JP2008272238A - 遊技機 - Google Patents

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JP2008272238A JP2007119755A JP2007119755A JP2008272238A JP 2008272238 A JP2008272238 A JP 2008272238A JP 2007119755 A JP2007119755 A JP 2007119755A JP 2007119755 A JP2007119755 A JP 2007119755A JP 2008272238 A JP2008272238 A JP 2008272238A
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Abstract

【課題】特別図柄の変動表示の態様を変化に富ませることで、当該特別図柄の変動表示による演出効果を高めることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】本発明に係る遊技機は、上記課題を解決するため、遊技球が始動口18を通過したことに応じた大当り抽選に応じて、特別図柄および装飾図柄の変動表示パターンを決定するとともに、決定した特別図柄の変動表示パターンに従って特別図柄表示器24における特別図柄を変動表示させるメインCPUと、上記大当り抽選に応じてメインCPUにより決定された装飾図柄の変動表示パターンに従って液晶表示装置21における装飾図柄を変動表示させるサブCPUとを備え、メインCPUは、液晶表示装置21における変動表示がリーチ変動となるときに特別図柄の変動表示がスクロール変動となる変動表示パターンを決定することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関し、特に、遊技球を用いた遊技が可能なパチンコ遊技機に関する。
従来より、一般的なパチンコ遊技機は、遊技盤上の始動口(特別領域)に遊技球が入賞(入球)したことを契機として大当り抽選が行われる。ここで、この大当り抽選結果を特別図柄(第2識別情報)により報知し、また該特別図柄と同期して変動および確定表示される第1識別情報(装飾図柄)により報知するものがある。例えば特許文献1には、主制御部の処理負担を軽減するために図柄制御装置にて当否を表す特別図柄(当否図柄)に関連付けられた装飾図柄を表示する構成が開示されている。
なお、特別図柄は主制御装置の制御により7セグなどを使用して小さく表示し、装飾図柄は表示制御装置の制御により液晶などを使用して大きく表示する構成にし遊技者に装飾図柄を見せるようにするのが一般的である。
特別図柄と装飾図柄の関係は、特別図柄が変動するときには必ず装飾図柄も変動し、特別図柄が変動開始すると装飾図柄も同時に変動開始し、特別図柄の変動が終了すると装飾図柄の変動も終了するようになっている。
特開2007−61589号公報
しかしながら、特許文献1では、装飾図柄の変動表示は、様々な態様で行われるため遊技者に対して大当り抽選の結果に対する期待感を高める効果があるものの、特別図柄の変動表示は、単調な態様であるため遊技者の期待感を高める効果に乏しくその演出効果が不十分であった。
そこで、本発明は、特別図柄の変動表示の態様を変化に富ませることで、当該特別図柄の変動表示による演出効果を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域(遊技領域2a)と、当該遊技領域に設けられ、遊技球の通過が可能な第1特定領域(始動口18)と、を有する遊技盤(遊技盤2)と、遊技球が第1特定領域を通過した場合に、遊技状態を、他の遊技状態と比べて遊技者に有利な大当り遊技状態とするか否かを抽選する大当り抽選手段(主制御回路200のメインCPU201)と、 第2識別情報の変動表示が行われる第2識別情報表示手段(特別図柄表示器24)と、大当り抽選手段による抽選が行われた場合に、当該大当り抽選手段による抽選の結果に応じて、第2識別情報表示手段に停止表示される第2識別情報を決定する第2識別情報決定手段(主制御回路200のメインCPU201)と、大当り抽選手段による抽選が行われた場合に、当該大当り抽選手段による抽選の結果に応じて、第2識別情報表示手段における第2識別情報の変動表示パターンを決定する第2識別情報変動表示パターン決定手段(主制御回路200のメインCPU201)と、第2識別情報変動表示パターン決定手段によって決定された変動表示パターンに従って第2識別情報表示手段における第2識別情報を変動表示させた後に第2識別情報決定手段により決定された第2識別情報を停止表示させる第2識別情報表示制御手段(主制御回路200のメインCPU201)と、第1識別情報の変動表示が行われる第1識別情報表示手段(液晶表示装置21)と、第2識別情報決定手段による決定が行われた場合に、当該第2識別情報決定手段による決定に応じて、第1識別情報表示手段に停止表示される第1識別情報を決定する第1識別情報決定手段(サブCPU301)と、第2識別情報変動表示パターン決定手段による決定が行われた場合に、当該第2識別情報変動表示パターン決定手段による決定に応じて、第1識別情報表示手段における第1識別情報の変動表示パターンを決定する第1識別情報変動表示パターン決定手段(主制御回路200のメインCPU201)と、第1識別情報変動表示パターン決定手段によって決定された変動表示パターンに従って第1識別情報表示手段における第1識別情報を変動表示させた後に第1識別情報決定手段により決定された第1識別情報を停止表示させる第1識別情報表示制御手段(サブCPU301)とを備え、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、第1識別情報表示手段における変動表示が所定の態様となるときに第2識別情報の変動表示が特定の態様となる変動表示パターンを決定することを特徴とする。
本構成によれば、第1識別情報表示手段における変動表示が所定の態様となるときには、第2識別情報表示手段における第2識別情報の変動態様が特定の態様となる。つまり、第1識別情報の変動表示が所定の態様となる場合には、第2識別情報が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、第2識別情報表示手段における第2識別情報の表示態様を変化に富ませることができるので、第2識別情報の変動表示の単調さを解消することができ、当該第2識別情報の変動表示による演出効果を高めることが可能となる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、第1識別情報表示手段に大当り抽選手段による抽選に当選した可能性が高い旨を示す変動態様であるリーチが表示されるときに第2識別情報の変動表示が特定の態様となる変動表示パターンを決定することを特徴とする。
本構成によれば、第1識別情報表示手段にリーチが表示されるときには、第2識別情報表示手段における第2識別情報の変動態様が特定の態様となる。つまり、第1識別情報の変動表示がリーチとなる場合には、第2識別情報が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、第2識別情報表示手段における第2識別情報の表示態様をより変化に富ませることができるので、第2識別情報の変動表示の単調さを解消することができ、当該第2識別情報の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
また、本発明によれば、大当り抽選手段による抽選に当選した可能性が高いリーチが発生する場合には、上述したように第2識別情報の変動表示による演出効果が高まるので、当該リーチの発生時において大当り当選の期待度をより高めることが可能となる。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、第1識別情報表示手段にリーチが表示された後に第1識別情報表示手段に表示される第1識別情報が所定の組み合わせとなったときに第2識別情報の変動表示が特定の態様となる変動表示パターンを決定することを特徴とする。
本構成によれば、第1識別情報表示手段にリーチが表示された後に当該第1識別情報表示手段に表示される第1識別情報が所定の組み合わせとなるときには、第2識別情報表示手段における第2識別情報の変動態様が特定の態様となる。つまり、変動表示される第1識別情報が所定の組み合わせとなる場合には、第2識別情報が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、第2識別情報表示手段における第2識別情報の表示態様をより変化に富ませることができるので、第2識別情報の変動表示の単調さを解消することができ、当該第2識別情報の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、第1識別情報表示手段における第1識別情報が所定の組み合わせとなる前と後とで、第2識別情報の変動態様が異なる変動表示パターンを決定することを特徴とする。
本構成によれば、第1識別情報表示手段に表示される第1識別情報が所定の組み合わせとなる前と後とでは、第2識別情報表示手段における第2識別情報の変動態様が異なるようになる。
この場合、第2識別情報表示手段における第2識別情報の表示態様をより変化に富ませることができるので、第2識別情報の変動表示の単調さを解消することができ、当該第2識別情報の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、第1識別情報決定手段は、大当り抽選手段による抽選に当選した場合には、第2識別情報決定手段により決定された第2識別情報に関連する第1識別情報を決定することを特徴とする。
本構成によれば、第1識別情報決定手段は、大当り抽選手段による抽選に当選した場合には、第2識別情報決定手段により決定された第2識別情報に関連する第1識別情報を決定する。これによれば、第2識別情報と第1識別情報との関連性を高めることができるので、当該第2識別情報と第1識別情報との相乗効果によって、第2識別情報の演出効果を高めることが可能となる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、特別図柄の変動表示の態様を変化に富ませることができ、当該特別図柄の変動表示による演出効果を高めることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
以下、本実施の形態におけるパチンコ遊技機(遊技機)1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1〜図24は、プリペイドカード方式を適用した遊技機1の一実施の形態を示している。
図1は本実施の形態に係る遊技機を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機の遊技盤を示す正面図、図3は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図、図4は本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理手順を示すフローチャート、図5は本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順を示すフローチャート、図6は本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャート、図7は本実施の形態に係る特別図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャート、図8は本実施の形態に係る大当り終了インターバル処理の処理手順を示すフローチャート、図9は本実施の形態に係る普通図柄制御処理の処理手順を示すフローチャート、図10は本実施の形態に係る普通図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャート、図11は本実施の形態に係る普通図柄表示時間管理処理の処理手順を示すフローチャート、図12は本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャート、図13は本実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャート、図14は本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャート、図15は本実施の形態に係る大当り抽選テーブルの一例を示す図、図16は本実施の形態に係る普通当り抽選テーブルの一例を示す図、図17は本実施の形態に係る変動表示パターン決定テーブルの一例を示す図、図18は本実施の形態に係る特別図柄の変動表示パターンの詳細を示す図、図19(a)は装飾図柄の通常変動の一例を示す図、(b)は装飾図柄のリーチ変動の一例を示す図、図20は装飾図柄の仮停止後変動の一例を示す図、図21は本実施の形態に係る特別図柄表示器を示す説明図、図22は本実施の形態に係る特別図柄の表示態様の一例を示す説明図、図23は特別図柄表示器における特別図柄のスクロール変動の一例を示す図、図24は特別図柄表示器における特別図柄の点滅変動の一例を示す図、図25は第3複合変動(当り)およびスーパーリーチ変動2(当り)に関するタイムチャートを示す説明図である。
最初に、遊技機1の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤2(図2)が装着される本体枠3aがヒンジ(図示せず)を介して島設備に固定される外枠3bに回動可能に取り付けられ(すなわち、本体枠3aは、本体枠3aの一方端を回動支点として支持されて当該外枠3bに開閉可能に取り付けられる。)、これら本体枠3aおよび外枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3の本体枠3aに対して、本体枠3a上部の左右に固定されたスピーカ6a,6b(図3)を保護するスピーカカバー60a,60bを備える装飾ユニット60、液晶表示装置(第1識別情報表示手段)21、遊技盤2をガラス板9bにて視認可能に被うガラス扉9a、上皿部4、下皿部5および発射ハンドル7が取り付けられるようになっている。
ガラス扉9aおよび上皿部4は一体化して形成されており、この一体化された開閉扉(開閉体)は、その一端が本体枠3aに回動可能に軸支され、他端が本体枠3aに係合するようになっている。
遊技盤2は、少なくとも一部が光を透過する透過性を有する板形状の樹脂(透光性を有する部材)によって形成されている。この透過性を有する部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。また、遊技盤2は、ガラス扉9aにおけるガラス板9bと対向する主面側に、発射された遊技球の転動流下が可能な遊技領域2aを有している。この遊技領域2aは、レール6に囲まれ、遊技球の転動流下が可能な領域である。なお、上記遊技盤2は、透明であってもよいし、半透明であってもよい。また、合成樹脂以外の部材から構成されていてもよい。
遊技領域2aは、図2に示すようにレール6に包囲されており、風車や遊技釘等の障害物(図示せず)や、一般入賞装置12、通過ゲート(普通図柄領域)13、始動口(第1特定領域)18、大入賞装置15、アウト口16などの遊技部材が配置されている。ここで、レール6は、遊技領域2aを包囲するように湾曲して設けられており、後述する発射装置90(図3)により遊技領域2aに向けて発射された遊技球を当該遊技領域2aに案内する。
また、遊技盤2の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など)等を表示可能な表示領域21aを有する液晶表示装置21が配置されている。
なお、液晶表示装置21の表示領域21aは、演出画像を表示する領域と、装飾図柄(第1識別情報)の変動表示および停止表示が行われる装飾図柄表示領域21b(図19、図20)とからなっている。
装飾図柄表示領域21bは、図19に示すように左リール部22a、中リール部22b、右リール部22cの3つに区分されており、それぞれのリール部で別々に装飾図柄の変動表示が行われるようになっている。
また、遊技盤2が透光性を有する本実施の形態では、液晶表示装置21の表示領域21aが、当該遊技盤2の透光性を有する部分を介して視認可能な位置、すなわち、遊技盤2の背後に配置されている。ここで、液晶表示装置21にかえて、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
ここで、一般入賞装置12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲート13は、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示器25(後述)を変動表示させるための装置である。
また、遊技盤2の略中央部上部には障害物45が設けられており、当該障害物45の下方には障害物46が設けられている。発射ハンドル7の操作によって遊技盤2に打ち出された遊技球において、障害物45,46に衝突した遊技球は、障害物45,46に沿って遊技領域2aの左側または右側の何れかに流下する。
障害物46の下方には、遊技球の入賞が可能であるとともに、当該入賞した遊技球がその内部を通過可能な始動口(第1特定領域)18が設けられている。さらに始動口18は、当該始動口18の内部を遊技球が通過することが容易な開状態と、始動口18の内部を遊技球が通過することが困難な閉状態とに変化可能な可変翼18a,18bを有している。
