JP4737083B2 - 加熱装置及び塗布、現像装置並びに加熱方法 - Google Patents

加熱装置及び塗布、現像装置並びに加熱方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗布膜が塗布された基板を加熱処理する加熱装置、この加熱装置を含んだ塗布、現像装置並びに、前記加熱装置にて実施される加熱方法に関する。
半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)や、LCD(液晶ディスプレイ)用のガラス基板に対してレジストパターンを形成する装置として、ウエハに対してレジストを塗布し、また露光後のウエハを現像する塗布、現像装置が用いられている。この装置内には、ベーク装置等と呼ばれている加熱装置が組み込まれており、例えばレジストを塗布したウエハを加熱する装置にあっては、レジスト中の溶剤を乾燥させる役割を果たしている。
この加熱装置として、本発明者らは、ウエハを加熱する熱板の上方領域をカバーで覆って気流の通路を形成し、この通路の一方の開口から他方側に流れる、いわば一方向流の気流を形成しながら加熱処理を行うことを検討している。このような気流を形成して加熱処理を行うことにより、レジストから昇華した昇華物がパーティクルとしてウエハWに付着することを低減できるからである。
前記一方向流の気流を形成する加熱装置の一例を図13に示す。図中10は筐体であり、10aはウエハの搬送口、10bは前記ウエハの搬送口を開閉するためのシャッタである。また図中11はベースプレート、12は熱板であり、13はベースプレート11上を、熱板12側へ向けて移動可能な、ウエハWを冷却するための冷却プレートである。ベースプレート11には、熱板12の手前側にガス供給部14が設けられると共に、熱板12の奥側に排気部15が設けられている。この排気部15は、排気路15a、排気流量を調節するためのダンパ15bを介して排気手段15cに接続されている。
この装置では、昇降機構16によりピン16aが昇降することにより、搬送口10aを介して筐体10内に進入した外部の搬送機構(図示せず)と冷却プレート13との間でウエハWが受け渡され、昇降機構17によりピン17aが昇降することにより、熱板12と冷却プレート13との間でウエハWが受け渡されるようになっている。図中18は昇降機構18aを介して昇降可能な蓋状の天板である。
このような加熱装置では、熱板12上にウエハWを載置した後、天板18を熱板12から僅かに上昇する位置まで下降させ、この状態で排気部15より排気を行いながら、ガス供給部14からガスを供給することによって、熱板12と天板18との間の空間に、ガス供給部14側から排気部15側へ通気する一方向流のガスの流れを形成して、所定の熱処理が行われる。
しかしながらこの加熱装置では、既述のように一方向流のガスの流れを形成して、レジストから昇華した昇華物がパーティクルとしてウエハWに付着することを防止しているが、ときとしてこの昇華物が排気部15を介して下流側に向かってしまうことがある。この際、筐体10から排気側へ向かった昇華物は、筐体10よりも温度の低い外部雰囲気の影響を受けることで、例えば排気路15aやダンパ15b或いは排気手段15c内に固着してしまう。
このように前記排気路15a等に昇華物が固着すると、前記排気路15a等に目詰まりが生じ、排気流量が低下してしまうため、筐体10内では給排気のバランスが崩れて気流が乱れ、前記一方向流に乱れが発生する。このため前記一方向流に沿った前記昇華物の排出が十分に行われなくなってしまうので、結果として前記昇華物のウエハWへの付着量が多くなってしまうという問題がある。また給排気のバランスの崩れの程度によっては、ウエハW表面の温度均一性が低下するため、線幅精度や膜厚の面内均一性が低下してしまうおそれもある。
さらに前記昇華物が排気路15aやダンパ15b或いは排気手段15c内に付着した場合には、安定した排気流量を確保するために、定期的に排気路15aを構成する配管やダンパ15b等を洗浄したり、交換したりする必要があるが、前記配管は長く、またダンパ15や排気手段15cは内部構造が複雑であるので、前記洗浄作業の際に、これらを全て取り外してから洗浄を行い、再び組み立てる作業には多大な時間と労力が要求され、作業者のメンテナンス作業に要する負担が大きいという問題もある。
このようなことから、本発明者らは、前記塗布膜から生じる昇華物を排気路の手前で捕集することにより、前記昇華物の配管等への付着を防止し、こうして筐体10内の圧力を所定の値に維持する手法を検討している。基板に対して加熱処理を行うベーク装置において、前記塗布膜から生じる昇華物を捕集する構成については、特許文献1に記載されている。
しかしながら特許文献1には、一方向流の気流を形成しながら基板に対して加熱処理を行う加熱装置に適用することや、ウエハWへのパーティクル付着量を低減するために加熱装置内の気流の乱れを抑えることについては何ら言及されていないので、この特許文献1の記載によっても、本発明の課題の解決は困難である。
特開2003−347198号公報
本発明は、このような事情の下になされたものであり、その目的は、加熱部内において、一方向に流れる気流を形成して加熱処理を行う加熱装置において、塗布膜から生じる昇華物を排気路の上流側で捕集すると共に、加熱部内の気流の乱れを抑え、さらに作業者のメンテナンス作業における負担を低減することにある。
このため、本発明の加熱装置は、基板を少なくとも下方側から熱するための熱板と、前記基板と対向する天板とを備えた加熱部の内部にて、塗布膜が塗布された基板を加熱処理する加熱装置において、
前記加熱部の一端側に設けられ、この加熱部内に載置された基板と天板との間にガスを吐出して前記基板の幅をカバーできる幅の気流を形成するためのガス吐出部と、
前記加熱部内に載置された基板を挟んで前記ガス吐出部と対向する側に、基板の幅をカバーできる幅に形成された吸引排気口と、
前記吸引排気口に着脱自在に設けられ、この吸引排気口を介して前記加熱部内の雰囲気を吸引排気するための排気ユニットと、
前記排気ユニットに着脱自在に設けられた排気路を介して接続される吸引排気手段と、を備え、
前記排気ユニットは、前記吸引排気口に接続され、基板の幅をカバーできる幅の帯状の通気路と、
前記通気路における前記加熱室の近傍に設けられ、前記塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度に、加熱部からの熱により加熱される気流抵抗部と、
