JP7013673B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態の情報処理システム1の全体構成について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のハードウェア構成について説明する。
図3は、実施形態に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の機能ブロックの構成について説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理装置が実行するデータ収集ソフトのアプリケーション画面(収集画面)の一例を示す図である。図5は、検知領域の指定動作を説明する図である。図6は、検知領域の基準色の範囲を設定する画面の一例を示す図である。図4~図6を参照しながら、収集画面における検知領域の指定および基準色(基準情報の一例)の設定の動作について説明する。
図7は、生産ログの一例を示す図である。図8は、実施形態に係る情報処理装置の対象物検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9は、対象物検知処理のうち領域処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10は、ログの出力動作の一例を説明する図である。図7~図10を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の対象物検知処理について説明する。
検知部405は、検知開始の日時として現在の日時を取得する。そして、ステップS12へ移行する。
検知部405は、対象カメラとして1つ目の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2a)を指定する。そして、ステップS13へ移行する。
検知部405は、対象物検知処理に対する終了を示す指示(例えば、入力部427による終了操作)の有無を判定する。終了を示す指示がある場合(ステップS13:Yes)、対象物検知処理を終了し、終了を示す指示がない場合(ステップS13:No)、ステップS14へ移行する。
検知部405は、映像再生部402によって対象カメラに対応する映像表示領域501に表示されている映像データの現在のフレームを取得する。そして、ステップS15へ移行する。
検知部405は、対象カメラに対応する映像表示領域501に検知領域が指定されているか否かを判定する。指定された検知領域がある場合(ステップS15:Yes)、ステップS16へ移行し、指定された検知領域がない場合(ステップS15:No)、ステップS19_2へ移行する。
検知部405は、対象検知領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検知領域のうち1つ目の検知領域を指定する。そして、ステップS17へ移行する。
検知部405は、図9のステップS171~S179_2で示される領域処理を実行する。
検知部405は、変数「prev」に変数「now」の値を格納する。そして、ステップS172へ移行する。
検知部405は、対象検知領域内の画像を抽出する。そして、ステップS173へ移行する。
検知部405は、抽出した画像のRGB値それぞれの平均値を算出する。そして、ステップS174へ移行する。
検知部405は、算出したRGB値それぞれの平均値が、基準設定部404により設定された基準色の範囲内であるか否かを判定する。RGB値それぞれの平均値すべてが基準色の範囲内である場合(ステップS174:Yes)、ステップS175へ移行し、RGB値それぞれの平均値のうち少なくともいずれかが基準色の範囲外である場合(ステップS174:No)、ステップS176へ移行する。
検知部405は、変数「now」に「True」を格納する。そして、ステップS177へ移行する。
検知部405は、変数「now」に「False」を格納する。そして、ステップS177へ移行する。
検知部405は、変数「prev」の値および変数「now」の値に対して判定を行う。変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合(ステップS177:Yes)、ステップS178へ移行する。一方、変数「prev」の値が「True」、または、変数「now」の値が「False」である場合(ステップS177:No)、検知部405は、図10(a)および図10(c)に示すように、ワーク(対象物の一例)を検知していない状態であると判定して領域処理を終了し、ステップS18へ移行する。
検知部405は、変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合、図10(b)および図10(d)に示すように、ワーク(対象物)を検知したものと判定する。そして、ログ出力部406は、対象カメラ(または対象検知領域)に対応するカウント(ソフトウェア内部の変数)をインクリメントする。そして、ステップS179_1へ移行する。
ログ出力部406は、ステップS11で取得された検知開始の日時と、インクリメントしたカウントとで、ワークNo.を決定する。例えば、図10(d)の例では、インクリメントされたカウントが「2」であり、検知開始の日時が「2017/1/1 0:01」であり、決定されたワークNo.が「201701010000002」であることが示されている。そして、ステップS179_2へ移行する。
ログ出力部406は、図10(b)および図10(b)に示すように、生産ログ702に対して、決定したワークNo.および日時をログとして記憶させる。図10の例では、対象カメラに対応する工程を「工程1」としている。そして、領域処理を終了し、ステップS18へ移行する。
図8に戻り、説明を続ける。検知部405は、対象カメラに対応するすべての検知領域について領域処理を実行したか否かを判定する。すべての検知領域について領域処理を実行した場合(ステップS18:Yes)、ステップS19_2へ移行し、領域処理を実行していない検知領域がある場合(ステップS18:No)、ステップS19_1へ移行する。
検知部405は、対象検知領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検知領域のうち次の検知領域を指定する。そして、ステップS17へ戻る。
検知部405は、すべての収集カメラ2について処理を実行したか否かを判定する。すべての収集カメラ2について処理を実行した場合(ステップS19_2:Yes)、ステップS11へ戻り、対象物検知処理を繰り返す。一方、処理を実行していない収集カメラ2がある場合(ステップS19_2:No)、ステップS19_3へ移行する。
検知部405は、対象カメラとして次の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2b)を指定する。そして、ステップS13へ戻る。
図11は、実施形態に係る情報処理装置が実行する可視化ソフトのアプリケーション画面(可視化画面)の一例を示す図である。図12は、工程設定画面の一例を示す図である。図13は、関連付け設定ファイルの一例を示す図である。図11~図13を参照しながら、可視化画面の工程設定画面における関連付け設定の動作について説明する。
図14は、可視化画面における期間指定領域における期間の指定を説明する図である。図14を参照しながら、可視化画面600の期間指定領域605(615)における指定期間の設定動作について説明する。
図15は、チャート設定画面の一例を示す図である。図15を参照しながら、可視化画面600のチャート設定画面630におけるチャート設定の動作について説明する。
図16は、計画設定画面の一例を示す図である。図16を参照しながら、可視化画面600の計画設定画面640における生産計画設定の動作について説明する。
図17は、実施形態に係る情報処理装置におけるヒートマップ更新処理の実行フローの流れの一例を示すフローチャートである。図17を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理の実行フローについて説明する。
第1更新処理制御部412は、可視化画面600において手動更新ボタン604が押下されたか否かを判定する。手動更新ボタン604が押下された場合(ステップS21:Yes)、ステップS25へ移行し、手動更新ボタン604が押下されていない場合(ステップS21:No)、ステップS22へ移行する。手動更新ボタン604が押下された場合は、ヒートマップ更新処理の手動実行(手動更新)が選択されたことになる。
第1更新処理制御部412は、可視化画面600において自動更新ボタン603が押下されヒートマップ更新処理の自動実行が選択されているか否かを判定する。ヒートマップ更新処理の自動実行(自動更新)が選択されている場合(ステップS22:Yes)、ステップS23へ移行し、選択されていない場合(ステップS22:No)、実行フローを終了する。
第1更新処理制御部412は、ヒートマップ更新処理の自動実行に対する停止条件を満たすか否かを判定する。ここで、停止条件とは、例えば、自動更新ボタン603が解除された(復帰した)か否か、チャート設定画面630で設定されたデータを取得する期間が過ぎたか否か、および、可視化画面600が閉じられたか否か等の条件を示す。停止条件を満たす場合(ステップS23:Yes)、実行フローを終了し、停止条件を満たさない場合(ステップS23:No)、ステップS24へ移行する。