ここで、可変翼18a,18bの閉状態とは、可変翼18a,18bが閉じて遊技球が始動口18に入賞し難くなる状態のことである。一方、可変翼18a,18bにおける開状態とは、可変翼18a,18bが逆八字状に開口して遊技球が始動口18に入賞し易くなる状態のことである。また、通常時において始動口18は、閉状態となっている。
この始動口18に遊技球が入賞してその内部を通過すると、特別図柄表示器24に表示される特別図柄や、液晶表示装置21における装飾図柄が変動および停止するようになっている。なお、本実施の形態における始動口18には上述した可変翼18a,18bが設けられていたが、これに限られず、当該始動口18は、可変翼18a,18bが設けられない構造であってもよい。
始動口18の下方に配置される大入賞装置15は、扉15aおよび遊技球の受け入れ口を有するいわゆるアタッカー式の開閉装置であって、扉15aが閉じて遊技球の入賞が困難となる閉状態と、扉15aが開放して遊技球の入賞が容易となる開状態との開閉動作が行われるようになっている。さらに、大入賞装置15の内部には、大入賞装置15に入賞した遊技球の通過が可能な通過領域が設けられている。
また、アウト口16は、一般入賞装置12、始動口18、大入賞装置15の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。なお、回収された遊技球は遊技領域2a外へ排出される。
ガラス扉9aの下方には、図1に示すように第1排出口55から払い出された遊技球および遊技領域2aに打ち込まれる遊技球が貯留される上皿4aが配置されている。また、上皿4aの下方には、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5aが配置されている。また、上皿4aの所定の位置に、遊技終了時などにおいて上皿4aに貯留された遊技球を下皿5aに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー10が設けられている。
ここで、上皿4aから溢れた遊技球やシャッタレバー10の操作により移動する遊技球は、第2排出口56を介して下皿5aに到達するようになっている。
下皿5aの右側には、レール6を介して遊技領域2aへ遊技球を発射する際に回動操作される発射ハンドル7が設けられている。発射ハンドル7には遊技球の発射を停止するストップボタン(図示せず)が設けられている。
そして、遊技者が上記発射ハンドル7を回動して打ち出し操作をすることにより、上皿4a中の遊技球が、発射球供給装置(図示せず)により本体枠3aの背面に配設された発射装置90(図3参照)に供給されて、当該発射装置90によりレール6に沿って遊技領域2aに発射される。
次に、電飾ユニット26について説明する。電飾ユニット26は、遊技盤2の表面側から視認可能な位置に配置されており(図2参照)、特別図柄表示器(第2識別情報表示手段)24、普通図柄表示器25、4個の普通図柄通過記憶表示器23、4個の特別図柄始動記憶表示器22がそれぞれ配置されている。なお、特別図柄表示器24は7セグメントLEDより構成されており、一方、普通図柄表示器25、普通図柄通過記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22は、それぞれLEDで構成されている。
上記通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっている。この通過ゲート13を遊技球が通過した場合、普通当り抽選用乱数値などが通過記憶として抽出され、当該通過記憶が、後述するメインRAM203の通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される。そして、この通過記憶に基づいて、普通図柄表示器25の変動表示が所定時間にわたって行われる。また、上述した4個の普通図柄通過記憶表示器23には、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された通過記憶の数が表示されるようになっている。
例えば、通過記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の通過記憶が記憶されている場合には、4個の普通図柄通過記憶表示器23のうち2個が点灯される。この普通図柄通過記憶表示器23の点灯個数により、遊技者に対して、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている通過記憶の数を報知することができる。
普通図柄表示器25は、始動口18の内部を遊技球が通過したことに応じて変動する。また、普通図柄表示器25は、7セグメントLEDで構成されている。この7セグメントLEDは、所定の普通図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。7セグメントLEDの点灯・消灯によって、”0”から”9”までの10個の数字図柄および記号図柄”−”が、普通図柄として変動表示される。この普通図柄として、普通当り図柄(例えば、”0”から、”9”までの数字図柄)が停止表示された場合は、可変翼18a,18bが、所定時間だけ始動口18に遊技球が入賞し易い開状態に切り換えられる(開状態となる時間は、非時短状態中においては0.3秒間である。一方、時短状態中である場合は、1.8秒間の開状態が3回繰り返される。)。
ここで、時短状態とは、普通図柄の平均点滅表示時間が他の状態時(非時短状態時)よりも短くなり、時間あたりの普通図柄の変動表示回数が向上する状態をいう(例えば、非時短状態時における普通図柄の変動表示時間は50秒間、時短状態時における普通図柄の変動表示時間は5秒間である。)。さらに、時短状態となると、可変翼18a,18bは、開状態に切り替わる頻度が非時短状態時と比べて向上するようになる(すなわち、単位時間あたりにおける可変翼18a,18bの開状態時間の総和が相対的に大きくなる)。
なお、時短状態の制御は、特別図柄の変動表示が、所定の上限回数(例えば、100回)に達するまで、もしくは後述する大当り抽選手段による大当り抽選に当選するまで継続される。
また、始動口18に入賞した遊技球がその内部を通過した場合、大当り抽選用乱数値などが始動記憶として抽出され、当該始動記憶が、後述するメインRAM203の始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶されるようになっている。そして、上述した4個の特別図柄始動記憶表示器22には、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された始動記憶の数が表示されるようになっている。
例えば、始動記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の始動記憶が記憶されている場合には、4個の特別図柄始動記憶表示器22のうち2個が点灯される。この特別図柄始動記憶表示器22の点灯個数により、遊技者に対して、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている始動記憶の数を報知することができる。なお、特別図柄表示器24における特別図柄や、装飾図柄表示領域における装飾図柄の変動および停止は、上記始動記憶に基づいて行われる。
特別図柄表示器24は、始動口18の内部を遊技球が通過したことに応じて変動する。また、特別図柄表示器24は、7セグメントLEDで構成されている。この7セグメントLEDは、所定の特別図柄の変動表示開始条件の成立により、点灯・消灯を繰り返す。7セグメントLEDの点灯・消灯によって、”0”から”9”までの10個の数字図柄および記号図柄”−”が、特別図柄として変動表示される。この特別図柄として、大当り図柄(例えば、”0”から、”9”までの数字図柄)が停止表示された場合は、遊技状態が、他の遊技状態と比べて遊技者に有利な大当り遊技状態に移行する。この大当り遊技状態となった場合には、後述するように、大入賞装置15が開状態となり、当該大入賞装置15への遊技球の入賞が容易な状態となる。
次に、7セグメントLEDで構成された特別図柄表示器24の構成について説明する。特別図柄表示器24は、図21に示すように、A〜Gの7つのセグメントから構成されている。後述するランプ制御回路207の制御によって、各セグメントが個別に点灯および消灯するようになっており、特別図柄表示器24は、この各セグメントの点灯態様によって、特別図柄(”0”から、”9”までの数字図柄や記号図柄”−”)を表示する。なお、図20乃至図24における黒塗りのセグメントは点灯中である旨を示す一方、白塗りのセグメントは消灯中である旨を示す。
例えば、数字図柄”1”は、図22(a)に示すように、セグメントB,Cを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。数字図柄”2”は、図22(b)に示すように、セグメントA,B,D,E,Gを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。
また、数字図柄”3”は、図22(c)に示すように、セグメントA,B,C,D,Gを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。数字図柄”4”は、図22(d)に示すように、セグメントA,B,C,F,Gを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。数字図柄”5”は、図22(e)に示すように、セグメントA,C,D,Gを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。数字図柄”6”は、図22(f)に示すように、セグメントA,C,D,E,F,Gを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。
数字図柄”7”は、図22(g)に示すように、セグメントA,B,Cを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。数字図柄”8”は、図22(h)に示すように、全てのセグメントを点灯することにより表示される。数字図柄”9”は、図22(i)に示すように、セグメントA,B,C,F,Gを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。数字図柄”0”は、図22(j)に示すように、セグメントA,B,C,D,E,Fを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。そして、記号図柄”−”は、図22(k)に示すように、セグメントGを点灯して他のセグメントを消灯することにより表示される。
ここで、本実施の形態において、特別図柄の変動態様の種類としては、通常変動、スクロール変動(特定の態様)、点滅変動(特別の態様)等が挙げられる。
通常変動とは、特別図柄表示器24において、図22(a)〜(k)に示す特別図柄が順番に切替表示される変動態様のことである(図17参照)。
スクロール変動とは、図23(a)〜(g)に示すように、特別図柄が下から上へとスクロールするように切り替わる変動態様のことである(図17参照)。例えば、スクロール変動が発生すると、まずセグメントB,Cのみを点灯することにより数字図柄”1”を表示し(図23(a))、次に、数字図柄”1 ”が上方にスクロールしたように見せるために、セグメントB,Dのみを点灯する(図23(b))。そして、セグメントC,D,Gのみを点灯(図23(c))した後、セグメントA,B,D,E,Gのみを点灯することにより(図23(d))数字図柄”2”を表示する。次に、数字図柄”2 ”が上方にスクロールしたように見せるために、セグメントA,D,F,Gのみを点灯する(図23(e))。そして、セグメントC,D,Gのみを点灯(図23(e))した後、セグメントA,B,C,D,Gのみを点灯することにより(図23(g))数字図柄”3”を表示する。
特別図柄表示器24にてこのような点灯が行われると、特別図柄が、下から上へとスクロールしているように見えるようになる。
点滅変動とは、図24(a)〜(e)に示すように、特別図柄が、点灯と消灯とを交互に繰り返しながら切り替わる変動態様のことである(図17参照)。例えば、点滅変動が発生すると、まずセグメントB,Cのみを点灯することにより数字図柄”1”を表示し(図24(a))、次に、全てのセグメントを消灯した後に(図24(b))、セグメントA,B,D,E,Gのみを点灯することにより(図24(d))数字図柄”2”を表示する。次に、再び全てのセグメントを消灯した後に(図24d))、セグメントA,B,D,Gのみを点灯して(図23(e))数字図柄”3”を表示する。
特別図柄表示器24にてこのような点灯が行われると、特別図柄が、点滅しながら切り替わっているように見えるようになる。
なお、本実施の形態における特別図柄の変動態様は、上述した通常変動、スクロール変動、点滅変動に限られない。また、通常変動、スクロール変動、点滅変動等において、特別図柄が切り替わる速度を特に限定しない。
なお、特別図柄に奇数の数字図柄(例えば、1、3、5、7、9)が停止表示されると、大当り遊技状態の終了後、大当りに当選する可能性が高い(後述する大当り抽選手段による抽選に当選する確率が相対的に高い)高確率状態へ移行される。また、特別図柄に偶数の数字図柄(例えば、0、2、4、6、8)が停止表示されると、大当り遊技状態の終了後、大当りに当選する可能性が低い(後述する大当り抽選手段による抽選に当選する確率が相対的に低い)非高確率状態へ移行される。
また、他の遊技状態と比べて遊技者に有利な大当り遊技状態とは、例えば後述する大入賞装置ソレノイド72Sが、大入賞装置15に対して、開状態から閉状態に変化するまでの一連の開閉動作(以下、大当り遊技状態中における大入賞装置15の一連の開閉動作のことを「ラウンド動作」という)を繰り返し行わせることで、他の遊技状態よりも多くの遊技球を入賞させやすくする遊技状態のことである。
また、装飾図柄表示領域21bに表示される装飾図柄として、例えば「0」、「1」、「2」・・・「9」等のアラビア数字やその他の図柄等があげられる。そして、これらの数字や図柄は、始動口18に入賞した遊技球がその内部を通過した場合に変動表示されるようになっている。なお、これらの数字や図柄の変動表示が終了して停止した場合における図柄が『「7」「7」「7」』、『「2」「2」「2」』等のように同一の数字や図柄が一列に3個揃った場合を大当り表示態様という。この大当り表示態様は、他の遊技状態と比較して遊技者に有利な大当り遊技状態に移行すること(すなわち「大当り」となったこと)を示す表示態様である。
なお、上述した大当り表示態様以外の停止態様をはずれ停止態様という。
装飾図柄の変動表示は、上述した特別図柄の変動表示と連動して行われる。そのため、特別図柄の停止態様が大当り遊技を実行することを示す表示態様(例えば、”0”から、”9”までの数字図柄)となった場合は、当該装飾図柄の停止態様も大当り遊技状態を実行することを示す表示態様(すなわち、大当り表示態様)となる。
例えば、特別図柄表示器24に特別図柄”7”が停止表示されるときには、装飾図柄表示領域21bには装飾図柄『「7」「7」「7」』が停止表示される。
ここで、本実施の形態において、装飾図柄の変動態様の種類としては、通常変動、リーチ変動(所定の態様)、仮停止後変動等が挙げられる。
通常変動とは、全てのリール部における装飾図柄が別々に変動表示される変動態様のことである(図19(a)参照)。
リーチ変動とは、3つのリール部のうち2つに同一の装飾図柄が停止表示もしくは仮停止(一時的な停止)される一方、残る一つのリール部における変動表示が継続される変動態様のことである。例えば、図19(b)においては、左リール部22aおよび右リール部22cにて装飾図柄”7”が停止表示され、中リール部22bにおける変動表示は継続されている。なお、このリーチ変動が発生すると大当りの期待が高まるので、遊技者にとっては遊技の興趣を覚える瞬間となる。
仮停止後変動とは、全てのリール部にて装飾図柄が仮停止(図20(b))した後に、当該全てのリール部にて再び装飾図柄の変動表示が開始される変動態様のことである(図20(a)〜(c)参照)。当該仮停止後変動が発生すると、リーチ変動が発生した場合よりも大当りの期待が高まるようになる。
なお、本実施の形態において、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された始動記憶の数や通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶された通過記憶の数は、それぞれ特別図柄始動記憶表示器22、普通図柄通過記憶表示器23に表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示媒体に表示されてもよい。例えば、表示領域21aに表示されるようになっていてもよい。
次に、図1に示した遊技機1の制御系について、図3を参照して説明する。なお、図3は図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。
遊技機1の制御系は、主制御回路200、この主制御回路200に接続される副制御回路300、払出制御回路70aおよび発射制御回路70bを有している。この制御系は遊技盤2の背面側に搭載されている。
遊技機1の払出制御回路70aには、カードユニット81が接続されている。
