JP2002268359A - 画像形成装置及び現像剤補給システム - Google Patents

画像形成装置及び現像剤補給システム

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JP2002268359A
JP2002268359A JP2001065782A JP2001065782A JP2002268359A JP 2002268359 A JP2002268359 A JP 2002268359A JP 2001065782 A JP2001065782 A JP 2001065782A JP 2001065782 A JP2001065782 A JP 2001065782A JP 2002268359 A JP2002268359 A JP 2002268359A
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JP2001065782A
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Tetsuro Isomura
磯村  哲朗
Takeya Murakami
村上  雄也
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易で且つ安価な構成にて、現像剤量を逐次
に検知することができる画像形成装置及び現像剤補給シ
ステムを提供する。 【解決手段】 画像形成装置1は、(a)現像剤を収容
するための現像剤収容部301と、現像剤収容部から現
像剤を排出するための開口部302と、回転することで
開口部に現像剤を搬送して排出する現像剤搬送手段30
3と、を備えた現像剤補給容器300と、(b)現像剤
搬送手段303の回転数を計数する手段502と、
(c)計数した現像剤搬送手段303の回転数に基づい
て現像剤補給容器300内の現像剤量を検知する検知手
段501と、を有する構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電記録方式、電
子写真方式などを用いた複写機、プリンターなどの画像
形成装置における現像剤補給システム及び画像形成装置
に関し、特に、現像剤補給容器内の現像剤量を逐次に検
知することのできる画像形成装置及び現像剤補給システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電記録方式、電子写真方式など
を用いた複写機、プリンターなどの画像形成装置には、
現像剤として微粉末トナーが使用されている。そして、
このような画像形成装置においては、画像形成に伴う現
像剤の消費に従って、現像剤補給容器からトナー補給を
行っている。
【0003】現像剤補給容器は、一般に合成樹脂などで
作製された円筒状若しくは直方体状の容器本体、容器本
体からトナーを現像装置に補給するための開口部、この
開口部を封止する封止部材、容器本体内部から開口部に
向けてトナーを搬送するスクリューなどの現像剤搬送手
段などを備えた構成とされている。
【0004】従来、このような構成の現像剤補給容器に
おいて、トナーが無くなったこと(トナーエンド)を検
知するために、現像剤補給容器に現像剤残量検知手段を
設けたものがある。現像剤残量検知手段としては、従
来、補給容器内に圧電素子を設けてトナーを直接検知す
るもの、光センサーを用いて検知するもの、又はトナー
の静電容量を測定するものが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の現像剤残量検知手段は、現像剤補給容器に
圧電素子、光センサー用の透明の残検窓並びに残検窓の
付着トナーを取り除くクリーナー、或いは静電容量を測
定するためのアンテナ(金属棒)といったものを設けな
くてはならない。そのため、容器のコストが高くなり、
画像形成装置のランニングコストが上昇するおそれがあ
った。
【0006】又、上述のような従来の現像剤残量検知手
段を用いても、トナーエンドを検知して、例えば表示に
より操作者に報知し得るのみで、トナーの残量を逐次に
検知することは難しかった。
【0007】従って、本発明の目的は、簡易で且つ安価
な構成にて、現像剤補給容器内の現像剤量を逐次に検知
できる画像形成装置及び現像剤補給システムを提供する
ことである。
【0008】本発明の他の目的は、現像剤補給容器内の
現像剤が無くなる時期を正確に操作者に伝達できるだけ
でなく、現像剤補給容器内の現像剤量を逐次に操作者に
伝達できる画像形成装置及び現像剤補給システムを提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置及び現像剤補給システムにて達成される。
要約すれば、本発明の第1の態様によると、(a)現像
剤を収容するための現像剤収容部と、前記現像剤収容部
から現像剤を排出するための開口部と、回転することで
前記開口部に現像剤を搬送して排出する現像剤搬送手段
と、を備えた現像剤補給容器と、(b)前記現像剤搬送
手段の回転数を計数する手段と、(c)計数した前記現
像剤搬送手段の回転数に基づいて前記現像剤補給容器内
の現像剤量を検知する検知手段と、を有することを特徴
とする画像形成装置が提供される。
【0010】本発明の第2の態様によると、画像形成装
置の現像剤補給システムであって、現像剤を収容するた
めの現像剤収容部と、前記現像剤収容部から現像剤を排
出するための開口部と、回転することで前記開口部に現
像剤を搬送して排出する現像剤搬送手段と、を備えた現
像剤補給容器内の現像剤量を、前記現像剤搬送手段の回
転数を計数することにより検知することを特徴とする現
像剤補給システムが提供される。
【0011】上記各本発明の一実施態様によると、前記
現像剤搬送手段は、必要時のみ前記画像形成装置内の他
の駆動系とは独立して駆動され、前記現像剤補給容器か
ら現像剤被補給体に現像剤を補給する。
【0012】上記各本発明において、前記検知手段は、
予め求められた前記現像剤搬送手段の回転数と現像剤排
出量との関係に基づいて前記現像剤補給容器内の現像剤
量を検知することができる。一実施態様によれば、前記
検知手段は、予め求められた前記現像剤搬送手段の回転
数当たりの現像剤排出量データに基づいて前記現像剤補
給容器内の現像剤量を検知することができ、前記検知手
段は、計数した前記現像剤搬送手段の回転数に、予め求
められた前記現像剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排
出量データを乗算して現像剤排出量を算出し、該現像剤
排出量を累積加算して現像剤総排出量を算出し、該現像
剤総排出量と予め求められた前記現像剤補給容器内の現
像剤の初期充填量とを比較計算することにより前記現像
剤補給容器内の現像剤残量を算出する。前記比較計算と
して、予め求められた前記現像剤補給容器内の現像剤の
初期充填量から前記現像剤総排出量を引算することがで
きる。
【0013】上記各本発明において、更に、前記現像剤
搬送手段の休止時間に伴う、前記現像剤搬送手段の回転
により排出される現像剤量の変化に応じて、前記現像剤
補給容器から実際に排出された現像剤量を算出するため
の補正手段を有することができる。一実施態様によれ
ば、更に、前記現像剤搬送手段の休止時間に伴う、前記
現像剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排出量データと
実際の現像剤排出量との誤差を補正する補正手段を備え
ることができる。そして、前記補正手段は、計数した前
記現像剤搬送手段の回転数のうち所定の回転数に乗じる
