JP2011116253A - 建設機械 - Google Patents

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Shogo Kimura
庄吾 木村
Hajime Ishii
元 石井
Hajime Yoshida
肇 吉田
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Abstract

【課題】 コンソール装置の上方にリストレストを配置した場合でも、コンソール装置の上面側に設けられたスイッチ類を目視できるようにする。
【解決手段】 左,右のリストレスト34,38の手首受け部34B,38Bに、上,下方向に貫通する開口部34C,38Cをそれぞれ設けることにより、左リストレスト34の上側から開口部34Cを通じて左コンソール装置17の上面側を見通すと共に、右リストレスト38の上側から開口部38Cを通じて右コンソール装置22の上面側を見通す構成とする。これにより、オペレータは、右リストレスト38の手首受け部38Bから右手首を浮かせるだけで、右リストレスト38の上方から開口部38Cを通じて下方を見通すことにより、右コンソール装置22の後向き傾斜面23Bに配置されたキースイッチ26、エンジンコントロールダイヤル27を目視することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関し、特に運転席の左,右両側に操作レバーを有するコンソール装置が設けられた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、クローラ式の下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とからなる自走可能な車体と、上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、油圧ショベルは、作業現場まで自走した後、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、上部旋回体には、キャブまたはキャノピによって覆われる運転席が設けられ、この運転席の左,右両側には左,右のコンソール装置が配設されている。そして、コンソール装置の前端側には、運転席に着席したオペレータが作業装置を操作するための左,右の操作レバーが傾転可能に設けられている。また、コンソール装置の上面側には、例えばエンジンの始動、停止を切替えるキースイッチ、作業灯の点灯、消灯を切替える作業灯スイッチ、走行速度を低速、高速に切替える走行速度切替えスイッチ等の各種のスイッチ類が配置されている。
ところで、従来技術においては、操作レバーを操作するオペレータの疲労を軽減するため、左,右のコンソール装置にそれぞれリストレスト(アームレスト)を取付けた油圧ショベルが知られている。このリストレストは、操作レバーの後側に位置してコンソール装置の上方に配置され、運転席に着席したオペレータの手首または腕を乗せることができるものである。
これにより、運転席に着席したオペレータが操作レバーを操作するときに、当該オペレータの手首または腕をリストレストに乗せて安定させることにより、オペレータの疲労を軽減して操作性を高めることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−11930号公報
ところで、上述したリストレストは、通常、運転席に着席したオペレータの手首または腕を安定して乗せることができるように、前,後方向の長さ寸法をできるだけ大きく設定することが望ましい。
しかし、リストレストはコンソール装置の上方に配置されるため、リストレストの前,後方向の長さ寸法を大きくした場合には、コンソール装置の上面に配置された各種のスイッチ類がリストレストによって覆い隠されてしまう。これにより、オペレータが各種スイッチ類の操作を迅速に行うことができなくなり、掘削作業等を行うときの作業性が低下してしまうという問題がある。
