JP4737370B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
この封止樹脂としては、COFの場合、チップと基板との隙間が狭くフィラー入りの樹脂を充填することが難しい等の理由で、フィラー無しの樹脂を使用している。そのため、使用条件下の温度変化、もしくは温度サイクルテストにおいて、封止樹脂の膨張および収縮に伴ってリードにクラックが生じるという問題点がある。
本発明の第3の方法は、合成樹脂からなるフィルムを基板とし、この基板上に形成されたリードとチップのバンプとが電気的に接続され、前記チップと基板との間が合成樹脂で封止されている半導体装置の製造方法において、チップの中心位置および外周位置に対応する各部分に、鉛直方向に延びる貫通穴を設けたステージ上に、チップとリードが接続された状態の前記基板を載せて、前記両貫通穴内の圧力を低下させることにより、前記基板を前記両貫通穴の位置でステージ側に吸着した状態で、前記チップの側部から前記チップと基板との間に封止樹脂を供給した後、前記外周位置の貫通穴では吸着のままとし、前記中心位置では貫通穴から前記基板に向けて圧力を上昇して前記基板を前記チップ側に撓ませて、前記供給された封止樹脂を平面視でチップの全外形線より外側に至るように供給する工程を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の方法は、合成樹脂からなるフィルムを基板とし、この基板上に形成されたリードとチップのバンプとが電気的に接続され、前記チップと基板との間が合成樹脂で封止されている半導体装置の製造方法において、前記基板のチップ設置部の中心に貫通穴を設け、前記基板とチップの間に第1の封止樹脂を、前記貫通穴には至らず、全てのバンプおよびリードの先端を覆うように供給した後、前記第1の封止樹脂より線膨張係数が小さい第2の封止樹脂を用いて前記チップの側面と基板との間を封止することを特徴とする。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態について図1を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第1の方法の一例である。
先ず、ポリイミドフィルムからなる基板1上にリード2を形成した後に、チップ5配置用の開口部31を有するソルダーレジスト膜(保護膜)3を形成する。この状態で、基板1上のソルダーレジスト開口部(保護膜開口部)31の中心部分に第1の封止樹脂4を載せる。第1の封止樹脂4の載せる量は、例えば、向かう合うリード2の間が埋まって全てのリード2の先端部分の上に載り、ソルダーレジスト膜3より少し厚くなるような量とする。
次に、第1の封止樹脂4が、平面視で(チップ5の真上から見た時に)チップ5の全外形線51より外側に至る状態(例えば図1(c)に示す状態)になっているかどうか、確認する。この状態になっていない場合には、平面視でチップ5の外側に第1の封止樹脂4が見えていない部分に入るように、第1の封止樹脂4を追加で入れる。その際には、チップ5の外形線51より外側に至っている第1の封止樹脂4の外側から、追加の封止樹脂4を入れることが好ましい。そして、最終的に、第1の封止樹脂4が、平面視でチップ5の全外形線51より外側に至る状態とする。この状態で第1の封止樹脂4を硬化させる。
なお、第1の封止樹脂4としては、フィラー無しで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が大きく、粘度が低い(例えば、1.0Pa・s以下の)合成樹脂を用いる。第2の封止樹脂7としては、フィラー入りで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が小さい合成樹脂を用いる。
また、チップ5の側面とポリイミドフィルムからなる基板1との間を封止する第2の封止樹脂7として、線膨張係数がポリイミドフィルムからなる基板1より小さい樹脂を使用しているため、使用条件下での温度変化、もしくは温度サイクルテストにおいて、リード2にクラックが生じないようにすることができる。
なお、この実施形態では、第1の封止樹脂4の硬化を第2の封止樹脂7を供給する前に行っているが、第2の封止樹脂7を供給した後に、第1の封止樹脂4と第2の封止樹脂7を同時に硬化させてもよい。
本発明の第2実施形態について図2を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第1の方法の一例である。
先ず、ポリイミドフィルムからなる基板1上にリード2を形成した後に、チップ5配置用の開口部31を有するソルダーレジスト膜(保護膜)3を形成する。この状態で、基板1上のソルダーレジスト開口部(保護膜開口部)31の中心部分にチップ5を載せて、チップ5のバンプ6と基板1のリード2とを接触させ、加圧状態で加熱してバンプ6とリード2を金属融着により接合する。
