JP6471076B2 - プッシュスイッチ、および、それを用いたキーボード - Google Patents

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Description

本発明は、ドーム部の反転動作を伴って電気的な接離がなされるプッシュスイッチ、および、それを用いたキーボードに関する。
電気機器に用いられるスイッチ装置において、確実なスイッチングができ、明確な操作感触のあるプッシュスイッチが求められている。例えば、特許文献1に、可動接点部材が押圧され、可動接点部材と固定接点部とが接触し、電気的なスイッチングが行なわれるとともに、可動接点部材が反転動作して操作感触を発生させるスイッチ装置が開示されている。
図35は、特許文献1のスイッチ装置100の構成を示す模式断面図である。図36は、可動接点部材101の概観を示す模式図である。図37は、可動接点部材101の変形例の一つを示す平面図である。スイッチ装置100は、図35に示すように、弾性および導電性を有する可動接点部材101と、可動接点部材101と電気的に接続可能な固定接点部103を備えた基板102と、可動接点部材101を押圧する駆動体104と、可動接点部材101を基板102に保持する保持シート105と、カバー部材106と、を有する。
可動接点部材101は、弾性および導電性を有する金属板からなり、図36に示すように、膨出して形成されたドーム部101aと、ドーム部101aの外縁部に設けられドーム部101aを支持する脚部101bと、操作に応じて移動可能な接触部101cと、を有している。接触部101cは、ドーム部101aが膨出する方向からの平面視で開口部101dの中央位置に配置されるとともに、撓み変形可能な連結部101eによりドーム部101aに連結され、ドーム部101aの内方(Z2方向)へ突出している。駆動体104の操作部104bを下方に押圧すると、第1固定接点部103aと第2固定接点部103bとの間の電気的な導通を保持したまま、ドーム部101aはさらに下方へ撓むとともに、連結部101eも下方へ撓み、ドーム部101aは反転する。可動接点部材101を押圧操作したときに、接触部101cが接触した後に連結部101eおよびドーム部101aが撓み、ドーム部101aが反転するため、オーバーストロークに対応することができる。
スイッチ装置100の可動接点部材101は、図37に示すように、連結部101eは、接触部101cの周囲に1つの腕部101fが配置され、腕部101fは直線状に延出して形成されているものであってもよい。
特開2014−220130号公報
しかしながら、図37に示すドーム部101aの頂部に舌片状の腕部101f(舌片部)を備えた可動接点部材101を用いてプッシュスイッチを構成するときに、可動接点部材101を保持するために上面に保持シート(シート部材)が配置されることがある。この場合、舌片部を備えた可動接点部材を、シート部材を介して押しこんだときに、舌片部にシート部材が接触し、接触箇所が非粘着部であったとしても舌片部の動きを妨げることが懸念される。このため、舌片部の動きが妨げられ、良好な操作感触が得られなくなってしまうという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、舌片部の動きが阻害されず、操作感触が良好なプッシュスイッチ、および、それを用いたキーボードを提供することを目的とする。
本発明のプッシュスイッチは、固定接点部材と、前記固定接点部材と接離可能に配置されている可動接点部材と、前記可動接点部材を押圧操作可能でドーム状に膨出したドーム部を有し、前記ドーム部の反転動作が可能な板ばね部材と、を備え、前記板ばね部材が前記ドーム部の頂部近傍から内部に突出する舌片部を有するプッシュスイッチにおいて、前記板ばね部材の被押圧領域が平面視で前記舌片部より大きな環状部分であることを特徴とする。
この構成によれば、被押圧領域を舌片部より大きな環状部分とすることにより、板ばね部材を押圧操作し舌片部が撓んだときに、舌片部の動きが阻害されず、また、ドーム部の反転動作を妨げることが無い。したがって、操作感触が良好である。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記板ばね部材の前記ドーム部を保持するシート部材を備え、前記シート部材が、前記舌片部に対応する箇所に平面視で前記舌片部より大きな開口部を有するとともに、前記開口部に臨む環状の貼着部を有し、前記貼着部に前記ドーム部の一部が接触していることを特徴とする。
この構成によれば、板ばね部材がシート部材に貼着され、しっかりと保持される。さらに、シート部材に開口部を設けることで、板ばね部材を押圧操作し舌片部が撓んだときに、シート部材が舌片部に接触することが無く、舌片部の動きが阻害されない。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記ドーム部が、曲率半径の大きいドーム状に設けられており、初期状態の高さが前記ドーム部の曲率半径の1.2%以下であることが好ましい。
この構成によれば、ドーム部の高さをドーム部の曲率半径の1.2%以下とすることで、舌片部の周囲が平面に近い曲面となる。これにより、シート部材は、開口部に臨む環状の貼着部がドーム部と接触する面積を広く取ることができ、板ばね部材を確実に保持することができる。よって、舌片部の動きが阻害されず、板ばね部材がしっかりと保持されたプッシュスイッチを提供することができる。
また、本発明のプッシュスイッチにおいて、前記板ばね部材は、初期状態の前記ドーム部の曲率半径が略30mmで高さが略0.14mmであることが好適である。
この構成によれば、ドーム部を、曲率半径が略30mm、高さが略0.14mmとすることで、明瞭な操作感触を得られるとともに、確実に板ばね部材を保持することができる。
また、本発明のプッシュスイッチにおいて、前記シート部材は、前記開口部の周囲が膨出した形状を有し、平面視で前記貼着部の近傍から前記ドーム部より外方の領域に向かって複数のスリットが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、スリットを設けることで、開口部の周囲が膨出した形状に伸長されたシート部材の張力を小さくすることができる。これにより、操作量を大きく設定しても、操作感触を良好にすることができる。
また、本発明のプッシュスイッチにおいて、平面視で、前記板ばね部材は前記ドーム部の外周に連接する外周部から外方へ突出する複数の脚部を有し、前記脚部は、前記ドーム部への押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部と、前記撓み部の先端に前記ドーム部の頂部側へ突出する折り曲げ部と、を有することが好適である。
この構成によれば、押圧操作されたときに脚部も撓み、撓み部の先端に折り曲げ部を設けることで脚部が撓む際にスムーズに撓ませることができ、より良好に操作感触を得ることができる。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記板ばね部材が前記可動接点部材を兼用して、前記舌片部の先端側が前記固定接点部材と接離することを特徴とする。
この構成によれば、少ない部品点数でプッシュスイッチを構成することができる。
また、上記のプッシュスイッチは、前記舌片部が、前記先端側に、前記固定接点部材側へ突出した突出部を有することが好ましい。
この構成によれば、突出部を設けることで、舌片部と固定接点部材との接触が安定する。
また、上記のプッシュスイッチは、前記突出部が半球状であることが好適である。
この構成によれば、突出部を半球状とすることで、より接触が安定する。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記可動接点部材が、合成樹脂材からなる第1シート部と導電材からなる可動接点部とを備え、前記固定接点部材が、合成樹脂材からなる第2シート部と導電材からなる固定接点部とを備え、前記可動接点部が前記固定接点部と対向して上方に配置され、前記板ばね部材が、前記可動接点部材の上方に配置されるとともに、前記舌片部の先端側が前記第1シート部を介して前記可動接点部を前記固定接点部側へ押圧する位置に配置されているものであってもよい。
この構成によれば、可動接点部材と固定接点部材からなるスイッチ部材と、板ばね部材からなるクリックばねとを別部品として、プッシュスイッチを構成することができる。
また、上記のプッシュスイッチにおいて、前記舌片部は、前記先端側に、前記可動接点部材側へ突出した突出部を有することが好ましい。
この構成によれば、突出部を設けることで、舌片部の可動接点部材への押圧が安定する。
また、上記のプッシュスイッチにおいて、前記突出部は半球状であることが好適である。
この構成によれば、突出部を半球状とすることで、より押圧が安定する。
