JP2000089638A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2000089638A JP2000089638A JP10270563A JP27056398A JP2000089638A JP 2000089638 A JP2000089638 A JP 2000089638A JP 10270563 A JP10270563 A JP 10270563A JP 27056398 A JP27056398 A JP 27056398A JP 2000089638 A JP2000089638 A JP 2000089638A
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- toner
- image forming
- foreign matter
- forming apparatus
- recycled
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Abstract
ることができる画像形成装置を提供することである。 【解決手段】 異物除去部材37によって異物が除去さ
れた転写残トナーを収納するリサイクルトナー収納容器
30と、新しいトナーを収納するトナー収納容器20を
具備するトナーカートリッジ40において、上記トナー
収納容器に設けられたトナー排出口22と、上記リサイ
クルトナー収納容器に設けられたリサイクルトナー排出
口33とを独立して配設し、各トナーを個別に現像装置
内に供給することで、除去しきれなかった異物による影
響をなくす。
Description
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
転写後に像担持体上に残留した転写残トナーを再利用す
るための異物除去手段を具備するトナーリサイクル機構
と、現像手段に対して着脱可能なトナー収納手段(以
下、トナーカートリッジという。)とを有する画像形成
装置に関するものである。
交換方法としては、像担持体、帯電装置、現像装置、ク
リーニング装置、トナー収納部、廃トナー収納部などの
消耗部品を一体構成としたプロセスカートリッジを用
い、すべての消耗部品を一体的に交換する方法が知られ
ている。この方法は、一度にすべての消耗部品を交換す
ることができるので、メンテナンスを簡略化できる点で
優れている。しかし、この交換方法は、トナーがなくな
った時点ですべての消耗部品を交換するため、トナー消
費量の多い印字条件下で使用された場合、プロセスカー
トリッジを構成する各消耗部品が寿命となる前に交換さ
れてしまうという欠点を有していた。
ようなプロセスカートリッジからトナー収納手段を独立
させ、該トナー収納手段を別個に交換可能としたトナー
カートリッジを用いる方法が知られている。この交換方
法は、上記プロセスカートリッジを、トナーの消費条件
に依存しないで、その消耗部品の寿命時期にあわせて交
換することが可能である。これにより、寿命に余裕のあ
る消耗部品を寿命がくるまで交換しなくて済み、経済的
に有益である。
用するため、消耗部品のリサイクル化の取り組みが盛ん
である。その一つとして、実開昭62−154463号
公報には、従来ではクリーニング手段によって回収され
て廃棄されていた転写残トナーを再利用するトナーリサ
イクル機構が設けられた画像形成装置が開示されてい
る。この画像形成装置は、新しいトナーを貯留する新ト
ナーカートリッジと、回収した転写残トナーを貯留する
回収トナーカートリッジとを一体的に形成した構成をと
っている。そして、新しいトナーを使いきった後に転写
残トナーを使用することで、新しいトナーと回収した転
写残トナーとの粒径の違いから発生する帯電量のバラツ
キによる地肌汚れをなくすことができるとしている。ま
た、上記転写残トナーを廃棄せずに再利用に供するた
め、資源を有効活用することができることに加えて、消
耗したプロセスカートリッジを回収する際の回収性も向
上する。
おいては、転写残トナーを直接現像剤に混入して再利用
していたため、これを利用する画像形成装置が転写残ト
ナー内に存在する紙粉等の異物の影響を受けて異常画像
を発生させるという不具合がある。特に、現像剤担持体
に現像剤を直接供給する一成分現像方式又は二成分現像
方式の画像形成装置においては、再利用する転写残トナ
ー内に混入した異物による影響が大きい。これは、一成
分現像方式を例に挙げて説明すると、一成分現像方式で
は現像剤担持体上の現像剤を現像剤規制部材により薄層