次に、第1の封止樹脂4が、平面視で(チップ5の真上から見た時に)チップ5の全外形線51より外側に至る状態(例えば図2(c)に示す状態)になっているかどうか、確認する。この状態になっていない場合には、平面視でチップ5の外側に第1の封止樹脂4が見えていない部分に入るように、第1の封止樹脂4を追加で入れる。その際には、最初に吐出ノズル8の先端を配置した位置と同じ位置から、または、チップ5の外形線51より外側に至っている第1の封止樹脂4の外側から、追加の封止樹脂4を入れることが好ましい。そして、最終的に、第1の封止樹脂4が、平面視でチップ5の全外形線51より外側に至る状態とする。この状態で第1の封止樹脂4を硬化させる。
なお、第1の封止樹脂4としては、フィラー無しで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が大きく、粘度が低い(例えば、1.0Pa・s以下の)合成樹脂を用いる。第2の封止樹脂7としては、フィラー入りで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が小さい合成樹脂を用いる。
また、チップ5の側面とポリイミドフィルムからなる基板1との間を封止する第2の封止樹脂7として、線膨張係数がポリイミドフィルムからなる基板1より小さい樹脂を使用しているため、使用条件下での温度変化、もしくは温度サイクルテストにおいて、リード2にクラックが生じないようにすることができる。
なお、この実施形態では、第1の封止樹脂4の硬化を第2の封止樹脂7を供給する前に行っているが、第2の封止樹脂7を供給した後に、第1の封止樹脂4と第2の封止樹脂7を同時に硬化させてもよい。
本発明の第3実施形態について図3および4を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第2の方法の一例である。
図3(a)に示すように、バンプ61の配置を、通常のバンプ6より内側に配置する。すなわち、チップ5の外形線51からバンプ61までの寸法Lを、通常のバンプ6の場合(L0)よりも大きくする。図3(b)は、第2の封止樹脂7を配置した後のチップ5の状態を示す平面図(チップ5を真上から見た図)である。この図に示すように、チップ配置用のソルダーレジスト開口部32をチップ5の外形線51より内側に設定する。図3(b)において、符号32aは、ソルダーレジスト開口部32の開口線を示す。
次に、第1の封止樹脂4を上から押しつぶすようにして、チップ5を上側から基板1に向けて降ろし、チップ5と基板1との間を加圧する。これにより、図4(b)に示すように、第1の封止樹脂4をチップ5と基板1との間に拡げるとともに、チップ5のバンプ6と基板1のリード2とを接触させる。この状態で、第1の封止樹脂4を硬化させる。
図4(b)で、拡がった第1の封止樹脂4は、ソルダーレジスト開口部32の全開口線32aより外側に至っているが、チップ5の全外形線51までは至っていない。そのため、第2の封止樹脂7の硬化後に、図4(c)に示すように、チップ5の下部に、チップ5の下面と第1の封止樹脂4とソルダーレジスト膜3とで囲まれた空間9が生じている。そして、この空間9は、図3(b)に示すように、第2の封止樹脂7が入っていない角部71で、外部と通じている。
第1の封止樹脂4の一例としては、ナミックス(株)のチップコート(商品名)8462−20(ガラス転移点以下での線膨張係数:77ppm/℃、粘度:0.5Pa・s)やチップコート8462−83(ガラス転移点以下での線膨張係数:109ppm/℃、粘度:0.4Pa・s)が挙げられる。第2の封止樹脂7の一例としては、ナミックス(株)のチップコート8158(ガラス転移点以下での線膨張係数:22ppm/℃、粘度:1.5Pa・s)が挙げられる。
なお、この実施形態では、バンプ61の配置を、通常のバンプ6より内側に配置しているが、そのためにチップサイズを大きくすると、チップコストが上昇する。よって、チップコストの上昇を避けるために、チップサイズをそのままにして能動素子上の位置にバンプを形成することが好ましい。
本発明の第4実施形態について図5および6を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第2の方法の一例である。
図5(a)に示すように、バンプ61の配置を、通常のバンプ6より内側に配置する。すなわち、チップ5の外形線51からバンプ61までの寸法Lを、通常のバンプ6の場合(L0)よりも大きくする。図5(b)は、第2の封止樹脂7を配置した後のチップ5の状態を示す平面図(チップ5を真上から見た図)である。この図に示すように、チップ配置用のソルダーレジスト開口部33を、チップ5の平面形状である長方形の三辺で、チップ5の外形線51より内側に設定し、一辺で外側に設定する。図5(b)において、符号33aは、ソルダーレジスト開口部33の開口線を示す。
