JP2019055552A - 画像形成装置及び消耗品管理システム - Google Patents

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健太 塚平
Kenta Tsukahira
健太 塚平
正紀 植木
Masanori Ueki
正紀 植木
二澤 幸生
Yukio Futazawa
幸生 二澤
和貴 柴野
Kazuki Shibano
和貴 柴野
知規 住田
Tomonori Sumida
知規 住田
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Abstract

【課題】複数の消耗品の交換時期を合わせることを可能とした画像形成装置及び消耗品管理システムを提供する。【解決手段】同一又は異なる画像形成装置における複数の消耗品の交換時期を予測する予測部2021と、予測部によって予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択部2022と、選択部によって選択された他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節部2024と、を備える。【選択図】図9

Description

この発明は、画像形成装置及び消耗品管理システムに関する。
従来、画像形成装置においては、消耗品の交換に関連する技術として例えば特許文献1等に開示されたものが既に提案されている。
特許文献1は、ネットワークに接続された画像形成装置であって、ネットワークに接続された他の画像形成装置と通信を行う通信部と、各種表示を行う表示部と、通信部を介して他の画像形成装置と通信を行い、他の画像形成装置における互換性を有する消耗品もしくは部品の使用可能量と使用頻度についての情報を取得し、補充あるいは交換の時期が近づいた消耗品もしくは部品に関して、他の画像形成装置における互換性のある消耗品もしくは部品の中で、使用可能量と使用頻度から推定される他の画像形成装置における使用可能期間が長いものを補充あるいは交換の候補として選択して表示部に表示する制御部と、備えるように構成したものである。
特開2009−111822号公報
この発明の目的は、複数の消耗品の交換時期を合わせることを可能とした画像形成装置及び消耗品管理システムを提供することにある。
請求項1に記載された発明は、同一又は異なる画像形成装置における複数の消耗品の交換時期を予測する予測手段と、
前記予測手段によって予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節手段と、
を備える画像形成装置である。
請求項2に記載された発明は、前記選択手段は、前記他の消耗品を表示する表示手段を備える請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載された発明は、ユーザは、前記表示手段に前記他の消耗品が複数表示された場合、複数の前記他の消耗品からいずれか1つ以上を選択可能である請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載された発明は、前記交換予定消耗品の交換時期を指定する指定手段を備える請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載された発明は、前記指定手段は、指定された前記交換予定消耗品の交換時期を変更又は解除可能である請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載された発明は、前記調節手段は、前記指定手段によって指定された交換時期に基づいて前記他の消耗品の消耗度合いを調節する請求項4又は5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載された発明は、前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の消耗度合いが調節不可能な場合、前記調節手段は、前記消耗度合いが調節不可能な前記他の消耗品と交換時期が一致するように前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節する請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載された発明は、複数の消耗品を有し、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、
前記複数の画像形成装置における前記消耗品の交換時期を前記ネットワークを介して管理する管理サーバーと、
を備え、
前記管理サーバーは、
同一又は異なる前記画像形成装置における複数の消耗品の交換時期を予測する予測手段と、
前記予測手段によって予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節手段と、
を有する消耗品管理システムである。
請求項1に記載された発明によれば、複数の消耗品の交換時期を合わせることを可能とした画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記予測手段によって予測された交換予定消耗品と交換時期が予め定められた範囲内にある他の消耗品を表示する表示手段を備えない場合に比較して、他の消耗品を容易に選択することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記選択手段は、前記表示手段に表示された消耗品から前記他の消耗品を選択しない場合に比較して、他の消耗品を容易に選択することができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記交換予定消耗品の交換時期を指定する指定手段を備えない場合に比較して、交換予定消耗品の交換時期を指定することができる。
請求項5に記載された発明によれば、前記指定手段は、指定された前記交換予定消耗品の交換時期を変更又は解除可能でない場合に比較して、交換予定消耗品の消耗度合いの変動に対応することができる。
請求項6に記載された発明によれば、前記調節手段は、前記指定手段によって指定された交換時期に基づいて前記他の消耗品の消耗度合いを調節しない場合に比較して、消耗品の交換時期の自由度を向上させることができる。
請求項7に記載された発明によれば、前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の消耗度合いが調節不可能な場合、前記調節手段は、前記消耗度合いが調節不可能な前記他の消耗品と交換時期が一致するように前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節しない場合に比較して、消耗度合いが調節不可能な消耗品が存在する場合であっても、複数の消耗品の交換時期を合わせることができる。
請求項8に記載された発明によれば、複数の消耗品の交換時期を合わせることを可能とした消耗品管理システムを提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る消耗品管理システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画像形成部を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す構成図である。 トナー濃度センサの出力の変化を示すグラフである。 トナー濃度センサの出力の変化を示すグラフである。 画像形成装置の制御装置を示すブロック図である。 管理サーバーの構成を示すブロック図である。 管理サーバーの構成を示す機能ブロック図である。 トナー残量を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る消耗品管理システムの動作を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る消耗品管理システムの表示部を示す図表である。 この発明の実施の形態1に係る消耗品管理システムの動作を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る消耗品管理システムの動作を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る消耗品管理システムの動作を示すフローチャートである。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る消耗品管理システムを示す構成図である。