前記現像剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排出量デー
タを、前記現像剤搬送手段の休止時間に応じて所定倍に
することができる。
【0014】上記各本発明の一実施態様によると、前記
現像剤搬送手段はスクリュー状の部材であり、他の実施
態様によると、前記現像剤搬送手段は、回転軸部から延
在する複数の翼部を有する部材である。
【0015】上記各本発明において、前記装置本体は更
に、予め求められた前記現像剤搬送手段の回転数と現像
剤排出量との関係を示すデータを記憶する記憶手段、算
出した前記現像剤総排出量及び/又は計数した前記現像
剤搬送手段の累積回転数を記憶する記憶手段、予め求め
られた前記現像剤補給容器内の現像剤の初期充填量を記
憶する記憶手段のうち少なくとも1つを有することがで
きる。
【0016】上記各本発明の一実施態様によれば、前記
現像剤補給容器は、前記画像形成装置本体に対して着脱
可能なカートリッジとされており、又前記カートリッジ
は更に、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用
するプロセス手段として、前記電子写真感光体を帯電す
る帯電手段、前記電子写真感光体に現像剤を供給する現
像手段、前記電子写真感光体を清掃するクリーニング手
段のうち少なくとも1つを有することができる。又、前
記カートリッジは更に、予め求められた前記現像剤搬送
手段の回転数と現像剤排出量との関係を示すデータを記
憶する記憶手段、算出した前記現像剤総排出量及び/又
は計数した前記現像剤搬送手段の累積回転数を記憶する
記憶手段、予め求められた前記現像剤補給容器内の現像
剤の初期充填量を記憶する記憶手段のうち少なくとも1
つを有することができる。
【0017】上記本発明の画像形成装置において、前記
装置本体は更に、検知した前記現像剤補給容器内の現像
剤量を報知するための報知手段を有することができ、
又、前記装置本体は更に、検知した前記現像剤補給容器
内の現像剤量を報知するための信号を、前記装置本体と
通信可能に接続され、報知手段を備えた機器に送信する
手段を有することができる。
【0018】上記本発明の現像剤補給システムにおい
て、前記現像剤搬送手段の回転数は、前記画像形成装置
本体が備えた回転数計数手段により計数することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及び現像剤補給システムを図面に則して更に詳しく説明
する。
【0020】実施例1 図1を参照して、本発明に係る画像形成装置の一実施例
について説明する。
【0021】本実施例において、画像形成装置1は電子
写真複写機とされる。装置本体100は、像担持体とし
て円筒状の電写真感光体(感光ドラム)101を備えて
いる。矢印方向に回転する感光ドラム101の表面は、
帯電手段(コロナ帯電器)102によって一様に帯電さ
れる。次いで露光手段(光学系)103により原稿画像
に応じた走査露光を行い、感光ドラム101の表面に静
電潜像を形成する。光学系103は、光源Eが走行しな
がら原稿載置台114上の原稿Gに光を照射し、原稿G
からの照明走査光の反射光をミラー系M1、レンズ系L
n、ミラー系M2を介して感光ドラム101上へと導く
イメージスキャナユニットとされる。感光ドラム101
上に形成された静電潜像は、現像手段104によって現
像剤(トナー)が供給され、所謂、トナー像として可視
化される。
【0022】即ち、本実施例では、現像手段104は、
後述する現像剤補給容器300からトナーが補給される
バッファ(現像剤被補給体)200、矢印方向に回転可
能なローラ状の現像剤担持体(現像ローラ)104a、
現像ローラ104aに当接して配設され、現像ローラ1
04aに担持するトナーの層厚を一定とする現像剤層厚
規制部材(現像剤層厚規制ブレード)104bなどを有
する。
【0023】トナーは現像剤補給容器300からバッフ
ァ200へと補給される。バッファ200内には、それ
ぞれ矢印方向に回転する現像剤攪拌搬送部材201、2
02及び203が設けられており、現像剤補給容器30
0から補給されたトナーを現像手段104へと攪拌しな
がら搬送する。
【0024】現像剤総厚規制部材104bによって層厚
を規制されると共に摩擦帯電されて、感光ドラム101
と現像ローラ104aが対向する現像部へと搬送され
る。現像ローラ104aには通常AC電圧にDC電圧を
重畳した現像バイアスが印加され、現像ローラ104a
上のトナーは感光ドラム101上に形成された静電潜像
の画像部に転移される。
【0025】一方、記録材収納部105内に収納された
記録用紙などの記録材Pが、記録材供給ローラ106、
記録材搬送手段(搬送路)107aによってレジストロ
ーラ対108まで搬送される。そして、レジストローラ
対108によって感光ドラム101上のトナー像と同期
がとられて、感光ドラム101と転写手段109が対向
する転写部へと供給される。転写部において、感光ドラ
ム101上のトナー像は、転写手段(コロナ帯電器)1
09の作用で静電的に記録材Pに転写される。転写され
た未定着のトナー像を担持した記録材Pは、更に記録材
搬送手段107bによって定着器110へと送られる。
定着器110は、加熱手段を備えた定着ローラ110a
及び加圧ローラ110bを有している。ここで、未定着
トナー像は熱、圧力によって記録材P上に定着される。
その後、画像が記録された記録材Pは、排出ローラ対1
11によって画像形成装置本体100の外部に突出した
トレー113に排出される。転写工程後の感光ドラム1
01はクリーナ112によって清掃される。クリーナ1
12は、クリーニング手段であるクリーニングブレード
112aによって感光ドラム101上から掻き取ったト
ナーを廃現像剤容器112bに収容する。こうして、感
光ドラム101は繰り返し画像形成動作に供される。
【0026】次に、本実施例における現像剤補給システ
ム及び現像剤補給容器300内の現像剤残量検知方法に
ついて説明する。
【0027】図2は、現像手段104側から見た現像剤
補給容器300の縦断面を示す。現像剤補給容器300
は、現像剤収容部301、バッファ200へと現像剤を
排出するための現像剤補給開口部302、矢印方向に回
転することにより、トナーを現像剤補給開口部302へ
と移動させるスクリュー状の現像剤搬送手段(現像剤排
出スクリュー)303、矢印方向に回転することにより
現像剤収容部301内のトナーを攪拌する現像剤攪拌部
材(攪拌翼)304を備えている。
【0028】本実施例では、現像剤補給容器300は、
画像形成装置本体100に対して着脱自在なカートリッ
ジとされている。現像剤補給容器300は、装置本体1
00が備えた装着手段120を介して、取り外し可能に
装置本体100に装着される。通常、後述する現像剤量
逐次検知手段により現像剤補給容器300に収納された
トナーが無くなったことが報知された時点で、新品の現
像剤補給容器300と交換することができる。現像剤補
給容器300が装置本体100に装着されると、現像剤
排出スクリュー(スクリュー)303及び攪拌翼304
は装置本体100が備えた駆動手段(図示せず)に接続
される。そして、装置本体100内の他の駆動系とは独
立して必要時のみ駆動される。
【0029】図3に示すように、画像形成装置本体10
0は、CPU501、現像剤排出量計算回路502など
を備えた制御部500を有している。本実施例では、制
御部500には記憶手段が設けられている。
【0030】記憶手段としては、限定されるものではな
いが、周知の電子的なメモリを好適に用いることができ
る。メモリとしては不揮発性メモリ、揮発性メモリとバ
ックアップ電池の組み合わせなど、種々の態様を採るこ
