JP2000098744A - 現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置 - Google Patents
現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置Info
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- JP2000098744A JP2000098744A JP27038498A JP27038498A JP2000098744A JP 2000098744 A JP2000098744 A JP 2000098744A JP 27038498 A JP27038498 A JP 27038498A JP 27038498 A JP27038498 A JP 27038498A JP 2000098744 A JP2000098744 A JP 2000098744A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現像器から回収した現像剤を収容するスペー
スの自由度を増すことができるとともに、現像剤の流動
性やトナー消費量などに依存せずに一定量の現像剤を回
収し良好な現像特性を維持することができる現像方法及
びその装置並びに画像形成方法及びその装置を提供す
る。 【解決手段】 キャリア及びトナーを含む現像剤50で
感光体1上の静電潜像を顕像化する現像器8と、現像器
8に補給するプレミックス剤を収容するトナーボトル2
4と、現像器8から排出される現像剤50を回収する回
収容器104とを備えた現像装置において、現像器8内
の過剰な現像剤50を磁力により回収容器104に排出
して回収する現像剤回収手段を設ける。この現像剤回収
手段は、例えば搬送スクリュー21bの軸方向端部の上
方に、現像器8内の所定レベル以上の現像剤50を磁力
で汲み上げて排出させるマグネット部材101と、搬送
ガイド部材102と、回収用搬送スクリュー103とを
用いて構成する。
スの自由度を増すことができるとともに、現像剤の流動
性やトナー消費量などに依存せずに一定量の現像剤を回
収し良好な現像特性を維持することができる現像方法及
びその装置並びに画像形成方法及びその装置を提供す
る。 【解決手段】 キャリア及びトナーを含む現像剤50で
感光体1上の静電潜像を顕像化する現像器8と、現像器
8に補給するプレミックス剤を収容するトナーボトル2
4と、現像器8から排出される現像剤50を回収する回
収容器104とを備えた現像装置において、現像器8内
の過剰な現像剤50を磁力により回収容器104に排出
して回収する現像剤回収手段を設ける。この現像剤回収
手段は、例えば搬送スクリュー21bの軸方向端部の上
方に、現像器8内の所定レベル以上の現像剤50を磁力
で汲み上げて排出させるマグネット部材101と、搬送
ガイド部材102と、回収用搬送スクリュー103とを
用いて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、FAXなどに採用される現像方法及びその装置並び
に画像形成方法及びその装置に係り、詳しくは、磁性粒
子及びトナー粒子を含む現像剤で像担持体上の潜像を顕
像化する現像器内に、磁性粒子とトナー粒子とを混合し
た補給用現像剤を所定のタイミングで補給し、該現像器
内の現像剤の量が一定量になるように該現像器内の過剰
な現像剤の一部を排出して回収する現像方法及びその装
置並びに画像形成方法及びその装置に関するものであ
る。
ー、FAXなどに採用される現像方法及びその装置並び
に画像形成方法及びその装置に係り、詳しくは、磁性粒
子及びトナー粒子を含む現像剤で像担持体上の潜像を顕
像化する現像器内に、磁性粒子とトナー粒子とを混合し
た補給用現像剤を所定のタイミングで補給し、該現像器
内の現像剤の量が一定量になるように該現像器内の過剰
な現像剤の一部を排出して回収する現像方法及びその装
置並びに画像形成方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成方法及びその装
置においては、潜像担持体としての感光体の静電潜像を
顕像化するために用いられる現像剤として、磁性粒子で
あるキャリア粒子と該キャリア粒子に摩擦帯電的に付着
する着色樹脂たるトナー粒子とからなる2成分系現像剤
が、広く使用されている。このような2成分系現像剤に
より、現像装置の現像剤担持体としての現像スリーブ上
に磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体上の静
電潜像を摺擦することで可視像(顕像)の形成が行われ
る。
置においては、潜像担持体としての感光体の静電潜像を
顕像化するために用いられる現像剤として、磁性粒子で
あるキャリア粒子と該キャリア粒子に摩擦帯電的に付着
する着色樹脂たるトナー粒子とからなる2成分系現像剤
が、広く使用されている。このような2成分系現像剤に
より、現像装置の現像剤担持体としての現像スリーブ上
に磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体上の静
電潜像を摺擦することで可視像(顕像)の形成が行われ
る。
【0003】上記2成分系現像剤を用いて現像を行う
と、現像剤のうちトナー粒子は現像を繰り返す毎に消費
されるので、キャリア粒子に対するトナー粒子の比率が
低下し、その結果、画像濃度が低下する。そのため、画
像形成で消費されたトナー消費量に相当する量のフレッ
シュトナーを現像剤に適宜補給することが行われてい
る。
と、現像剤のうちトナー粒子は現像を繰り返す毎に消費
されるので、キャリア粒子に対するトナー粒子の比率が
低下し、その結果、画像濃度が低下する。そのため、画
像形成で消費されたトナー消費量に相当する量のフレッ
シュトナーを現像剤に適宜補給することが行われてい
る。
【0004】一方、キャリア粒子についても種々の問題
がある。すなわち、画像形成プロセスが繰り返され、キ
ャリア粒子がその都度、繰り返し使用されると、該キャ
リア粒子の表面が磨耗し、または該キャリア粒子の表面
にトナー粒子が付着蓄積して、キャリア粒子の摩擦帯電
特性が劣化する。このようにキャリア粒子の摩擦帯電特
性が劣化すると、キャリア粒子とトナー粒子とを混合攪
拌し、これらの粒子を含む2成分系現像剤で現像スリー
ブ上に形成した磁気ブラシを感光体上の静電潜像に摺擦
することで、トナーを潜像に付着させて顕像化する処理
に支障が生じる。そのため、画像品質を保持するために
は、トナーを補給するだけではなく、キャリア粒子の使
用程度に応じた交換が必要になり、その入れ替え作業が
行われる。
がある。すなわち、画像形成プロセスが繰り返され、キ
ャリア粒子がその都度、繰り返し使用されると、該キャ
リア粒子の表面が磨耗し、または該キャリア粒子の表面
にトナー粒子が付着蓄積して、キャリア粒子の摩擦帯電
特性が劣化する。このようにキャリア粒子の摩擦帯電特
性が劣化すると、キャリア粒子とトナー粒子とを混合攪
拌し、これらの粒子を含む2成分系現像剤で現像スリー
ブ上に形成した磁気ブラシを感光体上の静電潜像に摺擦
することで、トナーを潜像に付着させて顕像化する処理
に支障が生じる。そのため、画像品質を保持するために
は、トナーを補給するだけではなく、キャリア粒子の使
用程度に応じた交換が必要になり、その入れ替え作業が
行われる。
【0005】ところが、上記キャリア粒子とトナー粒子
を含む現像剤を入れ替える作業には時間を要し、劣化現
像剤の廃棄処理が煩雑で、作業性が悪い。また、上記現
像剤入れ替えの作業を現像剤の総入れ替えとして行うこ
ととすると、現像剤の寿命が到来するまで現像剤を交換
できず、画像濃度を一定に維持できない。そのため、画
像濃度の低下が殆ど起こらない間隔で現像剤を交換する
ことが求められるが、これを手作業で行っては非効率的
であり、またその都度全量交換とすれば、現像剤中の使
用可能トナーも大量に破棄することになって無駄が多す
ぎる。
を含む現像剤を入れ替える作業には時間を要し、劣化現
像剤の廃棄処理が煩雑で、作業性が悪い。また、上記現
像剤入れ替えの作業を現像剤の総入れ替えとして行うこ
ととすると、現像剤の寿命が到来するまで現像剤を交換
できず、画像濃度を一定に維持できない。そのため、画
像濃度の低下が殆ど起こらない間隔で現像剤を交換する
ことが求められるが、これを手作業で行っては非効率的
であり、またその都度全量交換とすれば、現像剤中の使
用可能トナーも大量に破棄することになって無駄が多す
ぎる。
【0006】そこで、例えば特開昭53−22747号
公報では、現像器に新しい2成分系現像剤を供給しなが
ら、他方で該現像器に貯留している現像剤の一部を排出
し、更には別途にトナー補給を行うことにより、現像器
中の現像剤のトナー濃度を制御しながら現像剤の交換を
行い、現像能力の維持を図ることが提案されている。し
かしながら、トナー補給の他に、キャリア供給を行うた
めに現像剤供給装置を別付けすると、装置の大型化、複
雑化、コストアップという問題が生じる。
公報では、現像器に新しい2成分系現像剤を供給しなが
ら、他方で該現像器に貯留している現像剤の一部を排出
し、更には別途にトナー補給を行うことにより、現像器
中の現像剤のトナー濃度を制御しながら現像剤の交換を
行い、現像能力の維持を図ることが提案されている。し
かしながら、トナー補給の他に、キャリア供給を行うた
めに現像剤供給装置を別付けすると、装置の大型化、複
雑化、コストアップという問題が生じる。
【0007】この現像剤供給装置の別付けによる問題を
回避するために、特開平1―267683号公報では、
予めキャリア粒子とトナー粒子とを混合した補給用現像
剤を現像器へ供給し、当該現像器内でオーバーフローし
た現像剤を除去して回収することができるように、現像
剤補給容器と回収した現像剤をためる廃物溜めとを備え
た画像形成装置が開示されている。このような補給トナ
ーに予めキャリアを混合した所謂プレミックス剤を用い
て現像剤の入れ替えを行う場合、例えばトナー濃度検知
手段によって現像剤中のトナー濃度が低くなった段階で
プレミックス剤を補給するわけであるから、プレミック
ス剤中のキャリア粒子に対するトナー粒子の割合は、現
像器中のキャリア粒子に対するトナー粒子の割合よりも
かなり大きくなるように調整される。このような調整に
より、現像器中の現像剤のトナー濃度の維持を図ること
ができる。
回避するために、特開平1―267683号公報では、
予めキャリア粒子とトナー粒子とを混合した補給用現像
剤を現像器へ供給し、当該現像器内でオーバーフローし
た現像剤を除去して回収することができるように、現像
剤補給容器と回収した現像剤をためる廃物溜めとを備え
た画像形成装置が開示されている。このような補給トナ
ーに予めキャリアを混合した所謂プレミックス剤を用い
て現像剤の入れ替えを行う場合、例えばトナー濃度検知
手段によって現像剤中のトナー濃度が低くなった段階で
プレミックス剤を補給するわけであるから、プレミック
ス剤中のキャリア粒子に対するトナー粒子の割合は、現
像器中のキャリア粒子に対するトナー粒子の割合よりも
かなり大きくなるように調整される。このような調整に
より、現像器中の現像剤のトナー濃度の維持を図ること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記劣化現
像剤の排出をオーバーフロー形式で行う場合には、次の
ような不具合がある。すなわち、オーバーフローした現
像剤を重力によって移動させているため、現像剤を収容
するスペース(廃物溜め)を、少なくともオーバーフロ
ー用の穴より低い位置に配置されていなければならず、
大量の回収現像剤を収容するスペースを確保できない場
合がある。また、オーバーフローして排出する現像剤の
量は、現像剤の流動性やトナー消費量の変動によって変
化しやすいため、現像剤の置換量が変動して現像容器内
の現像剤量が変動するおそれがある。このように現像器
内の現像剤量が変動すると、現像剤のトナー濃度が変化
したり、現像剤の帯電特性が変化したりするため、良好
な現像特性を維持することが難しくなり、画像の濃度不
良が発生することがある。特に、小型の現像器内に少量
の現像剤を入れる場合、現像剤量をつねに一定に保つこ
とが困難であった。
像剤の排出をオーバーフロー形式で行う場合には、次の
ような不具合がある。すなわち、オーバーフローした現
像剤を重力によって移動させているため、現像剤を収容
するスペース(廃物溜め)を、少なくともオーバーフロ
ー用の穴より低い位置に配置されていなければならず、
大量の回収現像剤を収容するスペースを確保できない場
合がある。また、オーバーフローして排出する現像剤の
量は、現像剤の流動性やトナー消費量の変動によって変
化しやすいため、現像剤の置換量が変動して現像容器内
の現像剤量が変動するおそれがある。このように現像器
内の現像剤量が変動すると、現像剤のトナー濃度が変化
したり、現像剤の帯電特性が変化したりするため、良好
な現像特性を維持することが難しくなり、画像の濃度不
良が発生することがある。特に、小型の現像器内に少量
の現像剤を入れる場合、現像剤量をつねに一定に保つこ
とが困難であった。
【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、現像器から回収した現像剤を収容
するスペースの自由度を増すことができるとともに、現
像剤の流動性やトナー消費量などに依存せずに一定量の
現像剤を回収し良好な現像特性を維持することができる
現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置
を提供することである。
であり、その目的は、現像器から回収した現像剤を収容
するスペースの自由度を増すことができるとともに、現
像剤の流動性やトナー消費量などに依存せずに一定量の
現像剤を回収し良好な現像特性を維持することができる
現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、磁性粒子及びトナー粒子を含む
現像剤で像担持体上の潜像を顕像化する現像器内に、磁
性粒子とトナー粒子とを混合した補給用現像剤を所定の
タイミングで補給し、該現像器内の現像剤の量が一定量
になるように該現像器内の過剰な現像剤の一部を排出し
て回収する現像方法において、該現像器内の過剰な現像
剤を磁力により排出して回収することを特徴とするもの
である。この現像方法において、現像器内の過剰な現像
剤を磁力により排出することにより、重力の向きに制約
されることなく過剰な現像剤を排出することができる。
更に、現像器内の現像剤の流動性やトナー消費量などに
依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性など
に依存することなく一定量の現像剤を排出して回収でき
る。
に、請求項1の発明は、磁性粒子及びトナー粒子を含む
現像剤で像担持体上の潜像を顕像化する現像器内に、磁
性粒子とトナー粒子とを混合した補給用現像剤を所定の
タイミングで補給し、該現像器内の現像剤の量が一定量
になるように該現像器内の過剰な現像剤の一部を排出し
て回収する現像方法において、該現像器内の過剰な現像
剤を磁力により排出して回収することを特徴とするもの
である。この現像方法において、現像器内の過剰な現像
剤を磁力により排出することにより、重力の向きに制約
されることなく過剰な現像剤を排出することができる。
更に、現像器内の現像剤の流動性やトナー消費量などに
依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性など
に依存することなく一定量の現像剤を排出して回収でき
る。
【0011】請求項2の発明は、磁性粒子及びトナー粒
子を含む現像剤で像担持体上の潜像を顕像化する現像器
と、該現像器に補給する磁性粒子とトナー粒子とを混合
した補給用現像剤を収容する補給容器と、該現像器から
排出される現像剤を回収する回収容器とを備えた現像装
置において、該現像器内の過剰な現像剤を磁力により該
回収容器に排出して回収する現像剤回収手段を設けたこ
とを特徴とするものである。この現像装置においては、
現像器内の過剰な現像剤を磁力により排出することによ
り、重力の向きに制約されることなく過剰な現像剤を排
出して任意の空きスペースに設置した回収容器に回収で
きる。更に、現像剤の流動性やトナー消費量などに依存
しない磁力を用いているので、現像剤の流動性などに依
存することなく一定量の現像剤を排出して回収容器に回
収できる。
子を含む現像剤で像担持体上の潜像を顕像化する現像器
と、該現像器に補給する磁性粒子とトナー粒子とを混合
した補給用現像剤を収容する補給容器と、該現像器から
排出される現像剤を回収する回収容器とを備えた現像装
置において、該現像器内の過剰な現像剤を磁力により該
回収容器に排出して回収する現像剤回収手段を設けたこ
とを特徴とするものである。この現像装置においては、
現像器内の過剰な現像剤を磁力により排出することによ
り、重力の向きに制約されることなく過剰な現像剤を排
出して任意の空きスペースに設置した回収容器に回収で
きる。更に、現像剤の流動性やトナー消費量などに依存
しない磁力を用いているので、現像剤の流動性などに依
存することなく一定量の現像剤を排出して回収容器に回
収できる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の現像装置に
おいて、上記現像剤回収手段を、上記現像器内の所定レ
ベル以上の現像剤を磁力で排出させるマグネット部材
と、該マグネット部材で排出させた現像剤を上記回収容
器に搬送する回収搬送手段とを用いて構成したことを特
徴とするものである。
おいて、上記現像剤回収手段を、上記現像器内の所定レ
ベル以上の現像剤を磁力で排出させるマグネット部材
と、該マグネット部材で排出させた現像剤を上記回収容
器に搬送する回収搬送手段とを用いて構成したことを特
徴とするものである。
【0013】この現像装置においては、現像器内の所定
レベル以上の現像剤をマグネット部材の磁力で排出さ
せ、該マグネット部材で排出させた現像剤を回収搬送手
段で回収容器に搬送する。
レベル以上の現像剤をマグネット部材の磁力で排出さ
せ、該マグネット部材で排出させた現像剤を回収搬送手
段で回収容器に搬送する。
【0014】請求項4の発明は、請求項2の現像装置に
おいて、上記現像剤排出手段を、上記現像器内の所定レ
ベル以上の現像剤を表面に磁力で吸着する回転可能なマ
グネットローラを用いて構成したことを特徴とするもの
である。この現像装置においては、現像器内の所定レベ
ル以上の現像剤をマグネットローラの表面に磁力で吸着
し、該マグネットローラの回転により該表面に吸着した
現像剤を回収容器に搬送する。
おいて、上記現像剤排出手段を、上記現像器内の所定レ
ベル以上の現像剤を表面に磁力で吸着する回転可能なマ
グネットローラを用いて構成したことを特徴とするもの
である。この現像装置においては、現像器内の所定レベ
ル以上の現像剤をマグネットローラの表面に磁力で吸着
し、該マグネットローラの回転により該表面に吸着した
現像剤を回収容器に搬送する。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の現像装置に
おいて、上記マグネットローラを、回転可能な円筒状の
スリーブと該スリーブの内部に固定されたマグネット部
材とを用いて構成したことを特徴とするものである。こ
の現像装置においては、円筒状のスリーブの内部に固定
したマグネット部材の磁力により、現像器内の所定レベ
ル以上の現像剤を該スリーブの表面に吸着し、該スリー
ブの回転により該表面に吸着した現像剤を回収容器に搬
送する。
おいて、上記マグネットローラを、回転可能な円筒状の
スリーブと該スリーブの内部に固定されたマグネット部
材とを用いて構成したことを特徴とするものである。こ
の現像装置においては、円筒状のスリーブの内部に固定
したマグネット部材の磁力により、現像器内の所定レベ
ル以上の現像剤を該スリーブの表面に吸着し、該スリー
ブの回転により該表面に吸着した現像剤を回収容器に搬
送する。
【0016】請求項6の発明は、請求項5の現像装置に
おいて、上記スリーブ表面の磁束密度分布を、上記現像
器からの排出位置で該現像器内の所定レベル以上の現像
剤を該表面に吸着させる磁力が発生し且つ上記回収容器
への回収位置で該表面に付着した現像剤を該回収容器に
向けて離脱させる磁力が発生するように設定したことを
特徴とするものである。この現像装置においては、スリ
ーブ表面上の磁束密度分布で生じた磁力により、現像器
内の所定レベル以上の現像剤を該表面に吸着させる。こ
のスリーブ表面に吸着した現像剤は、該スリーブの回転
により回収容器への回収位置に搬送される。そして、該
スリーブ表面上の磁束密度分布で生じた磁力により、該
表面に付着した現像剤を該回収容器に向けて離脱させて
回収する。
おいて、上記スリーブ表面の磁束密度分布を、上記現像
器からの排出位置で該現像器内の所定レベル以上の現像
剤を該表面に吸着させる磁力が発生し且つ上記回収容器
への回収位置で該表面に付着した現像剤を該回収容器に
向けて離脱させる磁力が発生するように設定したことを
特徴とするものである。この現像装置においては、スリ
ーブ表面上の磁束密度分布で生じた磁力により、現像器
内の所定レベル以上の現像剤を該表面に吸着させる。こ
のスリーブ表面に吸着した現像剤は、該スリーブの回転
により回収容器への回収位置に搬送される。そして、該
スリーブ表面上の磁束密度分布で生じた磁力により、該
表面に付着した現像剤を該回収容器に向けて離脱させて
回収する。
【0017】請求項7の発明は、請求項4、5又は6の
現像装置において、上記マグネットローラの表面に当接
して該表面に付着した現像剤を上記回収容器に掻き落と
す現像剤掻き落とし手段を設けたことを特徴とするもの
である。この現像装置においては、マグネットローラの
表面に当接する現像剤掻き落とし手段で該表面に付着し
た現像剤を回収容器に強制的に掻き落とす。
現像装置において、上記マグネットローラの表面に当接
して該表面に付着した現像剤を上記回収容器に掻き落と
す現像剤掻き落とし手段を設けたことを特徴とするもの
である。この現像装置においては、マグネットローラの
表面に当接する現像剤掻き落とし手段で該表面に付着し
た現像剤を回収容器に強制的に掻き落とす。
【0018】請求項8の発明は、請求項4、5又は6の
現像装置において、上記マグネットローラを、上記現像
器のケーシングに形成された現像剤排出口に配置し、該
マグネットローラと該ケーシングとの間隙をシールする
ように該マグネットローラの表面に当接する当接部材
を、該ケーシングに設けたことを特徴とするものであ
る。この現像装置においては、現像器のケーシングに形
成された現像剤排出口にマグネットローラを配置し、該
マグネットローラの表面に当接させるように設けた当接
部材により、該マグネットローラと該ケーシングとの間
隙をシールし、該間隙からの現像剤が過剰に流出しない
ようにする。
現像装置において、上記マグネットローラを、上記現像
器のケーシングに形成された現像剤排出口に配置し、該
マグネットローラと該ケーシングとの間隙をシールする
ように該マグネットローラの表面に当接する当接部材
を、該ケーシングに設けたことを特徴とするものであ
る。この現像装置においては、現像器のケーシングに形
成された現像剤排出口にマグネットローラを配置し、該
マグネットローラの表面に当接させるように設けた当接
部材により、該マグネットローラと該ケーシングとの間
隙をシールし、該間隙からの現像剤が過剰に流出しない
ようにする。
【0019】請求項9の発明は、請求項4、5又は6の
現像装置において、上記マグネットローラの回転駆動を
制御する制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。この現像装置においては、制御手段により、現像器
内の現像剤量の変化に応じてマグネットローラの回転駆
動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤を排出させ、該
現像器内の現像剤量が一定になるようにする。
現像装置において、上記マグネットローラの回転駆動を
制御する制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。この現像装置においては、制御手段により、現像器
内の現像剤量の変化に応じてマグネットローラの回転駆
動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤を排出させ、該
現像器内の現像剤量が一定になるようにする。
【0020】請求項10の発明は、請求項9の現像装置
において、上記現像器への現像剤の補給動作に基づい
て、上記マグネットローラの回転駆動を制御することを
特徴とするものである。この現像装置においては、現像
器への現像剤の補給動作に基づいてマグネットローラの
回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤を排出さ
せ、該現像器内の現像剤量が一定になるようにする。
において、上記現像器への現像剤の補給動作に基づい
て、上記マグネットローラの回転駆動を制御することを
特徴とするものである。この現像装置においては、現像
器への現像剤の補給動作に基づいてマグネットローラの
回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤を排出さ
せ、該現像器内の現像剤量が一定になるようにする。
【0021】請求項11の発明は、像担持体上に形成し
た潜像を、磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で顕像
化し、該像担持体上の顕像を転写材に転写するとととも
に、磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で像担持体上
の潜像を顕像化する現像器内に、磁性粒子とトナー粒子
とを混合した補給用現像剤を所定のタイミングで補給
し、該現像器内の現像剤の量が一定量になるように該現
像器内の過剰な現像剤の一部を排出して回収する画像形
成方法において、該現像器内の過剰な現像剤を磁力によ
り排出して回収することを特徴とするものである。この
画像形成方法において、現像器内の過剰な現像剤を磁力
により排出することにより、重力の向きに制約されるこ
となく過剰な現像剤を排出することができる。更に、現
像器内の現像剤の流動性やトナー消費量などに依存しな
い磁力を用いているので、現像剤の流動性などに依存す
ることなく一定量の現像剤を排出して回収できる。
た潜像を、磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で顕像
化し、該像担持体上の顕像を転写材に転写するとととも
に、磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で像担持体上
の潜像を顕像化する現像器内に、磁性粒子とトナー粒子
とを混合した補給用現像剤を所定のタイミングで補給
し、該現像器内の現像剤の量が一定量になるように該現
像器内の過剰な現像剤の一部を排出して回収する画像形
成方法において、該現像器内の過剰な現像剤を磁力によ
り排出して回収することを特徴とするものである。この
画像形成方法において、現像器内の過剰な現像剤を磁力
により排出することにより、重力の向きに制約されるこ
となく過剰な現像剤を排出することができる。更に、現
像器内の現像剤の流動性やトナー消費量などに依存しな
い磁力を用いているので、現像剤の流動性などに依存す
ることなく一定量の現像剤を排出して回収できる。
【0022】請求項12の発明は、像担持体上に潜像を
形成する潜像形成手段と、磁性粒子及びトナー粒子を含
む現像剤で該像担持体上の潜像を顕像化する現像器と、
該現像器に補給する磁性粒子とトナー粒子とを混合した
補給用現像剤を収容する補給容器と、該現像器から排出
される現像剤を回収する回収容器と、該像担持体上の顕
像を転写材に転写する転写手段とを備えた画像形成装置
において、該現像器内の過剰な現像剤を磁力により該回
収容器に排出して回収する現像剤回収手段を設けたこと
を特徴とするものである。この画像形成装置において
は、現像器内の過剰な現像剤を磁力により排出すること
により、重力の向きに制約されることなく過剰な現像剤
を排出して任意の空きスペースに設置した回収容器に回
収できる。更に、現像剤の流動性やトナー消費量などに
依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性など
に依存することなく一定量の現像剤を排出して回収容器
に回収できる。
形成する潜像形成手段と、磁性粒子及びトナー粒子を含
む現像剤で該像担持体上の潜像を顕像化する現像器と、
該現像器に補給する磁性粒子とトナー粒子とを混合した
補給用現像剤を収容する補給容器と、該現像器から排出
される現像剤を回収する回収容器と、該像担持体上の顕
像を転写材に転写する転写手段とを備えた画像形成装置
において、該現像器内の過剰な現像剤を磁力により該回
収容器に排出して回収する現像剤回収手段を設けたこと
を特徴とするものである。この画像形成装置において
は、現像器内の過剰な現像剤を磁力により排出すること
により、重力の向きに制約されることなく過剰な現像剤
を排出して任意の空きスペースに設置した回収容器に回
収できる。更に、現像剤の流動性やトナー消費量などに
依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性など
に依存することなく一定量の現像剤を排出して回収容器
に回収できる。
【0023】請求項13の発明は、請求項12の画像形
成装置において、上記現像剤回収手段を、上記現像器内
の所定レベル以上の現像剤を磁力で排出させるマグネッ
ト部材と、該マグネット部材で排出させた現像剤を上記
回収容器に搬送する回収搬送手段とを用いて構成したこ
とを特徴とするものである。この画像形成装置において
は、現像器内の所定レベル以上の現像剤をマグネット部
材の磁力で排出させ、該マグネット部材で排出させた現
像剤を回収搬送手段で回収容器に搬送する。
成装置において、上記現像剤回収手段を、上記現像器内
の所定レベル以上の現像剤を磁力で排出させるマグネッ
ト部材と、該マグネット部材で排出させた現像剤を上記
回収容器に搬送する回収搬送手段とを用いて構成したこ
とを特徴とするものである。この画像形成装置において
は、現像器内の所定レベル以上の現像剤をマグネット部
材の磁力で排出させ、該マグネット部材で排出させた現
像剤を回収搬送手段で回収容器に搬送する。
【0024】請求項14の発明は、請求項12の画像形
成装置において、上記現像剤排出手段を、上記現像器内
の所定レベル以上の現像剤を表面に磁力で吸着する回転
可能なマグネットローラを用いて構成したことを特徴と
するものである。この画像形成装置においては、現像器
内の所定レベル以上の現像剤をマグネットローラの表面
に磁力で吸着し、該マグネットローラの回転により該表
面に吸着した現像剤を回収容器に搬送する。
成装置において、上記現像剤排出手段を、上記現像器内
の所定レベル以上の現像剤を表面に磁力で吸着する回転
可能なマグネットローラを用いて構成したことを特徴と
するものである。この画像形成装置においては、現像器
内の所定レベル以上の現像剤をマグネットローラの表面
に磁力で吸着し、該マグネットローラの回転により該表
面に吸着した現像剤を回収容器に搬送する。
【0025】請求項15の発明は、請求項14の画像形
成装置において、上記マグネットローラを、回転可能な
円筒状のスリーブと該スリーブの内部に固定されたマグ
ネット部材とを用いて構成したことを特徴とするもので
ある。この画像形成装置においては、円筒状のスリーブ
の内部に固定したマグネット部材の磁力により、現像器
内の所定レベル以上の現像剤を該スリーブの表面に吸着
し、該スリーブの回転により該表面に吸着した現像剤を
回収容器に搬送する。
成装置において、上記マグネットローラを、回転可能な
円筒状のスリーブと該スリーブの内部に固定されたマグ
ネット部材とを用いて構成したことを特徴とするもので
ある。この画像形成装置においては、円筒状のスリーブ
の内部に固定したマグネット部材の磁力により、現像器
内の所定レベル以上の現像剤を該スリーブの表面に吸着
し、該スリーブの回転により該表面に吸着した現像剤を
回収容器に搬送する。
【0026】請求項16の発明は、請求項15の画像形
成装置において、上記スリーブ表面の磁束密度分布を、
上記現像器からの排出位置で該現像器内の所定レベル以
上の現像剤を該表面に吸着させる磁力が発生し且つ上記
回収容器への回収位置で該表面に付着した現像剤を該回
収容器に向けて離脱させる磁力が発生するように設定し
たことを特徴とするものである。この画像形成装置にお
いては、スリーブ表面上の磁束密度分布で生じた磁力に
より、現像器内の所定レベル以上の現像剤を該表面に吸
着させる。このスリーブ表面に吸着した現像剤は、該ス
リーブの回転により回収容器への回収位置に搬送され
る。そして、該スリーブ表面上の磁束密度分布で生じた
磁力により、該表面に付着した現像剤を該回収容器に向
けて離脱させて回収する。
成装置において、上記スリーブ表面の磁束密度分布を、
上記現像器からの排出位置で該現像器内の所定レベル以
上の現像剤を該表面に吸着させる磁力が発生し且つ上記
回収容器への回収位置で該表面に付着した現像剤を該回
収容器に向けて離脱させる磁力が発生するように設定し
たことを特徴とするものである。この画像形成装置にお
いては、スリーブ表面上の磁束密度分布で生じた磁力に
より、現像器内の所定レベル以上の現像剤を該表面に吸
着させる。このスリーブ表面に吸着した現像剤は、該ス
リーブの回転により回収容器への回収位置に搬送され
る。そして、該スリーブ表面上の磁束密度分布で生じた
磁力により、該表面に付着した現像剤を該回収容器に向
けて離脱させて回収する。
【0027】請求項17の発明は、請求項14、15又
は16の画像形成装置において、上記マグネットローラ
の表面に当接して該表面に付着した現像剤を上記回収容
器に掻き落とす現像剤掻き落とし手段を設けたことを特
徴とするものである。この画像形成装置においては、マ
グネットローラの表面に当接する現像剤掻き落とし手段
で該表面に付着した現像剤を回収容器に強制的に掻き落
とす。
は16の画像形成装置において、上記マグネットローラ
の表面に当接して該表面に付着した現像剤を上記回収容
器に掻き落とす現像剤掻き落とし手段を設けたことを特
徴とするものである。この画像形成装置においては、マ
グネットローラの表面に当接する現像剤掻き落とし手段
で該表面に付着した現像剤を回収容器に強制的に掻き落
とす。
【0028】請求項18の発明は、請求項14、15又
は16の画像形成装置において、上記マグネットローラ
を、上記現像器のケーシングに形成された現像剤排出口
に配置し、該マグネットローラと該ケーシングとの間隙
をシールするように該マグネットローラの表面に当接す
る当接部材を、該ケーシングに設けたことを特徴とする
ものである。この画像形成装置においては、現像器のケ
ーシングに形成された現像剤排出口にマグネットローラ
を配置し、該マグネットローラの表面に当接させるよう
に設けた当接部材により、該マグネットローラと該ケー
シングとの間隙をシールし、該間隙からの現像剤が過剰
に流出しないようにする。
は16の画像形成装置において、上記マグネットローラ
を、上記現像器のケーシングに形成された現像剤排出口
に配置し、該マグネットローラと該ケーシングとの間隙
をシールするように該マグネットローラの表面に当接す
る当接部材を、該ケーシングに設けたことを特徴とする
ものである。この画像形成装置においては、現像器のケ
ーシングに形成された現像剤排出口にマグネットローラ
を配置し、該マグネットローラの表面に当接させるよう
に設けた当接部材により、該マグネットローラと該ケー
シングとの間隙をシールし、該間隙からの現像剤が過剰
に流出しないようにする。
【0029】請求項19の発明は、請求項14、15又
は16の画像形成装置において、上記マグネットローラ
の回転駆動を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
るものである。この画像形成装置においては、制御手段
により、現像器内の現像剤量の変化に応じてマグネット
ローラの回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤
を排出させ、該現像器内の現像剤量が一定になるように
する。
は16の画像形成装置において、上記マグネットローラ
の回転駆動を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
るものである。この画像形成装置においては、制御手段
により、現像器内の現像剤量の変化に応じてマグネット
ローラの回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤
を排出させ、該現像器内の現像剤量が一定になるように
する。
【0030】請求項20の発明は、請求項19の画像形
成装置において、上記現像器への現像剤の補給動作に基
づいて、上記マグネットローラの回転駆動を制御するこ
とを特徴とするものである。この画像形成装置において
は、現像器への現像剤の補給動作に基づいてマグネット
ローラの回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤
を排出させ、該現像器内の現像剤量が一定になるように
する。
成装置において、上記現像器への現像剤の補給動作に基
づいて、上記マグネットローラの回転駆動を制御するこ
とを特徴とするものである。この画像形成装置において
は、現像器への現像剤の補給動作に基づいてマグネット
ローラの回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤
を排出させ、該現像器内の現像剤量が一定になるように
する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置とし
ての電子写真方式の複写機に適用した実施形態について
説明する。図2(a)は本実施形態に係る複写機の全体
構成図であり、図2(b)は同複写機の画像形成部の概
略構成図である。この複写機の画像形成プロセスでは、
まず潜像担持体としてのドラム状の感光体1の表面が帯
電器2によって均一に帯電され、感光体1の表面に、ス
キャナーユニット3,4,5、レンズ6、ミラー7など
からなる光学系による光照射で静電潜像が形成される。
この帯電器2及び該光学系により潜像形成手段が構成さ
れている。次いで、上記感光体1上の静電潜像が現像器
8との対向位置を経過する際に、トナー粒子(以下、
「トナー」という。)の選択的な付着によって該静電潜
像が顕像化されてトナー像となる。このトナー像が、給
紙カセット9,10から給紙コロ11,12及び中間搬
送ローラ対13,14でタイミングを合わせて搬送され
てきた転写材としての記録紙と重ね合わされ、転写手段
としての転写器15により該記録紙上に転写される。ト
ナー像が転写された記録紙は搬送ベルトによって定着器
16へ送られる。転写トナー像は定着器16を通過する
ことによって記録紙上に固着され、該記録紙は排紙部1
7へ送り出される。一方、転写処理後の感光体1はクリ
ーニング装置18によって残留トナーを除去され、感光
体1上の残留電荷が除電器19によって除電される。
ての電子写真方式の複写機に適用した実施形態について
説明する。図2(a)は本実施形態に係る複写機の全体
構成図であり、図2(b)は同複写機の画像形成部の概
略構成図である。この複写機の画像形成プロセスでは、
まず潜像担持体としてのドラム状の感光体1の表面が帯
電器2によって均一に帯電され、感光体1の表面に、ス
キャナーユニット3,4,5、レンズ6、ミラー7など
からなる光学系による光照射で静電潜像が形成される。
この帯電器2及び該光学系により潜像形成手段が構成さ
れている。次いで、上記感光体1上の静電潜像が現像器
8との対向位置を経過する際に、トナー粒子(以下、
「トナー」という。)の選択的な付着によって該静電潜
像が顕像化されてトナー像となる。このトナー像が、給
紙カセット9,10から給紙コロ11,12及び中間搬
送ローラ対13,14でタイミングを合わせて搬送され
てきた転写材としての記録紙と重ね合わされ、転写手段
としての転写器15により該記録紙上に転写される。ト
ナー像が転写された記録紙は搬送ベルトによって定着器
16へ送られる。転写トナー像は定着器16を通過する
ことによって記録紙上に固着され、該記録紙は排紙部1
7へ送り出される。一方、転写処理後の感光体1はクリ
ーニング装置18によって残留トナーを除去され、感光
体1上の残留電荷が除電器19によって除電される。
【0032】この一連の画像形成プロセスにおいて、ト
ナーの含有率が重量比で2〜3%である磁性粒子として
のキャリアとトナーとを含む乾式2成分系現像剤を収容
する現像器8では、ケーシング20内に貯蔵された現像
剤が、搬送スクリュー21a,21bによって攪拌され
ながら帯電し、ロール状のマグネット部材を内蔵する現
像剤担持体としての現像スリーブ22に汲み上げられて
磁気ブラシを形成する。現像スリーブ22に保持された
磁気ブラシは、ドクターブレード23によってその量や
高さが規制される。その後、磁気ブラシは、現像スリー
ブ22表面と感光体1表面とが最も接近する現像領域に
搬送され、摩擦帯電されたトナーが、逆極性に帯電した
感光体1上の静電潜像に引き寄せられ、現像が行われ
る。ドクターブレード23で掻き取られた現像剤は搬送
スクリュー21aに向かって落下する。
ナーの含有率が重量比で2〜3%である磁性粒子として
のキャリアとトナーとを含む乾式2成分系現像剤を収容
する現像器8では、ケーシング20内に貯蔵された現像
剤が、搬送スクリュー21a,21bによって攪拌され
ながら帯電し、ロール状のマグネット部材を内蔵する現
像剤担持体としての現像スリーブ22に汲み上げられて
磁気ブラシを形成する。現像スリーブ22に保持された
磁気ブラシは、ドクターブレード23によってその量や
高さが規制される。その後、磁気ブラシは、現像スリー
ブ22表面と感光体1表面とが最も接近する現像領域に
搬送され、摩擦帯電されたトナーが、逆極性に帯電した
感光体1上の静電潜像に引き寄せられ、現像が行われ
る。ドクターブレード23で掻き取られた現像剤は搬送
スクリュー21aに向かって落下する。
【0033】上記現像プロセスによりトナーが消費され
ると、トナー濃度センサ25の出力信号などに基づい
て、補給容器としてのトナーボトル24中のフレッシュ
トナーが、現像器8内へ少量ずつ適宜補給される。この
トナーボトル24の内壁には螺旋状の突起が形成されて
おり、図示しない回転駆動機構でトナーボトル24を所
定方向に回転させると、該ボトル内のトナーが補給口の
方向に移動する。そして、現像器8との連結部に設けら
れたシャッターを開いて自重で落下させたり、あるいは
該連結部の補給ローラを駆動したりすることにより、現
像器8内にトナーを補給することができる。上記螺旋状
の突起を有する回転駆動可能なトナーボトルを用いる代
わりに、トナーボトル内に回転駆動可能なスプリングを
内蔵し、該スプリングを回転させることにより補給口の
方向にトナーを移動させるように構成してもよい。
ると、トナー濃度センサ25の出力信号などに基づい
て、補給容器としてのトナーボトル24中のフレッシュ
トナーが、現像器8内へ少量ずつ適宜補給される。この
トナーボトル24の内壁には螺旋状の突起が形成されて
おり、図示しない回転駆動機構でトナーボトル24を所
定方向に回転させると、該ボトル内のトナーが補給口の
方向に移動する。そして、現像器8との連結部に設けら
れたシャッターを開いて自重で落下させたり、あるいは
該連結部の補給ローラを駆動したりすることにより、現
像器8内にトナーを補給することができる。上記螺旋状
の突起を有する回転駆動可能なトナーボトルを用いる代
わりに、トナーボトル内に回転駆動可能なスプリングを
内蔵し、該スプリングを回転させることにより補給口の
方向にトナーを移動させるように構成してもよい。
【0034】上記トナーボトル24中には、キャリアも
含まれており、キャリアとフレッシュトナーとにより補
給用現像剤としてのプレミックス剤を構成している。プ
レミックス剤中のキャリアに対するトナーの割合は、現
像器中のキャリアに対するトナー粒子の割合よりも多く
なっている。このように消費されたトナー分を補給する
ためにプレミックス剤を供給すると、キャリアはなくな
らないので、現像器8内の現像剤量(剤レベル)は徐々
に高くなる。
含まれており、キャリアとフレッシュトナーとにより補
給用現像剤としてのプレミックス剤を構成している。プ
レミックス剤中のキャリアに対するトナーの割合は、現
像器中のキャリアに対するトナー粒子の割合よりも多く
なっている。このように消費されたトナー分を補給する
ためにプレミックス剤を供給すると、キャリアはなくな
らないので、現像器8内の現像剤量(剤レベル)は徐々
に高くなる。
【0035】そこで、本実施形態では、現像器8内の現
像剤量を一定にするために、現像器8から排出される現
像剤を回収する回収容器と、現像器8内の過剰な現像剤
を磁力により該回収容器に排出して回収する現像剤回収
手段とを設けている。
像剤量を一定にするために、現像器8から排出される現
像剤を回収する回収容器と、現像器8内の過剰な現像剤
を磁力により該回収容器に排出して回収する現像剤回収
手段とを設けている。
【0036】図1(a)は本実施形態に係る現像装置の
概略構成図であり、図1(b)は同現像装置を含む画像
形成ユニットの斜視図である。この現像装置は、上記現
像剤回収手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端
部の上方に、現像器8内の所定レベル以上の現像剤50
を磁力で汲み上げて排出させるマグネット部材101
と、該マグネット部材101で排出させた現像剤50を
回収容器に搬送する回収搬送手段とを設けている。この
回収搬送手段は、断面がU字形状の搬送ガイド部材10
2と回収用搬送スクリュー103とを用いて構成されて
いる。なお、図1において上側のケーシングについては
図示を省略している。
概略構成図であり、図1(b)は同現像装置を含む画像
形成ユニットの斜視図である。この現像装置は、上記現
像剤回収手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端
部の上方に、現像器8内の所定レベル以上の現像剤50
を磁力で汲み上げて排出させるマグネット部材101
と、該マグネット部材101で排出させた現像剤50を
回収容器に搬送する回収搬送手段とを設けている。この
回収搬送手段は、断面がU字形状の搬送ガイド部材10
2と回収用搬送スクリュー103とを用いて構成されて
いる。なお、図1において上側のケーシングについては
図示を省略している。
【0037】上記構成の現像装置において現像器8内に
プレミックス剤を供給すると、現像器8内の剤レベルが
徐々に高くなり、マグネット部材101の磁力がおよぶ
領域に達したとき、現像剤50の一部が上方に引っ張ら
れ、吸引口102aから搬送ガイド部材102内に吸引
され、回収用スクリュー103により搬送される。搬送
された現像剤は、搬送ガイド部材102の終端部付近に
設けた排出口102bから排出され、回収容器104に
回収される。このように現像器8内に新しいキャリアを
含む現像剤が少しずつ補給されとともに、現像器8内の
現像剤が少しずつ排出されることにより、現像器8内の
現像剤の劣化が防止され、複写機本体の寿命が尽きるま
でキャリア交換を特別に行う必要がなくなる。
プレミックス剤を供給すると、現像器8内の剤レベルが
徐々に高くなり、マグネット部材101の磁力がおよぶ
領域に達したとき、現像剤50の一部が上方に引っ張ら
れ、吸引口102aから搬送ガイド部材102内に吸引
され、回収用スクリュー103により搬送される。搬送
された現像剤は、搬送ガイド部材102の終端部付近に
設けた排出口102bから排出され、回収容器104に
回収される。このように現像器8内に新しいキャリアを
含む現像剤が少しずつ補給されとともに、現像器8内の
現像剤が少しずつ排出されることにより、現像器8内の
現像剤の劣化が防止され、複写機本体の寿命が尽きるま
でキャリア交換を特別に行う必要がなくなる。
【0038】以上、本実施形態によれば、現像器8内の
過剰な現像剤50を比較的安価なマグネット部材101
の磁力により排出することにより、重力の向きに制約さ
れることなく過剰な現像剤50を排出し、画像形成ユニ
ットの端部の空きスペースに設けた回収容器104に回
収できる。しかも、現像器8内の現像剤の流動性やトナ
ー消費量などに依存しない磁力を用いているので、現像
剤の流動性などに依存することなく一定量の現像剤を回
収し、良好な現像特性を維持することができる。
過剰な現像剤50を比較的安価なマグネット部材101
の磁力により排出することにより、重力の向きに制約さ
れることなく過剰な現像剤50を排出し、画像形成ユニ
ットの端部の空きスペースに設けた回収容器104に回
収できる。しかも、現像器8内の現像剤の流動性やトナ
ー消費量などに依存しない磁力を用いているので、現像
剤の流動性などに依存することなく一定量の現像剤を回
収し、良好な現像特性を維持することができる。
【0039】図3(a)は他の実施形態に係る複写機に
おける現像装置の概略構成図であり、図3(b)は同現
像装置を含む画像形成ユニットの斜視図である。複写機
の全体構成は前述の図2と同様であるので、それらの説
明は省略する。なお、図3において上側のケーシングに
ついては図示を省略している。
おける現像装置の概略構成図であり、図3(b)は同現
像装置を含む画像形成ユニットの斜視図である。複写機
の全体構成は前述の図2と同様であるので、それらの説
明は省略する。なお、図3において上側のケーシングに
ついては図示を省略している。
【0040】本実施形態の現像装置は、上記現像剤回収
手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端部の近傍
に、マグネットローラ201を設けている。このマグネ
ットローラ201の外周面は、周方向にS極及びN極が
並ぶように着磁されている。この現像器8にプレミック
ス剤を供給すると、現像器8内の剤レベルが徐々に高く
なり、マグネットローラ201の磁力がおよぶ領域に達
したとき、現像剤50の一部がマグネットローラ201
の外周面に微量ずつ付着し、マグネットローラ201が
回転することにより円周方向に搬送される。搬送された
過剰な現像剤50は、マグネットローラ201にカウン
ター方向に当接された現像剤掻き取り手段としてのスク
レーパ202によりマグネットローラ201の外周面か
ら掻き落とされ、回収容器203に回収される。
手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端部の近傍
に、マグネットローラ201を設けている。このマグネ
ットローラ201の外周面は、周方向にS極及びN極が
並ぶように着磁されている。この現像器8にプレミック
ス剤を供給すると、現像器8内の剤レベルが徐々に高く
なり、マグネットローラ201の磁力がおよぶ領域に達
したとき、現像剤50の一部がマグネットローラ201
の外周面に微量ずつ付着し、マグネットローラ201が
回転することにより円周方向に搬送される。搬送された
過剰な現像剤50は、マグネットローラ201にカウン
ター方向に当接された現像剤掻き取り手段としてのスク
レーパ202によりマグネットローラ201の外周面か
ら掻き落とされ、回収容器203に回収される。
【0041】以上、本実施形態によれば、現像器8内の
過剰な現像剤50をマグネットローラ201の磁力によ
り排出することにより、重力の向きに制約されることな
く過剰な現像剤50を排出し、画像形成ユニットの端部
の空きスペースに設けた回収容器203に回収できる。
しかも、現像器8内の現像剤の流動性やトナー消費量な
どに依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性
などに依存することなく一定量の現像剤を回収し、良好
な現像特性を維持することができる。特に、本実施形態
によれば、上記マグネットローラ201の磁力により該
ローラ201の表面に現像剤50を少量ずつ継続的に吸
着して回収容器203に搬送することができるので、現
像剤のより安定した回収が可能となる。
過剰な現像剤50をマグネットローラ201の磁力によ
り排出することにより、重力の向きに制約されることな
く過剰な現像剤50を排出し、画像形成ユニットの端部
の空きスペースに設けた回収容器203に回収できる。
しかも、現像器8内の現像剤の流動性やトナー消費量な
どに依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性
などに依存することなく一定量の現像剤を回収し、良好
な現像特性を維持することができる。特に、本実施形態
によれば、上記マグネットローラ201の磁力により該
ローラ201の表面に現像剤50を少量ずつ継続的に吸
着して回収容器203に搬送することができるので、現
像剤のより安定した回収が可能となる。
【0042】図4は更に他の実施形態に係る複写機にお
ける現像装置の概略構成図である。複写機の全体構成は
前述の図2と同様であるので、それらの説明は省略す
る。
ける現像装置の概略構成図である。複写機の全体構成は
前述の図2と同様であるので、それらの説明は省略す
る。
【0043】本実施形態の現像装置は、上記現像剤回収
手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端部の近傍
の上ケーシング20aに形成された現像剤排出口20b
に、マグネットローラ201を設けている。そして、マ
グネットローラ201と上ケーシング20aとの間隙を
シールするようにマグネットローラ201の表面に当接
する弾性体からなる当接部材204を、上ケーシング2
0aに取り付けている。この当接部材204とスクレー
パ202とにより、マグネットローラ201と上ケーシ
ング20aとの間隙がシールされる。
手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端部の近傍
の上ケーシング20aに形成された現像剤排出口20b
に、マグネットローラ201を設けている。そして、マ
グネットローラ201と上ケーシング20aとの間隙を
シールするようにマグネットローラ201の表面に当接
する弾性体からなる当接部材204を、上ケーシング2
0aに取り付けている。この当接部材204とスクレー
パ202とにより、マグネットローラ201と上ケーシ
ング20aとの間隙がシールされる。
【0044】以上、本実施形態によれば、現像器8内の
過剰な現像剤50をマグネットローラ201の磁力によ
り排出することにより、重力の向きに制約されることな
く過剰な現像剤50を排出して画像形成ユニットの端部
の空きスペースに設けた回収容器203に回収できる。
しかも、現像器8内の現像剤の流動性やトナー消費量な
どに依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性
などに依存することなく一定量の現像剤を回収し、良好
な現像特性を維持することができる。特に、本実施形態
によれば、当接部材204とスクレーバ202とによ
り、マグネットローラ201と上ケーシング20aとの
間隙がシールされるので、本現像器8を含む画像形成ユ
ニットの移動などによって現像器8内の現像剤がマグネ
ットローラ301側に偏って存在するような場合でも、
現像器8から現像剤50が過剰に流出するのを防止する
ことができる。
過剰な現像剤50をマグネットローラ201の磁力によ
り排出することにより、重力の向きに制約されることな
く過剰な現像剤50を排出して画像形成ユニットの端部
の空きスペースに設けた回収容器203に回収できる。
しかも、現像器8内の現像剤の流動性やトナー消費量な
どに依存しない磁力を用いているので、現像剤の流動性
などに依存することなく一定量の現像剤を回収し、良好
な現像特性を維持することができる。特に、本実施形態
によれば、当接部材204とスクレーバ202とによ
り、マグネットローラ201と上ケーシング20aとの
間隙がシールされるので、本現像器8を含む画像形成ユ
ニットの移動などによって現像器8内の現像剤がマグネ
ットローラ301側に偏って存在するような場合でも、
現像器8から現像剤50が過剰に流出するのを防止する
ことができる。
【0045】図5(a)は更に他の実施形態に係る複写
機における現像装置の概略構成図であり、図5(b)は
同現像装置に用いた現像ローラ表面の磁束密度分布を示
す説明図である。複写機の全体構成は前述の図2と同様
であるので、それらの説明は省略する。
機における現像装置の概略構成図であり、図5(b)は
同現像装置に用いた現像ローラ表面の磁束密度分布を示
す説明図である。複写機の全体構成は前述の図2と同様
であるので、それらの説明は省略する。
【0046】本実施形態の現像装置は、上記現像剤回収
手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端部の近傍
の上ケーシング20aに形成された現像剤排出口20b
にマグネットローラ301を設けている。このマグネッ
トローラ301は、回転可能なスリーブ301aと該ス
リーブ301aの内部に固定されているロール状のマグ
ネット部材301bとにより構成されている。このスリ
ーブ301aの表面上の磁束密度分布は、図5(b)に
示すように、角度に応じて異なる磁束密度になってい
る。図5(a)のマグネットローラ301におけるX方
向は、図5(b)におけるX方向に対応している。この
スリーブ301a表面には所定の磁極(N1極、S2
極、N3極、S4極、N5極)が形成されるように磁束
密度分布が設定されている。この磁束密度分布により、
現像器8からの排出位置で現像器8内の所定レベル以上
の現像剤50を該表面に吸着させるとともに、回収容器
302への回収位置で該表面に付着した現像剤50を回
収容器302に向けて離脱させることができる。
手段として、搬送スクリュー21bの軸方向端部の近傍
の上ケーシング20aに形成された現像剤排出口20b
にマグネットローラ301を設けている。このマグネッ
トローラ301は、回転可能なスリーブ301aと該ス
リーブ301aの内部に固定されているロール状のマグ
ネット部材301bとにより構成されている。このスリ
ーブ301aの表面上の磁束密度分布は、図5(b)に
示すように、角度に応じて異なる磁束密度になってい
る。図5(a)のマグネットローラ301におけるX方
向は、図5(b)におけるX方向に対応している。この
スリーブ301a表面には所定の磁極(N1極、S2
極、N3極、S4極、N5極)が形成されるように磁束
密度分布が設定されている。この磁束密度分布により、
現像器8からの排出位置で現像器8内の所定レベル以上
の現像剤50を該表面に吸着させるとともに、回収容器
302への回収位置で該表面に付着した現像剤50を回
収容器302に向けて離脱させることができる。
【0047】この現像器8にプレミックス剤を供給する
と、現像器8内の剤レベルが徐々に高くなり、マグネッ
トローラ301の磁力がおよぶ領域に達したとき、現像
剤50の一部がマグネットローラ301の外周面上の磁
極(S2極及びN3極)の部分に付着する。そして、マ
グネットローラ301が回転することにより、外周面上
の磁極(S4極及びN5極)により円周方向に搬送され
る。磁極N5極とN1極との間は磁束密度が低くなって
おり、マグネットローラ301の外周面上の現像剤50
は前述のスクレーパ等を使う必要もなく掻き取られ、回
収容器302に回収される。また、マグネットローラ3
01が非回転状態の時は、磁極N1極及びS4極が現像
剤50を引き寄せ、上ケーシング20aの端部及び下ケ
ーシング20bの端部との微少隙間を埋める。このた
め、現像器8を含む画像形成ユニットの移動などによっ
て現像器8内の現像剤がマグネットローラ301側に偏
って存在するような場合でも、現像器8から現像剤50
が過剰に流出するのを防止することができる。
と、現像器8内の剤レベルが徐々に高くなり、マグネッ
トローラ301の磁力がおよぶ領域に達したとき、現像
剤50の一部がマグネットローラ301の外周面上の磁
極(S2極及びN3極)の部分に付着する。そして、マ
グネットローラ301が回転することにより、外周面上
の磁極(S4極及びN5極)により円周方向に搬送され
る。磁極N5極とN1極との間は磁束密度が低くなって
おり、マグネットローラ301の外周面上の現像剤50
は前述のスクレーパ等を使う必要もなく掻き取られ、回
収容器302に回収される。また、マグネットローラ3
01が非回転状態の時は、磁極N1極及びS4極が現像
剤50を引き寄せ、上ケーシング20aの端部及び下ケ
ーシング20bの端部との微少隙間を埋める。このた
め、現像器8を含む画像形成ユニットの移動などによっ
て現像器8内の現像剤がマグネットローラ301側に偏
って存在するような場合でも、現像器8から現像剤50
が過剰に流出するのを防止することができる。
【0048】なお、上記各実施形態において、回収用搬
送スクリュー103やマグネットローラ201、301
の回転駆動を、現像剤補給動作の信号とリンクさせてO
N/OFF制御を行なったり、複写機本体の電源ONと
リンクさせてON/OFF制御を行なったりしてもよ
い。この制御により、現像器8への現像剤の補給動作に
よる現像剤量の変化に応じて、現像器8内の現像剤量を
一定にすることができる。
送スクリュー103やマグネットローラ201、301
の回転駆動を、現像剤補給動作の信号とリンクさせてO
N/OFF制御を行なったり、複写機本体の電源ONと
リンクさせてON/OFF制御を行なったりしてもよ
い。この制御により、現像器8への現像剤の補給動作に
よる現像剤量の変化に応じて、現像器8内の現像剤量を
一定にすることができる。
【0049】図6は、上記マグネットローラ201,3
01の回転駆動を制御する制御系の一構成例を示すブロ
ック図である。この制御系は、CPU、RAM、RO
M、I/Oインタフェースなどからなる制御手段として
の制御装置401を備えている。この制御装置401に
は、複写機本体の電源スイッチ402及びトナー濃度セ
ンサ25が接続され、電源ON/OFFの信号及び現像
器8のトナー濃度センサ25からの信号が入力される。
また、制御装置401には、マグネットローラ201,
301を回転駆動する回転駆動装置403と、上記プレ
ミックス剤を収容したトナーボトル24や補給ローラを
回転駆動する補給機構とが接続されている。この制御系
において、プレミックス剤を補給している時間帯のみマ
グネットローラ201、301の回転駆動をONし、他
の時間帯はOFFする。このようにマグネットローラ2
01、301の回転駆動を制御することにより、現像器
8への現像剤の補給動作による現像剤量の変化に応じ
て、現像器8内の現像剤量を一定にすることができる。
また、複写機の電源をONしたときにマグネットローラ
201、301をONするように制御し、複写機の使用
開始時に現像器8内の現像剤量が常に一定量になるよう
にしてもよい。
01の回転駆動を制御する制御系の一構成例を示すブロ
ック図である。この制御系は、CPU、RAM、RO
M、I/Oインタフェースなどからなる制御手段として
の制御装置401を備えている。この制御装置401に
は、複写機本体の電源スイッチ402及びトナー濃度セ
ンサ25が接続され、電源ON/OFFの信号及び現像
器8のトナー濃度センサ25からの信号が入力される。
また、制御装置401には、マグネットローラ201,
301を回転駆動する回転駆動装置403と、上記プレ
ミックス剤を収容したトナーボトル24や補給ローラを
回転駆動する補給機構とが接続されている。この制御系
において、プレミックス剤を補給している時間帯のみマ
グネットローラ201、301の回転駆動をONし、他
の時間帯はOFFする。このようにマグネットローラ2
01、301の回転駆動を制御することにより、現像器
8への現像剤の補給動作による現像剤量の変化に応じ
て、現像器8内の現像剤量を一定にすることができる。
また、複写機の電源をONしたときにマグネットローラ
201、301をONするように制御し、複写機の使用
開始時に現像器8内の現像剤量が常に一定量になるよう
にしてもよい。
【0050】また、上記各実施形態では、現像器を含む
画像形成ユニットを1組だけ備えた複写機の場合につい
て説明したが、本発明は、複写機以外のプリンター、F
AXなどの画像形成装置の場合にも適用できるものであ
る。また、本発明は、4色(シアン、イエロー、マゼン
タ、ブラック)のトナーをそれぞれ収容した4つの現像
器を備えたカラー画像形成装置にも適用できるものであ
る。例えば、上記画像形成ユニットを各色(シアン、イ
エロー、マゼンタ、ブラック)ごとに備え、各画像形成
ユニットの感光体に形成されたトナー像を記録紙に直接
重ね合わせて転写したり、あるいは各画像形成ユニット
の感光体上のトナー像を中間転写ベルトを介して記録紙
に重ね合わせて転写したりすることにより、該記録紙上
にカラー画像を形成するカラー画像形成装置にも適用で
きるものである。
画像形成ユニットを1組だけ備えた複写機の場合につい
て説明したが、本発明は、複写機以外のプリンター、F
AXなどの画像形成装置の場合にも適用できるものであ
る。また、本発明は、4色(シアン、イエロー、マゼン
タ、ブラック)のトナーをそれぞれ収容した4つの現像
器を備えたカラー画像形成装置にも適用できるものであ
る。例えば、上記画像形成ユニットを各色(シアン、イ
エロー、マゼンタ、ブラック)ごとに備え、各画像形成
ユニットの感光体に形成されたトナー像を記録紙に直接
重ね合わせて転写したり、あるいは各画像形成ユニット
の感光体上のトナー像を中間転写ベルトを介して記録紙
に重ね合わせて転写したりすることにより、該記録紙上
にカラー画像を形成するカラー画像形成装置にも適用で
きるものである。
【0051】
【発明の効果】請求項1乃至20の発明によれば、現像
器内の過剰な現像剤を磁力により排出することにより、
重力の向きに制約されることなく過剰な現像剤を排出し
て任意の空きスペースに回収できるので、現像器から回
収した現像剤を収容するスペースの自由度を増すことが
できる。しかも、現像器内の現像剤の流動性やトナー消
費量などに依存しない磁力を用いているので、現像剤の
流動性などに依存することなく一定量の現像剤を回収
し、良好な現像特性を維持することができるという効果
がある。
器内の過剰な現像剤を磁力により排出することにより、
重力の向きに制約されることなく過剰な現像剤を排出し
て任意の空きスペースに回収できるので、現像器から回
収した現像剤を収容するスペースの自由度を増すことが
できる。しかも、現像器内の現像剤の流動性やトナー消
費量などに依存しない磁力を用いているので、現像剤の
流動性などに依存することなく一定量の現像剤を回収
し、良好な現像特性を維持することができるという効果
がある。
【0052】特に、請求項3及び13の発明によれば、
安価なマグネット部材の磁力で排出させることができる
ので、現像剤の汲み出し機構などを設けた場合に比して
低コスト化を図ることができるという効果がある。
安価なマグネット部材の磁力で排出させることができる
ので、現像剤の汲み出し機構などを設けた場合に比して
低コスト化を図ることができるという効果がある。
【0053】また特に、請求項4及び14の発明によれ
ば、マグネットローラの磁力により該ローラの表面に現
像剤を少量ずつ継続的に吸着して回収容器に搬送するこ
とができるので、現像剤のより安定した回収が可能とな
るという効果がある。
ば、マグネットローラの磁力により該ローラの表面に現
像剤を少量ずつ継続的に吸着して回収容器に搬送するこ
とができるので、現像剤のより安定した回収が可能とな
るという効果がある。
【0054】また特に、請求項5及び15の発明によれ
ば、マグネット部材の表面に比して耐摩耗性に優れ且つ
表面性の変動が小さいスリーブの表面に現像剤を吸着し
て搬送できるので、現像剤のより安定した回収が可能と
なるという効果がある。
ば、マグネット部材の表面に比して耐摩耗性に優れ且つ
表面性の変動が小さいスリーブの表面に現像剤を吸着し
て搬送できるので、現像剤のより安定した回収が可能と
なるという効果がある。
【0055】また特に、請求項6及び16の発明によれ
ば、スリーブの内部に固定したマグネット部材で形成さ
れるスリーブ表面の吸着用磁極及び離脱用磁極の磁力に
より、現像剤の吸着及び回収容器に向けた離脱を行って
いるので、現像剤のより安定した回収が可能となるとい
う効果がある。
ば、スリーブの内部に固定したマグネット部材で形成さ
れるスリーブ表面の吸着用磁極及び離脱用磁極の磁力に
より、現像剤の吸着及び回収容器に向けた離脱を行って
いるので、現像剤のより安定した回収が可能となるとい
う効果がある。
【0056】また特に、請求項7及び17の発明によれ
ば、マグネットローラの表面に付着した現像剤を回収容
器に強制的に掻き落とすので、現像剤の回収率が高まる
という効果がある。
ば、マグネットローラの表面に付着した現像剤を回収容
器に強制的に掻き落とすので、現像剤の回収率が高まる
という効果がある。
【0057】また特に、請求項8及び18の発明によれ
ば、現像器のケーシングに形成された現像剤排出口に配
置したマグネットローラの表面に当接させるように設け
た当接部材により、該マグネットローラと該ケーシング
との間隙をシールしているので、現像器を傾けた場合で
も、該間隙からの現像剤の過剰な流出を防止することが
できるという効果がある。
ば、現像器のケーシングに形成された現像剤排出口に配
置したマグネットローラの表面に当接させるように設け
た当接部材により、該マグネットローラと該ケーシング
との間隙をシールしているので、現像器を傾けた場合で
も、該間隙からの現像剤の過剰な流出を防止することが
できるという効果がある。
【0058】また特に、請求項9及び19の発明によれ
ば、現像器内の現像剤量の変化に応じてマグネットロー
ラの回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤を排
出させることができるので、より確実に現像器内の現像
剤量を一定にすることができるという効果がある。
ば、現像器内の現像剤量の変化に応じてマグネットロー
ラの回転駆動を制御し、該現像器内の過剰な現像剤を排
出させることができるので、より確実に現像器内の現像
剤量を一定にすることができるという効果がある。
【0059】また特に、請求項10及び20の発明によ
れば、現像器への現像剤の補給動作による現像剤量の変
化に応じて、現像器内の現像剤量を一定にすることがで
きるという効果がある。
れば、現像器への現像剤の補給動作による現像剤量の変
化に応じて、現像器内の現像剤量を一定にすることがで
きるという効果がある。
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る複写機の現像
装置の概略構成図。(b)は同現像装置を含む画像形成
ユニットの斜視図。
装置の概略構成図。(b)は同現像装置を含む画像形成
ユニットの斜視図。
【図2】(a)は同複写機の全体構成図。(b)は同複
写機の画像形成部の概略構成図。
写機の画像形成部の概略構成図。
【図3】(a)は他の実施形態に係る現像装置の概略構
成図。(b)は同現像装置を含む画像形成ユニットの斜
視図。
成図。(b)は同現像装置を含む画像形成ユニットの斜
視図。
【図4】更に他の実施形態に係る現像装置の概略構成
図。
図。
【図5】(a)は更に他の実施形態に係る現像装置の概
略構成図。(b)は同現像装置に用いた現像剤回収用の
マグネットローラ表面の磁束密度分布を示す説明図。
略構成図。(b)は同現像装置に用いた現像剤回収用の
マグネットローラ表面の磁束密度分布を示す説明図。
【図6】マグネットローラの制御系の一構成例を示すブ
ロック図。
ロック図。
1 感光体 8 現像器 15 転写器 20 ケーシング 20a 上ケーシング 20b 現像剤排出口 20c 下ケーシング 21a,21b 搬送スクリュー 22 現像ローラ 23 ドクターブレード 24 トナーボトル 25 トナー濃度センサ 50 現像剤 101 マグネット部材 102 搬送ガイド部材 103 回収用搬送スクリュー 104 回収容器 201 マグネットローラ 202 スクレーパ 203 回収容器 204 当接部材 301 マグネットローラ 301a スリーブ 301b マグネット部材 302 回収容器 401 制御装置 402 電源スイッチ 403 回転駆動装置 404 補給機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高垣 博光 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 上田 正之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H077 AA39 AB02 AC02 AC12 AD06 BA08 CA19 DA20 EA03 FA19 FA21 GA12
Claims (20)
- 【請求項1】磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で像
担持体上の潜像を顕像化する現像器内に、磁性粒子とト
ナー粒子とを混合した補給用現像剤を所定のタイミング
で補給し、該現像器内の現像剤の量が一定量になるよう
に該現像器内の過剰な現像剤の一部を排出して回収する
現像方法において、 該現像器内の過剰な現像剤を磁力により排出して回収す
ることを特徴とする現像方法。 - 【請求項2】磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で像
担持体上の潜像を顕像化する現像器と、該現像器に補給
する磁性粒子とトナー粒子とを混合した補給用現像剤を
収容する補給容器と、該現像器から排出される現像剤を
回収する回収容器とを備えた現像装置において、 該現像器内の過剰な現像剤を磁力により該回収容器に排
出して回収する現像剤回収手段を設けたことを特徴とす
る現像装置。 - 【請求項3】請求項2の現像装置において、 上記現像剤回収手段を、上記現像器内の所定レベル以上
の現像剤を磁力で排出させるマグネット部材と、該マグ
ネット部材で排出させた現像剤を上記回収容器に搬送す
る回収搬送手段とを用いて構成したことを特徴とする現
像装置。 - 【請求項4】請求項2の現像装置において、 上記現像剤排出手段を、上記現像器内の所定レベル以上
の現像剤を表面に磁力で吸着する回転可能なマグネット
ローラを用いて構成したことを特徴とする現像装置。 - 【請求項5】請求項4の現像装置において、 上記マグネットローラを、回転可能な円筒状のスリーブ
と該スリーブの内部に固定されたマグネット部材とを用
いて構成したことを特徴とする現像装置。 - 【請求項6】請求項5の現像装置において、 上記スリーブ表面の磁束密度分布を、上記現像器からの
排出位置で該現像器内の所定レベル以上の現像剤を該表
面に吸着させる磁力が発生し且つ上記回収容器への回収
位置で該表面に付着した現像剤を該回収容器に向けて離
脱させる磁力が発生するように設定したことを特徴とす
る現像装置。 - 【請求項7】請求項4、5又は6の現像装置において、 上記マグネットローラの表面に当接して該表面に付着し
た現像剤を上記回収容器に掻き落とす現像剤掻き落とし
手段を設けたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項8】請求項4、5又は6の現像装置において、 上記マグネットローラを、上記現像器のケーシングに形
成された現像剤排出口に配置し、 該マグネットローラと該ケーシングとの間隙をシールす
るように該マグネットローラの表面に当接する当接部材
を、該ケーシングに設けたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項9】請求項4、5又は6の現像装置において、 上記マグネットローラの回転駆動を制御する制御手段を
設けたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項10】請求項9の現像装置において、 上記現像器への現像剤の補給動作に基づいて、上記マグ
ネットローラの回転駆動を制御することを特徴とする現
像装置。 - 【請求項11】像担持体上に形成した潜像を、磁性粒子
及びトナー粒子を含む現像剤で顕像化し、該像担持体上
の顕像を転写材に転写するととともに、 磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で像担持体上の潜
像を顕像化する現像器内に、磁性粒子とトナー粒子とを
混合した補給用現像剤を所定のタイミングで補給し、該
現像器内の現像剤の量が一定量になるように該現像器内
の過剰な現像剤の一部を排出して回収する画像形成方法
において、 該現像器内の過剰な現像剤を磁力により排出して回収す
ることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項12】像担持体上に潜像を形成する潜像形成手
段と、磁性粒子及びトナー粒子を含む現像剤で該像担持
体上の潜像を顕像化する現像器と、該現像器に補給する
磁性粒子とトナー粒子とを混合した補給用現像剤を収容
する補給容器と、該現像器から排出される現像剤を回収
する回収容器と、該像担持体上の顕像を転写材に転写す
る転写手段とを備えた画像形成装置において、 該現像器内の過剰な現像剤を磁力により該回収容器に排
出して回収する現像剤回収手段を設けたことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項13】請求項12の画像形成装置において、 上記現像剤回収手段を、上記現像器内の所定レベル以上
の現像剤を磁力で排出させるマグネット部材と、該マグ
ネット部材で排出させた現像剤を上記回収容器に搬送す
る回収搬送手段とを用いて構成したことを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項14】請求項12の画像形成装置において、 上記現像剤排出手段を、上記現像器内の所定レベル以上
の現像剤を表面に磁力で吸着する回転可能なマグネット
ローラを用いて構成したことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項15】請求項14の画像形成装置において、 上記マグネットローラを、回転可能な円筒状のスリーブ
と該スリーブの内部に固定されたマグネット部材とを用
いて構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項16】請求項15の画像形成装置において、 上記スリーブ表面の磁束密度分布を、上記現像器からの
排出位置で該現像器内の所定レベル以上の現像剤を該表
面に吸着させる磁力が発生し且つ上記回収容器への回収
位置で該表面に付着した現像剤を該回収容器に向けて離
脱させる磁力が発生するように設定したことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項17】請求項14、15又は16の画像形成装
置において、 上記マグネットローラの表面に当接して該表面に付着し
た現像剤を上記回収容器に掻き落とす現像剤掻き落とし
手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項18】請求項14、15又は16の画像形成装
置において、 上記マグネットローラを、上記現像器のケーシングに形
成された現像剤排出口に配置し、 該マグネットローラと該ケーシングとの間隙をシールす
るように該マグネットローラの表面に当接する当接部材
を、該ケーシングに設けたことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項19】請求項14、15又は16の画像形成装
置において、 上記マグネットローラの回転駆動を制御する制御手段を
設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項20】請求項19の画像形成装置において、 上記現像器への現像剤の補給動作に基づいて、上記マグ
ネットローラの回転駆動を制御することを特徴とする画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27038498A JP2000098744A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27038498A JP2000098744A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置 |
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ID=17485520
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27038498A Pending JP2000098744A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 現像方法及びその装置並びに画像形成方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000098744A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004012522A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | 現像装置 |
JP2009251556A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Toshiba Corp | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像装置。 |
JP2010152097A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Canon Inc | 現像装置 |
US7991330B2 (en) | 2007-08-07 | 2011-08-02 | Ricoh Company, Ltd. | Developing unit including developer conveyance system having supply path, recovery path, and agitation path, process cartridge including developing unit, and image forming apparatus including process cartridge |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP27038498A patent/JP2000098744A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004012522A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Ricoh Co Ltd | 現像装置 |
US7991330B2 (en) | 2007-08-07 | 2011-08-02 | Ricoh Company, Ltd. | Developing unit including developer conveyance system having supply path, recovery path, and agitation path, process cartridge including developing unit, and image forming apparatus including process cartridge |
JP2009251556A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Toshiba Corp | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像装置。 |
JP2010152097A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Canon Inc | 現像装置 |
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