JPH10204923A - 建設機械の操作レバー装置 - Google Patents

建設機械の操作レバー装置

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Publication number
JPH10204923A
JPH10204923A JP2856597A JP2856597A JPH10204923A JP H10204923 A JPH10204923 A JP H10204923A JP 2856597 A JP2856597 A JP 2856597A JP 2856597 A JP2856597 A JP 2856597A JP H10204923 A JPH10204923 A JP H10204923A
Authority
JP
Japan
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lever
driver
support
seat
operation lever
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Application number
JP2856597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sato
隆之 佐藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10204923A publication Critical patent/JPH10204923A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの高さ位置や横方向のスライド位
置等を適宜に調節可能にすると共に、必要に応じて操作
レバーをレバースタンド内にコンパクトに収納できるよ
うにする。 【解決手段】 レバースタンド22の上側に収納ガイド
25を配設し、収納ガイド25に係脱可能な昇降ブラケ
ット27を設ける。また、昇降ブラケット27にはレバ
ー支持体30を回動ブラケット28を介して取付け、レ
バー支持体30には各操作レバー36を設ける。そし
て、各操作レバー36はレバー支持体30内のレバーブ
ラケットに取付けられ、レバーブラケットをレバー支持
体30内でスライドさせることにより、各操作レバー3
6のスライド位置が適宜に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に設けられ、油圧回路中の制御弁を切換
操作するのに用いて好適な建設機械の操作レバー装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に設けられ
た上部旋回体と、前記上部旋回体に設けられブーム、ア
ームおよびバケット等の作業装置とから大略構成され
る。そして、この種の建設機械は、運転室内に設けられ
た操作レバー装置によって油圧回路中の制御弁を操作
し、走行速度や方向、作業装置の俯仰動、または上部旋
回体の旋回等が制御される。
【0003】このような従来技術による操作レバー装置
では、運転席の側方にレバースタンドが配置され、前記
レバースタンドには作業装置を制御する作業用操作レバ
ーが設けられている。また、走行を制御する走行用操作
レバーは運転席の前方に位置して走行ペダルと共に床板
上に設けられる。そして、前記レバースタンドは、操作
レバーの位置を固定した固定式のものや前後方向に調整
可能な前後スライド機構を有するスライド式のもの等が
知られている。
【0004】また、他の従来技術として、例えば特開平
7−102592号公報には高さ調整可能なコントロー
ルボックスを運転席の前方に設け、前記コントロールボ
ックスで操作レバーを支持するものが開示されている。
そして、コントロールボックスは運転者によって運転席
の前方に回動される構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による操作レバー装置では、作業用操作レバーの
位置が運転席の側方にあるため、運転者はレバー操作時
に腕を側方へと斜めに延ばす必要があり、ある程度無理
な姿勢を取って操作レバーの傾転操作を行うことにな
る。また、操作レバーの高さ位置は一定であるため、身
体の大きい運転者または身体の小さい運転者にとっては
頻繁なレバー操作等が負担となって腕が疲労し易いとい
う問題がある。
【0006】また、他の従来技術による操作レバー装置
では、操作レバーを有するコントロールボックスが運転
席の前側から前方へと回動可能となっているから、コン
トロールボックスによって運転室内が狭くなると共に、
コントロールボックスが運転室内での移動や作業の邪魔
になることがあるという問題がある。また、操作レバー
はコントロールボックスに固定されているから、操作レ
バーの位置が肩幅の大きさ等に合わず、身体の大きい運
転者にとっては窮屈になる一方、身体の小さい運転者に
とっては各操作レバー間の間隔が広過ぎる場合があり、
この場合にもレバー操作等が負担となって腕が疲労し易
いという問題がある。
【0007】さらに、例えば運転室の斜め前方で側溝掘
り等の掘削作業を行うときには、運転者は斜め方向から
バケットの先端等を作業現場を目視しなければならず、
バケットの先端等を確認しにくい上に、各操作レバーが
固定されているため上体を斜め前方に向けた無理な姿勢
を取って各操作レバーを傾転操作する必要が生じ、レバ
ー操作を円滑に行うことができないという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、操作レバーの高さ位置や横方向のスライ
ド位置等を適宜に調節することができ、操作性を向上で
きると共に、必要に応じて操作レバーをレバースタンド
内へとコンパクトに収納できるようにした建設機械の操
作レバー装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する建設機械の操作レバ
ー装置の構成は、建設機械の運転室内に設けられ運転席
の側方に配置されたレバースタンドと、前記レバースタ
ンドに対して上,下に昇降可能に設けられ上端側が前記
レバースタンドから上方に突出可能となった昇降ガイド
と、前記昇降ガイドの上端側から前記運転席の前側に向
けて延び先端側が自由端となったレバー支持体と、前記
レバー支持体に設けられ前記運転席の前側で傾転操作さ
れる操作レバーと、前記レバー支持体に設けられ前記運
転席からみて左,右方向に前記操作レバーがスライドす
るのを許し、前記レバー支持体に対する操作レバーの位
置を可変に調整するレバー位置調整手段とからなる。
【0010】上記構成により、操作レバーを操作すると
きには、レバー支持体を運転席の前側に配設することが
でき、運転者は腕を前に延ばすのみで操作レバーを傾転
操作できる。そして、昇降ガイドによりレバー支持体を
レバースタンドに対して上,下に昇降できるから、レバ
ー支持体や操作レバーの高さ位置を簡単に調整すること
ができる。また、レバー位置調整手段によりレバー支持
体に対する操作レバーの横方向のスライド位置を可変に
調整できるから、運転者の肩幅等に合った位置に操作レ
バーを配置することができる。
【0011】この場合、請求項2の発明では、前記レバ
ー支持体には前記操作レバーを傾転可能に支持するレバ
ーホルダを設け、前記レバー位置調整手段は、前記レバ
ーホルダを前記運転席からみて左,右方向の一側または
他側にスライド可能にガイドするガイド機構と、前記レ
バーホルダを操作レバーと共に前記運転席からみて左,
右方向の一側または他側にスライドさせた状態で前記レ
バーホルダを前記レバー支持体に対して固定するストッ
パ機構とから構成している。
【0012】上記構成により、ガイド機構は操作レバー
と共にレバーホルダをレバー支持体の長さ方向の一側ま
たは他側にスライド可能にガイドし、操作レバーの横方
向にスライド位置を可変に調整できる。また、ストッパ
機構は前記レバーホルダを操作レバーと共に前記長さ方