<消耗品管理システムの全体の構成>
消耗品管理システム200は、図1に示されるように、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワーク201を介して消耗品を管理する管理サーバー202とデータ通信可能に接続された複数の画像形成装置1,1,1・・・等を備えている。管理サーバー202は、複数の画像形成装置1,1,1・・・における消耗品の交換時期を管理する管理サービスを提供するコンピュータである。また、消耗品管理システム200は、管理サーバー202を備えずに複数の画像形成装置1,1,1・・・同士がデータ通信可能に接続されたシステムで、各画像形成装置1,1,1・・・が互いに消耗品の交換時期を管理するものであっても良い。この場合、複数の画像形成装置1,1,1・・・は、消耗品を注文するデータを図示しない消耗品の配送元へと送信することになる。
複数の画像形成装置1,1,1・・・は、例えば、同一又は異なる複数のユーザーの元に配置される。複数の画像形成装置1,1,1・・・は、同一機種のものであっても異なる機種のものであっても良い。例えば、ネットワーク201が1つの会社のLANであり、LANを介して複数の画像形成装置1,1,1・・・が互いに通信可能に接続されている場合である。あるいは、ネットワーク201がインターネットであり、同一のビルや同じビルの同一フロアにおける複数の会社において、複数の画像形成装置1,1,1・・・がインターネットを介して互いに通信可能に接続されている場合などであっても良い。なお、これらは一例であって、ネットワーク201を介して互いにデータ通信可能に接続された複数の画像形成装置1,1,1・・・を備えていれば、その態様は限定されない。
<画像形成装置の全体の構成>
図2及び図3は、実施の形態1に係る消耗品管理システム200を適用した画像形成装置1を示すものである。図1はその画像形成装置1の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置1における要部(作像装置など)を拡大して示している。
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する画像形成部の一例としての複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置30と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。なお、図中の1aは画像形成装置1の装置本体を示し、この装置本体1aは支持構造部材や外装カバーなどで構成されている。また、図中の破線は、装置本体1a内において記録用紙5が搬送される主な搬送経路を示す。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。これらの4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、装置本体1aの内部空間において傾斜した状態で1列に並べた状態となるよう配置されている。4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、イエロー(Y)の作像装置10Yが鉛直方向に沿った上方に位置して相対的に高く、ブラック(K)の作像装置10Kが相対的に低くなる位置に存在している。
4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、図2や図3に示されるように、像保持体の一例としての回転する感光体ドラム11を備えており、この感光体ドラム11の周囲に、次のようなトナー像形成手段の一例としての各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光体ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光体ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する静電潜像形成手段の一例としての露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤4のトナーで現像してトナー像にする現像手段の一例としての現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写手段の一例としての一次転写装置15(Y,M,C,K)と、一次転写後における感光体ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16(Y,M,C,K)等である。尚、図2中、感光体ドラム11や帯電装置12等を示す符号は、イエロー(Y)の作像装置10Yにのみ付して他の作像装置10(M,C,K)においては省略する。
感光体ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光体ドラム11は、図示しない駆動装置から駆動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するよう支持されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触した状態で配置される接触型の帯電ロールで構成される。帯電装置12は、その表面を清掃する清掃ロール121を有している。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。なお、帯電装置12としては、感光体ドラム11の表面に非接触状態で配置されるスコロトロン等の非接触型の帯電装置を用いてもよい。
露光装置13は、感光体ドラム11の軸方向に沿って配列された複数の発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)により感光体ドラム11に画像情報に応じた光を照射して静電潜像を形成するLEDプリントヘッドからなる。なお、露光装置13としては、画像情報に応じて構成されるレーザー光を感光体ドラム11の軸方向に沿って偏向走査するものを用いても良い。
現像装置14(Y,M,C,K)はいずれも、図3に示されるように、開口部と現像剤4の収容室が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光体ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロール141と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール141を通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材142,143と、現像ロール141に保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材144などを配置して構成したものである。この現像装置14には、現像ロール141と感光体ドラム11の間に現像バイアス電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール141や攪拌搬送部材142,143は、図示しない駆動装置から駆動力が伝達されて所要の方向に回転する。さらに、4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
