以下、本発明を遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を保護するための保護ガラスが装着されるガラス枠を備えた前枠14と、上球皿15がそれぞれ横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、発光体(LED、ランプなど)の発光(点灯(点滅))により、発光演出を実行する演出実行手段としての装飾ランプ16が設けられている。外枠11の下部には、各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出を行う演出実行手段としてのスピーカ17が配置されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射ハンドル19が装着されている。そして、遊技者が発射ハンドル19を操作して、該発射ハンドル19を駆動させることにより、上球皿15内の遊技球が遊技盤13の遊技領域13aへ発射されるようになっている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、7セグメント型の特図表示器H1と、液晶ディスプレイ型の表示装置としての可変表示器H2を備えたセンター役物20が配設されている。図2に示すように、特図表示器H1はセンター役物20上方に設けられているとともに、可変表示器H2はセンター役物20の中央に設けられている。各表示器H1,H2では、変動画像(又は画像表示)に基づく表示演出が行われるとともに、該表示演出に関連して複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームが行われる。そして、図柄変動ゲームにおいて特図表示器H1では、複数種類の特別図柄(以下、「特図」と示す)を2列で変動させて特図を表示する。一方、図柄変動ゲームにおいて可変表示器H2では、複数種類の飾り図柄(以下、「飾図」と示す)を複数列(本実施形態では3列)で変動させて各列に飾図を表示する。なお、特図表示器H1と可変表示器H2は、図柄変動ゲームの開始により同時に図柄の変動表示が開始し、該ゲームの終了により同時に図柄が停止表示される。「変動表示」とは、図柄を表示する表示器に定める表示領域内において表示される図柄の種類が変化している状態であり、「停止表示」とは、前記表示領域内において図柄が停止している状態である。なお、特図は、大当りか否かなどの内部抽選の結果を示す報知用の図柄である。飾図は、表示演出を多様化するために用いられる演出用の図柄である。
本実施形態において特図表示器H1には、[00]〜[99]までの100種類の数字からなる図柄と、[−−]の図柄が特図として表示されるようになっている。特図表示器H1に最終的に表示(確定表示)された図柄が[00]〜[99]の数字の場合、その図柄から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄が、特図による大当り図柄となる。一方、特図表示器H1に確定表示された図柄が[−−]の場合、その図柄からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄が、特図によるはずれ図柄となる。
本実施形態において可変表示器H2には、各列毎に[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]の8種類の数字が飾図として表示されるようになっている。そして、本実施形態では、3列の飾図を同一種類の飾図で形成した図柄組み合わせを、内部抽選で大当りを決定した場合に可変表示器H2に停止表示させる飾図の大当り図柄としている。例えば、飾図の大当り図柄は、[111]や[222]などである。一方、本実施形態では、3列の飾図を同一種類とせずに形成した図柄組み合わせを、内部抽選ではずれを決定した場合に可変表示器H2に停止表示させる飾図のはずれ図柄としている。3列の飾図が同一種類とならない場合には、3列の飾図の全てが異なる場合や2列の飾図が同一種類で1列の飾図の種類が異なる場合が含まれる。例えば、飾図のはずれ図柄は、[123]、[115]、[232]、[344]などである。そして、可変表示器H2における各列には、図柄変動ゲームが開始すると、予め定めた変動方向(縦スクロール方向)に沿って飾図が変動表示されるようになっている。
そして、本実施形態において特図表示器H1は、可変表示器H2に比較して小さい表示領域で構成されるとともに、特図は飾図に比較して遥かに小さく表示されるようになっている。このため、遊技者は、可変表示器H2に停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器H2に停止表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([222][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが飾図による大当りの図柄組み合わせ(大当り表示結果)となる。大当り表示結果が停止表示されると、遊技者には、図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が付与される。一方、可変表示器H2に停止表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄がリーチ状態を形成した図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([123][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせが飾図によるはずれの図柄組み合わせ(はずれ表示結果)となる。
また、本実施形態のパチンコ機10では、図柄変動ゲームが開始すると(各列の図柄が変動を開始すると)、可変表示器H2において遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に図柄が停止表示されるようになっている。そして、停止表示された左図柄と右図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチ状態を認識できる。リーチ状態は、複数列のうち、特定列(本実施形態では左列と右列)の図柄が同一種類となって停止表示され、かつ前記特定列以外の列(本実施形態では中列)の図柄が変動表示されている状態である。
また、可変表示器H2には、特図表示器H1の表示結果に応じた図柄組み合わせが表示されるようになっている。より詳しくは、特図表示器H1の特図による図柄と、可変表示器H2の飾図による図柄組み合わせが対応されており、図柄変動ゲームの終了時には、特図による図柄と飾図による図柄組み合わせが対応して停止表示されるようになっている。具体的に言えば、図2に示すように、特図表示器H1に[01]などの大当り図柄が停止表示される場合には、可変表示器H2にも[777]などの大当りの図柄組み合わせが停止表示されるようになっている。また、特図表示領域H1に[−−]のはずれ図柄が停止表示される場合には、可変表示器H2にも[121]や[345]などのはずれの図柄組み合わせが停止表示されるようになっている。なお、特図に対する飾図の図柄組み合わせは一対一とは限らず、1つの特図に対して複数の飾図による図柄組み合わせの中から1つの飾図による図柄組み合わせが選択されるようになっている。
また、センター役物20の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う開閉羽根21を備えた始動入賞口(始動入賞手段)22が配設されている。始動入賞口22の奥方には、入球した遊技球を検知する始動口センサSE1(図3に示す)が設けられている。始動入賞口22は、遊技球の入球検知を契機に、図柄変動ゲームの始動条件を付与し得る。また、始動入賞口22の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉24を備えた大入賞口23が配設されている。そして、大当り遊技が付与されると、大入賞口扉24の開動作によって大入賞口23が開放されて遊技球が入球可能となるため、遊技者は、入球に応じた賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。
本実施形態において大当り遊技は、図柄変動ゲームにて各表示器H1,H2に大当り表示結果が停止表示されて該ゲームの終了後、開始される。大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、大入賞口23が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(本実施形態では15ラウンド)として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、大入賞口23が開放されてから閉鎖されるまでである。そして、1回のラウンド遊技中に大入賞口23は、規定入賞個数(本実施形態では10個)の遊技球が入賞するまでの間、又は規定時間(本実施形態では25秒)が経過するまでの間、開放される。また、ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。そして、規定ラウンド数に定める15回目のラウンド遊技の終了時、大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われ、大当り遊技は終了される。
また、始動入賞口22の左方には作動ゲート25が配設されている。作動ゲート25の奥方には、作動ゲート25を通過した遊技球を検知するゲートセンサSE2(図3に示す)が設けられている。作動ゲート25は、遊技球の通過を契機に、普通図柄変動ゲームの始動条件を付与し得る。普通図柄変動ゲームは、始動入賞口22の開閉羽根21を開動作させるか否か(始動入賞口22に遊技球を入賞し易くするか否か)の抽選結果を導出するために行われる演出である。始動入賞口22は開閉羽根21が開動作すると、入口が拡大されて遊技球が入賞し易い状態とされる。一方、始動入賞口22は開閉羽根21が閉動作していると、入口が拡大されていない遊技球が入賞し難い状態とされる。そして、開閉羽根21は、開動作及び閉動作を繰り返すことで、始動入賞口22に遊技球が入賞し易い状態と、遊技球が入賞し難い状態とを変移可能にしている。
本実施形態では、センター役物20の斜め右下方に普図表示器H3(図3参照)が配設されている。普図表示器H3では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるとともに、当該表示演出に関連して、複数種類の図柄(普通図柄)を変動させて表示する普通図柄変動ゲームが行われるようになっている。本実施形態の普通図柄変動ゲームでは、1列の普通図柄が表示されるようになっている。また、本実施形態では、普通図柄の種類を、当り図柄「○」とはずれ図柄「×」の2種類としており、図柄変動ゲームとは異なる種類の図柄とされている。そして、遊技者は、普図表示器H3に最終的に確定停止表示された普通図柄が当り図柄[○]の場合には当りを認識できるとともに、はずれ図柄[×]の場合にははずれを認識できる。
また、本実施形態のパチンコ機10の上球皿15の前面側略中央には、遊技中に遊技者の操作が許容される演出用操作手段としての押し釦式の演出スイッチ26が設けられている(図1参照)。この演出スイッチ26が押下操作(操作)されると、演出スイッチ26は、統括制御基板28(統括CPU28a)に演出スイッチ26が操作されたことを示す演出信号を出力する。
