JP4963980B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4963980B2
JP4963980B2 JP2007036928A JP2007036928A JP4963980B2 JP 4963980 B2 JP4963980 B2 JP 4963980B2 JP 2007036928 A JP2007036928 A JP 2007036928A JP 2007036928 A JP2007036928 A JP 2007036928A JP 4963980 B2 JP4963980 B2 JP 4963980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing device
transport
path
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007036928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007272201A (ja
Inventor
晋 立山
善隆 藤沼
政義 中山
達哉 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007036928A priority Critical patent/JP4963980B2/ja
Publication of JP2007272201A publication Critical patent/JP2007272201A/ja
Priority to US12/027,636 priority patent/US7904001B2/en
Priority to CN2008101277904A priority patent/CN101359208B/zh
Priority to CN201010267460.2A priority patent/CN101943875B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP4963980B2 publication Critical patent/JP4963980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置とそこに設置される現像装置及びプロセスカートリッジとに関し、特に、現像装置内に新品のキャリアを適宜に供給するトリクル現像方式の現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含むものとする。)を収容した現像装置に、適宜に新しいキャリアを補給する技術(これをトリクル現像方式という。)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
2成分現像剤を用いた現像装置は、現像装置内におけるトナー消費に応じて、現像装置の一部に設けられたトナー補給口から現像装置内に適宜にトナーが補給される。補給されたトナーは、現像装置内の現像剤とともに、搬送スクリュ等の搬送部材(撹拌部材)によって撹拌・混合される。撹拌・混合された現像剤は、その一部が現像ローラに供給される。現像ローラに担持された現像剤は、ドクターブレードによって適量に規制された後に、その2成分現像剤中のトナーが感光体ドラムとの対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
このように、通常の現像工程において現像装置内に収容された2成分現像剤中のキャリアは消費されることなく現像装置内に残るために、キャリアに経時劣化が生じてしまう。詳しくは、キャリアが現像装置内で長時間かけて撹拌・混合されることでキャリアのコーティング層が磨耗又は剥離してキャリアの帯電能力が低下する「膜削れ現象」や、キャリアの表面にトナーの成分や添加剤が付着してキャリアの帯電能力が低下する「スペント現象」が生じてしまう。
トリクル現像方式は、このようなキャリアの経時劣化による出力画像の画質低下を防止するためのものである。すなわち、現像装置内に新しいキャリア(又は新しい2成分現像剤)を適宜に補給するとともに、現像装置内に収容された2成分現像剤の一部を適宜に現像装置外に排出することで、現像装置内の劣化キャリアを減じて現像装置内に収容されたキャリアの量と帯電能力とを維持するものである。
このようなトリクル現像方式を用いた画像形成装置は、キャリアの経時劣化が生じるごとに現像装置やキャリアを新品のものに交換する必要のある装置に比べて、経時においても出力画像の画質が安定化することになる。
特許文献1等には、トリクル現像方式を用いた現像装置であって、現像装置から外部への現像剤の排出手段としてオーバーフロー方式を用いたものが開示されている。詳しくは、現像装置に排出口(穴部)を設けて、その位置に搬送される現像剤の剤面が所定高さを超えたときにその現像剤(キャリアの補給によって余剰分となった現像剤である。)が排出口から外部に排出される。
特開2001−183893号公報
上述した特許文献1等のトリクル現像方式の現像装置は、装置の駆動を開始したとき等に、装置内の現像剤に偏りが生じて現像剤の剤面が局部的に大きく波をうった状態になって、排出口からの排出を予定していない現像剤が排出されてしまう場合があった。そして、このような現象が現像装置の駆動と停止とを繰り返すたびに生じることで、現像装置内の現像剤が過剰に排出されて、現像剤量が不足してしまうことがあった。
このように、現像装置内の現像剤量が不足してしまうと、現像剤の劣化状態が不安定になったりトナーの帯電量が低下したりして、出力画像上に画像濃度低下等の不具合が生じてしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像装置内の現像剤に波状の偏り等が生じても、外部に排出する現像剤量にバラツキが生じることがなく、出力画像の画質が安定する、トリクル現像方式の現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像装置は、キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、装置内に新たにキャリアを供給する供給手段と、装置内に収容された現像剤の一部を外部に排出する排出手段と、前記排出手段が配設された位置を通過させずに現像剤の一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路と、を備え、前記排出手段は、現像剤を外部に排出するための