カードユニット81は、パチンコ遊技機1の近傍に設置され、プリペイドカードを差込可能な差込口を有しており、当該差込口に差し込まれたプリペイドカードに記録された記録情報を読み取る読み取り手段と、球貸し操作パネル9(図3)の操作に応じて、払出制御回路70aに対し遊技球の貸出を指令する貸出指令信号を出力する貸出指令信号出力手段と、読み取り手段によって読み取った記録情報から特定される貸出可能数から貸出指令信号出力手段により貸出を指令した貸出数を減算し、上記差込口に差し込まれているプリペイドカードに当該情報を記録させる書き込み手段とを有している。
主制御回路200には、予め設定されたプログラムに従ってパチンコ遊技機1の遊技の進行を制御するメインCPU(超小型演算処理装置)201、異常時や電源投入時に各種設定を初期値に戻すためのリセット信号を生成する初期リセット回路204、LED等の表示制御を行うランプ制御回路207、メインCPU201が動作する上で必要な各種データを記憶するメインRAM203が実装されている。
そしてさらに主制御回路200には、メインCPU201が遊技機1の遊技動作を処理制御するためのプログラム、大当り遊技状態とするか否かの大当り抽選をする際に参照される大当り抽選テーブル(図15)、可変翼18a,18bを開状態とするか否かの普通当り抽選をする際に参照される普通当り抽選テーブル(図16(a),(b))、乱数抽選によって特別図柄や装飾図柄の変動表示パターンを決定する際に参照される変動表示パターン決定テーブル(図17)、乱数抽選によって普通図柄の変動表示パターンを決定する際に参照される普通図柄変動表示パターン決定テーブル(図18)、およびその他の演出を抽選する際に参照される各種確率テーブルを格納しているメインROM202が実装されている。
上記変動表示パターン決定テーブル(図17)には、特別図柄の変動表示パターンとして、通常変動(はずれ)、第1複合変動(はずれ)、第1複合変動(当り)、第2複合変動(はずれ)、第2複合変動(当り)、第3複合変動(はずれ)、第3複合変動(当り)等が示されている。
通常変動(はずれ)とは、特別図柄の通常変動が12(s)の間継続された後に、特別図柄表示器24における特別図柄が停止表示される変動表示パターンである。
第1複合変動(はずれ)および第1複合変動(当り)は、15(s)の通常変動が実行された後に、15(s)のスクロール変動が実行され、その後特別図柄表示器24における特別図柄が停止表示される(つまり、合計変動表示時間が30(s)となる)変動表示パターンである。なお、第1複合変動(はずれ)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選にはずれた旨を示す特別図柄(例えば、”−”)が最終的に停止表示される一方、第1複合変動(当り)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した旨を示す特別図柄(例えば、0〜9までの数字図柄)が最終的に停止表示される。
第2複合変動(はずれ)および第2複合変動(当り)は、20(s)の通常変動が実行された後に、25(s)のスクロール変動が実行され、その後特別図柄表示器24における特別図柄が停止表示される(つまり、合計変動表示時間が45(s)となる)変動表示パターンである。なお、第2複合変動(はずれ)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選にはずれた旨を示す特別図柄(例えば、”−”)が最終的に停止表示される一方、第2複合変動(当り)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した旨を示す特別図柄(例えば、0〜9までの数字図柄)が最終的に停止表示される。
第3複合変動(はずれ)および第3複合変動(当り)は、20(s)の通常変動が実行された後に、25(s)のスクロール変動が実行され、その後点滅変動(図24(a)〜(e))が発生し、そしてその後に、特別図柄表示器24における特別図柄が停止表示される(つまり、合計変動表示時間が55(s)となる)変動表示パターンである。なお、第3複合変動(はずれ)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選にはずれた旨を示す特別図柄(例えば、”−”)が最終的に停止表示される一方、第3複合変動(当り)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した旨を示す特別図柄(例えば、0〜9までの数字図柄)が最終的に停止表示される。
ここで、大当り抽選に当選したときに発生する可能性の高い変動表示パターンは、第3複合変動、第2複合変動、第1複合変動の順番となっている。つまり、本実施の形態における大当り期待度の高さは、第3複合変動、第2複合変動、第1複合変動の順番となる。
さらに、上記変動表示パターン決定テーブル(図17)には、装飾図柄の変動表示パターンとして、通常変動(はずれ)、ノーマルリーチ変動(はずれ)、ノーマルリーチ変動(当り)、スーパーリーチ変動1(はずれ)、スーパーリーチ変動1(当り)、スーパーリーチ変動2(はずれ)、スーパーリーチ変動2(当り)等が示されている。
通常変動(はずれ)とは、装飾図柄の通常変動(図19(a))が12(s)の間継続された後に、全リール部における装飾図柄が停止表示される変動表示パターンである。
ノーマルリーチ変動(はずれ)およびノーマルリーチ変動(当り)は、15(s)の通常変動(図19(a))が実行された後に、15(s)のリーチ変動が実行され、その後全リール部における装飾図柄が停止表示される(つまり、合計変動表示時間が30(s)となる)変動表示パターンである。なお、ノーマルリーチ変動(はずれ)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選にはずれた旨を示す大当り表示態様が最終的に停止表示される一方、ノーマルリーチ変動(当り)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した旨を示す大当り表示態様が最終的に停止表示される。
スーパーリーチ変動1(はずれ)およびスーパーリーチ変動1(当り)は、20(s)の通常変動が実行された後に、25(s)のリーチ変動が実行され、その後全リール部における装飾図柄が停止表示される(つまり、合計変動表示時間が45(s)となる)変動表示パターンである。なお、スーパーリーチ変動1(はずれ)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選にはずれた旨を示す大当り表示態様が最終的に停止表示される一方、スーパーリーチ変動1(当り)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した旨を示す大当り表示態様が最終的に停止表示される。
スーパーリーチ変動2(はずれ)およびスーパーリーチ変動2(当り)は、20(s)の通常変動が実行された後に、25(s)のリーチ変動が実行され、その後仮停止後変動(全てのリール部にて装飾図柄が仮停止した後に、当該全てのリール部にて再び装飾図柄の変動表示が開始される変動態様(図20(a)〜(c)))が発生し、そしてその後に、全リール部における装飾図柄が停止表示される(つまり、合計変動表示時間が55(s)となる)変動表示パターンである。なお、スーパーリーチ変動2(はずれ)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選にはずれた旨を示す大当り表示態様が最終的に停止表示される一方、スーパーリーチ変動2(当り)が発生した場合は、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した旨を示す大当り表示態様が最終的に停止表示される。
ここで、装飾図柄の変動表示パターンは、特別図柄の変動表示パターンに応じて決定される。例えば、特別図柄の変動表示パターンが通常変動(はずれ)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとして通常変動(はずれ)が、特別図柄の変動表示パターンが第1複合変動(はずれ)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとしてノーマルリーチ変動(はずれ)が、特別図柄の変動表示パターンが第2複合変動(はずれ)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動1(はずれ)が、特別図柄の変動表示パターンが第3複合変動(はずれ)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動2(はずれ)が、それぞれ決定される。また、特別図柄の変動表示パターンが第1複合変動(当り)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとしてノーマルリーチ変動(当り)が、特別図柄の変動表示パターンが第2複合変動(当り)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動1(当り)が、特別図柄の変動表示パターンが第3複合変動(当り)となった場合には、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動2(当り)が、それぞれ決定される。
つまり、本実施の形態において、大当り抽選に当選したときに発生する可能性の高い変動表示パターンは、スーパーリーチ変動2、スーパーリーチ変動1、ノーマルリーチ変動の順番となる。そのため、本実施の形態における大当り期待度の高さも、スーパーリーチ変動2、スーパーリーチ変動1、ノーマルリーチ変動の順番となる。
また、本実施の形態における装飾図柄の変動表示は、上述したように特別図柄の変動表示と連動して行われる。そのため、装飾図柄の変動表示は、特別図柄の変動表示と同期して開始され、そして、特別図柄の変動表示と同期して終了する。
さらに、本実施の形態においては、図25のタイムチャートに示すように、特別図柄の通常変動が行われる場合にはこれと同期して装飾図柄の通常変動が行われ(以下、当該状態を「第1変動段階」という)、また、特別図柄のスクロール変動が行われる場合にはこれと同期して装飾図柄のリーチ変動が行われる(以下、当該状態を「第2変動段階」という)。そして、特別図柄の点滅変動が行われる場合にはこれと同期して装飾図柄の仮停止後変動が行われる(以下、当該状態を「第3変動段階」という)。
これによれば、例えば、液晶表示装置21にリーチ変動(リーチ)が表示されるときには、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様がスクロール変動(特定の態様)となる。つまり、装飾図柄の変動表示がリーチ変動となる場合には、特別図柄が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、特別図柄表示器24における特別図柄の表示態様をより変化に富ませることができるので、特別図柄の変動表示の単調さを解消することができ、当該特別図柄の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
また、本発明によれば、大当り抽選手段による抽選に当選した可能性が高いリーチ変動が発生する場合には、上述したように特別図柄の変動表示による演出効果が高まるので、当該リーチ変動の発生時において大当り当選の期待度をより高めることが可能となる。
メインRAM203は、後述する始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される始動記憶をカウントするための始動記憶カウンタ、後述する通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶される通過記憶をカウントするための通過記憶カウンタ、1回のラウンド動作中に大入賞装置15に入賞した遊技球の数を記憶するための大入賞装置入賞カウンタ、1回の大当り遊技状態中において大入賞装置15の扉15aが開放した回数(すなわち、1回の大当り遊技状態中におけるラウンドの動作回数)を記憶するための大入賞装置開放回数カウンタなどを具備する。
なお、1回のラウンド動作とは、大入賞装置15が開状態となってから所定の時間(例えば、30秒)が経過するまで、または大入賞装置15が開状態となってから所定数(例えば、10個)の遊技球が大入賞装置15に入賞するまでの期間のことである。
ここで、メインRAM203は、(“0”〜“4”)の始動記憶領域を有している。
なお、始動記憶領域とは、上述した始動記憶が、始動記憶領域“0”から順に記憶される領域のことである。また、始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り抽選用乱数値などは、特別図柄始動記憶表示器22に表示される始動記憶に相当し、始動記憶領域“0”に記憶されている大当り抽選用乱数値などは、大当り抽選処理などに用いられるものである。
さらに、メインRAM203は、(“0”〜“4”)の通過記憶領域を有している。
なお、通過記憶領域とは、通過ゲート13を遊技球が通過したことを条件として抽出される普通当り抽選用乱数値などが、通過記憶領域“0”から順に記憶される領域のことである。また、通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている普通当り抽選用乱数値などは、普通図柄通過記憶表示器23に表示される通過記憶に相当し、通過記憶領域“0”に記憶されている普通当り抽選用乱数値などは、普通当り抽選などに用いられるものである。
またメインRAM203は、遊技状態フラグを具備している。ここで、遊技状態フラグは、遊技状態が高確率状態に移行されると高確率状態を示す値(01)がセットされ、また、遊技状態が非高確率状態に移行されると非高確率状態を示す値(00)がセットされる。
さらに、メインRAM203は、変動短縮フラグを具備している。ここで、変動短縮フラグは、時短状態となると、時短状態を示す値(33)がセットされ、また、非時短状態となると、非時短状態を示す値(00)がセットされる。
また、メインRAM203は、装飾図柄変動態様フラグを具備している。ここで、装飾図柄変動態様フラグは、液晶表示装置21における装飾図柄の変動態様が通常変動となると、通常変動を示す値(01)がセットされ、また、装飾図柄の変動態様がリーチ変動となると、リーチ変動を示す値(02)がセットされる。そして、装飾図柄の変動態様が仮停止後変動となると、仮停止後変動を示す値(03)がセットされる。
メインCPU201は、大当り抽選手段、遊技状態決定手段、第2識別情報決定手段、第2識別情報変動表示パターン決定手段、第2識別情報表示制御手段、第1識別情報変動表示パターン決定手段、遊技状態制御手段、可動部材抽選手段、停止普通識別情報決定手段、普通識別情報変動表示パターン決定手段、普通識別情報表示制御手段およびコマンド送信手段の各機能を有している。
大当り抽選手段は、始動口18に入賞した遊技球がその内部を通過した場合に、遊技状態を、他の遊技状態と比べて遊技者に有利な大当り遊技状態とするか否かを決定する大当り抽選を行う手段である。
例えば、大当り抽選手段は、始動口18の内部を遊技球が通過した場合、乱数抽選により抽出した大当り抽選用乱数値に基づいて上記抽選を実行し、大当り遊技状態とするか否かを決定する。
ここで、大当り抽選手段による大当り抽選に当選すると、特別図柄表示器24には大当り図柄が、液晶表示装置21の装飾図柄表示領域21bには大当り表示態様がそれぞれ停止表示されて、後述する遊技状態制御手段により大当り遊技状態の制御が行われる。
遊技状態決定手段は、上記大当り抽選手段により大当り遊技状態が決定された場合(大当り遊技状態に当選した場合)に、大当り遊技状態の終了後における遊技状態を決定する手段である。
具体的には、遊技状態決定手段は、大当り抽選手段により大当り遊技状態が決定される確率(大当り遊技状態の当選確率)が相対的に高い遊技状態である高確率状態、および大当り遊技状態の当選確率が相対的に低い遊技状態である非高確率状態のうち何れかを、当該大当り遊技状態の終了後における遊技状態として決定する。
本実施の形態においては、大当り抽選手段による大当り抽選に当選し、且つ遊技状態決定手段により高確率状態が決定された場合を確変大当りといい、また、大当り抽選手段による抽選に当選し、且つ遊技状態決定手段により非高確率状態が決定された場合を通常大当りという。
第2識別情報決定手段は、大当り抽選手段による大当り抽選が行われた場合に、当該大当り抽選手段による抽選の結果に応じて、特別図柄表示器(第2識別情報表示手段)24に停止表示される特別図柄(第2識別情報)を決定する手段である。
具体的には、第2識別情報決定手段は、上記大当り抽選が行われた場合には、0〜9の数字図柄および記号図柄”−”の中から特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄を決定し、当該特別図柄を示す停止図柄コマンドを生成してセットする。
また、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、特別図柄表示器24における特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する手段でもある。
具体的には、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、上記大当り抽選手段の抽選結果および所定の乱数抽選に基づいて、特別図柄表示器24における特別図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定している。
