JP4740293B2 - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置が備える給紙装置に関するものであり、さらに詳細には給紙ローラの交換に関するものである。
記録媒体に画像を形成する画像形成装置は、給紙トレイに積載された記録媒体を1枚ずつ分離すると共に、画像形成部に向けて給紙する給紙装置を備える。給紙装置による記録媒体の分離には、一般的に給紙ローラが使用される。給紙ローラは、所定の動力源から供給された動力により記録媒体と接触回転し、記録媒体を1枚ずつ分離する。この給紙ローラの表面は、記録媒体との間で大きな摩擦力を得て滑りが発生しないように高摩擦係数材料のゴムなどで構成されている。このような構成の給紙ローラを用いて記録媒体を給紙すると、記録媒体の紙粉が付着・堆積し、また摩擦力により記録媒体を搬送するため、経時変化に伴い、給紙ローラは磨耗し、搬送性能が低下することがある。したがって、給紙ローラが経時劣化した場合には、給紙ローラの交換作業が必要となる。また、環境問題等による装置の長寿命化も求められており、磨耗して性能が劣化した給紙ローラのみを交換可能にすることは環境負荷を低減するためにも有効である。
給紙ローラ等の消耗品の交換は、一般的にサービスマンによって行われるが、最近では省力化、低コスト化、迅速性等の理由で、ユーザによって交換できるようにすることが求められている。ここで、機械の知識が無いユーザが部品を交換するためには、交換作業が容易でなければならない。しかしながら、従来技術では、作業が複雑であったり、ユニット本体からの取り外しは容易であっても、さらに分解作業が必要となり、時間が掛かる欠点がある。また、ユニットごと交換すると、コスト高となる欠点もあった。
このような欠点を解決するため、例えば特許文献1や特許文献2には、給紙ローラを容易に交換することができる給紙装置の発明が開示されている。
特開2000−128368号公報 特開2001−26325号公報
特許文献1記載の給紙装置は、給紙ローラがブラケットに対して着脱自在となるように両端に設置された軸受けの円周方向の一部が開口しており、スナップフィット方式によって給紙ローラの着脱が可能となっている。ここで、スナップフィット方式とは、部品を樹脂部材に組み付ける場合に、当該部品よりもやや小さめの締結部を樹脂部材側に設けておき、部品を嵌めると締結部がバネとして作用して部品を固定する方法である。このような方法により固定された給紙ローラは、給紙ローラと平行に配設された動力源に接続された他軸と係合することにより、回転することが可能となる。
しかしながら、特許文献1記載の給紙装置の構成では、給紙ローラには他軸を介して動力が供給される。したがって、他軸側にギアが必要となり、給紙装置の構造が複雑になるといった問題があった。さらに、給紙ローラの着脱方式がスナップフィット方式であるため、軸受けに過度な負担をかけることになるといった問題もあった。
また、特許文献2記載の給紙装置では、給紙ローラを装着する際に駆動連結部の位相を合致させる必要があり、給紙ローラを容易に交換できるとは言い難い。この他にも、給紙ローラを1回転毎に制御する手法も取られているが、例えば、連結部の位相が合致していない状態で給紙装置が停止してしまった場合には、給紙ローラの交換が不可能となる。さらに、給紙ローラを1回転毎に制御するということは、1回の給紙動作で搬送できる距離が一定となり、サイズの異なる記録媒体や摩擦係数が低く滑りやすい記録媒体等の給紙が困難になり、結果的には給紙装置の設計自由度が制限されることになる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、構造が簡素であり、より簡便に給紙ローラを交換することが可能であると共に、軸受けに過度な負担をかけることがない給紙装置を提供することである。また、本発明の課題は、構造が簡素であり、より簡便に給紙ローラを交換することが可能であると共に、軸受けに過度な負担をかけることがない給紙装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明にかかる給紙装置は、回転自在に支持された軸と、軸の一端部と係脱部材を介して係合するローラ部材と、一端側にローラ部材を支持する支持部と、他端側に係脱部材と接触して係脱部材を軸方向に摺動させる摺動部とを有し、ローラ部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、係脱部材は、前記カバー部材の開閉に応じて前記軸と前記ローラ部材とを係脱させることを特徴とする。

本発明の給紙装置は、回転自在に支持された軸とローラ部材とを係脱する係脱部材を備える。また、本発明の給紙装置は、当該ローラ部材を開閉自在に覆うと共に、ローラ部材を支持するカバー部材を備える。係脱部材は、このカバー部材の開閉に応じて軸とローラ部材とを係脱させる。したがって、カバー部材の開閉動作のみで、軸とローラ部材とを係脱させることができる。また、軸とローラ部材とは係脱部材を介して直接係合することができるため、動力源に接続された駆動軸にローラ部材との係合にかかるギアを必要としない。
また、本発明にかかる画像形成装置は、回転自在に支持された軸と、軸の一端部と係脱部材を介して係合するローラ部材と、ローラ部材を開閉自在に覆うと共に、ローラ部材を支持するカバー部材とを備え、係脱部材は、カバー部材の開閉に応じて軸とローラ部材とを係脱させる給紙装置を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置が備える給紙装置は、回転自在に支持された軸とローラ部材とを係脱する係脱部材を備える。また、本発明の給紙装置は、当該ローラ部材を開閉自在に覆うと共に、ローラ部材を支持するカバー部材を備える。係脱部材は、このカバー部材の開閉に応じて軸とローラ部材とを係脱させる。したがって、カバー部材の開閉動作のみで、軸とローラ部材とを係脱させることができる。また、軸とローラ部材とは係脱部材を介して直接係合することができるため、動力源に接続された駆動軸にローラ部材との係合にかかるギアを必要としない。
本発明によれば、構造が簡素であり、より簡便に給紙ローラを交換することが可能であると共に、軸受けに過度な負担をかけることがない給紙装置を提供することが可能となる。また、本発明によれば、構造が簡素であり、より簡便に給紙ローラを交換することが可能であると共に、軸受けに過度な負担をかけることがない給紙装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、まず、本発明の給紙装置を適用した画像形成装置としてのプリンタ1を説明し、次いで本発明にかかる給紙装置について説明する。プリンタ1は、例えば電子写真方式のプリンタであり、入力された印刷データに基づく画像を記録媒体上に形成することができる。
[第1の実施形態]
