JP2018159810A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置からのトナーの飛散やこぼれを抑制することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、現像剤担持体11と、現像剤容器20と、仕切部10と、撹拌搬送部材17と、現像剤の流量を調整する流量調整部9と、を備える。現像剤容器20は、第1部分21と、第2部分22とを含む。第2部分22に位置する部分の仕切部10には、第1搬送空間20aと第2搬送空間20bとを連通させる開口部10aが設けられている。第2搬送空間20bは、開口部10aに面する領域R1と、当該領域R1に対して撹拌搬送部材17が現像剤を搬送する搬送方向の下流側に隣接する隣接領域R2とを有する。流量調整部9は、トナーの量の変動に応じて隣接領域R2を通過する現像剤の量を調整することにより、開口部10aを通って第2部分22内を循環する現像剤の流量を調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、トナーおよび磁性キャリアを含む2成分現像剤を用いた現像装置および画像形成装置に関する。
従来の現像装置が開示された文献として、たとえば特開2007−121778号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の現像装置にあっては、現像剤を収容する現像剤容器内に現像剤担持体に対応する現像領域部と、現像剤担持体の軸方向において当該現像領域部に隣接する延出領域部とが設けられ、現像領域部と延出領域部との境界部に現像剤せき止め部材が配置されている。また、延出領域部に現像剤を拘束するように磁界を発生させる磁界発生部材が設けられている。
現像剤が現像容器内を循環する際に、現像剤せき止め部材にぶつかることにより、一部が、現像領域部および延出領域部の各々で循環搬送され、残りの部分が各領域部に送り込まれる。この際、分割撹拌効果により、現像剤の混合および撹拌が促進される。さらに、磁界発生部材によって形成される磁気ブラシが、現像容器内に配置された撹拌搬送部材によって切断されながら搬送されるため、現像剤の混合効果が向上する。
特開2007−121778号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成にあっては、現像剤せき止め部材にぶつかった現像剤の一部が分割されて延出領域部に送られる構成である。このため、延出領域部を循環する現像剤の量を調整することができない。これにより、現像剤に含まれるトナーの量に応じて延出領域部を循環する現像剤の量を増減することができず、この結果、現像剤の撹拌時間を十分に制御することができなかった。
現像剤の撹拌が適切に行われない場合には、トナーの帯電量が不安定となる。撹拌が不十分である場合には、トナーが十分な帯電量を得られず、低帯電となる。一方で、撹拌が余剰である場合にも、現像剤が劣化することで、トナーが低帯電となる。低帯電のトナーは、トナーの飛散やこぼれを誘発しやすい。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、現像装置からのトナーの飛散やこぼれを抑制することができる現像装置および画像形成装置を提供することにある。
本開示に基づく現像装置は、トナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、上記現像剤担持体の軸方向に平行な方向に沿って延在し、上記現像剤担持体に供給するための現像剤を収容する現像剤容器と、上記現像剤容器内を第1搬送空間および第2搬送空間に仕切り、かつ、両端側から上記第1搬送空間および上記第2搬送空間との間で現像剤の受渡し可能となるように上記軸方向に沿って延在する仕切部と、現像剤を撹拌搬送することにより、上記第1搬送空間および上記第2搬送空間の間で現像剤を循環させる撹拌搬送部材と、上記第1搬送空間および上記第2搬送空間の間で循環する現像剤の流量を調整する流量調整部と、を備える。上記現像剤容器は、上記現像剤担持体に対応する第1部分と、上記軸方向に平行な方向に上記第1部分から突出する第2部分とを含む。上記第2部分に位置する部分の上記仕切部には、上記第1搬送空間と上記第2搬送空間とを連通させかつ、上記第2部分内において現像剤を循環させるための開口部が設けられている。上記第2搬送空間は、上記開口部に面する領域と、当該領域に対して上記撹拌搬送部材が現像剤を搬送する搬送方向の下流側に隣接する隣接領域とを有する。上記流量調整部は、トナーの量の変動に応じて上記隣接領域を通過する現像剤の量を調整することにより、上記開口部を通って上記第2部分内を循環する現像剤の流量を調整する。
