JP4746783B2 - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置においては、トナーや定着ウェブ等の消耗部材の使用状況を検出し、固定の閾値で警告または使用禁止にするといった処理が行われていた。
【0003】
たとえばトナーの例をとると残りトナー量がトナー消費量があらかじめ設定された標準画像の2000枚分を割るまたはトナー容器上に設けた第一のセンサがトナー少量を検出すると警告表示を出し、そこから所定枚数(たとえば1500枚)とるもしくはトナー容器上に設けた第二のセンサがトナーなしを検出すると装置の使用を禁止するといった処理を行ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら画像形成装置の使用頻度が100枚/日以内と少ないユーザではトナー少量を検出してから動作禁止に至るまで15日間、1000/日を超える使用頻度のユーザではトナー少量を検出してから1日程度で動作禁止に至ってしまい、トナーの在庫状況等によっては新しいトナーを購入するまでの間装置が長時間ダウンしてしまう可能性があった。
【0005】
また、使用頻度の少ないユーザでは使用禁止になってからも5日間は稼動できるのに不必要に装置を止めてしまう可能性があった。
【0006】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、画像形成装置に使用される物が消耗した場合に、個々の画像形成装置の使用状況に応じた適切なタイミングで通知を発し、装置のダウン等のトラブルを未然に防止することが可能な画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、情報を表示する表示手段と、画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出手段と、前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知手段と、前記画像形成装置の使用予定のデータを、秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力する使用予定入力手段と、前記使用予定入力手段により入力された使用予定のデータを記憶する記憶手段と、前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出手段と、該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、前記画像形成装置に使用される物は、前記画像形成装置に使用される、補給若しくは交換可能な消耗品である。
【0009】
また、前記物の使用量は、該物が画像形成装置に使用され始めてからの総使用量である。
【0010】
また、前記物の使用量は、物の使用回数を含む。
【0011】
また、前記算出手段は、前記使用予定のデータに基づいて、所定の期間内において前記画像形成装置が使用された期間を算出し、前記使用量を前記画像形成装置が使用された期間により除することによって、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する。
【0012】
また、前記変更手段は、前記物の単位時間あたりの使用量に基づいて、該物の使用を終了すべき時を算出し、該算出した時から所定時間前の時における前記物の量を閾値とする。
【0013】
また、前記物の使用量が、前記物の使用回数である場合において、前記算出した時から所定時間前の時における前記物の使用回数が、前記算出した時から所定時間前の時の直前又は直後における前記物の使用回数である。
【0014】
また、前記使用予定入力手段が、タッチパネルであることを特徴とする。
【0015】
また、前記装置が画像を表示する装置表示手段を備え、該装置表示手段に、前記使用予定を入力するための入力画面が表示され、該装置から前記使用予定のデータを入力可能である。
【0016】
また、前記物がトナーカートリッジであることを特徴とする。
【0017】
また、前記物の使用量が、前記トナーカートリッジのトナーの使用量である場合において、前記検出手段が、トナーカートリッジからトナーを供給するための駆動モータの駆動時間を前記物の使用量とする。
【0018】
また、前記物の使用量が、前記トナーカートリッジのトナーの使用量である場合において、前記検出手段が、該トナーカートリッジのトナーの残量を検知する残検知センサであり、前記物の使用量として、前記トナーカートリッジの使用開始時のトナー量から前記残検知センサの検知量を引いた値とする。
【0019】
また、前記通知手段は、前記画像形成装置の使用予定のデータ、前記単位時間あたりの使用量、画像形成装置の稼動可能な時間の予測データ及び画像形成装置の稼動可能な日数のうちの少なくとも1以上の情報を前記装置に通知する。
【0020】
また、前記通知を受信した装置は、前記物の発注処理を行なう。
【0021】
また、前記閾値は、第一の閾値の方が第二の閾値よりも使用量が少ない第一の閾値と第二の閾値とを有し、前記第一の閾値に達した場合は、前記表示手段に警告を表すメッセージを表示させる。
【0022】
また、前記第一の閾値に達した場合に、前記算出手段により算出された単位時間あたりの使用量に基づいて稼動可能な期間を前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0023】
また、前記表示された稼動可能な期間は、表示後の画像形成装置の稼動状況に応じて更新されることを特徴とする。
【0024】
また、前記第二の閾値に達した場合は、画像形成装置の使用を禁止することを特徴とする。
【0025】
