JP5131050B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、及びこれに搭載される現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、外周面に静電潜像を担持する静電潜像担持体と、静電潜像担持体上の静電潜像にトナーを付着させることで現像する現像装置とを有する。
現像装置として、非磁性トナーと磁性キャリアからなる所謂2成分現像剤を使用するタイプのものが提案されている。2成分現像剤を用いる場合、現像に際してはトナーのみが消費されるため、トナーの消費に応じて新たなトナーが現像剤収容部に補給される。新たに補給されたトナーは、キャリアとの摩擦接触により所定の極性に帯電される。このようなトナーの摩擦帯電を促進するため、現像装置には、現像剤収容部においてトナーとキャリアを撹拌しながら搬送する搬送部材が設けられる。
一般的に、搬送部材としては、搬送羽根を備えた搬送スクリューが用いられ、搬送スクリューの回転により、現像剤収容部内の現像剤が搬送羽根により所定の搬送方向に押し込まれながら搬送及び撹拌される。なお、このような搬送スクリューを備えた現像装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−251158号公報
しかし、搬送スクリューを用いて現像剤を撹拌する場合、現像剤が搬送羽根により押し込まれて搬送されるため、トナーとキャリアが十分に撹拌されず、また、現像剤が強いストレスを受けたり、現像剤が押し固められたりすることがある。そのため、現像剤の劣化や凝集が生じ、画質の低下を招くことがある。
このような問題に鑑みて、現像剤の劣化や凝集を抑制しつつ現像剤を撹拌することを目的として、現像剤を搬送する搬送部材に円筒部を設け、この円筒部の内部で現像剤と空気を混ぜ込むようにして現像剤を撹拌することが考えられる。
ところが、搬送部材に円筒部を設ける場合、現像剤の一部が円筒部の外周面とハウジングとの隙間に入り込み、その隙間において現像剤の詰まりが生じることが懸念される。
そこで、本発明は、現像剤を搬送する搬送部材に円筒部を設ける場合において、現像剤を収容するハウジングと搬送部材の円筒部との隙間における現像剤の詰まりを防止することができる現像装置、及びこの現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、
現像剤を収容するハウジングと、
該ハウジング内において前記現像剤を水平又は略水平な所定の搬送方向に搬送可能であり、前記搬送方向に延びる円筒部を有する回転可能な搬送部材と、
前記円筒部と前記ハウジングとの隙間に入り込んだ前記現像剤を、前記搬送部材の回転に伴う前記円筒部の回転により外部へ掃き出す掃き出し手段と、を備え、
前記掃き出し手段は、前記円筒部の外周面に螺旋状に形成された凸状部を有し、
前記凸状部は、
前記円筒部の前記搬送方向上流部と前記ハウジングとの隙間に入り込んだ現像剤を前記搬送方向と逆の方向に搬送する向きの螺旋を形成する逆搬送部と、
前記搬送方向における前記逆搬送部の下流側に設けられ、前記隙間に入り込んだ前記現像剤を前記搬送方向へ搬送する向きの螺旋を形成する順搬送部と、を有し、
前記逆搬送部の螺旋のピッチは、前記順搬送部の螺旋のピッチよりも短い、
ことを特徴とする。
なお、ここでいう「略水平方向」とは、水平方向に対して僅かに傾斜した方向を指し、例えば、水平方向に対して30度程度傾斜した方向を含むものとする。
本発明に係る画像形成装置は、上記の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤を搬送する搬送部材に円筒部が設けられた場合において、円筒部とハウジングとの隙間に入り込んだ現像剤が、搬送部材の回転に伴う円筒部の回転により外部へ掃き出されるため、前記隙間における現像剤の詰まりを防止することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。なお、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用するが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものでない。また、以下に説明する画像形成装置では、同一又は類似の構成部分には同一の符号を用いている。