上記本開示に基づく現像装置は、上記第2部分にトナーを補給するトナー補給部と、上記トナー補給部から補給されるトナーの量を検知するトナー補給量検知装置と、を備えていてもよい。この場合には、上記流量調整部は、上記トナー補給量検知装置の検知結果に基づいて、上記開口部を通って上記第2部分内を循環する現像剤の流量を調整することが好ましい。
上記本開示に基づく現像装置にあっては、上記流量調整部は、上記現像剤容器外に設置され、かつ、上記隣接領域を通過する現像剤の量を調整するように磁界を発生させる磁界発生部材と、上記磁界発生部材の駆動制御部と、を含むことが好ましい。この場合には、上記駆動制御部が磁界強度および磁界発生時間の少なくとも一方を制御することにより、上記開口部を通って上記第2部分内を循環する現像剤の流量が調整されることが好ましい。
上記本開示に基づく現像装置にあっては、上記撹拌搬送部材は、上記第1搬送空間に配置される第1撹拌搬送部材と、上記第2搬送空間に配置され、上記第1撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対と方向に現像剤を搬送する第2撹拌搬送部材とを含みことが好ましく、上記第2撹拌搬送部材は、上記軸方向に平行な方向に沿って延在する回転シャフトと、上記回転シャフトの周面に螺旋状に設けられたスクリューとを有することが好ましい。この場合には、上記スクリューは、上記磁界発生部材が設置された箇所に対応する位置に切欠き部を有していてもよい。
上記本開示に基づく現像装置にあっては、上記撹拌搬送部材は、上記第1搬送空間に配置される第1撹拌搬送部材と、上記第2搬送空間に配置され、上記第1撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対と方向に現像剤を搬送する第2撹拌搬送部材とを含むことが好ましく、上記第2撹拌搬送部材は、上記軸方向に平行な方向に沿って延在する回転シャフトと、上記回転シャフトの周面に螺旋状に設けられたスクリューとを有することが好ましい。この場合には、上記磁界発生部材が設置された箇所に対応する部分の上記スクリューの搬送面と上記回転シャフトの回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度は、上記磁界発生部材が設置されていない箇所に対応する部分の上記スクリューの搬送面と上記回転シャフトの上記回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度よりも大きくてもよい。
上記本開示に基づく現像装置にあっては、上記撹拌搬送部材は、上記第1搬送空間に配置される第1撹拌搬送部材と、上記第2搬送空間に配置され、上記第1撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対と方向に現像剤を搬送する第2撹拌搬送部材とを含むことが好ましく、上記第2撹拌搬送部材は、上記軸方向に平行な方向に沿って延在する回転シャフトと、上記回転シャフトの周面に螺旋状に設けられたスクリューとを有することが好ましい。この場合には、上記磁界発生部材が設置された箇所に対応する部分の上記スクリューのスクリュー径は、上記磁界発生部材が設置されていない箇所に対応する部分の上記スクリューのスクリュー径よりも小さくてもよい。
本開示に基づく画像形成装置は、上記の現像装置と、上記現像装置によって現像されたトナー像を記録媒体に転写させる転写部と、を備える。
本発明によれば、現像装置からのトナーの飛散やこぼれを抑制することができる現像装置および画像形成装置を提供することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略図である。 実施の形態1に係る現像装置を示す概略図である。 実施の形態2に係る現像装置を示す概略図である。 実施の形態3に係る現像装置を示す概略図である。 実施の形態4に係る現像装置を示す概略図である。 実施の形態4に係る第2撹拌搬送部材を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略図である。図1を参照して、実施の形態1に係る画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100は、スキャナー機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP、ファクシミリ装置、または複写機を含む。
