JP5764926B2 - 画像形成装置及び消耗品管理システム - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置及び消耗品管理システムに関するものである。
画像情報に基づいた画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置は、例えば、感光体、帯電装置、現像剤収納容器等の消耗品を備えている。それらの消耗品は、使用に伴って消耗される量が寿命値に達すると、正常に使用できないか又は機能しなくなり、画像の形成に悪影響を与えることになる。
このため、画像形成装置においては、一般にそれら消耗品の消耗量について検出し、その検出される消耗量が予め設定される寿命値に達した時点で、画像を形成する動作を停止させ、寿命値に達した消耗品の交換などが必要なことを表示等の報知手段により利用者に知らせるようにしている。
例えば、電子写真方式等の画像形成方式を採用する画像形成装置における感光体又はそれを含む感光体ユニットについては、その使用により感光体における感光膜の磨耗が進んで感光膜の特性が劣化するのでその交換が必要になる。このため、感光体の寿命を判断してその交換を促すようにしている画像形成装置があるが、その感光体の寿命については具体的に以下の方式により判定することが知られている。
すなわち、帯電ローラに流れる電流値の変動を検出し、その電流値の変動に基づいて感光体の寿命を判定する方式(特許文献1)や、感光体の回転数を検出し、その回転数の総和に基づいて感光体の寿命を判断する方式(特許文献2)や、感光体の帯電電位を検出し、その検出される帯電電位と感光体初期の帯電電位との電位差を求め、その電位差と所定の基準電位とを比較することで感光体の寿命を判定する方式(特許文献3)などが知られている。
また、従来においては、消耗品の寿命に達した時点ですぐに装置が停止することによる不便さ(使用途中で画像形成ができなくなることなど)を解消するため、次のような画像形成装置が提案されている。
すなわち、交換可能な消耗品に対する検知手段が所定値に到達したときに装置を停止して消耗品の寿命警告を行う画像形成装置において、消耗品の交換後から前記所定値に到達する時までの装置の使用状態に基づいて延長寿命量を設定し、その所定値に到達した後に延長寿命量に到達するまでの間に装置の停止を延長するようにした画像形成装置である(特許文献4)。
上記検知手段については、印字枚数、1色または複数色毎の印字イメージまたは印字ピクセルの量の検知を行うことが示され、上記使用状態については、カラー印字とモノクロ印字の比率、印字の濃度、あるいは、使用する用紙の使用比率を参照することが示されている。また、この画像形成装置では、延長寿命が設定されている場合、使用状態を参照して延長寿命を補正するとされている。
そして、この画像形成装置によれば、消耗品の交換後から所定値に到達するときまでの装置の使用状態に基づいて延長寿命を補正して設定することにより、使用途中で装置が突然停止状態になることがなくなり、使用寿命に到達してもしばらくは使用可能となり、しかも最適な条件による寿命延長とできるとされている。
特開平5−53488号公報 特開平5−188674号公報 特開平5−323841号公報 特開2004−45557号公報
この発明は、感光体等の消耗品が予め設定されている寿命に達したと判定されたときに画像形成動作を停止させる処理を禁止して画像形成動作を実行できる期間を延長する処理を行うことを選択する機能がある場合、その延長の処理が選択されていないときには消耗品が寿命に達することを精度よく管理し、その延長の処理が選択されたときには消耗品が延長される寿命に達することを効率よく管理して、画像形成動作を適切に行うことができる画像形成装置及びその画像形成装置を含む消耗品管理システムを提供するものである。
この発明(A1)の画像形成装置は、
消耗品を備え、画像を形成する画像形成手段と、
前記消耗品の消耗量を別々に判断するための複数の指標の変化量をそれぞれ検出する複数の検出手段と、
前記複数の検出手段により検出される各指標の変化量が、各指標に設定されている第一の寿命値のいずれかに達したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記第一の寿命値のいずれか1つに達したと判定されたときに、前記画像形成手段の画像を形成する動作を停止させる処理を行う停止処理手段と、
前記停止処理手段の前記第一の寿命値に基づく停止処理を禁止して画像形成動作を実行できる期間を延長する処理を行うことを選択して設定する延長設定手段と
を有し、
前記判定手段は、前記延長設定手段において延長の処理が設定されたときに、前記複数の指標のうちから特定される1つの指標の変化量が、その特定された指標に設定されている前記第一の寿命値と異なる延長寿命値に達したか否かを判定し、
かつ、前記停止処理手段は、前記判定手段により前記延長寿命値に達したと判定されたときに画像形成動作を停止させるものである。
この発明(A2)の画像形成装置は、上記発明A1の画像形成装置において、情報を記憶する記憶手段を有し、
前記記憶手段には、
前記判定手段において前記複数の検出手段により検出される各指標の変化量が、前記消耗品の使用初期から前記第一の寿命値に至るまでの間で設定されている複数の到達段階のいずれかの段階に達しているか否かの判定が行われたときに、その達したと判定された各指標の到達段階の情報が個別に記憶され、
かつ、前記延長設定手段において延長の処理が設定された情報が記憶されるものである。
この発明(A3)の画像形成装置は、上記発明A2の画像形成装置において、情報を表示する表示手段を有し、
前記表示手段には、
前記延長設定手段により延長の処理が設定されていない期間は、前記判定手段において達したと判定された前記各指標の到達段階の情報が表示され、
かつ、前記延長設定手段により延長の処理が設定された期間は、前記判定手段において達したと判定された前記特定された指標の到達段階の情報が表示されるものである。
この発明(A4)の画像形成装置は、上記発明A1からA3のいずれかの画像形成装置において、前記特定される指標として、前記複数の指標のうちで前記消耗品の消耗量を直接的に判断できる指標を適用するものである。
この発明(A5)の画像形成装置は、上記発明A1からA4のいずれかの画像形成装置において、前記消耗品が感光体又は感光体を含む感光体ユニットであり、前記特定される指標として前記感光体における感光膜厚に関する指標を適用するものである。
この発明(B1)の消耗品管理システムは、上記発明A1からA5のいずれかの画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能に接続され、前記画像形成手段における消耗品の管理をする管理装置とを備え、
前記画像形成装置及び管理装置に、その両者間で情報の送信及び受信をする送受信手段を設け、
前記画像形成装置の前記延長設定手段において延長の処理が設定された期間には、
前記画像形成装置は、前記判定手段の判定情報として前記特定される1つの指標に関する判定情報を前記送受信手段により前記管理装置へ送信し、
かつ、前記管理装置は、前記送受信手段により受信される前記特定される1つの指標に関する判定情報に基づいて前記消耗品の管理を行うものである。
この発明(B2)の消耗品管理システムは、上記発明B1の消耗品管理システムにおいて、前記画像形成装置は、前記判定手段の判断情報として前記各指標の変化量が前記複数の到達段階のいずれかの段階に達したと判定されたときの日時の情報を前記送受信手段により前記管理装置へ送信し、
前記管理装置には、
前記画像形成装置から判定手段の判定情報として送信される、前記各指標の変化量が複数の到達段階のいずれかの段階に達したと判定されたときの日時の情報を前記送受信手段により受信して記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記各指標の変化量が到達段階の各段階に達したと判定されたときの日時の情報に基づいて前記各指標の第一の寿命値に達する日をそれぞれ予測する予測手段と、