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。ただし、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、画像形成装置の筺体は図面から除かれている。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式または4サイクル方式のカラー画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図上時計回り方向)に沿って順に、帯電器6、露光装置8、現像装置30、転写ローラ12、およびクリーニング部材14が配置されている。感光体4と転写ローラ12との接触部(ニップ部)は転写領域22を形成している。
実施形態では、帯電器6として帯電ローラが用いられている。ただし、帯電器6としては、帯電ローラ以外の帯電器を使用してもよく、例えばスコロトロン帯電器を使用することもできる。また、実施形態では、クリーニング部材14として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、クリーニング部材14はブレードに限られるものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ)を使用することもできる。
用紙等の記録シートが搬送される搬送路26は、図示しない給紙装置から、給紙ローラ対16のニップ部20、転写領域22、および定着ローラ対18のニップ部24を通って、図示しない排紙部まで延びている。
画像形成動作の一例について簡単に説明する。先ず、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器6により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置8から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置30から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたトナー像は、感光体4の回転により転写領域22に達する。
一方、そのタイミングに合わせて、給紙装置に収容された記録シートが、給紙ローラ16の回転により搬送路26に送り出されて転写領域22に搬送される。そして、転写領域22において、感光体4上のトナー像が記録シートに転写される。トナー像が転写された記録シートは、搬送路26のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ18によってトナー像が記録シートに定着された後、排紙部に送り出される。
記録シートに転写されることなく感光体4上に残留しているトナーは、感光体4とクリーニング部材14との接触部に達すると、クリーニング部材14で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
次に、現像装置30の構成を詳細に説明する。
図2に示すように、現像装置30は、現像剤を収容するハウジング32を備えている。本実施形態では、現像剤として、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が用いられる。ハウジング32は感光体4に向けて開放された開口部33を備えており、この開口部33の近傍の空間に現像ローラ34が設けてある。
現像ローラ34は、感光体4と平行に且つ所定の現像ギャップを介して感光体4の外周面に対向配置されている。現像ローラ34は、円柱状の固定磁石36と、固定磁石36を囲むようにして設けられた回転可能な円筒スリーブ(現像剤担持体)38とを有する。固定磁石36は、スリーブ38の回転方向に沿って順に磁極N1、磁極S2、磁極N2、磁極N3及び磁極S1を有する。磁極N1は、感光体4に対向する位置に配置され、磁極N2及び磁極N3は、ハウジング32の内部空間に対向する位置に配置されている。スリーブ38は、感光体4に対して所謂カウンタ方向(図中時計回り方向)に回転するようにしてある。
なお、スリーブ38には、バイアス印加装置としての電源(図示せず)が接続されており、この電源をオンにすることによりスリーブ38に所定の現像バイアスが印加されるようにしてある。現像バイアスは、例えば、交流電圧と直流電圧を重畳してなる電圧で構成され、この場合、スリーブ38と感光体4との間に振動電界が形成される。