一次転写装置15(Y,M,C,K)は、図2に示されるように、感光体ドラム11の周囲に中間転写ベルト21を介して接触し回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置16は、図3に示されるように、一部が開口する容器状の本体160と、一次転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板161と、清掃板161で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材162等で構成されている。清掃板161としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
中間転写装置20は、図2に示されるように、各作像装置10(Y,M,C,K)の上方の位置に存在するよう配置される。この中間転写装置20は、感光体ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜25と、ベルト支持ロール22に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写手段の一例としての二次転写装置26と、二次転写装置26を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置27とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は二次転写の背面支持ロールとして構成され、ベルト支持ロール23は図示しない駆動装置によって回転駆動される駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール24は中間転写ベルト21の画像形成面を形成する面出しロールとして構成され、ベルト支持ロール25は中間転写ベルト21に張力を付与する張力付与ロールとして構成される。
二次転写装置26は、中間転写装置20におけるベルト支持ロール22に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置において、中間転写ベルト21の周面に接触して回転するとともに二次転写用電圧が供給される二次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。また、二次転写ロール26又は中間転写装置20のベルト支持ロール22には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として図示しない電源装置から供給される。
ベルト清掃装置27は、一部が開口する容器状の本体270と、二次転写後の中間転写ベルト21の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板271と、清掃板271で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収装置に送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材272等で構成されている。清掃板271としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
定着装置40は、記録用紙5の導入口及び排出口が形成された図示しない筐体の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態の加熱用回転体41と、この加熱用回転体41の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して回転するロール形態又はベルト形態の加圧用回転体42などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱用回転体41と加圧用回転体42が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部となる。
給紙装置30は、作像装置10(Y,M,C,K)の鉛直方向に沿った下方側の位置に存在するよう配置される。この給紙装置30は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する複数(又は単数)の用紙収容体31と、用紙収容体31から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置32とで主に構成される。用紙収容体31は、例えば、図示しないガイドレールによって装置本体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
記録用紙5としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙やトレーシングペーパー等の薄紙、あるいはOHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録用紙5の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等の坪量が相対的に大きい所謂厚紙なども好適に使用することができる。
給紙装置30と二次転写装置26との間には、図2に示されるように、給紙装置30から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する単数又は複数の用紙搬送ロール対33や図示しない搬送ガイドで構成される給紙搬送路34が、装置本体1aの左側面に鉛直方向に沿って設けられている。給紙搬送路34において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対33は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、二次転写装置26と定着装置40との間には、二次転写装置26から送り出される二次転写後の記録用紙5を定着装置40まで搬送するための用紙搬送路35が設けられている。さらに、装置本体1aに形成される用紙の排出口に近い部分には、定着装置40から出口ロール36により送り出される定着後の記録用紙5を装置本体1aの上部の用紙排出部37に排出するための用紙排出ロール対38を備えた排出搬送路39が設けられている。
定着装置40と用紙排出ロール対38との間には、用紙搬送路を切り替える切替ゲートGを備えている。用紙排出ロール対38は、その回転方向が正転方向(排出方向)と逆転方向に切り替え可能に構成されている。記録用紙5の両面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成された記録用紙5の後端が切替ゲートGを通過した後、用紙排出ロール対38の回転方向を正転方向(排出方向)から逆転方向に切り替える。用紙排出ロール対38によって逆転方向に搬送される記録用紙5は、切替ゲートGによって用紙搬送路が切り替えられ、装置本体1aの側面に沿って略鉛直方向に沿うように形成された両面用搬送路48へと搬送される。両面用搬送路48は、表裏を反転させた状態で記録用紙5を用紙搬送ロール対33へと搬送する用紙搬送ロール対49と図示しない搬送ガイド等を備えている。なお、符号49aは下方に位置する用紙収容体31や図示しない手差しトレイから給紙される記録用紙5を用紙搬送ロール対33へと搬送する用紙搬送ロール対を示している。
図2中、符号145(Y,M,C,K)は、紙面に直交する方向に沿って配置され、対応する現像装置14(Y,M,C,K)に供給する少なくともトナーを含む現像剤を収容した現像剤容器の一例としてのトナーカートリッジをそれぞれ示している。
また、図2中符号100は、画像形成装置1の動作を統括的に制御する制御装置を示している。制御装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、あるいはこれらCPUやROM等を接続するバス、通信インターフェイスなどを備えている。制御装置100については、後に詳述する。
<画像形成装置の動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
ここでは、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するフルカラーモードにおける動作を説明する。