排出口を備えるとともに、前記排出口の位置に搬送される現像剤の剤面が前記排出口の下部の高さを超えたときにその現像剤を外部に排出し、前記バイパス経路は、現像剤を当該バイパス経路に導くための開口を備えるとともに、前記開口の位置に搬送される現像剤の剤面が前記開口の下部の高さを超えたときにその現像剤を当該バイパス経路に導き、前記排出口に対して前記開口が循環経路の上流側に配設されて、前記開口の下部の高さが前記排出口の下部の高さよりも高くなるように構成されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記排出口への現像剤の侵入を規制する規制部材を備えたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記規制部材を、前記排出口の上端又は下端に設置された突出部としたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項3に記載の発明において、前記突出部は、その上部に現像剤が堆積しないように傾斜面が形成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記排出口及び前記開口を、装置に対して着脱自在に設置された板状部材に形成されたスリットとしたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記複数の搬送部材は、前記現像剤担持体に対向するとともに当該現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、前記第1搬送部材の下方であって前記現像剤担持体に対向する位置に配設されるとともに当該現像剤担持体から離脱された現像剤を搬送する第2搬送部材と、前記第2搬送部材によって搬送された現像剤を前記第1搬送部材による搬送経路の上流側に搬送する第3搬送部材と、であって、前記第1搬送部材による搬送経路と前記第2搬送部材による搬送経路と前記第3搬送部材による搬送経路とを隔絶する壁部を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記第1搬送部材による搬送経路の下流側に達した現像剤が前記第3搬送部材によって当該第1搬送部材による搬送経路の上流側に搬送されるように構成され、前記排出手段は、前記第1搬送部材による搬送経路中に配設され、前記バイパス経路は、前記第1搬送部材による搬送経路中であって前記排出手段の上流の位置と、前記第3搬送部材による搬送経路中の位置と、を中継するように配設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる現像装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記供給手段は、装置内に新たにトナーを前記キャリアとともに供給するものである。
また、請求項9記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットと定義する。
本発明は、現像剤の排出手段が配設された位置を通過させずに現像剤の一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路を設けているために、現像装置内の現像剤に波状の偏り等が生じても、外部に排出する現像剤量にバラツキが生じることがなく、出力画像の画質が安定する、トリクル現像方式の現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図6にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、実施の形態1における画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
書込み部2A〜2Dは、画像情報に基いて帯電工程後の感光体ドラム21(像担持体)に静電潜像を書き込むための装置である。書込み部2A〜2Dは、ポリゴンミラー3A〜3Dや光学素子4A〜4D等を用いた光走査装置である。なお、書込み部として、光走査装置の替わりにLEDアレイを用いることもできる。
給紙部61は、記録紙、OHP等の被転写材Pを格納して、画像形成時には被転写材Pを転写ベルト30に向けて給送する。
転写ベルト30は、被転写材Pをその表面に静電的に吸着させて搬送して感光体ドラム21上に形成されたトナー像を被転写材P上に転写するための無端状ベルトであって、その外周面上に吸着ローラ64とベルトクリーナ65とを設けている。
転写ベルト30を介して感光体ドラム21に対向する転写ローラ24は、芯金と芯金を被覆する導電性弾性層とを有する。転写ローラ24の導電性弾性層は、ポリウレタンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)等の弾性材料に、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化スズ等の導電性付与剤を配合分散して電気抵抗値(体積抵抗率)を中抵抗に調整した弾性体である。
定着部66は、加熱ローラ68および加圧ローラ67を有し、被転写材P上のトナー像を圧力と熱とによって被転写材Pに定着させる。
転写ベルト30に沿って縦方向に配設された4つのプロセスカートリッジ20Y、20C、20M、20BKは、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像を形成するためのものである。
各プロセスカートリッジ20Y、20C、20M、20BK上には、キャリア(磁性キャリア)と各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(トナー粒子)とを現像装置23に供給する供給手段としての剤カートリッジ28Y、28C、28M、28BKが設置されている。
プロセスカートリッジ20Y、20C、20M、20BK、及び、剤カートリッジ28Y、28C、28M、28BKは、転写ベルト30を回転支軸を中心に開放して装置本体1から着脱することができる。
本実施の形態1の画像形成装置は、複写機及びプリンタとして機能する複合型の画像形成装置である。複写機として機能する場合には、スキャナから読み込まれた画像情報に対してA/D変換、MTF補正、階調処理等の種々の画像処理が施されて書込みデータに変換される。プリンタとして機能する場合には、コンピュータ等から送信されるページ記述言語やビットマップ等の形式の画像情報に対して画像処理が施されて書込みデータに変換される。
