JP2003223044A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JP2003223044A
JP2003223044A JP2002023244A JP2002023244A JP2003223044A JP 2003223044 A JP2003223044 A JP 2003223044A JP 2002023244 A JP2002023244 A JP 2002023244A JP 2002023244 A JP2002023244 A JP 2002023244A JP 2003223044 A JP2003223044 A JP 2003223044A
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developing
toner replenishing
replenishing
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JP2002023244A
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English (en)
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Shunji Kato
俊次 加藤
Chikashi Ito
史 伊藤
Hirosato Amano
浩里 天野
Kunio Makino
邦夫 牧野
Takamichi Enomoto
孝道 榎本
Hiroyuki Kamimura
浩之 上村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤の保守管理を現像装置の設置箇所で簡
単に行えることにより保守コストの低減さらには保守時
での環境汚染や所要時間の低減が可能な構成を備えた現
像装置を提供する。 【解決手段】 潜像担持体と対向して配置され、表面に
トナーを担持可能な現像剤担持体を有する現像部3A
と、上記現像部3A内に向けてトナーを補給可能なトナ
ー補給部3Bとを備え、上記現像部3Aと上記トナー補
給部3Bとの境界部Sに上記トナー補給部3Bからのト
ナーの流路を遮断可能な構成12を備えてることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置および画
像形成装置に関し、さらに詳しくは、潜像担持体に対す
る画像形成処理の一部工程を実行する装置を一纏めにし
て配置したプロセスカートリッジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタあるいはファクシミリ
装置や印刷機などの画像形成装置においては、潜像担持
体に対する画像形成処理を実行する装置の一部を潜像担
持体と同じ筐体内に纏めて配備し、装置本体に対して着
脱可能に設けたプロセスカートリッジ構造(以下、プロ
セスカートリッジという)を採用する場合がある。
【0003】プロセスカートリッジの構成としては、本
発明の実施形態の説明に用いる図1を用いて説明すると
概ね、次の通りである。潜像担持体として、ドラム状に
構成された感光体(以下、感光体ドラムという)1およ
びこの周囲に配置されて感光体ドラム1の回転過程にお
いて画像形成処理のうちの帯電行程を実行する帯電装置
2,感光体ドラム1に形成された静電潜像をトナーによ
り可視像処理する現像装置3,現像装置3によって得ら
れたトナー像の転写が終わった後に感光体ドラム1に残
留するトナーを回収するクリーニング装置4がそれぞれ
必要な場所に配置された筐体Hを備えている。
【0004】筐体は、図示しない画像形成装置、例え
ば、画像形成装置本体を構成する筐体に対して着脱でき
る構成が採用されており、保守あるいは感光体ドラム1
の経時劣化さらには現像剤の消費完了などに応じて画像
形成装置本体の筐体から取り出されて回収されるように
なっている。一方、可視像処理に用いられる現像剤は、
例えば、乾式現像方式を用いる場合でいうと、一成分系
現像剤あるいはキャリアとトナーとを混合した二成分系
現像剤が用いられる。現像剤として用いられるトナーに
おいては、近年、ドット再現性の向上や鮮鋭度の向上な
どの高画質化を図る意図で小粒径化して粒状度を高める
場合がある。特に、例えば、デジタル処理による画像形
成を行う際に上述したリサイクル方式を採用し、さら
に、画像形成に要する時間短縮のための高速化が行われ
た場合には、ドット画像に対する忠実な再現性を目的と
して小粒径のトナーが用いられる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プロセスカートリッジ
は、内部に装備されている装置の経時劣化や寿命により
交換される対象となるが、特に現像装置における現像剤