図1に示すように、画像形成装置100は、感光体である像担持体1、現像装置2、転写ローラー4、クリーニングブレード5、帯電ローラー3、および、露光装置6を含む。像担持体1の回転方向(図中矢印A方向)に沿って、現像装置2、転写ローラー4、クリーニングブレード5、帯電ローラー3、および、露光装置6がこの順で対向配置されている。
像担持体1と転写ローラー4との間には用紙等の記録媒体Pが挟み込まれ、像担持体1と転写ローラー4とによって挟み込まれた位置(ニップ部)で、像担持体1に現像されたトナー像が、記録媒体Pに転写される。記録媒体Pは、像担持体1がA方向に回転することにより、図中矢印C方向に搬送される。転写ローラー4および像担持体1およびニップ部によって、現像装置2によって現像されたトナー像を記録媒体に転写させる転写部が構成される。
像担持体1へのバイアスは、たとえば、トナーのベタ画像現像時は−50V、非現像時は−500Vである。現像剤担持体11へのバイアスは、たとえば交流電圧(AC)は1000Vpp(10kHz)、直流電圧(DC)は−350Vである。
現像装置2は、像担持体1に形成された潜像を現像する。現像装置2は、現像剤担持体11と、現像剤容器20と、仕切部10と、撹拌搬送部材17と、流量調整部9と、トナー補給部35とを備える。
現像剤担持体11は、現像剤(2成分現像剤)Dを担持する。現像剤担持体11は、電磁石ローラー25と電磁石ローラー25の表面に設けられたスリーブローラー26とを含む。スリーブローラー26と像担持体1との間には、現像領域8が形成される。
現像剤担持体11の直径は、たとえば30mmである。スリーブローラー26の回転速度は、たとえば60rpmである。現像剤担持体11の現像剤搬送量は、たとえば、220g/m2である。現像剤担持体11と後述する規制部材16との隙間(ギャップ)は、たとえば0.6mmである。
現像剤容器20は、現像剤担持体11に供給するための現像剤Dを収容する。現像剤容器20は、現像剤担持体11の軸方向に平行な方向に沿って延在する。
仕切部10は、現像剤容器20の内部を第1搬送空間20aと第2搬送空間20bとに仕切る。仕切部10は、両端側から第1搬送空間20aと第2搬送空間20bとの間で現像剤Dが受渡可能となるように、現像剤担持体11の軸方向に平行な方向に沿って延在する。
撹拌搬送部材17は、現像剤を撹拌搬送することにより、第1搬送空間20aおよび第2搬送空間20bの間で現像剤Dを循環させる。撹拌搬送部材17は、第1撹拌搬送部材18と第2撹拌搬送部材19とを含む。
第1撹拌搬送部材18は、第1搬送空間20a内に配置される。第1撹拌搬送部材18は、第1搬送空間20a内において、上記軸方向に平行な方向における現像剤容器20の一端側から他端側に向けて現像剤Dを搬送する。
第1撹拌搬送部材18は、回転シャフト18aと、スクリュー18bとを含む。回転シャフト18aは、現像剤担持体11の軸方向に平行な方向に沿って延在する。スクリュー18bは、回転シャフト18aの周面に螺旋状に設けられている。スクリュー18bは、一条螺旋羽根形状を有する。
回転シャフト18aの軸径は、たとえば10mmであり、スクリュー18bのスクリュー径は、たとえば24mmである。スクリュー18bのピッチは、たとえば30mmである。第1撹拌搬送部材18の回転速度は、たとえば200rpmである。第1撹拌搬送部材18の回転方向は、図1中において反時計回りである。
第2撹拌搬送部材19は、第2搬送空間20b内に配置される。第2撹拌搬送部材19は、第1撹拌搬送部材18が現像剤Dを搬送する方向と反対の方向に搬送する。第2撹拌搬送部材19は、第2搬送空間20b内において、上記軸方向に平行な方向における現像剤容器20の他端側から一端側に向けて現像剤Dを搬送する。
