JP2001255730A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001255730A
JP2001255730A JP2000067348A JP2000067348A JP2001255730A JP 2001255730 A JP2001255730 A JP 2001255730A JP 2000067348 A JP2000067348 A JP 2000067348A JP 2000067348 A JP2000067348 A JP 2000067348A JP 2001255730 A JP2001255730 A JP 2001255730A
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JP2000067348A
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Seiji Oka
誠二 岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー収納容器内に剥離可能な薄膜を設けて
トナー収納容器の内部を容易にかつ確実に洗浄できるよ
うにする。 【解決手段】 トナー収納容器20内壁全体に剥離可能
な薄膜状部材としての厚みが0.01〜0.1mm程度
の薄膜24を設ける。そして、トナー収納容器の洗浄を
行う場合には、トナー収納容器を装置から取り出して薄
膜を剥離し、新たな薄膜を設けた後に新規トナーを補充
して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
使用済み消耗品の再利用を考慮した画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境への配慮から資源を有効活用
するため、使用済消耗部品のリサイクル化の取り組みが
盛んである。
【0003】リサイクルすることが考えられる使用済み
消耗品として第1に、現像に使用されるトナーを一時的
に貯留するためのトナーカートリッジが考えられる。こ
のトナーカートリッジ内に貯留されたトナーが消費され
た後再びトナーを補給してカートリッジを再使用するた
めには、空になったカートリッジを回収し、確実に洗浄
することが必要となる。そして、従来、トナーカートリ
ッジの洗浄方法としては、内部にエアーを吹き付けて行
うエアー洗浄や、洗浄液で洗い流す方法などが考えられ
ていた。
【0004】また、使用済み消耗品として第2に、像担
持体上に残留しクリーニング手段によって回収され廃棄
されていた転写残トナーが考えられる。これについて
は、実開昭62−154463号公報において、転写残
トナーを再利用するトナーリサイクル機構が設けられた
画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、
新しいトナーを貯留する新トナーカートリッジと、回収
した転写残トナーを貯留する回収トナーカートリッジと
を有している。そして、通常の運転時には先ず新トナー
カートリッジ内の新トナーを現像に使用し、新トナーカ
ートリッジが空になった後で回収トナーカートリッジ内
の転写残トナーを現像に使用するようにしている。これ
によって、新しいトナーと転写残トナーとを選択的に使
用することができ、粒径の大きい新しいトナーと搬送途
中で粉砕されて粒径が小さくなった転写残トナーとの粒
径の違いから発生する帯電量のバラツキによる地肌汚れ
をなくすことができるとしている。また、上記転写残ト
ナーを廃棄せずに再利用に供するため、資源を有効活用
することもできる。
【0005】しかし、上記のトナーリサイクル機構にお
いては、転写残トナーを直接現像に利用していたため、
これを利用する画像形成装置が転写残トナー内に存在す
る紙粉等の異物の影響を受けて異常画像を発生させると
いう不具合がある。特に、現像剤担持体に現像剤が直接
供給される一成分現像方式の場合や、種々の二成分現像
方式のうち現像剤担持体に隣接してトナー収容部が設け
られ現像剤担持体上に直接トナーが取り込まれるトナー
濃度自己調節機能を有する場合などでは、再利用する転
写残トナー内に混入した異物による影響が大きい。これ
は、一成分現像方式では現像剤担持体上の現像剤を現像
剤規制部材により薄層化する必要があるため、この現像
剤規制部材と現像剤担持体との間に上記異物が詰まるこ
とに起因したものである。また、トナー濃度自己調節機
能を有する二成分現像方式の場合では、現像剤担持体の
トナー取り込み位置におけるトナー搬送方向下流側に現
像剤収容室が設けられており、現像剤収容室内で新たに
取り込まれたトナーが現像剤の移動により攪拌混合され
現像剤担持体上を搬送されて現像に使用されるようにな
っているものである。この場合、現像装置の小型化を図
るために現像剤を少量に抑えて現像剤収容室を小さく構
成した場合においては、転写残トナーに含まれた異物が
上記現像剤収容室に溜まり易い。このため、上記現像剤
収容室における現像剤の攪拌やトナー濃度制御等を正常
に行うことができず、上記同様に異物に起因する異常画
像が発生してしまう。
【0006】また、実開平5−55161号公報には、
廃棄処理の容易化、省スペース化を図るため、着脱可能
な1つのトナー容器内に仕切壁を介して新規トナー収納
部とトナー回収部とが形成された画像形成装置が開示さ
れている。この画像形成装置は、新しいトナーを収納す
る新規トナー収納部と、転写残トナーを収納するトナー
回収部とを1つの容器内に設けることにより省スペース
化を図り、上記トナー容器を低公害材料で形成すること
で廃棄処理の容易化を図っているものである。また、仕
