JP3974123B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、二成分系の現像剤を用いる画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の一種に、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像スリーブに対して二成分現像剤を撹拌搬送する現像剤撹拌搬送部材と、該現像剤撹拌搬送部材の現像剤撹拌搬送経路に連通するトナー搬送経路に設けられたトナー搬送部材に対して新トナーを補給する新トナー補給部材と、該トナー搬送部材に対して該感光体上からクリーニング除去された回収トナーをリサイクルトナーとして搬送する回収トナー搬送部材とを有する画像形成装置が知られている。
上記現像剤撹拌搬送部材は、現像スリーブに沿って並置された第1の現像剤撹拌搬送部材と、さらにこの第1の現像剤撹拌搬送部材に沿って並置された第2の現像剤撹拌搬送部材とから構成されており、これらは現像剤を異なる方向に搬送するように構成されている。また、第1の現像剤撹拌搬送部材と第2の現像剤撹拌搬送部材との間には現像スリーブに沿って延びる仕切り部材が設けられている。仕切り部材の手前側と奥側にはそれぞれ現像剤の受取部が形成されており、現像剤を循環搬送できるようになっている。なお、循環系内での搬送スピードは、受取部を含めてほぼ同じになるように搬送速度を定めている。これにより、各現像剤撹拌搬送部材の端部に現像剤が溜ったり、少なくなるといったアンバランスを防止している。例えば、第1現像剤撹拌搬送部材の搬送の方が第2現像剤撹拌搬送部材の搬送より遅い場合には、第2現像剤撹拌搬送部材の始端部に現像剤(特にキャリア)が存在せず、補給トナーやリサイクルトナーのみが搬送されるので、トナー濃度検知センサによる誤検知を来す場合がある。
上記第1の現像剤撹拌搬送部材及び第2の現像剤撹拌搬送部材は、楕円板の一部を切り欠いた形状のフィンを複数傾斜配列した楕円フィン部材で構成されている。これは、現像剤の撹拌を主眼において構成されていることによる。つまり、この種の画像形成装置では、現像剤のトナーとキャリアとの混合不足による画像の濃度ムラや、トナーの帯電不足による画像の地肌汚れなどの発生を防止するために、現像に先立って、現像剤を十分に撹拌してトナーを予め所定の電位に帯電させておく必要があるからである。
換言すれば、これらの第1の現像剤撹拌搬送部材及び第2の現像剤撹拌搬送部材は、現像剤を十分に撹拌してトナーを帯電できるように、比較的遅い速度で現像剤を搬送する必要があり、このことから、楕円板の一部を切り欠いた形状のフィンを複数傾斜配列した楕円フィン部材で構成される。
上記トナー搬送経路は第2の現像剤撹拌搬送経路に連通して設けられており、このトナー搬送経路におけるトナー搬送部材はスクリュー状に形成されている。
特開平8−123170号公報
この種の画像形成装置では、上述のように現像剤の搬送速度が比較的遅くなるため、その現像剤受取部付近に現像剤が滞留し易い。
また、従来の画像形成装置では、トナー補給部より補給されるトナーを、第2の現像剤撹拌搬送部材から独立して設けられたトナー搬送部材を介して、第2の現像剤撹拌搬送部材へ補給していた。
第1の現像剤撹拌搬送部材の現像剤循環経路の下流側に連通する現像剤受取部付近の現像剤は、トナーを消費したキャリア量の多い較的重量の大きな現像剤となっているため、従来の画像形成装置では、その現像剤受取部付近での現像剤の滞留によって、現像剤がトナー補給経路側に逆流したり、第2の現像剤撹拌搬送部材に補給されたトナーの現像剤中への拡散が遅くなるため、必要量のトナーが補給されているにも拘らず、そのトナー濃度検知部位でのトナー濃度が、なかなか基準濃度に到達せず、トナーが過剰に補給されて画像を地汚れを生じる等の不具合があった。このような不具合は、小型化された画像形成装置においてはより顕著となる。
また、循環する現像剤と補給されたトナーが均一に混ざらない理由を別の観点から図27に基づいて説明する。同図において、現像剤は便宜上小丸で表わして符号Gで示し、トナーは散点で表わして符号Tで示す。第1の現像剤撹拌搬送部材101は右隣の第2現像剤撹拌搬送部材104(図面には位置的にトナー搬送部材102のみが表示される)に対して現像剤Gを送るのであるから図中反時計回りの向きに回転し、又、第2撹拌搬送部材104も反時計回りの向きに回転してトナーT及び現像剤Gを図中の紙面奥側に向けて撹拌搬送する。
トナー搬送部材102に補給されたトナーTは、重力の作用でケーシング103上、トナー搬送部材102の下方に溜る。この溜ったトナーTはスクリュー羽根102aの回転によりトナー搬送部材102の下部にてスクリュー羽根102aの回転と共にケーシング103の上面を摺動して図27に示す現像剤の受取部に送られてくる。一方、第1撹拌搬送部材101から第2撹拌搬送部材104に送られる現像剤Gは、羽根101bの送り作用により平らな面からなるケーシング103に沿って矢印106で示すように第2撹拌搬送部材104の下方、つまり、トナーTの溜り部に送り込まれる。このように、図27に示す現像剤の受取部においては、第1撹拌搬送部材101から第2撹拌搬送部材104に対して現像剤Gの受け渡しが行なわれると共に、この受取部において、トナーTと合流することとなる。
この合流に際して、上記したようにトナーTよりも重量が大きい現像剤Gは第1撹拌搬送部材101の回転によりケーシング103の平らな面に沿って矢印106で示すように第2撹拌搬送部材104の下部に送り込まれることとなるので、重量が小さいトナーTは現像剤Gにより押し上げられ、現像剤Gに対するトナーTの分散は良好に行なわれず、従って、トナーとキャリアとの摩擦帯電も良好に行なわれなくなるので、帯電が十分でないトナーが現像に供されることとなり、地肌汚れなど現像不良を招来する。また、摩擦帯電が良好に行なわれていない状態でのトナー濃度検知に基づくトナーの補給を行なうときには、適正なトナー濃度を実現できない。
また、上述のような従来の画像形成装置では、トナー補給は第2の現像剤攪拌搬送部材の端部上方からトナー補給口を介してなされるため、補給トナーはスクリュー羽根に当たり、また、現像剤攪拌搬送部材は通常200rpm以上の高速で回転し、且つ、トナーは3〜12μmの微小粒子であるため、トナー補給口から下方に全て落ちることはできず、現像剤(特にキャリア)に混合攪拌されることなく飛散・浮遊(もしくは現像剤表面を移動)するトナーが発生する。このようなトナーが未・弱帯電状態で現像スリーブやその周辺の現像剤にダイレクトに到達することにより、地肌汚れや、トナー飛散による機内汚損が生じていた。
また、この方式の現像装置を備えた画像形成装置においては、現像剤の攪拌搬送は主に現像剤撹拌搬送部材の軸方向に限定され、またトナー濃度を検出する検出手段(例えば特公昭63−28305号、特開昭58−55952号)の設置場所も制約を受けるため、現像剤のトナー濃度が変化しやすく、これに伴い現像剤の嵩も変化することがわかっている。現像装置内での現像剤のトナー濃度の偏差も発生しやすく、トナー補給のタイミングや補給量により現像画像の地肌汚れや濃度ムラが発生したり、過剰に補給されたトナーの吹き出しが発生することもあった。
以上のような問題点を解決するためには現像ケーシングや仕切部材などを延長する方法が簡易で一般的であるが、現像剤上方の飛散・浮遊トナーの移動を防止することは容易であっても、反面、現像剤の動きを妨げ易く、また、トナー補給等に応じた現像剤表面のレベルの変化に対してはその効果は十分とはいえなかった。
そこで、本発明は、現像剤とトナーの撹拌不良やトナーの飛散による画像の地肌汚れ等を防止できる画像形成装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1記載の発明では、像担持体上の静電潜像を現像するためのトナーを担持する現像スリーブに沿って、該現像スリーブの一方側にかつ該現像スリーブから離れる方向に順に、第1現像剤撹拌搬送部材、第2現像剤撹拌搬送部材が並置されているとともに、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材との間に仕切板が設けられ、前記仕切板の前記現像スリーブの軸方向一端側には前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記第1現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部が、他端側には前記第1現像剤撹拌搬送部材が前記第2現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部がそれぞれ設けられて現像剤循環経路が形成され、前記一端側の受取部よりも前記第2現像剤撹拌搬送部材の軸方向外側トナーの補給を受けるトナー補給部が備えられた画像形成装置において、記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材に対して現像剤を掻き上げて送る向きに回転させ、かつ、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材間の下方ケーシング部を前記第1現像剤撹拌搬送部材、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡に沿う山形の形状としてなり、前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記トナー補給部にて受け取るトナーは、前記第2現像