図1は、プリンタ1の要部構成を説明するための側面断面図である。プリンタ1は、記録媒体としての用紙Pを収容する媒体カセット2と、用紙Pを1枚ずつピックアップするピックアップローラ3と、ピックアップローラ3により繰り出された用紙Pを搬送する給紙ローラ4と、給紙ローラ4に圧接して設けられたリタードローラ5と、用紙Pを搬送する搬送ローラ6と、搬送ローラ6の回転に従動して回転する従動ローラ7と、用紙Pを画像形成部11に搬送するレジストローラ8と、レジストローラ8に圧接して設けられたプレッシャローラ9と、入力された印刷データに基づく光を後述する感光体ドラム12に照射し静電潜像を形成させる印字ヘッド10と、印字ヘッド10により形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する画像形成部11と、画像形成部11で形成されたトナー画像を用紙Pに転写する転写ローラ16と、用紙Pに転写されたトナー画像のトナーに熱及び圧力を付与してトナー画像を定着させる定着部を構成する加熱ローラ17及び加圧ローラ18と、用紙Pを搬送する搬送ローラ19と、搬送ローラ19の回転に従動して回転する従動ローラ20と、用紙Pをプリンタ外部に排出する排出ローラ21と、排出ローラ21の回転に従動して回転する従動ローラ22と、プリンタ1のフロント部分から用紙Pを装置内部に給紙するフロント給紙ローラ23と、フロント給紙ローラ23に圧接して設けられた分離片24と、プリンタ1のフロント部分に開閉自在に設けられたフロントカバーアッセイ31と、各ローラ類の回転によって搬送される用紙Pの搬送経路を形成する概ねS字形状の用紙搬送経路32とを備える。
媒体カセット2は、内部に用紙Pを積層した状態で収容し、プリンタ1の下部に着脱自在に装着されている。媒体カセット2の上部には、用紙Pを1枚ずつ捌いて繰り出すピックアップローラ3が設けられている。
給紙ローラ4は、用紙搬送経路32始端側に配設される。リタードローラ5は、トルクリミッタを内蔵しており、この給紙ローラ4に圧接するように設けられている。これらのローラは、図示せぬ駆動モータから供給された駆動力により回転し、ピックアップローラ3から供給された用紙Pを用紙搬送方向である矢印d方向に挟持搬送する。
搬送ローラ6と従動ローラ7とから構成されるローラ対及びレジストローラ8とプレッシャローラ9とから構成されるローラ対は、給紙ローラ4と画像形成部11との間の用紙搬送経路32に沿って配設される。これらのローラ対は、図示せぬ駆動モータから供給された駆動力によって回転し、給紙ローラ4から供給された用紙Pを画像形成部11に挟持搬送する。
印字ヘッド10は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の発光素子とレンズアレイとを備えたLEDヘッドである。印字ヘッド10は、入力された印刷データに基づき、感光体ドラム12の表面に光を照射し、光照射部分の電位を光減衰させて静電潜像を形成させる。
画像形成部11は、印字ヘッド10により形成された静電潜像にトナーを付着させることにより反転現像する。このような機能を備えた画像形成部11は、感光体ドラム12の表面を均等に帯電させる帯電ローラ13と、トナーを感光体ドラム12に供給する現像ローラ14と、現像ローラ14にトナーを供給する供給ローラ15とを備える。
感光体ドラム12は、導電性支持体と光導電層とによって構成され、導電性支持体としてのアルミニウム等の金属パイプに、光導電層としての電荷発生層及び電荷輸送層を順次積層した構成の有機系感光体である。感光体ドラム12の表面は、帯電ローラ13により一様均一に帯電され、印字ヘッド10が照射する光により静電潜像を形成する。
帯電ローラ13は、金属シャフトとエピクロロヒドリンゴム等の半導電性ゴム層によって構成されている。また、帯電ローラ13は、感光体ドラム12の表面に接して設けられ、感光体ドラム12の回転により従動回転する。帯電ローラ13には、トナーと同極性のバイアス電圧を印加する図示せぬ帯電ローラ用電源が接続されており、帯電ローラ用電源から印加されたバイアス電圧により感光体ドラム12の表面を帯電させる。
現像ローラ14は、金属シャフトと半導電性ウレタンゴム層とによって構成されている。現像ローラ14は、感光体ドラム12と所定の圧接量を持って当接しており、感光体ドラム12上に形成された静電潜像にトナーを供給して反転現像させる。この現像ローラ14には、トナーと同極性、又は逆極性の何れかのバイアス電圧を印加する図示せぬ現像ローラ用電源が接続されており、現像ローラ用電源から印加されたバイアス電圧によって、帯電したトナーを感光体ドラム12上の静電潜像部分に付着させることで現像する。
供給ローラ15は、金属シャフトと半導電性発泡シリコンスポンジ層とによって構成されている。供給ローラ15は、現像ローラ14と所定の圧接量を持って当接しており、現像ローラ14にトナーを供給する。この供給ローラ15には、トナーと同極性、又は逆極性の何れかのバイアス電圧を印加する図示せぬ供給ローラ用電源が接続されており、供給ローラ用電源から印加されたバイアス電圧によって、帯電させたトナーを現像ローラ14に供給する。
転写ローラ16は、金属シャフトとエピクロロヒドリンゴム等の半導電性ゴム層によって構成されている。また、転写ローラ16は、感光体ドラム12の表面に接して設けられ、感光体ドラム12の回転により従動回転する。転写ローラ16には、トナーと逆極性のバイアス電圧を印加する図示せぬ転写ローラ用電源が接続されており、転写ローラ用電源から印加されたバイアス電圧により、感光体ドラム12上に形成されたトナー画像を用紙Pに転写する。
加熱ローラ17と加圧ローラ18とから構成されるローラ対は、用紙P上のトナーに熱及び圧力を付与してトナー画像を定着させる定着部を構成する。ここで、加熱ローラ17は、アルミニウム等からなる中空円筒状の芯金にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を被覆し、その上にPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブを被覆することによって形成されている。そして、更にその芯金内には、例えばハロゲンランプ等の加熱ヒータが配設されている。加圧ローラ18は、アルミニウム等からなる芯金にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を被覆し、その上にPFAチューブを被覆した構成で、加熱ローラ17との間に圧接部が形成されるように配設されている。転写ローラ16によりトナー画像が転写された用紙Pが、この圧接部を通過することにより、熱及び圧力が付与され、トナー画像は定着される。
搬送ローラ19と従動ローラ20とから構成されるローラ対及び排出ローラ21と従動ローラ22とから構成されるローラ対は、定着部から下流側の用紙搬送経路32に沿って配設される。搬送ローラ19と従動ローラ20とから構成されるローラ対は、図示せぬ駆動モータから供給された駆動力により回転し、定着部を通過した用紙Pを挟持搬送する。また、排出ローラ21と従動ローラ22とから構成されるローラ対は、図示せぬ駆動モータから供給された駆動力により回転し、用紙Pをプリンタ1外部に排出する。
