JP2007108880A - 生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システム - Google Patents

生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システム Download PDF

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Abstract

【課題】生産ラインにおける遅延の発生要因の特定をより迅速に行うことを可能とし、進捗管理の手間を低減することを可能とする生産管理装置を提供する。
【解決手段】作業実績取得部16は、センサ4A1〜4Amから各工程における処理の開始および/または終了を検知する処理検知信号およびワークIDを受信し、各ワークIDと作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を作業実績記録部19に記録する。予定実績比較部15は、各ワークIDにおける各工程に関して、生産計画情報と作業実績情報とに基づいて進捗情報を算出する。生産中ワーク表示制御部12、完了ワーク表示制御部13、および未着手ワーク表示制御部14は、それぞれ生産中ワーク、生産完了ワーク、および未着手ワークに関して、進捗情報を表示部11に表示する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産ラインにおける生産進捗状況を管理するための生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システムに関するものである。
商品ライフサイクルの短期化、ユーザニーズの多様化に伴い、製造業では、多品種少量生産、短納期生産、変量生産などへの対応が迫られている。そうした環境変化を受けて、機械が自動で製品の加工・組立てを行う自動化ラインから、人が手作業で加工・組立て作業を行う手組みラインへとシフトする工場が増えている。
手組みラインとは、小規模構成のラインの中で多能工の作業者が臨機応変に作業を分担し合う生産方式である。セル生産方式は手組みラインの一形態である。
手組みラインでは、作業者が作業台および治工具を用いて生産を行うようになっており、大がかりな自動生産機械を設ける必要がないので、設備を簡素化することができるというメリットがある。また、作業者が行う作業内容を変更させることにより、多様な生産工程を実現することができるので、多品種少量の製品を短納期で生産できるというメリットもある。
手組みラインでは、製品の生産に必要な一連の作業が複数の工程に分割され、工程毎に作業場所、作業手順が定められる。各工程には作業者が配置され、先頭工程から最終工程まで全ての作業が順に実行されると製品が完成する。ライン全体に配置する作業者の人数や、一人の作業者が担当する工程の数には様々な形態が存在する。
一般に、手組みラインでは毎日数個〜数千個の製品が生産される。各製品には顧客に約束した納期が定められており、全ての製品を納期までに生産完了させる必要がある。そのため、各製品の生産開始時刻、生産完了時刻を定めた生産計画が立てられ、この生産計画に沿って生産が実行される。
しかしながら、実際に生産が実行される際には、作業者に起因する要因、治工具に起因する要因、および生産対象物に起因する要因などにより生産計画どおりに作業が進まないことがある。作業者に起因する要因としては、作業者が何らかの理由により作業を行っていない、作業者の習熟度が低い、作業ミスが発生している、作業ミスを回復するための修正作業が行われている、作業者の身体的疾病などにより作業が遅延している、などが挙げられる。治工具に起因する要因としては、治工具の故障、治工具の紛失などが挙げられる。生産対象物に起因する要因としては、生産対象物自体が不良となっている、欠品が生じているなどが挙げられる。
このように、手組みラインにおける生産は、必ずしも生産計画通りには実行されないため、進捗管理が必要になる。進捗管理では、遅延検知、状況把握、および対策の3つの手順が繰り返し実行される。遅延検知とは、生産計画に対する遅延の発生を検知することである。状況把握とは、検知された遅延の時間が生産計画に対してどの程度となっているか(対策緊急度の把握)、および、検知された遅延がどの工程で発生しているか(対策要箇所の把握)を把握することである。対策とは、遅延を解消するための対策をたてて実行することである。遅延を解消するための対策としては、例えば、作業者を増員する、治工具を交換する、不良品を廃棄して作り直す、生産順序を入れ替える、などが挙げられる。
全ての製品を納期までに確実に生産完了し、かつ、工場の利益を確保するには、この進捗管理における手順の効率化が必要不可欠である。進捗管理に多大な工数を要していると、その手組みラインでは生産管理者は常に納期トラブル対応に追われて改善活動に時間を割けず、競合他社の生産ラインと比較して競争力が低下する。
従来、進捗管理の効率化を図るために、進捗表示板が利用される。進捗表示板は、作業が行われる時間帯ごとに、作業予定数、作業完了実績数、および遅延数などについての情報が表形式で提示されるものである。実際には、進捗表示板は、ホワイトボードなどによって実現され、各情報は人間が手書きで記入していくようになっている。
また、上記の進捗表示板をより進化させた進捗表示器も利用されている。この進捗表示器は、生産完了を検知するセンサ・スイッチからの入力をもとに生産完了台数を計測し、計画値と比較することで、現在の実績が生産計画から何台遅延しているかを表示するものである。
さらに、特許文献1には、進捗管理の効率化を図るために、生産完了ワークの内訳を詳細に表示する情報表示装置が開示されている。この情報表示装置は、出荷先ごとに生産完了台数および出荷予定日を表示するようになっている。
また、特許文献2には、作業の完了状況を手番ごとに表示するロット手番表示装置が開示されている。このロット手番表示装置は、各ロットごとに、生産計画された手番と、実際に実行された手番とを比較して、計画の遅延の有無を表示するようになっている。
特開2004−164005公報(平成16年(2004)6月10日公開) 特開平11−188583公報(平成11年(1999)7月13日公開)
上述した公知技術はいずれも生産完了したワークのみに着目し、生産計画に対してどれだけの数の製品が、どれだけの時間遅延しているかを示しているに過ぎない。このため対策検討にあたっては、現場観察、生産計画の帳票・ファイルチェック、作業者へのヒアリング等を行って、生産中ワークおよび未着手ワークの納期までの余裕時間、遅延発生工程、遅延要因に関する情報を時間をかけて収集するという作業が必要とされる。また、遅延要因に関する情報が不足している場合には、豊富な経験と知識を持つ熟練管理者が不足情報を推測するというような作業も必要とされた。すなわち、上記の公知技術では、依然として進捗管理に多大な工数を要するという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産ラインにおける遅延の発生要因の特定をより迅速に行うことを可能とし、進捗管理の手間を低減することを可能とする生産管理装置、生産管理方法、生産管理プログラム、生産管理プログラムを記録した記録媒体、および生産システムを提供することにある。
本発明に係る生産管理装置は、上記課題を解決するために、被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理装置であって、上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を作業実績記録部に記録する作業実績取得手段と、上記各被対象物特定情報と、上記各工程における処理予定時刻とを対応付けた生産計画情報を記録する生産計画記録部から、該生産計画情報を取得するとともに、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差を遅延時間として算出する予定実績比較手段と、上記複数の工程での処理が開始されているが、全ての工程での処理が完了していない生産中被対象物に関して、上記予定実績比較手段によって算出された遅延時間を進捗情報として各工程ごとに表示装置に表示させる制御を行う表示制御手段とを備える構成である。
