JP2001262626A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2001262626A
JP2001262626A JP2000080232A JP2000080232A JP2001262626A JP 2001262626 A JP2001262626 A JP 2001262626A JP 2000080232 A JP2000080232 A JP 2000080232A JP 2000080232 A JP2000080232 A JP 2000080232A JP 2001262626 A JP2001262626 A JP 2001262626A
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JP2000080232A
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English (en)
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Shogo Kimura
庄吾 木村
Koji Nishimura
孝治 西村
Makoto Motozu
誠 本図
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの各種器具類が飛石、砂埃等によって
損傷するのを防止し、また各種器具類をなすスイッチ類
を不用意に操作してしまうのを防止する。 【解決手段】 通常の操作位置と運転席9に乗り降りす
るときの跳ね上げ位置とに回動可能なコンソール10の
後側に、このコンソール10が跳ね上げ位置に配置され
たときにコンソール10のパネル15を覆うことができ
る保護カバー22を設ける構成としている。これによ
り、油圧ショベルを駐機している場合でも、保護カバー
22によってパネル15を覆うことにより、表示装置、
操作スイッチを飛石、砂埃等から保護することができ
る。また、錠前によって保護カバー22をコンソール1
0に固定することにより、操作スイッチが不用意に操作
されるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に関し、特に、運転席の左,右両側に操
作レバーを有するコンソールが配設された建設機械に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械としての油圧ショベル
は、下部走行体と該下部走行体上に旋回可能に搭載され
た上部旋回体とからなる自走可能な車体を備え、該上部
旋回体の前側には土砂の掘削作業等を行うバケット等の
作業具を有する作業装置が俯仰動可能に設けられてい
る。
【0003】また、油圧ショベルには、床板上に位置し
て運転席が設けられ、該運転席の左,右両側には作業装
置を操作するための操作レバーを有するコンソールが設
けられ、該コンソールの上面側には前記操作レバーより
も後側にパネルが設けられている。
【0004】ここで、パネルには、運転時に用いられる
各種器具類、例えば作業モード選択スイッチ、走行モー
ド選択スイッチ、ライトスイッチ、空調用の操作スイッ
チ、音響機器操作スイッチ、エンジンの始動スイッチ等
のスイッチ類、または燃料残量、稼動時間、スイッチの
操作状況等の情報を表示する表示装置等が取付けられて
いる。
【0005】また、コンソールには、例えば後部側が回
動可能に支持されることにより、通常の使用状態となる
操作位置と前部側を跳ね上げた跳ね上げ位置との間で
上,下方向に回動する構成となったものがある(例え
ば、実開平6−85456号公報)。
【0006】このコンソールは、操作位置にあるときに
操作レバーを運転席の側方で前部寄りに配置することに
より、運転席に着座したオペレータは作業装置等を駆動
するときに自然な姿勢で操作レバーを傾転動作すること
ができる。
【0007】また、オペレータが運転席から外部に降り
るときには、コンソールの前部側を跳ね上げ位置へと上
向きに回動する。この結果、コンソールは操作レバーと
共に跳ね上げられて後退するから、該コンソールの前側
には、運転席に乗降するための空間が形成される。これ
により、オペレータは、この空間を利用して運転席に乗
り降りすることができる。
【0008】そして、オペレータは、運転席に着座し、
左,右のコンソールに設けられた操作レバー等を傾転動
作することにより、作業装置を操作して土砂の掘削作業
等を行なう。また、オペレータは、作業現場、作業内容
に応じてパネルに取付けられたスイッチを操作する。さ
らに、作業時には、表示装置を見ることにより、該表示
装置に表示された燃料残量、稼動時間等の情報を得るこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルは、運転を停止して駐機して
いる場合でも、作業現場で他の油圧ショベル等が作業を
行なっているため、小石等がコンソールに衝突すること
