JP4737018B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は操作パターン切換弁を備えた油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
本発明の好適例であるミニショベルと称される小形の油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
この油圧ショベルは、図8に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2の前部に、ブーム3、アーム4、バケット5、及びこれらを作動させる油圧アクチュエータ(ブーム、アーム、バケット各シリンダ)6,7,8を備えた作業アタッチメント9が取付けられて構成される。
上部旋回体2は、アッパーフレーム10に運転席11や図示しない各種操作装置のほかエンジン及びその関連機器等が搭載されて構成される。
アッパーフレーム10は、図9,10に示すように底板12と、この底板12上に間隔を置いて配置されたフロアプレート13と、周囲を覆うデッキカバー(分けてサイドカバー、フロントカバー等という場合もある)14から成っている。図9中、15は作業アタッチメント9が取付けられるアタッチメント取付部、16はフロアプレート13上に敷設されたフロアマットである。
アッパーフレーム10には、後部上面に運転台座17を介して運転席11が取付けられるとともに、この運転席11の下方にエンジンルーム18が形成され、このエンジンルーム18に、図示しないエンジン及び各種機器類(一部である作動油タンク19と油圧ポンプ20のみを示す)が設置される。
アッパーフレーム10の前部左側の床下、すなわち、底板12とフロアプレート13との間の左側にはバルブ収容空間21が形成され、このバルブ収容空間21に、各油圧アクチュエータの作動を個別に制御する油圧パイロット切換式の複数のコントロールバルブが一体化されたコントロールバルブユニット22が収容されている。
このコントロールバルブユニット22は、ユニット台22aを介してアッパーフレーム底板12に取付けられ、各コントロールバルブが、運転席11まわりに配置された図示しない操作弁(所謂リモコン弁)によって操作される。
また、バルブ収容空間21におけるコントロールバルブユニット22の後方、すなわち、運転席11に着座したオペレータの左側足元の床下に当たる部分に、操作弁と各コントロールバルブの組み合わせパターンをオペレータの所望に応じて複数通りのうちから選択するための操作パターン切換弁23が設置される。
この操作パターン切換弁23は、図10〜図12に示すように円筒状のボディ24と、このボディ24に縦軸まわりに回転自在に嵌入されたシャフト25と、上下両側のカバー(上側カバーのみを示す)26と、シャフト25の上端部に取付けられた操作レバー27とから成り、下面側が、アッパーフレーム底板12上にブラケット28を介して取付けられている。図12中、29はカバー26とシャフト25との間をシールするシール材である。
フロアプレート13の後部左側には操作口30が設けられ、オペレータがこの操作口30から手を入れて操作レバー27を手動で回転操作することにより操作パターン切換弁23のパターン切換作用が行われる。なお、操作口30はフロアマット16で覆われ、操作時に同マット16がめくり上げられることによって開口する。
以上の構成は特許文献1に示されている。
特開2002−227249号公報
操作パターン切換弁23は、上記のように運転席11に着座したオペレータの左側足元の床下に設置され、操作口30という小さな開口から操作されるため、操作レバー27が操作口30から操作し易い状態で設ける必要がある。
また、同切換弁23の上面には、切換ポジションが鋳出し文字やステッカー(図示しない)で表示されているため、このポジション確認のために上面側のできるだけ広い範囲が操作口30から簡単に視認できることが望ましい。
ところが、バルブ収容空間21には大きなコントロールバルブユニット22が設置され、ユニット台22aやポート、付属配管を含めると同空間21の大部分を占有することから、操作パターン切換弁23はその後方に追いやられる形で運転台座下の奥まった位置に取付けられている。
この場合、公知技術では同切換弁23が底板12に垂直に取付けられているため、その上面側も奥まった位置にある。
一方、操作口30は、フロアプレート13上に敷設されるフロアマット16の後端部を支持するための支持部を確保する必要性から運転台座17から前方に適度に離れた位置に設けられる。
