JP4735172B2 - 生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システム - Google Patents

生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システム Download PDF

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Description

本発明は、生産システムにおいて、各工程の作業を監視し、納期遅延や不良が発生した際の要因分析を支援する生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システムに関するものである。
商品ライフサイクルの短期化、ユーザニーズの多様化に伴い、製造業では、多品種少量生産、短納期生産、変量生産などへの対応が迫られている。そうした環境変化を受けて、機械が自動で製品の加工・組立てを行う自動化ラインから、人が手作業で加工・組立て作業を行う手組みラインへとシフトする工場が増えている。
手組みラインとは、小規模構成のラインの中で多能工の作業者が臨機応変に作業を分担し合う生産方式である。セル生産方式は手組みラインの一形態である。
手組みラインでは、作業者が作業台および治工具を用いて生産を行うようになっており、大がかりな自動生産機械を設ける必要がないので、設備を簡素化することができるというメリットがある。また、作業者が行う作業内容を変更させることにより、多様な生産工程を実現することができるので、多品種少量の製品を短納期で生産できるというメリットもある。
手組みラインでは、製品の生産に必要な一連の作業が複数の工程に分割され、工程毎に作業場所、作業手順が定められる。各工程には作業者が配置され、先頭工程から最終工程まで全ての作業が順に実行されると製品が完成する。ライン全体に配置する作業者の人数や、一人の作業者が担当する工程の数には様々な形態が存在する。
一般に、工場では生産性向上による競争力向上が至上命題であり、そのためには日々のたゆまぬ改善活動が重要となる。改善活動の第一歩は、ラインの生産能力を定量的に把握することである。手組みラインでは作業方法の良し悪しがラインの生産能力を大きく左右するが、多種多様で柔軟性に富んだ人による作業を直接定量化するのは困難である。そこで、通常、ラインの生産能力は作業時間によって間接的に定量化される。作業時間は作業方法の良し悪しの1つの判断基準となる。
また不良発生時に、その不良が発生したワークID、および不良種別の記録を残し、不良発生件数、および不良率等を算出することで、品質向上の観点からもラインの生産能力が定量化される。
ラインの生産能力を定量的に把握できたら、次に課題発見を行い、改善すべき事象を特定する。具体的には、まず製品毎に計測・記録した情報(工程毎の作業時間や不良種別)を集計してグラフを作成し、全体の傾向を把握した上で改善すべき事象の条件を決定する。図42に示す例では、作業時間のヒストグラムから「作業時間が70分以上」、不良件数のパレート図から「キズによる不良」を改善対象として決定している。
課題発見ができたら次に要因分析を行い、その課題を引き起こしている要因を突き止める。最後に、その要因を取り除くことで、課題発見で改善対象とした事象の再発を防ぐ、または発生頻度を下げることができる。
特開平08−126036号公報(公開日:平成8年(1996)5月17日)
上記の要因分析において、例えば「作業時間が70分以上」、「キズによる不良」といった事象を引き起こしている要因は、実際にその時の手組みラインの作業風景を目で見て確認しない限り正確なことはわからない。そこで現場をビデオで録画し、改善対象の事象に含まれる各製品を生産していた時点の画像を再生して要因を突き止める。具体的には、改善対象事象に含まれる製品のワークIDを確認し、各製品の生産時刻を調べ、その時刻を逐一指定して画像を再生する。したがって細かく煩雑な作業が必要となり、要因分析には多大な工数が必要となる。
要因分析の効率化を図るための従来技術として特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、作業者の負担評価係数としての計測値を縦軸とし、時間経過を横軸としたグラフを表示すると共に、時間軸上で再生時刻を指定することで、その時点での作業状況の撮影画像を再生表示する技術が開示されている。
しかしながら、この技術は、時間の経過に伴って変化する計測値の様子を画像と同期させて表示したに過ぎない。すなわち、改善対象事象に含まれる各製品の作業時刻を個別に確認した上で、作業状況の撮影画像の再生時刻を指定しなければならないことになる。よって、要因分析には依然として多大な工数が必要となるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産システムにおける課題発見から要因分析までに必要とされる工数を低減することを可能とする生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システムを提供することにある。
本発明に係る生産管理装置は、上記課題を解決するために、被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理装置であって、上記各工程における作業環境を示す工程画像を表示装置に表示させる制御を行う画像表示手段と、上記各工程において作業が行われる各被対象物を特定する被対象物特定情報に関する処理状況を示す情報を集計し、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う処理状況表示手段と、上記処理状況表示手段によって表示された処理状況解析情報の中から、特定のパラメータ値を選択する選択入力を利用者から受け付け、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を特定する対象指定手段とを備え、上記画像表示手段が、上記被対象物特定情報と、各被対象物特定情報に対応する被対象物が上記各工程において作業が行われた時点での上記工程画像との対応付けを示す被対象物−工程関連情報を参照することによって、上記対象指定手段によって特定された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行う構成である。
また、本発明に係る生産管理方法は、被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理方法であって、上記各工程における作業環境を示す工程画像を表示装置に表示させる制御を行う画像表示ステップと、上記各工程において作業が行われる各被対象物を特定する被対象物特定情報に関する処理状況を示す情報を集計し、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う処理状況表示ステップと、上記処理状況表示ステップにおいて表示された処理状況解析情報の中から、特定のパラメータ値を選択する選択入力を利用者から受け付け、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を特定する対象指定ステップとを備え、上記画像表示ステップにおいて、上記被対象物特定情報と、各被対象物特定情報に対応する被対象物が上記各工程において作業が行われた時点での上記工程画像との対応付けを示す被対象物−工程関連情報を参照することによって、上記対象指定ステップにおいて特定された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行う方法である。
上記の構成または方法では、まず、被対象物特定情報に関する処理状況を示す情報が集計され、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報が表示装置に表示される。そして、表示された処理状況解析情報の中から、特定のパラメータ値を選択する選択入力が利用者から受け付けられ、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報が特定される。その後、特定された被対象物特定情報に対応する工程画像が表示される。すなわち、利用者は、処理状況解析情報を確認して改善すべきパラメータ値を特定することのみによって、改善すべきパラメータ値に対応する被対象物の作業が行われた時点での工程画像を表示させることが可能となる。よって、従来では必要であった、改善対象事象に含まれる各製品の作業時刻を個別に確認した上で、作業状況を示す工程画像の再生時刻を指定するという煩わしい手間を省くことが可能となる。これにより、生産システムにおける課題発見から要因分析までに必要とされる工数を大幅に低減することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を上記被対象物−工程関連情報として作業実績記録部に記録する作業実績取得手段をさらに備え、上記画像表示手段が、上記作業実績記録部に記録されている作業実績情報を参照することによって、上記被対象物特定手段によって特定された被対象物特定情報の作業実績時刻を取得し、該作業実績時刻からの上記工程画像の表示を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、被対象物が上記各工程において作業が行われた時点での上記工程画像との対応付けが作業実績時刻によって示されることになる。