剤撹拌搬送部材により前記一端側の受取部に、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送され、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送されたトナーに対して、前記山形の形状を乗り越えた現像剤が、前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方から受け渡されることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、像担持体上の静電潜像を現像するためのトナーを担持する現像スリーブに沿って、該現像スリーブの一方側にかつ該現像スリーブから離れる方向に順に、第1現像剤撹拌搬送部材、第2現像剤撹拌搬送部材が並置されているとともに、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材との間に仕切板が設けられ、前記仕切板の前記現像スリーブの軸方向一端側には前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記第1現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部が、他端側には前記第1現像剤撹拌搬送部材が前記第2現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部がそれぞれ設けられて現像剤循環経路が形成され、前記一端側の受取部よりも前記第2現像剤撹拌搬送部材の軸方向外側トナーの補給を受けるトナー補給部が備えられた画像形成装置において、記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材に対して現像剤を掻き上げて送る向きに回転させ、かつ、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材間の下方ケーシング部を前記第1現像剤撹拌搬送部材、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡に沿う山形の形状としてなり、前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記トナー補給部にて受け取るトナーは、前記第2現像剤撹拌搬送部材により前記一端側の受取部に、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送され、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送されたトナーに対して、前記山形の形状を乗り越えた現像剤が、前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方から受け渡され、前記第2現像剤撹拌搬送部材を軸方向からみたときに斜め下側の位置にトナー濃度検知部材を配置したことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤とトナーとの撹拌混合を良好になし、的確なトナー補給制御を行なうことができる。
本発明によれば、簡単な構造により第2現像剤撹拌搬送部材に対して現像剤を上方から供給することができる。
本発明によれば、現像剤に対するトナーの混合が現実に良好に行なわれる時点よりも、早い時点で現実にトナーの良好な混合が行なわれたときと同じ検知結果を知ることができる。
以下、本発明の参考実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例としてのプロセスカートリッジの外観図、図2は、該プロセスカートリッジの現像剤ケースを取り外した状態の外観図、図3は、該プロセスカートリッジの上部ケースを取り外した状態の内部構造図、図4は、該プロセスカートリッジの断面図、図5は、該プロセスカートリッジの上部ケースを取り外した状態の平面図をそれぞれ示している。なお、全体構成を示す図1〜図5は、以下の全ての実施例において共通であるため、各実施例においては重複説明は省略する。
図1乃至図5において、像担持体としてのドラム状の感光体1は、先ず、除電光21(図4)により除電され、表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均化される。この感光体1は、帯電ユニット2の帯電ローラ2aにより帯電され、表面電位が−1100V前後になる。次いで、感光体1は、図示しない露光手段により画像光15が露光されることにより、その光の照射された部分(画像部)の表面電位が0〜−290Vとなり、この画像部分(静電潜像)に、−800V前後のバイアスのかけられた現像ユニット3の現像剤担持体としての現像スリーブ3a上のトナーが付着して、静電潜像がトナー像化される。
次いで、トナー像の形成された感光体1が回転移動し、この間に図示しない給紙部より給紙された転写紙13が、転写紙先端部と画像先端部が転写分離ユニット5の転写ローラ5a部で一致するようなタイミングでレジストローラ14により搬送されることによって、この転写ローラ部で感光体1上のトナー像が転写紙13上に転写される。このトナー像の転写された転写紙13は、図示しない定着部へ送られ、定着手段による加熱・加圧により転写紙13上にトナー像が溶融定着された後、機外の排紙トレイ上にコピーとして排出される。
一方、転写紙13上に転写されずに、感光体1上に残留した残留トナーは、クリーニングユニット6のクリーニングブレード6aにより掻き落され、これにより初期化された感光体1は、再び次の作像工程へ移る。
ここで、上述の感光体1、帯電ユニット2、現像ユニット3、及び、クリーニングユニット6は、感光体1の周囲を取り囲むように一体的に形成されたプロセスカートリッジのカートリッジケース11内にそれぞれ納められており、このカートリッジケース11は、図1に示すように、上部ケース11aと、下部ケース11bとで構成されている。
クリーニングユニット6により感光体1上からクリーニング除去された回収トナーは、図3乃至図5に示すように、トナー搬送コイル6bにより、カートリッジケース11の手前側に形成されているリサイクルトナー搬送部11cへ送られ、このリサイクルトナー搬送部11cに配設された回収トナー搬送部材としてのリサイクルベルト12により、カートリッジケース11の現像撹拌部11dに送られて、この回収トナーがリサイクルトナーとして再利用される仕組になっている。
このように、このプロセスカートリッジは、リサイクルトナー搬送部11cがカートリッジケース11と一体化されているので、これらを別体とした場合の接合部でのトナー漏れの心配がなく、このトナー漏れを防止するためのスポンジ部材の追加等を行なわなくてよい。また、各ユニットの配設部が一体化されているので、各ユニットの組付け性も向上される。
帯電ユニット2の帯電ローラ2aは、金属の芯金の外周に導電性ゴムを巻装して構成されており、帯電動作時に感光体1に接触される。つまり、この帯電ローラ2aは、装置の停止状態において、感光体1に接触したままで長期間放置されると、感光体1が汚染されて異常画像が発生する虞れがあるため、この装置の停止時には感光体1から離間するように構成されている。また、帯電動作時の帯電ローラ2aは、感光体1に接触し続けているため、その表面が微小トナーにより汚れて帯電ムラを引き起こす虞れがある。この不具合を防止するため、この帯電ユニット2には、図4に示すように、帯電ローラ2aの表面を清掃するためのクリーニングパッド2bが装着されている。
帯電ローラ2aの接離機構は、帯電ローラケース2cに軸受(図示せず)を介して保持され、この軸受は、移動可能な状態で帯電ローラケース2cに装着されており、図示しない圧縮スプリングにより帯電ローラ2aを感光体1へ一定圧で圧接させている。また、帯電ローラケース2cは、図示しない圧縮スプリングにより上方へ押し上げられるように構成されており、クリーニングパッド2b及び帯電ローラ2aごと持ち上げて、帯電ローラ2aを感光体1から離間させることが可能となっている。
この帯電ローラ2aの3つの位置、すなわち、感光体1へ接触し帯電動作する動作位置と、帯電ローラケース2cが押し下げられクリーニングパッド2bが帯電ローラ2aに接触するクリーニング位置と、帯電ローラケース2cが上方へ押し上げられ帯電ローラ2aが感光体1から離間される離間位置とは、帯電ローラ接離アーム(図示せず)の動作位置によって決定され、この帯電ローラ接離アームの動作位置は図示しない接離カムによって決定される。
この接離カムは、図示しない電磁クラッチの回転軸に一体的に装着されており、この電磁クラッチが1回の動作で120°回転することにより120°ずつ回転して、帯電ローラ2aを上記の3つの位置に変位させることが可能となるように構成されている。このような構成の帯電ローラ2aを採用することにより、従来のコロナ帯電器を用いた場合に比べ、そのオゾン発生量を1/100〜1/1000にすることができ、オゾン処理部材が不要となる。
下部ケース11bと一体的に形成された現像ユニット3の現像ケーシング内には、小さな鉄球からなるキャリアとトナーとを混合した二成分現像剤が収容されている。この収容現像剤は、現像スリーブ3aに沿って並置された第1現像剤撹拌搬送部材3cと第2現像剤撹拌搬送部材3dとにより、現像ケーシング内を撹拌されつつ循環搬送されて、現像スリーブ3aに供給されるようになっている。
また、現像スリーブ3aの外周近傍には、現像スリーブ3a上に供給された現像剤の層厚を規制するためのドクターブレード(剤規制部材)3bが設けられている。
