JP2000255802A

JP2000255802A - 給紙装置

Info

Publication number: JP2000255802A
Application number: JP11061120A
Authority: JP
Inventors: Yasuharu Wagamitsu; 安治我満
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1999-03-09
Filing date: 1999-03-09
Publication date: 2000-09-19

Abstract

(57)【要約】【課題】給紙コロの交換を容易かつ確実に行うことの
できる給紙装置を提供する。【解決手段】装置本体内の駆動軸８に嵌挿され固定さ
れた給紙コロ１を回転駆動して用紙を給送する給紙装置
において、上記駆動軸８上の給紙コロ１の軸方向片側を
支持して固定する給紙コロ固定部３を、装置本体の開閉
自在なカバー２に備えた構成である。このようなカバー
２は、例えば用紙の縦搬送路の内側ガイドを兼ねる構成
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等の画像形成装置において、載置された用紙を一枚ず
つ順次装置本体内に給送するための給紙コロを備えた給
紙装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】複写機等の給紙装置に用いる給紙コロ
は、使用するにつれて表面の摩擦抵抗が変化し、次第に
所定の紙送りができなくなるため、一般に交換部品にな
っておりサービスマンによって保守交換されている。こ
のような給紙コロの設置機構に関する改善を目的とした
装置は、例えば特開平１０―７７１２９号等に開示され
ている。

【０００３】以下に図８から図１０を用いて、従来の給
紙装置の代表的な構成例を説明する。図８は、従来の給
紙装置を組み込んだ画像形成装置を示す斜視図で、図９
は、この給紙装置を含めたその周辺の主要構成を示す断
面図である。また、図１０には、従来の給紙装置におけ
る給紙コロ１の設置手段を示している。画像形成装置に
は給紙トレイ１５が出し入れ自在に設けられている。図
９に示されるように、給紙コロ１は、用紙ガイド手段で
ある内側ガイド板２のさらに内側に配置されている。こ
の内側ガイド板２′と、その外側をガイドする縦搬送ド
ア１６の背面の外側ガイド部１６ａとにより縦搬送路Ｒ
が構成されている。

【０００４】給紙トレイ１５に積載された用紙Ｐは、給
紙トレイ１５が装置本体内にセットされると、用紙Ｐ束
を押し上げる加圧部材１７により、画像形成装置内ほぼ
中央に位置する給紙コロ１にその用紙Ｐ束最上部を押圧
させる。この給紙コロ１の回転により用紙Ｐが送り出さ
れ、用紙Ｐ束からは分離部材１８により捌かれた一枚が
送り出される。送り出された用紙Ｐは、縦搬送路Ｒを矢
印方向に案内され、給紙装置の上方にて図示しない感光
体ドラム等の各作像機器を備えた画像形成・転写手段へ
送られることになる。この縦搬送路Ｒで用紙Ｐが詰まっ
た際には縦搬送ドア１６の開閉により、ジャム紙を取り
除けるようになっている。

【０００５】給紙コロ１は、図示しない装置の駆動部と
連結され駆動制御されている。一般に上記複写機等の画
像形成装置の給紙コロ１は、画像形成装置本体よりその
寿命が短いため交換する必要があり、図１０に示すよう
な構成により駆動軸８から取り外し可能に設置されてい
る。例えば図１０（ａ）に示すように、給紙コロ１を駆
動軸８に挿通させてから別部材の止輪１９をその駆動軸
８の溝８ａに嵌め合わせることによりその軸方向を固定
して設置するか、或いは図１０（ｂ）に示すように給紙
コロ１自体に設けた止め爪２０により固定される。この
ような給紙コロ１の交換は、給紙トレイ１５を取り外し
て行われている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上記のような設置手段
により給紙コロ１を交換自在に備えた従来の装置では、
給紙コロ１は駆動軸８の溝８ａに対して空回りする時に
爪部が削れるといった現象が起きたり、給紙コロ１自体
の止め爪２０による固定では固定力が弱いため、容易に
駆動軸８から外れてしまうという不具合があった。