前記通気路における前記気流抵抗部の下流側に設けられ、前記加熱部内の雰囲気に含まれる昇華物を捕集するための捕集部と、を備えることを特徴とする。
例えば前記加熱装置は、前記加熱部の一端側には基板を搬入出するための開口部が形成されると共に、前記加熱部の他端側には前記排気ユニットが接続され、前記加熱部では前記一端側から他端側に向けて流れる気流が形成される。また前記加熱部は、基板を加熱処理するための、一方側が基板を搬入出するために開口する扁平な加熱室と、前記基板を少なくとも下方側から加熱するように、前記加熱室に設けられた熱板と、を備えるものであってもよい。
前記気流抵抗部は例えば前記通気路を屈曲して形成され、前記捕集部は上面が開口する凹部と、この凹部の開口部を開閉するための蓋体とを備えるものとして構成することができる。また前記排気ユニットは、例えば前記加熱部の吸引排気口に接続される水平な通気路と、この通気路を屈曲して形成され、下から上にガスが通気する鉛直な通気路よりなる気流抵抗部と、この気流抵抗部の下流側において前記通気路をさらに屈曲して形成される水平に伸びる通気路と、この通気路に上面が接続される前記捕集部の扁平な凹部と、を備えて構成される。また例えば前記凹部の下部側には放熱フィンが設けられる。
このような加熱装置は、基板を収納し、キャリアが搬入出されるキャリアブロックと、前記キャリアから取り出された基板の表面にレジストを塗布する塗布部と、レジストが塗布された基板を加熱する加熱装置と、加熱された基板を冷却する冷却部と、露光後の基板を現像する現像処理部と、を含む処理ブロックと、この処理ブロックと露光装置との間で基板の受け渡しを行なうインターフェース部と、を備えた塗布、現像装置の前記加熱装置として用いることができる。
また本発明の加熱方法は、基板を少なくとも下方側から熱するための熱板と、前記基板と対向する天板とを備えた加熱部の内部にて、塗布膜が塗布された基板を加熱処理する加熱方法において、
前記加熱部内に塗布膜が塗布された基板を載置する工程と、
次いで前記加熱部の一端側から基板と天板との間にガスを吐出して前記基板の幅をカバーできる幅の気流を形成すると共に、前記加熱部の他端側に基板の幅をカバーできる幅に形成された吸引排気口に着脱自在に設けられた排気ユニットにより前記加熱部内の雰囲気を吸引排気しながら、前記基板に対して加熱処理を行う工程と、を含み、
前記排気ユニットでは、前記加熱部の雰囲気は、基板の幅をカバーできる幅のの帯状の通気路を下流側に流れ、前記塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度に、前記加熱部により加熱された前記通気路における気流抵抗部を通過し、前記通気路における気流抵抗部の下流側に設けられた捕集部により、前記昇華物が捕集されることを特徴とする。
以上において本発明では、加熱部の吸引排気口と排気ユニットの通気路は基板をカバーする長さに設定され、また排気ユニットには、加熱部の近傍に気流抵抗部が設けられているので、加熱部内の基板の両面では、通気方向が一方向であり、かつ通気方向に対して基板の面内において並行に流れる気流が形成される。このため加熱部内では、基板の面内においてガスの流れが揃えられるので、加熱処理により飛散する塗布膜の昇華物を基板面内において均一に排出することができる。
また排気ユニット内の捕集部にて前記昇華物が捕集されるので、排気ユニットの下流側の排気路や排気手段内への前記昇華物の固着が抑えられる。このため前記排気路等への前記昇華物の付着が防止されるので、これら排気路等に目詰まりが生じるおそれがなく、加熱部の排気流量を安定な状態に維持することができる。さらに排気ユニットは前記加熱部や排気路に対して着脱自在に設けられ、前記捕集部に付着した前記昇華物は、捕集部の凹部の蓋体を取り外して除去することができるので、排気ユニットの洗浄やメンテナンス作業が容易になる。
以下に本発明に係る加熱装置の実施の形態の一例として、例えば塗布膜としてレジスト膜が表面に形成された基板であるウエハWを加熱処理する加熱装置2について図1〜図5を参照して説明する。図中20は処理容器をなす筐体であり、筐体20の側壁にはシャッタ21aにより開閉自在に構成されたウエハWの搬送口21が開口している。前記筐体20内には基台22の上に、搬送口21に向かう側を手前側とすると、この手前側にウエハWを冷却するための冷却プレート3が設けられ、奥側にはウエハWを加熱処理するための扁平な加熱室4が設けられている。前記冷却プレート3は、例えばアルミニウムによりウエハWと略同じ直径を有する略円形板状に形成され、その裏面側に設けられた図示しない冷却機構により、ウエハWを粗冷却するように構成されている。
またこの例の搬送手段5は、ウエハWの移動方向(図1中Y方向)と交差する方向(図1中X方向)に伸び、ウエハWを載置して搬送する複数本例えば2本のワイヤ51(51A,51B)を備えている。このワイヤ51は、例えばアラミド繊維(例えばデュポン社製ケプラー等)等の合成繊維や、炭化ケイ素繊維(例えば日本カーボン社製ニカロン等)、炭素繊維(例えば東レ社製等)等のセラミック繊維等の、23℃〜250℃にてウエハWを熱処理しても、熱により変性しない耐熱性の材質により構成され、例えば直径が0.5mm程度の太さのものが用いられる。
このようなワイヤ51A,51Bは、冷却プレート3の直径より長い長さを有し、夫々の両端部を一対のワイヤ支持部52(52A,52B)、53(53A,53B)にて支持された状態で、移動機構54によりウエハWを冷却プレート3の上方位置と加熱室4内との間を搬送するように移動自在に構成されている。前記移動機構54は、図1,図2に示すように、基台22の上部に前記Y方向に伸びるように設けられた一対のガイドレール55A,55Bと、ワイヤ支持部52A,53Aが一体的に取り付けられ、前記ガイドレール55Aに沿って移動する第1のワイヤ移動部材56Aと、ワイヤ支持部52B,53Bが一体的に取り付けられ、前記ガイドレール55Bに沿って移動する第2のワイヤ移動部材56Bと、これら第1及び第2のワイヤ移動部材56A,56Bを一体的に、前記ガイドレール55A,55Bに沿って移動させる駆動部57とを備えており、後述する制御部からの指令に基づいて駆動が制御されるようになっている。
