JP2002357945A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002357945A
JP2002357945A JP2001164457A JP2001164457A JP2002357945A JP 2002357945 A JP2002357945 A JP 2002357945A JP 2001164457 A JP2001164457 A JP 2001164457A JP 2001164457 A JP2001164457 A JP 2001164457A JP 2002357945 A JP2002357945 A JP 2002357945A
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Hideo Nagura
英雄 名倉
Nobumasa Furuya
信正 古谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーボトル内のトナーを現像装置にトナー
搬送路を介して供給するトナー供給装置を有する画像形
成装置において、その新品の画像形成装置を設置して使
用するに先立って行う必要のある準備動作(特にトナー
供給装置のトナー供給路に対するトナーの充填動作)
を、サービスエンジニアに頼ることなく自動的かつ確実
に行うことができるようにする。 【解決手段】 新品の画像形成装置を設置した後に最初
に電源を投入した時点で、トナー供給装置を所定の設定
時間だけ駆動させてトナー搬送路にトナーを送りこんで
充填させる動作(設置シーケンス)を実行するための制
御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を用いて画
像を形成する画像形成装置に係り、主に、電子写真方式
や静電記録方式等を利用したプリンタ、複写機、ファク
シミリ、複合機等に代表される画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置においては、感光
体等の像担持体上に画像情報に応じて形成する静電潜像
を現像装置から供給する粉体状の現像剤(トナーのみか
らなる一成分現像剤、又はトナーとキャリヤからなる二
成分現像剤)により現像してトナー像とした後、そのト
ナー像を記録紙等の記録媒体に直接又は中間転写体を介
して転写するとともに加熱加圧して定着させることによ
り、現像剤を用いた画像形成が行われるようになってい
る。また、このように現像剤を用いた画像形成を行う画
像形成装置においては、一般に、現像装置内の現像剤が
現像動作で消費されて次第に減少することから、その減
少した分を補う目的で新たな現像剤(通常はトナーの
み)を現像装置に供給する現像剤供給装置が装備されて
いる。
【0003】このような現像剤供給装置としては、例え
ば、その現像装置に供給すべき現像剤を収容する現像剤
容器を使用し、この容器内に収容されている現像剤を現
像剤搬送路を介して現像装置に供給するものがある。こ
のうち現像剤容器は、主に、円筒状の容器であって、画
像形成装置本体に着脱可能に装着して使用するカートリ
ッジ式のもの(例えばトナーカートリッジ)である。ま
た、現像剤搬送路は、主に、現像剤容器内の現像剤を排
出させて一時的に収容する貯留部と現像装置との間に現
像剤を搬送するための搬送通路(例えば、搬送パイプ)
を設け、その貯留部内の現像剤を、回転駆動する現像剤
送り部材(例えば、オーガー、線材を螺旋状に曲げ加工
したもの)により搬送通路に送り出するとともに、その
搬送通路を通して現像装置側に送るようになっている。
なお、この現像剤送り部材は、通常、貯留部内にとどま
らず搬送通路内にも延長された状態で設けられている。
【0004】そして、この現像剤供給装置によれば、そ
の現像剤送り部材が所定のタイミングで回転駆動するこ
とにより、現像剤容器から貯留部に一時的に収容される
現像剤が現像剤送り部材の搬送力により搬送通路を通し
て現像装置に送られる。これにより、現像装置に現像剤
が補給される仕組みになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
現像剤容器の現像剤を現像装置に現像剤搬送路を介して
供給する現像剤供給装置を備えた画像形成装置にあって
は、以下のような課題がある。
【0006】すなわち、かかる画像形成装置を新品で購
入し、その装置を所定の場所に設置して初めて使用する
に際しては、通常、その使用に先立って所要の準備動作
を行う必要があり、現像剤供給装置に関しても、現像剤
が収容された現像剤容器を装置本体に装着した後、その
容器内の現像剤を主に現像剤搬送路に充填させるために
現像剤送り部材を空回転させるという準備動作を行うこ
とが必要とされている。特に、この現像剤供給装置に関
する準備動作を行うのは、その現像剤搬送路が使用前に
は現像剤がなく空の状態にあるため、その空状態にある
現像剤搬送路に現像剤送り部材の空回転により現像剤を
あらかじめ適度に充填しておき、これにより、その後の
現像剤補給が現像剤送り部材を回転駆動させると直ちに
かつ正確に行われるという状態にしておく必要があるか
らである。つまり、現像剤のない空状態にある現像剤搬
送路において現像剤送り部材をいきなり回転駆動させた
としても、その現像剤搬送路が現像剤である程度満たさ
れるまでは、貯留部にある現像剤が現像装置に対して実
際に送られないのである。
【0007】しかし、従来、この現像剤供給装置に関す
る準備動作については、サービスエンジニアが画像形成
装置に対して必要な入力操作をすることにより実行させ
ている。このため、画像形成装置の最初の使用に際して
は、常にサービスエンジニアが必要となるうえ、そのエ
ンジニアの手配のために別途費用も発生してしまうとい
う事情がある。
【0008】また、この現像剤供給装置に関する準備動
作の実行は、このようなサービスエンジニアに頼らず、
画像形成装置について熟知している人に対処してもらう
ことも可能であるが、そのような人が常に身近にいると
は限らないため、一般的な対処方法には成り得ない。し
かも、この準備動作においては、その動作の実行途中で
予期せぬトラブル(主に異常な操作が行われること)が
発生することもあり、かかるトラブルが発生した場合に
は、サービスエンジニア以外の一般の人では十分に対応
することができず、結果的に、その現像剤搬送路に現像
剤を過不足なく良好に充填させることができなくなるお
それがある。
【0009】特に、上記したような予期せぬトラブルが
発生した場合には、初期段階における現像装置への現像
剤補給が正常になされず、その後の現像装置による現像
工程において現像不良が誘発するおそれが生じてしま
う。さらに、最悪の場合には、現像剤供給装置や作像ユ
ニットの破損が生じてしまうおそれがある。例えば、現
像剤搬送路への現像剤の充填が不足していると、画像濃
度が低下する等の画質欠陥が発生するばかりではなく、
二成分現像装置にあっては二成分現像剤のキャリアが作
像ユニットの像担持体側に放出されて像担持体等の破損
が発生するおそれがある。反対に、現像剤搬送路に現像
剤が過剰に充填される、その搬送路内が現像剤で飽和状
態になり、例えば現像剤搬送路としてのパイプが外れて
現像剤供給装置が破損するおそれがある。
【0010】以上のように、画像形成装置の購入後にお
ける使いやすさに関しては、未だ改善の余地を残すもの
であった。
【0011】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、現像
剤容器内の現像剤を現像装置に現像剤搬送路を介して供
給する現像剤供給装置を有する画像形成装置として、そ
の新品の画像形成装置を設置して使用するに先立って行
う必要のある準備動作(特に現像剤供給装置に関する準
備動作)を、サービスエンジニアに頼ることなく自動的
