JPH0756429A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0756429A
JPH0756429A JP5220613A JP22061393A JPH0756429A JP H0756429 A JPH0756429 A JP H0756429A JP 5220613 A JP5220613 A JP 5220613A JP 22061393 A JP22061393 A JP 22061393A JP H0756429 A JPH0756429 A JP H0756429A
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JP
Japan
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toner
developing device
image
collected
latent image
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Pending
Application number
JP5220613A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Tanaka
勝 田中
Hidenobu Endo
秀信 遠藤
Atsushi Sanpei
敦史 三瓶
Naomi Misago
奈緒美 三砂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0756429A publication Critical patent/JPH0756429A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像装置によって感光体上に形成したトナー
像を転写材に転写し、その転写後、感光体上に残留する
トナーをクリーニング装置によって回収し、その回収ト
ナーを現像装置に戻して再使用する画像形成方法であっ
て、回収トナーを再使用しても、トナー像の画質を高め
ることのできる方法を提案する。 【構成】 駆動モータ23を間欠的に作動させ、このと
きのコイル22の回転により、クリーニング装置8から
現像装置4へ間欠的に回収トナーを戻し、これを再使用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜像担持体に形成され
た静電潜像を現像装置によってトナー像として可視像化
すると共に、そのトナー像を転写材に転写し、トナー像
転写後に潜像担持体上に残留するトナーをクリーニング
装置によって除去し、その除去した回収トナーを現像装
置に戻して再使用する画像形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ或いはファクシミ
リなどの画像形成装置において採用される上記形式の画
像形成方法は従来より周知である。この方法によれば、
潜像担持体から除去した回収トナーを再度使用できるの
で、トナーの無駄をなくし、画像形成装置のランニング
コストを低減できる。
【0003】従来は、潜像担持体から除去したトナー
を、画像形成動作中、連続して現像装置に戻し、これを
再使用していた。
【0004】ところが、この方法によると、潜像担持体
に形成されるトナー像に地汚れが発生しやすくなり、そ
の画質が劣化するおそれがあった。このように、冒頭に
記載した形式の画像形成方法は、トナーを有効に利用で
きるという優れた利点が得られ反面、トナー像の画質が
低下するという欠点を有し、従来よりその改善が望まれ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を簡単な構成によって除去し、高品質なトナ
ー像の得られる画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、潜像担持体に形成された静電潜像を現像装
置によってトナー像として可視像化すると共に、そのト
ナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持体
上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去
し、その除去した回収トナーを現像装置に戻して再使用
する画像形成方法において、現像装置への回収トナーの
戻し動作を間欠的に行う構成を提案する。
【0007】その際、静電潜像の可視像化を行う現像装
置本体と、該本体に供給されるトナーを貯留するトナー
貯留部とを有する現像装置を使用し、回収トナーをトナ
ー貯留部に戻すと共に、そのトナー貯留部にて、回収ト
ナーと、現像装置に新たに補給された補給トナーとを混
合し、かつトナー貯留部へのトナーの戻し動作を、トナ
ー貯留部から現像装置本体にトナーを供給していないと
きに行うようにすることが望ましい。
【0008】また、現像装置に補給トナーを補給した
後、現像装置において所定量のトナーが消費されたと
き、現像装置への回収トナーの戻し動作を行うようにす
ると有利である。
【0009】さらに、静電潜像の可視像化を行う現像装
置本体と、該本体に供給されるトナーを貯留するトナー
貯留部とを有する現像装置を使用し、トナー貯留部内の
トナーが実質的になくなったときに、該トナー貯留部へ
の回収トナーの戻し動作を行うことも有利である。
【0010】また本発明は、上記目的を達成するため、
潜像担持体に形成された静電潜像を現像装置によってト
ナー像として可視像化すると共に、そのトナー像を転写
材に転写し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留する
トナーをクリーニング装置によって除去し、その除去し
た回収トナーを現像装置に戻して再使用する画像形成方
法において、潜像担持体の使用開始後、その使用時間が
所定時間に達するまでは、回収トナーを現像装置に戻さ
ず、所定時間経過後に、回収トナーを現像装置に戻す構
成を提案する。
【0011】同じく本発明は、上記目的を達成するた
め、潜像担持体に形成された静電潜像を現像装置によっ
てトナー像として可視像化すると共に、そのトナー像を
転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留
するトナーをクリーニング装置によって除去し、その除
去した回収トナーを現像装置に戻して再使用する画像形
成方法において、温度と湿度の少なくとも一方の値が所
定の値以上となったときは、現像装置への回収トナーの
戻し動作を禁止する構成を提案する。
【0012】その際、温度と湿度の少なくとも一方の値
が所定の値以上となったとき、回収トナーを回収トナー
廃棄部に廃棄すると有利である。
【0013】さらに本発明は、上記目的を達成するた
め、潜像担持体に形成された静電潜像を現像装置によっ
てトナー像として可視像化すると共に、そのトナー像を
転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留
するトナーをクリーニング装置によって除去し、その除
去した回収トナーを現像装置に戻して再使用する画像形
成方法において、現像装置への回収トナーの戻し動作を
所定時間行った後、回収トナーを回収トナー廃棄部に廃
棄する構成を提案する。
【0014】同じく本発明は、上記目的を達成するた
め、潜像担持体に形成された静電潜像を現像装置によっ
てトナー像として可視像化すると共に、そのトナー像を
転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留
