JP2018180958A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況を可視化することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から時間情報を取得する第1取得部と、第1取得部から取得された時間情報から各工程の状況を示す実績値を算出する第1算出部と、第1算出部により算出された各工程に対応する実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、その比較結果に応じて視覚的に異なる態様で工程ごとにチャートに描画する第1描画部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
生産設備が配備された製品の生産現場において、生産状況を示すデータを収集し、その生産状況を示すグラフ等を表示して可視化する技術が開発されている。
このような生産状況等を可視化する技術として、複数の工程が順に処理を行う生産ラインにおいて、生産設備のPLC(Programmable Logic Controller)等からログを収集してグラフとして表示して可視化する技術が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、工程の順序が決まっている生産設備に対してのみ適用できるものであり、各工程について順序を問わない生産状況についての可視化を行うことができないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況を可視化することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する第1取得部と、前記第1取得部から取得された前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する第1算出部と、前記第1算出部により算出された前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する第1描画部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況を可視化することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置が実行するデータ収集ソフトのアプリケーション画面(収集画面)の一例を示す図である。 図5は、検知領域の指定動作を説明する図である。 図6は、検知領域の基準色の範囲を設定する画面の一例を示す図である。 図7は、生産ログの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置の対象物検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、対象物検知処理のうち領域処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、ログの出力動作の一例を説明する図である。 図11は、実施形態に係る情報処理装置が実行する可視化ソフトのアプリケーション画面(可視化画面)の一例を示す図である。 図12は、工程設定画面の一例を示す図である。 図13は、関連付け設定ファイルの一例を示す図である。 図14は、可視化画面における期間指定領域における期間の指定を説明する図である。 図15は、チャート設定画面の一例を示す図である。 図16は、計画設定画面の一例を示す図である。 図17は、実施形態に係る情報処理装置におけるヒートマップ更新処理の実行フローの流れの一例を示すフローチャートである。 図18は、ヒートマップ更新処理のうちログ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図19は、ログ取得処理で生成されるログテーブルの一例を示す図である。 図20は、ヒートマップ更新処理のうち実績算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図21は、実績テーブルの一例を示す図である。 図22は、ヒートマップ更新処理のうち理想算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図23は、所要時間テーブルの一例を示す図である。 図24は、理想テーブルの一例を示す図である。 図25は、実績テーブルから各工程の最大の生産数を特定することを説明する図である。 図26は、実績テーブルの各工程および各単位時間のうち最大の生産数を特定することを説明する図である。 図27は、理想値設定テーブルの一例を示す図である。 図28は、ヒートマップ更新処理のチャート描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図29は、チャート描画処理によりヒートマップを描画する動作を説明する図である。 図30は、実施形態に係る情報処理装置におけるレンジ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図31は、ヒートマップ上でのレンジの変更操作を説明する図である。 図32は、レンジが変更されたヒートマップの一例を示す図である。 図33は、実施形態に係る情報処理装置における選択映像再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図34は、所要時間テーブルから抽出テーブルを抽出する動作を説明する図である。 図35は、チャート描画処理により描画されるチャートの類型を示す図である。 図36は、実施形態に係る情報処理装置における実績予測更新処理の実行フローの流れの一例を示すフローチャートである。 図37は、実績予測更新処理のうち特定工程ログ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図38は、特定工程ログ取得処理で生成されるログテーブルの一例を示す図である。 図39は、実績予測更新処理のうち累積算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図40は、累積生産数テーブルの一例を示す図である。 図41は、実績予測更新処理のうち計画・実績描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図42は、計画・実績描画処理によって描画される計画グラフおよび実績グラフの一例を示す図である。 図43は、実績予測更新処理のうち予測描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図44は、生産終了時刻を特定することを説明する図である。 図45は、累積生産数テーブルから最新累積生産数および単位時間数を特定することを説明する図である。 図46は、予測テーブルの一例を示す図である。 図47は、計画グラフおよび実績グラフに予測グラフが描画される動作を説明する図である。 図48は、変形例1に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 図49は、変形例1に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図50は、変形例2に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図51は、検索領域の指定動作および基準画像の設定を説明する図である。 図52は、変形例2に係る情報処理装置の対象物検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図53は、対象物検知処理のうち領域処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図54は、ログの出力動作の一例を説明する図である。 図55は、変形例3におけるヒートマップの類型の一例を示す図である。 図56は、AGVの走行経路の一例を示す図である。 図57は、変形例3におけるヒートマップの類型の一例を示す図である。 図58は、変形例3におけるヒートマップの類型の一例を示す図である。 図59は、変形例4における実績予測更新処理のうち予測描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図60は、予測テーブルの一例を示す図である。 図61は、計画グラフおよび実績グラフに予測グラフおよび予測範囲が描画される動作を説明する図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(情報処理システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態の情報処理システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム1は、収集カメラ2a〜2f(撮像部の一例)と、表示カメラ3a、3b(撮像部の一例)と、情報処理装置4と、を含む。収集カメラ2a〜2fおよび表示カメラ3a、3bは、ネットワーク5を介して情報処理装置4とデータ通信が可能となっている。
収集カメラ2a〜2fは、被写体から光を電気信号に変換することによって被写体を撮像(撮影)し、複数のフレームで構成された動画(例えば、10[FPS])である映像データを生成するビデオカメラである。収集カメラ2a〜2fは、生産設備に投入されるワーク(製品または製品を構成する部品)を撮像して、後述する生産ログを生成するための映像データを生成する。
なお、収集カメラ2a〜2fを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「収集カメラ2」と称するものとする。また、図1では、情報処理システム1は、6台の収集カメラ2を含む構成となっているが、これに限定されるものではなく、他の台数の収集カメラ2を含む構成であってもよい。
表示カメラ3a、3bは、収集カメラ2と同様に、被写体から光を電気信号に変換することによって被写体を撮像(撮影)し、複数のフレームで構成された動画である映像データを生成するビデオカメラである。表示カメラ3a、3bは、後述するヒートマップの特定のセルに対してなされた操作に基づいて、当該セルに対応する映像を表示させるための映像データを生成する。
なお、表示カメラ3a、3bを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「表示カメラ3」と称するものとする。また、図1では、情報処理システム1は、2台の表示カメラ3を含む構成となっているが、これに限定されるものではなく、他の台数の表示カメラ3を含む構成であってもよい。
情報処理装置4は、収集カメラ2により撮像された映像データに基づいて生産ログを生成し、生産ログに基づいてヒートマップまたはグラフを描画するPC(Personal Computer)またはワークステーション等である。
ネットワーク5は、収集カメラ2a〜2fと、表示カメラ3a、3bと、情報処理装置4とをデータ通信可能にするための、例えば、Ethernet(登録商標)規格のネットワークである。この場合、ネットワーク5では、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等のプロトコルによりデータ通信が行われる。また、この場合、収集カメラ2a〜2f、表示カメラ3a、3bおよび情報処理装置4は、TCP/IPのプロトコルにより通信するためのMAC(Media Access Control)アドレスを有し、かつプライベートIPアドレス等のIPアドレスが割り当てられている。
ネットワーク5の具体的な構成としては、例えば、複数のポートを有するスイッチングハブに収集カメラ2a〜2f、表示カメラ3a、3bおよび情報処理装置4それぞれがLAN(Local Area Network)ケーブルによって接続されたスター配線形式が一例として挙げられる。なお、ネットワーク5は、有線ネットワークで構成されることに限定されるものではなく、少なくとも一部に無線ネットワークを含む構成であってもよい。
なお、図1に示すネットワーク5は、TCP/IPにより通信される例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、情報処理装置4側にVGA(Video Graphics Array)端子またはUSB(Universal Serial Bus)ポートを複数有し、複数の収集カメラ2および表示カメラ3がVGAケーブルまたはUSBケーブルで情報処理装置4に接続された形態等であってもよい。
(情報処理装置のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、情報処理装置4は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、外部記憶装置104と、ディスプレイ105と、ネットワークI/F106と、キーボード107と、マウス108と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ109と、外部機器I/F111と、を備えている。
CPU101は、情報処理装置4全体の動作を制御する装置である。ROM102は、情報処理装置4用のBIOS(Basic Input/Output System)およびプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
外部記憶装置104は、表示カメラ3等により撮像された映像データ、および設定情報等の各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。
ディスプレイ105は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字もしくは画像等の各種情報、または情報処理装置4による画像判定動作を実行するアプリケーションの画面を表示する表示装置である。ディスプレイ105は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。なお、ディスプレイ105は、例えば、情報処理装置4の本体に対して、VGAケーブルまたはHDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)ケーブル等によって接続されたり、または、Ethernetケーブルによって接続される。
ネットワークI/F106は、ネットワーク5に接続してデータ通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F106は、例えば、TCP/IPのプロトコルで通信可能にするNIC(Network Interface Card)である。具体的には、情報処理装置4は、収集カメラ2および表示カメラ3から、ネットワーク5およびネットワークI/F106を介して、映像データを取得する。
キーボード107は、文字、数字、各種指示の選択、カーソルの移動、および設定情報の設定等を行う入力装置である。マウス108は、各種指示の選択および実行、処理対象の選択、カーソルの移動、ならびに設定情報の設定等を行うための入力装置である。
DVDドライブ109は、着脱自在な記憶媒体の一例としてのDVD−RW(DVD ReWritable)110に対するデータの読み出し、書き込みおよび削除を制御する装置である。
外部機器I/F111は、外部機器と接続してデータ通信をするためのインターフェースである。外部機器I/F111は、例えば、フィールドバス規格により通信可能にするインターフェースカードである。
上述のCPU101、ROM102、RAM103、外部記憶装置104、ディスプレイ105、ネットワークI/F106、キーボード107、マウス108、DVDドライブ109および外部機器I/F111は、アドレスバスおよびデータバス等のバス112によって互いに通信可能に接続されている。なお、ディスプレイ105が、Ethernetケーブルによって接続される場合には、ネットワークI/F106に接続されることになり、この場合、TCP/IP等のプロトコルによりデータ通信が行われる。
なお、図2に示したハードウェア構成は一例であり、すべての構成機器を備えている必要はなく、また、他の構成機器を備えているものとしてもよい。
(情報処理装置の機能ブロック構成)
図3は、実施形態に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の機能ブロックの構成について説明する。
図3に示すように、情報処理装置4は、映像受信部401と、映像再生部402と、検知領域指定部403(第1設定部)と、基準設定部404(第2設定部)と、検知部405と、ログ出力部406(出力部)と、関連付け設定部407(第3設定部)と、映像記憶制御部408と、期間設定部409と、チャート設定部410と、計画設定部411と、第1更新処理制御部412と、第1ログ取得部413(第1取得部)と、実績算出部414(第1算出部)と、理想算出部415(第3算出部)と、チャート描画部416(第1描画部)と、選択部417(第1選択部、第2選択部)と、レンジ変更部418と、時刻特定部419(特定部)と、選択再生部420(再生部)と、第2更新処理制御部421と、第2ログ取得部422(第2取得部)と、累積算出部423(第2算出部)と、グラフ描画部424(第2描画部)と、予測描画部425(第3描画部)と、制御部426と、入力部427と、記憶部428と、外部出力部429と、表示制御部430と、表示部431と、を有する。なお、図3においては、説明を簡略化するため、ネットワーク5の図示を省略して説明する。
映像受信部401は、ネットワーク5を介して、収集カメラ2および表示カメラ3とデータ通信を行い、収集カメラ2および表示カメラ3それぞれから映像データを受信する機能部である。映像受信部401は、図2に示すネットワークI/F106によって実現される。
映像再生部402は、表示制御部430に対して、収集カメラ2からの映像データをリアルタイムに表示部431に表示させ、または、記憶部428に記憶された映像データを表示部431に再生表示させる機能部である。映像再生部402は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451)によって実現される。
検知領域指定部403は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、表示部431での映像データの表示領域(図4等で後述する映像表示領域501)においてワークを検知するための検知領域(対象領域の一例)を指定する機能部である。検知領域指定部403は、指定した検知領域の情報を、収集カメラ2ごとに関連付けて記憶部428に記憶させる。ここで、検知領域の情報とは、例えば、映像データの表示領域における検知領域の位置を示す座標および形状等の情報である。検知領域指定部403により指定された検知領域は、後述する対象物検知処理で使用される。なお、検知領域指定部403により指定される検知領域は、例えば、矩形、多角形、円形または楕円形等の領域であってもよい。検知領域指定部403は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451)によって実現される。
基準設定部404は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、検知領域においてワークを検知するための基準色の範囲を設定する機能部である。基準設定部404は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451)によって実現される。
検知部405は、表示部431での映像データの表示領域における検知領域でワークを検知する機能部である。検知部405は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451)によって実現される。