かつ確実に行うことができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、画像情報に応じて形成される静電潜像を現像剤によ
り現像する現像装置と、この現像装置に供給するための
現像剤を収容する現像剤容器と、この現像剤容器内に収
容されている現像剤を前記現像装置に現像剤搬送路を介
して供給する現像剤供給装置とを備えた画像形成装置で
あって、この画像形成装置の最初の電源投入時に、前記
現像剤供給装置を所定の設定時間だけ駆動させる制御手
段を有することを特徴とするものである。
【0013】ここで、上記現像剤容器は、通常、画像形
成装置本体に対して着脱自在に装着して使用する形態の
ものが使用されるが、特にこれに限定されない。また、
この現像剤容器に収容する現像剤は、通常、トナー及び
キャリアからなる二成分現像剤のうちのトナーである
が、その現像剤の供給先である現像装置において補給す
べき要求条件に応じて適宜選定すればよい。なお、本発
明の画像形成装置は、現像剤により形成される画像を記
録用紙等の記録媒体に直接又は中間転写体を介して転写
することにより所望の画像を形成することができるもの
であればよく、特に制約されるものではない。
【0014】また、上記現像剤搬送路は、現像剤容器と
現像装置との間に介在するものであればよく、その形態
等については特に限定されるものではないが、一般に、
その現像剤容器内の現像剤を一旦貯留する貯留部を設
け、この貯留部と現像装置との間に介在するように配置
される。現像剤供給装置は、この現像剤搬送路を通して
現像剤の搬送を行うものであり、通常、その現像剤搬送
路の通路内に現像剤送り部材(例えば、オーガー、線材
を螺旋状に曲げ加工したもの)を配置し、その現像剤送
り部材を電動モータ等の回転駆動装置により回転駆動さ
せるものである。現像剤送り部材は、上記貯留部を設け
る場合、その貯留部内のみに配置しても、あるいは、そ
の貯留部と現像剤搬送路の双方に配置してもよい。
【0015】さらに、上記制御手段において画像形成装
置の最初の電源投入時とは、新品の画像形成装置を設置
して初めて電源を入れる時である。また、上記所定の設
定時間は、新品の段階において、現像剤が存在しない空
の状態にある現像剤搬送路に現像剤供給装置の駆動によ
り現像剤容器側から現像剤を送り込んで適度に充填する
ために十分な時間であり、現像剤搬送路の容積や現像剤
供給装置の搬送能力等に応じて適宜設定される。なお、
現像剤供給装置の所定の設定時間の駆動は、必要に応じ
て、使用済みの現像剤容器を取り外して新品の現像剤容
器に交換した後に初めて電源を投入した時にも、実行す
るように構成しても構わない。
【0016】そして、このような本発明の画像形成装置
によれば、新品の画像形成装置を設置して初めて電源を
投入すると、現像剤供給装置が自動的に所定の設定時間
だけ駆動し、これにより現像剤搬送路に現像剤容器の現
像剤が送り込まれて充填される。この現像剤供給装置の
駆動は、電源投入操作以外の他の特別な駆動開始指令操
作をまったく要することなく完全に自動的に開始される
ため、現像剤の現像剤搬送路内への充填が確実になされ
る。
【0017】また、本発明の画像形成装置においては、
前記現像剤供給装置に前記現像剤容器から排出される現
像剤の有無を検知する現像剤検知手段を設け、かつ、前
記制御手段は、この現像剤検知手段による検知情報を前
記現像剤供給装置が駆動し始めてから前記設定時間より
も短い一定の時間が経過した時点で入手し、そのときの
検知情報が現像剤無しとの情報である場合には前記現像
剤供給装置の駆動を停止させるように構成するとよい。
上記一定の時間は、前記所定の設定時間よりも短い時間
であって、少なくとも現像剤容器から排出される現像剤
が現像剤検知手段により確実に検知されるに十分な時間
に設定することが必要である。
【0018】この場合には、前記した現像剤供給装置が
駆動し始めて一定の時間が経過した時点で現像剤容器か
ら現像剤が排出されているか否かが判断され、その排出
される現像剤が無いと判断されると、上記現像剤供給装
置の駆動が停止させられる。これにより、何らかの原因
で現像剤容器から現像剤が排出されないことがあって
も、現像剤供給装置が所定の設定時間だけ空駆動するだ
けで実際には現像剤を現像剤搬送路に送り込んでいない
というトラブル(現像剤搬送路への現像剤充填ミス)の
発生が回避される。
【0019】また、この現像剤検知手段を設けた画像形
成装置における前記制御手段は、前記現像剤供給装置の
駆動時間を累積して計測し、前記現像剤検知手段から入
手した検知情報が現像剤無しとの情報である場合には当
該駆動時間の計測結果をリセットするように構成すると
よい。
【0020】この場合には、現像剤を現像剤搬送路に送
り込んでいないときの現像剤供給装置の無駄な駆動時間
(の計測結果)がキャンセルされる。これにより、現像
剤容器からの現像剤の排出を可能にする対応をした後に
現像剤供給装置を再駆動させた際に、その現像剤供給装
置が所定の設定時間だけ確実に駆動されるようになり、
現像剤の現像剤搬送路への充填が確実に行われる。
【0021】また、本発明の画像形成装置においては、
異常操作の発生の有無を検知する異常検知手段を有し、
かつ、前記制御手段は、前記現像剤供給装置の駆動時間
を累積して計測するとともに前記異常検知手段の検知情
報を入手し、そのときの検知情報が異常操作の発生有り
との情報である場合には前記現像剤供給装置の駆動を停
止させるとともに当該駆動時間の計測結果を記憶保持す
るように構成するとよい。異常操作とは、少なくとも現
像剤供給供給装置の上記駆動の続行を不可能とさせるよ
うな予期せぬ操作であり、例えば、電源の切断、現像剤
容器の取り外し、開閉扉の開閉等である。
【0022】この場合には、現像剤供給装置の設定時間
分の駆動が実行されている際に、異常操作が発生する
と、その駆動が停止させられるとともに、その停止され
るまでの駆動時間(の計測結果)が記憶保持される。こ
れにより、異常操作に対する安全が確保されるととも
に、それまでの有効な現像剤供給装置の駆動内容(換言
すれば現像剤の充填動作)が保持される。
【0023】また、この異常検知手段を設けた画像形成
装置における制御手段は、前記現像剤供給装置を前記異
常検知手段から入手される異常操作の発生有りとの検知
結果により停止させた後に再駆動させる場合、その現像
剤供給装置を前記設定時間と前記記憶した計測結果との
差分だけ駆動させるように構成するとよい。
【0024】この場合には、現像剤供給装置が再駆動さ
れる際、その設定時間の残り時間(異常操作の発生によ
り停止させられるまでに有効に駆動した時間を除いた時
間)だけ駆動される。これにより、現像剤の現像剤搬送
路への充填が過不足なく効率よく行われる。
【0025】さらに、本発明の画像形成装置において
は、前記現像装置、現像剤容器及び現像剤供給装置の組
み合わせが独立して複数ある場合、前記制御手段は、そ
の複数の現像剤供給装置を同時に所定の設定時間だけ駆
動させるように構成するとよい。
【0026】これにより、複数の現像剤供給装置が同時
に所定の設定時間だけ駆動され、これにより複数の現像
剤容器と現像装置の間に介在する複数の現像剤搬送路に
対する現像剤の充填が比較的短時間で効率よく行われ
る。
【0027】また、このような現像装置、現像剤容器及
び現像剤供給装置の組み合わせが独立して複数ある画像
形成装置においては、その複数の現像剤供給装置におけ
る各現像剤搬送路の経路長が異なる場合、その各現像剤
供給装置の駆動させるべき所定の時間を当該各経路長に
応じて異なった時間に設定するとよい。一般に、設定時
間は、現像剤搬送路の経路長が長くなるにつれて増え、
反対に短くなるにつれて少なくなる傾向に基づいて設定
される。但し、この各設定時間の設定にあたっては、各
現像剤搬送路の経路長の違いにのみならず、各現像剤の
流動性(搬送製)等の特性の違い等についても考慮する
