JP2009063609A - 画像形成装置、トナー料金算出システム - Google Patents

画像形成装置、トナー料金算出システム Download PDF

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知美 大柴
Kishiomi Tamura
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さゆり 中野
Takeshi Omura
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Abstract

【課題】画像形成装置で作製されるプリント物の画質を良好に維持するとともに、使用できなくなったトナーに対する負担をユーザに負わせない様にする仕組みを提供する。
【解決手段】トナーカートリッジにユーザ識別情報を記録し、当該トナーカートリッジを用いてプリント作製を行う画像形成装置と、回収したトナーカートリッジよりユーザ識別情報の読取りとトナー残量測定を行ってトナー料金を算出するトナー料金算出システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置が品質劣化したトナーを用いてのプリント作製をなくす画像形成装置と、当該画像形成装置で使用できなくなったトナーに対する経済的な損失をユーザに与えない様にするトナー料金算出システムに関する。
複写機やプリンタ等をはじめとする電子写真方式の画像形成装置は、役所や企業の様な大量の文書作成を多く行うオフィスを中心に普及してきた。また、最近ではSOHOに代表される業務形態の多様化に対応した画像形成装置の開発も進められ、部品点数の軽減や材質変更等により、操作の簡易化や装置のコンパクト化が実現されている。
一般に画像形成装置は、イメージングカートリッジやトナーカートリッジ、あるいはプロセスカートリッジと呼ばれるトナー収納部材(以下、トナーカートリッジあるいはカートリッジともいう)を装填し、そこからトナー供給を受けて画像形成を行うものである。トナーカートリッジを装填後、画像形成装置でのプリント作製が進むと、トナーの消費によりカートリッジ内のトナーがだんだん少なくなるので、ある段階でトナーカートリッジを新しいものに交換することで、画像形成装置へのトナー供給は継続される。
トナーカートリッジの交換は、一般に画像形成装置に設けられたトナー残量検知手段やプリント作製枚数記憶手段からの情報に基づいて行われている。この様な方法の具体例としては、たとえば、原稿画像の読取りとプリント画像の読取りを行い、両者の読取結果を比較してトナー交換時期を表示する技術がある(たとえば、特許文献1参照)。また、カートリッジに記憶媒体を設け、記憶媒体に記憶されている情報を画像形成装置の作動に応じて加工し、加工した情報からトナーカートリッジの交換時期を決める技術もある(たとえば、特許文献2参照)。さらに、感光体の帯電電位とトナー画像濃度を測定し、測定結果よりカートリッジ内の調整が必要とされる部位を表示して交換を促す様にした技術もある(たとえば、特許文献3参照)。この様に、画像形成装置からの情報に基づいてトナーカートリッジの交換を行える様にした技術が従来より検討されてきた。
特開平7−334042号公報 特開平9−190142号公報 特開平6−262800号公報
一般に、トナーは画像形成装置内に未使用の状態で長期間保管されることがあっても、帯電性等をはじめとする性能がみだりに低下する様なことが起こらない様に設計されているものである。しかしながら、市場では高温高湿環境の様な過酷な環境下に長期間トナーが放置されることも想定され、この様なケースではその性能を安定に維持することが困難になってくる。
たとえば、高温高湿環境の下に長期にわたりおかれると、トナーは温度や湿度の影響を受けて凝集や帯電性変動という品質に関わる問題の発生も想定され、品質の劣化したトナーを用いてプリントを作製すると、良好な画質のプリントが得られなってしまう。また、品質の劣化したトナーを使うと、画像形成装置に負荷を加えることもあり、画像形成装置を故障させる原因にもなる。
この様に、トナーカートリッジに収容されているトナーが劣化して所定品質のプリントが得られにくくなってきた時は、トナーカートリッジを新しいものに交換してトナーの更新が必要になる。すなわち、トナーカートリッジを交換するケースとしては、プリント作製の進行に伴うトナー消費に伴う交換の他、作製されるプリント物の画質を維持するために交換するケースもある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、作製したプリントの画質から使用中のトナーの品質を判断することにより、使用中のトナーカートリッジの交換を決めることのできる画像形成装置を提供することを第1の目的とするものである。
ところで、トナーカートリッジ内にトナーが十分に残っている状態で、新しいトナーカートリッジに交換しなければならないことで新たな出費が発生することは、ユーザにとってなかなか納得できないことであるといえる。すなわち、プリント物の品質維持はとても大事なことだと頭ではわかっているけれど、背に腹は代えられないという理由で品質が低下したトナーでもむだなく使いきりたいという気持ちが出てもおかしくないことである。
この様に、プリント物の画質を維持したいが、劣化したトナーをむだにして経済的な負担を負いたくないというニーズが市場には存在していたものと考えられる。
本発明は、劣化して使用できないと判定されたトナーに対する負担をユーザに負わせない様にするトナー料金算出システムを提供することを第2の目的とするものである。
すなわち、本発明は、画像形成装置で作製されるプリント物の画質を良好に維持するとともに、プリント作製に使用できなくなったトナーに対する経済的負担をユーザに負わせない様にする仕組みを提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記課題が以下に記載の構成により解消されることを見出した。
請求項1に記載の発明は、
『少なくとも、
ユーザを識別するユーザ識別情報を記録する記録手段を有するトナーカートリッジに収容されたトナーを用いて作製したプリント物の画質評価を行う画質評価手段と、
前記トナーカートリッジ内のトナー量を検知するトナー残量検知手段と、
前記画質評価手段により得られた画質評価結果と、前記トナー残量検知手段により検知されたトナー量に基づいて、使用中のトナーカートリッジの交換を判定するトナーカートリッジ交換判定手段と、を有し、
前記トナーカートリッジ交換判定手段は、
前記画質評価手段により得られる画質評価結果を、前記トナー残量検知手段により得られるトナー量検知結果よりも優先させて、使用中のトナーカートリッジの交換を判定するものであることを特徴とする画像形成装置。』というものである。
請求項2に記載の発明は、
『少なくとも、
ユーザを識別するユーザ識別情報が記録された記録手段を有するトナーカートリッジより、前記記録手段に記録されているユーザ識別情報を読み取るユーザ識別情報読取手段と、
前記ユーザ識別情報を管理するユーザ識別情報管理手段と、
前記画像形成装置より回収されたトナーカートリッジ内のトナー残量を測定するトナー残量測定手段と、
前記トナー残量測定手段の測定結果に基づいて、トナー残量分の料金を算出する料金算出手段と、
前記料金算出手段により算出されたトナー料金と前記ユーザ識別情報とを照合する情報照合手段と、
を有することを特徴とするトナー料金算出システム。』というものである。
請求項3に記載の発明は、
『前記トナー料金システムは、請求項1に記載の画像形成装置で使用された前記トナーカートリッジに記録されたユーザ識別情報を読み取り、前記トナーカートリッジのトナー残量を測定した後、前記トナー残量分の料金を算出し、前記トナー料金と前記ユーザ識別情報の照合を行うものであることを特徴とする請求項2に記載のトナー料金算出システム。』というものである。
先ず、本発明に係る画像形成装置によれば、品質の劣化したトナーを用いてプリント作製を行うことがなくなり、作製されるプリント物の画質を良好に維持できる様になった。そして、本発明に係るトナー料金算出システムにより、劣化して使用できなくなった分のトナー料金がユーザに正確に返却される様になり、ユーザは使えなくなったトナー分の経済的な負担を強いられることがなくなった。すなわち、本発明によれば、ユーザは使用中のトナーが劣化してプリント作製に使用できなくなっても、使えなくなった分のトナー料金を懸念することなく、新しいトナーに交換できるので、作製されるプリント物の画質を良好に維持することができる様になった。
本発明は、品質劣化したトナーでプリント作製を行わない様にする画像形成装置と、劣化して使えなくなったトナーに対し、ユーザに経済的な損失を与えない様にするトナー料金算出システムの発明である。本発明によれば、ユーザに対して、プリント物の画質を一定レベル以上に維持することが保障できる様になり、また、購入したトナーが劣化等の理由で使用できなくなっても、使用できなくなったトナー代金はユーザにフィードバックされる様になる。
本発明は、画像形成装置で使用中のトナーカートリッジの交換が必要になったとき、仮にカートリッジ内にトナーが残っていても、ユーザが残存トナーに未練をもたずにトナーカートリッジを交換できる様にしている。トナーカートリッジに収容されたトナーは、カートリッジを画像形成装置に装填後、その画像形成装置が設置されている環境下におかれる。画像形成装置が温湿度の影響をそれほど受けない環境に設置されたものであれば、環境によるトナー品質への影響はそれほど懸念する必要はないが、たとえば、高温高湿環境の様な過酷な環境となると、環境によるトナー品質への影響を無視できなくなる。