フロント給紙ローラ23は、給紙ローラ4と画像形成部11との間の用紙搬送経路32の中途に設けられ、媒体積載部を兼ねたフロントカバーアッセイ31に積載された用紙Pを矢印e方向に搬送してプリンタ1内に取り込む。分離片24は、例えば高摩擦のゴム材により形成されており、図示せぬ押圧部材の押圧力によってフロント給紙ローラ23と所定の圧接量を持って当接している。フロントカバーアッセイ31は、プリンタ1の外筐の一側面に収納自在に設けられており、例えば長尺の用紙や厚手の用紙等に画像を形成する場合に、傾倒して使用する。フロントカバーアッセイ31が傾倒されると、フロント給紙ローラ23が露出することになり、フロント給紙ローラ23の回転によって用紙Pがプリンタ1内の画像形成部11にストレートに搬送される。フロント給紙ローラ23とその周縁部材は、給紙装置としてのフロント給紙装置100を構成する。フロント給紙装置100については、後ほど詳細に説明する。
なお、図1には示されていないが、プリンタ1を構成する他の部材として、プリンタ1は、マイクロプロセッサ,ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory),入出力ポート,タイマ等を備える印刷制御部、印刷データ及び制御コマンドを受信してプリンタ1の全体のシーケンスを制御し印刷動作を実行するインタフェース制御部、また、インタフェース制御部を介して入力された印刷データを一時的に記憶する受信メモリ、この受信メモリに記憶された印刷データを受け取ると共に、この印刷データを編集処理することによって、形成された画像データ(イメージデータ)を記憶する画像データ編集メモリ、プリンタ1の状態を表示するための、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置を備える表示部、ユーザからの指示を受付けるための、例えばタッチパネル等の入力手段を備える操作部、プリンタ1の動作状態を監視するための、例えば、用紙位置検出センサ,温湿度センサ,濃度センサ等の各種センサ、画像データ編集メモリに記憶されたイメージデータを印字ヘッド10に送り、この印字ヘッド10の駆動を制御するヘッド駆動制御部、定着部の温度を制御する温度制御部、用紙Pを搬送する各ローラを回転させるための駆動モータを制御する用紙搬送モータ制御部、感光体ドラム12を回転させるための駆動モータを制御する駆動制御部、及び各ローラに電圧を印加する電源等を備える。
このような構成を備えたプリンタ1によれば、媒体カセット2又はフロントカバーアッセイ31に積載された用紙Pに対して、入力された印刷データに基づく画像を形成することが可能となる。
次に、本発明の給紙装置としてのフロント給紙装置100の構成について説明する。図2は、フロント給紙装置100の要部構成を説明するためのフロント給紙ローラ23の周縁図である。
フロント給紙装置100は、前述したフロント給紙ローラ23と、図示せぬ駆動モータから駆動力を伝達する駆動軸25と、フレーム26と、カバー部材としてのカバー27と、係脱部材としてのカップリング28と、駆動軸25とカップリング28との間に配設され、両部材を押圧するスプリング29と、カバー27と対になるカム形状を備えたスライドブレード30とを備える。
駆動軸25は、例えばプラスチック等から成型され、図示せぬ駆動モータからの駆動力を伝達する円柱状のシャフト部材である。駆動軸25の長手方向一端側には、図3(A)に示されるように、図示せぬ駆動モータが備えるギアと掛合するギア25bが形成されており、他端側には、スプリング29を係止するためのストッパ25cが形成されている。このストッパ25cの外側には、図3(B)に示されるように、カップリング28の一側面に形成された係合孔28bと係合するための略十字形状の突条部25aが形成されている。
フレーム26は、例えばプラスチック等で成型されるフロント給紙装置100の外筐であり、カバー27及び駆動軸25を支持する。
カバー27は、例えばプラスチック等で成型され、フレーム26に対して開閉自在に装着されている。このカバー27には、後述するスライドブレード30と摺接する半月状のカム部27aが形成されており、カバー27の開閉動作に応じてスライドブレード30を駆動軸25の軸方向に移動させることができる。また、カバー27にはフロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1を支持する軸受け27bが形成されており、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1を支持することができる。
カップリング28は、例えばプラスチック等で成型され、駆動軸25とフロント給紙ローラ23とを係脱させる係脱部材である。カップリング28の長手方向一端側には、図4(A)に示されるように、スプリング29を係止するためのストッパ28cが形成されている。このストッパ28cの外側には、図4(B)に示されるように、駆動軸25の突条部25aと係合するための係合孔28bが形成されている。また、カップリング28の長手方向他端側には、図4(C)に示されるように、複数の略鍵形状の突条部28aが形成されており、図5に示される、フロント給紙ローラ23の一側面に形成された係合孔23bと係合することができる。
スプリング29は、例えばSUS材等で形成され、駆動軸25のストッパ25cとカップリング28のストッパ28cとの間に配設され、スプリング29の復元力により両ストッパを押圧する。
フロント給紙ローラ23の係合孔23bにカップリング28の突条部28aを挿入し、次いで、カップリング28の係合孔28bにスプリング29を介して駆動軸25の突条部25aを挿入することで、図6に示されるように、フロント給紙ローラ23、駆動軸25、カップリング28を接続することができる。このようにして接続された駆動軸25は、ギア25bを介して伝達された駆動力により、図6中、矢印f方向に回転する。この駆動軸25の回転に伴い、フロント給紙ローラ23は、図6中、矢印g方向に回転することで、用紙Pをプリンタ1内に取り込むことができる。
スライドブレード30は、例えばプラスチック等で成型され、図7中の矢印h方向からカップリング28に挿入することで装着される。また、スライドブレード30の一部分には、カバー27のカム部27aが摺接する摺接面30bが形成されており、スライドブレード30は、カバー27の開閉動作に応じて駆動軸25の軸方向に移動することができる。なお、カップリング28が回転した際のスライドブレード30の回転止めはフレーム26との面合わせによって行っている。また、カップリング28のストッパ28cをスライドブレード30の係合溝30aに係合させることにより、スライドブレード30の移動方向と同方向にカップリング28を移動させることができる。
なお、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1は、前述したように、カバー27に設けられた軸受け27bにより支持される。一方、駆動軸25は、フレーム26に形成された軸受け26aにより支持される。このようにして、カップリング28を介して係合されたフロント給紙ローラ23、駆動軸25をフレーム26に固定することができる。