ことがより好ましい。
【0028】この場合には、各現像剤供給装置が現像剤
搬送路の各経路長に応じて設定された時間だけ駆動さ
れ、これにより、経路長が異なった現像剤搬送路であっ
ても現像剤が確実に充填されるようになる。
【0029】さらに、このような現像装置、現像剤容器
及び現像剤供給装置の組み合わせが独立して複数ある画
像形成装置においては、その複数の現像剤供給装置に前
記複数の現像剤容器から排出される現像剤の有無をそれ
ぞれ検知する現像剤検知手段を複数設け、かつ、前記制
御手段は、この複数の現像剤検知手段による検知情報を
前記各現像剤供給装置が駆動し始めてから前記設定時間
よりも短い一定の時間が経過した時点でそれぞれ入手
し、そのときの各検知情報の少なくとも1つが現像剤無
しとの情報である場合には前記各現像剤供給装置の駆動
をすべて停止させるように構成するとよい。
【0030】この場合には、複数の現像剤供給装置が同
時に駆動し始めて一定の時間が経過した時点で各現像剤
容器から現像剤が排出されているか否かがそれぞれ判断
され、その排出される現像剤が無いと1つでも判断され
ると、その各現像剤供給装置の駆動がすべて停止させら
れる。
【0031】また、このような複数の現像剤検知手段を
設けた画像形成装置における制御手段は、前記複数の現
像剤供給装置の各駆動時間をそれぞれ累積して計測し、
前記現像剤検知手段の検知結果が現像剤無しとの情報で
あった現像剤供給装置に関する当該駆動時間の計測結果
をリセットするとともに、当該検知結果が現像剤有りで
あった現像剤供給装置に関する当該駆動時間を記憶保持
するように構成するとよい。
【0032】この場合には、現像剤無しと検知された現
像剤供給装置については、その駆動が現像剤無しの検知
結果により停止するまでの無駄な駆動時間(の計測結
果)がキャンセルされる。これにより、その現像剤供給
装置が再駆動する際に所定の設定時間だけ確実に駆動さ
れるようになり、現像剤搬送路への現像剤の充填が確実
に行われる。一方、現像剤有りと検知された現像剤供給
装置については、その駆動が停止するまでの駆動時間
(の計測結果)が記憶保持される。これにより、その停
止するまでの有効な現像剤供給装置の駆動内容(換言す
れば現像剤の充填動作)が保持される。
【0033】さらに、このような複数の現像剤検知手段
を設けた画像形成装置においては、その複数の現像剤供
給装置を前記異常検知手段から入手される異常操作の発
生有りとの検知結果により停止させた後に再駆動させる
場合、前記制御手段は、その複数の現像剤供給装置のう
ちで現像剤有りと検知された現像剤供給装置を前記設定
時間と前記記憶した計測結果との差分だけ駆動させるよ
うに構成するとよい。
【0034】この場合、現像剤供給装置が再駆動される
際、現像剤無しと検知された現像剤供給装置は所定の設
定時間だけ改めて駆動される一方で、現像剤有りと検知
された現像剤供給装置はその設定時間の残り時間だけ駆
動される。これにより、現像剤の現像剤搬送路への充填
が過不足なく効率よく行われる。
【0035】また、このような現像装置、現像剤容器及
び現像剤供給装置の組み合わせが独立して複数ある画像
形成装置においては、異常操作の発生の有無を検知する
異常検知手段を有し、かつ、前記制御手段は、前記複数
の現像剤供給装置の各駆動時間をそれぞれ累積して計測
するとともに前記異常検知手段の検知情報を入手し、そ
のときの検知情報が異常操作の発生有りとの情報である
場合には前記各現像剤供給装置の駆動をすべて停止させ
るとともに当該各駆動時間の計測結果をすべて記憶保持
するように構成するとよい。
【0036】この場合には、各現像剤供給装置の設定時
間分の駆動が実行されている際に、異常操作が発生する
と、すべての現像剤供給装置の駆動が停止させられると
ともに、その停止されるまでの各現像剤供給装置の駆動
時間(の計測結果)が記憶保持される。これにより、異
常操作に対する安全が確保されるとともに、それまでの
有効な各現像剤供給装置の駆動内容(換言すれば現像剤
の充填動作)が保持される。
【0037】また、このような異常検知手段を設けた画
像形成装置においては、その複数の現像剤供給装置が前
記異常検知手段から入手される異常操作の発生有りとの
検知結果により停止させた後に再駆動させる場合、前記
制御手段は、その各現像剤供給装置を前記設定時間と前
記記憶保持した計測結果との差分だけそれぞれ駆動させ
るように構成するとよい。
【0038】この場合には、複数の現像剤供給装置が再
駆動される際、その各設定時間の残り時間(異常操作の
発生により停止させられるまでに有効に駆動した時間を
除いた時間)だけ駆動される。これにより、現像剤の各
現像剤搬送路への充填が過不足なく効率よく行われる。
【0039】さらに、以上のような本発明の画像形成装
置においては、その制御手段が、前記現像剤供給装置を
所定の設定時間だけ駆動させた後に、他の要求される動
作の実行を許可するように構成するとよい。他の要求さ
れる動作とは、通常の画像形成動作をはじめ、使用前に
必要とされる他の各種準備動作(クリーニングサイクル
など)である。
【0040】この場合には、現像剤供給装置が所定の設
定時間だけ駆動するという動作が優先的に行われ、その
動作が完了するまで他の動作に移行しないようになり、
これにより、現像剤の現像剤搬送路への充填がより一層
確実に行われるようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1に係る画像形成装置としてのフルカラー
プリンタを示すものである。
【0042】<プリンタ全体の基本構成>このカラープ
リンタは、その筐体1内に、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー
像を形成する作像ユニット10と、この作像ユニット1
0に記録用紙Pを供給する給紙ユニット30と、この給
紙ユニット30から供給した記録用紙Pに作像ユニット
10の通過時に転写される各トナー像を定着させる定着
ユニット40と、作像ユニット10(の現像装置)にト
ナーを補給するように供給するトナー供給装置50と配
置されている。図中の符号90はプリンタの各部位の動
作等を制御する制御装置、95は電源装置を示す。
【0043】作像ユニット10は、前記Y,M,C,K
の色のトナー像を専用に形成するための各感光ドラム1
1Y,11M,11C,11Kを上下方向に一定の間隔
をあけて配置し、その各感光ドラム11(Y,M,C,
K)の回りに、その各感光ドラム11の表面を接触して
帯電させる帯電ロール12(Y,M,C,K)と、その
各感光ドラム11に現像剤(トナー)を供給する現像装
置14(Y,M,C,K)とを有する作像ユニット10
とを同様にそれぞれ配置している。各感光ドラム11
(Y,M,C,K)は、有機感光材料からなる感光層が
形成されたドラム状の回転体であり、図1中において反
時計回りの方向に回転駆動する。上記各帯電ロール12
には、電源装置95から所定の帯電用電圧がそれぞれ供
給されている。
【0044】上記各現像装置14はいずれも、トナー
(T)及びキャリアからなる二成分現像剤を使用して磁
気ブラシ接触型現像を行う二成分現像装置であり、その
装置内に収容される二成分現像剤を攪拌しながら搬送す
る攪拌搬送部材(図示省略)と、この攪拌搬送部材によ
り搬送される二成分現像剤を担持して感光ドラム11と
対向する現像域に搬送する現像ロール(15)とで主に
構成されている。現像ロールはいずれも、回転する円筒
状のスリーブ(図示省略)とそのスリーブの内部に配置
されるマグネットロール(図示省略)とで構成されるも
のであり、電源装置95から所定の現像バイアスが(そ
のスリーブに)それぞれ供給されている。
【0045】また、作像ユニット10は、各感光ドラム
11の帯電ロール12と現像装置14の間に対し、前記
Y,M,C,Kの各色の静電潜像を画像信号に応じて形