また、本発明に係る生産管理方法は、上記課題を解決するために、被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理方法であって、上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を作業実績記録部に記録する作業実績取得ステップと、上記各被対象物特定情報と、上記各工程における処理予定時刻とを対応付けた生産計画情報を記録する生産計画記録部から、該生産計画情報を取得するとともに、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差を遅延時間として算出する予定実績比較ステップと、上記複数の工程での処理が開始されているが、全ての工程での処理が完了していない生産中被対象物に関して、上記予定実績比較ステップにおいて算出された遅延時間を進捗情報として各工程ごとに表示装置に表示させる制御を行う表示制御ステップとを有する方法である。
上記の構成または方法では、まず工程検知装置から処理検知信号を受信し、特定装置から被対象物特定情報を受信することによって、各被対象物特定情報と作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報が作業実績記録部に記録される。そして、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差が遅延時間として算出され、処理中被対象物に関して、遅延時間が各工程ごとに表示装置に表示される。これにより、利用者は、その時点で処理が行われている被対象物に関する遅延時間を各工程ごとに認識することが可能となるので、遅延が発生している工程を特定することが可能となる。よって、従来多大な手間が必要とされた、生産ラインにおける遅延の発生要因の特定をより迅速に行うことが可能となり、進捗管理の手間を大幅に低減することができる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記生産計画情報に、各被対象物特定情報の納期情報が記録されているとともに、上記予定実績比較手段が、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差、および、上記納期情報に基づいて、納期までの余裕時間を算出し、上記表示制御手段が、上記進捗情報として上記余裕時間も表示装置に表示させる制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、各被対象物特定情報における各工程に関して、納期までの余裕時間が表示されることになる。よって、利用者は、各被対象物に関して、遅延時間とともに余裕時間も認識することが可能となるので、遅延発生に対する対策の緊急性の度合いも認識することが可能となる。したがって、利用者は、どの遅延発生要因から解決すべきかを的確に判断することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記表示制御手段が、上記各工程における作業環境を示す工程画像を、上記各工程に対応する進捗情報と対応付けて表示させる制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、各工程における作業環境を示す工程画像が、進捗情報と対応付けて表示されるので、利用者は、進捗情報が示されている生産中被対象物がどの工程で作業されているかを把握しやすくなる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記表示制御手段が、上記工程画像として、上記各工程において行われている作業の状況を撮影する撮像装置によって撮影された撮像画像を表示する制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、撮像装置によって撮影された撮像画像が工程画像として表示されるので、例えば種類の異なる製品が生産されている場合に、被対象物特定情報だけではどの種類の製品の被対象物であるかをすぐに認識することが困難である場合にも、工程の映像が表示されることによって、どの種類の製品が生産されているかを利用者が把握しやすくなる。また、遅延が発生している場合に、遅延の原因が作業状況を確認すれば認識できるような種類のものである場合、利用者が、その遅延の原因を工程の映像を確認することによって把握することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記表示制御手段が、上記工程画像として、各工程を模式的に示す模式図を表示する制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、模式図が工程画像として表示されるので、撮像装置などの構成を生産ラインに設ける必要をなくすことができるので、設備コストを低減することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記工程画像の再生時刻の指定を利用者から受け付ける再生時刻指定手段をさらに備え、上記表示制御手段が、上記再生時刻指定手段によって受け付けられた再生時刻から工程画像の再生表示を行うように制御する構成としてもよい。
上記の構成によれば、再生時刻を指定して作業状況画像としての工程画像を表示させることが可能となるので、過去の時点に遡って作業状況画像を表示させることにより、遅延の発生状況の確認を行うことができる。よって、遅延の原因把握および対策の検討をより適切かつ効率的に行うことが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記作業実績情報を、上記再生時刻指定手段によって受け付けられた再生時刻における作業実績に変更する作業実績変更手段をさらに備え、上記予定実績比較手段が、上記作業実績変更手段によって変更された作業実績情報に基づいて上記遅延時間を算出する構成としてもよい。
上記の構成によれば、再生時刻に対応した進捗情報の表示が行われることになるので、過去の時点に遡って進捗情報を確認することができる。よって、遅延の原因把握および対策の検討をより適切かつ効率的に行うことが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記表示制御手段が、上記複数の工程での処理が開始されていない未着手被対象物、および/または、全ての工程での処理が完了している生産完了被対象物に関して、上記予定実績比較手段によって算出された遅延時間を進捗情報として被対象物ごとに表示装置に表示させる制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、未着手被対象物、および/または生産完了被対象物に関しても進捗情報が表示されることになる。よって、利用者は、生産システムにおける全ての被対象物に関する進捗情報を把握することが可能となる。
また、本発明に係る生産管理装置は、上記の構成において、上記表示制御手段によって進捗情報が表示されている被対象物の中から、利用者によって入力された被対象物特定情報に対応する被対象物を検索する被対象物検索手段をさらに備え、上記表示制御手段が、上記被対象物検索手段によって検索された被対象物に関する進捗情報を強調表示するように制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、利用者は、被対象物特定情報を入力することによって、その被対象物特定情報に関する被対象物が現在どのような状況で生産されているかを容易に認識することが可能となる。
なお、上記生産管理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記生産管理装置をコンピュータにて実現させる生産管理プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る生産管理装置は、以上のように、上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を作業実績記録部に記録する作業実績取得手段と、上記各被対象物特定情報と、上記各工程における処理予定時刻とを対応付けた生産計画情報を記録する生産計画記録部から、該生産計画情報を取得するとともに、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差を遅延時間として算出する予定実績比較手段と、上記複数の工程での処理が開始されているが、全ての工程での処理が完了していない生産中被対象物に関して、上記予定実績比較手段によって算出された遅延時間を進捗情報として各工程ごとに表示装置に表示させる制御を行う構成である。これにより、従来多大な手間が必要とされた、生産ラインにおける遅延の発生要因の特定をより迅速に行うことが可能となり、進捗管理の手間を大幅に低減することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態では、一例として、n個の工程からなる手組み生産ラインを有する生産システムに適用される、生産管理装置について説明する。
(生産システムの構成)