前記予測手段により予測される到達日のうち最も早く到来する日を前記消耗品の寿命予測日として前記画像形成装置へ前記送受信手段により送信して通知する通知手段と
を設け、
前記画像形成装置の前記延長設定手段において延長の処理が設定された期間には、
前記予測手段は、前記特定された指標が前記延長寿命値に達する日を予測し、前記通知手段は、前記予測手段により予測された到達日を延長寿命予測日として通知するものである。
上記発明A1の画像形成装置によれば、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択されていないときには消耗品が寿命に達することを精度よく管理し、延長の処理が選択されたときには消耗品が延長される寿命に達することを効率よく管理して、画像形成動作を適切に行うことができる。
上記発明A2の画像形成装置では、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択される前には消耗品が寿命に達することを複数の指標の到達段階に基づいて精度よく管理することができ、また、延長の処理が選択された後には装置本体側に故障を発生させることなく安全かつ確実に管理することができる。
上記発明A3の画像形成装置では、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択される前後の期間における消耗品の消耗状態を利用者が正確に知ることができる。
上記発明A4の画像形成装置では、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択された後における消耗品の寿命管理が効率よくかつ精度よく行われ、消耗品の本来の寿命を超えて画像形成動作が実行されることが防止される。
上記発明A5の画像形成装置では、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択された後における消耗品である感光体の寿命判定が効率よくかつより一層精度よく行われ、感光体の本来の寿命を超えて画像形成動作が実行されることが防止される。
上記発明B1の消耗品管理システムによれば、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択されていないときには画像形成装置における消耗品が寿命に達することを精度よく管理して画像形成装置で形成する画像に不良を発生させないようにし、延長の処理が選択されたときにはその消耗品が延長される寿命に達することを効率よく管理して画像形成装置における故障を発生させないようにして、消耗品を適切に管理しつつ画像形成手段における画像形成動作を適切に実行させることができる。
上記発明B2の消耗品管理システムでは、その構成を有しない場合に比べて、延長の処理が選択される前後の期間における消耗品の各寿命に達する予測日を利用者が知ることができ、利便性が向上する。
実施の形態1に係る画像形成装置、記憶装置及び消耗品管理システムの概要を示すブロック図である。 図1の画像形成装置の概要を示す説明図である。 図1の画像形成装置の検出手段の一部を示す説明図である。 画像形成装置における消耗品の管理動作を示すフローチャートである。 各指標に設定される第一の寿命値(及び延長寿命値)の関係を示す説明図である。 画像形成装置における通知・表示の動作を示すフローチャートである。 各指標の消耗レベルの状況に関する表示例を示す説明図である。 各指標の検出履歴(記憶内容)を示す図表である。 画像形成装置における通信の動作を示すフローチャートである。 記憶装置における寿命日予測・通信の動作を示すフローチャートである。 指標Aの寿命予測日及び延長寿命予測日の予測原理を示す説明図である。 指標B,Cの各寿命予測日の予測原理を示す説明図である。 画像形成装置における消耗品の管理動作の他の構成例を示すフローチャートである。
[実施の形態1]
図1は、この発明を実施する実施の形態1に係る画像形成装置1及び管理装置100の構成例の概要を示している。ここでは、画像形成装置1と管理装置100を組み合わせたシステム全体を消耗品管理システム200と称する。
画像形成装置1は、消耗品3を備え、画像を形成する画像形成部2、画像形成装置全体における各動作等について制御する制御部4、プログラム、データ等を記憶する記憶部5、画像形成部2等の構成部品の状態を検出する検出部6、各種情報を入力及び表示する入力・出力部7、情報の送信及び受信をする通信部8等を有している。画像形成装置1は、例えば、カラープリンタとして構成されている。また、画像形成装置1は、通信部8を通してパーソナルコンピュータ、画像読取装置、記憶媒体読書き装置等の情報端末機器と接続されている。
管理装置100は、装置全体の動作や画像形成装置1における消耗品3の管理動作について制御する制御部101、プログラム、データ等を記憶する記憶部102、情報の送信及び受信をする通信部103、各種情報を入力及び表示する入力・出力部104等を有している。管理装置100は、画像形成装置1と通信手段150により通信可能に接続されている。また、管理装置100は、画像形成装置1に装備されるタイプか、あるいは、画像形成装置1とは物理的に離れた場所に設置されるタイプのものである。通信手段150は、情報信号を送信できる接続配線、電話回線、通信用無線、インターネット回線などを利用して構成される。
画像形成装置1における画像形成部2は、例えば、図2に示すような構成になっている。図2等における符号10は装置本体である筐体、20Y,20M,20C,20Kはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(黒:K)の4色のトナー像をそれぞれ形成する作像装置、符号30は作像装置20(Y,M,C,K)で形成されたトナー像を保持して最終的に被記録材としての記録用紙9に転写する中間転写装置、符号40は所望のサイズ、種類等の記録用紙9を収容して中間転写装置30にある二次転写位置に送り出す給紙装置、符号45はトナー像が転写された記録用紙9を通過させてトナー像の定着を行う定着装置である。図2における一点鎖線は、記録用紙9が筐体10内において搬送されるときの主な搬送経路を示す。
各作像装置20(Y,M,C,K)はいずれも、回転する感光ドラム21を備えており、この感光ドラム21の周囲に次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光ドラム21の像保持面(トナー像を保持する表面部分)を所要の電位に帯電させる帯電装置22と、感光ドラム21の帯電された像保持面に画像情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する露光装置23と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)のトナーで現像して可視像であるトナー像とする現像装置24(Y,M,C,K)と、そのトナー像を中間転写装置30(の中間転写ベルト)に転写する一次転写装置25と、転写後の感光ドラム21の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物をかき取って除去するドラム清掃装置26とである。
感光ドラム21は、接地処理される円筒又は円柱状の基材の周面に、感光材料からなる感光層(光導電性層)を有する像保持面を形成したものであり、図示しない回転駆動装置から動力を受けて矢印で示す方向に回転するようになっている。帯電装置22は、感光ドラム21の像保持面に接触しない状態で配置される帯電ロール等の帯電部材に帯電バイアスが印加される接触型の帯電装置である。
露光装置23は、画像形成装置1に入力される画像情報に応じて構成される光Bmを、帯電された後の感光ドラム21の像保持面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置23としては、半導体レーザとポリゴンミラー等の光学部品を用いて構成される走査型のものや、発光ダイオードと光学部品等を用いて構成される非走査型の露光装置が使用される。