するトナーをクリーニング装置によって除去し、除去し
た回収トナーを現像装置に戻して再使用するため、回収
トナーを、そのトナー搬送路中に設けたトナー搬送手段
によって、クリーニング装置の側から現像装置の側へ搬
送する画像形成方法において、前記トナー搬送手段のみ
を作動させ、現像装置の側に回収トナーを搬送すること
を可能とした構成を提案する。
【0015】その際、画像形成動作の終了後にトナー搬
送手段を作動させて現像装置の側に回収トナーを搬送す
ると有利である。
【0016】また、クリーニング装置から搬送された回
収トナーを貯留する回収トナー収容部を現像装置に隣接
して、又は現像装置と一体に設け、該回収トナー収容部
に貯留された回収トナーを現像装置に戻すように構成す
ることも有利である。
【0017】その際、回収トナー収容部の回収トナー
を、トナー拡散手段によって拡散しながら現像装置に戻
すことが望ましい。
【0018】また本発明は、上記目的を達成するため、
潜像担持体に形成された静電潜像を現像装置によってト
ナー像として可視像化すると共に、そのトナー像を転写
材に転写し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留する
トナーをクリーニング装置によって除去し、その除去し
た回収トナーを現像装置に戻して再使用する画像形成方
法であって、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤
を収容し、そのトナーによって静電潜像の可視像化を行
う現像装置本体と、該本体に供給するトナーを貯留する
トナー貯留部とを有する現像装置を使用する画像形成方
法において、前記キャリアの使用開始後、その使用時間
が所定時間を経過した後は、回収トナーを現像装置のト
ナー貯留部に戻す動作を禁止する構成を提案する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0020】図1及び図2は、本発明に係る方法を実施
するための画像形成装置の一例を示す概略図であり、先
ずこの画像形成装置の全体構成と作用を説明し、本発明
に係る画像形成方法の基本構成を明らかにする。
【0021】図1に符号1で示すものは、潜像担持体の
一例であるドラム状の感光体であり、かかる画感光体1
は画像形成動作時に図1における時計方向に回転駆動さ
れる。このとき、帯電チャージャ2によって感光体1の
表面が所定の極性に一様に帯電され、この帯電面に光像
作成手段(図示せず)からの光が符号3で示す露光部に
て照射され、かかる像露光によって感光体1上に静電潜
像が形成される。
【0022】この静電潜像は現像装置4によってトナー
像として可視像化され、かかるトナー像は、図示してい
ない給紙部から給送された例えば普通紙より成る転写材
5上に転写チャージャ6のコロナ放電によって転写され
る。トナー像を転写された転写材は、分離チャージャ7
のコロナ放電により感光体1から分離され、図示してい
ない定着装置へ搬送され、ここで転写材5上のトナー像
が定着される。
【0023】一方、トナー像転写後に感光体1上に残留
するトナーは、クリーニング装置8によって除去され
る。図1に例示したクリーニング装置8は、感光体1の
表面に圧接したクリーニングブレード9より成るクリー
ニング部材を有し、このブレード9によって感光体1上
の残留トナーが掻き取られる。掻き取られたトナーはク
リーニング装置8のケーシング10内に落される。かか
るクリーニング装置8により表面を清掃された感光体1
の部分は、除電器11によって除電作用を受け、初期化
される。
【0024】一方、図1に示した現像装置4は、感光体
1に形成された静電潜像の可視像化を行う現像装置本体
12と、該本体12に供給される粉体状のトナーを貯留
するトナー貯留部13とを有し、現像装置本体12の現
像ケーシング14には、トナーとキャリアを有する粉体
状の二成分系現像剤Dが収容されている。この現像剤D
は、撹拌パドル15の回転によって撹拌され、トナーと
キャリアが互いに逆極性に摩擦帯電される。
【0025】かかる現像剤Dは、反時計方向に回転する
現像ローラ16に供給され、該ローラに内設された磁石
(図示せず)の磁力で現像ローラ16上に担持され、該
ローラ16の回転によって、その回転方向に搬送され
る。次いでこの現像剤はドクターブレード17によって
その層厚を規制され、現像ローラ16と感光体1との間
の現像領域へ搬送され、ここで現像剤中のトナーが感光
体1に形成された静電潜像に静電的に移行する。このよ
うに、現像装置本体12は静電潜像を可視像化する用を
なすのである。
【0026】上述した現像動作が行われるうちに、現像
剤D中のトナーが順次消費され、現像剤Dのトナー濃度
が低下する。そこで、図示していないトナー濃度検知セ
ンサにより、現像剤Dのトナー濃度が所定の値以下とな
ったことが検知されたとき、現像装置本体12とトナー
貯留部13との間に設けられたトナー供給ローラ18が
回転し、トナー貯留部13に貯留されたトナーが現像装
置本体12の現像ケーシング14に供給される。供給さ
れたトナーは、撹拌パドル15によって、現像ケーシン
グ14内の現像剤中に撹拌される。
【0027】また上述のようなトナー供給が何度が行わ
れ、トナー貯留部13内のトナーが実質的になくなった
とき、すなわちトナー貯留部13が空となるか、又はそ
のトナー残量が極く少なくなると、トナー貯留部13に
設けられたトナーエンドセンサ(図示せず)がこれを検
知し、図示していない表示部にその事実が表示される。
そこでオペレータは、トナー貯留部13の上部にそれま
でセットされていた空のトナーカートリッジ19を取外
し、補給トナーを収容した新たなトナーカートリッジ1
9を図1に示すようにセットし、その下部開口に設けら
れたシール材やスライダなどの蓋(図示せず)を取り除
き、トナーカートリッジ19内のトナーをトナー貯留部
13に補給する。トナー貯留部13のトナー残量が所定
量以下となったとき、トナーニアエンド表示をなし、間
もなくトナーがなくなることを表示部に表示し、トナー
カートリッジの交換をオペレータに促すように構成する
こともある。
【0028】ところで、クリーニング装置8は前述のよ
うに感光体1上の残留トナーを除去するものであるが、
図1に示した画像形成装置は、このように除去した回収
トナーを現像装置4に戻して再使用できるように構成さ
れている。
【0029】図1に示した画像形成装置においては、図
2にも示すようにクリーニング装置8のケーシング10
と、現像装置4のトナー貯留部13を構成するケーシン
グ20とが、トナー搬送路を構成するダクト部材21に
よって連通され、かかるダクト部材21の内部には、例
えば図示した如きコイル22、又はスクリューコンベア
などから成るトナー搬送手段が設けられている。
【0030】このコイル22は、クリーニング装置8と
トナー貯留部13のケーシング10,20の内部まで延
び、クリーニング装置8のケーシング10に付設された
駆動モータ23によって回転駆動され、これによってク
リーニング装置8に存する回収トナーが現像装置4のト
ナー貯留部13に搬送される。かかる回収トナーは前述
のようにトナー貯留部13から現像装置本体12に供給
されて再使用される。このように、感光体1から除去し
た回収トナーを現像装置4に戻して再使用する目的で、
回収トナーを、そのトナー搬送路中に設けたコイル22
より成るトナー搬送手段によって、クリーニング装置8
の側から現像装置4の側へ搬送するのである。
【0031】以上、後述する各実施例に共通する画像形