まず、本実施形態に係る生産管理装置2が適用される、ある製品の生産システム1について、図1に基づいて説明する。図1に示す例では、生産システム1は、作業者の手作業により製品を製造するn個の工程(工程1〜工程n)を含む生産ラインと、上記各工程の作業を監視し、生産の進捗状況を表示する生産管理装置2と、生産ラインにおける各工程において行われている作業の状況を撮影する撮像装置3とを備えた構成となっている。
工程1〜工程nは、生産システム1の製造対象物としてのワーク(被対象物)の流れの上流から下流に向けてこの順序で配置されており、ワークが先頭工程(工程1)から最終工程(工程n)までを経て、すべての工程の作業が順に実行されると製品が完成する。
撮像装置3は、生産ラインにおいて実際に作業が行われる領域に少なくとも1箇所設置されるものであり、例えばCCD(charge-coupled device)やCMOSデバイスなどによって構成される。生産ラインに含まれる全ての工程における作業状況が撮像装置3によって撮影されるようになっている。なお、1つの撮像装置3が全ての工程の状況を撮影してもよいし、複数の撮像装置3…がそれぞれ撮影対象の工程を分担してもよい。
さらに、生産システム1は、工程ごとに、作業者の作業を検知するための、センサ(工程検知装置)4A1〜4Amを備えている。なお、センサ4A1〜4Amを区別する必要のない場合には、単にセンサ4と称する。
センサ4は、各工程における作業の開始および/または終了を検知するものであり、各工程に少なくとも1つ設置される。例えば、センサ4は、ワークの有無、治具の動き、指図書の有無、扉の開閉、電動設備の電源のON/OFFなどを検知し、該検知信号を生産管理装置2に出力する。具体的なセンサ4の例としては、光電センサ、近接センサ、変位センサ、フォトマイクロセンサ、超音波センサ、圧力センサなどが挙げられる。また、センサ4は、作業者が作業開始および/または終了時にボタンなどを押すことによって、該工程における作業の開始および/または終了を検知するような形態であってもよい。
なお、本実施形態では、センサ4A1〜4Amのうち、先頭工程の工程1の作業場所、および、最終工程の工程n作業場所に設置されるセンサ4A1・4Amを、各ワークに付されているワークID(被対象物特定情報)を示すバーコードを読み出すバーコードリーダ(特定装置)としている。このように、先頭工程と最終工程とにおいてワークIDが検出され、この検出結果が生産管理装置2に入力されることにより、生産管理装置2は、各工程でどのワークIDのワークが処理されているかを把握することが可能となる。
なお、上記の例では、先頭工程および最終工程でワークIDの検出が行われているが、少なくとも1つの工程においてワークIDを検出するID検出手段が設けられていればよい。また、上記の例では、ワークIDの検出にバーコードリーダが用いられているが、ワークIDの作業者による入力を受け付ける入力手段が用いられていてもよい。
生産管理装置2と撮像装置3との間、および、生産管理装置2とセンサ4との間は、通信手段によって互いに接続されている。この通信手段としては、有線通信、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、および無線LAN(Local Area Network)等が挙げられる。
(手組み生産ラインの例)
ここで、手組み生産ラインの例について図8を参照しながら説明しておく。同図に示す例では、工程1〜工程8が存在しており、作業者W1が工程1および工程2における作業を行い、作業者W2が工程3〜工程5の作業を行い、作業者W3が工程6〜工程8の作業を行うようになっている。各工程には作業場所と作業手順が定められており、それぞれの作業場所に作業台および治工具などが設置されている。あるいは、作業者が操作する生産設備が設置されていてもよい。
このように、手組み生産ラインでは、製品の生産に必要な一連の作業が複数の工程(この例では工程1〜工程8)に分割され、工程毎に作業場所、作業手順が定められる。各工程には作業者が配置され、先頭工程(工程1)から最終工程(工程8)まで全ての作業が順に実行されると製品が完成する。
なお、本実施形態では、生産システム1の全工程は、作業者の手作業による手組みラインとしたが、生産設備によって、自動で組み立て・製造が行われる工程を含む生産システムにおいても、本発明を適用することは可能である。
(生産管理装置の構成)
生産管理装置2は、表示部(表示装置)11、生産中ワーク表示制御部(表示制御手段)12、完了ワーク表示制御部(表示制御手段)13、未着手ワーク表示制御部(表示制御手段)14、予定実績比較部(予定実績比較手段)15、作業実績取得部(作業実績取得手段)16、入力部17、生産計画記録部18、作業実績記録部19、時刻供給部20、録画部21、撮像画像記録部22、および、進捗情報記録部23を備えた構成となっている。
作業実績取得部16は、センサ4…からの検出信号(処理検知信号)を受信し、各検出信号の内容を解析することによって、時刻供給部20から供給される現在時刻情報に基づいて、各ワークID毎に各工程における作業開始時刻(作業実績時刻)、作業終了時刻(作業実績時刻)を取得する処理を行う。作業開始、または作業終了を、バーコードリーダなどのID検出手段ではなく、ワークIDの検出までは行わないセンサで検知している工程に関しては、作業実績取得部16は、該センサから見て上流でかつ直近の工程に設置されているID検出手段で入力されたワークIDを、該センサに対応する工程で作業開始または作業終了したワークのワークIDとみなす。作業実績取得部16によって取得された、各ワークID毎の各工程における作業開始時刻、作業終了時刻の情報は、作業実績記録部19に記録される。
作業実績記録部19に記録される作業実績情報の例を図2に示す。同図に示すように、作業実績情報は、各ワークID毎に、工程1〜工程nのそれぞれにおける作業開始時刻、および作業終了時刻を表形式で記録したものとなっている。この作業実績情報は、先頭工程(工程1)の作業開始時刻が早いワークIDから順に記録される。
入力部17は、生産計画情報の入力を受け付ける処理を行う。生産計画情報は、各ワークID毎に、各工程における作業開始予定時刻、作業終了予定時刻、および納期時刻に関する情報を含んでいる。この生産計画情報の入力は、生産管理者によって直接キーボードやマウスなどの入力手段によって行われても良いし、生産計画情報が記録された記録媒体を読み込むことによって行われてもよいし、通信ネットワークを介して外部から生産計画情報を取得することによって行われてもよい。
生産計画記録部18は、入力部17によって受け付けられた生産計画情報を記録するものである。図3は、生産計画記録部18に記録される生産計画情報の例を示している。同図に示すように、生産計画情報は、各ワークID毎に、工程1〜工程nのそれぞれにおける作業開始予定時刻、作業終了予定時刻、および納期時刻を表形式で記録したものとなっている。この生産計画情報は、先頭工程(工程1)の作業開始予定時刻が早いワークIDから順に記録される。
録画部21は、撮像装置3において撮影された撮像画像データを通信手段を介して撮像装置3から取得する処理を行う。録画部21によって取得された撮像画像データは、撮像画像記録部22に記録される。また、録画部21は、撮像画像記録部22に記録された撮像画像データを生産中ワーク表示制御部12に伝送する。撮像画像データは、動画形式のデータであってもよいし、所定の時間間隔で撮影された複数の静止画像データであってもよい。なお、撮像画像記録部22は、撮像装置3から取得した撮像画像データをバッファとして一時記憶する機能を少なくとも有し、さらに、過去の撮像画像データを所定量格納するようになっていてもよい。
過去の撮像画像データを格納していく場合、録画部21は、撮像画像データに対して、撮像された時刻の情報をも記録するようにしてもよい。これにより、後述する生産中ワーク表示制御部が、時刻を指定して撮像画像の表示を行うことが可能となる。
予定実績比較部15は、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報と、生産計画記録部18に記録されている生産計画情報とを比較し、各ワークID毎に、各工程における予定に対する遅延時間および余裕時間を算出する処理を行う。この処理は、作業実績取得部16によって新たに作業実績が取得され、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報が更新される毎に行われる。
各ワークIDの各工程における遅延時間は、生産計画情報として記録されている各工程の開始時刻または終了時刻に対する、作業実績情報として記録されている各工程の開始時刻または終了時刻の遅延量を算出することによって得られる。各ワークIDに対応する余裕時間の算出は、生産が完了しているワーク(生産完了ワーク)、生産中のワーク(生産中ワーク)、および生産が未着手のワーク(未着手ワーク)のそれぞれに対応した算出方法によって行われる。この遅延時間および余裕時間の算出の詳細については後述する。