がある。このため、飛石によってコンソールのパネルに
設けられた各種器具類が損傷する虞れがある。また、砂
埃等がパネル上に堆積してスイッチ、表示装置に悪影響
を及ぼすという問題がある。
【0010】また、油圧ショベルは、作業終了後も作業
現場に残したままとすることがある。このため、油圧シ
ョベルが作業現場に残された状態では、各種スイッチが
作業終了後に不用意に操作される虞れがあるという問題
がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、パネルに取付けられた
各種器具類が飛石、砂埃等によって損傷するのを防止す
ると共に、各種器具類、例えばスイッチ類を不用意に操
作してしまうのを防止することができるようにした建設
機械を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による建
設機械は、作業装置が取付けられた車体と、該車体の床
板上に設けられた運転席と、該運転席の左,右両側に配
置され前記作業装置を操作するための操作レバーが傾転
可能に設けられたコンソールと、前記操作レバーよりも
後側に位置して該コンソールの上面側に設けられ運転時
に用いられる各種器具類が取付けられたパネルとを備
え、前記コンソールは、前記作業装置を操作する操作位
置と前側を跳ね上げて前記運転席に乗降するための空間
を形成する跳ね上げ位置とに回動する構成としている。
【0013】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、コンソールの
後側には、コンソールを跳ね上げ位置に回動したときに
パネルを覆うことができる保護カバーを設けたことにあ
る。
【0014】このように構成したことにより、作業時
は、コンソールを操作位置に回動することにより、運転
席に着座したオペレータは、自然な姿勢で操作レバーを
動作することができ、また各種器具類を構成するスイッ
チを操作し、表示装置による情報を得ることができる。
【0015】一方、運転を停止して建設機械から降車す
るときには、コンソールを跳ね上げ位置に回動すること
により、該コンソールの前側に乗降するための空間を形
成する。また、保護カバーによって跳ね上げ位置に配置
されたコンソールのパネルを覆う。これにより、オペレ
ータは、コンソールの前側の空間を利用して運転席から
降りたり、運転席に乗り込んだりすることができる。し
かも、保護カバーは、飛石、砂埃等からパネルに設けら
れた各種器具類を保護することができ、また、スイッチ
の操作を規制し、該スイッチが不用意に操作されるのを
防止する。
【0016】請求項2の発明によると、保護カバーは、
コンソールと別体に設けたことにある。これにより、別
体の保護カバーは、パネルを開いたときの位置をコンソ
ール(パネル)から外すことができ、各種器具類を構成
するスイッチの操作性、表示装置の視認性を確保するこ
とができる。
【0017】請求項3の発明によると、コンソールと保
護カバーとの間には、保護カバーがパネルを覆った状態
で固定するロック手段を設けたことにある。
【0018】このように構成したことにより、作業終了
後には保護カバーによってパネルを覆い、ロック手段に
よって該保護カバーをコンソールに固定することによ
り、パネルに取付けられた各種器具類の使用を禁止する
ことができる。
【0019】請求項4の発明によると、保護カバーは、
先端側を後側に持上げた後退位置と先端側を前側に倒し
てパネルを覆う閉塞位置とに回動する構成としたことに
ある。
【0020】このように構成したことにより、保護カバ
ーの閉塞位置では、該保護カバーによってパネルを覆う
ことができる。一方、保護カバーが後退位置にあるとき
には、該保護カバーの先端側が上側に持上げられた状態
となるから、該保護カバーが各種器具類の視認性、操作
性の妨げになるのを防止することができる。
【0021】請求項5の発明によると、保護カバーは、
運転席の側方に配置されたアームレストとしたことにあ
る。これにより、オペレータはアームレストに腕を載せ
て楽な姿勢で操作レバーを傾転動作することができる。
また、コンソールを跳ね上げ位置に回動したときには、
アームレストを保護カバーとして利用しパネルを覆うこ
とができる。
【0022】請求項6の発明によると、保護カバーは、
運転席の後側に配設された壁面に設けたことにある。こ
れにより、例えば運転席の後側に設けられたエンジンを
覆うカバー等を利用して保護カバーを設けることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械としてキャノピルーフを備えた油圧ショベルを
例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0024】まず、図1ないし図7に本発明の第1の実
施の形態を示す。1は油圧ショベルの下部走行体、2は