第2撹拌搬送部材19は、回転シャフト19aと、スクリュー19bとを含む。回転シャフト19aは、現像剤担持体11の軸方向に平行な方向に沿って延在する。スクリュー19bは、回転シャフト19aの周面に螺旋状に設けられている。スクリュー19bは、一条螺旋羽形状を有する。
回転シャフト18aの軸径は、たとえば10mmであり、スクリュー18bのスクリュー径は、たとえば24mmである。スクリュー18bのピッチは、たとえば30mmである。第1撹拌搬送部材18の回転速度は、たとえば200rpmである。第1撹拌搬送部材18の回転方向は、図1中において反時計回りである。
現像剤容器20には、撹拌搬送部材17によって撹拌される現像剤DへトナーTを補給するトナー補給口15が設けられている。トナー補給口15は、第2撹拌搬送部材19の上方に設けられている。トナー補給口15は、現像剤担持体11から離れて設けられている。トナー補給口15は、後述する現像剤容器20の第2部分22(図2参照)に設けられている。トナー補給口15の上方には、トナー補給部35が配置されている。
現像剤容器20の内部において、現像剤担持体11と第1撹拌搬送部材18とが対向する領域には、現像剤回収領域13が設けられている。現像剤容器20から現像剤担持体11の表面に向けて延びるように設けられた規制部材16によって現像剤担持体11の表面に担持される現像剤Dの量が規制される。規制部材16によって現像剤担持体11の表面から取り除かれた現像剤Dは、現像剤回収領域13に落下し、再び現像剤Dとして用いられる。
流量調整部9は、後述するように、第1搬送空間20aおよび第2搬送空間20bの間で循環する現像剤Dの流量を調整する。
現像剤Dは、トナーと、磁性キャリアとを含む現像剤(2成分現像剤)である。トナーとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のトナーを使用することができる。トナーとしては、バインダー樹脂中に着色剤や、必要に応じて荷電制御剤や離型剤等を含有させ、さらに外添剤により処理したものを使用することができる。
キャリアとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のキャリアを使用することができ、たとえば、バインダー型キャリアやコート型キャリアなどを使用することができる。
現像剤Dとしては、たとえばコニカミノルタ株式会社製bizhubC368用のBlack現像剤を用いることができる。
現像剤容器20の第2撹拌搬送部材19を挟んでトナー補給口15とは反対側(底側)には、ATDC(Automatic Toner Density Control)センサー30が配置されている。ATDCセンサー30は、トナー補給部35から補給されるトナーの量を検知する。
現像剤容器20内の現像剤Dは、第1撹拌搬送部材18および第2撹拌搬送部材19の回転により混合攪拌され、摩擦帯電すると同時に現像剤容器20内で循環搬送され、現像剤担持体11の表面のスリーブローラー26へと供給される。
現像剤Dは、現像剤担持体11の内部の電磁石ローラー25の磁力によってスリーブローラー26の表面側に保持され、スリーブローラー26と共に回転移動して、現像剤担持体11に対向して設けられた規制部材16で通過量を規制される。現像剤担持体11には直流電圧のみ、もしくは直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスが加えられ、現像領域8において、像担持体1にトナーが現像される。
現像領域8を通過した現像剤Dは、スリーブローラー26の回転とともに現像剤容器20内に向けて搬送され、電磁石ローラー25に現像剤回収領域13に対応する位置に設けられた反発磁界(不図示)によって現像剤担持体11上から剥離され、現像剤容器20の内部に回収される。
図2は、実施の形態1に係る現像装置を示す概略図である。図2を参照して、実施の形態1に係る現像装置2の詳細について説明する。
図2に示すように、現像剤容器20は、現像剤担持体11に対応する第1部分21と、現像剤担持体11の軸方向に平行な方向に第1部分21から突出する第2部分22とを含む。
第2部分22に位置する部分の仕切部10には、第1搬送空間20aと第2搬送空間20bとを連通させ、かつ、第2部分22内において現像剤Dを循環させるための開口部10aが設けられている。
上記開口部10aが設けられることにより、現像剤容器20内を循環する現像剤Dは、第1循環経路C1、第2循環経路C2、および第3循環経路C3を循環することとなる。