【０００７】さらに、給紙コロ１の外径が小さい場合に
はその加工上、給紙コロ１自体に止め爪２０を設けるこ
とができない。この場合には上記止輪１９を用いるが、
別部材としての止輪１９は完全に取り外し可能となるた
めに機械内部に落として紛失したり、付け忘れといった
問題を招いている。一般に部品交換時に部材が完全に機
械から取り外される構成では、取り付け方が判らなくな
ったり取り付け忘れなどの発生原因となるばかりか交換
時の作業数が多くなる。従来では、このような事情から
ユーザ自身に給紙コロ１の交換を行わせるのは事実上困
難であり、部品の取り付けミス等があれば機械を破損す
るおそれもあった。したがって、交換はサービスマンが
行わなければならずユーザには不便な状況を生み出して
いた。そこで、本発明は、上記のような諸事情から考え
られたもので、給紙コロの交換を容易かつ簡易に、しか
も安全を確保して行うことのできる給紙装置を提供する
ことを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の給紙装置は、装置本体内の駆動軸に固定支持されて
回転駆動される給紙コロにより用紙を一枚ずつ送り出す
給紙装置において、上記駆動軸に嵌挿された給紙コロの
軸方向片側を固定する給紙コロ固定部を、開閉自在なカ
バーに備えたことを特徴としている。

【０００９】上記駆動軸が、その軸方向に移動自在でか
つその一方向へ付勢されることで駆動連結を切り離し可
能であり、上記カバーの閉位置にてその給紙コロ固定部
が駆動軸又はこれに嵌挿されている給紙コロに当接し軸
方向に押し込むとによって駆動連結させる構成とするこ
とができる。

【００１０】また、上記給紙コロ固定部を備えたカバー
の背面に用紙ガイド手段を備えた構成にすることができ
る。この場合、上記給紙コロ固定部が、上記駆動軸の端
部を支持する支持部と、その斜面を給紙コロの片側端部
に接触させてカバーの回動力をその軸方向力に変換して
伝動可能なガイド部とを有し、該ガイド部により給紙コ
ロを軸方向に押し込んでその軸方向位置を固定すると共
に、その駆動軸の端部を支持部に案内して回転可能に支
持する構成とするこができる。

【００１１】さらに、上記給紙コロ固定部が、上記給紙
コロを嵌挿されていない状態では駆動軸に干渉すること
によって上記カバーを閉位置にセット不可とするストッ
パ部を備えるとよい。

【００１２】また、上記カバーが、長孔状のガイド溝に
ガイド軸を遊嵌させた支持手段により装置本体側に支持
され、該装置本体に対するカバーの回動基準位置が手前
に移動可能にガイドされている構成にすることができ
る。この場合、上記ガイド溝の両端に位置する支持用の
溝直径及びその中間の移動用の溝幅は、上記カバーの閉
位置にてガイド軸を支持する溝直径よりもその溝幅の方
が大きく、さらに該溝幅よりもカバーの開位置にてガイ
ド軸を支持する溝直径の方が大きいとよい。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の給紙装置の一実施
例を図面に基づいて説明する。図１は、本実施例の給紙
装置周辺の構成を示す断面図である。図２は、図１の給
紙コロが内側ガイド板に保持されている状態を示す斜視
図である。本発明に係る給紙装置では、給紙コロ１の軸
方向片側を保持する手段として内側ガイド板２に給紙コ
ロ固定部３を設けている。図２に示すように、給紙コロ
１は、ユーザが容易に交換できるよう、駆動軸８に支持
された状態でセット解除自在な内側ガイド板２の給紙コ
ロ固定部３により固定される。この給紙コロ固定部３
は、内側ガイド板２の内面に植設あるいは成形して設け
られたもので、この内側ガイド板２の支持手段は、その
両サイドに設けられた摺動軸としてのガイド軸４を装置
本体のガイド溝５に支持させた構成である。

【００１４】図３は、内側カイド板２、及びこれを支持
するために本体側板１０に設けたガイド溝５を示した斜
視図である。図４は、ガイド溝５に支持された内側ガイ
ド板２をセット解除する際の一連の動作を示している。
また、図５は、そのガイド溝５の形状の詳細を示す図で
ある。「Ｌ」字状の断面を有する内側ガイド板２には、
その底板２ａの一端両サイドにガイド軸４を設け、その
側板２ｂの上端両サイドに装置本体側と係合可能な係合
部６が設けられている。図３に示すように、左右一対の
ガイド軸４は、本体側板１０に水平方向に穿設された長
孔状のガイド溝５にはめ込まれ、このガイド溝５が内側
ガイド板２の回動基準位置となるガイド軸４をガイドす
る。また、内側ガイド板２の係合部６の近くには外側に
取手７が突設され、ユーザは取手７を引っ張ることによ
って内側ガイド板２のセット、及びセット解除の操作を
することができる。