この結果、図示のように操作パターン切換弁23全体が操作口30よりもかなり後方に位置するため、オペレータが奥を覗き込む無理な屈み姿勢で操作口30から図10中の二重線矢印で示すように手を奥向きに差し入れ、わずかに操作口30から覗く操作レバー27を操作しなければならない。このため、非常に操作し辛いとともに、切換ポジションの表示が見にくく、ポジションの確認もし辛いという問題があった。
また、車体洗浄時に操作パターン切換弁23に降りかかる水(図12に破線矢印で示す)が上面、とくにシール材29とその取付部分に溜まり易く、さび付きが起こり易いという問題もあった。
このような問題に対し次のような対策が考えられる。
(イ) 操作パターン切換弁23を操作口30の真下(現状位置よりも前方)で一部がコントロールバルブユニット22の上方に重なる状態で配置する。
(ロ) 特許文献1に開示されているように、操作パターン切換弁23を上部がフロアプレート上面側に突出する状態で設ける。
(ハ) 同切換弁23を現状位置で左右方向に水平に設置し、アッパーフレーム側面に操作口を設ける。
しかし、車高制限のある小型油圧ショベルではバルブ収容空間21を上方に拡張することができないため、(イ)の案は採用できない。
(ロ)の案によると、操作パターン切換弁23の突出部分を覆うための余分な部品が必要となる上に車体洗浄時の邪魔となり、さらにオペレータの足元スペースが縮小されてしまう等の弊害があり、得策でない。
(ハ)の案によると、オペレータがより操作しにくくなる上に操作口を開閉する専用の蓋が必要となる等の点で現実的でない。
なお、アッパーフレーム底板12とフロアプレート13との間の右側にも床下空間が形成されているため、コントロールバルブユニット22または操作パターン切換弁23をこの右側の床下空間に移すことは可能である。しかし、この場合でも、同切換弁23の前方に、図8の作業アタッチメント9を左右にスイングさせるためのスイングシリンダが設置される等、操作パターン切換弁23を床下空間の奥まった位置に設置せざるを得ない状況は変わらないため、問題の解決にはならない。
そこで本発明は、操作パターン切換弁をオペレータの左右いずれかの足元の床下空間に設置せざるを得ないという状況下で、同切換弁の切換操作及び切換ポジションの確認を無理なく容易に行うことができ、かつ、同切換弁上面への水の溜まりを抑えることができる建設機械を提供するものである。
請求項1の発明は、下部走行体と、この下部走行体上に縦軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回体と、複数の油圧アクチュエータと、この各アクチュエータを個別に制御する複数のコントロールバルブと、このコントロールバルブを操作する複数の操作弁と、上記操作弁とコントロールバルブの組み合わせパターンを切換える操作パターン切換弁とを備え、上記上部旋回体を構成するアッパーフレームは、底板と、この底板の上方に間隔を置いて設けられたフロアプレートとを有し、このアッパーフレーム上に運転台座を介して運転席が設けられるとともに、この運転席に着座したオペレータの左右いずれかの足元における上記底板とフロアプレートとの間の床下空間に上記操作パターン切換弁が起立姿勢で設けられ、この操作パターン切換弁は上面側に切換操作用の操作レバーを有し、この操作レバーが、上記フロアプレートに開口形成された操作口から手動操作されるように構成された建設機械において、上記操作パターン切換弁は、その操作レバーを含む上面側が上記操作口に臨む状態で前倒れに傾斜して設けられたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、複数のコントロールバルブを備えたコントロールバルブユニットが床下空間における操作パターン切換弁の前方に配置されたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、操作パターン切換弁はアッパーフレームの底板にブラケットを介して取付けられ、このブラケットには、切換弁下面が取付けられる切換弁取付部が前下がりに傾斜する状態で設けられたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、操作パターン切換弁は、操作レバーの回転操作によって複数の切換ポジション間で切換えられるように構成されるとともに、上記操作レバーを複数の切換ポジションで固定する止めねじを有し、この止めねじの軸部先端に、止めねじがねじ込まれるねじ穴の内径以下の直径寸法を備えた無ねじの保持軸部が延設されたものである。
本発明によると、操作パターン切換弁を、運転席に着座したオペレータの左右いずれかの足元の床下空間において、操作レバーを含む上面側が操作口に臨む状態で前倒れに傾斜して設けたから、同切換弁の下面側の取付位置そのものは従来と同じ運転台座に近い奥まった位置でありながら、操作レバーを含む上面を操作し易くて見易い位置に設定することができる。