成装置の基本構成を説明したが、従来のこの種の画像形
成装置においては、先にも説明したように、画像形成動
作中、常時連続して回収トナーを現像装置の側に戻し、
これを再使用していた。このため、感光体上に形成され
るトナー像、従って転写材上に形成されるトナー像の画
質が劣化する不具合を免れなかった。
【0032】本発明者の検討したところによると、上述
の不具合は、以下に説明するように、回収トナーと新た
な補給トナーとの混合比率の大小によって生じることが
明らかとなった。
【0033】図3の(a)は、横軸に感光体1から除去
した回収トナーと、トナーカートリッジ19から現像装
置4に補給された新しい補給トナーとの混合比率を示
し、縦軸は横軸に示した各種混合比率のトナーによって
感光体1上の静電潜像を可視像化したときの各トナー像
の地汚れランクを示している。○印は地汚れが極めて少
なく、非常に品質の高いトナー像を示し、△印は多少地
汚れがあるが、充分に品質の高いトナー像を示してい
る。また×印は地汚れが著しく、品質が劣るトナー像を
示している。○印又は△印で示したトナー像が得られれ
ばその品質は高く、×印のトナー像では不充分である。
【0034】図3の(a)から判るように、回収トナー
と新たな補給トナーの混合比率が10:0又は0:10
のときは、極めて高い品質のトナー像を得ることができ
る。回収トナーだけ、又は補給トナーだけでトナー像を
形成すれば、その品質を高めることができるのである。
また両者の混合比率が、図3の(a)にAで示した如
く、5:5と、その近傍の比率であるときも品質の高い
トナー像が得られる。これに対して、新しい補給トナー
に対する回収トナーの混合比率が極く少ないとき、或い
は回収トナーに対する補給トナーの混合比率が極く少な
いとき(図3(a)のB)、トナー像の品質が大きく低
下する。このような現象は、回収トナーの平均粒径が、
新たな補給トナーの平均粒径よりも小さくなることに起
因して発生するものと考えられる。
【0035】ここで、従来は前述のように回収トナーを
連続して現像装置4に戻して使用していたのであるが、
このようにすると図1に示したトナー貯留部13内で回
収トナーとトナーカートリッジ19から補給された新た
な補給トナーとが混り合い、このときの両者の混合比率
は全く予測できないものであるため、その混合比率が図
3の(a)にBで示した範囲のものとなることは避けら
れない。このようなトナーを現像装置本体12に供給し
て使用すれば、トナー像の品質が著しく低下してしまう
ことになる。すなわち、従来は回収トナーを単に連続し
て現像装置4の側に戻していただけであったため、回収
トナーと補給トナーの混合比率を調整することは不可能
であり、このため、場合によってはその両者の混合比率
が図3の(a)のBで示した範囲の比率となってしま
い、これによってトナー像の画質が著しく劣化すること
があったのである。
【0036】本発明は、このような従来の欠点を除去す
るものであり、以下にその各発明ごとの実施例をそれぞ
れ説明する。
【0037】第1発明 第1発明の特徴とするところは、一例として図1を参照
して先に説明した画像形成方法、すなわち潜像担持体に
形成された静電潜像を現像装置によってトナー像として
可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に転写し、
トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーをクリ
ーニング装置によって除去し、その除去した回収トナー
を現像装置に戻して再使用する画像形成方法において、
現像装置への回収トナーの戻し動作を間欠的に行う点に
ある。
【0038】具体的に示すと、図2に示した駆動モータ
23を、画像形成動作中、連続して作動させるのではな
く、これを間欠的に作動させ、これによってコイル22
を回転させ、コイル22の停止時にクリーニング装置8
に溜められた回収トナーを、クリーニング装置8の側か
ら現像装置4の側に搬送して戻すのである。この構成に
よれば、現像装置4、図1の例ではそのトナー貯留部1
3に戻された回収トナーと、トナーカートリッジ19か
ら補給された新たな補給トナーとの混合比率を所望する
値に設定することが可能である。すなわち、回収トナー
を現像装置4に戻すタイミングを適宜選択することによ
って、回収トナーと補給トナーとの混合比率を図3の
(a)にBで示した範囲以外のもの、例えばAで示した
範囲のものに容易に調整することができ、常に高品質な
トナー像を得ることができるのである。
【0039】ところで、図1に示したようなトナー貯留
部13に回収トナーと新たな補給トナーを共に貯留する
現像装置4において、このトナー貯留部13に上述の如
く間欠的に回収トナーを送り込み、その回収トナーと、
トナー貯留部13に元々貯留されていた補給トナーと
を、そのままトナー補給ローラ18を介して現像装置本
体12に供給してこれを使用したとすると、両トナーが
充分に混合されずに静電潜像の可視像化に供されてしま
うおそれがある。このようになれば、回収トナーと補給
トナーの混合比率が好ましいものとなるように、回収ト
ナーを間欠的に現像装置4に戻したとしても、実際に使
用されるトナーの混合比率が例えば図3の(a)にBで
示した範囲のものとなってしまうおそれがある。すなわ
ち、回収トナーと新たな補給トナーを充分に撹拌混合し
てから使用する必要がある。このように両者を撹拌して
混合すれば、使用されるトナーの一部の混合比率が望ま
しくない比率となるような不具合を阻止できる。
【0040】そこで、第1発明の好ましい実施例におい
ては、図1及び図2に示したように、トナー貯留部13
に、コイル22と一体的に連結された撹拌部材24が設
けられ、この撹拌部材24の回転によってトナー貯留部
13に貯留されたトナー、すなわち回収トナーと補給ト
ナーを充分に撹拌するように構成されている。
【0041】図3の(b)は、回収トナーと補給トナー
の混合比が5:5のトナーの撹拌時間と、その各トナー
によって得られるトナー像の地汚れランクの関係を示し
ており、各○、△、×印は図3の(a)と同じである。
これから判るように、トナーを充分混合することによっ
てトナー像の品質を高めることが可能である。
【0042】ところが、撹拌部材24によってトナーを
撹拌するだけであると、回収トナーをトナー貯留部13
に戻す動作を行っているときに、トナー供給ローラ18
が回転してトナー貯留部13内のトナーを現像装置本体
12に供給していたとすれば、回収トナーが補給トナー
と充分に混合される前に、現像装置本体12に供給され
てこれが使用されてしまうことになり、前述の不具合を
解決することはできない。
【0043】そこで本例においては、静電潜像の可視像
化を行う現像装置本体12と、該本体12に供給される
トナーを貯留するトナー貯留部13とを有する現像装置
4を使用して、回収トナーをトナー貯留部13に戻し、
そのトナー貯留部13にて、前述のように回収トナー
と、現像装置4に新たに補給された補給トナーとを混合
すると共に、トナー貯留部13への回収トナーの戻し動
作を、トナー貯留部13から現像装置本体12にトナー
を供給していないときに行うように構成されている。こ
のようにすれば、常に回収トナーと補給トナーを充分に
混合してから、これを静電潜像の可視像化に使用でき、
高品質のトナー像を得ることができる。
【0044】ところで、第1発明は、前述のように現像
装置への回収トナーの戻し動作を間欠的に行うものであ
るが、その戻し動作を行うタイミングを、現像装置4に