以上のような構成を備えたフロント給紙装置100により、より簡便にフロント給紙ローラ23を交換することが可能となる。
次に、上記フロント給紙装置100を備えたプリンタ1にかかる動作について説明する。以下の説明では、まずプリンタ1の印刷動作にかかる動作について説明し、次いで、当該印刷動作によって経時劣化したフロント給紙ローラ23の交換にかかる動作について説明する。
感光体ドラム12は、図示しない駆動制御部により一定周速度で回転する。感光体ドラム12の表面に接触して設けられた帯電ローラ13は、回転しながら、図示しない帯電ローラ用電源によって供給される直流電圧を感光体ドラム12の表面に印加し、この表面を一様均一に帯電させる。次に、感光体ドラム12に対向して設けられた印字ヘッド10によって、印刷データに対応した光を感光体ドラム12の一様均一に帯電された表面に照射し、光照射部分の電位を光減衰して静電潜像を形成する。
現像ローラ14は、感光体ドラム12に密着して配設されており、図示しない現像ローラ用電源よって電圧が印加されている。現像ローラ14は、供給ローラ15により搬送されたトナーを吸着し、これを回転搬送する。この回転搬送過程で、供給ローラ15より下流側にあって現像ローラ14に圧接して配設された図示せぬ現像ブレードは、現像ローラ14に吸着したトナーを均一な厚さに均した現像剤層を形成する。
現像ローラ14は、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を、担持するトナーによって反転現像する。感光体ドラム12の導電性支持体と現像ローラ14間には高圧電源によってバイアス電圧が印加されているため、現像ローラ14と感光体ドラム12の間には、感光体ドラム12に形成された静電潜像に伴う電気力線が発生する。このため、現像ローラ14上の帯電したトナーは、静電気力により感光体ドラム12上の静電潜像部分に付着し、この部分を現像してトナー画像を形成する。尚、感光体ドラム12の回転開始で始まるこの現像プロセスは、所定のタイミングで開始される。
ピックアップローラ3は、媒体カセット2に積載された用紙Pを1枚ずつ捌いて繰り出す。ピックアップローラ3により繰り出された用紙Pは、給紙ローラ4とリタードローラ5とにより、図1中、矢印d方向に1枚ずつ挟持搬送される。その後、用紙搬送経路32に沿って、レジストローラ8とプレッシャローラ9とから構成されるローラ対により斜行が矯正されながら画像形成部11に搬送される。また、フロントカバーアッセイ32に積載された用紙Pは、フロント給紙ローラ23と分離片24とにより、図1中、矢印e方向に挟持搬送され、画像形成部11に送られる。尚、上述した現像プロセスは、用紙Pが画像形成部11に搬送される間の所定のタイミングで開始される。
画像形成部11の感光体ドラム12に、圧接状態で対向して配設され、図示しない転写ローラ用電源によって電圧が印加された転写ローラ16によって、上記した現像プロセスによって感光体ドラム12上に形成されたトナー画像を用紙P上に転写する転写プロセスが行われる。
トナー画像が転写された用紙Pは、加熱ローラ17と加圧ローラ18とを備えた定着部へ搬送される。加熱ローラ17の熱が用紙P上のトナーを溶融し、加熱ローラ17と加圧ローラ18との圧接部で加圧することによりトナー画像が用紙Pに定着される。
現像剤画像が定着された用紙Pは、搬送ローラ19と従動ローラ20とから構成されるローラ対によりさらに搬送され、排出ローラ21と従動ローラ22とから構成されるローラ対によりプリンタ1の外部へと排出される。
このように、上記で述べた各部材が協調動作することによって、プリンタ1は用紙Pに印刷データに基づく画像を形成することができる。
次に、上記印刷動作によって経時劣化したフロント給紙ローラ23の交換にかかる動作について説明する。
図8はフロント給紙装置100のカバー27が閉じられた状態の様子を示す背面図である。カバー27が閉じられた状態では、カップリング28の突条部28aは、フロント給紙ローラ23の係合孔23bと係合しているため、駆動軸25の回転はカップリング28を介してフロント給紙ローラ23に伝達される。
ここで、カバー27が、図9中、矢印i方向に開かれると、カバー27に設けられたカム部27aは、スライドブレード30の摺接面30b上を摺動すると共に、スライドブレード30を図9中、j方向に押し込む。すると、カップリング28は、スライドブレード30の移動に伴い、スライドブレード30と同方向、つまり、図9中、矢印k方向に移動する。その結果、カップリング28の突条部28aとフロント給紙ローラ23の係合孔23bとの係合が解除される。さらに、図10に示されるように、カバー27が、図10中、矢印l方向に開かれると、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1とカバー27の軸受け27bとの係合も解除されるため、フロント給紙ローラ23は、フロント給紙装置100から取り外すことが可能となる。
一方、フロント給紙ローラ23をフロント給紙装置100に取り付ける際には、フロント給紙ローラ23を元の位置に収め、カバー27を閉じることによりフロント給紙ローラ23を装着することができる。すなわち、カバー27が、図9中、矢印i方向とは逆方向に閉じられると、カバー27に設けられたカム部27aは、スライドブレード30の摺接面30b上を摺動し、図8で示された元の位置に戻る。この時、スライドブレード30は、スプリング29の復元力により、図9中、矢印j方向とは逆方向に移動する。スライドブレード30の移動に伴い、カップリング28も図9中、矢印k方向とは逆方向に移動する。その結果、カップリング28の突条部28aは、フロント給紙ローラ23の係合孔23bと係合することになる。さらに、カバー27が、図10中、矢印l方向とは逆方向に閉じられると、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1とカバー27の軸受け27bとが係合するため、フロント給紙ローラ23をフロント給紙装置100に取り付けることが可能となる。
なお、フロント給紙ローラ23をフロント給紙装置100に取り付ける際に、カップリング28の突条部28aがフロント給紙ローラ23の係合孔23bとうまく係合できなかったとしても、駆動軸25を回転させることにより、カップリング28の位相をずらすことで、カップリング28の突条部28aとフロント給紙ローラ23の係止孔23bとを係合させることができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、カバー27にカム機構を設けることにより、カバー27の開閉動作のみでフロント給紙ローラ23の係脱を容易に行うことができる。また、スナップフィット形式では、フロント給紙ローラ23の軸受けを変形させて押し込む必要があったが、フロント給紙ローラ23と駆動軸25との係合にカップリング構造を備えたカップリング28を用いることによって、軸受けに過度な負担をかけることなく、フロント給紙ローラ23と駆動軸25とを係合させることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、カバーにカム機構を設けることにより、カバーの開閉動作のみでフロント給紙ローラの係脱を容易に行うことが可能なフロント給紙装置を備えたプリンタの一形態について説明した。第2の実施形態では、ユーザによるフロント給紙ローラの交換作業の利便性をさらに向上するべく、カバーを開いた際に、カバーを所定の位置で固定することが可能な実施形態について説明する。