とが可能である。本実施例では、後述の予め設定される
情報を記憶するROM503と、現像剤残量の検知結果
を書き込み可能なNVRAM504を備えている。
【0031】又、画像形成装置本体100には表示部5
06が設けられている。更には、パーソナルコンピュー
タなどの外部機器600を画像形成装置本体100と通
信可能に接続するためのインターフェース部507が設
けられており、それぞれCPU501に接続されてい
る。
【0032】図1に示すように、バッファ200の内側
下部には、バッファ200内のトナー消尽に近いことを
検出するためのトナーニアエンド検出手段(ニアエンド
検出手段)204が設けられている。又、バッファ20
0の内側上部には、バッファ200内にトナーが充填さ
れたことを検出するためのトナー充填検出手段(充填検
出手段)205が設けられている。これらニアエンド検
出手段204及び充填検出手段205の検出結果に基づ
いて、トナーが現像剤補給容器300からバッファ20
0に補給される。
【0033】ニアエンド検出手段204がトナーが不足
していることを知らせる信号をCPU501に出力する
と、CPU501は現像剤補給容器300が備えたスク
リュー303を回転させ、トナーを現像剤収容部301
から現像剤補給開口部302を介して落下させてバッフ
ァ200に補給する。又、トナーを現像剤補給容器30
0からバッファ200に補給して行き、充填検出手段2
05によりトナーが充填されたことを知らせる信号がC
PU501に出力されると、CPU501の指示により
スクリュー303の回転は止まり、トナーの補給が停止
する。
【0034】上述のように、本実施例では、現像剤補給
容器300が備えた攪拌翼304及びスクリュー303
は、必要時にのみ画像形成装置本体100内の他の駆動
系とは独立して駆動される構成とされている。又、本実
施例では攪拌翼304とスクリュー303とは同時に駆
動される。
【0035】又、本実施例では、ニアエンド検出手段2
04、充填検出手段205として圧電センサーを用いる
が、本発明はこれに限定されるものではなく、公知の光
透過式センサー或いは静電容量測定方式を用いたセンサ
ーなど、トナー有無の検出が可能な任意のセンサーを、
特に制限なく用いることができる。
【0036】そして、本実施例の現像剤補給システム
は、バッファ200内に設けたニアエンド検出手段20
4の他に、現像剤補給容器300内のトナーの残量を逐
次に検知することが可能な現像剤量逐次検知手段を有し
ている。
【0037】この現像剤量逐次検知手段は、現像剤搬送
手段(現像剤排出スクリュー)303の回転に基づいて
現像剤補給容器300内の現像剤量を検知する。つま
り、現像剤量逐次検知手段は、予め求められたスクリュ
ー303の回転数と現像剤排出量との関係に基づいて、
現像剤補給容器300内の現像剤量を逐次に検知する。
本実施例では、予め実測によりスクリュー303の回転
数当たりの現像剤排出量を決定して記憶しておき、これ
に基づいて現像剤量を逐次に検知する。
【0038】本実施例の画像形成装置1では、予め実測
により図4に示すような現像剤排出データが得られてい
る。図4に示すグラフ(休止時間無しの直線)による
と、本実施例の現像剤補給容器300は、現像剤の定量
排出性を示すことが分かる。スクリュー303の1回転
当たりの現像剤排出量は約2gである。
【0039】従って、予め実測によりスクリュー303
の回転数当たりの現像剤排出量データを求めて、画像形
成装置本体100が備えたROM503に記憶してお
く。そして、実際に計数したスクリュー303の回転数
に、この回転数当たりの現像剤排出量データを乗算して
現像剤排出量を算出する。この現像剤排出量を現像剤補
給容器300の使用に従って累積加算して現像剤総排出
量を算出する。そして、予め求められた現像剤補給容器
300の初期の現像剤充填量と、この現像剤総排出量と
を比較計算(例えば、引き算)することにより、現像剤
補給容器300内の現像剤残量を逐次に検知することが
できる。
【0040】一方、現像剤搬送手段の休止時間に伴って
現像剤搬送手段の回転により排出される現像剤量が変化
することがある。つまり、本実施例では装置使用の長期
停止に伴い、回転数当たりの現像剤排出量データと実際
の現像剤排出量の誤差が生じることがある。この誤差
は、現像剤搬送手段(現像剤排出スクリュー)303の
休止時間による現像剤の嵩密度の増加に伴う現像剤排出
量の増加のことである。この誤差は、予め実測により求
めた攪拌翼304の回転履歴、スクリュー303の休止
時間と現像剤排出性の組み合わせの相関データから補正
することができる。
【0041】つまり、本実施例の画像形成装置1では、
図4に示すように、予め実測によりスクリュー303の
休止時間に伴うスクリュー303の回転数当たりの現像
剤排出量の変化が求められている。スクリュー303の
休止時間tが1分以内であれば、「休止時間無し」のグ
ラフに示すように、スクリュー303の全ての回転数領
域において同じ回転数当たりの現像剤排出量を示すが、
休止時間tがそれぞれ1分<t≦5分(「休止時間5
分」のグラフ)、5分<t≦10分(「休止時間10
分」のグラフ)、10分<t≦20分(「休止時間20
分」のグラフ)、20分<t(「休止時間20分以上」
のグラフ)となるに従って、スクリュー303の回転開
始から30回転するまでの現像剤排出量が次第に増加す
る。
【0042】上述のように、本実施例では、攪拌翼30
4及びスクリュー303は、必要時のみ他の駆動系とは
独立して駆動される。つまり、攪拌翼304及びスクリ
ュー303は、ニアエンド検出手段204がトナー不足
を検出してから充填検出手段205がトナー充填を検出
するまでの間のみ回転駆動される。従って、本実施例で
は、充填検出手段205による検出から、ニアエンド検
出手段204による検出までの時間を計測することでス
クリュー303の休止時間tを認識することができる。
本実施例では、CPU501が時間計測部(タイマー)
を備えており、休止時間tを計測することができる。
【0043】そして、この休止時間tに応じて予め設定
された補正手段(補正プログラム)によって、スクリュ
ー303の回転数当たりの現像剤排出量データを補正
し、補正したデータと計数した回転数とから実際の現像
剤排出量を算出する。
【0044】本実施例における補正プログラムは、休止
時間tが1分以内であれば予め求められて記憶されてい
る回転数当たりの現像剤排出量データの補正は行わな
い。即ち、図4中「休止時間無し」のグラフの傾き通り
の傾き(回転数当たりの現像剤排出量データ)と、計数
されたスクリュー303の回転数と乗算して現像剤排出
量を算出する。
【0045】そして、休止時間tが1分<t≦5分、5
分<t≦10分、10分<t≦20分、20分<tであ
る場合、計数されたスクリュー303の回転数のうち所
定の回転数に対して乗じる回転数当たりの現像剤排出量
データをそれぞれ所定倍にする。これにより、算出され
る現像剤排出量を、休止時間に伴う実際の現像剤排出量
の変化に適合させることができる。
【0046】即ち、本実施例では、休止時間が1分<t
≦5分の場合は、スクリュー303が30回転するま
で、図4中「休止時間無し」のグラフの傾きに1.2を
掛けた傾きに補正して、計数したスクリュー303の回
転数と乗算して現像剤排出量を算出する。そして、スク
リュー303が30回転した後は、「休止時間無し」の
傾き通りの傾きと、計数した回転数とを乗算して現像剤
排出量を算出する。同様に、休止時間tが5分<t≦1
0分、10分<t≦20分、20分<tである場合に
は、それぞれスクリュー303が30回転するまで、図
4中「休止時間無し」のグラフの傾きにそれぞれ1.