成する各レーザビーム光LBを光学系(図示省略)を介
して各感光体ドラム11の表面にそれぞれ照射するレー
ザ式潜像形成ユニット(露光装置)13が配置されてい
る。
【0046】さらに、作像ユニット10は、各感光ドラ
ム11(Y,M,C,K)で形成されるトナー像を記録
用紙Pに転写するための転写装置が配置されている。こ
の転写装置は、4つの感光ドラム11のうちの2つの感
光体ドラム11Y,11Mに接触する第1の一次中間転
写ドラム21と、他の2つの感光ドラム11C,11K
に接触する第2の一次中間転写ドラム22と、この第1
の一次中間転写ドラム21と第2の一次中間転写ドラム
22に同時に接触する二次中間転写ドラム23と、この
二次中間転写ドラム23に接触する最終転写ロール24
とでその主要部が構成されている。
【0047】上記転写装置において、中間転写ドラム2
1、22はいずれも、円筒状のロール芯材の表面に導電
性シリコーンゴム等からなる弾性ゴム層を形成した構造
のものであり、図1中において時計回りの方向に回転駆
動する。中間転写ドラム23は、円筒状のロール芯材の
表面に導電性シリコーンゴム等からなる弾性ゴム層を形
成するとともにフッ素ゴム等からなる離型層を形成した
ものであり、反時計回りの方向に回転駆動する。また、
最終転写ロール18は、ロール芯材にウレタンゴム等か
らなる被覆層を形成した構造のものであり、図1中にお
いて時計回りの方向に回転自在になっている。さらに、
各中間転写ドラム21、22、23には電源装置95か
ら所定の各一次転写用電圧や二次転写用電圧がそれぞれ
供給されており、また、最終転写ロール18には電源装
置95から所定の三次転写用電圧が印加されている。
【0048】給紙ユニット30は、記録用紙Pを多数枚
積載して収容するとともに筐体1の前方側(図1では右
側)に引き出し可能に装着されている用紙トレイ31
と、この用紙トレイ31に収容されている記録用紙Pを
その最上部のものから1枚ずつ送り出すロール式の用紙
送出装置32とで主に構成されている。定着ユニット4
0は、加熱ランプが内蔵された加熱ロール41と、この
加熱ロール41に圧接する加圧ロール42と、用紙排出
ロール43とで主に構成されている。図1中の1点鎖線
は、記録用紙Pの用紙搬送路である。この用紙搬送路
は、複数の用紙搬送ロール35、37、レジストロール
36、用紙搬送ガイド(図示省略)等が適宜配置されて
形成されている。また、図中の1aは、定着後に筐体1
内から排出される記録用紙Pを収容する傾斜曲面からな
る排紙部である。
【0049】トナー供給装置50は、図1や図2に示す
ように、前記Y,M,C,K色のトナーがそれぞれ収容
された円筒状のトナーボトル60Y,60M,60C,
60Kを着脱可能に保持するとともにその各トナーボト
ル60内のトナーを一時的に貯留するホルダー51Y,
51M,51C,51Kと、この各ホルダー51と各現
像装置14の間を接続するように配置されるトナー搬送
パイプ52Y,52M,52C,52Kと、各ホルダー
51内に貯留されるトナーを各トナー搬送パイプ52側
に送り込むためのオーガー53(Y,M,C,K)と、
この各トナー搬送パイプ52内に送り込まれるトナーを
現像装置14側にむけて搬送する螺旋状の搬送部材54
(Y,M,C,K)とでその主要部が構成されている。
図2a中において符号14aは現像装置14の開口部、
15は開口部14から一部露出する現像ロールである。
【0050】各トナー供給装置50におけるホルダー5
1はいずれも、円筒状のトナーボトル60の下半分を保
持するほぼ半円筒状の形態からなるホルダー本体部51
aと、このホルダー本体部51aの下方側に突出するよ
うに形成されるトナー貯留部51bとで形成されてい
る。この各ホルダー本体部51aの一端部側には、トナ
ーボトル60が装着されているか否かを検知するトナー
ボトル装着検知センサ55(Y,M,C,K)がそれぞ
れ取り付けられている。また、このトナー貯留部51b
には、トナーボトル60から排出されて貯留されるトナ
ーが存在するか否かを検知するトナー検知センサ56
(Y,M,C,K)がそれぞれ取り付けられている。
【0051】オーガー53は、回転軸にトナー送り羽根
を螺旋状に巻くような状態で形成してなるものであり、
トナー貯留部51bの底部に回転可能に取り付けられて
いる。また、オーガー53は、図2に示すように、ディ
スペンス用のモータ(以下、単に「DPモータ」とも略
称する)56(Y,M,C,K)の回転動力が所定の減
速ギア列57(Y,M,C,K)を介して伝えられるこ
とにより回転する。このディスペンス用のモータ56と
しては、ステッピングモータが使用されるが、必要に応
じてDCモータ、ACモータ等の別のモータを使用して
も構わない。
【0052】トナー搬送パイプ52は、フレキシブルな
プラスチック製パイプからなるものであり、その一端部
が各ホルダー51の貯留部51bのトナー送出口51c
に接続され、その他端部が各現像装置14のトナー受入
口14bに接続されている。螺旋状の搬送部材54は、
トナー搬送パイプ52の内部に挿入して回転し得るよう
に、金属製の線材をトナー搬送パイプ52の内径よりも
小さい巻き径でかつ所定のピッチで螺旋状に巻いてなる
ものである。また、この螺旋状の搬送部材54は、その
一端部が前記オーガー53の先端部と連結され、その他
端部が自由端となっており、オーガー53の回転に伴っ
て同時に回転するようになっている。
【0053】トナーボトル60は、図2に示すように、
1端部側の下部面にトナー排出口62が形成された円筒
状のボトル本体61と、そのボトル本体61の両端部の
開口を塞ぐ蓋体63、64と、この蓋体63、64に回
転可能に支持され、ボトル本体61の内部でトナーTを
排出口61にむけて搬送するように回転するアジテータ
65(この例では、回転支持体65aの先端部にボトル
内面に接触するフィルム65bを取り付けたもの)が設
置されている。アジテータ65は、その一端部に取り付
けられたギア67が前記減速ギア列57の一部と噛み合
い、前記DPモータ56の回転駆動力が伝えられること
により回転するようになっている。なお、この各トナー
ボトル60は、筐体1の前記排紙部1aに取り外し可能
に取り付けられている蓋(図示省略)を取り外した状態
で、その下方に露出する各トナー供給装置50のホルダ
ー51に載置するようにして装着する装着構造になって
いる。
【0054】<基本的なプリント及びトナー補給の動作
>このカラープリンタによるフルカラー画像のプリント
は、概略、次のように行われる。
【0055】まず、作像ユニット10において4つの感
光ドラム11(Y,M,C,K)が帯電ロール12によ
り一様に帯電された後、その帯電された各感光ドラム1
1の表面にレーザ式潜像形成装置13からY,M,C,
Kの各色に対応したレーザビーム光LBが別々に照射さ
れ、プリンタへの入力情報に応じた各色の静電潜像が形
成される。次いで、その各感光ドラム11上の各静電潜
像は、各現像装置14によって現像され、Y,M,C,
Kの各色のトナー像として可視化される。
【0056】続いて、各感光ドラム11上に形成された
各色のトナー像は、第1の中間転写ドラム21及び第2
の一次中間転写ドラム22上に静電的に一次転写され
る。すなわち、感光ドラム11Y,11Mに形成された
Y,Mの色のトナー像は第1の中間転写ドラム21上
に、感光ドラム11C、11Kに形成されたC,Kの色
のトナー像は第2の中間転写ドラム22上にそれぞれ転
写される。これにより、第1の中間転写ドラム21上に
はM色のトナー像とY色のトナー像とが形成され、一
方、第2の中間転写ドラム22上にはC色のトナー像と
K色のトナー像とが形成される。
【0057】引き続いて、第1及び第2の一次中間転写
ドラム21、22上にそれぞれ形成された各トナー像
は、二次中間転写ドラム23上に静電的に二次転写され
る。これにより、二次中間転写ドラム23上には、第1