また、前記第一の閾値に達した場合に、第一の閾値に応じて決定される画像形成装置の残り動作回数を前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0026】
また、前記表示された残り動作回数は、表示後の画像形成装置の稼動状況に応じて更新されることを特徴とする。
【0027】
また、前記物が、定着ローラのクリーニング用ウェブを含む。
【0028】
また、前記物が、定着ローラに供給するオイルを含む。
【0029】
また、前記物が、廃トナーを収納する廃トナーボックスを含む。
【0030】
さらに、本発明に係る画像形成方法は、画像形成装置が、画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出工程と、前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知工程と、秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力された前記画像形成装置の使用予定のデータを記憶する記憶工程と、前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出工程と、該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更工程とを有することを特徴とする。
【0031】
さらに、本発明に係る画像形成プログラムは、画像形成装置を、情報を表示する表示手段、画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出手段、前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知手段、秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力された前記画像形成装置の使用予定のデータを記憶する記憶手段、前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出手段、及び、該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更手段として機能させるための画像形成プログラムである。
【0032】
さらに、本発明に係る画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画像形成装置を、情報を表示する表示手段、画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出手段、前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知手段、秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力された前記画像形成装置の使用予定のデータを記憶する記憶手段、前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出手段、及び、該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更手段として機能させるための画像形成プログラムを記録した。
【0033】
このように、本発明によれば、例えば、トナーの自動発注が可能となり、新しいトナーを購入するまでの間装置が長時間ダウンを無くすことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0035】
また、以下の図面において、既述の図面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。また、以下に説明する、本発明に係る画像形成装置の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態の説明を兼ねる。
【0036】
(画像形成装置の一実施形態)
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を説明する断面構成図で、100は画像形成装置本体である。
【0037】
以下に本実施形態の画像形成装置の動作について説明する。図1において、4は原稿載置台としての原稿台ガラス、原稿照明ランプ2、走査ミラー1等で構成されるスキャナは不図示のモータによりスキャナが所定方向に往復走査される原稿の反射光を走査ミラー1,42,43を介してCCDユニット11に結像する。
【0038】
6はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構成された露光制御部で、CCDユニット11で電気信号に変換され図示しない画像制御部で所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光を、反射ミラー12を介して感光体ドラム9に照射する。
【0039】
感光体ドラム9の回りには1次帯電器10、現像機15、ポスト帯電器16、転写帯電器21、分離帯電器22、クリーニング装置8が装備されている。
【0040】
感光体ドラム9は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回転しており、1次帯電器10により所望の電位に帯電された後、露光制御部6からのレーザ光が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム9上に形成された静電潜像は、現像機15により現像されてトナー像として可視化される。
【0041】
現像機15はホッパー14を介して着脱可能なトナーカートリッジ13から現像機15内に設置された図示しないトナーセンサ、およびホッパー14内に設置された図示しないトナーセンサの出力に応じてトナー補給される。