化する必要があるため、この現像剤規制部材と現像剤担
持体との間に上記異物が詰まることに起因する。また、
現像装置の小型化は図るために現像剤を少量に抑えて現
像剤収容室を小さく構成した画像形成装置においては、
転写残トナーに含まれた異物が上記現像剤収容室に溜ま
り易い。このため、上記現像剤収容室における現像剤の
攪拌やトナー濃度制御等を正常に行うことができず、上
記と同様に異常画像が形成される。
理の容易化、省スペース化を図るため、着脱可能な1つ
のトナー容器内に仕切壁を介してフレッシュトナー収納
部とトナー回収部とが形成された画像形成装置が開示さ
れている。この画像形成装置は、新しいトナーを収納す
るフレッシュトナー収納部と、転写残トナーを収納する
トナー回収部とを1つの容器内に設けることにより省ス
ペース化を図り、上記トナー容器を低公害材料で形成す
ることで廃棄処理の容易化を図っている。また、上記公
報では、上記仕切壁を紙粉の除去が可能なスクリーン部
材で形成し、上記トナー回収部内の転写残トナーから異
物を除去して上記フレッシュトナー収納部に戻入が可能
な画像形成装置が提案されている。この画像形成装置に
おいては、異物を除去してから転写残トナーを再利用す
るため、上述した不具合を解消することができる。
成装置は、仕切り板を介して一端側から転写残トナーを
フレッシュトナー収納部に戻入する構成をとっている。
このため、フレッシュトナー収納部内では、新しいトナ
ーとリサイクルトナーとが十分に混じり合わず、局部的
にリサイクルトナーを多量に含む混合トナーが存在し、
この混合トナーが現像装置内に供給されることになる。
リサイクルトナーは、異物が除去されているといっても
完全に除去されているわけではなく、このようなリサイ
クルトナーが多量に含まれる混合トナーが現像装置内に
供給された場合には、該混合トナーは現像剤規制部材と
現像剤担持体との間に詰まりを発生させ、或いは現像剤
収容室に溜まるおそれがある。これは、画像形成の際の
異常画像の原因となり得る。特に、上記スクリーン部材
のような異物除去手段においては、その異物除去機能が
低下した場合、リサイクルトナーに含まれる除去しきれ
なかった異物の影響は無視することができない。また、
このような異物によって、該異物を含む混合トナーと接
触する装置等の寿命が通常よりも短くなるこという不具
合も生ずる。
であり、その目的とするところは、転写残トナーを容易
にかつ安定して再利用することができる画像形成装置を
提供することである。
に、請求項1乃至12の発明は、像担持体上に形成され
た静電潜像を現像する現像手段と、転写後に上記像担持
体上に残留した転写残トナーを再利用するために該転写
残トナー内の異物を除去する異物除去手段を具備するト
ナーリサイクル機構と、上記現像手段に対して着脱可能
であって、上記異物除去手段によって異物を除去された
転写残トナーを収納するリサイクルトナー収納手段、及
び新しいトナーを収納する新規トナー収納手段を具備す
るトナー収納手段とを備えた画像形成装置において、上
記現像手段に新しいトナーを供給するための上記新規ト
ナー収納手段に設けられた新規トナー排出口と、上記現
像手段にリサイクルトナーを供給するための上記リサイ
クルトナー収納手段に設けられたリサイクルトナー排出
口とを独立して配設したことを特徴とするものである。
排出口とリサイクルトナー排出口とが独立しているの
で、新規トナー排出口とリサイクルトナー排出口とから
それぞれ別個にトナーが排出される。このような構成に
より、異物が除去されたリサイクルトナーを新しいトナ
ーと一緒に連続的に現像手段に供給することが可能とな
る。この場合、現像手段に供給された新しいトナーとリ
サイクルトナーとの混合トナーにおける該リサイクルト
ナーの占める量は、全体的に新しいトナーに比べて非常
に少なく抑えることができ、局部的にリサイクルトナー
を多量に含む混合トナーの発生を防止することができ
る。この結果、リサイクルトナーに含まれる除去しきれ
なかった異物によって受ける影響は、ほぼ無視すること
ができる。また、上記リサイクルトナーの現像手段への
供給を制御できる手段を設けた場合、その供給の量や時
間等を、上記現像手段に設けられるトナー攪拌手段の構
成によって適宜設定したり、また新しいトナーとリサイ
クルトナーとの混合状態によって制御したりすること
で、異物による影響をほぼなくすことが可能となる。こ
のような例としては、現像手段にトナー量検知手段と、
該トナー量検知手段からの信号を受け取ってリサイクル
トナーを供給する供給部材を制御する制御手段とを設け
たものが挙げられる。