さらに前記冷却プレート3には、前記ワイヤ51が潜り込むための溝部31が、搬送手段5がホーム位置(図1に示すように、ワイヤ51が冷却プレート3側に位置する位置)にあるときの、2本のワイヤ51A,51Bに対応する位置に形成されている。また基台22の内部の冷却プレート3の下方側には、当該冷却プレート3を昇降させるための昇降機構32により昇降自在に構成された複数本の支持ピン33が設けられており、こうして冷却プレート3はワイヤ51に対して相対的に昇降自在に構成されている。なお冷却プレート3を昇降させずに、ワイヤ51を昇降させることにより、冷却プレート3をワイヤ51に対して相対的に昇降自在に構成するようにしてもよい。さらに冷却プレート3の周縁部の例えば4ヵ所には、図1に示すように当該冷却プレート3の中心部に向けて切欠部34が形成されている。この切欠部34は、後述するように、外部の搬送機構と冷却プレート3との間でウエハWの受け渡しを行なうときに必要なものである。なお図1では、この切欠部34を示すために、冷却プレート3はウエハWよりも大きく描いている。
前記加熱室4は、その内部にてウエハWの加熱処理を行なう加熱部をなすものであり、当該加熱室4の冷却プレート3に対向する側面は、ウエハWを搬入出するための開口部41として開口している。この加熱室4は、ウエハWを保持したワイヤ51がそのまま侵入し、ウエハWがワイヤ51により保持された状態で熱処理を行うことができるように構成され、例えば厚さが3mm程度のアルミニウム(Al)やステンレス等の伝熱性の材料により、縦断面がコ字状に形成されている。前記開口部41の上下方向の大きさは6mm以下の大きさに設定されると共に、前記開口部41の両側の側壁部42(42A,42B)には、夫々例えば3mm程度の隙間43(43A、43B(43Bは図示せず))が形成され、この隙間43に前記ワイヤ51A,51Bが入り込むようになっている。この加熱室4の天板4Aの上部側及び底板4Bの下部側には、例えば窒化アルミニウム(AlN)や炭化ケイ素(SiC)製の例えばウエハWと略同じ大きさの円板状に形成された、加熱室4の内部を加熱するための熱板44,45が夫々設けられている。
また基台22上の加熱室4の手前側にはガス吐出部23が設けられると共に、加熱室4の奥側には吸引排気口46を介して排気ユニット6が接続されている。なお図1ではガス吐出部23を省略している。このガス吐出部23と排気ユニット6とは、ウエハWが加熱室4内にあるときに、ウエハWを挟んで手前側と奥側に夫々設けられており、これによりウエハWの直径(幅)をカバーし、さらに加熱室4の天板4Aと底板4Bとの間を手前側から奥側へ、即ちウエハWの一端側から他端側へと流れるいわば一方向流ともいうべき気流を形成できるように設けられている。ここで加熱室4内のガスの通気方向に対応して、加熱室4の開口部41を入口側、加熱室4の開口部41と対向する側面を出口側とする。
前記ガス吐出部23は、図3に示すように、例えば筐体20の加熱室4の開口部41に向かって多数の小孔が吐出口23aとして筐体20の幅方向(図中X方向)に沿って夫々一定の間隔をおいて設けられている。当該吐出口23aの一端から他端までの長さは加熱室4内に載置されるウエハWの直径をカバーするように構成されている。ガス吐出部23にはガス供給管24a、バルブV1を介して、例えば筐体20の外部へ設けられた、クリーンなパージ用ガス例えば窒素ガスなどの不活性ガスが貯留されているガス供給源24に接続されている。このようなガス吐出部23には、パージ用ガスの加熱手段を設けてもよく、例えば加熱手段としては、ガス吐出部23の内部に伝熱板を設けると共に、この伝熱板に一端側が熱板45に接続されたヒートパイプを接続して、熱板45の熱をヒートパイプにより伝熱板に供給してパージ用ガスを加熱するものでもよいし、ガス供給管24aの出口付近に設けたヒータによりパージ用ガスを加熱するものであってもよい。
またこの例では、ワイヤ51のワイヤ支持部52A,53Aとの間と、ワイヤ支持部52B,53Bとの間には、夫々加熱室4の側壁部42A,42Bの隙間43A,43Bを塞ぐための遮蔽板58A、58Bが設けられており、ワイヤ51が加熱室4側へ移動したときに、当該遮蔽板58A,58Bにより加熱室41の側壁部42A,42Bの隙間43A,43Bが夫々塞がれるようになっている。この遮蔽板58A,58Bは、例えばステンレス、アルミニウム、セラミックス等の材料により形成されている。
前記吸引排気口46は、図3及び図4に示すように、加熱室4の開口部41と対向する側面(背面部4C)に、前記ガス吐出部23と対向するようにスリット状に形成され、そのスリットの一端から他端までの長さつまり加熱室4の幅方向(図1中X方向)の長さは加熱室4内に載置されるウエハWの直径をカバーする長さに設定されている。またその上下方向の大きさL1は、例えば4mm程度に設定されている。
前記排気ユニット6は、例えば図4及び図5に示すように、排気ユニット本体をなす筐体61と、この筐体61から外部に突出するように設けられた突出部62とを備えており、これら前記筐体61と突出部62とは、例えばアルミニウム等の熱伝導性の良好な材質により構成されている。前記突出部62は筐体61の幅方向(図1、図4中X方向)に沿って、筐体61の加熱室4の背面4Cと対向する側面61Aから、加熱室4側に向けて略水平方向に突出するように形成されている。また前記筐体61の上面部は蓋体60により開閉自在に設けられている。
前記排気ユニット6は、前記突出部62を前記吸引排気口46に挿脱することにより、前記加熱室4に着脱自在に設けられている。つまり前記突出部62は、前記スリット状に形成された吸引排気口46に嵌合する大きさに形成され、一方加熱室4の背面部4Cは、例えば前記突出部62の長さとほぼ同じかそれよりも長い厚みを備えていて、前記突出部62が前記吸引排気口46に嵌入されたときには、突出部62と前記背面部4Cとの間には、例えば背面部4C側に設けられたシール手段をなすOリング47により、両者の間の気密性が維持されるように構成されている。
また前記突出部62には、その一端から他端までの長さ、つまり排気ユニット6の幅方向(図1、図4中X方向)の長さが加熱室4内に載置されるウエハWの直径をカバーする長さに設定された吸気用のスリット63が形成され、このスリット63は、例えばその上下方向の大きさL2が2mm程度に設定されている。さらに筐体61の内部には、このスリット63と連通するように設けられた帯状に伸びる通気路64が形成されており、この通気路64も、その一端から他端までの長さ、つまり排気ユニット6の幅方向(図1、図4中X方向)の長さが加熱室4内に載置されるウエハWの直径をカバーする長さに設定されている。