向の一側または他側にスライドさせた状態で前記レバー
支持体に対して固定できる。
【0013】また、請求項3の発明では、前記昇降ガイ
ドの上端側とレバー支持体の基端側との間には、前記レ
バー支持体が前記運転席の前側で前,後に回動するのを
許すと共に、前記レバー支持体が前記運転席の前側から
上方に回動されるのを許す回動継手を設ける構成として
いる。
【0014】このように構成することにより、操作レバ
ーを操作するときには、レバー支持体を運転席の前側に
回動継手を介して回動でき、運転者は腕を前に延ばすの
みで操作レバーを傾転操作できる。また、操作レバーを
操作しないときには、レバー支持体を操作レバーと共に
運転席の上方へと回動でき、この状態で昇降ガイドを降
下させることにより、レバースタンド内にレバー支持体
を格納することが可能となり、運転者に大きな視界を与
えることができる。
【0015】また、請求項4の発明では、前記レバー支
持体は、前記運転席の前側に配置する横倒し位置と前記
昇降ガイドの上方に延びる起上げ位置とに前記回動継手
を介して回動可能に設けられ、前記昇降ガイドはレバー
スタンド内に向けて降下されたときに、前記起上げ位置
にあるレバー支持体を少なくとも部分的に前記レバース
タンド内に格納させる構成としている。
【0016】これにより、操作レバーを傾転操作すると
きには、レバー支持体を横倒し位置に配置し、運転席の
前側で運転者の操作し易い位置に操作レバーを位置決め
できる。また、操作レバーを操作しないときには、レバ
ー支持体を起上げ位置に回動できると共に、昇降ガイド
によってレバー支持体を起上げ位置からレバースタンド
内に向けて降下でき、レバー支持体をレバースタンド内
にコンパクトに格納することができる。
【0017】また、請求項5の発明では、前記レバー支
持体は、前記運転席の前側で操作レバーの傾転操作を行
うときの使用位置と前記操作レバーの傾転操作を禁止す
る非使用位置との間で、運転席の前,後方向へと前記回
動継手を介して回動可能に設けられ、前記回動継手とレ
バー支持体との間には、前記レバー支持体を前記使用位
置と非使用位置とに選択的に位置決めするロック機構を
設ける構成としている。
【0018】これにより、レバー支持体を使用位置に位
置決めしたときに運転席の前側にレバー支持体をロック
して操作レバーの傾転操作を安定的に行うことができ
る。また、操作レバーを運転席から離すようにレバー支
持体を前方に回動したときには前記レバー支持体を非使
用位置にロックでき、この非使用位置で運転者が操作レ
バーを誤操作するのを防止できる。
【0019】また、請求項6の発明では、前記レバー支
持体が使用位置と非使用位置とに回動されるのに応じて
開成,閉成される操作レバー用の制御スイッチを備え、
前記制御スイッチは、前記操作レバーからの傾転操作信
号が外部に出力されるのを前記非使用位置で禁止し、使
用位置で許す構成としている。
【0020】このように構成することにより、レバー支
持体の回動によって操作レバーから傾転操作信号が出力
されるか否かの切換を行うことができ、レバー支持体が
非使用位置にあるときに傾転操作信号が誤って外部に出
力されるのを防止できると共に、使用位置にあるときに
は操作レバーの傾転操作に応じた傾転操作信号を外部に
出力することができる。
【0021】また、請求項7の発明では、前記制御スイ
ッチは、前記レバー位置調整手段により操作レバーの位
置調整を行うときには前記傾転操作信号の出力を禁止
し、前記操作レバーの位置調整が完了したときには傾転
操作信号の出力を許す構成としている。
【0022】上記構成により、操作レバーを位置調整し
ているときに傾転操作信号が誤って外部に出力されるの
を防止できると共に、操作レバーの位置調整が完了した
ときには操作レバーの傾転操作に応じた傾転操作信号を
外部に出力することができる。
【0023】さらに、請求項8の発明では、前記運転室
の床板と前記レバースタンドとの間には、前記レバース
タンドを運転室の前,後に移動させるスライド機構を設
け、前記昇降ガイドには、前記操作レバーの高さ位置を
レバー支持体と共に調整する高さ調整機構を設ける構成
としている。
【0024】このように構成することにより、レバース
タンドを運転室の前後方向に任意に移動できると共に、
レバー支持体の高さ位置を調整でき、操作レバーの位置
を運転者が最も操作し易い位置に調整できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0026】ここで、図1ないし図22は本発明の第1
の実施例による操作レバー装置を油圧ショベルの運転室
内に設けた場合を示している。
【0027】図において、1は油圧ショベルの下部走行
体、2は前記下部走行体1上に旋回可能に搭載された作
業機本体となる上部旋回体を示し、前記上部旋回体2は
旋回フレーム3を有し、前記旋回フレーム3上には運転
室4、機械室およびカウンタウェイト等が設けられてい
る。
【0028】5は上部旋回体2の前部に俯仰動可能に設
けられた作業装置を示し、前記作業装置5は、上部旋回
体2の旋回フレーム3にピン結合されたブーム6と、前
記ブーム6の先端側にピン結合されたアーム7と、前記
アーム7の先端側にピン結合されたバケット8とから大
略構成されている。そして、ブーム6とアーム7とは、
それぞれブームシリンダ9およびアームシリンダ10に
よって回動され、バケット8はバケットシリンダ11に
よってリンク12,12等を介して回動されるようにな
っている。
【0029】13は運転室4の床板で、前記床板13上
には前面部14、後面部15、左,右の側面部16,1
7および天井部18が設けられ、これらによって運転室
4は箱形状のキャブボックスとして形成されている。ま
た、左の側面部16には運転者が運転室4内に乗降する
ドア4A(図1参照)が設けられている。
【0030】19は運転室4内に位置して床板13上に
設けられた運転席、20,20は運転席19の前方に位
置し、床板13上に設けられた走行用ペダルを示し、前
記各走行用ペダル20には走行用操作レバー20Aが取
付けられている。そして、運転席19に着席した運転者
が各走行用ペダル20または各走行用操作レバー20A
を操作することにより、このときの操作量に応じて油圧
ショベル(車両)の走行速度等が制御される。また、各
走行用ペダル20の左,右両側には運転者が足を休める
ためのフットレスト21,21が床板13上に設けら
れ、各走行用ペダル20を操作しないときに運転者は各
フットレスト21上に足を置いておく。
【0031】22は運転席19と右の側面部17との間
に配置されたレバースタンドで、前記レバースタンド2
2は剛性のあるメインフレーム22Aと、前記メインフ
レーム22Aを覆うカバー22Bとから構成される。そ
して、レバースタンド22の前側には上側に開口した収
納ボックス23が設けられ、前記収納ボックス23内に
は、後述のレバー支持体30等が格納される。また、収
納ボックス23の上側には切欠部22Cが設けられ、前
記切欠部22Cには後述の収納ガイド25等が配置され
る。
【0032】24はレバースタンド22と床板13との
間に設けられたスライド機構で、前記スライド機構24
はメインフレーム22Aに設けられたランナー24A
と、床板13上に設けられたレール24Bとから構成さ
れる。そして、スライド機構24はランナー24Aがレ
ール24B上を係合状態で摺動変位することにより、レ
バースタンド22を前,後方向に移動可能に支持する構
成となっている。
【0033】25は収納ボックス23の上側に位置して
レバースタンド22の切欠部22Cに配設された収納ガ
イドを示し、前記収納ガイド25は収納ボックス23、
後述の昇降シリンダ26と昇降ブラケット27と共に昇
降ガイドを構成している。そして、収納ガイド25は図
6に示すように、箱形状の支持部25Aと、前記支持部
25Aから突出しレバー支持体30等を収納可能にガイ
ドする一対の腕部25B,25Bとからなり、前記各腕
部25Bには小径のロック孔25Cが穿設されている。
そして、前記各ロック孔25Cには後述のロックピン4