第2の実施形態にかかるプリンタ及びフロント給紙装置の構成は、第1の実施形態にかかるプリンタ及びフロント給紙装置の構成と略同一である。また、第2の実施形態にかかる印刷動作及びフロント給紙ローラの交換にかかる動作は、第1の実施形態にかかる印刷動作及びフロント給紙ローラの交換にかかる動作と略同一である。したがって、第2の実施形態にかかる説明においては、第1の実施形態と同一な箇所には同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について説明する。
第2の実施形態にかかるフロント給紙装置200は、図11に示されるように、2箇所の係合溝を備えたフレーム26’と、突起部を備えたカバー27’とを備える。
フレーム26’は、例えばプラスチック等で成型されるフロント給紙装置200の外筐であり、カバー27’及び駆動軸25を支持する。また、フレーム26’は、カバー27’が備える突起部27’cと係合することが可能な2箇所の係合溝26’bと、26’cとを備える。
カバー27’は、例えばプラスチック等で成型され、フレーム26’に対して開閉自在に装着されている。このカバー27’には、スライドブレード30と摺接する半月状のカム部27aが形成されており、カバー27の開閉動作に応じてスライドブレード30を駆動軸25の軸方向に移動させることができる。また、カバー27にはフロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1を支持する軸受け27bが形成されており、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1を支持することができる。さらに、カバー27’は、フレーム26’が備える係合溝26’bと26’cと係合可能な突起部27’cを備える。
次に、このような構成を備えたフロント給紙装置200からのフロント給紙ローラ23の交換にかかる動作について図12、図13、図14を用いて説明する。
図12(a)は、カバー27’が閉じられた状態の様子示すフロント給紙装置200の側面図である。この場合、フレーム26’の係合溝26’bにカバー27’の突起部27’cが係合することで、カバー27’は、フレーム26’にロックされる。一方、図12(b)に示されるように、カバー27’が図12(b)中、矢印m方向に開けられると、カバー27’の突起部27’cはフレーム26’の係合溝26’cに係合することになり、カバー27’は、開けられた状態でフレーム26’にロックされることになる。
図13は、カバー27’が閉じられた状態の様子を示すフロント給紙装置200の斜視図である。この場合、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1は、カバー27’の軸受け27bと係合する(図13(a))。このとき、カップリング28の突条部28aはフロント給紙ローラ23の係合孔23bと係合している(図13(b))。
図14は、カバー27’が図14中、n方向に開けられた状態の様子を示すフロント給紙装置200の斜視図である。この場合、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1は、カバー27’の軸受け27bとの係合が解除される(図14(a))。このとき、カップリング28が図14(b)中、矢印o方向に移動するため、カップリング28の突条部28aとフロント給紙ローラ23の係合孔23bとの係合が解除される。また、カバー27’の突起部27’cはフレーム26’の係合溝26’cに係合することになり、カバー27’は、開けられた状態でフレーム26’にロックされることになる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、カバー27’が開けられた状態が保持されるため、ユーザによるフロント給紙ローラ23の交換作業がより容易となる。さらに、カバー27’が閉じられた場合においても、ロック感が生まれることにより、不用意にカバー27’が開けられることを防止することができる。
[第3の実施形態]
第2の実施形態においては、ユーザによるフロント給紙ローラの交換作業の利便性をさらに向上するべく、カバーを開いた際に、カバーを所定の位置で固定することが可能な実施形態について説明した。第3の実施形態においては、フロンドカバーアッセイを閉じると同時にカバーも合せて閉じることが可能な実施形態について説明する。
第3の実施形態にかかるプリンタ及びフロント給紙装置の構成は、第1及び第2の実施形態にかかるプリンタ及びフロント給紙装置の構成と略同一である。また、第3の実施形態にかかる印刷動作及びフロント給紙ローラの交換にかかる動作は、第1及び第2の実施形態にかかる印刷動作及びフロント給紙ローラの交換にかかる動作と略同一である。したがって、第3の実施形態にかかる説明においては、第1及び第2の実施形態と同一な箇所には同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について説明する。
第3の実施形態にかかるフロント給紙装置300は、図15に示されるように、フロントカバーアッセイ31’と一体となって形成された板状部材31’aを備える。図15は、フロントカバーアッセイ31’を図15中、Y1軸を回転軸として矢印q方向に傾倒した状態の様子を示すフロント給紙装置300の斜視図である。
板状部材31’aは、例えばプラスチック等により成型され、カバー27の至端部27dと対峙する位置に配設される長方形板状部材である。板状部材31’aの短手方向長さrは、図16に示されるように、カバー27の至端部27dの短手方向長さsよりも長く、カバー27の至端部27dの短手方向長さsと溝27eの短手方向長さとの合計長さtよりも短く設定される(s<r<t)。さらに、カバー27の至端部27dは、板状部材31上を摺動自在となるように、一定の曲率を持って形成されている。
次に、このような構成を備えたフロントカバーアッセイ31’を閉じる動作について説明する。図17(a)は、フロントカバーアッセイ31’が図17(a)中、矢印u方向に閉じられる際に、カバー27の至端部27dがフロントカバーアッセイ31’の板状部材31’aに当接した様子を示す側面図である。なお、フロント給紙ローラ23は、所定の圧力を持って当接している分離片24から上方向の圧力を受けており、分離片24とフレーム26とに挟まれて仮固定されている。
ユーザにより、フロントカバーアッセイ31’が図17中、矢印u方向にさらに押し込まれると、カバー27の至端部27dは、フロントカバーアッセイ31’の板状部材31’a上を図17中、矢印v方向に摺動すると共に、カバー27自体も矢印v方向に回転する(図17(b))。