このドクターブレード3bは、現像スリーブ3aに対し、略法線方向に調整可能な構成となっている。すなわち、現像スリーブ3aの片側端部には、現像スリーブ内に設けられた磁石の回転方向を決める機能を有し、且つ、ドクターブレード3bを調整可能に支持する支持部材が設けられており、その反対側の端部には、現像スリーブ3aの回転を受ける軸受の機能、及び、ドクターブレード3bを調整可能に支持する軸受が圧入された支持部材が設けられている。これにより、これらの支持部材を介して、ドクターブレード3bが現像スリーブ3aの法線方向に調整移動されることによって、ドクターブレード3bと現像スリーブ3aとのギャップが調整され、現像スリーブ上の現像剤の層厚が調整される。このドクターブレード3bと現像スリーブ3aとのギャップは、現像ユニット3の外方から調整できるように構成されている。
一方、現像スリーブ3aの周面のうち、感光体1に対向する部分は、現像ケーシングから露呈しており、この露呈部の現像スリーブ3aの回転方向上流側には、その長手方向に亘って、現像ケーシング外へのトナー飛散を防止するためのマイラーなどからなる入口シール(図示せず)が設けられている。また、この露呈部の前後方向の端部にも、これら端部からのトナー等の飛散を防止するためのサイドシール(図示せず)がそれぞれ設けられている。
現像スリーブ3aは、直径16〜20mm程度の回転可能なアルミ円筒で構成されており、その表面は、平滑、もしくは、現像剤の搬送性を上げるべく凹凸(例えばV溝)状に形成されている。また、この現像スリーブ3aには、その内側の円周方向に沿って5個の磁石が回転しないように配置されており、その法線方向に所定の磁力分布が現れるように構成されている。
図4において、転写分離ユニット5の転写ローラ5aは、金属の芯金に導電性樹脂を巻きつけて形成されており、図示されない圧縮スプリングにより、軸受ごと感光体ドラム方向へ押し付けられている。この転写ローラ5aに一定電流が流されることにより、感光体1上のトナー像が転写紙13に転写される。この転写ローラ5aは、帯電ローラ2aと同様の機構により、感光体1に対して接離できるように構成されている。また、転写ローラ5aの下流側には除電針5bが配置されており、この除電針5bは、薄い金属板で構成され、その感光体1と対面する側の突部先端は、鋸歯状の鋭角にとがった形状に形成されている。この除電針5bは、図示しない電源より電圧が印加されることによって、転写紙13に帯電した電荷を除電し、感光体1からの転写紙13の分離を補助している。
図1及び図4に示すように、カートリッジケース11の上部ケース11aには、現像剤ケース9が設けられており、この現像剤ケース9は、カートリッジケース11の上部ケース11aに対して着脱自在に係止された容器形状に形成されている。上部ケース11aの現像剤ケース9が装着される部位には、図2及び図4に示すように、現像剤の取り入れ口3fが設けられている。また、現像剤ケース9の下部には開口部が設けられており、この開口部は、プロセスカートリッジの組立時において、現像剤ケース9内に所定量のプレミックス現像剤(予めトナーとキャリアとが所定の割合で混合されている現像剤)を収容した後、図示しないシール部材によって密封されている。このシール部材は、プロセスカートリッジの出荷搬送時における現像剤ケース9内の現像剤の現像ユニット3内への落下、及び、プロセスカートリッジの保管時における現像剤ケース9内の現像剤の吸湿による凝固を防止する目的で設けられたもので、プロセスカートリッジの使用に際して、その開口部から引き剥がされる。
すなわち、この現像剤ケース9は、その開口部がシール部材により密閉された状態で、プロセスカートリッジ本体の上部ケース11aにセットされる。そして、プロセスカートリッジの使用に際して、この現像剤ケース9がプロセスカートリッジ本体にセットされた状態のまま、手動もしくは自動の何れかの操作により、その開口部からシール部材を引き剥がして、現像剤ケース9の開口部を開放する。これにより、現像剤ケース9内の現像剤が現像ユニット3内に自重により落下し、現像ユニット3が現像可能な初期状態となる。
一方、クリーニングユニット6のクリーニングブレード6aは、平板状のポリウレタンゴム等で形成されており、金属性のブレードホルダ6cに、接着剤または両面テープで固定されている。ブレードホルダ6cは、感光体回りのケースに形成される傾斜面に設けられた2本の位置決めピンにより、傾斜面に対して平行な方向の位置が規制され、感光体1の回転方向に対向する、いわゆるカウンター方向で感光体回りのケースにビスで固定されている。このビスの位置は、クリーニングブレード6aの貼り付け面と同じ方向で、該感光体回りのケースに形成される傾斜面へブレードホルダ6cが完全密着して傾斜面に習うようにし、クリーニングブレード6aの傾斜面に対して、垂直な方向の位置を規制する。
上述のようにして、感光体1に対するクリーニングブレード6aの当接角と押圧が完全に保障され、クリーニング不良や異音発生等の不具合を防止している。
また、この感光体回りのケースの構成において、ブレードホルダ6cを固定するためのビスのスラスト方向位置は、感光体1のフランジを含めた両端より更に外側に位置するのが良く、これにより、感光体1を外すことなく、クリーニングブレード6aのみの交換が可能となる。
このクリーニングブレード6aにより感光体1から掻き落された回収トナーは、クリーニングユニット6のトナー搬送スクリュー6bによって、カートリッジケース11の手前側(図5の左側)に送られる。トナー搬送スクリュー6bは、その奥側でギヤAがD穴係合されており、このギヤAが感光体1のフランジに一体形成されているギヤBと噛み合うことにより、駆動モータ等の外部入力により回転駆動されるギヤBの回転が伝達されるように構成されている。
一方、現像スリーブ3aの奥側のギヤCは、図5に示すように、カップリング22を介して駆動モータ等の外部入力により回転駆動され、このギヤCの回転は、アイドルギヤDを介して、第1現像剤撹拌搬送部材3cの奥側のギヤEに伝達され、更に、このギヤEの回転は、アイドルギヤFを介して第2現像剤撹拌搬送部材3dの奥側のギヤHに伝達される。これにより、感光体1を取り巻く、現像スリーブ3a、第1現像剤撹拌搬送部材3c、第2現像剤撹拌搬送部材3d、トナー搬送スクリュー6bなどが、図4において矢印で示す方向に、それぞれ回転される。クリーニング部のトナー搬送及び感光体の回転駆動は同一の駆動源から得ており、これらは常に連動している。現像ユニット3内の駆動は、駆動源との間にクラッチを介して駆動するので、駆動・非駆動が可能である。また現像ユニット3内の駆動は全てギヤを介して一体に駆動している。なお、図示しないが、現像剤撹拌搬送部材等が何らかの都合でロックした場合には、駆動源の電流を検知して駆動源の駆動を停止する機構を有している。
ここで、第1現像剤撹拌搬送部材3c、及び、第2現像剤撹拌搬送部材3dの回転方向は、図4に示される矢印方向に限定されるものではなく、上述したアイドルギヤの個数や配列を組み替えることにより、それぞれの回転方向を図4に示される矢印方向とは反対の方向としたり、あるいは、それぞれの回転方向を同一方向とすることも可能である。但し、第1現像剤撹拌搬送部材3c、または、第2現像剤撹拌搬送部材3dの回転方向を、図4に示される矢印方向と反対の方向に設定した場合には、これにより、その現像剤の循環搬送方向までもが逆転されないようにするために、それらのフィンの傾斜方向や巻き方向を予め反対に形成しておく必要がある(詳しくは後述する)。
図4に示すように、トナー搬送スクリュー6bの手前側には、回収トナー搬送部材としてのトナーリサイクルベルト12に設けられた長穴12aに入り込んで、トナーリサイクルベルト12を駆動するピン6dが設けられている。トナーリサイクルベルト12の他端は、現像ユニット3の下部ケース11bにより所定の位置に回転自在に枢設されたベルト従動ローラ12bにより支持され、これによって、トナーリサイクルベルト12に所定の張力が与えられている。
トナー搬送スクリュー6bによってクリーニングユニット6から排出された回収トナーは、トナーリサイクルベルト12との受け渡し部付近で不安定に動いているうちに、トナーリサイクルベルト12に設けられた長穴を通過し、トナーリサイクルベルト12に設けられたフィン12cの部分により、リサイクルトナーとして、現像ユニット3の第2現像剤撹拌搬送部材3dと一体に形成されたトナー搬送部材としてのスクリュー部材3eのリサイクルトナー受取部12dへ搬送される。
一方、現像ケーシング内の現像剤中のトナー濃度(キャリアとトナーの比率)は、図4に示す透磁率測定センサからなるトナー濃度検知部材としてのトナー濃度センサ16により検出され、この現像剤中のトナー濃度が基準濃度以下になると、トナー濃度センサ16の検出信号に基づいて、現像ユニット3の手前に設けられた現像剤撹拌搬送経路(現像剤撹拌部11d)に連通するトナー搬送経路に配設されているスクリュー部材3eの上方のトナー補給部4aに、新トナー補給部材としてのトナー補給ユニット4のトナーボトル4bから、トナー補給部としてのトナー補給口4cを通して不足分の新トナーが補給される(図6及び図7)。なお、トナー濃度センサ16による検知方式では、薄いと判定した時、トナー補給を何秒行うかべきかを決定し、この決定時間と用紙の大きさによって最終的に補給量が決定される。また、検知は、現像工程の開始(現像ローラの駆動開始)から初め、現像工程内に所定検知し、その検知値を求めて検知値を決定する。