切り壁は、紙粉などの異物を通過させずにリサイクルト
ナーだけを通過させるスクリーン部材でなり、仕切り壁
を介して一端側からリサイクルトナーを新規トナー収納
部に戻入する際に転写残トナーに含まれる異物が取り除
かれるようになっている。ところが、この画像形成装置
においては、リサイクルトナーがトナー容器の一端側か
ら新規トナー収納部に戻入される構成をとっている。こ
のため、新規トナー収納部では新しいトナーとリサイク
ルトナーとが十分に混じり合わず、局部的にリサイクル
トナーを多量に含む混合トナーが存在し、この混合トナ
ーが現像装置に供給されることとなる。リサイクルトナ
ーは異物が除去されているといっても完全に除去されて
いるわけではないため、リサイクルトナーが局部的に多
量に含まれる混合トナーが現像装置内に供給された場合
には、現像剤規制部材と現像剤担持体との間に詰まりを
生じさせたり、現像剤収容室に溜まって上記同様の不具
合を生じさせたりする。
【0007】そこで、本出願人は先に、像担持体上に形
成された静電潜像を現像する現像手段と、転写後に上記
像担持体上に残留した転写残トナーを再利用するために
該転写残トナー内の異物を除去する異物除去手段を具備
するトナーリサイクル機構と、上記現像手段に対して着
脱可能であって、上記異物除去手段によって異物を除去
された転写残トナーを収納するリサイクルトナー収納手
段、及び新しいトナーを収納する新規トナー収納手段を
具備するトナー収納手段とを備えた画像形成装置におい
て、上記現像手段に新しいトナーを供給するための上記
新規トナー収納手段に設けられた新規トナー排出口と、
上記現像手段にリサイクルトナーを供給するための上記
リサイクルトナー収納手段に設けられたリサイクルトナ
ー排出口とを独立して配設した画像形成装置を提案した
(特願平10−270563号参照)。この画像形成装
置によれば、新規トナー排出口とリサイクルトナー排出
口とからそれぞれ別個にトナーが排出され、異物が除去
されたリサイクルトナーを新しいトナーと一緒に連続的
に現像手段に供給することができるため、局部的にリサ
イクルトナーを多量に含む混合トナーの発生を防止でき
るとしている。そして、この画像形成装置においては、
円筒状部材の内部に円筒状の異物除去部材を同軸的に設
けたリサイクルトナー収納部を有し、このリサイクルト
ナー収納部を回転させることによって異物除去部材を回
転させ、回転により異物除去部材が転写残トナーから異
物を除去するようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1に考えられるトナーカートリッジのリサイクルについ
ては、次のような問題点があった。トナーカートリッジ
の回収過程において、特に夏場は高温の環境にさらされ
るため、カートリッジ内部に残留したトナーがトナー塊
となって内壁に固着しやすい。トナーの固着程度は、ト
ナーカートリッジが高温環境にさらされる時間の長短に
よって異なるが、固着状態によっては上記エアー洗浄で
は完全には除去できないことが実験で判明した。そし
て、トナー塊が再び補給したトナーと混ざって現像装置
内に進入すると異常画像の原因となってしまうため、ト
ナー塊は確実に除去する必要がある。また、上記洗浄液
での洗浄方法では、洗浄した後の液体の処理をどうする
かという問題も無視できないものである。従って、使用
済み消耗品としてのトナーカートリッジの内部を容易に
かつ確実に洗浄できるようにすることは、資源の有効活
用に有効なことである。
【0009】また、上記第2に考えられる転写残トナー
のリサイクルについて、異物除去部材を設けた上記特願
平10−270563号の構成においても、以下のよう
な改善の余地があることが分かった。即ち、異物が分離
された後のリサイクルトナーの収納部も異物除去部材と
共に回転するため回転部材全体が大型化してしまい、回
転負荷が大きくなったり、リサイクルトナー収納部から
内容物が漏出しないようにするためのシール部材の設置
が大掛かりとなったりしてしまうということを改善する
余地があることが分かった。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、使用済み消耗品としてのト
ナーカートリッジの内部を容易にかつ確実に洗浄できる
ようにし、トナーカートリッジのリサイクルがしやすい
画像形成装置を提供することである。
【0011】第2の目的とするところは、異物除去部材
が回転により転写残トナーから異物を除去するトナーリ
サイクル機構を有する画像形成装置において、回転する
部材を極力小さくし、大きい部材を回転させる場合に生
じる上記駆動負荷やシール部材設置上の問題を改善でき
る画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の画像形成装置は、像担持体上に潜
像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜像をト
ナーにより顕像化する現像手段と、該像担持体上に形成
された顕像を転写材に転写する転写手段と、内部に新し
いトナーを収納する新規トナー収納手段としての新規ト
ナー収納容器とを有し、該新規トナー収納容器内のトナ
ーを用いて現像を行う画像形成装置において、上記新規
トナー収納容器内壁に剥離可能な薄膜状部材を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項1の画像形成装置においては、新規
トナー収納容器内の新規トナーを使い終わった後など
に、容器内壁から薄膜状部材を取り出すことによって新
規トナー収納容器内壁の汚れ及びトナー塊などの固着物
を薄膜状部材と共に除去する。そして、再び新規トナー
