JP2006304893A - 遊技機およびシミュレーションプログラム - Google Patents

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隆司 片山
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一之 柳
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Abstract

【課題】特定遊技状態中の興趣を高めることのできる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】ラウンド開放時間決定手段の機能を果たすメインCPU51は、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は遊技機およびシミュレーションプログラムに関し、特に大当り中に複数のラウンドが発生する遊技状態になる遊技機およびシミュレーションプログラムに関するものである。
従来、遊技機には、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機として遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)とすることを決定し、液晶表示装置などの表示手段の表示結果が予め定められた特定表示態様(大当り図柄)となった場合に前記特定遊技状態(大当り遊技状態)に移行するものがある。
このようにして大当り遊技状態に移行されると、大入賞口(アタッカーなど)の役物が開閉(開放)するようになっている。この大入賞口は、所定個数の遊技球が入賞するまで、あるいは所定ゲーム経過するまで(所定の時間が経過するまで)有効となり、開放状態が維持される。
しかし、このような遊技機では、複数種類の特定表示態様(つまり複数の大当り図柄、例えば「111」「555」「777」など3個とも同一の数字)に対応した賞球数はほぼ一定なので、遊技内容の変化に乏しいものになっており、遊技の興趣は向上されない。
このような問題に対処すべく、複数の大当り図柄のそれぞれに応じて、大入賞口に対応する入賞個数またはその開放時間を変化させることにより、賞球量を変化させる遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−225104号公報
しかしながら、上記従来の遊技機では、複数の大当り図柄のそれぞれに応じて、大入賞口の開放時間を変化させているものの、大当り中の複数のラウンドの開放時間は同じであるため遊技内容が一定となってしまう。そのため、遊技が単調となり、遊技の興趣を向上させることは極めて困難である。
そこで、本発明は、特定遊技状態中の興趣を高めることのできる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、識別情報の変動表示が可能な変動表示手段と、変動表示される識別情報の変動表示結果を決定する変動表示結果決定手段と、前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果を前記変動表示手段に表示させる表示制御手段と、前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様が前記変動表示手段に表示されたことを条件に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う特定遊技状態制御手段と、前記特定遊技状態中に開閉する入賞装置を開放し所定の開放時間が経過した後に閉鎖するまでを1ラウンドとし、複数のラウンドにわたって前記入賞装置の開閉を制御する入賞装置制御手段と、前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間決定手段と、を有し、前記ラウンド開放時間決定手段は、前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定することを特徴とする。
これにより、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるので、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることが可能になる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記ラウンド開放時間決定手段は、前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様に応じて前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定することを特徴とする。
これにより、特定表示態様に応じて複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なって決定されるので、特定表示態様に応じて、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることが可能になる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間テーブルを記憶するテーブル記憶手段を更に備え、前記ラウンド開放時間決定手段は、テーブル記憶手段の記憶内容に基づいて、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定することを特徴とする。
これにより、テーブル記憶手段に記憶されているラウンド開放時間テーブルに基づいて、複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なって決定されるので、簡単な方法でラウンドの開放時間を変化させることが可能になる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、ラウンドの開放時間を報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする。
これにより、報知手段によってラウンドの開放時間が報知されるので、複数のラウンドにおいてラウンドの開放時間が異なる場合であっても、遊技者の戸惑いを軽減させることが可能になる。
請求項5に記載の本発明のシミュレーションプログラムは、遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、コンピュータに、変動表示される識別情報の変動表示結果を決定する変動表示結果決定機能と、前記変動表示結果決定機能によって決定された識別情報の変動表示結果を識別情報の変動表示が可能な変動表示手段に表示させる表示制御機能と、前記変動表示結果決定機機能によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様が前記変動表示手段に表示されたことを条件に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う特定遊技状態制御機能と、前記特定遊技状態中に開閉する入賞装置を開放し所定の開放時間が経過した後に閉鎖するまでを1ラウンドとし、複数のラウンドにわたって前記入賞装置の開閉を制御する入賞装置制御機能と、前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間決定機能と、前記ラウンド開放時間決定機能に含まれ、前記変動表示結果決定機能によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する決定機能と、を実現させることを特徴とする。
これにより、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるので、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることが可能になる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるので、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の遊技機を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機を正面から見た正面図、図3は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図、図4は本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理動作を示すフローチャート、図5は本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャート、図6は本実施の形態に係る特別図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャート、図7は本実施の形態に係る大当り開始インターバル管理処理の処理手順を示すフローチャート、図8は本実施の形態に係る大入賞口再開前待ち時間管理処理の処理手順を示すフローチャート、図9は本実施の形態に係る遊技機の演出制御回路によるコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャート、図10は本実施の形態に係る遊技機の演出制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャート、図11は本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャート、図12は本実施の形態に係る変動表示パターン選択テーブルの一例を示す図、図13は本実施の形態に係るラウンド開始時間テーブルの一例を示す図、図14は本実施の形態に係る特定遊技状態終了時の各ラウンドにおける停止図柄に対応する画像の表示の一例を示す図、図15は本発明のシミュレーションプログラムを内蔵するコンピュータ端末を示す図である。
図1および図2に示すように、遊技盤20が装着された本体枠3aは、ヒンジを介して、島設備に固定されるベース枠3bに回動可能に取り付けられ(すなわち、本体枠3aは、本体枠3aの一方端を回動支点として支持されて当該ベース枠3bに開閉可能に取り付けられる。)、これら本体枠3aおよびベース枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3に対して、遊技盤20を視認可能に被うガラス扉4、およびガラス扉4の下側に位置する皿ユニット5が取り付けられている。これらガラス扉4および皿ユニット5は、その一端が遊技機本体3に回動可能に軸支されており、他端が遊技機本体3に係合するようになっている。
図1において、ガラス扉4の下方には上述したように皿ユニット5が配置されており、皿ユニット5には、払い出された遊技球および遊技領域に打ち込まれる遊技球が貯留される上皿5aが上部に配置され、払い出しにより上皿5aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5bが下部に配置されている。
皿ユニット5の右側には、レール6を介して遊技盤20の遊技領域20aへ遊技球を打ち込む際に回動操作されるハンドル7が設けられている。ハンドル7には遊技球の発射を停止するストップボタン(図示せず)が設けられている。
上皿5aには、遊技終了時などに上皿5aに貯留された遊技球を下皿5bに移動させて取り出す際に操作される球貸し操作パネル10が設けられている。
なお、ガラス扉4の上部の左右には、スピーカ8a,8bがそれぞれ配置されている。
図2において、遊技盤20は、レール6に包囲され遊技球の流下が可能な遊技領域20aを有している。遊技盤20の少なくとも一部は透明性を有する部材で構成されている。そして、遊技領域20aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート13、大入賞口15、アウト口16、始動入賞口17からなる遊技部材が配置されている。これらの遊技部材については後述する。