一方、トナーカートリッジには、たとえば、A4サイズで数千枚分のトナーが収容されているので、プリント枚数の少ない機器はトナーが長期間その環境下におかれることになり、機器の設置環境が厳しくなるほどその影響は大きくなってくる。
また、トナーカートリッジの購入に際して、ユーザは少なからず料金を負担することになる。特に、フルカラーの画像形成装置では、複数のトナーカートリッジを同時交換することもあり、コストパフォーマンスの面からトナーカートリッジ内のトナーをむだなく使いたいという気持ちが出てくるのはごく自然な感情といえる。この様な状況から、画質維持の観点から品質劣化したトナーを使用するのはよくないとわかっていながら、トナーをむだにしたくないという気持ちが優り、背に腹は代えられずに劣化したトナーを使用することが市場で起きても不思議なことはないといえる。
本発明は、この様な背景から見出されたものであり、プリント物の画像品質を良好に維持するとともに、トナーが使用できなくなることによる経済的損失をユーザに与えない様にすることを実現させようとしたものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、画像形成装置にトナーを供給するトナーカートリッジを、個々のユーザを識別するユーザ識別情報を記録する記録手段を有するものとすることで実現されるものである。すなわち、下記構成からなる画像形成装置とトナー料金算出システムに上記構成のトナーカートリッジに記録されているユーザ識別情報を介在させることにより実現することができるのである。
本発明に使用可能な画像形成装置は、少なくとも、以下の構成を有する。すなわち、
(1)ユーザを識別するユーザ識別情報を記録する記録手段を有するトナーカートリッジに収容されたトナーを用いて作製したプリント物の画質評価を行う画質評価手段
(2)トナーカートリッジ内のトナー量を検知するトナー残量検知手段
(3)画質評価手段により得られた画質評価結果とトナー残量検知手段により検知されたトナー量に基づいて、使用中のトナーカートリッジの交換を判定するトナーカートリッジ交換判定手段
を有するものである。そして、前記トナーカートリッジ交換判定手段が、画質評価手段により得られる画質評価結果をトナー残量検知手段により得られるトナー量検知結果よりも優先させて使用中のトナーカートリッジの交換を判定するものである。
すなわち、本発明に係る画像形成装置は、上記構成とすることにより、プリント画質に問題がないと判定された下では使用中のトナーでプリント作製を継続し、カートリッジ中のトナーが消費され尽くしたときに、新しいトナーカートリッジに交換する。一方、プリントの画質が所定レベルに到達していないと判定された下では、ただちに、使用中のトナーを新しいものに交換する様に作動する。この様に、本発明に係る画像形成装置は、トナーカートリッジ内の残存トナー量の結果よりも作製したプリント物の画質評価結果を優先させて、使用中のトナーの交換を判断するものである。
また、本発明に使用可能なトナー料金算出システムは、少なくとも、以下の構成を有する。すなわち、
(1)ユーザを識別するユーザ識別情報が記録された記録手段を有するトナーカートリッジより、前記記録手段に記録されているユーザ識別情報を読み取るユーザ識別情報読取手段
(2)ユーザ識別情報を管理するユーザ識別情報管理手段
(3)回収されたトナーカートリッジのトナー残量を測定するトナー残量測定手段
(4)トナー残量測定手段の測定結果に基づいて、残った分のトナー料金を算出する料金算出手段
(5)料金算出手段により算出したトナー料金とユーザ識別情報とを照合する照合手段
を有するものである。上記構成により、本発明ではユーザより回収してきたトナーカートリッジに記録されたユーザ識別情報の読取りと管理が行えるので、回収してきたトナーカートリッジの所有者をメーカーサイドで特定することができる。そして、回収してきたトナーカートリッジの残トナーの測定結果より算出されるトナー料金とユーザ識別情報とを照合することにより、各ユーザに対して未使用分のトナー料金を確実にフィードバックすることができる様になる。
そして、本発明は上記構成からなる画像形成装置とトナー料金返却システムとを組み合わせることにより、作製プリントの画像品質を良好に維持し、かつ、トナーが使用できなくなった時に発生する損失分のトナー代金をユーザに返却できる様にしている。
最初に、本発明の概要を図1を用いて説明する。図1は、本発明の全体像を示す概略図で、ユーザとメーカーとの間でトナーカートリッジを介して本発明が実現されることを示している。本発明は、記録媒体139を有するトナーカートリッジ13の流通を介して、ユーザに対して作製されるプリントの画質を良好に維持し、プリントの画質からトナーを新しいものに交換した場合には、使用できなくなったトナー料金を返却できる様にしている。
図1は、ユーザサイドの画像形成装置10(以下、プリンタともいう)とメーカーとの間でトナーカートリッジ13を流通させていることを示している。図1は、ユーザとメーカーとの間でのトナーカートリッジの流通が、一見、1個のトナーカートリッジ13を同一ユーザに返却させる様にも見えるが、1つのトナーカートリッジを同一ユーザに返却することを必須とするものではない。
図1は、トナーカートリッジ13がメーカーサイドでトナー充填されて市場に供給され、購入したユーザがプリンタ10でプリント作製に使用することを示す。そして、トナーを消費して空になったトナーカートリッジ13’は、カートリッジ交換によりプリンタ10より外され、メーカーに回収される。メーカーに回収されたトナーカートリッジ13’は、記録されているユーザ識別情報の読取りやトナー残量測定が行われ、さらに、新しいトナーが充填されて、再びユーザに供給される。
ユーザサイドのプリンタ(画像形成装置)10は、プリント作製を行う構成と、プリンタ10の駆動制御、トナーカートリッジ13の記録媒体139へのユーザ識別情報の書込みや記録媒体139に記録された情報の読出し等を制御する制御部20を有する。
メーカーサイドには、サーバコンピュータ100が設けられている。サーバコンピュータ100は、トナー残量測定装置300により得られる回収したトナーカートリッジ13’に記録されたユーザ識別情報の読出し、トナー残量測定、トナー残量測定結果に基づくトナー料金の算出を行う装置の動作制御や得られた情報の管理を行うものである。つまり、サーバコンピュータ100は、前述した動作を行うトナー残量測定装置300やユーザ識別情報読取装置400と接続してこれらの作動を制御している。
また、メーカーサイドには、回収トナーカートリッジ13’のトナーを新しいものに交換するトナー充填装置200が示され、サーバーコンピュータ100と接続してオンラインでトナー充填を行えるが、本発明ではオンラインで行うトナー充填に限定するものではない。つまり、手作業による充填作業の様に、サーバコンピュータ100に充填装置を接続せずに作業を行うケースも含むものである。
なお、本発明の必須の構成要件ではないが、図1に示す様に、プリンタ10やサーバーコンピュータ100をネットワークに接続する形態をとることも可能である。この様に、ネットワークを活用することで、ユーザサイドとメーカーサイドの間での情報のやりとりが行い易くなり好ましい。
次に、ユーザサイドでのトナーカートリッジの動きについて説明する。図1に示す様に、ユーザがトナーカートリッジ13を購入してプリンタ10に装填することにより、プリンタ10はプリント作製が行える様になる。トナーカートリッジ13がプリンタ10に装填されると、プリンタ10に内蔵される制御部20は、トナーカートリッジ13を検知し、トナーカートリッジ13に設けられている記録媒体139にユーザ識別情報を書き込む様に制御する。この様にして、プリンタ10に装填されたトナーカートリッジ13にはユーザ識別情報が書き込まれる。
ユーザ識別情報が記録されたトナーカートリッジ13は、使用済みのトナーカートリッジ13’としてメーカーに回収されると、メーカーは記録されたユーザ識別情報を読み取る。メーカーは、記録されたユーザ識別情報からそのトナーカートリッジを使用したユーザを確定する。メーカーは、使用済トナーカートリッジ13’のトナー残量を測定し、その測定結果から残量分のトナー料金を算出するが、このとき、算出したトナー料金をユーザ識別情報と照合させ、ユーザに正確なトナー料金をフィードバックすることができる。
この様に、回収されたトナーカートリッジ13’に記録されたユーザ識別情報により、メーカーはトナーカートリッジを使用したユーザを特定し、ユーザに返却するトナー料金を正確にフィードバックすることができる。
ユーザ識別情報は、個々のユーザを識別、特定することができる様にした識別情報のことで、メーカーのサーバーコンピュータ100に予め登録しておく。そして、メーカーがユーザから使用済みのトナーカートリッジ13’を回収した時、これに記録されているユーザ識別情報を検知し、検知したユーザ識別情報をサーバーコンピュータ100に登録しておいたユーザ識別情報とを照合する。この様にして、回収してきたトナーカートリッジ13’を使用していたユーザを確認することができる。
ユーザ識別情報には、機器を購入した個々のユーザを識別するID番号やユーザが自由に決めた文字や数字を配列させたもの等の他に、個々の画像形成装置を識別するものでもよい。個々の画像形成装置を識別する識別情報としては、たとえば、機番とかシリアルナンバーと呼ばれるものが挙げられる。