新たな補給トナーを補給した後、現像装置4において所
定量のトナーが消費されたとき、現像装置4への回収ト
ナーの戻し動作を行うように設定すると有利である。
【0045】より具体的に示すと、図1に示したトナー
カートリッジ19をセットして、トナー貯留部13に新
たなトナーを補給した後、現像装置本体12にて消費さ
れるトナーの量を検知し、その消費量が、上述のように
トナーカートリッジ19によってトナー貯留部13に補
給されたトナーの量の、例えば半分となったとき、それ
まで停止していた駆動モータ23を作動させ、クリーニ
ング装置8に貯留されていた回収トナーを現像装置4の
トナー貯留部13に搬送するのである。そして、その回
収トナーの搬送量を、例えば、このときトナー貯留部1
3に残っている新たな補給トナーのトナー量と等しくす
る。このようにすれば、トナー貯留部13には、回収ト
ナーと補給トナーが5:5の比率で収容されることにな
り、かかるトナーを混合して使用すれば、図3の(a)
から判るように高品質なトナー像を得ることができる。
【0046】現像装置4にて消費されるトナーの量は、
次に例示するように各種の態様でこれを検知することが
できる。
【0047】(1)新たなトナーカートリッジ19をセ
ットしてからの画像形成装置による複写枚数をカウント
し、その枚数からトナー消費量を間接的に知る。 (2)新たなトナーカートリッジ19をセットしてから
のトナー供給ローラ18の回転数又はその作動時間を計
測し、その値からトナー消費量を間接的に知る。 (3)新たなトナーカートリッジ19をセットしてから
の感光体1の回転数又はその作動時間を計測し、その値
からトナー消費量を間接的に知る。 (4)新たなトナーカートリッジ19をセットしてから
の現像ローラ16の回転数又はその作動時間を計測し、
その値からトナー消費量を間接的に知る。
【0048】図4は複写枚数のカウント値により回収ト
ナーを現像装置4に戻す動作を実行するときの一例を示
すフロー図であり、先ず新たなトナーを現像装置4に補
給した後、すなわち新たなトナーカートリッジ19をセ
ットした後に、複写枚数のカウントを開始する。そし
て、このカウント値nが予め決められた規定値n1に達
したとき、トナー供給ローラ18が回転しているか否か
をチェックし、これが回転していないときに駆動モータ
23を作動させて回収トナーを現像装置4に戻し始め
る。すなわち回収トナー戻し動作をスタートさせるので
ある。この戻し動作の時間pが所定の規定値p1に達し
たとき、回収トナー戻し動作を停止する。
【0049】図5は、トナー供給ローラ18の回転数m
を検知し、また図6は感光体1の回転時間Tを検知し、
さらに図7は現像ローラ16の回転時間tを検知するこ
とによってトナーの消費量を検出するときのフロー図で
あり、これらの図におけるm1、T1、t1はそれぞれの
規定値を示している。その詳細は図4の説明から自明で
あるため省略する。
【0050】上述した実施例では、現像装置4に補給ト
ナーを補給した後、現像装置4において所定量のトナー
が消費されたときに、現像装置4への回収トナーの戻し
動作を行うように構成したが、図1に示したように、静
電潜像の可視像化を行う現像装置本体12と、該本体1
2に供給されるトナーを貯留するトナー貯留部13とを
有する現像装置4を使用した場合、トナー貯留部13内
のトナーが実質的になくなったときに、該トナー貯留部
13への回収トナーの戻し動作を行うようにして、現像
装置4への回収トナーの戻し動作を間欠的に行ってもよ
い。
【0051】すなわち、トナー貯留部13内のトナー
は、前述のように適量ずつ現像装置本体12に供給され
るが、このようにしてトナー貯留部13内のトナーが実
質的になくなったとき、これをトナーエンドセンサが検
知する。その際、この検知信号によっては画像形成装置
の表示部にトナーカートリッジの交換を促す表示をなさ
ず、その代りに、それまで停止していた駆動モータ23
を作動させ、クリーニング装置8に貯留されていた回収
トナーを、現像装置4のトナー貯留部13に搬送するの
である。このようにすれば、実質的に空の状態のトナー
貯留部13に回収トナーを送り込むことになるので、ト
ナー貯留部13には実質的に回収トナーだけが貯留さ
れ、これが静電潜像の可視像化に使用される。すなわ
ち、実質的に回収トナーだけで静電潜像の可視像化が行
われることになり、これによって、図3の(a)から判
るように高品質なトナー像を形成することができる。
【0052】トナー貯留部13から現像装置本体12に
回収トナーが供給されるとき、現像装置本体12にはわ
ずかにトナーが残っており、その一部は新たな補給トナ
ーであるが、その量は極くわずかなものであるため、実
質的に回収トナーだけで現像動作を実行することができ
る。
【0053】このように回収トナーのみで現像動作を行
い、次いでトナー貯留部13に回収トナーが実質的にな
くなったとき、表示部にトナーエンド表示がなされる。
これによってオペレータは新たなトナーカートリッジを
セットし、新たなトナーをトナー貯留部13に補給す
る。このときトナー貯留部13には、実質的に補給トナ
ーのみが貯留されるので、かかるトナーによって高品質
なトナー像を得ることができる。
【0054】或いは、トナー貯留部13内の回収トナー
の量が、例えば半分程度となったとき、トナーニアエン
ド表示をなし、例えば、このとき残っている回収トナー
と同量の新たなトナーをトナー貯留部13に補給するよ
うにしても、両者の比率はほぼ5:5となるので、これ
によっても高品質なトナー像を得ることができる。
【0055】第2発明 図1及び図2に示した画像形成装置において使用される
感光体1は、その使用開始時においてはその光感度が非
常に高く、その使用時間が経過するに従って光感度が低
下し、或る時間を経過すると光感度が安定する。感光体
1の種類や性質によっても異なるが、新しい感光体1を
使用し始めてから、A4サイズの転写材を例えば1万枚
程度複写すると、感光体1の光感度が安定する。
【0056】ここで、感光体1の光感度が良好で、これ
が安定する前の状態において、回収トナー又はこれと新
たな補給トナーの混合トナーを用いて静電潜像の可視像
化を行うと、感光体1の光感度が良すぎるため、地汚れ
が目立ちやすくなる。
【0057】そこで、第2発明は、潜像担持体に形成さ
れた静電潜像を現像装置によってトナー像として可視像
化すると共に、そのトナー像を転写材に転写し、トナー
像転写後に潜像担持体上に残留するトナーをクリーニン
グ装置によって除去し、その除去した回収トナーを現像
装置に戻して再使用する画像形成方法において、潜像担
持体の使用開始後、その使用時間が所定時間に達するま
では、回収トナーを現像装置に戻さず、所定時間経過後
に、回収トナーを現像装置に戻す構成を特徴としてい
る。
【0058】具体的には、図1及び図2に示した感光体
1を新たに使用し始めてから所定時間、例えば1万枚の
複写枚数に相当する使用時間を経過するまでは、回収ト
ナーを現像装置4へ戻す動作を行わず、所定時間を経過
してから、すなわち感光体1の光感度が安定してから、
コイル22の回転によってクリーニング装置8の側から
回収トナーを現像装置4の側へ戻し、これを再使用する
のである。
【0059】この構成によれば、感光体1の光感度が良
すぎるときは、回収トナーを使用せず、新たな補給トナ
ーだけで静電潜像を可視像化するので、光感度の良好さ
に起因する地汚れの目立ちを阻止でき、高品質なトナー
像を得ることができる。しかも感光体1の光感度が安定
した後、回収トナーを使用するので、この場合も地汚れ
を抑えた高品質なトナー像を得ることができ、回収トナ
