JP4876052B2 - プッシュスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、押圧操作される操作部材と、押圧操作型のスイッチ素子との間に操作部材を押圧操作の方向と逆方向に付勢する円錐状のラバースプリングが介在し、このラバースプリングが押圧操作の方向に座屈することによって操作者にクリック感を与えるプッシュスイッチに関する。
従来のプッシュスイッチは、凹形状のハウジングを備えている。このハウジングの底部は絶縁板を形成している。この絶縁板には固定接点が設けられている。この固定接点には可動接点が対向して位置している。この可動接点は固定接点に接触する方向に弾性変形可能である。ハウジングには操作部材が摺動可能に保持されている。この操作部材は、可動接点および固定接点を挟んで絶縁板と対向して位置し、前記絶縁板に近づく方向および離れる方向に移動可能である。この操作部材と絶縁板との間には、ラバースプリングが配置されている。
ラバースプリングは、可動接点を操作部材側から覆って位置し可動接点の方向に座屈可能なスカート部を有する。このスカート部の頂部には、絶縁板の方向に移動する操作部材により押圧される被押圧部が形成されている。スカート部の内側には、被押圧部側から可動接点の方向に突出していて、スカート部の座屈時に可動接点を押圧操作して固定接点に接触させる押圧操作部が形成されている。
スカート部は、被押圧部から絶縁板に向かう方向の末広形状をなす円錐部と、この円錐部の絶縁板側の端部に設けられていて可動接点を包囲して位置する支持台とを有する。支持台の周囲には、この支持台を包囲しラバースプリングを位置規制する位置規制壁が設けられている。
このように構成された従来のプッシュスイッチでは、操作部材が絶縁板の方向に押圧操作されると、操作部材によりラバースプリングの被押圧部が押圧されて、この被押圧部がラバースプリングを押し潰しながら操作部材と一体的に絶縁板の方向に移動する。そして、操作部材と絶縁板との距離が所定距離まで縮まると、ラバースプリングのスカート部が座屈する。このとき、スカート部の内側では、押圧操作部が可動接点を押圧操作して固定接点に接触させる。
操作部材を絶縁板の方向に押圧する力が取り除かれると、操作部材によりラバースプリングの被押圧部が押圧されなくなる。これに伴い、ラバースプリングでは、被押圧部で操作部材を絶縁板から離れる方向に押圧しながら、スカート部が座屈した状態から復元する。これにより、操作部材が初期位置に復帰するとともに、可動接点がラバースプリングの押圧操作部による押圧操作から開放されて固定接点から離れる。
ラバースプリングのスカート部の詳細について図10−1,図10−2を用いて説明する。図10−1は従来のプッシュスイッチの操作部材が押圧操作されていない状態の概略を示す断面である。図10−2は従来のプッシュスイッチの操作部材が押圧操作された状態を示す状態の概略図である。
図10−1,図10−2において、2はハウジングであり、2aはハウジング2の底部が形成する絶縁板である。12は操作部材であり、13はラバースプリングである。ラバースプリング13は、スカート部14、被押圧部18および押圧操作部19を有し、スカート部14は円錐部15と支持台16とから構成されている。また、8は可動接点の外周側に位置し可動接点と一体成形されている環状板部である。支持台16は、絶縁板2aとの間で環状板部8を挟んで位置し、ラバースプリング13が絶縁板2aの方向に押し潰されるときに間接的に絶縁板2aに押し付けられることによって、ラバースプリング13全体を支持するようになっている。
絶縁板2a側の支持台16の端部16bには、外側に突出した鍔30が設けられている。この鍔30は、円錐部15側の支持台16の端部16aと位置規制壁20との間に間隔21を形成して、支持台16の端部16aの外側への張出し量を、スカート部14が円滑に座屈するのに十分な大きさに規定している。また、支持台16の端部16bの端面、すなわち環状板部8に対する接触面を、支持台16の端部16aよりも外側に広げて、スカート部14が押し潰されたときに支持台16の端部16bが内側に入り込むのを防止する。