また、本実施形態のパチンコ機10は、確率変動(以下、「確変」と示す)機能を備えている。確変機能は、大当り遊技終了後に大当りの抽選確率(当選確率)が低確率(通常状態)である通常確率から高確率に変動する確変状態を付与する機能である。確変状態は、予め定めた回数(本実施形態では10000回)の図柄変動ゲームが行われる迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。すなわち、確変状態は、予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了時迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される図柄変動ゲームの終了時迄の間、付与される。本実施形態では、確変状態を予め定めた回数として10000回を定めているため、実質的に次回の大当りが生起される迄の間付与されることと同等となっている。確変状態が付与されると、大当りの抽選確率が高確率に変動して大当りが生起され易くなるため、確変状態は遊技者にとって有利であり、遊技者は確変大当りになることを期待しつつ遊技を行っている。
本実施形態では、大当り遊技終了後に確変状態を付与する(抽選確率が高確率である状態が付与される)大当りが確変大当りとなり、大当り遊技終了後に確変状態が付与されない(抽選確率が低確率である非確変状態が付与される)大当りが非確変大当りとなる。
また、本実施形態のパチンコ機10は、変動時間短縮(以下、「時短」と示す)機能を備えている。時短機能は、開閉羽根21を開動作させるか否かの抽選結果を導出する普通図柄変動ゲームの変動時間が短縮されるとともに、作動ゲート25の通過に基づく普通図柄変動ゲームの抽選確率(当り当選確率)が低確率である通常確率から高確率に変動する時短状態(条件成立向上状態)を付与する機能である。始動入賞口22の開閉羽根21は、時短状態が付与されている場合と、時短状態が付与されていない状態が付与されている場合とでは、普通図柄変動ゲームにおいて当選した際、異なる動作パターンで開閉動作するようになっている。時短状態が付与されていない時に普通図柄変動ゲームに当選する場合には、開閉羽根21が第1回数(例えば1回)分開放し、開放してから第1開放時間(例えば100ms)経過するまで開放状態を維持するようになっている。また、時短状態が付与されている時に普通図柄変動ゲームに当選する場合には、開閉羽根21が開放する回数が増加して第1回数よりも多い第2回数(例えば、3回)となり、1回の開放において開放してから第1開放時間よりも長い第2開放時間(例えば1400ms)が経過するまで開放状態を維持するようになっている。開閉羽根21は、条件成立向上状態が付与されている場合、条件成立向上状態が付与されていない場合に比較して、遊技者にとって有利に動作するように設定されている。
時短状態は、予め定めた回数の図柄変動ゲームが行われる迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。すなわち、時短状態は、予め定めた回数に相当する図柄変動ゲームの終了時迄の間、又は前記回数に達する前に大当りが生起される図柄変動ゲームの終了時迄の間、付与される。なお、時短状態が付与される前記回数は、大当り遊技の種類に応じて変化する。
以下、本実施形態のパチンコ機10に規定する大当り遊技の種類について、図4をもとに詳しく説明する。
本実施形態のパチンコ機10では、大当り抽選に当選した場合、図4に示す3種類の大当りの中から1つの大当りが決定され、その決定された大当りに基づいた大当り遊技が付与されるようになっている。そして、3種類の大当りのうち、何れの大当りを付与するかは、大当り抽選に当選した際に決定する特図(大当り図柄)の種類に応じて決定されるようになっている。本実施形態において、100種類の特図の大当り図柄は、図4に示すように、図柄A、図柄B及び図柄Cの3種類に分類される。
図柄A〜図柄Cに基づく各大当り遊技は、規定ラウンド数が「15回」に設定されているとともに、1回のラウンド遊技の規定入賞個数(カウント数)が「9球に設定されている。また、各大当り遊技の15回のラウンド遊技では、各ラウンド遊技において大入賞口23を「1回」開放させるように設定されている。また、各大当り遊技のオープニング時間(例えば10秒)、1回のラウンド遊技の最大ラウンド遊技時間(例えば25秒)、及びエンディング時間(例えば10秒)は、それぞれ同一時間に設定されている。オープニング時間はオープニング演出の時間を、最大ラウンド遊技時間は1回のラウンド遊技中における大入賞口23の規定時間を、エンディング時間はエンディング演出の時間を、それぞれ示す。このような設定により、本実施形態の図柄A〜図柄Cに基づく各大当り遊技は、大当り遊技中における演出態様を同一態様にすると、各演出の時間や大入賞口23の開放態様から、何れの大当り遊技が付与されているのか判別不能とされている。
一方、図柄A〜図柄Cに基づく各大当り遊技は、大当り遊技終了後に付与する遊技状態が異なっている。
具体的に言えば、図柄Aに基づく大当り遊技は、大当り遊技終了後に確変状態(高確率抽選状態)を付与するとともに、確変状態が終了する迄の間、時短状態を付与するように設定されている。図4では、確変状態を「高確率」と、確変状態の終了時まで時短状態を付与する場合を「リミットなし」とそれぞれ表記している。
図柄Bに基づく大当り遊技は、大当り遊技終了後に確変状態(高確率抽選状態)を付与するとともに、大当り遊技終了後、「100回」の図柄変動ゲームが終了する迄の間、時短状態を付与するように設定されている。図柄Bに基づく大当り遊技では、「100回」の図柄変動ゲームが終了すると、時短状態のみが終了し、「101回」目から確変状態のみが付与された状態で遊技が行われる。また、図柄Cに基づく大当り遊技は、大当り遊技終了後に非確変状態(低確率抽選状態)を付与するとともに、大当り遊技終了後、「100回」の図柄変動ゲームが終了する迄の間、時短状態を付与するように設定されている。図4では、非確変状態を「低確率」と表記している。
このように各大当り遊技を設定した場合、大当り遊技終了後、「100回」の大当り遊技が終了する迄の間、その間に「確変大当り」であるか及び「非確変大当り」であるかを遊技者に報知していない前提の下で、何れの大当り遊技が付与されているのか、遊技者は判別し得ないようになっている。そして、遊技者は、「100回」の図柄変動ゲームが終了し、「101回」目の図柄変動ゲームからも時短状態が付与されている場合、図柄Aに基づく大当り遊技であることを判別し得る。なお、遊技者は、時短状態が付与されているか否かは、開閉羽根21の動作パターンや、図柄変動ゲーム及び普通図柄変動ゲームの態様から判別し得る。
一方、図柄Bに基づく大当り遊技と図柄Cに基づく大当り遊技は、「確変大当り」であるか及び「非確変大当り」であるかを遊技者に報知していない前提の下で、「101回」目の図柄変動ゲームからも何れの大当り遊技が付与されているのか判別し得ない。なお、図柄A〜Cに基づく大当り遊技は、「確変大当り」であるか及び「非確変大当り」であるかを遊技者に報知していない前提の下で、「100回」の図柄変動ゲームが行われる前に大当りが生起されると、遊技者は、何れの大当り遊技の終了後に大当りが生起されたのか、判別し得ないようになっている。
次に、パチンコ機10の制御構成について図3に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板27が装着されている。主制御基板27は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板28と、表示制御基板29と、ランプ制御基板30と、音声制御基板31とが装着されている。統括制御基板28は、主制御基板27が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板29、ランプ制御基板30及び音声制御基板31を統括的に制御する。表示制御基板29は、主制御基板27と統括制御基板28が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、可変表示器H2の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。また、ランプ制御基板30は主制御基板27と統括制御基板28が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板31は、主制御基板27と統括制御基板28が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。本実施形態では、主制御基板27がメイン制御手段となり、統括制御基板28及び表示制御基板29がサブ制御手段となる。
以下、主制御基板27、統括制御基板28及び表示制御基板29について、その具体的な構成を説明する。
前記主制御基板27には、メインCPU27aが備えられている。該メインCPU27aには、ROM27b及びRAM27cが接続されている。また、メインCPU27aには、始動入賞口22に入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1が接続されている。また、メインCPU27aには、作動ゲート25を通過した遊技球を検知するゲートセンサSE2が接続されている。また、メインCPU27aには、特図表示器H1が接続されている。また、メインCPU27aには、普図表示器H3が接続されている。また、メインCPU27aは、大当り判定用乱数、特図振分用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をRAM27cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
また、ROM27bには、パチンコ機10全体を制御するためのメイン制御プログラムが記憶されている。また、ROM27bには、複数種類の変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄(特図及び飾図)が変動を開始(図柄変動ゲームが開始)してから図柄が停止表示(図柄変動ゲームが終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。
前記変動パターンには、該変動パターン毎に、図柄変動ゲームの開始から終了までの変動時間が定められている。変動パターンは、大当り演出、はずれリーチ演出及びはずれ演出からなる演出内容毎に分類されている。すなわち、変動パターンは、図柄変動ゲームの変動時間と演出内容が特定可能とされている。
大当り演出用の変動パターンでは、図柄変動ゲームの特図表示器H1及び可変表示器H2において、夫々に大当りを認識できる大当り表示結果(大当り図柄及び大当りの図柄組み合わせ)が最終的に表示されるパターンとなっている。前記大当りの図柄組み合わせは、大当り演出用の変動パターンに基づく図柄変動ゲームで最終的に表示される飾図による図柄組み合わせであり、全列の図柄が同一種類となる図柄組み合わせである。また、はずれ演出用及びはずれリーチ演出用の変動パターンでは、特図表示器H1及び可変表示器H2において、夫々にはずれを認識できるはずれ表示結果(はずれ図柄及びはずれの図柄組み合わせ)が最終的に表示されるパターンとなっている。