この予定実績比較部15によって算出された遅延時間および余裕時間の情報は、進捗情報として進捗情報記録部23に記録される。
図4は、進捗情報記録部23に記録される進捗情報の例を示している。同図に示すように、進捗情報は、各ワークID毎に、工程1〜工程nのそれぞれにおける作業開始時刻および作業終了時刻に対する遅延時間、および、余裕時間を表形式で記録したものとなっている。この進捗情報は、先頭工程(工程1)の作業開始予定時刻が早いワークIDから順に記録される。
表示部11は、生産中ワーク表示制御部12、完了ワーク表示制御部13、および未着手ワーク表示制御部14による表示制御に基づいて生産の進捗情報を表示する。表示部11としては、情報の表示を行うことが可能な表示装置であればどのような表示装置によって実現されてもよい。このような表示装置としては、例えば液晶表示装置、CRT(Cathode Ray Tube)などが挙げられる。
完了ワーク表示制御部13は、予定実績比較部15から、進捗情報記録部23に記録されている生産完了ワークのワークIDおよび遅延時間の情報を取得し、これを生産完了ワークの進捗情報として表示部11に表示する制御を行う。図5は、生産完了ワークの進捗情報の表示例を示している。同図に示すように、生産完了ワークの進捗情報は、ワークIDと、それに対応した遅延時間の情報とが表形式で表示される。ここで、完了ワーク表示制御部13は、進捗情報記録部23において、最終工程の作業終了の遅延時間の情報が記録されているワークIDを生産完了ワークとして認識する。なお、生産完了ワークの進捗情報として、各ワークIDに対応する余裕時間の情報も表示されるようになっていてもよい。
生産中ワーク表示制御部12は、予定実績比較部15から、進捗情報記録部23に記録されている生産中ワークのワークID、遅延時間、および余裕時間の情報を取得し、これを生産中ワークの進捗情報として表示部11に表示する制御を行う。また、生産中ワーク表示制御部12は、録画部21から撮像画像記録部22に記録されている撮像画像データを取得し、その時点での全ての工程における作業状況の画像を表示部11に表示する制御を行う。ここで、生産中ワーク表示制御部12は、進捗情報記録部23において、先頭工程の作業開始の遅延時間の情報は記録されているが、最終工程の作業終了の遅延時間の情報は記録されていないワークIDを生産中ワークとして認識する。
図6は、生産中ワークの進捗情報および作業状況画像の表示例を示している。同図に示すように、生産中ワークの進捗情報の表示は、各工程の作業状況を示す画像の近傍に、対応する工程において作業が行われているワークのワークIDと、それに対応した遅延時間の情報および余裕時間の情報とが表示されることによって行われる。ここで、遅延が発生しているワーク、および/または余裕時間がマイナスになっているワークに関する進捗情報の表示が強調表示されるようになっていてもよい。この強調表示としては、例えば背景および/または文字の表示形態(色、模様、フォント、反転など)を通常の表示形態と異ならせる、などが挙げられる。
このように、生産中ワークの進捗情報は、各工程の作業状況を示す画像の近傍に表示されることによって、次のような効果を奏する。まず、進捗情報が示されている生産中ワークがどの工程で作業されているかを、工程の映像とともに表示されることによって生産管理者が把握しやすくなるという効果がある。また、種類の異なる製品が生産されている場合に、ワークIDだけではどの種類の製品のワークであるかをすぐに認識することが困難である場合にも、工程の映像が表示されることによって、どの種類の製品が生産されているかを生産管理者が把握しやすくなるという効果がある。また、遅延が発生している場合に、遅延の原因が作業状況を確認すれば認識できるような種類のものである場合、生産管理者が、その遅延の原因を工程の映像を確認することによって把握できるという効果がある。
なお、この例では、生産中ワークの進捗情報は、各工程の作業状況を示す画像の近傍に表示されているが、これに限定されるものではなく、各工程の作業状況を示す画像と、それに対応する生産中ワークの進捗情報との対応関係が示された状態で表示されていればよい。
また、上記の例では、生産中ワークの進捗情報が作業状況画像とともに表示されるようになっているが、生産中ワークの進捗情報と、該生産中ワークに対応する工程を示す情報とが対応付けて表示されるようになっていてもよい。例えば生産中ワークに対応する工程の名称と、生産中ワークの進捗情報とが併記して表示されるようになっていてもよい。
未着手ワーク表示制御部14は、予定実績比較部15から、進捗情報記録部23に記録されている未着手ワークのワークIDおよび余裕時間の情報を取得し、これを未着手ワークの進捗情報として表示部11に表示する制御を行う。ここで、未着手ワーク表示制御部14は、進捗情報記録部23において、先頭工程の作業開始の遅延時間の情報が記録されていないワークIDを未着手ワークとして認識する。
図7は、未着手ワークの進捗情報の表示例を示している。同図に示すように、未着手ワークの進捗情報は、ワークIDと、それに対応した余裕時間の情報とが表形式で表示される。ここで、余裕時間がマイナスになっているワークに関する進捗情報の表示が、上記の生産中ワークと同様に強調表示されるようになっていてもよい。
生産中ワーク表示制御部12、完了ワーク表示制御部13、および未着手ワーク表示制御部14によって表示部11に表示が行われた状態の画面例を図10に示す。同図に示すように、画面の左側の領域に、未着手ワークの進捗情報を示す表が表示される。また、画面の中央の領域に、作業状況画像、および、各工程の作業状況を示す画像の近傍に、対応する工程において作業が行われている生産中ワークの進捗情報を示す表が表示される。また、画面の右側の領域に、生産完了ワークの進捗情報を示す表が表示される。
(余裕時間の算出)
次に、予定実績比較部15による、各ワークIDに対応する余裕時間の算出について説明する。まず、前提として、各生産中ワークの現在遅延時間を以下のように定義する。
(現在遅延時間)=(進捗情報として記録されている遅延時間のうち、最も下流の工程における開始時刻または終了時刻の遅延時間)
余裕時間の算出方法としてはいくつかバリエーションが考えられる。以下では5つのタイプの余裕時間の算出方法について説明する。
(第1の余裕時間算出方法)
生産完了ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産完了ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(最終工程の作業終了時刻)
生産中ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産中ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(自ワークより下流の工程で生産中のワーク(自ワークを含む)の現在遅延時間の最大値)
未着手ワークの余裕時間は次のように算出する。
(未着手ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(生産中のワークの現在遅延時間の最大値)
(第2の余裕時間算出方法)
この算出方法は、生産中ワーク、未着手ワークの余裕時間に、現在の実績を考慮しない算出方法である。
生産完了ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産完了ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(最終工程の作業終了時刻)
生産中ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産中ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)
未着手ワークの余裕時間は次のように算出する。
(未着手ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)
(第3の余裕時間算出方法)
この算出方法は、生産中ワークの余裕時間に、自ワークの現在遅延時間のみ反映する算出方法である。
生産完了ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産完了ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(最終工程の作業終了時刻)