また、例えば夏季等の外気温が高い環境下においては、長時間に亘ってリストレストに手首等を乗せることにより、リストレストと手首等との密着部が蒸れ易くなり、オペレータが不快感を感じて作業性が低下してしまう虞れがある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、コンソール装置の上方にリストレストを配置した場合でも、コンソール装置の上面側に設けられたスイッチ類を目視することができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、作業装置が設けられた自走可能な車体と、該車体に設けられオペレータが着席する運転席と、該運転席の左,右両側に配置され前記作業装置を操作するための操作レバーが設けられたコンソール装置と、前記操作レバーの後側に位置して前記コンソール装置に取付けられ前記操作レバーを操作するオペレータが手首を乗せるリストレストとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、前記リストレストは、前記コンソール装置に取付けられる取付部と、該取付部から前記コンソール装置の上方へと延び前記オペレータの手首を受ける手首受け部と、該手首受け部に上,下方向に貫通して設けられた開口部とにより構成したことにある。
請求項2の発明は、前記コンソール装置の上面側には前記操作レバーの後側に位置して各種のスイッチ類を設け、前記リストレストの開口部は、前記オペレータが前記手首受け部の上方から前記スイッチ類を見通すことができる位置に設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、運転席に着席したオペレータが、コンソール装置に設けられた操作レバーを操作するときには、オペレータの手首または腕をリストレストの手首受け部に乗せることにより、オペレータの手首等を安定させることができ、操作レバーに対する操作性を高めることができる。
この場合、コンソール装置の上方に配置される手首受け部に開口部を設けることにより、運転席に着席したオペレータは、開口部を通じてリストレストの上方からコンソール装置の上面側を容易に見通すことができる。従って、例えばコンソール装置の上面側に各種のスイッチ類を配置した場合でも、オペレータは、各種のスイッチ類を開口部を通じて確実に目視し、これらスイッチ類を迅速に操作することができるので、これらスイッチ類に対する操作性を高めることができる。
しかも、手首受け部に開口部を設けることにより、リストレスト(手首受け部)とオペレータの手首等との間の通気性を向上させることができる。この結果、長時間に亘って操作レバーを操作する場合でも、リストレストと手首等との密着部が蒸れるのを抑えることができ、快適な作業環境の下で作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、操作レバーを操作するオペレータは、手首受け部から手首等を浮かせるだけで、開口部を通じてリストレストの下方に配置されたスイッチ類を見通すことができる。これにより、オペレータは、操作レバーから手を離すことなく、各種スイッチ類の位置を予め確認した上で所望のスイッチを迅速に操作することができるので、スイッチ類に対する操作性を高めることができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 図1中の上部旋回体を拡大して示す外観斜視図である。 運転席、コンソール装置、操作レバー、リストレスト等を示す外観斜視図である。 コンソール装置、操作レバー、リストレスト等を示す分解斜視図である。 運転席、コンソール装置、操作レバー、リストレスト等を図1中の矢示V−V方向からみた断面図である。 コンソール装置に対するリストレストの取付状態を図5中の矢示VI−VI方向からみた一部破断の要部拡大図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての小型な油圧ショベルを示し、この油圧ショベル1は、左,右のクローラ(履帯)2Aを有する自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4とにより車体が構成され、上部旋回体4の前部側には作業装置5が設けられている。
ここで、上部旋回体4は、下部走行体2の車幅(左,右のクローラ2Aの間隔)よりも僅かに小さい左,右方向の幅寸法を有し、上方からみてほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体4が下部走行体2上で旋回動作を行ったときに、後述するカウンタウエイト8の後面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。
また、作業装置5は、後述する旋回フレーム7の前端部に左,右方向に揺動(スイング)可能に設けられたスイングポスト5Aと、該スイングポスト5Aに回動可能に取付けられたブーム5Bと、該ブーム5Bの先端側に回動可能に取付けられたアーム5Cと、該アーム5Cの先端側に回動可能に取付けられたバケット5Dとにより大略構成され、土砂の掘削作業等を行うものである。
6は下部走行体2の前部側に設けられた排土装置を示し、該排土装置6は、昇降シリンダ(図示せず)等により上,下方向に昇降し、例えば排土作業、地均し作業等を行うものである。