の中間転写ドラム21上のトナー像(Y,M)と第2の
中間転写ドラム22上のトナー像(C,K)とがそれぞ
れ転写されて4色(Y,M,C,K)のトナー像が形成
される。次いで、この4色がトナー像は、第2の二次中
間転写ドラム23の回転に伴って最終転写ロール24と
圧接する最終転写部にむけて搬送される。
【0058】この作像ユニット10でのトナー像形成に
合わせて、上記最終転写部にむけて給紙ユニット30か
ら所定のタイミングで記録用紙Pが供給される。すなわ
ち、収容トレイ31に収容された記録用紙Pが、用紙送
出装置32により1枚だけ用紙搬送路に送り出されてレ
ジロール36で一旦停止させられた後に、そのレジロー
ル36により所定のタイミングで最終転写部に送り込ま
れる。これにより、二次中間転写ドラム23上の4色
(Y,M,C,K)のトナー像は、この二次中間転写ド
ラム23と最終転写ロール24の圧接部である最終転写
部に送り込まれる記録用紙Pに加圧された状態で静電的
に三次転写される。
【0059】次いで、この4色のトナー像が転写された
記録用紙Pは、定着ユニット40に送られ、その定着ユ
ニットの加熱ロール41と加圧ロールの間を通過するこ
とにより加熱加圧されて定着処理された後、排紙部1a
に排出される。以上のような一連の画像形成プロセスが
実行されることにより、記録用紙P上にフルカラー画像
が形成される。
【0060】また、この画像形成プロセスを繰り返すこ
とにより、各現像装置14(Y,M,C,K)内のトナ
ーが消費されて減少する。このため、このプリンタで
は、所定のタイミングで各トナー供給装置50により各
色のトナーの補給(例えば消費された分に相当する量の
トナー補給)がそれぞれ行われる。
【0061】すなわち、各トナーボトル60(Y,M,
C,K)に収容されている各色のトナーTは、平常時
は、そのアジテータ65の回転によりボトル本体61の
トナー排出口62から、各トナー供給装置50のホルダ
ー51の貯留部51bに落下して貯留されている。そし
て、この各ホルダー51の貯留部51bに貯留されてい
る各トナーTは、DPモータ56の回転駆動により回転
するオーガー53により各トナー搬送パイプ52に送り
出された後、その各トナー搬送パイプ52ではオーガー
53と連動して回転する螺旋状の搬送部材54により搬
送される。これにより、その各色(Y,M,C,K)の
トナーは、各トナー搬送パイプ52(Y,M,C,K)
を介して現像装置14に補給される。
【0062】また、このトナーの補給を繰り返すことに
より、トナーボトル60内のトナーが無くなった場合に
は、使用済みのトナーボトル60をホルダー51から取
り外した後に、そのホルダー51に新品のトナーボトル
60を装着することになる。
【0063】<準備動作に関する構成>ところで、この
カラープリンタは、その新品のときに初めて設定して使
用するに際し、以下のような特殊な準備動作(以下、特
に「設置シーケンス」ともいう)が自動的に実行される
ようになっている。
【0064】この設置シーケンスは、新品の各トナーボ
トル60(Y,M,C,K)を(トナー排出口52を開
口させた後に)各トナー供給装置50(Y,M,C,
K)のホルダー51(のホルダー本体部51a)に装着
した後、その各トナーボトル60内のトナーTをホルダ
ー51の貯留部51bを通して各トナー搬送パイプ52
内に適度に充填させるための制御動作である。これは、
カラープリンタが新品の段階では、各トナー供給装置5
0のホルダー51の貯留部51b内をはじめ、各トナー
搬送パイプ52内には、搬送移動時におけるトナーこぼ
れやそれによる雄置内汚染が発生することを避ける等の
目的で、トナーTがまったく存在しておらず空の状態に
あるからであり、前述したように充填させておく必要が
あるからである。
【0065】また、このカラープリンタにおける上記設
置シーケンスは、トナー供給装置50が複数あること
や、その各トナー供給装置50(Y,M,C,K)の各
トナー搬送パイプ52(Y,M,C,K)の経路長が異
なることなどを考慮して制御動作が実行されるようにな
っている。ちなみに、この実施形態におけるトナー搬送
パイプ52Y,52M,52C,52Kの各経路長L
1,L2,L3,L4は、「L1<L2<L3<L4」
という大小関係にある。
【0066】図3は、この設置シーケンス等を行うため
の制御装置の構成を示すブロック図である。
【0067】図3中において符号70は、マイクロコン
ピュータ等で構成される制御部であり、前記したプリン
タの各部位を制御する制御装置90の一部として組み込
まれている。この制御部70には、制御プログラム等が
記憶されるROMや、制御情報や各種情報が保持可能に
記憶されるRAM等からなる記録部71が接続されてい
る。また、この制御部70には、カラープリンタの主電
源をON/OFF操作する電源スイッチ17と、各トナ
ーボトル60(Y,M,C,K)の各トナー供給装置5
0への装着の有無を検知する前記トナーボトル装着検知
センサ55(Y,M,C,K)や、筐体1に開閉するよ
うに取り付けられた作業用扉の開閉の有無を検知するイ
ンターロック開閉検知センサ18や、各トナー供給装置
50のホルダー51の貯留部51bに取り付けられた前
記各トナー検知センサ52(Y,M,C,K)がそれぞ
れ接続されており、その各スイッチ17やセンサ21、
22、23から各検知情報が入力されるようになってい
る。さらに、この制御部70には、プリンタの各種状態
やメッセージ等を表示する液晶パネルからなる表示部1
9や、各トナー供給装置50におけるDPモータ56の
駆動を制御する各色(Y,M,C,K)のDPモータ駆
動部75(Y,M,C,K)が接続されている。
【0068】そして、この制御装置90における制御部
70は、図4及び図5に示す制御プログラムに従って設
置シーケンス等を実行するようになっている。
【0069】次に、この制御部70による制御動作につ
いて図4及び図5などを参照しながら説明する。
【0070】<準備動作の実行>新品のフルカーラプリ
ンタを所定の使用場所に設置した後、購入者(ユーザ)
が電源スイッチ17をONにして電源の投入を行うと
(ステップS10)、初めにプリンタ(M/C)が動作
可能な状態であるか否かが判断される(S11)。この
判断は、例えば、各トナーボトル60が装着されている
か否かを調べて行われる。
【0071】この際、そのトナーボトル60が装着され
ていない場合等には、トナーの供給を行えず設置シーケ
ンス自体を実行できないためプリンタ(M/C)が動作
不可能と判断され、表示部19にエラーメッセージが表
示される(S12)。このときのエラーメッセージとし
ては、例えば「トナーボトルを装着してください。」の
ような内容が表示される。これにより、プリンタの購入
者にカートリッジ60の装着作業を促すようになってい
る。
【0072】ステップS11においてプリンタ(M/
C)の動作が可能と判断された場合又はステップS12
において購入者によるエラーメッセージに対する適切な
処理がなされてM/C動作が可能と判断された場合に
は、設置シーケンスが終了しているか否かが判断される
(S13)。この際、プリンタが新品である場合には必
ず設置シーケンスが実行される。
【0073】<設置シーケンスの実行>設置シーケンス
に移行すると、まず、各トナー供給装置50のDPモー
タ52のすべてが同時に回転駆動し始める(ステップS
20)。これにより、各トナーボトル60のアジテータ
65、各ホルダー51の貯留部51bのオーガー58及
び各トナー搬送パイプ52の螺旋状の搬送部材54が回
転する。また、これと同時に、制御部70では、各DP
モータ52の駆動時間T(Y,M,C,K)がそれぞれ
カウントされ始める(S21)。この駆動時間Tのカウ
ントは、DPモータ52のON時間(通電時間)を計測
することで行われる。
【0074】次いで、DPモータ52の駆動開始から所
定の一定時間t1(秒)が経過した時点で、トナー検知