第1循環経路C1においては、現像剤Dは、現像剤担持体11が位置する側にある第1搬送空間20aの一端側から第1搬送空間20aの他端側に向けて搬送され、仕切部10の端部10bの外側を回って、現像剤担持体11から離れた側に位置する第2搬送空間20bの他端側から、現像剤担持体11が位置する側にある第2搬送空間20bの一端側に向かうように循環する。
第2循環経路C2においては、現像剤Dは、第1搬送空間20aの一端側から第1搬送空間20aの他端側に向けて搬送される途中で開口部10aを通って第2搬送空間20bの一端側に向かうように循環する。
第3循環経路C3においては、現像剤Dは、第2搬送空間20bの他端側から第2搬送空間20bの一端側に向けて搬送される途中で開口部10aを通って第1搬送空間20aの他端側に向かうように循環する。すなわち、現像剤Dは、開口部10aを通って第2部分22内を循環する。
第2搬送空間20bは、開口部10aに面する領域R1と、当該領域R1に対して第2撹拌搬送部材19が現像剤を搬送する搬送方向の下流側に隣接する隣接領域R2とを有する。
流量調整部9は、トナーの量の変動に応じて隣接領域R2を通過する現像剤Dの量を調整することにより、開口部10aを通って第2部分22内を循環する現像剤Dの流量を調整する。
流量調整部9は、磁界発生部材としての電磁石91および、電磁石91の駆動制御部92を含む。電磁石91は、現像剤容器20外に設置される。電磁石91は、現像剤容器20に固定してもよいし、現像装置2が収容される画像形成装置100の筐体側に固定されてもよい。電磁石91は、上記隣接領域R2を通過する現像剤Dの量を調整するように磁界を発生させる。
駆動制御部92は、トナーの量の変動に応じて、磁界強度および磁界発生時間の少なくとも一方を制御する。駆動制御部92は、電源93と、電源駆動装置94とで構成される。電源駆動装置94は、カバレッジ情報95、ATDCセンサー30からのトナー濃度情報(トナー補給量)96等の情報、および予め定められた所定のタイミング等に基づいて、電源93の電圧、周波数、およびdutyの少なくとも一つを制御する。
電磁石91に電圧を印加して、磁界を発生させることにより、上記隣接領域R2において、現像剤容器20の底部側から上部側に向かうように磁力線が形成される。これにより、磁力線に沿うように、現像剤Dの磁気チェーンが形成される。磁気チェーンは、隣接領域R2を流れる現像剤の一部を堰き止めて、上記領域R1側から開口部10aに向けて移動させる。
磁気チェーンの強度、磁気チェーンの発生時間を制御することにより、磁気チェーンによって堰き止められる現像剤の量を調整することができる。これにより、上記領域R1側から開口部10aに向けて移動する現像剤Dの量を調整することができ、この結果、上記第3循環経路C3を循環する現像剤Dの量を調整することができる。
電源93の電圧の大きさを調整することにより磁界強度が調整され、これにより、磁気チェーンの強度が調整される。電源93の周波数またはdutyを調整することにより磁界発生時間が調整され、この結果、磁気チェーンの発生時間が調整される。
流量調整部9は、たとえば、ATDCセンサー30によって検知される検知結果に基づいて、隣接領域R2を通過する現像剤Dの量を調整することにより、開口部10aを通って第2部分22内を循環する現像剤Dの流量を調整する。
たとえば、ATDCセンサー30による出力値から現像剤D中のトナー濃度が画像濃度確保のための最低トナー濃度以下になったことが検知されると、トナー補給部35手段によってトナーTがトナー補給口15を通って現像剤容器20内に供給される。
トナーの補給量は、印刷にて消費されるトナーの量に応じて変動する。たとえば、高印字率画像の出力が連続する場合には、第2部分22に現像剤を循環させることで印字に必要なトナー量が不足することが起こり得るため、最低限必要なトナー補給量よりも多い量のトナーを補給する。
ATDCセンサー30は、トナー補給前後のトナー濃度の違いからトナーの補給量を検知する。トナーの補給量が多いと判断された場合には、トナーの撹拌が不十分となることを抑制するために、駆動制御部92は、磁界強度が大きくなるように電圧を大きくする。また、駆動制御部92は、このような磁界強度の調整に代えて、あるいは、加えて、磁界発生時間が長くなるように電源93の周波数を小さくしたり、dutyを大きくしたりしてもよい。