各表示器H1,H2では、変動パターンに基づき図柄変動ゲームが開始し、該変動パターンの変動時間の経過時に図柄が停止表示される。なお、大当り演出及びはずれリーチ演出が行われる場合、各表示器H1,H2が同時に図柄の変動を開始し、可変表示器H2においてリーチ状態が形成されてリーチ演出が行われ、変動時間の経過時に各表示器H1,H2には、それぞれ図柄が停止表示される。特図表示器H1では、図柄の変動開始後、変動時間経過時まで図柄の変動が継続されており、リーチ演出などの遊技者に大当りへの期待感を持たせる内容の表示演出は可変表示器H2のみで行われる。
また、ROM27bには、大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、大当りか否かの内部抽選で用いる判定値であり、当り判定用乱数の取り得る数値の中から定められている。また、RAM27cには、大当り決定時に大当り図柄となる特図(本実施形態では[00]〜[99])の種類を決定する際に用いる特図振分乱数が記憶されている。メインCPU27aは、特図振分用乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をRAM27cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。そして、各特図には、特図振分用乱数の値が所定個数(本実施形態は1個)ずつ振り分けられている。大当り決定時に特図を決定することにより、大当り遊技終了後に確変状態を付与するか否かを決定している。そして、メインCPU27aは、大当りの決定時(大当り判定によって肯定となった場合)、特図振分用乱数を取得して、当該特図振分用乱数が振り分けられた特図による大当り図柄([00]〜[99]のいずれか)を決定する。一方、メインCPU27aは、はずれの決定時(大当り判定において否定となった場合)、特図によるはずれの図柄([−−])を決定する。
また、本実施形態では、[00]〜[99]の100種類の特図うち50種類の特図は、大当り遊技の終了後に確変状態が付与される確変大当り(図柄A及び図柄Bに基づく大当り遊技)に対応する特図として定められている。一方、[00]〜[99]の100種類の特図のうち前記確変大当りの特図以外の50種類の特図は、大当り遊技の終了後に非確変状態が付与される非確変大当り(図柄Cに基づく大当り遊技)に対応する特図として定められている。すなわち、大当りのうち大当り遊技終了後に確変状態が付与される確変大当りとなる確変割合は、2分の1(50/100)となるようになっている。また、100種類の特図は、各大当り(確変大当り、非確変大当り)に対応する各特図の並びからそのいずれの大当りに対応しているか遊技者が認識し難いようになっている。したがって、遊技者が特図の表示態様から今回の大当りの種類を認識し難い構成となっている。
また、本実施形態では、[1]〜[8]の8種類の飾図のうち、[3]、[5]及び[7]の3種類の飾図が、確変大当りを認識し得る飾図の大当り図柄(確変大当り図柄)を構成する図柄(確変確定図柄)とされている。本実施形態において確変大当りを認識し得る飾図の大当り図柄は、[333]、[555]及び[777]となる。これらの大当り図柄[333]、[555]及び[777]は、内部抽選で確変大当りを決定している場合のみに、可変表示器H2の図柄変動ゲームにおいて導出される。一方、本実施形態では、[1]、[2]、[4]、[6]及び[8]の5種類の飾図が、確変大当りと非確変大当りの両方の可能性がある飾図の大当り図柄(非確変大当り図柄)を構成する図柄とされている。本実施形態において確変大当りと非確変大当りの両方の可能性がある飾図の大当り図柄は、[111]、[222]、[444]、[666]及び[888]となる。これらの大当り図柄[111]、[222]、[444]、[666]及び[888]は、内部抽選で確変大当りを決定している場合と非確変大当りを決定している場合の何れの場合にも、可変表示器H2の図柄変動ゲームにおいて導出される。
次に、図3に基づき統括制御基板28について説明する。
統括制御基板28には、統括CPU28aが備えられている。該統括CPU28aには、ROM28b及びRAM28cが接続されている。また、統括CPU28aには、演出スイッチ26が接続されている。また、統括CPU28aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をRAM28cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。また、ROM28bには、表示制御基板29、ランプ制御基板30及び音声制御基板31を統括的に制御するための統括制御プログラムが記憶されている。また、ROM28bには、大当り遊技中の報知演出の演出内容及び当該演出内容を指定するコマンドなどが記憶されている。また、RAM28cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値、タイマなど)が記憶(設定)されるようになっている。
次に、図3に基づき表示制御基板29について説明する。
表示制御基板29には、サブCPU29aと、ROM29bと、RAM29cとが設けられている。ROM29bには、可変表示器H2の表示内容を制御するための演出制御プログラムが記憶されている。また、ROM29bには、各種の画像データ(図柄、背景、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。また、ROM29bには、大当り遊技中に実行させる各種遊技演出の演出内容を定めたデータが記憶されている。また、RAM29cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
本実施形態のパチンコ機10では、可変表示器H2で行われる図柄変動ゲーム中に再変動演出として再抽選演出を実行可能に構成されている。再抽選演出は、図柄変動ゲームにおいて仮の大当り図柄を一旦停止表示(仮停止)させた後、最終的に確定停止表示させる確定大当り図柄を導出する演出である。本実施形態において再抽選演出は、仮の大当り図柄を構成する各図柄列を再び変動させ、全列が同一図柄で揃った状態(ぞろ目の状態)で変動させ、変動停止によって確定大当り図柄を導出する態様で行われる。なお、再抽選演出では、変動前と同一の大当り図柄、又は異なる大当り図柄が導出される。
そして、本実施形態のパチンコ機10では、所定の条件が成立することにより、再抽選演出中に、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを報知する確変報知演出が実行されるようになっている。本実施形態における再抽選演出中の確変報知演出は、仮の大当り図柄の変動開始後、導出された確定大当り図柄の種類、すなわち確変確定図柄が導出されることによって確変状態が付与されることを報知するようになっている。また、本実施形態のパチンコ機10は、所定の条件が成立することにより、再抽選演出中に演出スイッチ26の有効期間が設定され、その有効期間中に演出スイッチ26を操作することで再抽選演出に伴う図柄の変動を停止させる操作演出を実行可能に構成されている。再抽選演出は、本実施形態のパチンコ機10のように確変機能を備えている場合に、仮の大当り図柄となった非確変大当り図柄が、再抽選演出を経て確変大当り図柄に昇格する期待感を付与するために行われる演出である。
また、本実施形態のパチンコ機10では、所定の条件が成立することにより、最終回(15回目)のラウンド遊技で、大当り遊技終了後に確変状態が付与されることを報知する確変報知演出が実行されるようになっている。また、このパチンコ機10では、最終回(15回目)のラウンド遊技で、前記確変報知演出が行われない場合(所定の条件が成立しなかった場合)、大当り遊技終了後に確変状態が付与されている可能性があることを示唆する確変示唆演出が実行されるようになっている。確変示唆演出は、確変状態が付与されているか否かを秘匿する確変秘匿演出となる。また、このパチンコ機10では、大当り遊技中に、確変報知演出が実行される可能性を予め示唆する予告演出が行われるようになっている。
予告演出では、1回目のラウンド遊技から13回目のラウンド遊技の複数回のラウンド遊技に跨って1つのストーリーを形成するストーリー演出が行われるようになっている。本実施形態では、予告演出として、キャラクタAを遊技者の味方(又は遊技者)に見立てて、キャラクタBと「じゃんけん」による対決演出が行われるようになっている。対決演出では、キャラクタAと、キャラクタBがグー(ぐう)、チョキ(ちょき)、パー(ぱあ)によるじゃんけん勝負を行う演出が行われる。この対決演出中には、複数回のじゃんけん勝負を行い、回数を重ねる毎に勝数がキャラクタ毎に加算されていき、キャラクタAの勝率により、最終回数目のラウンド遊技で確変報知演出が行われる可能性を示唆する1つのストーリーを形成するようになっている。なお、確変報知演出が行われるか否かは、大当り図柄の種類に基づき、統括CPU28aが乱数抽選により予め決定している。
そして、大当り図柄が所定の図柄である場合、統括CPU28aは、乱数抽選を行う。この乱数抽選に当選すると、確変報知演出の実行を決定する。そして、統括CPU28aが確変報知演出の実行を決定していた場合、14回目のラウンド遊技では、演出スイッチ26を操作させる操作指示演出(表示画面上に「PUSH」という文字列が表示される演出)が実行され、当該演出スイッチ26の有効期間が設定される。そして、この有効期間内に演出スイッチ26が操作された場合、15回目のラウンド遊技にて「じゃんけん」の勝負が行われ、キャラクタAが「勝利」となる結果を導出し、15回目のラウンド遊技にて確変状態が付与されることを示す確変報知演出が行われる。すなわち、確変報知演出が実行される条件は、大当り図柄が所定の図柄であり、乱数抽選に当選すると共に、有効期間内に演出スイッチ26が操作されることである。
一方、統括CPU28aが確変報知演出の実行を決定していない場合、前記操作指示演出が実行された後、15回目のラウンド遊技にて「じゃんけん」の勝負が行われ、キャラクタAが「引き分け(あいこ)」となる結果を導出し、15回目のラウンド遊技で確変状態が付与される可能性があることを示す確変示唆演出が行われる。また、統括CPU28aが確変報知演出の実行を決定していた場合であって、前記操作指示演出が行われたとしても、有効期間内に演出スイッチ26が操作されなかった場合、15回目のラウンド遊技にて「じゃんけん」の勝負が行われ、キャラクタAが「引き分け」となる結果を導出し、15回目のラウンド遊技で確変示唆演出が行われる。
また、予告演出には、複数種類(本実施形態では2種類)のストーリー演出が用意されている。本実施形態の予告演出には、14回目の時点でキャラクタAの勝率が50%を超えている(キャラクタAの勝数の方がキャラクタBの勝数よりも多い)内容の第1の演出パターンと、14回目の時点でキャラクタAの勝率が50%未満となる(キャラクタAの勝数の方がキャラクタBの勝数よりも少ない)内容の第2の演出パターンとが用意されている。
詳しくは、第1の演出パターンには、大当り遊技の1回目のラウンド遊技で対決演出(じゃんけん勝負)を開始することを示す演出を実行し、2回目〜13回目のラウンド遊技で毎回対決演出を実行する内容が定められている。そして、2回目〜13回目のラウンド遊技でキャラクタAの勝率が50%を超える(例えば、キャラクタAの勝数が8回、キャラクタBの勝数が4回となる)内容が定められている。
また、第2の演出パターンには、大当り遊技の1回目のラウンド遊技で対決演出(じゃんけん勝負)を開始することを示す演出を実行し、2回目〜13回目のラウンド遊技で毎回対決演出を実行する内容が定められている。そして、2回目〜13回目のラウンド遊技でキャラクタAの勝率が50%未満となる(例えば、キャラクタAの勝数が4回、キャラクタBの勝数が8回となる)内容が定められている。