がなくなった時点でプロセスカートリッジとしての寿命
が尽きたとして交換することが頻繁に行われていた。従
って、現像剤の消費率が高いユーザであるとプロセスカ
ートリッジ内の現像装置以外の装置がまだ使用可能な状
態であっても現像剤がなくなった時点で交換する必要が
出てしまい、画像形成装置の管理維持費、いわゆる、ラ
ンニングコストが高くなる虞がある。そこで、従来で
は、転写後の感光体ドラムから回収したトナーを現像装
置内に再給送して、いわゆるリサイクルトナーを用いる
方式も提案されているが、リサイクルトナーと現像装置
における補給部からの新規トナーとのいずれもが消費さ
れてしまうと、上述した場合と同様にプロセスカートリ
ッジの交換ということになる。
【0006】一方、現像剤の補充に関しては、補充時で
のトナーの飛散による環境汚染などがあるためにユーザ
自身で行うことは難しいとされ、交換対象とされたプロ
セスカートリッジを再生工場に一旦回収し、再生工場で
現像剤の補充を行うことがある。このような工程を経る
場合には再生工場での処理コストや納期などにおいてユ
ーザの要求を満たすことができないことがあり、この改
善が望まれている。
【0007】本発明の目的は、上記従来の現像装置、特
に他の機器類と纏めた一つの筐体をなすプロセスカート
リッジ内に配備された現像装置における問題に鑑み、現
像剤の保守管理を現像装置の設置箇所で簡単に行えるこ
とにより保守コストの低減さらには保守時での環境汚染
や所要時間の低減が可能な構成を備えた現像装置および
画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
静電潜像が形成される潜像担持体に対してトナーを供給
することにより静電潜像の可視像処理を行う現像装置に
おいて、上記潜像担持体と対向して配置され、表面にト
ナーを担持可能な現像剤担持体を有する現像部と、上記
現像部内に向けてトナーを補給可能なトナー補給部とを
備え、上記現像部と上記トナー補給部との境界部に上記
トナー補給部からのトナーの流路を遮断可能な構成を備
えてることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に加えて、上記現像部とトナー補給部との境界部に
は、上記トナー補給部からのトナーの流路を開閉可能な
開口部が設けられ、該開口部は上記トナー補給部のトナ
ー収容レベルに応じて開閉されることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明に加えて、上記トナー補給部からのトナーの
流路が、出荷時若しくは上記トナー補給部内のトナーが
なくなったときに遮断されて閉じられることを特徴とし
ている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
うちの一つに記載の発明に加えて、上記トナー補給部に
は、該現像装置の設置箇所において新規トナーの充填が
可能な充填部が設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至3の
うちの一つに記載の発明に加えて、上記トナー補給部か
らのトナーの流路は、上記トナー補給部内でのトナーの
残量に応じて自動開閉される構成とされていることを特
徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
うちの一つに記載の現像装置を用いる画像形成装置であ
って、上記現像装置および潜像担持体を含む画像形成処
理を実行する装置の一部を纏めたプロセスカートリッジ
を本体筐体部に対して着脱可
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1は、本発明の実施形態による現像
装置を含む画像形成処理を実行するための装置を纏めて
配置したプロセスカートリッジPCを示している。プロ
セスカートリッジPCは、図示しない画像形成装置、例
えばプリンタなどの本体筐体に対して着脱可能に設けら
れており、内部には、潜像担持体としてドラム状に形成
された感光体(以下、感光体ドラムという)1が配置さ
れている。
【0015】感光体ドラム1の周囲には、回転過程にお
いて画像形成処理を行う装置のうちで画像情報に応じて
感光体ドラム1に静電潜像を形成する装置および現像さ
れたトナー像を記録用紙に転写する装置を除く画像形成
処理実行用の装置である帯電装置2,現像装置3,クリ
ーニング装置4がそれぞれ配置されている。
【0016】本実施形態では、帯電装置2が、感光体ド
ラム1に接触子ながら電荷注入が可能なローラを備えた
接触帯電方式に基づく構成とされ、現像装置3が、トナ
ーとキャリアとを混合した二成分系現像剤を用いる構成
とされている。現像装置の構成に関しては後で詳しく説
明する。クリーニング装置4では、クリーニングブレー
ド4Aにより感光体ドラム1から掻き取られた残留トナ