【0042】
また、17,18,19は、手指し記録材を搬送するための搬送ローラである。
【0043】
一方、右カセット26、左カセット35、上段カセット34あるいは下段カセット33からそれぞれのピックアップローラ23,27,30,38により給紙された転写紙は、それぞれの分離ローラ25,29,32,36で重送のないよう分離されそれぞれの給紙ローラ24,28,31,37により本体に送られる。
【0044】
各給紙段から本体に送られた転写紙は、レジストローラ20により転写位置に給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器21により転写紙に転写される。
【0045】
転写後の感光体ドラムは、クリーニング装置8により残留トナーが清掃され、集められた残留トナーは廃トナーとして図示しない廃トナーボックスに収容される。
【0046】
転写後の転写紙は分離帯電器22により分離され、搬送ベルト7により上ローラ40、下ローラ39等で構成される定着器3に送られ加圧、加熱により定着され、排紙ローラ41により画像形成装置本体100の外に排出される。定着上ローラ40には、定着ウェブ5が当接され、転写紙からのトナー付着等で汚れた定着ローラの表面を清掃している。
【0047】
この定着ウェブ5は1枚画像形成動作を行うと所定距離だけ左から右に巻き取られ、所定の巻き取りが終了すると新しいウェブと交換することが必要となる。
【0048】
さらに、図1において、44は排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排出側の経路を切り替える。定着器3から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ44により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。
【0049】
また、46は下搬送パスであり、定着器3から送り出された転写紙を反転パス47を介し反転ローラ45でスイッチバックさせることにより転写紙を裏返して再給紙トレイ48に導く。
【0050】
また、49は両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパであり、これを下方向に倒すことによりスイッチバックしてきた転写紙を下搬送パス46には通さず排紙ローラ41に導く。
【0051】
また、51は、図1に示される画像形成装置の動作を制御する制御部である。
【0052】
次に図2を用いて、図1に示される画像形成装置の制御部51の構成を説明する。図2は、図1に示される画像形成装置の制御部51のブロック図である。
【0053】
図2においてCPU201はアドレスデコーダおよびドライバー202を介して制御プログラムが格納されているROM203、制御に必要な情報を格納するためのバックアップ可能な、本出願の特許請求の範囲に記載の記憶手段として機能するRAM204、バックアップ電池により本体の電源がオフでも動作可能なカレンダーIC214、画像形成動作に必要な、本出願の特許請求の範囲に記載の表示手段、使用予定入力手段としての操作パネル140、モータ類207、クラッチ類208、ソレノイド類209、紙検知センサ類210、本出願の特許請求の範囲に記載の残検知センサとしてのトナー残検知センサ211、高圧制御部219、レーザービーム検知センサ等の負荷類を制御するためのI/O205、またCDDユニット11から送られる画像信号を適宜処理するための画像処理部206の制御を行う。
【0054】
また、RAM204は、ROM203の記憶容量を補うための部材であり、SRAMやDRAM等の半導体記憶装置が該当する。
【0055】
また、ROM203の記憶容量を補うための部材としてRAM以外にも、磁気ディスク装置、光ディスク装置、半導体ディスク装置等による、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD+RW、DVD−RW、DVD−RAM、MO等を挙げることができる。これらも、本出願の特許請求の範囲に記載の記録媒体として機能する。
【0056】
ここで、このCPU201は、単体で、又は図2に示されるその他の各部材と共に、又はROM203やRAM204に記憶されているプログラムと協働して、本出願の特許請求の範囲に記載の、検出手段、通知手段、算出手段、変更手段として機能する。
【0057】
なお、本発明に係る各種プログラムは、上記ROM203及びRAM204の少なくともいずれか一方に記憶(記録)される。
【0058】
したがって、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記上記ROM203及びRAM204の少なくともいずれか一方が該当することになる。
【0059】
モデム215は公衆回線(WAN)217に接続し、情報の入出力を行う。ネットワークI/F216は、ローカルエリアネットワーク(LAN)218に接続し、情報の入出力を行う。
【0060】
次に、図1に示される画像形成装置の現像部について図3を参照して説明する。図3は、図1に示される画像形成装置に使用される現像部の概略図である。
【0061】
図3に示される現像部は、図1における、現像機15、ホッパー14、トナーカートリッジ13で構成される現像ユニットの構成図を示す。
【0062】
図3において交換可能なトナーカートリッジ13内にはトナー搬送スクリュー301が配置され、ホッパー内トナーセンサ302がトナー無しを検知するとカートリッジ内の、本出願の特許請求の範囲に記載の駆動モータとしてのトナー搬送モータ303がトナー搬送スクリュー301を回転駆動し、トナーセンサ302がトナー有りを検出するまでカートリッジ13からホッパーにトナーを補給する。