6が係合し、これにより昇降ブラケット27が収納ガイ
ド25の各腕部25B間に図9に示す如くロックされ
る。
【0034】26は図4および図5に示すように、レバ
ースタンド22内に設けられた高さ調整機構としての昇
降シリンダで、前記昇降シリンダ26は油圧シリンダま
たは空圧シリンダ等からなり、その下端側はメインフレ
ーム22Aの下部側に固着され、上端側は収納ガイド2
5の支持部25A下面に固着されている。そして、昇降
シリンダ26は外部から圧油または空気圧等が給排され
ることによって伸縮し、レバースタンド22に対して収
納ガイド25をレバー支持体30等と共に任意の高さ位
置まで昇降させるものである。
【0035】27は昇降ブラケットを示し、前記昇降ブ
ラケット27は図7に示すように、長方形状のボックス
部27Aと、前記ボックス部27Aの上面から上向きに
突出したロッド部27Bと、前記ロッド部の先端に設け
られた筒状の取付けアイ27Cとから構成されている。
そして、前記昇降ブラケット27のボックス部27Aが
収納ガイド25の各腕部25B間にスライド可能に配置
されると共に、取付けアイ27Cには後述の回動ブラケ
ット28が連結される。
【0036】また、ボックス部27Aの上面には、運転
席19側に小径の係合凹部27Dが設けられ、側面部1
7側に後述の解除ピン51が進退可能に設けられてい
る。そして、係合凹部27Dには後述のロックピン54
が係脱可能に係合する。さらに、ボックス部27Aには
収納ガイド25の各腕部25Bと対向する左,右両側に
後述のロックピン46,46が進退可能に設けられ、各
ロックピン46が収納ガイド25の各ロック孔25Cに
係合することにより、昇降ブラケット27を収納ガイド
25の各腕部25B間に位置決めする。
【0037】そして、各ロックピン46は解除ピン51
がボックス部27Aから突出したときに各ロック孔25
Cに係合し、解除ピン51がボックス部27A内に押動
されたときに各ロック孔25Cから離脱するものであ
る。
【0038】28は昇降ブラケット27のロッド部27
Bに取付けアイ27C等を介して回動可能に連結された
回動継手としての回動ブラケットを示し、前記回動ブラ
ケット28は図8ないし図10に示すように、4分の1
円からなる円弧形状(扇形状)をなすボックスとして形
成され、回動ブラケット28の円弧面28A側には昇降
ブラケット27のロッド部27Bが挿入されるロッド収
容部28Bが凹設され、前記ロッド収容部28Bの前,
後側は後述の連結ピン29を支持するピン支持部28
C,28Cとなっている。そして、各ピン支持部28C
の端面が円弧面28Aとなっている。
【0039】また、回動ブラケット28にはその一側端
面に大径の軸受穴28Dが設けられ、前記軸受穴28D
は後述するレバー支持体30の軸部31Cを回動可能に
支持し、レバー支持体30が運転席19の前側で前,後
に回動するのを許すようになっている。さらに、軸受穴
28Dの外周側には図8に示す如く前,後に小径のロッ
ク孔28E,28Fが設けられ、前記ロック孔28E,
28Fには後述するレバー支持体30のロックピン62
が係脱可能に係合される。一方、回動ブラケット28の
円弧面28A側には、後述のロックピン54が進退可能
に設けられ、ロックピン54は昇降ブラケット27の係
合凹部27Dに係脱可能に係合する。
【0040】29は回動ブラケット28のロッド収容部
28B内に設けられた連結ピンを示し、前記連結ピン2
9は各ピン支持部28Cによって支持されると共に、昇
降ブラケット27の取付けアイ27C内に挿通され、昇
降ブラケット27を回動ブラケット28にピン結合す
る。そして、後述のレバー支持体30が図18に示すよ
うに、運転席19の前側に配置する横倒し位置から昇降
ブラケット27の上方に延びる起上げ位置に回動された
ときには、回動ブラケット28は連結ピン29を中心に
回動する。
【0041】30は基端側が回動ブラケット28に支持
され先端側が自由端となったレバー支持体を示し、前記
レバー支持体30は図10ないし図12等に示す如く、
収納ボックス23内に格納可能に長尺の箱形状に形成さ
れた支持フレーム31と、前記支持フレーム31内に固
着され後述のレバーホルダ33を挟むように対向して設
けられたスライド機構としての一対のガイドフレーム3
2,32とから構成されている。ここで、各ガイドフレ
ーム32は図12に示すように断面コ字状に形成され、
各ガイドフレーム32にはレバーホルダ33のロックピ
ン40と係合する複数のロック孔32A,32A,…が
穿設されている。
【0042】そして、支持フレーム31の一側面31A
には、後述の各操作レバー36を取付けるための長円形
状の取付穴31B,31Bが貫通して設けられると共
に、エンジン制御等に必要なスイッチ類、油温計等の計
器および表示ランプ等(いずれも図示せず)が配置され
ている。
【0043】また、支持フレーム31の基端側には鍔付
き円筒状の軸部31Cが突設され、軸部31Cは回動ブ
ラケット28の軸受穴28D内に挿嵌される。そして、
支持フレーム31は回動ブラケット28に対して回動可
能に軸支される。また、レバー支持体30は図5に示す
使用位置と図18に示す非使用位置とに回動され、使用
位置では各操作レバー36を傾転操作するために支持フ
レーム31の一側面31Aを図5に示す如く上側に向け
た状態に保持される。一方、レバー支持体30の非使用
位置では、レバー支持体30は図18に示す如く各操作
レバー36を運転席19から離すように支持フレーム3
1の一側面31Aを前方に回動した状態となり、運転者
は各操作レバー36を運転席19側から操作することが
実質的に不可能な状態になる。
【0044】さらに、支持フレーム31の基端側には図
17に示すように、後述のロックピン62が進退可能に
設けられ、ロックピン62は回動ブラケット28のロッ
ク孔28E,28Fに係脱可能に係合する。また、支持
フレーム31には後述の解除レバー65が設けられ、前
記解除レバー65によりロックピン62とロック孔28
E,28Fとの係脱を操作する。
【0045】33,33は支持フレーム31およびガイ
ドフレーム32と共にレバー位置調整手段を構成するレ
バーホルダを示し、前記各レバーホルダ33は図13に
示すように、略箱形状に形成され、支持フレーム31内
の各ガイドフレーム32間に配設される。そして、レバ
ーホルダ33は図14に示すように、ガイドフレーム3
2に沿って運転席19からみて左,右方向となる矢示A
1 ,A2 方向にスライド可能にガイドされる。
【0046】また、各レバーホルダ33には各操作レバ
ー36を傾転可能に支持する支持部33Aが突出して設
けられ、前記支持部33Aは支持フレーム31の取付穴
31B内に挿通され、支持フレーム31の一側面31A
から突出している。
【0047】34,34は図2に示すように、支持フレ
ーム31内に塵埃等が侵入するのを防止するためのカバ
ー部材を示し、前記各カバー部材34は図14に示す如
く柔軟性を有する樹脂材料によって幅広のリング状に形
成され、各レバーホルダ33を覆うと共に、支持フレー
ム31内に固着されたカバーガイド35,35,…に沿
って回転可能に取付けられている。また、各カバー部材
34には各レバーホルダ33の支持部33Aが挿通され
る挿通穴34Aが設けられている。そして、各カバー部
材34は図14に示すように、各レバーホルダ33をレ
バー支持体30の矢示A1 方向にスライドさせるときに
各カバーガイド35に沿って矢示B1 方向に回転し、各
レバーホルダ33をレバー支持体30の矢示A2 方向に
スライドさせるときに各カバーガイド35に沿って矢示
B2 方向に回転する。
【0048】36,36は各レバーホルダ33の支持部
33Aに傾転可能に取付けられた操作レバーを示し、各
操作レバー36のうち一方の操作レバー36は図15に
示すように、矢示Kx1,Kx2方向(左,右方向)に傾転
することによってバケット8を制御し、矢示Ky1,Ky2
方向(前,後方向)に傾転することによってブーム6を
制御する。また、他方の操作レバー36は、矢示Kx1,