画像形成時には、書込み部2A〜2Dからプロセスカートリッジ20BK、20M、20C、20Yに対して、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの画像情報に応じた露光光がそれぞれ照射される。すなわち、各光源から発せられた露光光(レーザ光)がポリゴンミラー3A〜3D、光学素子4A〜4Dを通過して、各感光体ドラム21上に照射される。これによって、各プロセスカートリッジ20BK、20M、20C、20Yの感光体ドラム21(像担持体)上に、露光光に応じたトナー像が形成される。そして、このトナー像が、被転写材Pに転写されることになる。
給紙部61から給送された被転写材Pは、レジストローラ63の位置で一旦タイミングを合わせて、転写ベルト30の位置に搬送される。転写ベルト30の送入位置に配設された吸着ローラ64は、電圧の印加によって送入された被転写材Pを転写ベルト30に吸着させる。転写ベルト30の矢印方向の走行にともない移動する被転写材Pは、各プロセスカートリッジ20Y、20C、20M、20BKの位置を順次通過して各色のトナー像が重ねて転写される。
カラーのトナー像が転写された被転写材Pは、転写ベルト30から分離して定着部66に達する。被転写材P上のトナー像は、加熱ローラ68及び加圧ローラ67に挟まれつつ加熱されることで被転写材P上に定着される。一方、被転写材Pが分離した後の転写ベルト30表面は、その後にベルトクリーナ65の位置に達して、その表面に付着したトナー等の汚れがクリーニングされる。
次に、画像形成装置におけるプロセスカートリッジ及び剤カートリッジについて詳述する。
なお、各プロセスカートリッジ20Y、20C、20M、20BKはほぼ同一構造であって、各剤カートリッジ28Y、28C、28M、28BKもほぼ同一構造であるために、図2にてプロセスカートリッジ及び剤カートリッジは符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。また、書込み部は符号のアルファベット(A〜D)を除して図示する。
図2は、装置本体1に設置されたプロセスカートリッジ20及び剤カートリッジ28を示す拡大図である。図3は、現像装置23における循環経路を図2に示す矢印X方向から長手方向にみた断面図である。図4は、図3の現像装置23における循環経路のY1−Y1断面を示す断面図である。図5は、図3の現像装置23における循環経路のY2−Y2断面を示す断面図である。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20は、像担持体としての感光体ドラム21、帯電部22、現像装置23(現像部)、クリーニング部25が一体化されたものであって、トリクル現像方式が採用されている。
像担持体としての感光体ドラム21は、負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
帯電部22は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部22の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部25は、感光体ドラム21に摺接するクリーニングブラシ(又は、クリーニングブレード)が設置されていて、感光体ドラム21上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
現像装置23は、現像剤担持体としての現像ローラ23aが感光体ドラム21に近接するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム21と磁気ブラシとが接触する現像領域が形成される。現像装置23内には、トナーTとキャリアCとからなる現像剤G(2成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置23は、感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。なお、現像装置23の構成・動作については、後で詳しく説明する。
ここで、本実施の形態1における現像装置23は、トリクル現像方式のものであって、現像装置23内に適宜に新品のキャリアC(現像剤G)が剤カートリッジ28から供給されるとともに、劣化した現像剤Gが現像装置23の外部に設置された剤貯留容器70に向けて排出される。
図2を参照して、剤カートリッジ28は、その内部に現像装置23内に供給するための現像剤G(トナーT及びキャリアC)を収容している。そして、剤カートリッジ28は、現像装置23に新品のトナーTを供給するトナーカートリッジとして機能するとともに、現像装置23に新品のキャリアCを供給する供給手段として機能する。具体的に、現像装置23に設置された磁気センサ26(図3を参照できる。)によって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基いて、シャッタ機構80の開閉動作をおこなって、供給手段としての剤カートリッジ28から現像装置23内に向けて現像剤Gを適宜に供給する。
なお、本実施の形態1では、剤カートリッジ28の現像剤Gにおける、キャリアCに対するトナーTの混合率(トナー濃度)が比較的高く設定されている。
供給手段としての供給管29は、剤カートリッジ28から供給される現像剤G(トナーT及びキャリアC)を現像装置23内に確実に導くためのものである。すなわち、剤カートリッジ28から排出された現像剤Gは、供給管29を介して、現像装置23内に供給される。
次に、感光体ドラム21上でおこなわれる作像プロセスについて説明する。
図2を参照して、感光体ドラム21が反時計方向に回転駆動されると、まず、帯電部22の位置で感光体ドラム21の表面が一様に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、露光光Lの照射位置に達して、書込み部2による露光工程がおこなわれる。すなわち、露光光Lの照射によって感光体ドラム21上を画像情報に応じて選択的に除電することで、照射されなかった非画像部の電位との差(電位コントラスト)を発生させて静電潜像を形成する。なお、この露光工程は、感光体ドラム21の感光層中で電荷発生物質が光を受けて電荷を発生して、このうち正孔が感光体ドラム21表面の帯電電荷と打ち消しあうものである。
その後、潜像が形成された感光体ドラム21表面は、現像装置23との対向位置に達する。感光体ドラム21上の静電潜像は、現像ローラ23a上の磁気ブラシと接触して、磁気ブラシ中の負帯電されたトナーTが付着されて可視化される。