すなわち、操作パターン切換弁を床下の隠れた位置に設置しながら、同切換弁の切換操作及び切換ポジションの確認を、無理のない楽な姿勢で容易に行うことができる。
しかも、バルブ収容空間を上方に拡張する必要も、また特許文献1に記載された公知技術のように操作パターン切換弁の突出部分を覆う余分な部品や、同切換弁を水平に設置した場合のようにアッパーフレーム側面に操作口を開閉する専用の蓋を追加したり、突出部分が車体洗浄の邪魔になったり、足元スペースを縮小したりする弊害が一切生じない。
また、操作パターン切換弁を前倒れに傾斜させたことの効果として、車体洗浄時に同切換弁に降りかかる水が上面の傾斜によって速やかに流れ落ち、とくにシール材及びその取付部分に溜まりにくくなるため、さび付きの発生を抑えることができる。
この場合、操作パターン切換弁の前方にコントロールバルブユニットが配置された機械では、コントロールバルブユニットの設置状態での高さ寸法が比較的小さいことから、その上方に余剰空間が生じる。従って、この機械を対象とする請求項2の発明によると、操作パターン切換弁の上部がコントロールバルブユニット上の余剰空間に侵入する形で前倒れ傾斜するため、同切換弁とコントロールバルブユニット(配管やユニット台を含む)とが干渉するおそれがない。
いいかえれば、操作パターン切換弁を前倒れの傾斜状態で設置することが容易となり、かつ、その傾斜角度を必要なだけ十分にとることができる。
一方、請求項3の発明によると、操作パターン切換弁をアッパーフレームの底板に取付けるためのブラケットの切換弁取付部を前下がりに傾斜させたから、同取付部(少なくともその後側)とアッパーフレーム底板との間隔を大きくとることができる。
このため、この間隔部分の空間を、コントロールバルブと操作弁とを結ぶ配管等を通す配管通路として有効利用することが可能となる。
ところで、操作レバーは、通常、操作パターン切換弁の上面側で複数の切換ポジション間で回転操作され、各切換ポジションで止めねじによって固定(保持)される。
この場合、本発明では操作パターン切換弁を前倒れに傾斜して設けているため、止めねじのねじ込み、ねじ戻し操作時に、ねじ込み始めやねじ戻し終わりに止めねじが手が離れる等の取扱いミスによって止めねじが傾斜に沿って切換弁上から転落し易いという問題が生じる。
この点、請求項4の発明によると、止めねじの軸部先端に、止めねじがねじ込まれるねじ穴の内径寸法以下の直径寸法を備えた無ねじの保持軸部を延設したから、止めねじのねじ込み時に軸部がねじ穴に螺合するまで、及びねじ戻し時に軸部がねじ穴から離脱した後、保持軸部がねじ穴に嵌まり込んで止めねじを保持するため、止めねじが取扱いミスで切換弁上から転落するおそれがなくなる。
本発明の実施形態を図1〜図7によって説明する。
実施形態において、基本構成、すなわち、
(i) アッパーフレーム10が、底板12と、この底板12上に間隔を置いて配置されたフロアプレート13と、デッキカバー14によって構成される点、
(ii) アッパーフレーム10の後部上面に運転台座17を介して運転席11が取付けられ、この運転席11の下方にエンジンルーム18が形成される点、
(iii) アッパーフレーム10の前部左側の床下にバルブ収容空間21が形成され、このバルブ収容空間21に、各油圧アクチュエータの作動を個別に制御する油圧パイロット切換式の複数のコントロールバルブが一体化されたコントロールバルブユニット22が収容される点、
(iv) バルブ収容空間21におけるコントロールバルブユニット22の後方、すなわち、運転席11に着座したオペレータの左側足元の床下に当たる部分に、操作弁と各コントロールバルブの組み合わせパターンをオペレータの所望に応じて選択するための操作パターン切換弁23が起立姿勢で設置される点、
(v) この操作パターン切換弁23は、円筒状のボディ24と、このボディ24に縦軸まわりに回転自在に嵌入されたシャフト25と、上下両側のカバー(上側カバーのみを示す)26と、シャフト25の上端部に取付けられた操作レバー27とから成る点、
(vi) フロアプレート13の後部左側に操作口30が設けられ、オペレータがこの操作口30から手を入れて操作レバー27を手動で回転操作することにより操作パターン切換弁23のパターン切換作用が行われる点
は、図9〜図12に示す従来技術と同じである。
なお、実施形態において、図9〜図12に示す従来技術と同一部分にはすべて同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
この実施形態において、操作パターン切換弁23は、操作レバー27を含む上面側が操作口30に臨む状態で前倒れに傾斜して配置され、その下面がブラケット31を介してアッパーフレーム底板12に取付けられている。