プリンタ10にトナーカートリッジ13が装填され、記録媒体139にユーザ識別情報が記録された後、プリンタ10ではトナーカートリッジ13に収容されているトナーを用いてプリント作製が行われることになる。このとき、プリンタ10の作動は制御部20により制御される。また、制御部20は、プリンタ10による作製プリントの画質評価が行える様にすることで、作製プリントの品質面に基づくトナー保障を行うことができる。
すなわち、制御部20は、使用中のトナーカートリッジ13に収容されているトナーを用いて作製したプリント画像の画質を評価し、画質評価結果からトナー品質が所定レベルにあるか否かを判断する。制御部20により、使用中のトナーが品質上問題ないレベルのものと判断された時は使用中のトナーでのプリント作製が継続される。一方、使用中のトナーでは所定レベルの画質が得られないと判断された場合は、新しいトナーカートリッジに交換することをユーザに促す様に制御する。
本発明では、記録媒体139に記録されているユーザ識別情報をメーカーのサーバーコンピュータ100に記録されているユーザ識別情報と照合することで、使用済みのトナーカートリッジのトナー残量に関する情報を各ユーザに正確にフィードバックできる。
次に、制御部20で行われるトナーカートリッジ交換の判断について説明する。制御部20が行うトナーカートリッジ交換の判断は、たとえば、図2に示すフローにしたがって行われる。
ユーザによりプリンタ10の電源がONされ(ステップS01)た後、初期動作を経てプリンタ10はプリント作製が可能な状態になると(ステップS02)、制御部20は使用中のトナーカートリッジのトナー残量を検知する(ステップS03)。
トナー残量が不十分と判断された場合(ステップS04のNo)、制御部20は新しいトナーカートリッジ13への交換の指示をユーザに出す(ステップS08)。一方、トナー残量が十分と判断された場合は(ステップS04のYes)、制御部20は使用中のトナーで作製される画質の検知を行う(ステップS05)。
ステップS05の画質の検知で、制御部20が所定レベルの画質と判断した場合(ステップS06のYes)は、使用中のトナーは劣化していないと判断され、使用中のトナーによりプリント作製が行われる(ステップS07)。一方、画質が所定レベルに到らないと判断した場合(ステップS06のNo)、制御部20は新しいトナーカートリッジに交換する様にユーザに指示を出す(ステップS08)。この様に、本発明ではトナーカートリッジ13にトナーが十分ある場合でも、そのトナーで作製された画質が悪いと判断した時には新しいトナーに交換する様、ユーザに働きかけることができる。
そして、新しいトナーカートリッジに交換されたことを確認すると(ステップS09のYes)、制御部20は新しいトナーカートリッジ13の記録媒体139にユーザ識別情報の書込みを行わせる(ステップS10)。ユーザ識別情報が書き込まれた後、プリンタ10では新しいトナーによるプリント作製が行われる(ステップS07)。
この様に、本発明に係る画像形成装置では、内蔵される制御部20により使用中のトナーで作製される画質を評価し、画質が所定レベルに到らないと判断した場合には新しいトナーカートリッジに交換してプリント作製を行う様にしている。また、本発明では使用中のトナーで作製される画質を優先させてトナーカートリッジ交換を判断しており、仮にトナーカートリッジの中に十分なトナーがあっても、それを使用せず、新しいトナーに交換してプリント作製を行う様にしている。
したがって、本発明に係る画像形成装置は、画質を優先させてトナーカートリッジの交換を行う様にするので、たとえば、高温高湿環境等の厳しい環境下に設置した画像形成装置も所定レベルの画質を有するプリント物をいつも提供することができる。
次に、本発明に係る画像形成装置を制御する制御部20について説明する。図3は、制御部20の構成を示すブロック図である。制御部20は、画像形成装置10に内蔵された形態を採り、CPU21、メモリ22や図示していない画像処理用IC、入出力ポート、通信用インターフェイス、駆動回路等より構成される。制御部20は、図3に示す様に、画像形成ユニットY、M、C、Bk等をはじめとする画像形成装置10の各構成部位と接続し、これら構成部位の作動を制御するものである。
また、制御部20は、画像形成装置10に設けられた情報書込部29よりトナーカートリッジ13の記録媒体139にユーザ識別情報を記録させることができる。さらに、画像形成装置10に設けられた情報読出部24を介してトナーカートリッジ13の記録媒体139にメーカーで記録した情報を読み出すこともできる。
制御部20を構成するメモリ22には、使用中のトナーで作製される画質を評価するプログラムやトナーカートリッジ13中のトナー残量を検知するプログラム等が収納されている。制御部20は、これらのプログラムを駆動させることにより、図2に示したトナー残量検知や画質評価、及び、トナーカートリッジ交換の判定を行うことができる。
ここで、本発明に係る画像形成装置の構成を図3のブロック図に示す部位で説明する。先ず、本発明でいう「ユーザを識別するユーザ識別情報を記録する記録手段を有するトナーカートリッジに収容されたトナーを用いて作製したプリント物の画質評価を行う画質評価手段」は、画質検知部25と制御部20から構成されるものである。また、「トナーカートリッジ内のトナー量を検知するトナー残量検知手段」は、トナー残量検知部26と制御部20から構成されるものである。
さらに、「画質評価手段により得られた画質評価結果とトナー残量検知手段により検知されたトナー量に基づいて使用中のトナーカートリッジの交換を判定するトナーカートリッジ交換判定手段」は、制御部20より構成されるものである。すなわち、制御部20はメモリ22に記録されている画質評価プログラム222を作動させ、画質読取部で検知した画質を評価して使用中のトナーの品質を判定する。また、メモリ22に記録されているトナー残量評価プログラム223を作動させ、トナー残量検知部26で検知したトナー残量を評価してトナー残量の判定を行う。そして、上記手順により得られた画質評価結果でトナーの品質が劣化していると判断した時は、トナーが十分残っていても、新しいトナーカートリッジへの交換を行う様に判定する。つまり、本発明でいう「画質評価手段により得られる画質評価結果をトナー残量検知手段により得られるトナー量検知結果よりも優先させて、使用中のトナーカートリッジの交換を判定する」とは、制御部20で行われる上記判断のことをいうものである。
次に、制御部20で行われる画質評価とトナー残量評価について説明する。
本発明で行われる使用中のトナーで作製された画質の評価は、先ず、画像形成装置10で作製した画質を画質検知部25で検知し、検知結果が制御部20に送られる。制御部20は、メモリ22の画質評価プログラム222を作動させ、送られてきた画質情報を評価する。そして、作製された画質が所定レベルに到達していないと判断した場合は、制御部20が使用中のトナーが劣化しているものと判断しており、新しいトナーカートリッジに交換する様、情報表示部(モニタ)27を介してユーザに指示する。
一方、作製された画質が所定レベル内にあると判断した場合は、制御部20が使用中のトナーは劣化していないものと判断し、そのままプリント作製を行う様にする。
この様に、制御部20は、所定レベルの品質を有すると判定したトナーでプリントを作製する様にプリント作製を制御し、所定の品質を有するトナーでプリント作製が行われるので、作製されるプリント物の画質は良好なものに維持される。なお、情報表示部(モニタ)27に表示するメッセージは、制御部20により上記判断を行った時に、自動的にメモリ22の表示情報選択プログラム224を作動させることで、状況に応じたメッセージが表示される様になっている。なお、制御部20による画質評価方法の具体例を後で説明する。
また、本発明で行われる使用中のトナーカートリッジ13におけるトナー残量検知は、各画像形成部Y、M、C、Bk内に設けられたトナー残量検知部26によりトナー残量が検知され、この検知結果が制御部20に送られる。制御部20は、メモリ22のトナー残量評価プログラム223を作動させ、送られてきた残量検知結果を評価し、トナーカートリッジ中のトナー残量がプリント作製に十分な量のものかを判断する。
制御部20がトナー残量が十分あると判断した場合、上述の手順で判断した画質評価が問題なければ、使用中のトナーによりプリント作製を行う。一方、トナーカートリッジ中にプリント作製に十分な量のトナーがないと判断した場合は、新しいトナーカートリッジに交換する様、情報表示部(モニタ)27を介してユーザに指示する。なお、情報表示部(モニタ)27に表示するメッセージは、制御部20が上記判断を行った時に、自動的にメモリ22の表示情報選択プログラム224を作動させて、状況に応じたメッセージが表示される様になっている。
この様に、制御部20は、画像形成装置10で使用中のトナーカートリッジ13中のトナー残量の検知結果から、トナー残量がプリント作製できる量あるかを判断している。なお、制御部20によるトナー残量検知方法の具体例を後で説明する。