また、遊技盤20の遊技領域20aには、大入賞口15の近傍に、ラウンドの開放時間を報知する報知手段の機能を果たす7セグメントのLED(以下、7セグメントLEDという)100が設けられている。
遊技盤20の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など。)等を表示可能な表示領域30aを備えた表示装置である液晶表示装置(LCD)30が配置されている。この場合、液晶表示装置30の表示領域30aは、遊技盤20の透明性を有する部材の背面から、遊技盤20を通して視認可能に配置されている。
識別情報の変動表示が可能な変動表示手段の機能を果たす液晶表示装置30の表示領域30aは、演出画像を表示する領域と、普通図柄の変動表示を行う普通図柄表示領域と、特別図柄(識別情報)の変動表示を行う特別図柄表示領域とを有している。
そして、液晶表示装置30は、後述する画像制御回路65からの指示に基づいて任意の画像を表示領域30aに表示する。液晶表示装置30にかえて、例えばプラズマディスプレイ等の表示手段を用いることもできる。
本実施の形態において、角形の形状をしている表示領域30aは、遊技領域20aより大きくともよいし、小さくともよい。また、表示領域30aの形状は角形に限定されず、例えば円形など他の形状であっても良い。
次に、遊技盤20の遊技領域20aに配置されている遊技部材について説明すると、一般入賞口12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置である。
通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっており、この遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示領域に表示される複数の図柄を変動および停止させるための装置である。通過ゲート13の通過球は保留記憶可能となっており、この通過記憶情報に基づいて、普通図柄表示領域における図柄の変動表示が行なわれる。
また、遊技領域20aの右側上部には、通過ゲート13の通過記憶個数を表示する4個の普通図柄記憶LED21が設けられている。普通図柄記憶LED21の点灯個数により、通過ゲート13を通過した遊技球の通過記憶個数を表示することができる。
上記普通図柄表示領域では、例えば2個の普通図柄が交互に点滅するようになっており、2個の普通図柄の点滅が終了して「当り」が表示された場合に、始動入賞口17が、所定時間だけ遊技球が入賞し易い後述する第1の状態に切り換わる。
所定の時短突入条件(例えば、大当り遊技状態が終了した場合など)が成立して時短状態(後述する時短フラグに時短チェックを示す値(33)がセットされた状態)となると、普通図柄表示領域にて「当り」が表示される確率が他の遊技状態に比べて高くなり、さらに、普通図柄の点滅時間(変動表示時間)が他の遊技状態に比べて短縮され、且つ始動入賞口17が第2の状態から第1の状態に変化する頻度が通常の遊技状態に比べて向上する。
つまり、当該時短状態は、通常遊技状態に比べて、(1)普通図柄表示領域の普通図柄当選確率が相対的に上昇する(つまり、普通図柄表示領域において「当り」が表示される確率が相対的に上昇する)、(2)普通図柄表示領域の変動表示時間(点滅時間)が相対的に短縮する、(3)始動入賞口17が第1の状態を保持する時間を相対的に延長する、等の特徴を有している。
この時短状態は、所定の終了条件が成立(例えば、特別図柄表示領域にて、はずれ図柄が所定回数表示された場合など)するまで継続される。なお、時短状態が終了する場合は、後述するメインCPU51により時短フラグに非時短チェックを示す値(00)がセットされる。
ここで、上記普通図柄表示領域の替わりに、遊技盤20の任意の場所に2個の普通図柄表示LEDを備え、このLEDの点滅により「当り」を表示してもよい。また、この2個の普通図柄表示LEDを例えば7セグメント表示器等により構成することもできる。この場合には、7セグメント表示器に表示する普通図柄として、例えば「0」、「1」、「2」、・・・、「7」、「8」、「9」等の数字を変動表示し、停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当り」とする。
大入賞口15は、特別図柄表示領域の停止時における特別図柄の組み合わせが予め設定された特定の図柄の組み合わせ(大当り表示態様)となって大当り遊技状態(大当り遊技状態とは、いわゆる大当りが発生した状態をいう。)に移行した場合に、所定の設定に従って所定条件の下所定回数だけ扉が開閉(すなわち、所定時間内に大入賞口15の特定領域を通過する遊技球数が1以上である場合に限り(いわゆるパンクが発生しない限り)所定回数だけ大入賞口15が開放し、遊技球を受け入れ易い開放状態と、受け入れ難い閉鎖状態とに所定回数だけ変化する。なお、開放状態と、閉鎖状態とに変化する動作をラウンド動作という。)するように制御される装置である。
アウト口16は、一般入賞口12、始動入賞口17、大入賞口15の何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。なお、回収された遊技球は遊技領域20a外へ排出される。
始動入賞口17は、遊技球を受け入れる受け入れ口を有しているとともに、遊技球が入賞し易い第1の状態と、遊技球が入賞し難い第2の状態に変化可能な開閉機構を備えた特別入賞装置を有しており、遊技球が入賞したことを条件として特別図柄表示領域に表示される特別図柄を変動および停止させるための装置である。
また、始動入賞口17は、第2の状態では遊技球を受け入れ難い状態となっており、所定の条件が成立した場合(例えば、普通図柄表示領域の普通図柄が、「当り」を意味する表示態様で停止した場合)に、所定時間(例えば、0.3秒間。また、遊技状態が時短状態である場合は、6.7秒間。)だけ開いて遊技球を受け入れ易い第1の状態に切り換えられる。なお、当該受け入れ口に遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される。
始動入賞口17への入賞球は入賞記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、特別図柄表示領域における特別図柄の変動表示が行なわれる。
遊技領域20aの中央部には、始動入賞口17への入賞記憶個数を表示する4個の特別図柄記憶LED22が設けられている。この特別図柄記憶LED22の点灯個数により、始動入賞口17への入賞記憶個数を表示することができる。
特別図柄表示領域に表示される特別図柄は、例えば「0」、「1」、「2」・・・「9」等の3列の数字や図柄からなり、始動入賞口17へ遊技球が入賞することを契機としてこれらの数字が変動表示されるようになっている。
これらの数字の変動表示が終了し、その変動表示結果(すなわち、停止表示された数字や図柄の組み合わせ。停止図柄ともいう。)が『「0」「0」「0」』、『「7」「7」「7」』等のように3個とも同一の数字や図柄となった場合の特別図柄の組み合わせを、大当り表示態様(大当り図柄)という。
この大当り表示態様は、遊技状態が、通常遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態に移行したこと(すなわち「大当り」となったこと)を遊技者に認識させるための表示態様である。この大当り表示態様以外の変動表示結果を非大当り表示態様(はずれ図柄)という。
大当り遊技状態とは、例えば後述する大入賞口SOL37が、大入賞口15の扉を所定回数だけ開閉することで、通常遊技状態よりも多くの遊技球を入賞させやすくする遊技状態のことである。
大当り遊技状態に移行したことを遊技者に認識させるための上記大当り表示態様は、確率変動大当りを示す表示態様である特別表示態様(確変大当り図柄)と、通常の大当りを示す表示態様である非特別表示態様(通常大当り図柄)とに分かれている。
特別表示態様は、「7」や「3」等の所定の数字や図柄が3個揃った場合をいい、一方、非特別表示態様は、特別表示態様以外の数字や図柄が3個揃った場合をいう。
特別図柄の変動表示結果が特別表示態様すなわち確率変動大当りとなると、大当り遊技状態が終了した後、後述する高確率フラグに確率変動時チェックを示す値(77)がセットされ、特別図柄表示領域における特別図柄の変動表示結果が大当り表示態様となる確率の高い状態、すなわち、遊技者にとって有利な特別遊技状態(確率変動状態)へ移行される。
これに対し、特別図柄の表示態様が非特別表示態様すなわち通常の大当りとなると、大当り遊技状態が終了した後は通常の遊技状態へ移行される。
なお、本実施の形態において、上述した入賞記憶個数や通過記憶個数は、それぞれ普通図柄記憶LED21、特別図柄記憶LED22に表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示方法により表示されてもよい。例えば、表示領域30aに表示されるようになっていてもよい。
次に、このような遊技機の制御系について、図3を参照して説明する。
パチンコ遊技機1の制御系は、主制御回路50、主制御回路50に接続される演出制御回路60、払出制御回路41および発射制御回路42を有している。このパチンコ遊技機1の払出制御回路41には、カードユニット43が接続されている。
このカードユニット43は、パチンコ遊技機1の近傍に設置され、プリペイドカードを差込可能な差込口を有しており、当該差込口に差し込まれたプリペイドカードに記録された記録情報を読み取る読み取り手段と、球貸し操作パネル10の操作に応じて、払出制御回路41に対し遊技球の貸出を指令する貸出指令信号を出力する貸出指令信号出力手段と、前述の読み取り手段によって読み取った記録情報から特定される貸出可能数から、貸出指令信号出力手段により貸出を指令した貸出数を減算し、上記差込口に差し込まれているプリペイドカードに当該情報を記録させる書き込み手段を有している。
主制御回路50には、メインCPU(超小型演算処理装置)51、メインROM52、メインRAM53、および初期リセット回路54が実装されている。
メインCPU51は、予め設定されたプログラムに従ってパチンコ遊技機1の遊技動作を行うものであり、変動表示パターン決定手段、変動表示回数計数手段、特定遊技状態制御手段、遊技状態決定手段(特定遊技状態決定手段および特別遊技状態決定手段)、遊技状態移行手段、特別遊技状態制御手段、入賞口SOL制御手段、遊技制御手段、入賞装置制御手段およびラウンド開放時間決定手段の各機能を有している。
変動表示パターン決定手段は、所定の始動条件が成立したとき、変動表示パターンコマンドを生成し、セットするものであり、始動入賞口14,17へ遊技球が入賞して始動入賞が発生した場合は、大当り判定を行う大当り判定処理を行い、当該大当り判定結果に基づいて、特別図柄の変動表示を実行させるための変動表示パターンを決定する。
また、変動表示パターン決定手段は、変動表示される識別情報の変動表示結果(後述する停止図柄)を決定する変動表示結果決定手段の機能を有している。
具体的には、変動表示パターン決定手段は、始動入賞が発生した場合、所定の始動条件が成立したとして、大当り判定の結果に基づき、特別図柄(識別情報)の変動表示や演出情報の変動表示を実行させるための変動表示パターンを指示する変動表示パターンコマンド、変動表示の停止図柄(変動表示結果)を指示するコマンドを生成し、セットする。
この変動表示パターンには、特別図柄表示パターンと演出情報表示パターンとが含まれる。したがって、変動表示パターンコマンドには、特別図柄表示パターンを指示するデータと、演出情報表示パターンを指示するデータとが含まれる。