作業実績時刻は、処理検知信号の受信の時刻を記録するという単純な処理によって記録することが可能であるので、上記の対応付けのための処理を簡素化することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記対象指定手段が、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を1つ以上抽出するとともに、抽出した被対象物特定情報の中から、特定の被対象物特定情報を選択する選択入力を利用者から受け付けるとともに、上記画像表示手段が、上記対象指定手段において、利用者によって選択された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報が1つ以上ある場合に、それらの中から特定の被対象物特定情報を利用者に選択させた上で、該被対象物特定情報に対応する工程画像を表示させることが可能となる。よって、利用者は、必要とする工程画像の表示をより的確に選択することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記画像表示手段が、上記工程画像として、上記各工程において行われている作業の状況を撮影する撮像装置によって撮影された撮像画像を表示する制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、撮像装置によって撮影された撮像画像が工程画像として表示されるので、例えば種類の異なる製品が生産されている場合に、被対象物特定情報だけではどの種類の製品の被対象物であるかをすぐに認識することが困難である場合にも、工程の映像が表示されることによって、どの種類の製品が生産されているかを利用者が把握しやすくなる。また、改善すべき事項の要因が作業状況を確認すれば認識できるような種類のものである場合、利用者が、その要因を工程の映像を確認することによって把握することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記画像表示手段が、上記工程画像として、各工程を模式的に示す模式図を表示する制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、模式図が工程画像として表示されるので、撮像装置などの構成を生産ラインに設ける必要をなくすことができるので、設備コストを低減することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記工程画像の再生時刻の指定を利用者から受け付ける再生時刻指定手段をさらに備え、上記表示制御手段が、上記再生時刻指定手段によって受け付けられた再生時刻から工程画像の再生表示を行うように制御する構成としてもよい。
上記の構成によれば、再生時刻を指定して工程画像を表示させることができるので、利用者が工程画像の再生時刻を任意に変更することが可能となる。よって、利用者は、工程画像の解析をより適切かつ効率的に行うことが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記処理状況表示手段が、各被対象物特定情報に関して、各工程における作業時間に関する情報を上記処理状況を示す情報として集計し、処理状況の解析結果として、作業時間をパラメータとする処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理状況解析情報が、各被対象物特定情報に関して、各工程における作業時間に関する情報に基づくものとなるので、利用者は、パラメータ値として作業時間を選択することにより、選択した作業時間に対応する被対象物に関する工程画像を表示させることが可能となる。すなわち、例えば作業時間が長時間になっている被対象物を選択することによって、作業の遅延の要因を解析することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記処理状況表示手段が、上記生産システムにおいて発生した不良に関する情報を上記処理状況を示す情報として集計し、処理状況の解析結果として、不良の種別をパラメータとする処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理状況解析情報が、生産システムにおいて発生した不良に関する情報に基づくものとなるので、利用者は、パラメータ値として不良の種別を選択することにより、選択した不良の種別が発生した被対象物に関する工程画像を表示させることが可能となる。
なお、上記生産管理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記生産管理装置をコンピュータにて実現させる生産管理プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る生産管理装置は、以上のように、上記各工程における作業環境を示す工程画像を表示装置に表示させる制御を行う画像表示手段と、上記各工程において作業が行われる各被対象物を特定する被対象物特定情報に関する処理状況を示す情報を集計し、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う処理状況表示手段と、上記処理状況表示手段によって表示された処理状況解析情報の中から、特定のパラメータ値を選択する選択入力を利用者から受け付け、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を特定する対象指定手段とを備え、上記画像表示手段が、上記被対象物特定情報と、各被対象物特定情報に対応する被対象物が上記各工程において作業が行われた時点での上記工程画像との対応付けを示す被対象物−工程関連情報を参照することによって、上記対象指定手段によって特定された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行う構成である。これにより、従来では必要であった、改善対象事象に含まれる各製品の作業時刻を個別に確認した上で、作業状況を示す工程画像の再生時刻を指定するという煩わしい手間を省くことが可能となるので、生産システムにおける課題発見から要因分析までに必要とされる工数を大幅に低減することが可能となる。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態では、一例として、n個の工程からなる手組み生産ラインを有する生産システムに適用される生産管理装置について説明する。
(生産システムの構成)
まず、本実施形態に係る生産管理装置2が適用される、ある製品の生産システム1について、図1に基づいて説明する。図1に示す例では、生産システム1は、作業者の手作業により製品を製造するn個の工程(工程1〜工程n)を含む生産ラインと、上記各工程の作業を監視し、不良が発生した際の要因分析を支援する生産管理装置2と、生産ラインにおける各工程において行われている作業の状況を撮影する撮像装置3とを備えた構成となっている。
工程1〜工程nは、生産システム1の製造対象物としてのワーク(被対象物)の流れの上流から下流に向けてこの順序で配置されており、ワークが先頭工程(工程1)から最終工程(工程n)までを経て、すべての工程の作業が順に実行されると製品が完成する。
撮像装置3は、生産ラインにおいて実際に作業が行われる領域に少なくとも1箇所設置されるものであり、例えばCCD(charge-coupled device)やCMOSデバイスなどによって構成される。生産ラインに含まれる全ての工程における作業状況が撮像装置3によって撮影されるようになっている。なお、1つの撮像装置3が全ての工程の状況を撮影してもよいし、複数の撮像装置3…がそれぞれ撮影対象の工程を分担してもよい。
さらに、生産システム1は、工程ごとに、作業者の作業を検知するための、センサ(工程検知装置)4A1〜4Amを備えている。なお、センサ4A1〜4Amを区別する必要のない場合には、単にセンサ4と称する。
センサ4は、各工程における作業の開始および/または終了を検知するものであり、各工程に少なくとも1つ設置される。例えば、センサ4は、ワークの有無、治具の動き、指図書の有無、扉の開閉、電動設備の電源のON/OFFなどを検知し、該検知信号を生産管理装置2に出力する。具体的なセンサ4の例としては、光電センサ、近接センサ、変位センサ、フォトマイクロセンサ、超音波センサ、圧力センサなどが挙げられる。また、センサ4は、作業者が作業開始および/または終了時にボタンなどを押すことによって、該工程における作業の開始および/または終了を検知するような形態であってもよい。
なお、本実施形態では、センサ4A1〜4Amのうち、先頭工程の工程1の作業場所、および、最終工程の工程n作業場所に設置されるセンサ4A1・4Amを、各ワークに付されているワークID(被対象物特定情報)を示すバーコードを読み出すバーコードリーダ(特定装置)としている。このように、先頭工程と最終工程とにおいてワークIDが検出され、この検出結果が生産管理装置2に入力されることにより、生産管理装置2は、各工程でどのワークIDのワークが処理されているかを把握することが可能となる。
なお、上記の例では、先頭工程および最終工程でワークIDの検出が行われているが、少なくとも1つの工程においてワークIDを検出するID検出手段が設けられていればよい。また、上記の例では、ワークIDの検出にバーコードリーダが用いられているが、ワークIDの作業者による入力を受け付ける入力手段が用いられていてもよい。