そして、予告演出の演出パターンは、確変報知演出が実行されるか否かに基づいて、決定されている。具体的には、確変報知演出の実行が決定されている場合には第1の演出パターンを第2の演出パターンに比べて選択し易く、確変報知演出の実行が決定されていない場合には第2の演出パターンを第1の演出パターンに比べて選択し易く構成されている。なお、確変報知演出が決定されていない場合であっても第1の演出パターンが選択されることがある。また、逆に、確変報知演出が決定されている場合であっても第2の演出パターンが選択されることもある。
また、本実施形態のROM29bには、確変報知演出及び確変示唆演出に対応するエンディング演出の内容を特定する演出パターンがそれぞれ記憶されている。確変報知演出に対応するエンディング演出を特定する演出パターンには、確変状態が付与されることを遊技者に報知する「おめでとう、確変」の画像を表示する高確用演出が含まれている。また、確変示唆演出に対応するエンディング演出を特定する演出パターンには、確変状態か非確変状態のいずれが付与されるかを秘匿する(報知しない)ことを遊技者に報知する「チャンス」の画像を表示するチャンス用演出が含まれている。
以上のように、本実施形態では、予告演出において各演出パターンのストーリー演出の内容から、内部抽選で確変報知演出の実行が決定されているか否かの期待度を遊技者に報知するようになっている。すなわち、遊技者には、14回目のラウンド遊技に至るまでにキャラクタAが多く勝つ(勝率が高い)という印象を遊技者に与えることで、操作有効期間が設定されて確変報知演出を実行させることが可能であること、及び確変大当りへの期待度が高い印象を与えることができる。一方、遊技者には、14回目のラウンド遊技に至るまでにキャラクタAがあまり勝てない(勝率が悪い)という印象を遊技者に与えることで、確変報知演出が実行されるチャンスが少ないこと、すなわち、確変大当りか否か判断することができない印象を与えることができる。
その結果、ストーリー演出の内容から確変状態への期待が高いから内部抽選の結果を知りたいと思う遊技者は、有効期間中に演出スイッチ26を操作する可能性がある一方で、確変状態への期待が高いが敢えて内部抽選の結果を秘匿したいと思う遊技者は、有効期間中に演出スイッチ26を操作しない可能性がある。すなわち、ストーリー演出の内容から遊技者に演出スイッチ26を操作するか否かを決定させ、その遊技者の決定を反映させた演出を実行するようになっている。なお、各演出パターンによる演出では、大当り遊技終了後の遊技状態の期待度を報知しているものの、両演出パターンでは内部抽選の結果に拘らず出現するようになっているため内部抽選の結果を報知しているわけではない。
以下、主制御基板27(メインCPU27a)、統括制御基板28(統括CPU28a)及び表示制御基板29(サブCPU29a)が実行する制御内容を説明する。
最初に主制御基板27(メインCPU27a)がメイン制御プログラムに従って実行する制御内容について説明する。
メインCPU27aは、始動入賞口22に遊技球が入賞し、始動口センサSE1からの検知信号を入力すると、大当り判定用乱数の値をRAM27cから読み出し、RAM27cの所定の格納領域に格納(記憶)する。そして、メインCPU27aは、図柄変動ゲームの開始直前に、RAM27cに記憶されている前記大当り判定用乱数の値とROM27bに記憶されている大当り判定値とを比較して大当りか否かの大当り判定(大当り抽選)をする。メインCPU27aは、確変状態が付与されていない通常状態時は大当りの抽選確率を通常確率(300分の1)に設定して大当り判定を行い、確変状態時は大当りの抽選確率を高確率(30分の1)に設定して大当り判定を行う。
そして、メインCPU27aは、大当り判定の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが一致)の場合、大当りを決定する。大当りを決定したメインCPU27aは、RAM27cから特図振分用乱数の値を読み出し、該値に予め対応付けられた特図を確定的に停止表示される大当り図柄として決定する。また、メインCPU27aは、大当り演出用の変動パターンの中から1つの変動パターンを決定する。
そして、メインCPU27aは、決定した特図による大当り図柄を判定し、今回付与する大当り遊技の種類(図柄Aに基づく大当り遊技であるか、図柄Bに基づく大当り遊技であるか、図柄Cに基づく大当り遊技であるか)を判定する。この判定により、メインCPU27aは、図柄Aに基づく大当り遊技に当選した場合には今回付与する大当り遊技終了後に確変状態と時短状態(リミットなし)を付与することを決定する。また、メインCPU27aは、図柄Bに基づく大当り遊技に当選した場合には今回付与する大当り遊技終了後に確変状態と時短状態(100回)を付与することを決定する。また、メインCPU27aは、図柄Cに基づく大当り遊技に当選した場合には今回付与する大当り遊技終了後に時短状態(100回)を付与することを決定する。そして、メインCPU27aは、RAM27cに現在の遊技状態を示す情報(フラグなど)として、前述した大当り遊技に関する決定結果を記憶する。そして、メインCPU27aは、RAM27cに記憶した前記情報に基づき、大当り遊技終了後に確変状態と時短状態、及び時短状態のみの何れかを付与する。
一方、メインCPU27aは、大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが不一致)の場合、リーチ判定用乱数の値とROM27bに記憶されているリーチ判定値とを比較してリーチ判定を行う。リーチ判定の結果が肯定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値が一致)の場合、メインCPU27aは、リーチ演出を伴うはずれ演出用の変動パターンの中から1つの変動パターンを決定する。一方、メインCPU27aは、リーチ判定の判定結果が否定(リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値が不一致)の場合、リーチ演出を伴わないはずれ演出用の変動パターンの中から1つの変動パターンを決定する。そして、はずれを決定したメインCPU27aは、特図によるはずれ図柄[−−]を決定する。
続いて、特図及び変動パターンを決定したメインCPU27aは、所定の制御コマンドを所定のタイミングで統括制御基板28(統括CPU28a)に出力する。具体的に言えば、メインCPU27aは、最初に変動パターンを指示するとともに、図柄変動ゲームの開始を指示する変動パターン指定コマンドを出力する。それと共に、メインCPU27aは、特図を変動表示させるように特図表示器H1を制御する。次に、メインCPU27aは、決定した特図を示す特図指定コマンドを出力する。その後、メインCPU27aは、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に、図柄変動ゲームの停止(確定的に停止表示)を指示する全図柄停止コマンドを出力するとともに、特図表示器H1に決定している特図を確定停止表示させるように特図表示器H1を制御する。
また、メインCPU27aは、大当りを決定した場合、大当り演出用の変動パターンに基づく図柄変動ゲームの終了後、大当り遊技に係る制御(オープニング演出などの演出指示や大入賞口扉24の開閉動作の制御)を実行する。具体的には、メインCPU27aは、大当り遊技を開始させる場合、まず、オープニング演出の開始を指示するオープニング指定コマンドを統括CPU28aに出力する。そして、メインCPU27aは、オープニング演出に定める時間の経過後、1回目のラウンド遊技の開始を指示するラウンド指定コマンドを統括CPU28aに出力し、1回目の大入賞口扉24の開放を実行する。そして、メインCPU27aは、規定入賞個数の遊技球が大入賞口23に入球迄の間、又は規定開放時間である25.0秒が経過する迄の間、大入賞口扉24を開動作させる。メインCPU27aは、いずれかの条件を満たすと大入賞口扉24を閉動作させる。
その後、メインCPU27aは、インターバルの経過後間もなく2回目のラウンド遊技の開始を指示するラウンド指定コマンドを統括CPU28aに出力し、2回目の大入賞口23の開放を実行する。以降、これら一連の処理を最終ラウンド(15回目のラウンド遊技)に達するまで繰り返される。ラウンド指定コマンドは、ラウンド遊技毎に用意されており、ラウンド指定コマンドにより実行するラウンド遊技が何回目であるかが特定可能になっている。そして、メインCPU27aは、規定ラウンド数に定める15回のラウンド遊技の終了後、エンディング演出の開始を指示するエンディング指定コマンドを統括CPU28aに出力する。そして、メインCPU27aは、エンディング演出に定める時間の経過後、エンディング演出の終了を以って大当り遊技を終了させる。
そして、メインCPU27aは、大当り遊技終了後、RAM27cに記憶される情報(大当り遊技終了後の遊技状態に関する情報)に基づき、大当り遊技終了後の遊技状態を制御する。すなわち、メインCPU27aは、図柄Aに基づく大当り遊技に当選していた場合、大当り遊技終了後の遊技状態を確変状態(10000回)と時短状態(リミットなし)で制御する。また、メインCPU27aは、図柄Bに基づく大当り遊技に当選していた場合、大当り遊技終了後の遊技状態を確変状態(10000回)と時短状態(100回)で制御する。また、メインCPU27aは、図柄Cに基づく大当り遊技に当選していた場合、大当り遊技終了後の遊技状態を時短状態(100回)で制御する。そして、メインCPU27aは、遊技状態として確変状態を付与する(開始させる)場合には、確変状態を開始させることを示す確変開始コマンドを統括CPU28aに出力し、確変状態中に大当りとなる又は予め定めた回数(10000回)の図柄変動ゲームの経過時に確変状態を終了させる。そして、メインCPU27aは、確変状態を終了させる場合には、確変状態を終了させることを示す確変終了コマンドを統括CPU28aに出力する。また、メインCPU27aは、遊技状態として時短状態を付与する(開始させる)場合には、時短状態が開始することを示す時短開始コマンドを統括CPU28aに出力し、時短状態中に大当りとなる又は予め定めた回数(リミットなし又は100回)の図柄変動ゲームの経過時に時短状態を終了させる。そして、メインCPU27aは、時短状態を終了させる場合には、時短状態が終了することを示す時短終了コマンドを統括CPU28aに出力する。そして、メインCPU27aは、大当り遊技終了時、RAM27cに記憶(設定)される情報(大当り遊技終了後の遊技状態に関する情報)などをクリアし図柄変動ゲームの処理を実行する。
以上のように、本実施形態のメインCPU27aは、変動パターンを決定する変動パターン決定手段となる。また、メインCPU27aは、大当りか否かを判定する大当り判定手段となる。また、メインCPU27aは、確変状態を付与するか否かを判定する確変判定手段となる。また、メインCPU27aは、大当り遊技終了後に確変状態を付与する確変付与手段となる。
次に統括制御基板28(統括CPU28a)が統括制御プログラムに従って実行する制御内容について説明する。
