JP4750892B2 - エチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
かかる技術では、樹脂組成物層とポリオレフィン樹脂層とを積層することにより、高速製膜を行った場合でもネックインが小さく、延伸性に優れ、延伸後のガスバリア性が安定した積層体を得ることが可能である。
また、各々の加溶媒分解前の樹脂を混合し、同時に加溶媒分解すると、生産性が良好になり、かつ互いに融解ピークが近づく傾向があるが、融解ピーク差は未だ大きく、溶融成形物の厚みやスジを完全に解消するには改善の余地があった。
[一般式(2)において、R1、R2、及びR3はそれぞれ独立して水素原子または有機基を表し、Xは単結合または結合鎖を表し、R4、R5、及びR6はそれぞれ独立して水素原子または有機基を表し、R7及びR8はそれぞれ独立して水素原子、炭化水素基またはR9−CO−(式中、R9はアルキル基である)を表し、R7とR8は結合して5員環を形成してもよく、該5員環は環状カーボネート構造または環状アセタール構造である。]
なお、下記一般式(3)は、一般式(2)において、R7及びR8が結合して5員環を形成し、該5員環が環状カーボネート構造である化合物の例であり、下記一般式(4)は、一般式(2)において、R7及びR8が結合して5員環を形成し、該5員環が環状アセタール構造である化合物の例である。
本発明における、EVOH樹脂(A)は、エチレンとビニルエステル系モノマーを共重合させたエチレン−ビニルエステル共重合体(以下、EVE樹脂と称することがある)(A')を得た後に、該EVE樹脂(A')を加溶媒分解させることにより得られる樹脂であり、非水溶性の熱可塑性樹脂である。一般的に食品包装用のフィルム等に用いられる。該EVE樹脂(A')は公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合などにより製造される。
特に、エチレン−酢酸ビニル共重合体をEVA樹脂と称する。
EVE樹脂(A')の一定樹脂分におけるペースト粘度は、EVE樹脂(A')の重合度に対応する数値である。EVE樹脂(A')の重合度が高ければ粘度が大きくなる傾向があり、低ければ粘度が小さくなる傾向がある。
本発明で用いる、一般式(1)で示される構造単位を有する変性EVOH樹脂(B)について説明する。
かかる樹脂は例えば、日本国特開2004−359965号公報に記載の方法で製造することができる。
[一般式(2a)において、R7及びR8はそれぞれ独立して水素原子またはR9−CO−(式中、R9はアルキル基である)である]
すなわち、一般式(2a)に示す化合物として具体的には、通常、3,4−ジオール−1−ブテン、3,4−ジアシロキシ−1−ブテン、3−アシロキシ−4−オール−1−ブテン、4−アシロキシ−3−オール−1−ブテン、3,4−ジアシロキシ−2−メチル−1−ブテンが挙げられ、好ましくは3,4−ジオール−1−ブテン、3,4−ジアセトキシ−1−ブテン、3−アセトキシ−4−オール−1−ブテン、4−アセトキシ−3−オール−1−ブテン、3,4−ジアセトキシ−2−メチル−1−ブテンであり、特に好ましくは3,4−ジアセトキシ−1−ブテンである。
R1〜R6が有機基である場合、R1〜R3は、それぞれ独立して、通常炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜15、さらに好ましくは炭素数1〜4の炭化水素基である。R4〜R6は、それぞれ独立して、通常炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜15、さらに好ましくは炭素数1〜4の炭化水素基である。
具体的には、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基等のアルキル基、フェニル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素基、ハロゲン原子、水酸基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、スルホン酸基等が挙げられる。
すなわち、R1〜R3は、それぞれ独立して、通常炭素数1〜30のアルキル基または水素原子、より好ましくは炭素数1〜15のアルキル基または水素原子、さらに好ましくは炭素数1〜4のアルキル基または水素原子であり、水素原子が最も好ましい。R4〜R6は、それぞれ独立して、通常炭素数1〜30のアルキル基または水素原子、より好ましくは炭素数1〜15のアルキル基または水素原子、さらに好ましくは炭素数1〜4のアルキル基または水素原子であり、水素原子が最も好ましい。特に、R1〜R6がすべて水素原子であるものが最も好ましい。
なお、上記R1〜R6に関する規定は、上記一般式(2)におけるR1〜R6においても同様に規定される。