3、1.4、1.5を掛けて補正して、計数した回転数
と乗算する。そして、30回転した後は図4中「休止時
間無し」のグラフの傾きに戻り、計数した回転数と乗算
する。
【0047】このようにして、本実施例では予め実測に
より求めた回転数当たりの現像剤排出量を、必要に応じ
て補正し、スクリュー303の回転数と乗算して実際の
現像剤排出量を算出する。そして、算出された現像剤排
出量のデータを累積加算して現像剤総排出量を算出す
る。
【0048】補正プログラムは、限定されるものではな
いが、本実施例ではROM503に設定されており、C
PU501がこのプログラムに従って演算制御する。
【0049】次に、図5、図6及び図7のフローチャー
トをも参照して、現像剤補給容器300内の現像剤量逐
次検知処理の手順を更に説明する。
【0050】(回転数計数及び休止時間計測)図5に示
すように、ニアエンド検出手段204、充填検出手段2
05の検出信号に応じて回転数の計数及びスクリュー3
03の休止時間tの計測を行う。即ち、CPU501
は、ニアエンド検出手段204からトナー不足の検出信
号が発されるのを監視する(S101)。CPU501
がニアエンド検出手段204からの信号を検出すると、
前回充填検出手段205がトナー充填を検出した後に開
始された休止時間の計測を停止させる(S102)。そ
して、スクリュー303の回転を開始させ、現像剤排出
量計算回路502が備えた回転数計数手段によるスクリ
ュー303の回転数の計数を開始させる(S103)。
【0051】その後、CPU501は、充填検出手段2
05からトナー充填の検出信号が発されるのを監視する
(S104)。CPU501が充填検出手段205から
の信号を検出すると、休止時間の計測を開始させる(S
105)。そして、スクリュー303の回転を停止させ
て、回転数計数手段によるスクリュー303の回転数の
計数を停止させる(S106)。
【0052】(補正プログラム)図6に示すように、補
正プログラムは、計測された休止時間に応じて、ROM
503に予め設定されているスクリュー303の回転数
当たりの現像剤排出量データを補正する。即ち、CPU
501は、休止時間tを認識して(S201)、休止時
間tが1分以内であるか判断する(S202)。休止時
間tが1分以内である場合には、予め記憶された回転数
当たりの現像剤排出量データの補正は行わず、乗算手段
による現像剤排出量の算出のために現像剤排出量の計算
に供する(S203)。
【0053】S202の判断にて、休止時間tが1分よ
り長いと判断された場合には、次いで、休止時間が5分
以内であるか判断する(S204)。ここで、5分以内
であると判断された場合には、スクリュー303が30
回転するまでは、回転数当たりの現像剤排出量データに
1.2を掛けて補正し、又スクリュー303が30回転
した後は、回転数当たりの現像剤量排出量データの補正
を行わずに乗算手段による現像剤排出量の算出に供する
(S205)。
【0054】同様に、S204の判断にて休止時間tが
5分より長いと判断された場合には、S206、S20
8において、それぞれ休止時間tが10分以内である
か、20分以内であるか判断する。そして、各ステップ
にて、休止時間tが10分以内、20以内或いは20分
より長いと判断された場合、スクリュー303が30回
転するまでは、回転数当たりの現像剤排出量データにそ
れぞれ1.3、1.4、1.5を掛けて補正して、又現
像剤排出量データ303が30回転した後は、回転数当
たりの現像剤量排出量データの補正を行わずに乗算手段
による現像剤排出量の算出に供する(S207、S20
9、S210)。
【0055】(現像剤残量検知及び表示)図7に示すよ
うに、現像剤排出量計算回路502、CPU501など
により現像剤残量の検知、表示処理が行われる。即ち、
現像剤排出量計算回路502は、現像剤排出量計算回路
502が備えた回転数計数手段により計数されたスクリ
ュー303の回転数を確認する(S301)。そして、
現像剤排出量計算回路502が備えた乗算手段は、予め
ROM503に記憶され、必要に応じて上述の補正プロ
グラムに従って補正されたスクリュー303の回転数当
たりの現像剤排出量データと、計数したスクリュー30
3の回転数とを乗算し、現像剤排出量を算出する。算出
した現像剤排出量は、現像剤排出量計算回路502が内
蔵する記憶部に記憶される(S302)。
【0056】CPU501は、現像剤排出量計算回路5
02内の記憶部に記憶された現像剤排出量を加算手段に
よって累積加算し(S303)、現像剤総排出量(現像
剤補給容器300内の現像剤消費量)の信号としてNV
RAM504に書き込む(S304)。
【0057】更に、CPU501は、ROM503に予
め設定されている現像剤補給容器300の初期の現像剤
充填量データと、NVRAM504に書き込まれた現像
剤総排出量とを比較計算することによって、現状の現像
剤残量を算出する。本実施例では、引き算手段により、
初期の現像剤充填量から現像剤総排出量を引算すること
により、現状の現像剤残量を算出する(S305)。
【0058】CPU501は、このようにして得られた
現状の現像剤量データに基づいて、現像剤補給容器30
0内の現像剤量を報知するための信号を出力し、必要に
応じて表示部506或いはインターフェース部507を
介して画像形成装置本体100と通信可能に接続された
外部機器(パーソナルコンピュータなど)600に送信
する。これにより、表示部506或いは外部機器600
の画面(ディスプレイ)上に現像剤残量を報知する情報
を表示することができる(S306)。
【0059】現像剤排出量、現像剤総排出量の算出及び
現像剤残量の算出を行うタイミングは適宜選定すること
ができる。例えば、スクリュー303の回転開始から停
止までの累積回転数を計算し、これを現像剤排出量計算
回路502の記憶部(或いはNVRAM504)に記憶
しておき、スクリュー303の回転が停止してからこの
累積回転数と、回転数当たりの現像剤排出量データとを
乗算し、現像剤排出量を算出することができる。或い
は、スクリュー303が回転する毎若しくは所定回数回
転する毎に行うことができる。
【0060】以上の手順にて得られた現像剤補給容器3
00内の現像剤量の検知情報は、例えば、図8及び図9
に示すように表示される。図8及び図9においては、現
像剤量に応じて動く針41がゲージ42のどの部分を指
しているかによって現像剤量が操作者に報知される。針
41に替えて、現像剤量に応じて伸縮するバーにて表示
してもよい。このような表示は、報知手段として画像形
成装置本体100が備えた表示部506、或いは画像形
成装置本体100と通信可能に接続されたパーソナルコ
ンピュータなどの端末装置600の画面上に表示するこ
とができる。又、図10に示すように画像形成装置本体
に直接LEDなどによる表示部を設け、現像剤量に応じ
てLED43を点滅させても良い。或いは、現像剤の残
量%、現像剤の残り重量(g)などを数値にて表示した
り、これら数値表示と上述のゲージや点灯などの組み合
わせにて表示してもよい。更に、現像剤が完全に無くな
る以前に、所定品位の画像が得られなくなるおそれがあ
る程度まで現像剤が減少した時、或いは交換用の現像剤
補給容器300の準備を操作者に促す意味で、メッセー
ジや警告の表示を行うことも当然可能である。
【0061】又、現像剤量の報知手段は、上述の表示部
506、外部機器600の画面上での表示に限定される
ものではなく、音声にて報知したり、或いは記録材Pに
記録して出力することも当然可能である。つまり、操作
者に現像剤量を報知し得る方法であれば、特にその方法
は限定されない。
【0062】ここで、現像剤補給容器300内の現像剤
量を逐次検知して表示するとは、必ずしも現像剤補給容
器300内にフルに現像剤が充填された状態から、現像
剤が無くなるまでの全領域について表示することに限定
されるものではない。即ち、上述して説明したようにし
て現像剤の総排出量(現像剤消費量)を逐次累積加算し
て記憶しておき、現像剤が例えば半分以下になった時点
から現像剤が無くなるまでを表示してもよい。又、現像
剤が無くなる(トナーエンド)とは、現像剤補給容器内
から完全に現像剤が無くなる状態のみを意味するもので