形成装置において、上記新規トナー収納手段と上記リサ
イクルトナー収納手段とが分離可能であることを特徴と
するものである。この画像形成装置においては、現像手
段に対して着脱可能であるトナー収納手段に設けられた
リサイクルトナー収納手段及び新規トナー収納手段が分
離可能である構成であるため、該トナー収納手段を回収
して洗浄する工程を容易化することができる。
又は2の画像形成装置において、上記異物除去手段を、
交換可能な消耗部品のうちで最も寿命が短い消耗部品に
設けたことを特徴とするものである。この画像形成装置
においては、個々に交換可能な消耗部品のうちで最も寿
命が短い部品に異物除去手段を設ける構成であるので、
異物除去手段の交換サイクルが短くなる。これにより、
異物除去手段をその寿命に対して余裕をもって交換する
ことができ、異物除去機能を安定して維持することがで
きる。特に、請求項4の発明のように、上記異物除去手
段が該異物除去手段の設けられた消耗部品に対して着脱
可能とすれば、該異物除去手段が設けられている消耗部
品を回収して洗浄する工程を容易化することができる。
1、2、3又は4の画像形成装置において、上記異物除
去手段を上記リサイクルトナー収納手段のリサイクルト
ナー収納部内に設けたことを特徴とするものである。こ
の画像形成装置においては、異物除去手段をリサイクル
トナー収納部内に設けた構成であるので、画像形成装置
本体に異物除去手段を設ける必要がなくなる。これによ
り、画像形成装置におけるトナーリサイクル機構の構成
を簡素化することができる。特に、請求項6の発明のよ
うに、上記新規トナー収納手段を駆動する駆動手段を有
する場合に、上記リサイクルトナー収納手段を、円筒状
部材と、該円筒状部材の内部に同軸的に配設される円筒
状の異物除去手段とから構成し、該リサイクルトナー収
納手段を上記駆動手段により回転させるように構成すれ
ば、上記円筒状の異物除去手段の内側に転写残トナーを
供給して、該リサイクルトナー収納手段を回転すること
で、転写残トナーの異物を除去することができる。この
ように構成することで、異物除去手段の構造を簡略化す
ることができる。また、上記リサイクルトナー収納手段
の回転は新規トナー収納手段の駆動手段を利用するの
で、別個に該リサイクルトナー収納手段用の駆動手段を
設ける必要がない。
1、2、3、4、5又は6の画像形成装置において、上
記異物除去手段がメッシュ状異物除去部材から構成され
たことを特徴とするものである。この画像形成装置にお
いては、異物除去手段がメッシュ状の異物除去部材であ
るので、異物除去手段を簡略化することができる。特
に、請求項8の発明のように、上記メッシュ状異物除去
部材を振動させる振動発生手段を設ければ、転写残トナ
ーのメッシュ状異物除去部材の通過を促進させ、異物除
去効率を向上させることができる。また、請求項9の発
明のように、上記メッシュ状異物除去部材を目の粗さが
異なる多重構造とすれば、一度に目の細かいメッシュ状
の異物除去部材で除去する場合とは異なり、メッシュに
目詰まりするのを防止することができ、異物除去効率の
低下を防止できる。
2、3、4、5、6、7、8又は9の画像形成装置であ
って、上記トナーリサイクル機構が、転写残トナーを上
記リサイクルトナー収納手段まで搬送する転写残トナー
搬送手段を有する画像形成装置において、上記転写残ト
ナー搬送手段と上記リサイクルトナー収納手段との連結
部に、トナー漏れ防止手段を設けたことを特徴とするも
のである。この画像形成装置においては、リサイクルト
ナー収納手段における転写残トナーが供給される部分に
トナー漏れ防止手段が設けられているので、転写残トナ
ーが漏れて画像形成装置内を汚す装置内汚染を防ぐこと
ができ、消耗部品を回収して再利用に供する際の洗浄工
程の負担を軽減することができる。
項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の画像
形成装置において、上記新規トナー収納手段に設けられ
た新規トナー排出口と、上記リサイクルトナー収納手段
に設けられたリサイクルトナー排出口とを一平面上に配
したことを特徴とするものである。この画像形成装置に
おいては、新規トナー排出口とリサイクルトナー排出口
とを一平面上に配したことで、新しいトナーとリサイク
ルトナーとの混合を容易に行うことができる。特に、請
求項12の発明のように、上記新規トナー排出口と上記
リサイクルトナー排出口とを同時に密閉することが可能
な密閉手段を設ければ、トナー収納手段の構成を簡単化
することができる。
る電子写真複写機(以下、複写機という。)に適用した