特別図柄表示パターンとは、液晶表示装置30の表示領域30a内に設けられる特別図柄表示領域(図示せず)に変動表示される特別図柄(識別情報)例えば3つの特別図柄の変動表示パターンのことである。また、特別図柄表示パターンには、3つの特別図柄(例えば、「左」、「中」、「右」)それぞれの表示時間を示す表示時間情報も含まれている。従って、特別図柄表示パターンは、表示パターンと時間情報とを含んでいる。
また、演出情報表示パターンとは、キャラクタなど演出情報の表示に関するパターンのことである。したがって、キャラクタの数に応じた演出情報表示パターンが用意され、これら複数の演出情報表示パターンのうち、実際に表示されるべく演出情報(演出情報画像)の演出情報表示パターンが指定(指示)されることとなる。
変動表示回数計数手段は、変動表示された識別情報(停止図柄(変動表示結果))の変動表示回数を計数する。具体的には、変動表示回数計数手段は、所定の条件毎に、変動回数カウンタの値を「1」インクリメントし、当該変動回数カウンタの値が所定値(例えば50)に達したときに当該変動回数カウンタの値をリセットする。
特定遊技状態制御手段は、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様が変動表示手段に表示されたことを条件に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う。
具体的には、特定遊技状態制御手段は、液晶表示装置30の表示領域30aに表示された表示結果が予め定められた大当り表示態様となった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う。なお、特定遊技状態は大当り遊技状態を意味するので、特定遊技状態制御手段は大当り遊技状態制御手段であると言える。
遊技状態決定手段は、遊技領域20aに設けられた始動入賞口17に遊技球が入賞したことを契機として所定の遊技状態を決定するものであり、特定遊技状態(大当り遊技状態)決定手段と特別遊技状態決定手段とに大別される。
特定遊技状態(大当り遊技状態)決定手段は、遊技機本体2(あるいは遊技盤20)に設けられた入賞口(始動入賞口17)へ遊技球が入賞したことを契機として遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)とすることを決定する。
特別遊技状態決定手段は、遊技者にとって有利な大当り遊技状態が終了したときの遊技状態であって、次回の大当り遊技状態になる確率の高い特別遊技状態とすることを決定する。
例えば、特定遊技状態(大当り遊技状態)決定手段は、始動入賞口17に遊技球が入賞した場合、乱数抽選により抽出した大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定処理を実行し、この判定処理により大当りとなった場合は、遊技状態を大当り遊技状態に移行させる旨(大当り遊技状態とすること)を決定する。
この大当りには通常の大当りと確率変動大当りとの2種類があり、確率変動大当りであった場合は、特定遊技状態(大当り遊技状態)決定手段から特別遊技状態決定手段へ制御権が移行されて、この特別遊技状態決定手段が、大当り遊技状態が終了した後、遊技状態を特別遊技状態に移行させる旨(特別遊技状態とすること)を決定する。
遊技状態移行手段は、遊技状態を、遊技状態決定手段により決定された所定の遊技状態に移行させる。
特別遊技状態制御手段は、特定遊技状態が終了した後、特定遊技状態になる確率の高い所定の特別遊技状態の制御を行うものである。
入賞口SOL制御手段は、遊技状態が大当り遊技状態に移行されると、大入賞口15の扉を開閉(大入賞口を開放)するように後述する大入賞口SOL37を制御する。
遊技制御手段は、上記大入賞口SOL制御手段によって大当り遊技状態中に大入賞口15を開放した後、閉鎖するまでを1ラウンドとする動作を行う。
入賞装置制御手段は、特定遊技状態(大当り遊技状態)中に開閉する入賞装置(大入賞口15)を開放し所定の開放時間が経過した後に閉鎖するまでを1ラウンドとし、複数のラウンド(例えば15ラウンド)にわたって入賞装置の開閉を制御する。本実施の形態では、遊技制御手段と大入賞口SOL制御手段とで入賞装置制御手段を構成している。
ラウンド開放時間決定手段は、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のそれぞれの開放時間を決定するものであり、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する。
また、ラウンド開放時間決定手段は、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様に応じて複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する。
さらに、ラウンド開放時間決定手段は、後述するテーブル記憶手段の記憶内容に基づいて、複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する。
上述した各手段の機能をそれぞれ実現するためのプログラムがメインROM52に格納されており、メインCPU51が、これら各プログラムをメインROM52からメインRAM53へローディングして実行することにより、上述した各手段の機能を実現するようになっている。勿論、上述した各手段は、専用のハードウェアで構成するようにしても良い。
また、メインCPU51は、普通図柄表示領域に表示される内容の決定処理などを行っている。
ところで、メインCPU51は、上述した各手段の機能を遂行することにより、演出制御回路60に対し、遊技における演出の指示に関するコマンドなど、各種のコマンドを送信して、当該遊技における演出を実行させる。
遊技における演出の指示に関するコマンドには、液晶表示装置など表示手段による表示の演出の指示に関するコマンド、スピーカなど音発生手段による音の演出の指示に関するコマンド、およびランプあるいはLEDなど発光手段による光の演出の指示に関するコマンドが含まれる。
メインROM52は、メインCPU51がパチンコ遊技機1の遊技動作を処理制御するためのプログラム(上述した各手段の機能をそれぞれ実現するためのプログラムを含む)、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブル、乱数抽選によって普通当り判定をする際に参照される普通当り判定テーブル、演出を抽選する際に参照される各種確率テーブル、図11に示す変動表示パターン選択テーブルを格納している。
また、メインROM52は、複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間テーブルを記憶するテーブル記憶手段の機能を果たすものであり、具体的には、例えば図12に示すラウンド開放時間テーブルを記憶している。
図12に示すラウンド開放時間テーブルにおいて、ラウンド1〜15の各ラウンド(つまり行)と当選図柄1〜10の各当選図柄(つまり列)との交点の数字は、ラウンド開放時間(単位は秒)を示している。
ここで、当選図柄とは、識別情報(特別図柄)の変動表示結果(停止図柄)が特定表示態様(大当り図柄)の場合における同一の数字や図柄のことである。
例えば、特定表示態様(大当り図柄)が『「7」「7」「7」』である場合には当選図柄は「7」となり、また特定表示態様(大当り図柄)が『「9」「9」「9」』である場合は当選図柄は「9」となる。
そして、識別情報(特別図柄)の変動表示結果(停止図柄)が『「9」「9」「9」』という特定表示態様(大当り図柄)であった場合、図12に示すラウンド開放時間テーブルにおいては、ラウンド1〜15の各ラウンドと当選図柄「9」との交点の数字が、ラウンド開放時間として採用される。
例えば、この例では、ラウンド開放時間(秒)は、ラウンド1では「30」に、ラウンド2では「29」に、・・・、ラウンド14では「17」に、ラウンド15では「16」に、それぞれ設定される。
ところで、メインRAM53は、メインCPU51が動作する上で必要な各種データを記憶するものである。また、メインRAM53は、メインCPU51によって計数された入賞記憶の数(通過ゲート13への入賞球数)を記憶するための入賞記憶カウンタ、およびメインCPU51によって計数された通過記憶の数(通過ゲートの通過球数)を記憶するための通過記憶カウンタを有している。
初期リセット回路54は、異常時や電源投入時に各種設定を初期値に戻すためのリセット信号を生成するものである。
主制御回路50のI/Oポート55には、通過ゲート13の内側に設けられ、遊技球が通過するのを検知するセンサである通過ゲートSW34と、始動入賞口17に入賞した遊技球を検知するセンサである始動入賞口SW35と、大入賞口15内の継続入賞口に設けられ、入賞した遊技球を検知するセンサであるV・カウントSW31と、大入賞口15内の普通入賞口に設けられ、入賞した遊技球を検知するセンサであるカウントSW32と、一般入賞口12へ入賞した遊技球を検知するセンサである一般入賞口SW33と、メインRAM53に記憶されている各種データを消去するためのバックアップクリアSW39とがそれぞれ接続されている。
また、I/Oポート55には、ハンドル7の操作によって発射装置45から発射される遊技球を検知する発射球センサ(図示せず)、および発射されたものの遊技盤20の盤面まで到達せずにレール6に戻ってきた遊技球を検知する戻り球センサ(図示せず)が接続されている。
さらに、I/Oポート55には、アクチュエータとして、始動入賞口17を、遊技球を受け入れ易い状態と遊技球を受け入れ難い状態との間で切換える始動口SOL(ソレノイド)36、大入賞口15の扉を開閉する大入賞口SOL(ソレノイド)37、および大入賞口15内のシーソを駆動するシーソSOL(ソレノイド)38等が接続されている。
上記各センサが遊技球を検知すると、その検知信号は主制御回路50のメインCPU51に入力され、メインCPU51は、入力される検知信号に応じて上記各アクチュエータ36,37,38をそれぞれ駆動制御する。
また、演出制御回路60、払出制御回路41および発射制御回路42に対して、それぞれ主制御回路50のコマンド出力ポート56から制御指令が送信される。そして、演出制御回路60によって液晶表示装置30、スピーカ8a,8bおよびランプ・LED48(特別図柄記憶LED21および特別図柄記憶LED22を含む)の動作が制御され、払出制御回路41および発射制御回路42によって払出装置44および発射装置45の動作が制御される。
払出制御回路41には賞球や貸球等を払出す払出装置44が接続され、発射制御回路42には遊技球を遊技領域20aに向けて発射する発射装置45が接続されている。
払出制御回路41は、一般入賞口12および始動入賞口17などに遊技球が入球したことを条件として主制御回路50から出力される払出指令信号に応じて払出装置44を駆動制御し、所定数の遊技球を賞球として払出させる。また、払出制御回路41は、カードユニット43から出力される貸出指令信号に応じて払出装置44を駆動制御し、所定数の遊技球を貸球として払出させる。
発射制御回路42は、ハンドル7の回動操作に応じて発射ソレノイドを駆動制御する。これによって発射装置45から遊技球を発射させる。
次に、演出制御回路60の構成について説明する。演出制御回路60には、サブCPU61、プログラムROM62、ワークRAM63、コマンド入力ポート64、画像制御回路65、音声制御回路66、ランプ制御回路67が備えられている。
サブCPU61は、コマンド入力ポート64を介して主制御回路50から受信したコマンドを解析し、その解析結果に従って画像制御回路65、音声制御回路66、ランプ制御回路67等の制御を行う。
例えば、サブCPU61は、コマンド入力ポート64を介して主制御回路50からの変動表示パターンコマンドを受信したときは、この受信した変動表示パターンコマンドに対応する制御データをセットする。そして、サブCPU61は、セットした制御データに含まれる演出パターンに従った演出画像の表示を行わせるように、画像制御回路65に指示するためのデータを経時的に変化させる。