一方、上部旋回体4は、ベースとなる旋回フレーム7と、該旋回フレーム7の後端側に配設され作業装置5との重量バランスをとるカウンタウエイト8と、該カウンタウエイト8の前側に位置して左,右方向に延びる横置き状態に配設されたエンジン9と、旋回フレーム7の左側に搭載され運転室を画成するキャブ10と、カウンタウエイト8の前側からキャブ10の右側方に配置されエンジン9等の搭載機器を覆う外装カバー11とにより大略構成されている。
次に、12はエンジン9の前側から上側を覆うように旋回フレーム7の後部側に設けられた運転席台座を示している。この運転席台座12は、図3に示すように、左,右方向に延びる箱状に形成され、後述の運転席14が取付けられる台座部12Aと、該台座部12Aの後部から上方に延びた背板部12Bと、該背板部12Bの上端側から後方に延び、キャブ10の後部側を支持する後板部12Cとにより大略構成されている。
13は運転席台座12の前側に設けられた床板を示し、該床板13は、鋼板等により水平方向に延びる平板状に形成され、キャブ10内に乗込んだオペレータの足場を形成するものである。また、床板13の前部側は、キャブ10の前部側を支持すると共に、後述する左,右の走行用レバー・ペダル15等が取付けられるレバー・ペダル取付部13Aとなっている。
14は運転席台座12の台座部12A上に取付けられた運転席で、該運転席14は、油圧ショベル1を操縦するオペレータが着席するものである。そして、運転席14の前側には、床板13のレバー・ペダル取付部13Aに取付けられた左,右の走行用レバー・ペダル15と、外部油圧機器(図示せず)を操作するための左,右の操作ペダル装置16とが配設されている。また、運転席14を挟んで左,右両側には、後述する左,右のコンソール装置17,22が配設される構成となっている。
17は運転席14の左側に配設された左コンソール装置を示し、該左コンソール装置17は、図4ないし図6に示すように、運転席台座12に取付けられるコンソールスタンド18と、該コンソールスタンド18に取付けられ前,後方向に延びる左コンソールカバー19と、該左コンソールカバー19の前端側に設けられた左操作レバー20とにより大略構成されている。
ここで、左コンソールカバー19は、図4に示すように、上,下に2分割可能に構成され、左コンソールカバー19の上面は、前,後方向の中間部から前部側が前方に向けて斜め下向きに傾斜する前向き傾斜面19Aとなり、前,後方向の中間部から後部側が後方に向けて斜め下向きに傾斜する後向き傾斜面19Bとなっている。また、前向き傾斜面19Aには、左操作レバー20が挿通される角穴状の操作レバー挿通孔19Cが設けられ、該操作レバー挿通孔19Cの後側には、後述のブラケット36が挿通されるブラケット挿通孔19Dが設けられている。そして、左コンソールカバー19の上側には、後述の左リストレスト34が設けられる構成となっている。
一方、左操作レバー20は、コンソールスタンド18に取付けられる減圧弁型のパイロット弁20Aと、このパイロット弁20Aを操作するレバー本体20Bとにより大略構成されている。そして、運転席14に着席したオペレータが、レバー本体20Bを前,後方向と左,右方向とに傾転操作することにより、上部旋回体4の旋回動作と作業装置5の動作が制御される構成となっている。
21は左コンソール装置17の前部側に設けられたゲートロックレバーを示し、該ゲートロックレバー21は、左コンソールカバー19から前方に延びる遮断位置と、左コンソールカバー19から上方に延びる開通位置との間で上,下方向に回動するものである。そして、ゲートロックレバー21が遮断位置にあるときには、走行用レバー・ペダル15、左操作レバー20、後述の右操作レバー24等に対する操作に関らず油圧アクチュエータへの圧油の供給が停止され、ゲートロックレバー21が開通位置にあるときには、走行用レバー・ペダル15、左操作レバー20、右操作レバー24に対する操作に応じて油圧アクチュエータへ作動用の圧油が供給される構成となっている。
22は運転席14の右側に配設された右コンソール装置を示し、該右コンソール装置22は、左コンソール装置17とほぼ同様に、運転席台座12に取付けられるコンソールスタンド(図示せず)と、該コンソールスタンドに取付けられ前,後方向に延びる右コンソールカバー23と、該右コンソールカバー23の前端側に設けられた右操作レバー24と、右コンソールカバー23の後側に設けられた後述のスイッチパネル28とにより大略構成されている。