センサ56(Y,M,C,K)によるトナー検知が開始
され(S22)、これにより各ホルダー51の貯留部5
1b内におけるトナーTの有無が個々に検知される(S
23)。
【0075】一定時間t1は、新品のトナーボトル60
から初めて排出されて貯留部51b内に貯留するトナー
Tをトナー検知センサ56により確実に検知するに十分
な時間に設定されている。具体的には5秒程度である。
これにより、各トナー搬送パイプ52に充填すべきトナ
ーが貯留部51b内に実際にあるか否かが確実に検出さ
れ、この結果、設置シーケンスの誤動作、即ちトナーの
各トナー搬送パイプ52への充填ミスを回避することが
できる。
【0076】このステップS23においてトナー検知セ
ンサ56(Y,M,C,K)によりすべて「トナー有
り」と判断された場合は、各DPモータ52の駆動時間
の累積カウント値T(Y,M,C,K)がその各設定時
間T1,T2,T3,T4にすべて達したか否かが判断され
る(S24)。
【0077】各DPモータ52の駆動時間に対する各設
定時間T1,T2,T3,T4は、基本的に、そのモータ駆
動によりオーガー58や搬送部材54が回転してトナー
を各トナー搬送パイプ52に確実に送り込んで充填でき
る観点から設定されているが、この実施の形態では、特
に前記したように各トナー搬送パイプ52(Y,M,
C,K)の搬送長L1,L2,L3,L4が異なること
も考慮して確実に充填する観点からも設定している。す
なわち、トナー搬送パイプ52の搬送長Lが長いもの
程、その設定時間についても長めに設定している。具体
的には、各設定時間T1,T2,T3,T4について60
秒、60秒、70秒、80秒程度にそれぞれ設定してい
る。この例では、Y色の駆動時間T1とM色の駆動時間
2がその搬送パイプの長さが異なっている(L1<L
2)にも関わらず同じ値になっているが、これは、Y色
のトナーの流動性が他のM,C,Kのトナーの流動性に
比べて相対的に劣るという点を考慮して設定しているた
めである。
【0078】このステップS24において各DPモータ
52の累積カウント値T(Y,M,C,K)がその各設
定時間T1,T2,T3,T4にすべて達した場合には、各
DPモータ52(Y,M,C,K)の駆動がすべて停止
され(S25)、もって設置シーケンスが最もスムーズ
に終了する(S26)。なお、この際、4つのトナー供
給装置50に対する設置シーケンスが終了した情報は、
制御部70により記憶部71に記憶される(例えば終了
のフラグを立てる)。
【0079】この結果、4つのトナー供給装置50
(Y,M,C,K)における各トナー搬送パイプ52
(Y,M,C,K)の内部に対しては、トナーがオーガ
ー58や搬送部材54の搬送力により送り込まれるため
(但し、現像装置14の直前まで送り込む程度であり、
現像装置14自体には殆ど供給されていない)、十分に
充填される。これにより、その後に実行される最初のト
ナー補給動作が正常に行われるようになる。また、この
設置シーケンスは、4つのトナー供給装置50における
DPモータ56をすべて同時に駆動させて実行している
ため、その4つのトナー搬送パイプ52(Y,M,C,
K)へのトナー充填を並行して効率よく、しかも比較的
短時間で行うことが可能である。
【0080】<トナー無しと検知された場合>一方、前
記ステップ23において、4つのトナー検知センサ56
(Y,M,C,K)の少なくとも1つが「トナー無し」
と検知した場合には、各DPモータ52(Y,M,C,
K)の駆動がすべて停止される(S30)。
【0081】トナー無しと検知される原因としては、例
えば、トナーボトル60のトナー排出口62のシール部
材が剥がされていない状態で装着されている場合や、ボ
トル内のトナーが凝集してトナー排出口62から排出さ
れない場合や、アジテータ654の回転不良が発生した
場合などが挙げられる。
【0082】この際、制御部70では、トナー無しと検
知されたトナー供給装置50におけるDPモータ56の
駆動時間のカウント値についてはゼロにリセットする一
方で、トナー有りと検知されたトナー供給装置30にお
けるDPモータ56の駆動時間のカウント値については
記録部71に記憶して保存する(S31)。また、これ
と同時に、表示部19にエラーメッセージを表示させる
(S32)。このときのエラーメッセージとしては、例
えば「トナーボトルを確認してください。」のような内
容が表示される。これにより、プリンタの購入者にカー
トリッジ60の取扱いミスや不良部分の点検作業を促す
ようになっている。
【0083】結局、この場合には、設置シーケンスが正
常に終了しなかったため、設置シーケンスが未終了とな
る(S33)。この設置シーケンスが未終了であるとい
う情報は、制御部70により記憶部71に記憶される。
【0084】また、この場合には、その後、エラーメッ
セージに対する適切な処置がなされると(仮に電源がO
FFされたとしても)、前記ステップS11(場合によ
ってはステップS12)を経た後、前記ステップS13
において設置シーケンスが終了しているか否かが判断さ
れるが、この際、前記したようにトナー無しと検知され
たことに起因した未終了の設置シーケンスがあるため、
再び設置シーケンスに移行することになる。
【0085】そして、この再度の設置シーケンスが実行
されると、前記ステップS20〜S22までの各動作が
同様に実行された後、前記ステップ23におけるトナー
の有無に関する判断が行われる。この際、前記したトナ
ー無しの原因が無事解消されていれば、次のステップ2
4に進むことになる。
【0086】また、このステップ24において、トナー
無しと検知されたトナー供給装置50におけるDPモー
タ56については、その駆動時間のカウント値がリセッ
トされていることから、再度の設置シーケンスにおける
カウント値が再び初期の設定時間になるまで判断される
ともに駆動されることになる。一方、トナー有りと検知
されたトナー供給装置50におけるDPモータ56につ
いては、その駆動時間の前回のカウント値が記憶保持さ
れていることから、再度の設置シーケンスにおけるカウ
ント値が初期の設定時間から前回のカウント値を差し引
いた差分の時間になるまで判断されるとともに駆動され
ることになる。
【0087】なお、ステップS24において、カウント
値が設定時間になったトナー供給装置50のDPモータ
56は停止することになる。また、そのDPモータ56
が設定時間だけ駆動したトナー供給装置50は、その設
置シーケンスが終了したことになるため、その終了した
情報が制御部70により記憶部71に記憶される。
【0088】このようにステップS22〜23において
トナーの有無を検知することにより、一部又は全部のト
ナー供給装置50におけるホルダー51の貯留部51b
に何らかの原因でトナーが無い場合であっても、その該
当するトナー供給装置50のDPモータ56などが空駆
動するだけで実際にはトナーをトナー搬送パイプ52に
送り込んでいないというトラブル、即ちトナー搬送パイ
プ52へのトナー充填ミスが発生することを防止するこ
とができる。
【0089】また、トナー無しと検知されたトナー供給
装置50については、そのDPモータ56が再び初期の
設定時間だけ駆動されるため、そのトナー搬送パイプ5
2へのトナー充填を過不足なく確実に行うことができ
る。さらに、トナー有りと検知されたトナー供給装置5
0については、そのDPモータ56が初期の設定時間か
ら前回の駆動時間を差し引いた差分だけ駆動すればよい
ため、DPモータ56を余分に駆動させる必要がなく、
そのトナー搬送パイプ52へのトナー充填を過剰に行う
ことを回避することができる。
【0090】<異常操作の発生有りと検知された場合>
さらに、このプリンタの設置シーケンスでは、そのステ
ップS24においてカウント値が1つでも設定時間に達
していないと判断された場合には、一度ステップS40
に移行するようになっている。