を補給して用いれば、新規トナー収納容器をリサイクル
することが可能となる。
【0014】また、請求項2の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置において、上記薄膜状部材を、複数の
薄膜を重ねてなる多重膜で構成し、かつ該多重膜を上層
から順次剥離可能にしたことを特徴とするものである。
【0015】請求項2の画像形成装置においては、新規
トナー収納容器内の新規トナーを使い終わった後など
に、容器内壁から多重膜のうち上層のものを剥離して取
り出すことによって新規トナー収納容器内壁の汚れ及び
トナー塊などの固着物を薄膜状部材と共に除去する。ト
ナー収納容器内壁の薄膜状部材は上層から順次剥離可能
なので、剥離するたびに容器内壁の洗浄効果を得ること
ができ、薄膜状部材を剥離するごとに新たな薄膜状部材
を設ける必要がなくなる。
【0016】請求項3の画像形成装置は、請求項1又は
2の画像形成装置において、転写後に該像担持体上に残
留した転写残トナーを該転写残トナー内の異物と該異物
が除去されたリサイクルトナーとに分離する異物分離手
段を有し、該リサイクルトナーを再び現像に使用可能に
構成したことを特徴とするものである。
【0017】請求項3の画像形成装置においては、像担
持体上に残留した転写残トナーに含まれる異物を異物分
離手段によって分離し、異物を除いたリサイクルトナー
を現像に使用できる。
【0018】上記第2の目的を達成するために、請求項
4の画像形成装置は、像担持体上に潜像を形成する潜像
形成手段と、該像担持体上の潜像をトナーにより顕像化
する現像手段と、該像担持体上に形成された顕像を転写
材に転写する転写手段と、内部に新しいトナーを収納す
る新規トナー収納手段と、転写後に該像担持体上に残留
した転写残トナーを該転写残トナー内の異物と該異物が
除去されたリサイクルトナーとに分離する異物分離手段
とを有し、該異物分離手段として、回転により該転写残
トナーの異物を除去する異物除去部材と、該異物除去部
材を内部に有し該リサイクルトナーを保持するリサイク
ルトナー保持部材とを有する画像形成装置において、上
記異物除去部材を、上記リサイクルトナー保持部材とは
別体で単独回転可能に構成したことを特徴とするもので
ある。
【0019】請求項4の画像形成装置においては、転写
残トナーに含まれる異物を除去するに際して、異物除去
部材をリサイクルトナー保持部材等と共に回転させない
ので、回転体としての大きさを最小限にすることができ
る。
【0020】ここで、上記低公害材料のトナー容器を用
いることによる廃棄処理の容易化と、省スペース化とを
図ることを目的とした上記実開平5−55161号公報
においては、以下のような問題もあった。それは、新規
トナーや転写残トナーの収容部内壁に経時的にトナーが
塊となって固着してくるため、トナー収容部内の洗浄を
行う必要が生じてくるが、新規トナーカートリッジと転
写残トナーのカートリッジとが一体に形成されていると
カートリッジ内の洗浄がしにくいという問題である。
【0021】そこで、請求項5の画像形成装置は、請求
項3又は4の画像形成装置において、上記新規トナー収
納手段と上記異物分離手段とを分離可能に構成したこと
を特徴とするものである。
【0022】請求項5の画像形成装置においては、新規
トナーがなくなり新規トナー収納手段を洗浄して再利用
する場合や、定期的なメインテナンスのために新規トナ
ー収納手段及び異物分離手段を洗浄する場合に、それぞ
れを分離して洗浄することが可能となる。
【0023】請求項6の画像形成装置は、請求項3、4
又は5の画像形成装置において、上記異物分離手段が、
回転により該転写残トナーの異物を除去する異物除去部
材と、該異物除去部材を内部に有し該リサイクルトナー
を保持するリサイクルトナー保持部材とからなるもので
あって、該リサイクルトナー保持部材と該異物除去部材
とを分離可能に構成したことを特徴とするものである。
【0024】請求項6の画像形成装置においては、定期
的なメインテナンスや異物除去部材の異物除去機能が低
下した場合に、リサイクルトナー保持部材と異物除去部
材とを分離して洗浄することが可能となる。
【0025】請求項7の画像形成装置は、請求項3、
4、5又は6の画像形成装置において、上記転写残トナ
ーを上記像担持体上から上記異物分離手段に向けて搬送
する転写残トナー搬送手段を有し、上記異物除去手段に
よる異物除去動作を該転写残トナー搬送手段の駆動に同
期して行うことを特徴とするものである。
【0026】請求項7の画像形成装置においては、異物
除去手段による異物の除去動作と、転写残トナー搬送手
段による転写残トナーの異物分離手段への搬送とを同期
して行う。これにより、異物分離手段に転写残トナーが
送り込まれてくる間中、転写残トナーから異物の除去を
行うことができ、異物除去前の転写残トナーを蓄積させ
るための容量を異物除去手段側が備えておく必要がなく
なる。
【0027】請求項8の画像形成装置は、請求項7の画
像形成装置において、上記異物分離手段が、回転により
該転写残トナーの異物を除去する異物除去部材を有する
ものであって、上記転写残トナー搬送手段の駆動力によ
り上記異物除去部材を駆動することを特徴とするもので
ある。
【0028】請求項8の画像形成装置においては、異物
除去部材の駆動のための駆動源を転写残トナー搬送手段
の駆動力から得るようにし、異物除去部材の駆動のため
に個別の駆動源を設ける必要をなくす。
【0029】請求項9の画像形成装置は、請求項8の画
像形成装置において、上記転写残トナー搬送手段が回転
により転写残トナーを搬送するものであって、該転写残