詳しくは、現像ローラ23aの磁極による磁力で汲み上げられた現像剤Gは、ドクターブレード23cによって適量化された後に、感光体ドラム21との対向部である現像領域に搬送される。現像領域において穂立ちされたキャリアCが感光体ドラム21を摺擦する。このとき、キャリアCに混合されているトナーTは、キャリアCとの摩擦によって負帯電されている。これに対して、キャリアCは正帯電されている。不図示の電源部から現像ローラ23aに対して、所定の現像バイアスが印加される。これによって、現像ローラ23aと感光体ドラム21との間に電界が形成されて、負帯電されたトナーTが電界によって感光体ドラム21上の画像部にのみ選択的に付着してトナー像を形成する。
その後、トナー像が形成された感光体ドラム21表面は、転写ベルト30及び転写ローラ24との対向位置に達する。そして、このタイミングに合わせてその対向位置に搬送された被転写材P上に、感光体ドラム21上のトナー像が転写される。このとき、転写ローラ24には、所定の電圧が印加されている。
その後、トナー像が転写された被転写材Pは、定着部66を通過して、排出ローラ69から装置外部に排出される。
一方、転写工程時に被転写材Pに転写されずに感光体ドラム21上に残留したトナーT(未転写トナー)は、感光体ドラム21上に付着したままクリーニング部25との対向部に達する。そして、感光体ドラム21上の未転写トナーは、クリーニング部25で除去・回収される。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
以下、画像形成装置において特徴的な、現像装置の構成・動作について詳述する。
図2〜図5を参照して、現像装置23は、現像剤担持体としての現像ローラ23a、搬送部材としての搬送スクリュ23b1〜23b3(オーガスクリュ)、ドクターブレード23c、等で構成されている。
現像ローラ23aは、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブが不図示の回転駆動機構によって時計方向に回転されるように構成されている。現像ローラ23aのスリーブ内には、スリーブの周面に現像剤Gの穂立ちを生じるように磁界を形成するマグネットが固設されている。マグネットから発せられる法線方向磁力線に沿うように、現像剤G中のキャリアCがスリーブ上にチェーン状に穂立ちする。このチェーン状に穂立ちしたキャリアCに帯電したトナーTが付着されて、磁気ブラシが形成される。磁気ブラシは、スリーブの回転によってスリーブと同方向(時計方向)に移送される。
ドクターブレード23cは、現像領域の上流側に設置されていて、現像ローラ23a上の現像剤を適量に規制する。
3つの搬送スクリュ23b1〜23b3は、現像装置23内に収容された現像剤Gを長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
第1搬送スクリュ23b1(第1搬送部材)は、現像ローラ23aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを水平方向に搬送する(図3の白矢印に示す左方向の搬送である。)とともに、現像ローラ23a上に現像剤23aを供給する。
第2搬送スクリュ23b2(第2搬送部材)は、第1搬送スクリュ23b1の下方であって現像ローラ23aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ23aから離脱した現像剤G(現像工程後に剤離れ極によって現像ローラ23a上から強制的に離脱された現像剤Gある。)を水平方向に搬送する(図3の白矢印に示す左方向の搬送である。)。第1搬送スクリュ23b1及び第2搬送スクリュ23b2は、現像ローラ23aや感光体ドラム21と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。
第3搬送スクリュ23b3(第3搬送部材)は、第2搬送スクリュ23b2による搬送経路の下流側と、第1搬送部材23b1による搬送経路の上流側と、を直線的に結ぶように、水平方向に対して斜めに配設されている(図3を参照できる。)。そして、第3搬送スクリュ23b3は、第2搬送スクリュ23b2によって搬送された現像剤Gを第1搬送部材23b1による搬送経路の上流側に搬送するとともに、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路の下流側から落下経路23fを介して循環される現像剤Gを第1搬送部材23b1による搬送経路の上流側に搬送する(図3の白矢印に示す右斜め上方への搬送である。)。
なお、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路と、第2搬送スクリュ23b2による搬送経路と、第3搬送スクリュ23b3による搬送経路と、は壁部によって隔絶されている。
図3を参照して、第2搬送スクリュ23b2による搬送経路の下流側と、第3搬送スクリュ23b3による搬送経路の上流側と、は第1中継部23gを介して連通している。また、第3搬送スクリュ23b3による搬送経路の下流側と、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路の上流側と、は第2中継部23hを介して連通している。また、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路の下流側と、第3搬送スクリュ23b3による搬送経路の上流側と、は落下経路23fを介して連通している。
このような構成により、3つの搬送スクリュ23b1〜23b3によって、現像装置23において現像剤Gを長手方向に循環させる循環経路が形成されることになる。ここで、現像装置23が稼動されると、装置内に収容された現像剤は図3中の斜線で示すような状態で流動する。図3を参照して、第1搬送スクリュ23b1における搬送経路において、下流側における現像剤の剤面が上流側の剤面に比べて低くなっているのは、搬送中の現像剤の一部が現像ローラ23aに供給されているためである。すなわち、現像ローラ23aに供給されなかった現像剤は、落下経路23fを介して第3搬送スクリュ23b3の上流側に移動することになる。
なお、第3搬送スクリュ23b3による搬送経路中にはトナー濃度センサとしての磁気センサ26が設置されている。そして、磁気センサ26によって検知されるトナー濃度の情報に基いて、供給手段としての剤カートリッジ28から現像装置23内に向けて所定のトナー濃度の現像剤Gが供給される。