Kx2方向(左,右方向)に傾転することによってアーム
7を制御し、矢示Ky1,Ky2方向(前,後方向)に傾転
することによって上部旋回体2の旋回作動を制御する。
【0049】そして、各操作レバー36にはそれぞれの
傾転角度を矢示Kx1,Kx2,Ky1,Ky2の4方向でそれ
ぞれ検出するポテンションメータ等の変位センサ(図示
せず)が配設されている。そして、各変位センサには駆
動電源37が接続され、各操作レバー36の傾転角度に
応じた傾転制御信号をリード線38,38,…を介して
外部に出力する。そして、各リード線38は、例えばバ
ケット用制御弁やブーム用制御弁あるいはアーム用制御
弁や旋回モータ用制御弁を切換制御するコントローラ
(いずれも図示せず)に接続され、変位センサからの傾
転制御信号に基づき油圧ポンプ(図示せず)からの圧油
をバケットシリンダ11やブームシリンダ9あるいはア
ームシリンダ10や旋回モータに給排させる。
【0050】39は各操作レバー36用の制御スイッチ
を示し、前記各制御スイッチ39は各操作レバー36内
に設けられた後述の解除レバー45によって開成,閉成
されるスイッチ39Aと、回動ブラケット28のロック
孔28F内に設けられ後述のロックピン62によって開
成,閉成されるスイッチ39Bとから構成される。そし
て、各スイッチ39A,39Bは図15に示すように、
各操作レバー36の各変位センサと駆動電源37との間
に直列に配設されている。
【0051】そして、スイッチ39Aは、各操作レバー
36のうち少なくとも一方の操作レバー36の解除レバ
ー45を図12に示す如く矢示D方向に変位させたとき
に開成し、各操作レバー36の解除レバー45が両方と
も矢示D方向に変位していないときに閉成する。また、
スイッチ39Bは、ロック孔28Fにロックピン62が
係合したときに閉成し、離脱したときには開成する。
【0052】これにより、各操作レバー36の位置調整
が完了し各ロックピン40がガイドフレーム32の各ロ
ック孔32Aに係合したときに、各操作レバー36の傾
転操作に応じた傾転制御信号を外部のコントローラ等に
出力でき、各操作レバー36の位置調整を行うときに
は、傾転制御信号が出力されるのを禁止する。また、レ
バー支持体30が使用位置にあるときには、各操作レバ
ー36の傾転操作に応じた傾転制御信号を外部のコント
ローラ等に出力でき、レバー支持体30が非使用位置に
あるときは、傾転制御信号が出力されるのを禁止する。
【0053】40,40は後述する連結アーム42およ
び解除レバー45等と共にストッパ機構を構成する一対
のロックピンを示し、各ロックピン40は図12に示す
ように、各レバーホルダ33に進退可能に設けられ、ば
ね41によって各レバーホルダ33の外側に向けて付勢
されると共に、ガイドフレーム32の各ロック孔32A
に係合する。また、各ロックピン40は連結アーム42
を介してレバーホルダ33内の回転板43に連結されて
おり、回転板43が矢示C方向に回転したときに、各ロ
ックピン40はガイドフレーム32の各ロック孔32A
から離脱する構成となっている。そして、各ロックピン
40はガイドフレーム32の各ロック孔32Aに係合す
ることにより、各レバーホルダ33を操作レバー36と
共に運転席19からみて左,右方向の一側または他側に
スライドさせた状態で各レバーホルダ33を前記レバー
支持体30に対して固定する。
【0054】44は回転板43に取付けられた歯車を示
し、前記歯車44は後述の解除レバー45の先端側と噛
合し、解除レバー45を矢示D方向に変位させたとき
に、回転板43と共に矢示C方向に回転する。
【0055】45は各操作レバー36に設けられた解除
レバーを示し、前記解除レバー45の先端側は歯車44
と噛合すると共に、解除レバー45が矢示D方向に向け
て押動操作されたときには、歯車44と共に回転板43
は矢示C方向に回転する。これにより、各ロックピン4
0はレバーホルダ33内に収容され、各ロックピン40
とロック孔32Aとの係合状態を解除する。このとき、
レバーホルダ33はガイドフレーム32によって支持フ
レーム31内で運転席19からみて左,右方向にスライ
ド可能にガイドされるから、レバーホルダ33をガイド
フレーム32に沿って摺動変位させ、別の各ロック孔3
2Aにロックピン40を係合させることができ、レバー
支持体30に対して各操作レバー36のスライド位置を
調整することができる。
【0056】46,46は図16に示すように、ボック
ス部27Aの左,右両側に進退可能に設けられたロック
ピンを示し、前記各ロックピン46はばね47によって
昇降ブラケット27の外側に向けて付勢されると共に、
収納ガイド25の各ロック孔25Cに係合する。また、
各ロックピン46は連結アーム48を介してボックス部
27A内の回転板49に連結されており、回転板49が
矢示E方向に回転されたときに、各ロックピン46は各
ロック孔25Cから離脱する構成となっている。 そし
て、各ロックピン46は収納ガイド25の各ロック孔2
5Cに係合することにより、昇降ブラケット27を収納
ガイド25の各腕部25B間に位置決めし、昇降ブラケ
ット27のロッド部27B等をレバースタンド22から
上向きに突出した状態に保持する。
【0057】50は回転板49に取付けられた歯車を示
し、前記歯車50は後述の連結アーム53の先端側と噛
合し、解除ピン51がボックス部27Aの内側に向けて
押動されるときに、回転板49と共に矢示E方向に回転
する。
【0058】51はボックス部27Aの上側に進退可能
に設けられた解除ピンを示し、前記解除ピン51はばね
52によって昇降ブラケット27の外側に向けて付勢さ
れると共に、連結アーム53の基端側が連結されてい
る。そして、レバー支持体30が図18に示すように、
運転席19の前側で側方に延びる横倒し位置に配置され
たときには、解除ピン51はボックス部27Aから上方
に向けて突出する。
【0059】一方、レバー支持体30が図18に示すよ
うに、昇降ブラケット27から上方に延びる起上げ位置
に配置されたときには、解除ピン51は回動ブラケット
28の円弧面28Aと当接すると共に、ボックス部27
A内に向けて押動される。これにより、解除ピン51は
連結アーム53の先端側に噛合する歯車50を矢示E方
向に回転させると共に、各ロックピン46と収納ガイド
25の各ロック孔25Cとの係合を解除する。このと
き、昇降ブラケット27は収納ガイド25から収納ボッ
クス23内に降下可能となり、昇降ブラケット27は図
21および図22等に示す如くレバー支持体30と共に
収納ボックス23内に収納されるようになる。
【0060】54は図16に示すように、回動ブラケッ
ト28の円弧面28A側に進退可能に設けられたロック
ピンを示し、前記ロックピン54はばね55によって回
動ブラケット28の外側に向けて付勢されると共に、昇
降ブラケット27の係合凹部27Dに係合する。また、
ロックピン54は連結アーム56を介してピン支持部2
8C内の回転板57に接続されており、回転板57が矢
示F方向に回転したときに、ロックピン54は係合凹部
27Dから離脱する構成となっている。
【0061】58は回転板57に取付けられた歯車を示
し、前記歯車58は後述の連結アーム61の先端側と噛
合し、ピン受承板59が回動ブラケット28の内側に向
けて押動されるときに、回転板57と共に矢示F方向に
回転する。
【0062】59は回動ブラケット28内のロック孔2
8E側に設けられ、後述するレバー支持体30のロック
ピン62によって押動されるピン受承板を示し、前記ピ
ン受承板59はばね60によって外側に向けて付勢され
ると共に、ピン受承板59には連結アーム61の基端側
が接続される。そして、ピン受承板59が回動ブラケッ
ト28内のロック孔28E側に位置するときは、ロック
ピン54は昇降ブラケット27の係合凹部27Dに係合
し、レバー支持体30は図18に示す横倒し位置に位置
決めされる。
【0063】一方、ピン受承板59が回動ブラケット2
8内に向けて押動されるときには、ピン受承板59は連