ここで、同切換弁下面の取付位置は、従来と同様に、コントロールバルブユニット22後方の、運転台座17に近い奥まった位置に設定され、この取付位置で、上面側のできるだけ広い範囲が操作口30に臨む状態となるように前倒れの傾斜角度が設定されている。
ブラケット31は、切換弁下面が取付けられる切換弁取付部31aを備え、この切換弁取付部31aは、図示のように操作パターン切換弁23の前倒れ傾斜に合わせて前下がりに傾斜形成されている。
この構成により、操作パターン切換弁23の取付位置そのものは従来と同じ床下の奥まった位置でありながら、その上面を、従来よりも前方であって操作口30から操作し易くて見易い位置、具体的には、操作レバー27のほぼ全体が操作口30に臨み、切換ポジションの表示部分のほぼ全域が操作口30のほぼ真上から一見できる状態を得ることができる。
このため、オペレータは視線が操作口30のほぼ真上に来る程度の軽い前傾姿勢で、操作口30から図2中の矢印で示すように手をほぼ真下に差し入れて操作レバー27を簡単に操作し、また、切換ポジションを容易に確認することができる。
しかも、バルブ収容空間21を上方に拡張する必要も、また操作パターン切換弁23を床上に突出させる公知技術のように突出部分を覆う余分な部品や、同切換弁23を水平に設置した場合のようにアッパーフレーム側面に操作口を開閉する専用の蓋を追加したり、突出部分が車体洗浄の邪魔になったり、足元スペースを縮小したりする弊害が一切生じない。
加えて、この実施形態によると次の効果を奏する。
(A) 操作パターン切換弁23の上部がコントロールバルブユニット22の上方に生じる余剰空間に侵入する形で前倒れ傾斜するため、同切換弁23とコントロールバルブユニット22(配管やユニット台22aを含む)とが干渉するおそれがない。
いいかえれば、操作パターン切換弁23を前倒れの傾斜状態で設置することが容易となり、かつ、その傾斜角度を必要なだけ十分にとることができる。
(B) 操作パターン切換弁23を前倒れに傾斜させたことにより、車体洗浄時に同切換弁23に降りかかる水が、図4に破線矢印で示すように上面の傾斜によって速やかに流れ落ち、とくにシール材29及びその取付部分に溜まりにくくなるため、さび付きの発生を抑えることができる。
(C) 操作パターン切換弁23をアッパーフレーム底板12に取付けるためのブラケット31の切換弁取付部31aを前下がりに傾斜させたから、切換弁取付部31a(少なくともその後側)とアッパーフレーム底板12との間隔を従来よりも拡大することができる。
このため、図2中に示すようにこの間隔部分の空間32を、コントロールバルブと操作弁とを結ぶ配管等の油圧配管33を通す配管通路として有効利用することが可能となる。
操作パターン切換弁23は、前記のように操作レバー27が外部からの操作によってボディ中心まわりに回転することにより複数のポジション間で切換えられ、各ポジションで動かないように固定(保持)される。この操作レバー27を各ポジションに固定する構造を図5〜図7によって説明する。
操作レバー27は、円盤部33の外周一部にL字形の取手34が一体に延設されて成り、円盤部33の外周縁部に、切換ポジションと同数(図例では4個)のねじ通し穴としてのU字形の切欠35…が、切換ポジションの間隔に対応する周方向の間隔を置いて、かつ、上下方向に貫通して設けられている。
一方、上側カバー26に、各切換ポジションで切欠35…の一つに合致するねじ穴36が設けられ、図5(a)(b)に示すように止めねじ(蝶ねじ)37が、各切換ポジションで切欠35を通してねじ穴36にねじ込まれることにより、操作レバー27が選択された切換ポジションに固定される。
ここで、操作パターン切換弁23は前倒れに傾斜しているため、止めねじ37のねじ込み、ねじ戻し操作時に、ねじ込み始めやねじ戻し終わりに止めねじ27から手が離れる等の取扱いミスによって止めねじ37が傾斜に沿って切換弁23上から転落し易い。
そこでこの実施形態では、この転落防止策として、図7に示すように止めねじ37の軸部37aの先端に、無ねじの軸部である保持軸部38が延設されている。
この保持軸部38の直径寸法D2はねじ穴36の内径寸法D1以下(わずかに小さい寸法)に設定されている。
こうすれば、止めねじ37のねじ込み時に軸部37aがねじ穴36に螺合するまで、及びねじ戻し時に軸部37aがねじ穴36から離脱した後、図7(c)に示すように保持軸部38がねじ穴36に嵌まり込んで止めねじ37を保持するため、止めねじ37が取扱いミスで切換弁23上から転落するおそれがなくなる。
また、図7(a)(b)に示すように止めねじ37をねじ穴37にねじ込む際に、保持軸部38が、軸部37aをねじ穴37に先導する役割を果たすため、狭い操作口30からのねじ込み操作が容易となる。
他の実施形態