一実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る
複写機全体の構成及び動作について説明する。図1は、
トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤(以下、
現像剤という。)を用いた複写機の概略構成を示す断面
図である。図2は、図1における複写機の正面図であ
る。この複写機は、像担持体である感光体1の周囲に、
帯電手段である帯電部材2と、図示しない露光手段であ
る露光装置と、現像手段である現像装置3と、図示しな
い転写手段である転写装置と、クリーニング手段である
クリーニング部材10と、図示しない除電手段である除
電装置とが配置された構成をとっている。
体1の表面を均一に帯電し、図示しないスキャナなどの
画像読取手段で読み取った原稿の画像情報に基づいて上
記露光装置により図1の矢印Aで示す方向からレーザを
照射し、感光体1に光露光を行う。これにより、該感光
体上には静電潜像が形成される。ここで、例えば本発明
をプリンタに適用した場合には、画像情報を出力する画
像情報出力手段、例えばパーソナルコンピュータ、から
の画像情報に基づいて静電潜像を形成することになる。
3により現像される。具体的には、図示しない電源を上
記現像装置3における現像剤担持体としての現像スリー
ブ4に接続し、該現像スリーブと上記感光体1との間に
所定の現像バイアスを印加して、該感光体上に形成され
た静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する。そ
して、このトナー像は上記転写装置によって図示しない
記録媒体としての記録紙上に転写される。このようにし
て、記録紙に転写されたトナー像は図示しない定着装置
の作用を受けて該記録紙上に定着する。一方、この転写
時に上記感光体1上に残留した転写残トナーは、上記ク
リーニング部材10により除去され、クリーニングされ
た感光体1は次の画像形成工程に供される。また、上記
クリーニング部材10により除去された転写残トナー
は、転写残トナー搬送手段としての第1トナー搬送路1
1によって、感光体1の軸方向外側まで搬送される。
開口する開口部を有し、該開口部から一部が露出した現
像スリーブ4を備えている。この現像スリーブ4の内部
には、磁界発生手段としての磁石が配設されている。ま
た、感光体1に対して上記現像スリーブ4の背面側に
は、トナーを攪拌して収納するトナー攪拌収納手段とし
てのトナーホッパ7が設けられている。このトナーホッ
パ7は上記現像スリーブ4に向かって開口するトナー補
給口9を有し、内部にはトナーを攪拌して該トナー補給
口に送り出すための攪拌部材としてのアジテータ8が配
設されている。また、このトナーホッパ7の上面には開
口部が設けられており、その上方には上記現像スリーブ
4に平行に配された中空円筒状のトナーカートリッジケ
ース14が配設されている。
像スリーブ4上に担持させて感光体1と対向する現像領
域に搬送する前に、該現像剤の層厚を規制する現像剤規
制手段としてのドクターブレード5が設けられている。
また、このドクターブレード5に対して現像スリーブ4
に担持されて搬送される現像剤の搬送方向(以下、現像
剤搬送方向という。)の上流側には、現像剤収容手段と
しての現像剤収容室6が存在する。この現像剤収容室6
は、上記ドクターブレード5によって規制され進行が阻
止された現像剤を収納する。
剤の挙動について説明すると、上記トナーホッパ7内に
収納されているトナーは、上記アジテータ8によりトナ
ー補給口9に送り出される。このトナー補給口9を通過
したトナーは、トナーを消費して搬送されてきた現像ス
リーブ上の残留現像剤に供給され、このトナーが供給さ
れた現像剤は上記現像剤収容室6内に搬送される。この
現像剤収容室6内に搬送された現像剤は、現像スリーブ
4が図中矢印aの方向に回転することによりドクターブ
レード5側に搬送され、該ドクターブレードにより規制
される。規制された現像剤は、現像スリーブ4に担持さ
れたまま、図中矢印bの方向に回転する感光体1と対向
する現像領域まで搬送され、該現像剤内のトナーが感光
体1上に形成された静電潜像に付着し、トナー像を形成
する。その後、上記現像スリーブ4上に残留した残留現
像剤は該現像スリーブの回転に伴って再びトナー補給口
9側に搬送され、トナーを取り込む。 (以下、余白)
濃度検知手段を必要とせず、現像剤の動きによってトナ
ーを補給してトナー濃度を適正範囲内に制御するトナー
濃度自己制御システムを利用している。この現像装置に