はなく、例えば、若干の現像剤は残っているが、良好な
画像形成が望めないほど減少している状態をも含む。
【0063】画像形成装置1の電源投入直後などには、
NVRAM504に記憶された現像剤総排出量、ROM
503に記憶された現像剤補給容器300の現像剤の初
期充填量データを用いて、上述の手順に従って新たに現
像剤残量が算出されるのを待たずに、直ちに現像剤残量
の情報を報知することができる。
【0064】上述では算出した現像剤総排出量をNVR
AM504に記憶させたが、算出した現像剤残量の情報
をNVRAM504に記憶させてもよい。又、計数した
現像剤搬送手段(スクリュー)303の回転回数を累積
加算してNVRAM504に記憶させ、この情報を用い
て現像剤残量を算出する構成としてもよい。
【0065】このようにして、操作者は逐次に現像剤補
給容器300内の現像剤量を知ることができる。又現像
剤補給容器300のトナーエンドの正確な時期を知るこ
とができるので、適正な時期に現像剤補給容器300を
交換することができ、又適切な時期に交換用の現像剤補
給容器を準備することができる。これにより、操作者の
利便性を向上することができる。
【0066】尚、本実施例では、補正プログラムは現像
剤搬送手段(スクリュー)303の休止時間に応じて、
予め記憶された回転数当たりの現像剤排出量データに所
定の係数を掛けて補正したが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、スクリュー303の休止時間
に応じて、回転数当たりの現像剤排出量データを予め複
数設定して記憶手段に記憶させておくことができる。そ
して、検出したスクリュー303の休止時間に応じて、
計数されたスクリュー303の回転数のうち所定の回転
数に対して乗じる回転数当たりの現像剤排出量データを
適宜選択して用いる。その後、上述と同様にして現像剤
総排出量、現像剤残量を算出する。
【0067】更に、本実施例では、現像剤搬送手段(ス
クリュー)303の回転数と現像剤排出量との関係を示
すデータとして、回転数当たりの現像剤排出量データを
予め記憶手段(ROM503)に記憶させた。しかし本
発明はこれに限定されるものではなく、予め求めたスク
リュー303の回転数と現像剤排出量との関係を関数或
いはテーブルとして記憶手段に記憶させておくこともで
きる。そして、この関係を用いることによって、計数し
たスクリュー303の回転数から現像剤排出量を求める
ことができる。この場合、スクリュー303の休止時間
に伴う現像剤排出量の変化に対応するために設ける補正
手段として、計数したスクリュー303の回転数のうち
所定の回転数に関して、上記関係から求められる現像剤
排出量を所定倍にすることができる。或いはスクリュー
303の休止時間に応じて、スクリュー303の回転数
と現像剤排出量との関係を予め複数設定して記憶手段に
記憶させておき、検出したスクリュー303の休止時間
に応じてこれを選択して用いることもできる。その後、
上述と同様にして現像剤総排出量、現像剤残量を算出す
る。
【0068】以上、本実施例の構成によれば、現像剤補
給容器300に例えば圧電素子、光センサー用の透明な
残検窓並びに残検窓の付着トナーを除くクリーナー、或
いは静電容量を測定するためのアンテナ(金属棒)など
の特別な検知手段を備えることなく、簡易で且つ安価な
構成にて、現像剤補給容器300内のトナーエンドの正
確な時期を操作者に伝達できるだけでなく、現像剤補給
容器内の現像剤の残量を逐次に操作者に伝達することが
可能となる。これにより、現像剤補給容器のコストを下
げて画像形成装置のランニングコストの低減を図ること
が可能となる。
【0069】実施例2 次に、本発明の他の実施例について説明する。図11に
示すように、本実施例の画像形成装置2は、実施例1の
画像形成装置1と概略同様の構成とされる。従って、実
施例1の画像形成装置1と同一の機能、構成を有する要
素には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0070】本実施例の画像形成装置2は、現像剤補給
容器400を有しており、実施例1と同様、現像剤補給
容器400からバッファ200へ現像剤(トナー)を補
給する。現像剤補給容器400からバッファ200へと
補給されたトナーは、それぞれ矢印方向に回転する現像
剤攪拌搬送部材201、202により攪拌されながら搬
送され、現像手段104へと供給される。
【0071】次に、本実施例における現像剤の補給シス
テム及び現像剤補給容器400内の現像剤残量検知方法
について説明する。
【0072】図12は、現像手段14方向から見た現像
剤補給容器の縦断面を示す。現像剤補給容器400は、
現像剤収容部401、バッファ200へと現像剤を排出
するための現像剤補給開口部402、矢印C方向に回転
することにより、現像剤を攪拌しながら現像剤補給開口
部402へと向けて搬送する現像剤搬送手段(現像剤攪
拌排出翼)403を備えている。現像剤攪拌排出翼(排
出翼)403は、軸部403aから延在する複数の翼部
403bを有する部材であり、攪拌回転することによ
り、矢印A、B方向の搬送能を有する。これにより、現
像剤収容部401内の現像剤は、長手方向両端部から現
像剤補給開口部402への方向に搬送され、現像剤補給
開口部402を介してバッファ200へと排出される。
【0073】実施例1と同様に、本実施例の現像剤補給
容器400は画像形成装置本体100に対して着脱自在
なカートリッジとされている。現像剤補給容器300
は、装置本体100が備えた装着手段120を介して、
取り外し可能に装置本体100に装着される。通常、後
述する現像剤量逐次検知手段により現像剤補給容器40
0に収納されたトナーが無くなったことが報知された時
点で、新品の現像剤補給容器300と交換することがで
きる。現像剤補給容器400が装置本体100に装着さ
れると、排出翼403は装置本体100が備えた駆動手
段(図示せず)に接続される。そして、装置本体100
内の他の駆動系とは独立して必要時のみ駆動される。
【0074】本実施例の画像形成装置2は、図13に示
すように、装置本体100にCPU501、現像剤排出
量計算回路502などを備えた制御部500を有してい
る。又、本実施例では、制御部500には記憶手段が設
けられている。
【0075】記憶手段としては、実施例1にて説明した
ものと同様のものを用いることができる。本実施例で
は、予め設定される情報を記憶するROM503と、現
像剤残量の検知結果を書き込み可能なNVRAM504
を備えている。
【0076】又、装置本体100には表示部506が設
けられている。更には、例えばパーソナルコンピュータ
などの外部機器600を画像形成装置本体100と通信
可能に接続するためのインターフェース部507が設け
られており、それぞれCPU501に接続されている。
【0077】実施例1と同様に、バッファ200の内側
下部には、ニアエンド検出手段204が設けられてい
る。このニアエンド検出手段204がトナーが不足して
いることを知らせる信号をCPU501に出力すること
で、CPU501は現像剤補給容器400が備えた排出
翼403が回転させる。これにより、トナーを現像剤収
容部401から現像剤補給開口部402を介して落下さ
せてバッファ200に補給する。又、バッファ200の
内側上部には、充填検出手段205が設けられている。
トナーを現像剤補給容器400からバッファ200に補
給して行くと、やがて充填検出手段205によりトナー
が充填されたことを知らせる信号がCPU501に出力
され、CPU501の指示により排出翼403の回転は
止まり、トナーの補給が停止される。
【0078】上述のように、本実施例によると、現像剤
補給容器400が備えた排出翼403は、必要時にのみ
画像形成装置本体100の他の駆動系とは独立して駆動
される構成とされている。
【0079】本実施例では、ニアエンド検出手段20
4、充填検出手段205として圧電センサーを用いる
が、本発明はこれに限定されるものではなく、公知の光
透過式センサー或いは静電容量測定方式を用いたセンサ
ーなどのトナー有無の検出が可能な任意のセンサーを特
に制限なく用いることができる。
【0080】そして、本実施例の現像剤補給システム
