JP4743207B2 - キー入力装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話等の電子機器に搭載されるキー入力装置及びこのキー入力装置が搭載された電子機器に関する。
近時、携帯電話市場の拡大に伴い、携帯電話を小型化及び薄型化することによりユーザーにアピールすることが求められている。このため、携帯電話に搭載するキー入力装置も、クリック感を維持しつつも薄型化することが要求されている。このようなキー入力装置として、基板上に電極を設け、この電極上に椀状の金属部材を設け、この金属部材を弾性シートにより覆い、この弾性シート上にキーを配置する技術が開発されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
以下、従来のキー入力装置について説明する。図13は、従来のキー入力装置を示す斜視図であり、図14は図13に示すC−C’線による部分断面図である。図13及び図14に示すように、従来のキー入力装置101においては、プリント基板102が設けられており、このプリント基板102の一方の面には、電気部品103が実装されており、配線(図示せず)がパターン形成されている。また、プリント基板102における電気部品103が実装されていない側の面には、電極104が局所的に設けられており、この電極104を覆うように、皿状(椀状)のメタルドーム105が設けられている。メタルドーム105は、薄い金属板から成形されたものであり、上方から押圧されることによって凹み、電極104に接触するようになっている。電極104及びメタルドーム105により、接点部が構成されている。
メタルドーム105は、片面粘着シート106に覆われることにより、プリント基板102上の所定の位置に配置されている。片面粘着シート106は、PET(poly-ethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)等からなる薄いシートであり、その下面に粘着材が付着しており、プリント基板102及びメタルドーム105に接着している。
片面粘着シート106上には、押し子シート107が設けられている。押し子シート107におけるメタルドーム105の中央部分の直上域に相当する領域には、下方に突出した凸部107aが設けられており、押し子シート107におけるメタルドーム105の直上域を挟む領域には、下方に突出し片面粘着シート106に当接する支持部107bが設けられている。支持部107bは、押し子シート107の支持部107b以外の部分と片面粘着シート106との間の距離を所定の値に保つものである。
押し子シート107における凸部107aを囲む領域には、凸部107aが形成された部分を押し子シート107の他の部分から片持梁状に区画する切込107cが形成されている。凸部107aを含み切込107cにより囲まれた片持梁状の部分を、片持梁状部分107dという。プリント基板102の表面に垂直な方向から見て(以下、平面視で、という)、切込107cの形状はU字形である。また、押し子シート107上には、伸縮性を持つ極めて薄いシート108が設けられており、シート108の上面側には、キートップ108aがシート108と一体的に成形されている。
この従来のキー入力装置101においては、ユーザーがキートップ108aを上方から下方に向かって押圧したときに、シート108におけるキートップ108aが成形された部分が下方に変形し、これにより、押し子シート107における片持梁状部分107dが撓む。この結果、凸部107aが片面粘着シート106を介してメタルドーム105の中心部分を下方に押圧し、メタルドーム105が変形し、電極104に当接する。これにより、メタルドーム105が電極104と導通し、接点が閉じる。
特開平11−250758号公報 特開2003−283634号公報
しかしながら、上述の従来の技術には、以下に示すような問題点がある。通常、キートップ108aは、ユーザーが指で操作するため、良好な操作性を保証するためには、ある程度の大きさが必要である。一方、キー入力装置101を薄型化するためには、メタルドーム105は小さく形成する必要があり、従って、メタルドーム105の中央部分に当接する押し子シート107の凸部107aも小さい。このため、凸部107aを片持梁状に区画する切込107cも、凸部107aの大きさに合わせて小さく形成されている。