トナー搬送手段の回転中心と上記異物除去部材の回転中
心とを同軸上に設け、転写残トナー搬送手段の回転中心
から異物除去部材の回転中心に向けて駆動力を伝達可能
に構成したことを特徴とするものである。
【0030】請求項9の画像形成装置においては、転写
残トナー搬送手段の回転力を、転写残トナー搬送手段の
回転中心と同軸上にある異物除去部材の回転中心に直接
伝えて異物除去部材を駆動することが可能となる。これ
により、これらの回転中心が同軸上にない場合に比し
て、異物除去部材の駆動力を転写残トナー搬送手段の駆
動力から得るための構成が容易となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という。)に適用した
一実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る
複写機全体の構成及び動作について説明する。図1は、
トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤(以下、
現像剤という。)を用いた複写機の概略構成を示す断面
図である。図2は、本実施形態の特徴部であるトナーリ
サイクル機構の説明図である。この複写機は、像担持体
である感光体1の周囲に、帯電手段である帯電部材2
と、図示しない露光手段である露光装置と、現像手段で
ある現像装置3と、図示しない転写手段である転写装置
と、クリーニング手段であるクリーニング部材10と、
図示しない除電手段である除電装置とが配置された構成
をとっている。
【0032】上記複写機は、上記帯電部材2により感光
体1の表面を均一に帯電し、図示しないスキャナなどの
画像読取手段で読み取った原稿の画像情報に基づいて上
記露光装置により図1の矢印Aで示す方向からレーザを
照射し、感光体1に光露光を行う。これにより、該感光
体1上には静電潜像が形成される。ここで、例えば本発
明をプリンタに適用した場合には、画像情報を出力する
画像情報出力手段、例えばパーソナルコンピュータ、か
らの画像情報に基づいて静電潜像を形成することにな
る。
【0033】上記感光体1上の静電潜像は上記現像装置
3により現像される。具体的には、図示しない電源を上
記現像装置3における現像剤担持体としての現像スリー
ブ4に接続し、該現像スリーブ4と上記感光体1との間
に所定の現像バイアスを印加して、該感光体1上に形成
された静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成す
る。そして、このトナー像は上記転写装置によって図示
しない記録媒体としての記録紙上に転写される。このよ
うにして、記録紙に転写されたトナー像は図示しない定
着装置の作用を受けて該記録紙上に定着する。一方、こ
の転写時に上記感光体1上に残留した転写残トナーは、
上記クリーニング部材10により除去され、クリーニン
グされた感光体1は次の画像形成工程に供される。ま
た、上記クリーニング部材10により除去された転写残
トナーは、第1トナー搬送路11によって、感光体1の
軸方向外側まで搬送される。
【0034】上記現像装置3は、上記感光体1に向けて
開口する開口部を有し、該開口部から一部が露出した現
像スリーブ4を備えている。この現像スリーブ4の内部
には、磁界発生手段としての磁石が配設されている。ま
た、感光体1に対して上記現像スリーブ4の背面側に
は、トナーを攪拌して収納するトナー攪拌収納手段とし
てのトナーホッパ7が設けられている。このトナーホッ
パ7は上記現像スリーブ4に向かって開口するトナー補
給口9を有し、内部にはトナーを攪拌して該トナー補給
口に送り出すための攪拌部材としてのアジテータ8が配
設されている。また、このトナーホッパ7の上面には開
口部が設けられており、その上方には上記現像スリーブ
4に平行に配され、内部にトナーが収納されたトナー収
納部14が設けられている。
【0035】また、上記現像装置には、現像剤を上記現
像スリーブ4上に担持させて感光体1と対向する現像領
域に搬送する前に、該現像剤の層厚を規制する現像剤規
制手段としてのドクターブレード5が設けられている。
また、このドクターブレード5に対して現像スリーブ4
に担持されて搬送される現像剤の搬送方向(以下、現像
剤搬送方向という。)の上流側には、現像剤収容手段と
しての現像剤収容室6が存在する。この現像剤収容室6
は、上記ドクターブレード5によって規制され進行が阻
止された現像剤を収納する。
【0036】ここで、上述した現像装置内における現像
剤の挙動について説明すると、上記トナーホッパ7内に
収納されているトナーは、上記アジテータ8によりトナ
ー補給口9に送り出される。このトナー補給口9を通過
したトナーは、トナーを消費して搬送されてきた現像ス
リーブ4上の残留現像剤に供給され、このトナーが供給
された現像剤は上記現像剤収容室6内に搬送される。こ
の現像剤収容室6内に搬送された現像剤は、現像スリー
ブ4が図中矢印aの方向に回転することによりドクター
ブレード5側に搬送され、このドクターブレード5によ
り規制される。規制された現像剤は、現像スリーブ4に
担持されたまま、図中矢印bの方向に回転する感光体1
と対向する現像領域まで搬送され、該現像剤内のトナー
が感光体1上に形成された静電潜像に付着し、トナー像
を形成する。その後、上記現像スリーブ4上に残留した
残留現像剤は該現像スリーブ4の回転に伴って再びトナ
ー補給口9側に搬送され、トナーを取り込む。
【0037】本実施形態における現像装置3は、トナー
濃度検知手段を必要とせず、現像剤の動きによってトナ
ーを補給してトナー濃度を適正範囲内に制御するトナー
濃度自己制御システムを利用している。この現像装置に