おいては、現像剤のトナー濃度が適正範囲内にあると
き、上記トナー補給口9付近に現像剤が滞留して現像剤
滞留部が形成される。そして、現像剤内のトナーが消費
されると、現像剤全体の嵩が減少して上記現像剤滞留部
は消失することになり、現像剤滞留部が存在していたト
ナー補給口9付近にはトナーホッパ7から送り出された
トナーが迫り出してくる。この結果、迫り出してきたト
ナー現像剤が現像剤に取り込まれ、再び現像剤の嵩が増
加することになり、これにより余分な現像剤が再びトナ
ー補給口9付近で滞留して上記現像剤滞留部を形成す
る。このようにして、トナー濃度自己制御システムを利
用した現像装置は、現像剤のトナー濃度をほぼ一定範囲
内に制御している。
ル機構について説明する。画像形成工程における転写時
に、感光体1上に残留した転写残トナーは、クリーニン
グ部材10により除去される。このクリーニング部材1
0により除去された転写残トナーは、上記第1トナー搬
送路11によって感光体1の軸方向外側まで搬送され、
該第1トナー搬送路に連通した転写残トナー搬送手段と
しての第2トナー搬送路12を通って、上記トナーカー
トリッジケース14の内部まで送られる。上記第2トナ
ー搬送路12は上記トナーカートリッジケース14の軸
方向端面を貫通してその内部に突出している。上記第1
トナー搬送路及び第2トナー搬送路には、それぞれ転写
残トナーを搬送するための搬送部材としての螺旋状スク
リュー13が設けられており、該螺旋状スクリューの回
転運動により転写残トナーを搬送している。このように
して、クリーニング部材10により回収された転写残ト
ナーは、上記トナーカートリッジケース14に取り付け
られるトナー収納手段としてのトナーカートリッジに送
られる。
に取り付けられるトナーカートリッジについて説明す
る。図3(a)は、本実施形態における現像装置3に対
して着脱可能なトナーカートリッジ40の概略構成を示
す軸方向部分断面図であり、図3(b)は、該図3
(a)のトナーカートリッジをB−B方向に切断した径
方向断面図である。このトナーカートリッジ40は、新
しいトナーを収納する新規トナー収納手段としてのトナ
ー収納容器20と、リサイクルトナー収納手段における
リサイクルトナー収納部としてリサイクルトナー収納容
器30とから構成されている。
容器でその内部にトナー収納室21を形成している。ま
た、その一端部には、上記現像装置3に新しいトナーを
供給するための新規トナー排出口として、上記トナー収
納容器20よりも径の小さい円筒状のトナー排出口22
が設けられている。また、上記リサイクルトナー収納容
器30は、中空ドーナツ状に形成されており、該ドーナ
ツ状の中心孔部分に上記トナー収納容器20のトナー排
出口22をはめ込んで合体状態としたとき、トナーカー
トリッジ40が円柱形状となるように構成されている。
また、上記リサイクルトナー収納容器30には、上記現
像装置3にリサイクルトナーを供給するためのリサイク
ルトナー排出口33が設けられており、該リサイクルト
ナー排出口は合体状態のときに上記トナー排出口22と
同一面上に位置するように構成されている。また、上記
トナーカートリッジ40には、上記トナー排出口22及
び上記リサイクルトナー排出口33を同時に密閉する蓋
としての役割を果たす密閉手段としての蓋部材41が設
けられている。
れに設けられた取付手段としてのクリック34を、上記
トナー収納容器20に設けられた該クリックに対応する
取付手段としての凹部23に挿入することにより、該ト
ナー収納容器に対して固定される。尚、クリック34及
び凹部23は着脱可能な構成となっている。
異物除去手段としての円筒形状のメッシュ状異物除去部
材37が設けられている。本実施形態においては、異物
除去手段をリサイクルトナー収納容器30内に設けた
が、これに限らず、複写機を構成する他の消耗部品に設
けてもよい。この場合、消耗部品のうちで最も寿命が短
い部品に異物除去手段を設けると、異物除去手段の寿命
に対して余裕をもって交換することができるので、異物
除去機能を安定して維持することができ有益である。
トナー収納容器30を径方向に分割するようにこれと同
軸的に固定配置されている。本実施形態においては、異
物除去部材を固定配置しているが、該異物除去部材を、
リサイクルトナー収納容器又は上述した変形例にあって
は他の消耗部品に対して、着脱可能なように構成とすれ
ば、該異物除去部材が設けられている部品を回収して洗
浄する洗浄工程を容易化することができる。また、上記
異物除去部材37は、転写残トナー内に混入した紙粉等
の異物を捕らえてトナーのみを通過させることができる