ログ出力部406は、検知部405によりワークが検知された場合、記憶部428に記憶された生産ログに対してログ(例えば、ワークNo.および検知された日時)(時間情報)として出力(記憶)する機能部である。ログ出力部406は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451)によって実現される。
なお、データ収集ソフト451がCPU101により実行されることによって実現される各機能部は、本発明の「状況把握部」の一例である。
関連付け設定部407は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、生産ライン、工程名、収集カメラ2、検知領域、および表示カメラ3それぞれの関連付けを設定する機能部である。関連付け設定部407は、設定した関連付けの情報を関連付け設定ファイルとして記憶部428に記憶させる。関連付け設定部407は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
映像記憶制御部408は、関連付け設定ファイルにおいて設定された表示カメラ3の映像データを記憶部428に記憶させる機能部である。なお、映像記憶制御部408は、関連付け設定ファイルにおいて設定された収集カメラ2の映像データを記憶部428に記憶させるものとしてもよい。映像記憶制御部408は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
期間設定部409は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、後述するログ取得処理および特定工程ログ取得処理において、取得するログの期間を設定する機能部である。期間設定部409は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
チャート設定部410は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、後述するヒートマップ更新処理および実績予測更新処理における自動更新の間隔、および、データを取得する期間等を設定する機能部である。チャート設定部410は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
計画設定部411は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、所定の期間における目標値(例えば、目標生産数)を設定する機能部である。計画設定部411は、設定した情報を計画設定ファイルとして記憶部428に記憶させる。計画設定部411は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
第1更新処理制御部412は、後述するヒートアップ更新処理について実行制御する機能部である。第1更新処理制御部412は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
第1ログ取得部413は、後述するログ取得処理において、関連付け設定ファイルに基づいて、生産ログから各工程のログを取得する機能部である。第1ログ取得部413は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
実績算出部414は、後述する実績算出処理において、各工程で単位時間ごとに実績値(生産数等)を算出して実績テーブルを生成する機能部である。実績算出部414は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
理想算出部415は、後述する理想算出処理において、工程ごとに理想値(理想生産数等)を算出し、理想テーブルを生成する機能部である。理想算出部415は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
チャート描画部416は、後述するチャート描画処理において、実績テーブルおよび理想テーブルに基づいて、表示制御部430に対して、実績についてのヒートマップ(チャートの一例)を表示部431に表示させる機能部である。チャート描画部416は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
選択部417は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、チャート描画部416により描画されたヒートマップ上で特定の工程および単位時間のセルを選択する機能部である。選択部417は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
レンジ変更部418は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、チャート描画部416により表示されたヒートマップの単位時間についてのレンジを変更する機能部である。レンジ変更部418は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
時刻特定部419は、選択部417により選択されたセルに対応する映像データにおいて再生表示させる日時(時間情報)を特定する機能部である。時刻特定部419は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
選択再生部420は、表示制御部430に対して、時刻特定部419により特定された日時から映像データを表示部431に再生表示させる機能部である。選択再生部420は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
第2更新処理制御部421は、後述する実績予測更新処理について実行制御する機能部である。第2更新処理制御部421は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
第2ログ取得部422は、後述する特定工程ログ取得処理において、生産ログから特定の工程のログを取得する機能部である。第2ログ取得部422は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
累積算出部423は、後述する累積算出処理において、特定の工程で単位時間ごとに累積生産数(累積カウント数の一例)を算出して累積生産数テーブルを生成する機能部である。累積算出部423は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
グラフ描画部424は、後述する計画・実績描画処理において、計画設定ファイルおよび累積生産数テーブルに基づき、表示制御部430に対して、計画グラフおよび実績グラフを表示部431に表示させる機能部である。グラフ描画部424は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
予測描画部425は、後述する予測描画処理において、累積生産数テーブルから予測累積生産数を算出し、表示制御部430に対して、予測グラフを表示部431に表示させる機能部である。予測描画部425は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
制御部426は、情報処理装置4全体の動作を制御する機能部である。制御部426は、特に、データ収集ソフト451および可視化ソフト452に基づく動作を制御する。制御部426は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラムによって実現される。
入力部427は、情報処理装置4が実行する各種処理のための操作入力を行う装置である。入力部427は、図2に示すキーボード107およびマウス108によって実現される。
記憶部428は、映像データおよび各種設定情報等を記憶する機能部である。記憶部428は、例えば、図2に示すRAM103および外部記憶装置104によって実現される。
外部出力部429は、例えば、ヒートマップ更新処理によって求められた生産状況を示す情報等を外部装置に出力する機能部である。外部出力部429は、図2に示す外部機器I/F111によって実現される。
表示制御部430は、表示部431の表示動作を制御する機能部である。表示制御部430は、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(ドライバ)によって実現される。
表示部431は、表示制御部430の制御に従って各種情報を表示する装置である。表示部431は、本実施形態では特に、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451および可視化ソフト452)により、後述する収集画面500および可視化画面600等を表示する。表示部431は、図2に示すディスプレイ105によって実現される。
なお、図3に示した映像再生部402、検知領域指定部403、基準設定部404、検知部405、ログ出力部406、関連付け設定部407、映像記憶制御部408、期間設定部409、チャート設定部410、計画設定部411、第1更新処理制御部412、第1ログ取得部413、実績算出部414、理想算出部415、チャート描画部416、選択部417、レンジ変更部418、時刻特定部419、選択再生部420、第2更新処理制御部421、第2ログ取得部422、累積算出部423、グラフ描画部424、予測描画部425、制御部426および表示制御部430の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field−Programmable Gate Array)等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
また、図3に示した各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図3で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図3の1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、図3に示した各機能部は、情報処理装置4に含まれるものとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、上述の各機能部は、1つの装置に集約される必要はなく、複数の装置に分散して含まれるものとしてもよい。例えば、データ収集ソフト451が実行されることにより実現される機能部の群と、可視化ソフト452が実行されることにより実現される機能部の群とは、別々の情報装置に含まれるものとしてもよい。
また、以降の説明の簡略化のため、表示制御部430が、受け取ったデータを表示部431に表示させるという表現を、単に、そのデータを表示制御部430に送った機能部が、表示部431(または、表示部431が表示する画面および表示領域)に表示させると表現するものとする。例えば、映像再生部402が、映像データを表示制御部430に送り、表示制御部430に対して映像データを表示部431に再生表示させる場合、単に、映像再生部402が、映像データを表示部431に再生表示させると表現するものとする。
(検知領域の指定および基準色の設定)
図4は、実施形態に係る情報処理装置が実行するデータ収集ソフトのアプリケーション画面(収集画面)の一例を示す図である。図5は、検知領域の指定動作を説明する図である。図6は、検知領域の基準色の範囲を設定する画面の一例を示す図である。図4〜図6を参照しながら、収集画面における検知領域の指定および基準色(基準情報の一例)の設定の動作について説明する。
ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、制御部426は、データ収集ソフト451を実行することにより、図4に示す収集画面500を表示部431に表示させる。収集画面500は、複数の収集カメラ2から受信した映像データをリアルタイムに、または、記憶部428に記憶させた映像データを表示し、検知領域におけるワークの検知状態を示す画面である。検知領域においてワークが検知されると、検知されたワークの番号であるワークNo.と、検知された日時とがログとして生産ログに記憶される。
収集画面500は、図4に示すように、各種操作を行うための操作領域(図4の例では、「接続」メニュー、「設定」メニュー、再生ボタン、一時停止ボタン)と、映像表示領域501a〜501fと、を含む。
「接続」メニューは、ユーザによる入力部427の操作によって押下された場合に、後述する「設定」メニューによる設定で接続先が設定されたカメラ(収集カメラ2)に対する接続処理を実行させるための操作領域である。
「設定」メニューは、映像表示領域501a〜501fに映像データを表示させるためのカメラ(収集カメラ2)の接続先を設定するための操作領域である。設定される接続先とは、例えば、各カメラに設定されたIPアドレスまたはMACアドレス等である。
再生ボタンは、映像表示領域501a〜501fにそれぞれ対応した収集カメラ2の映像データをリアルタイムに表示させ、または、記憶部428に記憶された映像データを再生表示させるためのボタンである。
一時停止ボタンは、映像表示領域501a〜501fにそれぞれ表示されている映像データを一時停止させるためのボタンである。
映像表示領域501a〜501fは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、映像再生部402によって、収集カメラ2から映像受信部401を介して取得された映像データがそれぞれ表示される表示領域である。なお、映像表示領域501a〜501fを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「映像表示領域501」というものとする。
なお、図4に示す収集画面500の構成は一例であり、その他の情報の表示、その他の設定、およびその他の操作等が可能である構成としてもよい。
次に、図4および図5を参照しながら、検知領域の指定動作について説明する。図4に示す収集画面500は、映像再生部402によって、映像データが映像表示領域501aで再生表示されている状態を示している。そして、映像表示領域501aにおいて映像データの再生表示中に、検知領域の指定を所望する画像が表示されているタイミングで、ユーザによる入力部427の操作によって一時停止ボタンが押下されると、映像再生部402は、映像表示領域501aに再生表示されている映像データを一時停止させる。
次に、ユーザによる入力部427の操作(例えば、マウス108のドラッグ操作)によって、検知領域指定部403は、図5に示すように、映像表示領域501a(図5では映像表示領域501)において検知領域510を指定して表示させる。検知領域指定部403は、指定した検知領域510の情報を、映像表示領域501aに表示されている映像データを撮像した収集カメラ2に関連付けて記憶部428に記憶させる。なお、1つの映像表示領域501に指定できる検知領域の数は1つに限定されず、複数の検知領域が指定できるものとしてもよい。
次に、図6を参照しながら、基準色の範囲の設定動作について説明する。ユーザによる検知領域510に対する入力部427の操作(例えば、マウス108の右クリック操作)によって、基準設定部404は、図6に示す基準色設定画面520を表示させる。基準設定部404は、検知領域510内の画像のRGB値それぞれの平均値を算出し、算出したRGB値の平均値で構成される色を基準色として設定する。また、基準設定部404は、基準色設定画面520において、ユーザによる入力部427の操作に従って、基準色のRGB値をそれぞれ含むような色の範囲を、基準色の範囲として設定する。
以上のような方法で設定された検知領域および基準色の範囲は、対象物検知処理におけるワークの検知動作で利用される。
(対象物検知処理)
図7は、生産ログの一例を示す図である。図8は、実施形態に係る情報処理装置の対象物検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9は、対象物検知処理のうち領域処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10は、ログの出力動作の一例を説明する図である。図7〜図10を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の対象物検知処理について説明する。
後述する関連付け設定ファイルにより各工程に関連付けられた収集カメラ2の検知領域におけるワーク(対象物の一例)の検知動作によって、図7に示す工程ごとの生産ログ701(図7では「工程1」に対応)に、ワークの検知を示すログが記憶される。具体的には、図7に示すように、ワークの検知動作ごとに、ワークNo.および検知された日時がログとして生産ログ701に記憶される。
次に、図8を参照しながら、対象物検知処理について、図9および図10を参照しながら、対象物検知処理における領域処理について説明する。
<ステップS11>
検知部405は、検知開始の日時として現在の日時を取得する。そして、ステップS12へ移行する。
<ステップS12>
検知部405は、対象カメラとして1つ目の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2a)を指定する。そして、ステップS13へ移行する。
<ステップS13>
検知部405は、対象物検知処理に対する終了を示す指示(例えば、入力部427による終了操作)の有無を判定する。終了を示す指示がある場合(ステップS13:Yes)、対象物検知処理を終了し、終了を示す指示がない場合(ステップS13:No)、ステップS14へ移行する。
<ステップS14>
検知部405は、映像再生部402によって対象カメラに対応する映像表示領域501に表示されている映像データの現在のフレームを取得する。そして、ステップS15へ移行する。
<ステップS15>
検知部405は、対象カメラに対応する映像表示領域501に検知領域が指定されているか否かを判定する。指定された検知領域がある場合(ステップS15:Yes)、ステップS16へ移行し、指定された検知領域がない場合(ステップS15:No)、ステップS19_2へ移行する。
<ステップS16>
検知部405は、対象検知領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検知領域のうち1つ目の検知領域を指定する。そして、ステップS17へ移行する。
<ステップS17>
検知部405は、図9のステップS171〜S179_2で示される領域処理を実行する。
<<ステップS171>>
検知部405は、変数「prev」に変数「now」の値を格納する。そして、ステップS172へ移行する。
<<ステップS172>>
検知部405は、対象検知領域内の画像を抽出する。そして、ステップS173へ移行する。
<<ステップS173>>
検知部405は、抽出した画像のRGB値それぞれの平均値を算出する。そして、ステップS174へ移行する。
<<ステップS174>>
検知部405は、算出したRGB値それぞれの平均値が、基準設定部404により設定された基準色の範囲内であるか否かを判定する。RGB値それぞれの平均値すべてが基準色の範囲内である場合(ステップS174:Yes)、ステップS175へ移行し、RGB値それぞれの平均値のうち少なくともいずれかが基準色の範囲外である場合(ステップS174:No)、ステップS176へ移行する。
<<ステップS175>>
検知部405は、変数「now」に「True」を格納する。そして、ステップS177へ移行する。
<<ステップS176>>
検知部405は、変数「now」に「False」を格納する。そして、ステップS177へ移行する。
<<ステップS177>>