前記通気路64は、例えば図5に示すように、突出部62の内部の通気路64aにおいては略水平方向に伸び、突出部62を過ぎた辺りで、例えば加熱部4の出口側端面(背面部4Cの端面)に沿って上方側に屈曲して、ガスの通気方向が下から上に向かって略垂直に伸びるように通気路64bを形成し、こうして通気路を屈曲することにより通気路64bよりなる気流抵抗部71が構成されている。この気流抵抗部71は、通気路64を折り返すことにより気流に対するコンダクタンス成分を大きくし、これにより当該通気路64を通気するガスの流速を低減するために設けられるものである。
また前記気流抵抗部71は塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度に加熱されることが必要であり、この例では、気流抵抗部71を加熱室4の出口側端面の近傍に設け、加熱室4からの熱伝導によって塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度に加熱している。ここで塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度とは、加熱室4内の処理温度とほぼ同じか、前記処理温度に対して−20%以内程度の温度をいう。このため通気路64の気流抵抗部71の下流側までの長さ、つまり通気路64a,64b全体の長さL3は、例えば突出部62の加熱室4に開口する端面(入口側端面)から20mm程度に設定されている。
さらにこの通気路64の内部には、例えば通気路64が屈曲する部位の近傍に、回動式の排気流調整手段65が設けられている。この排気流調整手段65は、例えば前記スリット63と略平行に伸びる回動軸と、この回動軸に回動自在に設けられた板状部材とを備えており、この板状部材によって気流流路の開閉角度を調整してスリット63の開口部の排気圧力を微調整し、こうして当該排気ユニット6内の排気量を調整するようになっている。
また筐体61には、この気流抵抗部71の下流側に、前記通気路64に接続されるように捕集部72が設けられている。この捕集部72は、前記塗布膜の昇華物を冷却し固化して捕集するために設けられたものであり、例えば気流抵抗部71の略鉛直方向に伸びる通気路64bを再び屈曲して、略水平方向に伸びる通気路64cを形成すると共に、この通気路64cの下方側に、当該通気路64cとその上面が接続される扁平な凹部73を形成するように構成されている。
また捕集部72の凹部73の下部側には、通気路64内を通気するガスを冷却し、前記塗布膜の昇華物を強制的に固化させるための冷却部74が設けられており、この例では前記冷却部74としては放熱フィンが用いられている。ここで通気路64cを通気するガスに含まれる前記昇華物を固化して捕集するためには、例えば凹部73では前記ガスを、通気路64bを通気するときの温度よりも30℃程度低くなるまで冷却することが望ましく、また凹部73に前記昇華物の固体を十分に付着させるためには、例えば凹部73の通気方向に沿った長さL4は例えば60mm程度に設定されることが望ましい。またこの例では、通気路64を屈曲して鉛直な通気路64bよりなる気流抵抗部71を設けているので、この上下方向の大きさを利用して、捕集部72の凹部73を形成している。
さらに筐体61の出口側の側面61B(捕集部72の凹部73の下流側の側面)には、前記側面61Bの例えば幅方向(図4中X方向)の略中央部に、口径が8mm程度の大きさの排気路をなす排気管75が接続部75aを介して着脱自在に接続されており、この排気管75の他端側はバルブV2を介して排気手段76例えばエジェクターに接続されている。
また当該加熱装置4には制御部が備えられており、この制御部は、例えばコンピュータからなるプログラム格納部を有し、このプログラム格納部には、後述するような当該加熱装置の作用、つまりウエハWの処理、ウエハWの受け渡し、ウエハWの加熱および気流の制御などが実施されるように命令が組まれた、例えばソフトウェアからなるプログラムが格納される。そして当該プログラムが制御部に読み出されることにより制御部は当該半導体製造装置の作用を制御するようになっている。なおこのプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクなどの記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
次に当該加熱装置2の作用について説明する。先ず外部の搬送機構8により、搬送口21を介して筐体20内に、表面に塗布膜であるレジスト膜が塗布されたウエハWを搬入し、ウエハWを冷却プレート3を介してワイヤ51に受け渡す。この搬送機構8は、例えば図6に示すような、水平な馬蹄形状の搬送アーム81を有しており、搬送アーム81の前方には切欠部82が形成されている。搬送アーム81の内周の大きさは冷却プレート3の直径よりも若干大きく形成されており、この内周における下部には内方へ向かう4つの突片83が設けられ、これらの突片83上にウエハWが保持される。なお図6(b)の冷却プレート3では溝部31が省略されている。
搬送アーム81は昇降自在かつ進退自在に構成され、冷却プレート3にウエハWを受け渡す際には、先ず搬送手段5をホーム位置に位置させ、冷却プレート3とワイヤ51との間から搬送アーム81が退却できるように、冷却プレート3をワイヤ51の上方側に位置させる。そしてウエハWを保持した搬送アーム81を前記搬送口21を介して筐体20内の、冷却プレート3の上方側に進入させる。ここで冷却プレート3の外周の切欠部34は、夫々搬送アーム81の突片83と対応する位置に設けられていることから、搬送アーム81が冷却プレート3に対して上方から覆い被さるように下降することで、搬送アーム81上のウエハWが冷却プレート3に受け渡される。ウエハWを受け渡した搬送アーム81は、ワイヤ51の上方側まで下降して、前方の切欠部82が溝部31の外側を通り抜けるように手前側に後退して筐体20内から退去するようになっている。
こうしてウエハWを冷却プレート3に受け渡した後、冷却プレート3を下降させて、冷却プレート3上のウエハWをワイヤ51に受け渡す。次いで冷却プレート3をさらに下降させた後、ウエハWを保持するワイヤ51を加熱室4側へ移動させて、ウエハWを加熱室4内に搬送する。加熱室4内は、ウエハWがワイヤ51により搬送されるまでに、熱板44,45により加熱され、例えば100℃程度になっている。