ーを磁気ローラ4Bにより回収部4Cに向けて搬送可能
な構成が用いられている。
【0017】現像装置3は、現像部3Aとトナー補給部
3Bとを備えた構成が用いられている。現像部3Aに
は、感光体ドラム1と対向して現像剤を表面に担持可能
な現像剤担持体に相当する現像スリーブ5と、攪拌ロー
ラ6と、現像剤の層厚を規定するプレドクター7および
ドクターブレード8とが設けられている。
【0018】トナー補給部3Bには、プロセスカートリ
ッジPCに対して挿脱可能なトナーカートリッジ9が装
填されている。トナーカートリッジ9は、補給対象であ
る新規トナーを収容可能な空間が外部から透視可能な透
明体からなる容器で構成され、上部に2段の壁部9A、
9Bが形成され、各壁部9A、9Bには外部からトナー
を充填することができる開口からなる充填部9A1,9
B1が設けられている。
【0019】充填部9A1,9B1には、後述する流動
化装置13からのトナーを充填する際に用いられるノズ
ル15を装着するとき以外は充填部を閉塞可能なパッキ
ン部材9A2,9B2が取り付けられている。このよう
に2段の壁部9A、9Bを設けて各部にある充填部9A
1,9B1を塞ぐ構成とすることによりトナーを内部に
補充する際のトナー漏れを確実に防止できる。
【0020】現像部3Aとトナー補給部3Bとが連通す
る空間部である両部の境界部Sには、トナー補給部3B
からのトナーの流路が構成されており、この流路には、
流路を開閉することで遮断可能な構成が設けられてい
る。流路を開閉することで遮断することができる構成に
は、一対のローラ10,11に両端が掛け止めされたシ
ート12が用いられる。シート12は、図2に示すよう
に、一対のローラのうちで繰り出し側となるローラ11
と巻き取り側となるローラ10とに延長方向各端部が掛
け止められており、各ローラ間で展張される部分には複
数の開口12Aが延長方向および幅方向に沿って順列さ
せてある。
【0021】シート12の延長方向における開口12A
の形成ピッチは、開口12Aがトナーの流路面積とほぼ
同等若しくはその面積よりも僅かに小さくなる面積で形
成されていることを踏まえ、トナーの流路となる現像部
3Aとトナー補給部3Bとの連通部に開口12Aが対向
しない場合に、シート12の延長方向で連通部を遮蔽で
きる非開口部の延長方向長さ(図2中、符号Lで示す延
長方向の長さ)が確保できるピッチとされている。これ
により、開口12Aが連通部に対面していない場合には
非開口部が連通部を閉じてトナーの流路を遮断すること
ができるようになっている。
【0022】一対のローラのうちで巻き取り側のローラ
10は、図示しないモータ等の駆動源によってシート1
2における開口12Aと非開口部とを連通部にそれぞれ
対面させることができる回転量を設定されて回転する。
シート12は、出荷時、非開口部を連通部に対面させた
状態とされ、出荷後、画像形成装置内で画像形成処理が
実行される段階、例えば、始動スイッチの投入などに対
応させて開口12Aを連通部に対面させるように駆動制
御される。そして、画像形成装置の稼働時には、トナー
カートリッジ9内のトナーの残量により繰り出されるよ
うになっている。つまり、トナーカートリッジ9内にト
ナーがなくなった場合には非開口部を連通部に対面さ
せ、トナーカートリッジ9内にトナーが補充され終わっ
た場合に開口12Aを連通部に対面させることができる
ようになっている。
【0023】このようなシート12の駆動を行うため
に、本実施形態ではトナーカートリッジ9内のトナーが
なくなったことを図示しない残量センサあるいは満杯状
態を検知可能なセンサにより検知するようになってお
り、残量検知センサの検知結果、つまりトナーの収容レ
ベルに対応してモータが駆動制御されるようになってい
る。これにより、残量センサによりトナーカートリッジ
9内にトナーがなくなったことを残量センサからの信号
により判断すると、シート12を非開口部が連通部に対
面するようにモータが駆動され、トナーカートリッジ9
内にトナーが補給されたのを残量センサにより検知する
と開口12Aが連通部に対面するようにシート12が駆
動される。
【0024】本実施形態においてトナーカートリッジ9
へのトナーの補充は、トナーカートリッジ9の設置箇
所、つまり、プロセスカートリッジPCを内蔵している
画像形成装置の設置箇所にて行われるようになってい
る。以下、このために用いられる装置について説明す
る。
【0025】図3は、トナーの補給手段に相当する流動
化装置13および流動化装置13からトナーカートリッ
ジ9に向けて流動化されたトナーを供給するための構成
の模式図であり、同図においてトナーは、例えば、10
μm程度の小粒径化されたものが用いられて流動性を高
められているものが用いられる。
【0026】図3において、流動化装置13は、トナー
を内部に導入するためのホッパー13Aを上部に備えた