第1更新処理制御部412は、チャート設定画面630で設定された自動更新の間隔の時間(一定時間)が経過したか否かを判定する。自動更新の間隔の時間が経過した場合(ステップS24:Yes)、ステップS25へ移行し、経過していない場合(ステップS24:No)、ステップS23へ戻る。
第1更新処理制御部412は、以下のステップS26~S29で構成されるヒートマップ更新処理を実行する。
ログ取得処理が実行される。ログ取得処理の詳細については、図18および図19で後述する。ログ取得処理が終了すると、ステップS27へ移行する。
実績算出処理が実行される。実績算出処理の詳細については、図20および図21で後述する。実績算出処理が終了すると、ステップS28へ移行する。
理想算出処理が実行される。理想算出処理の詳細については、図22~図24で後述する。理想算出処理が終了すると、ステップS29へ移行する。
チャート描画処理が実行される。チャート描画処理の詳細については、図28および図29で後述する。チャート描画処理が終了すると、ステップS21へ戻る。
図18は、ヒートマップ更新処理のうちログ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。図19は、ログ取得処理で生成されるログテーブルの一例を示す図である。図18および図19を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理におけるログ取得処理について説明する。
第1ログ取得部413は、関連付け設定部407により設定された関連付け設定ファイル(例えば、図13に示す関連付け設定ファイル710)を読み込む。そして、ステップS262へ移行する。
第1ログ取得部413は、読み込んだ関連付け設定ファイルから1番目の工程の設定情報を取得する。そして、ステップS263へ移行する。
第1ログ取得部413は、期間設定部409により期間指定モードに設定されているか否かを判定する。期間指定モードに設定されていない場合(ステップS263:No)、ステップS264へ移行し、期間指定モードに設定されている場合(ステップS263:Yes)、ステップS265へ移行する。
第1ログ取得部413は、期間指定モードではない場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、関連付け設定ファイルから取得した工程に対応する、現在の日時に対応するログを取得する。例えば、手動更新の場合、現在の日時までの所定数のログを取得するものとしてもよい。また、例えば、自動更新の場合、現在の日時に対応するログを取得し、次回のログ取得処理においては、取得されたログの日時の次の日時から、ログ取得処理の実行時の日時までのログを取得するものとすればよい。そして、ステップS266へ移行する。
第1ログ取得部413は、期間指定モードである場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、関連付け設定ファイルから取得した工程に対応する、期間設定部409により設定された指定期間に含まれるログを取得する。そして、ステップS266へ移行する。
第1ログ取得部413は、生産ログから取得したすべての工程のログを、例えば、図19に示すログテーブル720に工程ごとに格納する。そして、ステップS267へ移行する。
第1ログ取得部413は、読み込んだ関連付け設定ファイルにおいて最後の工程までログの取得処理が完了したか否かを判定する。最後の工程まで処理が完了した場合(ステップS267:Yes)、ログ取得処理を終了し、最後の工程まで処理が完了していない場合(ステップS267:No)、ステップS268へ移行する。
第1ログ取得部413は、読み込んだ関連付け設定ファイルから次の工程の設定情報を取得する。そして、ステップS263へ戻る。
図20は、ヒートマップ更新処理のうち実績算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図21は、実績テーブルの一例を示す図である。図20および図21を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理における実績算出処理について説明する。
実績算出部414は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720における最初の工程を対象工程に指定する。そして、ステップS272へ移行する。
実績算出部414は、最初の単位時間を、対象期間に指定する。単位時間は、ここでは、「1時間」に設定されているものとして説明する。なお、この単位時間は、後述するレンジ変更処理によって変更が可能である。具体的には、実績算出部414は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最初の単位時間を、対象期間に指定する。一方、実績算出部414は、期間指定モードでない場合であって自動更新の場合、ヒートマップ更新処理の実行が開始された日時を含む単位時間を対象期間に指定する。また、実績算出部414は、期間指定モードでない場合であって手動更新の場合、第1ログ取得部413により取得された最初の日時を含む単位時間を、対象期間に指定する。例えば、現在の時刻が「5時15分」である場合、単位時間を「5時」とする。そして、ステップS273へ移行する。
実績算出部414は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720から、対象工程に対応するログの部分である対象工程データを取得する。そして、ステップS274へ移行する。
実績算出部414は、実績カウント(ソフトウェア内部の変数)を0にリセットする。そして、ステップS275へ移行する。
実績算出部414は、対象工程データから1行目の日時を取得する。そして、ステップS276へ移行する。
実績算出部414は、取得した日時が対象期間内であるか否かを判定する。取得した日時が対象期間内である場合(ステップS276:Yes)、ステップS277へ移行し、対象期間外である場合(ステップS276:No)、ステップS278へ移行する。
実績算出部414は、実績カウントをインクリメントする。そして、ステップ278へ移行する。
実績算出部414は、対象工程データからの日時の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS278:Yes)、ステップS279_2へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS278:No)、ステップS279_1へ移行する。
実績算出部414は、対象工程データから次の行の日時を取得する。そして、ステップS276へ戻る。
実績算出部414は、実績カウントの値を生産数(カウント数の一例、工程における対象物の状況の一例)の実績値として、例えば、図21に示すような実績テーブル730の対象工程および対象期間に対応するセルに格納する。なお、上述したように、工程名「工程1」~「工程10」は便宜上命名した工程名であって、工程順序を規定するものではない。そして、ステップS279_3へ移行する。
実績算出部414は、実績カウントの実績テーブル730への格納が最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。具体的には、実績算出部414は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。一方、実績算出部414は、期間指定モードでない場合、現在の日時を含む単位時間(最後の単位時間)まで完了したか否かを判定する。最後の単位時間まで完了した場合(ステップS279_3:Yes)、ステップS279_5へ移行し、最後の単位時間まで完了していない場合(ステップS279_3:No)、ステップS279_4へ移行する。
実績算出部414は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS274へ戻る。
実績算出部414は、実績カウントの実績テーブル730への格納が最後の工程まで完了したか否かを判定する。最後の工程まで完了した場合(ステップS279_5:Yes)、実績算出処理を終了し、最後の工程まで完了していない場合(ステップS279_5:No)、ステップS279_6へ移行する。
実績算出部414は、次の工程を、対象工程に指定する。そして、ステップS272へ戻る。
図22は、ヒートマップ更新処理のうち理想算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図23は、所要時間テーブルの一例を示す図である。図24は、理想テーブルの一例を示す図である。図22~図24を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理における理想算出処理について説明する。
理想算出部415は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720における最初の工程を対象工程に指定する。そして、ステップS282へ移行する。