【0063】
ここでCPU201は所定時間、トナー搬送モータ303を駆動してもトナーセンサ302がトナー有りを検出しない場合はトナーカートリッジ13にトナーがないと判断し、トナー搬送モータ303の駆動を停止し、トナー無し警告メッセージがまだ表示されていない場合には操作パネル140上の表示部に警告メッセージを表示する。
【0064】
また現像機15内に設置された現像器内トナーセンサ304のトナー無し信号に応じて現像器内トナーセンサ304がトナー有りを検出するまでCPU201はホッパー内トナー搬送モータ305およびホッパー14から現像機15にトナーを供給するマグネットローラ307にトナー搬送モータ305からの駆動を伝達するためのマグネットローラ駆動クラッチ306を駆動する。
【0065】
ここでCPU201はトナー搬送モータ303の駆動時間をカウントすることでカートリッジ13からホッパー14へのトナー供給量を推定し、カートリッジ内のトナー残量を検出し、順次バックアップRAM204のトナー残量データを更新していく。また、所定時間にどのくらいトナーモータが駆動されたかを検出することにより装置の使用頻度を決定する。
【0066】
次に、図1に示される画像形成装置において、使用予定を設定する際の動作について説明する。図4は、図1に示される画像形成装置において、使用予定として休日の設定を行う際に表示される画面の概略図である。
【0067】
図4に示されるように、画像形成装置の休日設定モードを行うと、画像形成装置の操作パネル140の液晶画面406上に所定年のカレンダーが表示される。
【0068】
この液晶画面は、タッチパネルとなっており、画面上に触れることで表示カレンダー407のどの場所が触れられたか認識可能になっている。
【0069】
表示カレンダー407には、第1週表示401、第2週表示402、第3週表示403、第4週表示404、第5週表示405まで表示されている。
【0070】
この画面で一ヶ月単位で装置の動作が停止する休日にチェックマークを付けて設定していく。この一ヶ月単位の装置の停止予定カレンダーは不揮発性のメモリーに保存される。
【0071】
図5に、図1に示される画像形成装置において、カレンダーIC214を使用して画像形成装置の1日単位での使用頻度を決定する方法の一例の概念図を示す。ここで、1日あたりの使用頻度とは、1日あたりの使用量のことをいう。
【0072】
図5においてX軸が日数、Y軸が一日毎のモータの動作時間とし、7日単位で使用頻度を推定した場合の例を取ると7日のうち休日設定日では装置は稼動しないと考える。
【0073】
そのため単純な7日の1日当りの平均をとると使用頻度が見かけ上落ちてしまうため、7日のうち休日設定日を差し引いて、1日の平均を算出し使用頻度とする。これにより土日が休みであるユーザや、土曜のみ、日曜のみ休みのユーザ、ウイークデイが休みのユーザでも同じように使用頻度をみつもることが可能となる。
【0074】
図5の場合であれば最初の7日間の第1期501の内1〜4日と6〜7日の6日間は休日設定であるために、この第1期の1日の使用頻度を求める際には、第1期内の5日のみの平均を求めればよく、第1期目のモータの1日あたりの駆動時間の平均AV1は第1期の休日設定以外の1日目の稼働時間をT1-1とすると
AV1=(t1-1)/1 ・・・・(1)
となり、これを一日あたりのトナー消費の平均とする。
【0075】
次に第2期502のモータの1日あたりの駆動時間の平均AV2は第二期の休日設定以外の1日目の稼働時間をT2-1として
AV2=((t2-1+t2-2+t2-3+t2-4+t2-5)/5)・・・・(2)
となり、N期目は
AVn=({tn-1+ ・・・ +tn-(7-α)}/(7−α))・・・・(3)
となる。
【0076】
よって、カートリッジ使用開始からn期めの機器の平均使用頻度AV(ave)としては、
AV(ave)=(AV1+AV2+・・・・+AVn)/n・・・・(4)
となる。
【0077】
この一ヶ月単位の装置の停止予定カレンダーは不揮発性のメモリーに保存される。
【0078】
ただし、休日の予定は、図5に示されるような予定に限定されるものではなく、例えば図6に示されるような予定であっても、図5に示される場合と同様に使用頻度を計算することができる。ここで、図6は、図1に示される画像形成装置において、カレンダーIC214を使用して設定される画像形成装置の1日単位での使用予定の設定を示す概念図である。
【0079】
次に、図7を参照して、休日設定以外の1日当りに機器を使用する時間帯の設定方法について説明する。図7は、図1に示される画像形成装置において、休日設定以外の1日当りに機器を使用する時間帯の設定方法の概略図である。
【0080】
図7(a)に示されるように、画像形成装置の使用時間設定モードを行うと、装置の液晶画面704上に所定年のカレンダー705が表示される。
【0081】
この液晶画面は画面上に触れることで表示カレンダーのどの場所が触れられたか認識可能になっている。
【0082】
この画面では1ヶ月単位で装置の動作が停止する休日にチェックマークを付け設定された部分は網掛けでキー入力ができないようになっている。休日設定以外の部分はキー入力可能で、たとえば図7中の5日の部分706を選択すると、図7の(b)に示される画面707になる。
【0083】
ここでは、5日の機器稼働時間の予定が入力可能で、所定の時間帯703に機器が可動予定の時間をポインタ701により設定する。たとえば8:00から20:00までの可動予定であれば使用時間702は図7の(b)のように設定する。
【0084】
この画像形成装置の1日内の使用時間帯の設定により正確な1時間当りの機器の使用頻度を求めることが可能である。
【0085】