ここで、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、液晶表示装置21に表示される装飾図柄がリーチ変動(所定の態様)となるときに特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様がスクロール変動(特定の態様)となる変動表示パターンを決定する(つまり、装飾図柄のリーチ変動と特別図柄のスクロール変動とが、同時に行われるように変動表示パターンを決定する)手段である。
さらに、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となる前と後(すなわち、仮停止後変動が発生する前と後)とで、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様が異なる変動表示パターンを決定する手段である。
具体的には、第2識別情報変動表示パターン決定手段は、液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となる前においては特別図柄のスクロール変動が実行され、そして、当該装飾図柄の仮停止が発生した後は特別図柄の点滅変動が実行される変動表示パターン、を決定している。
第2識別情報表示制御手段は、上記第2識別情報決定手段により特別図柄が決定された場合に、ランプ制御回路207を制御することにより、特別図柄表示器24にて、上記第2識別情報変動表示パターン決定手段によって決定された変動表示パターンに従って特別図柄を変動表示させた後に第2識別情報決定手段により決定された特別図柄を停止表示させる手段である。
第1識別情報変動表示パターン決定手段は、第2識別情報変動表示パターン決定手段による決定が行われた場合に、当該第2識別情報変動表示パターン決定手段による決定に応じて、液晶表示装置(第1識別情報表示手段)21における装飾図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する手段である。換言すれば、第1識別情報変動表示パターン決定手段は、大当り抽選手段による抽選が行われた場合に、当該大当り抽選手段による抽選の結果に応じて、液晶表示装置(第2識別情報表示手段)21における装飾図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する。
例えば、第1識別情報変動表示パターン決定手段は、第2識別情報変動表示パターン決定手段により第1複合変動(はずれ)が決定された場合には、当該決定に応じて、ノーマルリーチ変動(はずれ)を決定する。
また、第1識別情報変動表示パターン決定手段は、決定した装飾図柄の変動表示パターンや変動表示時間を示す変動表示パターンコマンドを生成してセットしている。
遊技状態制御手段は、大当り抽選手段により大当り遊技状態が決定された場合には、大当り遊技状態の制御を行い、当該大当り遊技状態の制御が終了した場合には、遊技状態決定手段により決定された遊技状態の制御を行う手段である。
遊技状態制御手段は、上記大当り抽選手段によって大当り遊技状態が決定され、且つ特別図柄表示器24に、大当り抽選に当選した旨を示す大当り図柄(例えば、”0”〜”9”の数字図柄)が停止表示された場合に、遊技状態を遊技者に有利な大当り遊技状態へ移行させるとともに、当該大当り遊技状態の制御を行う。
ここで、遊技状態制御手段による大当り遊技状態の制御は、上述したラウンド動作の実行回数が所定の上限ラウンド動作回数(例えば、15ラウンド)に達するまで継続される。
さらに、遊技状態制御手段は、上記遊技状態決定手段により決定された遊技状態の制御を行う手段でもある。具体的には、遊技状態制御手段は、上記大当り遊技状態の制御が終了したときに、遊技状態決定手段により決定された遊技状態(例えば、高確率状態や非高確率状態等)の制御を行う。
可動部材抽選手段は、遊技球が通過ゲート13を通過した場合に、始動口18における可変翼(可変部材)18a,18bを開状態とするか否かの抽選(所謂、普通当り抽選)を行う手段である。
例えば、可動部材抽選手段は、遊技球が通過ゲート13を通過した場合、乱数抽選により抽出した普通当り抽選用乱数値に基づいて上記抽選を実行し、可変翼18a,18bを開状態とするか否かを決定する。
停止普通識別情報決定手段は、可動部材抽選手段による抽選が行われた場合に、当該可動部材抽選手段による抽選の結果に応じて、普通図柄表示器(普通識別情報表示手段)25に停止表示される普通図柄(普通識別情報)を決定する手段である。
具体的には、停止普通識別情報決定手段は、上記大当り抽選が行われた場合には、0〜9の数字図柄および記号図柄”−”の中から普通図柄表示器25に停止表示させる普通図柄を決定する。
普通識別情報変動表示パターン決定手段は、可動部材抽選手段による抽選が行われた場合に、普通図柄表示器25における普通図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する手段である。
普通識別情報表示制御手段は、上記停止普通識別情報決定手段により普通図柄が決定された場合に、ランプ制御回路207を制御することにより、普通図柄表示器25にて、上記普通識別情報変動表示パターン決定手段によって決定された変動表示パターンに従って普通図柄を変動表示させた後に停止普通識別情報決定手段により決定された普通図柄を停止表示させる手段である。
上述した各手段の機能をそれぞれ実現するためのプログラムがメインROM202に格納されており、メインCPU201が、これら各プログラムをメインROM202からローディングするとともに演算結果をメインRAM203へ更新記憶して実行することにより、上述した各手段の機能を実現するようになっている。勿論、上述した各手段は、専用のハードウェアで構成するようにしても良い。
さらに、コマンド送信手段であるメインCPU201は、生成した各種のコマンド(変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド等)を副制御回路300のサブCPU301に送信することにより、当該遊技における演出を実行させている。
そして、本実施の形態では、上記各種のコマンド(変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド等)に基づいて、液晶表示装置21などによる表示の演出、スピーカ6a,6bなどの音出力手段による音の演出、およびランプあるいはLEDなど発光手段による光の演出等が行われる。
主制御回路200のI/Oポート(図示せず)には、通過ゲート13の内側に設けられ、当該通過ゲート13を通過する遊技球を検出するセンサである通過ゲートスイッチ19Saや、始動口18に設けられ、当該始動口18に入賞してその内部を通過する遊技球を検出するセンサである始動口スイッチ19aが接続されている。
また、I/Oポートには、大入賞装置15内の通過領域に設けられ、当該通過領域を通過する遊技球を検出するセンサである大入賞装置スイッチ19Se、一般入賞装置12へ入賞した遊技球を検出するセンサである一般入賞装置スイッチ19Sb、およびメインRAM203に記憶されている各種データを消去するためのバックアップクリアスイッチ74Sが接続されている。
さらに、I/Oポートには、次の各構成要素が接続されている。すなわち、始動口18における可変翼18a,18bを駆動する可動部材ソレノイド71S、大入賞装置15の扉15aを開閉する大入賞装置ソレノイド72Sなどのアクチュエータが接続されている。
ここで、上記各センサが遊技球を検出すると、その検出信号は主制御回路200のメインCPU201に入力されるので、メインCPU201は、その入力される検出信号に応じて、上記アクチュエータ71S,72Sを駆動制御する。
主制御回路200のコマンド出力ポート206からは、副制御回路300、払出制御回路70a、および発射制御回路70bに対してそれぞれ制御指令(コマンド)が送信される。
この制御指令(コマンド)を受信した副制御回路300のサブCPU301によって液晶表示装置21、スピーカ6a,6b、装飾ランプ39aの動作が制御されるとともに、この制御指令(コマンド)を受信した払出制御回路70aおよび発射制御回路70bによって、払出装置82および発射装置90の動作が制御される。
払出制御回路70aには賞球や貸球等を払出す払出装置82が接続されている。払出制御回路70aは、一般入賞装置12、大入賞装置15、始動口18などへ遊技球が入賞したこと等を条件として主制御回路200から出力される払出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御する。これにより、所定数の遊技球が賞球として第1排出口55より払い出される。また、払出制御回路70aは、カードユニット81から出力される貸出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御することで、所定数の遊技球を貸球として第1排出口55より払い出させている。
発射制御回路70bには遊技球を遊技領域2aに向けて発射する発射装置90が接続されている。また、発射制御回路70bは、発射ハンドル7の回動操作に応じて発射ソレノイドを駆動制御することにより、発射装置90から遊技球を発射させる。
また、ランプ制御回路207には、特別図柄表示器24、普通図柄表示器25、普通図柄通過記憶表示器23、特別図柄始動記憶表示器22等のLEDが電気的に接続されている。ランプ制御回路207は、メインCPU201の制御に基づき、上記LEDの表示制御を行う。
次に、副制御回路300の構成について説明する。副制御回路300には、サブCPU301、プログラムROM302、ワークRAM303、コマンド入力ポート(図示せず)、画像制御回路305、音声制御回路306、ランプ制御回路307が備えられている。
プログラムROM302には、サブCPU301が、主制御回路200から出力される各種コマンドに基づいて、音声制御回路306を処理制御するための制御プログラムや、ランプ制御回路307を処理制御するための制御プログラム(演出データ)が格納されている。
ワークRAM303は、サブCPU301が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となるものであり、メインCPU201から送信されたコマンド等を記憶する受信バッファ領域(図示せず)と、処理制御するのに必要なデータなどを記憶する作業領域(図示せず)とが割り当てられている。
サブCPU301は、コマンド入力ポートを介して主制御回路200から受信したコマンドに応じてセットした演出データ等に従って、画像制御回路305,音声制御回路306,ランプ制御回路307等の制御を行う。
また、サブCPU301は、第1識別情報決定手段、表示制御手段の機能を有している。
第1識別情報決定手段は、第2識別情報決定手段による決定が行われた場合(メインCPU(大当り抽選手段)201による大当り抽選が行われた場合)に、当該第2識別情報決定手段による決定に応じて、液晶表示装置21に停止表示される装飾図柄を決定する手段である。
具体的には、第1識別情報決定手段は、メインCPU201から送信された停止図柄コマンドが示す特別図柄に応じて、液晶表示装置21に停止表示される装飾図柄を決定する。
すなわち、本実施の形態における第1識別情報決定手段は、例えば、大当り抽選手段による抽選に当選した場合には、メインCPU(第2識別情報決定手段)201により決定された特別図柄に関連する装飾図柄を決定するようになっている。
これによれば、特別図柄と装飾図柄との関連性を高めることができるので、当該特別図柄と装飾図柄との相乗効果によって、特別図柄の演出効果を高めることが可能となる。
第1識別情報表示制御手段は、メインCPU(第1識別情報変動表示パターン決定手段)201によって決定された変動表示パターンに従って液晶表示装置21における装飾図柄を変動表示させた後に上記第1識別情報決定手段により決定された装飾図柄を停止表示させる手段である。
例えば、第1識別情報表示制御手段は、コマンド送信手段であるメインCPU201から変動表示パターンコマンドが送信された場合に、画像制御回路305に対して指示制御を行うことにより、当該変動表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の変動表示制御や、その他の演出画像の表示制御等を行う。そして、装飾図柄の変動表示の後には、上記第1識別情報決定手段により決定された装飾図柄を停止表示させるための指示制御を画像制御回路305に対して行っている。この場合、液晶表示装置21の装飾図柄表示領域21bにおいては、変動表示パターンコマンドに応じた装飾図柄の変動表示が行われた後に、第1識別情報決定手段により決定された装飾図柄が停止表示される。
また、第1識別情報表示制御手段は、液晶表示装置21における画像の表示制御を行う表示制御手段でもある。
画像制御回路305は、サブCPU301からの指示(ワークRAM303の所定の作業領域にセットされた演出データに基づいた指示)に応じて、表示領域21aに装飾図柄の変動表示などの表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM305bと、サブCPU301からの制御に応じて対応する画像データを画像データROM305bから抽出し、抽出したその画像データを基にして装飾図柄の変動表示や演出画像の表示などを実行するためのデータを生成するVDP(Video Display Processor)305aと、VDP305aにより生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/A変換回路(D/Aコンバータ)305dとを具備する。
また、画像データROM305bには、液晶表示装置21に画像を表示させるための画像データが記憶されている。なお、各画像データには、表示領域21aに各画像データを表示させるために必要な複数の画素データ(ドット単位のデータ)が含まれている。
ここで、VDP305aには、2つのバッファ領域が設けられたVRAM305cが接続されている。VDP305aは、所定時間(例えば、1/30秒)ごとに送信されるサブCPU301からの指示に基づいて、表示領域21aにおける表示を実行するためのデータを生成する際に、以下の処理を行う。VDP305aは、画像データROM305bから、所定の画像データを読み出し、VRAM305cに展開するとともに、VRAM305cから、展開された画像データを読み出す。具体的には、VDP305aは、VRAM305cに設けられた一方のバッファ領域に対して、展開処理を行い、他方のバッファ領域から、既に展開処理が行われた画像データを読み出す。次にVDP305aは、サブCPU301の指示に基づいて、展開処理対象のバッファ領域と、読み出し対象のバッファ領域とを切り換える。そして、VDP305aは、読み出した画像データを、D/A変換回路305dを介して、表示領域21aに表示させる。
なお、本実施の形態では、画像データを展開する記憶装置としてVRAMを使用しているが、これに限られず、他の記憶装置を利用してもよい。たとえば、データを高速で読み書きできるSDRAMを用いてもよい。
音声制御回路306にはスピーカ6a,6bが接続されている。音声制御回路306は、サブCPU301の制御に基づき、音信号を生成する。スピーカ6a,6bは、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。
ランプ制御回路307には装飾ランプ39a(装飾ランプとは、遊技機1の各所に備え付けられているランプやLED等の総称である)が接続されている。ランプ制御回路307は、サブCPU301の制御に基づき、信号を生成する。装飾ランプ39aは、入力したこの信号に基づいて点灯表示等を行う。
このように、スピーカ6a,6b、装飾ランプ39aおよび液晶表示装置21は、サブCPU301がセットした(制御プログラム)演出データに基づいて演出を行うようになっている。
なお、遊技機1における各処理は、主制御回路200と副制御回路300とにより制御されているが、主制御回路200は、副制御回路300により制御される処理の全部または一部を処理してもよく、副制御回路300は、主制御回路200により制御される処理の全部または一部を処理してもよい。
次に、本実施の形態に係る遊技機1の主制御回路200による処理の手順について、図4を参照して説明する。
なお、図4(a)は、所定の周期(例えば、2msec)でメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理手順を示すフローチャートであり、図4(b)は、本実施の形態に係る遊技機1のメイン処理手順を示すフローチャートである。
最初に、システムタイマ割込処理について、図4(a)を参照しながら説明する。
ステップS100において、メインCPU201は、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップS110において、メインCPU201は、大当り抽選用乱数値、大当り図柄乱数値、普通当り抽選用乱数値などの値を更新する。
ステップS120において、メインCPU201は、詳細については後述するスイッチ入力検出処理(図5参照)を実行する。当該ステップにおいては、始動口18に設けられた始動口スイッチ19aや、通過ゲート13に設けられた通過ゲートスイッチ19Sa等から入力される検出信号等を検出する処理等が行われる。
ステップS130において、メインCPU201は、遊技球の入賞が容易な開状態にある始動口18の残り開放時間、遊技球を受け入れ易い開状態にある大入賞装置15の扉15aの残り開放時間(残りラウンド動作時間)、などを更新する。
さらに、メインCPU201は、変動表示されている特別図柄や装飾図柄の残り変動表示時間を更新する(具体的には、待ち時間タイマにセットされた合計変動表示時間等を更新する)。