なお、本発明の効果を阻害しない範囲であれば結合鎖であってもよく、かかる結合鎖としては特に限定されないが、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、フェニレン、ナフチレン等の炭化水素鎖(これらの炭化水素はフッ素、塩素、臭素等のハロゲン等で置換されていても良い)の他、−O−、−(CH2O)m−、−(OCH2)m−、−(CH2O)mCH2−等のエーテル結合部位を含む構造、−CO−、−COCO−、−CO(CH2)mCO−、−CO(C6H4)CO−等のカルボニル基を含む構造、−S−、−CS−、−SO−、−SO2−等の硫黄原子を含む構造、−NR−、−CONR−、−NRCO−、−CSNR−、−NRCS−、−NRNR−等の窒素原子を含む構造、−HPO4−等のリン原子を含む構造などのヘテロ原子を含む構造、−Si(OR)2−、−OSi(OR)2−、−OSi(OR)2O−等の珪素原子を含む構造、−Ti(OR)2−、−OTi(OR)2−、−OTi(OR)2O−等のチタン原子を含む構造、−Al(OR)−、−OAl(OR)−、−OAl(OR)O−等のアルミニウム原子を含む構造などの金属原子を含む構造等が挙げられる(Rは各々独立して任意の置換基であり、水素原子、アルキル基が好ましく、またmは自然数であり、通常1〜30、好ましくは1〜15、さらに好ましくは1〜10である。)。その中でも製造時あるいは使用時の安定性の点で−CH2OCH2−、および炭素数1〜10の炭化水素鎖が好ましく、さらに好ましくは炭素数1〜6の炭化水素鎖、特に好ましくは炭素数1の炭化水素鎖である。
なお、上記R1〜R6に関する規定は、上記一般式(2)におけるR1〜R6においても同様に規定される。
[i]一般式(2)で表わされる化合物に由来する構造単位
下記一般式(2−1)で示される構造単位は、一般式(2)で表わされる化合物に由来する構造単位である。
但し、上記一般式(2−1)において、R1〜R6は前記一般式(1)と同様である。
下記一般式(3−1)で示される構造単位は、一般式(3)で表わされる化合物に由来する構造単位である。なお、一般式(3)は、一般式(2)において、R7及びR8が結合して5員環を形成し、該5員環が環状カーボネート構造である化合物の例である。
下記一般式(4−1)で示される構造単位は、一般式(4)で表わされる化合物に由来する構造単位である。なお、一般式(4)は、一般式(2)において、R7及びR8が結合して5員環を形成し、該5員環が環状アセタール構造である化合物の例である。
但し、上記一般式(4−1)において、R1〜R6は前記一般式(1)と同様である。R10およびR11は通常炭素数1〜20のアルキル基であり、生産性の観点から好ましくは1〜10のアルキル基であり、特に好ましくは1〜5のアルキル基であり、殊に好ましくはメチル基である。
また、変性EVE樹脂(B')において、上記一般式(2)で示される化合物の共重合割合は、変性EVOH樹脂(B)における上記一般式(1)で示される構造単位の含有量に対応するため、通常0.1〜30モル%、好ましくは0.5〜15モル%、特に好ましくは1〜8モル%である。かかる含有量は、モノマーの仕込み量によって調節可能である。
EVE樹脂(B')の一定樹脂分におけるペースト粘度は、EVE樹脂(B')の重合度に対応する数値である。EVE樹脂(B')の重合度が高ければ粘度が大きくなる傾向があり、低ければ粘度が小さくなる傾向がある。
かかる単量体としては、プロピレン、1−ブテン、イソブテン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたはジアルキルエステル類、アクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のアクリルアミド類、メタアクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のメタクリルアミド類、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド類、アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のシアン化ビニル類、炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシアルキルビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化ビニル等のハロゲン化ビニル化合物類、トリメトキシビニルシラン等のビニルシラン類、酢酸アリル、塩化アリル等のハロゲン化アリル化合物類、ジメトキシアリルアルコール等のアリルアルコール類、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等が挙げられる。
従って、本発明の製造方法は製造工程が簡略化され、自動的に融解ピーク差が特に小さいEVOH樹脂組成物が得られる。
かかる比が大きすぎる場合、バリアー性が低下する傾向があり、小さすぎる場合、EVOH樹脂組成物の溶融成形性が不足する傾向がある。
また、エチレン含有量の差(B')−(A')は、通常0.1〜40モル%、好ましくは0.1〜30モル%、より好ましくは1〜10モル%、特に好ましくは2〜5モル%である。