図10−1に示す状態から操作部材12が絶縁板2aの方向に押圧操作されると、操作部材12によりラバースプリング13の被押圧部18が押圧されて、この被押圧部18がラバースプリング13のスカート部14を押し潰しながら操作部材12と一体的に絶縁板2aの方向に移動する。スカート部14が押し潰されると、このスカート部14の支持台16が径方向に拡張する。これに伴って支持台16の鍔30の縁部30aが位置規制壁20に押し付けられ、この縁部30aが支点となって支持台16の端部16aが外側に移動し、位置規制壁20に押し付けられる。この状態で、さらに操作部材12と絶縁板2aとの距離が所定距離まで縮まると、図10−2に示すように、スカート部14の円錐部15の被押圧部18側が絶縁板2aの方向に屈曲して反転する、すなわち座屈する。
鍔を有さないラバースプリングについて図11−1,図11−2を用いて説明する。図11−1は操作部材が押圧操作されていないときの、鍔を有さないラバースプリングの状態の概略を示す断面図である。図11−2は操作部材が押圧操作されたときの、鍔を有さないラバースプリングの状態の概略を示す断面図である。
図11−1と図11−2を比較して分かるように、鍔がないスカート部14の支持台16は、スカート部14が押し潰されたときに、支持台16の端部16bが内側に入り込む。支持台16の径方向の肉厚は全周にわたって均一に成形されることが望ましいが、不均一になることがある。支持台16の肉厚が不均一な場合、スカート部14は押し潰されたときに肉厚の薄い支持台16の部分側に傾いて、その肉厚の薄い支持台16の部分がその他の支持台16の部分よりも内側に入り込む。このため、スカート部14がその肉厚の薄い支持台16の部分側に傾いて潰れた状態で位置規制壁20に引っ掛かり、完全には復元しない状態になる場合があり、この場合、操作部材の操作感触が劣化するという問題が生じる。また、復元しなくなった支持台16の部分が可動接点と固定接点との接触の障害となったり、可動接点の復元の障害となったりするという問題が発生することもある。これらの問題を解消するため、前述したように支持台16に鍔30が設けられている。
前述した従来のプッシュスイッチについては特許文献1を参照されたい。
特開2004−273332号公報
前述したように、スカート部14の鍔30は支持台16の円錐部15側の端部16aと位置規制壁20との間に間隔21を形成して、支持台16の端部16aの外側への張出し量を、スカート部14が円滑に座屈するのに十分な大きさに規定している。さらに、支持台16の絶縁板2a側の端部16bの端面、すなわち環状板部8に対する接触面を円錐部15側の端部16aよりも外側に広げて、スカート部14が押し潰されたときに支持台16の端部16bが内側に入り込むのを防止する。ところが、鍔30により支持台16の端部16aと位置規制壁20との間に間隔21が形成されている場合、操作部材12の押圧操作に伴いスカート部14が押し潰され始めてから座屈するまでの間、常に、支持台16と位置規制壁20との間に隙間31が存在することになる(図10−2参照)。スカート部14はその隙間31の分だけ変形を許容されるために座屈するときの姿勢が不安定になり、このことが原因で操作部材の操作感触が不安定になるという問題が生じる。
本発明は、前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ラバースプリングのスカート部が座屈するときの姿勢を安定させることができるプッシュスイッチを提供することにある。
本発明は前述の目的を達成するために、次のように構成されている。
絶縁板と、この絶縁板に設けられている固定接点と、この固定接点に対向して位置し固定接点に接触する方向に弾性変形可能な可動接点と、この可動接点および前記固定接点を挟んで前記絶縁板と対向して位置し前記絶縁板に近づく方向および離れる方向に移動可能な操作部材と、この操作部材と前記絶縁板との間に位置するラバースプリングとを備えていて、