また、本発明のプッシュスイッチは、前記板ばね部材を押圧操作するための押圧部材を備え、前記押圧部材が前記被押圧領域に対応した環状の押圧部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、環状の押圧部を有する押圧部材で押圧操作するので、舌片部に不要な力が加わることが無く、操作が安定する。
また、本発明のキーボードは、複数の操作キーが所定のレイアウトで配列されたキーボードにおいて、上記のプッシュスイッチを複数備え、前記複数の操作キーのそれぞれに対応して前記プッシュスイッチが配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、舌片部が撓むことによって操作量を大きく設定することができるので、キーボードであっても操作感触を良好にすることができる。
本発明によれば、被押圧領域が舌片部より大きな環状部分とすることにより、板ばね部材を押圧操作し舌片部が撓んだときに、舌片部の動きが阻害されず、また、ドーム部の反転動作を妨げることが無い。したがって、舌片部の動きが阻害されず、操作感触が良好なプッシュスイッチを提供することができる。
本発明によれば、上記のプッシュスイッチを複数備え、複数の操作キーのそれぞれに対応してプッシュスイッチが配置されている。したがって、舌片部が撓むことによって操作量を大きく設定することができるので、操作感触を良好にすることができるキーボードを提供することができる。
本発明の第1実施形態のプッシュスイッチを斜め上方から見た分解斜視図である。 第1実施形態のプッシュスイッチを斜め下方から見た分解斜視図である。 第1実施形態のプッシュスイッチを示す斜視図である。 第1実施形態のプッシュスイッチを示す平面図である。 第1実施形態のプッシュスイッチを示す正面図である。 板ばね部材を示す平面図である。 板ばね部材を示す底面図である。 板ばね部材を示す正面図である。 図4のIX−IX線で切断した断面図である。 図9と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態のプッシュスイッチを斜め上方から見た分解斜視図である。 第2実施形態のプッシュスイッチを斜め下方から見た分解斜視図である。 第2実施形態のプッシュスイッチを示す斜視図である。 第2実施形態のプッシュスイッチを示す平面図である。 図14のXV−XV線で切断した断面図である。 図15と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態のプッシュスイッチを斜め上方から見た分解斜視図である。 第3実施形態のプッシュスイッチを斜め下方から見た分解斜視図である。 第3実施形態のプッシュスイッチを示す斜視図である。 第3実施形態のプッシュスイッチを示す平面図である。 第3実施形態のプッシュスイッチを示す正面図である。 板ばね部材を示す平面図である。 板ばね部材を示す底面図である。 板ばね部材を示す正面図である。 図20のXXV−XXV線で切断した断面図である。 図25と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態のプッシュスイッチを斜め上方から見た分解斜視図である。 第4実施形態のプッシュスイッチを斜め下方から見た分解斜視図である。 第4実施形態のプッシュスイッチを示す斜視図である。 第4実施形態のプッシュスイッチを示す平面図である。 図30のXXXI−XXXI線で切断した断面図である。 図31と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態のキーボードを示す平面図である。 図33のXXXIV−XXXIV線で切断した部分断面図である。 従来のスイッチ装置の構成を示す模式断面図である。 従来の可動接点部材の概観を示す模式図である。 従来の可動接点部材の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態のプッシュスイッチ1を斜め上方から見た分解斜視図である。図2は、プッシュスイッチ1を斜め下方から見た分解斜視図である。図3は、プッシュスイッチ1を示す斜視図である。図4は、プッシュスイッチ1を示す平面図である。図5は、プッシュスイッチ1を示す正面図である。図6は、板ばね部材10を示す平面図である。図7は、板ばね部材10を示す底面図である。図8は、板ばね部材10を示す正面図である。
第1実施形態のプッシュスイッチ1は、可動接点部材15を兼用する板ばね部材10と、固定接点部材21および支持接点部材22が配設された基材30と、スペーサ部材50と、シート部材41とを備えている。なお、図1〜図5では、プッシュスイッチ1を単体のスイッチ構成として図示しているが、基材30、スペーサ部材50、およびシート部材41が複数の板ばね部材10を並べて配置可能なシート状に連なったスイッチ構成であってもよい。
板ばね部材10は、弾性および導電性を有する金属板からなり、図1に示すように、ドーム状に膨出した外形を有するドーム部10aと、ドーム部10aの外周に連接する外周部10kと、外周部10kを支持する脚部10bと、ドーム部10aの頂部近傍から内部に突出する舌片部10fとを有している。
ドーム部10aは、図1のZ1方向に膨出するように形成されている。膨出する方向からの平面視で、ドーム部10aは円形状である。ドーム部10aは、膨出方向(Z1方向)からの押圧操作によって、膨出する方向が反転する反転動作可能な形状を有している(図8参照)。また、この押圧から解放されると元の膨出する方向に復帰する弾性を有している。
脚部10bは、図6および図7に示すように、ドーム部10aの外周に連接する外周部10kから、平面視で外方へ突出して4つ形成されている。脚部10bは、ドーム部10aの膨出方向とは反対の方向(Z2方向)に伸びてドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jとを有している。脚部10bの撓み部10iは、押圧操作によってドーム部10aが反転動作する際には外周部10kを支持し、ドーム部10aの反転動作後には撓むことが可能な弾性力を備えている。
舌片部10fは、ドーム状に膨出するドーム部10aの内部に向けて折り曲げられている。舌片部10fには、図2および図7に示すように、その先端側に半球状の第1凸部11が設けられている。板ばね部材10が可動接点部材15を兼用して、舌片部10fの先端側の第1凸部11が固定接点部材21と接離する。
板ばね部材10は、図8に示すように、Z1−Z2方向に長い(高さのある)脚部10bを備えている。なお、以下の説明が分かりやすくなるように、図8ではX1−X2方向よりZ1−Z2方向の寸法を拡大して示している。初期状態の板ばね部材10は、外周部10kから脚部10bが突出する高さ位置に、第1凸部11がほぼ等しい高さ位置になるように舌片部10fが折り曲げられている。ドーム部10aおよびドーム部10aの外周に連接する外周部10kは、脚部10bの高さ寸法より少し小さな高さ寸法に設定されている。そして、ドーム部10aの曲率半径R10aを大きくするように構成されている。
具体的には、板ばね部材10は、初期状態におけるドーム部10aの曲率半径R10aが30mmで、かつ、高さH10aが0.14mmとなるように設定されている。なお、板ばね部材10の製造上、この数値は多少前後する。このような寸法比であれば、ドーム部10aの高さH10aは相対的に小さくなって、平坦面より僅かに膨出する形状になっている。
基材30は、絶縁材料の合成樹脂からなる。固定接点部材21および支持接点部材22は、導電性を有する金属材からなり、図1および図2に示すように、基材30に配設されている。固定接点部材21は、平面視で板ばね部材10のドーム部10aの中心位置に重なるように配置された円形状を有している。また、支持接点部材22は、脚部10bと当接するように配置されている。なお、固定接点部材21および支持接点部材22には図示しない配線が接続されるが、本明細書では省略する。基材30および固定接点部材21ならびに支持接点部材22は、より具体的には、固定接点部材21と支持接点部材22とがインサート成形等で埋設されたものや、固定接点部材21と支持接点部材22とが積層されたプリント配線基板で構成することができる。
スペーサ部材50は、絶縁材料の合成樹脂からなり、板ばね部材10の大きさに対応して設けられた中空部50aが形成されている。スペーサ部材50は、シート状の母材から打ち抜き加工によって製造することが容易である。
シート部材41は、可撓性を有する絶縁材料の合成樹脂からなり、中央部に開口部41aが形成されている。シート部材41は、開口部41aの周囲がZ1方向に膨出した形状の膨出部41bを有し、膨出部41bに、開口部41aに臨む環状の貼着部41cと、平面視で貼着部41cの近傍からドーム部10aより外方の領域に向かって設けられた複数のスリット41dとを備えている。スリット41dを設けることで、開口部41aの周囲が膨出した形状に伸長されたシート部材41の張力を小さくすることができる。シート部材41は、シート状の母材からレーザによって加工して容易に製造可能である。また、金型を用いた打ち抜き加工によって加工してもよい。なお、スリット41dの個数や形状は、図示したものに限定されず、上述したような目的に沿って適宜設計可能である。