理想算出部415は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720から、対象工程に対応するログの部分である対象工程データを取得する。そして、ステップS283へ移行する。
理想算出部415は、対象工程データにおける1行目を対象行に指定する。そして、ステップS284へ移行する。
理想算出部415は、対象工程データにおける対象行の日時を取得して、変数Sに格納する。そして、ステップS285へ移行する。
理想算出部415は、対象工程データにおける対象行の次の行の日時があるか否かを判定する。対象行の次の行の日時がある場合(ステップS285:Yes)、ステップS286へ移行し、対象行の次の行の日時がない場合(ステップS285:No)、ステップS288へ移行する。
理想算出部415は、対象工程データにおける対象行の次の行の日時を取得して、変数Eに格納する。そして、ステップS287へ移行する。
理想算出部415は、E-S(=所要時間)を算出して、例えば、図23に示すような所要時間テーブル740に、日時(=変数S)と対応付けて所要時間を格納する。そして、ステップS288へ移行する。
理想算出部415は、対象工程データからの日時の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS288:Yes)、ステップS289_2へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS288:No)、ステップS289_1へ移行する。
理想算出部415は、対象工程データにおける次の行を対象行に指定する。そして、ステップS284へ戻る。
理想算出部415は、所要時間テーブル740において、所要時間が短いものから所定の割合(例えば、上位10%)の平均値を算出して平均所要時間とする。そして、ステップS289_3へ移行する。
理想算出部415は、単位時間/平均所要時間で算出される値を理想生産数として、例えば、図24に示すような理想テーブル741に工程名と対応付けて格納する。そして、ステップS289_4へ移行する。
理想算出部415は、理想生産数の理想テーブル741への格納が最後の工程まで完了したか否かを判定する。最後の工程まで完了した場合(ステップS289_4:Yes)、理想算出処理を終了し、最後の工程まで完了していない場合(ステップS289_4:No)、ステップS289_5へ移行する。
理想算出部415は、次の工程を、対象工程に指定する。そして、ステップS282へ戻る。
図28は、ヒートマップ更新処理のチャート描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図29は、チャート描画処理によりヒートマップを描画する動作を説明する図である。図28および図29を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理のおけるチャート描画処理について説明する。
チャート描画部416は、実績算出部414により生成された実績テーブル730における最初の工程を対象工程に指定する。そして、ステップS292へ移行する。
チャート描画部416は、最初の単位時間を、対象期間に指定する。単位時間は、ここでは、「1時間」に設定されているものとして説明する。なお、この単位時間は、後述するレンジ変更処理によって変更が可能である。具体的には、チャート描画部416は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最初の単位時間を、対象期間に指定する。一方、チャート描画部416は、期間指定モードでない場合であって自動更新の場合、ヒートマップ更新処理の実行が開始された日時を含む単位時間を対象期間に指定する。また、チャート描画部416は、期間指定モードでない場合であって手動更新の場合、第1ログ取得部413により取得された最初の日時を含む単位時間を、対象期間に指定する。例えば、現在の時刻が「5時15分」である場合、単位時間を「5時」とする。そして、ステップS293へ移行する。
チャート描画部416は、図29に示すように、実績算出部414により生成された実績テーブル730から、対象工程および対象期間に対応する生産数を取得する。例えば、図29に示す例では、対象工程「工程1」および対象期間「3時」に対応する生産数「93」が取得されている。そして、ステップS294へ移行する。
チャート描画部416は、図29に示すように、理想算出部415により生成された理想テーブル741から、対象工程に対応する理想生産数を取得する。例えば、図29に示す例では、対象工程「工程1」に対応する理想生産数「96」が取得されている。そして、ステップS295へ移行する。
チャート描画部416は、図29に示すように、取得した理想生産数と生産数との差を算出する。例えば、図29に示す例では、取得された理想生産数「96」と生産数「93」との差「3」が算出されている。そして、ステップS296へ移行する。
チャート描画部416は、算出した理想生産数と生産数との差に基づいて、図29に示す色設定テーブルを参照し、当該差がどの色に対応するか決定する。例えば、図29に示す例では、理想生産数と生産数との差「3」が、「0」~「10」の範囲に対応するので、色としては「色なし(白)」に決定される。そして、ステップS297へ移行する。
チャート描画部416は、チャート(図29に示すヒートマップ760)の対象工程および対象期間に対応するセルに対して、ステップS296で決定した色を描画する。チャート描画部416は、ヒートマップ760を、図11に示す可視化画面600の描画領域607に描画する。そして、ステップS298へ移行する。
チャート描画部416は、ヒートマップ760への色の描画が最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。具体的には、チャート描画部416は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。一方、チャート描画部416は、期間指定モードでない場合、現在の日時を含む単位時間(最後の単位時間)まで完了したか否かを判定する。最後の単位時間まで完了した場合(ステップS298:Yes)、ステップS299_2へ移行し、最後の単位時間まで完了していない場合(ステップS298:No)、ステップS299_1へ移行する。
チャート描画部416は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS293へ戻る。
チャート描画部416は、ヒートマップ760への色の描画が最後の工程まで完了したか否かを判定する。最後の工程まで完了した場合(ステップS299_2:Yes)、チャート描画処理を終了し、最後の工程まで完了していない場合(ステップS299_2:No)、ステップS299_3へ移行する。
チャート描画部416は、次の工程を、対象工程に指定する。そして、ステップS292へ戻る。
図30は、実施形態に係る情報処理装置におけるレンジ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。図31は、ヒートマップ上でのレンジの変更操作を説明する図である。図32は、レンジが変更されたヒートマップの一例を示す図である。図29に示すヒートマップ760は、単位時間を「1時間」とした場合のヒートマップであるが、場合によって単位時間を短く、または、長くした状態のヒートマップを確認したい場合もある。そこで、図30~図32を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップに対するレンジ変更処理について説明する。
選択部417は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、チャート描画部416により描画されたヒートマップ(例えば、ヒートマップ760)上で特定の工程および単位時間(第1単位時間)のセル(部分チャートの一例)を選択する。この場合、図31に示すように、ヒートマップ760上に「レンジ変更」または「映像再生」を選択するメニューが表示される。ここでは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、選択部417により「レンジ変更」が選択されたものとする。そうすると、さらにレンジを選択するためのメニューが表示される。図31の例では「1時間ごと」、「8時間ごと」、「日ごと」および「週ごと」の各レンジのうちいずれかを選択することが可能なメニューが表示されている。ここでは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、選択部417により「日ごと」が選択されたものとして説明する。そして、ステップS32へ移行する。
レンジ変更部418は、選択部417により選択されたレンジ(図31では「日ごと」)(第2単位時間)に従って、単位時間を当該レンジに変更する。そして、ステップS33へ移行する。
第1更新処理制御部412は、上述の図17のステップS25に示すヒートマップ更新処理を実行する。ヒートマップ更新処理の詳細は、上述した通りである。その結果、可視化画面600の描画領域607には、図32に示すように、レンジが変更されたヒートマップ761が描画される。