加熱室4内にウエハWがワイヤ51により保持された状態で搬入されると、バルブV1が開かれ、ガス供給源24からガス供給管24aにパージ用ガスが供給される。当該パージ用ガスはガス吐出部23で略100℃に加熱されて、吐出口23aから加熱室4の天板4Aへ向けて吐出される。この吐出口23aからパージ用ガスの吐出が開始されるのと略同時に、バルブV2が開き、排気流調整手段65の板状部材が回転することで、排気手段76により排気ユニット6を介して加熱室4の排気が行なわれる。
こうして図3中、矢印で示すように、吐出部23から供給されたパージ用ガスは加熱室4の天板4Aと底板4Bとの間を手前側から奥側に流れ、ウエハWの周囲を通過した後に、排気ユニット6に流入し、加熱室4、筐体20の外へ除去される。前記ウエハWは加熱室4内にワイヤ51により保持された状態で支持され、熱板44,45とは直接接触していないが、熱板44,45により伝熱性材料により構成された加熱室4を介して上下方向から加熱されると共に、加熱されたパージ用ガスがウエハWの表面に沿って流れることでウエハWを予め設定したプロセス温度で加熱できるように構成されている。この際、前記加熱室4内のパージ用ガス(加熱室4内の雰囲気)は、排気ユニット6では、加熱室4の出口側の吸引排気口46、突出部62のスリット63、突出部62を介して筐体61内に入り込み、通気路64a,64b,64cを下流側へ向けて通気していき、排気管75を介して排気ユニット6の外部に排気されていく。
ここで、前記ガス吐出部23からは、ウエハWの幅をカバーできる幅の気流が形成され、一方加熱室4の出口側の吸引排気口46もウエハWの幅をカバーできる幅に構成されているので、ウエハWの周囲には図中矢印で示すような、ウエハWの幅をカバーできる幅の一方向流が形成される。このように熱板44,45の熱と一方向流とにより、ウエハWに塗布されたレジスト液の加熱、乾燥が行われて、ウエハWにレジスト膜が形成される。
この際、排気ユニット6では、前記パージ用ガスは、排気ユニット6の幅方向(図4、図7中X方向)に、スリット63の幅と同じ程度の大きさで伸びる帯状の通気路64内を、入口側(加熱室4側)から出口側(排気管75側)に向けて通気していくが、前記出口側では、前記口径が8mm程度の排気管75が、筐体61の背面61Bのほぼ中央に接続されているので、前記排気ユニット6内のパージ用ガスは、前記通気路64内を排気管75に向けて収束するように流れていくことになる。
しかしながら、排気ユニット6の内部には、加熱室4の出口側の近傍に気流抵抗部71が設けられており、この気流抵抗部71では下から上に向かってガスが流れることになるのでコンダクタンス成分が大きい。このため当該気流抵抗部71では前記ガスが通気しにくくなって、これにより当該通気路64を通気するガスの流速が低減される。これにより前記ガスは排気管75に向けて収束するように流れていくものの、前記気流抵抗部71近傍では速やかに収束されていかず、通気路64a,64b内を当該通気路64a,64bの幅方向にほぼ広がった状態で流れることになる。そして気流抵抗部71の下流側において徐々に排気管75に向けて収束するように流れていく。
これにより加熱室4内では、例えば図7に破線によりガスの流れを示すように、ウエハWが置かれた領域の面内において、前記一方向に流れる気流が、その通気方向(図7中Y方向)に沿って、加熱室の幅方向に広がった状態で通気方向に対して互いに並行に流れる並行流が形成される。
また前記通気路64を通気するガスには、ウエハWの加熱処理により塗布膜であるレジスト膜から飛散する塗布膜の昇華物が含まれている。この昇華物は、昇華点以下の温度になると固化するので、気流抵抗部71の下流側に設けられた捕集部72において、放熱フィン74によって通気路64cを通気するガスを前記レジスト液の昇華物の昇華点以下の温度まで積極的に冷却する。これにより、前記ガスに含まれる前記昇華物が冷却されて固化され、捕集部72の凹部73に付着し、こうして前記ガスから前記昇華物が分離され、除去される。一方前記昇華物が除去された前記ガスは、排気管75を介して排気ユニット6の外部に排気される。ところで前記気流抵抗部71は、加熱室4の出口側近傍に設けられており、加熱室4からの熱伝導によって、前記昇華物が付着しない程度の温度に加熱されているので、当該気流抵抗部71への前記昇華物の付着は抑えられる。
このようにしてウエハWへのパージ用ガスの供給が一定時間行なわれた後に、ガス供給源24からのパージ用ガスの供給と排気ユニット6による排気を停止する。次いでワイヤ51によりウエハWを前記ホーム位置へ搬送してから、冷却プレート3を上昇させ、冷却プレート3とウエハW下面とを接触させるか、冷却プレート3上面とウエハW下面との間に、例えば0.1mm程度の隙間を形成した状態で、冷却プレート3によりウエハWを冷却し、ウエハWの粗熱取りを行なう。そして粗熱取りが終了した後、冷却プレート3を介して外部の搬送機構8にウエハWを受け渡し、筐体20の外へ搬送する。
ここで冷却プレート3から搬送機構8へのウエハWの受け渡しは、搬送機構8から冷却プレート3へのウエハWの受け渡しと逆の動作で行なわれ、例えばウエハWを保持する冷却プレート3の下面とワイヤ51との間に、搬送機構8の搬送アーム81を進入させ、次いで搬送アーム81を冷却プレート3の上方側まで上昇させることにより、搬送アーム81上に冷却プレート3からウエハWを受け取り、次いで冷却プレート3の上方側にてウエハWを保持した搬送アーム81を退却させることにより行なわれる。
このような加熱装置2では、加熱室4の出口側の吸引排気口46に着脱自在に設けられた排気ユニット6を介して加熱室4内の雰囲気が吸引排気されるが、既述のように、加熱室4の吸引排気口46、排気ユニット6のスリット63、通気路64の、加熱室4及び排気ユニット6の幅方向の長さはウエハWをカバーする長さに設定され、また排気ユニット6には、その入口側の近傍に気流抵抗部71が設けられているので、加熱室4内のウエハWの両面側では、既述のように、通気方向が一方向であり、かつ通気方向に対してウエハWの面内において並行に流れる気流が形成される。