生産中ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産中ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(自ワークの現在遅延時間)
未着手ワークの余裕時間は次のように算出する。
(未着手ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(生産中のワークの現在遅延時間の最大値)
(第4の余裕時間算出方法)
この算出方法は、現在遅延時間のかわりに、生産完了ワーク中、もっとも最近生産完了したワークの遅延時間を使用する。
生産完了ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産完了ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(最終工程の作業終了時刻)
生産中ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産中ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(最後に生産完了したワークの遅延時間)
未着手ワークの余裕時間は次のように算出する。
(未着手ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(最後に生産完了したワークの遅延時間)
(第5の余裕時間算出方法)
この算出方法は、現在遅延時間の代わりに、ユーザが決定する重要管理対象工程での最新の遅延時間を使用する。
生産完了ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産完了ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(最終工程の作業終了時刻)
生産中ワークの余裕時間は次のように算出する。
(生産中ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(所定の工程で最後に作業開始(または作業終了)された生産中ワークの(その工程での)遅延時間)
未着手ワークの余裕時間は次のように算出する。
(未着手ワークの余裕時間)=(自ワークの納期)−(自ワークの作業終了予定時刻)−(所定の工程で最後に作業開始(または作業終了)された生産中ワークの(その工程での)遅延時間)
以上のような算出方法のいずれかを用いることによって、各ワークIDに対応する余裕時間を算出することができる。
(処理の流れ)
次に、生産管理装置2における処理の流れについて図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。まずステップ1(以降、S1のように称する)において、入力部17によって、生産計画情報の入力を受け付ける処理が行われる。入力された生産計画情報は、生産計画記録部18に記録される。
次に、予定実績比較部15が、生産計画情報に含まれる各ワークIDのうち、未着手ワークに関して余裕時間の算出処理を行う(S2)。なお、生産管理装置2の起動直後においては、全てのワークIDが未着手ワークとなるので、全てのワークIDに対して余裕時間が算出される。算出された余裕時間の情報は、進捗情報記録部23に記録される。
次に、完了ワーク表示制御部13が、進捗情報記録部23に記録されている生産完了ワークのワークIDおよび遅延時間の情報を取得し、これを生産完了ワークの進捗情報として表示部11に表示する制御を行う(S3)。なお、生産管理装置2の起動直後においては、生産完了ワークは存在しないことになるので、ここで表示される完了ワークに関する進捗情報は空となる。
次に、生産中ワーク表示制御部12が、進捗情報記録部23に記録されている生産中ワークのワークID、遅延時間、および余裕時間の情報を取得し、これを生産中ワークの進捗情報として表示部11に表示する制御を行う。また、生産中ワーク表示制御部12は、撮像画像記録部22に記録されている撮像画像データを取得し、その時点での全ての工程における作業状況の画像を表示部11に表示する制御を行う(S4)。なお、生産管理装置2の起動直後においては、生産中ワークは存在しないことになるので、ここで表示される生産中ワークに関する進捗情報は空となり、作業状況の画像のみが表示される。
次に、未着手ワーク表示制御部14が、進捗情報記録部23に記録されている未着手ワークのワークIDおよび余裕時間の情報を取得し、これを未着手ワークの進捗情報として表示部11に表示する制御を行う(S5)。なお、S3〜S5の処理は、この順で行われることに限られるものではなく、同時に行われても良いし、その他の順番で行われてもよい。
その後、S6において、作業実績取得部16が、センサ4…のいずれかから検出信号を受信し、該検出信号の内容を解析することによって、ある工程において作業が開始された、あるいは、ある工程において作業が終了したか否かを判定する。作業の開始または終了が検知されていない場合には、この判定処理が作業の開始または終了が検知されるまで繰り返される。
作業の開始または終了が検知されると、作業実績取得部16は、時刻供給部20からその時点での時刻を取得し、該当ワークIDの該当工程に対する作業開始時刻または作業終了時刻として作業実績記録部19に記録する(S7)。
作業実績記録部19に記録されている作業実績情報が更新されると、予定実績比較部15が、作業実績が更新されたワークIDに関して各工程の遅延時間および余裕時間を算出する(S8)。算出された遅延時間および余裕時間の情報に基づいて、進捗情報記録部23に記録されている進捗情報が更新される。
その後、生産中ワーク表示制御部12が、更新された進捗情報に基づいて、生産中ワークに関する進捗情報の表示を更新する(S9)。また、未着手ワーク表示制御部14が、更新された進捗情報に基づいて、未着手ワークに関する進捗情報の表示を更新する(S10)。また、完了ワーク表示制御部13が、作業の開始または終了が検知されたのが最終工程の作業の終了である場合に(S11においてYES)、更新された進捗情報に基づいて、完了ワークに関する進捗情報の表示を更新する(S12)。なお、S9〜S12の処理は、この順で行われることに限られるものではなく、同時に行われても良いし、その他の順番で行われてもよい。その後、S6からの処理に戻って、生産管理装置2における処理の終了指示が行われるまでS6からS12までの処理が繰り返される。
(作業状況画像の他の表示例)
上記の構成では、生産ラインにおいて実際に作業が行われる領域に撮像装置3が設けられており、この撮像装置3によって撮影された撮像画像が作業状況画像として表示部11に表示されるようになっている。これに対して、撮像装置3を設けずに、生産ラインの模式図が表示部11に表示されるようになっていてもよい。
図11は、生産ラインの模式図が表示部11に表示されることを実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産システム1には、撮像装置3が設けられていない。また、生産管理装置2は、録画部21および撮像画像記録部22を備えないかわりに、模式図生成部31および模式画像記録部32を備えた構成となっている。
模式画像記録部32には、生産ラインの各工程を模式的に示す模式画像データが記録される。模式画像データによって示される模式図には、少なくとも生産ラインの各工程を示す図形が描画される。
模式図生成部31は、模式画像記録部32に記録されている模式画像データに対して、作業中の工程に対応する図形の部分または近傍に、ワークを示す図形、および/または作業者を示す図形を描画し、模式図を生成する処理を行う。この模式図の例を図12に示す。模式図生成部31は、作業実績記録部19から作業実績情報を取得し、作業開始時刻が記録されており、かつ、作業終了時刻が記録されていない工程を抽出し、この抽出された工程を作業中の工程として認識する。
生産中ワークの進捗情報の表示は、模式図における各工程に対応する画像の近傍に、対応する工程において作業が行われているワークのワークIDと、それに対応した遅延時間の情報および余裕時間の情報とが表示されることによって行われる。ここで、上記と同様に、遅延が発生しているワーク、および/または余裕時間がマイナスになっているワークに関する進捗情報の表示が強調表示されるようになっていてもよい。
以上のように模式図が表示されることにより、進捗情報が示されている生産中ワークがどの工程で作業されているかを生産管理者が把握しやすくなるとともに、生産ラインに撮像装置を設ける必要がなくなることによるコストの低減を実現することができる。また、例えば模式図に表示するワークを示す図形を、ワークの種類に応じて変更するようにすれば、種類の異なる製品が生産されている場合に、ワークIDだけではどの種類の製品のワークであるかをすぐに認識することが困難である場合にも、どの種類の製品が生産されているかを生産管理者が把握しやすくすることができる。
