大入賞口開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)であるという条件(第4の条件)が成立しているか否かを確認する。
なお、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り遊技状態におけるラウンド数をカウントするものであり、1回のラウンドとは、上述したように大入賞口15が第1の状態となってから所定の時間(例えば、29.5秒)が経過するまで、または大入賞口15が第1の状態となってから所定数(例えば、10個)の遊技球が第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2を通過し、大入賞口入賞カウンタの値が「10」となるまでの期間のことである。
この大入賞口内残留球監視処理において、メインCPU201は、上述した第3の条件および第4の条件の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大当り終了インターバル処理を示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。また、このとき、大当り遊技終了コマンドが生成され、セットされる。
一方、上述した第3の条件および第4の条件の何れも成立していないと判定したメインCPU201は、大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに大入賞口再開放前待ち時間に対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップS20−8において、メインCPU201は、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を行う。
ここで、図10を用いて大入賞口再開放前待ち時間管理処理の具体的な説明を行う。図10は、本実施の形態に係る大入賞口再開放前待ち時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS20−8−1において、メインCPU201は、制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間を示す値(06)であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間を示す値(06)である場合には、ステップS20−8−2の処理に移る。一方、制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間を示す値(06)でない場合には、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を終了する。
ステップS20−8−2において、メインCPU201は、大入賞口再開放前待ち時間に対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、大入賞口再開放前待ち時間に対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、ステップS20−8−3の処理に移る。一方、大入賞口再開放前待ち時間に対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”でない場合には、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を終了する。
ステップS20−8−3において、誘導決定手段であるメインCPU201は、誘導判定用乱数値に基づいて、シーソ15aの誘導方向を決定するために誘導決定処理を行う。
具体的には、メインCPU201は、乱数発生器により、たとえば0から9の範囲で発生した乱数のうち、一の乱数値を抽出する。
そして、メインCPU201は、抽出した乱数値と、図13に示す誘導方向判定用テーブルとを基にして、誘導方向を決定する。
たとえば、抽出された乱数値が0から4の値の場合は、誘導方向は第1の入賞通路15−1方向になる。
誘導決定の結果が第1の入賞通路15−1方向に誘導するものである場合は、メインCPU201は、シーソ15aを第1の入賞通路15−1側に向けて下側に傾斜させるようにシーソソレノイド72Sbを駆動するためのデータをセットする処理を行う。
また、抽出された乱数値が5から9の値の場合は、誘導方向は第2の入賞通路15−2方向になる。
誘導決定の結果が第2の入賞通路15−2方向に誘導するものである場合は、メインCPU201は、シーソ15aを第2の入賞通路15−2側に向けて下側に傾斜させるようにシーソソレノイド72Sbを駆動するためのデータをセットする処理を行う。
そして、セットされた駆動データに基づいて、ステップS150にてシーソソレノイド72Sbへ駆動信号が出力される。
ステップS20−8−4において、メインCPU201は、大入賞口開放回数カウンタの値に“1”を加算する。
ステップS20−8−5において、メインCPU201は、大入賞口15の扉を開放するように大入賞口ソレノイド72Saの駆動データをセットする。そして、セットされたデータに基づいて、ステップS150にて大入賞口ソレノイド72Saへ駆動信号が出力されることにより、大入賞口15が遊技球を受け入れ易い第1の状態となるラウンド動作の制御が開始され、遊技球が通過領域を通過可能となる。