スリーブ38の側方には、ハウジング32に固定された例えば板状の現像剤規制部材39が、所定の規制ギャップを介して対向配置されている。
図2と図3に示すように、現像ローラ34の背後のハウジング32内の空間には、水平な第1の搬送方向に現像剤を搬送する第1の搬送部材40と、第1の搬送方向とは逆の第2の搬送方向に現像剤を搬送する第2の搬送部材42とが設けられている。ただし、第1の搬送方向及び第2の搬送方向は必ずしも水平でなくてもよく、水平方向に対してある程度(例えば30度程度)傾斜した方向であってもよい。
ハウジング32は、ハウジング32内の空間に、第1の搬送部材40を収容する第1の搬送室62と、第2の搬送部材42を収容する第2の搬送室64とを形成するような形状の壁面を備えている。第1の搬送室62と第2の搬送室64は、ハウジング32の底面から立ち上がる仕切り部66を挟んで、互いに隣接して配置されている。
第1の搬送室62には、第1の搬送部材40が回転可能に配置され、第2の搬送室64には、第2の搬送部材42が回転可能に配置されている。これにより、第1の搬送部材40と第2の搬送部材42は、仕切り部66を挟んで水平方向に隣接して配置されている。ただし、第1の搬送部材40と第2の搬送部材42は、斜め方向又は鉛直方向に隣接して配置されるようにしてもよい。第1の搬送部材40は、後述のように円筒部44を備えた構成からなり、第2の搬送部材42は、従来の搬送部材と同様、螺旋羽根58を備えたスクリューからなる。第1の搬送部材40の具体的な構成は後述する。
図3に示すように、第1の搬送室62と第2の搬送室64の両端近傍においては仕切り部66が除かれて連絡通路68,70が形成されており、第1の搬送室62の第1の搬送方向(図中左方向)下流側端部に到達した現像剤が連絡通路68を介して第2の搬送室64へ送り込まれ、また第2の搬送室64の第2の搬送方向(図中右方向)下流側端部に到達した現像剤が連絡通路70を介して第1の搬送室62に送り込まれるようにしてある。これにより、ハウジング32の内部において現像剤は循環するように搬送される。ハウジング32の内部空間の例えば第1の搬送室62においては、図示しないトナー濃度センサがハウジング32に取り付けられている。
図2に戻って、第1の搬送室62の上方には、トナーを収容したトナーホッパー80が設けられている。トナーホッパー80は、連結部82を介してハウジング32に連結されている。トナーホッパー80に収容されたトナーは、トナー濃度センサにより検知されたハウジング32内の現像剤のトナー濃度(トナーとキャリアの混合比)に基づき、適宜ハウジング32内に補給されるようにしてあり、これにより、ハウジング32内の現像剤のトナー濃度が一定に維持される。図3に示すように、ハウジング32のトナー補給口60は、第1の搬送室62における第1の搬送方向最上流部に配置されるようにしてある。
このように構成された現像装置30の動作を説明する。図2に示すように、画像形成時、現像ローラ34のスリーブ38は、図示しないモータの駆動に基づいて、図中時計回り方向に回転する。また、第1の搬送部材40及び第2の搬送部材42は、図中反時計回り方向に回転する。これにより、ハウジング32内の現像剤は、第1の搬送室62と第2の搬送室64を循環搬送されながら撹拌される。その結果、現像剤に含まれるトナーとキャリアが摩擦接触し、互いに逆の極性に帯電される。具体的には、例えば、キャリアが正極性、トナーが負極性に帯電される。また、トナーホッパー80から適宜補給されるトナーが、ハウジング32内の既存の現像剤に混合される。
上述のように摩擦帯電された現像剤は、第2の搬送部材42によって第2の搬送室64を搬送される過程で現像ローラ34に供給され、現像ローラ34の外周面に担持される。具体的に、現像剤は、現像ローラ34の固定磁石36の磁力によりスリーブ38の外周面に吸着される。このようにして現像ローラ34のスリーブ38に担持された現像剤は、スリーブ38の回転に基づいて図中時計回り方向に搬送される。スリーブ38上の現像剤は、規制部材39との対向領域(規制領域)に搬送されると、規制領域を通過する現像剤の層厚が所定量に規制される。規制領域を通過した現像剤は、スリーブ38の回転に基づいて、感光体4との対向領域(現像領域)に到達すると、スリーブ38と感光体4との間に形成された電界の存在により、キャリアに付着しているトナーが感光体4上の静電潜像画像部に電気的に供給される。これにより、感光体4上の静電潜像が顕在化され、感光体4上にトナー像が形成される。