従って、押し子シート107の片持梁状部分107dにおける撓む部分の長さ、即ち、図13に示す長さDは小さく、キートップ108aが押圧され片持梁状部分107dが撓んだときに、押し子シート107の反発力が大きくなってしまう。また、平面視で、切込107cがキートップ108aの内側に位置するため、キートップ108aを押圧すると、キートップ108a自体は殆ど変形しないため、切込107cの外側の部分、即ち、押し子シート107における片持梁状部分107d以外の部分も変形させてしまう。このように、片持梁状部分107dが撓むときの反発力自体が大きく、また、片持梁状部分107d以外の部分も変形させてしまうために、メタルドーム105を変形させるためには余計な押圧力が必要となり、良好なキー操作感を得ることができない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、必要な押圧力を軽減し良好なキー操作感を得ることができるキー入力装置及びそれを備えた電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るキー入力装置は、上方から押圧されるキートップと、このキートップの下方に配置され前記キートップよりも軟質な材料により形成された弾性シートと、この弾性シートに形成され前記弾性シートにおける前記キートップの直下域に相当する部分を他の部分から片持梁状に区画する切込と、前記直下域に相当する部分の下方に設けられ前記キートップが押圧されることにより閉じる接点部と、前記キートップと前記弾性シートの間に設けられ、前記キートップよりも軟質な材料で形成され、前記キートップと一体に成形された伸縮性シートと、を有し、前記切込は、前記直下域に相当する部分の外側に配置され、前記弾性シートには一体的に成形される支持部が設けられ、前記支持部は、前記弾性シートにおける前記接点部の直上域を挟む領域において下方に突出しており、前記片持梁状に区画された前記キートップの直下域に相当する部分の根元部分を構成することを特徴とする。
本発明においては、弾性シートにおいて、切込がキートップの直下域に相当する部分の外側に配置されているため、キートップが押圧されたときに、弾性シートにおける切込により区画された部分以外の部分が変形することがない。また、弾性シートの撓み長さを長くとることができる。このため、接点を閉じるために必要な押圧力を小さく抑えることができ、良好なキー操作感を実現することができる。
本発明に係る電子機器は、前記キー入力装置が搭載されていることを特徴とする。また、前記電子機器は携帯電話であってもよい。
本発明によれば、キー入力装置において、必要な押圧力を軽減して良好なキー操作感を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯電話を示す斜視図である。 図1に示すA−A’線による断面図である。 図2に示す領域Rを示す部分断面図である。 本実施形態に係るキー入力装置を示す斜視図である。 その部分平面図である。 本実施形態に係るキー入力装置において、キートップが押下された状態を示す部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。 本発明の第5の実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。 本発明の第6の実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。 本発明の第7の実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。 従来のキー入力装置を示す斜視図である。 図13に示すC−C’線による部分断面図である。
符号の説明
1;上ケース
1a;フランジ
2;下ケース
2a;支持柱部
3;液晶パネル
4;キー入力装置
5;プリント基板
6;電気部品
7;電極
8;メタルドーム
9;片面粘着シート
10、20、30、40、50、60、70;押し子シート
10a、20a、30a、40a、50a、60a、70a;凸部
10b;支持部
10c、20c、30c、40c、50c、60c、70c;切込
10d、20d、30d、40d、50d、60d、70d;片持梁状部分
11;シート
12、42、52、62、72;キートップ
100;携帯電話
101;キー入力装置
102;プリント基板
103;電気部品
104;電極
105;メタルドーム
106;片面粘着シート
107;押し子シート
107a;凸部
107b;支持部
107c;切込
107d;片持梁状部分
108;シート
108a;キートップ
B、D;距離
R;領域
W;幅
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る携帯電話を示す斜視図であり、図2は、図1に示すA−A’線による断面図であり、図3は、図2に示す領域Rを示す部分断面図であり、図4は、本実施形態に係るキー入力装置を示す斜視図であり、図5は、その部分平面図である。なお、図4においては、図示を簡略化するために、プリント基板及び押し子シートのみが示されている。