(1) 止めねじ37として、蝶ねじ以外に、手で回転操作し易いように頭部を大径にしたりローレット加工を施したりしたねじを用いてもよい。また、手で回転操作できるねじに限らず、六角ねじのような工具によって操作されるねじを用いてもよい。
(2) 操作レバー27のねじ通し穴として切欠35に代えて貫通穴を設け、止めねじ37をこの貫通穴を通してねじ穴37にねじ込むようにしてもよい。この構成の場合、止めねじ37の保持軸部38がねじ穴36から外れた状態でも、貫通穴にとどまった状態であれば同ねじ37の転落を防止できる利点がある。
(3) 上記実施形態ではオペレータの左側足元の床下にコントロールバルブユニット22と操作パターン切換弁23を前後に並設した場合について説明したが、この両者の一方または双方を右側足元の床下に設置する場合にも上記同様に適用することができる。
そして、操作パターン切換弁23をコントロールバルブユニット22と分けて設置する場合でも、前記のように機器レイアウト上、同切換弁23を奥まった位置に設置せざるを得ない状況は変わらないため、上記同様の効果を得ることができる。
(4) 本発明は、上記実施形態で挙げた小型の油圧ショベルに好適であるが、基本的にこれと同様の構成と問題を有する建設機械に広く適用することができる。
本発明の実施形態にかかる小型油圧ショベルのアッパーフレームの一部断面側面図である。 図1の一部の拡大図である。 図2の部分平面図である。 実施形態における操作パターン切換弁の部分拡大断面図である。 (a)(b)は操作パターン切換弁を二つの切換ポジションで真上から見た平面図である。 同切換弁の一部側面図である。 (a)(b)(c)は操作パターン切換弁の操作レバーを切換ポジションに固定するための構造を固定前、固定状態、固定解除の各状態で示す部分断面図である。 小型油圧ショベルの概略側面図である。 従来機のアッパーフレームの一部断面側面図である。 図9の一部の拡大図である。 図10の部分平面図である。 従来機における操作パターン切換弁の部分拡大断面図である。
符号の説明
1 下部走行体
2 上部旋回体
10 アッパーフレーム
11 運転席
12 アッパーフレーム底板
13 フロアプレート
17 運転台座
21 バルブ収容空間(床下空間)
22 コントロールバルブユニット
23 操作パターン切換弁
27 操作レバー
30 操作口
31 ブラケット
31a 切換弁取付部
36 ねじ穴
37 止めねじ
37a 止めねじの軸部
38 止めねじの保持軸部

Claims (4)

  1. 下部走行体と、この下部走行体上に縦軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回体と、複数の油圧アクチュエータと、この各アクチュエータを個別に制御する複数のコントロールバルブと、このコントロールバルブを操作する複数の操作弁と、上記操作弁とコントロールバルブの組み合わせパターンを切換える操作パターン切換弁とを備え、上記上部旋回体を構成するアッパーフレームは、底板と、この底板の上方に間隔を置いて設けられたフロアプレートとを有し、このアッパーフレーム上に運転台座を介して運転席が設けられるとともに、この運転席に着座したオペレータの左右いずれかの足元における上記底板とフロアプレートとの間の床下空間に上記操作パターン切換弁が起立姿勢で設けられ、この操作パターン切換弁は上面側に切換操作用の操作レバーを有し、この操作レバーが、上記フロアプレートに開口形成された操作口から手動操作されるように構成された建設機械において、上記操作パターン切換弁は、その操作レバーを含む上面側が上記操作口に臨む状態で前倒れに傾斜して設けられたことを特徴とする建設機械。
  2. 複数のコントロールバルブを備えたコントロールバルブユニットが床下空間における操作パターン切換弁の前方に配置されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 操作パターン切換弁はアッパーフレームの底板にブラケットを介して取付けられ、このブラケットには、切換弁下面が取付けられる切換弁取付部が前下がりに傾斜する状態で設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械。
  4. 操作パターン切換弁は、操作レバーの回転操作によって複数の切換ポジション間で切換えられるように構成されるとともに、上記操作レバーを複数の切換ポジションで固定する止めねじを有し、この止めねじの軸部先端に、止めねじがねじ込まれるねじ穴の内径以下の直径寸法を備えた無ねじの保持軸部が延設されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設機械。
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