該下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体
で、該上部旋回体2は、前記下部走行体1と共に自走可
能な車体を構成している。
【0025】そして、上部旋回体2は、旋回フレーム3
と、該旋回フレーム3の前側寄りの上面を覆う床板4
と、該床板4上に搭載された後述の運転席9と、前記旋
回フレーム3の後端部に取付けられたカウンタウエイト
5と、該カウンタウェイト5の前側に位置して左,右方
向に延在する横置き状態に搭載されたエンジン6と、該
エンジン5等を覆うように旋回フレーム3の右前側から
後部側を覆ったエンジンカバー7とによって大略構成さ
れている。また、運転席9の上側には、該運転席9の上
方を覆うように前方に張出したキャノピルーフ8が配設
されている。
【0026】ここで、エンジンカバー7は、図2に示す
如く、運転席9の背面側に位置してエンジン6の上側か
ら前側を覆うように旋回フレーム3上に立設されたエン
ジン前カバー7Aと、旋回フレーム3の右側に位置して
作動油タンク(図示せず)等を覆う右カバー7Bと、左
側に位置して油圧ポンプ(図示せず)等を覆う左カバー
7Cと、カウンタウェイト5の上側に位置してエンジン
6の後側を覆うボンネット7Dとによって大略構成され
ている。
【0027】9は旋回フレーム3の中央部左側寄りに位
置し、床板4上に設けられた運転席で、該運転席9は、
図3、図4に示すように、床板4の上面に取付けられた
台座9Aと、該台座9A上に設けられたシート9Bとに
よって構成され、前記台座9Aとシート9Bとの間に
は、台座9Aに対してシート9Bを前,後方向に位置調
整可能に移動するスライド装置9Cが設けられている。
また、運転席9の左側と右側とには、後述する左側のコ
ンソール10と右側のコンソール19とが設けられてい
る。
【0028】10は運転席9の左側に位置する左側のコ
ンソールで、該コンソール10は、前面10A、後面1
0B、左,右の側面10C,10D、上面10Eおよび
底面10F等により前,後方向に延びるほぼ箱形状をな
している。また、コンソール10には、前側に位置して
後述の作業装置28を操作するための操作レバー11が
傾転動作可能に取付けられている。そして、コンソール
10はブラケット12を介して運転席9の台座9Aに取
付けられている。
【0029】ここで、左側のコンソール10は、後部側
がブラケット12に回動可能に取付けられ、これにより
コンソール10の前部側は上,下方向に回動可能となっ
ている。即ち、コンソール10は、該コンソール10を
回動操作するための乗降用レバー13を操作し、図4に
示す如く、コンソール10を前側に回動させた操作位置
では、通常の使用状態となるから操作レバー11を傾転
動作することができる。
【0030】一方、乗降用レバー13を操作し、図6に
示す如く、コンソール10の前部側を上側(後側)に回
動させた跳ね上げ位置では、コンソール10の前部側が
後退した分だけ、該コンソール10の前側に空間が形成
されるから、この空間を乗降通路14として運転席9に
乗り降りすることができる。
【0031】15は操作レバー11よりも後側に位置し
て左側のコンソール10の上面10Eに設けられたパネ
ルで、該パネル15には、後述する表示装置16、操作
スイッチ17等が取付けられている。
【0032】16はパネル15の前側寄りに取付けられ
た各種器具類の一部をなす表示装置で、該表示装置16
は、例えば液晶画面に燃料残量、稼動時間等の情報を表
示したり、操作スイッチ17のオン・オフ状態、切換状
態等の情報を表示するものである。
【0033】また、17,17,…は表示装置16の後
側に位置してパネル15に取付けられた各種器具類の一
部をなす複数個の操作スイッチで、該各操作スイッチ1
7としては、作業モード選択スイッチ、走行モード選択
スイッチ、ライトスイッチ、空調用の操作スイッチ、音
響機器操作スイッチ、エンジンの始動スイッチ等が用い
られる。
【0034】さらに、18は操作レバー11とパネル1
5との間に位置してコンソール10の上面10Eに取付
けられたコ字状の施錠用フックで、該フック18は、後
述の錠前27と共にロック手段を構成するものである。
【0035】一方、19は運転席9の右側に位置する右
側のコンソール(図2、図3参照)で、該コンソール1
9の前側には、操作レバー20が傾転動作可能に取付け
られている。そして、コンソール19はブラケット21
を介して運転席9の台座9Aに取付けられている。
【0036】22は左側のコンソール10の後側に別個
に設けられた保護カバーで、該保護カバー22は、エン
ジンカバー7のエンジン前カバー7Aに設けられた支持
体23と、該支持体23に左,右方向に延びて取付けら
れた回動ピン24と、該回動ピン24を介して支持体2
3に回動可能に取付けられた回動カバー部25とによっ
て大略構成されている。また、支持体23には、回動カ
バー部25を下側(前側)に回動したときに、回動カバ
ー部25の回動を後述の操作位置で停止するストッパ突