プログラムROM62には、サブCPU61が、主制御回路50から出力される各種コマンドに基づいて画像制御回路65を処理制御するための制御プログラム、音声制御回路66を処理制御するための制御プログラム、およびランプ制御回路67を処理制御するための制御プログラムなどが格納されている。
ワークRAM63は、サブCPU61が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
画像制御回路65は、サブCPU61からの制御に応じて、液晶表示装置30に特別図柄の変動表示などの表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM(図示せず)と、サブCPU61からの制御に基づいて、画像データROMに記憶されている画像データを用いて、特別図柄の変動表示などの表示を実行するためのデータを生成する図示しないVDP(Video Display Processor)と、VDPにより生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/A変換回路(図示せず)とを具備する。
例えば、画像制御回路65は、サブCPU61の制御に基づいて、液晶表示装置30に対し、大当り判定の結果に対応する特別図柄(変動表示結果つまり停止図柄)および演出画像を変動表示させるなどの画像表示制御処理を行う。
また、画像制御回路65は、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果を変動表示手段(液晶表示装置30の表示領域30a)に表示させる表示制御手段の機能を有している。
このように、画像制御回路65がサブCPU61から所定時間ごとに送信される指示の内容を実行することにより、液晶表示装置30においては、例えば、変動表示パターンに対応する特別図柄や演出画像が表示される。
音声制御回路66には本体10の上部の左右に設けられる2つのスピーカ47が接続されている。音声制御回路66は、サブCPU61の制御に基づき、音信号を生成する。2つのスピーカ47は、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。
ランプ制御回路67には報知装置であるランプ・LED48(普通図柄記憶LED21、特別図柄記憶LED22、および7セグメントLED100を含む)が接続されている。
ランプ制御回路67は、サブCPU61の制御に基づき、信号を生成するものであり、例えばサブCPU61の制御に基づき、7セグメントLED100に対し、複数ラウンドに係る開放時間を報知(表示)させる信号を生成する。ランプ・LED48は、入力したこの信号に基づいてパチンコ遊技機1の各所に備え付けられているランプやLEDなどの点灯表示等を行う。
なお、パチンコ遊技機1における各処理は、主制御回路50と演出制御回路60とにより制御されているが、主制御回路50は、演出制御回路60により制御される処理の全部または一部を処理してもよく、演出制御回路60は、主制御回路50により制御される処理の全部または一部を処理してもよい。
次に、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の主制御回路50の動作について、図4を参照して説明する。
なお、図4(a)は、所定の周期(例えば、2msec)でメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理の処理手順を示すフローチャートであり、図4(b)は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1のメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、システムタイマ割込処理について、図4(a)を参照しながら説明する。
メインCPU51は、レジスタに格納されている情報を退避させ(ステップS100)、その後、大当り判定用乱数値や普通当り判定用乱数値などの値を更新し(ステップS110)、さらに、スイッチ入力検出処理を実行する(ステップS120)。
ここで、スイッチ入力検出処理について具体的に説明する。
メインCPU51は、始動入賞口SW35、一般入賞口SW33、V・カウントSW31、カウントSW32および通過ゲートSW34などから出力された検知信号をI/Oポート55を介して検出する。そして、これらの検出信号を検出したメインCPU51は、その検出した検出信号の内容に応じて、次の(1)〜(5)の処理を実行する。
(1)メインCPU51は、I/Oポート55を介してカウントSW32からの検知信号を検出した場合は、大当り遊技状態における1回のラウンド中に大入賞口15に入球した遊技球の数を計数し、大入賞口入賞カウンタを更新する。なお、1回のラウンドとは、上述したように大入賞口15の扉が開状態となってから所定の時間(例えば、30秒)が経過するまで、または大入賞口15の扉が開状態となってから所定数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口15に入球するまでの期間のことである。
(2)メインCPU51は、I/Oポート55を介してV・カウントSW31からの検知信号を検出した場合は、大当り遊技状態における1回のラウンド中に大当り領域を遊技球が通過したことを検出するとともに、大入賞口15に入球した遊技球の数を計数し、大入賞口入賞カウンタを更新する。
(3)メインCPU51は、I/Oポート55を介して始動入賞口17に設けられた始動入賞口SW35からの検知信号を検出した場合は、入賞記憶カウンタの値を確認し、この値が例えば4以下の場合には、乱数抽選により大当り判定用乱数値と大当り図柄決定用乱数値と最大ラウンド回数決定用乱数値とを抽出し、当該大当り判定用乱数値、大当り図柄決定用乱数値および最大ラウンド回数決定用乱数値を入賞記憶として、メインRAM53の後述する入賞記憶領域に記憶する。
なお、入賞記憶カウンタの値が0のときは、特別図柄の変動表示が行われておらず、且つ、入賞記憶の数が0の状態である。入賞記憶カウンタの値が1のときは、特別図柄の変動表示が行われている状態であり、且つ、入賞記憶の数が0の状態となる。また、当該カウンタの値が5のときは、特別図柄の変動表示が行われている状態であり、且つ、入賞記憶の数が4である旨が、特別図柄記憶LED22に表示される状態である。
(4)メインCPU51は、I/Oポート55を介して、通過ゲート13に設けられた通過ゲートSW34からの検知信号を検出した場合は、通過記憶カウンタの値を確認し、この値が例えば4以下の場合には、乱数抽選により普通当り判定用乱数値を抽出し、当該普通当り判定用乱数値を通過記憶として、メインRAM53の後述する通過記憶領域に記憶する。
また、メインCPU51は、普通図柄表示領域における普通図柄の変動表示が不可(例えば、他の普通当り判定結果に基づいて、普通図柄表示領域における図柄が変動表示中である場合など)の状態であれば、普通図柄表示領域における図柄の変動表示が可能となるまで、当該通過記憶が存在する旨を普通図柄記憶LED21に表示すべき制御指令を、演出制御回路60へ出力する。
なお、通過記憶カウンタの値が0のときは、普通図柄表示領域において普通図柄の変動表示が行われておらず、且つ、通過記憶の数が0の状態である。通過記憶カウンタの値が1のときは、普通図柄表示領域において普通図柄の変動表示が行われている状態であり、且つ、通過記憶の数が0の状態となる。また、当該カウンタの値が5のときは、普通図柄の変動表示が行われている状態であり、且つ、通過記憶の数が4である旨が普通図柄記憶LED21に表示される状態である。
(5)メインCPU51は、I/Oポート55を介して通過ゲートSW34からの検知信号を検出した場合は、乱数抽選により抽出した普通当り判定用乱数値と普通当り判定テーブルを基に普通当り判定を行とともに、この普通当り判定の結果に基づき、普通図柄表示領域における図柄の変動表示を行う旨の制御指令を、演出制御回路60へ出力する。
このスイッチ入力検出処理を終了したメインCPU51は、変動表示されている普通図柄や特別図柄の残り変動表示時間、表示されている演出情報画像の残り表示時間、遊技球を受け入れ易い状態にある始動入賞口17や大入賞口15の扉の残り開放時間などを更新する(ステップS130)。
メインCPU51は、賞球として払い出された遊技球の数や大当りの発生などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータへ出力し(ステップS140)、その後、始動口SOL36、大入賞口SOL37、シーソーSOL38などのソレノイドを駆動制御する(ステップS150)。
また、メインCPU51は、特別図柄の停止図柄を指示するコマンド、特別図柄の特別図柄表示パターンを指示するとともに演出情報(キャラクタなど)の演出情報表示パターンを指示する変動表示パターンコマンド、その他のコマンド等を演出制御回路60へ出力する(ステップS160)。
さらに、メインCPU51は、メインRAM53に記憶されている始動入賞口14,17の入賞記憶個数を特別図柄記憶LED22の所定領域に表示するように指示する制御指令を演出制御回路60へ出力し、さらに、球切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示する制御指令、その他必要な制御指令を演出制御回路60へ出力する(ステップS170)。
続いて、メインCPU51は、遊技球が入球した入賞口の種類(一般入賞口12や大入賞口15など)に応じて、所定の遊技球を賞球として払い出すように指示する払出指令信号などの制御指令を払出制御回路1へ出力する。すなわち、メインCPU51は、賞球払出要求設定処理においてコマンド出力テーブルにセットされる制御指令(例えば、大入賞口賞球コマンド(0FH)、一般入賞口賞球コマンド(0AH)、始動入賞口賞球コマンド(04H)など)を払出制御回路41へ出力する(ステップS180)。
この賞球数コマンド(つまり制御指令)が払出制御回路41に入力されると、払出装置44からは、この払出制御回路41の制御に従って、当該制御指令が示す賞球が払出装置44から払い出される。
ステップS180を終了したメインCPU51は、ステップS100において退避した情報をレジスタに復帰させる(ステップS190)。
次に、主制御回路50によるメイン処理について、図4(b)を参照しながら説明する。
メインCPU51は、パチンコ遊技機1における各種設定を、前回電源断となった際の設定内容に復帰させるか、若しくは初期化し(ステップS10)、詳細については後述する特別図柄制御処理(図5参照)を実行する(ステップS20)。
ちなみに、この特別図柄制御処理においては、主に、大当り判定処理、この大当り判定処理の結果に応じた図柄(特別図柄)の決定(大当りの図柄、はずれの図柄)、この特別図柄の表示に関する情報のセットなどの処理が行われる。
この特別図柄制御処理を終了したメインCPU51は、普通図柄に関する各処理を実行する(ステップS30)。具体的には、メインCPU51は、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り判定用乱数値に基づいて普通当り判定を行い、この普通当り判定の結果に基づいて、普通図柄表示領域の普通図柄の変動表示を実行するように指示するコマンドを生成し、セットする。その後、メインCPU51は、通過記憶カウンタから“1”を減算するとともに、普通図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ普通図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせる。
ここで、普通図柄記憶領域とは、メインRAM53に割り当てられ、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り判定用乱数値などが、普通図柄記憶領域“0”から順に記憶される通過記憶領域のことである。