現像装置24(Y,M,C,K)は、現像剤(例えば非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤など)を収容する現像剤収容器を有し、その現像剤収容器に収容されている現像剤を回転しながら保持して感光ドラム21と接近して対向する現像領域に搬送する現像ロール24aや、現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌搬送部材等を有している。また、現像装置24は、その現像ロール24aと感光ドラム21の間に現像バイアスが印加されるとともに、その現像ロール24a及び攪拌搬送部材が所要の方向に回転させられる。現像装置24(Y,M,C,K)には、補給用の4色(Y,M,C,K)の現像剤(トナーのみ又はキャリアを含むトナー)を収納する現像剤収納容器27(Y,M,C,K)から、図示しない補給装置を通して補給用の現像剤が搬送されて補給される。
一次転写装置25は、感光ドラム21の像保持面に後記の中間転写ベルト(31)を介在させて接触して回転するとともに一次転写バイアスが印加される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。ドラム清掃装置26は、例えば、感光ドラム21の像保持面に所要の角度で接触するように配置される清掃ブレードや、感光ドラム21の像保持面に接触しながら回転するよう配置される清掃回転ブラシを備えている(後述するベルト清掃装置36もほぼ同様の構成である)。
中間転写装置3は、直列に並べた状態の各作像装置20(Y,M,C,K)の下方の位置に存在するように配置されている。この中間転写装置3は、感光ドラム21と一次転写装置25(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印で示す方向に回転する中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数の支持ロール32a〜32fと、支持ロール32dに支持されている中間転写ベルト31に所定の圧力で接触して回転する二次転写ロール34と、二次転写ロール34を通過した後に中間転写ベルト31に残留して付着するトナー等を除去するベルト清掃装置36とで主に構成されている。支持ロール32d又は二次転写ロール34には、二次転写バイアスが供給される。
給紙装置40は、筐体10の正面(利用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載した状態で収容する単数又は複数の用紙収容体41と、用紙収容体41から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置42とで主に構成されている。給紙装置40から送り出された記録用紙9は、複数の搬送ロール対や搬送ガイド材で構成される供給搬送路を通して二次転写位置にまで搬送される。
定着装置45は、筐体の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるように加熱手段によって加熱される加熱回転体46と、この加熱回転体46の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転する加圧用回転体47とを設置したものである。定着装置45でトナー像の定着が終了して画像が形成された記録用紙9は、複数の搬送ロール対や搬送ガイド材で構成される排出搬送路を通して筐体10等に設置される排出部に搬送されて収容される。
この画像形成装置1(画像形成部2)による基本的な画像形成動作は、以下に説明するように行われる。ここでは、前記4つの作像装置20(Y,M,C,K)のすべてを使用して形成する4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成する画像形成動作のパターン(フルカラーモード)を説明する。
前記した情報端末機器などから画像形成動作(プリント)の要求の指示があると、4つの作像装置20(Y,M,C,K)において、まず各感光ドラム21が矢印で示す方向に回転し、各帯電装置22がその各感光ドラム21の像保持面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。次いで、露光装置23が、帯電後の感光ドラム21の像保持面に対し、図示しない画像処理装置から送信された各色成分(Y,M,C,K)に分解された画像データに基づいて発光される光を照射して露光を行い、所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。次いで、各現像装置24(Y,M,C,K)が、感光ドラム21に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを供給して静電的に付着させる。これにより、各感光ドラム21で形成された各色成分の静電潜像が、対応する色のトナーでそれぞれ現像されて4色のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置2(Y,M,C,K)の感光ドラム21上に形成された各色のトナー像が、一次転写装置25により、中間転写装置30の中間転写ベルト31に対して順番に重ね合わるようにして一次転写される。次いで、中間転写装置30は、中間転写ベルト31に一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送した後、二次転写ロール34が給紙装置40から搬送されて送り込まれる用紙9に一括して二次転写させる。トナー像が二次転写された用紙9は、中間転写ベルト31から剥離された後に定着装置45に導入されて必要な定着処理(加熱及び加圧)を受け、そのトナー像が定着される。定着が終了した後の用紙9は、その片面への画像形成を行うだけの場合には、例えば筐体10に形成される図示しない排出収容部に排出されて収容される。以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された用紙9が出力される。
また、図2における符号14は制御部4に相当する制御装置、符号16は入力・表示部7に相当するユーザーインターフェース(UI)としての操作パネルを示す。操作パネル17は、液晶ディスプレー等で構成される表示装置17a、テンキー、選択ボタン、タッチパネル等で構成さる入力装置17b等を備えている。さらに、図2における符号28は、ドラム清掃装置26、ベルト清掃装置36で除去して回収したトナー等の付着物や、現像装置24から一部排出される現像剤を、図示しない回収搬送路を通して搬送されて収容するための回収容器である。
制御装置14(制御部4)は、演算処理装置、記憶素子及び装置、制御装置、入出力装置等で構成されるものであり、その記憶素子(ROM等)に格納される制御プログラム及びデータに基づいて所要の制御動作を実行するようになっている。図1に示す記憶部5は、制御装置14における記憶素子及び装置(ROM,RAM,磁気ディスク装置など)で構成される。制御装置14は、制御対象となる画像形成部2、記憶部5、入力・表示部7、送信部8等に接続されており、これにより制御動作に必要な制御信号を送信している。また、制御装置14は、画像形成装置の各状態を検出する検出部6等にも接続されており、これにより制御動作に必要な制御情報を入手している。
<消耗品の寿命管理等に関係する構成>
画像形成装置1における制御装置14は、画像形成部2における消耗品3の一例である感光ドラム21等の寿命について判定する処理を行う寿命判定部15や、消耗品3が寿命に達したときに画像形成部2による画像形成動作を停止させる処理を行う停止処理部16として機能するように構成されている。寿命の判定処理や画像形成動作の停止処理は、制御装置14による制御動作の1つとして実行される。