図33は、実施形態に係る情報処理装置における選択映像再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。図34は、所要時間テーブルから抽出テーブルを抽出する動作を説明する図である。図33および図34を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップに対する選択映像再生処理について説明する。
選択部417は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、チャート描画部416により描画されたヒートマップ(例えば、ヒートマップ760)上でいずれかのセルを選択する。このように、選択部417によりヒートマップ上の特定のセルが選択されることによって、対象とする工程および単位時間が特定される。そして、ステップS42へ移行する。
時刻特定部419は、上述のヒートマップ更新処理の理想算出処理において理想算出部415により生成されている各工程に対応する所要時間テーブルのうち、選択部417によるセルの選択により特定された工程に対応する所要時間テーブル(例えば、図34に示す所要時間テーブル742)を取得する。そして、ステップS43へ移行する。
時刻特定部419は、取得した所要時間テーブルから1行目の日時および所要時間を取得する。そして、ステップS44へ移行する。
時刻特定部419は、取得した日時が、選択部417によるセルの選択により特定された単位時間内であるか否かを判定する。単位時間内である場合(ステップS44:Yes)、ステップS45へ移行し、単位時間外である場合(ステップS44:No)、ステップS46へ移行する。
時刻特定部419は、取得した日時および所要時間を、例えば、図34に示す抽出テーブル743に格納する。そして、ステップS46へ移行する。
時刻特定部419は、所要時間テーブルからの日時および所要時間の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS46:Yes)、ステップS48へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS46:No)、ステップS47へ移行する。
時刻特定部419は、取得した所要時間テーブルから次の行の日時および所要時間を取得する。そして、ステップS44へ戻る。
時刻特定部419は、生成した抽出テーブル743で最大の所要時間を特定する。図34に示す抽出テーブル743の例では、所要時間「661」が最大の所要時間として特定されている。なお、時刻特定部419は、抽出テーブル743で最大の所要時間を特定することに限定されるものではなく、例えば、最小の所要時間を特定するものとしてもよい。これは、所要時間が最も短くなり、最も生産効率がよい状態がどのような状態であるかの確認が所望される場合もあり得るからである。また、例えば、抽出テーブル743の先頭から見ていき、予め設定されている閾値以上となった所要時間を特定するものとしてもよい。そして、ステップS49_1へ移行する。
時刻特定部419は、抽出テーブル743において特定した最大の所要時間に対応する日時を取得する。図34に示す抽出テーブル743の例では、最大の所要時間「661」に対応する日時「2017/2/23 3:14」が取得されている。そして、ステップS49_2へ移行する。
選択再生部420は、関連付け設定部407により設定された関連付け設定ファイルの映像データの保存先から、特定された工程に関連付けられた表示カメラ3の映像データを取得し、ステップS49_1で時刻特定部419により取得された日時から映像データを再生表示させる。この場合、選択再生部420は、可視化画面600とは別の画面を表示させ、その画面に映像データを再生表示させるものとすればよい。そして、選択映像再生処理を終了する。
図36は、実施形態に係る情報処理装置における実績予測更新処理の実行フローの流れの一例を示すフローチャートである。図36を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理の実行フローについて説明する。
第2更新処理制御部421は、可視化画面600において手動更新ボタン614が押下されたか否かを判定する。手動更新ボタン614が押下された場合(ステップS51:Yes)、ステップS55へ移行し、手動更新ボタン614が押下されていない場合(ステップS51:No)、ステップS52へ移行する。手動更新ボタン614が押下された場合は、実績予測更新処理の手動実行(手動更新)が選択されたことになる。
第2更新処理制御部421は、可視化画面600において自動更新ボタン613が押下され実績予測更新処理の自動実行が選択されているか否かを判定する。実績予測更新処理の自動実行(自動更新)が選択されている場合(ステップS52:Yes)、ステップS53へ移行し、選択されていない場合(ステップS52:No)、実行フローを終了する。
第2更新処理制御部421は、実績予測更新処理の自動実行に対する停止条件を満たすか否かを判定する。ここで、停止条件とは、例えば、自動更新ボタン613が解除された(復帰した)か否か、チャート設定画面(チャート設定画面630に準ずる設定画面)で設定されたデータを取得する期間が過ぎたか否か、および、可視化画面600が閉じられたか否か等の条件を示す。停止条件を満たす場合(ステップS53:Yes)、実行フローを終了し、停止条件を満たさない場合(ステップS53:No)、ステップS54へ移行する。
第2更新処理制御部421は、チャート設定画面で設定された自動更新の間隔の時間(一定時間)が経過したか否かを判定する。自動更新の間隔の時間が経過した場合(ステップS54:Yes)、ステップS55へ移行し、経過していない場合(ステップS54:No)、ステップS53へ戻る。
第2更新処理制御部421は、以下のステップS56~S59で構成される実績予測更新処理を実行する。
特定工程ログ取得処理が実行される。特定工程ログ取得処理の詳細については、図37および図38で後述する。特定工程ログ取得処理が終了すると、ステップS57へ移行する。
累積算出処理が実行される。累積算出処理の詳細については、図39および図40で後述する。累積算出処理が終了すると、ステップS58へ移行する。
計画・実績描画処理が実行される。計画・実績描画処理の詳細については、図41および図42で後述する。計画・実績描画処理が終了すると、ステップS59へ移行する。
予測描画処理が実行される。予測描画処理の詳細については、図43~図47で後述する。予測描画処理が終了すると、ステップS51へ戻る。
図37は、実績予測更新処理のうち特定工程ログ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。図38は、特定工程ログ取得処理で生成されるログテーブルの一例を示す図である。図37および図38を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における特定工程ログ取得処理について説明する。
第2ログ取得部422は、チャート設定部410により設定された特定の工程を対象工程として指定する。そして、ステップS562へ移行する。
第2ログ取得部422は、関連付け設定部407により設定された関連付け設定ファイル(例えば、図13に示す関連付け設定ファイル710)を読み込み、指定した対象工程に対応する設定情報を取得する。そして、ステップS563へ移行する。
第2ログ取得部422は、期間設定部409により期間指定モードに設定されているか否かを判定する。期間指定モードに設定されていない場合(ステップS563:No)、ステップS564へ移行し、期間指定モードに設定されている場合(ステップS563:Yes)、ステップS565へ移行する。
第2ログ取得部422は、期間指定モードではない場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、対象工程に対応する、現在の日時に対応するログを取得する。例えば、手動更新の場合、現在の日時までの所定数のログを取得するものとしてもよい。また、例えば、自動更新の場合、現在の日時に対応するログを取得し、次回のログ取得処理においては、取得されたログの日時の次の日時から、ログ取得処理の実行時の日時までのログを取得するものとすればよい。そして、ステップS566へ移行する。
第2ログ取得部422は、期間指定モードである場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、対象工程に対応する、期間設定部409により設定された指定期間に含まれるログを取得する。そして、ステップS566へ移行する。
第2ログ取得部422は、生産ログから取得した対象工程のログを、例えば、図38に示すログテーブル721に格納する。
図39は、実績予測更新処理のうち累積算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図40は、累積生産数テーブルの一例を示す図である。図39および図40を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における累積算出処理について説明する。
累積算出部423は、第2ログ取得部422により生成されたログテーブル721を取得する。そして、ステップS572へ移行する。