ステップS20−8−6において、メインCPU201は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットする。
ステップS20−8−7において、メインCPU201は、ラウンド継続時間(例えば、30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。これにより、ラウンド継続時間が“0”になるまでの間、ラウンド動作の制御が継続して行われる。
ステップS20−9において、メインCPU201は、制御状態フラグが大当り終了インターバル処理を示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合は、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
また、メインCPU201は、特別図柄表示器24において、「7」や「3」等の奇数の数字が停止図柄となったか否か、つまり、大当り図柄が確変表示態様となったか否かを確認する。
ここで、遊技制御手段であるメインCPU201は、大当り図柄が確変表示態様となっていることを確認した場合には、高確率フラグに(77)をセットして遊技状態を確率変動状態に移行させる。
再度、図8を参照して説明する。ステップS20−10において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、入賞記憶カウンタから“1”を減算する。また、メインCPU201は、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ特別図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、特別図柄記憶チェックを示す値(00)を制御状態フラグにセットする。
なお、特別図柄記憶領域とは、メインRAM203に割り当てられ、始動口14や普通電動役物18に遊技球が入賞したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などが、特別図柄記憶領域“0”から順に記憶される入賞記憶領域のことである。また、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り判定用乱数値などは、特別図柄始動記憶表示器22に表示される入賞記憶に相当し、特別図柄記憶領域“0”に記憶されている大当り判定用の乱数値などは、ステップS20−2における大当り判定などに用いられるものである。
次に、副制御回路300によるメイン処理、および主制御回路200からのコマンドを受信したことを契機としてメイン処理に割込むように実行されるコマンド受信割込処理について説明する。図11は本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートであり、図12は本実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、コマンド受信割込処理について、図11を参照して説明する。このコマンド受信割込処理は、副制御回路300が主制御回路200からコマンドを受信する毎に発生するようになっている。
ステップS201において、サブCPU301は、現在実行中のプロセス(後述するメイン処理)を中断するために、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップS202において、サブCPU301は、コマンド入力ポートを介して受信したメインCPU201からのコマンド(例えば、大当り開始コマンド、大当り終了コマンド、停止図柄コマンド、可変表示パターンコマンド、待機状態コマンドなど)を、ワークRAM303の受信バッファ領域へ格納する。
ステップS203において、サブCPU301は、ステップS201で退避させた情報をレジスタに復帰させる。これにより、中断されているプロセスは再開可能となる。
次に、本実施の形態の副制御回路300のメイン処理について、図12を参照しながら説明する。
ステップS210において、サブCPU301は、各種設定を初期化する初期化処理を実行する。
ステップS220において、サブCPU301は、コマンド解析処理を実行する。
具体的には、ステップS202によりワークRAM303の受信バッファ領域に格納したコマンドを解析し、当該コマンドに対応する制御データをセットするとともに、受信バッファ領域に格納された情報を消去する。
ステップS230において、サブCPU301は、コマンド解析処理にてセットした演出データを確認し、当該演出データに基づいて画像表示制御処理を実行する。
例えば、サブCPU301は、コマンド解析処理において可変表示パターンコマンドに関する演出データがセットされた場合、セットされた演出データに含まれる可変表示パターンに従った装飾図柄の可変表示を行うように、VDP305aに指示するためのデータを経時的に変化させる。VDP305aが所定時間ごとに送信される上記指示を実行することにより、装飾図柄表示領域において、可変表示パターンに対応する装飾図柄の可変表示が行なわれる。
ステップS240において、サブCPU301は、音声制御処理を実行する。