画像形成装置1は、制御装置100によって制御され、図示しないユーザインターフェイスやプリンタドライバ等からフルカラーの画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置26、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、図2及び図3に示されるように、まず各感光体ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光体ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光体ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光を照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)が、感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを現像ロール141からそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15(Y,M,C,K)が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わされるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10(Y,M,C,K)では、ドラム清掃装置16が付着物を掻き取るように除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。これにより、各作像装置10(Y,M,C,K)は、次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置30では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路34に送り出す。給紙搬送路34では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対33が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置26が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置27が二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21から剥離された後に用紙搬送路35を介して定着装置40まで搬送される。定着装置40では、回転する加熱用回転体41と加圧用回転体42との間の接触部に二次転写後の記録用紙5を導入して通過させることにより、必要な定着処理(加熱及び加圧)を施して未定着のトナー像を記録用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、用紙排出ロール対38により、装置本体1aの上部に設置された用紙排出部37に排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙5が出力される。なお、画像形成装置1では、ブラック(K)の作像装置10Kのみを用いて記録用紙5にモノクロの画像を形成しても勿論よい。
<画像形成装置の特徴部分の構成>
図4はこの実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す構成図である。
トナー補給装置90(Y,M,C,K)は、図4に示されるように、トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)の下方に配置されている。トナー補給装置90(Y,M,C,K)は、トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)から供給されるトナーを一時的に貯留する貯留タンク等からなる貯留部材91と、貯留部材91に一時的に貯留されたトナーを現像装置14(Y,M,C,K)へと搬送するスクリューオーガや搬送パイプ等からなる搬送部材92とを備えている。トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)は、その内部に収納されたトナーを攪拌しつつ図示しないトナー供給口へと搬送する図示しない攪拌搬送部材を有している。トナー補給装置90(Y,M,C,K)及びトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)は、駆動手段としてのトナー補給モータ93により個別に駆動される。トナー補給装置90(Y,M,C,K)の貯留部材91には、当該貯留部材91内におけるトナーの有無を検知するトナー検知センサ151が設けられている。
また、各現像装置14(Y,M,C,K)は、図3及び図4に示されるように、内部に収容された現像剤4のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ148を備えている。このトナー濃度センサ148は、トナーカートリッジ145内のトナー量に応じて変化する値を検知する検知手段を構成している。トナー濃度センサ148としては、例えば、現像剤4の透磁率を測定することにより現像装置14内の現像剤4中のトナー濃度を検知するものが用いられる。トナー濃度センサ148の出力は、例えば、図5に示されるように、トナー濃度が高くなるに従って出力が低下するように変化する。現像装置14内のトナー濃度は、図6に示されるように、通常は略一定の値を維持するように制御されているが、トナーカートリッジ145内のトナー残量が減少し空に近くなると、現像装置14に供給されるトナーの量が減少し現像装置14内のトナー濃度が徐々に低下してトナー濃度センサ148の出力が増加する。したがって、現像装置14内のトナー濃度をトナー濃度センサ148により検知することで、トナーカートリッジ145内のトナー残量を実測により検知することが可能となる。
図7はこの実施の形態に係る画像形成装置の制御装置100を示すブロック図である。
図7において、101は画像形成装置1の全体の動作を統括して制御する制御手段としての制御部を示すものであり、制御部101はコントローラーとしての機能を備えている。また、この制御部101は、トナーカートリッジ145内のトナー量を予測する予測因子に基づいてトナーカートリッジ145内のトナー量(残量)を判定する第1の現像剤量判定手段としての機能と、トナーカートリッジ145内のトナー量に応じて変化する値を実測した実測因子に基づいてトナーカートリッジ145内のトナー量(残量)を判定する第2の現像剤量判定手段としての機能と、予め定められた期間における画像形成装置1の使用状況を判定する使用状況判定手段としての機能を兼ね備えている。また、制御部101は、時計を内蔵しており、日付や時刻を管理している。102は画像形成装置1の動作を制御するためのプログラムやパラメータ、テーブルあるいはデータ等を記録するROMやRAM等からなる記憶部を示している。
103は画像形成装置1に使用するユーザが記録用紙5のサイズやプリント枚数、モノクロやフルカラー等の画像形成条件を入力するための操作を行うとともに、ユーザに対してトナーカートリッジ145の交換や交換の準備を促すメッセージなどを表示する液晶表示パネル等からなる表示部を備えたユーザインターフェイス等からなる操作表示部を示している。
操作表示部103は、消耗品管理システム200において、後述するように、予測手段によって予測された消耗品の交換時期が現在の時刻から予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対して交換時期を一致させる他の消耗品を表示し、表示された他の消耗品の中からいずれか1つ以上の他の消耗品を選択する選択手段としての機能をも備えている。