密閉筐体を備えており、その筐体に対してはトナーを流
動させるための圧力を筐体内に付与する圧力装置14
と、筐体内から流れ出すトナーをトナーカートリッジ9
(図3では、便宜上、トナーカートリッジをボトル状で
示してある)内に導入するためのノズル15と筐体およ
びノズル15とを接続する供給パイプ16とを主要構成
としている。流動化装置13の内部には、圧力装置14
としてモータ17により駆動されるポンプを介して外気
が導入できるようになっており、導入された外気を筐体
内のトナー中に吹き込むことができる気体−粉体分離篩
(ふるい)13Bと外気を均等散布するための気体分配
部材13Cとが設けられ、さらに堆積したトナーの上部
空間での圧力を計測する圧力計13Dと筐体内を抜気し
て内部圧力を低下させるための圧力開閉弁13Eが設け
られている。
【0027】ノズル15は、トナーカートリッジ9に設
けられている充填9A1,9A2に挿通されて先端部を
トナーカートリッジ9の内部に進入させるようになって
おり、その構成が図4に示されている。図4において、
ノズル15は、トナーが筐体内の圧力により流動する
(図4中、符号Tで示してある)管路15Aと、その外
周を囲繞してノズル15の先端開口側からトナーカート
リッジ9内の空気(図4中、符号A1で示す)を取り込
み可能な内部吸引管路15Bと、内部吸引管路15Bの
外周を囲繞してノズル周辺部、つまりノズル15の先端
開口以外の周辺部の空気(図4中、符号A2で示してあ
る)を取り込み可能な外部吸引管路15Cとを備えた多
重管構造とされている。外部吸引管路15Cの外周面お
よび内部吸引管路15Bとトナーの流動路15Aとの間
には気体−空気分離用メッシュ18、19がそれぞれ設
けられている。
【0028】流動化装置13およびノズル15は、供給
パイプ16により連通されることにより流動化装置13
からトナーをトナーカートリッジ9内に充填することが
できるが、その手順は次の通りである。ホッパー13A
から筐体内トナーが導入されて圧力開閉弁13Eが閉じ
られた状態でモータ17を始動して圧力装置14である
ポンプを作動させると筐体内に外気が均一分散されて導
入され、トナーが筐体の内圧上昇に伴い供給パイプ16
を介してノズル15に向けて流動する。ノズル15で
は、筐体内の圧力が内部に作用することにより内部の空
気が内部吸引管路15Bおよび外部吸引管路15Cを介
して排気されることになるので、トナーカートリッジ9
の内部が減圧され、結果としてトナーが充填される。
【0029】流動化装置13は可搬型とされているの
で、画像形成装置の設置箇所に持ち運んで作動させるこ
とができる。
【0030】本実施形態では、トナーカートリッジ9へ
のトナーの補充回数が判断できるようになっている、つ
まり、トナーの補充回数はプロセスカートリッジPC内
に配置されている他の装置の寿命と関連づけてあり、そ
の回数から他の装置の寿命時期を判断してプロセスカー
トリッジPCの交換時期を割り出せるようになってい
る。トナーカートリッジ9へのトナーの補充回数の判断
は、シート12の巻き取り回数あるいはノズル15が挿
通される充填部9A1への補充回数記入シールの貼り付
け等が用いられる。
【0031】本実施形態は以上のような構成により、プ
ロセスカートリッジPCが画像形成装置に組み込まれる
ことになる。新規なプロセスカートリッジPCにおいて
は、出荷時、現像装置3における現像部3Aとトナー補
給部3Bとの連通部であるトナーの流路がシート12の
非開口部を対面させていることにより遮断されている。
【0032】画像形成装置が始動されると、出荷後、最
初の始動時であることが判断された場合にシート12が
開口12Aを連通部に対面させる状態に繰り出される。
シート12の開口12Aが連通部に対面するとトナー補
給部3Bからのトナーの流路が開放されることになり、
トナー補給部3Bからのトナーの流動が行える。本実施
形態では、トナー補給部3Bから現像部3Aに流れ込む
トナーを攪拌することによりキャリアとトナーとを付着
させて現像スリーブ5により担持させるようになってい
るが、トナー補給部3Bからのトナーの流れ込みは攪拌
位置での現像剤の嵩密度の変化を利用している。つま
り、攪拌位置でのトナーの現象によりキャリアの量が多
くなるとトナーの嵩密度が低下するので、その嵩密度の
低下量に応じてトナー補給部3Bからのトナーの流量が
決まるようになっている。このため、現像部3A内ので
現像剤濃度の検知機構は設けられていない。
【0033】一方、トナーカートリッジ9内のトナーが
なくなった場合には残量センサによりその状態が検知さ
れることになる。トナーカートリッジ9内のトナーがな
くなった場合にはシート12が巻き取られ、非開口部が
現像部3Aとトナー補給部3Bとの連通部に対面され
る。この結果、トナーカートリッジ9へのトナーの補充