検知部405は、変数「prev」の値および変数「now」の値に対して判定を行う。変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合(ステップS177:Yes)、ステップS178へ移行する。一方、変数「prev」の値が「True」、または、変数「now」の値が「False」である場合(ステップS177:No)、検知部405は、図10(a)および図10(c)に示すように、ワーク(対象物の一例)を検知していない状態であると判定して領域処理を終了し、ステップS18へ移行する。
<<ステップS178>>
検知部405は、変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合、図10(b)および図10(d)に示すように、ワーク(対象物)を検知したものと判定する。そして、ログ出力部406は、対象カメラ(または対象検知領域)に対応するカウント(ソフトウェア内部の変数)をインクリメントする。そして、ステップS179_1へ移行する。
<<ステップS179_1>>
ログ出力部406は、ステップS11で取得された検知開始の日時と、インクリメントしたカウントとで、ワークNo.を決定する。例えば、図10(d)の例では、インクリメントされたカウントが「2」であり、検知開始の日時が「2017/1/1 0:01」であり、決定されたワークNo.が「201701010000002」であることが示されている。そして、ステップS179_2へ移行する。
<<ステップS179_2>>
ログ出力部406は、図10(b)および図10(b)に示すように、生産ログ702に対して、決定したワークNo.および日時をログとして記憶させる。図10の例では、対象カメラに対応する工程を「工程1」としている。そして、領域処理を終了し、ステップS18へ移行する。
<ステップS18>
図8に戻り、説明を続ける。検知部405は、対象カメラに対応するすべての検知領域について領域処理を実行したか否かを判定する。すべての検知領域について領域処理を実行した場合(ステップS18:Yes)、ステップS19_2へ移行し、領域処理を実行していない検知領域がある場合(ステップS18:No)、ステップS19_1へ移行する。
<ステップS19_1>
検知部405は、対象検知領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検知領域のうち次の検知領域を指定する。そして、ステップS17へ戻る。
<ステップS19_2>
検知部405は、すべての収集カメラ2について処理を実行したか否かを判定する。すべての収集カメラ2について処理を実行した場合(ステップS19_2:Yes)、ステップS11へ戻り、対象物検知処理を繰り返す。一方、処理を実行していない収集カメラ2がある場合(ステップS19_2:No)、ステップS19_3へ移行する。
<ステップS19_3>
検知部405は、対象カメラとして次の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2b)を指定する。そして、ステップS13へ戻る。
以上のステップS11〜S19_3により、対象物検知処理が繰り返し実行される。
(工程設定画面における関連付け設定)
図11は、実施形態に係る情報処理装置が実行する可視化ソフトのアプリケーション画面(可視化画面)の一例を示す図である。図12は、工程設定画面の一例を示す図である。図13は、関連付け設定ファイルの一例を示す図である。図11〜図13を参照しながら、可視化画面の工程設定画面における関連付け設定の動作について説明する。
ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、制御部426は、可視化ソフト452を実行することにより、図11に示す可視化画面600を表示部431に表示させる。可視化画面600は、各工程における生産状況を示すヒートマップを描画し、特定の工程の計画、実績および予測を示すグラフを描画することにより、生産状況等を可視化する画面である。
可視化画面600は、図11に示すように、ライン選択領域601と、設定ボタン602と、自動更新ボタン603と、手動更新ボタン604と、期間指定領域605と、チャート設定ボタン606と、描画領域607と、自動更新ボタン613と、手動更新ボタン614と、期間指定領域615と、チャート設定ボタン616と、描画領域617と、計画設定ボタン618と、を含む。
ライン選択領域601は、後述する工程設定画面における設定の対象となる生産ラインを選択または入力するための操作領域である。
設定ボタン602は、ユーザによる入力部427の操作によって押下された場合に、後述する工程設定画面を表示させるためのボタンである。
自動更新ボタン603は、後述するヒートマップ更新処理を一定時間ごとに自動で実行させるか否かを切り替えるためのボタンである。例えば、自動更新ボタン603は、位置保持型ボタンであるものとし、押下された状態でヒートマップ更新処理が自動実行され、復帰した状態で自動実行が解除されるものとすればよい。手動更新ボタン604は、後述するヒートマップ更新処理を手動で実行させるためのボタンである。
期間指定領域605は、期間設定部409が、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、後述するログ取得処理において、取得するログの期間を設定するための領域である。
チャート設定ボタン606は、ユーザによる入力部427の操作によって押下された場合に、チャート設定部410が、後述するヒートマップ更新処理における自動更新の間隔、および、データを取得する期間を設定するためのボタンである。
描画領域607は、後述するチャート描画処理により、実績についてのヒートマップが描画される表示領域である。
自動更新ボタン613は、後述する実績予測更新処理を一定時間ごとに自動で実行させるか否かを切り替えるためのボタンである。例えば、自動更新ボタン613は、位置保持型ボタンであるものとし、押下された状態で実績予測更新処理が自動実行され、復帰した状態で自動実行が解除されるものとすればよい。手動更新ボタン614は、後述する実績予測更新処理を手動で実行させるためのボタンである。
期間指定領域615は、期間設定部409が、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、後述する特定工程ログ取得処理において、取得するログの期間を設定するための領域である。
チャート設定ボタン616は、ユーザによる入力部427の操作によって押下された場合に、チャート設定部410が、後述する実績予測更新処理における自動更新の間隔、データを取得する期間、および対象とする工程を設定するためのボタンである。
描画領域617は、後述する計画・実績描画処理および予測描画処理により、計画グラフ、実績グラフおよび予測グラフが描画される表示領域である。
計画設定ボタン618は、ユーザによる入力部427の操作によって押下された場合に、後述する計画設定画面を表示させるためのボタンである。
なお、図11に示す可視化画面600の構成は一例であり、その他の情報の表示、その他の設定、およびその他の操作等が可能である構成としてもよい。また、可視化画面600において、描画領域607および描画領域607に対応するボタン等が上側に表示され、描画領域617および描画領域617に対応するボタン等が下側に表示されているが、逆であってもよく、また、いずれか一方のみを表示するというような表示の切り替えができるものとしてもよい。
次に、図12および図13を参照しながら、工程設定画面における関連付け設定の動作について説明する。ユーザによる設定ボタン602に対する入力部427の押下操作によって、関連付け設定部407は、図12に示す工程設定画面620を表示させる。工程設定画面620は、図12に示すように、対象ライン入力欄621と、ログ保存先入力欄622と、映像データ保存先入力欄623と、工程名設定欄624と、収集カメラ設定欄625と、検知領域設定欄626と、表示カメラ設定欄627と、保存ボタン628と、キャンセルボタン629と、を含む。
対象ライン入力欄621は、設定の対象となる生産ライン(対象ライン)を選択または入力するための操作領域である。なお、対象ライン入力欄621には、ライン選択領域601で選択または入力された生産ライン名が、工程設定画面620が開かれた時点で自動入力されるものとしてもよい。
ログ保存先入力欄622は、対象ラインに対応する生産ログを保存(記憶)させる記憶部428における保存パスを入力するための操作領域である。
映像データ保存先入力欄623は、対象ラインに関連付けられた表示カメラ3の映像データを保存(記憶)させる記憶部428における保存パスを入力するための操作領域である。
工程名設定欄624は、収集カメラ2、検知領域および表示カメラ3それぞれと関連付ける工程の名称を入力するための操作領域である。収集カメラ設定欄625は、関連付ける工程においてワークを検知してログを記憶するための収集カメラ2の識別情報(カメラNo.等)を入力するための操作領域である。検知領域設定欄626は、関連付ける収集カメラ2について設定された検知領域を選択または入力するための操作領域である。なお、上述したように、検知領域の指定動作において、収集カメラ2と検知領域とは関連付けられているので、収集カメラ設定欄625に収集カメラ2の識別情報が入力された場合に、関連付け設定部407は、当該収集カメラ2に関連付けられた1以上の検知領域の識別情報(検知領域No.等)をリスト表示するものとしてもよい。表示カメラ設定欄627は、関連付ける工程に対応するヒートマップ上のセルが選択された場合に、再生表示する映像データを撮像する表示カメラ3の識別情報(カメラNo.等)を入力するための操作領域である。
保存ボタン628は、上述のように対象ライン入力欄621〜表示カメラ設定欄627にそれぞれ入力または選択された各設定値を、関連付け設定部407に対して、図13に示すような関連付け設定ファイル710として記憶部428に保存(記憶)させるためのボタンである。
図13に示すように、関連付け設定ファイル710では、セクションごとに、設定値が対応付けられたキーがまとめられた形式で各設定値が記憶される。例えば、セクション[Line]では、キーとして「LineName」(対象ライン入力欄621に相当)、「LogDirectory」(ログ保存先入力欄622に相当)および「MovieDirectory」(映像データ保存先入力欄623に相当)がまとめられている。そして、キー「LineName」には設定値「ライン1」が対応付けられ、キー「LogDirectory」には設定値「C:¥ProcessLog¥Line1」が対応付けられ、キー「MovieDirectory」には設定値「C:¥MovieLog¥Line1」が対応付けられている。
また、工程名設定欄624〜表示カメラ設定欄627の第1行目に相当する設定欄は、セクション[Pr1]に対応し、キーとして「PrName」(工程名設定欄624に相当)、「DataCamNo」(収集カメラ設定欄625に相当)、「WindowNo」(検知領域設定欄626に相当)、および「ViewCamNo」(表示カメラ設定欄627に相当)がまとめられている。そして、キー「PrName」には設定値「工程1」が対応付けられ、キー「DataCamNo」には設定値「1」が対応付けられ、キー「WindowNo」には設定値「1」が対応付けられ、キー「ViewCamNo」には設定値「3」が対応付けられている。
キャンセルボタン629は、上述のように対象ライン入力欄621〜表示カメラ設定欄627にそれぞれ入力または選択された各設定値が、関連付け設定ファイル710に記憶される動作をキャンセルするためのボタンである。
なお、各設定値が設定された関連付け設定ファイル710が記憶部428に記憶されている場合、関連付け設定部407は、工程設定画面620が開かれた場合、関連付け設定ファイル710を読み込んで、工程設定画面620の各要素に、対応する設定値を表示させるものとすればよい。この場合、各設定値が変更され保存ボタン628が押下された場合は、変更された設定値により関連付け設定ファイル710を更新するものとすればよい。
また、図1に示す収集カメラ2a〜2fおよび表示カメラ3a、3bは、関連付け設定ファイル710で関連付けが設定された結果、役割(ログの収集、または、ヒートマップで選択されたセルに対応する工程の状況の表示)が決定されたカメラであり、この設定内容によっては、収集カメラ2が表示カメラ3になったり、表示カメラ3が収集カメラ2になったりすることもあり得る。
また、図12および図13でそれぞれ示す工程設定画面620および関連付け設定ファイル710のように、工程名が「工程1」、「工程2」・・・と設定された例を示しているが、これらの工程名に含まれる番号は工程順序を規定するものでもなく、工程設定画面620における工程名の設定は、工程順序通りに入力して設定しなければならないわけではない。したがって、工程名としては「加工工程」、「圧入工程」、「測長工程」、「組付け工程」、「締め付け工程」、「検査工程」等というような具体的な工程名を設定することも可能である。また、対象とする生産ラインに含まれる各工程に順序が存在するとしても、工程設定画面620における工程名の設定では、当該順序に縛られることなく、順不同に工程名を設定することが可能である。
(指定期間の設定)
図14は、可視化画面における期間指定領域における期間の指定を説明する図である。図14を参照しながら、可視化画面600の期間指定領域605(615)における指定期間の設定動作について説明する。
ユーザにより操作される入力部427からの期間指定領域605(615)に対する操作入力に従って、期間設定部409は、後述するログ取得処理(特定工程ログ取得処理)において、取得するログの期間(指定期間)を設定し、当該指定期間を適用する期間指定モードとするか否かを設定する。期間設定部409は、例えば、設定した情報をファイルとして記憶部428に記憶させるものとすればよい。
(チャート設定)
図15は、チャート設定画面の一例を示す図である。図15を参照しながら、可視化画面600のチャート設定画面630におけるチャート設定の動作について説明する。
ユーザによる可視化画面600のチャート設定ボタン606(616)に対する入力部427の押下操作によって、チャート設定部410は、図15に示すチャート設定画面630を表示させる。ここでは、チャート設定ボタン606が押下されたものとし、後述するヒートマップ更新処理に対する設定を行うためのチャート設定画面630として説明する。チャート設定画面630は、図15に示すように、自動更新間隔入力欄631と、データ取得範囲入力欄632と、保存ボタンと、キャンセルボタンと、を含む。
自動更新間隔入力欄631は、ヒートマップ更新処理における自動更新の間隔を入力するための操作領域である。データ取得範囲入力欄632は、データを取得する(ログを記憶する)期間を入力するための操作領域である。
チャート設定画面630の保存ボタンは、上述のように自動更新間隔入力欄631およびデータ取得範囲入力欄632にそれぞれ入力された各設定値を、チャート設定部410に対して、設定ファイルとして記憶部428に保存(記憶)させるためのボタンである。チャート設定画面630のキャンセルボタンは、上述のように自動更新間隔入力欄631およびデータ取得範囲入力欄632にそれぞれ入力された各設定値が、設定ファイルに記憶される動作をキャンセルするためのボタンである。
なお、各設定値が設定された設定ファイルが記憶部428に記憶されている場合、チャート設定部410は、チャート設定画面630が開かれた場合、設定ファイルを読み込んで、チャート設定画面630の各要素に、対応する設定値を表示させるものとすればよい。この場合、各設定値が変更され保存ボタンが押下された場合は、変更された設定値により設定ファイルを更新するものとすればよい。
また、チャート設定ボタン616が押下された場合には、チャート設定部410は、後述する実績予測更新処理の自動更新の間隔を入力する自動更新間隔入力欄と、データを取得する(ログを記憶する)期間を入力するデータ取得範囲入力欄と、特定の工程を指定するための入力欄と、を含むチャート設定画面630に準ずる設定画面を表示させるものとすればよい。それぞれの設定値の保存方式は、チャート設定画面630の場合と同様である。
(生産計画設定)
図16は、計画設定画面の一例を示す図である。図16を参照しながら、可視化画面600の計画設定画面640における生産計画設定の動作について説明する。
ユーザによる可視化画面600の計画設定ボタン618に対する入力部427の押下操作によって、計画設定部411は、図16に示す計画設定画面640を表示させる。計画設定画面640は、図16に示すように、開始時刻の入力欄と、終了時刻の入力欄と、目標生産数の入力欄と、を含む。
開始時刻の入力欄は、後述の計画・実績描画処理における計画グラフについての開始時刻を入力するための操作領域である。終了時刻の入力欄は、後述の計画・実績描画処理における計画グラフについての終了時刻を入力するための操作領域である。すなわち、ここで入力された開始時刻と終了時刻との範囲で、計画・実績描画処理における計画グラフが描画される。
目標生産数の入力欄は、開始時刻から終了時刻までの間に生産するべき目標の生産数を入力するための操作領域である。
なお、上述の3つの入力欄に値が入力された時点で、それらの値が設定された計画設定ファイルを記憶部428に記憶するものとしてもよく、または、上述のチャート設定画面630のように、計画設定画面640は保存ボタンおよびキャンセルボタンを含むものとして、保存ボタンが押下された時点で計画設定ファイルに記憶されるものとしてもよい。
また、各設定値が設定された計画設定ファイルが記憶部428に記憶されている場合、計画設定部411は、計画設定画面640が開かれた場合、計画設定ファイルを読み込んで、計画設定画面640の各要素に、対応する設定値を表示させるものとすればよい。この場合、各設定値が変更された場合は、変更された設定値により計画設定ファイルを更新するものとすればよい。
また、上述のような開始時刻、終了時刻および目標生産数を含む計画設定ファイルは、外部装置で作成されたものを用いるものとしてもよい。この場合、後述の計画・実績描画処理では、外部装置で作成された計画設定ファイルを読み込んで利用するものとすればよい。
(ヒートマップ更新処理)
図17は、実施形態に係る情報処理装置におけるヒートマップ更新処理の実行フローの流れの一例を示すフローチャートである。図17を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理の実行フローについて説明する。
<ステップS21>
第1更新処理制御部412は、可視化画面600において手動更新ボタン604が押下されたか否かを判定する。手動更新ボタン604が押下された場合(ステップS21:Yes)、ステップS25へ移行し、手動更新ボタン604が押下されていない場合(ステップS21:No)、ステップS22へ移行する。手動更新ボタン604が押下された場合は、ヒートマップ更新処理の手動実行(手動更新)が選択されたことになる。
<ステップS22>
第1更新処理制御部412は、可視化画面600において自動更新ボタン603が押下されヒートマップ更新処理の自動実行が選択されているか否かを判定する。ヒートマップ更新処理の自動実行(自動更新)が選択されている場合(ステップS22:Yes)、ステップS23へ移行し、選択されていない場合(ステップS22:No)、実行フローを終了する。
<ステップS23>
第1更新処理制御部412は、ヒートマップ更新処理の自動実行に対する停止条件を満たすか否かを判定する。ここで、停止条件とは、例えば、自動更新ボタン603が解除された(復帰した)か否か、チャート設定画面630で設定されたデータを取得する期間が過ぎたか否か、および、可視化画面600が閉じられたか否か等の条件を示す。停止条件を満たす場合(ステップS23:Yes)、実行フローを終了し、停止条件を満たさない場合(ステップS23:No)、ステップS24へ移行する。