また、普通図柄記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている普通当り判定用乱数値などは、上述の通過記憶に相当し、普通図柄記憶領域“0”に記憶されている普通当り判定用の乱数値などは、普通当り判定などに用いられるものである。
そして、普通図柄制御処理を終了したメインCPU51は、リーチ図柄決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、はずれ図柄決定用乱数などの値を更新する(ステップS40)。
なお、メインCPU51は、上述のステップS20からステップS40までの処理を繰り返し行う。
次に、メインCPU51による特別図柄制御処理(図4(b)のステップS20)の詳細について、図5を参照しながら説明する。なお、図5は特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
メインCPU51は、制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップS20−1)。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグである。メインCPU51は、この制御状態フラグに基づいて、ステップS20−2乃至ステップS20−10の処理を実行するか否かを判別する。
メインCPU51は、詳細については後述する特別図柄記憶チェック処理(図6参照)を行う(ステップS20−2)。ちなみに、この特別図柄記憶チェック処理においては、主に、大当り判定処理が行われ、この判定処理の結果に応じた図柄の決定および変動表示パターンの決定が行われる。
このような特別図柄記憶チェック処理を終了したメインCPU51は、制御状態フラグが特別図柄変動表示時間管理を示す値(01)であり、変動表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合に、特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする(ステップS20−3)。
次に、メインCPU51は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)であり、また、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であり、さらに、上記ステップS20−2の特別図柄記憶チェック処理における大当り判定処理(図6参照)で行われた大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものである場合には、大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば、10秒)を待ち時間タイマにセットする(ステップS20−4)。
上述したように大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものである場合、メインCPU51は、現在の遊技状態を示す遊技状態フラグに大当り遊技状態を示す値「2」をセットする。そして、大当り遊技開始コマンドを生成し、セットする。なお、この大当り遊技状態開始コマンドには遊技状態フラグの情報が含まれる。
ところで、メインCPU51は、上記大当り判定処理で行われた大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものでない場合(はずれの場合)には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
この特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする場合、メインCPU51は、所定の確率変動条件を満たしているか否かを判定し、この判定の結果、所定の確率変動条件を満たしている場合には、高確率フラグに確率変動時チェックを示す値(77)をセットするとともに、遊技状態フラグに特別遊技状態を示す値「1」をセットする。
これに対し、所定の確率変動条件を満たしていないと判定された場合は、高確率フラグに通常時チェックを示す値(00)がセットされるとともに、遊技状態フラグに通常遊技状態を示す値「0」がセットされる。
なお、高確率フラグとは、遊技状態が特別遊技状態であるか否かを判別するためのフラグである。高確率フラグが確率変動時チェックを示す値(77)である場合は、遊技状態が特別遊技状態であることを意味し、高確率フラグが通常時チェックを示す値(00)である場合は、遊技状態は特別遊技状態ではないことを意味する。
さて、上述した特別図柄表示時間処理を終了したメインCPU51は、後述する大当り開始インターバル管理処理を実行する(ステップS20−5)。ちなみに、この大当り開始インターバル管理処理においては、主に、大入賞口15の扉の開放時間すなわち大入賞口開放時間がセットされる。この場合、第1ラウンドに係るタイマ(s)がセットされる。
次に、大当り開始インターバル管理処理を終了したメインCPU51は、大入賞口開放中処理を実行する(ステップS20−6)。
すなわち、メインCPU51は、制御状態フラグが大入賞口開放中処理を示す値(04)である場合に、開放上限時間がセットされた大入賞口時間タイマの値が“0”であるという条件(第1の条件)、または大入賞口15に遊技球が10個以上入球したという条件(第2の条件)が成立しているか否かを確認する。
ここで、メインCPU51は、前記第1の条件および第2の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合、大入賞口15の扉を閉じるように大入賞口SOL37を制御し、さらに、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口内残留球監視時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
続いて、メインCPU51は、大入賞口内残留球監視処理を実行する(ステップS20−7)。
すなわち、メインCPU51は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合は、大入賞口15に具備されている大当り領域を遊技球が通過しなかったという条件(第3の条件)、または大入賞口開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)であるという条件(第4の条件)が成立しているか否かを確認する。なお、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り遊技状態におけるラウンド数をカウントするものである。
この大入賞口内残留球監視処理において、メインCPU51は、上述した第3の条件および第4の条件の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、大当り終了インターバル処理を示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、上述した第3の条件および第4の条件の何れも成立していないと判定したメインCPU51は、大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともにラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
このようにして大入賞口内残留球監視処理を終了したメインCPU51は、後述する大入賞口再開放待ち時間処理を実行する(ステップS20−8)。ちなみに、この大入賞口再開放待ち時間処理においては、第2ラウンド〜最大ラウンド(例えば15ラウンド)に係る大入賞口15の扉の開放時間すなわち大入賞口開放時間を示すタイマ(s)がセットされる。
次に、大入賞口再開放待ち時間処理を終了したメインCPU51は、大当り終了インターバール処理を実行する(ステップS20−9)。
すなわち、メインCPU51は、制御状態フラグが大当り終了インターバル処理を示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合は、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り遊技終了コマンドを生成し、セットする(ステップS20−9)。なお、この大当り遊技終了コマンドには遊技状態フラグの情報が含まれる。
続いて、このような大当り終了インターバール処理を終了したメインCPU51は、特別図柄ゲーム終了処理を実行する(ステップS20−10)。
すなわち、メインCPU51は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)である場合に、入賞記憶カウンタから“1”を減算する。また、メインCPU51は、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ特別図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)を制御状態フラグにセットする。
なお、特別図柄記憶領域とは、メインRAM53に割り当てられ、始動入賞口17に遊技球が入賞したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などが、特別図柄記憶領域“0”から順に記憶される入賞記憶領域のことである。
また、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り判定用乱数値などは、上述の入賞記憶に相当し、特別図柄記憶領域“0”に記憶されている大当り判定用の乱数値などは、後述する特別図柄記憶チェック処理(図6参照)における大当り判定などに用いられるものである。
次に、メインCPU51による特別図柄記憶チェック処理(図5のステップS20−2)の詳細について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施の形態における特別図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
メインCPU51は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かを判断し(ステップS20−2−1)、このステップにおいて制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合は、入賞記憶個数が“0”であるか否かを判断する(ステップS20−2−2)
ステップS20−2−2において入賞記憶個数が“0”であると判断したメインCPU51は、遊技状態フラグに客待ち状態を示す値「3」をセットするとともに、デモ演出画像の表示を実行するように指示するデモ演出コマンドを生成し、セットする(ステップS20−2−3)。
なお、上記デモ演出コマンドは、遊技状態フラグの情報を含むものであり、遊技状態が客待ち状態(特別図柄の変動表示の動作が行われておらず、大当り遊技状態でもなく、入賞記憶もない状態)の場合に、生成される。
ステップS20−2−2において入賞記憶個数が“0”ではないと判断したメインCPU51は、特別図柄変動表示時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットするとともに(ステップS20−2−4)、入賞記憶に含まれる大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行い(ステップS20−2−5)、この大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものであるか否か(大当りとなったか否か)を判断する(ステップS20−2−6)。