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器としての携帯電話100においては、夫々金属若しくは合金又はプラスチック等により形成された上ケース1及び下ケース2が設けられており、上ケース1と下ケース2とが相互に連結することにより、携帯電話100の筐体が形成されている。上ケース1には、液晶パネル3及びキー入力装置4を備えたユーザーインターフェイス部が設けられている。なお、液晶パネル3及びキー入力装置4の配置は図1に示す配置に限定されず、ユーザーの使い勝手が良好になるように配置されていればよい。
図2乃至図5に示すように、下ケース2の内部には、上ケース1に向かって起立した複数本の支持柱部2aが設けられており、また、上ケース1の内面には、内部に向かって延出したフランジ1aが形成されている。そして、支持柱部2a及びフランジ1aにより、プリント基板5が挟持されるようになっている。即ち、支持柱部2aの先端はプリント基板5の下面に当接し、フランジ1aの下面はプリント基板の上面の周辺部に当接している。
プリント基板5の下面には、電気部品6が実装されており、配線(図示せず)がパターン形成されている。また、プリント基板5の上面には、複数個の電極7が設けられており、この電極7を夫々覆うように、複数個の皿状(椀状)のメタルドーム8が設けられている。メタルドーム8は、薄い金属板から成形されたものであり、上側に凸となるように配置されており、その内部に電極7が位置している。そして、メタルドーム8は、押圧されていないときは、電極7には接触せず、電極7から絶縁されており、上方から押圧されると、その中心部分が下方に凹み、電極7に接触するようになっている。電極7及びメタルドーム8により、接点部が構成されている。
また、プリント基板5の上面全体は、片面粘着シート9によって覆われている。片面粘着シート9は、PET等からなる薄いシートであり、その下面に粘着材が付着しており、プリント基板5及びメタルドーム8に接着している。これにより、メタルドーム8が、プリント基板5上の所定の位置に固定されている。
片面粘着シート9上には、弾性を持ち変形可能な押し子シート10が設けられている。押し子シート10は、例えばPETからなり、その厚さは0.1mm以下である。但し、押し子シート10の材料及び厚さはこれに限定されない。押し子シート10におけるメタルドーム8の中央部分の直上域に相当する領域には、下方に突出した凸部10aが夫々設けられており、押し子シート10におけるメタルドーム8の直上域を挟む領域には、下方に突出し片面粘着シート9に当接する支持部10bが設けられている。凸部10a及び支持部10bは、例えば硬質なプラスチックからなり、押し子シート10本体と一体的に成形されている。支持部10bは、押し子シート10の支持部10b以外の部分と片面粘着シート9との間の距離を所定の値に保つものである。
押し子シート10における凸部10aを囲む領域には、凸部10aが形成された部分を押し子シート10の他の部分から片持梁状に区画する切込10cが形成されている。凸部10aを含み切込10cにより囲まれた片持梁状の部分を、片持梁状部分10dという。プリント基板5の表面に垂直な方向から見て、即ち、平面視で、片持梁状部分10dの形状は矩形であり、切込10cの形状はコ字形である。これにより、片持梁状部分10dの長手方向の一端部が、押し子シート10の片持梁状部分10d以外の部分に連結され支持されている。
また、押し子シート10上には、伸縮性を持つ極めて薄いシート11が設けられている。シート11は、例えばPETからなり、その厚さは0.1mm以下である。但し、押し子シート10の材料及び厚さはこれに限定されない。そして、シート11の上面側には、硬質なプラスチックからなるキートップ12が取り付けられている。例えば、キートップ12はシート11と一体的に成形されている。シート11及び押し子シート10を形成する材料は、夫々キートップ12を形成する材料よりも軟質である。そして、押し子シート10に形成された切込10cは、キートップ12の直下域に相当する部分の外側に配置されている。即ち、平面視で、キートップ12の外縁は片持梁状部分10dの内側に位置している。
そして、各電極7に対して、各1個のメタルドーム8、片持梁状部分10d及びキートップ12が設けられている。例えば、図1に示すように、携帯電話100のキー入力装置4に設けられたキートップ12の個数は12個であり、従って、片持梁状部分10d、メタルドーム8及び電極7の個数も夫々12個である。
押し子シート10の上面の全外周部には、所定の幅の粘着材(図示せず)、例えば、両面テープが貼付されており、この粘着材により、シート11に接着されている。また、押し子シート10の下面の全外周部は、上ケース1のフランジ1aの上面に接着されている。この結果、上ケース1及びシート11によりキー入力装置4が密閉されており、携帯電話100の筐体の内部に塵及び水分等が浸入しないようになっている。