生産管理装置2と撮像装置3との間、および、生産管理装置2とセンサ4との間は、通信手段によって互いに接続されている。この通信手段としては、有線通信、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、および無線LAN(Local Area Network)等が挙げられる。
(手組み生産ラインの例)
ここで、手組み生産ラインの例について図2を参照しながら説明しておく。同図に示す例では、工程1〜工程8が存在しており、作業者W1が工程1および工程2における作業を行い、作業者W2が工程3〜工程5の作業を行い、作業者W3が工程6〜工程8の作業を行うようになっている。各工程には作業場所と作業手順が定められており、それぞれの作業場所に作業台および治工具などが設置されている。あるいは、作業者が操作する生産設備が設置されていてもよい。
このように、手組み生産ラインでは、製品の生産に必要な一連の作業が複数の工程(この例では工程1〜工程8)に分割され、工程毎に作業場所、作業手順が定められる。各工程には作業者が配置され、先頭工程(工程1)から最終工程(工程8)まで全ての作業が順に実行されると製品が完成する。
なお、本実施形態では、生産システム1の全工程は、作業者の手作業による手組みラインとしたが、生産設備によって、自動で組み立て・製造が行われる工程を含む生産システムにおいても、本発明を適用することは可能である。
(生産管理装置の構成)
生産管理装置2は、再生時刻指定部11、画像表示部(画像表示手段)12、ワークID・工程指定部(対象指定手段)13、ワークID一覧表示部(対象指定手段)14、改善対象指定部(対象指定手段)15、グラフ表示部(処理状況表示手段)16、撮像画像記録部17、録画部18、作業実績記録部19、表示領域記録部20、不良実績記録部21、不良実績入力部22、時刻供給部23、および作業実績取得部(作業実績取得手段)24を備えた構成となっている。また、生産管理装置2には、入力装置2Aおよび表示装置2Bが接続されている。
入力装置2Aは、生産管理装置2に対しての利用者による指示入力、およびデータ入力などを受け付ける装置であり、例えばキーボード、およびポインティングデバイスなどによって構成される。ポインティングデバイスとしては、マウスやトラックボールなどであってもよいし、表示装置2Bの表示画面上に設けられたタッチパネルなどであってもよい。
表示装置2Bは、生産管理装置2における処理内容を表示する装置である。この表示装置2Bは、情報の表示を行うことが可能な表示装置であればどのような表示装置によって実現されてもよい。このような表示装置としては、例えば液晶表示装置、CRT(Cathode Ray Tube)などが挙げられる。
作業実績取得部24は、センサ4…からの検出信号(処理検知信号)を受信し、各検出信号の内容を解析することによって、時刻供給部23から供給される現在時刻情報に基づいて、各ワークID毎に各工程における作業開始時刻(作業実績時刻)、作業終了時刻(作業実績時刻)を取得する処理を行う。作業開始、または作業終了を、バーコードリーダなどのID検出手段ではなく、ワークIDの検出までは行わないセンサで検知している工程に関しては、作業実績取得部24は、該センサから見て上流でかつ直近の工程に設置されているID検出手段で入力されたワークIDを、該センサに対応する工程で作業開始または作業終了したワークのワークIDとみなす。作業実績取得部24によって取得された、各ワークID毎の各工程における作業開始時刻、作業終了時刻の情報は、作業実績記録部19に記録される。
作業実績記録部19に記録される作業実績情報の例を図3に示す。同図に示すように、作業実績情報は、各ワークID毎に、工程1〜工程nのそれぞれにおける作業開始時刻、および作業終了時刻を表形式で記録したものとなっている。この作業実績情報は、先頭工程(工程1)の作業開始時刻が早いワークIDから順に記録される。
不良実績入力部22は、生産ラインにおいて生産された製品に不良が発生した場合に、該不良が発生したワークのワークIDおよび不良の種別情報の入力を受け付ける処理を行う。この入力は、入力装置2Aが利用者からの入力を受け付けることによって行われる。
なお、本実施形態では、不良発生ワークIDおよび不良の種別情報の入力は利用者によって行われるようになっているが、生産ラインに設けられた検査装置による検査結果データを通信によって受信することによって、不良発生ワークIDおよび不良の種別情報の入力が行われるようになっていてもよい。この場合、検査装置は、生産ラインにおいて処理が行われているワークに対して、例えば画像認識、導通検査、およびサイズ検査などを行うことによって不良を検出し、そのワークのワークIDとともに、不良の種別情報を出力することになる。
不良実績記録部21は、不良実績入力部22によって受け付けられた不良発生ワークIDおよび不良の種別情報を不良実績情報として記録するものである。図4は、不良実績記録部21に記録される不良実績情報の一例を示している。同図に示す例では、不良が発生したワークIDのリスト、および各ワークIDに対応する不良の種別情報が表形式で不良実績記録部21に記録されている。
録画部18は、撮像装置3において撮影された撮像画像データを通信手段を介して撮像装置3から取得する処理を行う。録画部18によって取得された撮像画像データは、撮像画像記録部17に記録される。また、録画部18は、撮像画像記録部17に記録された撮像画像データを画像表示部12に伝送する。撮像画像データは、動画形式のデータであってもよいし、所定の時間間隔で撮影された複数の静止画像データであってもよい。なお、撮像画像記録部17は、撮像装置3から取得した撮像画像データをバッファとして一時記憶する機能を少なくとも有し、さらに、過去の撮像画像データを所定量格納するようになっていてもよい。
過去の撮像画像データを格納していく場合、録画部18は、撮像画像データに対して、撮像された時刻の情報をも記録するようにしてもよい。これにより、画像表示部12が、指定された時刻からの撮像画像の再生表示を行うことが可能となる。
グラフ表示部16は、少なくとも作業実績記録部19に記録されている作業実績情報、および/または、不良実績記録部21に記録されている不良実績情報を集計し、データ処理を行うことによって、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報を表示装置2Bに表示する処理を行う。このように処理状況解析情報が表示されることによって、利用者は、改善対象事象を特定することが可能となる。
処理状況解析情報としては、処理状況を示すパラメータと、各パラメータ値に対する度数(ワークIDの個数)との関係を示すグラフなどが挙げられるが、これに限定されるものではなく、処理状況解析情報を示す表などが表示されるようになっていてもよい。この処理状況解析情報の例のバリエーションについては後述する。
図5は、処理状況解析情報の一例として、工程毎の作業時間(各工程について、作業開始から作業終了までに要した時間)のヒストグラムと不良種別毎の不良件数のパレート図とが表示された表示例を示している。ヒストグラムでは、横軸がパラメータとしての作業時間を示しており、縦軸が各作業時間に対応する度数を示している。また、パレート図では、横軸がパラメータとしての不良種別を示しており、縦軸が各不良種別に対応する度数を示している。
また、グラフ表示部16は、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報、および、該領域に対応するワークIDの情報を改善対象指定部15に送信する。各個別の情報が表示される領域とは、例えばグラフが表示される場合には、各パラメータ値に対応する度数が示されている領域に相当するものである。図5に示す例で言えば、ヒストグラムに関しては、各作業時間に対応する度数が表示される長方形領域の座標が送信され、パレート図に関しては、各不良種別に対応する度数が表示される長方形領域の座標が送信される。図6は、グラフ表示部16が改善対象指定部15に送信するデータの一例を示している。同図に示す例では、グラフの長方形領域を特定する左上座標および右下座標に関する座標データと、該領域に対応するワークIDの情報とのリスト(領域−ワークID対応リスト)がグラフ表示部16から改善対象指定部15に送信される。
改善対象指定部15は、グラフ表示部16によって表示される処理状況解析情報において、改善対象とする事象に相当する領域の選択入力を入力装置2Aから受け付けることによって、改善対象とする事象を指定する処理を行う。図7に示す例では、ヒストグラムにおいて、「工程nの作業時間が70分以上」を示す領域が改善対象の事象として指定されている。領域の指定は、例えばマウスカーソルを該領域に移動させ、クリックすることによって行われる。領域が指定されると、改善対象指定部15は、指定された領域の座標データとその領域に対応するワークのワークIDを、グラフ表示部16が出力する領域−ワークID対応リストから抽出し、ワークID一覧表示部14に送信する。
ワークID一覧表示部14は、改善対象指定部15から送信された座標データの近傍に、改善対象指定部15から送信されたワークIDの一覧を表示装置2Bにおいて表示する処理を行う。表示例を図8に示す。同図に示す例では、「工程nの作業時間が70分以上」を示す領域の右隣の領域に、ドロップダウンリストの形式でワークIDの一覧が表示されている。