シート部材41とスペーサ部材50とは、シート部材41に設けられている粘着層(図示しない)を介して貼着されている。また、スペーサ部材50は、基材30と粘着層(図示しない)を介して貼着されている。さらに、板ばね部材10は、シート部材41の貼着部41cに設けられている粘着層(図示しない)を介して貼着されている。
シート部材41は、板ばね部材10の舌片部10fに対応する箇所に、平面視で舌片部10fより大きな開口部41aを有している。そして、シート部材41の環状の貼着部41cは、板ばね部材10のドーム部10aの被押圧領域PRに対応して設けられている。具体的には、舌片部10fおよび舌片部10fを区画する開口にかからない内径となるように貼着部41cが設定されている。シート部材41が貼着部41cの粘着層(図示しない)を介してドーム部10aの一部に接触することによって、板ばね部材10がシート部材41によって保持される。
次に、本実施形態のプッシュスイッチ1の動作について説明する。図9は、図4のIX−IX線で切断した断面図である。図10は、図9と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。なお、図8と同様に、説明が分かりやすくなるように、X1−X2方向よりZ1−Z2方向の寸法を拡大して示している。
シート部材41の開口部41aを覆う押圧部材71が配置される(図1参照)。操作者が押圧部材71を押圧操作することによって、シート部材41がZ2方向に向けて押圧される。これにより、図9に示す初期状態から、図10に示すような押圧操作状態に移行する。図10では、ドーム部10aの反転動作が行なわれている。また、脚部10bの撓み部10iは、ドーム部10aの反転動作後に撓んでいる。これにより、固定接点部材21に第1凸部11が当接し、当接後に舌片部10fが撓んでいる。なお、ドーム部10aの反転動作の完了と、固定接点部材21に第1凸部11が当接するタイミングとがほぼ同時となるように、各種寸法と弾性力とが最適化されている。シート部材41の環状の貼着部41cは、板ばね部材10のドーム部10aの一部(被押圧領域PRに対応)に粘着しているので、ドーム部10aの反転動作に伴って弾性変形する。
シート部材41には開口部41aが形成されているので、舌片部10fが撓んでも、舌片部10fがシート部材41に接触することが無い。したがって、シート部材41に粘着層が設けられて、貼着部41cとドーム部10aの一部とが粘着している場合であっても、舌片部10fの動きが阻害されることが無い。このため、舌片部10fの動きが阻害されずに、ドーム部10aが反転動作可能となっているので、良好な操作感触が損なわれることが無い。さらに、複数のスリット41dが設けられているので、ドーム部10aの反転動作に伴ってシート部材41が弾性変形する際に伸縮しやすくなっており、シート部材41の伸縮が操作感触に影響することが抑制される。これにより、押圧操作の操作量を大きく設定しても、操作感触を良好にすることができる。
さらに、板ばね部材10は、初期状態におけるドーム部10aの曲率半径R10aを大きくするように構成されているので、貼着部41cの面積を大きくすることができる。これにより、ドーム部10aの反転動作によるシート部材41の弾性変形の際に、シート部材41の貼着部41cがドーム部10aから剥がれにくくなっている。なお、前述したドーム部10aの寸法に限定されるものでなく、初期状態の高さH10aがドーム部10aの曲率半径R10aの1.2%以下となる寸法比であれば同様の効果を奏する。
また、板ばね部材10は、舌片部10fの先端側に半球状の第1凸部11が設けられており、この第1凸部11が固定接点部材21に当接するので、固定接点部材21との接触が安定し、電気的な導通が安定する。また、固定接点部材21を傷つけてしまう虞が少ない。
また、板ばね部材10は、脚部10bの撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを有し、折り曲げ部10jがドーム部10aの頂部側(Z1側)へ突出する方向に曲げられている。これにより、脚部10bの撓み部10iが撓む際に折り曲げ部10jが支持接点部材22上を摺動して、よりスムーズに撓ませることができる。したがって、より良好な操作感触を得ることができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
第1実施形態のプッシュスイッチ1は、板ばね部材10がドーム部10aの頂部近傍から内部に突出する舌片部10fを有するプッシュスイッチ1において、板ばね部材10の被押圧領域PRが平面視で舌片部10fより大きな環状部分であることを特徴とする。
この構成によれば、被押圧領域PRを舌片部10fより大きな環状部分とすることにより、板ばね部材10を押圧操作し舌片部10fが撓んだときに、舌片部10fの動きが阻害されず、また、ドーム部10aの反転動作を妨げることが無い。したがって、操作感触が良好である。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1は、板ばね部材10のドーム部10aを保持するシート部材41を備え、シート部材41が、舌片部10fに対応する箇所に平面視で舌片部10fより大きな開口部41aを有するとともに、開口部41aに臨む環状の貼着部41cを有し、貼着部41cにドーム部10aの一部が接触している。
この構成によれば、板ばね部材10がシート部材41に貼着され、しっかりと保持される。さらに、シート部材41に開口部41aを設けることで、板ばね部材10を押圧操作し舌片部10fが撓んだときにも、シート部材41が舌片部10fに接触することが無く、舌片部10fの動きが阻害されない。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1は、ドーム部10aが、曲率半径R10aの大きいドーム状に設けられており、初期状態の高さH10aがドーム部10aの曲率半径R10aの1.2%以下であることが好ましい。
この構成によれば、ドーム部10aの高さH10aをドーム部10aの曲率半径R10aの1.2%以下とすることで、舌片部10fの周囲が平面に近い曲面となる。これにより、シート部材41は、開口部41aに臨む環状の貼着部41cがドーム部10aと接触する面積を広く取ることができ、板ばね部材10を確実に保持することができる。よって、舌片部10fの動きが阻害されず、板ばね部材10がしっかりと保持されたプッシュスイッチを提供することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1において、板ばね部材10は、初期状態のドーム部10aの曲率半径R10aが略30mmで高さH10aが略0.14mmであることが好適である。
この構成によれば、ドーム部10aを、曲率半径R10aが略30mm、高さH10aが略0.14mmとすることで、明瞭な操作感触を得られるとともに、確実に板ばね部材10を保持することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1において、シート部材41は、開口部41aの周囲が膨出した形状を有し、平面視で貼着部41cの近傍からドーム部10aより外方の領域に向かって複数のスリット41dが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、スリット41dを設けることで、開口部41aの周囲が膨出した形状に伸長されたシート部材41の張力を小さくすることができる。これにより、操作量を大きく設定しても、操作感触を良好にすることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1において、平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有している。そして、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jとを有することが好適である。
この構成によれば、押圧操作されたときに脚部10bも撓み、撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを設けることで脚部10bが撓む際にスムーズに撓ませることができ、より良好に操作感触を得ることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1は、板ばね部材10が可動接点部材15を兼用して、舌片部10fの先端側が固定接点部材21と接離する。この構成によれば、少ない部品点数でプッシュスイッチを構成することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1は、舌片部10fが、その先端側に、固定接点部材21側へ突出した突出部として第1凸部11を有することが好ましい。この構成によれば、第1凸部11を設けることで、舌片部10fと固定接点部材21との接触が安定する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ1は、第1凸部11が半球状であることが好適である。この構成によれば、第1凸部11を半球状とすることで、より接触が安定する。