ように、メッシュの目の粗さが調節されている。上記異
物除去部材の変形例としては、図4に示すように、目の
粗さが異なるメッシュ状異物除去部材を複数用いて、目
の粗い順に中心から径方向に向かって配された多重構造
としたものが挙げられる。この場合、異物がメッシュに
目詰まりするのを軽減することができ、異物除去効率の
低下を防止できるので有益である。
方向内側の部分には、上記第2トナー搬送路12により
搬送された転写残トナーを収納する転写残トナー収納室
31が形成されている。一方、異物除去部材37の径方
向外側の部分には、上記転写残トナー収納室31から該
異物除去部材を通過したリサイクルトナーを収納するリ
サイクルトナー収納室32が形成されている。上記転写
残トナー収納室31には、上記異物除去部材37を振動
させる振動発生手段としての遊動振動子38が設けられ
ており、該異物除去部材を振動させて、転写残トナーの
通過を促進させ、異物除去効率を向上させている。特
に、図3(b)に示すように、この遊動振動子38を、
転写残トナーが上記異物除去部材37を通過する部分、
本実施形態においては転写残トナー収納室31の鉛直方
向最下部に配置すると効果的である。
現像装置3との間のトナー供給機構について説明する。
図5は、トナーカートリッジ40が現像装置3のトナー
カートリッジケース14に取り付けられた状態の軸方向
断面図である。図示のように、トナーカートリッジ40
をトナーカートリッジケース14に取り付けて合体状態
にすると、上記トナー排出口22及びリサイクルトナー
排出口33を密閉していた蓋部材41が、トナーカート
リッジケース14に設けられたチャック28と作用し
て、トナーカートリッジ40から引き抜かれる。これに
より、合体状態において、上記トナー排出口22及びリ
サイクルトナー排出口33は開口状態となり、上記トナ
ー収納室21及びリサイクルトナー収納室32が現像装
置3のトナーホッパ7に連通することになる。
の転写残トナー収納室31には、上記トナーカートリッ
ジケース14の内部に突出した第2トナー搬送路12と
連結する連結部としての連結用開口部35が設けられて
いる。そして、合体状態となったとき、上記第2トナー
搬送路12は連結用開口部35における鉛直方向上方部
分に挿入され、上記第2トナー搬送路12を通って搬送
された転写残トナーが転写残トナー収納室31内に供給
される。また、上記連結用開口部35には、スリット入
りのゴム製トナー漏れ防止部材39が設けられている。
これにより、上記リサイクルトナー収納容器30が回転
した場合でも、第2トナー搬送路12と連結用開口部3
5との連結を確実し、また、該連結用開口部における第
2トナー搬送路と連結しない部分は密閉されることにな
る。従って、転写残トナーが重力により転写残トナー収
納室31内の鉛直方向下方部分に溜まった場合であって
も、転写残トナーが漏れる心配はない。
ートリッジケース14とが合体状態になったとき、トナ
ー収納容器20は図示しない駆動手段としての電動モー
タによって回転駆動する。また、トナー収納容器20に
は上記リサイクルトナー収納容器30が固定されている
ので、該リサイクルトナー収納容器はトナー収納容器の
回転に伴って回転する。上記電動モータは、本実施形態
に係る複写機の図示しない制御手段に設けられた駆動制
御回路によって制御されている。この駆動制御回路は、
上記トナーホッパ7に設けられたトナー量検知手段とし
てのトナー量検知装置15からのオン又はオフの信号を
受け取り、この信号に基づいて上記電動モータの駆動を
制御している。
回転させる以外にも、例えばトナー収納容器20内にト
ナー搬送手段としての螺旋状スクリュー部材を設けて、
該スクリュー部材を駆動させて現像装置にトナー供給を
行う方法であってもよい。この方法を利用する場合に
は、上記スクリュー部材を駆動させるために用いられる
駆動手段を上記リサイクルトナー収納容器30を回転さ
せるための駆動手段としても機能するように構成すれ
ば、構造を簡単化することができるので有益である。
尚、この場合には、上記リサイクルトナー収納容器30
を上記トナー収納容器20に対して回転可能に取り付け
る必要がある。
トナー及びリサイクルトナーの挙動について説明する。
トナー収納室21内の新しいトナーは、上記電動モータ
によりトナー収納容器20が回転すると、トナー排出口
22に向かって移動する。そして、このトナー排出口か
ら排出された新しいトナーは、重力によって現像装置3
におけるトナーホッパ7の上面に設けられた上記開口部
を介して該トナーホッパ内に落下する。一方、転写残ト