この単位時間あたりの消耗ユニットの停止予定カレンダーは不揮発性のメモリーに保存される。
【0086】
図7の場合であれば機器が8:00〜20:00までの13時間の使用予定設定に対して図8に示されるような使用が行われた場合である。
【0087】
この場合、1日の最大稼働時間を6:00〜24:00までの18時間、装置の稼働時間は8:00〜20:00までの13時間、装置の停止設定時間Jh=5時間とすると、この日の1時間当りの使用頻度Avx1は、
Avx1=(x1-1+x1-2+・・・+x1-13)/(18−5)・・・・(5)
となる。ここで、図8は、図1に示される画像形成装置において、単位時間での稼動状況を示すグラフである。
【0088】
所定n日の1時間当りの使用頻度Avxnは、
Avxn={(xn-1+xn-2+・・・+xn-(18-α))/(18−α)・・・・(6)
となる。
【0089】
これにより1日当りの正確な単位時間当りの使用頻度を把握可能になる。
【0090】
次に、消耗ユニットの一例として、前述の現像機ユニット内のトナーカートリッジのトナー量の交換時期予測について図9を参照して説明する。図9は、図1に示される画像形成装置において、トナー搬送モータの総駆動時間と稼動日数の関係を示すグラフである。
【0091】
図9は機器の使用頻度の高いユーザと、低いユーザに対してトナーが無くなるβ日前にカートリッジ交換準備の警告を出す場合の説明図である。
【0092】
ここでは、前述のカートリッジ使用開始からn期めの機器の1日当りの平均使用頻度Av(ave)を使用して、トナー消費量を予測する。
【0093】
カートリッジ内トナー搬送モータ303の総駆動時間Tcをあらかじめ決定されているカートリッジ13内のトナーをすべて搬送し終わるまでの駆動時間Tend903から引いた時間が現在の残されたトナーを搬送できる時間Tr(図9参照)となる。
Tr=Tend−Tc ・・・・(7)
【0094】
ここで、カートリッジ内のトナーがなくなるβ日前に使用ユーザにカートリッジ交換準備の警告を出すとする。ここで、908は、カートリッジ内のトナーがなくなる期間βを表す。
【0095】
図9の901は機器の使用頻度が高い場合の頻度傾きで、902は機器の使用頻度が低い場合の頻度傾きである。
【0096】
この傾きは、前述の平均使用頻度Av(ave)を使用する。903はトナーカートリッジ内のトナーをすべて搬送し終わるまでの駆動時間Tendである。
【0097】
図9中の使用頻度の低い機械のトナーが無くなるβ日前のトナー搬送モータの駆動時間Tr1(906)は、
Tr1=Tend−Tc1 ・・・・(8)
の関係式で表せる。ここで、904は、使用頻度の低い機械のトナーが無くなるβ日前のモータの総駆動時間Tc1である。
【0098】
図9中の使用頻度の高い機械のトナーが無くなるβ日前のトナー搬送モータの駆動時間Tr2(907)は、
Tr2=Tend−Tc2 ・・・・(9)
の関係式で表せる。ここで、905は、使用頻度の低い機械のトナーが無くなるβ日前のモータの総駆動時間Tc2である。
【0099】
ここで、Tr1とTr2の関係は
Tr1<Tr2 ・・・・(10)
の関係がある。
【0100】
よって、トナーが無くなる所定のβ日前にユーザに交換準備を促す場合、装置の使用頻度の差により、トナー搬送モータの使用時間の閾値を変更することで対応できる。
【0101】
次に、図1に示される画像形成装置の消耗品の消費量を遠隔で把握するためのネットワーク環境を図10を参照して説明する。図10は、図1に示される画像形成装置の消耗品の消費量を遠隔で把握するためのネットワーク環境の概略図である。
【0102】
図10に示されるように、ユーザ先の装置として、本発明に係る画像形成装置(本実施形態では、例えば複写機を想定する。)1001,1002,1003がローカルエリアネットワーク(以下LAN)1004に接続されている。
【0103】
また、画像形成装置1001はモデム1007を使用して、電話回線に接続されている。1005はルータで、LAN1004をインターネット/イントラネット1006と結合する。
【0104】
例えば、画像形成装置(複写機)1001での単位時間当りの使用頻度データ、単位日数当りの使用頻度データ、トナーが無くなるβ日前である情報は全て、本出願の特許請求の範囲に記載のネットワークを介して接続された装置として機能するユーザのデータベースサーバ1010に逐一保存される。
【0105】
ここで、前述のトナー搬送モータがトナーが無くなるβ日前の閾値に達した場合は、「トナーが少なくなってきたのでサービスセンターに伝えました」の警告メッセージを操作パネル140上の表示部に表示する。
【0106】
この後、画像形成装置1001,1002,1003から、データベースサーバ1010を介して、LAN、インターネットを経由して、消耗品の供給先であるサービスセンタ1011内のデータベースサーバ1009に情報が送られる。
または、ユーザのデータベースサーバ1010から、モデム1007を介して、電話回線等の公共回線1008を通し、サービスセンタ1011のモデム1007を介してデータベースサーバ1009に送付してもよい。
【0107】
ここで、画像形成装置1001,1002,1003から、データベースサーバ1010を介して、LAN、インターネットを経由して、消耗品の供給先であるサービスセンタ1011内のデータベースサーバ1009に送られる情報は、画像形成装置の使用予定のデータ、画像形成装置に使用される物(例えばトナーカートリッジ)の使用頻度、画像形成装置の稼動可能な時間の予測データ及び画像形成装置の稼動可能な日数のうちの少なくとも1以上の情報を含む。
【0108】