また、画像形成装置1における操作パネル17は、寿命判定部15で寿命に達したと判定されることで実行される停止処理部16の停止処理を禁止して画像形成部2の画像形成動作を実行できる期間を延長する処理(延長モード)を選択して設定する延長設定部18として機能するように構成されている。この延長設定部18による延長モードの選択設定は、操作パネル17の表示装置17aに表示される設定画像に従って入力装置17bなどを操作することで設定することができる。また、延長設定部18の延長モードの設定は、画像形成装置1に接続されている前記した情報端末機器から行うことも可能である。
検出部6は、各種のセンサ、カウンタ、測定器等で構成されている。消耗品3としての感光ドラム21の検出は、感光ドラム21の消耗量を判断するための3つの指標A,B,Cを用いて行われる。指標Aは、感光ドラム21における感光層の膜厚であり、後述する帯電電荷測定を行う検出器61により検出される。指標Bは、プリント枚数(画像が形成される記録用紙9の処理枚数)であり、制御装置14で管理する画像形成動作情報における処理枚数を累積カウンタにより累積することで検出される。指標Cは、感光ドラム21の回転数であり、後述する回転計測器65により検出される。
指標Aである感光ドラム21の膜厚を検出する検出器61(Y,M,C,K)は、例えば、図3に示すように、画像形成動作等において感光ドラム21(Y,M,C,K)が各帯電装置22で帯電されるときに帯電装置22から感光ドラム21に流れる電流を測定し、その電流値に基づいて感光ドラム21の像保持面における帯電電荷量を求め、その帯電電荷量から感光層の膜厚を算出するものである。各帯電装置22には、電源装置51から帯電バイアス(直流電圧、又は直流と交流を重畳した電圧)が印加される。膜厚の算出は、制御装置14の側で行われるが、検出器61において算出するように構成しても構わない。各検出器21(Y,M,C,K)で得られる検出情報等は、制御装置14に対して個々に送信される。
この帯電電荷測定による膜厚の検出は、より具体的には、その電流の測定を、感光ドラム21の表面電圧が帯電装置22(帯電ロール等の帯電部材)によって印加される電圧にほぼ一致するまでの時間積算して帯電電荷量を電荷検知部で検知し、その求めた電荷量から以下の式1により膜厚dを算出する。
d=ε・帯電有効長・感光ドラム直径・π・V/Q ……(式1)
式中のεは感光体の誘電率、Vは印加電圧、Qは電荷量を示す。
また、指標Cである感光ドラム21の回転数を検出する回転計測器65(Y,M,C,K)は、例えば、図3に示すように、感光ドラム21(Y,M,C,K)の回転軸に取り付けるエンコーダ板の検出部をセンサで検出し、それにより得られる回転数を累積カウントするものである。各感光ドラム21は、モータ、回転伝達機構等で構成される回転駆動装置52から回転動力が伝達されて回転する。回転数の累積カウントは制御装置14の側で行われるが、各計測器65(Y,M,C,K)においてカウントするように構成しても構わない。各計測器65(Y,M,C,K)で得られる検出情報等は、制御装置14に個々に送信される。なお、4つの感光ドラム21(Y,M,C,K)が同じサイズで同じ条件で回転する場合には、1台の回転計測器65を1つの感光ドラム21に対して設定するように構成してもよい。また、感光ドラム21の回転数を検出する回転計測器65は、その回転速度と回転駆動から算出して検出する構成のものであってもよい。
一方、管理装置100における制御部101は、画像形成装置1における制御装置14とほぼ同様に、演算処理装置、記憶素子及び装置、制御装置、入出力装置等で構成されるものであり、その記憶素子(ROM等)に格納される制御プログラム及びデータに基づいて所要の制御動作を実行するようになっている。制御部101は、制御対象となる記憶部102、通信部103、入力・表示部104等に接続されており、これにより制御動作に必要な制御信号を送信している。管理装置100における記憶部102は、制御部101における記憶素子及び装置(ROM,RAM,磁気ディスク装置など)で構成される。この記憶部102には、画像形成装置1から送信される情報のうち保存が必要なものが記憶される。
制御部101は、画像形成部2における消耗品3が寿命に達する日を予測する処理を行う予測部120や、予測部120で予測された予測日について画像形成装置1等に通知する処理を行う通知部130として機能するように構成されている。寿命到達日の予測処理や予測日の通知処理は、制御部101による制御動作の1つとして実行される。入力・表示部104は、画像形成装置1における操作パネル17と同様に、液晶ディスプレー等で構成される表示装置、テンキー、選択ボタン、タッチパネル等で構成さる入力装置等を備えている。入力・表示部104は、管理装置100が画像形成装置1に装備されるタイプである場合、画像形成装置1の操作パネル17(入力・表示部18)として使用するように構成することができる。
<寿命管理の動作>
画像形成装置1における消耗品3(感光ドラム21)の寿命管理に関する動作は、以下のように行われる。
すなわち、制御装置14においては、図4に示すように、指標A,B,Cの検出時期が到来することを検出しており(ステップS10)、その検出時期が到来すると、各作像装置20(Y,M,C,K)の感光ドラム21に対する指標A,B,Cの検出が行われる(S11)。
この検出時期は、予め設定されており、例えば、画像形成動作の開始後の一定時間が経過した時期、所定のプリント枚数に達した時期、画像形成等の動作中における一定期間などである。検出は、検出する動作が実行される場合以外に、既に検出されている情報の読み出しを行う場合を含む。指標Aである感光ドラム21の膜厚は、前記した検出器61等の検出や算出処理の動作が実行されることで検出される。指標Bであるプリント枚数と指標Cである感光ドラム21の回転数は、制御装置14(記憶部5)にカウントして格納されている情報が読み出されることで検出される。この検出では、各指標A,B,Cの変化した結果(量)がそれぞれ得られることになる。
続いて、延長設定部18において延長の処理(延長モード)の設定が選択されているか否かが判断される(S12)。延長モードの選択設定は、利用者が操作パネル17等から設定画面を読み出して入力操作をすることで任意に行うことができる。また、延長モードの選択設定は、後述するように、操作パネル17等の表示部7に自動で設定画面が表示され、必要な場合に利用者が入力操作をすることで行うようにしてもよい。
ステップS12において延長モードが選択されていないと判断された場合は、制御装置14(寿命判定部15)において、指標A,B,Cのいずれかが予め設定されている第一の寿命値Xa,Xb,Xcに達したか否かが判断される(S13)。
第一の寿命値Xa,Xb,Xcは、画像不良を発生させないための限界寿命として設定される値であり、例えば、図5に示すように、各指標A,B,Cの判断要素に応じて適宜設定される。縦軸は、例えば、感光ドラム21の膜厚に関する絶対的な(真の)消耗量を示す。このため、第一の寿命値Xa,Xb,Xcは、各指標A,B,Cのいずれについても真の寿命限界値と予想される値に対して十分に手前となる値に設定される。
図5において太線で示す範囲は、各指標A,B,Cにおける寿命値Xa,Xb,Xcが温度湿度等の要因によって変動する可能性があることを示すものである。このうち、指標Aは、感光膜の膜厚であるため感光層の状態(消耗量)を最も直接的に判断できる指標であると言え、図5においてもその変動幅が少なく、絶対的な消耗量に対して最も忠実に対応する指標として示されている。一方、指標B,Cはいずれも、プリント枚数や感光ドラムの回転数であるため感光層の状態を間接的に判断できる指標であると言える。また、指標B,Cはいずれも、図5に示すように、指標Aに比べると、その変動幅が大きく、真の寿命限界値との関係もあいまいな関係になっている。
指標A,B,Cのいずれかが第一の寿命値Xa,Xb,Xcに達したと判定されたときには、制御装置14(停止処理部16)の処理(制御動作)により、画像形成部2の画像形成動作が停止される処理がなされる(S14)。この場合は、制御装置14により、例えば、操作パネル17の表示部18に「感光ドラム21の交換をしてください。」等の警告メッセージが表示され、利用者に消耗品3の交換を促すための報知が行われる。