ステップS20−2−6において大当り判定の結果は遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものではないと判断したメインCPU51は、所定の乱数値に基づいて、非特定表示態様に対応する図柄、すなわち、はずれを示す停止図柄を決定する(ステップS20−2−7)。
具体的には、メインCPU51は、リーチ判定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて、特別図柄の変動表示においてリーチ(リーチ変動表示など)を実行するか否かを決定し、この決定した結果、特別図柄の変動表示においてリーチ(リーチ変動表示など)を実行する場合には、リーチ図柄決定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて「左」および「右」の図柄を決定するとともに、中はずれ図柄決定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて「中」の図柄を決定する。
一方、特別図柄の変動表示においてリーチを実行しないと決定したメインCPU51は、「左」、「中」、「右」にそれぞれ対応するはずれ図柄決定用の乱数から抽出された乱数値に基づいて、「左」、「中」、「右」の図柄を決定する。そして、当該決定に基づいて停止図柄コマンドを生成し、セットする。なお、この停止図柄コマンドには遊技状態フラグの情報が含まれる。
ところで、ステップS20−2−6において大当り判定の結果は遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものであると判断したメインCPU51は、入賞記憶に含まれる大当り図柄決定用乱数値に基づいて大当りを示す停止図柄(「左」、「中」、「右」)を決定するとともに、当該決定に基づいて停止図柄コマンドを生成し、セットする(ステップS20−2−8)。なお、この停止図柄コマンドには遊技状態フラグの情報が含まれる。
そして、ステップS20−2−7あるいはステップS20−2−8を終了したメインCPU51は、特別図柄の変動表示パターンの決定処理を行う(ステップS20−2−9)。
具体的には、メインCPU51は、乱数発生器により0から99の範囲で発生した乱数のうち、一の乱数値を抽出し、この抽出した乱数値と、図12に示す変動表示パターン選択テーブルとを比較して、特別図柄の変動表示パターンを決定する。そして、メインCPU51は、当該決定に基づいて変動表示パターンコマンドを生成して、セットする。
例えば、メインCPU51は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものではなく、かつ、特別図柄の変動表示においてリーチを実行しない場合には、「通常変動」を特別図柄の変動表示パターンとして決定するとともに、当該決定に基づいて変動表示パターンコマンドを生成し、セットする。なお、この変動表示パターンコマンドには遊技状態フラグの情報が含まれる。
また、メインCPU51は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行させるものではなく、かつ、特別図柄の変動表示においてリーチを実行する場合に抽出された乱数値が0から69の範囲に含まれるものであったときは、「ノーマルリーチ」を特別図柄の変動表示パターンとして決定し、一方、抽出された乱数値が70から99の範囲に含まれるものであったときは、「スーパーリーチ」を特別図柄の変動表示パターンとして決定する。
さらに、メインCPU51は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り遊技状態に移行するものである場合に、抽出された乱数値に応じて、次の(1)〜(3)の変動表示パターンを決定する。
(1)抽出された乱数値が0から39の範囲に含まれるときは、「ノーマルリーチ当り」を特別図柄の変動表示パターンとして決定する。
(2)抽出された乱数値が40から94の範囲に含まれるときは、「スーパーリーチ当り」を特別図柄の変動表示パターンとして決定する。
(3)抽出された乱数値が95から99の範囲に含まれるときには、「全回転」を特別図柄の変動表示パターンとして決定する。
そして、メインCPU51は、当該決定に基づいて変動表示パターンコマンドを生成し、セットする。なお、この変動表示パターンコマンドには遊技状態フラグの情報が含まれる。
上述したようにして変動表示パターンを決定したメインCPU51は、当該ステップS20−2−8の処理により決定した変動表示パターンに対応する変動表示時間を待ち時間タイマにセットするとともに(ステップS20−2−10)、今回の特別図柄記憶チェック処理に用いられた乱数値などを、所定の記憶領域から消去する(ステップS20−2−11)。
なお、特別図柄の変動表示は、ステップS20−2−10によって決定された変動表示時間の間、ステップS20−2−9によって決定された変動表示パターンに基づいて行われる。前記変動表示時間が終了すると、変動表示される特別図柄は、停止図柄コマンドに基づく図柄が表示された状態で停止される。
ところで、メインCPU51は、特別図柄や普通図柄の各処理に加えて、演出情報画像の表示パターン(演出情報表示パターン)を抽選により決定する処理を行う。
具体的には、メインCPU51は、乱数発生器により例えば0から999の範囲で発生した乱数のうち、一つの乱数値を抽出し、この抽出した乱数値と予め設定される演出情報画像表示パターン決定テーブル(図示せず)とを比較して、演出情報画像の表示パターンを決定する。
そして、メインCPU51は、演出画像表示パターンを示す演出画像表示パターンデータを上述した変動表示パターンコマンドに含める。すなわち、変動表示パターンコマンドには、特別図柄表示パターンを示す特別図柄表示パターンデータ、および演出画像表示パターンを示す演出画像表示パターンデータなどが含まれることになる。
なお、メインCPU51は、ステップS20−2−1において制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)ではないと判断した場合、ステップS20−2−3を終了した場合、ステップS20−2−11を終了した場合は、この特別図柄記憶チェック処理を終了し、図5の特別図柄制御処理にリターンする。
次に、メインCPU51による大当り開始インターバル管理処理(図5のステップS20−5)の詳細について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施の形態における大当り開始インターバル管理処理の処理手順を示すフローチャートである。
メインCPU51は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)であるか否かを判断し(ステップS20−5−1)、このステップにおいて制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)であると判断した場合は、大当り開始インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを判断する(ステップS20−5−2)。
ステップS20−5−2において大当り開始インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であると判断したメインCPU51は、大入賞口15を開放するように大入賞口SOL72Sを制御するとともに(ステップS20−5−3)、図6のステップS20−2−8の処理により決定した大当り図柄(特定表示態様)と大入賞口開放時間とに基づいて開放時間を決定する(ステップS20−5−4)。
その後、メインCPU51は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットし(ステップS20−5−5)、メインROM52に記憶されているラウンド開放時間テーブル(図13参照)に基づいて第1ラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)をセットする(ステップS20−5−6)。なお、この第1ラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)は、開放時間コマンドとしてサブCPU61へ送信される。
具体的には、メインCPU51は、図6のステップS20−2−8の処理により決定した大当り図柄(特定表示態様)が例えば「999」の停止図柄であった場合は、図13に示すラウンド開放時間テーブルに基づいて、第1ラウンドと当選図柄「9」との交点の部位の数字つまり「30」(秒)を、第1ラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)としてセットする。
なお、メインCPU51は、ステップS20−5−1において制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)ではないと判断した場合、ステップS20−5−2において大当り開始インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”ではないと判断した場合、ステップS20−5−6を終了した場合は、この大当り開始インターバル管理処理を終了し、図5の特別図柄制御処理にリターンする。
次に、メインCPU51による大入賞口再開放前待ち時間管理処理(図5のステップS20−8)の詳細について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施の形態における大入賞口再開放前待ち時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。
メインCPU201は、制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間処理を示す値(06)であるか否かを判断し(ステップS20−8−1)、このステップにおいて制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間処理を示す値(06)であると判断した場合は、ラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを判断する(ステップS20−8−2)。
ステップS20−8−2においてラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であると判断したメインCPU51は、大入賞口開放回数カウンタの値に“1”を加算するとともに(ステップS20−8−3)、大入賞口15を開放するように大入賞口SOL72Sを制御する(ステップS20−8−4)。
そして、メインCPU51は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに(ステップS20−8−5)、メインROM52に記憶されているラウンド開放時間テーブル(図13参照)に基づいて第nラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)をセットする(ステップS20−8−6)。なお、この第nラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)は、開放時間コマンドとしてサブCPU61へ送信される。
この場合、この大入賞口再開放前待ち時間管理処理が実行される毎に、ステップS8−3の処理による大入賞口開放回数カウンタの値に対応するラウンドの開放時間を示すタイマ(s)がセットされる。すなわち、第2ラウンドから最大ラウンド(例えば15ラウンド)の開放時間を示すタイマ(s)がセットされることとなる。