【００１５】図４に示すように、ユーザが取手７を引く
と、内側ガイド板２のガイド軸４は、ガイド溝５の奥側
に位置するカバー閉位置の位置決め用支持孔から解除さ
れ、水平方向に引き出される。完全に引き出した状態で
は、ガイド軸４がガイド溝５の手前側のカバー開位置の
回動用支持孔に到達し、ここで内側ガイド板２は、略９
０゜回転可能となる。このように内側ガイド板２を装置
本体から引き出すと、給紙コロ１の片側を保持していた
給紙コロ固定部３が、給紙コロ１及び駆動軸８から外れ
ると共に、その給紙コロ１を交換するための操作口が広
がる。こうして給紙コロ１の交換作業が容易となり、ま
た、内側ガイド板２は、セット解除した状態でも装置か
ら完全に取り外されることは無いため、内側ガイド板２
の付け間違いなどは生じない。

【００１６】図５に示すように、ガイド溝５の形状の詳
細は、ガイド溝５の奥に位置する位置決め用支持孔の直
径５ａ、そのガイド軸４の移動用の溝の縦幅５ｂ、そし
て開位置の回動用支持孔の直径５ｃの順にしたがって大
きくなっている。つまり、内側ガイド板２の閉位置にお
ける支持孔は、内側ガイド板２の位置を正確に固定でき
るようガイド軸４をはめ込み可能な小径となっており、
この位置決め用支持孔からガイド軸４が引き出される
と、ここより僅かに溝幅５ｂの広がった移動用溝では内
側ガイド板２の移動がスムーズに行われる。また、内側
ガイド板２を開位置に支持する回動用支持孔は、公差も
含めて上記移動用の溝幅５ｂよりさらに大きな直径５ｃ
を有するため、内側ガイド板２の回転がスムーズに行わ
れるようになっている。

【００１７】なお、本実施例では、本体側板１０に移動
用のガイド溝５を設けているが、図４に示されるように
内側ガイド板２を移動させて開閉自在に支持できる構成
であれば、本体側板１０にガイド溝５を、また内側ガイ
ド板２にガイド軸４を設ける構成に限定されるものでは
なく、逆に内側ガイド板２の方にガイド溝５を設けて本
体側板１０の方にガイド軸４を設けてもよい。

【００１８】つぎに、上記内側ガイド板２のセットによ
り、給紙コロ１を駆動連結させる連結機構を説明する。
図６は、内側ガイド板２のセットに連動して駆動連結さ
れる給紙コロ１及び駆動軸８を示す平面図で、（ａ）は
連結前、（ｂ）は連結完了時である。また、図７は、給
紙コロ１の未セット状態を検知可能な構成を説明する図
である。

【００１９】給紙コロ１が嵌挿された駆動軸８の駆動ギ
ヤ１１は、図示しない駆動源に接続されている駆動入力
ギヤ１２と噛み合うことにより駆動伝達される。この駆
動軸８は、本体側板１０に軸方向へ移動可能に支持され
たもので、駆動軸８を付勢する手段として、例えば本体
側板１０と駆動ギヤ１１との間にスプリング１３を設け
る。この構成により、駆動軸８を駆動源から切り離し自
在に連結させている。

【００２０】図６（ａ）に示すように、給紙コロ１は駆
動軸８上に一対の止めピン１４によりその後端側が位置
決めされる。駆動連結は、駆動軸８に嵌挿された状態の
給紙コロ１に対して接触する、給紙コロ固定部３の給紙
コロガイド部３ａにより行われる。内側ガイド板２のセ
ット時、すなわち閉動作時に給紙コロガイド部３ａは軸
方向に対して直角方向から接近するが、給紙コロガイド
部３ａの斜面を給紙コロ１の一端の角に摺動させる。給
紙コロ１はその斜面に従動して軸方向に押し込まれ、同
時に駆動軸８の先端が給紙コロ固定部３の凸状の支持部
３ｂに支持される。軸方向に押し込まれる給紙コロ１
は、その駆動軸８上の止めピン１４を介して駆動軸８を
スプリング１３の圧縮方向に移動させ、図６（ｂ）に示
すように、その駆動ギヤ１１を駆動入力ギヤ１２に噛み
合わせる。