ステップS190において、メインCPU201は、ステップS100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
次に、主制御回路200によるメイン処理について、図4(b)を参照しながら説明する。
ステップS10において、メインCPU201は、遊技機1における各種設定を、前回電源断となった際の設定内容に復帰させるか、若しくは初期化する。
ステップS20において、メインCPU201は、詳細については後述する特別図柄制御処理(図6参照)を実行する。
ステップS30において、メインCPU201は、詳細については後述する普通図柄制御処理(図9参照)を実行する。
ステップS40において、メインCPU201は、特別図柄の変動表示の実行や大当りの発生などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータへ出力する。
ステップS50において、メインCPU201は、可動部材ソレノイド71S、大入賞装置ソレノイド72Sなどのソレノイドを駆動制御する。
ステップS60において、メインCPU201は、特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄を示す停止図柄コマンド、変動表示パターンコマンド、待機状態コマンド、その他のコマンド等を副制御回路300へ出力する。
ステップS70において、メインCPU201は、メインRAM203の始動記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている始動記憶の数を特別図柄始動記憶表示器22に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。
例えば、始動記憶領域の(“1”〜“4”)に2個の始動記憶が記憶されている場合には、4個の特別図柄始動記憶表示器22のうち2個が点灯される。
さらに、メインCPU201は、メインRAM203の通過記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている通過記憶の数を普通図柄通過記憶表示器23に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。
また、メインCPU201は、後述する特別図柄記憶チェック処理(図7)にて特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄や、特別図柄の変動表示パターンが決定された場合は、当該決定された変動表示パターンにてその特別図柄を特別図柄表示器24に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。これにより、特別図柄表示器24の特別図柄は、特別図柄記憶チェック処理によって決定された変動表示パターンに基づいて変動表示し、そして、同処理にて決定された特別図柄を表示して停止する。
また、メインCPU201は、後述する普通図柄記憶チェック処理(図10)にて普通図柄表示器25に停止表示させる普通図柄や、普通図柄の変動表示パターンが決定された場合は、当該決定された変動表示パターンにてその普通図柄を普通図柄表示器25に表示させるためにランプ制御回路207を制御する。これにより、普通図柄表示器25の普通図柄は、普通図柄記憶チェック処理によって決定された変動表示パターンに基づいて変動表示し、そして、同処理にて決定された普通図柄を表示して停止する。
また、メインCPU201は、球切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示する制御指令、その他必要な制御指令を副制御回路300へ出力する。
ステップS80において、メインCPU201は、遊技球が入賞(入球)した入賞装置の種類(一般入賞装置12、大入賞装置15、始動口18など)に応じて、所定の遊技球を賞球として払い出すように指示する払出指令信号などの制御指令を払出制御回路70aへ出力する。
ステップS90において、メインCPU201は、メイン処理にて用いられた乱数などの値を更新する。
なお、メインCPU201は、上述のステップS20からステップS90までの処理を繰り返し行う。
次に、上記ステップS120のスイッチ入力検出処理について、図5を参照しながら説明する。なお、図5は本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS121において、メインCPU201は、大入賞装置スイッチ19Se、始動口スイッチ19a、一般入賞装置スイッチ19Sb、通過ゲートスイッチ19Saなどから出力された信号をI/Oポートを介して検出する。
ステップS122において、メインCPU201は、特別図柄関連スイッチチェック処理を行う。以下、特別図柄関連スイッチチェック処理について具体的に説明する。
メインCPU201は、始動口スイッチ19a、大入賞装置スイッチ19Seなどから出力された検出信号をI/Oポートを介して検出した場合、その検出した検出信号の内容に応じて、次の(1)、(2)の処理を実行する。
(1)メインCPU201は、大入賞装置スイッチ19Seからの検出信号を検出し場合には遊技球が大入賞装置15に入賞した旨を記憶する。これにより、ステップS80(図4)の払出処理にて、大入賞装置15の入賞に応じた賞球が払出される。
(2)メインCPU201は、始動口18に設けられた始動口スイッチ19aからの検出信号を検出した場合は、始動記憶カウンタの値を確認する。そして、この始動記憶カウンタの値が例えば4以下の場合には、始動記憶カウンタの値に“1”を加算するとともに、乱数抽選により大当り抽選用乱数値と大当り図柄乱数値とを抽出し、当該大当り抽選用乱数値と、大当り図柄乱数値とを始動記憶として、メインRAM203の始動記憶領域(“0”〜“4”)のうち空いている領域に記憶する。ここで、メインCPU201は、始動口スイッチ19aからの検出信号を検出し場合には遊技球が始動口18に入賞してその内部を通過した旨を記憶する。これにより、ステップS80(図4)の払出処理にて、始動口18の入賞に応じた賞球が払出される。
ステップS123において、メインCPU201は、普通図柄関連スイッチチェック処理を行う。以下、普通図柄関連スイッチチェック処理について具体的に説明する。
メインCPU201は、通過ゲート13に設けられた通過ゲートスイッチ19Saからの検出信号を検出した場合は、通過記憶カウンタの値を確認する。そして、この通過記憶カウンタの値が例えば4以下の場合には、通過記憶カウンタの値に“1”を加算するとともに、乱数抽選により普通当り抽選用乱数値を抽出し、当該普通当り抽選用乱数値を通過記憶として、メインRAM203の通過記憶領域(“0”〜“4”)のうち空いている領域に記憶する。
次に、上記ステップS20の特別図柄制御処理について、図6を参照しながら説明する。なお、図6は本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS20−1において、メインCPU201は、制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグである。メインCPU201は、この制御状態フラグに基づいて、ステップS20−2乃至ステップS20−10における各処理を実行するか否かを判別する。
ステップS20−2において、メインCPU201は、詳細については後述する特別図柄記憶チェック処理(図7参照)を行う。ここでは、主に、遊技状態を大当り遊技状態とするか否かを判定処理が行われる。そして、この判定処理の結果に応じて、特別図柄表示器24に停止表示される特別図柄、当該特別図柄の変動表示パターン、変動表示時間等の決定が行われる。
ステップS20−3において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄変動表示時間管理を示す値(01)であり、且つ合計変動表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合は、特別図柄の変動表示を終了させるために特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。なお、合計変動表示時間が終了した場合は、ステップS20−2にて決定された特別図柄が特別図柄表示器24に停止表示される。また、これと同期して、サブCPU301により決定された装飾図柄が液晶表示装置21に停止表示される。なお、特別図柄、装飾図柄等の停止表示は、上記待ち時間タイマの値が”0”になるまでの間、継続される。
ステップS20−4において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)であり、また、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であり、さらに、上記ステップS20−2の特別図柄チェック処理における大当り抽選処理(詳細については後述する)で行われた大当り抽選に当選した場合には、大当り遊技状態の制御を開始するために大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)を制御状態フラグにセットするとともに、高確率フラグおよび変動短縮フラグに(00)をセットする。そして、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば、10秒)を待ち時間タイマにセットして特別図柄表示時間管理処理を終了する。
また、メインCPU201は、上記大当り抽選処理で行われた大当り抽選にはずれた場合には、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットして特別図柄表示時間管理処理を終了する。
ステップS20−5において、メインCPU201は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、且つ大当り開始インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認し、当該条件を満たしていない場合には、当該ステップを終了する。
上記条件を満たしている場合は、メインCPU201は、当該ステップにおいて大入賞装置開放回数カウンタに”1”を加算するとともに、大入賞装置15の扉15aを開放するように大入賞装置ソレノイド72Sを制御する。これにより、大入賞装置15が遊技球を受け入れ易い開状態となるラウンド動作の制御が開始され、遊技球が通過領域を通過可能となる。
次に、メインCPU201は、大入賞装置開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞装置開放時間タイマにセットする。
ステップS20−6において、メインCPU201は、制御状態フラグに大入賞装置開放中を示す値(04)がセットされているか否かを確認し、大入賞装置開放中を示す値(04)がセットされていない場合には、当該ステップを終了する。一方、大入賞装置開放中を示す値(04)がセットされている場合には、次に開放上限時間がセットされた大入賞装置開放時間タイマの値が“0”であるという条件、または大入賞装置15に遊技球が10個以上入球したという条件の何れかが成立しているか否かを確認する。そして、2つの条件のうち、いずれかの条件が成立している場合、メインCPU201は、大入賞装置15の扉15aを閉じるように大入賞装置ソレノイド72Sを制御する。これにより、大入賞装置15は閉状態となりラウンド動作が終了する。
また、メインCPU201は、当該ステップにおいて大入賞装置内残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞装置内残留球監視時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
ステップS20−7において、メインCPU201は、制御状態フラグが大入賞装置内残留球監視を示す値(05)であり、且つ大入賞装置内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認する。
そして、メインCPU201は、上記何れの条件も満たす場合には、次に大入賞装置開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)であるという条件が成立しているか否かを確認する。なお、大入賞装置開放回数カウンタとは、大当り遊技状態におけるラウンド数をカウントするものである。
また、メインCPU201は、大入賞装置開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)である場合には、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞装置開放回数カウンタに”0”をセットする。そして、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
一方、メインCPU201は、大入賞装置開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)ではない場合には、大入賞装置再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップS20−8において、メインCPU201は、制御状態フラグに大入賞装置再開放待ち時間を示す値(06)がセットされているか否かを確認し、大入賞装置再開放待ち時間を示す値(06)がセットされていない場合には、当該ステップを終了する。一方、大入賞装置再開放待ち時間を示す値(06)がセットされている場合には、次にラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認する。そして、当該待ち時間タイマの値が“0”である場合には、メインCPU201は、大入賞装置開放回数カウンタの値に“1”を加算するとともに、大入賞装置15の扉15aを開放するように大入賞装置ソレノイド72Sを制御する。これにより、大入賞装置15は開状態となりラウンド動作の制御が開始される。そして、次に大入賞装置開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間として所定時間(例えば、30秒)を大入賞装置開放時間タイマにセットする。
ステップS20−9において、メインCPU201は、詳細については後述する大当り終了インターバル処理(図8参照)を行う。ここでは、主に、大当り遊技状態の終了後における遊技状態を設定する処理が行われる。
ステップS20−10において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、始動記憶カウンタから“1”を減算する。また、メインCPU201は、始動記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ始動記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、特別図柄記憶チェックを示す値(00)を制御状態フラグにセットする。
次に、上記ステップS20−2の特別図柄記憶チェック処理について、図7を参照しながら説明する。なお、図7は本実施の形態に係る特別図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS20−2−1において、メインCPU201は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かを確認し、この確認の結果、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合には、ステップS20−2−2の処理に移り、一方、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)でない場合は、この特別図柄記憶チェック処理を終了する。
ステップS20−2−2において、メインCPU201は、始動記憶カウンタの値が“0”であるか否か(すなわち、始動記憶領域(“0”〜“4”)に記憶された始動記憶の数が“0”であるか否か)を確認し、この確認の結果、始動記憶カウンタの値が“0”である場合にはステップS20−2−3の処理に移り、一方、始動記憶カウンタの値が“0”でない場合はステップS20−2−4の処理に移る。
ステップS20−2−3において、メインCPU201は、デモ演出画像の表示を実行するように指示する待機状態コマンドを生成し、セットする。なお、上記待機状態コマンドは、遊技状態が待機状態(特別図柄表示器24における特別図柄の変動表示や、液晶表示装置21における装飾図柄の変動表示等の動作が行われておらず、大当り遊技状態中でもなく、始動記憶もない状態)の場合に生成される。
ステップS20−2−4において、メインCPU201は、特別図柄変動表示時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットする。
ステップS20−2−5において、大当り抽選手段であるメインCPU201は、始動記憶領域(“0”)に記憶された始動記憶に含まれる大当り抽選用乱数値と、大当り抽選テーブル(図15)とを基にして、遊技状態を遊技者に有利な大当り遊技状態とするか否かの大当り抽選を行う。