以上の様に、本発明に係る画像形成装置10は、内蔵される制御部20により、使用中のトナーの画質評価を行い、その結果に基づいて新しいトナーカートリッジへの交換を判断することができる。また、使用中のトナーカートリッジのトナー残量を評価し、その結果からトナーカートリッジの交換を判断することもできる。そして、本発明に係る画像形成装置は、前述した様に、使用中のトナーカートリッジに十分なトナーがあっても、画質評価の結果、所定レベルの画質が得られていないと判断した時には、新しいトナーカートリッジに交換する様に制御する。この様に、本発明に係る画像形成装置は、これらの評価のうち、画質評価の結果を優先させてトナーカートリッジの交換を判断している。
また、本発明では、画像形成装置で使用できないと判断され、交換したトナーカートリッジに残存するトナーに対し、メーカーが残存分のトナー費用をユーザに返却する様にしている。ユーザは、トナーカートリッジに残ったトナーをむりに使いきろうとしなくなり、プリント画質を良好に維持することができる。
また、ユーザが品質の劣化したトナーを使用するケースでは、トナーがカートリッジの摺動部に固着している等、トナーが使用しにくい状態になっていることが多い。この様なケースでは、ユーザはトナーを使い易くするため、カートリッジをみだりにたたいたり部品を取り外して使用することが予想される。手荒な扱いや部品を取り外した状態で使用されたトナーカートリッジは、カートリッジ自体の品質も低下することになり、使用済みのトナーカートリッジを回収した後、メーカーは耐久性を確認し、紛失した部品を補充する等の対応が必要になる。本発明によれば、ユーザが品質の低下したトナーをむりに使用することがなくなるので、ユーザサイドで手荒な扱いや部品の取外しの機会が減り、使用済みのトナーカートリッジを再使用するケースで品質確認や部品補充を行う手間を低減させることができる。
次に、トナーカートリッジ13に個人識別情報を記録する方法について説明する。前述した様に、本発明ではトナーカートリッジ13を画像形成装置10に装填したとき、トナーカートリッジ13の記録媒体139にユーザ識別情報の書込みを行う。ユーザ識別情報の書込みは、各画像形成ユニットY、M、C、Bkに新しいトナーカートリッジ13が装填されると、トナーカートリッジ装填部28より制御部20に向けて信号が送信される。制御部20に信号が送られると、メモリ22のユーザ識別情報記録部221に記録されているシリアルナンバー等に代表されるユーザ識別情報が情報書込部29よりトナーカートリッジ13の記録媒体139に書き込まれる。
トナーカートリッジ13に設けられた記録媒体139にユーザ識別情報が入力されることにより、メーカーは使用済みトナーカートリッジ13’の所有者をユーザ識別情報から確認することができる。そして、メーカーは、使用済みトナーカートリッジ13’のトナー残量を測定し、トナー残量に応じた返却費用を算出した後、この返却費用の情報をユーザ識別情報と照合させることができる。その結果、メーカーは各ユーザに対してトナー残量に応じたトナー料金を正確に返却できる。この様に、本発明では、回収されたトナーカートリッジ13に設けられた記録媒体139に記録されたユーザ識別情報をメーカーが読み取ることにより、メーカーはカートリッジにトナー残量に応じたトナー料金をユーザに返却することができる。
次に、メーカーサイドでの使用済みトナーカートリッジの取扱いについて説明する。
図1に示す様に、ユーザサイドで出た使用済みトナーカートリッジ13’は、メーカーに回収される。なお、本発明でいうメーカーとは、トナー製造とカートリッジ回収を両方行う業者の他に、使用済みトナーカートリッジの回収のみを行う業者も含むもので、ユーザサイドで出た使用済みトナーカートリッジを回収する業者を総称してメーカーという。
本発明では、使用済みトナーカートリッジ13’の記録媒体139に記録されているユーザ識別情報とトナーカートリッジ13’のトナー残量とを照合させることで、プリント作製に使用できなくなった分のトナー料金をユーザに返却できる様にしている。図1に示す様に、メーカーは、回収したトナーカートリッジ13’の記録媒体139に記録されているユーザ識別情報を読み取るユーザ識別情報読取装置400と、トナーカートリッジ13’に残っているトナー量を測定するトナー残量測定装置300を有する。また、メーカーはサーバコンピュータ100を有する。サーバコンピュータ100は、トナーカートリッジ13を供給する全ユーザのユーザ識別情報を管理している。また、ユーザ識別情報読取装置400で読み取られたユーザ識別情報の照合や、トナー残量測定装置300で得られたトナー残量に基づくトナー料金の算出、さらには、ユーザ識別情報とトナー料金の照合を行って、正確なトナー料金返却を実現している。
メーカーサイドでは、たとえば、図4に示す様なフローにしたがって、市場より回収してきたトナーカートリッジ13’に残っていたトナー分の料金をユーザにフィードバックすることができる。先ず、メーカーはユーザより回収してきたトナーカートリッジ13’の記録媒体139に記録されているユーザ識別情報をユーザ識別情報読取装置400で読み取る(ステップS11)。ユーザ識別情報読取装置400により読み取られたユーザ識別情報はサーバコンピュータ100に送られ、サーバコンピュータ100は送られたユーザ識別情報を照合する(ステップS12)。照合によりメーカーは回収したトナーカートリッジ13’を使用していたユーザを特定することができる。
次に、トナー残量測定装置300により回収してきた使用済みトナーカートリッジ13’のトナー残量測定が行われる(ステップS13)。トナー残量測定装置300で測定されたトナー残量はサーバコンピュータ100に送られ、サーバコンピュータ100はトナー残量情報に基づいてユーザに返却するトナー料金を算出する(ステップS14)。
次に、サーバコンピュータ100は、算出したトナー料金を前述のユーザ識別情報と照合させる(ステップS15)。この様に、サーバコンピュータ100でトナー料金とユーザ識別情報の照合を行うことにより、メーカーは各ユーザに返却するトナー料金を正確に求めることができる。そして、メーカーは各ユーザにトナーカートリッジ13’に残っていた分のトナー料金を返却する(ステップS16)。
本発明では、各ユーザにトナー料金を返却する具体的な方法は、特に限定するものではなく、公知の方法で対応することを想定している。
また、本発明では、メーカーからユーザへのトナー料金返却だけでなく、ユーザがメーカーに返却されるトナー料金を確認することもできる様になっている。たとえば、図1に示す様に、ユーザサイドのプリンタ10をネットワークに接続し、プリンタ10に内蔵される制御部20を利用してネットワークに接続されたサーバコンピュータ100にアクセスすることで確認が行える。また、サーバコンピュータ100と画像形成装置10をネットワーク接続させることで、ネットを介してユーザにトナー料金返却日を予め連絡することもできる様になる。ユーザはメーカーからの入金日を予め把握することができるので、ユーザの経営を支援する面で好ましいものになる。
図5は、サーバコンピュータ100のブロック図である。サーバコンピュータ100は、CPU110、メモリ120や図示していない画像処理用IC、入出力ポート、通信用インターフェイス、駆動回路等より構成される。サーバコンピュータ100は、ユーザ識別情報をはじめとする各種情報を保管しておくデータベース101と接続しており、データベース101に保管した情報を管理、活用している。
また、サーバコンピュータ100は、回収したトナーカートリッジ13’のトナー残量を測定するトナー残量測定装置300や、回収したトナーカートリッジ13’に記録されたユーザ識別情報を読み取るユーザ識別情報読取装置400と接続し、これらの装置の作動を制御する。また、トナー残量測定装置300で測定されたトナー残量の情報が送られ、この情報からトナー料金の算出を行う。さらに、ユーザ識別情報読取装置400で読み取られたユーザ識別情報とデータベース101に保管されているユーザ識別情報とを照合することにより、回収したトナーカートリッジ13’を使用していたユーザを特定することができる。そして、サーバコンピュータ100は、算出したトナー料金とユーザ識別情報とを照合することにより、回収してきたトナーカートリッジ13’を使用していたユーザに残量分のトナー料金の返却を行える様にしている。
サーバコンピュータ100を構成するメモリ120には、ユーザ識別情報管理プログラム121や料金計算プログラム122、ユーザ識別情報/返却料金情報照合プログラム123等、トナーカートリッジ13’より得られる情報を利用するプログラムが登録されている。ユーザ識別情報管理プログラム121は、ユーザ識別情報読取装置400により読み取られたユーザ識別情報を、データベース101に保管されているユーザ識別情報と照合して、回収したトナーカートリッジ13’のユーザを特定するプログラムである。
料金計算プログラム122は、トナー残量測定装置300により測定されたトナー残量より、残量分のトナー料金を算出するプログラムである。具体的には、トナーの種類等に基づいて予め決めているトナー単価に、測定により得られたトナー残量を乗じて、ユーザに返却すべきトナー料金を算出する。たとえば、トナー単価を10gあたり30円とした時、回収したトナーカートリッジ13’内にトナーが20g残っていた場合は、ユーザに返却するトナー料金は30(円/10g)×20(g)=60円となる。
ユーザ識別情報/返却料金情報照合プログラム123は、ユーザ識別情報管理プログラムにより照合したユーザ識別情報と料金計算プログラム122で算出したトナーカートリッジ13’に残っていた分のトナー料金とを照合するプログラムである。すなわち、このプログラムは、ユーザ識別情報とトナー料金とを照合することにより、回収したトナーカートリッジ13’を使用していたユーザに返却するトナー料金を対応させる操作を行うものである。なお、ユーザ識別情報/返却料金情報照合プログラム123で作製した各ユーザに返却するトナー料金の情報をデータベース101に保管することも可能である。