【００２１】また、図７に示すように、上記の駆動連結
機構の構成において、給紙コロ固定部３が給紙コロ１の
セット忘れを知らせるストッパ部３ｃを有する構成とも
なっている。すなわち、給紙コロ１が駆動軸８に取り付
けられていないまま内側ガイド板２を閉位置にセットし
ようとしても、スプリング１３によってその駆動連結が
解除され押し出された状態の駆動軸８先端に、給紙コロ
固定部３先端のストッパ部３ｃが接触する。このように
閉位置では駆動軸８と干渉するため、給紙コロ１が駆動
軸８に嵌挿されていなければ内側ガイド板２をセットで
きない。もちろん、給紙コロ１が駆動軸８上にあれば、
給紙コロ固定部３のストッパ部３ｃは駆動軸８に接触す
るより前に、その給紙コロガイド部３ａが給紙コロ１に
接触して駆動連結が行われる。

【００２２】また、上記のような構成によれば、内側ガ
イド板２を閉位置から解除した状態では、駆動ギヤ１１
が、駆動入力ギヤ１２との噛み合いから外れるので、駆
動軸８により給紙コロ１が回転されることがなく給紙コ
ロ１の交換を安全に行うことができる。そして、ユーザ
は、給紙コロ１を駆動軸８に取り付け、内側ガイド板２
を操作するだけで、給紙コロ１の駆動連結および給紙コ
ロ１の固定を完了することができる。このとき、駆動軸
８に給紙コロ１を備え付けるための止輪等の部品の取り
外しや取り付けなど、複雑な作業の一切が不要であり作
業間違いを起こす可能性が極めて少なく、簡易にかつ安
全に給紙コロ１の交換を行うことができる。

【００２３】以上の実施例では、搬送ドア１６の開放に
より取り扱い可能となる搬送路を構成する内側ガイド板
２を、給紙コロ固定手段の備わったカバーとして説明し
たが、そのようなカバーとしては用紙ガイド手段を兼ね
る上記内側ガイド板２に限らず、一般に給紙コロ１を覆
うカバー部材の一種であれば本発明は適用可能である。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の給紙装置
は、装置本体内の駆動軸に固定支持されて回転駆動され
る給紙コロにより用紙を一枚ずつ送り出す給紙装置にお
いて、上記駆動軸に嵌挿された給紙コロの軸方向片側を
固定する給紙コロ固定部を、開閉自在なカバーに備えた
構成なので、給紙コロの交換をユーザにより簡易かつ確
実に行うことができる。また、止め輪等の給紙コロ固定
手段が不要で給紙コロの形状が簡単となり小型化が可能
となる。

【００２５】上記駆動軸が、その軸方向に移動自在でか
つその一方向へ付勢されることで駆動連結を切り離し可
能であり、上記カバーの閉位置にてその給紙コロ固定部
が駆動軸又はこれに嵌挿されている給紙コロに当接し軸
方向に押し込むとによって駆動連結させる構成によれ
ば、給紙コロの交換時に駆動連結が解除されるので、作
業の安全を確保できる。

【００２６】上記給紙コロ固定部を備えたカバーの背面
に用紙ガイド手段を備えた構成によれば、上記給紙コロ
固定手段が用紙ガイドを兼ねることで部品点数を減らす
ことができ、コストの低減を図ることができる。

【００２７】上記給紙コロ固定部が、上記給紙コロを嵌
挿されていない状態では駆動軸に干渉することによって
上記カバーを閉位置にセット不可とするストッパ部を備
えた構成によれば、給紙コロのセット忘れを防止でき
る。

【００２８】上記カバーが、長孔状のガイド溝にガイド
軸を遊嵌させた支持手段により装置本体側に支持され、
該装置本体に対するカバーの回動基準位置が手前に移動
可能にガイドされている構成によれば、給紙コロの交換
時の作業スペースを広く確保でき、作業性が向上し、ま
た、カバーを完全に取り外さずにすむので、取付の間違
いを防止できる。