これにより、第2部分22を循環する現像剤の量が増加し、補給されたトナーの多くを第2部分22内で循環させながら撹拌することができる。この結果、トナーの撹拌を十分に行なうことができ、トナーが低帯電となることを抑制できる。また、第2部分22を循環する現像剤の量を調整することで撹拌が余剰となることも抑制することができ、現像剤の劣化に伴うトナーの低帯電も抑制することができる。
通常の印刷時において、ATDCセンサー30が現像剤容器20内のトナーの量が少なくなったと検知した場合には、画像形成にてトナー量が不足することを抑制するために、駆動制御部92は、磁界強度が小さくなるように電圧を小さくする。また、駆動制御部92は、このような磁界強度の調整に代えて、あるいは、加えて、磁界発生時間が短くなるように電源93の周波数を大きくしたり、dutyを小さくしたりしてもよい。
これにより、第2部分22を循環する現像剤の量を減らし、第1部分21側に向かう現像剤の量を多くすることができる。この結果、現像剤担持体11に向かうトナーの量を増やすことができ、現像剤担持体11で捕捉されるトナー量が不足することを抑制することができる。
また、トナー量が調整されることにより、トナーを適切に撹拌することができ、このことによってもトナーが低帯電となることを抑制することができる。
このような印刷中における現像剤の流量の調整は、周期的に行なわれることが好ましい。上記のように、ATDCセンサー30によってトナー量の低下が検知された場合に行なわれてもよいし、予めトナー量の低下を測定することで得られたプログラムに基づいて所定のタイミングで行われてもよい。
以上のように、実施の形態1に係る画像形成装置100にあっては、流量調整部9が、トナーの量の変動に応じて隣接領域R2を通過する現像剤の量を調整することにより、仕切部10に設けられた開口部10aを通って第2部分22内を循環する現像剤の流量を調整することができる。これにより、トナーを適切に撹拌することができ、トナーが低帯電となることを抑制することができる。この結果、現像装置2からのトナーの飛散やこぼれを抑制することができる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係る現像装置を示す概略図である。図3を参照して、実施の形態2に係る現像装置2Aについて説明する。
図3に示すように、実施の形態2に係る現像装置2Aは、実施の形態1に係る現像装置2と比較した場合に、第2撹拌搬送部材19Aの構成が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
第2撹拌搬送部材19Aのスクリュー19bは、電磁石91が設置された箇所に対応する位置に切欠部19b1を有する。すなわち、電磁石91が設置された箇所に対する分において、スクリュー19bが形成されておらず、電磁石91が設置されていない箇所に対応する部分において、スクリュー19bが形成されている。
以上のように構成される場合であっても、実施の形態2に係る現像装置2Aは、実施の形態1に係る現像装置2とほぼ同様の効果が得られる。
加えて、第2撹拌搬送部材19Aが、電磁石91が設置された箇所に対応する位置に切欠部19b1を有することにより、隣接領域R2での搬送能力を低下させることができるとともに、隣接領域R2で形成される磁気チェーンが第2撹拌搬送部材19Aによって壊されにくくなる。これにより、第2部分22内を循環する現像剤Dの量を増加させることができる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3に係る現像装置を示す概略図である。図4を参照して、実施の形態3に係る現像装置2Bについて説明する。
図4に示すように、実施の形態3に係る現像装置2Bは、実施の形態1に係る現像装置2と比較した場合に、第2撹拌搬送部材19Bの構成が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
第2撹拌搬送部材19Bにおいては、電磁石91が設置された箇所に対応する部分のスクリュー19bのスクリュー径は、電磁石91が設置されていない箇所に対応する部分のスクリュー19bのスクリュー径よりも小さくなっている。