は、バッファ200内に設けたニアエンド検出手段20
4の他に、現像剤補給容器400内のトナーの残量を逐
次に検知することが可能な現像剤量逐次検知手段を有し
ている。本実施例の現像剤量逐次検知手段には、実施例
1と同様の本発明の原理が適用される。即ち、現像剤量
逐次検知手段は、現像剤搬送手段(現像剤攪拌排出翼)
403の回転数に基づいて現像剤補給容器400内の現
像剤量を検知する。
【0081】ここで、本実施例の画像形成装置2は、実
施例1にて説明した現像剤補給容器300とは異なり、
現像剤の定量排出性がない。しかし、予め実測により図
14に示す現像剤排出データが得られている。このよう
な、排出翼403の回転数と現像剤排出量との関係か
ら、排出翼403の回転数当たりの現像剤排出量を算出
することができる。
【0082】従って、予め実測により排出翼403の回
転数当たりの現像剤排出量データを求めて、画像形成装
置装置本体100が備えたROM503に記憶してお
く。そして、実際に計数した排出翼403の回転数に、
この回転数当たりの現像剤排出量データを乗算して現像
剤排出量を算出する。この現像剤排出量を現像剤補給容
器400の使用に従って累積加算して現像剤総排出量を
算出する。そして、予め求められた現像剤補給容器40
の初期の現像剤充填量と、この現像剤総排出量とを比較
計算(例えば、引き算)することにより、現像剤補給容
器400内の現像剤量を逐次に検知する。
【0083】本実施例の画像形成装置2においても、現
像剤搬送手段の休止時間に伴って現像剤搬送手段の回転
により排出される現像剤の量が変化することがある。つ
まり、本実施例では、装置使用の長期停止に伴って、排
出翼403の回転数当たりの現像剤排出量データと、実
際の現像剤排出量の誤差が生じることがある。上述した
ように、この誤差は、排出翼403の休止時間による現
像剤の嵩密度の増加に伴う現像剤排出量の増加のことで
ある。通常、現像剤攪拌搬送翼403の回転開始後、所
定の回転数回転するまでの現像剤補給量が増す。この誤
差は、予め求めた排出翼403の休止時間と現像剤排出
性の組み合わせの相関データから、実施例1にて説明し
たものと同様の補正プログラムに従って補正することが
できる。
【0084】本実施例の画像形成装置2における排出翼
403の回転数計数及び休止時間の計測処理は、図5を
参照して説明した、実施例1の画像形成装置1の場合と
同様とすることができる。又、補正プログラム及び現像
剤量検知、表示処理の手順についても図6及び図7を参
照して説明した実施例1と概略同様とすることができ
る。
【0085】以上、現像剤の定量排出性を有しない現像
剤補給容器400においても、現像剤残量を逐次に検知
でき、現像剤の残量を常時操作者に伝達することができ
る。又、本実施例によれば、現像剤補給容器400に例
えば圧電素子、光センサー用の透明な残検窓並びに残検
窓の付着トナーを除くクリーナー、或いは静電容量を測
定するためのアンテナ(金属棒)などの特別な検知手段
を備えることなく、簡易で且つ安価な構成にて、現像剤
補給容器400内のトナーエンドの正確な時期を操作者
に伝達できる。これにより、現像剤補給容器のコストを
下げて画像形成装置のランニングコストを低減すること
ができる。
【0086】実施例3 上記実施例1、2では、記憶手段(ROM、NVRA
M)は画像形成装置本体100にのみ設けられるものと
して説明した。
【0087】本実施例では、画像形成装置本体100に
着脱可能な現像剤補給容器に記憶手段を設ける。
【0088】記憶手段としては、限定されるものではな
いが、周知の電子的なメモリを好適に用いることができ
る。メモリとしては不揮発性メモリ、揮発性メモリとバ
ックアップ電池の組み合わせなど、種々の態様を採るこ
とが可能である。現像剤補給容器に設けられた記憶手段
は、現像剤補給容器を画像形成装置本体100に装着し
た状態で、画像形成装置本体100の制御部500に設
けられたCPU501と接続され通信可能な状態とな
る。
【0089】例えば、実施例1の画像形成装置1に即し
て説明すると、図15に示すように、実施例1における
NVRAM504の機能を、現像剤補給容器300の記
憶手段に与えることができる。これにより、算出した現
像剤補給容器300の現像剤総排出量(現像剤補給容器
300内の現像剤消費量)、或いは現像剤残量、現像剤
搬送手段(スクリュー)303の回転数の情報を現像剤
補給容器300自身に保持させることができる。これに
より、例えば、現像剤補給容器300を装置本体100
から取り外して別の装置本体100にて用いるような場
合にも、各現像剤補給容器300についての現像剤総排
出量(現像剤残量)を装置本体100側で認識すること
ができる。
【0090】更には、図16に示すように、実施例1に
おけるROM503の機能をも、現像剤補給容器300
に設ける記憶手段に与えることができる。これによっ
て、各現像剤補給容器300、或いは現像剤補給容器の
製造ロット毎などのように、より各現像剤補給容器30
0の特性に即した回転数当たりの現像剤排出量データ及
び/又は現像剤の初期充填量の情報を、現像剤補給容器
300自身に保持させることができる。更には、現像剤
補給容器300に応じた補正プログラムを記憶させても
よい。
【0091】本実施例の画像形成装置は、現像剤補給容
器300に記憶手段が設けられることを除いて実施例
1、2と同様の構成とされる。従って、ここでは実施例
1、2にて行った説明を援用し、詳しい説明は省略す
る。
【0092】以上、本実施例の構成によれば、より各現
像剤補給容器300の特性に応じた現像剤残量の逐次検
知を行うことができる。又、現像剤補給容器300の若
干の設計変更による、現像剤初期充填量、現像剤排出量
データなどの変更にも対応できる。
【0093】尚、上記各実施例では現像剤補給容器30
0、400は単体で画像形成装置本体100に対して着
脱可能なカートリッジとされるとして説明したが、本発
明はこれに限定されるものではない。現像剤補給容器3
00、400は、電子写真感光体(感光ドラム)101
に作用するプロセス手段としての帯電手段102、現像
手段104、クリーニング手段112aの少なくとも一
つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化したプ
ロセスカートリッジに一体的に組み込み、画像形成装置
本体に着脱可能とすることも可能である。この場合に
も、実施例3と同様にして、プロセスカートリッジに記
憶手段を設けることができる。
【0094】更に、本発明は、現像剤補給容器300、
400が画像形成装置本体100に固定配置される画像
形成装置にも当然適用し得る。この場合、報知された現
像剤残量に応じて、現像剤補充手段(図示せず)によっ
て現像剤補給容器300、400に現像剤を補充すれば
よい。
【0095】上記各実施例において、充填検出手段20
5がバッファ200内にトナーが充填されたことを知ら
せる信号を出力した時に、実質的に同時に現像剤搬送手
段303、403の回転が停止され、現像剤補給容器3
00、400からバッファ200へのトナー補給を停止
するとして説明した。しかし、本発明はこれに限定され
るものではなく、充填検出手段205がトナーが充填さ
れたことを知らせる信号を発した後、現像剤搬送手段3
03、304が所定時間回転してから停止する構成とし
てもよい。この場合、現像剤搬送手段303、403の
休止時間は、例えば、充填検出手段205によるトナー
充填の検出から、この所定時間を差し引いた時間として
判断することができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、(a)現像剤を収容するための現像剤収容部
と、現像剤収容部から現像剤を排出するための開口部
と、回転することで開口部に現像剤を搬送して排出する
現像剤搬送手段と、を備えた現像剤補給容器と、(b)
現像剤搬送手段の回転数を計数する手段と、(c)計数
した現像剤搬送手段の回転数に基づいて現像剤補給容器
内の現像剤量を検知する検知手段と、を有する構成とさ
れ、又、本発明の現像剤補給システムは、現像剤を収容
するための現像剤収容部と、現像剤収容部から現像剤を