なお、改善対象指定部15から送信されたワークIDの一覧の表示形式は上記の例に限定されるものではなく、指定された領域と、該領域に対応するワークIDとが対応付けられて表示されるものであればどのような表示形式であってもよい。
また、ワークID一覧表示部14は、ワークIDの一覧表示における各ワークIDの表示領域の座標のリスト(ワークID領域リスト)をワークID・工程指定部13に送信する。図9は、ワークID領域リストの一例を示している。同図に示す例では、ワークIDのリストと、各ワークIDに対応するワークID表示領域の座標データのリストがワークID一覧表示部14からワークID・工程指定部13に送信される。
表示領域記録部20は、画像表示部12によって表示される作業状況画像(詳細は後述する)において、各工程が表示される領域(工程表示領域)の座標を、工程ごとに記録するものである。図10は、画像表示部12によって表示される作業状況画像の一例、および、工程表示領域を示す図形の表示例を示している。同図に示す例では、作業状況画像内の各工程に対応する画像領域を破線で取り囲んだ工程表示領域が、工程名(図に示す例では工程番号)とともに表示されている。そして、表示領域記録部20は、図11に示すように、各工程に対応する工程表示領域の座標データのリストを記録している。
ワークID・工程指定部13は、ワークID一覧表示部14によって表示されているワークID一覧から、作業状況画像を再生させたいワークのワークIDの利用者による選択入力を入力装置2Aから受け付けるとともに、選択されたワークIDの作業状況画像を再生させたい工程の利用者による選択入力を入力装置2Aから受け付ける処理を行う。
本実施形態では、ワークID一覧におけるワークIDの選択および工程表示領域の選択は、いわゆるドラッグアンドドロップによって行われるものとし、ワークID・工程指定部13は、このドラッグアンドドロップを検知することによって利用者による入力を受け付けるようになっている。具体的には、ワークID一覧におけるワークIDの選択がマウスクリックによって行われ、クリックが押された状態で所望の工程表示領域までドラッグされ、該工程表示領域でクリックが離されることによってドラッグアンドドロップが実現される。なお、ワークID一覧におけるワークIDの選択および工程表示領域の選択は、上記の例に限定されるものではなく、他のバリエーションについては後述する。
ワークID・工程指定部13は、ワークID一覧表示部14から各ワークIDに対応するワークID表示領域の座標データのリストを受信し、これに基づいて、どのワークIDが選択されたかを認識する。また、ワークID・工程指定部13は、表示領域記録部20から各工程に対応する工程表示領域の座標データのリストを受信し、これに基づいて、どの工程表示領域が選択されたかを認識する。
図12は、ワークID一覧表示部14によるワークID一覧の表示から、画像表示部12によって表示される作業状況画像中の工程表示領域へのドラッグアンドドロップ処理が行われる際の動作の一例を示している。同図に示す例では、ワークID一覧の表示からワークID「00012」が選択され、「工程3」の工程表示領域に移動することによって、ワークID「00012」に関する「工程3」における作業状況画像の再生が指定されている。
選択されたワークIDおよび工程についての情報は、ワークID・工程指定部13から画像表示部12に送信される。
画像表示部12は、ワークID・工程指定部13から送信された選択ワークIDおよび工程についての情報に基づいて、該選択ワークIDおよび工程に対応する作業状況画像の再生を行う。また、画像表示部12は、後述する再生時刻指定部11によって指定された時刻の作業状況画像の再生を行う。
選択ワークIDおよび工程に対応する作業状況画像の再生開始時刻は、次のようにして求められる。まず、画像表示部12は、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報から、該当選択ワークIDの作業実績情報を抽出する。そして、抽出された作業実績情報の中から、選択された工程の開始時刻情報が取得され、これが再生開始時刻と設定される。
再生開始時刻が設定されると、画像表示部12は、該再生開始時刻の作業状況画像を録画部18を介して撮像画像記録部17から取得し、該作業状況画像の再生を行うように表示装置2Bを制御する。
また、画像表示部12は、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報から、再生中の時刻に各工程で作業中のワークIDを検索し、各工程表示領域の近傍に表示する。再生中の時刻に各工程で作業中のワークIDは、作業実績情報において、作業開始時刻が再生時刻よりも前で、作業終了時刻が再生時刻よりも後となっているワークIDを検索することによって抽出される。図13は、作業状況画像の表示および作業中のワークIDの表示が行われている状態の表示画面例を示している。同図に示す例では、工程3においてワークID「00012」の作業が行われ、工程5においてワークID「00011」の作業が行われている状態が示されている。
再生時刻指定部11は、作業状況画像の再生時刻を変更させるための再生制御入力を入力装置2Aを介して利用者から受け付ける処理を行う。図14は、再生時刻指定部11による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示している。同図に示すように、作業状況画像の再生制御領域に、スライダB1、巻き戻しボタンB2、再生ボタンB3、停止ボタンB4、早送りボタンB5、ライブボタンB6、および時刻入力領域B7が設けられている。
ライブボタンB6は、その時点での現在時刻における作業状況画像を再生する指示入力を受け付けるボタンである。時刻入力領域B7は、表示されている作業状況画像の時刻を表示するとともに、直接この領域に時刻が入力されることによって、その時刻からの作業状況画像が再生される表示入力領域である。
再生ボタンB3は、時刻入力部B7に表示されている時刻から作業状況画像を再生する指示入力を受け付けるボタンである。停止ボタンB4は、作業状況画像の再生を停止する指示入力を受け付けるボタンである。なお、停止ボタンB4が押されると、その時点で時刻入力部B7に表示されている時刻の画像が静止画として表示されるようになっていてもよい。
早送りボタンB5は、作業状況画像の再生を早送りする指示入力を受け付けるボタンである。巻き戻しボタンB2は、作業状況画像の再生を巻き戻しする指示入力を受け付けるボタンである。スライダB1は、作業状況画像の再生時刻をスライダB1の位置によって表示するとともに、スライダB1が利用者によって移動されることによって、移動された時刻からの再生を実現するものである。
以上の画像表示部12、グラフ表示部16、および再生時刻指定部11によって、作業状況画像の表示、処理状況解析情報の表示、および再生制御入力ユーザインターフェースの表示が行われた表示画面例を図15に示す。
以上の構成によれば、処理状況解析情報が表示されることによって、利用者は改善対象とする事象を特定することができるとともに、特定された改善対象とする事象に対応するワークID一覧を表示させることが可能となる。よって、利用者は、どのワークIDに問題が発生しているかを認識することが可能となる。
また、利用者は、ワークID一覧の中から特定のワークIDを選択するとともに、工程を選択することによって、該ワークIDが該工程において作業が行われた際の撮像画像を表示させることが可能となる。よって、従来では必要であった、改善対象事象に含まれる各製品の作業時刻を個別に確認した上で、作業状況を示す工程画像の再生時刻を指定するという煩わしい手間を省くことが可能となる。これにより、生産システムにおける課題発見から要因分析までに必要とされる工数を大幅に低減することが可能となる。
なお、この例では、作業状況画像に表示されるワークIDは、各工程の作業状況を示す画像の近傍に表示されているが、これに限定されるものではなく、各工程の作業状況を示す画像と、それに対応するワークIDとの対応関係が示された状態で表示されていればよい。
また、上記の例では、ワークIDが作業状況画像とともに表示されるようになっているが、ワークIDと工程を示す情報とが対応付けて表示されるようになっていてもよい。例えば工程の名称とワークIDとが併記して表示されるようになっていてもよい。
(処理の流れ)
次に、上記の生産管理装置2における処理の流れについて説明する。生産管理装置2における処理は、作業実績記録処理、不良実績入力処理、録画処理、および要因分析処理に分けられ、これらの4つの処理がそれぞれ独立して並行に行われる。以下、各処理の流れについて説明する。
(作業実績記録処理)
作業実績記録処理の流れについて、図16に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、ステップ1(以降、S1のように称する)において、作業実績取得部24が、センサ4…のいずれかから検出信号を受信し、該検出信号の内容を解析することによって、ある工程において作業が開始された、あるいは、ある工程において作業が終了したか否かを判定する。作業の開始または終了が検知されていない場合には、この判定処理が作業の開始または終了が検知されるまで繰り返される。
作業の開始または終了が検知されると、作業実績取得部24は、時刻供給部23からその時点での時刻を取得し(S2)、該当ワークIDの該当工程に対する作業開始時刻または作業終了時刻として作業実績記録部19に記録する(S3)。その後、生産管理装置2の動作が終了するまで、S1からの処理を繰り返す。