このため加熱室4に置かれるウエハWの両面では、パージ用ガスが前記一方向流に沿って、ウエハWの面内においてほぼ均一に通気していく。これによりウエハWの加熱処理によりレジストから飛散するレジストの昇華物が、ウエハWの面内においてほぼ均一な状態で前記パージ用ガスと共に排気されていくので、前記昇華物の排出の程度がウエハ面内において揃えられ、レジスト液からの昇華物のウエハWへの付着が抑えられると共に、前記昇華物がウエハWに部分的に付着してしまうといったことが抑えられる。またこ加熱室4に置かれるウエハWの面内におけるパージ用ガスの流れが揃えられるので、ウエハW表面の温度均一性が向上し、結果として線幅精度や膜厚の面内均一性が向上する。
この際前記ガスは前記気流抵抗部71を通過する際、流速が小さくなるので、前記ガスに含まれる前記昇華物が固化して当該気流抵抗部71に付着するおそれがあるが、この気流抵抗部71は加熱室4の出口側近傍に設けられており、加熱室4からの熱伝導によって、前記昇華物が付着しない程度の温度に加熱されているので、この気流抵抗部71への前記昇華物の付着は抑えられる。このため気流抵抗部71を加熱するための加熱手段を別個に用意する必要はない。
仮に気流抵抗部71を設けない場合には、通気路64のコンダクタンス成分が変わらないので、通気路64を通気するガスが流れにくくなることなく、その流速が変化しない状態で流れていく。従ってスリット63を介して排気ユニット6に入り込んだガスは、そのまま通気路64を排気管75に向けて速やかに収束するように流れていくので、スリット63をウエハWをカバーする大きさに形成したとしても、加熱室4内において当該加熱室4内の幅方向に広がった並行流を形成することは困難であり、加熱室4内に置かれるウエハWの両面では、例えば加熱室4の出口側近傍において、加熱室4の幅方向の中央に収束するような気流が形成される。このような気流が形成されると、例えばウエハWの面内においては、気流の流れ方が異なってしまうので、ウエハWの面内において前記昇華物の排出が十分に行われない領域が発生し、前記昇華物がウエハWに部分的に付着してしまうおそれがある。またウエハW表面の温度均一性が低下してしまうので、線幅精度や膜厚の面内均一性も悪化してしまう。
また通気路64の気流抵抗部71の下流側に捕集部72が設けられており、ここで前記ガスを前記昇華物の昇華点以下の温度まで積極的に冷却しているので、前記ガスに含まれる前記昇華物が固化して、捕集部72の凹部73に付着し、こうして前記ガスから分離される。従って排気ユニット6の下流側に向かうガスには前記昇華物がほとんど含まれていないので、排気ユニット6の筐体61よりも温度の低い外部雰囲気の影響を受けたとしても、排気路75や排気手段76内への前記昇華物の固着が抑えられる。
このため前記排気路75に前記昇華物が固着して、これら排気路75等に目詰まりが生じるおそれがないので、当該目詰まりによって排気路75等のコンダクタンス成分が大きくなり、排気流量が低下してしまうこともなく、加熱室4内においては排気流量が安定な状態で処理を行うことができる。これにより加熱室4内では給排気のバランスが安定し、前記一方向流に乱れが発生するおそれがないので、前記一方向流に沿った前記昇華物の排出を十分に行うことができる。また給排気のバランスの崩れが発生しないので、ウエハW表面の温度均一性が低下するおそれもなく、線幅精度や膜厚の面内均一性の高い処理を安定して行うことができる。
さらに既述のように排気路75の上流側の捕集部72にて、前記ガスに含まれる前記昇華物を積極的に捕集することによって、排気路75や排気手段75への前記昇華物の付着が抑えられるので、これら排気路75等の洗浄作業が不要となるか、前記洗浄作業の回数が減少するので、メンテナンス性が向上する。また排気ユニット6の捕集部72に付着した前記昇華物は、筐体61の蓋体60を取り外し、内部の付着物を拭き取ることにより除去できるので、捕集部72からの前記昇華物の除去作業も容易である。さらに仮に通気路64内に前記昇華物が付着した場合や、定期的に通気路64内を洗浄する場合にも、排気ユニット6は加熱室4や排気管75に対して着脱自在に設けられているので、排気ユニット6を取り外して、蓋体60を外して分解して洗浄すればよく、洗浄作業の作業性も向上する。
さらにまた前記通気路64内では、気流抵抗部71の下流側に捕集部72が設けられており、気流抵抗部71にてコンダクタンス成分を大きくするために通気路64を屈曲しているので、捕集部72にて補修された前記昇華物が通気路64を逆流して加熱室4に混入するといった事象が発生しにくい。また捕集部72を気流抵抗部71の上流側に設ける場合を想定すると、加熱室4の近傍に捕集部72を設けることになり、捕集部72を冷却部74によって冷却するときに、加熱室4の出口側に対して熱的に悪影響を与えるおそれがあり、望ましくない。
さらに本発明の排気ユニット6は、前記筐体61の内部に、前記加熱室4の吸引排気口46に接続される帯状の水平な通気路64aと、この通気路64を屈曲して、下から上に前記ガスが通気する鉛直な通気路64bと、前記通気路64bをさらに屈曲して水平に伸びる通気路64cを形成し、前記通気路64bにより気流抵抗部71を形成すると共に、前記通気路64cが前記捕集部72の扁平な凹部73の上面を形成するように捕集部72を構成しているので、排気ユニット6全体がコンパクトな構成となる。
特に気流抵抗部71の鉛直な通気路64bの高さを利用して、この高さの範囲内に捕集部72の凹部73を形成することによって、排気ユニット61の上下方向の大きさを小さくすることができる。このため結果として加熱装置の上下方向の大きさがコンパクトになるので、例えばこの加熱装置を棚状に積層して設ける場合には、空いたスペースに上下方向に組み込むことができる加熱装置の個数が多くなるというメリットもある。
以上において、上述の例では、排気ユニット6は加熱室4の背面部に接続されているので、上下方向の大きさをより小さくすることができ、当該加熱装置を積層して設ける場合には好ましいが、図8に示すように、加熱室4の底面4Bに、加熱室4に置かれたウエハWを介してガス吐出部23と対向するように、前記ガス吐出部23と略平行に、前記ウエハWをカバーする大きさにて開口するスリット状の吸引排気口47を形成し、ここに排気ユニット6の突出部62を接続するようにしてもよい。