104は画像形成装置1がカラー複写機として機能する場合に原稿の画像を読み取る画像読取部、105は画像読取部104で読み取られるか又は外部から送られてくる画像情報(データ)を一時的に記憶する画像記憶部、106は画像記憶部105に記憶された画像データに対して所要の画像処理を施す画像処理部、107は画像処理部106で所要の画像処理が施された画像データに基づいて画像形成(プリント)動作を行う画像形成手段としての画像形成部(印刷部)、108はネットワーク201を介して管理サーバー202や他の画像形成装置1,1,1・・・とデータ通信を行う通信部をそれぞれ示している。
図4は上述した制御部101の一部の構成を機能ブロックとして併せて示している。
画像データ制御部111は、画像形成時、画像記憶部105に記憶された画像データを読み出して露光装置13及び画像ピクセルカウント部112へ出力する。
画像ピクセルカウント部112は、画像データ制御部111から出力される画像データに基づいて、例えば、1ページ当たりの記録用紙5に形成すべき画素数であるピクセル数を計数する。画像ピクセルカウント部112は、計数した画像のピクセル数を画像ピクセル数積算部113及びトナー補給制御部114へ出力する。画像ピクセル数積算部113は、画像ピクセルカウント部112から出力される画像のピクセル数を累積的に加算し、画像のピクセル数の積算値を算出する。また、トナー補給制御部114は、画像ピクセルカウント部112により計数された画像のピクセル数に基づいてトナー補給時間の算出等を行う。
トナー補給制御部114は、トナー補給装置90のトナー補給モータ93に駆動信号を出力し、トナー補給モータ93を所要の時間だけ駆動することによりトナーの補給動作を実行する。また、トナー補給制御部114から出力される駆動信号は、トナー補給時間積算部115に入力され、トナー補給時間積算部115によってトナー補給装置90の各トナー補給モータ93が駆動される時間であるトナー補給時間の積算値が算出される。
トナー空検知部116は、例えば、各現像装置14に設けられたトナー濃度センサ148から出力される検知信号に基づいて、トナーカートリッジ145内のトナー残量(トナーの空状態)を実測により検知する。即ち、トナー空検知部116は、例えば、トナー補給制御部114から出力される駆動信号に基づいてトナー補給モータ93を駆動した後、トナー濃度センサ148により検知される現像装置14内のトナー濃度に基づいて、例えば、トナーカートリッジ145内にトナーが無い空状態(交換状態)か、或いはトナーカートリッジ145内のトナー残量が予め定められた空状態に近い状態(交換準備状態)であるか否か等を検知する。
一方、トナー残量検知部117は、画像ピクセル数積算部113によって積算された画像のピクセル数の積算値、又はトナー補給時間積算部115によって積算されたトナー補給時間の積算値等に基づいて、トナーカートリッジ145内のトナー残量を予測することにより検知する。
また、トナー残量検知部117は、画像データ制御部111が画像形成時に画像記憶部105に記憶された画像データを読み出す情報に基づいて、当該画像データによって記録用紙5に画像を形成するために回転駆動される感光体ドラム11の回転数の積算値を検知する。さらに、トナー残量検知部117は、感光体ドラム11の回転数の積算値に応じて、当該感光体ドラム11の光導電性層(感光層)の膜厚や帯電ロール12の被覆層の厚みを求め、感光体ドラム11や帯電ロール12の交換時期を検知する機能をも有している。
<消耗品管理システムの特徴部分の構成>
個々の画像形成装置1は、図2に示されるように、上述した如く、各作像装置10(Y,M,C,K)を構成する感光体ドラム11や帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15、ドラム清掃装置16、あるいは二次転写装置20、給紙装置30、定着装置40などの種々の装置、又はトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)などの複数の部材から構成されている。これらの装置や部材は、個々の画像形成装置1が画像形成動作を実行することにより徐々に消耗する消耗品である。これらの消耗品は、寿命に達すると所要の性能(画質など)を維持することができなくなるため、新たなものと交換される。ここで、消耗品とは、内部に収容されたトナーが消費されるトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)などの所謂消耗品に限らず、感光体ドラム11、帯電装置12の帯電ロールや清掃ロール121、あるいは給紙装置30の用紙搬送ロール対33、更には用紙排出ロール対38等のように、画像形成動作に伴って徐々に摩耗する交換部品をも含むものである。例えば、感光体ドラム11は、画像形成動作に伴って光導電性層(感光層)の膜厚が徐々に減少し、感光層の膜厚が所要の閾値以下になると、画像の濃度低下やかぶりなどが生じて所要の画質を維持することができなくなるため、新たなものと交換する必要が生じる。同様に、帯電装置12や給紙装置30なども、画像形成動作に伴って帯電ロールや用紙搬送ロール対33あるいは用紙排出ロール対38等が徐々に摩耗して外径が減少すると、所要の帯電性能や搬送性能を維持することができなくなるため、新たなものと交換される。
通常、個々の消耗品は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)などのように、同一の部材であっても、形成する画像の色彩や濃度等に依存してまったく個別に消費されるものであるため、トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)の交換時期は区々となる。もちろん、個々の消耗品が感光体ドラム11や帯電装置12のように異なる部材である場合には、各消耗品が個別に使用されて個別に摩耗するため、交換時期は区々となる。そのため、同一又は異なる複数の画像形成装置1,1,1・・・では、複数の消耗品の交換時期が個々の画像形成装置1,1,1・・・毎に、あるいは同一の画像形成装置1内であってもまったく異なるのが実情である。その結果、同一又は複数の画像形成装置1,1,1・・・では、複数の消耗品の交換時期が区々となり、消耗品の注文を行うユーザーや消耗品の配送を行う会社等にとって、消耗品の注文や配送あるいは交換作業を消耗品が交換時期に達するたびに行う必要があり煩雑となる。一方、複数の消耗品であっても、交換時期が所要の期間内に到来する場合がある。
そこで、この実施の形態では、ネットワーク201に接続されている複数の画像形成装置1,1,1・・・において、それぞれの消耗品の消耗度を一括して管理し、複数の消耗品を略同時に使い切るように消耗品の使用量を調整するように構成されている。そして、同一又は複数の画像形成装置1,1,1・・・において消耗品の使用量を調整することにより、複数の消耗品の交換時期を合わせるように構成されている。
この実施の形態に係る消耗品管理システム200は、図1に示されるように、ネットワーク201に接続された管理サーバー202と複数の画像形成装置1,1,1・・・を備えている。複数の画像形成装置1,1,1・・・における消耗品の交換時期の管理は、基本的に、管理サーバー202で行われるが、個々の画像形成装置1,1,1・・・において実行するように構成しても良い。ここでは、複数の画像形成装置1,1,1・・・における消耗品の交換時期の管理を管理サーバー202が行う場合について説明する。また、この実施の形態では、主に、消耗品の例としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)に適用した場合について説明するが、一部では感光体ドラム11の交換等についても言及する。ただし、消耗品としては、トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)に限定されるものではなく、感光体ドラム11や帯電装置12、あるいは用紙搬送ロール対33等であっても良いことは勿論である。