なお、この例では、生産中ワークの進捗情報は、各工程に対応する画像の近傍に表示されているが、これに限定されるものではなく、各工程に対応する画像と、それに対応する生産中ワークの進捗情報との対応関係が示された状態で表示されていればよい。
また、上記の例では、模式図生成部31によって、作業中の工程に対してワークや作業者の画像を描画するようになっているが、模式図生成部31を設けずに、模式画像記録部32に記録されている模式画像データをそのまま表示するようになっていてもよい。
(作業状況画像の再生時刻指定)
上記の構成では、図10などに示すように、作業状況画像としてその時点でのリアルタイムの撮像画像が表示されるようになっている。これに対して、作業状況画像を過去の時点に遡って表示することを可能とするために、作業状況画像の再生時刻指定が行われるようになっていてもよい。
図13は、作業状況画像の再生時刻指定を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図1に示す構成と比較して、作業実績フィルタ部(作業実績変更手段)41および再生時刻指定部(再生時刻指定手段)42をさらに備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
再生時刻指定部42は、作業状況画像の再生時刻を変更させるための再生制御入力を利用者から受け付ける処理を行う。図14は、再生時刻指定部42による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示している。同図に示すように、作業状況画像の再生制御領域に、スライダB1、巻き戻しボタンB2、再生ボタンB3、停止ボタンB4、早送りボタンB5、ライブボタンB6、および時刻入力領域B7が設けられている。
ライブボタンB6は、時刻供給部20から供給されるその時点での現在時刻における作業状況画像を再生する指示入力を受け付けるボタンである。時刻入力領域B7は、表示されている作業状況画像の時刻を表示するとともに、直接この領域に時刻が入力されることによって、その時刻からの作業状況画像が再生される表示入力領域である。
再生ボタンB3は、時刻入力部B7に表示されている時刻から作業状況画像を再生する指示入力を受け付けるボタンである。停止ボタンB4は、作業状況画像の再生を停止する指示入力を受け付けるボタンである。なお、停止ボタンB4が押されると、その時点で時刻入力部B7に表示されている時刻の画像が静止画として表示されるようになっていてもよい。
早送りボタンB5は、作業状況画像の再生を早送りする指示入力を受け付けるボタンである。巻き戻しボタンB2は、作業状況画像の再生を巻き戻しする指示入力を受け付けるボタンである。スライダB1は、作業状況画像の再生時刻をスライダB1の位置によって表示するとともに、スライダB1が利用者によって移動されることによって、移動された時刻からの再生を実現するものである。
図13に戻って、作業実績フィルタ部41は、再生時刻指定部42によって指定された時刻を取得し、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報のうち、指定された時刻以降の作業実績を削除したデータを予定実績比較部15に送る処理を行う。これにより、生産中ワークの進捗情報は、作業状況画像の再生時刻における進捗の状況を反映したものとなり、作業状況画像の再生と同期して生産中ワークの進捗情報が表示されることになる。
図15は、再生時刻指定が行われる場合の生産管理装置2における処理の流れを示すフローチャートである。同図において、S21〜S27の処理、および、S29〜S33の処理は、前記した図9に示すフローチャートにおけるS1〜S7の処理、および、S8〜S12の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
図15に示す処理の流れでは、S27において、作業実績記録部19に記録されている作業実績情報が更新されると、再生時刻指定部42によって再生制御入力が受け付けられ、作業実績フィルタ部41によって、指定された時刻以降の作業実績を削除したデータを予定実績比較部15に送るフィルタ処理が行われる。その後、予定実績比較部15が、フィルタ処理が行われた作業実績に基づいて、各工程の遅延時間および余裕時間を算出する(S28)。算出された遅延時間および余裕時間の情報に基づいて、進捗情報記録部23に記録されている進捗情報が更新される。
以上の構成によれば、再生時刻を指定して作業状況画像を表示させることが可能となるので、過去の時点に遡って作業状況画像を表示させることにより、遅延の発生状況の確認を行うことができる。よって、遅延の原因把握および対策の検討をより適切かつ効率的に行うことが可能となる。
(遅延開始時刻に基づく再生時刻指定)
上記の構成では、再生時刻を任意に指定することが可能となっているが、遅延が生じ始めた時刻を記録しておき、この遅延開始時刻のリストの中から再生時刻を指定することが可能となっていてもよい。
図16は、遅延開始時刻に基づく再生時刻指定を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図13に示す構成と比較して、遅延開始時刻取得部43をさらに備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図13に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
遅延開始時刻取得部43は、進捗情報記録部23に記録されている進捗情報を参照することにより、遅延が開始した時刻を抽出する処理を行う。具体的には、遅延開始時刻取得部43は、進捗情報の中から、全ての生産中ワークに関して、遅延時間が0の状態からプラスの値に変化した時刻を抽出する。図17は、遅延開始時刻取得部43によって抽出された遅延開始時刻のリストの一例を示している。なお、遅延開始時刻取得部43によって抽出された遅延開始時刻のリストを記録する遅延開始時刻記録部がさらに設けられていても良い。
再生時刻指定部42は、遅延開始時刻のリストを遅延開始時刻取得部43から受け付けるとともに、該遅延開始時刻のリストを、再生時刻を指定する手段として表示部11に表示させる。図18は、遅延開始時刻のリストによって再生時刻が指定されることを実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示している。同図に示すように、遅延開始時刻のリストを表示するとともに、該リストに含まれる遅延開始時刻が再生開始時刻として指定される遅延開始時刻指定領域B8が設けられている。
以上の構成によれば、利用者は、遅延開始時刻のリストの中から再生開始時刻を選択することが可能となる。ここで、遅延が開始した時刻は、遅延の要因となる状況が発生した時刻である可能性が高いことが予想される。よって、遅延開始時刻から作業状況画像の再生を開始させることにより、利用者は遅延の要因の把握をより迅速に行うことが可能となる。
(ワークの検索)
上記の構成において、さらにワークIDによる検索機能を備えた構成としてもよい。図19は、ワークIDによる検索を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図1に示す構成と比較して、ワーク指定部51およびワーク検索部(被対象物検索手段)52をさらに備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
ワーク指定部51は、進捗情報を表示すべきワークのワークIDの入力を受け付ける処理を行う。図20は、ワーク指定部51によるワークID入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示している。同図に示すように、検索すべきワークIDの入力領域としてのワーク指定領域B9が設けられている。
ワーク検索部52は、ワーク指定部51によって受け付けられたワークIDに関する進捗情報を、進捗情報記録部23に記録されている進捗情報の中から検索する処理を行う。そして、ワーク検索部52は、検索対象のワークIDが生産完了していれば完了ワーク表示制御部13に、生産中であれば生産中ワーク表示制御部12に、未着手ならば未着手ワーク表示制御部14に、該ワークIDの強調表示を行わせるように指示を行う。この強調表示としては、例えば背景および/または文字の表示形態(色、模様、フォント、反転など)を通常の表示形態と異ならせる、などが挙げられる。