[第2実施形態]
図11は、本発明の第2実施形態のプッシュスイッチ2を斜め上方から見た分解斜視図である。図12は、プッシュスイッチ2を斜め下方から見た分解斜視図である。図13は、プッシュスイッチ2を示す斜視図である。図14は、プッシュスイッチ2を示す平面図である。
第2実施形態のプッシュスイッチ2は、可動接点部材15を兼用する板ばね部材10と、固定接点部材21が配設された基材30と、シート部材42と、シート部材42に一体化された押圧部材46を備えている。なお、第2実施形態のプッシュスイッチ2を構成する部材のうち第1実施形態のプッシュスイッチ1と同様の部材については、形状の違いに関わらず同じ符号で図示して、以下の説明では省略する。
板ばね部材10は、第1実施形態のプッシュスイッチ1と同じ形状である。平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有している。そして、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jと、を有している。また、板ばね部材10が可動接点部材15を兼用して、舌片部10fの先端側が固定接点部材21と接離する。この舌片部10fの先端側には、固定接点部材21側へ突出した第1凸部11を有している。
基材30は、絶縁材料の合成樹脂からなり、固定接点部材21および支持接点部材22がインサート成形等で埋設されたものである。基材30は、図11に示すように、収容部31のZ1側に開口を有する箱型の外形を備えている。固定接点部材21は、導電性の金属材からなり、図11に示すように、収容部31の収容底面31aの中央部に露出している。固定接点部材21は、第1端子部21cを備え、第1端子部21cが、図11および図12に示すように、基材30の側面から外方に露出して設けられている。また、支持接点部材22は、導電性の金属材からなり、図11に示すように、収容底面31aの外縁部に露出している。支持接点部材22は、第2端子部22dを備え、第2端子部22dが、図11および図12に示すように、基材30の側面から外方に露出して設けられている。なお、基材30が絶縁材料の材料で形成されているので、固定接点部材21と支持接点部材22とは、電気的に絶縁されており、同様に第1端子部21cと第2端子部22dとは絶縁されている。
シート部材42は、可撓性を有する絶縁材料の合成樹脂からなり、操作部42aがZ1方向に突出している。押圧部材46は、絶縁材料の合成樹脂からなり、図12に示すように、シート部材42のZ2側に配置されている。押圧部材46はZ2側に円環状に設けられた押圧部46aを備えている。シート部材42は、押圧部材46が配置されている位置でZ1側に凹形状(操作部42aから見ると凸形状)に加工されるとともに、押圧部46aの周りが薄肉のシート状になってZ1方向に膨出する形状に加工されている。シート部材42の周辺部分は基材30の外周部分に溶着や接着材で取り付けられている。なお、押圧部46aの周りから周辺部分にかけてのシート部材42の面(Z2側の面)に粘着材を設けて、基材30の外周部分に粘着させてもよい。
押圧部材46は、円環状の押圧部46aの内径が平面視で舌片部10fを囲む円の径とほぼ等しい径に設定されている。押圧部46aの外径は、舌片部10fを区画する開口を囲む円より大きな径で設定されており、ドーム部10aの一部を押圧することができる。すなわち、板ばね部材10を平面視したときに、舌片部10fより大きな環状部分である被押圧領域PRを押圧している。なお、第1実施形態のプッシュスイッチ1と異なり、押圧部46aおよびシート部材42に貼着部41cは有していない。したがって、押圧部46aの内径が平面視で舌片部10fの一部に重なる場合であっても、舌片部10fに粘着して動作を妨げるような心配は無い。また、ドーム部10aの反転動作を妨げることが無い。
次に、本実施形態のプッシュスイッチ2の動作について説明する。図15は、図14のXV−XV線で切断した断面図である。図16は、図15と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。なお、説明が分かりやすくなるように、X1−X2方向よりZ1−Z2方向の寸法を拡大して示している。
操作者が操作部42aを押圧操作することによって、シート部材42がZ2方向に向けて押圧される。これにより、図15に示す初期状態から、図16に示すような押圧操作状態に移行する。図16では、ドーム部10aの反転動作が行なわれている。また、脚部10bの撓み部10iは、ドーム部10aの反転動作後に撓んでいる。これにより、固定接点部材21に第1凸部11が当接し、当接後に舌片部10fが撓んでいる。なお、ドーム部10aの反転動作の完了と、固定接点部材21に第1凸部11が当接するタイミングとがほぼ同時となるように、各種寸法と弾性力とが最適化されている。
押圧部46aの外径は、舌片部10fを区画する開口を囲む円より大きな径で設定されており、板ばね部材10の被押圧領域PRが平面視で舌片部10fより大きな環状部分であるため、ドーム部10aが確実に押圧される。また、押圧部46aおよびシート部材42が舌片部10fに粘着することは無い。したがって、舌片部10fの動きが阻害されることが無い。このため、舌片部10fの動きが阻害されずに、ドーム部10aが反転動作可能となっているので、良好な操作感触が損なわれることが無い。
板ばね部材10は、舌片部10fの先端側に半球状の第1凸部11が設けられており、この第1凸部11が固定接点部材21に当接するので、固定接点部材21との接触が安定し、電気的な導通が安定する。また、固定接点部材21を傷つけてしまう虞が少ない。
また、板ばね部材10は、脚部10bの撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを有し、折り曲げ部10jがドーム部10aの頂部側(Z1側)へ突出する方向に曲げられている。これにより、脚部10bの撓み部10iが撓む際に折り曲げ部10jが支持接点部材22上を摺動して、よりスムーズに撓ませることができる。したがって、より良好な操作感触を得ることができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
板ばね部材10がドーム部10aの頂部近傍から内部に突出する舌片部10fを有するプッシュスイッチ2において、板ばね部材10の被押圧領域PRが平面視で舌片部10fより大きな環状部分であることを特徴とする。
この構成によれば、被押圧領域PRを舌片部10fより大きな環状部分とすることにより、ドーム部10aが確実に押圧される。この被押圧領域PRは粘着材の無い円環状の押圧部46aにより押圧される領域である。このため、板ばね部材10を押圧操作し舌片部10fが撓んだときに、舌片部10fの動きが阻害されず、また、ドーム部10aの反転動作を妨げることが無い。したがって、操作感触が良好である。
また、本実施形態のプッシュスイッチ2において、平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有し、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jと、を有することが好適である。
この構成によれば、押圧操作されたときに脚部10bも撓み、撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを設けることで脚部10bが撓む際にスムーズに撓ませることができ、より良好に操作感触を得ることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ2は、板ばね部材10が可動接点部材15を兼用して、舌片部10fの先端側が固定接点部材21と接離することを特徴とする。この構成によれば、少ない部品点数でプッシュスイッチを構成することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ2は、舌片部10fが、その先端側に、固定接点部材21側へ突出した突出部として第1凸部11を有することが好ましい。この構成によれば、第1凸部11を設けることで、舌片部10fと固定接点部材21との接触が安定する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ2は、第1凸部11が半球状であることが好適である。この構成によれば、第1凸部11を半球状とすることで、より接触が安定する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ2は、板ばね部材10を押圧操作するための押圧部材46を備え、押圧部材46が被押圧領域PRに対応した環状の押圧部46aを有している。この構成によれば、環状の押圧部46aを有する押圧部材46で押圧操作するので、舌片部10fに不要な力が加わることが無く、操作が安定する。