【００２９】上記ガイド溝の両端に位置する支持用の溝
直径及びその中間の移動用の溝幅は、上記カバーの閉位
置にてガイド軸を支持する溝直径よりもその溝幅の方が
大きく、さらに該溝幅よりもカバーの開位置にてガイド
軸を支持する溝直径の方が大きい構成によれば、カバー
の開閉操作がスムーズになり、操作性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の給紙装置周辺の主要構成を示す図で
ある。

【図２】図１の給紙装置の給紙コロ固定部を示す斜視図
である。

【図３】図１の内側カイド板の支持手段を説明する斜視
図である。

【図４】内側カイド板の支持手段による一連の閉動作を
示す図で、（ａ）は閉位置、（ｂ）は装置本体から引き
出した状態、（ｃ）は開位置を示している。

【図５】内側カイド板を支持するガイド溝の形状の詳細
を示す構成図である。

【図６】内側カイド板の給紙コロ固定部による駆動連結
を説明する平面図で、（ａ）は連結前、（ｂ）は連結完
了時を示している。

【図７】給紙コロ固定部のストッパ部を示す平面図であ
る。

【図８】従来の給紙装置を組み込んだ画像形成装置の全
体構成を示す斜視図である。

【図９】従来の給紙装置周辺の主要構成を示す断面図で
ある。

【図１０】従来の給紙装置における給紙コロ固定手段を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１給紙コロ２開閉自在なカバー（内側ガイド板）３給紙コロ固定部３ａ給紙コロ固定部のガイド部３ｂ給紙コロ固定部の支持部３ｃ給紙コロ固定部のストッパ部４カバーのガイド軸５装置本体のガイド溝５ａ閉位置にてガイド軸を支持する溝直径５ｂ移動用の溝幅５ｃ開位置にてガイド軸を支持する溝直径８給紙コロの駆動軸１０装置本体（本体側板）Ｐ用紙

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】装置本体内の駆動軸に固定支持されて回
転駆動される給紙コロにより用紙を一枚ずつ送り出す給
紙装置において、上記駆動軸に嵌挿された給紙コロの軸
方向片側を固定する給紙コロ固定部を、開閉自在なカバ
ーに備えたことを特徴とする給紙装置。
【請求項２】上記駆動軸が、その軸方向に移動自在で
かつその一方向へ付勢されることで駆動連結を切り離し
可能であり、上記カバーの閉位置にてその給紙コロ固定
部が駆動軸又はこれに嵌挿されている給紙コロに当接し
軸方向に押し込むとによって駆動連結させることを特徴
とする請求項１記載の給紙装置。
【請求項３】上記給紙コロ固定部を備えたカバーの背
面に用紙ガイド手段を備えたことを特徴とする請求項１
又は２記載の給紙装置。
【請求項４】上記給紙コロ固定部が、上記駆動軸の端
部を支持する支持部と、その斜面を給紙コロの片側端部
に接触させてカバーの回動力をその軸方向力に変換して
伝動可能なガイド部とを有し、該ガイド部により給紙コ
ロを軸方向に押し込んでその軸方向位置を固定すると共
に、その駆動軸の端部を支持部に案内して回転可能に支
持することを特徴とする請求項１から３のいずれかに記
載の給紙装置。
【請求項５】上記給紙コロ固定部が、上記給紙コロを
嵌挿されていない状態では駆動軸に干渉することによっ
て上記カバーを閉位置にセット不可とするストッパ部を
備えたことを特徴とする請求項４記載の給紙装置。
【請求項６】上記カバーが、長孔状のガイド溝にガイ
ド軸を遊嵌させた支持手段により装置本体側に支持さ
れ、該装置本体に対するカバーの回動基準位置が手前に
移動可能にガイドされていることを特徴とする請求項１
から５のいずれかに記載の給紙装置。
【請求項７】上記ガイド溝の両端に位置する支持用の
溝直径及びその中間の移動用の溝幅は、上記カバーの閉
位置にてガイド軸を支持する溝直径よりもその溝幅の方
が大きく、さらに該溝幅よりもカバーの開位置にてガイ
ド軸を支持する溝直径の方が大きいことを特徴とする請
求項６記載の給紙装置。