サービスセンタではユーザ先のトナーが無くなるβ日前になったことを例えばデータベースサーバ1009を操作などするための、本出願の特許請求の範囲に記載のネットワークを介して接続された装置として機能するクライアント1013により閲覧することで、リアルタイムでの消耗部品の提供が可能となる。
【0109】
また、データベースサーバ1010から直接消耗部品を発注するようにしてもよい。これによりユーザ先での複写機のダウンタイムを大幅に低減可能で、ユーザ先に大量の予備消耗ユニットを用意する必要も無くなる。
【0110】
さらには、消耗品の状態の正確な把握により自動発注でき複写機の迅速なサービスが可能となるのである。
【0111】
ここで、画像形成装置が、装置の使用頻度にしたがって変更する閾値(例えば図9に示されるTc1やTc2)は、第一の閾値の方が第二の閾値よりも使用量が少ない第一の閾値と第二の閾値とを有し、第一の閾値に達した場合は、画像形成装置の操作パネル140に警告を表すメッセージを表示させるとしても良い。
【0112】
そして、第一の閾値に達した場合に、使用頻度に基づいて稼動可能な期間又は画像形成装置の残り動作回数を操作パネル140に表示するとしても良い。
【0113】
また、画像形成装置は、操作パネル140に稼動可能な期間又は画像形成装置の残り動作回数を表示した後であっても、この期間を、表示後の画像形成装置の稼動状況に応じて更新するとしても良い。
【0114】
また、画像形成装置は、第二の閾値に達した場合は、画像形成装置の使用を禁止すると良い。
【0115】
上記のような第一の閾値と第二の閾値とを有することにより、画像形成装置の利便性を向上させることができる。
【0116】
なお、上記実施形態の説明では、図4、図7に示される、画像形成装置の使用予定を設定するための画面を画像形成装置に表示するとしたが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。
【0117】
すなわち、これらの画面を、データベースサーバ1010又はサービスセンタ1011側のホストコンピュータであるクライアント1013の、本出願の特許請求の範囲に記載の装置表示手段としてのディスプレイに表示するとしても良い。このようにすることによって、例えばサービスセンタ1011側画像形成装置の使用予定を、画像形成装置の設置場所以外であっても、正確に管理することができる。
【0118】
また、上記実施形態では、トナー搬送モータ303の総駆動時間に基づいてトナーカートリッジ内の使用トナーの量を検知したが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。
【0119】
すなわち、トナーカートリッジ内の総使用トナーをトナー残検知センサ211により検知するとしても良い。
【0120】
すなわち、
(トナーカートリッジ内の総使用トナー)=(トナーカートリッジ内の初期トナー量)−(トナー残検知センサ211が検知した残トナー量)
により検知するとしても良い。
【0121】
そして、上記のように検知した使用量を、画像形成装置が実際に使用された時間で割ることにより、正確な画像形成装置の使用頻度を算出することができる。
【0122】
また、上記実施形態では、画像形成装置に使用される物としてトナーカートリッジを例に挙げ、このトナーカートリッジの交換、補給タイミングについて説明したが、本発明において交換、補給の対象となる物はトナーカートリッジに限定されるものではなく、その他にも、例えば、定着ローラのクリーニング用ウェブ、定着ローラに供給するオイル、廃トナーを収納する廃トナーボックスに適用することができる。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればユーザ毎の使用状況に合わせた消耗品の交換、補給タイミングを適切にサービスセンタに通知可能となり、消耗品の不足による装置のダウン等のトラブルを未然に防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を説明する断面構成図である。
【図2】図1に示される画像形成装置の制御部51のブロック図である。
【図3】図1に示される画像形成装置に使用される現像部の概略図である。
【図4】図1に示される画像形成装置において、使用予定として休日の設定を行う際に表示される画面の概略図である。
【図5】図1に示される画像形成装置において、カレンダーIC214を使用して画像形成装置の1日単位での使用頻度を決定する方法の一例の概念図である。
【図6】図1に示される画像形成装置において、カレンダーIC214を使用して設定される画像形成装置の1日単位での使用予定の設定を示す概念図である。
【図7】図1に示される画像形成装置において、休日設定以外の1日当りに機器を使用する時間帯の設定方法の概略図である。
【図8】図1に示される画像形成装置において、単位時間での稼動状況を示すグラフである。
【図9】図1に示される画像形成装置において、トナー搬送モータの総駆動時間と稼動日数の関係を示すグラフである。
【図10】図1に示される画像形成装置の消耗品の消費量を遠隔で把握するためのネットワーク環境の概略図である。
【符号の説明】
1 走査ミラー
2 原稿照明ランプ
3 定着器
4 原稿台ガラス
5 定着ウェブ
6 露光制御部
7 搬送ベルト
8 クリーニング装置
9 感光体ドラム
10 1次帯電器
11 CCDユニット
12 反射ミラー
13 トナーカートリッジ
14 ホッパー
15 現像機
16 ポスト帯電器
17,18,19 搬送ローラ
20 レジストローラ
21 転写帯電器
22 分離帯電器
23 ピックアップローラ
24 給紙ローラ
25 分離ローラ
26 右カセット
27 ピックアップローラ
28 給紙ローラ
29 分離ローラ
30 ピックアップローラ
31 給紙ローラ
32 分離ローラ
33 下段カセット
34 上段カセット
35 左カセット