すなわち、現像ユニット3内へのトナー補給は、現像剤中のトナー濃度が基準濃度以下になり、これをトナー濃度センサ16が検知すると、この検出信号に基づいてトナー補給ユニット4のトナーボトル4bを回転させるためのボトル駆動軸の電磁クラッチ(図示せず)がオンされ、これによりトナーボトル4bが回転して、現像ユニット3の手前に設けられたトナー補給部4aに、トナー補給口4cを通して不足分のトナーが補給されることにより行なわれる。
ここで、トナーボトル4bは、その内側にスパイラル状の突起が設けられており、ボトル駆動軸が回転することにより、ボトル内のトナーが順次奥側から手前側のトナー排出口へ送られるように構成されている。また、このトナーボトル4bからのトナー排出量は一定でないため、トナーボトル4bから排出された補給トナーは、図4に示すように、現像ケーシングの端部に形成されたトナー貯溜部4dに一旦蓄積される。
このトナー貯溜部4dは、バッファの役目をしており、このトナー貯溜部4dに蓄積された補給トナーは、トナー補給マイラ4eの補給軸が回転されることにより、トナー貯溜部4dとトナー補給口4cとの間に配設された小孔マイラ4fの小さな穴(直径0.5〜1mm)を通して、少量ずつ定量補給され、トナー補給口4cからスクリュー部材3e上のトナー補給部4aに補給される。このトナー補給により、通常、画像範囲が5〜6%のA4サイズのコピーを、10〜15枚行なう毎に、約0.6g程度のトナーが、現像ユニット3内に補給される。
図3及び図5に示すように、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路と、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路との間には、現像ケーシング(下部ケース11b)と一体の仕切部材11eが設けられており、この仕切部材11eの手前側及び奥側には、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路と、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路との受取部としての連絡口11f,11gがそれぞれ設けられている。これにより、第2現像剤撹拌搬送部材3dにより奥側(矢印26方向)へ搬送された現像剤は、第2現像剤撹拌搬送部材3dの奥側に設けられた矩形状の羽根3gにより、奥側の連絡口11gにて矢印31の向きに送られ、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路内に送り込まれる。
一方、第1現像剤撹拌搬送部材3cは、第2現像剤撹拌搬送部材3dにより搬送されて奥側の連絡口11gから送り込まれた現像剤を手前側(矢印29方向)に撹拌・搬送しながら、現像スリーブ3aに対して現像剤の回収・供給を行なうとともに、その手前側に設けられた矩形状の羽根3hにより、手前側の連絡口11fにて矢印30の向きに送り、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路内に現像剤を受け渡す。これにより、前述したように、下部ケース11bと一体的に形成された現像ユニット3の現像ケーシング内に収容されているキャリアとトナーとを混合した二成分現像剤が、現像ケーシング内で撹拌されつつ循環搬送されて、現像スリーブ3aに供給される。
ここで、現像剤循環経路が密閉された状態に形成されていると、第1現像剤撹拌搬送部材3c及び第2現像剤撹拌搬送部材3dの回転によるポンプ作用によって、比重の軽いトナーが噴流となる不具合がある。この不具合を解消するため、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路と、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路との間に形成された仕切部材11eは、上部ケース11aとの間に隙間を生じるような高さに形成されている。
しかしながら、このように、仕切板11eと上部ケース11aとの間に隙間を設けると、この隙間を通して現像剤が溢出する虞がある。特に、この現像剤の溢出が、トナー濃度センサ16の検知部付近よりも上流側の現像剤循環経路で発生すると、この溢出現像剤が、短絡した経路で循環されてしまうため、トナー濃度センサ16の検知するトナー濃度が不正確な値となり、正規の経路を循環する現像剤のトナー濃度に過不足が生じる。
つまり、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路から第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路側へ現像剤が溢出されると、トナー消費の少ない高濃度の溢出現像剤がトナー濃度センサ16の検知部付近よりも上流側で短絡して循環されるため、正規の経路を循環する現像剤のトナー濃度が不足する。これとは逆に、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路から第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路側へ現像剤が溢出されると、トナー消費の多い低濃度の溢出現像剤がトナー濃度センサ16の検知部付近よりも上流側で短絡して循環されるため、正規の経路を循環する現像剤のトナー濃度が過多となる。
本参考実施例では、上述のようなトナー濃度センサ16の検知部付近よりも上流側の現像剤循環経路での現像剤の溢出を防止するために、図3に示すように、このトナー濃度センサ16の検知部付近よりも上流側の部位11hの仕切板11eの高さを、他の部位の高さよりも高く形成している。ここで、トナー濃度センサ16は、トナーの過剰補給を防止するために、トナー補給を受けた現像剤のトナー濃度を、より早い段階で検知することが好ましく、本参考実施例では、図1乃至図5に示すように、上流側の連絡口11fよりも約50mm程度下流側に配置されている。また、第2撹拌搬送部材3dは、後述する理由により、複数の楕円状のフィンを傾斜配列して構成されているが、図3及び図5に示すように、そのトナー濃度センサ16の検知部と対応する部位には、フィンの回転に伴うトナー濃度信号のリップルの発生を防止する目的で、上記の楕円状のフィンを設けていない。
このようにすれば、現像剤を滞留させることができ、適切な検知を行うことができる。なお、この部位は検知ムラを防止し、現像剤を滞留させるためのものであるから、他の楕円板よりも径の小さな楕円板を用いたり、楕円板間隔を大きく取ることによっても同じ効果を得ることができる。
ところで、リサイクルベルト12によってリサイクルトナー受取部12dに搬送されたリサイクルトナーは、クリーニングブレード6aにより感光体1上からクリーニング除去された使用済の回収トナーであり、且つ、トナー搬送部材としてのスクリュー部材3eに対して、回収トナー搬送部材としてのトナー搬送コイル6bやリサイクルベルト12などにより、押し込まれた状態で循環搬送されるため、トナー補給ユニット4のトナーボトル4bからトナー補給口4cを通してトナー補給部4aに補給される新規トナーに比べて、かなり凝集されたトナーとなっており、この凝集されたリサイクルトナーは、二成分現像剤のキャリアに分散されにくく、また、帯電されにくい。
このため、このように凝集された回収トナーをそのままリサイクルトナーとして再利用すると、その現像剤中への分散が不十分となり、トナーの帯電が不安定となって、画像に地汚れが発生する不具合がある。この傾向は、本参考実施例のプロセスカートリッジあるいは感光体ユニットのように、現像剤の撹拌搬送経路をあまり長く形成できない小型な画像形成装置において特に顕著となる。
すなわち、従来のプロセスカートリッジでは、図8(a)に示すように、楕円板の一部を切り欠いた形状のフィンを複数配列して形成された第2現像剤撹拌搬送部材3dに対して、直接リサイクルトナーTrを受け渡して再利用しており、凝集された比較的大粒のリサイクルトナーTrが細かく分散されないまま現像剤中に搬送されていたため、この凝集されたリサイクルトナーTrの現像剤中への分散が不十分となり、リサイクルトナーTrの帯電が不安定となって、画像に地汚れが発生していた。
そこで、本参考実施例のプロセスカートリッジでは、図5乃至図7に示すように、感光体1上に形成された静電潜像を現像する現像スリーブ3aに対して現像剤を撹拌搬送する第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤撹拌搬送経路に連通するトナー搬送経路のトナー補給部4a(新トナーの補給部)よりも上流側に、感光体1上からクリーニング除去された回収トナーを搬送する構成とした。具体的には、上記上流側に回収トナー搬送部材としてのリサイクルベルト12により搬送されるリサイクルトナーのリサイクルトナー受取部12dを設けると共に、トナー搬送部材としてのスクリュー部材3eと、第2現像剤撹拌搬送部材3dとを、一体に構成している。
つまり、本参考実施例のプロセスカートリッジでは、現像剤を撹拌搬送する第2現像剤撹拌搬送部材3dと一体に構成した螺旋状のフィンを有するスクリュー部材3eの、トナー補給部4aよりも上流側に設けたリサイクルトナー受取部12dで、リサイクルベルト12により搬送されるリサイクルトナーを受け取るように構成する。
このように、スクリュー部材3eのトナー補給部4aよりも上流側のリサイクルトナー受取部12dでリサイクルトナーを受け取ることにより、図8(b)に示すように、リサイクルトナー受取部12dと新トナー(補給トナー)Tnのトナー補給部4aとの間に一定の距離Lを確保できるので、画像の地汚れの原因となる凝集したリサイクルトナーTrが、トナー補給部4aに到達する間に、スクリュー部材3eの回転によって素早く分散され、トナー補給部4aから補給された新トナーTnと細かく分散混合されてから、第2現像剤撹拌搬送部材3dにより現像剤と共に撹拌搬送されるので、リサイクルトナーTrへの帯電が円滑に行われるようになる。