おいては、現像剤のトナー濃度が適正範囲内にあると
き、上記トナー補給口9付近に現像剤が滞留して現像剤
滞留部が形成される。そして、現像剤内のトナーが消費
されると、現像剤全体の嵩が減少して上記現像剤滞留部
は消失することになり、現像剤滞留部が存在していたト
ナー補給口9付近にはトナーホッパ7から送り出された
トナーが迫り出してくる。この結果、迫り出してきたト
ナーが現像剤に取り込まれ、再び現像剤の嵩が増加する
ことになり、これにより余分な現像剤が再びトナー補給
口9付近で滞留して上記現像剤滞留部を形成する。この
ようにして、トナー濃度自己制御システムを利用した現
像装置は、現像剤のトナー濃度をほぼ一定範囲内に制御
している。
【0038】次に、本実施形態の複写機におけるトナー
リサイクル機構の概略について説明する。画像形成工程
における転写時に、感光体1上に残留した転写残トナー
は、クリーニング部材10により除去される。このクリ
ーニング部材10により除去された転写残トナーは、上
記第1トナー搬送路11によって感光体1の軸方向外側
まで搬送され、該第1トナー搬送路11に連通した第2
トナー搬送路12を通って、上記トナー収納部14の内
部まで送られる。上記第1トナー搬送路11及び第2ト
ナー搬送路12には、それぞれ転写残トナーを搬送する
ための搬送部材としての螺旋状スクリュー13が設けら
れており、該螺旋状スクリュー13の回転運動により転
写残トナーを搬送している。第1トナー搬送路11及び
第2トナー搬送路12そして各搬送路に設けられた搬送
部材により転写残トナー搬送手段が構成されている。
【0039】次に、トナー収納部14の構成について説
明する。図3及び図4は、本実施形態の特徴部であるト
ナー収納部14の拡大断面図である。このトナー収納部
14は、新しいトナーを収納する新規トナー収納手段と
してのトナー収納容器20と、異物分離手段の異物除去
部材31及び異物除去部材31によって異物が除去され
たリサイクルトナーを1時的に保持するリサイクルトナ
ー保持部材35とから構成されている。
【0040】上記トナー収納容器20は、中空円筒状の
胴体部を有しその内部に新しいトナーを収納するもので
ある。また、その一端部には、上記現像装置3に新しい
トナーを供給するための上記胴体部よりも径の小さい円
筒状のトナー排出口22が設けられている。また、上記
異物除去部材31は、上記トナー収納容器20のトナー
排出口22とほぼ同径の円筒状の側面31aと円筒状の
内部を閉じる2つの底面でなり、側面はメッシュで構成
されている。このメッシュは、転写残トナー内に混入し
た紙粉等の異物を捕らえてトナーのみを通過させること
ができるように目の粗さが調節されているものである。
また、一方の底面中央は、上記第2トナー搬送路12終
端が連通してクリーニング部材10により除去された転
写残トナーが内部に供給される転写残トナー補給口32
となっている。上記リサイクルトナー保持部材35は、
上記異物除去部材31を囲むように設けられた異物除去
部材31より一回り径の大きい円筒形の部材で、側面の
うち鉛直方向下側に相当する部分が開口して、現像装置
のトナーホッパ7と連通するリサイクルトナー排出口3
6が形成されている。このリサイクルトナー保持部材3
5は、異物除去部材31を単独で周方向に回転できるよ
う回転自在に支持している。
【0041】更に、リサイクルトナー保持部材35にも
内部を閉じるための2つの底面が設けられている。その
一方の底面35aは、異物除去部材31の転写残トナー
補給口32を有する面と重なっていると共に、転写残ト
ナー補給口32に連通する開口37を有している。ま
た、この底面35aがリサイクルトナー保持部材35の
側面部35bから取り外し可能となっており、底面35
aを外せば、リサイクルトナー保持部材35内部空間を
開状態にでき、リサイクルトナー保持部材35内部に設
けられている異物除去部材31を軸方向に引き出せるよ
うになっている。
【0042】また、異物除去部材31を内部に有するリ
サイクルトナー保持部材35は、軸方向でトナー収納容
器20に近い側が中空ドーナツ状に形成されており、該
ドーナツ状の中心孔部分に上記トナー収納容器20のト
ナー排出口22をはめ込んで合体させることができるよ
うになっている。トナー収納容器20側面のトナー排出
口側端部にはクリック20aが設けられており、リサイ
クルトナー保持部材35の側面に形成された凹部35b
に係合することにより両者が合体し、クリック20aを
凹部35bから外すことにより両者が分離するようにな
っている。
【0043】また、図4に示すように、本実施形態にお
いては、第2トナー搬送路12の螺旋状スクリュウ13
の回転中心と異物除去部材31の回転中心とが同軸上に
くるよう第2トナー搬送路12の異物除去部材31側近
傍での位置を設定した。そして、第2トナー搬送路12
の螺旋状スクリュウ軸13aの異物除去部材31側端部
を異物除去部材31内部に侵入させ、底面中央の凸部に
突きたるようにしている。この底面中央の凸部は板金か
らなり、スクリュウ軸13aの異物除去部材31側端部
には連結部材としてのマグネット15を設けて凸部板金
を磁力で吸着できるようにしている。
【0044】以上の構成において、トナー収納部14か
ら現像装置3へのトナー供給機構について説明する。図
4に示すように、トナー収納容器20とリサイクルトナ
ー保持部材35との合体状態において、上記トナー排出
口22及びリサイクルトナー排出口36はトナーホッパ
7に対して連通した状態となる。
【0045】そして、現像が開始されると、トナー収納
容器20は図示しない駆動手段としての電動モータによ
って回転駆動する。この電動モータは、図示しない制御