排出するための開口部と、回転することで開口部に現像
剤を搬送して排出する現像剤搬送手段と、を備えた現像
剤補給容器内の現像剤量を、現像剤搬送手段の回転数を
計数することにより検知する構成とされるので、簡易で
且つ安価な構成にて、現像剤補給容器内の現像剤量を逐
次に検知することができる。本発明によれば、現像剤補
給容器内の現像剤が無くなる時期を正確に操作者に伝達
できるだけでなく、現像剤補給容器内の現像剤量を逐次
に操作者に伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略横
断面図である。
【図2】図1の画像形成装置が備えた現像剤補給容器の
概略縦断面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示すシ
ステムブロック図である。
【図4】現像剤補給容器の現像剤排出量データの一例を
示すグラフ図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の一実施例における
現像剤搬送手段の回転数計数、休止時間計測を説明する
ためのフローチャート図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置の一実施例における
現像剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排出量データの
補正プログラムを説明するためのフローチャート図であ
る。
【図7】本発明に係る画像形成装置の一実施例における
現像剤量逐次検知、表示を説明するためのフローチャー
ト図である。
【図8】現像剤量表示の一例を示す図である。
【図9】現像剤量表示の他の例を示す図である。
【図10】現像剤量表示の更に他の例を示す図である。
【図11】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概
略横断面図である。
【図12】図11の画像形成装置が備えた現像剤補給容
器の概略縦断面図である。
【図13】本発明に係る画像形成装置の他の実施例のシ
ステムブロック図である。
【図14】現像剤補給容器の現像剤排出量データの他の
例を示すグラフ図である。
【図15】本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示
すシステムブロック図である。
【図16】本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示
すシステムブロック図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置本体 101 電子写真感光体(感光ドラム、像担持体) 102 帯電手段 103 露光手段 104 現像手段 109 転写手段 110 定着器 200 バッファ(現像剤被補給体) 300 現像剤補給容器 301 現像剤収容部 302 現像剤補給開口部 303 現像剤搬送手段(現像剤排出スクリュー、
スクリュー) 304 現像剤攪拌部材(攪拌翼) 400 現像剤補給容器 401 現像剤収容部 402 現像剤補給開口部 403 現像剤搬送手段(現像剤攪拌排出翼、排出
翼) 500 制御部(装置本体側演算部) 501 CPU 502 現像剤排出量計算回路 503 ROM(記憶手段) 504 NVRAM(記憶手段) 506 表示部(報知手段) 507 インターフェース部 600 外部機器(パーソナルコンピュータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 386 G03G 15/00 556 Fターム(参考) 2H027 DA38 DA41 DD02 DD07 EA06 EC20 ED10 EE02 EE07 EE08 EE10 EF09 EJ08 EJ15 GB03 ZA08 2H071 BA05 BA13 BA20 BA27 BA34 DA08 DA31 DA32 2H077 AA01 AB03 AB12 AB14 AC03 AC04 AD06 AD13 DA12 DA13 DA15 DA16 DA24 DA32 DA42 DB01 DB10 DB14

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)現像剤を収容するための現像剤収
    容部と、前記現像剤収容部から現像剤を排出するための
    開口部と、回転することで前記開口部に現像剤を搬送し
    て排出する現像剤搬送手段と、を備えた現像剤補給容器
    と、 (b)前記現像剤搬送手段の回転数を計数する手段と、 (c)計数した前記現像剤搬送手段の回転数に基づいて
    前記現像剤補給容器内の現像剤量を検知する検知手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤搬送手段は、必要時のみ前記
    画像形成装置内の他の駆動系とは独立して駆動され、前
    記現像剤補給容器から現像剤被補給体に現像剤を補給す
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、予め求められた前記現
    像剤搬送手段の回転数と現像剤排出量との関係に基づい
    て前記現像剤補給容器内の現像剤量を検知する請求項1
    又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、予め求められた前記現
    像剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排出量データに基
    づいて前記現像剤補給容器内の現像剤量を検知する請求
    項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、計数した前記現像剤搬
    送手段の回転数に、予め求められた前記現像剤搬送手段
    の回転数当たりの現像剤排出量データを乗算して現像剤
    排出量を算出し、該現像剤排出量を累積加算して現像剤
    総排出量を算出し、該現像剤総排出量と予め求められた
    前記現像剤補給容器内の現像剤の初期充填量とを比較計
    算することにより前記現像剤補給容器内の現像剤残量を
    算出する請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記比較計算として、予め求められた前
    記現像剤補給容器内の現像剤の初期充填量から前記現像
    剤総排出量を引算する請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記現像剤搬送手段の休止時間に
    伴う、前記現像剤搬送手段の回転により排出される現像
    剤量の変化に応じて、前記現像剤補給容器から実際に排
    出された現像剤量を算出するための補正手段を有する請
    求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記現像剤搬送手段の休止時間に
    伴う、前記現像剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排出
    量データと実際の現像剤排出量との誤差を補正する補正
    手段を備えている請求項4、5又は6の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、計数した前記現像剤搬
    送手段の回転数のうち所定の回転数に乗じる前記現像剤
    搬送手段の回転数当たりの現像剤排出量データを、前記
    現像剤搬送手段の休止時間に応じて所定倍にする請求項
    8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤搬送手段はスクリュー状の
    部材である請求項1〜9のいずれかの項に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤搬送手段は、回転軸部から
    延在する複数の翼部を有する部材である請求項1〜9の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記装置本体は更に、予め求められた