前記ラバースプリングは、前記可動接点を前記操作部材側から覆って位置し前記可動接点の方向に座屈可能なスカート部と、このスカート部の頂部に設けられていて、前記絶縁板の方向に移動する前記操作部材により押圧される被押圧部と、前記スカート部の内側で被押圧部側から前記可動接点の方向に突出していて前記スカート部の座屈時に前記可動接点を押圧操作して前記固定接点に接触させる押圧操作部とを有し、
前記スカート部は、前記被押圧部から前記絶縁板に向かう方向の末広形状をなす円錐部と、この円錐部の前記絶縁板側の端部に設けられていて前記可動接点を包囲して位置する支持台とを有し、
前記支持台の周囲には、この支持台を包囲し前記ラバースプリングを位置規制する位置規制壁が設けられていて、この位置規制壁が前記絶縁板に対してほぼ直角な方向に広がっているプッシュスイッチであって、
前記支持台の外周面は前記円錐部側から前記絶縁板の方向に向かって末広形状をなす傾斜面からなり、
前記操作部材により前記被押圧部が押圧されて前記スカート部が押し潰されることに伴い、前記支持台の外周面が前記位置規制壁と平行な姿勢で位置規制壁に面接触した状態となり、この状態で前記スカート部が座屈するように設定されていることを特徴とする。
このように構成された本発明では、支持台の外周面は円錐部側から絶縁板の方向に向かって末広形状をなす傾斜面からなり、位置規制壁は絶縁板に対してほぼ直角な方向に広がっている。これにより、スカート部が押し潰されていない状態では、支持台の外周面の傾斜によって、この支持台の円錐部側の端部と位置規制壁との間に間隔が形成されていて、この間隔によって支持台の円錐部側の端部の外側への張出し量を、スカート部が円滑に座屈するのに十分な大きさに規定できる。また、支持台の絶縁板側の端部が円錐部側の端部よりも外側に広がっているので、スカート部が押し潰されたときに支持台の絶縁板側の端部が内側に入り込むのを防止できる。
さらに、本発明では、操作部材により被押圧部が押圧されてスカート部が押し潰されることに伴って、支持台の外周面が位置規制壁と平行な姿勢で位置規制壁に面接触した状態となり、この状態でスカート部が座屈するように設定されている。つまり、スカート部が座屈するとき、支持台の外周面と位置規制壁との間には、前述した従来のプッシュスイッチの場合のような隙間は形成されない。これにより、ラバースプリングのスカート部が座屈するときの姿勢を安定させることができる。
本発明によれば、前述のようにラバースプリングのスカート部が座屈するときの姿勢を安定させることができるので、操作部材の操作感触を安定させることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るプッシュスイッチの上面図である。図2は図1のII−II断面図である。図3は図1に示したプッシュスイッチから操作部材を取り除いた状態を示す上面図である。図4は図3に示した状態からラバースプリングおよび導電部材を取り除いた状態を示す上面図である。図5は図1に示したプッシュスイッチに備えられた導電部材の上面図である。図6は図5のIV−IV断面図である。図7は図1に示したプッシュスイッチに備えられたラバースプリングの上面図である。図8は図7のVIII−VIII断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るプッシュスイッチ1は、上面視形状が六角形状で合成樹脂製のハウジング2を備えている。このハウジング2は、図2に示すように凹形状に形成されている。このハウジング2の底部は絶縁板2aを形成している。この絶縁板2aには、図2,4に示すように、その中央でハウジング2内部に対して露出した固定接点3と、この固定接点3の一側方(図では右側方)で絶縁板2aから露出した導電部4とが設けられている。ハウジング2の一側部(図では左側部)には、外部端子5が突出して設けられている。この外部端子5と固定接点3は一体に形成されていて、絶縁板2aにインサート成形により設けられている。ハウジング2の前記一側部とは反対側の側部(図では右側部)には、外部端子6が突出して設けられている。この外部端子6と導電部4は一体に形成されていて、絶縁板2aにインサート成形により設けられている。