ここで、本発明に係るトナー料金算出システムの構成を図5のブロック図に示す部位と対応させて説明する。「ユーザを識別するユーザ識別情報が記録された記録手段を有するトナーカートリッジより、記録手段に記録されたユーザ識別情報を読み取るユーザ識別情報読取手段」は、ユーザ識別情報読取装置400とサーバコンピュータ100から構成される。すなわち、ユーザ識別情報読取装置400とサーバコンピュータ100のメモリ120のユーザ識別情報管理プログラム121が該当するものである。また、「ユーザ識別情報を管理するユーザ識別情報管理手段」もサーバコンピュータ100のメモリ120にあるユーザ識別情報管理プログラム121が該当するものである。
「画像形成装置より回収されたトナーカートリッジ内のトナー残量を測定するトナー残量測定手段」はトナー残量測定装置300が該当するものである。また、「トナー残量測定手段の測定結果に基づいて、トナー残量分の料金を算出する料金算出手段」はサーバコンピュータ100のメモリ120の料金計算プログラム122が該当するものである。
さらに、「料金算出手段により算出されたトナー料金とユーザ識別情報とを照合する情報照合手段」は、サーバコンピュータ100のメモリ120のユーザ識別情報/返却料金情報照合プログラム123が該当するものである。
次に、ユーザ識別情報/返却料金情報照合プログラム123でユーザ識別情報とトナー料金とを正確に照合させる方法としては、たとえば、以下の方法が挙げられる。先ず、トナーカートリッジ13’に、予め、個々のトナーカートリッジを識別できる様にするためのカートリッジ識別情報を付与しておく。ユーザ識別情報読取装置400はユーザ識別情報の読取りとともにカートリッジ識別情報の読取りも行う。サーバコンピュータ100には、ユーザ識別情報とカートリッジ識別情報が送られ、両情報を対応させた形態で管理する。
また、トナー残量測定装置300もトナー残量測定を行うとともにカートリッジ識別情報を読み取っておく。トナー残量測定装置300よりサーバコンピュータ100にこれらの情報を送る時、トナー残量とカートリッジ識別情報と対応させた形でサーバコンピュータ100に送り、トナー残量とカートリッジ識別情報とが対応した形で管理できる様にする。そして、料金計算プログラム122ではカートリッジ識別情報と対応させた状態でトナー料金を算出することができる。さらに、ユーザ識別情報/返却料金照合プログラム123では、カートリッジ識別情報を介して、ユーザ識別情報とトナー料金とを照合させることができる。この様な方法で、ユーザ識別情報とトナー料金を照合させることができるが、本発明はこれに限定するものではなく、公知の照合方法も利用できる。
また、メモリ120には、ユーザ識別情報とトナー残量情報とを照合させるユーザ識別情報/トナー残量情報照合プログラム124や、トナー残量そのものを情報管理するトナー残量情報管理プログラム125を登録しておくこともできる。さらに、これらのプログラムを介して得られた情報をデータベース101に保管することも可能である。
この様に、回収したトナーカートリッジ13’の記録媒体139に記録されたユーザ識別情報をメーカーが活用することにより、ユーザにトナーカートリッジに残っていた分のトナー料金を算出し、正確に返却できる様にした。すなわち、メーカーは、ユーザから回収したトナーカートリッジ内に残ったトナー量を測定し、測定結果から残っていた分のトナー料金を算出し、算出したトナー料金をユーザ識別情報と照合させることにより、各ユーザにトナー料金を返却することができる。なお、トナー料金の具体的な返却方法は、ここでは説明しないが、図5に示す様に、サーバコンピュータ100に設けられた出力部105や情報表示部(モニタ)106を利用して、ユーザへのトナー料金返却を促進させることも可能である。その結果、ユーザは使用中のトナーが劣化により交換しなければならない時も、残った分のトナー料金がメーカーから返却されるので、トナー交換に伴う経済的な負担を負うことがない。したがって、品質の低下したトナーをユーザがもったいないといってむりやり使うことがなくなり、ユーザサイドでのプリント物の画質を良好に維持することができる。
また、図5には示していないが、図1に示すトナー充填装置200をサーバコンピュータ100に接続させて、サーバコンピュータ100による制御の下でトナー充填を行うことも可能である。
本発明に係る画像形成装置は、使用中のトナーで作製される画質の評価と、トナーカートリッジ内のトナー残量を検知することができる。そして、画質評価結果とトナー残量検知結果の2つの情報を用いて使用中のトナーカートリッジの交換を判断することができる。本発明では、画質が悪いと判断された場合には、トナーカートリッジにトナーが十分残っていても、新しいトナーに交換する様にしている。この様に、本発明では、トナーカートリッジの交換を画質の評価結果に基づいて行っており、画質の評価結果がトナー残量検知結果よりも優先される。
そして、プリントの画質維持の観点からトナーが残っているトナーカートリッジに対して、ユーザが残ったトナーを使いたくなる気持ちを起こさせない様に、前述のトナー料金算出システムを用いることで対応している。したがって、高温高湿環境下で使用する場合の様に、トナーの品質が劣化し易い環境でプリント作製を行っていても、プリント物の画質を良好に維持することができる。また、残ったトナーをむりやり使うために、ユーザがトナーカートリッジを手荒に扱ったり、部品を外す様なこともなくなり、回収したトナーカートリッジの耐久性や部品補充に気を払う必要がなくなる。
次に、本発明に使用されるトナーカートリッジについて説明する。
本発明に使用されるトナーカートリッジ13は、各種情報の書込みや消去が自由に行え、しかも、電源を切っても内容が消去されない半導体メモリ等の記録媒体139を有する。記録媒体139は、個々のユーザを識別する情報であるユーザ識別情報を記録するものである。
本発明では、トナーカートリッジ13の記録媒体139中にユーザ識別情報を記録することにより、使用済みトナーカートリッジ13’を回収したメーカーがトナーカートリッジ内に残った分のトナー料金をユーザにフィードバックできる。
記録媒体139へのユーザ識別情報の書込みは、たとえば、ユーザがトナーカートリッジを購入し、トナーカートリッジを画像形成装置に装填したときに、画像形成装置を制御する制御部20により行うことができる。トナーカートリッジにユーザ識別情報が記録されることにより、メーカーは使用済みトナーカートリッジ13’を使用したユーザを特定することができる。そして、メーカーは、回収したトナーカートリッジのトナー残量を測定し、トナー残量分にあたる料金情報とユーザ識別情報と照合させることにより、各ユーザに返却すべきトナー料金をフィードバックできる様にしている。
この様に、トナーカートリッジ13の記録媒体139に記録されたユーザ識別情報を介することで、回収したトナーカートリッジに残っていた分のトナー料金を各ユーザにフィードバックできるので、ユーザはトナーを残しても経済的な負担を受けることがない。その結果、ユーザによる劣化トナーの使用をなくし、常時所定品質を有するトナーを用いてプリント作製が行われるので、プリント物の画質を良好な状態に維持することができる。
また、トナーカートリッジにユーザ識別情報が付与することにより、ユーザとメーカーとの間ではいつも同じトナーカートリッジを介してトナーの提供が行える様になる。つまり、トナーを再充填したトナーカートリッジ13は記録媒体139に記録されているユーザの下にいつも届けられる様になるので、トナーカートリッジを一度購入すれば、これを繰り返し使用しながらメーカーからのトナー供給を受けることができる。したがって、トナーカートリッジを必要以上に生産する必要がなくなり、石油資源や電力等のエネルギーの消費を節約、低減化することができる。
次に、本発明に使用可能なトナーカートリッジの具体的な形態を説明する。なお、本発明でいう「トナーカートリッジ」とは、内部にトナーを充填するためのトナー充填部を有するとともに、カートリッジごとそのまま画像形成装置に装填されてトナー補給を行うものを意味する。本発明でいうトナーカートリッジの具体的な形態としては、たとえば以下のものが挙げられる。
(1)トナー充填部のみからなるボトル形状のもの
(2)トナー充填部に加えて現像剤搬送部材や現像剤担持体(現像ローラ)等の現像部材を配置したユニット方式のもの
(3)トナー充填部と現像部材、感光体ドラム及びクリーニング手段等の部材を配置したユニット方式のもの。
上記(1)のボトル形状のトナーカートリッジは「トナーボトル」とも呼ばれるもので、また、(2)の現像部材と一体としたものは「現像装置」あるいは「現像ユニット」等と呼ばれるものである。さらに、(3)のトナーカートリッジは「イメージングカートリッジ」あるいは「プロセスカートリッジ」とも呼ばれるものである。
図6に、本発明でいうトナーカートリッジの一例を示す。すなわち、図6の(a)に上記(1)のトナーボトルの一例を、(b)に上記(2)の現像ユニットの一例を、さらに、(c)に上記(3)のプロセスカートリッジの一例を示す。
また、本発明に使用されるトナーカートリッジは、ICチップやフラッシュメモリに代表される記録媒体(記録手段)139を有するものである。すなわち、トナーカートリッジに、各種情報の消去・書き込みが自由に行え、しかも、電源を切っても内容が消えない半導体メモリを設けることにより、トナーカートリッジを介して各種情報の書込みや読出しを行うことができる。