手段に設けられた駆動制御回路によって制御されてい
る。この駆動制御回路は、上記トナーホッパ7に設けら
れたトナー量検知手段としてのトナー量検知装置15か
らのオン又はオフの信号を受け取り、この信号に基づい
て上記電動モータの駆動を制御している。また、感光体
1から回収された転写残トナーを異物除去部材31側に
搬送するため、第1及び第2トナー搬送路12内に設け
られた搬送スクリュウが図示しない駆動手段によって回
転駆動される。第2トナー搬送路12の搬送スクリュウ
軸端部に設けられたマグネット15が異物除去部材31
内部の底面中央の凸部に吸着しているので、異物除去部
材31は搬送スクリュウの回転に伴って回転する。これ
によって、異物除去部材31内部には、第2トナー搬送
路12を通って搬送された転写残トナーが供給される。
【0046】トナー収納容器20内の新しいトナーは、
上記電動モータによりトナー収納容器20が回転する
と、トナー排出口22に向かって移動する。そして、こ
のトナー排出口から排出された新しいトナーは、重力に
よって現像装置3におけるトナーホッパ7の上面に設け
られた開口部を介して該トナーホッパ7内に落下する。
一方、異物除去部材31内に供給された転写残トナー
は、異物除去部材31の回転による振動と重力とによっ
て、トナーのみが側面のメッシュを通過して異物除去部
材31と上記リサイクルトナー保持部材35との間の領
域に排出される。排出されたリサイクルトナーのうち異
物除去部材31内部からメッシュを通過して鉛直方向下
方に排出されたリサイクルトナーはそのまま落下し、リ
サイクルトナー排出口36から排出される。一方、異物
除去部材31内部からメッシュを通過して下方以外に放
出されたり飛散したりしたリサイクルトナーは、リサイ
クルトナー保持部材35に移動が規制されて鉛直方向下
側のリサイクルトナー排出口36に向かって移動し、同
じくここから排出される。このようにして異物が取り除
かれたリサイクルトナーは、上記トナー排出口22から
の新しいトナーと同様に重力により現像装置のトナーホ
ッパ7に落下し、再び現像に使用される。一方、異物除
去部材31内部には、転写残トナー内に含まれていた紙
片などの異物が残留していく。
【0047】そして、ある程度現像動作が行われた後、
異物除去部材31内部には、回収した異物が溜まってく
る。また、リサイクルトナー保持部材内壁やトナー収納
容器20内壁にもトナーが塊となって固着してくる。そ
こで、これらトナー収納部14の洗浄を行う必要があ
る。本実施形態においては、トナー収納部14の洗浄を
行うに際して、トナー収納容器20、リサイクルトナー
保持部材35、異物除去部材31それぞれを分離可能に
している。先ず、トナー収納容器20の凹部からリサイ
クルトナー保持部材35のクリック20aを解除して2
つを分離し、更に、リサイクルトナー保持部材35の底
面35aを開けて異物除去部材31を軸方向に引き出す
ことで、容易に3つを分離することができる。このよう
に3つを分離した状態でそれぞれを洗浄すれば、内部ま
で容易にかつ確実に洗浄することができる。近年、資源
の有効活用の観点から、トナー収納容器20等のリサイ
クルが求められており、本実施形態のようにトナー収納
容器20を洗浄しやすくすれば、再びトナーを充填して
使用することで資源の有効活用に寄与することができ
る。また、新規トナーに比してトナー固着が発生しやす
い未転写トナーやリサイクルトナーが接する異物除去部
材31及びリサイクルトナー保持部材35を容易に洗浄
できるようにすることは、トナーリサイクル機構を有す
る複写機の普及にも貢献できる。
【0048】また、本実施形態においては、リサイクル
トナー保持部材35を回転させずに異物除去部材31の
みを回転させることができるように構成している。この
ため、リサイクルトナー保持部材35ごと回転させるの
に比して回転による負荷を小さくすることができると共
に、周辺へのトナーや異物等の飛散を防止するためのシ
ール部材も設けやすくなる。また、本実施形態において
は、異物除去部部材回転のための駆動源を第2トナー搬
送路12内の搬送スクリュウ軸13aから得ている。こ
のため、異物除去部材31回転のための新たな駆動装置
を設ける必要がなくなると共に、搬送スクリュウ13に
よって転写残トナーが異物除去部材内に供給されてくる
間は常に異物除去動作を行わせることができるので、異
物除去部材内に転写残トナーを蓄積させるだけの容積を
確保しておく必要がなくなり、装置の小型化に有効であ
る。また、異物除去部材31の回転中心と第2トナー搬
送路12内の搬送スクリュウ軸13aとを同軸上に設け
ているので、搬送スクリュウ軸13a端部を異物除去部
材内壁に直接接続させるという容易な構成で異物除去部
材31を回転させることができる。
【0049】また、新しいトナーの補給に際して、上述
のようにトナー収納容器20を回転させる以外にも、例
えばトナー収納容器20内にトナー搬送手段としての螺
旋状スクリュー部材を設けて、該スクリュー部材を駆動
させて現像装置にトナー供給を行う方法であってもよ
い。
【0050】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。図5及び図6は、本実施形態の変形例の特徴部を示
すトナー収納部14の拡大断面図である。この変形例に
おいては、トナー収納容器20の内部形状を上記実施形
態のトナー収納容器20の内部形状に比して角を丸く形
成しているものである。更に、トナー収納容器20内壁
全体に剥離可能な薄膜状部材としての厚みが0.01〜
0.1mm程度の薄膜24を設け、かつトナー収納容器
20底部の中央を容器内側に向かって突出させ突起部2