<ステップS24>
第1更新処理制御部412は、チャート設定画面630で設定された自動更新の間隔の時間(一定時間)が経過したか否かを判定する。自動更新の間隔の時間が経過した場合(ステップS24:Yes)、ステップS25へ移行し、経過していない場合(ステップS24:No)、ステップS23へ戻る。
<ステップS25>
第1更新処理制御部412は、以下のステップS26〜S29で構成されるヒートマップ更新処理を実行する。
<ステップS26>
ログ取得処理が実行される。ログ取得処理の詳細については、図18および図19で後述する。ログ取得処理が終了すると、ステップS27へ移行する。
<ステップS27>
実績算出処理が実行される。実績算出処理の詳細については、図20および図21で後述する。実績算出処理が終了すると、ステップS28へ移行する。
<ステップS28>
理想算出処理が実行される。理想算出処理の詳細については、図22〜図24で後述する。理想算出処理が終了すると、ステップS29へ移行する。
<ステップS29>
チャート描画処理が実行される。チャート描画処理の詳細については、図28および図29で後述する。チャート描画処理が終了すると、ステップS21へ戻る。
以上のステップS21〜S29により、ヒートマップ更新処理の実行フローが実行される。
<ログ取得処理>
図18は、ヒートマップ更新処理のうちログ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。図19は、ログ取得処理で生成されるログテーブルの一例を示す図である。図18および図19を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理におけるログ取得処理について説明する。
<<ステップS261>>
第1ログ取得部413は、関連付け設定部407により設定された関連付け設定ファイル(例えば、図13に示す関連付け設定ファイル710)を読み込む。そして、ステップS262へ移行する。
<<ステップS262>>
第1ログ取得部413は、読み込んだ関連付け設定ファイルから1番目の工程の設定情報を取得する。そして、ステップS263へ移行する。
<<ステップS263>>
第1ログ取得部413は、期間設定部409により期間指定モードに設定されているか否かを判定する。期間指定モードに設定されていない場合(ステップS263:No)、ステップS264へ移行し、期間指定モードに設定されている場合(ステップS263:Yes)、ステップS265へ移行する。
<<ステップS264>>
第1ログ取得部413は、期間指定モードではない場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、関連付け設定ファイルから取得した工程に対応する、現在の日時に対応するログを取得する。例えば、手動更新の場合、現在の日時までの所定数のログを取得するものとしてもよい。また、例えば、自動更新の場合、現在の日時に対応するログを取得し、次回のログ取得処理においては、取得されたログの日時の次の日時から、ログ取得処理の実行時の日時までのログを取得するものとすればよい。そして、ステップS266へ移行する。
<<ステップS265>>
第1ログ取得部413は、期間指定モードである場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、関連付け設定ファイルから取得した工程に対応する、期間設定部409により設定された指定期間に含まれるログを取得する。そして、ステップS266へ移行する。
<<ステップS266>>
第1ログ取得部413は、生産ログから取得したすべての工程のログを、例えば、図19に示すログテーブル720に工程ごとに格納する。そして、ステップS267へ移行する。
<<ステップS267>>
第1ログ取得部413は、読み込んだ関連付け設定ファイルにおいて最後の工程までログの取得処理が完了したか否かを判定する。最後の工程まで処理が完了した場合(ステップS267:Yes)、ログ取得処理を終了し、最後の工程まで処理が完了していない場合(ステップS267:No)、ステップS268へ移行する。
<<ステップS268>>
第1ログ取得部413は、読み込んだ関連付け設定ファイルから次の工程の設定情報を取得する。そして、ステップS263へ戻る。
以上のステップS261〜S268により、ヒートマップ更新処理におけるログ取得処理が実行される。
<実績算出処理>
図20は、ヒートマップ更新処理のうち実績算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図21は、実績テーブルの一例を示す図である。図20および図21を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理における実績算出処理について説明する。
<<ステップS271>>
実績算出部414は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720における最初の工程を対象工程に指定する。そして、ステップS272へ移行する。
<<ステップS272>>
実績算出部414は、最初の単位時間を、対象期間に指定する。単位時間は、ここでは、「1時間」に設定されているものとして説明する。なお、この単位時間は、後述するレンジ変更処理によって変更が可能である。具体的には、実績算出部414は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最初の単位時間を、対象期間に指定する。一方、実績算出部414は、期間指定モードでない場合であって自動更新の場合、ヒートマップ更新処理の実行が開始された日時を含む単位時間を対象期間に指定する。また、実績算出部414は、期間指定モードでない場合であって手動更新の場合、第1ログ取得部413により取得された最初の日時を含む単位時間を、対象期間に指定する。例えば、現在の時刻が「5時15分」である場合、単位時間を「5時」とする。そして、ステップS273へ移行する。
<<ステップS273>>
実績算出部414は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720から、対象工程に対応するログの部分である対象工程データを取得する。そして、ステップS274へ移行する。
<<ステップS274>>
実績算出部414は、実績カウント(ソフトウェア内部の変数)を0にリセットする。そして、ステップS275へ移行する。
<<ステップS275>>
実績算出部414は、対象工程データから1行目の日時を取得する。そして、ステップS276へ移行する。
<<ステップS276>>
実績算出部414は、取得した日時が対象期間内であるか否かを判定する。取得した日時が対象期間内である場合(ステップS276:Yes)、ステップS277へ移行し、対象期間外である場合(ステップS276:No)、ステップS278へ移行する。
<<ステップS277>>
実績算出部414は、実績カウントをインクリメントする。そして、ステップ278へ移行する。
<<ステップS278>>
実績算出部414は、対象工程データからの日時の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS278:Yes)、ステップS279_2へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS278:No)、ステップS279_1へ移行する。
<<ステップS279_1>>
実績算出部414は、対象工程データから次の行の日時を取得する。そして、ステップS276へ戻る。
<<ステップS279_2>>
実績算出部414は、実績カウントの値を生産数(カウント数の一例、工程における対象物の状況の一例)の実績値として、例えば、図21に示すような実績テーブル730の対象工程および対象期間に対応するセルに格納する。なお、上述したように、工程名「工程1」〜「工程10」は便宜上命名した工程名であって、工程順序を規定するものではない。そして、ステップS279_3へ移行する。
<<ステップS279_3>>
実績算出部414は、実績カウントの実績テーブル730への格納が最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。具体的には、実績算出部414は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。一方、実績算出部414は、期間指定モードでない場合、現在の日時を含む単位時間(最後の単位時間)まで完了したか否かを判定する。最後の単位時間まで完了した場合(ステップS279_3:Yes)、ステップS279_5へ移行し、最後の単位時間まで完了していない場合(ステップS279_3:No)、ステップS279_4へ移行する。
<<ステップS279_4>>
実績算出部414は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS274へ戻る。
<<ステップS279_5>>
実績算出部414は、実績カウントの実績テーブル730への格納が最後の工程まで完了したか否かを判定する。最後の工程まで完了した場合(ステップS279_5:Yes)、実績算出処理を終了し、最後の工程まで完了していない場合(ステップS279_5:No)、ステップS279_6へ移行する。
<<ステップS279_6>>
実績算出部414は、次の工程を、対象工程に指定する。そして、ステップS272へ戻る。
以上のステップS271〜S279_6により、ヒートマップ更新処理における実績算出処理が実行される。
<理想算出処理>
図22は、ヒートマップ更新処理のうち理想算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図23は、所要時間テーブルの一例を示す図である。図24は、理想テーブルの一例を示す図である。図22〜図24を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理における理想算出処理について説明する。
<<ステップS281>>
理想算出部415は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720における最初の工程を対象工程に指定する。そして、ステップS282へ移行する。
<<ステップS282>>
理想算出部415は、第1ログ取得部413により生成されたログテーブル720から、対象工程に対応するログの部分である対象工程データを取得する。そして、ステップS283へ移行する。
<<ステップS283>>
理想算出部415は、対象工程データにおける1行目を対象行に指定する。そして、ステップS284へ移行する。
<<ステップS284>>
理想算出部415は、対象工程データにおける対象行の日時を取得して、変数Sに格納する。そして、ステップS285へ移行する。
<<ステップS285>>
理想算出部415は、対象工程データにおける対象行の次の行の日時があるか否かを判定する。対象行の次の行の日時がある場合(ステップS285:Yes)、ステップS286へ移行し、対象行の次の行の日時がない場合(ステップS285:No)、ステップS288へ移行する。
<<ステップS286>>
理想算出部415は、対象工程データにおける対象行の次の行の日時を取得して、変数Eに格納する。そして、ステップS287へ移行する。
<<ステップS287>>
理想算出部415は、E−S(=所要時間)を算出して、例えば、図23に示すような所要時間テーブル740に、日時(=変数S)と対応付けて所要時間を格納する。そして、ステップS288へ移行する。
<<ステップS288>>
理想算出部415は、対象工程データからの日時の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS288:Yes)、ステップS289_2へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS288:No)、ステップS289_1へ移行する。
<<ステップS289_1>>
理想算出部415は、対象工程データにおける次の行を対象行に指定する。そして、ステップS284へ戻る。
<<ステップS289_2>>
理想算出部415は、所要時間テーブル740において、所要時間が短いものから所定の割合(例えば、上位10%)の平均値を算出して平均所要時間とする。そして、ステップS289_3へ移行する。
<<ステップS289_3>>
理想算出部415は、単位時間/平均所要時間で算出される値を理想生産数として、例えば、図24に示すような理想テーブル741に工程名と対応付けて格納する。そして、ステップS289_4へ移行する。
<<ステップS289_4>>
理想算出部415は、理想生産数の理想テーブル741への格納が最後の工程まで完了したか否かを判定する。最後の工程まで完了した場合(ステップS289_4:Yes)、理想算出処理を終了し、最後の工程まで完了していない場合(ステップS289_4:No)、ステップS289_5へ移行する。
<<ステップS289_5>>
理想算出部415は、次の工程を、対象工程に指定する。そして、ステップS282へ戻る。
以上のステップS281〜S289_5より、ヒートマップ更新処理における理想算出処理が実行される。
なお、図22に示すフローでは、理想生産数を、単位時間/平均所要時間で算出される値としたが、これに限定されるものではない。理想生産数の決定方法の類型を以下の図25〜図27で説明する。図25は、実績テーブルから各工程の最大の生産数を特定することを説明する図である。図26は、実績テーブルの各工程および各単位時間のうち最大の生産数を特定することを説明する図である。図27は、理想値設定テーブルの一例を示す図である。
図25に示す例では、理想算出部415は、実績算出部414により生成された実績テーブル730において、各工程において、単位時間ごとの生産数のうち最大の生産数を理想生産数とする例である。例えば、工程名が「工程3」の場合、単位時間「6時」の生産数「96」が他の単位時間の生産数よりも大きいので、「工程3」に対応する理想生産数とする。
図26に示す例では、工程ごとに理想生産数を決定するのではなく、全工程で共通の理想生産数を決定する例である。例えば、図26の例では、全工程および全単位時間それぞれに対応する生産数のうち最も大きい生産数「97」を、全工程で共通の理想生産数として決定する。
図27に示す例では、実績テーブル730から理想生産数を算出するのではなく、理想値設定テーブル750によってユーザによって工程ごとに理想生産数を設定する例が示されている。
後述するチャート描画処理で用いる工程ごとの理想生産数としては、上述のステップS289_3で算出された理想生産数の他、上述の図25〜図27の例で示した理想生産数のいずれを用いるものとしてもよい。
<チャート描画処理>
図28は、ヒートマップ更新処理のチャート描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図29は、チャート描画処理によりヒートマップを描画する動作を説明する図である。図28および図29を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップ更新処理のおけるチャート描画処理について説明する。
<<ステップS291>>
チャート描画部416は、実績算出部414により生成された実績テーブル730における最初の工程を対象工程に指定する。そして、ステップS292へ移行する。
<<ステップS292>>
チャート描画部416は、最初の単位時間を、対象期間に指定する。単位時間は、ここでは、「1時間」に設定されているものとして説明する。なお、この単位時間は、後述するレンジ変更処理によって変更が可能である。具体的には、チャート描画部416は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最初の単位時間を、対象期間に指定する。一方、チャート描画部416は、期間指定モードでない場合であって自動更新の場合、ヒートマップ更新処理の実行が開始された日時を含む単位時間を対象期間に指定する。また、チャート描画部416は、期間指定モードでない場合であって手動更新の場合、第1ログ取得部413により取得された最初の日時を含む単位時間を、対象期間に指定する。例えば、現在の時刻が「5時15分」である場合、単位時間を「5時」とする。そして、ステップS293へ移行する。
<<ステップS293>>
チャート描画部416は、図29に示すように、実績算出部414により生成された実績テーブル730から、対象工程および対象期間に対応する生産数を取得する。例えば、図29に示す例では、対象工程「工程1」および対象期間「3時」に対応する生産数「93」が取得されている。そして、ステップS294へ移行する。
<<ステップS294>>
チャート描画部416は、図29に示すように、理想算出部415により生成された理想テーブル741から、対象工程に対応する理想生産数を取得する。例えば、図29に示す例では、対象工程「工程1」に対応する理想生産数「96」が取得されている。そして、ステップS295へ移行する。
<<ステップS295>>
チャート描画部416は、図29に示すように、取得した理想生産数と生産数との差を算出する。例えば、図29に示す例では、取得された理想生産数「96」と生産数「93」との差「3」が算出されている。そして、ステップS296へ移行する。
<<ステップS296>>
チャート描画部416は、算出した理想生産数と生産数との差に基づいて、図29に示す色設定テーブルを参照し、当該差がどの色に対応するか決定する。例えば、図29に示す例では、理想生産数と生産数との差「3」が、「0」〜「10」の範囲に対応するので、色としては「色なし(白)」に決定される。そして、ステップS297へ移行する。
<<ステップS297>>
チャート描画部416は、チャート(図29に示すヒートマップ760)の対象工程および対象期間に対応するセルに対して、ステップS296で決定した色を描画する。チャート描画部416は、ヒートマップ760を、図11に示す可視化画面600の描画領域607に描画する。そして、ステップS298へ移行する。
<<ステップS298>>
チャート描画部416は、ヒートマップ760への色の描画が最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。具体的には、チャート描画部416は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。一方、チャート描画部416は、期間指定モードでない場合、現在の日時を含む単位時間(最後の単位時間)まで完了したか否かを判定する。最後の単位時間まで完了した場合(ステップS298:Yes)、ステップS299_2へ移行し、最後の単位時間まで完了していない場合(ステップS298:No)、ステップS299_1へ移行する。
<<ステップS299_1>>
チャート描画部416は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS293へ戻る。
<<ステップS299_2>>
チャート描画部416は、ヒートマップ760への色の描画が最後の工程まで完了したか否かを判定する。最後の工程まで完了した場合(ステップS299_2:Yes)、チャート描画処理を終了し、最後の工程まで完了していない場合(ステップS299_2:No)、ステップS299_3へ移行する。
<<ステップS299_3>>
チャート描画部416は、次の工程を、対象工程に指定する。そして、ステップS292へ戻る。
以上のステップS291〜S299_3により、ヒートマップ更新処理におけるチャート描画処理が実行される。
以上のように、ログ取得処理、実績算出処理、理想算出処理およびチャート描画処理で構成されるヒートマップ更新処理が実行されることによって、図29に示すようなヒートマップ760が描画される。ユーザは、ヒートマップ760を参照することによって、どの工程のどの時間(単位時間)で理想生産数よりも生産が遅れているのかを瞬時に把握することができる。