この停止処理が実行されることにより、第一の寿命値に達した感光ドラム21を有する作像装置20の感光ドラム等の交換がなされるまで、プリントを行うことができなくなる。これによって、感光ドラム21が使用により消耗されるものの、その消耗に伴って誘発される帯電不良等に基づく画質の劣化等の問題が回避されるようになる。また、この寿命管理の動作においては、消耗品3である感光ドラム21の消耗量が複数の指標A,B,Cを用いて複数の視点により検出されるので、消耗品3の消耗量の検出と第一の寿命値Xに基づく停止処理が精度よく行われる。なお、指標A,B,Cのすべてが第一の寿命値に達していないと判定されたときは、次の指標の検出が行われるまで待ち、前述した各ステップの動作が同様に繰り返される。
一方、ステップS12において延長モードが選択されていると判断された場合は、制御装置(寿命判定部15)において、指標Aが予め設定されている延長寿命値Yaに達したか否かが判断される(S15)。このときの判断は、3つの指標A、B,Cから特定される1つの指標Aの変化量が延長寿命値Yaとの対比処理を行うだけで済み、ステップS13の判断処理に比べて効率よく行われる。
ここで、延長寿命値Yaは、少々の画像不良が発生することは許容するが画像形成装置本体側における故障を発生させないための限界寿命となる値である。具体的には、例えば図5に示すように、指標Aの第一の寿命値Xaと異なる寿命値であり、第一の寿命値Xaよりも寿命に達すると判断される時期が相対的に遅くなる、大きな値(消耗量)に設定される。また、延長寿命値Yaは、図5に示すように、真の寿命限界値に近いと予想される値に設定してもよいが、感光ドラム21が真の寿命限界値を超えて使用されることを確実に回避する観点から、あくまで余裕をみて真の寿命限界値よりも一定の量だけ離れた手前の値に設定される。
このとき指標Aが延長寿命値Yaに達した判定されると、制御装置14(停止処理部16)の処理により、画像形成部2の画像形成動作が停止される処理がなされる(S16)。この場合においても、制御装置14により、前述したように、利用者に対して消耗品3の交換を促すための報知が行われる。
この停止処理が実行されることにより、延長寿命値Yaに達した感光ドラム21を有する作像装置20の感光ドラム等の交換がなされるまで、プリントを行うことができなくなる。しかし、延長モードを選択したことで、停止処理部16による第一の寿命値Xに基づく停止処理が禁止される場合に比べて、最初に第一の寿命値Xのいずれかに達するときから延長寿命値Yに達するまでの期間だけプリント動作を長く実行することが可能になる。つまり、ステップS15において延長寿命値Yaに達していないと判定されたときは、次の指標の検出が行われるまで待ち、前述した各ステップの動作が同様に繰り返されるので、この動作処理の流れが続く期間はプリント動作の実行が可能な期間として延長されることになる。
<通知・表示の動作>
また、この画像形成装置1においては、上記した消耗品3の寿命管理動作が行われることに関連して、図6に示すような通知及び表示に関する動作が行われる。
すなわち、制御装置14では、前述した寿命管理動作の一部(図4のステップS10〜S12)と同様に、指標の検出時期の到来の判断(S30)、指標A、B,Cの検出(S31)及び延長モードの選択有無の判断(S32)が行われ、そのときに延長モードの選択がされていないと判断されると、各指標A、B,Cの変化量が予め設定される消耗レベルLa,Lb,Lcの各1段階(レベル)を超えているか否かが判断されるようになっている(S33,S34,S35)。
消耗レベルLa,Lb,Lcは、各指標A、B,Cの変化量が、消耗品3の使用初期(交換後の使用初期を含む)から第一の寿命値Xa,Xb,Xcに至るまでの間で到達する段階を複数の段階に分割して設定される到達段階である。例えば、消耗品3の使用初期における各指標A、B,Cの変化量の段階を消耗量がゼロであることから残量「100%」と設定し、第一の寿命値Xa,Xb,Xcに達したときの各指標A、B,Cの変化量の段階を消耗量が最大になることから残量「0%」と設定した場合、その残量が100%から0%になるまでの期間の消耗量(残量)の範囲(0〜100%)を6等分する。この場合は、図7に関連して示すように、その分割した1つ1つの範囲が、残量100%の側から消耗レベル1〜消耗レベル5に相当することになる(例えば、指標Aでは「La1〜La5」と表示される)。
この際、指標Aが消耗レベルLaを超えていると判断されたときは、その消耗レベルLaが1つ(1段階)増加したこと(La+1)に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S36)、そのときの指標Aの消耗レベル(La+1)についての情報を入力・表示部18(その制御部)に通知する(S37)。消耗レベルLaの増加に関する情報とは、例えば、その判定(検出)されたときのレベル情報とその判定したときの日時である。また、この消耗レベルLaの増加に関する情報は、例えば、図8(a)に示すように指標Aの消耗レベル履歴表として記憶部5に記憶される。
また、指標Bと指標Cについても各消耗レベルLb,Lcを超えていると判断されたときは、指標Aの場合と同様に、その各消耗レベルLb,Lcの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S38、S40)、そのときの指標B,Cの消耗レベル(Lb+1、Lc+1)についての情報を入力・表示部18に通知する(S39、S41)。ちなみに、指標A,B,Cの消耗レベルが1つのレベルを超えていないときは、次の指標の検出結果を待つことになる。
入力・表示部18に指標A,B,Cの消耗レベルの増加に関する情報のいずれか1でも通知された場合は、表示の要求があれば、入力・表示部18である操作パネル17の表示装置17aに要求対象の指標に関する消耗レベルが表示される(S42〜S43)。表示の要求とは、利用者により入力・表示部18から消耗レベルの表示を行うための入力操作があった場合や、その消耗レベルの表示が常に表示されるように設定されている場合などである。
このときの消耗レベルの表示は、例えば、図7に例示するように各指標A,B,C毎にレベルメータのような形式で行うことができる。なお、この消耗レベルの表示は、最も消耗レベルが進んでいる指標についてのみ表示するようにしてもよい。この表示が行われることにより、利用者は、必要に応じて消耗品3(感光ドラム21)の消耗状態を知ることができる。また、その消耗が比較的進んでいる場合には、消耗品3の交換作業が近づくことを察知して、消耗品3の予備の有無に関する確認や、消耗品3の入手の手配などを行うことができる。
一方、ステップ32において延長モードが選択されていると判断された場合は、前述したように寿命管理動作において使用される指標が1つの指標Aに限定されるので、指標Aの変化量が消耗レベルLaの1段階(レベル)を超えているか否かが判断される(S45)。
この際、残りの指標B,Cの検出は行われるが、そのときの指標B,Cの変化量が各消耗レベルLb,Lcの各段階を超えているか否かの判断(S34、S35)は行われない。このため、制御装置14における処理内容が減るので、延長モードにおける消耗レベルの状況判断の動作をはじめ、そのときの情報の書き込みや表示に関する動作が、効率よく行われる。ちなみに、上記残りの指標B,Cの変化量に関する判断は行うようにしても構わないが、その判断結果の情報は寿命の判定に使用しない。
この場合、指標Aが消耗レベルLaを超えていると判断されたときは、延長モードが選択されていないときの指標Aに関する処理内容と同様に、その消耗レベルLaの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S46)、そのときの消耗レベル(La+1)についての情報を入力・表示部18に通知する(S47)。このときの通知は、指標Aの消耗レベルLaの増加に関する情報だけになるので、データ送信動作におけるデータ量や動作処理数が少なくなる。ちなみに、このときに指標Aの消耗レベルが1つのレベルを超えていなければ、次の指標Aの検出結果を待つことになる。