図21は、ワークの検索が行われる場合の処理の流れを示すフローチャートである。まずS41において、ワーク指定部51が、進捗情報を表示すべきワークのワークIDの利用者からの入力を受け付ける。次にS42において、ワーク検索部52が、ワーク指定部51によって受け付けられた検索対象ワークIDに関する進捗情報を、進捗情報記録部23に記録されている進捗情報の中から検索する処理を行う。検索対象ワークIDに関する進捗情報が検出されると、該当ワークIDのワークが、生産完了しているか、生産中であるか、未着手であるかがワーク検索部52によって判断される(S43)。
該当ワークIDのワークが生産完了している場合には、ワーク検索部52は、該当ワークIDを完了ワーク表示制御部13に送信する(S44)。完了ワーク表示制御部13は、ワーク検索部52から該当ワークIDを受信すると、生産完了ワークの進捗情報として表示部11に表示されているワークIDのうち、該当ワークIDに関する進捗情報を強調表示するように表示部11を制御する(S45)。
該当ワークIDのワークが生産中である場合には、ワーク検索部52は、該当ワークIDを生産中ワーク表示制御部12に送信する(S46)。生産中ワーク表示制御部12は、ワーク検索部52から該当ワークIDを受信すると、生産中ワークの進捗情報として表示部11に表示されているワークIDのうち、該当ワークIDに関する進捗情報を強調表示するように表示部11を制御する(S47)。
該当ワークIDのワークが未着手である場合には、ワーク検索部52は、該当ワークIDを未着手ワーク表示制御部14に送信する(S48)。未着手ワーク表示制御部14は、ワーク検索部52から該当ワークIDを受信すると、未着手ワークの進捗情報として表示部11に表示されているワークIDのうち、該当ワークIDに関する進捗情報を強調表示するように表示部11を制御する(S49)。
以上の構成によれば、利用者は、ワークIDを入力することによって、そのワークIDに関するワークが現在どのような状況で生産されているかを容易に認識することが可能となる。
なお、上記の例では、図1に示す構成に対してワークIDの検索機能を追加した構成となっているが、図11、13、および16のいずれかの構成に検索機能を追加した構成とすることも可能である。
(作業者名の表示)
上記の構成において、生産中ワークの進捗情報の表示に、該当する工程における作業者の名前も表示するような構成としてもよい。図22は、作業者名の表示を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産管理装置2は、図1に示す構成と比較して、作業者記録部61、および作業者入力部62を備えた構成となっている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
作業者入力部62は、各工程における作業者の名前の入力を受け付ける処理を行う。この作業者入力部62は、例えば作業者入力用の表示画面を表示部11に表示するとともに、キーボードなどの入力手段によって作業者名が入力されるようになっていればよい。また、例えば生産ラインにおけるシフト表などのデータを受け付けることによって、各工程における作業者の名前が入力されるようになっていてもよい。
作業者記録部61は、作業者入力部62によって入力された、各工程における作業者の名前のリスト(作業者名リスト)を記録するものである。図23は、作業者記録部61に記録される作業者名のリストの例を示している。同図に示す例では、各工程ごとに対応する作業者名が表形式で記録されている。また、図24は、作業者記録部61に記録される作業者名のリストの別の例を示している。同図に示す例では、各工程ごとに、対応する作業者名を時間帯に応じて表形式で記録されている。
生産中ワーク表示制御部12は、生産中ワークの進捗情報の表示の際に、作業者記録部61に記録されている作業者名リストを参照することによって、各工程について作業者名も表示するように表示部11を制御する。図25は、生産中ワークの進捗情報に各工程の作業者名をも表示させた表示例を示している。なお、図24に示すように、作業者名のリストに時間帯に応じた作業者名が記されている場合には、生産中ワーク表示制御部12は、時刻供給部20から供給される現在時刻に基づいて、その時点での各工程の作業者を認識し、表示する。
以上の構成によれば、利用者は、生産中ワークに関して、各工程における作業者を認識することが可能となるので、遅延が発生した場合に、その遅延の要因が作業者にあるか否かの判断に利用することが可能となる。
なお、上記の例では、図1に示す構成に対して作業者名の表示機能を追加した構成となっているが、図11、13、16、および19のいずれかの構成に作業者名の表示機能を追加した構成とすることも可能である。
(部品在庫数の表示)
上記の構成において、生産中ワークの進捗情報の表示に、各工程において用いられる部品の在庫数も表示するような構成としてもよい。図26は、部品の在庫数の表示を実現する生産システム1の概略構成を示している。同図に示すように、生産システム1に部品在庫カウンタ71…が設けられている。その他の構成については、前記した図1に示す構成と同様であるので、その説明を省略する。
部品在庫カウンタ71…は、それぞれ各工程に設けられており、その工程での作業に必要な部品の在庫数をカウントし、そのカウント値を生産中ワーク表示制御部12に送信する。この部品在庫カウンタ71は、例えばスイッチやセンサなどによって構成される。部品在庫カウンタ71がスイッチで構成される場合、例えば作業者が部品を1つ使うごとにスイッチを押すことによって、部品の使用をカウントすることができる。また、部品在庫カウンタ71がセンサで構成される場合、部品の格納領域に部品の有無を検知するセンサを設けることによって部品の在庫数をカウントすることができる。
生産中ワーク表示制御部12は、生産中ワークの進捗情報の表示の際に、部品在庫カウンタ71…からの部品在庫数カウント値を受信することによって、各工程について部品在庫数も表示するように表示部11を制御する。図27は、生産中ワークの進捗情報に各工程の部品在庫数をも表示させた表示例を示している。ここで、生産中ワーク表示制御部12は、部品在庫数が所定の閾値を下回ったことを検知した場合に、その部品在庫数を強調表示するように表示部11を制御してもよい。強調表示としては、例えば背景および/または文字の表示形態(色、模様、フォント、反転など)を通常の表示形態と異ならせる、などが挙げられる。
以上の構成によれば、利用者は、各工程における部品在庫数を確認することが可能となるので、部品在庫がなくなることによる作業の遅延を未然に防止することが可能となる。また、遅延の要因が部品在庫がなくなったことによる場合、これを迅速に確認することが可能となる。
なお、上記の例では、図1に示す構成に対して部品在庫数の表示機能を追加した構成となっているが、図11、13、16、19、および22のいずれかの構成に部品在庫数の表示機能を追加した構成とすることも可能である。
最後に、生産管理装置2の各ブロック、特に、生産中ワーク表示制御部12、完了ワーク表示制御部13、未着手ワーク表示制御部14、予定実績比較部15、作業実績取得部16、模式図生成部31、作業実績フィルタ部41、再生時刻指定部42、遅延開始時刻取得部43、ワーク指定部51、ワーク検索部52は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、生産管理装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである生産管理装置2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記生産管理装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、生産管理装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る生産管理装置は、手組み生産ラインのみならず、自動生産ラインの生産進捗状況の管理に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る生産システムの概略構成を示すブロック図である。 作業実績記録部に記録される作業実績情報の例を示す図である。 生産計画記録部に記録される生産計画情報の例を示す図である。 進捗情報記録部に記録される進捗情報の例を示す図である。 生産完了ワークの進捗情報の表示例を示す図である。 生産中ワークの進捗情報および作業状況画像の表示例を示す図である。 未着手ワークの進捗情報の表示例を示す図である。 手組み生産ラインの例を示す図である。 生産管理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 生産中ワーク表示制御部、完了ワーク表示制御部、および未着手ワーク表示制御部によって表示部に表示が行われた状態の画面例を示す図である。 