また気流抵抗部は通気路64のコンダクタンス成分を大きくする構成であればよく、例えば図9に示すように、通気路64内に当該通気路64内を通気するガスの流路を狭める複数の板状部材78を設ける構成の気流抵抗部78を採用してもよい。さらに冷却部74は、放熱フィン以外にもペルチェ素子を用いて凹部73を冷却するものであってもよい。
さらにまた本発明は、熱板上にウエハWを載置して加熱し、当該熱板と対向する天板を備えるタイプの加熱部に対しても適用できる。また加熱装置としては、冷却プレートと加熱部との間でウエハWを搬送する搬送手段としてワイヤ以外のものを用いる構成や、冷却プレートが加熱部に向かって移動し、当該冷却プレートを外部の搬送手段と加熱部との間でウエハWの受け渡しを行なうための搬送手段として用いるタイプの構成にも適用できる。
また本発明においては、ガス吐出部23及び排気ユニット6により既述の一方向流が形成できればよいので、ガス吐出部23の吐出口23a及び吸引排気口46の形状もこの例に限らず、例えば前記吐出口23aを加熱室4の幅方向に沿ったスリット状に設けるようにしてもよいし、吸引排気口46として前記幅方向に沿って形成される複数の吸引孔を用い、ここに通気路64を接続するように突出部62を着脱自在に設けるようにしてもよい。また突出部62側のスリット63においても、前記幅方向に沿って形成される複数の吸引孔を用い、ここに帯状の通気路64を接続するように設けてもよい。
続いて前記加熱装置を組み込んだ塗布、現像装置に、露光装置を接続したレジストパターン形成システムの一例について簡単に説明する。図10は前記システムの平面図であり、図11は同システムの斜視図である。この装置には、キャリアブロックS1が設けられており、このブロックS1では、載置台101上に載置された密閉型のキャリア100から受け渡しアームCがウエハWを取り出して、当該ブロックS1に隣接された処理ブロックS2に受け渡すと共に、前記受け渡しアームCが、処理ブロックS2にて処理された処理済みのウエハWを受け取って前記キャリア100に戻すように構成されている。
前記処理ブロックS2には、図11に示すように、この例では現像処理を行うための第1のブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜の形成処理を行なうための第2のブロック(BCT層)B2、レジスト液の塗布処理を行うための第3のブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜の形成処理を行なうための第4のブロック(TCT層)B4を下から順に積層して構成されている。
第2のブロック(BCT層)B2と第4のブロック(TCT層)B4とは、各々反射防止膜を形成するための薬液をスピンコーティングにより塗布する塗布ユニットと、この塗布ユニットにて行われる処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の処理ユニット群と、前記塗布ユニットと処理ユニット群との間に設けられ、これらの間でウエハWの受け渡しを行なう搬送アームA2,A4とにより構成されている。第3のブロック(COT層)B3においても、前記薬液がレジスト液であることを除けば同様の構成である。
一方第1の処理ブロック(DEV層)B1については、図12に示すように、一つのDEV層B1内に現像ユニット102が2段に積層されている。そして当該DEV層B1内には、これら2段の現像ユニット102にウエハWを搬送するための搬送アームA1が設けられている。つまり2段の現像ユニット102に対して搬送アームA1が共通化されている構成となっている。さらに処理ブロックS2には、図10及び図12に示すように、棚ユニットU5が設けられ、この棚ユニットU5の各部同士の間では、前記棚ユニットU5の近傍に設けられた昇降自在な第1の受け渡しアームD1によってウエハWが搬送されるように構成されている。
キャリアブロックS1からのウエハWは前記棚ユニットU5の一つの受け渡しユニット、例えば第2のブロック(BCT層)B2の対応する受け渡しユニットCPL2に受け渡しアームCによって順次搬送される。第2のブロック(BCT層)B2内の搬送アームA2は、この受け渡しユニットCPL2からウエハWを受け取って各ユニット(反射防止膜ユニット及び加熱・冷却系の処理ユニット群)に搬送し、これらユニットにてウエハWには反射防止膜が形成される。
その後、ウエハWは棚ユニットU5の受け渡しユニットBF2、受け渡しアームD1、棚ユニットU5の受け渡しユニットCPL3及び搬送アームA3を介して第3のブロック(COT層)B3に搬入され、レジスト膜が形成される。更にウエハWは、搬送アームA3により棚ユニットU5の受け渡しユニットBF3に受け渡される。なおレジスト膜が形成されたウエハWは、第4のブロック(TCT層)B4にて更に反射防止膜が形成される場合もある。この場合は、ウエハWは受け渡しユニットCPL4を介して搬送アームA4に受け渡され、反射防止膜が形成された後、搬送アームA4により受け渡しユニットTRS4に受け渡される。
一方DEV層B1内の上部には、棚ユニットU5に設けられた受け渡しユニットCPL11から棚ユニットU6に設けられた受け渡しユニットCPL12にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトルアームEが設けられている。レジスト膜やさらに反射防止膜が形成されたウエハWは、受け渡しアームD1により受け渡しユニットBF3、TRS4を介して受け渡しユニットCPL11に受け渡され、ここからシャトルアームEにより棚ユニットU6の受け渡しユニットCPL12に直接搬送され、インターフェイスブロックS3に取り込まれることになる。なお図14中のCPLが付されている受け渡しユニットは、温調用の冷却ユニットを兼ねており、BFが付されている受け渡しユニットは、複数枚のウエハWを載置可能なバッファユニットを兼ねている。
次いで、ウエハWはインターフェイスアームBにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚ユニットU6の受け渡しユニットTRS6に載置されて処理ブロックS2に戻される。戻されたウエハWは、第1のブロック(DEV層)B1にて現像処理が行われ、搬送アームA1により棚ユニットU5における受け渡しアームCのアクセス範囲の受け渡し台に搬送され、受け渡しアームCを介してキャリア100に戻される。なお図12においてU1〜U4は各々加熱部と冷却部とを積層した熱系ユニット群である。