続いて、入力・表示部18に指標Aの消耗レベルの増加に関する情報が通知されたときは、表示の要求があるときに限り、入力・表示部18である操作パネル17の表示装置17aに指標Aに関する消耗レベルLaが表示される(S48〜S49)。
このときの消耗レベルの表示は、例えば、図7(a)に例示するように指標Aの表示だけが行われる。これにより、利用者は、延長モードに設定した期間においても必要に応じて、その延長モードの設定期間における消耗品3(感光ドラム21)の指標Aに基づく消耗の進行状態を知ることができる。また、この場合においても、その消耗レベルが比較的進んでいる状態にあるときには、利用者にあっては消耗品3の交換作業が近づくことを察知して、消耗品3の予備の有無に関する確認や消耗品3の入手の手配などを行うことができることに加えて、その延長モード期間において残されたプリント動作が可能な時期を推測することができる。
<通信の処理>
さらに、この画像形成装置1においては、上記した消耗品3の寿命管理動作や通知・表示の動作が行われることに関連して、図9に示すような通信に関する動作が行われる。
すなわち、制御装置14では、前述した寿命管理動作の一部(図4のステップS10〜S12)と同様に、指標の検出時期の到来の判断(S50)、指標A、B,Cの検出(S51)及び延長モードの選択有無の判断(S52)が行われ、そのときに延長モードの選択がされていないと判断されると、前述した通知・表示の動作の一部(S33,S34,S35)と同様に、各指標A、B,Cの変化量が消耗レベルLa,Lb,Lcの各段階(レベル)を超えているか否かが判断される(S53,S54,S55)。
そして、指標A,B,Cの1つでも1段階を超えていると判断された場合には、前述した通知・表示の動作における他の一部(S36,S38,S40)と同様に、各指標A,B,Cの各消耗レベルLa,Lb,Lcの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S56,S59,S62)、その消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報を管理装置100に送信する動作が行われるようになっている(S57〜S58、S60〜S61,S63〜S64)。
具体的には、指標Aが消耗レベルLaを超えていると判断されたときは、その消耗レベルLaの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S56)、その記憶部5にすでに記憶されている各指標A,B,Cの消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報がすべて読み出され(S57)、その情報が送信部8から管理装置100に向けて送信される(S58)。このときに読み出されかつ送信される消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報は、その各消耗レベルと検出日時などである(図8参照)。特にこのときは、消耗レベルの1段階を超えた指標Aの消耗レベルに関する情報のみを送信するのではなく、その時点における他の指標B,Cの各消耗レベルに関する情報を同時に送信する。また、このときの情報の送信は、その情報を画像形成装置1側の送信部8から発信した後、通信手段150を介して管理装置100の通信部103で受信させることで行われる。通信部8,103では、送信及び受信される情報について必要な符号化処理などが行われる。
また、指標Bと指標Cについても各消耗レベルLb,Lcを超えていると判断されたときは、指標Aの場合と同様に、その各消耗レベルLb,Lcの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S60、S62)、記憶部5にすでに記憶されている各指標A,B,Cの消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報がすべて読み出され(S60、S63)、その情報が送信部8から管理装置100に向けてそれぞれ送信される(S61、S64)。ちなみに、指標A,B,Cの消耗レベルが1つのレベルを超えていないときは、次の指標の検出結果を待つことになる。
一方、ステップ52において延長モードが選択されていると判断された場合は、前述したように通知・表示の動作の場合と同様に、寿命管理動作で特定される指標Aの変化量が消耗レベルLaの各段階を超えているか否かが判断され(S65)、1段階を超えていると判断されたときには、その指標Aの消耗レベルの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S66)、指標Aの消耗レベルLaに関する情報を管理装置100に送信する動作が行われる(S67〜S68)。
具体的には、指標Aが消耗レベルLaを超えていると判断されたときは、その消耗レベルLaの増加に関する情報を記憶部5に書き込んだ後(S66)、その記憶部5にすでに記憶されている各指標Aの消耗レベルLaに関する情報のみが読み出され(S67)、その情報のみが送信部8から管理装置100に向けて送信される(S68)。
つまり、このときは、消耗レベルを超えた指標Aの消耗レベルに関する情報のみを送信し、他の指標B,Cの各消耗レベルに関する情報については送信しない。このため、このときの通信は、指標Aの消耗レベルLaに関する情報だけになるので、データ送信動作におけるデータ量や動作処理数が少なくなる。この結果、制御装置14及び送信部8における処理内容が減るので、延長モードにおける消耗レベルの状況判断の動作をはじめ、そのときの情報の書き込みや送信に関する動作が効率よく行われる。ちなみに、このときに指標Aの消耗レベルが1つのレベルを超えていなければ、次の指標Aの検出結果を待つことになる。また、上記他の指標B,Cの各消耗レベルに関する情報の送信を行っても構わないが、その送信した情報は寿命の判定には使用しない。
管理装置100に送信された各指標A,B,Cの消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報は、記憶部102にその指標A,B,C毎に記憶して保存される。これにより、管理装置100においても、各指標A,B,Cの消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報(図8)に基づいて消耗品3の管理を行うことができる。特に延長モードが選択された後の期間においては、指標Aの消耗レベルLaに関する情報のみが送信されるので、その指標Aの消耗レベルLaに関する情報のみに基づいて消耗品3の管理が行われ、その管理を効率よく行うことができる。
<寿命日予測・通信の動作>
次に、管理装置100では、上記した画像形成装置1における消耗品3の寿命管理動作をはじめとして通知・表示の動作や通信の動作がそれぞれ行われることに関連して、図10に示すような寿命日の予測・通信に関する動作が行われる。
すなわち、管理装置100における制御部101では、消耗品3である感光ドラム21の寿命日の予測時期が到来することを検出しており(S80)、その検出時期が到来すると、画像形成装置1において延長モードが選択されているか否かが判断される(S81)。この予測時期は、予め設定されており、例えば、画像形成動作の開始後の一定時間が経過した時期、所定のプリント枚数に達した時期、動作中における一定期間などである。
ステップS81において延長モードが選択されていないと判断された場合は、制御部101(予測部120)において、記憶部102に記憶されている各指標A,B,Cの消耗レベルLa,Lb,Lcに関する情報(消耗レベルとその検出日時:図8参照)が読み出され(S82)、その各指標A,B,Cが第一の寿命値Xa,Xb,Xcに到達する日について予測する処理が行われる(S83)。