ーの有効利用を図ることができる。
【0060】なお、この第2発明に係る実施例において
も、感光体1の使用時間の検知は、第1発明の実施例に
おいて述べた(1)乃至(3)の各方法(図4乃至図7
参照)と同様な方法を採用できるほか、図示していない
センサによってトナーカートリッジ19の交換回数を検
知することによっても、感光体1の使用時間を知ること
ができる。
【0061】また、感光体1の使用時間が所定時間に達
するまで回収トナーを再使用しないので、この回収トナ
ーについては、従来のクリーニング装置において広く使
用されている廃トナーボトルなどのトナー廃棄部や、図
1に示した廃トナー容器25より成る回収トナー廃棄部
に回収トナーを廃棄するようにすればよい。この廃トナ
ー容器25に対向するクリーニング装置8のケーシング
部分には、ソレノイドの如き駆動装置や手操作によって
開閉自在なシャッタ26が付設され、感光体1の使用時
間が所定時間に達するまでは、このシャッタ26を開い
て廃トナー容器25に回収トナーを貯留し、これを廃棄
する。感光体1の使用時間が所定時間に達したとき、シ
ャッタ26を閉じ、回収トナーを現像装置4の側へ戻し
て使用する。
【0062】この第2発明の実施例において、感光体1
の使用時間が所定時間に達した後は、第1発明の各実施
例で示したように、現像装置4への回収トナーの戻し動
作を間欠的に行うようにしてもよいし、従来と同様に連
続して回収トナーを現像装置4の方に戻してこれを再使
用するようにしてもよい。
【0063】第3発明 ところで、図1及び図2に示した画像形成装置にて使用
されるトナーは、その温度が高くなると溶融し易くな
り、その流動性が低下して凝集し易くなる。同様に外気
の湿度が高くなってもトナーは凝集し易くなる。
【0064】このように流動性が低下し、凝集し易くな
った回収トナーを、クリーニング装置8の側から現像装
置4の側へ戻し、これを新たな補給トナーと撹拌混合し
て使用した場合、回収トナーも補給トナーも流動性が悪
いため、これらを充分に混合させることができない。こ
のようなトナーを静電潜像の可視像化に用いれば、先の
説明からも明らかなように、地汚れが著しくなり、トナ
ー像の品質は低下する。
【0065】そこで、第3発明においては、潜像担持体
に形成された静電潜像を現像装置によってトナー像とし
て可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に転写
し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーを
クリーニング装置によって除去し、その除去した回収ト
ナーを現像装置に戻して再使用する画像形成方法におい
て、温度と湿度の少なくとも一方の値が所定の値以上と
なったときは、現像装置への回収トナーの戻し動作を禁
止するように構成されている。
【0066】具体的には、図1に示すように例えばクリ
ーニング装置8の近傍に温湿度センサ27を設け、これ
によって画像形成装置内部の外気の温度と湿度を検出
し、これが所定の値以上になったときは、回収トナーを
現像装置4の方へ戻す動作を禁止するのである。
【0067】このようにすれば、流動性の低下した回収
トナーが現像装置4のトナー貯留部13へ搬送されるこ
とを阻止でき、回収トナーと補給トナーとの混合不足に
起因するトナー像の画質劣化を防止できる。
【0068】その際、温度と湿度の少なくとも一方が上
述のように所定の値以上となったときは、図1に示した
シャッタ26を開き、流動性の低下した回収トナーを廃
トナーへ容器25より成る回収トナー廃棄部に廃棄する
ようにすれば、流動性の低下した回収トナーが現像装置
4に搬送されることをより確実に阻止できる。
【0069】図8は、機内の温湿度をチェックしてその
温湿度Yが所定の規定値Y1以下のときにだけ、回収ト
ナーを現像装置4に戻す動作を実行するときのフロー図
である。
【0070】また図9は、機内の温湿度Yが規定値Y1
以上となったとき、シャッタ26を用いて回収トナーを
廃トナー容器25に廃棄し(回収トナー廃棄スター
ト)、この廃棄動作時間pが規定値p1に達したとき、
シャッタ26を閉じて回収トナー廃棄動作を停止し、現
像装置4への回収トナー戻し動作を再開する動作フロー
を示している。
【0071】上述した第3発明の各実施例も、前述した
第1発明及び第2発明の各構成と共に採用できるほか、
従来のように連続して回収トナーを現像装置に戻す構成
にも適用できるものである。
【0072】第4発明 ところで、感光体1から除去した回収トナーは、前述の
ように新たな補給トナーよりも、その平均粒径が小さく
なり、その回収トナーの再使用回数が増えれば増える
程、その平均粒径が小さくなる。従って回収トナーの戻
し動作を繰返し行うに従って、トナー貯留部13に貯留
されるトナーは、粒径の極く小なる回収トナーの比率が
高まる。
【0073】このような極小粒径のトナーは、所定の帯
電極性と逆の極性に帯電しやすくなり、かかるトナーに
よって静電潜像を可視像化すれば、トナー像の画質が劣
化する。また回収トナーの戻し動作を繰返すうちに、こ
の回収トナーに含まれる紙粉の量も順次増大し、これに
よってもトナー像の画質が劣化する。新しいトナーを使
用し始めてから、これが5回程再使用されるとその帯電
極性が逆転しやすくなる。
【0074】そこで、第4発明においては、潜像担持体
に形成された静電潜像を現像装置によってトナー像とし
て可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に転写
し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーを
クリーニング装置によって除去し、その除去した回収ト
ナーを現像装置に戻して再使用する画像形成方法におい
て、現像装置への回収トナーの戻し動作を所定時間行っ
た後、回収トナーを回収トナー廃棄部に廃棄するように
構成されている。
【0075】すなわち、現名装置4への回収トナーの戻
し動作を、例えば5万枚程の複写枚数に相当する画像形
成動作の実行後に、図1に示したシャッタ26を開き、
クリーニング装置8から回収トナーを廃トナー容器25
に移し、これを廃棄するのである。このようにすれば、
劣化し、或いは紙粉の混入した回収トナーによって静電
潜像の可視像化を行うことを阻止でき、トナー像の画質
劣化を阻止できる。
【0076】そして、或る時間だけ、回収トナーを廃ト
ナー容器25へ廃棄した後、再びシャッタ26を閉じ、
回収トナーを現像装置4へ戻す動作を再開すれば、何回
も再使用された回収トナーが存在しなくなるので、それ
以降も高品質なトナー像を形成し続けることができる。
このような回収トナーの廃棄動作を所定時間経過ごとに
実行するのである。
【0077】現像装置4への回収トナーの戻し動作を所
定時間行ったことの検知も、先に(1)乃至(3)に示
した如く複写枚数をカウントし、或いはトナー供給ロー
ラ18の回転数やその作動時間を計測してトナー消費量
を知り、又は感光体1の回転数やその作動時間を計測す
ることにより行うことができる。或いはトナーカートリ
ッジ19の交換回数によっても検知することができる。
【0078】図10は複写枚数によって、現像装置4へ
の回収トナーの戻し動作が所定時間行われたことを検知
するときの一例を示すフロー図である。回収トナーを廃
棄したとき、又は新しい画像形成装置の使用開始時から
複写枚数をカウントし、そのカウント値nがn1(例え
ば5万枚)に達したとき、回収トナーを廃トナー容器2
5に廃棄し(回収トナー廃棄スタート)、この廃棄動作