図2に示すように、ハウジング2内において、絶縁板2aには導電部材7が重なって位置している。この導電部材7は、上面視において、固定接点3を包囲して位置する環状板部8(図5参照)と、この環状板部8からこの環状板部8の内側に向って延び、片持ち支持された板バネ状の可動接点9(図6参照)とから構成されている。可動接点9は、固定接点3に対向して位置し、上面視形状が円形の可動接点本体10と、この可動接点本体10と環状板部8とを連結している連結部11とを有する。可動接点9は、環状板部8と連結部11との境界である固定端側よりも自由端側の方が絶縁板2aよりも離れて位置するように傾斜していて、固定接点3に接触する方向に弾性変形可能になっている。なお、可動接点本体10の中央には、図5,6に示すように、固定接点3に接触したときの接触圧が高まりやすくするために、固定接点3の方向に突起した突起部10aが形成されている。この突起部10aは複数、例えば3つ形成されていて、これにより、固定接点3に対する可動接点9の接触の確実性の向上が図られている。
図1,2に示すように、ハウジング2には操作部材12が摺動可能に保持されている。この操作部材12は、可動接点9および固定接点3を挟んで絶縁板2aと対向して位置し、絶縁板2aに近づく方向および離れる方向に移動することが可能である。
図2に示すように、操作部材12と絶縁板2aとの間には、ラバースプリング13が配置されている。このラバースプリング13は、可動接点9を操作部材12側から覆って位置し可動接点9の方向に座屈可能なスカート部14を有する。このスカート部14の頂部には、絶縁板2aの方向に移動する操作部材12により押圧される被押圧部18が形成されている。スカート部14の内側には、被押圧部18側から可動接点9の方向に突出していて、スカート部14の座屈時に可動接点9を固定接点3に接触するよう押圧操作する押圧操作部19が形成されている。
被押圧部18は、操作部材12の絶縁板2a側の面に近接して位置する。これにより、ラバースプリング13は絶縁板2aから離れる方向の移動を、操作部材12により阻止されている。
スカート部14は、被押圧部18から絶縁板2aに向かう方向の末広形状をなす円錐部15と、この円錐部15の絶縁板2a側の端部に設けられていて可動接点9を包囲して位置する円環状の支持台16とを有する。支持台16は、絶縁板2aとの間で導電部材7の環状板部8を挟んで位置し、ラバースプリング13が絶縁板2aの方向に押し潰されるときに間接的に絶縁板2aに押し付けられることによって、ラバースプリング13全体を支持するようになっている。
図3に示すように、支持台16の周囲には、この支持台16を包囲し、ラバースプリング13を位置規制する位置規制壁20が等間隔に複数、例えば4つ設けられている。位置規制壁20は、絶縁板2aに対してほぼ直角な方向に広がっている。
図5に示すように、導電部材7の環状板部8の外周縁からは、舌状の回転防止部7aが突出している。この回転防止部7aは環状板部8の周方向において等間隔に4つ形成されている。回転防止部7aは、隣接する位置規制壁20の間に挿入されていて、これにより、ハウジング2に組込まれた状態での導電部材7の絶縁板2aに平行な面内での回転が防止されている。また、導電部材7は、ラバースプリング13の支持台16によって絶縁板2aから離れる方向への移動を阻止されている。
特に、プッシュスイッチ1では、支持台16の外周面16dは円錐部15側から絶縁板2aの方向に向かって末広形状をなす傾斜面からなる。さらに、操作部材12により被押圧部18が押圧されてスカート部14が押し潰されることに伴って、支持台16の外周面16dが位置規制壁20と平行な姿勢で位置規制壁20に面接触した状態となり、この状態でスカート部14が座屈するように設定されている。
このように構成されたプッシュスイッチ1は、次のように動作する。