累積算出部423は、最初の単位時間を、対象期間に指定する。単位時間は、ここでは、「1時間」に設定されているものとして説明する。具体的には、累積算出部423は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最初の単位時間を、対象期間に指定する。一方、累積算出部423は、期間指定モードでない場合であって自動更新の場合、実績予測更新処理の実行が開始された日時を含む単位時間を対象期間に指定する。また、累積算出部423は、期間指定モードでない場合であって手動更新の場合、第2ログ取得部422により取得された最初の日時を含む単位時間を、対象期間に指定する。例えば、現在の時刻が「5時15分」である場合、単位時間を「5時」とする。そして、ステップS573へ移行する。
累積算出部423は、実績カウント(ソフトウェア内部の変数)を0にリセットする。そして、ステップS574へ移行する。
累積算出部423は、ログテーブル721から1行目の日時を取得する。そして、ステップS575へ移行する。
累積算出部423は、取得した日時が対象期間内であるか否かを判定する。取得した日時が対象期間内である場合(ステップS575:Yes)、ステップS576へ移行し、対象期間外である場合(ステップS575:No)、ステップS577へ移行する。
累積算出部423は、実績カウントをインクリメントする。そして、ステップS577へ移行する。
累積算出部423は、ログテーブル721からの日時の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS577:Yes)、ステップS579_1へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS577:No)、ステップS578へ移行する。
累積算出部423は、ログテーブル721から次の行の日時を取得する。そして、ステップS575へ戻る。
累積算出部423は、実績カウントの値を生産数として、例えば、図40に示すような累積生産数テーブル780の対象期間である単位時間に対応する行に格納する。そして、ステップS579_2へ移行する。
累積算出部423は、累積生産数テーブル780において、先頭の行の生産数から、対象期間に対応する行の生産数までの和である累積生産数を算出し、対象期間に対応する行に格納する。そして、ステップS579_3へ移行する。
累積算出部423は、生産数および累積生産数の累積生産数テーブル780への格納が最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。具体的には、累積算出部423は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。一方、累積算出部423は、期間指定モードでない場合、現在の日時を含む単位時間(最後の単位時間)まで完了したか否かを判定する。最後の単位時間まで完了した場合(ステップS579_3:Yes)、累積算出処理を終了し、最後の単位時間まで完了していない場合(ステップS579_3:No)、ステップS579_4へ移行する。
累積算出部423は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS573へ戻る。
図41は、実績予測更新処理のうち計画・実績描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図42は、計画・実績描画処理によって描画される計画グラフおよび実績グラフの一例を示す図である。図41および図42を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における計画・実績描画処理について説明する。
グラフ描画部424は、上述の計画設定部411による生産計画設定により生成された計画設定ファイルを記憶部428から読み込む。そして、ステップS582へ移行する。
グラフ描画部424は、読み込んだ計画設定ファイルに含まれる開始時刻、終了時刻、および目標生産数(計画数)に基づいて、例えば、図42に示すように、計画グラフを、図11に示す可視化画面600の描画領域617に描画する。そして、ステップS583へ移行する。
グラフ描画部424は、累積算出部423により生成された累積生産数テーブル(例えば、図40に示す累積生産数テーブル780)に基づいて、各単位時間に対応する累積生産数を示す実績グラフ(図42では棒グラフで示している)を、描画領域617に描画された計画グラフと併せて描画する。そして、計画・実績描画処理を終了する。
図43は、実績予測更新処理のうち予測描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図44は、生産終了時刻を特定することを説明する図である。図45は、累積生産数テーブルから最新累積生産数および単位時間数を特定することを説明する図である。図46は、予測テーブルの一例を示す図である。図47は、計画グラフおよび実績グラフに予測グラフが描画される動作を説明する図である。図43~図47を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における予測描画処理について説明する。
予測描画部425は、現在時刻が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。ここで、生産終了時刻とは、予め定められた時刻、計画設定部411により生成された計画設定ファイルで設定された終了時刻、期間設定部409で設定された指定期間の終了時刻であってもよい。例えば、図44では、生産終了時刻が「11」(時)であるものとしている。現在時刻が生産終了時刻に達してない場合(ステップS591:Yes)、ステップS592へ移行し、現在時刻が生産終了時刻に達している場合(ステップS591:No)、予測描画処理を終了する。
予測描画部425は、累積算出部423により生成された累積生産数テーブル(例えば、図45に示す累積生産数テーブル780)から、最新累積生産数を取得する。具体的には、予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780の例では、現在時刻は8時台であるので、確定している累積生産数のうち最新のものである7時に対応する累積生産数「423」を最新累積生産数として取得する。そして、ステップS593へ移行する。
予測描画部425は、累積生産数テーブルにおいて、生産開始の時刻から最新累積生産数に対応する時刻までに含まれる単位時間数を算出する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、生産開始の時刻「3時」から最新累積生産数に対応する時刻「7時」までに含まれる単位時間数「5」を算出する。そして、ステップS594へ移行する。
予測描画部425は、取得した最新累積生産数を、算出した単位時間数で除することによって予測生産数(予測カウント数の一例)を算出する。そして、ステップS595へ移行する。
予測描画部425は、現在時刻が含まれる単位時間を対象期間に指定する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、現在時刻が「8時台」なので、対象期間として「8時」を指定する。そして、ステップS596へ移行する。
予測描画部425は、最新累積生産数と、算出した予測生産数とを加算することによって、予測累積生産数(予測累積カウント数の一例)を算出する。そして、ステップS597へ移行する。
予測描画部425は、ステップS596で算出した予測累積生産数を、新たな最新累積生産数とする。そして、ステップS598へ移行する。
予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780に追記する態様で、図46に示す予測テーブル781に、対象期間に対応する行に予測生産数(図46の例では「84」)、および、ステップS596で算出した予測累積生産数(図46の例では「507」)を格納する。そして、ステップS599_1へ移行する。
予測描画部425は、対象期間が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。対象期間が生産終了時刻に達してない場合(ステップS599_1:Yes)、ステップS599_2へ移行し、対象期間が生産終了時刻に達している場合(ステップS599_1:No)、ステップS599_3へ移行する。
予測描画部425は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS596へ戻る。
予測描画部425は、予測テーブル781に格納された予測累積生産数を示す予測グラフ(図47では棒グラフで示している)を、描画領域617に描画された計画グラフおよび実績グラフと併せて描画する。そして、予測描画処理を終了する。
変形例1に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、収集カメラ2から撮像した映像データに基づいて生産ログを生成する動作について説明した。本変形例では、生産設備により収集された生産ログを取得して利用する動作について説明する。なお、本変形例に係る情報処理装置のハードウェア構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図48は、変形例1に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図48を参照しながら、本変形例の情報処理システム1aの全体構成について説明する。