完全にフロントカバーアッセイ31’が閉じられと、フロント給紙ローラ23の一端側回転軸X1は、カバー27の軸受け27bにより係合され、完全にロックされることになる(図17(c))。
以上のように、第3の実施形態によれば、フロントカバーアッセイ31’に板状部材31’aを設けると共に、カバー27の至端部27dを一定の曲率を持って形成することにより、フロント給紙ローラ23をセットし、フロントカバーアッセイ31’を押し込む動作のみで、フロント給紙ローラ23の固定、及びカバー27を閉じることができる。したがって、本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加え、給紙ローラ23の交換作業効率を高めることができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態にかかるプリンタ1’の構成、及び印刷動作についてはこれまでに第1の実施形態、第2の実施形態、及び第3の実施形態で説明したプリンタ1と略同一である。したがって、第4の実施形態にかかる説明においては、第1の実施形態、第2の実施形態、及び第3の実施形態と同一な箇所については説明を省略し、異なる箇所について説明する。
図18は、第4の実施形態のフロント給紙装置600の要部構成を説明するためのフロント給紙ローラ601の周縁図である。
フロント給紙装置600は、フロント給紙ローラ601と、フレーム606に回転可能に支持された駆動軸602と、係脱部材としてのカップリング603と、駆動軸602とカップリング603との間に配設されたスプリング604と、フレーム606に対して開閉自在なカバー605とを備える。
フロント給紙ローラ601は、図19(A)に示されるように、支持軸としてのボス601aと、ボス601aに巻設されたゴムローラ601bと、カップリング部601cとを備える。ボス601aは、図19(B)に示されるように、長手方向長さを601Wに設定された支持軸であり、その両端にはカバー605及びフレーム606に対して回転支持される軸部601L及び601Rが形成されている。そして、軸部601Lの外径DL及び長さXLと軸部601Rの外径DR及び長さXRとは、それぞれ異なるように形成され、ユーザがフロント給紙ローラ601を装着するときにフロント給紙ローラ601の左右を間違わないように設定されている。なお、軸部601Rには、軸内部に凹凸を有するカップルリング部601cが形成されており、カップリング603と連結されることにより駆動軸602を介して駆動力が伝達される。
駆動軸602は、例えばプラスチック等から成型され、図示せぬ駆動モータからの駆動力を伝達する略円柱状のシャフト部602aを備える。シャフト部602aには、図20(A)に示されるように、一端側に図示せぬ駆動モータが備えるギアと掛合するギア602bが形成され、他端側には、スプリング604を係止するためのストッパ602cが形成されている。また、駆動軸602とカップリング603とは、互いに駆動力を伝達可能に、かつ、カップリング603が図中矢印a方向又はb方向に移動可能となるように係合されている。
カップリング603は、図20(B)に示されるように、例えばプラスチック等から成型され、一端側にフロント給紙ローラ601のカップリング部601cと係合可能なカップリング部603aと、スプリング604を係止するとともに、カバー605に形成されたカム部605fと当接するフランジ部603bとを備える。このような構成により、カップリング603は、カバー605の開閉動作に連動して図20(A)中矢印a方向又はb方向への移動が可能となり、例えば、カップリング603が矢印a方向に移動することで、フロント給紙ローラ601と係合し、逆に矢印b方向に移動することでフロント給紙ローラ601との係合を解除することができる。
スプリング604は、例えばSUS材等で形成され、ストッパ602cとカップリング603のフランジ部603bとの間に配設された付勢部材である。
カバー605は、図21に示されるように、例えばプラスチック等で成型され、フレーム606に形成された回動軸606aと回転可能に係合する回動爪部605aが一端側に形成されており、その近傍にカップリング603のフランジ部603bと当接し、カバー605の開閉動作に連動してカップリング603を図20(A)中矢印a方向又はb方向へ移動させるカム部605fが形成されている。そして、カバー605は、フロント給紙ローラ601の両端軸である軸部601L及び601Rの形状に対応する凹部605b及び605cが形成されている。また、図22に示されるように、カバー605の他端側には、爪部605gが形成されており、カバー605が閉じられたとき、フレーム606に形成された係止部606hに爪部605gが係止されることで、フロント給紙ローラ601に与えられた外力によりカバー605が開くことなく、閉じられた状態が維持される。なお、爪部605aを押し下げることにより、カバー605を開くことが可能である。
フレーム606は、例えばプラスチック等で成型されるフロント給紙装置600の外筐であり、駆動軸602やカバー605等を支持する。図23に示されるように、フレーム606には、カバー605の回動爪部605aが回動可能に係合する回動軸606aと、カバー605の爪部605gが係止される係止部606hが形成されており、カバー605を回動可能に支持することができる。また、図23及び図24に示されるように、フレーム606は、フロント給紙ローラ601の両端軸である軸部601L及び601Rの形状に対応する凹部606b及び606cが形成されている。さらに、回動軸606aの下部には、カップリング603が回転、かつ、軸方向に対して摺動可能となるように円筒部606gが形成されている。
図25は、図18中線分I−Iにおける断面図であり、カバー605に形成された凹部605b及び605cと、フレーム606に形成された凹部606b及び606cとにより回転支持されるフロント給紙ローラ601の軸部601Rの周縁部を説明する図である。図25に示されるように、カバー605が閉じられたときには、カバー605の当接部605dはフレーム606の当接部606dと当接するとともに、カバー605の当接部605eはフレーム606の当接部606eと当接する。ここで、当接部605dと当接部606dとの当接位置からカバー605の凹部605bまでの寸法をLaとし、当接部605eと当接部606eとの当接位置からカバー605の凹部605bまでの寸法をLbとすると、フロント給紙ローラ601の軸部601Rの外径DRと寸法La、Lbとの関係は、
La=Lb>DR
を満たすように設定されている。したがって、閉じられたカバー605とフレーム606によりフロント給紙ローラ601が圧接されることなく、回転可能に支持されることになる。なお、フロント給紙ローラ601の軸部601Lについても同様に設定されているため、ここでの説明は省略する。
図26は、フロント給紙ローラ601の軸方向寸法と、当該フロント給紙ローラ601が装着されるフレーム606の装着箇所の寸法を説明する図である。図26に示されるように、フロント給紙ローラ601のボス601aが装着されるフレーム606の幅寸法を606W、軸部601Rが装着されるフレーム606の幅寸法を606R、軸部601Lが装着されるフレーム606の幅寸法を606Lとすると、これらの関係は、