ここで、図3及び図4を参照して、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路中には、現像装置23内に収容された現像剤Gの一部を外部(剤貯溜容器70)に排出する排出手段としての排出口23dが設けられている。詳しくは、排出口23dは、供給手段28、29によって現像装置23内に現像剤Gが供給されて装置内の現像剤量が増加してその位置に搬送される現像剤の剤面(上面)が所定高さを超えたときに、その余剰分の現像剤Gを剤貯留容器70に向けて排出するためのものである。すなわち、余剰分の現像剤Gは、排出口23dの下部の高さを超えて、排出口23dから排出されて排出経路71を経由して剤貯留容器70に向けて重力落下していく。このように、トナーTの母体樹脂や外添剤によって汚染されて劣化したキャリアが自動的に現像部の外部に排出されるので、経時においても画像品質の劣化を抑止することができる。
また、本実施の形態1で特徴的な構成として、現像装置23における現像剤の循環経路において、上述した排出口23d(排出手段)が配設された位置を通過せずに現像剤Gの一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路が形成されている。具体的には、図3及び図5を参照して、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路中であって、排出口23dの上流側(排出口23dに比較的近接した位置である。)に、開口23eが設けられている。そして、この開口23eがバイパス経路の入口となって、バイパス経路の出口が第3搬送スクリュ23b3による搬送経路中(中央近傍である。)に配設されている。
このように、現像装置23における現像剤の循環経路にバイパス経路を設けることで、現像装置内の現像剤に波状の偏り等が生じても、排出口23dから排出される現像剤量にバラツキが生じて、必要量を超えた現像剤が現像装置23から排出される不具合を抑止することができる。
図6は、現像装置23における現像剤の循環経路において、現像剤に波状の偏りが生じた状態を示す図である。このように、現像剤の循環経路では、高低差の大きな波状の偏りが生じる場合がある。このような波状の偏りは、現像装置23の稼動を開始した直後(再起動直後)に顕著にあらわれる。そして、このような波状の偏りが生じた場合には、従来は、排出口23dの下部よりも高い位置にある現像剤(図6中の高さH2の現像剤である。)のすべてが排出口23dから排出されてしまっていた。このようにして排出されてしまう現像剤は本来的に排出を予定していないものであるために、このような現象が繰り返し生じると現像装置23内の現像剤量が不足してしまい、現像剤の劣化状態が不安定になったりトナーの帯電量が低下したりして、出力画像上に画像濃度低下等の不具合が生じてしまうことになる。
これに対して、本実施の形態1では、排出口23dの上流側にバイパス経路に通じる開口23eを設けているために、排出口23dの下部よりも高い位置にある現像剤の一部が排出口23dから排出されることなく、開口23eを通じて第3搬送スクリュ23b3における搬送経路に戻されることになる。これにより、排出口23dから過剰に現像剤が排出される不具合を抑止することができる。
ここで、本実施の形態1では、バイパス経路における開口23eの下部の高さが、排出口23dの下部の高さよりも高さH1だけ高くなるように構成されている。
これにより、排出口23dの下部よりも高い位置にある現像剤のうち、高さ(H2−H1)分の現像剤は排出口23dから排出されることなく、開口23eを通じて第3搬送スクリュ23b3における搬送経路に戻されることになる。これにより、排出手段の本来の機能を維持しつつ、排出口23dから過剰に現像剤が排出される不具合を確実に抑止することができる。
なお、排出口23dと開口23eとの長手方向の距離Wは、なるべく短い方が好ましい。
以上説明したように、本実施の形態1では、排出口23d(排出手段)が配設された位置を通過させずに現像剤Gの一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路(開口23e)を設けているために、現像装置23内の現像剤Gに波状の偏り等が生じても、剤貯留容器70に向けて排出する現像剤量にバラツキが生じることがなく、出力画像の画質が安定する、トリクル現像方式の現像装置を提供することができる。
なお、本実施の形態1では、搬送部材としての搬送スクリュ23b1〜23b3が3つ設置された現像装置23に対して本発明を適用したが、搬送スクリュが2つ又は4つ以上設置された現像装置に対しても本発明を適用することができる。その場合も、排出手段が配設された位置を通過させずに現像剤の一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路を設けることで、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、第3搬送スクリュ23b3を水平方向に対して斜めに配設したが、第3搬送スクリュ23b3を水平に配設することもできる。
また、本実施の形態1では、供給手段としての剤カートリッジ28から現像装置23に向けて現像剤G(トナーT及びキャリアC)を供給したが、供給手段からキャリアCのみを現像装置23に向けて供給することもできる。その場合、トナーのみが収容されたトナーカートリッジを剤カートリッジ(キャリアカートリッジ)とは別に設置して、磁気センサ26の検知結果に基いてトナーカートリッジに収容されたトナーを現像装置23に向けて適宜に補給することになる。このような場合であっても、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1においては、作像部の一部がプロセスカートリッジ20で構成される画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部がプロセスカートリッジ化されていない画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。具体的に、現像装置23が単体で画像形成装置本体に着脱されるユニットして構成されている場合であっても、当然に本発明を適用することができる。
実施の形態2.