以下、第1の搬送部材40及びこれに関連する構成について具体的に説明する。
図3に示すように、第1の搬送部材40は、第1の搬送方向に延びる円筒部44を有する。第1の搬送部材40によって搬送される現像剤は、円筒部44の内部空間に通され、円筒部44の内部において、現像剤が撹拌されながら第1の搬送方向に搬送されるようにしてある。
実施形態において、円筒部44の長さ方向両端部にはスクリュー50,54が連結されている。具体的には、第1の搬送方向において、円筒部44の上流側端部に第1のスクリュー50が連結され、円筒部44の下流側端部に第2のスクリュー54が連結されている。スクリュー50,54は、それぞれ第1の搬送方向に延びる回転軸51,55を中心として回転可能に設けられており、スクリュー50,54と共に円筒部44も回転するようにしてある。本発明においては、第1の搬送部材40に必ずしもスクリュー50,54を設ける必要はないが、第1のスクリュー50を設けることにより、円筒部44の内部に現像剤を効率よく導くことができ、第2のスクリュー54を設けることにより、円筒部44の内部から現像剤を効率よく排出することができる。
図3に示すように、第1のスクリュー50は、トナー補給口60の近傍部を通るように配置されている。また、円筒部44は、第1の搬送方向においてトナー補給口60の下流側に配置されている。そのため、トナー補給口60からハウジング32内に補給されたトナーは、先ず、第1のスクリュー50により第1の搬送方向へ搬送され、円筒部44の内部に確実に導かれる。よって、新たに補給される未帯電のトナーと既存の現像剤を確実に円筒部44内で撹拌できる。
図4は、内部構造が分かるように外周面を部分的に切り欠いて示した円筒部44の斜視図である。なお、図4における矢印は、第1の搬送方向を示している。また、図4においては、後述の凸状部100の図示を省略している。
図4に示すように、第1の搬送部材40は、円筒部44の内部において現像剤と空気を混ぜ込むようにして現像剤を撹拌する撹拌手段46を有する。
撹拌手段46の構成は特に限定されるものではないが、実施形態において、撹拌手段46は、円筒部44の内周面に突設されたリブ状の突起48を有する。突起48は、第1の搬送方向に複数並べて配置されている。各突起48は、円筒部44の長さ方向(第1の搬送方向)に対して傾斜した方向に延びる帯板状に形成されている。
円筒部44が回転すると、これに伴い突起48も円筒部44の周方向に回転し、これにより、突起48が円筒部44内部の現像剤を撹拌可能となっている。円筒部44の回転中において、突起48は、円筒部44の底部に位置する状態から高さ方向中央部に位置する状態まで上昇する過程において円筒部44の内部にある現像剤を持ち上げ、円筒部44の高さ方向中央部に位置する状態から最上部に位置する状態まで上昇する過程において持ち上げた現像剤を徐々に落下させるように作用する。これにより、円筒部44の内部の現像剤には、突起48から落下する際に多くの空気が混ぜ込まれるため、スクリューにより撹拌される場合に比べて撹拌性が大きく向上する。また、このような円筒部44の内部における現像剤の撹拌に際して、現像剤は大きなストレスを受けたり押し固められたりすることがないため、現像剤の凝集及び劣化を抑制できる。
また、突起48は、円筒部44の高さ方向中央部に突起48が位置する状態において、第1の搬送方向の下流側先端部が上流側先端部よりも低くなるように傾斜している。この傾斜角度は、突起48により持ち上げられた状態の現像剤が第1の搬送方向の下流側から上流側へ流れ落ちるような角度となっているため、突起48により撹拌される現像剤は、撹拌されながら第1の搬送方向へ移動する。よって、円筒部44の内部に送り込まれた現像剤は、突起48により撹拌されながら第1の搬送方向へ搬送される。
以上のように構成された第1の搬送部材40は円筒部44を備えているため、円筒部44が収容される第1の搬送室62において、円筒部44とハウジング32との隙間に現像剤が詰まってしまう懸念がある。
そこで、本発明では、以下の構成により円筒部44とハウジング32との隙間における現像剤の詰まりを防止するようにしている。