操作部材12が絶縁板2aの方向に押圧操作されると、操作部材12によりラバースプリング13の被押圧部18が押圧されて、この被押圧部18がラバースプリング13を押し潰しながら操作部材12と一体的に絶縁板2aの方向に移動する。そして、操作部材12と絶縁板2aとの距離が所定距離まで縮まると、ラバースプリング13のスカート部14が座屈する。このとき、スカート部14の内側では、押圧操作部19が可動接点9を押圧操作して固定接点3に接触させる。
操作部材12を絶縁板2aの方向に押圧する力が取り除かれると、操作部材12によりラバースプリング13の被押圧部18が押圧されなくなる。これに伴い、ラバースプリング13では、被押圧部18で操作部材12を絶縁板2aから離れる方向に押圧しながら、スカート部14が座屈した状態から復元する。これにより、操作部材12が初期位置に復帰するとともに、可動接点9がラバースプリング13の押圧操作部19による押圧操作から開放されて固定接点3から離れる。
ラバースプリング13のスカート部14の詳細について図9−1,図9−2を用いて説明する。図9−1は図1に示したプッシュスイッチの操作部材が押圧操作されていないときの状態の概略を示す断面である。図9−2は図1に示したプッシュスイッチの操作部材が押圧操作されたときの状態の概略図である。
図9−1に示す状態から操作部材12が絶縁板2aの方向に押圧操作されると、操作部材12によりラバースプリング13の被押圧部18が押圧されて、この被押圧部18がラバースプリング13のスカート部14を押し潰しながら操作部材12と一体的に絶縁板2aの方向に移動する。スカート部14が押し潰されると、このスカート部14の支持台16が径方向に拡張する。これに伴って絶縁板2a側の支持台16の外縁部16dが位置規制壁20に押し付けられ、この外縁部16dが支点となって円錐部15側の支持台16の端部16aが外側に移動する。この結果、支持台16の外周面16dが位置規制壁20と平行な姿勢で位置規制壁20に面接触した状態となって押し付けられる。この状態で、さらに操作部材12と絶縁板2aとの距離が所定距離まで縮まると、図9−2に示すように、スカート部14の円錐部15の被押圧部18側が絶縁板2aの方向に屈曲して反転する、すなわち座屈する。
本実施形態に係るプッシュスイッチ1によれば次の効果を得られる。
プッシュスイッチ1では、支持台16の外周面16dは円錐部15側から絶縁板2aの方向に向かって末広形状をなす傾斜面からなり、位置規制壁20は絶縁板2aに対してほぼ直角な方向に広がっている。これにより、スカート部14が押し潰されていない状態では、支持台16の外周面16dの傾斜によって、この支持台16の円錐部15側の端部16aと位置規制壁20との間に間隔21が形成されていて、この間隔21によって支持台16の端部16dの外側への張出し量を、スカート部14が円滑に座屈するのに十分な大きさに規定できる。また、支持台16の絶縁板2a側の端部16bが円錐部15側の端部16aよりも外側に広がっているので、スカート部14が押し潰されたときに支持台16の端部16bが内側に入り込むのを防止できる。
プッシュスイッチ1では、操作部材12により被押圧部18が押圧されてスカート部14が押し潰されることに伴って、支持台16の外周面16dが位置規制壁20と平行な姿勢で位置規制壁20に面接触した状態となり、この状態でスカート部14が座屈するように設定されている。つまり、スカート部14が座屈するとき、支持台16の外周面16dと位置規制壁20との間には、前述した従来のプッシュスイッチの場合のような隙間が形成されない。これにより、ラバースプリング13のスカート部14が座屈するときの姿勢を安定させることができ、この結果、操作部材の操作感触を安定させることができる。
なお、前述の実施形態に係るプッシュスイッチ1では、ラバースプリング13の支持台16は、絶縁板2aとの間で導電部材7の環状板部8を挟んで位置し、ラバースプリング13が押し潰されるときに間接的に絶縁板2aに押し付けられることによって、ラバースプリング13全体を支持台16が支持するようになっているが、本発明における支持台16はそれに限定されず、絶縁板2aに直接接触して位置するものであってもよい。