ここで、右コンソールカバー23は、左コンソールカバー19とほぼ同一形状を有し、右コンソールカバー23の上面は、前向き傾斜面23Aと後向き傾斜面23Bとからなっている。そして、右コンソールカバー23の前向き傾斜面23Aには、左コンソールカバー19と同様に、操作レバー挿通孔とブラケット挿通孔(いずれも図示せず)が設けられている。また、右コンソールカバー23の上側には、後述の右リストレスト38が設けられる構成となっている。
一方、右操作レバー24は、左操作レバー20と同様に、減圧弁型のパイロット弁(図示せず)と、このパイロット弁を操作するレバー本体24Aとにより大略構成され、運転席14に着席したオペレータが、レバー本体24Aを前,後方向と左,右方向とに傾転操作することにより、作業装置5の動作が制御される構成となっている。
25は右コンソール装置22の右側に配設されたブレード操作レバーで、該ブレード操作レバー25は、運転席14に着席したオペレータが右手で把持することにより前,後方向に傾転され、これにより、図1中の排土装置6が上,下方向に昇降する構成となっている。
26は右コンソール装置22の上面側に設けられたキースイッチを示し、該キースイッチ26は、右コンソールカバー23の後向き傾斜面23B上に配置されている。そして、キースイッチ26は、エンジン9の始動、停止を切替えるものである。また、後向き傾斜面23Bには、キースイッチ26の右側に位置してエンジンコントロールダイヤル27が配置され、該エンジンコントロールダイヤル27は、エンジン9の回転数を制御するものである。
28は右コンソールカバー23の後側に位置して右コンソール装置22の上面側に設けられたスイッチパネルを示し、このスイッチパネル28には、例えば作業灯スイッチ29、走行速度切替えスイッチ30、ワイパスイッチ31、予備流量切替えスイッチ32と、空調装置操作パネル33が配置されている。
ここで、作業灯スイッチ29は、前照灯等の作業灯(図示せず)を点灯または消灯させるものであり、走行速度切替えスイッチ30は、下部走行体2の走行速度を低速、高速の2段階に切替えるものである。また、ワイパスイッチ31は、降雨時等においてキャブ10の前窓を拭くためのワイパ(図示せず)を作動または停止させるものであり、予備流量切替えスイッチ32は、例えば作業装置5のバケット5Dに代えてグラップル等の他の作業具を取付けた場合等において、予備流量の供給の有無を切替えるものである。さらに、空調装置操作パネル33は、キャブ10内の空気を調和する空調装置を操作することにより、キャブ10内の温度、風向き、換気等を調整するものである。
このように、右コンソール装置22の上面側には、図5に示すように、右操作レバー24の後側に位置してキースイッチ26、エンジンコントロールダイヤル27、作業灯スイッチ29、走行速度切替えスイッチ30、ワイパスイッチ31、予備流量切替えスイッチ32、空調装置操作パネル33等からなるスイッチ類が配置されている。そして、運転席14に着席したオペレータは、油圧ショベル1の運転時に上述のスイッチ類を必要に応じて操作するようになっている。
次に、34は本実施の形態に用いられる左リストレストを示し、この左リストレスト34は、左操作レバー20の後側に位置して左コンソール装置17に取付けられている。そして、左リストレスト34は、運転席14に着席したオペレータが、左操作レバー20を操作するときに手首または左腕等を乗せることにより、当該オペレータの手首等を安定させるものである。
ここで、左リストレスト34は、図4および図6に示すように、斜め上,下方向に延びる取付部34Aと、該取付部34Aの上端側から後方に向けてL字状に屈曲し水平方向に延びる平板状の手首受け部34Bと、後述の開口部34Cとにより大略構成され、例えば樹脂材料等を用いて一体形成されている。また、取付部34Aには複数のボルト挿通孔34D(1個のみ図示)が設けられている。
そして、左コンソール装置17のコンソールスタンド18にボルト35を用いて長方形状のブラケット36を固定し、このブラケット36の上端側を、左コンソールカバー19のブラケット挿通孔19Dを通じて当該左コンソールカバー19上に突出させた状態で、左リストレスト34(取付部34A)のボルト挿通孔34Dに挿通したボルト37を、ブラケット36の上端側に螺合する。これにより、左リストレスト34の取付部34Aが、ブラケット36を介して左コンソール装置17に取付けられ、左リストレスト34の手首受け部34Bは、左コンソールカバー19上を前,後方向に延びる構成となっている。
34Cは左リストレスト34の手首受け部34Bに設けられた開口部で、該開口部34Cは、手首受け部34Bのほぼ全域に亘って形成された長方形の角孔からなり、手首受け部34Bを上,下方向に貫通している。この場合、開口部34Cは、左コンソールカバー19の後向き傾斜面19Bと対面する位置に形成されている。従って、運転席14に着席したオペレータは、左リストレスト34の開口部34Cを通じて、左コンソールカバー19の後向き傾斜面19Bを含む左コンソール装置17の上面側を、広範囲に亘って目視することができる構成となっている。