[第3実施形態]
図17は、本発明の第3実施形態のプッシュスイッチ3を斜め上方から見た分解斜視図である。図18は、プッシュスイッチ3を斜め下方から見た分解斜視図である。図19は、プッシュスイッチ3を示す斜視図である。図20は、プッシュスイッチ3を示す平面図である。図21は、プッシュスイッチ3を示す正面図である。図22は、板ばね部材10を示す平面図である。図23は、板ばね部材10を示す底面図である。図24は、板ばね部材を示す正面図である。
第3実施形態のプッシュスイッチ3は、ドーム部10aを有する板ばね部材10と、スペーサ部材50と、シート部材43と、スイッチ部材60とを備えている。スイッチ部材60は、固定接点部材62と、固定接点部材62と接離可能に配置されている可動接点部材61と、初期状態の可動接点部材61を固定接点部材62から離れた位置に隔離するギャップ部材63とを備えたメンブレンシートである。なお、図17〜図21では、プッシュスイッチ3を単体のスイッチ構成として図示しているが、スペーサ部材50、シート部材43およびスイッチ部材60が複数の板ばね部材10を並べて配置可能なシート状に連なったスイッチ構成であってもよい。
板ばね部材10は、弾性および導電性を有する金属板からなり、図17に示すように、ドーム状に膨出した外形を有するドーム部10aと、ドーム部10aの外周に連接する外周部10kと、外周部10kを支持する脚部10bと、ドーム部10aの頂部近傍から内部に突出する舌片部10fとを有している。
ドーム部10aは、図17のZ1方向に膨出するように形成されている。膨出する方向からの平面視で、ドーム部10aは円形状である。ドーム部10aは、膨出方向(Z1方向)からの押圧操作によって、膨出する方向が反転する反転動作可能な形状を有している(図24参照)。また、この押圧から解放されると元の膨出する方向に復帰する弾性を有している。
脚部10bは、図22および図23に示すように、ドーム部10aの外周に連接する外周部10kから、平面視で外方へ突出して4つ形成されている。脚部10bは、ドーム部10aの膨出方向とは反対の方向(Z2方向)に伸びてドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jとを有している。脚部10bの撓み部10iは、押圧操作によってドーム部10aが反転動作する際には外周部10kを支持しながら同時に撓むことが可能な弾性力を備えている。
舌片部10fは、ドーム状に膨出するドーム部10aの内部に向けて折り曲げられている。舌片部10fには、図18および図23に示すように、その先端側に半球状の第1凸部11が設けられている。舌片部10fは、後述する可動接点部材61の第1シート部16に当接可能に配置されている。
板ばね部材10は、図24に示すように、Z1−Z2方向に長い(高さのある)脚部10bを備えている。なお、以下の説明が分かりやすくなるように、図24ではX1−X2方向よりZ1−Z2方向の寸法を拡大して示している。初期状態の板ばね部材10は、外周部10kから脚部10bが突出する高さ位置に、第1凸部11がほぼ等しい高さ位置になるように舌片部10fが折り曲げられている。ドーム部10aおよびドーム部10aの外周に連接する外周部10kは、脚部10bの高さ寸法より少し小さな高さ寸法に設定されている。そして、ドーム部10aの曲率半径R10aを大きくするように構成されている。
具体的には、板ばね部材10は、初期状態におけるドーム部10aの曲率半径R10aが30mmで、かつ、高さH10aが0.14mmとなるように設定されている。なお、板ばね部材10の製造上、この数値は多少前後する。このような寸法比であれば、ドーム部10aの高さH10aは相対的に小さくなって、平坦面より僅かに膨出する形状になっている。
スペーサ部材50は、絶縁材料の合成樹脂からなり、板ばね部材10の大きさに対応して設けられた中空部50aが形成されている。スペーサ部材50は、シート状の母材から打ち抜き加工によって製造することが容易である。
シート部材43は、可撓性を有する絶縁材料の合成樹脂からなり、中央部に開口部43aが形成されている。シート部材43は、開口部43aの周囲がZ1方向に膨出した形状の膨出部43bを有し、膨出部43bに、開口部43aに臨む環状の貼着部43cと、平面視で貼着部43cの近傍からドーム部10aより外方の領域に向かって設けられた複数のスリット43dとを備えている。スリット43dを設けることで、開口部43aの周囲が膨出した形状に伸長されたシート部材43の張力を小さくすることができる。シート部材43は、シート状の母材からレーザによって加工して容易に製造可能である。また、金型を用いた打ち抜き加工によって加工してもよい。なお、スリット43dの個数や形状は、図示したものに限定されず、上述したような目的に沿って適宜設計可能である。
シート部材43とスペーサ部材50とは、シート部材43に設けられている粘着層(図示しない)を介して貼着されている。また、スペーサ部材50は、後述する可動接点部材61の第1シート部16と粘着層(図示しない)を介して貼着されている。さらに、板ばね部材10は、シート部材43の貼着部43cに設けられている粘着層(図示しない)を介して貼着されている。
シート部材43は、板ばね部材10の舌片部10fに対応する箇所に、平面視で舌片部10fより大きな開口部43aを有している。そして、シート部材43の環状の貼着部43cは、板ばね部材10のドーム部10aの被押圧領域PRに対応して設けられている。具体的には、舌片部10fおよび舌片部10fを区画する開口にかからない内径となるように貼着部43cが設定されている。シート部材43が貼着部43cの粘着層(図示しない)を介してドーム部10aの一部に接触することによって、板ばね部材10がシート部材43によって保持される。
スイッチ部材60は、固定接点部材62と、固定接点部材62と接離可能に配置されている可動接点部材61と、初期状態の可動接点部材61を固定接点部材62から離れた位置に隔離するギャップ部材63とを備えたメンブレンシートである(図25参照)。
可動接点部材61は、絶縁性および可橈性を有する合成樹脂材からなる第1シート部16と、導電材からなる可動接点部17とを備えている。また、固定接点部材62は、絶縁性を有する合成樹脂材からなる第2シート部26と導電材からなる固定接点部27とを備えている。ギャップ部材63は絶縁性を有する合成樹脂材からなる。第1シート部16および第2シート部26は、ギャップ部材63と粘着層(図示しない)を介して貼着されている。可動接点部17は、平面視で板ばね部材10のドーム部10aの中心位置に重なるように配置されている。固定接点部27は、可動接点部17と対向して、平面視で同じ位置に配置されている。なお、可動接点部17および固定接点部27には図示しない配線が接続されるが、本明細書では省略する。可動接点部材61および固定接点部材62は、金属メッキ層が形成された合成樹脂材をパターニングして製造することができる。また、図示しない配線を保護する保護材を設けることが好ましい。
次に、本実施形態のプッシュスイッチ3の動作について説明する。図25は、図20のXXV−XXV線で切断した断面図である。図26は、図25と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。なお、図25および図26は、説明が分かりやすくなるように、図24と同様に、X1−X2方向よりZ1−Z2方向の寸法を拡大して示している。
図25に示すように、可動接点部材61の可動接点部17が、固定接点部材62の固定接点部27と対向して上方に配置されている。また、板ばね部材10が、可動接点部材61の上方に配置されるとともに、舌片部10fの先端側に設けられた第1凸部11が第1シート部16を介して可動接点部17を固定接点部27側へ押圧する位置に配置されている。シート部材43の開口部43aを覆う押圧部材71が配置される(図17参照)。操作者が押圧部材71を押圧操作することによって、シート部材43がZ2方向に向けて押圧される。これにより、図25に示す初期状態から、図26に示すような押圧操作状態に移行する。図26では、ドーム部10aの反転動作が行なわれている。また、脚部10bの撓み部10iは、ドーム部10aの反転動作の進行とともに撓んでいる。これにより、第1シート部16に第1凸部11が当接し、当接後に可動接点部材61が撓んで、可動接点部17が固定接点部27に当接している。なお、可動接点部17が固定接点部27に当接するタイミングが、ドーム部10aの反転動作が完了するタイミングとほぼ同時になるように、各種寸法と弾性力とが最適化されている。シート部材43の環状の貼着部43cは、板ばね部材10のドーム部10aの一部(被押圧領域PRに対応)に粘着しているので、ドーム部10aの反転動作に伴って弾性変形する。