【0091】このステップS40は、購入者によるプリ
ンタに関する異常操作が行われたか否かが判断される。
その判断対象としては、電源スイッチ19のOFF操
作、トナーボトル60の取り外し操作又は作業扉の開閉
によるインターロックの開き操作である。この際、トナ
ーボトル60の取り外し操作の有無については前記トナ
ーボトル装着検知センサ52により検知され、インター
ロックの開き操作の有無については前記インターロック
開閉検知センサ18により検知される。
【0092】そして、このステップS40において、上
記3つの異常操作のいずれもが発生しないと判断された
場合には、再びステップS24に戻る。一方、上記3つ
の異常操作のうちで1つでも発生したと判断された場合
には、各DPモータ52(Y,M,C,K)の駆動がす
べて停止される(S41)。これにより、異常操作に対
する安全が図れる。
【0093】ステップS41に移行した場合、制御部7
0では、その異常操作の内容に如何にかかわらず、全D
Pモータ56の駆動時間のカウント値についてすべて記
録部71に記憶して保存する(S42)。また、これと
同時に、ステップS40で検知される異常操作がトナー
ボトル60の取り外し操作又はインターロックの開き操
作である場合には、表示部19にエラーメッセージを表
示させる(S43)。このときのエラーメッセージとし
ては、例えば「トナーボトルを装着してください」又は
「作業扉を閉めてください。」のような内容が表示され
る。これにより、プリンタの購入者に異常操作の解除作
業を促すようになっている。なお、ステップS40で検
知される異常操作が電源のOFF操作である場合には、
上記ステップS43のようなエラーメッセージの表示は
行われない(ステップS43を飛び越えて次のステップ
S44に進むことになる)。
【0094】結局、この場合においては、最終的には、
その異常操作の内容に如何にかかわらず設置シーケンス
が正常に終了しなかったことになるため、設置シーケン
スが未終了となる(S44)。この設置シーケンスが未
終了であるという情報は、制御部70により記憶部71
に記憶される。
【0095】また、この場合、異常操作が電源のOFF
操作であったときには、前記ステップS10に戻って購
入者による電源スイッチ19のON操作を待つことにな
る。そして、この電源スイッチ19が再びON操作され
るか又はステップS43でのエラーメッセージに対する
適切な処置がなされると、前記ステップ11(場合によ
ってはステップS12)を経た後、前記ステップS13
において設置シーケンスが終了しているか否かが判断さ
れる。このとき、前記したように異常操作の発生に起因
した未終了の設置シーケンスがあるため、再び設置シー
ケンスに移行することになる。
【0096】そして、この再度の設置シーケンスが実行
されると、前記ステップS20〜S24までの各動作が
同様に実行された後、前記ステップ40における異常操
作の発生の有無に関する判断が再び行われる。この際、
前記した異常操作が解除されていれば、次のステップ2
4に戻ることになる。
【0097】また、このステップ24において、すべて
のトナー供給装置50におけるDPモータ56について
は、その駆動時間の前回のカウント値がそれぞれ記憶保
持されていることから、再度の設置シーケンスにおける
カウント値が初期の設定時間から前回のカウント値をそ
れぞれ差し引いた差分の時間になるまで判断されるとと
もに駆動されることになる。なお、ステップS24にお
いて、カウント値が設定時間になったトナー供給装置5
0のDPモータ56は停止する。また、そのDPモータ
56が設定時間だけ駆動したトナー供給装置50につい
ては、その設置シーケンスが終了したことになるため、
その終了した情報が制御部70により記憶部71に記憶
される。
【0098】このようにステップS40において異常操
作の発生の有無を検知することにより、その異常操作が
発生した場合における安全が確保される。また、その異
常操作が発生した場合には設置シーケンスが強制的に終
了させられるが、もう一度電源を入れ直すことで再度の
設置シーケンスに自動的に移行できる。しかも、その終
了までのDPモータ56の駆動時間のカウント値が記憶
保持されていることから、その再度の設置シーケンスで
はDPモータ56(設定時間に達しているものは除く)
が初期の設定時間から前回の駆動時間を差し引いた差分
だけ駆動すればよく、このため、DPモータ56を余分
に駆動させる必要がなく、そのトナー搬送パイプ52へ
のトナー充填を過剰に行うことを回避することができ
る。
【0099】この結果、異常操作の発生により再度の設
置シーケンスを行うことになった場合であっても、その
最初の設置シーケンスにおけるトナー搬送パイプ52へ
のトナー充填作業が有効に保持され、その再度の設置シ
ーケンスを無駄が少なく効率よく適切に行うことが可能
である。
【0100】<設置シーケンス終了後の準備動作>以上
のようにして、4つのトナー供給装置50(Y,M,
C,K)に対する設置シーケンスがすべて終了すると、
前記したステップ13(図4)における判断は常に「Y
ES」となり、次のステップS15に進む。
【0101】このステップS15では、準備動作におい
て必要とされる他のシーケンスがあるか否かが判断され
る。その他のシーケンスがあれば、そのシーケンスを実
行することになる(S16)。ここで、他のシーケンス
としては、例えば、感光ドラム11、帯電ロール12、
転写ロール24等のクリーニングシーケンス、定着ユニ
ット40のウォームアップシーケンス等がある。
【0102】ステップS15において他のシーケンスが
ないと判断した場合には、準備動作がすべて終了するた
め、プリンタはスタンバイの状態になる(S17)。こ
れにより、このプリンタを実際に使用すること(プリン
ト動作を行うこと)が可能となる。
【0103】従って、このカラープリンタにあっては、
その新品のときに初めて電源を入れるという操作を行う
だけで前記したような設置シーケンスが自動的に実行さ
れるため、トナー供給装置50のトナー搬送パイプ52
へのトナー充填を、サービスエンジニアに頼ることもな
く、簡単かつ確実に行うことができる。また、その設置
シーケンスは、例えば、何らかの原因でトナー供給装置
50の貯留部51bにトナーが無い場合が発生したり或
いは購入者が異常操作を行った場合であっても、そのよ
うな予期せぬ事態にも適切に対処できるように構成され
ているため、最後まで正常に終了させることが可能であ
る。
【0104】なお、前記実施の形態1では、本発明を複
数(4つ)のトナー供給装置50があるプリンタに適用
した場合について例示したが、本発明はトナー供給装置
50が1つのものであっても同様に適用すること(特に
設置シーケンスを実行するように構成すること)が可能
であり、しかも同様の作用効果が得られる。
【0105】また、前記設置シーケンスについては、必
要により、トナーボトル60を使い切った後に新品のも
のに交換して装着した際にも、実行するように構成して
も構わない。これは、トナーボトル60内のトナーがな
くなり、しかも、トナー供給パイプ52内のトナーもな
くなる場合もあり得るため、有効となる。この場合に
は、例えば、トナーボトル60の交換を促す警告メッセ
ージを表示部に表示した後に所定の枚数を超えるプリン
トを行ったことを検知して記憶保持し、その後、新品の
トナーボトルを装着して電源を入れなおした段階で、設
置シーケンスを実行するように構成すればよい。また、
このときの設置シーケンスでは、DPモータの駆動時間
の設定時間として、トナー供給パイプ52内にトナーが
僅かに残っていることも考慮し、短い時間に設定した専
用の時間を用意しておいてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、その新品の画像形成装置を設置して使用
するに先立って行う必要のある準備動作、特に現像剤供