統括CPU28aは、変動パターン指定コマンド及び特図指定コマンドを入力すると、当該コマンド及び飾図を指定する図柄指定コマンドをそれぞれ各制御基板29〜31に出力する。また、統括CPU28aは、全図柄停止コマンドを入力すると、全図柄停止コマンドを表示制御基板29に出力する。また、統括CPU28aは、確変開始コマンドを入力すると、確変状態が付与されたことを示す情報をRAM28cに設定する。また、統括CPU28aは、確変終了コマンドを入力するまでの間、RAM28cに前記情報を継続的に設定し、確変状態であることを把握する。また、統括CPU28aは、確変終了コマンドを入力すると、確変状態が終了されたことを示す情報をRAM28cに設定する。また、統括CPU28aは、時短開始コマンドを入力すると、時短状態が付与されることを示す情報をRAM28cに設定する。また、統括CPU28aは、時短終了コマンドを入力するまでの間、RAM28cに前記情報を継続的に設定し、時短状態であることを把握する。また、統括CPU28aは、時短終了コマンドを入力すると、時短状態が終了されたことを示す情報をRAM28cに設定する。
また、統括CPU28aは、変動パターン指定コマンド及び特図指定コマンドを入力すると、当該特図指定コマンドに指定される特図の種類を判定する。そして、統括CPU28aは、その判定した特図の情報(特図指定コマンドに指定される特図)をRAM28cに記憶(設定)する。
そして、統括CPU28aは、特図指定コマンドで指定された特図の種類に応じて、図柄変動ゲームにおいて導出する飾図を決定する。
統括CPU28aは、特図指定コマンドで図柄Aが指定されている場合、再抽選演出の前に導出する仮の大当り図柄を構成する飾図と、再抽選演出にて導出する確定大当り図柄を構成する飾図をそれぞれ決定する際に参照する図柄選択テーブルを選択するための振分け抽選を行う。ROM28bには、図5に示すように、振分け態様を第1振分けに設定した図柄選択テーブルと、振分け態様を第2振分けに設定した図柄選択テーブルが記憶されている。本実施形態において統括CPU28aは、振分け抽選にて、第1振分けの図柄選択テーブルを「30%」の当選確率で選択し、第2振分けの図柄選択テーブルを「70%」の当選確率で選択する。
第1振分けの図柄選択テーブルと第2振分けの図柄選択テーブルは、確定大当り図柄と仮の大当り図柄の組み合わせが定められており、その組み合わせに対して所定個数の図柄選択用乱数の値が振分けられている。図柄選択用乱数の値は、確定大当り図柄と仮の大当り図柄の組み合わせを選択する際に用いる乱数である。そして、統括CPU28aは、図柄選択用乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をRAM28cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。本実施形態において図柄選択用乱数の値は、「0」〜「240」までの全241通りの整数に定められている。
第1振分けの図柄選択テーブルでは、確定大当り図柄[3」,[5],[7]の場合に図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[3]には、仮の大当り図柄[1],[2],[3],[4],[6],[8]が対応付けられており、この6種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[5]には、仮の大当り図柄[1],[2],[4],[5],[6],[8]が対応付けられており、この6種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[7]には、仮の大当り図柄[1],[2],[4],[6],[7],[8]が対応付けられており、この6種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。そして、第1振分けの図柄選択テーブルでは、確定大当り図柄[3]と仮の大当り図柄[3]の組み合わせ、確定大当り図柄[5]と仮の大当り図柄[3]の組み合わせ、及び確定大当り図柄[7]と仮の大当り図柄[7]の組み合わせの選択率が最も高くなるように図柄選択用乱数の値が振分けられている。
また、第1振分けの図柄選択テーブルでは、仮の大当り図柄[1],[8]を含む組み合わせの選択率は、仮の大当り図柄[2],[4],[6]を含む組み合わせの選択率よりも高くなるように図柄選択用乱数の値が振分けられている。なお、第1振分けの図柄選択テーブルでは、確定大当り図柄[1]と仮の大当り図柄[1]の組み合わせ、確定大当り図柄[2]と仮の大当り図柄[2]の組み合わせ、及び確定大当り図柄[4]と仮の大当り図柄[4]の組み合わせは選択されないように図柄選択用乱数の値が振分けられていない。また、第1振分けの図柄選択テーブルでは、確定大当り図柄[6]と仮の大当り図柄[6]の組み合わせ、及び確定大当り図柄[8]と仮の大当り図柄[8]は選択されないように図柄選択用乱数の値が振分けられていない。
一方、第2振分けの図柄選択テーブルでは、確定大当り図柄[1],[2],[4],[6],[8]の場合に図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[1]には仮の大当り図柄[1]が対応付けられており、この1種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[2]には仮の大当り図柄[1]が対応付けられており、この1種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[4]には仮の大当り図柄[4]が対応付けられており、この1種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[6]には仮の大当り図柄[6]が対応付けられており、この1種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。確定大当り図柄[8]には仮の大当り図柄[8]が対応付けられており、この1種類の組み合わせに対して図柄選択用乱数の値が振分けられている。
また、第2振分けの図柄選択テーブルでは、仮の大当り図柄[2],[4],[6]を含む組み合わせの選択率は、仮の大当り図柄[1],[8]を含む組み合わせの選択率よりも高くなるように図柄選択用乱数の値が振分けられている。なお、第2振分けの図柄選択テーブルでは、確定大当り図柄[3]を含む組み合わせ、確定大当り図柄[5]を含む組み合わせ、及び確定大当り図柄[7]を含む組み合わせは選択されないように図柄選択用乱数の値が振分けられていない。
このように第1振分けの図柄選択テーブル、及び第2振分けの図柄選択テーブルを選択した場合、第1振分けの図柄選択テーブルから確定大当り図柄と仮の大当り図柄の組み合わせとして何れも確変確定図柄となる組み合わせが選択され易くなっている。また、仮の大当り図柄[1],[8]を含む組み合わせは、第1振分けの図柄選択テーブルから組み合わせを選択する場合の方が、第2振分けの図柄選択テーブルから組み合わせを選択する場合よりも選択され易くなっている。一方、仮の大当り図柄[2],[4],[6]を含む組み合わせは、第2振分けの図柄選択テーブルから組み合わせを選択する場合の方が、第1振分けの図柄選択テーブルから組み合わせを選択する場合よりも選択され易くなっている。これは、仮の大当り図柄が[1],[8]の場合には、仮の大当り図柄が[2],[4],[6]の場合よりも、再抽選演出にて確定大当り図柄として確変確定図柄[3],[5],[7]が導出される可能性が高くなっていることを示す。
そして、統括CPU28aは、特図指定コマンドで図柄Aが指定されている場合、振分け抽選の結果、第1振分けの図柄選択テーブルに当選したときにはRAM28cから取得した図柄選択用乱数の値にしたがって確定大当り図柄と仮の大当り図柄を選択する。一方、統括CPU28aは、特図指定コマンドで図柄Aが指定されている場合、振分け抽選の結果、第2振分けの図柄選択テーブルに当選したときにはRAM28cから取得した図柄選択用乱数の値にしたがって確定大当り図柄と仮の大当り図柄を選択する。
また、統括CPU28aは、特図指定コマンドで図柄B及び図柄Cが指定されている場合、第2振分けの図柄選択テーブルを選択する。そして、統括CPU28aは、RAM28cから取得した図柄選択用乱数の値にしたがって確定大当り図柄と仮の大当り図柄を第2振分けの図柄選択テーブルから選択する。
各図柄選択テーブルにしたがって確定大当り図柄と仮の大当り図柄を選択した統括CPU28aは、選択した確定大当り図柄と仮の大当り図柄を指定する図柄再抽選指定コマンドを抽出し、当該コマンドをRAM28cに記憶する。そして、統括CPU28aは、次周期以降の制御周期において、RAM28cに記憶した図柄再抽選指定コマンドを表示制御基板29、ランプ制御基板30及び音声制御基板31にそれぞれ出力する。図柄再抽選指定コマンドは、図5に示すように、何れも2バイトの制御データで構成される。具体的に言えば、各図柄再抽選指定コマンドは、上位バイト(1バイト目)が共通する「90H」で構成され、下位バイト(2バイト目)が各図柄再抽選指定コマンドで異なる「00H」〜「16H」で構成されている。
また、統括CPU28aは、特図指定コマンドに指定される特図が[−−]の場合であってはずれリーチ演出用の変動パターンが指定された場合には、飾図の図柄組み合わせとしてはずれリーチの図柄組み合わせを決定する。同様に、統括CPU28aは、特図指定コマンドに指定される特図が[−−]の場合であってはずれ演出用の変動パターンが指定された場合には、飾図の図柄組み合わせとしてはずれの図柄組み合わせを決定する。
そして、統括CPU28aは、図柄A〜Cを指定する特図指定コマンドと大当り演出用の変動パターンを入力している場合、各図柄選択テーブルから選択した確定大当り図柄と仮の大当り図柄の組み合わせから、大当り演出となる図柄変動ゲームにおいて再抽選演出を実行するか否かの判定を行う。具体的に言えば、統括CPU28aは、図5に示すように、確定大当り図柄[3]と仮の大当り図柄[3]の組み合わせ、確定大当り図柄[5]と仮の大当り図柄[5]の組み合わせ、及び確定大当り図柄[7]と仮の大当り図柄[7]の組み合わせを選択している場合、再抽選演出の実行否(実行しないこと)を決定する。これは、仮の大当り図柄として確変確定図柄が導出された後、その確変確定図柄を再変動させて再抽選演出を行うことで、遊技者に確変大当りが非確変大当りへ降格する不安を抱かせることを防止するためである。
一方、統括CPU28aは、前述の組み合わせ以外(仮の大当り図柄が確変確定図柄の組み合わせ以外)の場合、再抽選演出の実行可(実行すること)を決定する。そして、再抽選演出の実行可を決定した統括CPU28aは、図柄変動ゲームの開始後、再抽選演出の開始時に、演出スイッチ26の有効期間を設定するとともに、操作指示演出を実行させる演出コマンドを表示制御基板29に出力する。また、有効期間を設定した統括CPU28aは、有効期間中に演出スイッチ26から演出信号を入力すると、演出スイッチ26が操作されたことを示す操作指定コマンドを、表示制御基板29、ランプ制御基板30及び音声制御基板31にそれぞれ出力する。そして、統括CPU28aは、有効期間の終了後に、演出スイッチ26が操作されたか否かを判定し、その判定結果に応じて再抽選演出の終了時に導出する大当り確定図柄を選択し、その選択した大当り確定図柄を指定する大当り図柄指定コマンドを、表示制御基板29、ランプ制御基板30及び音声制御基板31にそれぞれ出力する。なお、有効期間は、有効期間内に演出スイッチ26が操作された場合と、有効期間内に演出スイッチ26が操作されずに有効期間が経過した場合に終了する。
図6は、統括CPU28aが、大当り確定図柄を選択する際に参照する大当り確定図柄選択テーブルを示す。