次に、第1の封止樹脂4より線膨張係数が小さい第2の封止樹脂7を、チップ5の側面とソルダーレジスト開口部33との間を埋めるように入れて、硬化させる。その際に、図5(b)に示すように、ソルダーレジスト開口部33の開口線33aがチップ5の外形線51よりも内側に設定されている部分の一つの角部には、第2の封止樹脂7を入れない。これにより、図6(c)に示すように、チップ5の側面と基板1との間を封止する。
第1の封止樹脂4の一例としては、ナミックス(株)のチップコート(商品名)8462−20(ガラス転移点以下での線膨張係数:77ppm/℃、粘度:0.5Pa・s)やチップコート8462−83(ガラス転移点以下での線膨張係数:109ppm/℃、粘度:0.4Pa・s)が挙げられる。第2の封止樹脂7の一例としては、ナミックス(株)のチップコート8158(ガラス転移点以下での線膨張係数:22ppm/℃、粘度:1.5Pa・s)が挙げられる。
また、この方法によれば、チップ5の側面と基板1との間を封止する第2の封止樹脂7として、線膨張係数がポリイミドフィルムからなる基板1より小さい樹脂を使用している。また、第1の封止樹脂4と第2の封止樹脂7との間に生じた空間9が外部と通じるように形成されている。よって、使用条件下での温度変化、もしくは温度サイクルテストにおいて、リード2にクラックが生じないようにすることができる。
なお、この実施形態では、バンプ61の配置を、通常のバンプ6より内側に配置しているが、そのためにチップサイズを大きくすると、チップコストが上昇する。よって、チップコストの上昇を避けるために、チップサイズをそのままにして能動素子上の位置にバンプを形成することが好ましい。
本発明の第5実施形態について図7および8を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第3の方法の一例である。
先ず、ポリイミドフィルムからなる基板1上にリード2を形成した後に、チップ5配置用の開口部31を有するソルダーレジスト膜(保護膜)3を形成する。この状態で、基板1上のソルダーレジスト開口部(保護膜開口部)31にチップ5を載せて、チップ5のバンプ6と基板1のリード2とを接触させ、加圧状態で加熱してバンプ6とリード2を金属融着により接合する。この状態の基板1をステージ10の上に載せる。図7(a)はこの状態を示す。
なお、第1の封止樹脂4としては、フィラー無しで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が大きく、粘度が低い(例えば、1.0Pa・s以下の)合成樹脂を用いる。第2の封止樹脂7としては、フィラー入りで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が小さい合成樹脂を用いる。
また、第1の封止樹脂4が平面視でチップ5の全外形線51より外側に至る状態となってから、第2の封止樹脂7を入れるため、第1の封止樹脂4と第2の封止樹脂7との境界に空間が生じないようにすることができる。よって、バンプ6間およびリード2間でリーク電流が発生することを防止できる。
なお、この実施形態では、第1の封止樹脂4の硬化を第2の封止樹脂7を供給する前に行っているが、第2の封止樹脂7を供給した後に、第1の封止樹脂4と第2の封止樹脂7を同時に硬化させてもよい。
本発明の第6実施形態について図9を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第4の方法の一例である。
先ず、図9(a)に示すように、ポリイミドフィルムからなる基板1として、チップ5を配置する部分の中心に基板面に垂直な貫通穴18を設けたものを用意する。この基板1上にリード2を形成した後に、チップ5配置用の開口部31を有するソルダーレジスト膜(保護膜)3を形成する。この状態で、基板1上のソルダーレジスト開口部(保護膜開口部)31に第1の封止樹脂4を、全てのリード2上に至り、貫通穴18には至らないように塗布する。図9(b)は、この状態の基板1を示す平面図であり、符号51は配置されるチップ5の外形線を示す。
次に、第1の封止樹脂4を上から押しつぶすようにして、チップ5を上側から基板1に向けて降ろし、チップ5と基板1との間を加圧する。これにより、図9(c)に示すように、第1の封止樹脂4をチップ5と基板1との間に拡げるとともに、チップ5のバンプ6と基板1のリード2とを接触させる。この状態で、第1の封止樹脂4は、貫通穴18には至らず、全てのバンプ6位置に至り、平面視で(チップ5の真上から見た時に)チップ5の全外形線51より外側に至る。これにより、全てのバンプ6およびリード2の先端が第1の封止樹脂4で覆われた状態となる。この状態で第1の封止樹脂4を硬化させる。