たとえば、電磁石91が設置された箇所に対応する部分のスクリュー19bのスクリュー径は、20mmであり、電磁石91が設置されていない箇所に対応する部分のスクリュー19bのスクリュー径は24mmである。なお、スクリュー径は、上記の値に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
以上のように構成される場合であっても、実施の形態3に係る現像装置2Bは、実施の形態1に係る現像装置2とほぼ同様の効果が得られる。
加えて、スクリュー19bのスクリュー径が上記のような関係を有することにより、隣接領域R2での搬送能力を低下させることができるとともに、隣接領域R2で形成される磁気チェーンが壊されにくくなる。これにより、第2部分22内を循環する現像剤Dの量を増加させることができる。
(実施の形態4)
図5は、実施の形態4に係る現像装置を示す概略図である。図6は、実施の形態4に係る第2撹拌搬送部材を示す図である。図5および図6を参照して、実施の形態4に係る現像装置2Cについて説明する。
図5に示すように、実施の形態4に係る現像装置2Cは、実施の形態1に係る現像装置2と比較した場合に、第2撹拌搬送部材19Cの構成が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
図5および図6に示すように、第2撹拌搬送部材19Cにおいては、電磁石91が設置された箇所に対応する部分のスクリュー19bの搬送面と回転シャフト19aの回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度θ1は、電磁石91が設置されていない箇所に対応する部分のスクリュー19bの搬送面と回転シャフト19aの回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度θ2よりも大きくなっている。
たとえば、上記角度θ1は、80度であり、上記角度θ2は、50度である。なお、角度θ1および角度θ2は、上記の値に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
以上のように構成される場合であっても、実施の形態4に係る現像装置2Cは、実施の形態1に係る現像装置2とほぼ同様の効果が得られる。
加えて、スクリュー19bの搬送面と回転シャフト19aの回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度を上記のようにすることで、隣接領域R2での搬送能力を低下させることができるとともに、隣接領域R2で形成される磁気チェーンが壊されにくくなる。これにより、第2部分22内を循環する現像剤Dの量を増加させることができる。
以上、今回発明された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 像担持体、2,2A,2B,2C 現像装置、3 帯電ローラー、4 転写ローラー、5 クリーニングブレード、6 露光装置、8 現像領域、9 流量調整部、10 仕切部、10a 開口部、10b 端部、11 現像剤担持体、13 現像剤回収領域、15 トナー補給口、16 規制部材、17 撹拌搬送部材、18 第1撹拌搬送部材、18a,19a 回転シャフト、18b,19b スクリュー、19,19A,19B,19C 第2撹拌搬送部材、19b1 切欠部、20 現像剤容器、20a 第1搬送空間、20b 第2搬送空間、21 第1部分、22 第2部分、25 電磁石ローラー、26 スリーブローラー、30 ATDCセンサー、35 トナー補給部、91 電磁石、92 駆動制御部、93 電源、94 電源駆動装置、95 カバレッジ情報、100 画像形成装置。

Claims (7)

  1. トナーおよび磁性キャリアを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の軸方向に平行な方向に沿って延在し、前記現像剤担持体に供給するための現像剤を収容する現像剤容器と、
    前記現像剤容器内を第1搬送空間および第2搬送空間に仕切り、かつ、両端側から前記第1搬送空間および前記第2搬送空間との間で現像剤の受渡し可能となるように前記軸方向に平行な方向に沿って延在する仕切部と、
    現像剤を撹拌搬送することにより、前記第1搬送空間および前記第2搬送空間の間で現像剤を循環させる撹拌搬送部材と、
    前記第1搬送空間および前記第2搬送空間の間で循環する現像剤の流量を調整する流量調整部と、を備え、