大当り確定図柄選択テーブルは、前述した各図柄選択テーブルから選択される確定大当り図柄と仮の大当り図柄の組み合わせに対して、演出スイッチ26を操作した場合の大当り確定図柄と、演出スイッチ26を操作しなかった場合の大当り確定図柄が対応付けられている。そして、演出スイッチ26を操作した場合の大当り確定図柄は、前述した各図柄選択テーブルから選択した確定大当り図柄に定められている。すなわち、演出スイッチ26を操作した場合、再抽選演出では、前述した各図柄選択テーブルから選択した確定大当り図柄が導出されることになる。一方、演出スイッチ26を操作しなかった場合の大当り確定図柄は、前述した各図柄選択テーブルから選択した仮の大当り図柄に定められている。すなわち、演出スイッチ26を操作した場合、再抽選演出では、前述した各図柄選択テーブルから選択した仮の大当り図柄が確定大当り図柄として書き換えられて導出されることになる。
大当り確定図柄を選択した統括CPU28aは、大当り確定図柄を指定する大当り図柄指定コマンドを抽出し、当該コマンドをRAM28cに記憶する。そして、統括CPU28aは、次周期以降の制御周期において、RAM28cに記憶した大当り図柄指定コマンドを表示制御基板29、ランプ制御基板30及び音声制御基板31にそれぞれ出力する。大当り図柄指定コマンドは、図6に示すように、何れも2バイトの制御データで構成される。具体的に言えば、各大当り図柄指定コマンドは、上位バイト(1バイト目)が共通する「90H」で構成され、下位バイト(2バイト目)が大当り確定図柄に応じて各大当り図柄指定コマンドで異なる「60H」〜「67H」で構成されている。
また、統括CPU28aは、大当り遊技中に確変報知演出を実行させるか否かを決定する。統括CPU28aは、確変報知演出を実行させるか否かの決定を、大当り遊技の開始時に決定する。そして、統括CPU28aは、大当り遊技を付与する図柄変動ゲームにおいて特図指定コマンドで指定された特図が図柄B及び図柄Cの場合、確変報知演出の実行否(実行しない)を決定する。また、統括CPU28aは、大当り遊技を付与する図柄変動ゲームにおいて特図指定コマンドで指定された特図が図柄Aの場合、再抽選演出を経て又は再抽選演出を経ずに、図柄変動ゲームの終了時に確定停止表示された大当り確定図柄が、[3],[5],[7]以外のとき、すなわち[1],[2],[4],[6],[8]のとき、所定の当選確率に設定した昇格演出用乱数抽選を行い、その抽選に当選した場合には確変報知演出の実行可(実行すること)を決定する。一方、統括CPU28aは、大当り遊技を付与する図柄変動ゲームにおいて特図指定コマンドで指定された特図が図柄Aの場合であって、再抽選演出を経て図柄変動ゲームの終了時に確定停止表示された大当り確定図柄が、[3],[5],[7]のときには確変報知演出の実行否(実行しないこと)を決定する。そして、統括CPU28aは、確変報知演出を実行させることを決定した場合には、その旨をRAM28cに記憶する。
また、統括CPU28aは、予告演出の演出内容として第1,第2の演出パターンからいずれかを決定する。詳しくは、統括CPU28aは、確変報知演出を実行させることを決定していた場合には、第1の演出パターンを第2の演出パターンに比較して選択し易く、決定していなかった場合には、第2の演出パターンを第1の演出パターンに比較して選択し易いようになっている。そして、統括CPU28aは、決定した予告演出の演出パターンをRAM28cに一旦記憶する。
そして、統括CPU28aは、オープニング指定コマンドを入力すると、RAM28cに記憶した予告演出の演出パターンと共に、オープニング指定コマンドを表示制御基板29に出力する。また、統括CPU28aは、各ラウンド指定コマンドを入力すると、当該コマンドを表示制御基板29に出力する。そして、統括CPU28aは、1ラウンド目のラウンド指定コマンドを入力すると、RAM28cに一旦記憶した予告演出の演出パターンに応じて予告演出を実行させるための予告演出コマンドを出力する。また、統括CPU28aは、1ラウンド目のラウンド指定コマンドを入力すると、大当り確定図柄が、[3],[5],[7]であったために確変報知演出の実行否が決定されている場合は、専用のラウンド演出を実行させるための専用演出コマンドを出力する。また、統括CPU28aは、14回目のラウンド遊技の開始を指示するラウンド指定コマンドを入力すると、RAM28cを参照して確変報知演出を決定していた場合には、演出スイッチ26の操作を許容する有効期間を所定時間の間(本実施形態では、14回目のラウンド遊技を開始させてから10秒間)、設定する。それと共に、統括CPU28aは、操作指示演出を実行させる演出コマンドを表示制御基板29に出力する。
そして、統括CPU28aは、設定した有効期間中に演出スイッチ26から操作信号を入力した場合、RAM28cに予め記憶されている確変報知演出を実行させることを指示する演出コマンドを有効期間の終了時に表示制御基板29に出力する。
その一方で、統括CPU28aは、設定した有効期間中に演出スイッチ26から操作信号を入力しなかった場合、RAM28cに記憶されている確変報知演出を実行させる演出コマンドを、確変示唆演出を実行させる演出コマンドに書き換え、確変示唆演出を実行させることを指示する演出コマンドを有効期間の終了時に表示制御基板29に出力する。
また、統括CPU28aは、確変報知演出を実行することを決定していない場合も同様に、演出スイッチ26の操作を許容する有効期間を所定時間の間、設定する。それと共に、統括CPU28aは、操作指示演出を実行させる演出コマンドを表示制御基板29に出力する。その後、統括CPU28aは、操作信号の入力にかかわらず、確変示唆演出を実行させることを指示する演出コマンドを有効期間の終了時に表示制御基板29に出力する。
また、統括CPU28aは、エンディング指定コマンドを入力すると、確変報知演出を行ったか否かに基づきエンディング演出の内容を決定し、決定した内容を特定することができるエンディング指定コマンドを表示制御基板29に出力する。すなわち、統括CPU28aは、確変報知演出を実行した場合には、高確用演出によるエンディング演出を指示するエンディング指定コマンドを出力する。また、統括CPU28aは、確変示唆演出を実行した場合には、チャンス用演出によるエンディング演出を指示するエンディング指定コマンドを出力する。
本実施形態において、特図に基づき確変報知演出の実行が決定された場合、統括CPU28aは、有効期間中に演出スイッチ26が操作されたか否かにより確変報知演出を実行するか、又は確変示唆演出を実行するかを決定している。すなわち、遊技者が内部抽選の結果を知りたいと思って演出スイッチ26を操作する場合には、遊技者の意思を反映させて内部抽選の結果を報知し、遊技者が内部抽選の結果を知りたくないと思って演出スイッチ26を操作しない場合には、遊技者の意思を反映させて内部抽選の結果を報知しないようになっている。
また、確変報知演出の実行が決定されなかった場合、又は設定された有効期間内に演出スイッチ26が操作されなかった場合には、遊技者に遊技状態を秘匿し確変状態かもしれない期待を遊技者に抱かせることができるチャンス状態(秘匿期間)となる。このチャンス状態においてパチンコ機10は、遊技者が確変状態であるこを認識し得ない確変潜伏状態で制御される。
本実施形態では、有効期間を設定し、演出スイッチ26の操作の有無を判定する統括CPU28aが操作判定手段として機能する。また、統括CPU28aが、確変報知演出を実行するか否かを決定する報知演出決定手段となる。
次に、表示制御基板29(サブCPU29a)が演出制御プログラムにしたがい実行する制御内容について説明する。
サブCPU29aは、変動パターン指定コマンドと飾図指定コマンドを入力すると、その変動パターンと飾図指定コマンドに指定される飾図に対応する演出内容で図柄変動ゲームが行われるように可変表示器H2の表示内容を制御する。そして、サブCPU29aは、全図柄停止コマンドを入力すると、飾図指定コマンドで指示された飾図を可変表示器H2に確定停止表示させ、図柄変動ゲームを終了させる。
また、サブCPU29aは、図柄再抽選指定コマンドを入力している場合、当該コマンドで指定される確定大当り図柄と仮の大当り図柄にしたがって図柄変動ゲームにおける再抽選演出の実行を制御する。すなわち、サブCPU29aは、図柄再抽選指定コマンドが「90H04H」,「90H0CH」,「90H14H」の場合、再抽選演出を実行せずに、確定大当り図柄(大当り確定図柄)を導出するように図柄変動ゲームを制御する。なお、図柄再抽選指定コマンド「90H04H」は確定大当り図柄[3]と仮の大当り図柄[3]の組み合わせを指定するコマンドであり、図柄再抽選指定コマンド「90H0CH」は確定大当り図柄[5]と仮の大当り図柄[5]の組み合わせを指定するコマンドである。また、図柄再抽選指定コマンド「90H14H」は確定大当り図柄[7]と仮の大当り図柄[7]の組み合わせを指定するコマンドである。
一方、サブCPU29aは、図柄再抽選指定コマンドが「90H04H」,「90H0CH」,「90H14H」以外の場合、再抽選演出を実行し、図柄再抽選指定コマンドで指定された仮の大当り図柄を導出し、その後に再抽選演出にて確定大当り図柄(大当り確定図柄)を導出するように図柄変動ゲームを制御する。図柄再抽選指定コマンドが「90H04H」,「90H0CH」,「90H14H」以外の図柄再抽選指定コマンドは、仮の大当り図柄が、確変確定図柄[3],[5],[7]以外に設定されているコマンドである。そして、サブCPU29aは、大当り図柄指定コマンドを入力することにより、当該コマンドで指定された大当り確定図柄を再抽選演出で導出するように図柄変動ゲームを制御する。
図7及び図8は、大当り演出の図柄変動ゲームにおいて再抽選演出が行われる場合の態様と、再抽選演出が行われない場合の態様を示す。
図7(a)〜(c)は、再抽選演出が行わない場合の態様を示す。
この場合、可変表示器H2には、図柄変動ゲームの開始後、所定時間の経過時にリーチ([3↓3])が形成され、リーチ演出が行われる(図7(a))。そして、可変表示器H2では、リーチ演出によって、確変確定図柄からなる大当り図柄(この例では[333])が導出され、変動時間の経過時に大当り図柄([333])が確定停止表示されて確変大当りが確定する(図7(b))。その後、可変表示器H2では、大当り遊技の開始に伴ってオープニング演出が行われる。
図7(d)〜(i)は、再抽選演出が行われる場合の態様を示す。なお、図7(d)〜(i)は、図柄再抽選指定コマンド「90H03H」が選択されている場合の態様を示す。
この場合、可変表示器H2には、図柄変動ゲームの開始後、所定時間の経過時にリーチ([2↓2])が形成され、リーチ演出が行われる(図7(d))。そして、可変表示器H2では、リーチ演出によって、仮の大当り図柄である大当り図柄(この例では[222])が導出される(図7(e))。その後、可変表示器H2では、再抽選演出が行われ(図7(f))、再抽選演出の開始時には操作指示演出(「PUSH」)が行われることによって遊技者に演出スイッチ26の操作を促す。そして、再抽選演出中に演出スイッチ26が操作されると、可変表示器H2には、演出スイッチ26の操作によって図柄列の変動が停止し、その変動停止によって確変確定図柄からなる大当り図柄(この例では[333])が導出され、変動時間の経過時に大当り図柄([333])が確定停止表示されて確変大当りが確定する(図7(g))。その後、可変表示器H2では、大当り遊技の開始に伴ってオープニング演出が行われる。
一方、再抽選演出中に演出スイッチ26が操作されなかった場合、可変表示器H2に、所定時間の経過後に図柄列の変動が停止し、その変動停止によって大当り図柄(この例では[222])が導出され、変動時間の経過時に大当り図柄([222])が確定停止表示されて大当りが確定する(図7(g))。その後、可変表示器H2では、大当り遊技の開始に伴ってオープニング演出が行われる。