ナー収納室31内に供給された転写残トナーは、リサイ
クルトナー収納容器30の回転と重力とによって、その
鉛直方向下方部分に移動し、異物除去部材37上に堆積
する。この転写残トナーが堆積した異物除去部材37の
近傍には上記遊動振動子38が設けられているので、異
物除去部材37に接触している転写残トナーは、振動に
よりトナーのみが該異物除去部材を通過して上記リサイ
クルトナー収納室32内に供給される。リサイクルトナ
ー収納室32に入り込んだリサイクルトナーは、鉛直方
向下方におけるリサイクルトナー収納室32の内壁に堆
積する。リサイクルトナー収納室32の内壁には、リサ
イクルトナー排出口33に向かって螺旋状に突起して延
びる案内部36が設けられているので、上記リサイクル
トナーはリサイクルトナー収納容器30が回転すること
によりリサイクルトナー排出口33に向かって移動し、
排出される。
は、上記トナー排出口22からの新しいトナーと同様に
重力により現像装置のトナーホッパ7に落下する。ま
た、このリサイクルトナーはトナーホッパ7内に連続的
に少量ずつ供給されるので、トナーホッパ7内に存在す
るリサイクルトナーの占める量は、新しいトナーに比べ
て非常に少なく維持することができる。また、新しいト
ナー及びリサイクルトナーは、それぞれ別個の排出口か
らトナーホッパ7に落下する間に分散するので、トナー
ホッパ7に供給される際には新しいトナーとリサイクル
トナーとがある程度混じり合った状態になる。従って、
リサイクルトナーに含まれる除去しきれなかった異物
は、画像形成に影響を与えることはほとんどない。
除去手段と、新しいトナー及びリサイクルトナーをそれ
ぞれ別個の排出口から排出する機構とを併用することに
より、転写残トナーを容易にかつ安定して再利用するこ
とができるという優れた効果がある。特に、請求項2、
4及び10の発明によれば、近年の資源を有効活用する
動向に対応し、消耗部品のリサイクルを容易化すること
ができるという優れた効果もある。また、請求項5、
6、7及び12の発明によれば、画像形成装置内の省ス
ペース化を図ることができるという優れた効果もある。
図。
ッジの概略構成を示す軸方向部分断面図。(b)は、図
3(a)に示す矢印B−B方向に切断した径方向断面
図。
収納容器の軸方向断面図。
カートリッジを取り付けた合体状態の軸方向断面図。
Claims (12)
- 【請求項1】像担持体上に形成された静電潜像を現像す
る現像手段と、転写後に上記像担持体上に残留した転写
残トナーを再利用するために該転写残トナー内の異物を
除去する異物除去手段を具備するトナーリサイクル機構
と、上記現像手段に対して着脱可能であって、上記異物
除去手段によって異物を除去された転写残トナーを収納
するリサイクルトナー収納手段、及び新しいトナーを収
納する新規トナー収納手段を具備するトナー収納手段と
を備えた画像形成装置において、上記現像手段に新しい
トナーを供給するための上記新規トナー収納手段に設け
られた新規トナー排出口と、上記現像手段にリサイクル
トナーを供給するための上記リサイクルトナー収納手段
に設けられたリサイクルトナー排出口とを独立して配設
したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記新
規トナー収納手段と上記リサイクルトナー収納手段とが
分離可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、
上記異物除去手段を、交換可能な消耗部品のうちで最も
寿命が短い消耗部品に設けたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、上記異
物除去手段が、該異物除去手段の設けられた消耗部品に
対して着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
おいて、上記異物除去手段を上記リサイクルトナー収納
手段のリサイクルトナー収納部内に設けたことを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項6】請求項5の画像形成装置であって、上記新
規トナー収納手段を駆動する駆動手段を有する画像形成
装置において、上記リサイクルトナー収納手段を、円筒
状部材と、該円筒状部材の内部に同軸的に配設される円
筒状の異物除去手段とから構成し、該リサイクルトナー
収納手段を上記駆動手段により回転させることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の画像形