時間pが規定値p1に達したとき、シャッタ26を閉じ
て回収トナー廃棄動作を停止し、現像装置4への回収ト
ナーの戻し動作を再開する。
【0079】図11はトナー供給ローラ18の回転数m
を検知し、また図12は感光体1の回転時間Tをカウン
トし、さらに図13は現像ローラ16の回転時間tをカ
ウントして回収トナーの廃棄動作を実行するときのフロ
ー図である。
【0080】第4発明の構成も前述した第1乃至第3発
明の各構成と共に採用できるほか、連続して回収トナー
を現像装置に戻す構成にも適用できるものである。
【0081】第5発明 図1及び図2に示した画像形成装置では、クリーニング
装置8と現像装置4をダクト部材21によって連結し、
その内部のトナー搬送路中にコイル22より成るトナー
搬送手段を設け、回収トナーを現像装置4の方へ搬送し
ているが、コイル22が回転しない状態でダクト部材2
1内に回収トナーが存在したままとなると、この回収ト
ナーには、コイル22からの外力によってストレスが発
生する。このようにストレスのかかった回収トナーがダ
クト部材21内に留まると、これが凝集しやすくなる。
次いでこのような回収トナーを現像装置4のトナー貯留
部13に搬送すると、この回収トナーと補給トナーを撹
拌しても両者が均一に混合せず、かかるトナーを使用し
てトナー像を形成すれば、その画質が劣化する。
【0082】そこで、第5発明においては、潜像担持体
に形成された静電潜像を現像装置によってトナー像とし
て可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に転写
し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーを
クリーニング装置によって除去し、除去した回収トナー
を現像装置に戻して再使用するため、回収トナーを、そ
のトナー搬送路中に設けたトナー搬送手段によって、ク
リーニング装置の側から現像装置の側へ搬送する画像形
成方法において、前記トナー搬送手段のみを作動させ、
現像装置の側に回収トナーを搬送することを可能とする
ように構成されている。
【0083】すなわち、図1に示したコイル22は、駆
動モータ23によって回転駆動されるが、この駆動モー
タ23はコイル22を単独駆動するようになっており、
画像形成装置の他の要素、例えば感光体1や現像ローラ
16などが停止しているときも、コイル22を単独で駆
動できるように構成されている。コイル22のみを作動
させ、現像装置4の側へ回収トナーを搬送することがで
きるのである。
【0084】この構成によれば、例えば画像形成装置の
画像形成動作を停止させた状態でも、コイル22を回転
させ、ダクト部材21内の回収トナーを現像装置4の方
へ搬送できるので、画像形成装置を停止させたときにダ
クト部材22内に回収トナーを残さないようにすること
ができる。これにより、次にコイル22を回転させたと
き、ダクト部材21内の凝集した回収トナーが現像装置
4に搬送されてしまうことを阻止できる。このようにし
て、その回収トナーと補給トナーを充分に撹拌混合する
ことができるのである。
【0085】例えば、図14に示すように感光体1の回
転を停止させて画像形成動作を終了した後も、Δtで示
す時間だけ、コイル22をより成るトナー搬送手段を作
動させ続け、現像装置4の側に回収トナーを搬送する。
これにより画像形成装置の停止後にダクト部材21内に
回収トナーが残留することはなく、次の回収トナー戻し
動作時に凝集した回収トナーが現像装置4に搬送される
不具合を阻止できるのである。
【0086】ところで、上述した第5発明の各構成は、
ダクト部材21内に回収トナーを残さないように、この
ダクト内の回収トナーを現像装置4の側へ搬送するもの
であるが、この回収トナーを図1に示した現像装置4の
ようにトナー貯留部13に戻すようにすると、この回収
トナーが、ここに貯留されていた新たな補給トナーと混
合され、その混合比率が図3の(a)にBで示した範囲
のものとなってしまうおそれがある。すなわち、前述の
各発明の実施例で示したように、回収トナーを、例えば
所定の時期に間欠的に現像装置4に戻せば、回収トナー
と補給トナーの混合比率を好ましい値、例えば図3
(a)のAで示した範囲に収めることができるが、この
ような回収トナーの戻し動作のほかに、例えば各画像形
成動作終了後に、ダクト部材21内の回収トナーを現像
装置4の方に戻すようにすると、トナー貯留部13内の
トナーの混合比率を所望する値に維持できなくなるおそ
れがある。
【0087】そこで、この第5発明の特に好ましい実施
例においては、図15に示すように、現像装置4に隣接
して、又は現像装置4と一体に、クリーニング装置から
搬送された回収トナーを貯留する回収トナー収容部28
をトナー貯留部13とは別に設け、コイル22によって
搬送された回収トナーを一旦回収トナー収容部28に貯
留するようにしている。
【0088】このようにトナー収容部28に貯留された
回収トナーを、例えば前述の第1発明の各構成に従って
現像装置4のトナー貯留部13に戻すようにする。この
ときの回収トナーの戻し動作は、回収トナー収容部28
に付設された回収トナー供給ローラ29(図16も参
照)の回転によって行われる。
【0089】また新たなトナーを補給するためのトナー
カートリッジ19は、回収トナー収容部28とトナー貯
留部13の間にセットされ、その下部開口に装着された
蓋(図示せず)を開いて、カートリッジ19内のトナー
をトナー貯留部13に補給するようになっていて、この
補給時にトナーカートリッジ19の上部開口に装着され
た蓋(図示せず)も取り除かれ、上部開口が開放され
る。これにより回収トナー収容部28から落下する回収
トナーが空のトナーカートリッジ19を通してトナー貯
留部13に戻される。
【0090】この構成によれば、ダクト部材21内に回
収トナーを残さない目的で、例えば画像形成動作終了後
に、ダクト部材21から搬送される回収トナーも回収ト
ナー収容部28に一旦貯留されるので、この収容部28
から、前述の各実施例で示した如き所定のタイミングで
回収トナーを現像装置4に戻せば、そのトナー貯留部1
3に貯留された回収トナーと補給トナーの混合比率を所
望する値に維持することができ、常に高品質なトナー像
を形成することができる。
【0091】また、図15に示したように回収トナー収
容部28を設けた場合、例えば図16に示すように、回
収トナー供給ローラ29の軸方向中心部に対応する中央
部30が高くなったほぼ三角形状のトナー拡散板31よ
り成るトナー拡散手段を設け、回収トナーを、トナー拡
散板31によって回収トナー供給ローラ29の軸方向に
拡散しながら、トナー貯留部13に戻すようにすると、
トナー貯留部13において、回収トナーと補給トナーを
効率よく均一に撹拌混合することができる。
【0092】なお、コイル22のみを作動させることの
できる上述の構成によると、例えばサービスマンが現像
装置4やクリーニング装置8を修理したり、点検したり
するメインテナンス作業時に、サービスマンが手や衣服
をトナーで汚す不具合を抑制できる利点も得られる。す
なわち、図4乃至図7にも示すように、サービスマンが
メインテナンス作業を行う際に、サービスモードをオー
プンしたとき、現像装置4やクリーニング装置8の作動
を停止させたまま、駆動モータ23だけを作動させ、コ
イル22を所定時間回転させてダクト部材24内に残っ
ている回収トナーを現像装置4の側、例えば回収トナー
収容部28に搬送し、ダクト部材21の内部を空にして
から所定のメインテナンス作業を遂行するのである。こ