具体的には、音声制御処理においてサブCPU301は、コマンド解析処理にてセットした演出データに、音声に関する演出データが含まれているか否かを確認する。確認の結果、音声に関する演出データが含まれている場合には、当該演出データ(以下、「音声演出データ」という)を音声制御回路306に送る。音声制御回路306は、音声演出データに基づいて、スピーカ8a,8bに、例えば、所定の遊技状態を遊技者に報知するための音信号を出力させる。
ステップS250において、サブCPU301は、ランプ・LED点灯制御処理を実行する。
具体的には、ランプ・LED点灯制御処理においてサブCPU301は、コマンド解析処理にてセットした演出データに、ランプやLEDに関する演出データが含まれているか否かを確認する。確認の結果、ランプやLEDに関する演出データが含まれている場合には、当該演出データ(以下、「ランプ演出データ」という)をランプ制御回路307に送る。ランプ制御回路307は、ランプ演出データに基づいて、ランプ・LED39aに、例えば、所定の点灯・消灯パターンに従った点灯・消灯を行わせる。
このメイン処理においては、上述したステップS220からステップS250までの処理が繰り返し行われる。
(実施の形態2)
本実施の形態の遊技機は、実施の形態1の誘導手段であるシーソ15aが、図14に示すシャッタ15bに替えられており、以下に示す機能を有する。なお、ここでは、上述の実施の形態1の遊技機との相違点についてのみ説明する。
誘導手段としてシャッタ15bが用いられる実施の形態を、図14、図15を参照しながら以下に説明する。
図14に示すように、大入賞口15の内部には、第1の入賞通路15−1と、第2の入賞通路15−2と、大入賞口15に入球した遊技球を第1の入賞通路15−1および第2の入賞通路15−2へ案内する傾斜を有する案内通路15−3と、第1の入賞通路15−1または第2の入賞通路15−2の何れか一方を閉鎖するシャッタ(誘導手段)15bとが設けられており、大入賞口15に入球した遊技球を第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2に振り分ける振分手段を構成している。さらに大入賞口15の背後には、大入賞口15の扉を開閉する大入賞口ソレノイド72Saと、シャッタ15bを往復運動させるシャッタソレノイド72Scとが設けられている。
第1の入賞通路15−1と第2の入賞通路15−2とは、大入賞口15の内部の略中央下部に互いに隣接して横並びに形成されている。また、シャッタ15bは、シャッタソレノイド72Scを介して、第1の入賞通路15−1を開放し第2の入賞通路15−1を閉鎖する第1の停止位置と、第2の入賞通路15−2を開放し第1の入賞通路15−1を閉鎖する第2の停止位置とに往復運動をする。
さらに、図15に示すように、第1の入賞通路15−1には、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球を検知する第1のカウントスイッチ19Se−1が設けられ、第2の入賞通路15−2には、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球を検知する第2のカウントスイッチ19Se−2が設けられている。
そして、第1の入賞通路15−1または第2の入賞通路15−2を遊技球が通過し、第1のカウントスイッチ19Se−1または第2のカウントスイッチ19Se−2に検知されると賞球が払い出されるようになっている。
ここで、払い出される賞球数は遊技球を検知する各カウントスイッチ(19Se−1,19Se−2)によって異なっている。例えば、第1のカウントスイッチ19Se−1に遊技球が検知されると15個の賞球が払い出され、第2のカウントスイッチ19Se−2に遊技球が検知されると7個の賞球が払い出される。
そして、誘導手段であるシャッタ15bが停止する位置により、遊技球を誘導方向が異なるようになっており、その停止位置を前述した第1の停止位置と第2の停止位置とに切り替えることによって、遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2の何れに誘導するかを設定することができる。
したがって、シャッタソレノイド72Scを介してシャッタ15bを前述した第1の停止位置とすると、大入賞口15に入球した遊技球は、案内通路15−3から第1の入賞通路15−1を遊技球が通過することになる。これにより、第1のカウントスイッチ19Se−1によって15個の賞球が払い出されることになる。
一方、シャッタ15bを前述した第2の停止位置とすると、大入賞口15に入球した遊技球は、案内通路15−3から第2の入賞通路15−2を遊技球が通過することになる。これにより、第2のカウントスイッチ19Se−2によって7個の賞球が払い出されることになる。
このように、振分手段としては、大入賞口15の内部に複数の入賞通路15−1,15−2を隣接して設けたものとすることもでき、さらに、誘導手段としては、複数の入賞通路15−1,15−2の何れかを閉鎖するシャッタ15bを適用することもできる。
(実施の形態3)
本実施の形態の遊技機は、実施の形態1の誘導手段であるシーソ15aが、図16に示す振分部材15cに替えられており、以下に示す機能を有する。なお、ここでは、上述の実施の形態1の遊技機との相違点についてのみ説明する。