また、本参考実施例における第1現像剤撹拌搬送部材3c、及び、第2現像剤撹拌搬送部材3dは、現像剤を比較的遅い速度で搬送しながら、現像剤を十分に撹拌してトナーを帯電できるように、楕円板の一部を切り欠いた形状の撹拌フィン3iを複数傾斜配列した楕円フィン部材で構成されている。従って、本参考実施例のような画像形成装置では、その現像剤循環経路での現像剤の搬送速度が比較的遅くなるため、その現像剤受取部(連絡口11f)付近に現像剤が滞留し易い。
このため、この種の画像形成装置では、その現像剤受取部(連絡口11f)付近での現像剤の滞留によって、現像剤がトナー補給経路側に逆流することがある。また、従来の画像形成装置では、トナー補給部より補給されるトナーを、第2現像剤撹拌搬送部材3dから独立して設けられたトナー搬送手段を介して、第2現像剤撹拌搬送部材3dへ補給しており、更に、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路の下流側に連通する現像剤受取部(連絡口11f)付近の現像剤は、トナーを消費したキャリア量の多い比較的重量の大きな現像剤となっているため、その第2現像剤撹拌搬送部材3dに補給されたトナーの現像剤中への拡散が遅くなり、必要量のトナーが補給されているにも拘らず、そのトナー濃度検知部位でのトナー濃度が、なかなか基準濃度に到達せず、トナーが過剰に補給されてしまうなどの不具合があった。
このような不具合は、本参考実施例のプロセスカートリッジのように、感光体の周辺に配置される現像器やクリーニング装置等の作像ユニットを感光体と共に一体化して構成した、現像剤及び補給トナーの収納容積をあまり大きくできない小型化された画像形成装置においては、その小型化により現像剤の循環経路も短くなり、トナーを十分に帯電させるには、その現像剤の搬送速度をより遅くする必要があるため、より顕著となる。
そこで、トナー補給口4cを通してトナー補給部4aに補給された補給トナーを第2現像剤撹拌搬送部材3dに向けて搬送するためのトナー搬送部材を、図5及び図9に示すように、第2現像剤撹拌搬送部材3dと一体の、補給トナーを比較的速い速度で搬送できる螺旋状に形成された搬送フィン3jを有するスクリュー部材3eで構成すると共に、このスクリュー部材3eの現像剤受取部(連絡口11f)よりも上流側に設けたトナー補給部3aで、補給トナーを受け取るように構成する。
このように、第2現像剤撹拌搬送部材3dと一体のスクリュー部材3eの、現像剤受取部(連絡口11f)よりも上流側のトナー補給部4aで、補給トナーを受け取り、この受け取った補給トナーを、スクリュー部材3eによって、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤の搬送速度よりも速い速度で搬送することにより、受け取った補給トナーを素早く第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路へ搬送することができる。
すなわち、本参考実施例によれば、第1現像剤撹拌搬送部材3c側から連絡口11fを通して第2現像剤撹拌搬送部材3d側に受け渡された現像剤を、このスクリュー部材3eにより、第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路側へ強制的に押し込むことができるので、トナーの過剰補給の原因となる現像剤受取部(連絡口11f)付近での現像剤の滞留によるトナー補給経路側への現像剤の逆流を解消することができる。また、本参考実施例によれば、スクリュー部材3eの、現像剤受取部(連絡口11f)よりも上流側のトナー補給部4aで、トナー補給口4cを通して補給されたトナーを受け取るように構成されているので、トナー補給部4aからトナー濃度センサ16の検知部位までの距離、つまり、トナーが補給されてから検知されるまでの時間を短くすることができるとともに、第2現像剤撹拌搬送部材3dにより撹拌搬送される現像剤中に、補給トナーを素早く拡散させることができる。
また、現像剤中のトナーには、添加剤としてシリカを1.0%ほど外添している。これにより、現像剤の流動性を増すことができ、スクリュー部材よりも低流動性となる楕円板の撹拌搬送部材を用いても、スクリュー部材との流動性とほぼ同様の流動性を得ることができる。上記第1現像剤撹拌搬送部材3c及び第2現像剤撹拌搬送部材3dは、スクリュー部材3eよりもはるかに撹拌性が優れており、搬送性、撹拌性の両方を解決できる。このように楕円板の撹拌搬送部材を用いることで、小型の現像装置でも十分な撹拌性、搬送性を得ることができ、現像に必要な現像剤の帯電量(Q/M)を得ることができる。更に、シリカは高温多湿の時には適切な帯電量が得られず、低温少湿の時には過剰帯電となってしまう特性を有しており、これを避けるために、シリカを0.7%添加するとともに酸化チタンを0.3%添加すると、さらに現像剤の環境安定性を増すことができる。
次に、他の参考実施例について説明する。この参考実施例では、図10に示すように、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路と第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路とを連通する現像剤受取部の連絡口11fの底部に、すなわち、第1現像剤撹拌搬送部材3cの最下流の現像剤搬送部位の底部に、山形の隆起部11iを形成する。これにより、第1現像剤撹拌搬送部材3cにより搬送されて現像剤受取部の連絡口11fを通過する現像剤を、図10において斜線を施した矢印で示すように、スクリュー部材3eのトナー搬送経路(第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路でもよい)に対して、上部側から受け渡すことができるので、現像剤中への補給トナーの拡散を促進させることができる。
すなわち、第1現像剤撹拌搬送部材3cにより搬送されて現像剤受取部の連絡口11fを通過する現像剤は、前述したように、画像形成のためにトナーを供出したキャリア量の多い比較的重い現像剤となっている。一方、トナー補給口4cを通してスクリュー部材3eのトナー搬送経路に補給された補給トナーは、キャリアを含んだ現像剤よりも遥かに軽量であるため、外部からの振動などにより現像剤の上層側に移行し易い性質を有している。
従って、本参考実施例のように、現像剤受取部の連絡口11fの底部に、山形の隆起部11iを形成して、第1現像剤撹拌搬送部材3cにより搬送されて現像剤受取部の連絡口11fを通過する現像剤を、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内に補給された補給トナーに対して、上部側から受け渡すことにより、この比較的重い現像剤が軽量な補給トナーを覆うようにして受け渡されるので、この現像剤中への補給トナーの拡散が促進される。
ここで、第1現像剤撹拌搬送部材3cの回転方向は、図10に示すように、反時計方向となるように設定するとことが好ましい。すなわち、この第1現像剤撹拌搬送部材3cを図10において反時計方向に回転させることによって、この第1現像剤撹拌搬送部材3cの手前側(図5の左側)に設けられた羽根3hにより、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路内の現像剤を、図10の斜線矢印で示すように、山形の隆起部11iに沿ってすくい上げながら、連絡口11fを通してスクリュー部材3eのトナー搬送経路に対して上部側から受け渡すことができるので、現像剤中への補給トナーの拡散をより促進させることができる。
また、この第1撹拌搬送部材3cの手前側に設けた羽根3hは、図3及び図5に示すように、第1現像剤撹拌搬送部材3cの撹拌フィン3iによって手前側に搬送される現像剤に対して、その回転によりこの現像剤を奥側に押し戻す方向への搬送力を生じるような向きに傾斜されている。これにより、第1現像剤撹拌搬送部材3cによる現像剤の搬送方向を、スクリュー部材3e(もしくは第2現像剤撹拌搬送部材3d)に対して現像剤を受け渡す連絡口11fに向けて、略直角な方向に変更させることができるので、この羽根3hによりスクリュー部材3eのトナー搬送経路に対して現像剤をより確実に上部側から受け渡すことができ、現像剤中への補給トナーの拡散をより促進させることができるとともに、スクリュー部材3eのトナー搬送経路上流側への現像剤の逆流や、第1現像剤撹拌搬送部材3cの手前側の軸受部への現像剤の侵入を抑制することができる。なお、第2現像剤撹拌搬送部材3dの奥側に設けられた羽根3gも、上述の羽根3hと同様に、第2現像剤撹拌搬送部材3dの撹拌フィン3iによって奥側に搬送される現像剤に対して、その回転によりこの現像剤を手前側に押し戻す方向への搬送力を生じるような向きに傾斜されている。
一方、本参考実施例におけるスクリュー部材3e(第2現像剤撹拌搬送部材3d)の回転方向は、図10(a)に示すように、反時計方向としている。このようにすれば、連絡口11fを通して第1現像剤撹拌搬送部材3cから受け渡された現像剤を、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内に素早く取り込むことができるので、この連絡口11f付近での現像剤の停滞をより確実に解消できるからである。なお、図10(b)に示すように、時計方向に回転させた場合でも、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内の補給トナーに対して、スクリュー部材3eの回転軸部の両側の上部側から現像剤を受け渡すことができるので、現像剤中への補給トナーの拡散を促進させることができる。