寿命日の予測は、図11及び図12に示すように、各指標A,B,C毎に、縦軸がその各消耗レベルL、横軸が経過時間(月日の情報)で構成されるマトリックスのなかに入手できている各指標A,B,Cの消耗レベルLa,Lb,Lcに関するすべての情報(消耗レベルとその検出日時)を位置付けた後、その記録されたデータ(図中の丸印)から近似線(実線の直線)を求め、その近似線が各第一の寿命値Xa,Xb,Xcの値に到達するとき(交差するとき)の月日の情報を求めるという処理が実行されることで行われる。これにより、各指標A,B,Cの到達日が得られる。図11及び図12に例示する各指標の到達日は、指標Aの到達日が9月25日、指標Bの到達日が10月10日、指標Cの到達日が9月12日である。
続いて、この各指標A,B,Cが第一の寿命値Xa,Xb,Xcに達すると予測される到達日のうちから最も早く到来することになる日を消耗品3の寿命予測日として設定し(S84)、その消耗品3の寿命予測日について送信の時期が到来したときに(S85)、管理装置100(の制御部101における通知部130)から画像形成装置1に送信する(S86)。送信の時期は、予め設定されるものであり、プリント動作の開始時や、所定のプリント枚数に達した時期、動作中における一定期間などである。
この場合、画像形成装置1では、送信された消耗品3の寿命予測日を必要に応じて入力・表示部7である操作パネル17等に表示するように構成される。これにより、利用者においては、プリント動作の実行が可能な残り期間を知ることができ、また、消耗品3の在庫確認や入手の手配を行うことができる。
また、管理装置100では、消耗品3の利用者先への自動配送などを行う管理機能を備えているときは、その寿命予測日の情報に基づいて消耗品3の配送日時などを予定として設定することができ、また、その配送予定日などの情報に基づいて配送など業務管理を前もって円滑に行うことが可能になる。
一方、ステップS81において延長モードが選択されていると判断された場合は、制御部101(予測部120)において、記憶部102に記憶されている指標Aの消耗レベルLaに関する情報(消耗レベルとその検出日時:図8参照)のみが読み出され(S87)、指標Aが延長された寿命値Yaに到達する日について予測する処理が行われる(S88)。
このときの寿命日の予測は、図11に示すように、各指標Aに関する縦軸がその消耗レベルL、横軸が経過時間(月日の情報)で構成されるマトリックスのなかに入手できている指標Aの消耗レベルLaに関するすべての情報(消耗レベルとその検出日時)を位置付けた後、その記録されたデータから近似線を求め、その近似線が指標Aの延長寿命値Yaの値に到達するときの月日の情報を求めるという処理が実行されることで行われる。これにより、指標Aの延長寿命値Yaに達する到達日が得られる。図11に例示する指標Aの到達日は10月30日である。このときの到達日は、指標Aの第一の寿命値Xaの到達日(9月25日)よりも遅い日になる。
このように延長モードが設定されたときの予測処理は、指標Aの消耗レベルLaに関する情報に基づく処理を行うだけで済み、その動作処理数などが少なくなり、その予測処理を効率よく迅速に行うことができる。
続いて、この指標Aが延長寿命値Yaに達すると予測される到達日を消耗品3の延長寿命予測日として確定し(S89)、その消耗品3の延長寿命予測日について送信の時期が到来したときに(S60)、管理装置100から画像形成装置1に送信する(S91)。
この場合、画像形成装置1では、送信された消耗品3の延長寿命予測日を必要に応じて入力・表示部7である操作パネル17等に表示するように構成される。これにより、利用者においては、延長モードを設定した期間におけるプリント動作の実行が可能な残り期間を知ることができ、また、その期間における消耗品3の在庫確認や入手の手配を行うことができる。
また、管理装置100では、消耗品3の利用者先への自動配送などを行う管理機能を備えているときは、その延長寿命予測日の情報に基づいて延長モードが設定されたときの消耗品3の配送日時などを予定として改めて設定することができ、また、その配送予定日などの情報に基づいて延長モードの設定期間における配送など業務管理を前もって円滑に行うことが可能になる。
[他の実施の形態]
実施の形態1では、延長モードの設定を利用者が第一の寿命値に達する前の時期において任意に行うことができる構成例(図4など)を例示したが、他の構成を採用してもよく、例えば、図13に示すように第一の寿命値に達した時点で選択して設定するように構成することもできる。
図13に例示する構成例は、まず、複数の指標A,B,Cの検出時期においてその検出が実行され、その指標A,B,Cいずれか1つが第一の寿命値Xa,Xb,Xcに達したと判断された段階でプリント動作を停止させた後(S20〜S23)、操作パネル17の入力・表示部18に消耗品3の交換を要請する表示を行うとともに、延長モードを設定できる確認(例えば延長モードの設定入力画面)の表示を行う(S24)。続いて、制御装置14(制御部4)において、延長モードが選択されているか否かの判断を行う(S25)。このとき延長モードが選択されていると判断されたときには、制御装置14(の停止処理部16)によるプリント動作の停止処理を禁止(解除)した後(S26)、指標Aが延長寿命値Yaに達したか否かが判断される(S27)。そして、この延長モードの設定期間において指標Aが延長寿命値Yaに達した段階で改めてプリント動作の停止がなされるものである(S28)。
また、この構成例を採用した場合、前記した通知・表示の動作(図6)、通信の動作(図9)、及び寿命日予測・通信の動作(図10)における延長モードが設定された後の各動作は、ステップS27において延長モードが設定された情報が得られた後に実行されることになる。
実施の形態1では、消耗品3として感光ドラム21を例示したが、複数の指標で消耗量を別々に判断することができるものであれば、画像形成部2を構成する他の構成部品(複数の場合も含む)であってもよい。他の消耗品3としては、例えば、帯電装置22、現像剤収納容器27、回収容器28等が挙げられる。この他の消耗品における指標としては、前記した指標B,Cのようなプリント枚数、感光ドラム21の回転数をはじめ、画像形成に使用される画像の画素(ピクセル)数、現像剤の補給量、現像剤の堆積量などである。感光ドラム21については、ベルト形態の感光体であっても、消耗品3の対象になる。
延長寿命値Yについては、延長モードが設定されたときに特定される指標Aの延長寿命値Yaが用意されている場合を例示したが、複数の指標のうち他の指標(B,C)についても延長寿命値Y(Yb,Yc)を予め設定しておき、延長モードが設定されたときにその時点で複数の指標のなから1つのものを任意に選定するように構成しても構わない。
画像形成装置1については、中間転写装置3を使用しないものや、単色画像を形成するものであってもよい。また、この発明を適用する画像形成装置は、トナー像を形成する電子写真方式を採用するものに限らず、他の画像形成方式(インク像を形成する方式など)を採用するものであってもよい。
管理装置100は、画像形成装置1に装備されるタイプの場合、その画像形成装置1(その情報端末機器を含む)において消耗品3の管理を行うことになり、画像形成装置1と一体で消耗品管理システム200を構築することができる。また、管理装置100が画像形成装置1に装備されている場合は、消耗品3の各寿命の予測日を知ることができ、消耗品3の在庫確認やその入手の手配をするきっかけを得ることができる。なお、画像形成装置1は、管理装置100と組み合わせて消耗品管理システム200を構成する場合に限らず、管理装置100と組み合わせず、単独の画像形成装置のみで構成されるもの(消耗品管理システム200を構成しない内容)であってもよい。
1 …画像形成装置
2 …画像形成部
3 …消耗品
5,102…記憶部(記憶手段)
6 …検出部(検出手段)
7,104…入力・表示部(表示手段)
8,103…通信部(送受信手段)
14…制御装置(判定手段と停止処理手段を含む)
15…寿命判定部(判定手段)
16…停止処理部(停止処理手段)
18…延長設定部(延長設定手段)
21…感光ドラム(感光体。消耗品の1例)
100…管理装置
120…予測部(予測手段)
130…通知部(通知手段)
A,B,C…指標
Xa,Xb,Xc…第一の寿命値
Ya…延長寿命値

Claims (8)