このように本実施形態では、内部抽選で確変大当りが決定されている場合に再抽選演出の実行が決定され、その再抽選演出で演出スイッチ26が操作されることによって確変確定図柄による大当り図柄が導出されることで、確変報知演出を実行している。その一方で、内部抽選で確変大当りが決定されている場合に再抽選演出の実行が決定され、その再抽選演出で演出スイッチ26が操作されないことによって確変確定図柄以外の図柄による大当り図柄が導出されることで、確変状態が付与されているか否かを秘匿する確変秘匿演出を実行している。
図8(a)〜(f)は、再抽選演出が行われる場合の別の態様を示す。なお、図8(a)〜(f)は、図柄再抽選指定コマンド「90H08H」が選択されている場合の態様を示す。
この場合、可変表示器H2には、図柄変動ゲームの開始後、所定時間の経過時にリーチ([4↓4])が形成され、リーチ演出が行われる(図8(a))。そして、可変表示器H2では、リーチ演出によって、仮の大当り図柄である大当り図柄(この例では[444])が導出される(図8(b))。その後、可変表示器H2では、再抽選演出が行われ(図8(c))、再抽選演出の開始時には操作指示演出(「PUSH」)が行われることによって遊技者に演出スイッチ26の操作を促す。そして、再抽選演出中に演出スイッチ26が操作されると、可変表示器H2には、演出スイッチ26の操作によって図柄列の変動が停止し、その変動停止によって大当り図柄(この例では[444])が導出され、変動時間の経過時に大当り図柄([444])が確定停止表示されて大当りが確定する(図7(d))。その後、可変表示器H2では、大当り遊技の開始に伴ってオープニング演出が行われる。
一方、再抽選演出中に演出スイッチ26が操作されなかった場合、可変表示器H2に、所定時間の経過後に図柄列の変動が停止し、その変動停止によって大当り図柄(この例では[444])が導出され、変動時間の経過時に大当り図柄([444])が確定停止表示されて大当りが確定する(図7(e))。その後、可変表示器H2では、大当り遊技の開始に伴ってオープニング演出が行われる。
また、サブCPU29aは、オープニング指定コマンドを入力し大当り遊技を開始させる場合には、オープニング演出を可変表示器H2に実行させるように制御する。また、サブCPU29aは、予告演出の予告演出コマンドを入力すると、当該コマンドに指定される演出パターンに基づく予告演出を各ラウンド遊技で実行させるように可変表示器H2を制御する。詳しくは、サブCPU29aは、各ラウンド指定コマンドを入力すると、各ラウンド指定コマンドに指定されるラウンド演出を実行させるとともに、演出パターンに対応する予告演出を実行させるように可変表示器H2を制御する。
また、サブCPU29aは、確変報知演出、確変示唆演出又は操作指示演出の演出コマンドを入力すると、当該コマンドに指定される確変報知演出、確変示唆演出又は操作指示演出を実行させるように可変表示器H2を制御する。サブCPU29aは、確変報知演出の演出コマンドを入力した場合、及び確変示唆演出の演出コマンドを入力した場合、最終回(15回目)のラウンド指定コマンドを入力することによってそれぞれの演出を実行させる。また、サブCPU29aは、エンディング指定コマンドを入力すると、当該コマンドに指定される演出内容のエンディング演出を実行させるように可変表示器H2を制御する。
また、サブCPU29aは、確変指定コマンドを入力すると、確変用の表示態様で可変表示器H2を制御する。確変用の表示態様では、可変表示器H2に「確変中」の画像を表示させる表示演出を実行する。また、サブCPU29aは、チャンス指定コマンドを入力すると、チャンス用の表示態様で可変表示器H2を制御する。チャンス用の表示態様では、可変表示器H2に「チャンス中」の画像を表示させる表示演出を実行する。
本実施形態では、統括CPU28aと、サブCPU29aとが演出制御手段として機能する。
次に、大当り遊技中に報知演出が行われる場合において、メインCPU27aの出力する制御コマンドに基づき、各制御基板28〜31が実行する処理に応じて行われる大当り遊技中の実行態様を可変表示器H2の表示演出を中心に図9(a)〜(d)と、可変表示器H2の表示画面を示す図10(a)〜(i)とに基づき説明する。
図9(a)は、大当り遊技が開始されてから、当該大当り遊技が終了し、当該終了後から101回目の図柄変動ゲームが行われるまでの時間的流れを模式的に示している。また、図9(b)は、確変報知演出の実行が決定され、有効期間中に演出スイッチ26が操作され、確変報知演出が実行される場合を示し、図9(c)は、確変報知演出の実行が決定されるが、有効期間中に演出スイッチ26が操作されず、確変示唆演出が実行される場合を示している。また、図9(d)は、確変報知演出の実行が決定されず、確変示唆演出が実行される場合を示している。図10は、予告演出として第1の演出パターンに基づく演出が行われる可変表示器H2の表示態様を示している。また、図9では、オープニング演出を「OP」、エンディング演出を「EN」と示している。
図9(b)に示すように、確変報知演出の実行が決定されていて有効期間中に演出スイッチ26が操作される場合には、大当り遊技が開始されると(時点A1a)、可変表示器H2では、「大当り」の画像を表示させるオープニング演出が行われる(図10(a))。続いて、1回目のラウンド遊技(1ラウンド)が行われ、演出パターンに基づく予告演出が開始される(時点A1b)。可変表示器H2では、1ラウンドを示す「1R」の画像と、報知演出の開始を示す「じゃんけん開始」の画像表示がされる(図10(b))。続いて、可変表示器H2では、「15ラウンドの勝負で[A]が勝てば[確変]」の画像表示がされる(図10(c))。
続いて、2回目のラウンド遊技(2ラウンド)が行われ、可変表示器H2では、キャラクタAとキャラクタBとにより対決演出が行われる(図10(d))。また、2回目〜13回目のラウンド遊技において、可変表示器H2では、対決演出でいずれかのキャラクタが勝つことで、勝った方のキャラクタの勝数を加算していくストーリー演出が行われる。そして、14回目のラウンド遊技(14ラウンド)が行われると、所定時間の間有効期間が設定され(時点A2a)、操作指示演出が実行される。この時点A2aにおいて、可変表示器H2では、14ラウンドを示す「14R」の画像と、有効期間が設定されていることを示す「PUSH」の画像を表示させる操作指示演出が行われる(図10(e))。そして、この有効期間中に演出スイッチ26が操作されると、15回目のラウンド遊技(15ラウンド)が行われたとき(時点A2b)、可変表示器H2では、確変報知演出が実行され、キャラクタAが勝利する演出結果が導出され、確変状態が付与されることが報知される(図10(f))。
続いて、エンディング演出が行われ(時点A3)、可変表示器H2では、高確用演出のエンディング演出が行われる(図10(g))。続いて、大当り遊技終了後、1回目の図柄変動ゲームが行われ(時点A4)、可変表示器H2では、確変用の表示態様による表示演出(図柄変動ゲーム)が行われる。
図9(c)に示すように、確変報知演出の実行が決定されていて、有効期間中に演出スイッチ26が操作されない場合には、大当り遊技が開始されると(時点A1a)、可変表示器H2では、「大当り」の画像を表示させるオープニング演出が行われる(図10(a))。続いて、1回目のラウンド遊技(1ラウンド)が行われ、演出パターンに基づく予告演出が開始される(時点A1b)。可変表示器H2では、1ラウンドを示す「1R」の画像と、報知演出の開始を示す「じゃんけん開始」の画像表示がされる(図10(b)。続いて、可変表示器H2では、「15ラウンドの勝負で[A]が勝てば[確変]」の画像表示がされる(図10(c))。
続いて、2回目のラウンド遊技(2ラウンド)が行われ、可変表示器H2では、キャラクタAとキャラクタBとにより対決演出が行われる(図10(d))。また、2回目〜13回目のラウンド遊技において、可変表示器H2では、対決演出でいずれかのキャラクタが勝つことで、勝った方のキャラクタの勝数を加算していくストーリー演出が行われる。そして、14回目のラウンド遊技(14ラウンド)が行われると、所定時間の間有効期間が設定され(時点A2a)、操作指示演出が実行される。この時点A2aにおいて、可変表示器H2では、14ラウンドを示す「14R」の画像と、有効期間が設定されていることを示す「PUSH」の画像を表示させる操作指示演出が行われる(図10(e))。そして、この有効期間中に演出スイッチ26が操作されないと、15回目のラウンド遊技(15ラウンド)が行われたとき(時点A2b)、可変表示器H2では、確変示唆演出が実行され、キャラクタAとキャラクタBとが引き分けとなる演出結果が導出され、確変状態が付与されたか否かが秘匿される(図10(h))。
続いて、エンディング演出が行われ(時点A3)、可変表示器H2では、チャンス用演出のエンディング演出が行われる(図10(i))。続いて、大当り遊技終了後、1回目の図柄変動ゲームが行われ(時点A4)、可変表示器H2では、チャンス用の表示態様による表示演出(図柄変動ゲーム)が行われる。
図9(d)に示すように、確変報知演出の実行が決定されていない場合には、大当り遊技が開始されると(時点A1a)、可変表示器H2では、「大当り」の画像を表示させるオープニング演出が行われる(図10(a))。続いて、1回目のラウンド遊技(1ラウンド)が行われ、演出パターンに基づく予告演出が開始される(時点A1b)。可変表示器H2では、1ラウンドを示す「1R」の画像と、報知演出の開始を示す「じゃんけん開始」の画像表示がされる(図10(b)。続いて、可変表示器H2では、「15ラウンドの勝負で[A]が勝てば[確変]」の画像表示がされる(図10(c))。
続いて、2回目のラウンド遊技(2ラウンド)が行われ、可変表示器H2では、キャラクタAとキャラクタBとにより対決演出が行われる(図10(d))。また、2回目〜13回目のラウンド遊技において、可変表示器H2では、対決演出でいずれかのキャラクタが勝つことで、勝った方のキャラクタの勝数を加算していくストーリー演出が行われる。そして、14回目のラウンド遊技(14ラウンド)が行われると、所定時間の間有効期間が設定され(時点A2a)、操作指示演出が実行される。この時点A2aにおいて、可変表示器H2では、14ラウンドを示す「14R」の画像と、有効期間が設定されていることを示す「PUSH」の画像を表示させる操作指示演出が行われる(図10(e))。そして、この有効期間中に演出スイッチ26が操作されるか否かにかかわらず、15回目のラウンド遊技(15ラウンド)が行われたとき(時点A2b)、可変表示器H2では、確変示唆演出が実行され、キャラクタAとキャラクタBとが引き分けとなる演出結果が導出され、確変状態が付与されたか否かが秘匿される(図10(h))。
続いて、エンディング演出が行われ(時点A3)、可変表示器H2では、チャンス用演出のエンディング演出が行われる(図10(i))。続いて、大当り遊技終了後、1回目の図柄変動ゲームが行われ(時点A4)、可変表示器H2では、チャンス用の表示態様による表示演出(図柄変動ゲーム)が行われる。なお、図柄変動ゲームで確変大当りの図柄組み合わせが導出される場合には、有効期間を設定せず、確変状態が付与されることを示す専用の演出が行われる。