(不良実績入力処理)
次に、不良実績入力処理の流れについて、図17に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S11において、生産ラインにおいて生産された製品に不良が発生したことを利用者が認識すると、利用者が入力装置2Aによって不良発生に関する入力を行う。不良実績入力部22は、入力装置2Aからの利用者による入力に基づいて、不良が発生したワークのワークIDおよび不良の種別情報の入力を不良実績情報として受け付ける処理を行う。そして、不良実績入力部22は、受け付けた不良実績情報を、不良実績記録部21に記録する(S12)。その後、さらに不良発生が検知されると、S11からの処理が行われることになる。
(録画処理)
次に、録画処理の流れについて、図18に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S21において、録画部18は、撮像装置3において撮影された撮像画像データを通信手段を介して撮像装置3から取得する。そして、録画部18は、取得された撮像画像データを、撮像画像記録部17に記録する(S22)。以降、S21からの処理が繰り返される。
(要因分析処理)
次に、要因分析処理の流れについて、図19に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S31において、グラフ表示部16が、処理状況解析情報を示すグラフを表示装置2Bに表示する処理を行う。次に、S32において、改善対象指定部15が、改善対象とする事象に相当する領域の選択入力を入力装置2Aから受け付けたか否かを判定する。改善対象の選択入力が行われていない場合には、この判定処理が改善対象の選択入力が行われるまで繰り返される。
改善対象の選択入力が行われると、S33において、ワークID一覧表示部14が、改善対象指定部15から送信された座標データの近傍に、改善対象指定部15から送信されたワークIDの一覧を表示装置2Bにおいて表示する処理を行う。
次に、S34において、ワークID・工程指定部13が、ワークID一覧表示部14によって表示されているワークID一覧から、作業状況画像を再生させたいワークのワークIDの利用者による選択入力を入力装置2Aから受け付けたか否かを判定する。ワークIDの選択入力が行われていない場合には、この判定処理がワークIDの選択入力が行われるまで繰り返される。
ワークIDの選択入力が行われると、S35において、ワークID一覧表示部14が、選択されたワークIDの作業状況画像を再生させたい工程の利用者による選択入力を入力装置2Aから受け付けたか否かを判定する。工程の選択入力が行われていない場合には、この判定処理が工程の選択入力が行われるまで繰り返される。
工程の選択入力が行われると、画像表示部12が、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報から、選択ワークIDの作業実績情報を抽出する。そして、抽出された作業実績情報の中から、選択された工程の開始時刻情報を取得し、これを再生開始時刻と設定する(S36)。再生開始時刻が設定されると、画像表示部12が、該再生開始時刻の作業状況画像を録画部18を介して撮像画像記録部17から取得し、該作業状況画像の再生を行うように表示装置2Bを制御する(S37)。以降、S31からの処理が繰り返される。
なお、上記の例では、画像表示部12は、作業実績情報から選択ワークIDの作業実績情報を抽出し、抽出された作業実績情報の中から、選択された工程の開始時刻情報を取得し、これを再生開始時刻と設定しているが、これに限定されるものではない。すなわち、画像表示部12は、ワークIDと、各ワークIDに対応するワークが各工程において作業が行われた時点での撮像画像との対応付けを示す被対象物−工程関連情報を参照することによって、選択ワークIDに対応する撮像画像を表示させる制御を行うようになっていればよい。例えば、録画部18が撮像画像を撮像画像記録部17に記録する際に、作業実績取得部24が取得した検出信号に基づいて、撮像画像をチャプターとして分割するとともに、各チャプターに対応するワークIDおよび工程に関するチャプター情報を記録してもよい。この場合、画像表示部12は、チャプター情報を被対象物−工程関連情報として参照することによって、選択ワークIDに対応する撮像画像を表示させる制御を行うことができる。
(作業状況画像の他の表示例)
上記の構成では、生産ラインにおいて実際に作業が行われる領域に撮像装置3が設けられており、この撮像装置3によって撮影された撮像画像が作業状況画像として表示装置2Bに表示されるようになっている。これに対して、撮像装置3を設けずに、生産ラインの模式図が作業状況画像として表示装置2Bに表示されるようになっていてもよい。
図20は、生産ラインの模式図が表示装置2Bに表示されることを実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産システム1には、撮像装置3が設けられていない。また、生産管理装置2は、録画部18および撮像画像記録部17を備えないかわりに、模式図生成部31および模式画像記録部32を備えた構成となっている。
模式画像記録部32には、生産ラインの各工程を模式的に示す模式画像データが記録される。模式画像データによって示される模式図には、少なくとも生産ラインの各工程を示す図形が描画される。
模式図生成部31は、模式画像記録部32に記録されている模式画像データに対して、作業中の工程に対応する図形の部分または近傍に、ワークを示す図形、および/または作業者を示す図形を描画し、模式図を生成する処理を行う。この模式図の例を図21に示す。模式図生成部31は、作業実績記録部19から作業実績情報を取得し、作業開始時刻が記録されており、かつ、作業終了時刻が記録されていない工程を抽出し、この抽出された工程を作業中の工程として認識する。
作業状況画像における各工程表示領域におけるワークIDの表示は、模式図における各工程に対応する画像の近傍に、対応する工程において作業が行われているワークのワークIDが表示されることによって行われる。
以上のように模式図が表示されることにより、改善対象とする事象に対応するワークIDがどの工程で作業されているかを生産管理者としての利用者が把握しやすくなるとともに、生産ラインに撮像装置を設ける必要がなくなることによるコストの低減を実現することができる。また、例えば模式図に表示するワークを示す図形を、ワークの種類に応じて変更するようにすれば、種類の異なる製品が生産されている場合に、ワークIDだけではどの種類の製品のワークであるかをすぐに認識することが困難である場合にも、どの種類の製品が生産されているかを利用者が把握しやすくすることができる。
なお、この例では、ワークIDの表示は、各工程に対応する画像の近傍に表示されているが、これに限定されるものではなく、各工程に対応する画像と、それに対応するワークIDとの対応関係が示された状態で表示されていればよい。
また、上記の例では、模式図生成部31によって、作業中の工程に対してワークや作業者の画像を描画するようになっているが、模式図生成部31を設けずに、模式画像記録部32に記録されている模式画像データをそのまま表示するようになっていてもよい。
(作業者名の表示)
上記の構成において、作業状況画像における作業中ワークのワークIDの表示に、該当する工程における作業者の名前も表示するような構成としてもよい。図22は、作業者名の表示を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図1に示す構成と比較して、作業者記録部41、および作業者入力部42をさらに備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
作業者入力部42は、各工程における作業者の名前の入力を受け付ける処理を行う。この作業者入力部42は、例えば作業者入力用の表示画面を表示装置2Bに表示するとともに、入力装置2Aによって作業者名が入力されるようになっていればよい。また、例えば生産ラインにおけるシフト表などのデータを受け付けることによって、各工程における作業者の名前が入力されるようになっていてもよい。
作業者記録部41は、作業者入力部42によって入力された、各工程における作業者の名前のリスト(作業者名リスト)を記録するものである。図23は、作業者記録部41に記録される作業者名のリストの例を示している。同図に示す例では、各工程ごとに対応する作業者名が表形式で記録されている。また、図24は、作業者記録部41に記録される作業者名のリストの別の例を示している。同図に示す例では、各工程ごとに、対応する作業者名を時間帯に応じて表形式で記録されている。
画像表示部12は、作業状況画像における作業中ワークのワークIDの表示の際に、作業者記録部41に記録されている作業者名リストを参照することによって、各工程について作業者名も表示するように表示装置2Bを制御する。図25は、作業状況画像において、作業中ワークのワークIDとともに、各工程の作業者名をも表示させた表示例を示している。なお、図24に示すように、作業者名のリストに時間帯に応じた作業者名が記されている場合には、画像表示部12は、作業状況画像の再生時刻に基づいて、その時点での各工程の作業者を認識し、表示する。
以上の構成によれば、利用者は、作業中ワークに関して、各工程における作業者を認識することが可能となるので、改善対象とする事象に関して、改善すべき事項の要因が作業者にあるか否かの判断に利用することが可能となる。