結アーム61の先端側に噛合する歯車58を矢示F方向
に回転させる。これにより、ロックピン54は図19に
示すように、係合凹部27Dから離脱され、回動ブラケ
ット28と昇降ブラケット27とのロックが解除される
共に、レバー支持体30は起上げ位置に向けて回動可能
となる。
【0064】62は図17に示すように、レバー支持体
30の基端側から進退可能に突出して設けられ、連結ア
ーム63および後述の解除レバー65と共にロック機構
を構成するロックピンを示し、前記ロックピン62はば
ね64によってレバー支持体30外に向けて付勢されて
いる。また、ロックピン62は連結アーム63を介して
解除レバー65に接続され、解除レバー65を矢示G方
向に摺動したときに、ロックピン62はレバー支持体3
0内に収容される。そして、ロックピン62はロック孔
28E,28Fに挿入され、レバー支持体30を図18
に示す非使用位置と、図5に示す使用位置とに選択的に
位置決めする。
【0065】また、ロックピン62がロック孔28F内
に挿入されたときには、ロックピン62は制御スイッチ
39を閉成し、各操作レバー36の傾転操作に対応する
傾転操作信号を外部に出力可能にする。一方、ロックピ
ン62をロック孔28F内に挿入しないときには、傾転
操作信号が外部に出力されるのを禁止する。
【0066】65はレバー支持体30に設けられ、レバ
ー支持体30が使用位置にあるときに運転席19側に位
置する解除レバーを示し、前記解除レバー65は連結ア
ーム63を介してロックピン62に連結されている。そ
して、運転者が解除レバー65を矢示G方向に向けて引
張り操作したときには、ロックピン62はレバー支持体
30内に収容され、ロックピン62とロック孔28E,
28Fとの係合状態を解除する。
【0067】本実施例による建設機械の操作レバー装置
は上述の如き構成を有するもので、次にその作動につい
て図16ないし図22を参照しつつ説明する。
【0068】まず、レバー支持体30が図5に示すよう
に使用位置にあるときに、運転者が各操作レバー36を
操作して作業装置5のブーム6やアーム7を俯仰動させ
つつ、バケット8を回動させることによって、土砂等の
掘削作業を行う。また、運転者が走行用ペダル20等を
操作することにより、路上走行時の走行速度や方向等が
制御される。
【0069】このとき、レバー支持体30は図16およ
び図17に示すように、各ロックピン46,54,62
によって使用位置に位置決めされ、レバー支持体30が
前方や上方に回動するのを禁止する。また、運転者はス
ライド機構24や昇降シリンダ26によってレバー支持
体30を前,後方向あるいは上,下方向に移動でき、運
転者の操作し易い位置に各操作レバー36を配置でき
る。
【0070】また、運転者は図12に示すように、解除
レバー45を矢示D方向に向けて押動操作することによ
り、各操作レバー36と共に各レバーホルダ33を運転
席19からみて左,右方向にスライドさせることがで
き、各操作レバー36間の間隔を運転者の肩幅に合せて
調整することができ、運転者の身体に合った位置で各操
作レバー36を傾転操作することができると共に、無理
な運転姿勢からくる腕や肩等の疲労を軽減することがで
きる。さらに、運転席19の斜め前方で側溝掘り等の掘
削作業を行うときには、例えば図5に示すレバー支持体
30の矢示A1 方向または矢示A2 方向に操作レバー3
6,36を共にスライドさせ、これらを運転席19から
みて左,右方向の一側または他側に寄せた状態に配置で
き、作業現場により近い位置で各操作レバー36の傾転
操作を行うことができ、バケット8の先端を目視し易く
なると共に、レバー操作を円滑に行うことができる。
【0071】そして、運転者が運転席19から離れる場
合は、運転者はレバー支持体30の解除レバー65を矢
示G方向に操作する。このとき、解除レバー65に接続
されたロックピン62が回動ブラケット28のロック孔
28F内から離脱される。そして、レバー支持体30と
回動ブラケット28とのロックが解除され、レバー支持
体30は前方に向って回動可能となると共に、ロックピ
ン62によって閉成されていたロック孔28F内の制御
スイッチ39が開成し、各操作レバー36の傾転操作信
号が外部に出力されるのを禁止する。
【0072】次に、運転者は図18に示すように、各操
作レバー36が運転席19から離れるようにレバー支持
体30を前方に回動する。そして、レバー支持体30を
前方に約90度回動し、非使用位置に配置した場合は、
ロックピン62が回動ブラケット28のロック孔28E
に挿入され、レバー支持体30は非使用位置に位置決め
される。このとき、ロックピン62は図19に示すよう
に、ロック孔28E内のピン受承板59を回動ブラケッ
ト28の内側に向けて押動する。これにより、ピン受承
板59と連動したロックピン54が回動ブラケット28
の内側方向に移動し、ロックピン54が昇降ブラケット
27の係合凹部27Dから離脱される。そして、回動ブ
ラケット28と昇降ブラケット27とのロックが解除さ
れ、レバー支持体30は横倒し位置から起上げ位置に向
って回動可能となる。
【0073】さらに、レバー支持体30を起上げ位置に
配置した場合は、回動ブラケット28の円弧面28Aが
解除ピン51に当接し、解除ピン51をボックス部27
Aの内側に向けて押動する。これにより、解除ピン51
に連動した各ロックピン46が図20に示すように、収
納ガイド25のロック孔25Cから離脱され、昇降ブラ
ケット27と収納ガイド25とのロックが解除される。
そして、昇降ブラケット27は図21および図22に示
すように、回動ブラケット28およびレバー支持体30
と共に降下可能となり、収納ボックス23内に格納され
るようになる。
【0074】このように、レバー支持体30を収納ボッ
クス23内に収納した状態で運転者は運転席19から離
席し、左側の側面部16に設けたドア4Aから運転室4
外に出ることができる。また、各操作レバー36を使用
するときは、以上の手順を逆に行い、レバー支持体30
を収納ボックス23内から起上げ位置に移動した後に、
運転席19の前側に配置する横倒し位置まで回動し、さ
らに各操作レバー36が上方に延びる使用位置まで回動
する。これによって、各操作レバー36による作業装置
5等の操作が可能となる。
【0075】かくして、本実施例によれば、レバースタ
ンド22の上側に収納ガイド25を配設し、前記収納ガ
イド25には昇降ブラケット27を介してレバー支持体
30を設けると共に、前記レバー支持体30には各操作
レバー36をスライド可能に取付けたから、各操作レバ
ー36を運転席19からみて左,右方向にスライドさせ
ることができ、各操作レバー36間の間隔を運転者の肩
幅に合せて調整することができ、運転者の身体に合った
位置で各操作レバー36を傾転操作することができると
共に、無理な運転姿勢からくる腕や肩等の疲労を軽減す
ることができる。
【0076】また、運転席19の斜め前方で側溝掘り等
の掘削作業を行うときには、例えば図5に示すレバー支
持体30の矢示A1 方向または矢示A2 方向に操作レバ
ー36,36を共にスライドさせ、これらを運転席19
からみて左,右方向の一側または他側に寄せた状態に配
置でき、作業現場により近い位置で各操作レバー36の
傾転操作を行うことができ、バケット8の先端を目視し
易くなると共に、レバー操作を円滑に行うことができ
る。
【0077】また、前記支持フレーム31内にはガイド
フレーム32,32を設け、各ガイドフレーム32間に
各レバーホルダ33を配設すると共に、前記各レバーホ
ルダ33には各ロックピン40等を設けたから、前記各
ガイドフレーム32によって各レバーホルダ33を運転
席19からみて左,右方向の一側または他側にスライド
可能にガイドでき、各ロックピン40によって各レバー
ホルダ33を各操作レバー36と共に運転席19からみ
て左,右方向の一側または他側にスライドさせた状態で
各レバーホルダ33をレバー支持体30に対して固定で
きる。
【0078】また、昇降ブラケット27とレバー支持体