なお、第1の封止樹脂4としては、フィラー無しで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が大きく、粘度が低い(例えば、1.0Pa・s以下の)合成樹脂を用いる。第2の封止樹脂7としては、フィラー入りで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が小さい合成樹脂を用いる。
また、チップ5と基板1との間に入れる第1の封止樹脂4の粘度が低いため、チップ5と基板1との狭い隙間に、第1の封止樹脂4を万遍なく行き渡らせることが容易にできる。よって、チップ5と基板1との狭い隙間にフィラー入りの樹脂を入れた場合と比較して、封止が確実に行われるとともに、フィラーの噛み込みが防止される。
本発明の第7実施形態について図10を用いて説明する。この実施形態は、本発明の第4の方法の一例である。
先ず、図10(a)に示すように、平坦な板面18の上に、第1の封止樹脂4を出し、スキージ19で一定の厚さとなるように拡げる。次に、チップ5のバンプ6側の面を板面18と平行になるように、第1の封止樹脂4の上側に配置する。次に、図10(a)に矢印で示すように、チップ5の下面が第1の封止樹脂4の上面に接触するまで、チップ5を降下させてバンプ6に第1の封止樹脂4を付着させた後、直ぐに引き上げる。
一方、ポリイミドフィルムからなる基板1として、チップ5を配置する部分の中心に基板面に垂直な貫通穴18を設けたものを用意し、この基板1上にリード2を形成した後に、チップ5配置用の開口部31を有するソルダーレジスト膜(保護膜)3を形成する。そして、図10(b)に示すように、バンプ6に第1の封止樹脂4が付着したチップ5を、上側から基板1に向けて降ろし、第1の封止樹脂4を上から押しつぶすようにして、チップ5と基板1との間を加圧する。
なお、第1の封止樹脂4としては、フィラー無しで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が大きく、粘度が低い(例えば、1.0Pa・s以下の)合成樹脂を用いる。第2の封止樹脂7としては、フィラー入りで、ポリイミドフィルムからなる基板1よりも線膨張係数が小さい合成樹脂を用いる。
また、チップ5と基板1との間に入れる第1の封止樹脂4の粘度が低いため、チップ5と基板1との狭い隙間に、第1の封止樹脂4を万遍なく行き渡らせることが容易にできる。よって、チップ5と基板1との狭い隙間にフィラー入りの樹脂を入れた場合と比較して、封止が確実に行われるとともに、フィラーの噛み込みが防止される。
Claims (2)
- 合成樹脂からなるフィルムを基板とし、この基板上に形成されたリードとチップのバンプとが電気的に接続され、前記チップと基板との間が合成樹脂で封止されている半導体装置の製造方法において、
チップ配置用の前記基板側から離れるほど広がる傾斜部分を伴う保護膜開口部の前記基板側の面を示す開口線の全てを、チップの外形線より内側に形成するとともに、
前記バンプを、チップの外形線より所定寸法だけ内側に配置し、
前記チップと基板との間に第1の封止樹脂を、平面視で全ての前記開口線より外側に至り、前記チップの外形線まで至らないように供給した後、
前記第1の封止樹脂より線膨張係数が小さい第2の封止樹脂を用いて、前記チップの側面と基板との間を、少なくとも一カ所を除いて封止することで、
前記第2の封止樹脂の硬化後に前記チップと前記第1の封止樹脂と前記保護膜とで囲まれた空間が生じ、前記第2の封止樹脂で封止されていないカ所で前記空間が外部と通じるようにすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 合成樹脂からなるフィルムを基板とし、この基板上に形成されたリードとチップのバンプとが電気的に接続され、前記チップと基板との間が合成樹脂で封止されている半導体装置の製造方法において、
チップ配置用の前記基板側から離れるほど広がる傾斜部分を伴う保護膜開口部の前記基板側の面を示す開口線の一部を、前記チップの外形線より外側に形成し、残りの部分を前記チップの外形線より内側に形成するとともに、
前記バンプを、チップの外形線より所定寸法だけ内側に配置し、
前記チップと基板との間に第1の封止樹脂を、平面視で全ての前記開口線より外側に至り、前記開口線が前記チップの外形線より内側に形成されている部分では前記チップの外形線まで至らないように、前記開口線が前記チップの外形線より外側に形成されている部分から供給した後、
前記第1の封止樹脂より線膨張係数が小さい第2の封止樹脂を用いて、前記チップの側面と基板との間を、前記開口線が前記チップの外形線より内側に形成されている部分の少なくとも一カ所を除いて封止することで、
前記第2の封止樹脂の硬化後に前記チップと前記第1の封止樹脂と前記保護膜とで囲まれた空間が生じ、前記第2の封止樹脂で封止されていないカ所で前記空間が外部と通じるようにすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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