本発明は、レジスト液の塗布されたウエハWの加熱処理(ベーキング処理)以外に、保護膜やBARC膜(反射防止膜)の塗布されたウエハWの加熱処理等に適用することができる。また本発明は、半導体ウエハW以外に、例えばLCD基板、マスク基板などの処理にも適用できる。
本発明の加熱装置の一実施の形態を示す斜視図である。 前記加熱装置を示す断面図である。 前記加熱装置の一部を示す断面図である。 前記加熱装置の加熱室と排気ユニットとの接続を説明するための斜視図である。 前記排気ユニットの作用を説明するための断面図である。 前記加熱装置にウエハWを搬送するための外部の搬送機構と、加熱装置に設けられる冷却プレートとを示す平面図と、斜視図である。 前記加熱室におけるガスの流れを説明するための平面である。 前記加熱装置の排気ユニットの他の接続例を示す断面図である。 前記排気ユニットの気流抵抗部の他の例を示す断面図である。 前記加熱装置が組み込まれるレジストパターン形成装置の一例を示す平面図である。 前記レジストパターン形成装置の一例を示す斜視図である。 前記レジストパターン形成装置の一例を示す断面図である。 従来の加熱装置を示す断面図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ
2 加熱装置
3 冷却プレート
31 溝部
4 加熱室
41 開口部
44,45 熱板
46 吸引排気口
5 搬送手段
51 ワイヤ
6 排気ユニット
60 蓋体
61 筐体
62 突出部
63 スリット
64 通気路
71 通気抵抗部
72 捕集部
73 凹部
74 冷却部

Claims (9)

  1. 基板を少なくとも下方側から熱するための熱板と、前記基板と対向する天板とを備えた加熱部の内部にて、塗布膜が塗布された基板を加熱処理する加熱装置において、
    前記加熱部の一端側に設けられ、この加熱部内に載置された基板と天板との間にガスを吐出して前記基板の幅をカバーできる幅の気流を形成するためのガス吐出部と、
    前記加熱部内に載置された基板を挟んで前記ガス吐出部と対向する側に、基板の幅をカバーできる幅に形成された吸引排気口と、
    前記吸引排気口に着脱自在に設けられ、この吸引排気口を介して前記加熱部内の雰囲気を吸引排気するための排気ユニットと、
    前記排気ユニットに着脱自在に設けられた排気路を介して接続される吸引排気手段と、を備え、
    前記排気ユニットは、前記吸引排気口に接続され、基板の幅をカバーできる幅の帯状の通気路と、
    前記通気路における前記加熱室の近傍に設けられ、前記塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度に、加熱部からの熱により加熱される気流抵抗部と、
    前記通気路における前記気流抵抗部の下流側に設けられ、前記加熱部内の雰囲気に含まれる前記昇華物を捕集するための捕集部と、を備えることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記加熱部の一端側には基板を搬入出するための開口部が形成されると共に、前記加熱部の他端側には前記排気ユニットが接続され、
    前記加熱部では前記一端側から他端側に向けて流れる気流が形成されることを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 前記加熱部は、基板を加熱処理するための、一方側が基板を搬入出するために開口する扁平な加熱室と、
    前記基板を少なくとも下方側から加熱するように、前記加熱室に設けられた熱板と、を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱装置。
  4. 前記気流抵抗部は、前記通気路を屈曲して形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の加熱装置。
  5. 前記捕集部は、上面が開口する凹部と、この凹部の開口部を開閉するための蓋体と、を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の加熱装置。
  6. 前記排気ユニットは、前記加熱部の吸引排気口に接続される水平な通気路と、この通気路を屈曲して形成され下から上にガスが通気する気流抵抗部と、この気流抵抗部の下流側において前記通気路をさらに屈曲して形成される水平に伸びる通気路と、この通気路に上面が接続される前記捕集部の扁平な凹部と、を備えることを特徴とする請求項5記載の加熱装置。
  7. 前記凹部の下部側には放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の加熱装置。
  8. 基板を収納し、キャリアが搬入出されるキャリアブロックと、
    前記キャリアから取り出された基板の表面にレジストを塗布する塗布部と、レジストが塗布された基板を加熱する加熱装置と、加熱された基板を冷却する冷却部と、露光後の基板を現像する現像処理部と、を含む処理ブロックと、
    この処理ブロックと露光装置との間で基板の受け渡しを行なうインターフェース部と、を備えた塗布、現像装置において、
    前記加熱装置として、請求項1ないし7のいずれか一に記載の加熱装置を用いることを特徴とする塗布、現像装置。
  9. 基板を少なくとも下方側から熱するための熱板と、前記基板と対向する天板とを備えた加熱部の内部にて、塗布膜が塗布された基板を加熱処理する加熱方法において、
    前記加熱部内に塗布膜が塗布された基板を載置する工程と、
    次いで前記加熱部の一端側から基板と天板との間にガスを吐出して前記基板の幅をカバーできる幅の気流を形成すると共に、前記加熱部の他端側に基板の幅をカバーできる幅に形成された吸引排気口に着脱自在に設けられた排気ユニットにより前記加熱部内の雰囲気を吸引排気しながら、前記基板に対して加熱処理を行う工程と、を含み、
    前記排気ユニットでは、前記加熱部の雰囲気は、基板の幅をカバーできる幅のの帯状の通気路を下流側に流れ、前記塗布膜の昇華物が付着しない程度の温度に、前記加熱部により加熱された前記通気路における気流抵抗部を通過し、前記通気路における気流抵抗部の下流側に設けられた捕集部により、前記昇華物が捕集されることを特徴とする加熱方法。
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