誘導手段として振分部材15cが用いられる実施の形態を、図16、図17を参照しながら以下に説明する。
図16に示すように、大入賞口15の内部には、共通入賞通路15−5と、大入賞口15に入球した遊技球を共通入賞通路15−5へと案内する傾斜を備えた案内通路15−3とが設けられている。
また、図17に示すように、共通入賞通路15−5は下方に向かって分岐して、第1の入賞通路15−1と第2の入賞通路15−2とが形成され、大入賞口15に入球した遊技球を第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2の何れかに振り分ける振分手段を構成している。分岐位置には振分部材(誘導手段)15cが、分岐点を支点に揺動可能に設けられている。さらに大入賞口15の背後には、大入賞口15の扉を開閉する大入賞口ソレノイド72Saと、振分部材15cを駆動する振分部材ソレノイド72Sdとが設けられている。
誘導手段である振分部材15cは、振分部材ソレノイド72Sdを介して、共通入賞通路15−5と第1の入賞通路15−1とが連通する一方で共通入賞通路15−5と第2の入賞通路15−2との流路が閉鎖される第1の停止位置と、共通入賞通路15−5と第2の入賞通路15−2とが連通する一方で共通入賞通路15−5と第1の入賞通路15−1との流路が閉鎖される第2の停止位置とに駆動される。
また、第1の入賞通路15−1には、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球を検知する第1のカウントスイッチ19Se−1が設けられ、第2の入賞通路15−2には、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球を検知する第2のカウントスイッチ19Se−2が設けられている。
そして、第1の入賞通路15−1または第2の入賞通路15−2を遊技球が通過し、第1のカウントスイッチ19Se−1または第2のカウントスイッチ19Se−2に検知されると賞球が払い出されるようになっている。
ここで、払い出される賞球数は遊技球を検知する各カウントスイッチ(19Se−1,19Se−2)によって異なっている。例えば、第1のカウントスイッチ19Se−1に遊技球が検知されると15個の賞球が払い出され、第2のカウントスイッチ19Se−2に遊技球が検知されると7個の賞球が払い出される。
そして、振分部材15cが停止する位置により、遊技球を誘導する方向が異なるようになっている。さらに、振分部材15cは、停止位置を前述した第1の停止位置と第2の停止位置とに切り替えることによって、遊技球を複数の入賞通路15−1,15−2の何れに誘導するかを設定することができる。
したがって、振分部材ソレノイド72Sdを介して振分部材15cを前述した第1の停止位置とすると、共通入賞通路15−5と第1の入賞通路15−1とが連通され、大入賞口15に入球した遊技球は、共通入賞通路15−5から第1の入賞通路15−1を通過することになる。これにより、第1のカウントスイッチ19Se−1によって15個の賞球が払い出されることになる。
一方、振分部材15cを前述した第2の停止位置とすると、共通入賞通路15−5と第2の入賞通路15−2とが連通され、大入賞口15に入球した遊技球は、共通入賞通路15−5から第2の入賞通路15−2とを通過することになる。これにより、第2のカウントスイッチ19Se−2によって7個の賞球が払い出されることになる。
なお、振分部材15cを切り替える際、第1の停止位置と第2の停止位置とのどちらの停止位置にあるのかが遊技者に容易に理解できるように、払出遊技球数を表示する賞球数7セグメントLED(図示せず)にて表示するようにしてもよい。
このように、振分手段としては、大入賞口15に設けられた共通通路15−5と共通通路15−5が分岐して形成された複数の入賞通路15−1,15−2との構成とすることもできる。また、誘導手段として、振分部材15cを適用することもできる。
(実施の形態4)
本実施の形態の遊技機は、実施の形態1の誘導手段であるシーソ15aが、図18に示す振分シャッタ15dに替えられており、以下に示す機能を有する。なお、ここでは、上述の実施の形態1の遊技機との相違点についてのみ説明する。
誘導手段として振分シャッタ15dが用いられる実施の形態を、図18、図19を参照しながら以下に説明する。
図18に示すように、大入賞口15の内部には第1の入賞通路15−1と、大入賞口15へ入賞した遊技球を第1の入賞通路15−1へ案内するような傾斜を有する案内通路15−3とが設けられている。また、第1の入賞通路15−1の下方には、第1の入賞通路15−1より落下した遊技球が転動流下する渡り通路15−4と、当該渡り通路15−4と離間して第2の入賞通路15−2とが設けられている。さらに渡り通路15−4と第2の入賞通路15−2との間には、渡り通路15−4の下流端から第2の入賞通路15−2の上流端へ遊技球を搬送する磁石付回転体15eが設けられている。
そして、渡り通路15−4の途中には切り欠き部15daが形成され、当該切り欠き部15daには振分シャッタ(誘導手段)15dが嵌入可能に設けられている。さらに、大入賞口15の背後には、大入賞口15の扉を開閉させる大入賞口ソレノイド72Saが設けられている。