のようにすれば、ダクト部材21からトナーがこぼれ出
ることはなく、サービスマンは手や衣服をトナーで汚す
ことなく所定の作業を能率よく行うことができる。
【0093】上述した第5発明の各構成も、第1乃至第
4発明の構成と共に採用できるほか、連続して回収トナ
ーを現像装置に戻す従来の構成にも適用できるものであ
る。
【0094】また図15及び図16に示した画像形成装
置を用いて、第1乃至第4発明の各構成並びに後述する
第6発明の構成を実施することも勿論可能である。
【0095】第6発明 以上説明した各発明の各構成は、キャリアを含まない一
成分系現像剤を用いる現像装置を使用したときにも適用
できるものであるが、図1及び図2並びに図15及び図
16に示したように二成分系現像剤を用いる現像装置4
を使用したときは、次に説明する不具合が発生すること
がある。
【0096】すなわち、現像ケーシング14内の現像剤
Dはそのトナートキャリアが混合されるものであるた
め、経時的にキャリア粒子の表面にトナーが膜状に固着
する。これは一般にキャリアのスペント化と称せられて
いるが、かかるスペント化が進むと、トナーとキャリア
の摩擦帯電性が低下し、トナーを充分に帯電させること
ができなくなる。このため、現像剤を或る時間使用した
ならば、そのキャリアを全体的に交換しているのである
が、このような交換が行われる前であって、キャリアの
スペント化が或る程度進んだとき、回収トナーを再使用
すると、トナー像の画質は一層低下する。すなわち、キ
ャリアが新しく、そのスペント化が進んでいないとき
は、回収トナーを使用しても、トナー像の画質劣化を防
止できるのであるが、キャリアのスペント化が進んだと
き、回収トナーを使用すると、そのトナーの粒径が小な
るため、当該トナーの帯電極性が逆となるおそれがあ
り、トナー像の画質が一層劣化してしまうのである。
【0097】そこで、第6発明においては、潜像担持体
に形成された静電潜像を現像装置によってトナー像とし
て可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に転写
し、トナー像転写後に潜像担持体上に残留するトナーを
クリーニング装置によって除去し、その除去した回収ト
ナーを現像装置に戻して再使用する画像形成方法であっ
て、トナーとキャリアを有する二成分系現像剤を収容
し、そのトナーによって静電潜像の可視像化を行う現像
装置本体と、該本体に供給するトナーを貯留するトナー
貯留部とを有する現像装置を使用する画像形成方法にお
いて、前記キャリアの使用開始後、その使用時間が所定
時間を経過した後は、回収トナーを現像装置のトナー貯
留部に戻す動作を禁止すように構成されている。
【0098】新しいキャリアを使用し始めてから、例え
ば、1kgの現像剤を使用する場合で6万乃至8万枚の複
写枚数に相当する時間を経過したならば、回収トナーを
現像装置4に戻さず、そのキャリアの交換が行われるま
で、図1に示したシャッタ26を開いて、回収トナーを
廃棄容器25に廃棄するのである。
【0099】このようにすれば、或る程度スペント化の
進んだキャリアを用いても、トナー像の画質低下を阻止
することができる。
【0100】この実施例においても、キャリアの使用時
間の検出は、例えば複写枚数のカウント、トナー供給ロ
ーラ18の回転数又はその作動時間、感光体1の回転数
又はその作動時間、トナーカートリッジ19の交換回数
などによって行うことができる。
【0101】またこの実施例においても、回収トナーの
戻し動作を禁止するまでの間、第1発明の各実施例と同
様にして回収トナーの戻し動作を実行してもよいし、或
いは回収トナーを連続して現像装置に戻すようにしても
よい。
【0102】以上説明した各発明の実施例を適宜組合せ
て画像形成方法を構成することもでき、また図には示し
ていないが、上述した各構成において、回収トナーをフ
ィルタに通し、これに含まれる紙粉を除去してから、こ
れを現像装置に戻すようにすることもできる。
【0103】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成方法によれ
ば、現像装置への回収トナーの戻し動作を間欠的に行う
ので、回収トナーと補給トナーとの混合比率を所望する
範囲の値に設定でき、トナー像の画質劣化を防止するこ
とができる。
【0104】請求項2に記載の画像形成方法によれば、
回収トナーと補給トナーを混合し、しかも現像装置本体
にトナーを供給しないときに、現像装置への回収トナー
の戻し動作を行うので、より確実にトナー像の画質劣化
の発生を防止できる。
【0105】請求項3に記載の画像形成方法によれば、
回収トナーと補給トナーとの混合比率をより一層確実に
所望する範囲の値に設定でき、トナー像の画質劣化を阻
止できる。
【0106】請求項4に記載の画像形成方法によれば、
実質的に回収トナーだけでトナー像を形成することがで
きるので、その画質劣化を確実に阻止できる。
【0107】請求項5に記載の画像形成方法によれば、
潜像担持体の性質が安定した後に、回収トナーを再使用
できるので、トナー像の画質劣化を阻止できる。
【0108】請求項6及び7に記載の画像形成方法によ
れば、外気の温度や湿度が高くなったときは、回収トナ
ーを再使用しないため、回収トナーと補給トナーとの混
合不足によるトナー像の画質劣化の発生を阻止できる。
【0109】請求項8に記載の画像形成方法によれば、
回収トナーの再利用回数の増大に起因するトナー像の画
質劣化を阻止できる。
【0110】請求項9乃至11に記載の画像形成方法に
よれば、トナー搬送路内の回収トナーが凝集する不具合
を阻止でき、トナー像の画質劣化を防止できる。
【0111】請求項12に記載の画像形成方法によれ
ば、回収トナーと補給トナーの混合不足に起因するトナ
ー像の画質劣化も阻止できる。
【0112】請求項13に記載の画像形成方法によれ
ば、キャリアのスペント化に伴うトナー像の画質劣化を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施例する画像形成装置の一例を示す
部分断面説明図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の一部の要素の配置
状態を説明する断面平面図である。
【図3】回収トナーと補給トナーの混合比率とトナー像
の地汚れランクの関係、及び回収トナーと補給トナーの
撹拌時間とトナー像の地汚れランクの関係を示す図であ
る。
【図4】回収トナーの戻し動作を実行するときの一例を
示すフロー図である。
【図5】回収トナーの戻し動作を実行するときの他の例
を示すフロー図である。
【図6】回収トナーの戻し動作を実行するときのさらに
他の例を示すフロー図である。
【図7】回収トナーの戻し動作を実行するときのさらに
他の例を示すフロー図である。
【図8】回収トナーの戻し動作を実行するときのさらに
他の例を示すフロー図である。
【図9】回収トナーを廃棄するときの動作例を示すフロ
ー図である。
【図10】回収トナーを廃棄するときの他の動作例を示
すフロー図である。
【図11】回収トナーを廃棄するときのさらに他の動作
例を示すフロー図である。
【図12】回収トナーを廃棄するときのさらに他の動作
例を示すフロー図である。
【図13】回収トナーを廃棄するときのさらに他の動作
例を示すフロー図である。
【図14】画像形成動作終了後に、回収トナーの戻し動
作を行う例を示すタイミングチャートである。
【図15】画像形成装置の他の例を示す、図1と同様な
図である。