30との間には回動ブラケット28を設けたから、各操
作レバー36を操作するときは、レバー支持体30を横
倒し位置に配置し、運転席19の前側で運転者の操作し
易い位置に位置決めでき、運転者は腕を伸ばすのみで各
操作レバー36を傾転操作できる。
【0079】また、昇降シリンダ26等によりレバー支
持体30をレバースタンド22に対して上,下に昇降で
きるから、レバー支持体30や各操作レバー36の高さ
位置を簡単に調整できる。さらに、各操作レバー36を
操作しないときは、レバー支持体30を各操作レバー3
6と共に運転席19の上方へと回動でき、この状態で収
納ガイド25と昇降ブラケット27とのロックを解除す
ることにより、レバー支持体30を図21および図22
に示す如く収納ボックス23内に向けて降下でき、運転
者に大きな視界を与えることができる。
【0080】そして、この状態ではレバー支持体30を
収納ボックス23にコンパクトに格納できるから、運転
者が運転席19に着席したり、離れたりするときや運転
室4内での移動や作業をするときにレバー支持体30等
が邪魔にならず、運転室4内のスペースを効果的に広め
ることができる。
【0081】また、レバー支持体30には、伸縮可能に
突出したロックピン62を設け、前記ロックピン62を
回動ブラケット28のロック孔28E,28Fに挿入す
る構成としたから、レバー支持体30を使用位置と非使
用位置とに選択的に位置決めできる。また、回動ブラケ
ット28に設けたロックピン54により、レバー支持体
30が上方に回動するのをロックできるから、レバー支
持体30を運転席19の前側に確実に保持できる。そし
て、昇降ブラケット27に設けたロックピン46によ
り、昇降ブラケット27が収納ガイド25の各腕部25
B間にロックした状態で保持できるから、レバー支持体
30をレバースタンド22の上方で確実に支持できる。
【0082】また、制御スイッチ39のスイッチ39A
を解除レバー45によって開成,閉成する構成としたか
ら、各操作レバー36の位置調整を行うときに傾転制御
信号が出力されるのを禁止し、各操作レバー36の位置
調整が完了したときに傾転制御信号を外部のコントロー
ラ等に出力でき、各操作レバー36の位置調整中に傾転
操作信号が誤って外部に出力されるのを防止することが
できる。
【0083】さらに、制御スイッチ39のスイッチ39
Bをレバー支持体30のロックピン54によって開成,
閉成する構成としたから、レバー支持体30が非使用位
置にあるときには、各操作レバー36からの傾転操作信
号が外部に出力されるのを禁止し、使用位置で許すこと
ができ、レバー支持体30が非使用位置にあるときに傾
転操作信号が誤って外部に出力されるのを防止できると
共に、使用位置にあるときには各操作レバー36の傾転
操作に応じた傾転操作信号を外部のコントローラ等に出
力できる。
【0084】また、スライド機構24によってレバース
タンド22を運転室4の前後方向に任意に移動でき、昇
降シリンダ26によってレバー支持体30を任意の高さ
位置に調節できるから、各操作レバー36を運転者が最
も操作し易い位置に調節できると共に、各操作レバー3
6の操作性を向上できると共に、運転者の疲労を軽減で
きる。
【0085】次に、図23ないし図26は本発明の第2
の実施例を示し、本実施例の特徴は、レバーホルダを支
持フレーム内に移動可能に設け、操作レバーを支持フレ
ーム側に押動したときに操作レバーが運転席からみて
左,右方向にスライドするのを許す構成としたことにあ
る。なお、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0086】図中、71は長尺のレバー支持体30を構
成する箱形状の支持フレームを示し、前記支持フレーム
71内には後述のレバーホルダ73が設けられ、支持フ
レーム71は後述のレバーホルダ73を運転席19から
みて左,右方向の一側または他側にスライド可能にガイ
ドするガイド機構となっている。そして、前記支持フレ
ーム71の一側面71Aには図23に示すように、後述
する各操作レバー74を取付けるための長円形状の取付
穴71Bが貫通して設けられ、支持フレーム71の内部
には図24に示すように、取付穴71Aの周囲に複数の
突起部72,72,…が一対の列をなして取付けられる
と共に、各突起部72間に複数の凹部71C,71C,
…が形成されている。また、支持フレーム71の他側面
71Dには、後述するレバーホルダ73の付勢機構75
が当接するガイドレール71Eが設けられている。
【0087】73は支持フレーム71と共にレバー位置
調整手段を構成するレバーホルダを示し、前記レバーホ
ルダ73は略箱形状に形成され、運転席19からみて
左,右方向にスライドできるように支持フレーム71内
に配設されている。
【0088】また、レバーホルダ73の一側面73Aに
は図25に示すように、複数の凸部73B,73B,…
が一対の列をなして設けられ、各凸部73Bは前記支持
フレーム71の各凹部71Cと共にストッパ機構を構成
している。さらに、レバーホルダ73には一側面73A
に対向する他側面73Cにばね等からなる複数(例えば
4個)の付勢機構75,75,…が設けられている。そ
して、レバーホルダ73の一側面73Aには操作レバー
74を傾転可能に支持する支持部73Dが突設され、前
記支持部73Dは支持フレーム71の取付穴71B内に
挿通され、支持フレーム71の一側面71Aから突出し
ている。
【0089】ここで、各レバーホルダ73の他側面73
Cには支持フレーム71の他側面71Dとの間にレバー
ホルダ73の相対移動をロックする移動制限機構(図示
せず)が設けられ、前記移動制限機構は各操作レバー7
4の傾転操作時に誤って各レバーホルダ73が支持フレ
ーム71の他側面71Dに向って移動するのを防止すべ
く各レバーホルダ73を支持フレーム71の一側面71
Aに当接した状態に規制する。そして、移動制限機構
は、例えば各操作レバー74に設けた制限解除レバー
(図示せず)を引張り操作することによって規制状態を
解除し、各レバーホルダ73が支持フレーム71の他側
面71Dに向って移動するのを許す構成となっている。
【0090】また、前記制限解除レバーは制御スイッチ
39を開成,閉成する構成となっており、前記制限解除
レバーを引張り操作したときに制御スイッチ39は開成
し、各レバーホルダ73の相対移動が規制されていると
きに制御スイッチ39は閉成されるものである。
【0091】76は支持フレーム31内に塵埃等が侵入
するのを防止するためのカバー部材を示し、前記カバー
部材76は柔軟性を有する樹脂材料によって幅広のリン
グ状に形成され、各レバーホルダ73を覆うと共に、支
持フレーム31内のカバーガイド77,77,…に沿っ
て回転可能に取付けられている。そして、各カバー部材
76には各レバーホルダ73の支持部73Dが挿通され
る挿通穴76Aが設けられ、各レバーホルダ73を運転
席19からみて左,右方向にスライドさせるときに各カ
バーガイド77に沿って回転する。
【0092】本実施例による建設機械の操作レバー装置
は上述の如き構成を有するもので、次に各操作レバー7
4のスライド位置を調節するときの作動について説明す
る。
【0093】まず、レバーホルダ73は各付勢機構75
によって常時は支持フレーム71の一側面71Aに向け
て付勢され、各レバーホルダ73の各凸部73Bと支持
フレーム71の各凹部71Cとが係合する。これによ
り、各レバーホルダ73は支持フレーム71内で位置決
めされている。
【0094】そして、各操作レバー74のスライド位置
を調節するときには、運転者は制限解除レバーを引張り
操作することにより、移動制限機構の規制状態を解除
し、各レバーホルダ73を支持フレーム71の他側面7
1Dに向けて移動可能な状態にする。
【0095】次に、運転者は操作レバー74を支持フレ
ーム71側に向けて押動すると、レバーホルダ73が支
持フレーム71の他側面71Dに向けて相対移動し、各
レバーホルダ73の各凸部72Bと支持フレーム71の
各凹部71Cとは係合状態を脱すると共に、各操作レバ