本実施形態では、図9(b)に示すように有効期間中に演出スイッチ26が操作される場合に内部抽選の結果(大当り遊技終了後の遊技状態)は、時点A2bで報知演出の演出結果として報知される。一方、図9(c)に示すように有効期間中に演出スイッチ26が操作されない場合に内部抽選の結果(大当り遊技終了後の遊技状態)は、秘匿される。このため、有効期間中の演出スイッチ26の操作の有無で遊技状態が報知されるか否かが異なるようになっている。さらに、図9(d)に示すように確変報知演出の実行が決定されなかった場合、有効期間中に演出スイッチ26が操作されるか否かにかかわらず、確変示唆演出が実行され、内部抽選の結果(大当り遊技終了後の遊技状態)は、秘匿される。すなわち、確変報知演出が決定された場合には、遊技者の任意で遊技状態を確変潜伏状態(秘匿状態)にすることができる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、演出スイッチ26が操作されなかった場合には、確変状態が付与される場合であっても、確変状態が付与されているか否かを秘匿する確変秘匿演出(確変示唆演出)が実行され、遊技者が確変状態であることを認識し得ない確変潜伏状態に制御する。このため、遊技者の要望に応じて、任意に遊技状態を確変状態であることを認識し得ない確変潜伏状態にすることができる。
(2)また、確変報知演出の実行契機を複数設定することで、例えば演出スイッチ26を押して、確変状態であるか否かの結果を知りたいと願う遊技者が意図せずに演出スイッチ26を操作しなかった場合にも、演出スイッチ26の操作機会を存在させることで、そのような遊技者を失望させることがない。
(3)確変報知演出の実行契機を、図柄変動ゲーム中と大当り遊技中の各1回ずつに設定することで、確変秘匿状態を作り出したい遊技者にとっては演出スイッチ26の操作機会が頻繁に到来するという感覚を持つことなく、遊技を行うことが出来る。一方、確変状態が付与されるか否かの結果を知りたい遊技者にとっては、演出スイッチ26の操作機会が異なる状況下において到来するので、例え、図柄変動ゲームの演出に夢中となって当該ゲーム中の操作機会で操作し忘れても、大当り遊技中には演出スイッチ26を操作することに集中し、操作することができる。
(4)統括CPU28aは、大当り遊技中の確変報知演出を実行すると決定した場合であって演出スイッチ26が有効期間内に操作された場合には、確変報知演出を実行させる。その一方、統括CPU28aが確変報知演出を実行すると決定しなかった場合、又は確変報知演出を実行すると決定した場合であって演出スイッチ26が有効期間内に操作されなかった場合には、確変状態が付与されている可能性があることを示唆する確変示唆演出を実行させる。これにより、演出スイッチ26が操作されなかった場合には、確変状態が付与される場合であっても、確変状態が付与されているか否かが認識することができない確変示唆演出が行われる。このため、遊技者の要望に応じて、任意に遊技状態を確変潜伏状態にすることができる。
(5)予告演出では、演出内容の異なる第1の演出パターンと第2の演出パターンが設けられ、確変報知演出の実行が決定されている場合には、第1の演出パターンを選択し易くし、確変報知演出の実行が決定されていない場合(確変示唆演出が行われる場合)には、第2の演出パターンを選択しやすくした。このため、遊技者には、予告演出の演出内容により、有効期間において演出スイッチ26を操作するか否かを選択させることができる。すなわち、ただ単に確変報知演出を実行させたいか否かによって操作するのではなく、予告演出の演出内容を考慮した上で決定することができる。
(6)統括CPU28aは、確変報知演出を実行させると決定した場合、確変報知演出を実行させるように大当り遊技の演出内容を決定しておく一方、有効期間内に演出スイッチ26が操作されなかった場合には、確変報知演出を確変示唆演出に書き換えて実行させる。このようにしておけば、確変報知演出の実行が決定されているか否か及び演出スイッチ26の操作結果に基づいて、確変報知演出を実行させるか否かを実行直前に判断しなければいけない制御と比較して処理負担を少なくすることができる。
(7)統括CPU28aは、大当り遊技の遊技内容を図柄変動ゲーム開始時に決定した。このため、大当り遊技開始時に大当り遊技の遊技内容を決定する必要がない。従って、製造時において、遊技が正常に行われているか否かのチェックを、図柄変動ゲームから大当り遊技終了まで一連の遊技の流れで行うことができ、大当り遊技開始時に演出コマンドを指定する時間及び手間を省くことができる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○ 上記実施形態の確変状態及び時短状態において、条件成立向上状態を付与しないようにしても良い。すなわち、確変機能では、高確率状態のみが付与され、時短機能を設けない構成となる。この場合であっても、遊技者は、確変状態であるか否かは大当りの抽選確率が異なるのみであるため、見た目上に態様が同じであるため、可変表示器H2の表示態様以外から遊技状態を認識し得ない。
○ 上記実施形態では、確変報知演出を15ラウンド開始時に実行させたが、14ラウンド中、具体的には、有効期間終了後又は演出スイッチ26操作直後に実行させてもよい。
○ 上記実施形態において、飾図の図柄組み合わせとして、確変大当りの図柄組み合わせを設けなくても良い。すなわち、飾図による大当りの図柄組み合わせは、すべてチャンス大当りの図柄組み合わせとなる。
○ 上記実施形態においては、図柄変動ゲームで確変大当りの図柄組み合わせを導出する場合であっても、演出スイッチ26を操作するか否かにより報知演出の演出結果が異なるようにしても良い。すなわち、確変大当りの図柄組み合わせが導出される場合でも内部抽選の結果を報知させたくない遊技者に対しては、その意思を反映させることができる。この場合、統括CPU28aは、確変大当りの図柄組み合わせを導出する大当り遊技でも、有効期間を設定する。
○ 上記実施形態において、演出パターンの種類は、3個以上の演出パターンを設けるようにしても良い。こうすることで、ストーリー演出のバリエーションを増加させることができる。また、演出パターン毎に異なる期待度と、選択率を設定することで、報知演出の興趣をさらに向上させることができる。また、演出パターンでは、毎ラウンド遊技の対決演出でキャラクタAの勝利又は敗北を抽選で決定し、勝ち数を積み重ねていくようにしても良い。この場合、各演出パターンには、毎ラウンド遊技のじゃんけんでキャラクタAが勝利する確率(抽選で勝利とする確率)を(例えば、毎ラウンド遊技での勝利する確率80%、40%、10%などを)定めるようにする。そして、統括CPU28aは、演出パターンに定める確率で毎ラウンド遊技毎に抽選を行うようにする。また、統括CPU28aは、内部抽選で確変大当りを決定している場合に勝利する確率の高い演出パターンを選択し易いようにする。その結果、内部抽選で確変大当りが決定されている場合には、14回目のラウンド遊技でキャラクタAの勝ち数が多くなる(勝率が高い)可能性が高くなる一方で、非確変大当りが決定されている場合には、14回目のラウンド遊技でキャラクタAの勝ち数が少なくなる(勝率が低い)可能性が高くなる。また、ストーリー演出として、じゃんけんで対決する内容の他にキャラクタ同士がカーレースをする内容や、キャラクタ同士が対決する(戦う)内容としても良い。キャラクタ同士が戦う場合には、例えば、キャラクタAに対応する怪獣と、キャラクタBに対応する怪獣とを可変表示器H2上に映し出し、キャラクタ同士が戦って勝敗を導出する内容としても良い。この場合には、キャラクタAに対応する怪獣が勝利することで確変状態が付与されることとなる。
○ 上記実施形態において、大当り遊技中の各種演出は、装飾ランプ16による発光演出や、スピーカ17による音声演出でも行うようにしても良い。この場合、統括CPU28aは、表示制御基板29に出力する各種コマンドをランプ制御基板30と、音声制御基板31にも出力する。
○ 上記実施形態において、演出パターン、確変報知演出の実行可否、エンディング演出、可変表示器H2の表示態様を表示制御基板29(サブCPU29a)で決定するようにしても良い。
○ 上記実施形態において特図の種類は、遊技者が表示内容を判別し難い(認識し難い)、7セグで表示可能な数字とは異なる記号や模様とするようにしても良い。こうすることで、遊技者に特図の種類から大当りへの当選をより認識させ難くすることができる。また、特図表示器H1としては、例えば、特図を3桁の数字を表示可能な7セグセメントを採用し、3桁の数字により[0]〜[999]の1000種類の特図を用意しても良い。また、特図としては、図柄の代わりに遊技盤13上のLEDランプなどを特図表示器として用いてその点灯個数や点灯態様で特図を表しても良い。特図の種類を増加させたり、特図自体を認識させ難くさせたりすることで、大当りであるか否かとともに、大当りの場合には確変大当りであるか否かと各特図の対応付けを遊技者に困難とさせ、特図表示器の表示結果から大当りや確変大当りを遊技者に認識させ難くすることができる。
○ 上記実施形態において、有効時間は、予め定めた時間の経過によって終了させるようにしても良い。すなわち、演出スイッチ26が操作された場合でも、前記時間が経過するまでの間、有効時間を設定する。
○ 上記実施形態において、再抽選演出を、図柄変動ゲームが終了した後の大当り遊技のオープニング演出中に実行させても良い。すなわち、図柄変動ゲームは、仮の大当り図柄を導出することによって終了させ、その後のオープニング演出において最終的な大当り図柄を導出する再抽選演出を実行する。
○ 上記実施形態において、図柄選択テーブルに振分ける確定大当り図柄と仮の大当り図柄の組み合わせとして、仮の大当り図柄を確変確定図柄([3],[5],[7])以外の図柄のみによって構成しても良い。この場合は、再抽選演出が必ず行われることになる。
○ 上記実施形態において、図柄選択テーブルの振分け態様を変更しても良い。例えば、各図柄選択テーブルにおける各組み合わせを同一振分けとしても良い。
○ 上記実施形態において、大当り遊技の種類を、図柄Bに基づく大当り遊技と図柄Cに基づく大当り遊技の2種類に設定しても良い。
○ 上記実施形態において、確変報知演出の実行契機を3回以上設定しても良い。例えば、再抽選演出中に2回設定し、大当り遊技中に1回設定しても良いし、その逆に、再抽選演出中に1回設定し、大当り遊技中に2回設定しても良い。
○ 上記実施形態において、大当り遊技中の確変報知演出の実行可否の判定に、再抽選演出中の結果、すなわち確変報知演出が行われたか否かを反映させても良い。例えば、再抽選演出中に確変報知演出の実行可が決定されているにも拘わらず、演出スイッチ26が操作されなかったことによって確変報知演出が行われなかった場合、大当り遊技中の確変報知演出を必ず実行可に決定する。この構成によれば、図柄変動ゲーム中と大当り遊技中において、演出スイッチ26が操作された場合の結果を関連付けることができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記報知演出決定手段は、前記第1期間で前記確変報知演出の実行を決定し、前記第1期間で前記演出用操作手段が操作されずに前記操作判定手段の判定結果が否定となった場合、前記第2期間において前記確変報知演出の実行を決定することを特徴とする請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
H1…特図表示器、H2…可変表示器、10…パチンコ機、20…センター役物、26…演出スイッチ、27…主制御基板、27a…メインCPU、27b…ROM、27c…RAM、28…統括制御基板、28a…統括CPU、28b…ROM、28c…RAM、29…表示制御基板、29a…サブCPU、29b…ROM、29c…RAM。