なお、上記の例では、図1に示す構成に対して作業者名の表示機能を追加した構成となっているが、図20に示した構成に作業者名の表示機能を追加した構成とすることも可能である。
また、上記の例では、作業者名が表示されるようになっているが、さらに各ワークIDに関する付帯情報が表示されるようになっていてもよい。このような付帯情報の例としては、納品先の情報、納期の情報、仕様の情報、および検査結果情報などが挙げられる。
(処理状況解析情報の条件指定)
上記の構成において、グラフ表示部16による処理状況解析情報の表示に、条件指定を行うことを可能とする構成としてもよい。図26は、条件指定による処理状況解析情報の表示を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図22に示す構成と比較して、条件指定部51をさらに備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図22に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
条件指定部51は、グラフ表示部16によって表示される処理状況解析情報のうち、条件に合致する情報のみを表示させるための条件の入力を利用者から受け付ける処理を行う。図27は、条件指定部51による条件の入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示している。同図に示すように、処理状況解析情報としてのグラフ表示領域の下部に、日付入力領域、曜日入力領域、時間帯入力領域、および作業者入力領域が設けられている。
日付入力領域は、処理状況解析情報のうち、特定の期間の作業実績に関する情報のみによる処理状況解析情報の表示を行わせたい場合に、該特定の期間を設定するための領域である。曜日入力領域は、処理状況解析情報のうち、特定の曜日の作業実績に関する情報のみによる処理状況解析情報の表示を行わせたい場合に、該特定の曜日を設定するための領域である。時間帯入力領域は、処理状況解析情報のうち、特定の時間帯の作業実績に関する情報のみによる処理状況解析情報の表示を行わせたい場合に、該特定の時間帯を設定するための領域である。作業者入力領域は、処理状況解析情報のうち、特定の作業者による作業実績に関する情報のみによる処理状況解析情報の表示を行わせたい場合に、該特定の作業者を設定するための領域である。
グラフ表示部16は、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報、および/または、不良実績記録部21に記録されている不良実績情報の中から、条件指定部51によって指定された条件に合致する情報を集計し、データ処理を行うことによって、指定された条件に基づく処理状況解析情報を表示装置2Bに表示する処理を行う。
以上の構成によれば、利用者は、グラフ表示部16によって表示される処理状況解析情報を、条件を絞った状態に変更することが可能となる。よって、利用者は、改善対象とする事象を特定するために必要と思われる情報のみを表示させることが可能となるので、利用者による改善対象とする事象の特定をより容易にすることが可能となる。
なお、上記の例では、図22に示す構成に対して条件指定機能を追加した構成となっているが、図1または図20に示した構成に条件指定機能を追加した構成とすることも可能である。
(ワークID一覧表示のソート指定)
上記の構成で、ワークID一覧表示部14によるワークIDの一覧表示において、ワークIDの表示順を設定することを可能とする構成としてもよい。図28は、ワークIDの表示順を設定可能とする生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図1に示す構成と比較して、ソート条件指定部61をさらに備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
ソート条件指定部61は、ワークID一覧表示部14によるワークIDの一覧表示において、ワークIDの表示順を設定するための入力を利用者から受け付ける処理を行う。図29は、ソート条件指定部61によるワークIDの表示順の設定受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示している。同図に示すように、表示順の設定として、ソート対象の選択と、ソート順の選択とがチェックボックスの形式で行われるようになっている。
ソート対象としては、ワークID、着手時刻、完了時刻、作業時間、および作業者が例として挙げられる。また、ソート順としては、昇順および降順が例として挙げられる。すなわち、選択されたソート対象について、選択されたソート順でワークIDの一覧表示が行われることになる。
ワークID一覧表示部14は、改善対象指定部15から送信された座標データの近傍に、改善対象指定部15から送信されたワークIDの一覧を表示装置2Bにおいて表示する際に、ソート条件指定部61によって指定されたソート条件に従ってワークIDの一覧の表示処理を行う。
以上の構成によれば、利用者は、ワークID一覧の表示を、所望のソート条件に従って表示されることが可能となる。例えば、改善対象とする事象に含まれるワークIDが多数ある場合には、単にワークIDが羅列して表示されると、どのワークIDを選択すべきかの判断が難しいことが考えられる。これに対して、上記の構成によれば、利用者は、所望のソート条件に従ってワークID一覧の表示を行わせることによって、ワークIDの選択をより容易にすることができる。
なお、上記の例では、図1に示す構成に対してソート条件指定機能を追加した構成となっているが、図20、図22、または図26に示した構成にソート条件指定機能を追加した構成とすることも可能である。
(検査結果の記録)
上記の構成において、グラフ表示部16が、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報、および/または、不良実績記録部21に記録されている不良実績情報に加えて、生産ラインの工程に配置された検査装置による検査結果情報を集計し、データ処理を行うことによって、処理状況解析情報を表示装置2Bに表示する処理を行うようにしてもよい。図30は、検査結果の記録および検査結果を利用した処理状況解析情報の表示を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、図1に示す構成と比較して、生産システム1に検査装置71が備えられているとともに、生産管理装置2に検査結果記録部72がさらに設けられた構成となっている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
検査装置71は、生産ラインにおける検査工程に設置され、各ワーク毎に検査結果および対応するワークIDを出力するものである。検査装置71から出力された検査結果情報およびワークID情報は、検査結果記録部72に記録される。図31は、検査結果記録部72に記録される検査結果情報およびワークID情報の検査結果リストの一例を示している。同図に示す例では、検査装置71は、ワークにおける電通検査を行うものを想定している。この検査結果リストでは、各ワークIDごとに、検査結果(OKorNG)、不良種別(電流異常、電圧異常など)、および検査値としての各種特性値(特性値1、2、…、n(電流値、電圧値など))が表形式で記録されている。
グラフ表示部16は、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報、および/または、不良実績記録部21に記録されている不良実績情報に加えて、検査結果記録部72に記録されている検査結果情報を集計し、データ処理を行うことによって、処理状況解析情報を表示装置2Bに表示する処理を行う。
以上の構成によれば、グラフ表示部16によって表示される処理状況解析情報に、検査装置71による検査結果に関する情報も含めることが可能となる。よって、改善対象としての事象を特定するための情報が増えることになるので、より適切に改善対象としての事象の特定を行うことが可能となる。
なお、上記の例では、図1に示す構成に対して検査結果を利用した処理状況解析情報の表示機能を追加した構成となっているが、図20、図22、図26、または図28に示した構成に検査結果を利用した処理状況解析情報の表示機能を追加した構成とすることも可能である。
(処理状況解析情報のバリエーション)
次に、グラフ表示部16によって表示される処理状況解析情報のバリエーションについて説明する。図32に示す例では、処理状況解析情報として、工程毎の作業時間のヒストグラムと、不良種別毎の不良件数の円グラフが示されている。処理状況解析情報が円グラフで示される場合、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報としては、各不良種別に対応する円グラフ上の扇形領域を示す座標データが用いられる。
図33に示す例では、処理状況解析情報として、工程毎の作業時間の表と、不良種別毎の不良件数の表が示されている。処理状況解析情報が表で示される場合、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報としては、各項目に対応するセル領域を示す座標データが用いられる。