ー74は運転席19からみて左,右方向にスライド可能
な状態になる。
【0096】そして、運転者は各操作レバー74と共に
各レバーホルダ73を運転席19からみて左,右方向の
一側または他側にスライドさせた状態で各操作レバー7
4を支持フレーム71側に向けて押動する力を緩める。
このとき、各レバーホルダ73は再び支持フレーム71
の一側面71Aに向けて移動し、各レバーホルダ73の
各凸部73Bと支持フレーム71の各凹部71Cとが係
合すると共に、各レバーホルダ73は前記支持フレーム
71に対して固定される。これにより、運転者は各操作
レバー74のスライド位置を調整することが可能とな
る。
【0097】かくして、このように構成された本実施例
においても前記第1の実施例と同様の作用効果を得るこ
とができるが、本実施例では、操作レバー74を支持フ
レーム71側に押動し、レバーホルダ73が支持フレー
ム71の他側面71Dに向って降下した状態で各操作レ
バー74をスライドさせる構成としたから、各操作レバ
ー74のスライド位置を容易に調整することができる。
【0098】なお、前記実施例では、各操作レバー3
6,74で作業装置5等を制御するものとしたが、本発
明はこれに限らず、例えばスイッチの切換操作によって
各操作レバーを作業用から走行用に切り替えてもよく、
走行用の操作レバーをレバー支持体に設けてもよい。
【0099】さらに、前記実施例では、油圧ショベルに
建設機械の操作レバー装置を適用した場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限らず、例えばホイール式
油圧ショベル、油圧式クレーンやブルドーザ等の運転室
を有する建設機械にも広く適用できる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、レバースタンドの上側に上,下に昇降可能な昇降
ガイドを設け、前記昇降ガイドには操作レバーを有する
レバー支持体を設けると共に、前記レバー支持体には各
操作レバーをスライド可能に取付けたから、各操作レバ
ーを運転者の肩幅に合せて位置調整することができ、運
転者の身体に合った位置で各操作レバーを傾転操作する
ことができると共に、無理な運転姿勢からくる腕や肩等
の疲労を軽減することができる。また、運転席の斜め前
方で側溝掘り等の掘削作業を行うときには操作レバーを
運転席からみて左,右方向の一側または他側へと寄せる
ことができ、作業現場により近い位置で操作レバーの傾
転操作を行うことができ、バケットの先端等を目視しや
すくなると共に、レバー操作を円滑に行うことができ
る。
【0101】また、請求項2の発明によれば、レバー位
置調整手段をガイド機構とストッパ機構とから構成した
から、前記ガイド機構によってレバーホルダを運転席か
らみて左,右方向の一側または他側にスライド可能にガ
イドできると共に、ストッパ機構によってレバーホルダ
を操作レバーと共に運転席からみて左,右方向の一側ま
たは他側にスライドさせた状態でレバーホルダをレバー
支持体に対して固定でき、各操作レバーを運転者の肩幅
等に合せて位置調整することができる。
【0102】また、請求項3の発明によれば、昇降ガイ
ドとレバー支持体との間に回動継手を設ける構成とした
から、操作レバーを操作するときは、レバー支持体を運
転席の前側で運転者の操作し易い位置に位置決めでき、
運転者は腕を前側に伸ばすのみで操作レバーを簡単に傾
転操作できる。また、操作レバーを操作しないときは、
レバー支持体を各操作レバーと共に運転席の上方へと回
動でき、この状態で昇降ガイドを降下させることによ
り、レバースタンド内にレバー支持体を格納でき、運転
者に大きな視界を与えることができる。
【0103】そして、レバー支持体はレバースタンド内
にコンパクトに格納できるから、運転者が運転席に着席
したり、離れたりするときや運転室内での移動や作業を
するときにレバー支持体等が邪魔にならず、運転室内の
スペースを効果的に広めることができる。
【0104】また、請求項4の発明によれば、レバー支
持体を、運転席の前側に配置する横倒し位置と昇降ガイ
ドの上方に延びる起上げ位置とに回動継手を介して回動
可能に設け、昇降ガイドはレバースタンド内に向けて降
下されるときに、起上げ位置にあるレバー支持体を少な
くとも部分的にレバースタンド内に格納させる構成とし
たから、操作レバーを傾転操作するときにはレバー支持
体を横倒し位置に配置し、運転席の前側で運転者の操作
し易い位置に操作レバーを位置決めできる。また、操作
レバーを操作しないときには、レバー支持体を起上げ位
置に回動できる共に、昇降ガイドによってレバー支持体
を起上げ位置からレバースタンド内に向けて降下でき、
レバー支持体をレバースタンド内にコンパクトに格納で
き、運転者はレバー支持体等に邪魔されることなく容易
に運転席に着席したり、離れたりすることができると共
に、運転室内のスペースを効果的に広めることができ
る。
【0105】また、請求項5の発明によれば、レバー支
持体を、運転席の前側で操作レバーの傾転操作を行うと
きの使用位置と使用位置から操作レバーを運転席から離
すように運転席の前方に回動される非使用位置との間
で、回動継手を介して回動可能に設け、回動継手とレバ
ー支持体との間には、レバー支持体を使用位置と非使用
位置とに選択的に位置決めするロック機構を設ける構成
としたから、レバー支持体を使用位置に位置決めしたと
きには運転席の前側にレバー支持体をロックして操作レ
バーの傾転操作を安定的に行うことができる。また、操
作レバーを運転席から離すようにレバー支持体を前方に
回動したときには前記レバー支持体を非使用位置にロッ
クでき、この非使用位置で運転者が操作レバーを誤操作
したりするのを防止できる。
【0106】また、請求項6の発明によれば、レバー支
持体が使用位置と非使用位置とに回動されるときに開
成,閉成される操作レバー用の制御スイッチを備え、制
御スイッチは、前記操作レバーからの傾転操作信号が外
部に出力されるのを前記非使用位置で禁止し、使用位置
で許す構成としたから、レバー支持体の回動によって操
作レバーから傾転操作信号が出力されるか否かの切換え
を行うことができ、レバー支持体が非使用位置にあると
きに傾転操作信号が誤って外部に出力されるのを防止で
きると共に、使用位置にあるときには操作レバーの傾転
操作に応じた傾転操作信号を外部に出力することができ
る。
【0107】また、請求項7の発明によれば、各制御ス
イッチを位置調整手段により操作レバーの位置調整を行
うときに傾転制御信号の出力を禁止し、各操作レバーの
位置調整が完了したときに傾転制御信号の出力を許す構
成としたから、各操作レバーの位置調整中に傾転制御信
号が誤って外部に出力されるのを防止することができ
る。
【0108】さらに、請求項8の発明によれば、運転室
の床板とレバースタンドとの間には、レバースタンドを
運転室の前,後に移動させるスライド機構を設け、昇降
ガイドには、操作レバーの高さ位置をレバー支持体と共
に調整する高さ調整機構を設ける構成としたから、レバ
ースタンドを運転席の前後方向に任意に移動できると共
に、レバー支持体を高さ調節でき、操作レバーの位置を
運転者が最も操作し易い位置に調節でき、運転者の疲労
を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による建設機械の操作レ
バー装置が適用された油圧ショベルを示す全体図であ
る。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた運転室内を拡
大して示す平面図である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向からみた運転室内
を拡大して示す正面図である。
【図4】運転室内のレバースタンド等を拡大して示す図
2中の矢示IV−IV方向断面図である。
【図5】運転室内のレバースタンドおよび昇降シリンダ
等を示す図4中の矢示V−V方向断面図である。
【図6】図4中の収納ガイドを拡大して示す斜視図であ
る。