次に、本実施形態の動作について説明する。図6は、本実施形態に係るキー入力装置において、キートップが押下された状態を示す部分断面図である。図3に示すキー入力装置4において、ユーザーがキートップ12を上方から下方に向かって押下すると、図6に示すように、シート11が変形し、キートップ12が下方に変位する。そして、キートップ12の変位に伴い、押し子シート10の片持梁状部分10dが、その根元部分を支点として撓み、凸部10aが下方に変位する。この結果、凸部10aが片面粘着シート9を介してメタルドーム8の中心部分を下方に押圧する。これにより、メタルドーム8が変形し、電極7に当接する。この結果、メタルドーム8が電極7と導通し、接点が閉じる。
このとき、平面視で、押し子シート10の切込10cはキートップ12の外縁の外側に配置されており、従って、キートップ12は片持梁状部分10dの内部に位置しているため、キートップ12が下方に向かって押圧されたときに、このキートップ12の直下に位置する片持梁状部分10dのみが撓み、押し子シート10の他の部分は殆ど変形しない。また、このとき、片持梁状部分10dにおける撓む部分の距離は、片持梁状部分10dの根元から凸部10aの中心までの距離、即ち、図5に示す距離Bとなる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態においては、上述の如く、キートップ12が下方に向かって押圧されたときに、このキートップ12の直下に位置する片持梁状部分10dのみが撓み、押し子シート10の他の部分は変形しない。このため、押し子シート10の他の部分を変形させるための余計な押圧力が不要となり、キートップ12に印加した押下力が効率良くスムーズに対応するメタルドーム8に伝達される。
また、切込10cをキートップ12の外縁の外側に形成することにより、図5に示す撓み距離Bを、従来のキー入力装置における撓み距離D(図13参照)よりも長く設定することができる。このため、片持梁状部分10dが撓んだときに、押し子シート10から印加される反発力が小さく、片持梁状部分10dが撓み易い。このように、本実施形態に係るキー入力装置4においては、接点を閉じるために必要な押圧力が軽減されるため、良好なキー操作感(キークリック感、キー入力感)を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、本実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。なお、図7においては、図を簡略化するために、押し子シートのみを示している。図7に示すように、本実施形態においては、押し子シート20において、片持梁状部分20dの長さを短くし、片持梁状部分20dの先端部側に位置する切込20cの幅を大きくしている。これにより、片持梁状部分20dをより一層撓み易くして、キー操作感を向上させることができる。なお、メタルドームの中心部分上に設けられている凸部20aは、片持梁状部分20dの先端部に位置するようになる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。図8に示すように、本実施形態においては、押し子シート30において、切込30cを片持梁状部分30dの根元部分に回り込ませて、相互に近づく方向に途中まで延出させることにより、この根元部分の幅を細くしている。これにより、片持梁状部分30dをより一層撓み易くして、キー操作感を向上させることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9は、本実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。前述の第1の実施形態においては、キートップ12の形状が矩形である場合を示したが、本実施形態においては、図9に示すように、キートップとして、長手方向の一方の端部が丸みを帯びたU字形状のキートップ42が設けられている。また、押し子シート40に形成されている切込40cは、平面視で、このキートップ42の外縁に沿うように、U字形状に形成されており、その両端部は、相互に近づく方向に途中まで延出している。これにより、携帯電話の意匠性を高めると共に、押し子シート40の片持梁状部分40dをより一層撓み易くして、キー操作感を向上させることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図10は、本実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。図10に示すように、本実施形態においては、キートップとして、円形のキートップ52が設けられている。また、押し子シート50に形成されている切込50cは、平面視で、このキートップ52の外縁に沿うように、環状に形成されており、その両端部は、外側に折れ曲がり、相互に接しないように、相互に平行な方向に延びている。