36 分離ローラ
37 給紙ローラ
38 ピックアップローラ
39 下ローラ
40 定着上ローラ
41 排紙ローラ
42,43 走査ミラー
44 排紙フラッパ
45 反転ローラ
46 下搬送パス
47 反転パス
48 再給紙トレイ
51 制御部
100 画像形成装置本体
140 操作パネル
201 CPU
202 アドレスデコーダおよびドライバー
203 ROM
204 RAM
205 I/O
206 画像処理部
207 モータ類
208 クラッチ類
209 ソレノイド類
210 紙検知センサ類
211 トナー残検知センサ
213 ビーム検知センサ
214 カレンダーIC
215 モデム
216 ネットワークI/F
217 公衆回線
218 ローカルエリアネットワーク
219 高圧制御部
301 トナー搬送スクリュー
302 トナーセンサ
303 トナー搬送モータ
304 現像器内トナーセンサ
305 トナー搬送モータ
306 マグネットローラ駆動クラッチ
307 マグネットローラ
401 第1週表示
402 第2週表示
403 第3週表示
404 第4週表示
405 第5週表示
406 液晶画面
407 表示カレンダー
501 第1期
502 第2期
701 ポインタ
702 使用時間
703 時間帯
704 液晶画面
705 カレンダー
706 部分
707 画面
901 機器の使用頻度が高い場合の頻度傾き
902 機器の使用頻度が低い場合の頻度傾き
903 駆動時間Tend
904 使用頻度の低い機械のトナーが無くなるβ日前のモータの総駆動時間Tc1
905 使用頻度の低い機械のトナーが無くなるβ日前のモータの総駆動時間Tc2
906 使用頻度の低い機械のトナーが無くなるβ日前のトナー搬送モータの駆動時間Tr1
907 使用頻度の高い機械のトナーが無くなるβ日前のトナー搬送モータの駆動時間Tr2
908 カートリッジ内のトナーがなくなる期間β
1001,1002,1003 画像形成装置
1004 ローカルエリアネットワーク
1005 ルータ
1006 インターネット/イントラネット
1007 モデム
1008 公共回線
1009 データベースサーバ
1010 データベースサーバ
1011 サービスセンタ
1013 クライアント

Claims (26)

  1. 情報を表示する表示手段と、
    画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出手段と、
    前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知手段と、
    前記画像形成装置の使用予定のデータを、秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力する使用予定入力手段と、
    前記使用予定入力手段により入力された使用予定のデータを記憶する記憶手段と、
    前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出手段と、
    該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置に使用される物は、
    前記画像形成装置に使用される、補給若しくは交換可能な消耗品である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記物の使用量は、該物が画像形成装置に使用され始めてからの総使用量である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記物の使用量は、物の使用回数を含む請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記算出手段は、
    前記使用予定のデータに基づいて、所定の期間内において前記画像形成装置が使用された期間を算出し、
    前記使用量を前記画像形成装置が使用された期間により除することによって、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記変更手段は、
    前記物の単位時間あたりの使用量に基づいて、該物の使用を終了すべき時を算出し、
    該算出した時から所定時間前の時における前記物の量を閾値とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記物の使用量が、前記物の使用回数である場合において、
    前記算出した時から所定時間前の時における前記物の使用回数が、
    前記算出した時から所定時間前の時の直前又は直後における前記物の使用回数である請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記使用予定入力手段が、タッチパネルであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記装置が画像を表示する装置表示手段を備え、該装置表示手段に、前記使用予定を入力するための入力画面が表示され、該装置から前記使用予定のデータを入力可能である請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記物がトナーカートリッジであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記物の使用量が、前記トナーカートリッジのトナーの使用量である場合において、
    前記検出手段が、トナーカートリッジからトナーを供給するための駆動モータの駆動時間を前記物の使用量とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記物の使用量が、前記トナーカートリッジのトナーの使用量である場合において、