【図7】図4中の昇降ブラケットを拡大して示す斜視図
である。
【図8】図5中の回動ブラケットを拡大して示す斜視図
である。
【図9】図8に示す回動ブラケットを背面側からみた斜
視図である。
【図10】使用位置にあるレバー支持体、回動ブラケッ
ト、昇降ブラケットを示す図4中の矢示X−X方向拡大
断面図である。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向からみたレバー支
持体、回動ブラケット等を拡大して示す平面図である。
【図12】レバー支持体、レバーホルダおよび操作レバ
ー等を拡大して示す図11中の矢示 XII−XII 方向断面
図である。
【図13】レバーホルダおよび操作レバーを示す斜視図
である。
【図14】レバー支持体、レバーホルダおよびカバー部
材等を拡大して示す図11中の矢示 XIV−XIV 方向断面
図である。
【図15】操作レバー、駆動電源および制御スイッチ等
を示す回路図である。
【図16】回動ブラケットおよび昇降ブラケット内に設
けたロック機構等を示す図4中の矢示 XVI−XVI 方向断
面図である。
【図17】図16中の矢示XVII−XVII方向からみたレバ
ー支持体、回動ブラケット等を拡大して示す一部破断の
平面図である。
【図18】レバー支持体を横倒し位置から起上げ位置に
回動する状態を示す運転席等の正面図である。
【図19】レバー支持体を横倒し位置から起上げ位置に
回動する前の状態で回動ブラケットおよび昇降ブラケッ
ト内のロック機構等を示す一部破断の正面図である。
【図20】レバー支持体を起上げ位置に回動した状態で
回動ブラケットおよび昇降ブラケット内のロック機構等
を示す一部破断の正面図である。
【図21】レバー支持体等が収納ボックスに格納された
状態を示す図18と同様の正面図である。
【図22】レバー支持体等が収納ボックスに格納された
状態を示す図4と同様の断面図である。
【図23】本発明の第2の実施例による操作レバー装置
のレバー支持体、回動ブラケット等を拡大して示す図1
1と同様の平面図である。
【図24】レバー支持体、レバーホルダおよび操作レバ
ー等を拡大して示す図23中の矢示XXIV−XXIV方向断面
図である。
【図25】レバーホルダおよび操作レバーを示す斜視図
である。
【図26】レバー支持体、レバーホルダおよびカバー部
材等を拡大して示す図23中の矢示XXVI−XXVI方向断面
図である。
【符号の説明】
4 運転室 13 床板 19 運転席 22 レバースタンド 23 収納ボックス 24 スライド機構 25 収納ガイド 26 昇降シリンダ(高さ調整機構) 27 昇降ブラケット 28 回動ブラケット(回動継手) 30 レバー支持体 31,71 支持フレーム 32 ガイドフレーム(ガイド機構) 33,73 レバーホルダ 36,74 操作レバー 39 制御スイッチ 40 ロックピン 42 連結アーム 45 解除レバー 62 ロックピン 63 連結アーム 65 解除レバー 71C 凹部 73B 凸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の運転室内に設けられ運転席の
    側方に配置されたレバースタンドと、前記レバースタン
    ドに対して上,下に昇降可能に設けられ上端側が前記レ
    バースタンドから上方に突出可能となった昇降ガイド
    と、前記昇降ガイドの上端側から前記運転席の前側に向
    けて延び先端側が自由端となったレバー支持体と、前記
    レバー支持体に設けられ前記運転席の前側で傾転操作さ
    れる操作レバーと、前記レバー支持体に設けられ前記運
    転席からみて左,右方向に前記操作レバーがスライドす
    るのを許し、前記レバー支持体に対する操作レバーの位
    置を可変に調整するレバー位置調整手段とから構成して
    なる建設機械の操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 前記レバー支持体には前記操作レバーを
    傾転可能に支持するレバーホルダを設け、前記レバー位
    置調整手段は、前記レバーホルダを前記運転席からみて
    左,右方向の一側または他側にスライド可能にガイドす
    るガイド機構と、前記レバーホルダを操作レバーと共に
    前記運転席からみて左,右方向の一側または他側にスラ
    イドさせた状態で前記レバーホルダを前記レバー支持体
    に対して固定するストッパ機構とから構成してなる請求
    項1に記載の建設機械の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降ガイドの上端側とレバー支持体
    の基端側との間には、前記レバー支持体が前記運転席の
    前側で前,後に回動するのを許すと共に、前記レバー支
    持体が前記運転席の前側から上方に回動されるのを許す
    回動継手を設けてなる請求項1または2に記載の建設機
    械の操作レバー装置。
  4. 【請求項4】 前記レバー支持体は、前記運転席の前側
    に配置する横倒し位置と前記昇降ガイドの上方に延びる
    起上げ位置とに前記回動継手を介して回動可能に設けら
    れ、前記昇降ガイドはレバースタンド内に向けて降下さ
    れたときに、前記起上げ位置にあるレバー支持体を少な
    くとも部分的に前記レバースタンド内に格納させる構成
    としてなる請求項3に記載の建設機械の操作レバー装
    置。
  5. 【請求項5】 前記レバー支持体は、前記運転席の前側
    で操作レバーの傾転操作を行うときの使用位置と前記操
    作レバーの傾転操作を禁止する非使用位置との間で、運
    転席の前,後方向へと前記回動継手を介して回動可能に
    設けられ、前記回動継手とレバー支持体との間には、前
    記レバー支持体を前記使用位置と非使用位置とに選択的
    に位置決めするロック機構を設ける構成としてなる請求
    項3または4に記載の建設機械の操作レバー装置。
  6. 【請求項6】 前記レバー支持体が使用位置と非使用位
    置とに回動されるのに応じて開成,閉成される操作レバ
    ー用の制御スイッチを備え、前記制御スイッチは、前記
    操作レバーからの傾転操作信号が外部に出力されるのを
    前記非使用位置で禁止し、使用位置で許す構成としてな
    る請求項5に記載の建設機械の操作レバー装置。
  7. 【請求項7】 前記制御スイッチは、前記レバー位置調
    整手段により操作レバーの位置調整を行うときには前記
    傾転操作信号の出力を禁止し、前記操作レバーの位置調
    整が完了したときには傾転操作信号の出力を許す構成と
    してなる請求項6に記載の建設機械の操作レバー装置。
  8. 【請求項8】 前記運転室の床板と前記レバースタンド
    との間には、前記レバースタンドを運転室の前,後に移
    動させるスライド機構を設け、前記昇降ガイドには、前
    記操作レバーの高さ位置をレバー支持体と共に調整する
    高さ調整機構を設ける構成としてなる請求項1,2,
    3,4,5,6または7に記載の建設機械の操作レバー
    装置。
JP2856597A 1997-01-28 1997-01-28 建設機械の操作レバー装置 Pending JPH10204923A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013094795A1 (ko) * 2011-12-23 2013-06-27 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 건설기계의 도자 블레이드 조작시스템
US11498815B2 (en) * 2018-07-13 2022-11-15 Epsilon Kran Gmbh Crane control

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