図3及び図5に示すように、本実施形態では、円筒部44の外周面に凸状部100が形成されており、この凸状部100が、円筒部44とハウジング32との隙間に入り込んだ現像剤を、第1の搬送部材40の回転に伴う円筒部44の回転により外部へ掃き出す掃き出し手段として機能する。
本実施形態において、凸状部100は、筒状部44の略全長に亘って設けられている。凸状部100は、逆搬送部102と順搬送部104を備えている。逆搬送部102は、円筒部44の第1の搬送方向上流部に設けられており、円筒部44の第1の搬送方向上流部とハウジング32との隙間に入り込んだ現像剤を第1の搬送方向と逆の方向(図3における右方向)に搬送可能な螺旋状に形成されている。順搬送部104は、逆搬送部102よりも第1の搬送方向下流側に設けられており、円筒部44とハウジング32との隙間に入り込んだ現像剤を第1の搬送方向(図3における左方向)に搬送可能な螺旋状に形成されている。第1の搬送方向の長さに関して、逆搬送部102は、順搬送部104よりも短く設けられている。また、螺旋のピッチに関しても、逆搬送部102が順搬送部104よりも短く形成されている。ただし、本発明において、逆搬送部102及び順搬送部104の長さ及びピッチは適宜変更可能である。また、逆搬送部102及び順搬送部104は必ずしも螺旋状である必要はなく、逆搬送部102の形状は、現像剤を第1の搬送方向と逆の方向に搬送可能な螺旋状以外の形状であってもよく、順搬送部104の形状は、現像剤を第1の搬送方向に搬送可能な螺旋状以外の形状であってもよい。
かかる構成により、第1の搬送部材40の回転に伴い円筒部44が回転しているとき、第1の搬送方向上流側から円筒部44とハウジング32との隙間に入り込もうとする現像剤は、凸状部100の逆搬送部102により円筒部44よりも上流側へ掃き出されるため、円筒部44とハウジング32との隙間に現像剤が入り込むことを極力回避できる。
また、円筒部44とハウジング32との隙間に入り込んでしまった現像剤は、凸状部100の順搬送部104により第1の搬送方向下流側へ搬送されることで円筒部44よりも下流側へ掃き出されるため、円筒部44とハウジング32との隙間に現像剤が滞留することがなく、前記隙間における現像剤の詰まりを防止することができる。
次に、図6〜図8を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6と図7に示すように、第2の実施形態では、ハウジング32が、円筒部44を全周に亘って囲む円筒部収容部110を有する。円筒部収容部110には、第1の搬送方向に延びる断面円形の貫通穴112が形成され、貫通穴112の壁面が、僅かな隙間を介して円筒部44の外周面に対向している。
第2の実施形態において、掃き出し手段は、貫通穴112の壁面に形成された凹状の溝部114と、後述のように円筒部44の外周面に形成された掃き出し部材120とを有する。なお、図6及び図7においては、掃き出し部材120の図示を省略している。
図7に示すように、溝部114は、貫通穴112の全長に亘って設けられている。溝部114は、逆搬送部116と順搬送部118を備えている。逆搬送部116は、円筒部44の第1の搬送方向上流部に対向する貫通穴112の壁面部分に設けられており、円筒部44の第1の搬送方向上流部と貫通穴112の壁面との隙間に入り込んだ現像剤を掃き出し部材120により第1の搬送方向と逆の方向(図7における右方向)に搬送可能な螺旋状に形成されている。順搬送部118は、逆搬送部116よりも第1の搬送方向下流側に設けられており、円筒部44と貫通穴112の壁面との隙間に入り込んだ現像剤を掃き出し部材120により第1の搬送方向(図7における左方向)に搬送可能な螺旋状に形成されている。第1の搬送方向の長さに関して、逆搬送部116は、順搬送部118よりも短く設けられている。また、螺旋のピッチに関しても、逆搬送部116が順搬送部118よりも短く形成されている。ただし、逆搬送部116及び順搬送部118の長さ及びピッチは適宜変更可能である。また、逆搬送部116及び順搬送部118は必ずしも螺旋状である必要はなく、逆搬送部116の形状は、掃き出し部材120により現像剤を第1の搬送方向と逆の方向に搬送可能な螺旋状以外の形状であってもよく、順搬送部118の形状は、掃き出し部材120により現像剤を第1の搬送方向に搬送可能な螺旋状以外の形状であってもよい。