図34に示す例では、処理状況解析情報として、横軸に工程毎の作業時間をとり、縦軸に不良種別をとり、縦軸と横軸とによって決まる各点に対応するワークIDの数に比例する大きさの円を示したバブルチャートが示されている。処理状況解析情報がバブルチャートで示される場合、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報としては、各点に対応する円の領域を示す座標データが用いられる。
図35に示す例では、処理状況解析情報として、横軸に工程毎の作業時間をとり、縦軸に曜日をとり、縦軸と横軸とによって決まる各点に対応するワークIDの数に比例する大きさの円を示したバブルチャートが示されている。この場合も、図34と同様に、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報としては、各点に対応する円の領域を示す座標データが用いられる。
図36に示す例では、処理状況解析情報として、横軸に工程毎の作業時間をとり、縦軸に遅延時間(側のグラフ)および余裕時間(側のグラフ)をとり、縦軸と横軸とによって決まる各点に対応するワークIDの数に比例する大きさの円を示したバブルチャートが示されている。なお、遅延時間とは、各工程において予定されていた作業終了時刻に対して実際の作業終了時刻がどのくらい遅れているかを示す時間であり、余裕時間とは、各ワークIDに対して設定されている納期に対して、どの程度余裕があるかを示す時間である。この場合も、図34と同様に、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報としては、各点に対応する円の領域を示す座標データが用いられる。

図37に示す例では、処理状況解析情報として、横軸に工程毎の作業時間をとり、縦軸に遅延時間をとった散布図が示されている。処理状況解析情報が散布図で示される場合、処理状況解析情報に含まれる各個別の情報が表示される領域の座標データの情報としては、各点の領域を示す座標データが用いられる。
(再生時刻指定部のバリエーション)
次に、再生時刻指定部11による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースのバリエーションについて説明する。図38に示す例では、図14に示すユーザインターフェースに加えて、繰り返しボタンB8、および全行程通し再生ボタンB9が設けられている。
繰り返しボタンB8は、最後にドラッグアンドドロップしたワークIDに対応するワークが、その時点で再生中の工程で作業開始されてから、同工程で作業終了するまでの作業状況画像を繰り返し再生する指示入力を受け付けるボタンである。この繰り返しボタンB8は、ボタンがクリックされる毎に繰り返し再生のON/OFFが切り替わる。
全行程通し再生ボタンB9は、最後にドラッグアンドドロップしたワークIDに対応するワークが生産ラインにおける最初の工程で作業が開始されてから最後の工程で作業が終了するまでの作業状況画像を繰り返し再生する指示入力を受け付けるボタンである。この全行程通し再生ボタンB9も、ボタンがクリックされる毎に繰り返し再生のON/OFFが切り替わる。
図39に示す例では、図14に示すユーザインターフェースに加えて、繰り返し再生設定入力領域11Aが設けられている。繰り返し再生設定入力領域11Aには、設定項目として、日付指定部C1、曜日選択部C2、時間帯指定部C3、工程選択部C4、作業者選択部C5、不良種別選択部C6、およびワーク指定部C7が設けられている。
日付指定部C1は、指定された日時の期間の作業状況画像を繰り返し再生する指示入力を受け付ける。曜日選択部C2は、選択された曜日の作業状況画像を繰り返し再生する指示入力を受け付ける。時間帯指定部C3は、選択された時間帯の作業状況画像を繰り返し再生する指示入力を受け付ける。工程選択部C4は、選択された工程で作業が行われている作業状況画像を連結して繰り返し再生する指示入力を受け付ける。作業者選択部C5は、選択された作業者が作業している時の作業状況画像を連結して繰り返し再生する指示入力を受け付ける。不良種別選択部C6は、選択された不良種別に対応する全てのワークIDに対する作業状況画像を連結して繰り返し再生する指示入力を受け付ける。ワーク指定部C7は、選択されたワークIDの作業状況画像を連結して繰り返し再生する指示入力を受け付ける。なお、ワークIDの指定は、利用者が入力装置2Aを介して直接入力するようになっていてもよいし、ワークID一覧表示部14によるワークID一覧表示において選択された1つ以上のワークIDが、このワーク指定部C7の領域内にドラッグアンドドロップされることによって行われるようにしてもよい。
(ワークID・工程指定部のバリエーション)
次に、ワークID・工程指定部13における、ワークIDおよび工程の指定方法のバリエーションについて説明する。図40に示す例では、ワークID一覧表示において、ワークIDが複数選択された状態で工程表示領域にドラッグアンドドロップされる例を示している。この場合、選択された複数のワークIDが、選択された工程で作業されている時の全ての作業状況画像が連結して再生されることになる。すなわち、作業状況画像を表示させたいワークIDを全て選択して工程表示領域にドラッグアンドドロップするという1つのアクションのみによって、全てのワークIDに関する作業状況画像を表示させることが可能となり、利用者の手間を削減することができる。
(条件指定部のバリエーション)
次に、条件指定部51による条件の入力受付を実現するユーザインターフェースのバリエーションについて説明する。図41に示す例では、条件指定部51として、図27に示した各入力領域に加えて、工程入力領域および不良種別入力領域が設けられている。
工程入力領域は、処理状況解析情報のうち、特定の工程に関する情報のみによる処理状況解析情報の表示を行わせたい場合に、該特定の工程を設定するための領域である。不良種別入力領域は、処理状況解析情報のうち、特定の不良種別に関する情報のみによる処理状況解析情報の表示を行わせたい場合に、該特定の不良種別を設定するための領域である。
最後に、生産管理装置2の各ブロック、特に、再生時刻指定部11、画像表示部12、ワークID・工程指定部13、ワークID一覧表示部14、改善対象指定部15、グラフ表示部16、録画部18、不良実績入力部22、時刻供給部23、作業実績取得部24、模式図生成部31、作業者入力部42、条件指定部51、およびソート条件指定部61は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、生産管理装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである生産管理装置2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記生産管理装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、生産管理装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る生産管理装置は、手組み生産ラインのみならず、自動生産ラインの納期遅延や不良の要因分析処理に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る生産システムの概略構成を示すブロック図である。 手組み生産ラインの例を示す図である。 作業実績記録部に記録される作業実績情報の例を示す図である。 不良実績記録部に記録される不良実績情報の例を示す図である。 処理状況解析情報の一例として、工程毎の作業時間のヒストグラムと不良種別毎の不良件数のパレート図とが表示された表示例を示す図である。 グラフ表示部が改善対象指定部に送信するデータの一例を示す図である。 ヒストグラムにおいて、「工程nの作業時間が70分以上」を示す領域が改善対象の事象として指定されている例を示す図である。 ワークIDの一覧表示が行われている表示例を示す図である。 ワークID領域リストの一例を示す図である。 画像表示部によって表示される作業状況画像の一例、および、工程表示領域を示す図形の表示例を示す図である。 表示領域記録部に記録される、各工程に対応する工程表示領域の座標データのリストの例を示す図である。 ワークID一覧表示部によるワークID一覧の表示から、画像表示部によって表示される作業状況画像中の工程表示領域へのドラッグアンドドロップ処理が行われる際の動作の一例を示す図である。 作業状況画像の表示および作業中のワークIDの表示が行われている状態の表示画面例を示す図である。 再生時刻指定部による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示す図である。 作業状況画像の表示、処理状況解析情報の表示、および再生制御入力ユーザインターフェースの表示が行われた表示画面例を示す図である。 作業実績記録処理の流れを示すフローチャートである。 不良実績入力処理の流れを示すフローチャートである。 録画処理の流れを示すフローチャートである。 要因分析処理の流れを示すフローチャートである。 生産ラインの模式図が表示装置に表示されることを実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 模式図生成部によって生成される模式図の例を示す図である。 作業者名の表示を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 作業者記録部に記録される作業者名のリストの例を示す図である。 