生産ラインの模式図が表示部に表示されることを実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 生産ラインの模式図の一例を示す図である。 作業状況画像の再生時刻指定を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 再生時刻指定部による再生制御入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示す図である。 再生時刻指定が行われる場合の生産管理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 遅延開始時刻に基づく再生時刻指定を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 遅延開始時刻取得部によって抽出された遅延開始時刻のリストの一例を示す図である。 遅延開始時刻のリストによって再生時刻が指定されることを実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示す図である。 ワークIDによる検索を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 ワーク指定部によるワークID入力受付を実現するユーザインターフェースを備えた表示画面例を示す図である。 ワークの検索が行われる場合の処理の流れを示すフローチャートである。 作業者名の表示を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 作業者記録部に記録される作業者名のリストの例を示す図である。 作業者記録部に記録される作業者名のリストの別の例を示す図である。 生産中ワークの進捗情報に各工程の作業者名をも表示させた表示例を示す図である。 部品の在庫数の表示を実現する生産システムの概略構成を示すブロック図である。 生産中ワークの進捗情報に各工程の部品在庫数をも表示させた表示例を示す図である。
符号の説明
1 生産システム
2 生産管理装置
3 撮像装置
4・4A1〜4Am センサ
11 表示部(表示装置)
12 生産中ワーク表示制御部(表示制御手段)
13 完了ワーク表示制御部(表示制御手段)
14 未着手ワーク表示制御部(表示制御手段)
15 予定実績比較部(予定実績比較手段)
16 作業実績取得部(作業実績取得手段)
17 入力部
18 生産計画記録部
19 作業実績記録部
20 時刻供給部
21 録画部
22 撮像画像記録部
23 進捗情報記録部
31 模式図生成部
32 模式画像記録部
41 作業実績フィルタ部(作業実績変更手段)
42 再生時刻指定部(再生時刻指定手段)
43 遅延開始時刻取得部
51 ワーク指定部
52 ワーク検索部(被対象物検索手段)
61 作業者記録部
62 作業者入力部
71 部品在庫カウンタ

Claims (13)

  1. 被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理装置であって、
    上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を作業実績記録部に記録する作業実績取得手段と、
    上記各被対象物特定情報と、上記各工程における処理予定時刻とを対応付けた生産計画情報を記録する生産計画記録部から、該生産計画情報を取得するとともに、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差を遅延時間として算出する予定実績比較手段と、
    上記複数の工程での処理が開始されているが、全ての工程での処理が完了していない生産中被対象物に関して、上記予定実績比較手段によって算出された遅延時間を進捗情報として各工程ごとに表示装置に表示させる制御を行う表示制御手段とを備えることを特徴とする生産管理装置。
  2. 上記生産計画情報に、各被対象物特定情報の納期情報が記録されているとともに、
    上記予定実績比較手段が、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差、および、上記納期情報に基づいて、納期までの余裕時間を算出し、
    上記表示制御手段が、上記進捗情報として上記余裕時間も表示装置に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  3. 上記表示制御手段が、上記各工程における作業環境を示す工程画像を、上記各工程に対応する進捗情報と対応付けて表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  4. 上記表示制御手段が、上記工程画像として、上記各工程において行われている作業の状況を撮影する撮像装置によって撮影された撮像画像を表示する制御を行うことを特徴とする請求項3記載の生産管理装置。
  5. 上記表示制御手段が、上記工程画像として、各工程を模式的に示す模式図を表示する制御を行うことを特徴とする請求項3記載の生産管理装置。
  6. 上記工程画像の再生時刻の指定を利用者から受け付ける再生時刻指定手段をさらに備え、
    上記表示制御手段が、上記再生時刻指定手段によって受け付けられた再生時刻から工程画像の再生表示を行うように制御することを特徴とする請求項3記載の生産管理装置。
  7. 上記作業実績情報を、上記再生時刻指定手段によって受け付けられた再生時刻における作業実績に変更する作業実績変更手段をさらに備え、
    上記予定実績比較手段が、上記作業実績変更手段によって変更された作業実績情報に基づいて上記遅延時間を算出することを特徴とする請求項6記載の生産管理装置。
  8. 上記表示制御手段が、上記複数の工程での処理が開始されていない未着手被対象物、および/または、全ての工程での処理が完了している生産完了被対象物に関して、上記予定実績比較手段によって算出された遅延時間を進捗情報として被対象物ごとに表示装置に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  9. 上記表示制御手段によって進捗情報が表示されている被対象物の中から、利用者によって入力された被対象物特定情報に対応する被対象物を検索する被対象物検索手段をさらに備え、
    上記表示制御手段が、上記被対象物検索手段によって検索された被対象物に関する進捗情報を強調表示するように制御を行うことを特徴とする請求項8記載の生産管理装置。
  10. 被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムの処理状況を管理する生産管理方法であって、
    上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置から処理検知信号を受信するとともに、処理が行われる被対象物を特定する特定装置から被対象物を特定する被対象物特定情報を受信し、各被対象物特定情報と、各処理検知信号が検知された作業実績時刻とを対応付けた作業実績情報を作業実績記録部に記録する作業実績取得ステップと、
    上記各被対象物特定情報と、上記各工程における処理予定時刻とを対応付けた生産計画情報を記録する生産計画記録部から、該生産計画情報を取得するとともに、各被対象物特定情報における各工程に関して、上記処理予定時刻と上記作業実績時刻との差を遅延時間として算出する予定実績比較ステップと、
    上記複数の工程での処理が開始されているが、全ての工程での処理が完了していない生産中被対象物に関して、上記予定実績比較ステップにおいて算出された遅延時間を進捗情報として各工程ごとに表示装置に表示させる制御を行う表示制御ステップとを有することを特徴とする生産管理方法。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の生産管理装置を動作させる生産管理プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための生産管理プログラム。
  12. 請求項11に記載の生産管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 被対象物に対して複数の工程で処理を行う生産システムであって、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の生産管理装置と、
    上記各工程における処理の開始および/または終了を検知する工程検知装置と、
    処理が行われる被対象物を特定する特定装置とを備えていることを特徴とする生産システム。
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