渡り通路15−4は、第1の入賞通路15−1から落下した遊技球が転動流下して磁石付回転体15eに到達するように傾斜を形成している。また、渡り通路15−4と第2の入賞通路15−2とは、磁石付回転体15eを挟んで略平行に設けられている。そして、第2の入賞通路15−2は渡り通路15−4の傾斜方向と反対方向に傾斜しており、当該下流端は開放されている。
また、磁石付回転体15eには、所定の間隔で複数の磁石が周方向に沿って埋設されている。したがって、磁石付回転体15eは、磁力によって、渡り通路15−4の下流端に到達した遊技球を吸着する。そして、モータ72Sfに回転駆動されることによって、吸着した遊技球を渡り通路15−4の下流端から第2の入賞通路15−2の上流端へ搬送する。
誘導手段である振分シャッタ15dは、振分シャッタ15dが渡り通路15−4の途中にある切り欠き部15daに嵌り込んで渡り通路15−4と同一の面を形成する第1の停止位置と、振分シャッタ15dが当該切り欠き部15daから離脱する第2の停止位置とに、振分シャッタソレノイド72Se(図示せず)を介して往復運動する。
また、第1の入賞通路15−1には、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球を検知する第1のカウントスイッチ19Se−1が設けられ、第2の入賞通路15−2には、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球を検知する第2のカウントスイッチ19Se−2が設けられている。
そして、第1の入賞通路15−1または第2の入賞通路15−2を遊技球が通過し、第1のカウントスイッチ19Se−1または第2のカウントスイッチ19Se−2に検知されると賞球が払い出されるようになっている。
ここで、払い出される賞球数は遊技球を検知する各カウントスイッチ(19Se−1,19Se−2)によって異なっている。例えば、第1のカウントスイッチ19Se−1に遊技球が検知されると7個の賞球が払い出され、第2のカウントスイッチ19Se−2に遊技球が検知されると8個の賞球が払い出される。
このような構成において、大入賞口15に入球した遊技球は、案内通路15−3によって第1の入賞通路15−1に案内され、第1の入賞通路15−1から渡り通路15−4へと落下する。そして、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球は、第1のカウントスイッチ19Se−1に検知され、これにより、7個の賞球が払い出される。
ここで、振分シャッタ15dが前述した第2の停止位置である場合、振分シャッタ15dが切り欠き部15daより離脱しているため、遊技球は渡り通路15−4を通過不可能になり、当該切り欠き部15daから下方へ転落し、回収口(図示せず)から回収される。
一方、振分シャッタ15dが前述した第1の停止位置の場合、渡り通路15−4の切り欠き部15daに嵌り込んだ振分シャッタ15dは渡り通路15−4と同一の面を形成するため、遊技球は渡り通路15−4を通過可能になり、渡り通路15−4の下流端へ転動流下する。
渡り通路15−4の下流端に到達した遊技球は、磁石付回転体15eに磁石によって吸着され、磁石付回転体15eを介して渡り通路15−4の下流端から第2の入賞通路15−2の上流端へ搬送される。そして、第2の入賞通路15−2側に到達した遊技球が第2の入賞通路15−2の上流端に接触したまま磁石付回転体15eが回転することにより、磁石付回転体15eの遊技球に接する部分は、磁石部から磁石の埋設されていない部分に移動する。これにより、遊技球は磁石付回転体15eの吸着力から開放されて、磁石付回転体15eから離反する。
このようにして、磁石付回転体15eから離反した遊技球は、第2の入賞通路15−2を転動流下して開放された下流端から転落し、回収口から回収される。そして、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球は、第2のカウントスイッチ19Se−2に検知され、これにより、8個の賞球が払い出される。
このように、振分シャッタ15dが第2の停止位置では、遊技球は第1のカウントスイッチ19Se−1にのみ検知されるため、7個の賞球が払い出される。一方、振分シャッタ15dが第1の停止位置の場合は、遊技球は第1のカウントスイッチ19Se−1に検知され7個の賞球が払い出された後、第2のカウントスイッチ19Se−2にも検知され8個の賞球が払い出されるため、計15個の賞球が払い出されることになる。
したがって、誘導手段である振分シャッタ15dを、振分シャッタソレノイド72Seを介して、第1の停止位置と第2の停止位置とに切り替えることにより、第1の入賞通路15−1を通過した遊技球を第2の入賞通路15−2へと誘導するか否かを設定することができる。これにより、払い出される賞球数を設定することが可能である。
このように、振分手段としては、遊技球の流路上に第1のカウントスイッチ19Se−1と第2のカウントスイッチ19Se−2とを順次に配置したものすることができ、第1のカウントスイッチ19Se−1と第2のカウントスイッチ19Se−2の間に振分シャッタ15dを誘導手段として設けることもできる。
(実施の形態5)
本実施の形態の遊技機は、実施の形態1の誘導手段であるシーソ15aが、図20に示すクルーン15fに替えられており、以下に示す機能を有する。なお、ここでは、上述の実施の形態1の遊技機との相違点についてのみ説明する。