この実施の形態では、管理サーバー202が複数の画像形成装置1,1,1・・・におけるトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)や感光体ドラム11等の交換時期を管理する機能を備えている。管理サーバー202は、同一又は異なる画像形成装置1,1,1・・・における複数のトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)の交換時期を予測する予測手段と、予測手段によって予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択手段と、選択手段によって選択された他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節手段としての機能を備える。なお、ここで、交換予定消耗品とは、予測手段が最初に交換時期が到来することを予測した消耗品を意味する。また、他の消耗品は、交換予定消耗品に対して交換時期を一致させる他の消耗品である。他の消耗品は、この実施の形態においてトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)である必要はなく、感光体ドラム11や帯電装置12(帯電ロール)などであっても良い。
図8は管理サーバー202のハードウェア構成を示すブロック図である。
管理サーバー202は、図8に示されるように、大別して、制御部221と、記憶部222と、表示部223と、操作部224と、通信部225とを備えている。表示部223は、例えば、液晶表示パネル等からなるディスプレイ装置を有している。表示部223は、管理サーバー202を操作するための各種の管理画面を表示する。操作部224は、キーボードやマウスなど、管理サーバー202を操作するための入力装置を有している。通信部225は、ネットワーク201に接続されており、ネットワーク201を介して複数の画像形成装置1,1,1・・・とデータ通信を行う通信インターフェースとして機能する。制御部221は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、記憶部222に記憶されている消耗品の交換時期の管理プログラムを実行する。
記憶部222は、例えばハードディスク装置等を有しており、管理サーバー202の機能を実現する管理プログラムを記憶する。制御部221が、記憶部222に記憶されている管理プログラムを実行することにより、管理サーバー202としての機能が実現される。また、制御部221が、記憶部222に記憶されている消耗品の管理プログラムを実行すると、複数の画像形成装置1,1,1・・・から送信される複数の消耗品の交換時期を予測するための消耗品情報を取得し、取得した消耗品情報を記憶する機能や、ステータス情報を接続されている複数の画像形成装置1,1,1・・・から取得する機能、ステータス情報と消耗品情報を複数の画像形成装置1,1,1・・・へ送信する機能などが実現する。
(サーバー装置202の機能構成)
図9は、記憶部222に記憶されているプログラムを制御部221が実行することにより実現される複数の機能を示すブロック図である。
管理サーバー202は、同一又は異なる画像形成装置1,1,1・・・における複数の消耗品の交換時期を予測する予測手段の一例としての予測部2021と、予測部2021によって予測された交換時期が現在の時刻から予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対して交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択手段の一例としての選択部2022と、選択部2022が他の消耗品として複数の消耗品を選択した場合に、複数の消耗品の中から1つ以上の消耗品を指定する指定手段の一例としての指定部2023と、選択部2022の指定部2023によって選択され指定された他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節手段の一例としての調節部2024とを備えている。調節部2024は、少なくとも交換予定消耗品の消耗度合いを調節するものであれば良く、交換予定消耗品に加えて他の消耗品の消耗度合いをも調節するものであっても良い。また、調節部2024は、他の消耗品の消耗度合いのみを調節するものであっても良い。
予測部2021は、同一又は異なる画像形成装置1,1,1・・・におけるトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)を含む複数の消耗品の交換時期を予測する。予測部2021は、各画像形成装置1,1,1・・・のトナー残量検知部117(図4参照)から出力される信号に基づいて、トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)内のトナー残量が予め定められた空状態に近い状態(交換準備状態)を超えているのか、トナー残量が交換準備状態以下であるのか、トナーが無い空状態(交換状態)であるのか等を予測する。
このとき、予測部2021は、図10に示されるように、各画像形成装置1,1,1・・・のトナー残量検知部117からの信号に基づいて、各画像形成装置1,1,1・・・のトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)毎にトナー残量を示すテーブルやグラフ等を作成して記憶部222に記憶している。そして、予測部2021は、トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)のうち、いずれか1つでもトナー残量が交換準備状態であることを示す閾値である交換準備判定閾値以下に達したと判定すると、図10に示されるように、当該交換準備判定閾値に達したトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)の使用履歴に基づいて直線で近似して、当該交換準備判定閾値に達したトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)の交換時期を予測する。ここで、図10では、横軸としてトナー補給時間積算値を示しているが、制御部101は、予め定められた期間における画像形成装置1の使用状況を判定する使用状況判定手段としての機能を備えており、当該画像形成装置1の使用状況の判定機能に基づいて残りのトナー補給時間積算値を現在からの時間に換算し、交換準備判定閾値に達したトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)の交換時期を日にち及び時間等として予測する。例えば、交換準備判定閾値に達したトナーカートリッジ145Yの交換時期は、○月○日に到来するというように予測される。
同様に、予測部2021は、図11に示されるように、各画像形成装置1,1,1・・・のトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)などすべての消耗品の交換時期を予測する。
図11では、例えば、予測部2021によって現在から最も最初に消耗品の交換時期が到来すると予測された消耗品が画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yとした場合、このイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yが交換予定消耗品となる。同様に、予測部2021は、交換予定消耗品であるイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yよりも後に交換時期が到来する他の消耗品の交換時期をも予測する。ここで、他の消耗品としては、例えば、同じ画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cや異なる画像形成装置Bのブラック(K)のトナーカートリッジ145Kなどが交換時期が続いて到来する消耗品として予測される。
このとき、予測部2021は、図12に示されるように、予測したトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)などの交換時期を管理サーバー202の表示部223及び各画像形成装置1,1,1・・・の操作表示部103に表示する。ユーザは、各画像形成装置1,1,1・・・の操作表示部103を目視することにより、交換予定消耗品であるイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Y及び他の消耗品の交換情報を取得することができる。