5を形成している。上記構成において、トナー収納容器
20の洗浄を行う場合に、トナー収納容器20を取り出
して薄膜24を剥離し、新たな薄膜24を設けた後に新
規トナーを補充して使用すればよい。
【0051】尚、本変形例においては、トナー収納容器
20内に突起部を設け、新たな薄膜24を設けたり薄膜
24を剥離したりする際に、この突起部25を利用して
容易にできるようにしている。薄膜を設けるのに突起部
25を利用する場合、先端から薄膜形成溶液を放出する
ノズルをトナー収納容器20の深さより長い棒に軸方向
へのスライド可能に取り付け、トナー排出口22からト
ナー収納容器20内に挿入する。そして、棒の先端を突
起部25にソフトに突き当てて固定し、ノズル先端から
薄膜形成溶液を放出しながら少しずつ軸方向に引き抜
き、トナー収納容器20内壁全面を薄膜形成溶液で被覆
する。そして、固定していた棒を引き抜き、しばらくす
ると、薄膜形成溶液は固まって均一な薄膜24となる。
これによって、トナー収納容器20内壁に薄膜24を容
易に形成することができる。ここで、棒が突き当たって
いた突起部先端では、ノズルから放出された薄膜形成溶
液が棒と突起部25との間に溜まった状態で固まるた
め、均一な膜とはならず不連続な部分が形成される。こ
の不連続な部分は、薄膜24を剥離する際に利用するこ
とができる。例えば、先端に引っ掛け具のついた針をト
ナー収納容器20内に挿入し、上記不連続な部分を引っ
掛け具に引っ掛けて針を引き抜けば、薄膜24を容易に
剥離することができる。尚、本実施形態においては、薄
膜を形成する方法として、薄膜形成物質をノズルから放
出させて形成したが、この方法に限定されるものではな
い。
【0052】図7は、トナー収納容器20内壁に複数の
薄膜を重ねてなる多重膜26を設けたものである。この
多重膜26は、ポリウレタンの3重膜で構成されてお
り、上層から順次剥離できるようになっている。このよ
うな多重膜26を設ければ、1層ずつ剥離してトナー収
納容器20を再利用することができる。尚、多重膜26
の材質は、ポリウレタンに限るものではない。多重に重
ね合わせた膜を上層から順次剥離できるような多重膜2
6を形成できるものであれば、他の材質も使用可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、容器
内壁から薄膜状部材を取り出すことによって、使用済み
消耗品としての新規トナー収納容器の内部を容易にかつ
確実に洗浄できるので、新規トナー収納容器のリサイク
ルがしやすいという優れた効果がある。また、薄膜状部
材を取り出した後に、新たな薄膜状部材を新規トナー収
納容器内壁に設けてから新規トナーを補給して再利用す
るようにすれば、新規トナー収納容器のリサイクルを繰
り返し容易に行うことができるという優れた効果もあ
る。
【0054】請求項2の画像形成装置によれば、薄膜状
部材を剥離するごとに新たな薄膜状部材を設ける必要が
ないので、新規トナー収納容器のリサイクルを繰り返し
容易に行うことができるという優れた効果もできるとい
う優れた効果がある。
【0055】請求項3の画像形成装置によれば、新規ト
ナー収納容器と共に転写残トナーもリサイクルできるの
で、使用済み消耗品をより有効にリサイクルできるとい
う優れた効果がある。
【0056】請求項4の画像形成装置によれば、異物除
去部材の回転体としての大きさを最小限にすることがで
きるので、大きい部材を回転させる場合に生じる上記駆
動負荷を最小限に抑えることができるという優れた効果
がある。また、回転体が大きい場合に比して回転体のシ
ール部材も小さくて済み、シール部材の取り付けも容易
となることから、シール部材設置上の問題を改善するこ
ともできるという優れた効果がある。
【0057】請求項5の画像形成装置によれば、新規ト
ナー収納手段と異物分離手段とを分離して洗浄できるの
で、新規トナー収納手段及び異物分離手段の洗浄を容易
にかつ確実にできるという優れた効果がある。
【0058】請求項6の画像形成装置によれば、リサイ
クルトナー保持部材と異物除去部材とを分離して洗浄す
ることができるので、分離できない場合に比して両者を
容易かつ確実に洗浄できるという優れた効果がある。ま
た、これにより、異物分離手段の性能をより確実に維持
することができる。
【0059】請求項7の画像形成装置によれば、異物除
去前の転写残トナーを蓄積させるための容量を異物除去
手段側が備えておく必要がなくなるので、異物除去手段
を小型化することができるという優れた効果がある。ま
た、異物除去手段が特定の部材を駆動しなければ異物除
去が行えない構成の場合には、異物除去手段の異物除去
動作を常時行い続けておく場合に比して駆動時間を短く
することができ、省エネによる低コスト化が可能となる
という優れた効果がある。
【0060】請求項8の画像形成装置によれば、異物除
去部材の駆動のために個別の駆動源を設ける必要がない
ので、低コスト化及び省スペース化が可能となるという
優れた効果がある。
【0061】請求項9の画像形成装置によれば、異物除
去部材を駆動するための構成が容易となるので、装置構
成を簡素化することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す
断面図。
【図2】本実施形態にかかるトナーリサイクル機構の説
明図。
【図3】本実施形態の特徴部であるトナー収納部の拡大
断面図。
【図4】本実施形態の特徴部であるトナー収納部の拡大
断面図。
【図5】本実施形態の変形例の特徴部を示すトナー収納
部の拡大断面図。
【図6】本実施形態の変形例の特徴部を示すトナー収納
部の拡大断面図。
【図7】複数の薄膜を重ねてなる多重膜を設けたトナー