(ヒートマップのレンジ変更処理)
図30は、実施形態に係る情報処理装置におけるレンジ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。図31は、ヒートマップ上でのレンジの変更操作を説明する図である。図32は、レンジが変更されたヒートマップの一例を示す図である。図29に示すヒートマップ760は、単位時間を「1時間」とした場合のヒートマップであるが、場合によって単位時間を短く、または、長くした状態のヒートマップを確認したい場合もある。そこで、図30〜図32を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップに対するレンジ変更処理について説明する。
<ステップS31>
選択部417は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、チャート描画部416により描画されたヒートマップ(例えば、ヒートマップ760)上で特定の工程および単位時間(第1単位時間)のセル(部分チャートの一例)を選択する。この場合、図31に示すように、ヒートマップ760上に「レンジ変更」または「映像再生」を選択するメニューが表示される。ここでは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、選択部417により「レンジ変更」が選択されたものとする。そうすると、さらにレンジを選択するためのメニューが表示される。図31の例では「1時間ごと」、「8時間ごと」、「日ごと」および「週ごと」の各レンジのうちいずれかを選択することが可能なメニューが表示されている。ここでは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、選択部417により「日ごと」が選択されたものとして説明する。そして、ステップS32へ移行する。
<ステップS32>
レンジ変更部418は、選択部417により選択されたレンジ(図31では「日ごと」)(第2単位時間)に従って、単位時間を当該レンジに変更する。そして、ステップS33へ移行する。
<ステップS33>
第1更新処理制御部412は、上述の図17のステップS25に示すヒートマップ更新処理を実行する。ヒートマップ更新処理の詳細は、上述した通りである。その結果、可視化画面600の描画領域607には、図32に示すように、レンジが変更されたヒートマップ761が描画される。
以上のステップS31〜S33により、ヒートマップに対するレンジ変更処理が実行される。
(ヒートマップの選択映像再生処理)
図33は、実施形態に係る情報処理装置における選択映像再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。図34は、所要時間テーブルから抽出テーブルを抽出する動作を説明する図である。図33および図34を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4のヒートマップに対する選択映像再生処理について説明する。
<ステップS41>
選択部417は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、チャート描画部416により描画されたヒートマップ(例えば、ヒートマップ760)上でいずれかのセルを選択する。このように、選択部417によりヒートマップ上の特定のセルが選択されることによって、対象とする工程および単位時間が特定される。そして、ステップS42へ移行する。
<ステップS42>
時刻特定部419は、上述のヒートマップ更新処理の理想算出処理において理想算出部415により生成されている各工程に対応する所要時間テーブルのうち、選択部417によるセルの選択により特定された工程に対応する所要時間テーブル(例えば、図34に示す所要時間テーブル742)を取得する。そして、ステップS43へ移行する。
<ステップS43>
時刻特定部419は、取得した所要時間テーブルから1行目の日時および所要時間を取得する。そして、ステップS44へ移行する。
<ステップS44>
時刻特定部419は、取得した日時が、選択部417によるセルの選択により特定された単位時間内であるか否かを判定する。単位時間内である場合(ステップS44:Yes)、ステップS45へ移行し、単位時間外である場合(ステップS44:No)、ステップS46へ移行する。
<ステップS45>
時刻特定部419は、取得した日時および所要時間を、例えば、図34に示す抽出テーブル743に格納する。そして、ステップS46へ移行する。
<ステップS46>
時刻特定部419は、所要時間テーブルからの日時および所要時間の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS46:Yes)、ステップS48へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS46:No)、ステップS47へ移行する。
<ステップS47>
時刻特定部419は、取得した所要時間テーブルから次の行の日時および所要時間を取得する。そして、ステップS44へ戻る。
<ステップS48>
時刻特定部419は、生成した抽出テーブル743で最大の所要時間を特定する。図34に示す抽出テーブル743の例では、所要時間「661」が最大の所要時間として特定されている。なお、時刻特定部419は、抽出テーブル743で最大の所要時間を特定することに限定されるものではなく、例えば、最小の所要時間を特定するものとしてもよい。これは、所要時間が最も短くなり、最も生産効率がよい状態がどのような状態であるかの確認が所望される場合もあり得るからである。また、例えば、抽出テーブル743の先頭から見ていき、予め設定されている閾値以上となった所要時間を特定するものとしてもよい。そして、ステップS49_1へ移行する。
<ステップS49_1>
時刻特定部419は、抽出テーブル743において特定した最大の所要時間に対応する日時を取得する。図34に示す抽出テーブル743の例では、最大の所要時間「661」に対応する日時「2017/2/23 3:14」が取得されている。そして、ステップS49_2へ移行する。
<ステップS49_2>
選択再生部420は、関連付け設定部407により設定された関連付け設定ファイルの映像データの保存先から、特定された工程に関連付けられた表示カメラ3の映像データを取得し、ステップS49_1で時刻特定部419により取得された日時から映像データを再生表示させる。この場合、選択再生部420は、可視化画面600とは別の画面を表示させ、その画面に映像データを再生表示させるものとすればよい。そして、選択映像再生処理を終了する。
以上のステップS41〜S49_2により、ヒートマップに対する選択映像再生処理が実行される。
なお、上述の図29および図31等では、チャート設定部410により描画されるチャートとしてヒートマップを説明したが、描画されるチャートはこれに限定されるものではない。チャート設定部410により描画されるチャートの類型を以下の図35で説明する。図35は、チャート描画処理により描画されるチャートの類型を示す図である。
図35(a)では、チャート設定部410により描画されるチャートとして、バブルチャート770(チャートの一例)が示されている。バブルチャート770は、各工程および各単位時間に対応する理想生産数と生産数(実績)との差の大きさをバブルの大きさによって示すチャートである。
図35(b)では、チャート設定部410により描画されるチャートとして、棒グラフ771(チャートの一例)が示されている。棒グラフ771は、各工程および各単位時間に対応する理想生産数と生産数(実績)との差の大きさを棒グラフの高さによって示すチャートである。以上のようなヒートマップ以外のチャートを用いて描画することによっても、どの工程のどの時間(単位時間)で理想生産数よりも生産が遅れているのかを瞬時に把握することができる。
また、図33のフローでは、時刻特定部419は、生成した抽出テーブル743で最大の所要時間を特定するものとしているが、これに限定されるものではなく、抽出テーブル743の先頭の行の日時を特定するものとしてもよい。これによって、選択されたセルに対応する単位時間全体の映像を全体的に確認することができる。
(実績予測更新処理)
図36は、実施形態に係る情報処理装置における実績予測更新処理の実行フローの流れの一例を示すフローチャートである。図36を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理の実行フローについて説明する。
<ステップS51>
第2更新処理制御部421は、可視化画面600において手動更新ボタン614が押下されたか否かを判定する。手動更新ボタン614が押下された場合(ステップS51:Yes)、ステップS55へ移行し、手動更新ボタン614が押下されていない場合(ステップS51:No)、ステップS52へ移行する。手動更新ボタン614が押下された場合は、実績予測更新処理の手動実行(手動更新)が選択されたことになる。
<ステップS52>
第2更新処理制御部421は、可視化画面600において自動更新ボタン613が押下され実績予測更新処理の自動実行が選択されているか否かを判定する。実績予測更新処理の自動実行(自動更新)が選択されている場合(ステップS52:Yes)、ステップS53へ移行し、選択されていない場合(ステップS52:No)、実行フローを終了する。
<ステップS53>
第2更新処理制御部421は、実績予測更新処理の自動実行に対する停止条件を満たすか否かを判定する。ここで、停止条件とは、例えば、自動更新ボタン613が解除された(復帰した)か否か、チャート設定画面(チャート設定画面630に準ずる設定画面)で設定されたデータを取得する期間が過ぎたか否か、および、可視化画面600が閉じられたか否か等の条件を示す。停止条件を満たす場合(ステップS53:Yes)、実行フローを終了し、停止条件を満たさない場合(ステップS53:No)、ステップS54へ移行する。
<ステップS54>
第2更新処理制御部421は、チャート設定画面で設定された自動更新の間隔の時間(一定時間)が経過したか否かを判定する。自動更新の間隔の時間が経過した場合(ステップS54:Yes)、ステップS55へ移行し、経過していない場合(ステップS54:No)、ステップS53へ戻る。
<ステップS55>
第2更新処理制御部421は、以下のステップS56〜S59で構成される実績予測更新処理を実行する。
<ステップS56>
特定工程ログ取得処理が実行される。特定工程ログ取得処理の詳細については、図37および図38で後述する。特定工程ログ取得処理が終了すると、ステップS57へ移行する。
<ステップS57>
累積算出処理が実行される。累積算出処理の詳細については、図39および図40で後述する。累積算出処理が終了すると、ステップS58へ移行する。
<ステップS58>
計画・実績描画処理が実行される。計画・実績描画処理の詳細については、図41および図42で後述する。計画・実績描画処理が終了すると、ステップS59へ移行する。
<ステップS59>
予測描画処理が実行される。予測描画処理の詳細については、図43〜図47で後述する。予測描画処理が終了すると、ステップS51へ戻る。
以上のステップS51〜S59により、実績予測更新処理の実行フローが実行される。
<特定工程ログ取得処理>
図37は、実績予測更新処理のうち特定工程ログ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。図38は、特定工程ログ取得処理で生成されるログテーブルの一例を示す図である。図37および図38を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における特定工程ログ取得処理について説明する。
<<ステップS561>>
第2ログ取得部422は、チャート設定部410により設定された特定の工程を対象工程として指定する。そして、ステップS562へ移行する。
<<ステップS562>>
第2ログ取得部422は、関連付け設定部407により設定された関連付け設定ファイル(例えば、図13に示す関連付け設定ファイル710)を読み込み、指定した対象工程に対応する設定情報を取得する。そして、ステップS563へ移行する。
<<ステップS563>>
第2ログ取得部422は、期間設定部409により期間指定モードに設定されているか否かを判定する。期間指定モードに設定されていない場合(ステップS563:No)、ステップS564へ移行し、期間指定モードに設定されている場合(ステップS563:Yes)、ステップS565へ移行する。
<<ステップS564>>
第2ログ取得部422は、期間指定モードではない場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、対象工程に対応する、現在の日時に対応するログを取得する。例えば、手動更新の場合、現在の日時までの所定数のログを取得するものとしてもよい。また、例えば、自動更新の場合、現在の日時に対応するログを取得し、次回のログ取得処理においては、取得されたログの日時の次の日時から、ログ取得処理の実行時の日時までのログを取得するものとすればよい。そして、ステップS566へ移行する。
<<ステップS565>>
第2ログ取得部422は、期間指定モードである場合、関連付け設定ファイルに設定された記憶部428における生産ログの保存先に基づいて生産ログを参照し、対象工程に対応する、期間設定部409により設定された指定期間に含まれるログを取得する。そして、ステップS566へ移行する。
<<ステップS566>>
第2ログ取得部422は、生産ログから取得した対象工程のログを、例えば、図38に示すログテーブル721に格納する。
以上のステップS561〜S566により、実績予測更新処理における特定工程ログ取得処理が実行される。
<累積算出処理>
図39は、実績予測更新処理のうち累積算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図40は、累積生産数テーブルの一例を示す図である。図39および図40を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における累積算出処理について説明する。
<<ステップS571>>
累積算出部423は、第2ログ取得部422により生成されたログテーブル721を取得する。そして、ステップS572へ移行する。
<<ステップS572>>
累積算出部423は、最初の単位時間を、対象期間に指定する。単位時間は、ここでは、「1時間」に設定されているものとして説明する。具体的には、累積算出部423は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最初の単位時間を、対象期間に指定する。一方、累積算出部423は、期間指定モードでない場合であって自動更新の場合、実績予測更新処理の実行が開始された日時を含む単位時間を対象期間に指定する。また、累積算出部423は、期間指定モードでない場合であって手動更新の場合、第2ログ取得部422により取得された最初の日時を含む単位時間を、対象期間に指定する。例えば、現在の時刻が「5時15分」である場合、単位時間を「5時」とする。そして、ステップS573へ移行する。
<<ステップS573>>
累積算出部423は、実績カウント(ソフトウェア内部の変数)を0にリセットする。そして、ステップS574へ移行する。
<<ステップS574>>
累積算出部423は、ログテーブル721から1行目の日時を取得する。そして、ステップS575へ移行する。
<<ステップS575>>
累積算出部423は、取得した日時が対象期間内であるか否かを判定する。取得した日時が対象期間内である場合(ステップS575:Yes)、ステップS576へ移行し、対象期間外である場合(ステップS575:No)、ステップS577へ移行する。
<<ステップS576>>
累積算出部423は、実績カウントをインクリメントする。そして、ステップS577へ移行する。
<<ステップS577>>
累積算出部423は、ログテーブル721からの日時の取得が最後の行まで完了したか否かを判定する。最後の行まで完了した場合(ステップS577:Yes)、ステップS579_1へ移行し、最後の行まで完了していない場合(ステップS577:No)、ステップS578へ移行する。
<<ステップS578>>
累積算出部423は、ログテーブル721から次の行の日時を取得する。そして、ステップS575へ戻る。
<<ステップS579_1>>
累積算出部423は、実績カウントの値を生産数として、例えば、図40に示すような累積生産数テーブル780の対象期間である単位時間に対応する行に格納する。そして、ステップS579_2へ移行する。
<<ステップS579_2>>
累積算出部423は、累積生産数テーブル780において、先頭の行の生産数から、対象期間に対応する行の生産数までの和である累積生産数を算出し、対象期間に対応する行に格納する。そして、ステップS579_3へ移行する。
<<ステップS579_3>>
累積算出部423は、生産数および累積生産数の累積生産数テーブル780への格納が最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。具体的には、累積算出部423は、期間指定モードである場合、期間設定部409により設定された指定期間における最後の単位時間まで完了したか否かを判定する。一方、累積算出部423は、期間指定モードでない場合、現在の日時を含む単位時間(最後の単位時間)まで完了したか否かを判定する。最後の単位時間まで完了した場合(ステップS579_3:Yes)、累積算出処理を終了し、最後の単位時間まで完了していない場合(ステップS579_3:No)、ステップS579_4へ移行する。
<<ステップS579_4>>
累積算出部423は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS573へ戻る。
以上のステップS571〜S579_4により、実績予測更新処理における累積算出処理が実行される。
<計画・実績描画処理>
図41は、実績予測更新処理のうち計画・実績描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図42は、計画・実績描画処理によって描画される計画グラフおよび実績グラフの一例を示す図である。図41および図42を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における計画・実績描画処理について説明する。
<<ステップS581>>
グラフ描画部424は、上述の計画設定部411による生産計画設定により生成された計画設定ファイルを記憶部428から読み込む。そして、ステップS582へ移行する。
<<ステップS582>>
グラフ描画部424は、読み込んだ計画設定ファイルに含まれる開始時刻、終了時刻、および目標生産数(計画数)に基づいて、例えば、図42に示すように、計画グラフを、図11に示す可視化画面600の描画領域617に描画する。そして、ステップS583へ移行する。
<<ステップS583>>
グラフ描画部424は、累積算出部423により生成された累積生産数テーブル(例えば、図40に示す累積生産数テーブル780)に基づいて、各単位時間に対応する累積生産数を示す実績グラフ(図42では棒グラフで示している)を、描画領域617に描画された計画グラフと併せて描画する。そして、計画・実績描画処理を終了する。
以上のステップS581〜S583により、実績予測更新処理における計画・実績描画処理が実行される。
なお、ステップS581では、計画設定部411による生産計画設定により生成された計画設定ファイルを読み込むものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、計画設定ファイルは外部機器で予め設定および生成されているものとし、グラフ描画部424は、外部機器から、ネットワーク5を介して計画設定ファイルを受信して利用するものとしてもよい。