が可能となる。トナーの補充時期に関しては、詳細を説
明しないが、残量センサに連動させて予めトナーがなく
なる前のある時期に警報することができる警報部を用い
ることができる。また、非開口部を連通部に対面させる
ためにシート12を巻き取る際に警報部に信号を出力す
る構成とすることも可能である。
【0034】トナーカートリッジ9内のトナーがなくな
ったことを警報されると流動化装置13およびノズル1
5を用いることによりプロセスカートリッジPCの交換
を行うことなく画像形成装置の設置箇所でトナーを補充
することになる。この場合には、ユーザ自身に限らず、
サービスマンが流動化装置13およびノズル15を用い
て行うことができる。
【0035】トナーをトナーカートリッジ9に補充する
場合には、現像装置3における現像部3Aとトナー補給
部3Bとの連通部がシート12の非開口部によって閉じ
られてトナーの流路が遮断されているので、トナー補給
部3Bから現像部3Aに向けてトナーが流入することが
ない。これにより、トナーの嵩密度を利用してトナーの
流動が起こる構成であっても、トナー補給部3Bからの
トナーの流動が完全に断たれ、不用意に現像部3Aに流
れ込んだ場合に生じるトナーの外部飛散をなくすことが
できる。
【0036】トナーの補充が行われると残量センサによ
りあるいはトナーカートリッジ9を外部から視認するこ
とにより補充完了時期が判り、これに応じて流動化装置
13およびノズル15をトナーカートリッジ9から外
す。
【0037】ノズル15をトナーカートリッジ9の充填
部9A1から抜き取り、充填部9A1に補充回数記入シ
ールを貼付することにより、あるいは、シート12の巻
き取り回数によりプロセスカートリッジPCでのトナー
補充回数履歴が更新され、その履歴によりプロセスカー
トリッジPCの交換時期を判断できることになる。
【0038】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
現像部とトナー補給部との境界部にトナー補給部からの
トナーの流路を開閉して遮断可能な構成が設けられてい
るので、潜像担持体と対向する位置が開放している現像
部への不用意なトナーの流入を防止することができる。
これにより、飛散しやすい状態のトナーをトナー補給部
に導入する場合でも現像部から外部に飛散することが防
がれるので、装置の設置箇所でのトナーの補充を環境汚
染を招くことなく行うようにしてユーザ自身による保守
を可能にすることができる。この結果、現像剤がなくな
った時期を現像装置の交換時期とする必要が少なくされ
るので、交換に要するコスト上昇や新しい現像装置が入
手するまでの時間の長大化を防ぐことが可能となる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、トナー補給
部からのトナーの流路が装置の出荷時あるいはトナー補
給部でのトナーがなくなったときに遮断されて閉じられ
るので、不用意にトナーが現像部から外部に飛散するよ
うなことを解消することが可能となり環境汚染を防止す
ることができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、トナー補給
部に新規トナーの充填部が設けられているので、現像装
置の設置箇所において新規トナーの補充が可能となり、
補充期間での画像形成不能状態を短くすることが可能と
なる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、トナー補給
部からのトナーの流路がトナー補給部でのトナーの残量
に応じて自動開閉されるので、トナー補給部への新規ト
ナーが補充される際には自動的に流路が遮断でき、これ
により、現像部から外部に向けたトナーの飛散による環
境汚染を未然に防止することが可能となる。
【0042】請求項6記載の発明によれば、潜像担持体
およびこれに形成されている静電潜像を可視像処理する
現像装置を含めた画像形成処理を実行する装置の一部を
纏めた配置したプロセスカートリッジを設けた場合にト
ナーがなくなった場合にトナー補給部と現像部との境界
部を遮断してトナーの補充ができる、これにより、プロ
セスカートリッジ内で現像装置以外の装置の寿命が尽き
ていないような場合でも現像装置の機能がなくなったの
にあわせて交換するような無駄を省くことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による現像装置を含むプロセ
スカートリッジの構成を示す図である。
【図2】図1に示したプロセスカートリッジに組み込ま
れている現像装置に用いられるシートの構成を説明する
ための斜視図である。
【図3】図1に示した現像装置に用いられるトナー補給
部のトナーカートリッジに対するトナーの補給手段の構
成を説明するための模式図である。
【図4】図3に示したトナー補給手段に用いられるノズ