シート部材43には開口部43aが形成されているので、舌片部10fが撓んでも、舌片部10fがシート部材43に接触することが無い。したがって、シート部材43に粘着層が設けられて、貼着部43cとドーム部10aの一部とが粘着している場合であっても、舌片部10fの動きが阻害されることが無い。このため、舌片部10fの動きが阻害されずに、ドーム部10aが反転動作可能となっているので、良好な操作感触が損なわれることが無い。さらに、複数のスリット43dが設けられているので、ドーム部10aの反転動作に伴ってシート部材43が弾性変形する際に伸縮しやすくなっており、シート部材43の伸縮が操作感触に影響することが抑制される。これにより、押圧操作の操作量を大きく設定しても、操作感触を良好にすることができる。
さらに、板ばね部材10は、初期状態におけるドーム部10aの曲率半径R10aを大きくするように構成されているので、貼着部43cの面積を大きくすることができる。これにより、ドーム部10aの反転動作によるシート部材43の弾性変形の際に、シート部材43の貼着部43cがドーム部10aから剥がれにくくなっている。なお、前述したドーム部10aの寸法に限定されるものでなく、初期状態の高さH10aがドーム部10aの曲率半径R10aの1.2%以下となる寸法比であれば同様の効果を奏する。
また、板ばね部材10は、舌片部10fの先端側に半球状の第1凸部11が設けられており、この第1凸部11が可動接点部材61(第1シート部16)を傷つけてしまう虞が少ない。したがって、接触が安定する。
また、板ばね部材10は、脚部10bの撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを有し、折り曲げ部10jがドーム部10aの頂部側(Z1側)へ突出する方向に曲げられている。これにより、脚部10bの撓み部10iが撓む際に折り曲げ部10jが第1シート部16上を摺動して、よりスムーズに撓ませることができる。したがって、より良好な操作感触を得ることができる。また、板ばね部材10がドーム部10aのクリック感触と、脚部10bの撓み部10iによるクッション性とを兼ねている。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
第3実施形態のプッシュスイッチ3は、板ばね部材10がドーム部10aの頂部近傍から内部に突出する舌片部10fを有するプッシュスイッチ1において、板ばね部材10の被押圧領域PRが平面視で舌片部10fより大きな環状部分であることを特徴とする。
この構成によれば、被押圧領域PRを舌片部10fより大きな環状部分とすることにより、板ばね部材10を押圧操作し舌片部10fが撓んだときに、舌片部10fの動きが阻害されず、また、ドーム部10aの反転動作を妨げることが無い。したがって、操作感触が良好である。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3は、板ばね部材10のドーム部10aを保持するシート部材43を備え、シート部材43が、舌片部10fに対応する箇所に平面視で舌片部10fより大きな開口部43aを有するとともに、開口部43aに臨む環状の貼着部43cを有し、貼着部43cにドーム部10aの一部が接触している。
この構成によれば、板ばね部材10がシート部材43に貼着され、しっかりと保持される。さらに、シート部材43に開口部43aを設けることで、板ばね部材10を押圧操作し舌片部10fが撓んだときにも、シート部材43が舌片部10fに接触することが無く、舌片部10fの動きが阻害されない。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3は、ドーム部10aが、曲率半径R10aの大きいドーム状に設けられており、初期状態の高さH10aがドーム部10aの曲率半径R10aの1.2%以下であることが好ましい。
この構成によれば、ドーム部10aの高さH10aをドーム部10aの曲率半径R10aの1.2%以下とすることで、舌片部10fの周囲が平面に近い曲面となる。これにより、シート部材43は、開口部43aに臨む環状の貼着部43cがドーム部10aと接触する面積を広く取ることができ、板ばね部材10を確実に保持することができる。よって、舌片部10fの動きが阻害されず、板ばね部材10がしっかりと保持されたプッシュスイッチを提供することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3において、板ばね部材10は、初期状態のドーム部10aの曲率半径R10aが略30mmで高さH10aが略0.14mmであることが好適である。
この構成によれば、ドーム部10aを、曲率半径R10aが略30mm、高さH10aが略0.14mmとすることで、明瞭な操作感触を得られるとともに、確実に板ばね部材10を保持することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3において、シート部材43は、開口部43aの周囲が膨出した形状を有し、平面視で貼着部43cの近傍からドーム部10aより外方の領域に向かって複数のスリット43dが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、スリット43dを設けることで、開口部43aの周囲が膨出した形状に伸長されたシート部材43の張力を小さくすることができる。これにより、操作量を大きく設定しても、操作感触を良好にすることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3において、平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有している。そして、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jとを有することが好適である。
この構成によれば、押圧操作されたときに脚部10bも撓み、撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを設けることで脚部10bが撓む際にスムーズに撓ませることができ、より良好に操作感触を得ることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3は、可動接点部材61が、合成樹脂材からなる第1シート部16と導電材からなる可動接点部17とを備え、固定接点部材62が、合成樹脂材からなる第2シート部26と導電材からなる固定接点部27とを備え、可動接点部17が固定接点部27と対向して上方に配置され、板ばね部材10が、可動接点部材15の上方に配置されるとともに、舌片部10fの先端側が第1シート部16を介して可動接点部17を固定接点部27側へ押圧する位置に配置されている。
この構成によれば、可動接点部材61と固定接点部材62からなるスイッチ部材60と、板ばね部材10からなるクリックばねとを別部品として、プッシュスイッチを構成することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3において、舌片部10fは、その先端側に、可動接点部材15側へ突出した突出部として第1凸部11を有することが好ましい。この構成によれば、第1凸部11を設けることで、舌片部10fの可動接点部材15への押圧が安定する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ3において、第1凸部11は半球状であることが好適である。この構成によれば、第1凸部11を半球状とすることで、より押圧が安定する。
[第4実施形態]
図27は、本発明の第4実施形態のプッシュスイッチ4を斜め上方から見た分解斜視図である。図28は、プッシュスイッチ4を斜め下方から見た分解斜視図である。図29は、プッシュスイッチ4を示す斜視図である。図30は、プッシュスイッチ4を示す平面図である。
第4実施形態のプッシュスイッチ4は、ドーム部10aを有する板ばね部材10と、スペーサ部材50と、シート部材43と、スイッチ部材60とを備えている。なお、第4実施形態のプッシュスイッチ4を構成する部材のうち第3実施形態のプッシュスイッチ3と同様の部材については、形状の違いに関わらず同じ符号で図示して、以下の説明では省略する。
板ばね部材10は、第3実施形態のプッシュスイッチ3と同じ形状である。平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有している。そして、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jと、を有している。また、舌片部10fは、ドーム状に膨出するドーム部10aの内部に向けて折り曲げられている。舌片部10fには、図18および図23に示すように、その先端側に半球状の第1凸部11が設けられている。
シート部材44は、可撓性を有する絶縁材料の合成樹脂からなり、操作部44aがZ1方向に突出している。押圧部材46は、絶縁材料の合成樹脂からなり、図28に示すように、シート部材44のZ2側に配置されている。押圧部材46はZ2側に円環状に設けられた押圧部46aを備えている。シート部材44は、押圧部46aが配置されている位置でZ1側に凹形状(操作部44aから見ると凸形状)に加工されるとともに、押圧部46aの周りが薄肉のシート状になってZ1方向に膨出する形状に加工されている。シート部材44の周辺部分は基材30の外周部分に溶着や接着材で取り付けられている。なお、押圧部46aの周りから周辺部分にかけてのシート部材44の面(Z2側の面)に粘着材を設けて、基材30の外周部分に粘着させてもよい。