図49は、変形例1に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図49を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4aの機能ブロックの構成について説明する。
変形例2に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、ワークの検知を、設定した検知領域内の画像の色と、基準色の範囲とを比較することによって行う動作について説明した。本変形例では、ワークの検知を、設定した検索領域内で、基準画像と一致する画像が検索されるか否かによって行う動作について説明する。なお、本変形例に係る情報処理システムの全体構成、および情報処理装置のハードウェア構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図50は、変形例2に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図50を参照しながら、本変形例の情報処理装置4bの機能ブロックの構成について説明する。
図51は、検索領域の指定動作および基準画像の設定を説明する図である。図51を参照しながら、収集画面における検索領域の指定および基準画像(基準情報の一例)の設定の動作について説明する。
図52は、変形例2に係る情報処理装置の対象物検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図53は、対象物検知処理のうち領域処理の流れの一例を示すフローチャートである。図54は、ログの出力動作の一例を説明する図である。図52~図54を参照しながら、本変形例の情報処理装置4bの対象物検知処理について説明する。
検知部405bは、検知開始の日時として現在の日時を取得する。そして、ステップS62へ移行する。
検知部405bは、対象カメラとして1つ目の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2a)を指定する。そして、ステップS63へ移行する。
検知部405bは、対象物検知処理に対する終了を示す指示(例えば、入力部427による終了操作)の有無を判定する。終了を示す指示がある場合(ステップS63:Yes)、対象物検知処理を終了し、終了を示す指示がない場合(ステップS63:No)、ステップS64へ移行する。
検知部405bは、映像再生部402によって対象カメラに対応する映像表示領域501に表示されている映像データの現在のフレームを取得する。そして、ステップS65へ移行する。
検知部405bは、対象カメラに対応する映像表示領域501に検索領域が指定されているか否かを判定する。指定された検索領域がある場合(ステップS65:Yes)、ステップS66へ移行し、指定された検索領域がない場合(ステップS65:No)、ステップS69_2へ移行する。
検知部405bは、対象検索領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検索領域のうち1つ目の検索領域を指定する。そして、ステップS67へ移行する。
検知部405bは、図53のステップS671~S679で示される領域処理を実行する。
検知部405bは、変数「prev」に変数「now」の値を格納する。そして、ステップS672へ移行する。
検知部405bは、対象検索領域内で基準画像を検索する。そして、ステップS673へ移行する。
検知部405bは、対象検索領域内で、基準画像と一致する画像があるか否かを判定する。対象検索領域内で基準画像と一致するか否かを判定する方法としては、例えば、SAD(Sum of Absolute Differences)、またはSSD(Sum of Squared Differences)等を用いたテンプレートマッチングで算出される類似度に対する閾値判定を行う方法を用いることができる。対象検索領域内に基準画像と一致する画像がある場合(ステップS673:Yes)、ステップS674へ移行し、基準画像と一致する画像がない場合(ステップS673:No)、ステップS675へ移行する。
検知部405bは、変数「now」に「True」を格納する。そして、ステップS676へ移行する。
検知部405bは、変数「now」に「False」を格納する。そして、ステップS676へ移行する。
検知部405bは、変数「prev」の値および変数「now」の値に対して判定を行う。変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合(ステップS676:Yes)、ステップS677へ移行する。一方、変数「prev」の値が「True」、または、変数「now」の値が「False」である場合(ステップS676:No)、検知部405bは、図54(a)および図54(c)に示すように、ワーク(対象物の一例)を検知していない状態であると判定して領域処理を終了し、ステップS68へ移行する。
検知部405bは、変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合、図54(b)および図54(d)に示すように、ワーク(対象物の一例)を検知したものと判定する。この場合、検知部405bは、図54(b)および図54(d)のように、検索領域511内で一致した画像を示す一致領域513を表示することにより、ワークが検知したことをユーザに示すことができる。そして、ログ出力部406は、対象カメラ(または対象検索領域)に対応するカウント(ソフトウェア内部の変数)をインクリメントする。そして、ステップS678へ移行する。
ログ出力部406は、ステップS61で取得された検知開始の日時と、インクリメントしたカウントとで、ワークNo.を決定する。例えば、図54(d)の例では、インクリメントされたカウントが「2」であり、検知開始の日時が「2017/1/1 0:01」であり、決定されたワークNo.が「201701010000002」であることが示されている。そして、ステップS679へ移行する。
ログ出力部406は、図54(b)および図54(b)に示すように、生産ログ703に対して、決定したワークNo.および日時をログとして記憶させる。図54の例では、対象カメラに対応する工程を「工程1」としている。そして、領域処理を終了し、ステップS68へ移行する。
図52に戻り、説明を続ける。検知部405bは、対象カメラに対応するすべての検索領域について領域処理を実行したか否かを判定する。すべての検索領域について領域処理を実行した場合(ステップS68:Yes)、ステップS69_2へ移行し、領域処理を実行していない検索領域がある場合(ステップS68:No)、ステップS69_1へ移行する。
検知部405bは、対象検索領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検索領域のうち次の検索領域を指定する。そして、ステップS67へ戻る。
検知部405bは、すべての収集カメラ2について処理を実行したか否かを判定する。すべての収集カメラ2について処理を実行した場合(ステップS69_2:Yes)、ステップS61へ戻り、対象物検知処理を繰り返す。一方、処理を実行していない収集カメラ2がある場合(ステップS69_2:No)、ステップS69_3へ移行する。
検知部405bは、対象カメラとして次の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2b)を指定する。そして、ステップS63へ戻る。
変形例3に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、生産設備における各工程の生産状況を可視化するために、工程ごとおよび単位時間ごとの生産数と理想生産数との差異を色の違いで示すヒートマップを描画する動作について説明した。本変形例では、ヒートマップで表示する情報の類型について説明する。なお、本変形例に係る情報処理システムの全体構成、情報処理装置のハードウェア構成および機能ブロックの構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
変形例4に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、予測描画処理において計画グラフ、実績グラフおよび予測グラフを描画する動作について説明した。本変形例では、さらに、予測の幅を示す予測範囲を描画する動作について説明する。なお、本変形例に係る情報処理システムの全体構成、情報処理装置のハードウェア構成および機能ブロックの構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図59は、変形例4における実績予測更新処理のうち予測描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図60は、予測テーブルの一例を示す図である。図61は、計画グラフおよび実績グラフに予測グラフおよび予測範囲が描画される動作を説明する図である。
予測描画部425は、現在時刻が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。ここでは、生産終了時刻が「11」(時)であるものとしている。現在時刻が生産終了時刻に達してない場合(ステップS591a:Yes)、ステップS592aへ移行し、現在時刻が生産終了時刻に達している場合(ステップS591a:No)、予測描画処理を終了する。