誘導手段としてクルーン15fが用いられる実施の形態を、図20、図21、図22を参照しながら以下に説明する。
図20に示すように、大入賞口15の内部には、落下通路15−6と、大入賞口15へ入球した遊技球を落下通路15−6へ案内する傾斜を有する案内通路15−3が設けられている。そして、落下通路15−6の下方には、落下通路15−6より落下した遊技球が入球する複数の受入口である受入口150、151、152が形成されたクルーン(誘導手段)15fが設けられている。さらに、クルーン15fを支持するシャフト15faが、クルーン15fの外周から径方向外方に略水平に延びており、クルーン15fはシャフト15faを支点に揺動可能となっている。
そして、クルーン15fに形成されている複数の受入口150,151,152は、クルーン15fの揺動軸を中心に分割される一方の領域と他方の領域とに分かれて形成され、たとえば、当該一方の領域に受入口150が形成され、他方の領域に受入口151と受入口152とが形成されている。
また、クルーン15fの下方には、第1の入賞通路15−1と第2の入賞通路15−2とが設けられており、大入賞口15の下方は、大入賞口15に入球した遊技球を第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2の何れかに振り分ける振分手段を構成している。
なお、受入口150と第1の入賞通路15−1とは対応しており、また、受入口151,152と第2の入賞通路15−2とは対応している。したがって、受入口150に遊技球が入球すると第1の入賞通路15−1を通過し、受入口151もしくは受入口152に入球すると第2の入賞通路15−2を通過する。
そして、クルーン15fは、受入口150が下側になるように傾斜して停止する第1の停止位置と、受入口151と受入口152が下側になるように傾斜して停止する第2の停止位置とに、モータ72Sgによって、シャフト15faを支点に揺動する誘導手段となっている。
また、図22に示すように、第1の入賞通路15−1には、第1の入賞通路15−1を通過する遊技球を検知する第1のカウントスイッチ19Se−1が設けられ、第2の入賞通路15−2には、第2の入賞通路15−2を通過する遊技球を検知する第2のカウントスイッチ19Se−2が設けられている。
なお、第1のカウントスイッチ19Se−1および第2のカウントスイッチ19Se−2はフォトセンサであり、それぞれ投光部19Se−1a,19Se−2aと受光部19Se−1b,19Se−2bとにより構成されている。
そして、第1の入賞通路15−1や第2の入賞通路15−2を遊技球が通過すると、投光部(19Se−1a,19Se−2a)から受光部(19Se−1b,19Se−2b)に至る光路が遮光される。これにより遊技球の通過が、第1のカウントスイッチ19Se−1や第2のカウントスイッチ19Se−2に検知される。
ここで、払い出される賞球数は遊技球を検知する各カウントスイッチ(19Se−1,19Se−2)によって異なっている。例えば、第1のカウントスイッチ19Se−1に遊技球が検知されると15個の賞球が払い出され、第2のカウントスイッチ19Se−2に遊技球が検知されると7個の賞球が払い出される。
このような構成において、大入賞口15に入球した遊技球は、案内通路15−3によって落下通路15−6へと案内され、落下通路15−6を通過した遊技球はクルーン15fへ落下する。
クルーン15fに到達した遊技球は、クルーン15fに形成された複数の受入口150,151,152の何れかに入球し、第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2へさらに落下する。
このとき、クルーン15fが前述した第1の停止位置の場合、クルーン15fは受入口150に向かって下側に傾斜しているため、クルーン15fに到達した遊技球は、受入口150の方向に転動流下し、受入口150に入球する可能性が高くなる。そして、受入口150に入球した遊技球は第1の入賞通路15−1に到達し、第1のカウントスイッチ19Se−1に検知され15個の賞球が払い出される。
一方、クルーン15fが前述した第2の停止位置である場合、受入口151,152に向かって下側に傾斜しているため、遊技球は受入口151,152の方向に転動流下し、受入口151もしくは受入口152に入球する可能性が高くなる。そして、受入口151もしくは受入口152に入球した遊技球は第2の入賞通路15−2に到達し、第2のカウントスイッチ19Se−2に検知され7個の賞球が払い出される。
このように、誘導手段であるクルーン15fは、停止位置を第1の停止位置と第2の停止位置とに切り替えることによって、遊技球を第1の入賞通路15−1もしくは第2の入賞通路15−2へと誘導することができる。
なお、前述の複数の受入口は、本実施の形態では3個であるが、2個もしくは4個以上であってもよい。
このように、振分手段としては、大入賞口15の下方に複数の入賞通路15−1,15−2を設けた構成とすることもできる。また、誘導手段としては、クルーン15fを適用することもできる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、払出制御手段であるメインCPU201は、たとえば、遊技球が第1の入賞通路15−1を通過すると15個の賞球が払い出されるというように、複数の入賞通路のうち、遊技球が通過した入賞通路に対応した賞球数の払い出しを行うようになっている。