<予測描画処理>
図43は、実績予測更新処理のうち予測描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図44は、生産終了時刻を特定することを説明する図である。図45は、累積生産数テーブルから最新累積生産数および単位時間数を特定することを説明する図である。図46は、予測テーブルの一例を示す図である。図47は、計画グラフおよび実績グラフに予測グラフが描画される動作を説明する図である。図43〜図47を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4の実績予測更新処理における予測描画処理について説明する。
<<ステップS591>>
予測描画部425は、現在時刻が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。ここで、生産終了時刻とは、予め定められた時刻、計画設定部411により生成された計画設定ファイルで設定された終了時刻、期間設定部409で設定された指定期間の終了時刻であってもよい。例えば、図44では、生産終了時刻が「11」(時)であるものとしている。現在時刻が生産終了時刻に達してない場合(ステップS591:Yes)、ステップS592へ移行し、現在時刻が生産終了時刻に達している場合(ステップS591:No)、予測描画処理を終了する。
<<ステップS592>>
予測描画部425は、累積算出部423により生成された累積生産数テーブル(例えば、図45に示す累積生産数テーブル780)から、最新累積生産数を取得する。具体的には、予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780の例では、現在時刻は8時台であるので、確定している累積生産数のうち最新のものである7時に対応する累積生産数「423」を最新累積生産数として取得する。そして、ステップS593へ移行する。
<<ステップS593>>
予測描画部425は、累積生産数テーブルにおいて、生産開始の時刻から最新累積生産数に対応する時刻までに含まれる単位時間数を算出する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、生産開始の時刻「3時」から最新累積生産数に対応する時刻「7時」までに含まれる単位時間数「5」を算出する。そして、ステップS594へ移行する。
<<ステップS594>>
予測描画部425は、取得した最新累積生産数を、算出した単位時間数で除することによって予測生産数(予測カウント数の一例)を算出する。そして、ステップS595へ移行する。
<<ステップS595>>
予測描画部425は、現在時刻が含まれる単位時間を対象期間に指定する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、現在時刻が「8時台」なので、対象期間として「8時」を指定する。そして、ステップS596へ移行する。
<<ステップS596>>
予測描画部425は、最新累積生産数と、算出した予測生産数とを加算することによって、予測累積生産数(予測累積カウント数の一例)を算出する。そして、ステップS597へ移行する。
<<ステップS597>>
予測描画部425は、ステップS596で算出した予測累積生産数を、新たな最新累積生産数とする。そして、ステップS598へ移行する。
<<ステップS598>>
予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780に追記する態様で、図46に示す予測テーブル781に、対象期間に対応する行に予測生産数(図46の例では「84」)、および、ステップS596で算出した予測累積生産数(図46の例では「507」)を格納する。そして、ステップS599_1へ移行する。
<<ステップS599_1>>
予測描画部425は、対象期間が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。対象期間が生産終了時刻に達してない場合(ステップS599_1:Yes)、ステップS599_2へ移行し、対象期間が生産終了時刻に達している場合(ステップS599_1:No)、ステップS599_3へ移行する。
<<ステップS599_2>>
予測描画部425は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS596へ戻る。
<<ステップS599_3>>
予測描画部425は、予測テーブル781に格納された予測累積生産数を示す予測グラフ(図47では棒グラフで示している)を、描画領域617に描画された計画グラフおよび実績グラフと併せて描画する。そして、予測描画処理を終了する。
以上のように、特定工程ログ取得処理、累積算出処理、計画・実績描画処理および予測描画処理で構成される実績予測更新処理が実行されることによって、図42および図47に示すような計画グラフ、実績グラフおよび予測グラフが描画される。ユーザは、これらの計画グラフ、実績グラフおよび予測グラフを参照することによって、計画数に対して実績がどのくらいであるのか、現在の実績から最終的な生産数はどのくらいに予測されるのか、および、計画を達成するために実績および予測の生産数から生産効率をどれほど向上させなければならないのか等を把握することができる。
本実施形態のように、ログ取得処理によって各工程のログを取得し、実績算出処理によって各工程での実績値を算出し、理想算出処理によって実績値と比較するための基準値となる理想値を算出し、チャート描画処理によって実績値と基準値との比較に基づいて視覚的に異なる態様で工程ごとにチャート(例えば、ヒートマップ等)として描画するものとしている。これによって、設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況を可視化することができ、ユーザは各工程の状況を他の工程に関わらず瞬時に把握することができる。
(変形例1)
変形例1に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、収集カメラ2から撮像した映像データに基づいて生産ログを生成する動作について説明した。本変形例では、生産設備により収集された生産ログを取得して利用する動作について説明する。なお、本変形例に係る情報処理装置のハードウェア構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
<情報処理システムの全体構成>
図48は、変形例1に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図48を参照しながら、本変形例の情報処理システム1aの全体構成について説明する。
図48に示すように、本変形例の情報処理システム1aは、表示カメラ3a、3bと、情報処理装置4aと、を含む。表示カメラ3a、3bは、ネットワーク5aを介して情報処理装置4aとデータ通信が可能となっている。また、設備6a〜6f(状況把握部の一例、対象物の一例)にそれぞれ搭載されたPLC7a〜7fは、ネットワーク5aを介して情報処理装置4aとデータ通信が可能となっている。
表示カメラ3a、3bは、被写体から光を電気信号に変換することによって被写体を撮像(撮影)し、複数のフレームで構成された動画である映像データを生成するビデオカメラである。表示カメラ3a、3bは、ヒートマップの特定のセルに対してなされた操作に基づいて、当該セルに対応する映像を表示させるための映像データを生成する。
なお、表示カメラ3a、3bを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「表示カメラ3」と称するものとする。また、図48では、情報処理システム1aは、2台の表示カメラ3を含む構成となっているが、これに限定されるものではなく、他の台数の表示カメラ3を含む構成であってもよい。
情報処理装置4aは、設備6a〜6fのPLC7a〜7fにおけるワークの検知のログの収集により生成された生産ログを受信し、生産ログに基づいてヒートマップまたはグラフを描画するPCまたはワークステーション等である。
ネットワーク5aは、表示カメラ3a、3bと、PLC7a〜7fとをデータ通信可能にするための、例えば、Ethernet規格のネットワークである。この場合、ネットワーク5aでは、TCP/IP等のプロトコルによりデータ通信が行われる。また、この場合、表示カメラ3a、3b、PLC7a〜7fおよび情報処理装置4aは、TCP/IPのプロトコルにより通信するためのMACアドレスを有し、かつプライベートIPアドレス等のIPアドレスが割り当てられている。
設備6a〜6fは、ワーク(製品または製品を構成する部品)に対して、加工、圧入、測長、組付け、締め付け、または検査等の生産工程を施す生産設備である。
なお、設備6a〜6fを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「設備6」と称するものとする。また、図48では、6台の設備6がネットワーク5aに接続されている例を示しているが、これに限定されるものではなく、他の台数の設備6がネットワーク5aに接続しているものとしてもよい。
PLC7a〜7cは、それぞれ設備6a〜6fにおけるアクチュエータの動作制御、数値計算、および表示器の表示動作等を制御する産業用制御機器である。
なお、PLC7a〜7を区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「PLC7」と称するものとする。
なお、PLC7a〜7fと、情報処理装置4aとのデータ通信を可能するネットワーク5aは、Ethernet規格ではなく、フィールドバス規格によって実現されるものとしてもよい。すなわち、ネットワーク5aには異なるネットワーク規格が混在するものとしてもよい。
また、ネットワーク5aは、有線ネットワークで構成されることに限定されるものではなく、少なくとも一部に無線ネットワークを含む構成であってもよい。
また、図48に示すネットワーク5aは、TCP/IPにより通信される例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、情報処理装置4a側にVGA端子またはUSBポートを複数有し、複数の表示カメラ3がVGAケーブルまたはUSBケーブルで情報処理装置4aに接続された形態等であってもよい。
<情報処理装置の機能ブロックの構成>
図49は、変形例1に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図49を参照しながら、本実施形態の情報処理装置4aの機能ブロックの構成について説明する。
図49に示すように、情報処理装置4aは、ログ受信部432と、映像受信部401aと、関連付け設定部407a(第3設定部)と、映像記憶制御部408と、期間設定部409と、チャート設定部410と、計画設定部411と、第1更新処理制御部412と、第1ログ取得部413(第1取得部)と、実績算出部414(第1算出部)と、理想算出部415(第3算出部)と、チャート描画部416(第1描画部)と、選択部417(第1選択部、第2選択部)と、レンジ変更部418と、時刻特定部419(特定部)と、選択再生部420(再生部)と、第2更新処理制御部421と、第2ログ取得部422(第2取得部)と、累積算出部423(第2算出部)と、グラフ描画部424(第2描画部)と、予測描画部425(第3描画部)と、制御部426と、入力部427と、記憶部428と、外部出力部429と、表示制御部430と、表示部431と、を有する。なお、図49においては、説明を簡略化するため、ネットワーク5aの図示を省略して説明する。また、上述の機能部のうち、映像記憶制御部408、期間設定部409、チャート設定部410、計画設定部411、第1更新処理制御部412、第1ログ取得部413、実績算出部414、理想算出部415、チャート描画部416、選択部417、レンジ変更部418、時刻特定部419、選択再生部420、第2更新処理制御部421、第2ログ取得部422、累積算出部423、グラフ描画部424、予測描画部425、入力部427、記憶部428、外部出力部429、表示制御部430および表示部431それぞれの機能は、図3で説明した機能と同様である。
ログ受信部432は、設備6のPLC7におけるワークの検知のログ(時間情報)の収集により生成された生産ログを受信して、記憶部428に記憶させる機能部である。ログ受信部432は、図2に示す外部機器I/F111によって実現される。
映像受信部401aは、ネットワーク5aを介して、表示カメラ3とデータ通信を行い、表示カメラ3から映像データを受信する機能部である。映像受信部401aは、図2に示すネットワークI/F106によって実現される。
関連付け設定部407aは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、生産ライン、工程名、および表示カメラ3それぞれの関連付けを設定する機能部である。具体的には、関連付け設定部407aは、対象ライン名、ログファイル保存先、映像保存先、工程名、および表示カメラに対して関連付け設定を行い、設定情報を関連付けファイルとして記憶部428に記憶させる。関連付け設定部407aは、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452a)によって実現される。
制御部426は、情報処理装置4a全体の動作を制御する機能部である。制御部426は、特に、可視化ソフト452aに基づく動作を制御する。制御部426は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラムによって実現される。
なお、図49に示した関連付け設定部407a、映像記憶制御部408、期間設定部409、チャート設定部410、計画設定部411、第1更新処理制御部412、第1ログ取得部413、実績算出部414、理想算出部415、チャート描画部416、選択部417、レンジ変更部418、時刻特定部419、選択再生部420、第2更新処理制御部421、第2ログ取得部422、累積算出部423、グラフ描画部424、予測描画部425、制御部426および表示制御部430の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、ASICまたはFPGA等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
また、図49に示した各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図49で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図49の1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
以上のように、本変形例では、上述の実施形態のデータ収集ソフト451が実行されることにより行われていたログの収集(生産ログの生成)動作を、外部機器である設備6のPLC7に代替させ、生産ログはPLC7から受信して利用するものとしている。このような構成においても、設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況を可視化することができ、ユーザは各工程の状況を他の工程に関わらず瞬時に把握することができる。
(変形例2)
変形例2に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、ワークの検知を、設定した検知領域内の画像の色と、基準色の範囲とを比較することによって行う動作について説明した。本変形例では、ワークの検知を、設定した検索領域内で、基準画像と一致する画像が検索されるか否かによって行う動作について説明する。なお、本変形例に係る情報処理システムの全体構成、および情報処理装置のハードウェア構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
<情報処理装置の機能ブロックの構成>
図50は、変形例2に係る情報処理装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図50を参照しながら、本変形例の情報処理装置4bの機能ブロックの構成について説明する。
図50に示すように、情報処理装置4bは、映像受信部401と、映像再生部402と、検索領域指定部433(第1設定部)と、基準設定部404b(第2設定部)と、検知部405bと、ログ出力部406(出力部)と、関連付け設定部407(第3設定部)と、映像記憶制御部408と、期間設定部409と、チャート設定部410と、計画設定部411と、第1更新処理制御部412と、第1ログ取得部413(第1取得部)と、実績算出部414(第1算出部)と、理想算出部415(第3算出部)と、チャート描画部416(第1描画部)と、選択部417(第1選択部、第2選択部)と、レンジ変更部418と、時刻特定部419(特定部)と、選択再生部420(再生部)と、第2更新処理制御部421と、第2ログ取得部422(第2取得部)と、累積算出部423(第2算出部)と、グラフ描画部424(第2描画部)と、予測描画部425(第3描画部)と、制御部426と、入力部427と、記憶部428と、外部出力部429と、表示制御部430と、表示部431と、を有する。なお、上述の機能部のうち、映像受信部401、映像再生部402、ログ出力部406、映像記憶制御部408、期間設定部409、チャート設定部410、計画設定部411、第1更新処理制御部412、第1ログ取得部413、実績算出部414、理想算出部415、チャート描画部416、選択部417、レンジ変更部418、時刻特定部419、選択再生部420、第2更新処理制御部421、第2ログ取得部422、累積算出部423、グラフ描画部424、予測描画部425、入力部427、記憶部428、外部出力部429、表示制御部430および表示部431それぞれの機能は、図3で説明した機能と同様である。
検索領域指定部433は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、表示部431での映像データの表示領域(図4等に示す映像表示領域501)においてワークを検知するための検索領域(対象領域の一例)を指定する機能部である。検索領域指定部433は、指定した検索領域の情報を、収集カメラ2ごとに関連付けて記憶部428に記憶させる。ここで、検索領域の情報とは、例えば、映像データの表示領域における検索領域の位置を示す座標および形状等の情報である。検索領域指定部433により指定された検索領域は、後述する対象物検知処理で使用される。なお、検索領域指定部433により指定される検索領域は、例えば、矩形、多角形、円形または楕円形等の領域であってもよい。検索領域指定部433は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451b)によって実現される。
基準設定部404bは、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、検索領域においてワークを検知するための基準を設定する機能部である。基準設定部404bは、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451b)によって実現される。
検知部405bは、表示部431での映像データの表示領域における検索領域でワークを検知する機能部である。検知部405bは、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(データ収集ソフト451b)によって実現される。
なお、データ収集ソフト451bがCPU101により実行されることによって実現される各機能部は、本発明の「計測部」の一例である。