    前記検出手段が、該トナーカートリッジのトナーの残量を検知する残検知センサであり、
    前記物の使用量として、前記トナーカートリッジの使用開始時のトナー量から前記残検知センサの検知量を引いた値とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記通知手段は、
    前記画像形成装置の使用予定のデータ、前記単位時間あたりの使用量、画像形成装置の稼動可能な時間の予測データ及び画像形成装置の稼動可能な日数のうちの少なくとも1以上の情報を前記装置に通知する請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記通知を受信した装置は、
    前記物の発注処理を行なう請求項1から13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記閾値は、第一の閾値の方が第二の閾値よりも使用量が少ない第一の閾値と第二の閾値とを有し、
    前記第一の閾値に達した場合は、前記表示手段に警告を表すメッセージを表示させる請求項1から14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記第一の閾値に達した場合に、前記算出手段により算出された単位時間あたりの使用量に基づいて稼動可能な期間を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記表示された稼動可能な期間は、表示後の画像形成装置の稼動状況に応じて更新されることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記第二の閾値に達した場合は、画像形成装置の使用を禁止することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記第一の閾値に達した場合に、第一の閾値に応じて決定される画像形成装置の残り動作回数を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項15から18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記表示された残り動作回数は、表示後の画像形成装置の稼動状況に応じて更新されることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記物が、定着ローラのクリーニング用ウェブを含む請求項1から20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 前記物が、定着ローラに供給するオイルを含む請求項1から21のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  23. 前記物が、廃トナーを収納する廃トナーボックスを含む請求項1から22のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  24. 画像形成装置が、
    画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出工程と、
    前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知工程と、
    秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力された前記画像形成装置の使用予定のデータを記憶する記憶工程と、
    前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出工程と、
    該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
  25. 画像形成装置を、
    情報を表示する表示手段、
    画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出手段、
    前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知手段、
    秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力された前記画像形成装置の使用予定のデータを記憶する記憶手段、
    前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出手段、及び、
    該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更手段として機能させるための画像形成プログラム。
  26. 画像形成装置を、
    情報を表示する表示手段、
    画像形成装置に使用される物の使用量を検出する検出手段、
    前記物の使用量が所定の閾値に達したときに、ネットワークを介して接続された装置に、前記物の使用量が所定の閾値に達した旨の通知を発する通知手段、
    秒、時間、日、週、月及び年の単位のうちの少なくとも1以上の単位を用いて入力された前記画像形成装置の使用予定のデータを記憶する記憶手段、
    前記使用量と前記使用予定のデータから、前記物の単位時間あたりの使用量を算出する算出手段、及び、
    該算出された単位時間あたりの使用量に基づき前記閾値を変更する変更手段として機能させるための画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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