601W<606W
601W+XL>606W+606R
を満たすように設定されている。したがって、ユーザがフロント給紙ローラ601を左右逆にフレーム606に装着しようとすると、長軸の601Lがフレーム606に干渉して装着することができず、フロント給紙ローラ601の誤装着を防止することができる。
次に、図27、図28、及び図29を用いてカバー605の開閉動作に連動するカップリング603の移動動作について説明する。
カバー605が閉じられた状態においては、カバー605のカム部605fとカップリング603のフランジ部603bとは当接しておらず、カップリング603はスプリング604の付勢力により、フロント給紙ローラ601と連結している(図27)。
ユーザによりカバー605の爪部605gが押し下げられ、図28中矢印V方向に開かれると、カバー605のカム部605fがカップリング603のフランジ部603bをスプリング604が圧縮される方向に押し下げ、カップリング603とフロント給紙ローラ601との連結が解除される。
さらに、カバー605が図29中矢印V方向に開かれると、カップリング603とフロント給紙ローラ601との連結が完全に解除され、フロント給紙ローラ601が完全に露出することになり、フロント給紙ローラ601を取り外すことが可能となる。
次に、図30、図31、及び図32を用いてフロント給紙ローラ601の取り外しにかかる動作について説明する。
図30は、カバー605が完全に開かれた状態のフロント給紙ローラ601の周縁部を示す図である。フロント給紙ローラ601は、スプリング24aによる分離片24の付勢力により図中矢印W方向に付勢されるが、フレーム606に形成された突起部606fによりフロント給紙ローラ601はフレーム606に装着されたままの状態に維持される。
そして、ユーザによりフロント給紙ローラ601が図31中矢印α方向に軽く回転させられると、分離片24とゴムローラ601bとの摩擦力によりフロント給紙ローラ601は図31中矢印β方向に移動し始める。さらに、回転させると、フロント給紙ローラ601はフレーム606に形成された突起部606fを乗り越えることになる。
図32は、フロント給紙ローラ601がフレーム606に形成された突起部606fを完全に乗り越えた状態を説明する図であり、フロント給紙ローラ601は、スプリング24aによる分離片24の付勢力により図中矢印γ方向に押し出され、フロント給紙ローラ601は自らフレーム606から外れることになる。
なお、フロント給紙ローラ601をフレーム606に装着する場合には、前述したフロント給紙ローラ601の取り外しにかかる動作と逆の手順でフロント給紙ローラ601をフレーム606に装着することができる。つまり、フロント給紙ローラ601を分離片24の付勢力に抗って押し込むと、フロント給紙ローラ601は、図31で説明した状態を経て図30で説明した状態に戻る。なお、図30で説明した状態では、前述したように、フロント給紙ローラ601は、フレーム606に形成された突起部606fによりフレーム606に装着された状態に維持される。したがって、ユーザはフロント給紙ローラ601をフレーム606に容易に装着することができる。そして、ユーザによりカバー605が閉じられることで、カバー605に形成された爪部605gがフレーム606の係止部606hに係止されることにより、フロント給紙ローラ601はカバー605により回転可能に支持される。
このとき、カップリング603のカップリング部603aとフロント給紙ローラ601のカップリング部601cの凹凸の位相が合致していない場合には、これらのカップリング部同士は係合しないが、給紙動作が開始され、カップリング603及び/又はフロント給紙ローラ601が回転を開始することにより、これらのカップリング部は係合することになる。なお、前述したように、フロント給紙ローラ601をフレーム606に装着するときには、フロント給紙ローラ601の左右を逆に装着することは不可能となっている。
以上のように、第4の実施形態によれば、カバーが完全に開かれている位置にあるときに、給紙ローラとカップリングとの完全に離間させるとともに、給紙ローラの位置決め支持を解除させることで、カップリング部の位相を合わせる必要がない。また、給紙ローラを傾ける・はめ込むといった特別な操作を行う必要がないので、容易に給紙ローラの交換を行うことが可能となる。さらに、カップリング部の位相を制御する必要もないため、どのような給紙機構にも適応可能である。
[第5の実施形態]
第5の実施形態にかかるプリンタの構成、及び印刷動作については、第4の実施形態で説明したものと略同一である。したがって、第5の実施形態にかかる説明においては、第4の実施形態と同一な箇所については説明を省略し、異なる箇所について説明する。
図33は、第5の実施形態にかかるフロント給紙装置600’が備えるカバー605’の開閉動作を説明する図である。カバー605’のカム部605’fは、第4の実施形態にかかるカバー605が備えるカム部605fに対して、カップリング603のフランジ部603bとの当接位置が若干異なるように配設されている。つまり、カバー605’のカム部605’fは、図34に示されるように、カップリング603のフランジ部603bに当接し、当該フランジ部603bから反力Fが得られる位置(605’i)に形成される。したがって、カバー605’が図33に示される所定の位置まで開かれると、カバー605’を開く方向にモーメントMが作用し、カバー605’は開かれた状態に維持されることになる。
以上のように、第5の実施形態によれば、所定の位置まで開かれたカバーは開かれた状態にそのまま維持されるため、フロント給紙ローラの交換の際に、ユーザがカバーを手で押えるといった手間を省くことができる。したがって、更に容易にフロント給紙ローラの交換が可能となる。
なお、上述した実施形態では、係脱部材の係脱機構はカム機構を使用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カップリングにウォームギアを配し、カバー部材の回動軸に歯車を配し、これらのウォームギアと歯車との噛合によってカバー部材の開閉に応じて駆動軸と給紙ローラ部材とを係脱させる機構としてもよい。
本発明の実施形態の説明においては、LED方式による電子写真プリンタを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばレーザ方式であっても中間転写方式による電子写真プリンタに適用しても構わない。また、本発明は、電子写真プリンタに限定されず、ファクシミリ、複写機、複合機に適用しても構わない。さらに、本発明の実施形態の説明においては、フロント給紙ローラを交換する事例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、給紙ローラ、排紙ローラ、搬送ローラ、加熱・加圧ローラ、感光体ドラム等の画像形成部が備える各種ローラ、転写ローラ等のローラ交換にも適用可能である。