具体的には、メインCPU51は、図6のステップS20−2−8の処理により決定した大当り図柄(特定表示態様)が例えば「999」の停止図柄であった場合は、図13に示すラウンド開放時間テーブルに基づいて、第2ラウンドと当選図柄「9」との交点の部位の数字つまり「29」(秒)を、第2ラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)としてセットする。同様にして、第3ラウンドから第14ラウンドまでの各ラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)がセットされ、最後に、最大ラウンドつまり第2ラウンドと当選図柄「9」との交点の部位の数字つまり「16」(秒)が、第15ラウンドに係る開放時間を示すタイマ(s)としてセットされる。
このようにメインROM(テーブル記憶手段)52に記憶されているラウンド開放時間テーブルに基づいて、複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なって決定されるので、簡単な方法でラウンドの開放時間を変化させることができる。
なお、メインCPU51は、ステップS20−8−1において制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間処理を示す値(06)ではないと判断した場合、ステップS20−8−2においてラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”ではないと判断した場合、ステップS20−8−6を終了した場合は、この大入賞口再開放前待ち時間管理処理を終了し、図5の特別図柄制御処理にリターンする。
本実施の形態では、ラウンド開放時間決定手段の機能を果たすメインCPU51は、メインROM52に記憶されているラウンド開放時間テーブルに基づいて、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定するようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしてもよい。
すなわち、ラウンド開放時間決定手段の機能を果たすメインCPU51は、図7のS20−5−6での第1ランドに係る開放時間、図8のS20−8−6での第nラウンドに係る開放時間を決定するに際し、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様(大当り遊技状態)であった場合に、図13に示すラウンド開放時間テーブルを参照することなく、当該特定表示態様に応じて複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定するようにしてもよい。
この場合、特定表示態様(つまり大当り図柄)に応じて複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なって決定されるので、特定表示態様に応じて、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることができる。
何れの場合においても、ラウンド開放時間決定手段の機能を果たすメインCPU51は、変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果(停止図柄)が特定表示態様(大当り遊技状態)であった場合に、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する。
そのため、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるので、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることができる。
次に、演出制御回路60によるメイン処理、主制御回路50からのコマンドを受信したことを契機としてメイン処理に割込むように実行されるコマンド受信割込処理について説明する。
図9は本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートであり、図10は本実施の形態に係る遊技機の演出制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、コマンド受信割込処理について、図9を参照して説明する。このコマンド受信割込は、演出制御回路60が主制御回路50からコマンドを受信する毎に発生するようになっている。
サブCPU61は、現在実行中のプロセス(後述するメイン処理)を中断するために、レジスタに格納されている情報を退避させるとともに(ステップS201)、コマンド入力ポート64を介して受信したメインCPU51からの所定のコマンドをワークRAM63の受信バッファ領域(図示せず)へ格納し(ステップS202)、その後、ステップS201で退避させた情報をレジスタに復帰させる(ステップS203)。これにより、中断されているプロセスは再開可能となる。
なお、上記所定のコマンドには、例えば、変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド、大当り遊技開始コマンド、大当り遊技終了コマンド、デモ演出コマンドなどのコマンドが含まれる。
次に、本実施の形態の演出制御回路60のメイン処理について、図10を参照しながら説明する。
サブCPU61は、各種設定を初期化する初期化処理を行い(ステップS210)、その後、後述するコマンド解析処理(図11参照)を実行し(ステップS220)、さらに、このコマンド解析処理の結果に基づいて、表示に関する演出の制御を含む表示制御処理、音に関する演出の制御を含む音声制御処理および光(発光)に関する演出の制御を含むランプ制御処理を実行する(ステップS230〜S250)。
次に、サブCPU61によるコマンド解析処理(図10のステップS220)の詳細について、図11を参照しながら説明する。図11は、コマンド解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
サブCPU61は、受信バッファにコマンドが記憶されているか否かを判断し(ステップS220−1)、この判断の結果、受信バッファにコマンドが記憶されている場合は、その受信バッファからコマンドを読み出し(ステップS220−2)、さらに、読み出したコマンドはデモ演出コマンドであるか否かを判断する(ステップS220−3)。
ステップS220−3においてデモ演出コマンドであると判断したサブCPU61は、そのデモ演出コマンドに基づいて所定の処理を実行する(ステップS220−4)。
すなわち、サブCPU61は、受信したデモ演出コマンドに対応する制御データを、ワークRAM63の作業領域にセットする。
ステップS220−3においてデモ演出コマンドではないと判断したサブCPU61は、読み出したコマンドは変動表示パターンコマンドであるか否かを判断する(ステップS220−5)。
ステップS220−5において変動表示パターンコマンドであると判断したサブCPU61は、読み出した変動表示パターンコマンドに基づいて所定の処理を実行する(ステップS220−6)。すなわち、サブCPU61は、受信した変動表示パターンコマンドに対応する制御データを、ワークRAM63の作業領域にセットする。
一方、ステップS220−5において読み出したコマンドは変動表示コマンドではないと判断したサブCPU61は、読み出したコマンドに基づいて所定の処理を実行する(ステップS230−7)。すなわち、サブCPU61は、ステップS220−2において読み出したコマンドに対応する制御データを、ワークRAM63の作業領域にセットする。
例えば、停止図柄コマンドに対応する制御データや、開放時間コマンドに対応する制御データがワークRAM63の作業領域にセットされる。
なお、サブCPU61は、ステップS220−1において受信バッファにコマンドが存在しないと判断した場合、ステップS220−4を終了した場合、ステップS220−6を終了した場合、ステップS220−7を終了した場合は、このコマンド解析処理を終了し、図10のメイン処理にリターンする。
ところで、このコマンド解析処理において、ステップS220−4の演出コマンドに対応する処理が実行された場合は、上述した図10のメイン処理のステップS230の表示制御処理においては、サブCPU61は、デモ演出コマンドに対応する制御データに含まれる待機状態パターンに従ったデモ演出表示を行うように、画像制御回路65に指示するためのデータを経時的に変化させる。
そして、画像制御回路65がサブCPU61から所定時間ごとに送信される上記指示の内容を実行することにより、液晶表示装置30の表示領域30aにおいては、デモ演出の画像が表示される。
また、このコマンド解析処理において、ステップS220−6の変動表示パターンコマンドに対応する制御が実行された場合は、ステップS230の表示制御処理においては、例えば、サブCPU61は、ステップS220−6の処理により変動表示パターンコマンドに対応する制御データをセットした場合、セットした制御データに含まれる変動表示パターンに従った特別図柄の変動表示を行うように、画像制御回路65に指示するためのデータを経時的に変化させるとともに、当該セットした制御データに含まれる演出パターンに従った演出情報画像の表示を行うように、画像制御回路65に指示するためのデータを経時的に変化させる。
そして、画像制御回路65がサブCPU61から所定時間ごとに送信される上記指示の内容(特別図柄を変動表示すべき旨)を実行することにより、液晶表示装置30の特別図柄表示領域においては、変動表示時間の間、変動表示パターンコマンドに対応する特別図柄の変動表示が行われる。
上述したような変動表示パターンコマンドに応じた処理と並行して、画像制御回路65がサブCPU61から所定時間ごとに送信される上記指示の内容(演出情報画像を表示すべき旨)を実行することにより、表示領域30aにおいては、変動表示パターンコマンドに対応する演出情報画像の表示が行われる。
さらに、このコマンド解析処理において、ステップS220−7のその他のコマンドに対応する処理が実行された場合は、当該その他のコマンドに応じて、ステップS230の表示制御処理、ステップS240の音声制御処理、およびステップS250のランプ制御処理の何れかの処理が実行される。
すなわち、ステップS230の表示制御処理においては、例えば、サブCPU61は、ステップS220−7の処理により停止図柄コマンドに対応する制御データをセットした場合、セットした制御データに含まれる停止図柄の表示を行うように、画像制御回路65に指示する。
そして、画像制御回路65がサブCPU61からの指示の内容を実行することにより、ステップS220−7の処理によりセットされた制御データに含まれる停止図柄コマンドに含まれる遊技状態フラグに特定遊技状態が設定されていた場合は、液晶表示装置30の表示領域30aにおいては、図14(a)〜図14(e)の各特定表示態様に対応する画像が表示される。
また、音声制御処理においては、サブCPU61は、ステップS220のコマンド解析処理(つまり図11のステップS220−7)においてセットした制御データが、音声制御に対応するデータであるときは、制御データを音声制御回路66に送る。音声制御回路66は、制御データに基づいて、スピーカ8a,8bに、例えば、所定の遊技状態を遊技者に報知するための音信号を出力させる。
ランプ制御処理においては、サブCPU61は、ステップS220のコマンド解析処理(つまり図11のステップS220−7)においてセットした制御データが、ランプもしくはLEDの点灯制御に対応するデータであるときは、制御データをランプ制御回路67に送る。ランプ制御回路67は、制御データに基づいて、ランプ・LED48に、例えば、所定の点灯および消灯パターンに従った点灯および消灯を行わせる。
例えば、サブCPU61は、ステップS220−7の処理により開放時間コマンドに対応する制御データをセットした場合、セットした制御データに含まれる開放時間の表示を行うように、ランプ制御回路67に指示する。