給装置における現像剤搬送路への現像剤の充填動作を、
サービスエンジニアに頼ることなく自動的かつ確実に行
うことができる。これにより、その後に行われる現像剤
の現像装置への供給(補給)動作を正常に行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るカラープリンタの全体構
成を示す概要図。
【図2】 (a)はトナーボトル、トナー供給装置及び
現像装置を示す概略断面図、(b)は(a)のQ−Q線
断面図。
【図3】 設置シーケンスを含む準備動作を実行するた
めの制御手段の構成を示すブロック図。
【図4】 新品設置時等における準備動作を示すフロー
チャート。
【図5】 設置シーケンスの動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
14…現像装置、50…トナー供給装置、52…トナー
搬送パイプ(現像剤搬送路)、60…トナーボトル(現
像剤容器)、70…制御手段、T…トナー(現像剤)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA36 DA39 DD02 DE07 ED10 EE04 EE08 EF01 EH10 EK01 EK03 2H077 AA02 AA25 AB02 AB12 AC02 DA15 DA32 DA78 DA82 DB03 DB21 GA04 GA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて形成される静電潜像を
    現像剤により現像する現像装置と、この現像装置に供給
    するための現像剤を収容する現像剤容器と、この現像剤
    容器内に収容されている現像剤を前記現像装置に現像剤
    搬送路を介して供給する現像剤供給装置とを備えた画像
    形成装置であって、 この画像形成装置の最初の電源投入時に、前記現像剤供
    給装置を所定の設定時間だけ駆動させる制御手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像剤供給装置に前記現像剤容器から排出される現
    像剤の有無を検知する現像剤検知手段を設け、 かつ、前記制御手段は、この現像剤検知手段による検知
    情報を前記現像剤供給装置が駆動し始めてから前記設定
    時間よりも短い一定の時間が経過した時点で入手し、そ
    のときの検知情報が現像剤無しとの情報である場合には
    前記現像剤供給装置の駆動を停止させることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像形成装置におい
    て、 前記制御手段は、前記現像剤供給装置の駆動時間を累積
    して計測し、前記現像剤検知手段から入手した検知情報
    が現像剤無しとの情報である場合には当該駆動時間の計
    測結果をリセットすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 異常操作の発生の有無を検知する異常検知手段を有し、 かつ、前記制御手段は、前記現像剤供給装置の駆動時間
    を累積して計測するとともに前記異常検知手段の検知情
    報を入手し、そのときの検知情報が異常操作の発生有り
    との情報である場合には前記現像剤供給装置の駆動を停
    止させるとともに当該駆動時間の計測結果を記憶保持す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像剤供給装置を前記異常検知手段から入手される
    異常操作の発生有りとの検知結果により停止させた後に
    再駆動させる場合、 前記制御手段は、その現像剤供給装置を前記設定時間と
    前記記憶した計測結果との差分だけ駆動させることを特
    徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像装置、現像剤容器及び現像剤供給装置の組み合
    わせが独立して複数ある場合、 前記制御手段は、前記複数の現像剤供給装置を同時に所
    定の設定時間だけ駆動させることを特徴とする画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像形成装置におい
    て、 前記複数の現像剤供給装置における各現像剤搬送路の経
    路長が異なる場合、 その各現像剤供給装置の駆動させるべき所定の時間を当
    該各経路長に応じて異なった時間に設定することを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の画像形成装置におい
    て、 前記複数の現像剤供給装置に前記複数の現像剤容器から
    排出される現像剤の有無をそれぞれ検知する現像剤検知
    手段を複数設け、 かつ、前記制御手段は、この複数の現像剤検知手段によ
    る検知情報を前記各現像剤供給装置が駆動し始めてから
    前記設定時間よりも短い一定の時間が経過した時点でそ
    れぞれ入手し、そのときの各検知情報の少なくとも1つ
    が現像剤無しとの情報である場合には前記各現像剤供給
    装置の駆動をすべて停止させることを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像形成装置におい
    て、 前記制御手段は、前記複数の現像剤供給装置の各駆動時
    間をそれぞれ累積して計測し、前記現像剤検知手段の検
    知結果が現像剤無しとの情報であった現像剤供給装置に
    関する当該駆動時間の計測結果をリセットするととも
    に、当該検知結果が現像剤有りであった現像剤供給装置
    に関する当該駆動時間を記憶保持することを特徴とする
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像形成装置におい
    て、 前記複数の現像剤供給装置を前記異常検知手段から入手
    される異常操作の発生有りとの検知結果により停止させ
    た後に再駆動させる場合、 前記制御手段は、その複数の現像剤供給装置のうちで現
    像剤有りと検知された現像剤供給装置を前記設定時間と
    前記記憶した計測結果との差分だけ駆動させることを特
    徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の画像形成装置におい
    て、 異常操作の発生の有無を検知する異常検知手段を有し、 かつ、前記制御手段は、前記複数の現像剤供給装置の各
    駆動時間をそれぞれ累積して計測するとともに前記異常
    検知手段の検知情報を入手し、そのときの検知情報が異
    常操作の発生有りとの情報である場合には前記各現像剤
    供給装置の駆動をすべて停止させるとともに当該各駆動
    時間の計測結果をすべて記憶保持することを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像形成装置にお
    いて、 前記複数の現像剤供給装置が前記異常検知手段から入手
    される異常操作の発生有りとの検知結果により停止させ
    た後に再駆動させる場合、 前記制御手段は、その各現像剤供給装置を前記設定時間
    と前記記憶保持した計測結果との差分だけそれぞれ駆動
    させることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかの項に記載
    の画像形成装置において、前記制御手段は、前記現像剤
    供給装置を所定の設定時間だけ駆動させた後に、他の要
    求される動作の実行を許可することを特徴とする画像形
    成装置。
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