予測描画部425は、累積算出部423により生成された累積生産数テーブル(例えば、図45に示す累積生産数テーブル780)から、最新累積生産数を取得する。具体的には、予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780の例では、現在時刻は「8時」台であるので、確定している累積生産数のうち最新のものである「7時」に対応する累積生産数「423」を最新累積生産数として取得する。そして、ステップS593aへ移行する。
予測描画部425は、取得した最新累積生産数を、最新累積生産数上限および最新累積生産数下限にそれぞれ設定する。そして、ステップS594aへ移行する。
予測描画部425は、累積生産数テーブルにおいて、生産開始の時刻から最新累積生産数に対応する時刻までに含まれる単位時間数を算出する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、生産開始の時刻「3時」から最新累積生産数に対応する時刻「7時」までに含まれる単位時間数「5」を算出する。そして、ステップS595aへ移行する。
予測描画部425は、取得した最新累積生産数を、算出した単位時間数で除することによって予測生産数を算出する。例えば、図60に示す例では、算出された予測生産数が「84」となっている。そして、ステップS596aへ移行する。
予測描画部425は、算出した予測生産数について所定の割合分だけ上下に誤差があるものとして予測生産数上限(予測カウント数上限の一例)および予測生産数下限(予測カウント数下限の一例)を算出する。例えば、所定の割合を10%とした場合、図60に示す例では、予測描画部425は、算出した予測生産数「84」に対して10%を加算した値「92」を予測生産数上限とし、減算した値「76」を予測生産数下限として算出する。そして、ステップS579aへ移行する。
予測描画部425は、現在時刻が含まれる単位時間を対象期間に指定する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、現在時刻が「8時台」なので、対象期間として「8時」を指定する。そして、ステップS598aへ移行する。
予測描画部425は、最新累積生産数と、算出した予測生産数とを加算することによって、予測累積生産数を算出する。そして、ステップS599a_1へ移行する。
予測描画部425は、最新累積生産数上限と、算出した予測生産数上限とを加算することによって、予測累積生産数上限を算出する。また、予測描画部425は、最新累積生産数下限と、算出した予測生産数下限とを加算することによって、予測累積生産数下限を算出する。そして、ステップS599a_2へ移行する。
予測描画部425は、ステップS598aで算出した予測累積生産数を、新たな最新累積生産数とする。また、予測描画部425は、ステップS599a_1で算出した予測累積生産数上限および予測累積生産数下限を、それぞれ新たな最新累積生産数上限および最新累積生産数下限とする。そして、ステップS599a_3へ移行する。
予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780に追記する態様で、図60に示す予測テーブル782に、対象期間に対応する行に予測生産数、予測生産数上限、および予測生産数下限(図60の例ではそれぞれ「84」、「92」および「76」)、および、算出した予測累積生産数、予測累積生産数上限および予測累積生産数下限(図60の例では「507」、「515」および「499」)を格納する。そして、ステップS599a_4へ移行する。
予測描画部425は、対象期間が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。対象期間が生産終了時刻に達してない場合(ステップS599a_4:Yes)、ステップS599a_5へ移行し、対象期間が生産終了時刻に達している場合(ステップS599a_4:No)、ステップS599a_6へ移行する。
予測描画部425は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS598aへ戻る。
予測描画部425は、予測テーブル782に格納された予測累積生産数を示す予測グラフ(図61では棒グラフで示している)を、描画領域617に描画された計画グラフおよび実績グラフと併せて描画する。さらに、予測描画部425は、ステップS592aで取得した最新の累積生産数を示す実績グラフ(棒グラフ)の頂部から、予測テーブル782の予測累積生産数上限を示す線と、予測累積生産数下限を示す線とを延ばし、双方の線の他端を線分で結んだ予測範囲790を、描画領域617に他のグラフと併せて描画する。この予測範囲790は、現在の累積生産数から予測される累積生産数の幅を示すことになる。そして、予測描画処理を終了する。
2、2a~2f 収集カメラ
3、3a、3b 表示カメラ
4、4a、4b 情報処理装置
5、5a ネットワーク
6、6a~6f 設備
7、7a~7f PLC
8、8a~8d 収集カメラ
9a~9c AGV
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 外部記憶装置
105 ディスプレイ
106 ネットワークI/F
107 キーボード
108 マウス
109 DVDドライブ
110 DVD-RW
111 外部機器I/F
112 バス
401、401a 映像受信部
402 映像再生部
403 検知領域指定部
404、404b 基準設定部
405、405b 検知部
406 ログ出力部
407、407a 関連付け設定部
408 映像記憶制御部
409 期間設定部
410 チャート設定部
411 計画設定部
412 第1更新処理制御部
413 第1ログ取得部
414 実績算出部
415 理想算出部
416 チャート描画部
417 選択部
418 レンジ変更部
419 時刻特定部
420 選択再生部
421 第2更新処理制御部
422 第2ログ取得部
423 累積算出部
424 グラフ描画部
425 予測描画部
426 制御部
427 入力部
428 記憶部
429 外部出力部
430 表示制御部
431 表示部
432 ログ受信部
433 検索領域指定部
451、451b データ収集ソフト
452、452a 可視化ソフト
500 収集画面
501、501a~501f 映像表示領域
510 検知領域
511 検索領域
512 基準画像領域
513 一致領域
520 基準色設定画面
600 可視化画面
601 ライン選択領域
602 設定ボタン
603 自動更新ボタン
604 手動更新ボタン
605 期間指定領域
606 チャート設定ボタン
607 描画領域
613 自動更新ボタン
614 手動更新ボタン
615 期間指定領域
616 チャート設定ボタン
617 描画領域
618 計画設定ボタン
620 工程設定画面
621 対象ライン入力欄
622 ログ保存先入力欄
623 映像データ保存先入力欄
624 工程名設定欄
625 収集カメラ設定欄
626 検知領域設定欄
627 表示カメラ設定欄
628 保存ボタン
629 キャンセルボタン
630 チャート設定画面
631 自動更新間隔入力欄
632 データ取得範囲入力欄
640 計画設定画面
701~703 生産ログ
710 関連付け設定ファイル
720、721 ログテーブル
730 実績テーブル
740 所要時間テーブル
741 理想テーブル
742 所要時間テーブル
743 抽出テーブル
750 理想値設定テーブル
760~764 ヒートマップ
770 バブルチャート
771 棒グラフ
780 累積生産数テーブル
781、782 予測テーブル
790 予測範囲
Claims (16)
- 工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する第1取得部と、
前記第1取得部から取得された前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する第1算出部と、
前記第1算出部により算出された前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する第1描画部と、
を有し、
前記第1取得部は、前記工程の状況として、前記対象物を検知したログを前記時間情報として得る前記状況把握部から取得し、
前記第1算出部は、前記第1取得部により取得された前記ログから単位時間あたりの前記対象物のカウント数を、前記実績値として算出し、
前記第1描画部は、前記第1算出部により算出された前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記単位時間ごとに前記チャートを描画し、
操作部に対する操作入力に応じて、現在、前記チャートに反映されている単位時間である第1単位時間とは異なる第2単位時間を選択する第1選択部を、さらに有し、
前記第1算出部は、前記第1取得部により取得された前記ログから、前記第1選択部により選択された前記第2単位時間あたりの前記カウント数を、前記実績値として算出し、