押圧部材46は、円環状の押圧部46aの内径が平面視で舌片部10fを囲む円の径とほぼ等しい径に設定されている。押圧部46aの外径は、舌片部10fを区画する開口を囲む円より大きな径で設定されており、ドーム部10aの一部を押圧することができる。すなわち、板ばね部材10を平面視したときに、舌片部10fより大きな環状部分である被押圧領域PRを押圧している。なお、第3実施形態のプッシュスイッチ3と異なり、押圧部46aおよびシート部材44に貼着部43cは有していない。したがって、押圧部46aの内径が平面視で舌片部10fの一部に重なる場合であっても、舌片部10fに粘着して動作を妨げるような心配は無い。また、ドーム部10aの反転動作を妨げることが無い。
スイッチ部材60は、固定接点部材62と、固定接点部材62と接離可能に配置されている可動接点部材61と、初期状態の可動接点部材61を固定接点部材62から離れた位置に隔離するギャップ部材63とを備えたメンブレンシートである(図31参照)。
可動接点部材61は、絶縁性および可橈性を有する合成樹脂材からなる第1シート部16と、導電材からなる可動接点部17とを備えている。また、固定接点部材62は、絶縁性を有する合成樹脂材からなる第2シート部26と導電材からなる固定接点部27とを備えている。ギャップ部材63は絶縁性を有する合成樹脂材からなる。第1シート部16および第2シート部26は、ギャップ部材63と粘着層(図示しない)を介して貼着されている。可動接点部17は、平面視で板ばね部材10のドーム部10aの中心位置に重なるように配置されている。固定接点部27は、可動接点部17と対向して、平面視で同じ位置に配置されている。なお、可動接点部17および固定接点部27には図示しない配線が接続されるが、本明細書では省略する。可動接点部材61および固定接点部材62は、金属メッキ層が形成された合成樹脂材をパターニングして製造することができる。また、図示しない配線を保護する保護材を設けることが好ましい。
次に、本実施形態のプッシュスイッチ4の動作について説明する。図31は、図30のXXXI−XXXI線で切断した断面図である。図32は、図31と同じ断面における押圧操作状態を示す断面図である。なお、説明が分かりやすくなるように、X1−X2方向よりZ1−Z2方向の寸法を拡大して示している。
図31に示すように、可動接点部材61の可動接点部17が、固定接点部材62の固定接点部27と対向して上方に配置されている。また、板ばね部材10が、可動接点部材61の上方に配置されるとともに、舌片部10fの先端側に設けられた第1凸部11が第1シート部16を介して可動接点部17を固定接点部27側へ押圧する位置に配置されている。シート部材44には押圧部材46が配置される(図27参照)。操作者が操作部44aを押圧操作することによって、押圧部材46がZ2方向に向けて押圧される。これにより、図31に示す初期状態から、図32に示すような押圧操作状態に移行する。図32では、ドーム部10aの反転動作が行なわれている。また、脚部10bの撓み部10iは、ドーム部10aの反転動作の進行とともに撓んでいる。これにより、第1シート部16に第1凸部11が当接し、当接後に可動接点部材61が撓んで、可動接点部17が固定接点部27に当接している。なお、可動接点部17が固定接点部27に当接するタイミングが、ドーム部10aの反転動作が完了するタイミングとほぼ同時になるように、各種寸法と弾性力とが最適化されている。シート部材43の環状の貼着部43cは、板ばね部材10のドーム部10aの一部(被押圧領域PRに対応)に粘着しているので、ドーム部10aの反転動作に伴って弾性変形する。
また、板ばね部材10は、舌片部10fの先端側に半球状の第1凸部11が設けられており、この第1凸部11が可動接点部材61(第1シート部16)を傷つけてしまう虞が少ない。
また、板ばね部材10は、脚部10bの撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを有し、折り曲げ部10jがドーム部10aの頂部側(Z1側)へ突出する方向に曲げられている。これにより、脚部10bの撓み部10iが撓む際に折り曲げ部10jが第1シート部16上を摺動して、よりスムーズに撓ませることができる。したがって、より良好な操作感触を得ることができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
板ばね部材10がドーム部10aの頂部近傍から内部に突出する舌片部10fを有するプッシュスイッチ2において、板ばね部材10の被押圧領域PRが平面視で舌片部10fより大きな環状部分であることを特徴とする。
この構成によれば、被押圧領域PRを舌片部10fより大きな環状部分とすることにより、ドーム部10aが確実に押圧される。この被押圧領域PRは粘着材の無い円環状の押圧部46aにより押圧される領域である。このため、板ばね部材10を押圧操作し舌片部10fが撓んだときに、舌片部10fの動きが阻害されず、また、ドーム部10aの反転動作を妨げることが無い。したがって、操作感触が良好である。
また、本実施形態のプッシュスイッチ4において、平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有し、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jと、を有することが好適である。
この構成によれば、押圧操作されたときに脚部10bも撓み、撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを設けることで脚部10bが撓む際にスムーズに撓ませることができ、より良好に操作感触を得ることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ4において、平面視で、板ばね部材10はドーム部10aの外周に連接する外周部10kから外方へ突出する複数の脚部10bを有している。そして、脚部10bは、ドーム部10aへの押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部10iと、撓み部10iの先端にドーム部10aの頂部側へ突出する折り曲げ部10jとを有することが好適である。
この構成によれば、押圧操作されたときに脚部10bも撓み、撓み部10iの先端に折り曲げ部10jを設けることで脚部10bが撓む際にスムーズに撓ませることができ、より良好に操作感触を得ることができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ4は、可動接点部材61が、合成樹脂材からなる第1シート部16と導電材からなる可動接点部17とを備え、固定接点部材62が、合成樹脂材からなる第2シート部26と導電材からなる固定接点部27とを備え、可動接点部17が固定接点部27と対向して上方に配置され、板ばね部材10が、可動接点部材15の上方に配置されるとともに、舌片部10fの先端側が第1シート部16を介して可動接点部17を固定接点部27側へ押圧する位置に配置されている。
この構成によれば、可動接点部材61と固定接点部材62からなるスイッチ部材60と、板ばね部材10からなるクリックばねとを別部品として、プッシュスイッチを構成することができる。
また、本実施形態のプッシュスイッチ4において、舌片部10fは、その先端側に、可動接点部材15側へ突出した突出部として第1凸部11を有することが好ましい。この構成によれば、第1凸部11を設けることで、舌片部10fの可動接点部材15への押圧が安定する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ4において、第1凸部11は半球状であることが好適である。この構成によれば、第1凸部11を半球状とすることで、より押圧が安定する。
また、本実施形態のプッシュスイッチ4は、板ばね部材10を押圧操作するための押圧部材46を備え、押圧部材46が被押圧領域PRに対応した環状の押圧部46aを有している。この構成によれば、環状の押圧部46aを有する押圧部材46で押圧操作するので、舌片部10fに不要な力が加わることが無く、操作が安定する。
[第5実施形態]
図33は、本発明の第5実施形態のキーボード90を示す平面図である。図34は、図33のXXXIV−XXXIV線で切断した部分断面図である。なお、図34は、プッシュスイッチ1の詳細を省略した模式図である。
第5実施形態のキーボード90は、ケース72に複数の操作キー70が所定のレイアウトで配列され、それぞれの操作キー70の押圧操作信号をパーソナルコンピュータ等に伝送するものである。なお、図33に示すキーボード90のキーレイアウトは、一般的なレイアウトの一事例である。