【図16】トナー拡散板を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 現像装置 5 転写材 8 クリーニング装置 12 現像装置本体 13 トナー貯留部 28 回収トナー収容部 D 現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10 (72)発明者 三砂 奈緒美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体に形成された静電潜像を現像
    装置によってトナー像として可視像化すると共に、その
    トナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持
    体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去
    し、その除去した回収トナーを現像装置に戻して再使用
    する画像形成方法において、 現像装置への回収トナーの戻し動作を間欠的に行うこと
    を特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 静電潜像の可視像化を行う現像装置本体
    と、該本体に供給されるトナーを貯留するトナー貯留部
    とを有する現像装置を使用し、回収トナーをトナー貯留
    部に戻すと共に、そのトナー貯留部にて、回収トナー
    と、現像装置に新たに補給された補給トナーとを混合
    し、かつトナー貯留部へのトナーの戻し動作を、トナー
    貯留部から現像装置本体にトナーを供給していないとき
    に行う請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 現像装置に補給トナーを補給した後、現
    像装置において所定量のトナーが消費されたとき、現像
    装置への回収トナーの戻し動作を行う請求項1又は2に
    記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 静電潜像の可視像化を行う現像装置本体
    と、該本体に供給されるトナーを貯留するトナー貯留部
    とを有する現像装置を使用し、トナー貯留部内のトナー
    が実質的になくなったときに、該トナー貯留部への回収
    トナーの戻し動作を行う請求項1に記載の画像形成方
    法。
  5. 【請求項5】 潜像担持体に形成された静電潜像を現像
    装置によってトナー像として可視像化すると共に、その
    トナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持
    体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去
    し、その除去した回収トナーを現像装置に戻して再使用
    する画像形成方法において、 潜像担持体の使用開始後、その使用時間が所定時間に達
    するまでは、回収トナーを現像装置に戻さず、所定時間
    経過後に、回収トナーを現像装置に戻すことを特徴とす
    る画像形成方法。
  6. 【請求項6】 潜像担持体に形成された静電潜像を現像
    装置によってトナー像として可視像化すると共に、その
    トナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持
    体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去
    し、その除去した回収トナーを現像装置に戻して再使用
    する画像形成方法において、 温度と湿度の少なくとも一方の値が所定の値以上となっ
    たときは、現像装置への回収トナーの戻し動作を禁止す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 温度と湿度の少なくとも一方の値が所定
    の値以上となったとき、回収トナーを回収トナー廃棄部
    に廃棄する請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 潜像担持体に形成された静電潜像を現像
    装置によってトナー像として可視像化すると共に、その
    トナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持
    体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去
    し、その除去した回収トナーを現像装置に戻して再使用
    する画像形成方法において、 現像装置への回収トナーの戻し動作を所定時間行った
    後、回収トナーを回収トナー廃棄部に廃棄することを特
    徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 潜像担持体に形成された静電潜像を現像
    装置によってトナー像として可視像化すると共に、その
    トナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担持
    体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除去
    し、除去した回収トナーを現像装置に戻して再使用する
    ため、回収トナーを、そのトナー搬送路中に設けたトナ
    ー搬送手段によって、クリーニング装置の側から現像装
    置の側へ搬送する画像形成方法において、 前記トナー搬送手段のみを作動させ、現像装置の側に回
    収トナーを搬送することを可能としたことを特徴とする
    画像形成方法。
  10. 【請求項10】 画像形成動作の終了後にトナー搬送手
    段を作動させて現像装置の側に回収トナーを搬送する請
    求項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 クリーニング装置から搬送された回収
    トナーを貯留する回収トナー収容部を現像装置に隣接し
    て、又は現像装置と一体に設け、該回収トナー収容部に
    貯留された回収トナーを現像装置に戻す請求項9又は1
    0に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 回収トナー収容部の回収トナーを、ト
    ナー拡散手段によって拡散しながら現像装置に戻す請求
    項11に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 潜像担持体に形成された静電潜像を現
    像装置によってトナー像として可視像化すると共に、そ
    のトナー像を転写材に転写し、トナー像転写後に潜像担
    持体上に残留するトナーをクリーニング装置によって除
    去し、その除去した回収トナーを現像装置に戻して再使
    用する画像形成方法であって、トナーとキャリアを有す
    る二成分系現像剤を収容し、そのトナーによって静電潜
    像の可視像化を行う現像装置本体と、該本体に供給する
    トナーを貯留するトナー貯留部とを有する現像装置を使
    用する画像形成方法において、 前記キャリアの使用開始後、その使用時間が所定時間を
    経過した後は、回収トナーを現像装置のトナー貯留部に
    戻す動作を禁止することを特徴とする画像形成方法。
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