起26が設けられている。
【0037】ここで、回動カバー部25は、パネル15
を覆う長方形状の蓋部25Aと、該蓋部25Aの基端側
に位置して支持体23を挟むように二又状に形成された
取付部25Bと、前記蓋部25Aの先端部に位置して施
錠用フック18が挿通する長穴状のフック挿通穴25C
とによって大略構成されている。そして、回動カバー部
25は、取付部25Bが回動ピン24を介して支持体2
3に回動可能に取付けられている。
【0038】このように構成された保護カバー22は、
図4、図5に示す如く、左側のコンソール10が操作位
置に配置されたときに、回動カバー部25を上側に回動
させつつ後側に持上げてエンジン前カバー7Aに立掛け
た後退位置に配置する。これにより、パネル15に取付
けられた表示装置16を見易くし、また操作スイッチ1
7を操作し易くすることができる。一方、図6、図7に
示す如く、コンソール10が跳ね上げ位置に配置された
ときには、回動カバー部25を前側に回動して蓋部25
Aによりパネル15を覆う閉塞位置に配置する。これに
より、パネル15に取付けられた表示装置16、操作ス
イッチ17を蓋部25Aによって保護する。
【0039】さらに、回動カバー部25の閉塞位置で
は、該回動カバー部25から突出した施錠用フック18
に後述の錠前27を施錠することにより、回動カバー部
25によってパネル15を覆った状態で固定することが
できる。
【0040】27は前述した施錠用フック18と共にロ
ック手段を構成する錠前で、該錠前27は、保護カバー
22の回動カバー部25がコンソール10のパネル15
を覆った状態で、該回動カバー部25のフック挿通穴2
5Cから突出したコンソール10側の施錠用フック18
に施錠する。これにより、錠前27は、回動カバー部2
5をコンソール10に固定することができる。
【0041】なお、28は上部旋回体2の前部側に設け
られた作業装置で、該作業装置28は、左,右のコンソ
ール10,19に設けられた操作レバー11,20によ
って操作されるものである。
【0042】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、本実施の形態の特徴部
分であるコンソール10と保護カバー22の動作につい
て説明する。
【0043】まず、油圧ショベルによって作業を行なう
ときには、図4に示すように、コンソール10が操作位
置に配置され、保護カバー22の回動カバー部25が後
退位置に配置されている。これにより、運転席9に着座
したオペレータは、自然な姿勢で操作レバー11を傾転
動作することができる。また、運転時には、パネル15
に取付けられた表示装置16による情報を得ることがで
き、操作スイッチ17を操作することができる。
【0044】一方、油圧ショベルによる作業が終了した
ら、乗降用レバー13により図6に示すように、コンソ
ール10を跳ね上げ位置に配置し、保護カバー22の回
動カバー部25を閉塞位置に配置する。これにより、回
動カバー部25がコンソール10のパネル15を覆うか
ら、該パネル15に取付けられた表示装置16、操作ス
イッチ17を飛石、砂埃等から保護することができる。
また、錠前27を施錠用フック18に施錠することによ
り、回動カバー部25をコンソール10に固定すること
ができ、操作スイッチ17が不用意に操作されるのを防
止することができる。そして、コンソール10の前側に
は乗降通路14が形成されるから、オペレータはこの乗
降通路14を通って降車することができる。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、油
圧ショベルの作業が終了し、該油圧ショベルの運転を停
止して駐機する場合には、コンソール10を跳ね上げ位
置に配置し、保護カバー22の回動カバー部25を閉塞
位置に配置することにより、回動カバー部25によって
表示装置16、操作スイッチ17を飛石、砂埃等から保
護することができ、これらが損傷するのを防止して、信
頼性を向上することができる。しかも、錠前27によっ
て回動カバー部25をコンソール10に固定することに
より、操作スイッチ17が不用意に操作されるのを防止
することができる。
【0046】また、保護カバー22は、コンソール10
と別個に設けられ、回動カバー部25が閉塞位置と後退
位置とに回動可能となっているから、油圧ショベルの作
業時には、表示装置16、操作スイッチ17の上方から
回動カバー部25を外すことができ、表示装置16を見
易くし、また操作スイッチ17を操作し易くして、作業
効率を高めることができる。
【0047】さらに、保護カバー22は、エンジンカバ
ー7のエンジン前カバー7Aを利用して取付けているか
ら、該保護カバー22の取付構造を簡略化することがで
き、組立作業性の向上、製造コストの低減等を図ること
ができる。
【0048】次に、本発明の第2の実施の形態を図8お
よび図9に従って詳細に説明するに、本実施の形態の特