かかる差が大きすぎる場合、相溶性が悪くなる傾向がある。かかる差が上記範囲にあると、相溶性を保ちつつ、かつEVOH樹脂組成物の溶融成形性とバリアー性が高度に両立できるという傾向がある。
かかる比が大きすぎる場合、加溶媒分解後のバリアー性が低下する傾向があり、小さすぎる場合、加溶媒分解後に得られたEVOH樹脂組成物の溶融成形性が不足する傾向がある。
本発明のEVOH樹脂組成物の製造方法は、EVE樹脂(A')および変性EVE樹脂(B')の混合物を同一系内で加溶媒分解するものである。
アルコールとしては通常、炭素数1〜4の脂肪族アルコール等が挙げられ、好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノールであり、経済的な点から特に好ましくはメタノールである。
水/アルコール混合溶媒の場合、その重量比は通常10/90〜90/10、好ましくは20/80〜80/20、特に好ましくは40/60〜60/40である。
かかる加溶媒分解触媒の使用量については、加溶媒分解の方法、目標とする加溶媒分解度等により適宜選択されるが、アルカリ触媒を使用する場合は通常、酢酸ビニル量に対して通常0.001〜100ミリモル当量が適当である。
ここで、加溶媒分解度とは、JIS K6726に基づいて(ただし、EVOH樹脂組成物は水/メタノール溶媒に均一に溶解した溶液にて)測定される値である。特に、加溶媒分解がケン化である場合、ケン化度と言う。
かかる含有量が少なすぎる場合、EVOH樹脂組成物の溶融成形性不良となる傾向があり、多すぎる場合は成形物のガスバリア性が低下する傾向がある。
本発明の製造方法によって得られたEVOH樹脂組成物の融解ピークは、単一であるか、あるいは複数存在する場合には、最も高温の融解ピークと最も低温の融解ピークとの温度差が通常20℃以下、好ましくは10℃以下であり、特に好ましくは0度(即ち、単一の融解ピークを有するのみ)である。
かかる値が大きすぎる場合、EVOH樹脂(A)および変性EVOH樹脂(B)の相溶性が不良となる傾向がある。
尚、実施例中「部」、「%」とあるのは、特に断わりのない限り、重量基準を意味する。
各EVE溶液の粘度は、B型粘度計(ローターNo.2、回転数10rpm、ペースト温度65℃)にて測定した。
各EVOH樹脂の平均加溶媒分解度は、JIS K6726に準拠して(ただし、EVOH樹脂は水/メタノール溶媒に均一に溶解した溶液にて)測定した。
変性EVOH樹脂(B')の側鎖1,2−ジオール構造単位の含有量は、1H−NMRを用いて特開2004−359965号公報に記載の方法にて測定した。
融解ピークは、示差走査熱量計(DSC)で昇温速度5℃/minにて融解ピークを測定したセカンドランを測定した。
得られたEVOH樹脂組成物のMFRは、210℃、2160g荷重にて測定した。
EVE樹脂(A')として、エチレン含有量32モル%、樹脂分50%メタノール溶液における粘度が7700mPa・sであるエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(A1')を用い、変性EVE樹脂(B')として3,4−ジ−アセトキシ−1−ブテン由来の構造単位の含有量3モル%、エチレン含有量35モル%、樹脂分46%メタノール溶液における粘度が4200mPa・sである変性エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(B1')を用いた。
EVE樹脂(A1')のメタノール溶液(樹脂分50重量%)154重量部と、変性EVE樹脂(B1')のメタノール溶液(樹脂分46重量%)70重量部を混合した((B’)/(A’)の重量比が33/77であり、加溶媒分解後の樹脂分の重量比(B)/(A)が30/70となる)以外は実施例1と同様にして固体のEVOH樹脂組成物を得た。
得られたEVOH樹脂組成物の平均加溶媒分解度は99.8モル%、MFRは 15.2g/10分であり、構造単位(1a)平均含有量(モル%)は1.0モル%であった。かかるEVOH樹脂組成物の融解ピークを測定したところ、183℃に単一のピークが確認された。なお、図2にそのEVOH樹脂組成物の融解ピークを示す
EVE樹脂(A1')のメタノール溶液(樹脂分50重量%)22重量部と、変性EVE樹脂(B1')のメタノール溶液(樹脂分46重量%)214重量部を混合した((B’)/(A’)の重量比が 90/ 10であり、加溶媒分解後の樹脂分の重量比(B)/(A)が90/10となる)以外は実施例1と同様に行なって、固体のEVOH樹脂組成物を得た。
得られたEVOH樹脂組成物の平均加溶媒分解度は99.8モル%であり、MFRは20.9g/10分であり、構造単位(1a)平均含有量(モル%)は2.7モル%であった。かかるEVOH樹脂組成物の融解ピークを測定したところ、139℃と168℃にピークが確認された。なお、図3にそのEVOH樹脂組成物の融解ピークを示す。
Claims (14)
- エチレン−ビニルエステル共重合体(A')及び、一般式(2)に示される化合物に由来する構造単位を含有する変性エチレン−ビニルエステル共重合体(B')を同一系内で加溶媒分解して、