これにより、賞球数を決定する条件を判定する必要が無く、制御の煩雑化を回避することができる。また、遊技者は、第1の入賞通路15−1に遊技球が入球したので、第2の入賞通路15−2に入球したときより多数の賞球が払い出されるだろうというように、視覚的に遊技球の流れから賞球数の変化を理解できるため、混乱することなく大当り中の賞球数の変化を楽しむことができる。
また、誘導手段によって、遊技球は複数の入賞通路の何れかへ誘導されるようになっている。たとえば、誘導手段であるシーソ15aが、第1の入賞通路15−1側に向けて下側に傾斜すると、遊技球は第1の入賞通路15−1に入球する可能性が高くなる。
これにより、遊技者は遊技球が賞球数の多い入賞通路に誘導されるという期待感を高揚させられ、大当たり後の賞球数の変化をさらに楽しむことができる。
また、誘導決定手段であるメインCPU201は、特定遊技状態において、誘導手段の誘導方向を決定するようになっている。これにより、特定遊技状態においての賞球数の変化を持たせることができ、遊技性を向上させることができる。
さらに、メインCPU201は、ラウンド制御の実行毎に誘導方向の決定を行うことになっているため、ラウンド毎に賞球数が変化し、遊技者はたとえ少ない賞球数のラウンドになっても次のラウンドに期待することができ、ラウンド毎に期待感を持つことができる。
なお、以上説明した実施の形態において、誘導手段および複数の入賞口を含む振分手段は、大入賞口15に形成されているが、これに限らず、始動口14や一般入賞口12に形成したり、また、遊技領域2aに独立した遊技部材として形成するようにしてもよい。
また、メインCPU201は、大当り開始時および各ラウンド制御の実行毎において誘導決定処理を行っているが、これに限らず、大当り開始時に、全ラウンドの誘導決定処理を行うようにしてもよい。たとえば、全てのラウンドの誘導方向を同じにしてもよいし、乱数抽選によって各ラウンド毎に異なった誘導方向としてもよい。
また、メインCPU201は、大当り開始時および各ラウンド制御の実行毎において誘導決定処理を行っているが、これに限らず、各ラウンド開始時に、始動口14への入賞を受け付ける時間を持たせ、各ラウンド開始後最初に始動口14への遊技球の入賞を検出したとき、誘導先の乱数抽選を行い、誘導決定処理を行うようにしてもよい。
また、メインCPU201は、大当り開始時および各ラウンド制御の実行毎において誘導決定処理を行っているが、これに限らず、大当り開始後もしくは各ラウンド開始後に、最初に遊技球が第1のカウントスイッチ19Se−1もしくは第2のカウントスイッチ19Se−2に検出されたときに、誘導方向の乱数抽選を行い、誘導決定処理を行うようにしてもよい。さらに、大入賞口15の内部に誘導決定用の入賞口を設け、大当り開始後もしくは各ラウンド開始後に、最初に遊技球が当該誘導決定用入賞口に入球したときに誘導方向の乱数抽選を行い、誘導決定処理を行うようにしてもよい。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機本体が遊技台に取り付けられた遊技機に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機(スロットマシン)、雀球、スマートボールあるいはゲームセンターに設置された各種ゲーム機など、種々の遊技機に適用することが可能である。
本実施の形態に係る遊技機の構成を示す斜視図である。 図1に示した遊技機の遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係る遊技機の大入賞口を示す斜視図である。 図3に示す大入賞口における遊技球の動きを示す説明図である。 図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。 本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る特別図柄表示時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る大入賞口再開放前待ち時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。 誘導方向判定テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係る遊技機の大入賞口の変形例を示す斜視図である。 図14の大入賞口における遊技球の動きを示す説明図である。 本実施の形態に係る遊技機の大入賞口の他の変形例を示す斜視図である。 図16の大入賞口における遊技球の動きを示す説明図である。 本実施の形態に係る遊技機の大入賞口の他の変形例を示す斜視図である。 図18の大入賞口の要部を抽出して示す説明図である。 本実施の形態に係る遊技機の大入賞口における他の変形例を示す斜視図である。 図20の大入賞口の要部を抽出して示す説明図である。 図20の第1の入賞通路および第2の入賞通路の径方向を示す断面図である。
符号の説明
1 遊技機
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a ベースドア