次に、本発明に使用可能な電子写真方式の画像形成装置(プリンタ10)の具体例を説明する。図7は、本発明に使用可能な画像形成装置の全体構成の一例で、複数の感光体が並列に配置されたいわゆるタンデム方式と呼ばれるフルカラー画像形成装置である。図7の画像形成装置10は、4組の画像形成部Y、M、C、Bkが中間転写体である中間ベルト14aに沿って設けられた構成からなるものである。4組の画像形成部Y、M、C、Bkは、たとえば、図6(c)に示す様なトナーカートリッジの形態でそれぞれの部位をユニットで供給することも可能である。この場合、画像形成部Y、M、C、Bkは、以下に述べる感光ドラムや現像部材等の各種構成部材を内部に配置し、かつ、所定量のトナーを充填したユニット構造の筐体で供給される。トナーカートリッジの形態で供給される場合、画像形成部Y、M、C、Bkは画像形成装置内の所定位置にそれぞれ装填され、収納されている現像剤を感光体ドラムに供給して現像を行い、所定枚数の画像形成を行って現像剤がなくなると、装置より取り外し、新しいトナーカートリッジに交換することになる。
各画像形成部Y、M、C、Bkは、有機感光体(OPC)に代表される感光体15等、以下(1)〜(4)に示す装置より構成されるものである。
(1)感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bk
円筒状の基体の外周面上に導電層及び光導電体層が形成されてなり、図示しない駆動源より供給される動力や中間ベルト14aとの従動により回転して、下記に記載の装置により表面に静電潜像が形成される。
(2)帯電部11Y、11M、11C、11Bk
スコロトロン帯電器よりなり、感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bkの移動方向に対し直交方向に配設され、トナーと同極性のコロナ放電により、感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bk表面に一様な電位を与える。
(3)露光部12Y、12M、12C、12Bk
たとえば、ポリゴンミラー等により感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bkの回転軸と平行方向に走査を行い、帯電装置11により一様帯電された感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bk表面に、画像データに基づく像露光を行って潜像形成する。
(4)現像部19Y、19M、19C、19Bk
感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bk表面にトナーを供給して、トナー画像を形成するものである。さらに、現像部19Y、19M、19C、19Bkは、回転可能な構造を有し、トナーを搬送、保持し、保持されたトナーを感光体ドラム15Y〜15Bk表面に供給する現像ローラ191Y、191M、191C、191Bkを有する。
画像形成部Yでは、イエロー(黄色)のトナー画像を形成し、画像形成部Mでは、マゼンタ色のトナー画像を形成し、画像形成部Cではシアン色のトナー画像を形成し、さらに、画像形成部Bkでは、黒色のトナー画像を形成する。
図7の画像形成装置10では、各画像形成部Y〜Bkの感光体ドラム15Y〜15Bk上に形成された各色トナー画像が、タイミングを合わせて搬送される中間転写ベルト14a上に転写部14Y、14M、14C、14Bkを介して順次転写される。この様にして、中間転写ベルト14a上に各カラートナーを重ね合わせてなるフルカラートナー画像が形成される。中間転写ベルト14a上に形成されたフルカラートナー画像は、2次転写部14bで転写シートP上に一括転写され、分離部16で中間転写ベルト14aより分離される。転写シートP上に転写したフルカラートナー画像は、定着装置17で溶融、冷却されることで転写シートP上に固定され、フルカラー画像が固定された転写シートP、すなわち、プリント物Pは、排出口18より画像形成装置10外に排出される。
また、画像形成装置10は図7に示してはいないが、図3のブロック図に示した様に、筐体上に表示手段(モニタ)27を設けることも可能で、表示手段27の設置により、使用中のトナーカートリッジ交換の伝達等の種々の情報伝達をユーザに行える。
上記画像形成部Y、M、C、Bkを構成する現像部19Y、19M、19C、19Bkは、トナーとキャリアより構成される二成分系現像剤やトナーのみから構成される一成分系現像剤を用いて、感光体ドラム15Y、15M、15C、15Bk表面に形成されている静電潜像を現像するものである。また、現像部19Y、19M、19C、19Bkは、たとえば、図6(b)に示す形状を有するトナーカートリッジ13の形態で供給されるものもあり、この場合、現像ローラをはじめとする現像部材が配置された内部に所定量のトナーが収納された形態で供給される。トナーカートリッジ13の形態で供給される現像装置(現像部)19は、画像形成装置内の所定位置に装填後、収納される現像剤を感光体ドラムに供給して現像を行う。そして、所定枚数のプリント作製を行って収納された現像剤がなくなったら、トナーカートリッジ13’を装置より取り外して、新しいトナーカートリッジ13に更新する。
図6(b)に示す現像ユニットタイプのトナーカートリッジ13(現像装置19)の構成断面の例を図8に示す。トナーカートリッジ13は、感光体ドラムにトナー供給を行う現像ローラ191に隣接してバッファ室132を、バッファ室132に隣接してホッパ133等を有する。現像ローラ191は、導電性の円柱基体と、基体の外周にシリコーンゴム等の硬度の高い物質を用いて形成した弾性層を有する。
図中、現像ローラ191の直上に、本発明でいうトナーに関する情報を検知する検知手段に該当するトナー状態検知部241が配置されている。トナー状態検知部241は、たとえば、光センサやCCD等が用いられ、現像ローラ131上に形成されたトナー層を構成するトナーを検知する。
バッファ室132にはトナー規制部材であるブレード134が現像ローラ191に圧接させた状態で配置されている。ブレード134は、現像ローラ131上のトナーの帯電量及び付着量を規制するものである。また、現像ローラ191の回転方向に対してブレード131の下流側に、現像ローラ191上のトナー帯電量や付着量の規制を補助する補助ブレード135をさらに設けることも可能である。
現像ローラ191には供給ローラ136が押圧されている。供給ローラ136は、図示しないモータにより現像ローラ191と同一方向(図中反時計回り方向)に回転駆動する。供給ローラ136は、導電性の円柱基体と基体の外周にウレタンフォームなどで形成された発泡層を有する。
ホッパ133にはトナーTが収容されている。また、ホッパ133にはトナーを攪拌する回転体137が設けられている。回転体137には、フィルム状の搬送羽根が取付けられており、回転体137の矢印方向への回転によりトナーを搬送する。搬送羽根により搬送されたトナーは、ホッパ133とバッファ室132を隔てる隔壁に設けられた通路134を介してバッファ室132に供給される。なお、搬送羽根の形状は、回転体137の回転に伴い羽根の回転方向前方でトナーを搬送しながら撓むとともに、通路138の左側端部に到達すると真っ直ぐの状態に戻るようになっている。このように羽根はその形状を湾曲状態を経て真っ直ぐに戻るようにすることでトナーを通路138に供給している。
また、通路138には通路138を閉鎖する弁321が設けられている。この弁はフィルム状の部材で、一端が隔壁の通路32右側面上側に固定され、トナーがホッパ133から通路138に供給されると、トナーからの押圧力により右側に押されて通路138を開けるようになっている。その結果、バッファ室132内にトナーが供給される。
また、弁321の他端には規制部材322が取り付けられている。規制部材322と供給ローラ136は、弁321が通路138を閉鎖した状態でも僅かな隙間を形成する様に配置される。規制部材322は、バッファ室132の底部に溜まるトナー量が過度にならないように調整するもので、現像ローラ131から供給ローラ136に回収されたトナーがバッファ室132の底部に多量に落下しないように調整される。
トナーカートリッジ13では、画像形成時に現像ローラ191が矢印方向に回転駆動するとともに供給ローラ136の回転によりバッファ室132のトナーが現像ローラ131上に供給される。現像ローラ131上に供給されたトナーは、ブレード134、補助ブレード135により帯電、薄層化された後、像担持体との対向領域に搬送され、像担持体上の静電潜像の現像に供される。現像に使用されなかったトナーは、現像ローラ131の回転に伴ってバッファ室132に戻り、供給ローラ136により現像ローラ131から掻き取られ回収される。
なお、図6(b)に示す様に、トナーカートリッジ13の筐体上に、ユーザ識別情報をはじめとする各種情報の記録や、記録した情報を読取手段により読取りが行える様にした半導体メモリに代表される記録媒体139が設けられている。また、トナーカートリッジ13を出荷するとき、メーカーは記録媒体139に各トナーカートリッジを識別するためのカートリッジ識別情報を入力しておくことも可能である。