関連付け設定部407は、ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、生産ライン、工程名、収集カメラ2、検索領域、および表示カメラ3それぞれの関連付けを設定する機能部である。関連付け設定部407は、設定した関連付けの情報を関連付け設定ファイルとして記憶部428に記憶させる。関連付け設定部407は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(可視化ソフト452)によって実現される。
制御部426は、情報処理装置4b全体の動作を制御する機能部である。制御部426は、特に、データ収集ソフト451bおよび可視化ソフト452に基づく動作を制御する。制御部426は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラムによって実現される。
なお、図50に示した映像再生部402、検索領域指定部433、基準設定部404b、検知部405b、ログ出力部406、関連付け設定部407、映像記憶制御部408、期間設定部409、チャート設定部410、計画設定部411、第1更新処理制御部412、第1ログ取得部413、実績算出部414、理想算出部415、チャート描画部416、選択部417、レンジ変更部418、時刻特定部419、選択再生部420、第2更新処理制御部421、第2ログ取得部422、累積算出部423、グラフ描画部424、予測描画部425、制御部426および表示制御部430の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、ASICまたはFPGA等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
また、図50に示した各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図50で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図50の1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
<検索領域の指定および基準画像の設定>
図51は、検索領域の指定動作および基準画像の設定を説明する図である。図51を参照しながら、収集画面における検索領域の指定および基準画像(基準情報の一例)の設定の動作について説明する。
ユーザにより操作される入力部427からの操作入力に従って、制御部426は、データ収集ソフト451bを実行することにより、図4に示す収集画面500を表示部431に表示させる。収集画面500は、複数の収集カメラ2から受信した映像データをリアルタイムに、または、記憶部428に記憶させた映像データを表示し、検索領域におけるワークの検知状態を示す画面である。検索領域においてワークが検知されると、検知されたワークの番号であるワークNo.と、検知された日時とがログとして生産ログに記憶される。
映像表示領域501において映像データの再生表示中に、検索領域の指定を所望する画像が表示されているタイミングで、ユーザによる入力部427の操作によって一時停止ボタンが押下されると、映像再生部402は、映像表示領域501に再生表示されている映像データを一時停止させる。
次に、ユーザによる入力部427の操作(例えば、マウス108のドラッグ操作)によって、検索領域指定部433は、図51(a)に示すように、映像表示領域501において検索領域511を指定して表示させる。検索領域指定部433は、指定した検索領域511の情報を、映像表示領域501に表示されている映像データを撮像した収集カメラ2に関連付けて記憶部428に記憶させる。なお、1つの映像表示領域501に指定できる検索領域の数は1つに限定されず、複数の検知領域が指定できるものとしてもよい。
さらに、ユーザによる検知領域510に対する入力部427の操作(例えば、マウス108のドラッグ操作)によって、基準設定部404bは、図51(b)に示すように、検索領域指定部433により指定された検索領域内で同一の画像の有無を検索するための基準画像領域512を設定する。基準設定部404bは、設定した基準画像領域512の基準画像を、映像表示領域501に表示されている映像データを撮像した収集カメラ2に関連付けて記憶部428に記憶させる。
以上のような方法で設定された検索領域および基準画像は、対象物検知処理におけるワークの検知動作で利用される。
<対象物検知処理>
図52は、変形例2に係る情報処理装置の対象物検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図53は、対象物検知処理のうち領域処理の流れの一例を示すフローチャートである。図54は、ログの出力動作の一例を説明する図である。図52〜図54を参照しながら、本変形例の情報処理装置4bの対象物検知処理について説明する。
関連付け設定ファイルにより各工程に関連付けられた収集カメラ2の検索領域におけるワークの検知動作によって、上述の図7に示す工程ごとの生産ログ701(図7では「工程1」に対応)に、ワークの検知を示すログが記憶される。具体的には、図7に示すように、ワークの検知動作ごとに、ワークNo.および検知された日時がログとして生産ログ701に記憶される。
次に、図52を参照しながら、対象物検知処理について、図53および図54を参照しながら、対象物検知処理における領域処理について説明する。
<<ステップS61>>
検知部405bは、検知開始の日時として現在の日時を取得する。そして、ステップS62へ移行する。
<<ステップS62>>
検知部405bは、対象カメラとして1つ目の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2a)を指定する。そして、ステップS63へ移行する。
<<ステップS63>>
検知部405bは、対象物検知処理に対する終了を示す指示(例えば、入力部427による終了操作)の有無を判定する。終了を示す指示がある場合(ステップS63:Yes)、対象物検知処理を終了し、終了を示す指示がない場合(ステップS63:No)、ステップS64へ移行する。
<<ステップS64>>
検知部405bは、映像再生部402によって対象カメラに対応する映像表示領域501に表示されている映像データの現在のフレームを取得する。そして、ステップS65へ移行する。
<<ステップS65>>
検知部405bは、対象カメラに対応する映像表示領域501に検索領域が指定されているか否かを判定する。指定された検索領域がある場合(ステップS65:Yes)、ステップS66へ移行し、指定された検索領域がない場合(ステップS65:No)、ステップS69_2へ移行する。
<<ステップS66>>
検知部405bは、対象検索領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検索領域のうち1つ目の検索領域を指定する。そして、ステップS67へ移行する。
<<ステップS67>>
検知部405bは、図53のステップS671〜S679で示される領域処理を実行する。
<<<ステップS671>>>
検知部405bは、変数「prev」に変数「now」の値を格納する。そして、ステップS672へ移行する。
<<<ステップS672>>>
検知部405bは、対象検索領域内で基準画像を検索する。そして、ステップS673へ移行する。
<<<ステップS673>>>
検知部405bは、対象検索領域内で、基準画像と一致する画像があるか否かを判定する。対象検索領域内で基準画像と一致するか否かを判定する方法としては、例えば、SAD(Sum of Absolute Differences)、またはSSD(Sum of Squared Differences)等を用いたテンプレートマッチングで算出される類似度に対する閾値判定を行う方法を用いることができる。対象検索領域内に基準画像と一致する画像がある場合(ステップS673:Yes)、ステップS674へ移行し、基準画像と一致する画像がない場合(ステップS673:No)、ステップS675へ移行する。
<<<ステップS674>>>
検知部405bは、変数「now」に「True」を格納する。そして、ステップS676へ移行する。
<<<ステップS675>>>
検知部405bは、変数「now」に「False」を格納する。そして、ステップS676へ移行する。
<<<ステップS676>>>
検知部405bは、変数「prev」の値および変数「now」の値に対して判定を行う。変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合(ステップS676:Yes)、ステップS677へ移行する。一方、変数「prev」の値が「True」、または、変数「now」の値が「False」である場合(ステップS676:No)、検知部405bは、図54(a)および図54(c)に示すように、ワーク(対象物の一例)を検知していない状態であると判定して領域処理を終了し、ステップS68へ移行する。
<<<ステップS677>>>
検知部405bは、変数「prev」の値が「False」、かつ、変数「now」の値が「True」である場合、図54(b)および図54(d)に示すように、ワーク(対象物の一例)を検知したものと判定する。この場合、検知部405bは、図54(b)および図54(d)のように、検索領域511内で一致した画像を示す一致領域513を表示することにより、ワークが検知したことをユーザに示すことができる。そして、ログ出力部406は、対象カメラ(または対象検索領域)に対応するカウント(ソフトウェア内部の変数)をインクリメントする。そして、ステップS678へ移行する。
<<<ステップS678>>>
ログ出力部406は、ステップS61で取得された検知開始の日時と、インクリメントしたカウントとで、ワークNo.を決定する。例えば、図54(d)の例では、インクリメントされたカウントが「2」であり、検知開始の日時が「2017/1/1 0:01」であり、決定されたワークNo.が「201701010000002」であることが示されている。そして、ステップS679へ移行する。
<<ステップS679>>
ログ出力部406は、図54(b)および図54(b)に示すように、生産ログ703に対して、決定したワークNo.および日時をログとして記憶させる。図54の例では、対象カメラに対応する工程を「工程1」としている。そして、領域処理を終了し、ステップS68へ移行する。
<<ステップS68>>
図52に戻り、説明を続ける。検知部405bは、対象カメラに対応するすべての検索領域について領域処理を実行したか否かを判定する。すべての検索領域について領域処理を実行した場合(ステップS68:Yes)、ステップS69_2へ移行し、領域処理を実行していない検索領域がある場合(ステップS68:No)、ステップS69_1へ移行する。
<<ステップS69_1>>
検知部405bは、対象検索領域として、対象カメラに対応する映像表示領域501に指定されている1以上の検索領域のうち次の検索領域を指定する。そして、ステップS67へ戻る。
<<ステップS69_2>>
検知部405bは、すべての収集カメラ2について処理を実行したか否かを判定する。すべての収集カメラ2について処理を実行した場合(ステップS69_2:Yes)、ステップS61へ戻り、対象物検知処理を繰り返す。一方、処理を実行していない収集カメラ2がある場合(ステップS69_2:No)、ステップS69_3へ移行する。
<ステップS69_3>
検知部405bは、対象カメラとして次の収集カメラ2(例えば、収集カメラ2b)を指定する。そして、ステップS63へ戻る。
以上のステップS61〜S69_3により、対象物検知処理が繰り返し実行される。
以上のような本変形例により、設定した検索領域内で、予め設定した基準画像と一致する画像があるか否かによってワークを検知することができ、生産ログを生成することができる。そして、ログ取得処理によって上述のような生産ログ(例えば、図54に示す生産ログ703)から各工程のログを取得し、実績算出処理によって各工程での実績値を算出し、理想算出処理によって実績値と比較するための基準値となる理想値を算出し、チャート描画処理によって実績値と基準値との比較に基づいて視覚的に異なる態様で工程ごとにチャート(例えば、ヒートマップ等)として描画するものとしている。これによって、設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況を可視化することができ、ユーザは各工程の状況を他の工程に関わらず瞬時に把握することができる。
(変形例3)
変形例3に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、生産設備における各工程の生産状況を可視化するために、工程ごとおよび単位時間ごとの生産数と理想生産数との差異を色の違いで示すヒートマップを描画する動作について説明した。本変形例では、ヒートマップで表示する情報の類型について説明する。なお、本変形例に係る情報処理システムの全体構成、情報処理装置のハードウェア構成および機能ブロックの構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図55は、変形例3におけるヒートマップの類型の一例を示す図である。情報処理装置4のチャート描画部416は、工程およびワークNo.に対応するセルに対して、理想の所要時間と実際の所要時間(工程における対象物の状況の一例)との差に応じた色を描画し、例えば、図55に示すヒートマップ762を描画するものとしてもよい。この場合、実績算出部414は、第1ログ取得部413により取得されたログに基づいて、実績値として、各ワークNo.に対応するワークが各工程においてどのくらいの所要時間を要したかを算出するものとすればよい。また、理想算出部415は、所定の方法に従って、工程ごとの理想の所要時間を算出するものとすればよい。
なお、上述の実施形態においては、図29等に示す実績テーブル730のように、工程ごとおよび単位時間ごとに生産数を算出するものとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、工程ごとおよび単位時間ごとのトラブル発生回数(カウント数の一例、工程における対象物の状況の一例)、設備稼働時間(カウント数の一例、工程における対象物の状況の一例)、良品数(カウント数の一例、工程における対象物の状況の一例)、または不良品数(カウント数の一例、工程における対象物の状況の一例)等を算出するものとすればよい。この場合、実績算出部414は、それぞれの実績値に対する理想値を算出するものとすればよい。
このうち、工程ごとおよび単位時間ごとのトラブル発生回数に関するヒートマップを描画する場合、例えば、設備のPLC等からトラブルを示すエラー信号を受信することによって、ログ出力部406は、エラーの発生を示すログを出力するものとすればよい。また、工程ごとおよび単位時間ごとの設備稼働時間を描画する場合、例えば、当該工程に対応する設備に設置されたシグナルタワー等を撮像するカメラを設け、シグナルタワーの点灯状態を検知し、ログ出力部406は、その点灯状態が設備が稼働している状態である時間を計測して、計測した設備稼働時間をログに出力するものとすればよい。また、工程ごとおよび単位時間ごとの良品数または不良品数を描画する場合、例えば、当該工程でのワークの状態を検査する検査機、または、当該工程に対応する設備のPLC等からワークごとに良品または不良品であるか否かを示す信号を受信することによって、ログ出力部406は、良品または不良品であることを示すログを出力するものとすればよい。なお、これらのトラブル発生回数、設備稼働時間、良品数または不良品数は、ログとして出力されたものを利用するのではなく、例えば、PLC等から直接これらの情報(時間情報)を受信して利用するものとしてもよい。
次に、生産設備が設置された工場内を走行するAGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送車)の各エリアでの停滞時間をヒートマップに描画する例を説明する。図56は、AGVの走行経路の一例を示す図である。図57は、変形例3におけるヒートマップの類型の一例を示す図である。図58は、変形例3におけるヒートマップの類型の一例を示す図である。AGVは、例えば、工程間、すなわち、特定の工程の生産設備から次工程の生産設備へワーク等を搬送する台車であり、この搬送する動作も1つの工程として捉えることができる。
図56に示すように、収集カメラ8aは、「エリア1」を撮像するカメラであり、具体的には、「エリア1」を走行するAGV9aの走行状況を撮像する。収集カメラ8bは、「エリア2」を撮像するカメラであり、具体的には、「エリア2」を走行するAGV9bの走行状況を撮像する。収集カメラ8cは、「エリア3」を撮像するカメラであり、具体的には、「エリア3」を走行するAGV9cの走行状況を撮像する。収集カメラ8dは、「エリア4」を撮像するカメラであり、具体的には、「エリア4」を走行するAGV9cの走行状況を撮像する。このように、収集カメラ8a〜8d(撮像部の一例)は、設備間における各エリアを搬送するAGVの走行動作を工程として捉えた場合の当該工程の状況を撮像していると言える。また、収集カメラ8a〜8dは、図1に示すネットワーク5を介して、情報処理装置4とデータ通信が可能となるように構成されているものとすればよい。なお、収集カメラ8a〜8dを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に「収集カメラ8」と称するものとする。また、図56では、4台の収集カメラ8が図示されているが、これに限定されるものではなく、他の台数の収集カメラ8が設置されてもよい。また、AGV9a〜9cを区別なく呼称する場合、または総称する場合、単に台車と称するものとする。
検知部405は、収集カメラ8により撮像された映像データから、台車の存在を検知し、台車の識別番号(台車No.)を判別する。台車の識別番号を判別するためには、例えば、台車の上面に数字が記載されたプレートを載置し、当該プレートに記載された数字を画像処理によって番号を識別するものとすればよい。
ログ出力部406は、検知部405により台車が検知されている時間を計測して、停滞時間(工程における対象物の状況の一例)を台車No.ごとにログに出力するものとすればよい。
関連付け設定部407は、工程名としてのエリア名、収集カメラ8、および表示カメラ等それぞれの関連付けを設定し、設定した関連付けの情報を関連付け設定ファイルとして記憶部428に記憶させる。ここで、表示カメラについては、通常、収集カメラ8が設定されることが想定される。
チャート描画部416は、例えば、図57に示すヒートマップ763のように、エリアごとおよび台車No.ごとに停滞時間との差に基づいて色を決定してチャート(ヒートマップ)を描画する。
これによって、設備における各工程の順序に関わらず当該各工程の状況(台車の停滞状況)を可視化することができ、ユーザは各工程の状況(台車の停滞状況)を他の工程に関わらず瞬時に把握することができる。
なお、図57に示すヒートマップ763は、エリアごとおよび台車No.ごとに停滞時間に関する情報を色で示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図58に示すヒートマップ764のように、生産設備が設置された平面の各エリアをX座標およびY座標として特定するものとして、各エリアでの台車の停滞状況を色として描画するものとしてもよい。
(変形例4)
変形例4に係る情報処理システムについて、上述の実施形態に係る情報処理システム1と相違する点を中心に説明する。上述の実施形態では、予測描画処理において計画グラフ、実績グラフおよび予測グラフを描画する動作について説明した。本変形例では、さらに、予測の幅を示す予測範囲を描画する動作について説明する。なお、本変形例に係る情報処理システムの全体構成、情報処理装置のハードウェア構成および機能ブロックの構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