    前記現像剤搬送手段の回転数と現像剤排出量との関係を
    示すデータを記憶する記憶手段、算出した前記現像剤総
    排出量及び/又は計数した前記現像剤搬送手段の累積回
    転数を記憶する記憶手段、予め求められた前記現像剤補
    給容器内の現像剤の初期充填量を記憶する記憶手段のう
    ち少なくとも1つを有する請求項1〜13のいずれかの
    項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記現像剤補給容器は、前記画像形成
    装置本体に対して着脱可能なカートリッジとされている
    請求項1〜12のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記カートリッジは更に、電子写真感
    光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と
    して、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段、前記電
    子写真感光体に現像剤を供給する現像手段、前記電子写
    真感光体を清掃するクリーニング手段のうち少なくとも
    1つを有する請求項13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記カートリッジは更に、予め求めら
    れた前記現像剤搬送手段の回転数と現像剤排出量との関
    係を示すデータを記憶する記憶手段、算出した前記現像
    剤総排出量及び/又は計数した前記現像剤搬送手段の累
    積回転数を記憶する記憶手段、予め求められた前記現像
    剤補給容器内の現像剤の初期充填量を記憶する記憶手段
    のうち少なくとも1つを有する請求項13又は14の画
    像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記装置本体は更に、検知した前記現
    像剤補給容器内の現像剤量を報知するための報知手段を
    有する請求項1〜15のいずれかの項に記載の画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】 前記装置本体は更に、検知した前記現
    像剤補給容器内の現像剤量を報知するための信号を、前
    記装置本体と通信可能に接続され、報知手段を備えた機
    器に送信する手段を有することを特徴とする請求項1〜
    16のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 画像形成装置の現像剤補給システムで
    あって、現像剤を収容するための現像剤収容部と、前記
    現像剤収容部から現像剤を排出するための開口部と、回
    転することで前記開口部に現像剤を搬送して排出する現
    像剤搬送手段と、を備えた現像剤補給容器内の現像剤量
    を、前記現像剤搬送手段の回転数を計数することにより
    検知することを特徴とする現像剤補給システム。
  19. 【請求項19】 前記現像剤搬送手段を必要時のみ前記
    画像形成装置の他の駆動系とは独立して駆動して、前記
    現像剤補給容器から現像剤被補給体に現像剤を補給する
    請求項18の現像剤補給システム。
  20. 【請求項20】 前記現像剤搬送手段の回転数は、前記
    画像形成装置本体が備えた回転数計数手段により計数す
    る請求項18又は19の現像剤補給システム。
  21. 【請求項21】 予め求められた前記現像剤搬送手段の
    回転数と現像剤排出量との関係に基づいて前記現像剤補
    給容器内の現像剤量を検知する請求項18、19又は2
    0の現像剤補給システム。
  22. 【請求項22】 予め求められた前記現像剤搬送手段の
    回転数当たりの現像剤排出量データに基づいて前記現像
    剤補給容器内の現像剤量を検知する請求項21の現像剤
    補給システム。
  23. 【請求項23】 計数した前記現像剤搬送手段の回転数
    に、予め求められた前記現像剤搬送手段の回転数当たり
    の現像剤排出量データを乗算して現像剤排出量を算出
    し、該現像剤排出量を累積加算して現像剤総排出量を算
    出し、該現像剤総排出量と予め求められた前記現像剤補
    給容器内の現像剤の初期充填量とを比較計算することに
    より前記現像剤補給容器内の現像剤残量を算出する請求
    項22の現像剤補給システム。
  24. 【請求項24】 前記比較計算として、予め求められた
    前記現像剤補給容器内の現像剤の初期充填量から前記現
    像剤総排出量を引算する請求項23の現像剤補給システ
    ム。
  25. 【請求項25】 更に、前記現像剤搬送手段の休止時間
    に伴う、前記現像剤搬送手段の回転により排出される現
    像剤量の変化に応じて、前記現像剤補給容器から実際に
    排出された現像剤量を算出するための補正手段を有する
    請求項18〜24のいずれかの項に記載の現像剤補給シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 更に、前記現像剤搬送手段の休止時間
    に伴う、前記現像剤搬送手段の回転数当たり現像剤排出
    量データと実際の現像剤排出量との誤差を補正する補正
    手段を備えている請求項22、23又は24の現像剤補
    給システム。
  27. 【請求項27】 前記補正手段は、計数した前記現像剤
    搬送手段の回転数のうち所定の回転数に乗じる前記現像
    剤搬送手段の回転数当たりの現像剤排出量データを、前
    記現像剤搬送手段の休止時間に応じて所定倍にする請求
    項26の現像剤補給システム。
  28. 【請求項28】 前記現像剤搬送手段はスクリュー状の
    部材である請求項18〜27のいずれかの項に記載の現
    像剤補給システム。
  29. 【請求項29】 前記現像剤搬送手段は、回転軸部から
    延在する複数の翼部を有する部材である請求項18〜2
    7のいずれかの項に記載の現像剤補給システム。
  30. 【請求項30】 前記画像形成装置本体は更に、予め求
    められた前記現像剤搬送手段の回転数と現像剤排出量と
    の関係を示すデータを記憶する記憶手段、算出した前記
    現像剤排出量及び/又は計数した前記現像剤搬送手段の
    累積回転数を記憶する記憶手段、予め求められた前記現
    像剤補給容器内の現像剤の初期充填量を記憶する記憶手
    段のうち少なくとも1つを有する請求項18〜29のい
    ずれかの項に記載の現像剤補給システム。
  31. 【請求項31】 前記現像剤補給容器は、前記画像形成
    装置本体に対して着脱可能なカートリッジとされている
    請求項18〜30のいずれかの項に記載の現像剤補給シ
    ステム。
  32. 【請求項32】 前記カートリッジは更に、電子写真感
    光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と
    して、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段、前記電
    子写真感光体に現像剤を供給する現像手段、前記電子写
    真感光体を清掃するクリーニング手段のうち少なくとも
    1つを有する請求項30の現像剤補給システム。
  33. 【請求項33】 前記カートリッジは更に、予め求めら
    れた前記現像剤搬送手段の回転数と現像剤排出量との関
    係を示すデータを記憶する記憶手段、算出した前記現像
    剤総排出量及び/又は前記現像剤搬送手段の累積回転数
    を記憶する記憶手段、予め求められた前記現像剤補給容
    器内の現像剤の初期充填量を記憶する記憶手段のうち少
    なくとも1つを有する請求項31又は32の現像剤補給
    システム。
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