収納容器の断面図。
【符号の説明】
1 感光体 3 現像装置 4 現像スリーブ 5 ドクターブレード 6 現像剤収容室 7 トナーホッパ 9 トナー補給口 10 クリーニング部材 11 第1トナー搬送路 12 第2トナー搬送路 13 螺旋状スクリュー 13a スクリュウ軸 14 トナー収納部 20 トナー収納容器 22 トナー排出口 24 薄膜 26 多重膜 31 異物除去部材 35 リサイクルトナー保持部材 36 リサイクルトナー排出口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段
    と、該像担持体上の潜像をトナーにより顕像化する現像
    手段と、該像担持体上に形成された顕像を転写材に転写
    する転写手段と、内部に新しいトナーを収納する新規ト
    ナー収納手段としての新規トナー収納容器とを有し、該
    新規トナー収納容器内のトナーを用いて現像を行う画像
    形成装置において、 上記新規トナー収納容器内壁に剥離可能な薄膜状部材を
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記薄膜状部材を、複数の薄膜を重ねてなる多重膜で構
    成し、かつ該多重膜を上層から順次剥離可能にしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 転写後に該像担持体上に残留した転写残トナーを該転写
    残トナー内の異物と該異物が除去されたリサイクルトナ
    ーとに分離する異物分離手段を有し、該リサイクルトナ
    ーを再び現像に使用可能に構成したことを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段
    と、該像担持体上の潜像をトナーにより顕像化する現像
    手段と、該像担持体上に形成された顕像を転写材に転写
    する転写手段と、内部に新しいトナーを収納する新規ト
    ナー収納手段と、転写後に該像担持体上に残留した転写
    残トナーを該転写残トナー内の異物と該異物が除去され
    たリサイクルトナーとに分離する異物分離手段とを有
    し、該異物分離手段として、回転により該転写残トナー
    の異物を除去する異物除去部材と、該異物除去部材を内
    部に有し該リサイクルトナーを保持するリサイクルトナ
    ー保持部材とを有する画像形成装置において、 上記異物除去部材を、上記リサイクルトナー保持部材と
    は別体で単独回転可能に構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4の画像形成装置において、 上記新規トナー収納手段と上記異物分離手段とを分離可
    能に構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項3、4又は5の画像形成装置におい
    て、 上記異物分離手段が、回転により該転写残トナーの異物
    を除去する異物除去部材と、該異物除去部材を内部に有
    し該リサイクルトナーを保持するリサイクルトナー保持
    部材とからなるものであって、該リサイクルトナー保持
    部材と該異物除去部材とを分離可能に構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項3、4、5又は6の画像形成装置に
    おいて、 上記転写残トナーを上記像担持体上から上記異物分離手
    段に向けて搬送する転写残トナー搬送手段を有し、上記
    異物除去手段による異物除去動作を該転写残トナー搬送
    手段の駆動に同期して行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7の画像形成装置において、 上記異物分離手段が、回転により該転写残トナーの異物
    を除去する異物除去部材を有するものであって、 上記転写残トナー搬送手段の駆動力により上記異物除去
    部材を駆動することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8の画像形成装置において、 上記転写残トナー搬送手段が回転により転写残トナーを
    搬送するものであって、該転写残トナー搬送手段の回転
    中心と上記異物除去部材の回転中心とを同軸上に設け、
    転写残トナー搬送手段の回転中心から異物除去部材の回
    転中心に向けて駆動力を伝達可能に構成したことを特徴
    とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004286797A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用部材の洗浄方法
JP2006267938A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US8913926B2 (en) 2011-08-08 2014-12-16 Ricoh Company, Ltd. Developer container, developing device, process cartridge, image forming device, and developer refilling method
JP2015225159A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 廃トナー回収容器及び画像形成装置

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