なお、予測部2021が予測する消耗品の交換時期は、現在から予め定められた期間内(例えば、20〜30日程度)のものであり、常に複数の消耗品の交換時期が予測される訳ではなく、単一の消耗品の交換時期が予測される場合もある。この場合には、当然、単一の消耗品の交換時期が予測されて表示され、注文や交換作業が実行される。
図12の例では、管理サーバー202の予測部2021が予測した画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yの交換時期が3日後、画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換時期が5日後、画像形成装置Bのブラック(K)のトナーカートリッジ145Kの交換時期が30日後、画像形成装置Bのブラック(K)の感光体ドラム11Kの交換時期が20日後、画像形成装置Cのマゼンタ(M)のトナーカートリッジ145Mの交換時期が15日後と予測された場合を示している。
この図12に示す交換消耗品選択リストは、管理サーバー202の表示部223に表示されるとともに、各画像形成装置1,1,1・・・の操作表示部103にも表示される。通常、ユーザは、各画像形成装置1,1,1・・・の操作表示部103に表示された交換消耗品選択リストを見て、最も早く交換時期が到来する交換予定消耗品である画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yに加えて、交換時期を併せて同時に交換する他の消耗品を1つ以上選択する。ここでは、タッチパネルからなる操作表示部103をユーザが操作することにより、例えば、他の消耗品として交換時期が所要の期間(例えば、5日)以内である同一の画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cを交換の有無により選択する。図12において、便宜上、選択された他の消耗品を「○」、選択されなかった他の消耗品を「×」として図示している。
通常、ユーザは、画像形成装置Aなら画像形成装置Aのように、特定の1台の画像形成装置1を使用すると思われるが、1つのフロアに画像形成装置A、画像形成装置B、画像形成装置C・・・のように複数台の画像形成装置1が存在する場合がある。そのため、ユーザーは、通常使用する特定の1台の画像形成装置1のみではなく、複数台の画像形成装置A,B,C・・・の消耗品の交換時期を把握して管理することが望ましい。
また、図12に例示されるような交換消耗品選択リストは、所要のタイミングで該当する個々の画像形成装置のみではなく、ネットワーク201で接続された複数の画像形成装置1,1,1・・・の操作表示部103に表示される。したがって、消耗品の交換時期が到来した画像形成装置A等のユーザのみではなく、他の画像形成装置B,C・・・のユーザも自己が使用している画像形成装置は勿論のこと、他の画像形成装置の消耗品の交換時期を把握して管理することができる。
なお、管理サーバー202は、表示部223及び各画像形成装置1,1,1・・・の操作表示部103において他の消耗品が選択されたことを検知すると、交換予定消耗品である画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Y及び選択された他の消耗品である画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの注文データを配送会社に対して自動的に送信する。
管理サーバー202の調節部2024は、選択された他の消耗品である画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cと交換時期を合わせるように、交換予定消耗品である画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yの使用量を調節する。
他の消耗品である画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換時期は、当然のことながら交換予定消耗品である画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yの交換時期よりも遅い時期である。管理サーバー202の予測部2021は、図12に示されるように、他の消耗品である画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換時期を予測する。ここで、他の消耗品である画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換時期は、通常の使用状態で使用した場合に、トナーが無い空状態(交換状態)であると予測される時期(日時)である。
管理サーバー202の調節部2024は、画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yにおける使用量を、画像形成装置Aのシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換時期と一致させるように、通信部225を介して該当する画像形成装置Aの制御装置100に制御信号を送信することで実行する。
調節部2024は、交換予定消耗品がトナーカートリッジ145Yである場合、当該トナーカートリッジ145Yからのトナー供給量に関連するパラメータを調節する調節信号を画像形成装置Aの制御装置100に制御信号を送信する。トナーカートリッジ145Yは、基本的に、作像装置10Yの現像装置14Yで消費されるトナー量に応じてイエロー(Y)のトナーを供給するものであり、トナー供給量を一律に減少させるように調節してしまうと画質に影響を与えることになる。
そのため、調節部2024は、画質に影響を与えないか、又は画質に影響を与えても極軽微な状態となるように、該当するトナーカートリッジ145Yからのトナー供給量を減少させるよう調節する。画像形成装置Aは、画像の形成位置や画像の濃度を所要の範囲内に維持して画質を保持するため、予め定められた非画像形成時に、各作像装置10Y,10M,10C,10Kによって中間転写ベルト21上に画質調整用のトナー像(以下、トナーパッチという。)を形成している。トナーカートリッジ145(Y,M,C,K)内のトナーは、トナーパッチの形成によっても消費される。
そこで、調節部2024は、例えば、該当するトナーカートリッジ145Yのイエロー(Y)色のトナーパッチを形成しないか、又はイエロー(Y)色のトナーパッチの濃度を低下させるか、又はイエロー(Y)色のトナーパッチの形成頻度を低下させることなどによって該当するイエロー(Y)トナーカートリッジ145Yの交換時期を調節する。この調整動作は、必ずしも管理サーバー202の調節部2024が実行する必要はなく、対応する画像形成装置の制御部101が実行しても良い。この場合、管理サーバー202の調節部2024は、対応する画像形成装置の制御部101にイエロー(Y)トナーカートリッジ145Yの使用量を調節する指令信号を送信すれば良い。
また、この実施の形態では、図12に示されるような交換消耗品選択リストにおいて、交換時期を一致させる画像形成装置Aにおけるイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Y及びシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換日を指定する交換日指定機能を有している。
この交換日の指定は、図12に示されるような交換消耗品選択リストにおいて、指定交換日を入力することにより行う。この指定交換日は、図14に示されるように、他の消耗品であるシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの交換時期から交換予定消耗品であるトナーカートリッジ145Yの交換時期までの日数において指定することが可能である。