図8に示すように、掃き出し部材120は、円筒部44の外周面の所定箇所に突設されている。掃き出し部材120は、例えば、円筒部44を全周に亘って囲むようにして環状に形成され、円筒部44の長さ方向に間隔を空けて複数設けられる。掃き出し部材120は、例えばブラシ状に形成されており、掃き出し部材120の先端が溝部114の底面に接触するように溝部114の所定箇所に嵌り込むようにしてある。
かかる構成により、第1の搬送部材40の回転に伴い円筒部44が回転しているとき、第1の搬送方向上流側から円筒部44とハウジング32との隙間に入り込もうとする現像剤は、溝部114の逆搬送部116内において掃き出し部材120により上流側へ押し込まれることで逆搬送部116を通って円筒部44よりも上流側へ掃き出されるため、円筒部44とハウジング32との隙間に現像剤が入り込むことを極力回避できる。
また、第1の搬送部材40の回転に伴う円筒部44の回転中において、円筒部44とハウジング32との隙間に入り込んでしまった現像剤は、溝部114の順搬送部118内において掃き出し部材120により下流側へ押し込まれることで順搬送部118を通って円筒部44よりも下流側へ掃き出されるため、円筒部44とハウジング32との隙間に現像剤が滞留することがなく、前記隙間における現像剤の詰まりを防止することができる。
ただし、第2の実施形態において、掃き出し部材120の構成としては、上述の構成以外にも種々の構成が考えられ、溝部114内の現像剤を上記の所定方向に搬送可能な構成であれば上記構成に限定されるものではない。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態においては、掃き出し手段としての凸状部100を円筒部44の全長に亘って設ける構成、及び掃き出し手段としての凹状の溝部114を貫通穴112の全長に亘って設ける構成について説明したが、凸状部100及び溝部114は、円筒部44又は貫通穴112の長さ方向の一部(例えば両端部)に設けるようにしてもよい。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る現像装置を示す縦断面図である。 図2に示す現像装置の横断面図である。 第1の搬送部材の円筒部を示す斜視図である。 図4に示す円筒部の凸状部を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る現像装置を示す縦断面図である。 図6に示す現像装置の横断面図である。 第2の実施形態に係る掃き出し手段を示す拡大断面図である。
符号の説明
2:画像形成装置、4:感光体(静電潜像担持体)、30:現像装置、32:現像装置のハウジング、34:現像ローラ、40:第1の搬送部材、42:第2の搬送部材、44:円筒部、46:撹拌手段、48:リブ状の突起、50:第1のスクリュー、54:第2のスクリュー、60:トナー補給口、62:第1の搬送室、64:第2の搬送室、66:仕切り部、80:トナーホッパー、100:凸状部、102:逆搬送部、104:順搬送部、110:円筒部収容部、112:貫通穴、114:凹状の溝部、116:逆搬送部、118:順搬送部。

Claims (2)

  1. 現像剤を収容するハウジングと、
    該ハウジング内において前記現像剤を水平又は略水平な所定の搬送方向に搬送可能であり、前記搬送方向に延びる円筒部を有する回転可能な搬送部材と、
    前記円筒部と前記ハウジングとの隙間に入り込んだ前記現像剤を、前記搬送部材の回転に伴う前記円筒部の回転により外部へ掃き出す掃き出し手段と、を備え、
    前記掃き出し手段は、前記円筒部の外周面に螺旋状に形成された凸状部を有し、
    前記凸状部は、
    前記円筒部の前記搬送方向上流部と前記ハウジングとの隙間に入り込んだ現像剤を前記搬送方向と逆の方向に搬送する向きの螺旋を形成する逆搬送部と、
    前記搬送方向における前記逆搬送部の下流側に設けられ、前記隙間に入り込んだ前記現像剤を前記搬送方向へ搬送する向きの螺旋を形成する順搬送部と、を有し、
    前記逆搬送部の螺旋のピッチは、前記順搬送部の螺旋のピッチよりも短い、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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