<予測描画処理>
図59は、変形例4における実績予測更新処理のうち予測描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。図60は、予測テーブルの一例を示す図である。図61は、計画グラフおよび実績グラフに予測グラフおよび予測範囲が描画される動作を説明する図である。
図59〜図61を参照しながら、本変形例の情報処理装置4の実績予測更新処理における予測描画処理について説明する。なお、実績予測更新処理における特定工程ログ取得処理、累積算出処理および計画・実績描画処理は、上述の実施形態で説明した内容と同様である。
<<ステップS591a>>
予測描画部425は、現在時刻が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。ここでは、生産終了時刻が「11」(時)であるものとしている。現在時刻が生産終了時刻に達してない場合(ステップS591a:Yes)、ステップS592aへ移行し、現在時刻が生産終了時刻に達している場合(ステップS591a:No)、予測描画処理を終了する。
<<ステップS592a>>
予測描画部425は、累積算出部423により生成された累積生産数テーブル(例えば、図45に示す累積生産数テーブル780)から、最新累積生産数を取得する。具体的には、予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780の例では、現在時刻は「8時」台であるので、確定している累積生産数のうち最新のものである「7時」に対応する累積生産数「423」を最新累積生産数として取得する。そして、ステップS593aへ移行する。
<<ステップS593a>>
予測描画部425は、取得した最新累積生産数を、最新累積生産数上限および最新累積生産数下限にそれぞれ設定する。そして、ステップS594aへ移行する。
<<ステップS594a>>
予測描画部425は、累積生産数テーブルにおいて、生産開始の時刻から最新累積生産数に対応する時刻までに含まれる単位時間数を算出する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、生産開始の時刻「3時」から最新累積生産数に対応する時刻「7時」までに含まれる単位時間数「5」を算出する。そして、ステップS595aへ移行する。
<<ステップS595a>>
予測描画部425は、取得した最新累積生産数を、算出した単位時間数で除することによって予測生産数を算出する。例えば、図60に示す例では、算出された予測生産数が「84」となっている。そして、ステップS596aへ移行する。
<<ステップS596a>>
予測描画部425は、算出した予測生産数について所定の割合分だけ上下に誤差があるものとして予測生産数上限(予測カウント数上限の一例)および予測生産数下限(予測カウント数下限の一例)を算出する。例えば、所定の割合を10%とした場合、図60に示す例では、予測描画部425は、算出した予測生産数「84」に対して10%を加算した値「92」を予測生産数上限とし、減算した値「76」を予測生産数下限として算出する。そして、ステップS579aへ移行する。
<<ステップS597a>>
予測描画部425は、現在時刻が含まれる単位時間を対象期間に指定する。図45に示す累積生産数テーブル780の例では、予測描画部425は、現在時刻が「8時台」なので、対象期間として「8時」を指定する。そして、ステップS598aへ移行する。
<<ステップS598a>>
予測描画部425は、最新累積生産数と、算出した予測生産数とを加算することによって、予測累積生産数を算出する。そして、ステップS599a_1へ移行する。
<<ステップS599a_1>>
予測描画部425は、最新累積生産数上限と、算出した予測生産数上限とを加算することによって、予測累積生産数上限を算出する。また、予測描画部425は、最新累積生産数下限と、算出した予測生産数下限とを加算することによって、予測累積生産数下限を算出する。そして、ステップS599a_2へ移行する。
<<ステップS599a_2>>
予測描画部425は、ステップS598aで算出した予測累積生産数を、新たな最新累積生産数とする。また、予測描画部425は、ステップS599a_1で算出した予測累積生産数上限および予測累積生産数下限を、それぞれ新たな最新累積生産数上限および最新累積生産数下限とする。そして、ステップS599a_3へ移行する。
<<ステップS599a_3>>
予測描画部425は、図45に示す累積生産数テーブル780に追記する態様で、図60に示す予測テーブル782に、対象期間に対応する行に予測生産数、予測生産数上限、および予測生産数下限(図60の例ではそれぞれ「84」、「92」および「76」)、および、算出した予測累積生産数、予測累積生産数上限および予測累積生産数下限(図60の例では「507」、「515」および「499」)を格納する。そして、ステップS599a_4へ移行する。
<<ステップS599a_4>>
予測描画部425は、対象期間が生産終了時刻に達しているか否かを判定する。対象期間が生産終了時刻に達してない場合(ステップS599a_4:Yes)、ステップS599a_5へ移行し、対象期間が生産終了時刻に達している場合(ステップS599a_4:No)、ステップS599a_6へ移行する。
<<ステップS599a_5>>
予測描画部425は、次の単位時間を、対象期間に指定する。そして、ステップS598aへ戻る。
<<ステップS599a_6>>
予測描画部425は、予測テーブル782に格納された予測累積生産数を示す予測グラフ(図61では棒グラフで示している)を、描画領域617に描画された計画グラフおよび実績グラフと併せて描画する。さらに、予測描画部425は、ステップS592aで取得した最新の累積生産数を示す実績グラフ(棒グラフ)の頂部から、予測テーブル782の予測累積生産数上限を示す線と、予測累積生産数下限を示す線とを延ばし、双方の線の他端を線分で結んだ予測範囲790を、描画領域617に他のグラフと併せて描画する。この予測範囲790は、現在の累積生産数から予測される累積生産数の幅を示すことになる。そして、予測描画処理を終了する。
以上のように、予測グラフのみではなく予測の誤差を持たせた予測範囲を描画することによって、ユーザは累積生産数の予測範囲を把握することができ、さらに、計画グラフと比較することによって、生産処理の速さの増減を判断することが可能になる。
なお、上述の実施形態および各変形例の情報処理装置の上述した各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
また、上述の実施形態および各変形例の情報処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態および各変形例の情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態および各変形例の情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
上述の実施形態および各変形例の情報処理装置で実行されるプログラムは、上述した各機能部の少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述のROMからプログラムを読み出して実行することにより、上述の各部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1、1a 情報処理システム
2、2a〜2f 収集カメラ
3、3a、3b 表示カメラ
4、4a、4b 情報処理装置
5、5a ネットワーク
6、6a〜6f 設備
7、7a〜7f PLC
8、8a〜8d 収集カメラ
9a〜9c AGV
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 外部記憶装置
105 ディスプレイ
106 ネットワークI/F
107 キーボード
108 マウス
109 DVDドライブ
110 DVD−RW
111 外部機器I/F
112 バス
401、401a 映像受信部
402 映像再生部
403 検知領域指定部
404、404b 基準設定部
405、405b 検知部
406 ログ出力部
407、407a 関連付け設定部
408 映像記憶制御部
409 期間設定部
410 チャート設定部
411 計画設定部
412 第1更新処理制御部
413 第1ログ取得部
414 実績算出部
415 理想算出部
416 チャート描画部
417 選択部
418 レンジ変更部
419 時刻特定部
420 選択再生部
421 第2更新処理制御部
422 第2ログ取得部
423 累積算出部
424 グラフ描画部
425 予測描画部
426 制御部
427 入力部
428 記憶部
429 外部出力部
430 表示制御部
431 表示部
432 ログ受信部
433 検索領域指定部
451、451b データ収集ソフト
452、452a 可視化ソフト
500 収集画面
501、501a〜501f 映像表示領域
510 検知領域
511 検索領域
512 基準画像領域
513 一致領域
520 基準色設定画面
600 可視化画面
601 ライン選択領域
602 設定ボタン
603 自動更新ボタン
604 手動更新ボタン
605 期間指定領域
606 チャート設定ボタン
607 描画領域
613 自動更新ボタン
614 手動更新ボタン
615 期間指定領域
616 チャート設定ボタン
617 描画領域
618 計画設定ボタン
620 工程設定画面
621 対象ライン入力欄
622 ログ保存先入力欄
623 映像データ保存先入力欄
624 工程名設定欄
625 収集カメラ設定欄
626 検知領域設定欄
627 表示カメラ設定欄
628 保存ボタン
629 キャンセルボタン
630 チャート設定画面
631 自動更新間隔入力欄
632 データ取得範囲入力欄
640 計画設定画面
701〜703 生産ログ
710 関連付け設定ファイル
720、721 ログテーブル
730 実績テーブル
740 所要時間テーブル
741 理想テーブル
742 所要時間テーブル
743 抽出テーブル
750 理想値設定テーブル
760〜764 ヒートマップ
770 バブルチャート
771 棒グラフ
780 累積生産数テーブル
781、782 予測テーブル
790 予測範囲
特開2015−108904号公報

Claims (18)

  1. 工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部から取得された前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する第1算出部と、
    前記第1算出部により算出された前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する第1描画部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第1取得部は、前記工程の状況として、前記対象物を検知したログを前記時間情報として得る前記状況把握部から取得し、
    前記第1算出部は、前記第1取得部により取得された前記ログから単位時間あたりの前記対象物のカウント数を、前記実績値として算出し、
    前記第1描画部は、前記第1算出部により算出された前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記単位時間ごとに前記チャートを描画する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 操作部に対する操作入力に応じて、現在、前記チャートに反映されている単位時間である第1単位時間とは異なる第2単位時間を選択する第1選択部を、さらに有し、
    前記第1算出部は、前記第1取得部により取得された前記ログから、前記第1選択部により選択された前記第2単位時間あたりの前記カウント数を、前記実績値として算出し、
    前記第1描画部は、前記第1算出部により算出された前記各工程および前記各第2単位時間に対応する前記カウント数と、前記基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記第2単位時間ごとに前記チャートを再描画する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1算出部により算出された前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数に基づいて、前記基準値として理想のカウント数を算出する第3算出部を、さらに有し、
    前記第1描画部は、前記各工程および前記各単位時間に対応する前記カウント数と、前記第3算出部により算出された前記理想のカウント数とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごと、かつ前記単位時間ごとに前記チャートを描画する請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1取得部は、前記状況把握部としての設備から受信された前記時間情報を取得する請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記状況把握部として、
    撮像部により撮像された映像データのフレームと、基準情報とを比較することにより前記対象物を検知する検知部と、
    前記検知部により前記対象物が検知された場合に、少なくとも検知された時間を含む前記ログを前記時間情報として出力する出力部と、
    を有し、
    前記第1取得部は、前記出力部から出力された前記ログを取得する請求項2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 撮像部により撮像された映像データのフレーム上で、前記対象物を検知するための対象領域を設定する第1設定部と、
    前記対象領域内の画像に基づく色と比較するための前記基準情報としての基準色の範囲を設定する第2設定部と、
    を、さらに備え、
    前記検知部は、前記撮像部により撮像された映像データのフレームのうち前記対象領域内の画像に基づく色が、前記基準色の範囲に含まれる場合に、前記対象物を検知したものとする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 撮像部により撮像された映像データのフレーム上で、前記対象物を検知するための対象領域を設定する第1設定部と、
    前記対象領域内の画像と比較するための前記基準情報としての基準画像を設定する第2設定部と、
    を、さらに有し、
    前記検知部は、前記撮像部により撮像された映像データのフレームのうち前記対象領域内で、前記基準画像と一致する画像が検索された場合に、前記対象物を検知したものとする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 操作部に対する操作入力に応じて、前記チャートにおける特定の工程および特定の単位時間に対応する部分チャートを選択する第2選択部と、
    前記第2選択部により選択された前記部分チャートの単位時間に対応する、撮像部により撮像された映像データを再生する再生部と、
    をさらに有する請求項5〜8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2選択部により選択された前記部分チャートに対応する単位時間において、該部分チャートに対応する前記ログに基づいた前記検知部による検知した時間間隔のうち所定の条件を満たす時間を特定する特定部を、さらに有し、
    前記再生部は、前記第2選択部により選択された前記部分チャートの単位時間に対応する映像データを、前記特定部により特定された時間から再生する請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2選択部により選択された前記部分チャートに対応する単位時間において、該部分チャートに対応する前記ログの先頭の時間を特定する特定部を、さらに有し、
    前記再生部は、前記第2選択部により選択された前記部分チャートの単位時間に対応する映像データを、前記特定部により特定された時間から再生する請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 少なくとも、前記工程と、前記検知部により前記対象物を検知するための映像データを撮像する撮像部と、前記再生部により再生される映像データを撮像する撮像部と、の関連付を設定する第3設定部を、さらに有する請求項9〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記各工程のうち特定の工程の状況として、前記対象物を検知したログを前記時間情報として前記状況把握部から取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得されたログから、単位時間ごとの前記対象物の累積カウント数を算出する第2算出部と、
    前記第2算出部により算出された単位時間ごとの前記累積カウント数を実績グラフとして描画する第2描画部と、
    前記第2算出部により算出された前記累積カウント数を、当該累積カウント数に対応する単位時間までの単位時間数で除することにより求まる予測カウント数を、当該累積カウント数に加算することで予測累積カウント数を算出し、前記予測累積カウント数を予測グラフとして描画する第3描画部と、
    をさらに有する請求項2〜12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記第3描画部は、前記予測カウント数から所定の割合を加算した予測カウント数上限、および、所定の割合を減算した予測カウント数下限を算出し、前記予測累積カウント数、前記予測カウント数上限および前記予測カウント数下限に基づいて、前記累積カウント数に対する予測の範囲を描画する請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記第1描画部は、前記工程ごとに、前記比較結果に応じて色を異なるように前記チャートとしてのヒートマップを描画する請求項1〜14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. 前記状況把握部と、
    請求項1〜15のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    を備えた情報処理システム。
  17. 工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する取得ステップと、
    取得した前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する算出ステップと、
    算出した前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する描画ステップと、
    を有する情報処理方法。
  18. コンピュータに、
    工程における対象物の状況に係る時間情報を得る状況把握部から前記時間情報を取得する取得ステップと、
    取得した前記時間情報から前記各工程の状況を示す実績値を算出する算出ステップと、
    算出した前記各工程に対応する前記実績値と、基準値とを比較し、その比較結果を、該比較結果に応じて視覚的に異なる態様で前記工程ごとにチャートに描画する描画ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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