図7〜図9にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図7は、実施の形態2における現像装置を示す断面図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態2における現像装置は、主として、排出口23dの上端に突出部23kが設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における現像装置23にも、前記実施の形態1のものと同様に、排出手段としての排出口23dと、現像剤Gの一部を第3搬送スクリュ23b3による搬送経路に戻すための開口23eと、が設けられている。
ここで、本実施の形態2では、図7に示すように、排出口23dの上端に突出部23k(庇)が設けられている。この突出部23kは、図7の矢印方向に回転する第1搬送スクリュ23b1によって跳ね上げられた現像剤G1が排出口23dに侵入するのを規制する規制部材として機能する。すなわち、規制部材としての突出部23kを設けない場合には、第1搬送スクリュ23b1によって跳ね上げられた現像剤G1が排出口23dに侵入して剤貯溜容器70に回収されてしまい、現像装置23内の現像剤Gが不足する不具合が生じてしまう。
本実施の形態2の構成によれば、第1搬送スクリュ23b1によって跳ね上げられた現像剤G1は、排出口23dに侵入することなく、突出部23kに衝突した後に第1搬送スクリュ23b1による搬送経路に戻される。これにより、排出手段としての排出口23dの機能を副作用なく充分に発揮することができる。
なお、本実施の形態2では、規制部材としての突出部23kの上部に、現像剤が堆積しないように傾斜面23k1を形成している。このような構成により、第1搬送スクリュ23b1によって跳ね上げられた後に突出部23kに衝突した現像剤G1は、突出部23k上に堆積することなく、傾斜面23k1に沿って滑落して第1搬送スクリュ23b1による搬送経路に戻されることになる。したがって、突出部23k上に現像剤Gが堆積して現像剤Gの循環不良が生じる不具合を未然に抑止することができる。
図8は、排出口23d及び開口23eの近傍を示す斜視図であって、排出口23d及び開口23eの近傍を第1搬送スクリュ23b1による搬送経路の側からみた図である。
図8に示すように、本実施の形態2では、スリット状の排出口23d及び開口23eが、現像装置23に対して着脱自在に設置された板状部材23nに形成されている。詳しくは、第1搬送スクリュ23b1による搬送経路と、第3搬送スクリュ23b3による搬送経路と、が壁部23mによって隔絶されている。この壁部23mに対して、板状部材23nは白矢印方向に着脱自在に形成されている。板状部材23nには、スリット状に形成された排出口23d及び開口23eが設けられている。
このように排出口23d及び開口23eが設けられた板状部材23nを、現像装置23に対して着脱自在に構成することで、排出口23d及び開口23eのそれぞれの高さを容易に変更することができる。すなわち、現像装置23の全体を交換することなく、板状部材23nを交換するだけで、排出口23d及び開口23eの高さを変更することができる。
このような構成は、被転写材Pの搬送速度(プロセス線速)が異なる2機種の画像形成装置の間で現像装置23を共通化したい場合に特に有用である。プロセス線速が異なる現像装置23は、搬送スクリュ23b1〜23b3の回転数が異なってしまうために、現像剤の波状の偏りの形態も異なってしまう。したがって、同じ現像装置であっても、搬送スクリュ23b1〜23b3の回転数によって、排出口23d及び開口23eの適正位置が異なってくる。本実施の形態2では、排出口23d及び開口23eの高さが異なる板状部材23nを交換自在に構成しているために、プロセス線速が異なる2機種の画像形成装置の間で、現像装置23の共通化(互換性)を高めることができる。
なお、図8に示すように、バイパス経路F1と排出経路F2とは、その境界のすべてが壁面で隔絶されている必要はない。具体的に、排出口23dから排出された現像剤と、開口23eから排出された現像剤と、が互いに自由落下により混合しない領域には、壁面が設けられていない。
ここで、本実施の形態2では、規制部材としての突出部23k(庇)を排出口23dの上端に設けたが、図9に示すように、搬送スクリュ23b(搬送部材)の回転方向が矢印方向(時計方向)の場合には、突出部23k(庇)を排出口23dの下端に設けることが好ましい。すなわち、突出部23kを、排出口23dに対向する搬送部材23bの回転方向上流側に配設することが好ましい。これは、搬送スクリュ23bが図9に示す方向に回転する場合には、搬送部材23bによって跳ね上げられた現像剤G1が、排出口23dの下方から侵入するように移動することによる。したがって、突出部23kを排出口23dの下端に設けることで、搬送部材23bによって跳ね上げられた現像剤G1が排出口23dに侵入するのを効率的に抑止することができる。また、この場合にも、突出部23kの上部に傾斜面23k1を形成することで、突出部23k上に現像剤Gが堆積するのを抑止することができる。
以上説明したように、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、排出口23d(排出手段)が配設された位置を通過させずに現像剤Gの一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路(開口23e)を設けているために、現像装置23内の現像剤Gに波状の偏り等が生じても、剤貯留容器70に向けて排出する現像剤量にバラツキが生じることがなく、出力画像の画質が安定する、トリクル現像方式の現像装置を提供することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置に設置されたプロセスカートリッジを示す拡大図である。 現像装置における循環経路を長手方向にみた断面図である。 図3の循環経路におけるY1−Y1断面を示す断面図である。 図3の循環経路におけるY2−Y2断面を示す断面図である。 図3の循環経路において現像剤に波状の偏りが生じた状態を示す図である。 この発明の実施の形態2における現像装置を示す断面図である。 図7の現像装置の一部を示す斜視図である。 別の現像装置の一部を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20、20Y、20C、20M、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、
23 現像装置(現像部)、
23a 現像ローラ(現像剤担持体)、
23b1 第1搬送スクリュ(第1搬送部材)、
23b2 第2搬送スクリュ(第2搬送部材)、
23b3 第3搬送スクリュ(第3搬送部材)、
23c ドクターブレード、
23d 排出口(排出手段)、