また、本発明の実施形態の説明においては、給紙ローラと分離片とを備える摩擦分離方式を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、セミリタード方式、リタード方式等の異なる給紙方式にも適用することが可能である。
プリンタ1の側面断面図である。 フロント給紙ローラ23の周縁図である。 駆動軸25の正面図である。 駆動軸25の側面図である。 カップリング28の正面図である。 カップリング28の側面図である。 カップリング28の側面図である。 フロント給紙ローラ23の側面図である。 フロント給紙ローラ23、駆動軸25、カップリング28の接続様式を説明する斜視図である。 スライドブレード30の斜視図である。 フロント給紙装置100の背面図である。 フロント給紙装置100の背面図である。 フロント給紙装置100の側面図である。 フロント給紙装置200の側面図である。 フロント給紙装置200の側面図である。 フロント給紙装置200の斜視図である。 フロント給紙装置200の斜視図である。 フロント給紙装置300の斜視図である。 フロント給紙装置300の正面図である。 フロント給紙装置300の側面図である。 フロント給紙装置600の斜視図である。 フロント給紙ローラ601の斜視図である。 フロント給紙ローラ601の側面図及び正面図である。 駆動軸602の側面図である。 カップリング603の斜視図である。 カバー605の斜視図である。 フロント給紙装置600の斜視図である。 フレーム606の部分拡大図である。 フレーム606の部分拡大図である。 図18中のI−I断面図である。 フロント給紙ローラ601の軸方向寸法とフレーム606の装着箇所の寸法を説明する図である。 カバー605の開閉動作を説明する図である。 カバー605の開閉動作を説明する図である。 カバー605の開閉動作を説明する図である。 フロント給紙ローラ601の取り外しにかかる動作を説明する図である。 フロント給紙ローラ601の取り外しにかかる動作を説明する図である。 フロント給紙ローラ601の取り外しにかかる動作を説明する図である。 カバー605’の開閉動作を説明する図である。 カバー605’の開閉動作を説明する図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 媒体カセット
3 ピックアップローラ
4 給紙ローラ
5 リタードローラ
6 搬送ローラ
7 従動ローラ
8 レジストローラ
9 プレッシャローラ
10 印字ヘッド
11 画像形成部
12 感光体ドラム
13 帯電ローラ
14 現像ローラ
15 供給ローラ
16 転写ローラ
17 加熱ローラ
18 加圧ローラ
19 搬送ローラ
20 従動ローラ
21 排出ローラ
22 従動ローラ
23 フロント供給ローラ
23b 係合孔
24 分離片
24a スプリング
25 駆動軸
25a 突条部
25b ギア
25c ストッパ
26 フレーム
26a 軸受け
26’ フレーム
26’b係合溝
26’c係合溝
27 カバー
27a カム部
27b 軸受け
27d 至端部
27e 溝
27’ カバー
27’c突起部
28 カップリング
28a 突条部
28b 係合孔
28c ストッパ
29 スプリング
30 スライドプレート
30a 係合溝
30b 摺接面
31 フロントカバーアッセイ
31’ フロントカバーアッセイ
31’a板状部材
32 用紙搬送経路
200 フロント給紙装置
300 フロント給紙装置
600 フロント給紙装置
601 フロント給紙ローラ
601a ボス
601b ゴムローラ
601c カップリング部
601R 軸部
601L 軸部
602 駆動軸
602a シャフト部
602b ギア
602c ストッパ
603 カップリング
603a カップリング部
603b フランジ部
604 スプリング
605 カバー
605a 回動爪部
605b 凹部
605c 凹部
605d 当接部
605e 当接部
605f カム部
605’f カム部
605g 爪部
605’ カバー
606 フレーム
606a 回動軸
606b 凹部
606c 凹部
606d 当接部
606e 当接部
606f 突起部

Claims (9)

  1. 回転自在に支持された軸と、
    前記軸の一端部と係脱部材を介して係合するローラ部材と、
    一端側に前記ローラ部材を支持する支持部と、他端側に前記係脱部材と接触して前記係脱部材を前記軸方向に摺動させる摺動部とを有し、前記ローラ部材を開閉自在に覆うカバー部材とを備え、
    前記係脱部材は、前記カバー部材の開閉に応じて前記軸と前記ローラ部材とを係脱させることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記カバー部材は、カム機構に基づき前記係脱部材による係脱を制御することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記係脱部材は、カップリング機構に基づき前記軸と前記ローラ部材とを係脱させることを特徴とする請求項1又は2記載の給紙装置。
  4. 二箇所の係合溝が形成され、前記軸と前記カバー部材とを支持するフレーム部材を有し、
    前記カバー部材は、開閉動作に応じて前記二箇所の係合溝の何れかに係合する突起部を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の給紙装置。
  5. 媒体積載部を兼ねた収納自在の外装部材を備え、
    前記係脱部材は、前記外装部材の収納動作に連動して前記カバー部材が閉じられることで前記軸と前記ローラ部材とを係合させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の給紙装置。
  6. 前記軸と前記カム機構との間に付勢部材が設けられ、
    前記係脱部材は、前記付勢部材により前記ローラ部材側に付勢されていることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  7. 前記カム機構は、
    前記係脱部材に形成されて前記付勢部材と当接し、前記ローラ部材の軸線方向に対して傾斜した傾斜部を有する作用体部と、
    前記カバー部材に形成されて前記傾斜部に当接するカム部とを備え、
    前記カム部は、前記カバー部材の展開により、前記付勢部材を圧縮する方向に前記傾斜部を押圧することを特徴とする請求項6記載の給紙装置。
  8. 前記カム機構は、
    前記係脱部材に形成されて前記付勢部材と当接するフランジ部と、
    前記係脱部材に対向するよう前記カバー部材に形成され前記フランジ部に当接するカム部とを備え、
    前記カム部は、前記カバー部材の展開により、前記付勢部材を圧縮する方向に前記フランジ部を押圧することを特徴とする請求項6記載の給紙装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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