前述の実施形態に係るプッシュスイッチ1では、4つの位置規制壁20がラバースプリング13の支持台16を包囲して位置するように等間隔に設けられていて、これらの位置規制壁20と導電部材7の回転防止部7aとから、絶縁板2aに平行な面内での導電部材7の回転を防止する手段を構成している。本発明における位置規制壁は、前記手段を構成するものに限定されず、単に支持台16を包囲して位置する環状の壁であってもよい。
本発明の一実施形態に係るプッシュスイッチの上面図である。 図1のII−II断面図である。 図1に示したプッシュスイッチから操作部材を取り除いた状態を示す上面図である。 図3に示した状態からラバースプリングおよび導電部材を取り除いた状態を示す上面図である。 図1に示したプッシュスイッチに備えられた導電部材の上面図である。 図5のIV−IV断面図である。 図1に示したプッシュスイッチに備えられたラバースプリングの上面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図1に示したプッシュスイッチの操作部材が押圧操作されていないときの状態の概略を示す断面である。 図1に示したプッシュスイッチの操作部材が押圧操作されたときの状態の概略図である。 従来のプッシュスイッチの操作部材が押圧操作されていない状態の概略を示す断面である。 従来のプッシュスイッチの操作部材が押圧操作された状態を示す状態の概略図である。 操作部材が押圧操作されていないときの、鍔を有さないラバースプリングの状態の概略を示す断面図である。 操作部材が押圧操作されたときの、鍔を有さないラバースプリングの状態の概略を示す断面図である。
符号の説明
1 プッシュスイッチ
2 ハウジング
2a 絶縁板
3 固定接点
4 導電部
5,6 外部端子
7 導電部材
7a 回転防止部
8 環状板部
9 可動接点
10 可動接点本体
10a 突起部
11 連結部
12 操作部材
13 ラバースプリング
14 スカート部
15 円錐部
16 支持台
16a 端部
16b 端部
16c 外縁部
16d 外周面
18 被押圧部
19 押圧操作部
20 位置規制壁
21 間隔

Claims (1)

  1. 絶縁板と、この絶縁板に設けられている固定接点と、この固定接点に対向して位置し固定接点に接触する方向に弾性変形可能な可動接点と、この可動接点および前記固定接点を挟んで前記絶縁板と対向して位置し前記絶縁板に近づく方向および離れる方向に移動可能な操作部材と、この操作部材と前記絶縁板との間に位置するラバースプリングとを備えていて、
    前記ラバースプリングは、前記可動接点を前記操作部材側から覆って位置し前記可動接点の方向に座屈可能なスカート部と、このスカート部の頂部に設けられていて、前記絶縁板の方向に移動する前記操作部材により押圧される被押圧部と、前記スカート部の内側で被押圧部側から前記可動接点の方向に突出していて前記スカート部の座屈時に前記可動接点を押圧操作して前記固定接点に接触させる押圧操作部とを有し、
    前記スカート部は、前記被押圧部から前記絶縁板に向かう方向の末広形状をなす円錐部と、この円錐部の前記絶縁板側の端部に設けられていて前記可動接点を包囲して位置する支持台とを有し、
    前記支持台の周囲には、この支持台を包囲し前記ラバースプリングを位置規制する位置規制壁が設けられていて、この位置規制壁が前記絶縁板に対してほぼ直角な方向に広がっているプッシュスイッチであって、
    前記支持台の外周面は前記円錐部側から前記絶縁板の方向に向かって末広形状をなす傾斜面からなり、
    前記操作部材により前記被押圧部が押圧されて前記スカート部が押し潰されることに伴い、前記支持台の外周面が前記位置規制壁と平行な姿勢で位置規制壁に面接触した状態となり、この状態で前記スカート部が座屈するように設定されていることを特徴とするプッシュスイッチ。
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