38は右リストレストを示し、この右リストレスト38は、右操作レバー24の後側に位置して右コンソール装置22に取付けられている。そして、右リストレスト38は、運転席14に着席したオペレータが、右操作レバー24を操作するときに手首または右腕等を乗せることにより、当該オペレータの手首等を安定させるものである。
ここで、右リストレスト38は、上述した左リストレスト34と同様に、斜め上,下方向に延びる取付部38Aと、該取付部38Aの上端側から後方に向けてL字状に屈曲し水平方向に延びる平板状の手首受け部38Bと、後述の開口部38Cとにより大略構成されている。そして、右リストレスト38の取付部38Aは、左リストレスト34と同様に、右コンソール装置22のコンソールスタンドにブラケット(いずれも図示せず)を介して取付けられ、右リストレスト38の手首受け部38Bは、右コンソールカバー23上を前,後方向に延びる構成となっている。
38Cは右リストレスト38の手首受け部38Bに設けられた開口部で、該開口部38Cは、手首受け部38Bのほぼ全域に亘って形成された長方形の角孔からなり、手首受け部38Bを上,下方向に貫通している。この場合、図5に示すように、開口部38Cは、右コンソールカバー23の後向き傾斜面23Bと対面する位置に形成されている。従って、運転席14に着席したオペレータは、右リストレスト38の開口部38Cを通じて、右コンソールカバー23の後向き傾斜面23B、該後向き傾斜面23Bの後側に配置されたスイッチパネル28等を含む右コンソール装置22の上面側を広範囲に亘って目視することができる。
即ち、運転席14に着席したオペレータは、右リストレスト38に手首等を乗せて右操作レバー24を操作している場合でも、右リストレスト38の手首受け部38Bから手首等を浮かせることにより、右コンソールカバー23の後向き傾斜面23Bに配置されたキースイッチ26、エンジンコントロールダイヤル27、スイッチパネル28に配置された作業灯スイッチ29、走行速度切替えスイッチ30、ワイパスイッチ31、予備流量切替えスイッチ32等の各種のスイッチ類を、開口部38Cを通じて目視することができる構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1を用いて土砂の掘削作業等を行うときには、まず、運転席14に着席したオペレータが、右コンソール装置22の後向き傾斜面23Bに設けられたキースイッチ26を操作することにより、エンジン9を作動させる。この状態で、オペレータが左,右の走行用レバー・ペダル15を操作することにより、下部走行体2によって油圧ショベル1を作業現場まで自走させることができる。
そして、油圧ショベル1が作業現場まで自走した後には、オペレータが、左,右のコンソール装置17,22に設けられた左,右の操作レバー20,24を操作することにより、下部走行体2上で上部旋回体4を旋回させつつ、作業装置5によって土砂等の掘削作業を行うことができる。
ここで、オペレータが左,右の操作レバー20,24を操作するときには、左コンソール装置17に設けた左リストレスト34の手首受け部34Bに、オペレータの左手首または左腕等を乗せることができると共に、右コンソール装置22に設けた右リストレスト38の手首受け部38Bに、オペレータの右手首または右腕等を乗せることができる。
これにより、オペレータの左,右の手首を左,右のリストレスト34,38によって安定させることができ、かつ、オペレータの疲労を軽減することができる。従って、左,右の操作レバー20,24に対する操作性を高めることができ、作業装置5を用いた掘削作業の作業性を高めることができる。
この場合、本実施の形態による油圧ショベル1は、左,右のリストレスト34,38の手首受け部34B,38Bに、上,下方向に貫通する開口部34C,38Cをそれぞれ設けることにより、左リストレスト34の上側から開口部34Cを通じて左コンソール装置17の上面側を見通すことができると共に、右リストレスト38の上側から開口部38Cを通じて右コンソール装置22の上面側を見通すことができる。
これにより、運転席14に着席したオペレータは、右リストレスト38の手首受け部38Bから右手首を浮かせるだけで、図5に示すように、右リストレスト38の上方から開口部38Cを通じて下方を見通すことにより、右コンソール装置22の後向き傾斜面23Bに配置されたキースイッチ26、エンジンコントロールダイヤル27を目視することができる。また、オペレータは、開口部38Cを通じて斜め後側を見通すことにより、スイッチパネル28に配置された作業灯スイッチ29、走行速度切替えスイッチ30、ワイパスイッチ31、予備流量切替えスイッチ32等を目視することができる。