例えば、メインCPU201は、非高確率状態の場合(遊技状態フラグに非高確率状態を示す値(00)がセットされている場合)においては、大当り抽選用乱数値が7のときに大当りと判断する。また、メインCPU201は、高確率状態の場合(遊技状態フラグに高確率状態を示す値(01)がセットされている場合)においては、3、5、7、11、13のときに大当りと判断する。このように、本実施の形態では、高確率状態時においては、非高確率状態時と比べて、大当りとなる乱数値が多く設定されており、大当りに当選し易く(つまり、遊技者に有利に)なっている。
ステップS20−2−6において、メインCPU201は、ステップS20−2−5にて行われた大当り抽選の結果が遊技状態を大当り遊技状態とするものであるか否か(すなわち、大当りに当選したか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、大当り抽選の結果が遊技状態を大当り遊技状態とするものである場合(大当りに当選した場合)には、ステップS20−2−8の処理に移る。一方、大当り抽選の結果が遊技状態を大当り遊技状態とするものでない場合(大当りに当選しなかった場合)には、ステップS20−2−7の処理に移る。
ステップS20−2−7において、第2識別情報決定手段であるメインCPU201は、ステップS20−2−5の大当り抽選結果および図15に示す大当り抽選テーブルに基づいて、特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄を決定する。具体的には、メインCPU201は、記号図柄「−」を特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄として決定し、次に、当該特別図柄「−」を示す停止図柄コマンドを生成してセットする。
ステップS20−2−8において、遊技状態決定手段および第2識別情報決定手段であるメインCPU201は、ステップS20−2−5の大当り抽選結果、始動記憶領域(“0”)に記憶された始動記憶に含まれる大当り図柄乱数値および図15のテーブルに基づいて、大当り遊技状態の終了後における遊技状態および特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄を決定する。
例えば、メインCPU201は、上記大当り図柄乱数値が”1”である場合には、大当り遊技状態の終了後における遊技状態として高確率状態を決定するとともに、数字図柄「1」を特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄として決定する。また、メインCPU201は、上記大当り図柄乱数値が”2”である場合には、大当り遊技状態の終了後における遊技状態として非高確率状態を決定するとともに、数字図柄「2」をを特別図柄表示器24に停止表示させる特別図柄として決定する。
ここで、遊技状態決定手段は、大当り遊技状態の終了後における遊技状態を、50%の確率で高確率状態に決定している。但し、本発明では、遊技状態決定手段が高確率状態を決定する確率はこれに限られない。また、遊技状態決定手段が高確率状態を決定する確率を、遊技状態に応じて異ならせる(具体的には、遊技状態決定手段が高確率状態を決定する確率を、遊技状態フラグに高確率状態を示す値(01)がセットされている場合と非高確率状態を示す値(00)がセットされている場合とで異ならせる)ようにしてもよい。
次に、メインCPU201は、決定した特別図柄を示す停止図柄コマンドを生成してセットする。
ステップS20−2−10において、第2識別情報変動表示パターン決定手段および第1識別情報変動表示パターン決定手段であるメインCPU201は、特別図柄や装飾図柄の変動表示パターンや変動表示時間を決定する処理を行う。
まず、メインCPU201は、乱数発生器により0から99の範囲で発生した乱数のうち、一の乱数値を抽出する。次に、メインCPU201は、抽出した乱数値と、変動表示パターン決定テーブル(図17)とを基にして、特別図柄の変動表示パターンや装飾図柄の変動表示パターン、変動表示時間等を決定する。
例えば、第2識別情報変動表示パターン決定手段および第1識別情報変動表示パターン決定手段であるメインCPU201は、ステップS20−2−5にて行われた大当り抽選の結果がはずれであり、且つ抽出された乱数値が0から70の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「通常変動(はずれ)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとして通常変動(はずれ)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間と合計変動表示時間とは、それぞれ12(s)に決定される)。
また、メインCPU201は、大当り抽選の結果がはずれであり、且つ抽出された乱数値が80から89の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「第1複合変動(はずれ)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとしてノーマルリーチ変動(はずれ)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間は15(s)、第2変動段階における変動表示時間は15(s)、合計変動表示時間は30(s)にそれぞれ決定される)。
また、メインCPU201は、大当り抽選の結果がはずれであり、且つ抽出された乱数値が90から94の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「第2複合変動(はずれ)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動1(はずれ)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間は20(s)、第2変動段階における変動表示時間は25(s)、合計変動表示時間は45(s)にそれぞれ決定される)。
また、メインCPU201は、大当り抽選の結果がはずれであり、且つ抽出された乱数値が95から99の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「第3複合変動(はずれ)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動2(はずれ)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間は20(s)、第2変動段階における変動表示時間は25(s)、第3変動段階における変動表示時間は10(s)、合計変動表示時間は55(s)にそれぞれ決定される)。
また、メインCPU201は、大当り抽選の結果が当選であり、且つ抽出された乱数値が0から20の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「第1複合変動(当り)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとしてノーマルリーチ変動(当り)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間は15(s)、第2変動段階における変動表示時間は15(s)、合計変動表示時間は30(s)にそれぞれ決定される)。
また、メインCPU201は、大当り抽選の結果が当選であり、且つ抽出された乱数値が21から50の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「第2複合変動(当り)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動1(当り)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間は20(s)、第2変動段階における変動表示時間は25(s)、合計変動表示時間は45(s)にそれぞれ決定される)。
また、メインCPU201は、大当り抽選の結果が当選であり、且つ抽出された乱数値が51から99の範囲に含まれるものであったときは、特別図柄の変動表示パターンとして「第3複合変動(当り)」を決定するとともに、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動2(当り)を決定する(このとき、第1変動段階における変動表示時間は20(s)、第2変動段階における変動表示時間は25(s)、第3変動段階における変動表示時間は10(s)、合計変動表示時間は55(s)にそれぞれ決定される)。
そして、当該決定した装飾図柄の変動表示パターンや変動表示時間を示す変動表示パターンコマンドを生成してセットする。
ステップS20−2−11において、メインCPU201は、ステップS20−2−10の処理にて決定された合計変動表示時間を待ち時間タイマにセットする。
なお、特別図柄表示器24における特別図柄の変動表示は、ステップS20−2−11によってセットされた合計変動表示時間の間、ステップS20−2−10にて決定された変動表示パターンに従って行われる。合計変動表示時間が終了すると、変動表示される特別図柄は、ステップS20−2−7もしくはステップS20−2−8にて決定された特別図柄が表示された状態で停止する。
例えば、ステップS20−2−10にて第3複合変動(当り)が決定された場合には、特別図柄の通常変動が20(s)間行われた後、特別図柄のスクロール変動が25(s)間行われ、そして次に、特別図柄の点滅変動が10(s)間行われる(図25に示すタイムチャート参照。つまり、第1変動段階、第2変動段階、第3変動段階が順番に実行される)。そして、特別図柄の点滅変動が終了するときには、合計変動表示時間もゼロとなるので、変動表示される特別図柄は、ステップS20−2−8にて決定された特別図柄が表示された状態で停止する。
また、装飾図柄の変動表示は、ステップS20−2−11によってセットされた変動表示時間の間、ステップS20−2−10にて生成された変動動表示パターンコマンドに基づいて行われる。変動表示時間が終了すると、変動表示される装飾図柄は、ステップS20−2−7もしくはステップS20−2−8にて生成された停止図柄コマンドを基にサブCPU(第1識別情報変動表示パターン決定手段)301により決定された装飾図柄、が表示された状態で停止する。
例えば、ステップS20−2−10にてスーパーリーチ変動2(当り)が決定された場合(すなわち、特別図柄の変動表示パターンが第3複合変動(当り)となった場合)には、装飾図柄の通常変動が20(s)間行われた後、装飾図柄のスクロール変動が25(s)間行われ、そして次に、装飾図柄の仮停止が発生した後に、10(s)の仮停止後変動が行われる(図25に示すタイムチャート参照。つまり、第1変動段階、第2変動段階、第3変動段階が順番に実行される)。そして、装飾図柄の仮停止後変動が終了するときには、合計変動表示時間もゼロとなるので、変動表示される装飾図柄は、ステップS20−2−8にて生成された停止図柄コマンドを基にサブCPU301により決定された装飾図柄が表示された状態で停止する。
このように、本実施の形態においては、装飾図柄が通常変動となっているときには特別図柄が通常変動となり、装飾図柄がリーチ変動となっているときには特別図柄がスクロール変動となる(図25参照)。そして、装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となるとき(仮停止後変動が開始されるとき)には、特別図柄が点滅変動となる。
つまり、液晶表示装置21にリーチ変動(リーチ)が表示されるときには、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様がスクロール変動(特定の態様)となる。換言すれば、装飾図柄の変動表示がリーチ変動となる場合には、特別図柄が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、特別図柄表示器24における特別図柄の表示態様をより変化に富ませることができるので、特別図柄の変動表示の単調さを解消することができる。
また、本発明によれば、大当り抽選手段による抽選に当選した可能性が高いリーチ変動が発生する場合には、上述したように特別図柄の変動表示による演出効果が高まるので、当該リーチ変動の発生時において大当り当選の期待度をより高めることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となる前と後(すなわち、仮停止後変動が発生する前と後)とでは、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様が異なるようになる。
この場合、特別図柄表示器24における特別図柄の表示態様をより変化に富ませることができるので、特別図柄の変動表示の単調さを解消することができる。
ステップS20−2−12において、メインCPU201は、今回の特別図柄記憶チェック処理に用いられた乱数値などを、所定の記憶領域から消去する。
次に、上記ステップS20−9の大当り終了インターバル処理について、図8を参照しながら説明する。なお、図8は大当り終了インターバル処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS20−9−1において、メインCPU201は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)である場合には、ステップS20−9−2の処理に移る。一方、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)でない場合には、大当り終了インターバル処理を終了する。
ステップS20−9−2において、メインCPU201は、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認する。そして、メインCPU201は、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合には、ステップS20−9−3の処理に移る。一方、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”でない場合には、大当り終了インターバル処理を終了する。
ステップS20−9−3において、メインCPU201は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
ステップS20−9−4において、メインCPU201は、ステップS20−2−8(図7)にて、高確率状態が決定されたか否かを確認する。確認の結果、高確率状態が決定された場合には、高確率状態の制御を行うためにステップS20−9−5の処理に移る。一方、高確率状態が決定されていない場合には、ステップS20−9−6の処理に移る。
ステップS20−9−5において、遊技状態制御手段であるメインCPU201は、高確率状態の制御を開始するために遊技状態フラグに高確率状態を示す値(01)をセットする。
ステップS20−9−6において、メインCPU201は、時短状態の制御を開始するために変動短縮フラグに時短状態を示す値(33)をセットする。これにより、単位時間あたりにおける始動口18への入賞遊技球数が相対的に増加する可能性の高い(可変翼18a,18bが開状態となる時間の総和が相対的に大きくなる)時短状態に移行する。ここで、時短状態の制御は、特別図柄の変動表示が所定回数(例えば、100回)行われるまで、もしくは大当り遊技状態に当選するまで継続される。
このように、本実施の形態における時短状態は、大当りに当選し、且つ大当り遊技状態が終了した場合に、開始されるようになっている。但し、本発明においては、時短状態の開始条件はこれに限られない。また、大当り遊技状態の終了後に時短状態を開始させるか否かは、抽選により決定されるようになっていてもよい。
次に、上記ステップS30の普通図柄制御処理について、図9を参照しながら説明する。なお、図9は本実施の形態に係る普通図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS30−1において、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグをロードする処理を実行する。なお、普通図柄制御状態フラグとは、普通図柄ゲームにおける遊技の状態を示すフラグであり、メインCPU201は、この普通図柄制御状態フラグに基づいて、ステップS30−2乃至ステップS30−6における各処理を実行するか否かを判別する。
ステップS30−2において、メインCPU201は、詳細については後述する普通図柄記憶チェック処理(図10参照)を行う。ここでは、主に、普通当り抽選処理が行われる。そして、この抽選処理の結果に応じて、普通図柄表示器25に停止表示される普通図柄、普通図柄の変動表示パターン、普通図柄の変動表示時間等の決定が行われる。
ステップS30−3において、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄変動時間管理を示す値(01)であり、且つ待ち時間がセットされた普通図柄待ち時間タイマの値が“0”である場合には、普通図柄の変動表示を終了させるために普通図柄表示時間管理処理を示す値(02)を普通図柄制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、0.5秒)を普通図柄待ち時間タイマにセットする。なお、普通図柄の変動表示が終了した場合は、ステップS30−2にて決定された普通図柄が普通図柄表示器25に停止表示される。ここで、普通図柄の停止表示は、上記待ち時間タイマの値が”0”になるまでの間、継続される。