ただし、画像形成装置Aにおけるイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Y及びシアン(C)のトナーカートリッジ145Cの使用状況によっては、一旦指定した指定交換日を変更する必要が生じる場合もある。そこで、指定部2023では、一旦指定した指定交換日を変更することが可能となっている。
これに対して、消耗品が感光体ドラム11や帯電ロール12、あるいは用紙搬送ロール対33等である場合には、図13に示されるように、画像形成動作に伴って感光体ドラム11や帯電ロール12等が回転駆動されることにより、感光体ドラム11の感光体層や帯電ロール12の被覆層等が一定量ずつ摩耗するため、基本的に消耗度合いを調節することができない。
そのため、消耗品が感光体ドラム11や帯電ロール12、あるいは用紙搬送ロール対33等の使用量を調節することが不可能なものである場合には、図13に示されるように、当該使用量を調節することが不可能な他の消耗品の交換時期に、交換予定消耗品である画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yの使用量を調節するように制御される。
<消耗品管理システムの動作>
以下、この消耗品管理システムを適用した画像形成装置の特徴部分の動作である消耗品の交換管理動作について説明する。
まず、管理サーバー202は、図15に示されるように、ネットワーク201を介して接続された複数の画像形成装置1,1,1・・・から複数の消耗品の交換時期に関する情報(データ)を取得する(ステップ101)。
そして、管理サーバー202の予測部2021は、ネットワーク201を介して接続された複数の画像形成装置1,1,1・・・から送信されてくる複数の消耗品の交換時期に関する情報(データ)に基づいて、複数の消耗品の交換時期を予測する(ステップ102)。
管理サーバー202の予測部2021は、予測された複数の消耗品の交換時期のうち、現在から予測された交換時期が予め定められた期間(例えば、5日)以内である消耗品が存在するか否かを判別する(ステップ103)。予測された交換時期が予め定められた期間以内である消耗品が存在しない場合には、ステップ101に戻る。
次に、管理サーバー202の選択部2022は、予測部2021によって予測された複数の消耗品の交換時期に基づき、予測された交換時期が予め定められた期間以内であって最も近い消耗品である交換予定消耗品を特定し(ステップ104)、当該交換予定消耗品に対して交換時期を一致させる他の消耗品を選択する(ステップ106)。それに先立って、管理サーバー202の選択部2022は、予測部2021によって交換時期が予測された複数の消耗品を表示部2025及び操作表示部103に表示する(ステップ105)。
ユーザは、図12に示されるように、管理サーバー202の表示部2025及び操作表示部103に表示された消耗品のリストから、交換予定消耗品と交換時期を一致させる他の消耗品を選択する(ステップ105)。
次に、ユーザは、管理サーバー202の指定部2023によって交換予定消耗品及び選択された他の消耗品の交換時期を指定する(ステップ107)。
すると、管理サーバー202の調節部2024は、図11に示されるように、交換予定消耗品である画像形成装置Aのイエロー(Y)のトナーカートリッジ145Yの使用量を調節する(ステップ108)。
このとき、選択部2022は、予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品が複数存在する場合には、これら複数の他の消耗品のすべてを自動的に選択しても良い。
また、管理サーバー202の選択部2022は、図12に示されるように、交換時期を一致させる他の消耗品が複数存在する場合には、これら複数の他の消耗品を表示部に表示して、ユーザーに選択させるように構成しても良い。ユーザが交換時期を一致させる他の消耗品を選択するように構成した場合、通常、ユーザは、複数の画像形成装置1,1,1・・・のうちのいずれか1つ以上の画像形成装置1を操作するものであって、管理サーバー202を直接操作するものではない。
そこで、ユーザが交換時期を一致させる他の消耗品を選択するように構成した場合には、図12に示されるような交換消耗品選択リストを画像形成装置1の操作表示部103に表示して、ユーザに交換時期を一致させる他の消耗品の選択を促すように構成するのが望ましい。
このように、この実施の形態に係る消耗品管理システムを適用した画像形成装置によれば、複数の消耗品としてのトナーカートリッジ145(Y,M,C,K)や感光体ドラム11等の交換時期を合わせることができる。
なお、前記実施の形態では、管理サーバーが複数の画像形成装置の消耗品の交換時期を管理するように構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の画像形成装置の少なくとも1つ以上の画像形成装置が消耗品の交換時期を管理するように構成しても良い。
また、前記実施の形態では、画像形成装置としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像を形成するフルカラー画像形成装置について説明したが、モノクロの画像を形成する画像形成装置についても同様に適用できることは勿論である。
,1,1…画像形成装置
1a…装置本体
11…感光体ドラム
145…トナーカートリッジ
200…消耗品管理システム
201…ネットワーク
202…管理サーバー

Claims (8)

  1. 同一又は異なる画像形成装置における複数の消耗品の交換時期を予測する予測手段と、
    前記予測手段によって予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、前記他の消耗品を表示する表示手段を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ユーザは、前記表示手段に前記他の消耗品が複数表示された場合、複数の前記他の消耗品からいずれか1つ以上を選択可能である請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記交換予定消耗品の交換時期を指定する指定手段を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記指定手段は、指定された前記交換予定消耗品の交換時期を変更又は解除可能である請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記調節手段は、前記指定手段によって指定された交換時期に基づいて前記他の消耗品の消耗度合いを調節する請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の消耗度合いが調節不可能な場合、前記調節手段は、前記消耗度合いが調節不可能な前記他の消耗品と交換時期が一致するように前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節する請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 複数の消耗品を有し、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と、
    前記複数の画像形成装置における前記消耗品の交換時期を前記ネットワークを介して管理する管理サーバーと、
    を備え、
    前記管理サーバーは、
    同一又は異なる前記画像形成装置における複数の消耗品の交換時期を予測する予測手段と、
    前記予測手段によって予測された交換時期が予め定められた期間以内である交換予定消耗品に対し交換時期を一致させる他の消耗品を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記他の消耗品の交換時期と一致するように少なくとも前記交換予定消耗品の消耗度合いを調節する調節手段と、
    を有する消耗品管理システム。
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