従って、オペレータは、右操作レバー24から手を離すことなく、右リストレスト38の手首受け部38Bから右手首を浮かせるだけで、キースイッチ26、エンジンコントロールダイヤル27、作業灯スイッチ29、走行速度切替えスイッチ30、ワイパスイッチ31、予備流量切替えスイッチ32等のスイッチ類の位置を予め確認し、所望のスイッチを迅速に操作することができるので、スイッチ類に対する操作性を高めることができる。
しかも、左,右のリストレスト34,38の手首受け部34B,38Bに、それぞれ開口部34C,38Cを設けることにより、左,右のリストレスト34,38とオペレータの左,右の手首等との間の通気性を向上させることができる。この結果、オペレータが長時間に亘って左,右の操作レバー20,24を操作する場合でも、左,右のリストレスト34,38と手首等との密着部が蒸れるのを抑え、快適な作業環境を保つことができるので、油圧ショベル1を用いた掘削作業の作業性を一層高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、右コンソール装置22を構成する右コンソールカバー23にキースイッチ26、エンジンコントロールダイヤル27を配置し、右リストレスト38の開口部38Bを通じてこれらキースイッチ26等を目視する場合を例に挙げて説明している。
しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば左コンソール装置17を構成する左コンソールカバー19にキースイッチ、エンジンコントロールダイヤル等のスイッチ類を配置し、左リストレスト34の開口部34Bを通じてこれらスイッチ類を目視する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、運転席14を取囲んで覆うキャブ10を備えたキャブ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば運転席14を上方から覆うキャノピを備えたキャノピ式の油圧ショベルにも適用することができる。この場合には、左,右のリストレスト34,38の手首受け部34B,38Bに付着した雨水、洗浄水等を、開口部34C,38Cを通じて迅速に排除することができ、良好な作業環境を保つことができる。
さらに、上述した実施の形態では、クローラ式の油圧ショベル1を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等の他の建設機械に広く適用することができるものである。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
5 作業装置
14 運転席
17 左コンソール装置
20 左操作レバー
22 右コンソール装置
24 右操作レバー
26 キースイッチ(スイッチ類)
27 エンジンコントロールダイヤル(スイッチ類)
29 作業灯スイッチ(スイッチ類)
30 走行速度切替えスイッチ(スイッチ類)
31 ワイパスイッチ(スイッチ類)
32 予備流量切替えスイッチ(スイッチ類)
34 左リストレスト
34A,38A 取付部
34B,38B 手首受け部
34C,38C 開口部
38 右リストレスト

Claims (2)

  1. 作業装置が設けられた自走可能な車体と、該車体に設けられオペレータが着席する運転席と、該運転席の左,右両側に配置され前記作業装置を操作するための操作レバーが設けられたコンソール装置と、前記操作レバーの後側に位置して前記コンソール装置に取付けられ前記操作レバーを操作するオペレータが手首を乗せるリストレストとを備えてなる建設機械において、
    前記リストレストは、前記コンソール装置に取付けられる取付部と、該取付部から前記コンソール装置の上方へと延び前記オペレータの手首を受ける手首受け部と、該手首受け部に上,下方向に貫通して設けられた開口部とにより構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 前記コンソール装置の上面側には前記操作レバーの後側に位置して各種のスイッチ類を設け、
    前記リストレストの開口部は、前記オペレータが前記手首受け部の上方から前記スイッチ類を見通すことができる位置に設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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