3b ベース枠
4 ガラス扉
5 皿ユニット
5a 上皿
5b 下皿
6 レール
7 ハンドル
8 シャッタレバー
8a,8b スピーカ
9 操作パネル
12 一般入賞口
13 通過ゲート
14 始動口
15 大入賞口
15−1 第1の入賞通路
15−2 第2の入賞通路
15−3 案内通路
15−4 渡り通路
15−5 共通入賞通路
15−6 落下通路
15a シーソ
15b シャッタ
15c 振分部材
15d 振分シャッタ
15da 切り欠き部
15e 磁石付回転体
15f クルーン
15fa シャフト
16 アウト口
18 普通電動役物
18a 可変翼
19Sa 通過ゲートスイッチ
19Sb 一般入賞口スイッチ
19Se−1 第1のカウントスイッチ
19Se−1a 投光部
19Se−1b 受光部
19Se−2 第2のカウントスイッチ
19Se−2a 投光部
19Se−2b 受光部
19a 始動口スイッチ
21 液晶表示装置
21a 表示領域
22 特別図柄始動記憶表示器
23 普通図柄始動記憶表示器
24 特別図柄表示器
25a 普通図柄表示器
26 ラウンド数表示器
39a ランプ・LED
70a 払出制御回路
70b 発射制御回路
71S 可動部材ソレノイド
72Sa 大入賞口ソレノイド
72Sb シーソソレノイド
72Sc シャッタソレノイド
72Sd 振分部材ソレノイド
72Se 振分シャッタソレノイド
72Sf モータ
72Sg モータ
74S バックアップクリアスイッチ
81 カードユニット
82 払出装置
90 発射装置
150 受入口
151 受入口
152 受入口
200 主制御回路
201 メインCPU
202 メインROM
203 メインRAM
204 初期リセット回路
206 コマンド出力ポート
207 ランプ制御回路
300 副制御回路
301 サブCPU
302 プログラムROM
303 ワークRAM
305 画像制御回路
305a VDP
305b 画像データROM
305d 変換回路
306 音声制御回路
307 ランプ制御回路

Claims (3)

  1. 入賞条件の成立に応じて遊技球の払い出しを行う払出手段と、
    前記払出手段の払い出し制御を行う払出制御手段と、
    遊技球を受け入れ可能な入賞口と、
    前記入賞口に受け入れられた遊技球が通過する第1の入賞通路および第2の入賞通路と、
    前記第1の入賞通路の下方に設けられ、当該第1の入賞通路より落下した遊技球が転動流下する渡り通路と、
    前記渡り通路に形成された切り欠き部に嵌入可能に設けられ、前記渡り通路と同一の面を形成して遊技球が当該渡り通路を通過可能とする第1の停止位置と、前記切り欠き部から離脱して遊技球が当該渡り通路を通過不可能とする第2の停止位置とに往復移動する振分シャッタと、
    所定の間隔で複数の磁石が周方向に沿って埋設されて前記渡り通路と前記第2の入賞通路との間に設けられ、前記渡り通路の下流端から当該第2の入賞通路の上流端へ遊技球を搬送する磁石付回転体と、
    前記第1の入賞通路および第2の入賞通路にそれぞれ設けられ、当該入賞通路を遊技球が通過したかを判定する第1のカウントスイッチおよび第2のカウントスイッチと、
    前記第1のカウントスイッチおよび第2のカウントスイッチによって判定された前記入賞通路における遊技球の通過に基づいて払い出す遊技球数を決定する払出遊技球数決定手段とを備え、
    前記払出制御手段は、前記払出遊技球数決定手段によって決定された遊技球数の払い出しを前記払出手段に実行させる制御を行い
    前記入賞口に受け入れられて前記第1の入賞通路を通過する遊技球が前記第1のカウントスイッチに検知されると当該第1のカウントスイッチに応じた賞球が払い出され、さらに前記振分シャッタが第1の停止位置となって前記渡り通路を通過して前記磁石付回転体により前記第2の入賞通路に搬送されて当該第2の入賞通路を通過する遊技球が前記第2のカウントスイッチに検知されると当該第2のカウントスイッチに応じた賞球が払い出される、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 所定の遊技状態移行条件が成立すると遊技者に有利な特定遊技状態に移行する制御を行う遊技制御手段と、
    前記振分シャッタを第1の停止位置にするか第2の停止位置にするかを決定する誘導決定手段とを備え、
    前記入賞口は、遊技球を受け入れやすい第1の状態と受け入れ難い第2の状態とに変化する可変入賞装置であり、
    前記遊技制御手段は、特定遊技状態において、前記可変入賞装置を前記第1の状態とした後、所定の変化条件が成立したときに前記第2の状態とするラウンド制御を所定回数を上限として実行し、
    前記振分シャッタは、前記ラウンド制御において、前記誘導決定手段による決定に基づき、第1の停止位置または第2の停止位置に停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記誘導決定手段は、前記ラウンド制御の実行毎に前記振分シャッタの停止位置の決定を行う、
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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