キーボード90では、図34に示すように、操作キー70に対応してプッシュスイッチ1が配置されている。複数配置されたプッシュスイッチ1は、同一の配線基板73に電気接続されている。なお、第1実施形態のプッシュスイッチ1では、固定接点部材21および支持接点部材22が配設された基材30を用いているが、複数配置されたプッシュスイッチ1は、配線基板73に固定接点部材21および支持接点部材22が接続されて、基材30を構成している。また、配線基板73の機械的な強度はケース72によって補助されている。配線基板73の配線(図示しない)に接続されて、プッシュスイッチ1のオンオフ状態が押圧操作信号としてパーソナルコンピュータ等に伝送される。
プッシュスイッチ1は、第1実施形態で説明したものであり、舌片部10fが撓むことによって操作量を大きく設定することができる。このため、キーボード90の操作キー70を操作する操作量を大きくすることができ、かつ、ドーム部10aの反転動作に伴う操作感触を得ることができるので、操作感触を良好にすることができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
第5実施形態のキーボード90は、複数の操作キー70が所定のレイアウトで配列されたキーボード90において、プッシュスイッチ1を複数備え、複数の操作キー70のそれぞれに対応してプッシュスイッチ1が配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、舌片部10fが撓むことによって操作量を大きく設定することができるので、キーボードの操作感触を良好にすることができる。なお、上述した構成は、プッシュスイッチ1を用いているが、第2実施形態のプッシュスイッチ2、第3実施形態のプッシュスイッチ3、または第4実施形態のプッシュスイッチ4を用いた構成に変更してもよい。
以上のように、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、板ばね部材10は、ドーム部10aが舌片部10fの周辺を平坦面にすることが好ましいが、折り曲げ部分以外は曲率半径R10aのままでよい。また、平坦面をより広くして、曲率半径R10aの反転領域を狭めるように変更してもよい。
(2)本実施形態において、板ばね部材10は、突出部として第1凸部11を設けた構成としたが、そのほかにも突出部を補助的に設けてもよい。
(3)本実施形態において、板ばね部材10は、脚部10bが撓むように構成されているが、操作量を大きくする必要が無ければ、脚部10bをほとんど撓まないように構成することもできる。
(4)第1実施形態および第3実施形態において、押圧部材71のZ2側の面を平坦面として図示しているが、第1実施形態および第3実施形態に示す押圧部材46と同様に、Z2側の面を円環状の押圧部としてもよい。この場合、円環状の押圧部の内径は開口部41a、43aの径より、僅かに小さな径とすることが好ましい。また、押圧部材71のZ2側の面をシート部材41、43に溶着等で固定した一体構造にしてもよい。
(5)第5実施形態のキーボード90では、単体のスイッチ構成のプッシュスイッチ1を並べた構成として図示しているが、複数のプッシュスイッチが並列配置された一体型のシート状に構成されたスイッチ・シートに変更してもよい。また、第1実施形態〜第4実施形態において、複数のプッシュスイッチが並列配置された一体型のシート状に構成されたスイッチ・シートであってもよい。
1 プッシュスイッチ
2 プッシュスイッチ
3 プッシュスイッチ
4 プッシュスイッチ
10 板ばね部材
10a ドーム部
10b 脚部
10f 舌片部
10i 撓み部
10j 折り曲げ部
10k 外周部
11 第1凸部
15 可動接点部材
16 第1シート部
17 可動接点部
21 固定接点部材
21c 第1端子部
22 支持接点部材
22d 第2端子部
26 第2シート部
27 固定接点部
30 基材
31 収容部
31a 収容底面
41 シート部材
41a 開口部
41b 膨出部
41c 貼着部
41d スリット
42 シート部材
43 シート部材
43a 開口部
43b 膨出部
43c 貼着部
43d スリット
44 シート部材
44a 操作部
46 押圧部材
46a 押圧部
50 スペーサ部材
50a 中空部
60 スイッチ部材
61 可動接点部材
62 固定接点部材
63 ギャップ部材
70 操作キー
71 押圧部材
72 ケース
73 配線基板
90 キーボード
100 スイッチ装置
101 可動接点部材
101a ドーム部
101b 脚部
101c 接触部
101d 開口部
101e 連結部
101f 腕部
102 基板
103 固定接点部
103a 第1固定接点部
103b 第2固定接点部
104 駆動体
104b 操作部
105 保持シート
106 カバー部材
PR 被押圧領域
R10a 曲率半径

Claims (12)

  1. 固定接点部材と、
    前記固定接点部材と接離可能に配置されている可動接点部材と、
    前記可動接点部材を押圧操作可能でドーム状に膨出したドーム部を有し、前記ドーム部の反転動作が可能な板ばね部材と、
    を備え、前記板ばね部材が前記ドーム部の頂部から内部に突出する舌片部を有するプッシュスイッチにおいて、
    前記板ばね部材の被押圧領域が平面視で前記舌片部より大きな環状部分であり
    前記板ばね部材の前記ドーム部を保持するシート部材を備え、
    前記シート部材は、前記舌片部に対応する箇所に平面視で前記舌片部より大きな開口部を有するとともに、前記開口部に臨む環状の貼着部を有し、前記貼着部に前記ドーム部の一部が接触しており、
    前記ドーム部は、曲率半径の大きいドーム状に設けられており、
    前記シート部材は、前記開口部の周囲が膨出した形状を有し、平面視で前記貼着部の近傍から前記ドーム部より外方の領域に向かって複数のスリットが設けられており、
    平面視で、前記板ばね部材は前記ドーム部の外周に連接する外周部から外方へ突出する複数の脚部を有する
    ことを特徴とするプッシュスイッチ。
  2. 前記ドーム部は、初期状態の高さは前記ドーム部の曲率半径の1.2%以下であることを特徴とする請求項に記載のプッシュスイッチ。
  3. 前記板ばね部材は、初期状態の前記ドーム部の曲率半径が略30mmで高さが略0.14mmであることを特徴とする請求項に記載のプッシュスイッチ。
  4. 前記脚部は、前記ドーム部への押圧操作によって弾性変形が可能な撓み部と、前記撓み部の先端に前記ドーム部の頂部側へ突出する折り曲げ部と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  5. 前記板ばね部材は前記可動接点部材を兼用して、前記舌片部の先端側が前記固定接点部材と接離することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  6. 前記舌片部は、前記先端側に、前記固定接点部材側へ突出した突出部を有することを特徴とする請求項に記載のプッシュスイッチ。
  7. 前記突出部は半球状であることを特徴とする請求項に記載のプッシュスイッチ。
  8. 固定接点部材と、
    前記固定接点部材と接離可能に配置されている可動接点部材と、
    前記可動接点部材を押圧操作可能でドーム状に膨出したドーム部を有し、前記ドーム部の反転動作が可能な板ばね部材と、
    を備え、前記板ばね部材が前記ドーム部の頂部から内部に突出する舌片部を有するプッシュスイッチにおいて、
    前記板ばね部材の被押圧領域が平面視で前記舌片部より大きな環状部分であり、
    前記可動接点部材は、合成樹脂材からなる第1シート部と導電材からなる可動接点部とを備え、
    前記固定接点部材は、合成樹脂材からなる第2シート部と導電材からなる固定接点部とを備え、
    前記可動接点部が前記固定接点部と対向して上方に配置され、
    前記板ばね部材は、前記可動接点部材の上方に配置されるとともに、前記舌片部の先端側が前記第1シート部を介して前記可動接点部を前記固定接点部側へ押圧する位置に配置されていることを特徴とするプッシュスイッチ。
  9. 前記舌片部は、前記先端側に、前記可動接点部材側へ突出した突出部を有することを特徴とする請求項に記載のプッシュスイッチ。
  10. 前記突出部は半球状であることを特徴とする請求項に記載のプッシュスイッチ。
  11. 前記板ばね部材を押圧操作するための押圧部材を備え、
    前記押圧部材は前記被押圧領域に対応した環状の押圧部を有していることを特徴とする
    請求項1〜10のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  12. 複数の操作キーが所定のレイアウトで配列されたキーボードにおいて、
    請求項1〜11のいずれかに記載のプッシュスイッチを複数備え、
    前記複数の操作キーのそれぞれに対応して前記プッシュスイッチが配置されていること
    を特徴とするキーボード。
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