    前記現像剤容器は、前記現像剤担持体に対応する第1部分と、前記軸方向に平行な方向に前記第1部分から突出する第2部分とを含み、
    前記第2部分に位置する部分の前記仕切部には、前記第1搬送空間と前記第2搬送空間とを連通させ、かつ、前記第2部分内において現像剤を循環させるための開口部が設けられ、
    前記第2搬送空間は、前記開口部に面する領域と、当該領域に対して前記撹拌搬送部材が現像剤を搬送する搬送方向の下流側に隣接する隣接領域とを有し、
    前記流量調整部は、トナーの量の変動に応じて前記隣接領域を通過する現像剤の量を調整することにより、前記開口部を通って前記第2部分内を循環する現像剤の流量を調整する、現像装置。
  2. 前記第2部分にトナーを補給するトナー補給部と、
    前記トナー補給部から補給されるトナーの量を検知するトナー補給量検知装置と、をさらに備え、
    前記流量調整部は、前記トナー補給量検知装置の検知結果に基づいて、前記開口部を通って前記第2部分内を循環する現像剤の流量を調整する、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記流量調整部は、前記現像剤容器外に設置され、かつ、前記隣接領域を通過する現像剤の量を調整するように磁界を発生させる磁界発生部材と、前記磁界発生部材の駆動制御部と、を含み、
    前記駆動制御部が磁界強度および磁界発生時間の少なくとも一方を制御することにより、前記開口部を通って前記第2部分内を循環する現像剤の流量が調整される、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記撹拌搬送部材は、前記第1搬送空間に配置される第1搬送部材と、前記第2搬送空間に配置され、前記第1搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対の方向に現像剤を搬送する第2搬送部材とを含み、
    前記第2搬送部材は、前記軸方向に平行な方向に沿って延在する回転シャフトと、前記回転シャフトの周面に螺旋状に設けられたスクリューとを有し、
    前記スクリューは、前記磁界発生部材が設置された箇所に対応する位置に切欠き部を有する、請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記撹拌搬送部材は、前記第1搬送空間に配置される第1搬送部材と、前記第2搬送空間に配置され、前記第1搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対と方向に現像剤を搬送する第2搬送部材とを含み、
    前記第2搬送部材は、前記軸方向に平行な方向に沿って延在する回転シャフトと、前記回転シャフトの周面に螺旋状に設けられたスクリューとを有し、
    前記磁界発生部材が設置された箇所に対応する部分の前記スクリューの搬送面と前記回転シャフトの回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度は、前記磁界発生部材が設置されていない箇所に対応する部分の前記スクリューの搬送面と前記回転シャフトの前記回転軸とが成す角度のうち小さい方の角度よりも大きい、請求項3に記載の現像装置。
  6. 前記撹拌搬送部材は、前記第1搬送空間に配置される第1搬送部材と、前記第2搬送空間に配置され、前記第1搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対と方向に現像剤を搬送する第2搬送部材とを含み、
    前記第2搬送部材は、前記軸方向に平行な方向に沿って延在する回転シャフトと、前記回転シャフトの周面に螺旋状に設けられたスクリューとを有し、
    前記磁界発生部材が設置された箇所に対応する部分の前記スクリューのスクリュー径は、前記磁界発生部材が設置されていない箇所に対応する部分の前記スクリューのスクリュー径よりも小さい、請求項3に記載の現像装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の現像装置と、
    前記現像装置によって現像されたトナー像を記録媒体に転写させる転写部と、を備えた画像形成装置。
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