  1. 消耗品を備え、画像を形成する画像形成手段と、
    前記消耗品の消耗量を別々に判断するための複数の指標の変化量をそれぞれ検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段により検出される各指標の変化量が、各指標に設定されている第一の寿命値のいずれかに達したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第一の寿命値のいずれか1つに達したと判定されたときに、前記画像形成手段の画像を形成する動作を停止させる処理を行う停止処理手段と、
    前記停止処理手段の前記第一の寿命値に基づく停止処理を禁止して画像形成動作を実行できる期間を延長する処理を行うことを選択して設定する延長設定手段と
    を有し、
    前記判定手段は、前記延長設定手段において延長の処理が設定されたときに、前記複数の指標のうちから特定される1つの指標の変化量が、その特定された指標に設定されている前記第一の寿命値と異なる延長寿命値に達したか否かを判定し、
    かつ、前記停止処理手段は、前記判定手段により前記延長寿命値に達したと判定されたときに画像形成動作を停止させ
    かつ、前記特定される指標として、前記複数の指標のうちで前記消耗品の消耗量を直接的に判断できる指標を適用することを特徴とする画像形成装置。
  2. 情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記記憶手段には、
    前記判定手段において前記複数の検出手段により検出される各指標の変化量が、前記消耗品の使用初期から前記第一の寿命値に至るまでの間で設定されている複数の到達段階のいずれかの段階に達しているか否かの判定が行われたときに、その達したと判定された各指標の到達段階の情報が個別に記憶され、
    かつ、前記延長設定手段において延長の処理が設定された情報が記憶される請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 情報を表示する表示手段を有し、
    前記表示手段には、
    前記延長設定手段により延長の処理が設定されていない期間は、前記判定手段において達したと判定された前記各指標の到達段階の情報が表示され、
    かつ、前記延長設定手段により延長の処理が設定された期間は、前記判定手段において達したと判定された前記特定された指標の到達段階の情報が表示される請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記消耗品が感光体又は感光体を含む感光体ユニットであり、前記特定される指標として前記感光体における感光膜厚に関する指標を適用する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 消耗品を備え、画像を形成する画像形成手段と、
    前記消耗品の消耗量を別々に判断するための複数の指標の変化量をそれぞれ検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段により検出される各指標の変化量が、各指標に設定されている第一の寿命値のいずれかに達したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第一の寿命値のいずれか1つに達したと判定されたときに、前記画像形成手段の画像を形成する動作を停止させる処理を行う停止処理手段と、
    前記停止処理手段の前記第一の寿命値に基づく停止処理を禁止して画像形成動作を実行できる期間を延長する処理を行うことを選択して設定する延長設定手段と
    情報を表示する表示手段と
    を有し、
    前記判定手段は、前記延長設定手段において延長の処理が設定されたときに、前記複数の指標のうちから特定される1つの指標の変化量が、その特定された指標に設定されている前記第一の寿命値と異なる延長寿命値に達したか否かを判定し、
    かつ、前記停止処理手段は、前記判定手段により前記延長寿命値に達したと判定されたときに画像形成動作を停止させ、
    前記表示手段には、前記延長設定手段により延長の処理が設定される前は、前記判定手段において達したと判定された前記各指標の到達段階の情報が表示されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 消耗品を備え、画像を形成する画像形成手段と、
    前記消耗品の消耗量を別々に判断するための複数の指標の変化量をそれぞれ検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段により検出される各指標の変化量が、各指標に設定されている第一の寿命値のいずれかに達したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第一の寿命値のいずれか1つに達したと判定されたときに、前記画像形成手段の画像を形成する動作を停止させる処理を行う停止処理手段と、
    前記停止処理手段の前記第一の寿命値に基づく停止処理を禁止して画像形成動作を実行できる期間を延長する処理を行うことを選択して設定する延長設定手段と
    情報を表示する表示手段と
    を有し、
    前記判定手段は、前記延長設定手段において延長の処理が設定されたときに、前記複数の指標のうちから特定される1つの指標の変化量が、その特定された指標に設定されている前記第一の寿命値と異なる延長寿命値に達したか否かを判定し、
    かつ、前記停止処理手段は、前記判定手段により前記延長寿命値に達したと判定されたときに画像形成動作を停止させ、
    前記表示手段には、前記延長設定手段により延長の処理が設定された後は、前記判定手段において達したと判定された前記特定されている1つの指標の到達段階の情報が表示されることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能に接続され、前記画像形成手段における消耗品の管理をする管理装置とを備え、
    前記画像形成装置及び管理装置に、その両者間で情報の送信及び受信をする送受信手段を設け、
    前記画像形成装置の前記延長設定手段において延長の処理が設定された期間には、
    前記画像形成装置は、前記判定手段の判定情報として前記特定される1つの指標に関する判定情報を前記送受信手段により前記管理装置へ送信し、
    かつ、前記管理装置は、前記送受信手段により受信される前記特定される1つの指標に関する判定情報に基づいて前記消耗品の管理を行うことを特徴とする消耗品管理システム。
  8. 前記画像形成装置は、前記判定手段の判断情報として前記各指標の変化量が前記複数の到達段階のいずれかの段階に達したと判定されたときの日時の情報を前記送受信手段により前記管理装置へ送信し、
    前記管理装置には、
    前記画像形成装置から判定手段の判定情報として送信される、前記各指標の変化量が複数の到達段階のいずれかの段階に達したと判定されたときの日時の情報を前記送受信手段により受信して記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記各指標の変化量が到達段階の各段階に達したと判定されたときの日時の情報に基づいて前記各指標の第一の寿命値に達する日をそれぞれ予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測される到達日のうち最も早く到来する日を前記消耗品の寿命予測日として前記画像形成装置へ前記送受信手段により送信して通知する通知手段と
    を設け、
    前記画像形成装置の前記延長設定手段において延長の処理が設定された期間には、
    前記予測手段は、前記特定された指標が前記延長寿命値に達する日を予測し、前記通知手段は、前記予測手段により予測された到達日を延長寿命予測日として通知する請求項7に記載の消耗品管理システム。
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