前記第1描画部は、前記第1算出部により算出された前記各工程および前記各第2単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記第2単位時間ごとに前記チャートを再描画する情報処理装置。 - 前記第1算出部により算出された前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数に基づいて、前記基準値として理想のカウント数を算出する第3算出部を、さらに有し、
前記第1描画部は、前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数と、前記第3算出部により算出された前記理想のカウント数とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記単位時間ごとに前記チャートを描画する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1取得部は、前記状況把握部としての設備から受信された前記時間情報を取得する請求項1~2のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記状況把握部として、
撮像部により撮像された映像データのフレームと、基準情報とを比較することにより前記対象物を検知する検知部と、
前記検知部により前記対象物が検知された場合に、少なくとも検知された時間を含む前記ログを前記時間情報として出力する出力部と、
を有し、
前記第1取得部は、前記出力部から出力された前記ログを取得する請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 撮像部により撮像された映像データのフレーム上で、前記対象物を検知するための対象領域を設定する第1設定部と、
前記対象領域内の画像に基づく色と比較するための前記基準情報としての基準色の範囲を設定する第2設定部と、
を、さらに備え、
前記検知部は、前記撮像部により撮像された映像データのフレームのうち前記対象領域内の画像に基づく色が、前記基準色の範囲に含まれる場合に、前記対象物を検知したものとする請求項4に記載の情報処理装置。 - 撮像部により撮像された映像データのフレーム上で、前記対象物を検知するための対象領域を設定する第1設定部と、
前記対象領域内の画像と比較するための前記基準情報としての基準画像を設定する第2設定部と、
を、さらに有し、
前記検知部は、前記撮像部により撮像された映像データのフレームのうち前記対象領域内で、前記基準画像と一致する画像が検索された場合に、前記対象物を検知したものとする請求項4に記載の情報処理装置。 - 操作部に対する操作入力に応じて、前記チャートにおける特定の工程および特定の単位時間に対応する部分チャートを選択する第2選択部と、
前記第2選択部により選択された前記部分チャートの単位時間に対応する、撮像部により撮像された映像データを再生する再生部と、
をさらに有する請求項3~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第2選択部により選択された前記部分チャートに対応する単位時間において、該部分チャートに対応する前記ログに基づいた前記検知部による検知した時間間隔のうち所定の条件を満たす時間を特定する特定部を、さらに有し、
前記再生部は、前記第2選択部により選択された前記部分チャートの単位時間に対応する映像データを、前記特定部により特定された時間から再生する請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記第2選択部により選択された前記部分チャートに対応する単位時間において、該部分チャートに対応する前記ログの先頭の時間を特定する特定部を、さらに有し、
前記再生部は、前記第2選択部により選択された前記部分チャートの単位時間に対応する映像データを、前記特定部により特定された時間から再生する請求項7に記載の情報処理装置。 - 少なくとも、前記工程と、前記検知部により前記対象物を検知するための映像データを撮像する撮像部と、前記再生部により再生される映像データを撮像する撮像部と、の関連付を設定する第3設定部を、さらに有する請求項7~9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記各工程のうち特定の工程の状況として、前記対象物を検知したログを前記時間情報として前記状況把握部から取得する第2取得部と、
前記第2取得部により取得されたログから、単位時間ごとの前記対象物の累積カウント数を算出する第2算出部と、
前記第2算出部により算出された単位時間ごとの前記累積カウント数を実績グラフとして描画する第2描画部と、
前記第2算出部により算出された前記累積カウント数を、当該累積カウント数に対応する単位時間までの単位時間数で除することにより求まる予測カウント数を、当該累積カウント数に加算することで予測累積カウント数を算出し、前記予測累積カウント数を予測グラフとして描画する第3描画部と、
をさらに有する請求項1~10のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第3描画部は、前記予測カウント数から所定の割合を加算した予測カウント数上限、および、所定の割合を減算した予測カウント数下限を算出し、前記予測累積カウント数、前記予測カウント数上限および前記予測カウント数下限に基づいて、前記累積カウント数に対する予測の範囲を描画する請求項11に記載の情報処理装置。
- 前記第1描画部は、前記工程ごとに、前記比較結果に応じて色を異なるように前記チャートとしてのヒートマップを描画する請求項1~12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記状況把握部と、
請求項1~13のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
を備えた情報処理システム。 - 工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する取得ステップと、
取得した前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する算出ステップと、
算出した前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する描画ステップと、
を有し、
前記取得ステップは、前記工程の状況として、前記対象物を検知したログを前記時間情報として得る前記状況把握部から取得し、
前記算出ステップは、前記取得ステップにより取得された前記ログから単位時間あたりの前記対象物のカウント数を、前記実績値として算出し、
前記描画ステップは、前記算出ステップにより算出された前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記単位時間ごとに前記チャートを描画し、
操作部に対する操作入力に応じて、現在、前記チャートに反映されている単位時間である第1単位時間とは異なる第2単位時間を選択する選択ステップとを、さらに有し、
前記算出ステップは、前記取得ステップにより取得された前記ログから、前記選択ステップにより選択された前記第2単位時間あたりの前記カウント数を、前記実績値として算出し、
前記描画ステップは、前記算出ステップにより算出された前記各工程および前記各第2単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記第2単位時間ごとに前記チャートを再描画する情報処理方法。 - コンピュータに、
工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する取得ステップと、
取得した前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する算出ステップと、
算出した前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する描画ステップと、
を実行させるためのプログラムであって、
前記取得ステップは、前記工程の状況として、前記対象物を検知したログを前記時間情報として得る前記状況把握部から取得し、
前記算出ステップは、前記取得ステップにより取得された前記ログから単位時間あたりの前記対象物のカウント数を、前記実績値として算出し、
前記描画ステップは、前記算出ステップにより算出された前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記単位時間ごとに前記チャートを描画し、
操作部に対する操作入力に応じて、現在、前記チャートに反映されている単位時間である第1単位時間とは異なる第2単位時間を選択する選択ステップとを、さらに実行させ、
前記算出ステップは、前記取得ステップにより取得された前記ログから、前記選択ステップにより選択された前記第2単位時間あたりの前記カウント数を、前記実績値として算出し、
前記描画ステップは、前記算出ステップにより算出された前記各工程および前記各第2単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記第2単位時間ごとに前記チャートを再描画する描画ステップと、を実行させるためのプログラム。
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