成装置において、上記異物除去手段がメッシュ状異物除
去部材から構成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】請求項7の画像形成装置において、上記メ
ッシュ状異物除去部材を振動させる振動発生手段を有す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】請求項7又は8の画像形成装置において、
上記メッシュ状異物除去部材を目の粗さが異なる多重構
造としたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
又は9の画像形成装置であって、上記トナーリサイクル
機構が、転写残トナーを上記リサイクルトナー収納手段
まで搬送する転写残トナー搬送手段を有する画像形成装
置において、上記転写残トナー搬送手段と上記リサイク
ルトナー収納手段との連結部に、トナー漏れ防止手段を
設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9又は10の画像形成装置において、上記新規トナ
ー収納手段に設けられた新規トナー排出口と、上記リサ
イクルトナー収納手段に設けられたリサイクルトナー排
出口とを一平面上に配したことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項12】請求項11の画像形成装置において、上
記新規トナー排出口と上記リサイクルトナー排出口とを
同時に密閉することが可能な密閉手段を設けたことを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270563A JP2000089638A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270563A JP2000089638A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000089638A true JP2000089638A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17487914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10270563A Pending JP2000089638A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000089638A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012063553A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US9170530B2 (en) | 2010-06-14 | 2015-10-27 | Ricoh Company, Ltd. | Powder container and image forming apparatus incorporating same |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP10270563A patent/JP2000089638A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9170530B2 (en) | 2010-06-14 | 2015-10-27 | Ricoh Company, Ltd. | Powder container and image forming apparatus incorporating same |
JP2012063553A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040325 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040416 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040602 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
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A02 | Decision of refusal |
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