エチレン−ビニルエステル共重合体の加溶媒分解物(A)及び一般式(1)で示される構造単位を有する変性エチレン−ビニルエステル共重合体の加溶媒分解物(B)を含有するエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物を製造する工程を含み、
該加溶媒分解する工程における、エチレン−ビニルエステル共重合体(A')及び変性エチレン−ビニルエステル共重合体(B')のエチレン含有量の比(B')/(A')が1以上であり、かつ、エチレン−ビニルエステル共重合体(A')及び変性エチレン−ビニルエステル共重合体(B')の配合割合(B')/(A')が、重量比にて50/50〜1/99である、エチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
[一般式(2)において、R1、R2、及びR3はそれぞれ独立して水素原子または有機基を表し、Xは単結合または結合鎖を表し、R4、R5、及びR6はそれぞれ独立して水素原子または有機基を表し、R7及びR8はそれぞれ独立して水素原子、炭化水素基またはR9−CO−(式中、R9はアルキル基である)を表し、R7とR8は結合して5員環を形成してもよく、該5員環は環状カーボネート構造または環状アセタール構造である。] - 変性エチレン−ビニルエステル共重合体(B')が、一般式(2)に示される化合物に由来する構造単位を0.1〜30モル%含有する請求項1記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルエステル共重合体(A’)、および変性エチレン−ビニルエステル共重合体(B’)のエチレン含有量の差(B’)−(A’)が、0.1〜40モル%である請求項1又は2に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルエステル共重合体(A’)及び変性エチレン−ビニルエステル共重合体(B’)のエチレン含有量が20〜60モル%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の融解ピークが単一である、もしくは、融解ピークが2つ以上存在する場合には最も高温の融解ピークと最も低温の融解ピークとの差が20℃以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の平均加溶媒分解度が、90〜100モル%である請求項1〜5のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物のMFRが、210℃、2160g荷重にて計測した値で、1〜120g/10分である請求項1〜6のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 一般式(1)に示される構造単位および一般式(2)に示される化合物において、Xが単結合または炭素数1〜6の炭化水素鎖である請求項1〜7のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 一般式(2)に示される化合物が、下記一般式(2a)で表わされる化合物である請求項1〜8のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 一般式(1)に示される構造単位が、下記一般式(1a)で表わされる構造単位であり、一般式(2)に示される化合物が、3,4−ジアシロキシ−1−ブテンである請求項1〜9のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 一般式(2)に示される化合物が、3,4−ジアセトキシ−1−ブテンである請求項10に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 一般式(1)に示される構造単位および一般式(2)に示される化合物において、R1〜R3がそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基または水素原子を表し、R4〜R6がそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基または水素原子を表す請求項1〜8のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 加溶媒分解が、塩基性条件下で行われる請求項1〜12のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
- 加溶媒分解が、アルコール又は水/アルコール混合溶媒中で行われる請求項1〜13のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルエステル共重合体加溶媒分解物組成物の製造方法。
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