作業者記録部に記録される作業者名のリストの別の例を示す図である。 作業状況画像において、作業中ワークのワークIDとともに、各工程の作業者名をも表示させた表示例を示す図である。 条件指定による処理状況解析情報の表示を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 条件指定部による条件の入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示す図である。 ワークIDの表示順を設定可能とする生産システムの概略構成を示すブロック図である。 ソート条件指定部によるワークIDの表示順の設定受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示す図である。 検査結果の記録および検査結果を利用した処理状況解析情報の表示を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 検査結果記録部に記録される検査結果情報およびワークID情報の検査結果リストの一例を示す図である。 グラフ表示部によって表示される処理状況解析情報のバリエーションを示す図である。 グラフ表示部によって表示される処理状況解析情報のバリエーションを示す図である。 グラフ表示部によって表示される処理状況解析情報のバリエーションを示す図である。 グラフ表示部によって表示される処理状況解析情報のバリエーションを示す図である。 グラフ表示部によって表示される処理状況解析情報のバリエーションを示す図である。 グラフ表示部によって表示される処理状況解析情報のバリエーションを示す図である。 再生時刻指定部による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースのバリエーションを示す図である。 再生時刻指定部による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースのバリエーションを示す図である。 ワークID・工程指定部における、ワークIDおよび工程の指定方法のバリエーションを示す図である。 条件指定部による条件の入力受付を実現するユーザインターフェースのバリエーションを示す図である。 作業時間のヒストグラムから「作業時間が70分以上」、不良件数のパレート図から「キズによる不良」を改善対象として決定する処理を示す図である。
符号の説明
1 生産システム
2 生産管理装置
2A 入力装置
2B 表示装置
3 撮像装置
4・4A1〜4Am センサ
11 再生時刻指定部
11A 繰り返し再生設定入力領域
12 画像表示部(画像表示手段)
13 ワークID・工程指定部(対象指定手段)
14 ワークID一覧表示部(対象指定手段)
15 改善対象指定部(対象指定手段)
16 グラフ表示部(処理状況表示手段)
17 撮像画像記録部
18 録画部
19 作業実績記録部
20 表示領域記録部
21 不良実績記録部
22 不良実績入力部
23 時刻供給部
24 作業実績取得部(作業実績取得手段)
31 模式図生成部
32 模式画像記録部
41 作業者記録部
42 作業者入力部
51 条件指定部
61 ソート条件指定部
71 検査装置
72 検査結果記録部

Claims (12)

  1. 被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理装置であって、
    上記各工程における作業環境を示す工程画像を表示装置に表示させる制御を行う画像表示手段と、
    上記各工程において作業が行われる各被対象物を特定する被対象物特定情報に関する処理状況を示す情報を集計し、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う処理状況表示手段と、
    上記処理状況表示手段によって表示された処理状況解析情報の中から、特定のパラメータ値を選択する選択入力を利用者から受け付け、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を特定する対象指定手段とを備え、
    上記画像表示手段が、上記被対象物特定情報と、各被対象物特定情報に対応する被対象物が上記各工程において作業が行われた時点での上記工程画像との対応付けを示す被対象物−工程関連情報を参照することによって、上記対象指定手段によって特定された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行うことを特徴とする生産管理装置。
  2. 上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を上記被対象物−工程関連情報として作業実績記録部に記録する作業実績取得手段をさらに備え、
    上記画像表示手段が、上記作業実績記録部に記録されている作業実績情報を参照することによって、上記対象指定手段によって特定された被対象物特定情報の作業実績時刻を取得し、該作業実績時刻からの上記工程画像の表示を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  3. 上記対象指定手段が、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を1つ以上抽出するとともに、抽出した被対象物特定情報の中から、特定の被対象物特定情報を選択する選択入力を利用者から受け付けるとともに、
    上記画像表示手段が、上記対象指定手段において、利用者によって選択された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  4. 上記画像表示手段が、上記工程画像として、上記各工程において行われている作業の状況を撮影する撮像装置によって撮影された撮像画像を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  5. 上記画像表示手段が、上記工程画像として、各工程における被対象物を示す図形、および/または作業者を示す図形を描画することで模式的に示す模式図を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  6. 上記工程画像の再生時刻の指定を利用者から受け付ける再生時刻指定手段をさらに備え、
    上記画像表示手段が、上記再生時刻指定手段によって受け付けられた再生時刻から工程画像の再生表示を行うように制御することを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  7. 上記処理状況表示手段が、各被対象物特定情報に関して、各工程における作業時間に関する情報を上記処理状況を示す情報として集計し、処理状況の解析結果として、作業時間をパラメータとする処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  8. 上記処理状況表示手段が、上記生産システムにおいて発生した不良に関する情報を上記処理状況を示す情報として集計し、処理状況の解析結果として、不良の種別をパラメータとする処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  9. 被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理方法であって、
    上記各工程における作業環境を示す工程画像を表示装置に表示させる制御を行う画像表示ステップと、
    上記各工程において作業が行われる各被対象物を特定する被対象物特定情報に関する処理状況を示す情報を集計し、処理状況の解析結果として、少なくとも1つのパラメータに基づく処理状況解析情報を表示装置に表示させる制御を行う処理状況表示ステップと、
    上記処理状況表示ステップにおいて表示された処理状況解析情報の中から、特定のパラメータ値を選択する選択入力を利用者から受け付け、選択されたパラメータ値に対応する被対象物特定情報を特定する対象指定ステップとを備え、
    上記画像表示ステップにおいて、上記被対象物特定情報と、各被対象物特定情報に対応する被対象物が上記各工程において作業が行われた時点での上記工程画像との対応付けを示す被対象物−工程関連情報を参照することによって、上記対象指定ステップにおいて特定された被対象物特定情報に対応する上記工程画像を表示させる制御を行うことを特徴とする生産管理方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の生産管理装置を動作させる生産管理プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための生産管理プログラム。
  11. 請求項10に記載の生産管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムであって、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の生産管理装置と、
    上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置と、
    処理が行われる被対象物を特定する特定装置とを備えていることを特徴とする生産システム。
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