徴は、保護カバーは、運転席の側方に配置されたアーム
レストとによって構成したことにある。なお、本実施の
形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0049】31は左側のコンソール10の後側に別個
に設けられた本実施の形態による保護カバーとしてのア
ームレストで、該アームレスト31は、例えば左,右方
向に所定寸法離間した逆台形状の一対の側面板31A
(片方のみ図示)と、該各側面板31Aの上端部を連結
して前,後方向に延びた上面板31Bとによって構成さ
れている。ここで、アームレスト31は、各側面板31
Aの離間寸法がコンソール10の後部側を収容できるよ
うな寸法に設定されている。そして、アームレスト31
の上面板31Bにはオペレータの腕が載せられ、これに
より、オペレータは楽な姿勢で操作レバー11を傾転動
作することができる。
【0050】さらに、アームレスト31は、図9に示す
ように、コンソール10が跳ね上げ位置に配置されたと
きに、該コンソール10に設けられたパネル15を覆っ
て表示装置16、操作スイッチ17を保護することがで
きる。しかも、この状態で施錠用フック18に錠前27
を施錠することにより、アームレスト31によってパネ
ル15を覆った状態で固定することができる。
【0051】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、アームレスト31によってコンソール1
0のパネル15を覆うことができるから、該アームレス
ト31を保護カバーとして利用することができる。
【0052】なお、各実施の形態では、建設機械として
運転席9の上方を覆うキャノピルーフ8を備えた油圧シ
ョベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るも
のではなく、例えば、運転席9の周囲を取り囲むキャブ
ボックスを備えた油圧ショベルに適用する構成としても
よい。
【0053】また、各実施の形態では、コンソール10
に施錠用フック18を設け、該フック18に錠前27を
施錠することにより、操作スイッチ17が不用意に操作
されるのを防止する構成としているが、本発明はこれに
限らず、例えば、エンジンキー等を用いて施錠すること
ができるキーシリンダを保護カバー22、アームレスト
31等に設ける構成としてもよい。
【0054】また、第1の実施の形態では、保護カバー
22はエンジンカバー7のエンジン前カバー7Aに設け
る構成とした場合を例示したが、これに替えて、例えば
保護カバー22を運転席9の台座9A等の別の場所に設
ける構成としてもよい。この構成は第2の実施の形態に
も適用することができる。
【0055】さらに、実施の形態では、建設機械として
油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば、油圧クレーン、ホイールローダ等の他
の建設機械に適用してもよい。ここで、油圧クレーン等
のように運転席が前部右側に配設されている建設機械の
場合には、右側のコンソールに保護カバー22等を配設
すればよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、コンソールの後側には、コンソールを跳ね上げ位
置に回動したときに該コンソールに取付けられたパネル
を覆うことができる保護カバーを設けているので、コン
ソールを跳ね上げ位置に回動することにより、保護カバ
ーによって該コンソールのパネルを覆うことができる。
これにより、建設機械の運転を停止して駐機する場合で
も、保護カバーによってパネルに設けられた各種器具類
を飛石、砂埃等から保護することができ、これらが損傷
するのを防止して、信頼性を向上することができる。ま
た、各種器具類の操作を規制し、不用意に操作されるの
を防止することができる。
【0057】請求項2の発明によれば、保護カバーは、
コンソールと別体に設けているので、該保護カバーは、
パネルを開いたときの位置をコンソール(パネル)から
外すことができる。これにより、各種器具類を構成する
スイッチの操作性、表示装置の視認性を確保することが
でき、作業効率を向上することができる。
【0058】請求項3の発明によれば、コンソールと保
護カバーとの間には、保護カバーがパネルを覆った状態
で固定するロック手段を設けているので、作業終了後に
は保護カバーによってパネルを覆い、ロック手段によっ
て該保護カバーをコンソールに固定することにより、パ
ネルに取付けられた各種器具類の使用を禁止し、該各種
器具類が不用意に操作されるのを防止することができ
る。
【0059】請求項4の発明によれば、保護カバーは、
先端側を後側に持上げた後退位置と先端側を前側に倒し
てパネルを覆う閉塞位置とに回動する構成としているの
で、保護カバーの閉塞位置では、該保護カバーによって
パネルを覆うことができる。一方、保護カバーが後退位
置にあるときには、該保護カバーの先端側が上側に持上