そして、ランプ制御回路67は、サブCPU61の制御に基づき、7セグメントLED100に対し、複数ラウンドにおける所定のラウンドに係る開放時間を報知(表示)させる信号を生成する。すると、7セグメントLED100は、ランプ制御回路67からの信号(開放時間を示す信号)を基にラウンドの開放時間を報知(表示)する。
なお、以上においては、現実のパチンコ遊技機1について説明したが、本発明によれば、パチンコ遊技機1と同様の機能を、図15に示すように、テレビゲームコントローラやパソコン等のコンピュータ960がシミュレーションプログラム950を実行することにより実現することができる。
すなわち、シミュレーションプログラム950をハードディスク等の補助記憶装置に格納しておき、CPUおよび主記憶装置を有するコンピュータ960の当該CPUがこのプログラムを補助記憶装置から主記憶装置へローディングして実行することで、パチンコ遊技機1と同様の機能を実現することができる。
たとえば、コンピュータ960がシミュレーションプログラム950を実行することにより、操作スイッチ980の操作に応じてディスプレイ970の画面上で遊技領域に遊技球を発射する機能を実現することができるとともに、スピーカ990から遊技に関する音(BGM)を出力させる音出力機能を実現することができる。
また、ディスプレイ970は、演出画像を表示可能であるとともに表示状態が変化可能な液晶表示装置30の表示領域30a(図2参照)、および大入賞口15や始動入賞口17(図2参照)を含む遊技領域20a(図2参照)を模した画像を表示するとともに、当該遊技領域の画像上における遊技球の挙動や特別図柄の可変表示などの画像を表示し、さらに上記実施の形態で示した各種の画像を表示する。
シミュレーションプログラム950は、コンピュータ960に、変動表示される識別情報の変動表示結果を決定する変動表示結果決定機能と、前記変動表示結果決定機能によって決定された識別情報の変動表示結果を識別情報の変動表示が可能な変動表示手段に表示させる表示制御機能と、前記変動表示結果決定機機能によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様が前記変動表示手段に表示されたことを条件に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う特定遊技状態制御機能と、前記特定遊技状態中に開閉する入賞装置を開放し所定の開放時間が経過した後に閉鎖するまでを1ラウンドとし、複数のラウンドにわたって前記入賞装置の開閉を制御する入賞装置制御機能と、前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間決定機能と、前記ラウンド開放時間決定機能に含まれ、前記変動表示結果決定機能によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する決定機能と、を実現させるようになっている。
また、シミュレーションプログラム950を、ROMカートリッジ、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フロッピーディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしても良い。この場合、その記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータ960がインストールした後、このプログラムをコンピュータ960が実行するようにする。このプログラムのインストール先としては、例えばハードディスクなどの補助記憶装置がある。そして、コンピュータ960は、この補助記憶装置に記憶した上記プログラムを主記憶装置にローディングして実行する。
さらに、シミュレーションプログラム950を、衛星通信回線等の無線通信回線、あるいはインターネット等の有線通信回線など通信回線を利用して配布するようにしても良い。この場合、通信回線と接続されたコンピュータ960が当該通信回線を介して上記シミュレーションプログラム950をダウンロードした後、このプログラムを実行するようにしても良い。この場合、このプログラムのダウンロード先としては、例えば補助記憶装置がある。そして、コンピュータ960が、この補助記憶装置に記憶した上記プログラムを主記憶装置にローディングして実行するようにする。
以上の構成によって、コンピュータ960がシミュレーションプログラム950を実行することにより、遊技者は、操作スイッチ980を操作することによって現実のパチンコ遊技機1での遊技を疑似体験することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のラウンド(例えば15ラウンド)のうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるので、特定遊技状態(大当り遊技状態)の遊技内容が変化し、遊技の単調感が解消されることとなり、特定遊技状態中の興趣を高めることができる。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機本体が遊技台に取り付けられた遊技機に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機(スロットマシン)、雀球、スマートボールあるいはゲームセンターに設置された各種のゲーム機など、種々の遊技機に適用することが可能である。
本発明の遊技機を示す斜視図である。 図1に示した遊技機を正面から見た正面図である。 図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。 本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理動作を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る特別図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る大当り開始インターバル管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る大入賞口再開前待ち時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る遊技機の演出制御回路によるコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る遊技機の演出制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る変動表示パターン選択テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係るラウンド開始時間テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係る特定遊技状態終了時の各ラウンドにおける停止図柄に対応する画像の表示の一例を示す図である。 本発明のシミュレーションプログラムを内蔵するコンピュータ端末を示す図である。
符号の説明
1 遊技機
3 遊技機温帯
3a 本体枠
3b ベース枠
4 ガラス扉
5 皿ユニット
5a 上皿
5b 下皿
6 レール
7 ハンドル
8a,8b スピーカ
10 球貸し操作パネル
12 一般入賞口
13 通過ゲート
15 大入賞口
16 アウト口
17 始動入賞口
20 遊技盤
20a 遊技領域
30 液晶表示装置
30a 表示領域
31 V・カウントSW
32 カウントSW
33 一般入賞口SW
34 通過ゲートSW
35 始動入賞口SW
36 始動入賞口SOL
37 大入賞口SOL
38 シーソーSOL
39 バックアップクリアSW
41 払出制御回路
42 発射制御回路
43 カードユニット
44 払出装置
45 発射装置
48 ランプ・LED
50 主制御回路
51 メインCPU
52 メインROM
53 メインRAM
54 初期リセット回路
55 I/Oポート
56 コマンド出力ポート
60 演出制御回路
61 サブCPU
62 プログラムROM
63 ワークRAM
64 コマンド入力ポート
65 画像制御回路
66 音声制御回路
67 ランプ制御回路
100 7セグメントLED
950 シミュレーションプログラム
960 コンピュータ
970 ディスプレイ
980 操作スイッチ
990 スピーカ


Claims (5)

  1. 識別情報の変動表示が可能な変動表示手段と、
    変動表示される識別情報の変動表示結果を決定する変動表示結果決定手段と、
    前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果を前記変動表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様が前記変動表示手段に表示されたことを条件に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う特定遊技状態制御手段と、
    前記特定遊技状態中に開閉する入賞装置を開放し所定の開放時間が経過した後に閉鎖するまでを1ラウンドとし、複数のラウンドにわたって前記入賞装置の開閉を制御する入賞装置制御手段と、
    前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間決定手段と、
    を有し、
    前記ラウンド開放時間決定手段は、
    前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ラウンド開放時間決定手段は、
    前記変動表示結果決定手段によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様に応じて前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間テーブルを記憶するテーブル記憶手段を更に備え、
    前記ラウンド開放時間決定手段は、
    テーブル記憶手段の記憶内容に基づいて、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. ラウンドの開放時間を報知する報知手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の遊技機。
  5. 遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、
    コンピュータに、
    変動表示される識別情報の変動表示結果を決定する変動表示結果決定機能と、
    前記変動表示結果決定機能によって決定された識別情報の変動表示結果を識別情報の変動表示が可能な変動表示手段に表示させる表示制御機能と、
    前記変動表示結果決定機機能によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、当該特定表示態様が前記変動表示手段に表示されたことを条件に遊技者にとって有利な特定遊技状態の制御を行う特定遊技状態制御機能と、
    前記特定遊技状態中に開閉する入賞装置を開放し所定の開放時間が経過した後に閉鎖するまでを1ラウンドとし、複数のラウンドにわたって前記入賞装置の開閉を制御する入賞装置制御機能と、
    前記複数のラウンドのそれぞれの開放時間を決定するラウンド開放時間決定機能と、
    前記ラウンド開放時間決定機能に含まれ、前記変動表示結果決定機能によって決定された識別情報の変動表示結果が特定表示態様であった場合に、前記複数のラウンドのうち少なくとも1つのラウンドの開放時間と他のラウンドの開放時間とが異なるように、当該複数のラウンドに係る開放時間を決定する決定機能と、
    を実現させるためのシミュレーションプログラム。


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