ルの構成を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体である感光体ドラム 3 現像装置 3A 現像部 3B トナー補給部 5 現像スリーブ 9 トナーカートリッジ 9A、9B 壁部 9A1,9B1 充填部 10、11 ローラ 12 シート 12A 開口 13 トナー補給手段として用いられる流動化装置 15 トナーカートリッジ内にトナーを導入するノズル S 現像部3Aとトナー補給部との連通部をなす境界部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 浩里 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 牧野 邦夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 榎本 孝道 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 上村 浩之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA05 AA18 AA35 AB03 AC12 AD06 AD13 BA09 DA15 DA32 DB01 DB10 EA03 GA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される潜像担持体に対して
    トナーを供給することにより静電潜像の可視像処理を行
    う現像装置において、 上記潜像担持体と対向して配置され、表面にトナーを担
    持可能な現像剤担持体を有する現像部と、 上記現像部内に向けてトナーを補給可能なトナー補給部
    とを備え、 上記現像部と上記トナー補給部との境界部に上記トナー
    補給部からのトナーの流路を遮断可能な構成を備えてる
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現像装置において、 上記現像部とトナー補給部との境界部には、上記トナー
    補給部からのトナーの流路を開閉可能な開口部が設けら
    れ、該開口部は上記トナー補給部のトナー収容レベルに
    応じて開閉されることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の現像装置におい
    て、 上記トナー補給部からのトナーの流路は、出荷時若しく
    は上記トナー補給部内のトナーがなくなったときに遮断
    されて閉じられることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のうちの一つに記載の現像
    装置において、 上記トナー補給部には、該現像装置の設置箇所において
    新規トナーの充填が可能な充填部が設けられていること
    を特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のうちの一つに記載の現像
    装置において、 上記トナー補給部からのトナーの流路は、上記トナー補
    給部内でのトナーの残量に応じて自動開閉される構成と
    されていることを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうちの一つに記載の現像
    装置を用いる画像形成装置であって、 上記現像装置および潜像担持体を含む画像形成処理を実
    行する装置の一部を纏めたプロセスカートリッジを本体
    筐体部に対して着脱可能に設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7231164B2 (en) 2003-08-29 2007-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Developing unit, developing cartridge, and image forming apparatus
US7428393B2 (en) 2003-12-25 2008-09-23 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge, device unit, and image forming apparatus having a sealing member
JP2009282194A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015087672A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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