ステップS30−4において、メインCPU201は、詳細については後述する普通図柄表示時間管理処理(図11参照)を行う。ここでは、主に、停止表示された普通図柄の残り表示時間の管理が行われる。また、普通当りに当選している場合には、可変翼18a,18bの開放態様の設定をする処理が行われる。
ステップS30−5において、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグに普通電役開放を示す値(03)がセットされているか否かを確認し、普通電役開放を示す値(03)がセットされていない場合には、当該ステップを終了する。一方、普通電役開放を示す値(03)がセットされている場合には、次に開放時間がセットされた普通電役開放時間タイマの値が“0”であるという条件、または始動口18に遊技球が4個以上入賞したという条件の何れかが成立しているか否かを確認する。そして、2つの条件のうち、いずれかの条件が成立している場合、メインCPU201は、可変翼18a,18bを閉じるように可動部材ソレノイド71Sを制御する。これにより、可変翼18a,18bは閉状態となる。
また、メインCPU201は、当該ステップにおいて、上記ステップS30−4−6もしくはステップS30−4−8にて実行された設定をクリアするとともに、普通図柄ゲーム終了を示す値(04)を普通図柄制御状態フラグにセットする。
ステップS30−6において、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)である場合に、通過記憶カウンタの値から“1”を減算する。また、メインCPU201は、通過記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ通過記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、普通図柄記憶チェック処理を示す値(00)を普通図柄制御状態フラグにセットする。
次に、上記ステップS30−2の普通図柄記憶チェック処理について、図10を参照しながら説明する。なお、図10は本実施の形態に係る普通図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS30−2−1において、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かを確認する。また、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)である場合には、ステップS30−2−2の処理に移り、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)でない場合には、普通図柄記憶チェック処理を終了する。
ステップS30−2−2において、メインCPU201は、通過記憶カウンタの値が“0”であるか否か(すなわち、通過記憶領域(“0”〜“4”)に記憶された通過記憶の数が“0”であるか否か)を確認し、この確認の結果、通過記憶カウンタの値が“0”である場合にはステップS30−2−3の処理に移り、一方、通過記憶カウンタの値が“0”でない場合はステップS30−2−4の処理に移る。
ステップS30−2−4において、可動部材抽選手段であるメインCPU201は、通過記憶領域(“0”)に記憶された通過記憶に含まれる普通当り抽選用乱数値を基にして、始動口18を開状態とするか否かの普通当り抽選を行う。
なお、可動部材抽選手段であるメインCPU201は、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)である場合には、図16(a)に示す普通当り抽選テーブルを基にして普通当り抽選を行う。一方、変動短縮フラグが非時短状態を示す値(00)である場合には、図16(b)に示す普通当り抽選テーブルを基にして普通当り抽選を行う。本実施の形態では、非時短状態時において参照される普通当り抽選テーブル(図16(b))より、時短状態時において参照される普通当り抽選テーブル(図16(a))の方が普通当りとなる乱数値が多く設定されており、普通当りに当選し易くなっている。
例えば、可動部材抽選手段は、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)であるときにおいて、上記普通当り抽選用乱数値が”0”〜”99”の範囲であった場合には、図16(a)に示す普通当り抽選テーブルを基にして普通当り抽選に当選した旨を決定する一方、普通当り抽選用乱数値がその他の値である場合には、普通当り抽選にはずれた旨を決定する。また、普通当り抽選手段は、変動短縮フラグが非時短状態を示す値(00)であるときにおいて、上記普通当り抽選用乱数値が”0”〜”10”の範囲であった場合には、図16(b)に示す普通当り抽選テーブルを基にして普通当り抽選に当選した旨を決定する一方、普通当り抽選用乱数値がその他の値である場合には、普通当り抽選にはずれた旨を決定する。
このように、時短状態時における普通当り当選確率は11分の10となっている一方、非時短状態時における普通当り当選確率は10分の1となっている。つまり、非時短状態時と比べて、時短状態時の方が普通当り抽選に当選する確率が高く、遊技者に有利になっている。
これによれば、非時短状態時である場合には、可動部材抽選手段の抽選により普通当りに当選(始動口18の可変翼18a,18bを開状態とする旨を判定)する確率が相対的に低くなる一方、時短状態時である場合には、可動部材抽選手段の抽選により普通当りに当選(始動口18の可変翼18a,18bを開状態とする旨を判定)する確率が相対的に高くなる。これによれば、可変翼18a,18bが開状態となる頻度を、時短状態である場合と時短状態でない場合とで異ならせることが可能となる。
さらに、本発明によれば、当該可変翼18a,18bが開状態となる頻度を確認することによって、現在時短状態であるか否かを推測することが可能となる。これにより、現在時短状態であるか否かを可変翼18a,18bの開放態様を基にして推測する楽しみ、を付加することができる。
さらに、本発明によれば、時短状態の場合には、可変翼18a,18bが開状態となる可能性が高くなるので、単位時間あたりにおける始動口18への入賞遊技球数が相対的に増加する可能性がより高くなる(可変翼18a,18bが開状態となる時間の総和がより大きくなる)。この場合、遊技者は、当該時短状態時において、より有利な遊技を行うことができるので、当該時短状態時における興趣をより向上させることが可能となる。
ステップS30−2−5において、停止普通識別情報決定手段であるメインCPU201は、ステップS30−2−4にて行われた普通当り抽選結果に基づいて、普通図柄表示器25に停止表示させる普通図柄を決定する。例えば、抽選結果が普通当りに当選であった場合は、0〜9の数字図柄のうち何れかを普通図柄表示器25に停止表示させる普通図柄として決定する。一方、普通当りに当選しなかった場合は、記号図柄”−”を、普通図柄表示器25に停止表示させる普通図柄として決定する。このように、本実施の形態によれば、可動部材抽選手段による抽選が行われた場合には、本ステップにおいて、当該普通当り抽選結果を示す普通図柄が決定されるようになっている。
ステップS30−2−6において、メインCPU201は、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)であるか否か(すなわち、時短状態中であるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)である場合(すなわち、時短状態中である場合)には、ステップS30−2−8の処理に移り、一方、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)でない場合(すなわち、時短状態中でない場合)には、ステップS30−2−7の処理に移る。
ステップS30−2−7において、普通識別情報変動表示パターン決定手段であるメインCPU201は、乱数抽選により普通図柄の変動表示パターンを決定するとともに、待ち時間(50秒)を普通図柄待ち時間タイマにセットする。
ステップS30−2−8において、普通識別情報変動表示パターン決定手段であるメインCPU201は、乱数抽選により普通図柄の変動表示パターンを決定するとともに、待ち時間(5秒)を普通図柄待ち時間タイマにセットする。
ここで、普通図柄表示器25における普通図柄の変動表示は、普通図柄待ち時間タイマにセットされた時間の間、上記決定された変動表示パターンに基づいて行われる。普通図柄待ち時間タイマの値が“0”になると、変動表示される普通図柄は、ステップS30−2−5にて決定された普通図柄が表示された状態で停止する(本実施の形態においては、時短状態時である場合、非時短状態時と比べて普通図柄表示器25が変動表示する時間が短くなっている)。
ステップS30−2−10において、メインCPU201は、普通図柄変動時間管理を示す値(01)を普通図柄制御状態フラグにセットする。
ステップS30−2−11において、メインCPU201は、今回の普通図柄記憶チェック処理で用いられた乱数値などを、所定の記憶領域から消去する。
次に、上記ステップS30−4の普通図柄表示時間管理処理について、図11を参照しながら説明する。なお、図11は本実施の形態に係る普通図柄表示時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS30−4−1において、メインCPU201は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かを確認する。また、メインCPU201は、普通図柄表示時間管理を示す値(02)である場合には、ステップS30−4−2の処理に移り、普通図柄表示時間管理を示す値(02)でない場合には、普通図柄表示時間管理処理を終了する。
ステップS30−4−2において、メインCPU201は、普通図柄待ち時間タイマの値が“0”であるか否かを確認する。また、メインCPU201は、普通図柄待ち時間タイマの値が“0”である場合には、ステップS30−4−3の処理に移り、一方、普通図柄待ち時間タイマの値が“0”でない場合には、普通図柄表示時間管理処理を終了する。
ステップS30−4−3において、メインCPU201は、ステップS30−2−4にて行われた普通当り抽選の結果、普通当りに当選したか否かを確認する。そして、メインCPU201は、普通当りに当選した場合には、ステップS30−4−5の処理に移り、一方、普通当りに当選しなかった場合には、ステップS30−4−4の処理に移る。
ステップS30−4−4において、メインCPU201は、普通図柄ゲーム終了を示す値(04)を普通図柄制御状態フラグにセットし、普通図柄表示時間管理処理を終了する。
ステップS30−4−5において、メインCPU201は、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)であるか否か(すなわち、時短状態中であるか否か)を確認する。そして、メインCPU201は、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)である場合(すなわち、時短状態中である場合)には、ステップS30−4−6の処理に移り、一方、変動短縮フラグが時短状態を示す値(33)でない場合(すなわち、時短状態中でない場合)には、ステップS30−4−8の処理に移る。
ステップS30−4−6において、メインCPU201は、可変翼18a,18bの1.8秒間の開口を3回繰り返すための設定を実行する。
ステップS30−4−7において、可動部材制御手段であるメインCPU201は、普通電役開放時間タイマに開放時間(6.7秒)をセットする。このように、ステップS30−4−6およびステップ30−4−7の処理が行われることによって、本ステップにて設定された開放時間(6.7秒)の間に、可変翼18a,18bの1.8秒の開口を3回繰り返す動作が行われる。すなわち、6.7秒の間に、可変翼18a,18bの1.8秒の開状態が、3回繰り返される。
ステップS30−4−8において、メインCPU201は、可変翼18a,18bの0.3秒間の開口を1回行うための設定を実行する。
ステップS30−4−9において、可動部材制御手段であるメインCPU201は、普通電役開放時間タイマに開放時間(0.3秒)をセットする。このように、ステップS30−4−8およびステップ30−4−9の処理が行われることによって、本ステップにて設定された開放時間(0.3秒)の間に、可変翼18a,18bの0.3秒の開口が1回行われる。すなわち、0.3秒の間に、可変翼18a,18bの0.3秒の開状態が、1回行われる。
このような、本発明によれば、時短状態の場合には、可変翼18a,18bが、上述したように単位時間あたりにおける始動口18への入賞遊技球数が相対的に増加する可能性が高い(可変翼18a,18bが開状態となる時間の総和が相対的に大きくなる)開放態様となる。この場合、遊技者は、当該時短状態時において、より有利な遊技を行うことができる。
ステップS30−4−10において、メインCPU201は、普通電役開放を示す値(03)を普通図柄制御状態フラグにセットし、普通図柄表示時間管理処理を終了する。
次に、副制御回路300によるメイン処理、および主制御回路200からのコマンドを受信したことを契機としてメイン処理に割込むように実行されるコマンド受信割込処理について説明する。図12は本発明の実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートであり、図13は本発明の実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。
最初に、コマンド受信割込処理について、図12を参照して説明する。このコマンド受信割込処理は、副制御回路300が主制御回路200からコマンドを受信する毎に発生するようになっている。
ステップS201において、サブCPU301は、現在実行中のプロセス(後述するメイン処理)を中断するために、レジスタに格納されている情報を退避させる。
ステップS202において、サブCPU301は、コマンド入力ポート304を介して受信したメインCPU201からのコマンド(例えば、変動表示パターンコマンド、停止図柄コマンド、待機状態コマンドなど)を、ワークRAM303の受信バッファ領域へ格納する。
ステップS203において、サブCPU301は、ステップS201で退避させた情報をレジスタに復帰させる。これにより、中断されているプロセスは再開可能となる。
次に、本実施の形態の副制御回路300のメイン処理について、図13を参照しながら説明する。
ステップS210において、サブCPU301は、各種設定を初期化する初期化処理を実行する。
ステップS220において、サブCPU301は、詳細については後述するコマンド解析処理(図12参照)を実行する。当該ステップにおいては、主に、受信バッファに格納されたコマンドを読み出す処理等が行われる。
ステップS230において、サブCPU301は、後述するコマンド解析処理(図13)等においてセットした演出データを確認し、当該セットされた演出データに基づいて画像表示制御処理を実行する。
例えば、第1識別情報表示制御手段および表示制御手段であるサブCPU301は、ステップS220−4(図14)において変動表示パターンコマンドに対応する演出データがセットされた場合、セットされた演出データに含まれる態様に従った装飾図柄の変動表示を行うように、VDP305aに指示するためのデータを経時的に変化させる。VDP305aが所定時間ごとに送信される上記指示を実行することにより、液晶表示装置21の装飾図柄表示領域21bにおいて、ステップS20−2−10(図7)にて決定された合計変動表示時間の間、セットされた演出データに応じた装飾図柄の変動表示が行われる。
例えば、サブCPU301は、コマンド解析処理(図13)において、スーパーリーチ変動1(はずれ)を示す変動表示パターンコマンドに対応する演出データがセットされた場合には、20(s)の通常変動を実行した後に、25(s)のリーチ変動を実行する。
上記変動表示が終了した後は、後述するステップS220−6にて決定された装飾図柄が停止表示される。
ステップS240において、サブCPU301は、音声制御処理を実行する。
具体的には、音声制御処理においてサブCPU301は、ステップS220でセットした演出データに、音声に関する演出データが含まれているか否かを確認する。確認の結果、音声に関する演出データが含まれている場合には、当該演出データ(以下、「音声演出データ」という)を音声制御回路306に送る。音声制御回路306は、音声演出データに基づいて、スピーカ8a,8bに、例えば、所定の遊技状態を遊技者に報知するための音信号を出力させる。
ステップS250において、サブCPU301は、ランプ制御処理を実行する。
具体的には、ランプ制御処理においてサブCPU301は、ステップS220でセットした演出データに、ランプやLEDに関する演出データが含まれているか否かを確認する。確認の結果、ランプやLEDに関する演出データが含まれている場合には、当該演出データ(以下、「ランプ演出データ」という)をランプ制御回路307に送る。ランプ制御回路307は、ランプ演出データに基づいて、装飾ランプ39aに、例えば、所定の点灯・消灯パターンに従った点灯・消灯を行わせる。
このメイン処理においては、上述したステップS220からステップS250までの処理が繰り返し行われる。
次に、上記ステップS220のコマンド解析処理について、図14を参照しながら説明する。なお、図14は本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS220−1において、サブCPU301は、受信バッファにコマンドが記憶されているか否かを判断する。この判断の結果、受信バッファにコマンドが記憶されている場合にはステップS220−2の処理に移る。一方、受信バッファにコマンドが記憶されていない場合は、このコマンド解析処理を終了する。