23e 開口(バイパス経路)、
23f 落下経路、 23g 第1中継部、 23h 第2中継部、
23k 突出部(規制部材)、 23k1 傾斜面、
23n 板状部材、
28、28Y、28C、28M、28BK 剤カートリッジ(供給手段)、
29 供給管(供給手段)、 70 剤貯溜容器、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。

Claims (10)

  1. キャリアとトナーとを有する現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    装置内に収容された現像剤を長手方向に搬送して循環経路を形成する複数の搬送部材と、
    装置内に新たにキャリアを供給する供給手段と、
    装置内に収容された現像剤の一部を外部に排出する排出手段と、
    前記排出手段が配設された位置を通過させずに現像剤の一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路と、
    を備え、
    前記排出手段は、現像剤を外部に排出するための排出口を備えるとともに、前記排出口の位置に搬送される現像剤の剤面が前記排出口の下部の高さを超えたときにその現像剤を外部に排出し、
    前記バイパス経路は、現像剤を当該バイパス経路に導くための開口を備えるとともに、前記開口の位置に搬送される現像剤の剤面が前記開口の下部の高さを超えたときにその現像剤を当該バイパス経路に導き、
    前記排出口に対して前記開口が循環経路の上流側に配設されて、前記開口の下部の高さが前記排出口の下部の高さよりも高くなるように構成されたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記排出口への現像剤の侵入を規制する規制部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記規制部材は、前記排出口の上端又は下端に設置された突出部であること特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記突出部は、その上部に現像剤が堆積しないように傾斜面が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記排出口及び前記開口は、装置に対して着脱自在に設置された板状部材に形成されたスリットであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体を備え、
    前記複数の搬送部材は、前記現像剤担持体に対向するとともに当該現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、前記第1搬送部材の下方であって前記現像剤担持体に対向する位置に配設されるとともに当該現像剤担持体から離脱された現像剤を搬送する第2搬送部材と、前記第2搬送部材によって搬送された現像剤を前記第1搬送部材による搬送経路の上流側に搬送する第3搬送部材と、であって、
    前記第1搬送部材による搬送経路と前記第2搬送部材による搬送経路と前記第3搬送部材による搬送経路とを隔絶する壁部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記第1搬送部材による搬送経路の下流側に達した現像剤が前記第3搬送部材によって当該第1搬送部材による搬送経路の上流側に搬送されるように構成され、
    前記排出手段は、前記第1搬送部材による搬送経路中に配設され、
    前記バイパス経路は、前記第1搬送部材による搬送経路中であって前記排出手段の上流の位置と、前記第3搬送部材による搬送経路中の位置と、を中継するように配設されたことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記供給手段は、装置内に新たにトナーを前記キャリアとともに供給することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2007036928A 2006-03-09 2007-02-16 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Expired - Fee Related JP4963980B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007036928A JP4963980B2 (ja) 2006-03-09 2007-02-16 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US12/027,636 US7904001B2 (en) 2007-02-16 2008-02-07 Developing unit, process cartridge, and image forming apparatus having a plurality of conveyor members, a supply part, and a discharge part
CN2008101277904A CN101359208B (zh) 2007-02-16 2008-02-18 显影单元,处理盒和成像设备
CN201010267460.2A CN101943875B (zh) 2007-02-16 2008-02-18 显影单元,处理盒和成像设备

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063645 2006-03-09
JP2006063645 2006-03-09
JP2007036928A JP4963980B2 (ja) 2006-03-09 2007-02-16 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007272201A JP2007272201A (ja) 2007-10-18
JP4963980B2 true JP4963980B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=38675004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007036928A Expired - Fee Related JP4963980B2 (ja) 2006-03-09 2007-02-16 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4963980B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5277587B2 (ja) * 2007-08-20 2013-08-28 株式会社リコー 画像形成装置