前述した様に、本発明では画像形成装置に搭載したトナーカートリッジの交換を、トナーカートリッジ内のトナー残量と使用中のトナーにより作製されるプリント画像の画質評価結果に基づいて判断するものである。そして、トナーカートリッジ交換の判断を行う際、画質評価結果情報を優先させることにより、所定品質の画像形成が可能なトナーによるプリント作製が行われ、作製プリントの画像品質を一定レベル以上に維持することができる。この様に、プリント物の画像品質をいつも一定レベル以上に維持することを実現することで、ユーザに対して、所定の品質を有するトナーを常時使用させ、プリント物の画質を良好な方向に維持させる様にする効果を発現することができる。
すなわち、本発明により、カートリッジ交換の指示が出た時、仮にプリント作製に十分な量のトナーがカートリッジ内に残っていても、ユーザは画質維持の観点から残トナーを使用せず、品質に問題のないトナーを積極的に使おうと心懸ける様になる。トナーカートリッジ内に残トナーがある状態で交換しても、残った分のトナー料金がメーカーよりフィードバックされるので、ユーザはトナーが残っていても、新しいトナーを使用してプリント物の画質向上に意識を持てる様になる。
この様に、本発明ではプリンタ10に内蔵される制御部20が使用中のトナーで作製した画質を評価し、その結果に基づいて、使用中のトナーの使用を判断するものである。すなわち、画質に問題がないと判断された場合、使用中のトナーカートリッジでプリント作製が継続され、トナーが空になった時、新しいトナーカートリッジに交換することになる。制御部20は、前述した様に、トナーカートリッジ内のトナー残量を検出し、その検出結果に基づいて、トナーカートリッジ交換を判断している。ここで、トナー残量検知方法の具体例を説明する。
画像形成装置10におけるトナー消費は、図6に示す形態のトナーカートリッジ13に収容されて画像形成装置10に装填され、プリントの作製に応じて各画像形成部にトナーが補給されることにより行われるものである。ここで、トナー消費量は印字ドット数に比例するものであり、また、トナーカートリッジにおける作動部の総作動量との間に一定の関係を有するものである。なお、トナーカートリッジにおける作動部とは、トナーカートリッジを構成する部位の中で画像形成装置からの駆動力により作動が可能な部位のことをいう。
たとえば、図6(a)のボトル形状のトナーカートリッジは、画像形成装置に装填後、トナーを収容する円筒状の容器本体を回転させてトナー補給を行うもので、円筒状の容器本体が作動部に該当するものである。つまり、図6(a)のトナーカートリッジは、トナー消費量とトナーカートリッジの総回転量との間に一定の関係を有するものである。
また、図6(b)や図6(c)に示すトナーカートリッジは、画像形成装置に装填後、現像ローラや感光体ドラム等の構成部材が作動するもので、これらの部材が作動部に該当するものである。たとえば、図6(b)のトナーカートリッジは、トナー消費量と現像ローラの総回転数との間に一定の関係が成立するものであり、図6(c)のトナーカートリッジは、トナー消費量と現像ローラや感光体ドラムの総回転数との間等に一定の関係が成立するものである。
ここで、トナー残量検知方法の一例として、画像形成装置における累積印字ドット数と、図6(a)に示すボトル形状のトナーカートリッジにおける累積回転量から、カートリッジ中のトナー残量を検知する方法を図9を用いて説明する。図9は、累積印字ドット数とボトル形状のトナーカートリッジの累積回転数の関係を示すグラフである。
図9に示す様に、グラフの横軸は画像信号の積算数である累積印字ドット数、縦軸は図トナーボトルの累積回転数を示す。ここで、図9の縦軸に示す累積回転数は、図6(a)に示すボトル形状のトナーカートリッジにおける累積総作動量を意味している。また、累積印字ドット数は図3のブロック図中の出力画像処理部23による処理回数から得られ、トナーボトルの累積回転数は図3のトナーカートリッジ装填部28からの作動量情報信号から得られる。トナーカートリッジ装填部28からの作動量情報信号は、たとえば、トナーカートリッジ13を駆動させるモータの駆動信号を利用することで得られる。
なお、トナーカートリッジ13の累積回転数は、所定量のトナーを収容してなる未使用の新しいトナーカートリッジを装填してからの累積回転数である。同様に、累積印字ドット数も未使用の新しいトナーカートリッジを装填してから、プリント作製で出力された累積の印字ドット数を表すものである。
図9において、累積印字ドット数がM0までの安定領域では、累積印字ドット数とトナーカートリッジ13の累積回転数は比例関係で増加している。しかしながら、トナーカートリッジ13内のトナー量が少なくなってくると、トナーカートリッジ装填部におけるトナー搬送効率が徐々に低下し、安定領域の限界点であるe点を過ぎると、この比例関係が崩れてくる。その結果、線分Gの右端部Rは直線の対応関係を示さず、曲線の対応関係を示す様になる。なお、図9中で安定領域の限界点を示すe点のトナーカートリッジ13の累積回転数をN0とする。この線分Gの曲線領域Rを検知することで、トナーカートリッジ13の交換を必要とするトナーカートリッジ交換時期を決めることができる。図3に示す制御部20は、出力画像処理部23及びトナーカートリッジ装填部28からの信号を比較して曲線領域Rを検知し、この検知結果に基づいてトナーカートリッジの交換時期を決める。
なお、トナー残量は、図9に示す線分Gから算出することができる。すなわち、累積印字ドット数または累積回転数に比例したトナー消費量を計算し、トナーカートリッジ13のトナー容量からトナー消費量を差し引いて、連続値あるいは多段階の値としてトナー残量を求めることができる。図9に示す実施形態により算出されるトナー残量は、制御部20が画像形成装置10に装填されたトナーカートリッジ13の累積回転数と画像形成部における累積印字ドット数の値から算出する様に制御する。
なお、本発明に適用可能なトナー残量の検知方法は、図9に示す方法のみに限定されるものではなく、連続的あるいは多段階にトナー残量の検知が行える方法であればよい。たとえば、ピエゾ素子を用いる方法や光学検知を用いる方法等の従来技術が挙げられる。また、特開2004−240836号公報や特開2002−149020号公報に記載の露光部での発光回数や発光時間と1ドットあたりのトナー消費量とを用いることにより、トナー使用量の算出を行う方法等も挙げられる。
また、本発明では、上記トナー残量や、累積回転数、累積印字ドット数等、ユーザサイドでプリント作製を行うことにより得られる情報をプリンタ10に内蔵される制御部20がトナーカートリッジ13の記録媒体139に記録する様に制御することもできる。
次に、本発明で実施可能なプリント物の画質評価の具体例について説明する。前述した様に、本発明で使用される画像形成装置10では、制御装置20により、作製したプリント物の画質評価を行うことができる。
ところで、画像形成装置10には、図示していないが、様々な画質補正手段が設けられており、通常、実際のプリント作製を行うときは、これらの画質補正手段により種々の画質補正が行われ、補正条件の下で作製したプリント物が得られる様になっている。この様な画質補正手段によりベストの仕上がりのプリント物を作製し、このプリント物の画質を評価する方法の他に、画質補正を全く行わない状態のプリント物を作製し、このプリント物で画質を評価する方法もある。このうち、画質補正を全く行わずに作製したプリント物の画質は、トナー品質を直接反映した画像が得られるので、トナー品質の視点でトナーカートリッジ交換の実施を判断する本発明で行う画質評価に好適なものである。
たとえば、高温高湿環境等の過酷な画像形成環境下でプリント物を作製する画像形成装置では、過酷な設置環境が使用中のトナーの品質に大きく影響を与えることになる。本発明は、前述した様に、トナー品質に起因する影響をプリント物の画質を通してチェックするもので、トナー品質の影響をストレートに反映させることができるプリント作製条件が求められる。そして、画質補正を行わずに作製したプリント物は、トナー品質の影響を検知し易く、トナー品質に関連する画質への影響を検知し易いものほど、トナー劣化による画質低下の影響をより早い段階で検知することができるのである。
以下に、本発明で実施可能な画質評価の一例を図10を用いて説明する。
図10(a)は本発明で実施可能な画質評価の流れを示すフローチャートである。図10のフローによる画質評価は、制御部20により、感光体ドラム15上に形成した静電潜像をトナー現像させ、形成されたトナー画像を観測して、その観測結果を予め記録しておいた基準と比較することにより行うものである。以下にその一例を示す。
先ず、図10(a)のSTEP1に示す標準劣化曲線の作成を行う。この標準劣化曲線は、前述した基準に該当するもので、劣化を起こしていない感光体ドラム15上に劣化していないトナーを用いて形成したパッチ画像により作成されるものである。この画質評価は、図10(b)に示す感光体上に濃度の異なるパッチ画像を形成し、形成したパッチ画像濃度に基づいて画質の評価を行うものである。以下に、画質評価に用いるパッチ画像の作製手順について説明する。
最初に、感光体ドラム15上に複数のパッチ潜像を形成する。具体的には、一定強度のレーザ光をパルス変調させて露光量を変化させて露光を行うことにより、感光体ドラム15上に複数のパッチ潜像を形成することが可能である。次に、この様にして形成したパッチ潜像をトナーで現像する。