次に、他の参考実施例について説明する。この参考実施例では、図11に示すように、トナー補給口4cを通してトナー補給部4aから補給される補給トナーを受け取るスクリュー部材3eのトナー受取部を、スクリュー部材3eの回転軸部から外れた部位としている。これにより、現像剤中への補給トナーの取り込みを促進させるとともに、補給トナーの飛散を防止することができる。
すなわち、スクリュー部材3eのトナー受取部を、スクリュー部材3eの回転軸部の真上にすると、この回転軸部により補給トナーの現像剤中への落下が妨げられるため、現像剤中への補給トナーの取り込みが遅れ、また、図11において破線の矢印で示すように、スクリュー部材3eの搬送フィン3jのトナー受取部における回転軌道の接線方向が、補給トナーの落下方向に対して略直交する方向となるため、この搬送フィン3j上に落下した補給トナーが、その側方に向けて跳ね返される。この補給トナーは、前述したように、極めて軽量であるため、上述のように側方に向けて跳ね返されることにより飛散となーとなって浮遊してしまう。
これに対し、本参考実施例のように、補給トナーの受取部をスクリュー部材3eの回転軸部から外れた部位とすれば、回転軸部が補給トナーの現像剤中への落下を妨げることがなく、現像剤中への補給トナーの取り込みが促進され、また、図11において白抜きの矢印で示すように、スクリュー部材3eの搬送フィン3jのトナー受取部における回転軌道の接線方向が、補給トナーの落下方向と略平行な方向となるので、この搬送フィン3j上に落下した補給トナーが、その側方に向けて跳ね返されることがなくなり、補給トナーの飛散が解消される。
ここで、スクリュー部材3eの補給トナーの受取部側の回転方向は、トナー補給部から補給されるトナーの補給方向と同一方向であることが、補給トナーの飛散を防止し、且つ、現像剤中への補給トナーの取り込みをより促進させる上で効果的である。
すなわち、スクリュー部材3eの補給トナーの受取部側の回転方向をトナーの補給方向と同一方向にすることにより、図11に示すように、スクリュー部材3eの搬送フィン3jのトナー受取部における回転軌道の接線方向が、トナー補給口4cから補給される補給トナーの落下方向と同一方向となるので、このトナー補給口4cから補給されたトナーを、スクリュー部材3eのトナー搬送経路の底部側へ素早く取り込むことができ、補給トナーの飛散を防止し、且つ、現像剤中への補給トナーの取り込みをより促進させることができる。
この例においても前記参考実施例の場合と同様に、スクリュー部材3e(第2現像剤撹拌搬送部材3d)の回転方向は、図11(a)に示すように、反時計方向としている。この場合には、搬送フィン3jの補給トナー受取部がスクリュー部材3eの回転軸部から図11において左方側に外れた部位となるように、補給トナーのトナー補給口4cを設ける。なお、図11(b)に示すように、その回転方向を時計方向とした場合には、搬送フィン3jの補給トナー受取部がスクリュー部材3eの回転軸部から図11において右方側に外れた部位となるように、補給トナーのトナー補給口4cを設ける。
次に、他の参考実施例について説明する。本参考実施例では、図12に示すように、第1現像剤撹拌搬送部材3cの現像剤循環経路と第2現像剤撹拌搬送部材3dの現像剤循環経路とを連通する現像剤受取部(連絡口11f)と、トナー補給部4aから補給されるトナーを受け取るトナー搬送スクリュー3eのトナー受取部とを、トナー搬送スクリュー3eの回転軸部を中心として反対側に設けた構成とする。これにより、連絡口11fを通して受け渡される現像剤とトナー補給口4cから補給されるトナーとをバランス良く混合させることができる。
すなわち、連絡口11fを通して受け渡される現像剤と、トナー補給口4cから補給されるトナーとは、それぞれ一定の周期で、不連続的にスクリュー部材3eのトナー搬送経路内に送り込まれる。それぞれの周期は、第1現像剤撹拌搬送部材3cの手前側に設けられた羽根3hの回転周期、及び、トナー補給ユニット4のトナー補給マイラ4e(図4)の回転周期によって決定される。
従って、連絡口11fからの現像剤受取部とトナー補給口4cからのトナー受取部とを、スクリュー部材3eの同一側に設けた場合には、連絡口11fを通して受け渡された現像剤と、トナー補給口4cから補給されたトナーとが、互いに同一タイミングで合流することになるため、それぞれ一定の周期の不連続な団塊となって、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内に送り込まれることになる。
このため、この場合には、連絡口11fを通して受け渡される現像剤とトナー補給口4cから補給されるトナーとをバランス良く混合させることが難しく、現像剤と補給トナーとをバランス良く混合させるまでにかなりの時間(搬送距離)を必要とする。
これに対し、本参考実施例のように、連絡口11fからの現像剤受取部とトナー補給口4cからのトナー受取部とを、スクリュー部材3eの回転軸部を中心として反対側に設けた場合には、連絡口11fを通して受け渡された現像剤と、トナー補給口4cから補給されたトナーとが、それぞれスクリュー部材3eの半回転分ずつずれたタイミングで合流することになるので、このスクリュー部材3eが半回転する間に、現像剤と補給トナーとがスクリュー部材3eのトナー搬送経路に沿った方向にそれぞれ分散されてから、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内で合流することになる。
従って、本参考実施例によれば、補給されたトナーが、循環している現像剤と混合される前に、略均一に分散され、現像剤と補給トナーとがバランス良く混合される。
本参考実施例におけるスクリュー部材3e(第2現像剤撹拌搬送部材3d)の回転方向は、前記参考実施例の場合と同様に、図12(a)に示すように、反時計方向に回転させることを基本としている。反時計方向に回転させた場合には、連絡口11fを通して第1撹拌搬送部材3cから受け渡された現像剤を、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内に素早く取り込むことができるので、この連絡口11f付近での現像剤の停滞をより確実に解消できる。なお、図9(b)に示すように、た時計方向に回転させた場合でも、スクリュー部材3eのトナー搬送経路内の補給トナーに対して、スクリュー部材3eの回転軸部の両側の上部側から現像剤を受け渡すことができるので、現像剤中への補給トナーの拡散を促進させることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。全体的な基本構成は上記参考実施例と同様である。
本実施例では、(a)受取部、つまり連絡口11fを経て第2現像剤撹拌搬送部材3dが現像剤を受け取るのは該第2現像剤撹拌搬送部材3dの上方からのものであり、(b)第2現像剤撹拌搬送部材3dが補給部(リサイクルトナー受取部12dやトナー補給口4c)から受け取るトナーは、第2現像剤撹拌搬送部材3dの下方で受け取るようにし、(c)現像剤とトナーとが第2現像剤撹拌搬送部材3dにより混合された位置にトナー濃度検知部材を配置する、というものである。
説明の都合上、上記(b)の例から説明する。第2現像剤撹拌搬送部材3dに対するトナーの補給は、リサイクルトナーについて、トナーリサイクルベルト12によるリサクルトナー受取部12dからの補給とトナー補給口4cからの新規トナーの補給の2種類がある。
前者のリサイクルトナー受取部12dからの補給では、図4に示すようにトナーリサイクルベルト12は矢印で示す向きに回動されるので、トナーリサイクルベルト12のフィン12cはリサイクルトナーをスクリュー部材3e下部に掻き送る形となり、よって、リサイクルトナーは第2現像剤撹拌搬送部材3dの下方で受け取られることとなる。そして、スクリュー部材3eにより、該スクリュー部材3eの下部に溜った状態で、矢印26の向きに移動させられることとなる。
後者のトナー補給口4cにおける新規トナーの補給は、図5に示すように、又、図15に示すように、トナー補給口4cが軸3lの真上から外れた位置に設定されている。これにより、トナー補給口4cから落下したトナーTは軸3lにかかることなく、直接、搬送フィン3jを経て下部に至り、搬送フィン3jの下部に溜った状態で、矢印26の向きに移動させられることとなる。このように、何れの補給においても、トナーは連絡口11fを軸方向に通過する際、搬送フィン3jの下部に溜った状態でスクリュー部材3eの回転に応じて移動している。
次に上記(a)の例について説明する。図13において、第1現像剤撹拌搬送部材3cと第2現像剤撹拌搬送部材3d間の下部ケース11bは第1現像剤撹拌搬送部材3c、第2現像剤撹拌搬送部材3dの回転軌跡に沿う山形の形状としている。又、第1現像剤撹拌搬送部材3cの回転方向は、羽根3hが下から上に向けて上記山形の形状に沿って現像剤Gを矢印33で示すように掻き上げ、第2現像剤撹拌搬送部材3dの上方からかける如くして供給している。このことは、第2現像剤撹拌搬送部材3dからみると、現像剤Gを上方から受け取ることを意味する。
かかる構成により、連絡口11fにおいては図13に示すようにスクリュー部材3eの搬送フィン3jの下部に位置するトナーTの上部から重量の重い現像剤Gが供給されるので、トナーTの上方から現像剤Gがかぶるようにして落下し、撹拌されるようになっているので撹拌混合が迅速かつ、円滑になされることとなる。