JP5151391B2 (ja) * 2007-10-22 2013-02-27 株式会社リコー 現像装置、及び画像形成装置
JP5483088B2 (ja) * 2010-03-04 2014-05-07 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5688675B2 (ja) * 2010-08-20 2015-03-25 株式会社リコー 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP6284012B2 (ja) * 2014-02-21 2018-02-28 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP6111462B2 (ja) * 2014-05-12 2017-04-12 コニカミノルタ株式会社 現像装置及び画像形成装置
JP6617434B2 (ja) * 2015-04-20 2019-12-11 富士ゼロックス株式会社 現像装置および画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3603492B2 (ja) * 1996-08-08 2004-12-22 富士ゼロックス株式会社 現像装置
JP3934792B2 (ja) * 1998-01-09 2007-06-20 シャープ株式会社 現像装置
JPH11231624A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP2000112238A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP2001228711A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Konica Corp 現像装置
JP2001249545A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Konica Corp 画像形成装置
JP3984919B2 (ja) * 2003-02-17 2007-10-03 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007272201A (ja) 2007-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5085242B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5146724B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US7904001B2 (en) Developing unit, process cartridge, and image forming apparatus having a plurality of conveyor members, a supply part, and a discharge part
JP4999611B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
US7792465B2 (en) Developing device, process cartridge, and image forming apparatus
EP1978415A1 (en) Developing device, process cartridge, and image forming apparatus
JP4963980B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5217209B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2008216565A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2005352042A (ja) 現像装置及び該現像装置を用いる画像形成装置
JP5688675B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5332276B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5212634B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5874226B2 (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2012022174A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5822087B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5382181B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2011248169A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6070304B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP6016088B2 (ja) シャッタ機構、及び、画像形成装置
JP5601635B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2013015758A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP2016071305A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2013057826A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4963980

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees