JPH02760Y2 - - Google Patents

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JPH02760Y2
JPH02760Y2 JP16624981U JP16624981U JPH02760Y2 JP H02760 Y2 JPH02760 Y2 JP H02760Y2 JP 16624981 U JP16624981 U JP 16624981U JP 16624981 U JP16624981 U JP 16624981U JP H02760 Y2 JPH02760 Y2 JP H02760Y2
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toner
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、乾式現像可視像転写方式の電子写真
複写機に関する。
このような複写機は、感光体に形成された静電
潜像を、一成分系又は二成分系現像剤を用いて可
視像化したのち、この可視像を転写紙へ転写する
ものである。前記現像剤は、磁気ブラシ等の適宜
の手段を用いて感光体に供給される。
静電潜像を可視化するために感光体へ供給され
た現像剤(以下「トナー」と称す)は、その約80
%が転写紙へ転移し、残りの約20%が未転写トナ
ーとして感光体に残留する。この未転写トナー
は、クリーニング工程において感光体から除去さ
れる。
一方、複写工程の繰り返しによつて、現像装置
内の現像剤は、一成分系の場合剤そのものの量が
減少し、二成分系の場合トナーの量が減少して濃
度が低下する。そのために、現像装置から持ち去
られたトナーの量に相当する量のトナーを補給す
る必要がある。この場合、前記したように複写機
外へ持ち出されるのは、感光体へ供給されたトナ
ーのうち、約80%であるから、この80%に相当す
る量のトナーを補給すると共に、クリーニング工
程で除去されたトナーを現像装置へ戻して再利用
すれば、新規に補給するトナーの量を節約でき
る。
ところで、現像装置は、トナータンクを含むト
ナー補給手段を備えていて、トナー濃度の低下或
いはトナー量の低下を検知して又は適時に、現像
装置内へトナーを供給するようになつている。
従来、回収したトナーを再利用する場合、この
回収トナーをトナータンクに戻していたが、回収
トナーをトナータンクに戻すのは、省電力化を図
る上で問題がある。すなわち、トナータンクから
現像装置へ補給するトナーの量を100とした場合、
回収トナーをトナータンクへ戻すと、前記100の
量のトナーを補給しなければならないが、回収ト
ナーをトナータンクを介さずに現像装置内へ戻し
てやれば、前記したように機外へ持ち去られたト
ナー量に相当する80の量のトナーを補給すれば足
りることになる。一般に、トナー補給手段は、ト
ナータンク内のトナーを、供給ローラを回転させ
ることによつて現像装置へ供給しているので、前
記ローラは補給量に比例した時間だけ回転させら
れる。補給ローラの回転を制御するソレノイドや
クラツチ等の電気機器の作動時間も前記補給量に
比例することは勿論である。また、回収トナーを
トナータンクに戻すということは、トナー補給手
段の作動が頻繁になる、換言するとトナー補給の
頻度が高くなるという問題がある。更にまた、ト
ナータンク内のトナーの量が少ないと、回収トナ
ーの比率が増して、その低い帯電性や反転した極
性の影響で、画像が変化し易く、トナータンク内
へ新しいトナーを補給すると画像がもどるなど画
像の信頼性が低下する欠点がある。
そこでこれらの問題を解決するために、回収し
たトナーを現像容器に戻す方式が考えられる。こ
の方式によれば、トナー補給の頻度を低くできる
から、換言すると、トナー補給手段の作動の頻度
を最少に抑えることができるから、省電力化が図
れる。しかも、古いトナーから先に消費するの
で、効率のよいトナーの再利用といえよう。しか
し、この方式においても、回収トナーの低帯電性
及び極性反転のために、地汚れや濃度過度が生じ
る。殊に、回収トナーが同一個所にリサイクルさ
れると、部分的に画像濃度の変化が異常に目立つ
欠点がある。
本考案の目的は、以上の欠点を解決して、回収
トナーが充分に帯電されて現像に供され安定した
画像を得ることができる電子写真複写機を提供す
ることにある。
かかる目的は、乾式現像可視像転写方式の電子
写真複写機であつて、可視像転写後の感光体表面
に残留するトナーを回収除去するトナー除去装置
と、感光体に形成された静電潜像を可視像化する
現像ローラ、この現像ローラに現像剤を供給する
供給ローラ、この供給ローラに平行に配置されか
つ前記供給ローラの軸方向と同方向に現像剤を移
動させる撹拌手段からなる現像装置と、前記トナ
ー除去装置で回収除去されたトナーを前記撹拌手
段の入口近傍へ搬送するトナー搬送手段とを具備
することを特徴とする電子写真複写機によつて達
成される。
そして本考案によれば、低帯電性及び反転極性
を有する回収トナーは、現像装置内に設けられた
撹拌手段の入口近傍に再供給されるから、撹拌手
段により充分撹拌される間に帯電され正規の極性
を回復し、結果として安定した鮮明な画像を得る
ことができる。
以下、図示の一実施例によつて本考案を詳細に
説明する。
第1図において、符号1は矢示方向に回転する
感光体ドラムを示している。感光体ドラム1の周
囲には、現像装置2および一般にクリーニング装
置と呼ばれるトナー除去装置3が配置されてい
る。なお、該ドラム1の周りには、前記装置の他
に、電子写真プロセスを遂行するに必要な装置
(図示しない)が配置されている。
現像装置2は、この場合トナーとキヤリヤとか
らなる二成分系現像剤を用いる装置であつて、現
像剤4を収容した現像容器5、この容器内でのそ
れぞれ示矢方向に回転自在に設けられた現像ロー
ラ6;第1供給ローラ7;第2供給ローラ8;撹
拌手段9およびトナー供給手段10とからなつて
いる。
現像ローラ6は、感光体ドラム1の表面と所定
間隙を置いて配置された非磁性体からなるスリー
ブと、この内部に不動に配置された磁石からなつ
ていて、スリーブ周面に磁気ブラシを形成して、
感光体上の静電潜像を可視像化する。現像ローラ
6の近傍には、前記撹拌手段9の壁を兼ねたドク
ター11が設けられていて、スリーブ上のブラシ
の穂高を一定に保つようになつている。
トナー供給手段10は、トナータンク12と、
このトナータンク内に設けられた回転自在の撹拌
部材13と、トナータンクと現像容器との間に形
成されたトナー供給口14と、このトナー供給口
を塞ぐように配置されていて、周面に母線方向に
沿つた供給溝を有するトナー供給ローラ15と、
トナータンクの上位に設けられたトナーカートリ
ツジ16を保持するカートリツジ保持部17とか
らなつている。カートリツジ保持部17には、現
像容器の内部と連通するキヤリヤ供給口18が設
けられていて、平生は閉じられている。
第1、第2供給ローラ7,8は、それぞれ示矢
方向に回転する非磁性体のスリーブとこの内部に
配置された複数個の磁石からなつている。前記両
ローラ間には、セパレータ19が設けられてい
て、第1供給ローラ7が搬送して来た現像剤のう
ちの一部だけが第2供給ローラ8へ受け渡される
ように、ローラ8の磁気ブラシの穂高を規制して
いる。
撹拌手段9は第1図及び第2図において、第2
供給ローラ8の周面から現像剤を掻取るスクレー
パ20と、このスクレーパ表面に一方に傾斜させ
て固定された偏向ガイド21と、スクレーパ20
の下位に配置されたスクリユー軸22と、これら
の下位に配置された楕円撹拌部23と、ケーシン
グ24とからなつている。スクリユー軸22と撹
拌部材23は、第2図によく示すように、現像容
器5の後側板25、前側板26間に支架されてい
て図示しない駆動手段によつて回転駆動させられ
る。スクレーパ20には、穴20aが穿たれてい
て、第2供給ローラ8から掻き取られた現像剤の
一部をスクリユー軸22の一端側へ落し込むよう
になつている。スクリユー軸22の下部に近接し
て設けられた案内板27には、穴27aが形成さ
れていて、前記穴20aから落し込まれた現像剤
を移動させて、楕円撹拌部材23の一端側に落し
込むようになつている。従つて、スクリユー軸2
2は、現像剤を装置の後側から前側へ移動させる
向き(図において左方から右方)へ回転させられ
る。
スクレーパ20の一部には、トナー濃度検知手
段28が設けられている。この検知手段28が濃
度不足の信号を出すと、前記トナー供給ローラ1
5が所定角回転して、トナータンク12中のトナ
ーを、トナー供給口14から現像容器5へ補給す
る。
トナー除去装置3は、ケーシング29と、感光
体ドラム1の表面に圧接させられていて、残留ト
ナーを掻き落すクリーニングブレード30と、ケ
ーシング底部に配置された排出コイル31とから
なつている。この排出コイル31は、本考案でい
うところのトナー搬送手段の一部を成している。
排出コイル31は、回収パイプ32の中を引通さ
れていて、図示しない駆動源によつて、トナー除
去装置からトナーを排出する向きに回転駆動され
る。
一方、前記現像容器5の後側板25には、前記
スクレーパ穴20aの近傍上位に、トナー再供給
口33が設けられている(第2図参照)。このト
ナー再供給口33には、前記回収パイプ32の一
端32aが連結されている。
なお、図示の実施例には、トナー除去装置とし
て、ブレード方式を挙げたが本考案は、フアーブ
ラシ方式や磁気ブラシ方式等の他の方式のもので
あつても差支えない。
以上のように構成された本考案の作用を説明す
る。新規トナーは、トナーカートリツジ16をカ
ートリツジ保持部17に装填したのち、図示しな
い蓋を開けると、トナータンク12内へ落下収容
される。
第1供給ローラ7が示矢方向へ回転すると、現
像容器5の底部にある現像剤は、磁気的に汲み上
げられて、同ローラの周面で反時計方向へ搬送さ
れる。この現像剤の一部は、セパレータ19によ
つて、第2供給ローラ8へ受け渡され、残りは容
器底部へ戻される。第1供給ローラ7内には、磁
石が設けられているのであるが、セパレータ19
からトナー供給口14近傍に対向する部分に、磁
石を配置しないでおくと、セパレータ19で掻き
取られた現像剤は重力で容器底部へ落下する。
第2供給ローラ8によつて搬送される現像剤
は、スクレーパ20の縁部で掻き取られ、一部は
トナー濃度検知装置28を通つて第1供給ローラ
7上へ落下し、残りは、偏向ガイド板21によつ
て、これの進行方向と交わる向きへ偏向案内され
て撹拌部材23上へ流下する。また、スクレーパ
20を流下する現像剤のうち、後側板25寄りを
流れる現像剤は、穴20aに落ち込み、スクリユ
ー軸22によつて前側板26寄りへ移動させられ
たのち、撹拌部材23上へ落下する。
撹拌部材23上へ落下して、ケーシング24と
現像ローラ6の周面で保持された現像剤の溜り
は、回転する撹拌部材23によつて、これの軸方
向へ往復移動させられて、トナー濃度の均一化が
行なわれる。ケーシング24内の現像剤は、ドク
ター11でその高さを規制されて、現像ローラ6
の周面に磁気ブラシとなつて感光体ドラム1の表
面に供給される。この磁気ブラシは、キヤリヤと
トナーとからなつていて、このトナーのみが感光
体の静電潜像へ引かれる。静電潜像の可視像化に
寄与した現像剤は、現像ローラ6の回転につれて
移動し、第1供給ローラ7に近接する位置で同ロ
ーラ7周面へ移動する。
一方、可視像を形成された感光体ドラム1に
は、図示されない転写位置において、転写紙が密
着させられて、この可視像を転写紙へ転写させ
る。転写を終えた感光体ドラム1は、クリーニン
グ位置で、その表面をクリーニングされる。この
とき、ブレード30が残留トナーを掻き落す。掻
き落されたトナーは、排出コイル31によつて回
収パイプ32中を現像容器5へ向けて搬送され、
トナー再供給口33から容器内へ再供給される。
再供給されるトナーは、現像容器5の後側板2
5寄りに位置していて、かつスクレーパ220に
穿たれた穴20a近傍の現像剤の上に落下し、ス
クリユー軸22で前側板がわへ移動させたあと、
楕円撹拌部材23で更に後側板がわへ向けて撹拌
されるようになつている。
第3図は、撹拌手段の変形例を示す。すなわ
ち、ビーズチエン42がリング状に連結されてい
て、現像剤が第2供給ローラ8(第1図参照)か
ら搬送される方向を横切る向きに配置され、図示
しない駆動手段により回動させられている。すな
わち、スクレーパ20とその下位に配置された案
内板42との間では図中前側板26へ、案内板4
2の下方では図示しない後側板25がわへ移動す
るようになつている。
第4図は、撹拌手段の更に他の例を示してい
る。この例は、フツクリンクチエン43を無端状
(図には一部を示す)にして、上記ビーズチエン
41と同様に回動させて現像剤の横撹拌を行なう
ものである。
上記ビーズチエン41、フツクリンクチエン4
3は、第3図に示すように、図示されない駆動輪
と、案内板42の一端42aとに巻き掛けられて
回動してもよいし、駆動輪と対を成す従動輪(図
示せず)との間に巻き掛けられてもよい。そし
て、チエンを用いる場合、チエンは案内板42の
上面を摺擦するように、その張り渡しの向きを考
慮されることが、現像剤の搬送上有利である。
なお、以上の説明では、現像剤として二成分現
像剤を挙げたが、本考案は、磁性トナーのような
一成分現像剤を用いる複写機であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子写真複写機の一実施例を
示す構成図、第2図は第1図中のX−X線断面
図、第3図は前記実施例に適用されるトナー撹拌
手段の変形例を示す一部断面図、第4図は前記ト
ナー撹拌手段の更に異なる変形例を示す一部外観
図である。 1……感光体ドラム、2……現像装置、3……
トナー除去装置、4……現像剤、5……現像容
器、6……現像ローラ、7……第1供給ローラ、
8……第2供給ローラ、9……撹拌手段、10…
…トナー供給手段、31……排出コイル、32…
…回収パイプ、33……トナー再供給口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾式現像可視像転写方式の電子写真複写機であ
    つて、可視像転写後の感光体表面に残留するトナ
    ーを回収除去するトナー除去装置と、感光体に形
    成された静電潜像を可視像化する現像ローラ、こ
    の現像ローラに現像剤を供給する供給ローラ、こ
    の供給ローラに平行に配置されかつ前記供給ロー
    ラの軸方向における一側端に入口が設けられてい
    て前記供給ローラの軸方向と同方向に現像剤を移
    動させる撹拌手段からなる現像装置と、前記トナ
    ー除去装置で回収除去されたトナーを前記撹拌手
    段の入口近傍へ搬送するトナー搬送手段とを具備
    することを特徴とする電子写真複写機。
JP16624981U 1981-11-07 1981-11-07 電子写真複写機 Granted JPS5871764U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16624981U JPS5871764U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 電子写真複写機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16624981U JPS5871764U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 電子写真複写機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5871764U JPS5871764U (ja) 1983-05-16
JPH02760Y2 true JPH02760Y2 (ja) 1990-01-10

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ID=29958415

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16624981U Granted JPS5871764U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 電子写真複写機

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JP (1) JPS5871764U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518765Y2 (ja) * 1987-06-30 1993-05-18

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JPS5871764U (ja) 1983-05-16

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