なお、ここで、第2現像剤撹拌搬送部材3dが現像剤Gを上方から受け取るための構成として、上記のように下部ケース11bを山形に形成するとともに、第1現像剤撹拌搬送部材3cの回転方向を掻き上げ方向に特定する例は、ほんの一例であり、他の手段を用いて第2現像剤撹拌搬送部材3dの上方から供給するようにしてもよい。
上記(c)について説明する。図13で説明したように現像剤Gと補給されたトナーTとが第2現像剤撹拌搬送部材3d上でよく混合された位置にトナー濃度検知部材を配置する。トナー濃度検知部材は、例えば透磁率を測定するトナー濃度検知センサであり、このトナー濃度検知センサの検知結果に応じて、トナーの補給量を制御するがこれはトナー濃度検知センサで検知するときのトナー濃度は現像剤中でよく分散されていることを前提としている。従って、トナー濃度検知センサによるトナー濃度の検知は、現像剤とトナーとが十分に混合された位置でなければ、正しいトナー補給量の制御ができない。よって、上記(a),(b)の条件を満足することで、第2現像剤撹拌搬送部材3dにより現像剤GとトナーTとの混合なされるための条件を満足した上で、よく混合された部位にトナー濃度検知センサを配置することとする。
第2現像剤撹拌搬送部材3dにより現像剤GとトナーTとの混合がよくなされた部位とは如何なる部位をいうかが問題となるが、これは、トナーTが現像剤中に十分に分散していること意味し、分散が十分であればトナーとキャリアとの摩擦帯電によりトナーの帯電量が飽和するまでの立上り時間が短いので、短時間に一定の帯電量のトナーを得ることができる。よって、混合がよくなされた部位にトナー濃度検知センサ16を配置すれば、画像濃度に対応した適確なトナー補給の制御を実現できる。
現像剤GとトナーTとの混合がなされた部位、つまり、トナーTが現像剤中に十分に分散している部位では、トナーの帯電量の立上りが速いことを確認するため、以下の〔実験1〕を行なった。
〔実験1〕
現像剤として電子複写機イマジオDAシリーズ((株)リコー商品名)で使用しているものを使用し、図5に示す現像装置において、初期トナー濃度5wt%の現像剤に対し、第2現像剤撹拌搬送部材3dに補給トナーを0.6g/minにて補給し、第2現像剤撹拌搬送部材3dの剤搬送速度を10mm/minに設定し、図5に示すスケール上、現像剤受取部(連絡口11f)対応部を基点0とするスケール上、20mm、60mm,100mmの各ポイントにて現像剤を採取し、これらそれぞれの採取現像剤を、剤撹拌装置にて撹拌してトナー帯電量が飽和するまでの時間を測定した。この測定結果を図16に示す。
図16において、×印はスケール上20mmで採取した現像剤、○印は同60mmで採取した現像剤、*印は同100mmで採取した現像剤についてトナーの帯電特性を示したものである。×印の帯電特性は、トナー帯電量の立上りが剤撹拌装置駆動時間に比べ遅いが、これは距離が20mmと短いためトナーが現像剤に十分に分散しておらず、トナーとキャリアとの摩擦帯電が十分行なわれなかったことによるものと考えられる。*印の帯電特性はトナー帯電量の立上りが剤撹拌装置駆動時間に比べ最も速いが、これは距離が100mmと長いためトナーが現像剤に十分に分散していたので、トナーとキャリアとの摩擦帯電が十分に行なわれたことによるものと考えられる。よってこの例では、トナー濃度検知センサ16は、スケールで100mmの位置におくことが適切である。
次に、現像剤に対するトナーの混合性能を図28で示した従来例による場合と、図13で示した本発明による場合とで比較するため実験2を行なった。
〔実験2〕
この実験では、図28に示す構成、作動のもと、及び図13で示す構成、作動のもとで、それぞれ図5に示すスケールで60mmに相当する部位で現像剤を採取して、これらそれぞれの採取現像剤を、剤撹拌装置にて撹拌してトナー帯電量が飽和するまでの時間を測定した。この測定結果を図17に示す。図17において、○印は図13に示す本発明による構成、作動のもとにおけるトナーの帯電特性、×印は図28に示す従来技術による構成、作動のもとにおけるトナーの帯電特性である。この実験結果により、○印の特性が×印の特性よりも狙い値までので帯電の立上りが速く、よって本発明の上記(a),(b)の条件を満足させることが、従来技術よりも、帯電の立上り特性に優れていることがわかる。
上記の実験により、図13に示したような構成、作動のもとでは、混合がよくなされた位置として、スケールで100mmの位置であって第2現像剤撹拌搬送部材3dの周囲の任意の位置であればどこでもトナー濃度検知センサ16を配置することができることがわかった。そこでさらに、トナー濃度検知センサ16を第2現像剤撹拌搬送部材3dのまわりのどの位置が最も適切かを調べるため次の実験3を行なった。
〔実験3〕
トナー濃度検知センサ16を第2現像剤撹拌搬送部材3dのまわりであって、真下、水平方向、斜め下、の各個所におき、検知トナー濃度を図5に示すスケール上の任意の位置で比較した。その結果を図18に示す。図18において、□印は真下、×印は水平方向、○印斜め下45°の位置にそれぞれトナー濃度検知センサ16を配置した場合の検知結果である。斜め下45°とは、図14に示すように、トナー濃度検知センサ16を第2現像剤撹拌搬送部材3dの斜め下45°の位置に配置した場合である。
図18からわかるように、各配置とも、最終的にはスケールで100mmの位置で狙い値を得ることができるが、○印の場合に限り、60mmの位置にて狙い値を得ることがわかる。これは前記図16との関係で、剤の混合がよくなされた位置が100mmの位置なのであるから、60mmの位置では剤の混合が不十分であるにも拘らず、トナー濃度検知センサ16の配置により、連絡口11fから近い60mmの位置にて、100mmにおけると同等の検知結果を得ていることを意味する。よって、前記(a),(b)の条件によりトナーと現像剤とを撹拌するとき、トナー濃度検知センサ16を斜め下45°の位置に配置すれば、正しいトナー濃度の検知を、混合が十分に行なわれる部位よりも受取部に近い部位にて得ることができ、画像濃度に即応したトナー補給を実現することができる。
次に、図19〜図25に基づいて、トナー飛散を防止して画像の地汚れを防止する参考実施例について説明する。
参考実施例における第1現像剤攪拌搬送部材3cと第2現像剤攪拌搬送部材3dの撹拌フィンピッチ(P)は外径(D)に対し、P=(1/3〜4/5)×Dの関係となっている。
ピッチが小さすぎると搬送力が低下するため、回転数が高くなり現像剤が劣化しやすく、ピッチが大きすぎると攪拌性能が低下する。
また、第1現像剤攪拌搬送部材3c,第2現像剤攪拌搬送部材3dのピッチ(P),外径(D),回転数は同一で、周速(Vscrew)は現像スリーブ3aの周速Vsに対し、Vs=(1.1〜1.5)×Vscrewの関係となっている。
Vscrewが高すぎると現像剤へのストレスが大きく、Vscrewが低すぎると現像スリーブ3aへの現像剤の供給と回収に時間がかかり、濃度ムラ等の原因となる。
第1現像剤攪拌搬送部材3c,第2現像剤攪拌搬送部材3dの現像ケーシング11(カートリッジケース),仕切部材11eとの間の間隙は0.5から2mmとし、現像剤の搬送漏れを防いでいる。ただし、間隔が狭すぎると現像剤が第1現像剤攪拌搬送部材3c,第2現像剤攪拌搬送部材3dと現像ケーシング11,仕切部材11e間で摺擦され、劣化する。第1現像剤攪拌搬送部材3cと現像スリーブ3aとの間隙は、現像剤の供給、回収をスムーズに行うために、1.5〜3.0mmとしている。間隙が広すぎると、現像剤の供給、回収の効率が悪くなり、逆に狭すぎると供給ムラが発生したり、現像剤のストレスによる劣化が発生する。
図19に示すように、現像剤担持体としての現像スリーブ3aとの距離が遠い方の第2現像剤攪拌搬送部材3dの上方には、第2現像剤攪拌搬送部材3dの長手方向に沿って、現像スリーブ3a若しくはその周辺への現像剤の直接到達を妨げる飛散防止部材50が設けられている。飛散防止部材50はほぼ第2現像剤攪拌搬送部材3dの回転中心の上方に位置しているとともに長手方向に亘って一定の高さを有しており、本参考実施例においては上部ケース11aの下面に一体成形されている。
従って、第2現像剤攪拌搬送部材3dの上方で飛散・浮遊するトナーは飛散防止部材50によって上部ケース11aと仕切部材11eとの間を通り抜けること
を妨げられる。
また、仕切部材11eは、図20に示すように、トナー補給側が通常より高く反対側が通常より低い(t1>t2)テーパ状に形成されている。トナー補給口4c近傍は、トナーボトルから補給されるトナー、トナーリサイクル機構から供給されるトナー及び第1現像剤攪拌搬送部材3cから再循環のために流入するトナーが合流する部位であるのでトナーの流れが不安定であるとともに飛散・浮遊の度合いが大きいが、この部位の仕切部材11eの高さが高いことによってトナーの回り込み・乗り越えが防止される。すなわち、飛散防止部材の機能が発現する。一方、反対側は低いので、搬送フィンや撹拌フィンスの破損等のトナーの滞留による不具合に対する余裕度(安全度)が高い。
参考実施例においては、飛散防止部材50と仕切部材11eとが併存する構成であるので、双方の相まった飛散防止効果が得られ、これによって現像剤の動きを良好に保ちながらトナーの飛散・浮遊を防止することを高精度に行うことができる。
仕切部材11eの形状は、上記のテーパ形状に限らず、例えば図21に示すように、トナー補給側が一定範囲に亘って高く、反対側が低い段差形状とすることもできる。