なお、このとき、押し子シート50の凸部50aは、円形の片持梁状部分50dの中心に配置される。これにより、携帯電話の意匠性を高めると共に、押し子シート50の片持梁状部分50dをより一層撓み易くして、キー操作感を向上させることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図11は、本実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。図11に示すように、本実施形態においては、キートップとして、その長手方向がキートップの配列方向に対して傾斜しており、その長手方向の一方の端部が丸みを帯びた斜めU字形状のキートップ62が設けられている。また、押し子シート60に形成されている切込60cは、平面視で、このキートップ62の外縁に沿うように、U字形状に形成されている。これにより、携帯電話の意匠性を高めると共に、押し子シート60の片持梁状部分60dをより一層撓み易くして、キー操作感を向上させることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図12は、本実施形態に係るキー入力装置を示す部分平面図である。図12に示すように、本実施形態においては、キートップとして、根元部分が最も太く、先端に近づくほど細くなった三角形状のキートップ72が設けられている。また、押し子シート70に形成されている切込70cは、平面視で、このキートップ72の外縁に沿うように、三角形状に形成されており、その両端部は、相互に近づく方向に途中まで延出している。これにより、携帯電話の意匠性を高めると共に、押し子シート70の片持梁状部分70dをより一層撓み易くして、キー操作感を向上させることができる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、前述の第1の実施形態においては、本発明に係るキー入力装置が搭載される電子機器として、携帯電話を例示したが、本発明に係る電子機器は携帯電話に限定されず、どのような電子機器でも適用可能である。但し、本発明に係るキー入力装置は薄型化しても良好なキー操作感が得られるという利点があるため、特に小型の電子機器に適している。
本発明のキー入力装置は、携帯電話等の電子機器に搭載するのに好適である。

Claims (7)

  1. 上方から押圧されるキートップと、このキートップの下方に配置され前記キートップより
    も軟質な材料により形成された弾性シートと、この弾性シートに形成され前記弾性シートにおける前記キートップの直下域に相当する部分を他の部分から片持梁状に区画する切込と、前記直下域に相当する部分の下方に設けられ前記キートップが押圧されることにより閉じる接点部と、前記キートップと前記弾性シートの間に設けられ、前記キートップよりも軟質な材料で形成され、前記キートップと一体に成形された伸縮性シートと、を有し、前記切込は、前記直下域に相当する部分の外側に配置され
    前記弾性シートには一体的に成形される支持部が設けられ、前記支持部は、前記弾性シートにおける前記接点部の直上域を挟む領域において下方に突出しており、前記片持梁状に区画された前記キートップの直下域に相当する部分の根元部分を構成することを特徴とするキー入力装置。
  2. 前記キートップの表面に垂直な方向から見て、前記切込が前記キートップの外縁に沿うよ
    うに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキー入力装置。
  3. 前記キートップの表面に垂直な方向から見て、前記キートップの形状が、矩形、U字形、
    円形又は三角形であることを特徴とする請求項2に記載のキー入力装置。
  4. 前記切込は、前記弾性シートにおいて、前記片持梁状に区画された前記キートップの直下域に相当する部分の根元部分に回り込んで、相互に近づく方向に途中まで延出するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のキー入力装置。
  5. 前記伸縮性シートは、前記切込を覆うように設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のキー入力装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のキー入力装置が搭載されていることを特徴とする
    電子機器。
  7. 携帯電話であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
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