パッチ潜像の形成方法には、上述した一定強度のレーザ光をパルス変調させて露光量を変化させて形成する方法の他に、レーザ光の強度を変化させて露光を行うことで感光体ドラム15上の露光部電位を変化させてパッチ潜像を形成する方法もある。この様に、レーザの強度を一定にして時間を変えて露光量を変化させて形成する方法や露光量を一定にしてレーザ光の強度を変化させて形成する方法がある。さらに、レーザ光の強度と露光量を一定にしておき、露光を行う際に感光体ドラム15の帯電電位を変化させて複数のパッチ潜像を作製する方法もある。
レーザ光の強度を一定にして、パルス変調により露光量を変えて複数段階の濃度のパッチ画像を形成する方法は、面積階調画像、すなわち、網点画像による画質評価に適しており、たとえば、解像度に関する画質評価を行うのに適している。また、レーザ光の強度を変化させる方法や、感光体ドラムの帯電電位を変化させる方法は、写真画像等の連続階調画像からなる画質評価に適しており、階調性に関する画質評価を行うのに適している。この様に、画質評価の内容に応じて、つまり、解像度に関する画質評価と階調性に関する画質評価とを選択できる様にしておくとよい。
図10(b)に示すパッチトナー像は、トナー濃度を段階的に変化させて形成した10個のパッチP1〜P10よりなり、これらのパッチトナー像を形成するトナー量を光学センサ等を用いて検出することにより、露光量とトナー量との関係を求められる。
基準状態、すなわち、環境の影響等による劣化が起きていないトナーを用いた画像形成状態は、劣化を起こしていない感光体ドラム15上に劣化を起こしていないトナーでパッチ画像を形成するもので、露光量とトナー量の間に理想の関係が成立する。この状態でパッチトナー像の形成を繰り返し行い、プリント枚数と使用したトナー量との相関性を示す曲線を作製する。この様にして、プリント枚数と使用したトナー量との相関性を示す曲線が図11に示すもので、これを標準劣化曲線と呼ぶ。図11の標準劣化曲線は、基準状態で作製した図10(b)に示すパッチP1〜P10を用いて作成するものである。
この様にして、画像形成装置10における基準状態でのプリント枚数と使用トナー量との相関性を示す標準劣化曲線を作製し、これをプログラムにして制御部20のメモリ22に保管しておく。
次に、稼働中の画像形成装置10でプリント物の画質評価を行う。
STEP2で、上述した手順で、感光体ドラム15上にP1〜P10からなる複数のパッチ潜像を作製し、STEP3でパッチ潜像を現像してパッチトナー像を形成し、さらに、STEP4でパッチトナー像のトナー量を検知する。
そして、STEP5として、STEP4で検知したトナー量を、検知時点でのプリント枚数に対応した標準劣化曲線上のトナー量と比較し、STEP6で画質評価を行う。なお、STEP5で行うトナー量の比較は、パッチP1〜P10のそれぞれについて行う。
画質評価は様々な手法が実施できるが、たとえば、次の様な手法がある。
先ず、基準状態で得たトナー量と、稼働状態におかれている画像形成装置のM枚プリント時で検知したトナー量との差を2乗した値Aを求める。すなわち、
A=〔(基準状態でのトナー量)−(稼働状態での中の現実のトナー量)〕2
次に、基準状態で得たトナー量と、標準劣化曲線上のM枚プリント時点におけるトナー量との差を2乗した値Bを求める。すなわち、
B=〔(基準状態でのトナー量)−(プリント枚数M時点の標準劣化曲線上のトナー量)〕2
さらに、基準状態でのトナー量と、標準劣化曲線上の最小トナー量との差を2乗した値Cを求め、これを最大ずれ量とする。すなわち、
C=〔(理想のトナー量)−(標準劣化曲線上の最小トナー量)〕2
これらの値A、B、Cの関係を評価して、以下の様に画質評価を行う。すなわち、
Stage1:A≦B 良好
Stage2:B<A≦C 画質が低下傾向にあるが補正により画質維持されている
Stage3:C<A 劣化が進み画質が低下している
なお、最大ずれ量Cの演算に用いる最小トナー量は、図11中DLで示すものである。
制御部20は、パッチトナー像のトナー量の検知結果を上記Stage1〜3に分類する評価に適用させ、図10(b)に示す10個のパッチP1〜10の各々について行って、全体としての画質状態を判断する。そして、その結果に基づいて使用中のトナーカートリッジ交換の必要性を判断する。
上記に示す様な画質評価は、図3に示す様に、制御部20を構成するメモリ22にプリント画像画質評価プログラム222を登録しておき、画質検知部25より入力された画像情報に基づいてこのプログラム222を作動させる。そして、制御部20は実際の画質データとメモリ22に予め記録しておいた基準状態における画質データとを比較することにより、プリント作製に用いられたトナーの劣化状態を判定する。
この様な手順で、パッチトナー像による画質評価が行われる。なお、実際にプリント物を作製する画像形成工程では、STEP4でトナー量を検知後、検知したトナー量に基づいて、帯電条件、露光条件、現像条件等の画像形成条件を補正して、適正な画質のプリント物を作製する状態にする。
また、上記画質評価方法の他、画質補正を行って作製したプリント物を用いて画質評価を行い、その評価結果に基づいてトナーカートリッジ交換の判断を行う方法もある。
前述した様に、本発明によれば、ユーザは品質の劣化したトナーを用いてプリント物を作製することがなくなり、プリント物はその画質を良好に維持することができる様になる。また、劣化したトナーの使用機会の損失に対し、ユーザに対して劣化トナー分の費用保障を行って経済的な負担を解消させている。すなわち、本発明では、前述した構成を採ることにより、ユーザに対して作製するプリント物の画質保障と、劣化して使えなくなったトナーへの経済保障という2つの保障が同時に行えるトナー保障システムを実現させている。
本発明の全体像を示す概略図である。 トナーカートリッジの交換を判断する際のフローを示すフロー図である。 プリンタを制御する制御部のブロック図である。 ユーザへの返却料金を算出、連絡する際のフローを示すフロー図である。 メーカーサイドで使用されるサーバコンピュータのブロック図である。 本発明に使用可能なトナーカートリッジの一例を示す斜視図である。 本発明に使用可能な画像形成装置の構成の一例を示す断面図である。 図6(b)に示すトナーカートリッジの構成例を示す断面図である。 トナー残量検知に使用される累積印字ドット数とカートリッジの累積回転数の関係を示すグラフである。 画質評価フローと画質評価用のパッチトナー像を示す模式図である。 図10のパッチトナー像より形成される標準劣化曲線のグラフである。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
13、13’ トナーカートリッジ
139 記録媒体
20 制御部
21 CPU
22 メモリ
222 画質評価プログラム
223 トナー残量評価プログラム
24 情報読出部
25 画質検知部
26 トナー残量検知部
27 情報表示部(モニタ)
100 サーバコンピュータ
101 データベース
105 出力部
110 CPU
120 メモリ
121 ユーザ識別情報管理プログラム
122 料金計算プログラム
123 ユーザ識別情報/返却料金情報照合プログラム
200 トナー充填装置
300 トナー残量測定装置
400 ユーザ識別情報読取装置

Claims (3)

  1. 少なくとも、
    ユーザを識別するユーザ識別情報を記録する記録手段を有するトナーカートリッジに収容されたトナーを用いて作製したプリント物の画質評価を行う画質評価手段と、
    前記トナーカートリッジ内のトナー量を検知するトナー残量検知手段と、
    前記画質評価手段により得られた画質評価結果と、前記トナー残量検知手段により検知されたトナー量に基づいて、使用中のトナーカートリッジの交換を判定するトナーカートリッジ交換判定手段と、を有し、
    前記トナーカートリッジ交換判定手段は、
    前記画質評価手段により得られる画質評価結果を、前記トナー残量検知手段により得られるトナー量検知結果よりも優先させて、使用中のトナーカートリッジの交換を判定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも、
    ユーザを識別するユーザ識別情報が記録された記録手段を有するトナーカートリッジより、前記記録手段に記録されているユーザ識別情報を読み取るユーザ識別情報読取手段と、
    前記ユーザ識別情報を管理するユーザ識別情報管理手段と、
    前記画像形成装置より回収されたトナーカートリッジ内のトナー残量を測定するトナー残量測定手段と、
    前記トナー残量測定手段の測定結果に基づいて、トナー残量分の料金を算出する料金算出手段と、
    前記料金算出手段により算出されたトナー料金と前記ユーザ識別情報とを照合する情報照合手段と、
    を有することを特徴とするトナー料金算出システム。
  3. 前記トナー料金システムは、
    請求項1に記載の画像形成装置で使用された前記トナーカートリッジに記録されたユーザ識別情報を読み取り、
    前記トナーカートリッジのトナー残量を測定した後、前記トナー残量分の料金を算出し、前記トナー料金と前記ユーザ識別情報の照合を行うものであることを特徴とする請求項2に記載のトナー料金算出システム。
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KR101743517B1 (ko) * 2010-06-03 2017-06-07 에스프린팅솔루션 주식회사 관리 서버 및 인쇄 과금 방법

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