ステップS220−2において、サブCPU301は、その受信バッファからコマンドを読み出す。
ステップS220−3において、サブCPU301は、この読み出したコマンドは変動表示パターンコマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、変動表示パターンコマンドである場合にはステップS220−4の処理に移る。一方、変動表示パターンコマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−5の処理に移る。
ステップS220−4において、第1識別情報表示制御手段であるサブCPU301は、読み出した変動表示パターンコマンドに対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。これにより、表示制御処理(図13)にて、変動表示パターンコマンドに対応する装飾図柄の変動表示が行われた後に、後述するステップS220−6にて決定された装飾図柄が停止表示される。
ステップS220−5において、サブCPU301は、この読み出したコマンドは停止図柄コマンドであるか否かを判断する。この判断の結果、停止図柄コマンドである場合にはステップS220−6の処理に移る。一方、停止図柄コマンドでない場合(その他のコマンドである場合)はステップS220−8の処理に移る。
ステップS220−6において、第1識別情報決定手段であるサブCPU301は、読み出した停止図柄コマンドに応じて大当り抽選結果を示す装飾図柄を決定する。
例えば、サブCPU301は、停止図柄コマンドが特別図柄”7”を示していた場合には、『「7」「7」「7」』を大当り抽選結果を示す装飾図柄として決定する。
すなわち、本実施の形態における第1識別情報決定手段は、例えば、大当り抽選手段による抽選に当選した場合には、メインCPU(第2識別情報決定手段)201により決定された特別図柄に関連する装飾図柄を決定するようになっている。
これによれば、特別図柄と装飾図柄との関連性を高めることができるので、当該特別図柄と装飾図柄との相乗効果によって、特別図柄の演出効果を高めることが可能となる。
ステップS220−7において、サブCPU301は、ステップS220−6にて決定した装飾図柄に対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。
例えば、サブCPU301は、ステップS220−7にて、『「7」「7」「7」』が装飾図柄として決定され、本ステップにおいて、当該決定された装飾図柄に対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットした場合には、表示制御処理(図13)にて、変動表示パターンコマンドに対応する装飾図柄の変動表示が行われた後に、演出表示領域21bにおける全てのリール部に、装飾図柄の「7」が停止表示される。
ステップS220−8において、サブCPU301は、読み出したコマンドに基づいて所定の処理を実行する。例えば、読み出したコマンド(例えば、待機状態コマンドなど)に対応する演出データをワークRAM303の作業領域にセットする。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これは本発明を具体的に例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
例えば、本実施の形態では、大当り抽選手段による大当り抽選に当選した場合、大当り遊技状態の終了後の遊技状態として、高確率状態および非高確率状態のうち何れかが遊技状態決定手段により決定されるようになっていたが、これに限られず、上記大当りに当選した場合には、遊技状態決定手段によって、必ず高確率状態が決定されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態においては、サブCPU(第1識別情報表示制御手段)301により装飾図柄のリーチ変動が行われているときには、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様がスクロール変動となる一方、サブCPU(第1識別情報表示制御手段)301により装飾図柄の仮停止後変動が行われているときには、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様が点滅変動となるようになっていたが、これに限られず、装飾図柄のリーチ変動が行われているときにおける特別図柄の変動態様や装飾図柄の仮停止後変動が行われているときにおける特別図柄の変動態様は、他の態様であってももちろんよい。
また、本実施の形態におけるメインCPU(第2識別情報変動表示パターン決定手段)201は、液晶表示装置21にリーチ変動が表示された後に当該液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となったときに特別図柄の変動表示が点滅変動(特別の態様)となる変動表示パターンを決定(例えば、装飾図柄の変動表示パターンとしてスーパーリーチ変動2(はずれ)が決定される場合には、特別図柄の変動表示パターンとして第3複合変動3(はずれ)を決定)していたが、これに限られず、当該液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となったときに特別図柄の変動表示がスクロール変動(特定の態様)となる変動表示パターン(例えば、装飾図柄が仮停止するまで特別図柄の通常変動が継続し、そして、当該仮停止が行われた後に特別図柄のスクロール変動が行われる変動表示パターン等)を決定してもよい。
これによれば、液晶表示装置21にリーチ変動が表示された後に当該液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となるときには、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様がスクロール変動(特定の態様)となる。つまり、変動表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となる場合には、特別図柄が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、特別図柄表示器24における特別図柄の表示態様をより変化に富ませることができるので、特別図柄の変動表示の単調さを解消することができ、当該特別図柄の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、液晶表示装置(第1識別情報表示手段)21における変動表示が所定の態様となるとき、具体的には、液晶表示装置21にリーチ変動(リーチ)が表示されるときには、特別図柄表示器(第2識別情報表示手段)24における特別図柄(第2識別情報)の変動態様がスクロール変動(特定の態様)となる。つまり、装飾図柄(第1識別情報)の変動表示がリーチ変動となる場合には、特別図柄が、通常の態様とは異なる態様にて変動表示される。
この場合、特別図柄表示器24における特別図柄の表示態様をより変化に富ませることができるので、特別図柄の変動表示の単調さを解消することができ、当該特別図柄の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
また、本発明によれば、大当り抽選手段による抽選に当選した可能性が高いリーチ変動が発生する場合には、上述したように特別図柄の変動表示による演出効果が高まるので、当該リーチ変動の発生時において大当り当選の期待度をより高めることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、液晶表示装置21に表示される装飾図柄が所定の組み合わせ(仮停止)となる前と後とでは、特別図柄表示器24における特別図柄の変動態様が異なるようになる。
この場合、特別図柄表示器24における特別図柄の表示態様をより変化に富ませることができるので、特別図柄の変動表示の単調さを解消することができ、当該特別図柄の変動表示による演出効果をより高めることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、サブCPU(第1識別情報決定手段)301は、メインCPU(大当り抽選手段)201による抽選に当選した場合には、第2識別情報決定手段により決定された特別図柄に関連する装飾図柄を決定する。これによれば、特別図柄と装飾図柄との関連性を高めることができるので、当該特別図柄と装飾図柄との相乗効果によって、特別図柄の演出効果を高めることが可能となる。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機本体が遊技台に取り付けられた遊技機に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機(スロットマシン)、雀球、スマートボールあるいはゲームセンターに設置された各種ゲーム機など、種々の遊技機に適用することが可能である。
本実施の形態に係る遊技機を示す斜視図である。 図1に示した遊技機の遊技盤を示す正面図である。 図1に示した遊技機の制御系を示すブロック図である。 本実施の形態に係る遊技機の主制御回路の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るスイッチ入力検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る特別図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る特別図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る大当り終了インターバル処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る普通図柄制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る普通図柄記憶チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る普通図柄表示時間管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコマンド受信割込処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る遊技機の副制御回路によるメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコマンド解析処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る大当り抽選テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係る普通当り抽選テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係る変動表示パターン決定テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係る特別図柄の変動表示パターンの詳細を示す図である。 (a)は装飾図柄の通常変動の一例を示す図、(b)は装飾図柄のリーチ変動の一例を示す図である。 装飾図柄の仮停止後変動の一例を示す図である。 本実施の形態に係る特別図柄表示器を示す説明図である。 本実施の形態に係る特別図柄の表示態様の一例を示す説明図である。 特別図柄表示器における特別図柄のスクロール変動の一例を示す図である。 特別図柄表示器における特別図柄の点滅変動の一例を示す図である。 第3複合変動(当り)およびスーパーリーチ変動2(当り)に関するタイムチャートを示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a 本体枠
3b 外枠
4 上皿部
4a 上皿
5 下皿部
5a 下皿
6 レール
6a,6b スピーカ
7 発射ハンドル
9 球貸し操作パネル
9a ガラス扉
9b ガラス板
10 シャッタレバー
12 一般入賞装置
13 通過ゲート(普通図柄領域)
15 大入賞装置
15a 扉
16 アウト口
18 始動入賞口(第1特定領域)
18a,18b 可変翼(可変部材)
19Se 大入賞装置スイッチ
19Sb 一般入賞装置スイッチ
19Sa 通過ゲートスイッチ
19a 始動口スイッチ
21 液晶表示装置(第1識別情報表示手段)
21a 表示領域
21b 装飾図柄表示領域
22a 左リール部
22b 中リール部
22c 右リール部
23 普通図柄通過記憶表示器
24 特別図柄表示器(第2識別情報表示手段)
25 普通図柄表示器
26 電飾ユニット
39a 装飾ランプ
45,46 障害物
55 第1排出口
56 第2排出口
60 装飾ユニット
60a,60b スピーカカバー
70a 払出制御回路
70b 発射制御回路
71S 可動部材ソレノイド
72S 大入賞装置ソレノイド
74S バックアップクリアスイッチ
81 カードユニット
82 払出装置
90 発射装置
200 主制御回路
201 メインCPU
202 メインROM
203 メインRAM
204 初期リセット回路
205 I/Oポート
206 コマンド出力ポート
300 副制御回路
301 サブCPU
302 プログラムROM
303 ワークRAM
305 表示制御回路
305a VDP
305b 画像データROM
305c VRAM
305d D/A変換回路
306 音声制御回路
307 ランプ制御回路

Claims (5)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域と、当該遊技領域に設けられ、遊技球の通過が可能な第1特定領域と、を有する遊技盤と、
    遊技球が前記第1特定領域を通過した場合に、遊技状態を、他の遊技状態と比べて遊技者に有利な大当り遊技状態とするか否かを抽選する大当り抽選手段と、
    第2識別情報の変動表示が行われる第2識別情報表示手段と、
    前記大当り抽選手段による抽選が行われた場合に、当該大当り抽選手段による抽選の結果に応じて、前記第2識別情報表示手段に停止表示される第2識別情報を決定する第2識別情報決定手段と、
    前記大当り抽選手段による抽選が行われた場合に、当該大当り抽選手段による抽選の結果に応じて、前記第2識別情報表示手段における第2識別情報の変動表示パターンを決定する第2識別情報変動表示パターン決定手段と、
    前記第2識別情報変動表示パターン決定手段によって決定された変動表示パターンに従って前記第2識別情報表示手段における第2識別情報を変動表示させた後に前記第2識別情報決定手段により決定された第2識別情報を停止表示させる第2識別情報表示制御手段と、
    第1識別情報の変動表示が行われる第1識別情報表示手段と、
    前記第2識別情報決定手段による決定が行われた場合に、当該第2識別情報決定手段による決定に応じて、前記第1識別情報表示手段に停止表示される第1識別情報を決定する第1識別情報決定手段と、
    前記第2識別情報変動表示パターン決定手段による決定が行われた場合に、当該第2識別情報変動表示パターン決定手段による決定に応じて、前記第1識別情報表示手段における第1識別情報の変動表示パターンを決定する第1識別情報変動表示パターン決定手段と、
    前記第1識別情報変動表示パターン決定手段によって決定された変動表示パターンに従って前記第1識別情報表示手段における第1識別情報を変動表示させた後に前記第1識別情報決定手段により決定された第1識別情報を停止表示させる第1識別情報表示制御手段とを備え、
    前記第2識別情報変動表示パターン決定手段は、前記第1識別情報表示手段における変動表示が所定の態様となるときに前記第2識別情報の変動表示が特定の態様となる変動表示パターンを決定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2識別情報変動表示パターン決定手段は、前記第1識別情報表示手段に前記大当り抽選手段による抽選に当選した可能性が高い旨を示す変動態様であるリーチが表示されるときに前記第2識別情報の変動表示が特定の態様となる変動表示パターンを決定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第2識別情報変動表示パターン決定手段は、前記第1識別情報表示手段に前記リーチが表示された後に前記第1識別情報表示手段に表示される第1識別情報が所定の組み合わせとなったときに前記第2識別情報の変動表示が特定の態様となる変動表示パターンを決定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記第2識別情報変動表示パターン決定手段は、前記第1識別情報表示手段における第1識別情報が所定の組み合わせとなる前と後とで、前記第2識別情報の変動態様が異なる変動表示パターンを決定することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記第1識別情報決定手段は、前記大当り抽選手段による抽選に当選した場合には、前記第2識別情報決定手段により決定された第2識別情報に関連する第1識別情報を決定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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