げられた状態となるから、各種器具類の視認性、操作性
を向上することができる。
【0060】請求項5の発明によれば、保護カバーは、
運転席の側方に配置されたアームレストとしているの
で、オペレータはアームレストに腕を載せて楽な姿勢で
操作レバーを傾転動作することができる。しかも、コン
ソールを跳ね上げ位置に回動したときには、アームレス
トを保護カバーとして利用しパネルを覆うことができ
る。
【0061】請求項6の発明によれば、保護カバーは、
運転席の後側に配設された壁面に設けているので、例え
ば運転席の後側に設けられたエンジンを覆うカバー等を
利用して保護カバーを設けることができ、取付構造を簡
略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを作業装置、キャノピル
ーフを省略した状態で示す平面図である。
【図3】運転席、コンソール等を図2中の矢示 III−II
I 方向からみた拡大断面図である。
【図4】エンジンカバー、運転席、コンソール等を図2
中の矢示IV−IV方向からみた拡大断面図である。
【図5】コンソール、パネル、保護カバー等を図4中の
矢示V−V方向からみた拡大断面図である。
【図6】保護カバーによってコンソールのパネルを覆っ
た状態を図4と同様位置からみた拡大断面図である。
【図7】コンソール、保護カバー等を図6中の矢示 VII
−VII 方向からみた拡大断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるアームレスト
をエンジンカバー、運転席、コンソール等と一緒に示す
拡大断面図である。
【図9】アームレストによってコンソールのパネルを覆
った状態を図8と同様位置からみた拡大断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(車体) 2 上部旋回体(車体) 3 旋回フレーム 4 床板 7 エンジンカバー 7A エンジン前カバー 9 運転席 10 左側のコンソール 11,20 操作レバー 14 乗降通路(空間) 15 パネル 16 表示装置(各種器具類) 17 操作スイッチ(各種器具類) 18 施錠用フック(ロック手段) 19 右側のコンソール 22 保護カバー 27 錠前(ロック手段) 28 作業装置 31 アームレスト(保護カバー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本図 誠 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 BA07 BA08 DA02 EA04 EA05 2D015 GA01 GB01 GB04 3D044 BA08 BB07 BD04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置が取付けられた車体と、該車体
    の床板上に設けられた運転席と、該運転席の左,右両側
    に配置され前記作業装置を操作するための操作レバーが
    傾転可能に設けられたコンソールと、前記操作レバーよ
    りも後側に位置して該コンソールの上面側に設けられ運
    転時に用いられる各種器具類が取付けられたパネルとを
    備え、前記コンソールは、前記作業装置を操作する操作
    位置と前側を跳ね上げて前記運転席に乗降するための空
    間を形成する跳ね上げ位置とに回動する構成としてなる
    建設機械において、 前記コンソールの後側には、コンソールを跳ね上げ位置
    に回動したときに前記パネルを覆うことができる保護カ
    バーを設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記保護カバーは、前記コンソールと別
    体に設けてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記コンソールと保護カバーとの間に
    は、前記保護カバーがパネルを覆った状態で固定するロ
    ック手段を設けてなる請求項1または2に記載の建設機
    械。
  4. 【請求項4】 前記保護カバーは、先端側を後側に持上
    げた後退位置と先端側を前側に倒して前記パネルを覆う
    閉塞位置とに回動する構成としてなる請求項1,2また
    は3に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記保護カバーは、前記運転席の側方に
    配置されたアームレストである請求項1,2または3に
    記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記保護カバーは、前記運転席の後側に
    配設された壁面に設けてなる請求項1,2,3,4また
    は5に記載の建設機械。
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