図22は他の参考実施例を示すものである。本参考実施例で示す飛散防止部材52は、上記参考実施例で示したものと形状は同じであるが、第2現像剤攪拌搬送部材3dの回転中心Oより仕切部材11e寄りに設けられており(a<b)、仕切部材11eの上端と飛散防止部材52の下端はほぼ同一レベルに設定されている。このような構成にした場合、第2現像剤攪拌搬送部材3d側から現像スリーブ3a側への空気流れは矢印で示す屈曲した流れとならざるを得ないため、空気が流れにくい。従って、トナーが飛散防止部材52に衝突して飛散が防止されるのに加え、空気が流れにくいことによる飛散防止機能が得られる。
図22において、第2現像剤撹拌搬送部材3dと上部ケース11aとの間のギャップは0.3mm〜2.0mm(本参考実施例では0.5mm)としている。また、回転時の回転ムラ(回転による撓み)の関係から、第2現像剤撹拌搬送部材3dの軸径は3〜7mm(本参考実施例においては6mm)としている。このように第2現像剤撹拌搬送部材3dの撓みを考慮してギャップを設定するので、第2現像剤撹拌搬送部材3d等がケーシングに衝突することがなく、第2現像剤撹拌搬送部材3d等とケーシングの間に存在する現像剤を殆ど搬送することができる。
図23は他の参考実施例を示すものである。本参考実施例で示す飛散防止部材54は、第2現像剤攪拌搬送部材3dの回転中心Oより仕切部材11e寄りに設けられているとともに、その下端cが仕切部材11eの上端dより低く(仕切部材11eの上端が飛散防止部材54の下端より高く)設定されている。この構成によれば空気流れが更に生じにくくなるので、高い飛散防止機能を得ることができる。
図24は他の参考実施例を示すものである。本参考施例実で示す飛散防止部材56は、その下端がトナー補給側が反対側より低いテーパ形状に設定されている(t3>t4)。この例の場合にも飛散防止機能を得ることができるとともに、スクリュー破損等のトナーの滞留による不具合に対する余裕度を高くすることができる。
なお、飛散防止部材56の形状はテーパ形状に限らず、図25に示すように、トナー補給側が一定範囲に亘って低く、反対側が高い段差形状とすることもできる。
また、図26に示すように、仕切部材11eの上端部11kを第2現像剤攪拌搬送部材3d側へ傾ける構成とすることによっても飛散トナーの回り込みを防止することができる。
本発明による画像形成装置の参考実施例の外観を示す斜視図である。 上記参考実施例の現像剤ケースを取り除いた状態の外観を示す斜視図である。 上記参考実施例の上部ケースを取り除いた状態の内部構造を示す斜視図である。 上記参考実施例の内部構造を示す概略断面図である。 上記参考実施例の上部ケースを取り除いた状態の内部構造を示す平面図である。 上記参考実施例における現像剤撹拌搬送部材と一体のトナー搬送部材の、新トナーの補給部とリサイクルトナーの受取部との位置関係を示す要部斜視図である。 上記参考実施例における現像剤撹拌搬送部材と一体のトナー搬送部材の、新トナーの補給部とリサイクルトナーの受取部との位置関係を示す概略断面図である。 従来の画像形成装置と本発明の実施例とのリサイクルトナーの搬送状態を比較して示す概略斜視図である。 上記参考実施例における現像剤撹拌搬送部材と一体のトナー搬送部材の、現像剤受取部とトナー補給部との位置関係を示す断面図である。 本発明の他の参考実施例における現像剤受渡部の構成を示す断面図である。 本発明の他の参考実施例におけるトナー補給部の構成を示す断面図である。 本発明の他の参考実施例における現像剤受渡部と、トナー補給部との位置関係を示す断面図である。 本発明の実施例における要部断面図である。 トナー濃度センサの位置を示す断面図である。 トナー補給口からトナー搬送部材へのトナーの落下状態を示す断面図である。 トナーの帯電特性図である。 トナーの帯電特性図である。 トナー濃度検知センサの検知特性図である。 他の参考実施例を示す画像形成装置の要部概要断面図である。 仕切部材の飛散防止機能を示す要部断面図である。 仕切部材の変形例を示す側面図である。 飛散防止部材の変形例を示す要部断面図である。 飛散防止部材の変形例を示す要部断面図である。 飛散防止部材の変形例を示す要部断面図である。 飛散防止部材の変形例を示す側面図である。 仕切部材の変形例を示す要部断面図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 像担持体としての感光体
3a 現像剤担持体としての現像スリーブ
3c 現像剤撹拌搬送部材としての第1現像剤撹拌搬送部材
3d 現像剤撹拌搬送部材としての第2現像剤撹拌搬送部材
3e トナー搬送部材としてのスクリュー部材
4 新トナー補給部材又はトナー補給部材としてのトナー補給ユニット
4a トナー補給部
11i 隆起部
16 トナー濃度検知部材としてのトナー濃度センサ
11e 仕切部材
50,52,54,56 飛散防止部材

Claims (2)

  1. 像担持体上の静電潜像を現像するためのトナーを担持する現像スリーブに沿って、該現像スリーブの一方側にかつ該現像スリーブから離れる方向に順に、第1現像剤撹拌搬送部材、第2現像剤撹拌搬送部材が並置されているとともに、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材との間に仕切板が設けられ、前記仕切板の前記現像スリーブの軸方向一端側には前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記第1現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部が、他端側には前記第1現像剤撹拌搬送部材が前記第2現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部がそれぞれ設けられて現像剤循環経路が形成され、前記一端側の受取部よりも前記第2現像剤撹拌搬送部材の軸方向外側トナーの補給を受けるトナー補給部が備えられた画像形成装置において、
    記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材に対して現像剤を掻き上げて送る向きに回転させ、かつ、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材間の下方ケーシング部を前記第1現像剤撹拌搬送部材、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡に沿う山形の形状としてなり、前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記トナー補給部にて受け取るトナーは、前記第2現像剤撹拌搬送部材により前記一端側の受取部に、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送され、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送されたトナーに対して、前記山形の形状を乗り越えた現像剤が、前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方から受け渡されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体上の静電潜像を現像するためのトナーを担持する現像スリーブに沿って、該現像スリーブの一方側にかつ該現像スリーブから離れる方向に順に、第1現像剤撹拌搬送部材、第2現像剤撹拌搬送部材が並置されているとともに、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材との間に仕切板が設けられ、前記仕切板の前記現像スリーブの軸方向一端側には前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記第1現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部が、他端側には前記第1現像剤撹拌搬送部材が前記第2現像剤撹拌搬送部材から現像剤を受け取る受取部がそれぞれ設けられて現像剤循環経路が形成され、前記一端側の受取部よりも前記第2現像剤撹拌搬送部材の軸方向外側トナーの補給を受けるトナー補給部が備えられた画像形成装置において、
    記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材に対して現像剤を掻き上げて送る向きに回転させ、かつ、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材間の下方ケーシング部を前記第1現像剤撹拌搬送部材、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡に沿う山形の形状としてなり、前記第2現像剤撹拌搬送部材が前記トナー補給部にて受け取るトナーは、前記第2現像剤撹拌搬送部材により前記一端側の受取部に、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送され、前記第2現像剤撹拌搬送部材の回転軌跡の底部にて搬送されたトナーに対して、前記山形の形状を乗り越えた現像剤が、前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方から受け渡され、前記第2現像剤撹拌搬送部材を軸方向からみたときに斜め下側の位置にトナー濃度検知部材を配置したことを特徴とする画像形成装置。
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