JP2019061521A - 計画支援装置、計画支援方法、及び計画支援プログラム - Google Patents

計画支援装置、計画支援方法、及び計画支援プログラム Download PDF

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Yoshihiko Kimura
欣彦 木村
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Abstract

【課題】作業のスケジュールの立案の容易化が図られる計画支援装置、計画支援方法、及び計画支援プログラムを提供する。【解決手段】区切り位置データ作成処理部22は、複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影した原動画データを用いて、各々の要素動作の区切り目の、原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する。要素動作リスト作成処理部23は、要素動作別に、その要素動作の属性情報と、その要素動作の所要時間とが対応付けられた要素動作リストを作成する。ユーザは、要素動作リストの中から所望の複数の要素動作を選択することにより、選択された要素動作を、指定された時間順序で遂行する旨を表す選択タイムラインを作成する。選択タイムライン動画再生処理部25は、選択タイムラインが表す内容に従って要素動作が推移する選択タイムライン動画を再生する。【選択図】図2

Description

本発明は、計画支援装置、計画支援方法、及び計画支援プログラムに関する。
工場のラインにおいては、作業者や機械によってなされる一連の作業を標準化して管理するために、その一連の作業を複数の動作(以下、要素動作という。)の集まりとして捉え、各々の要素動作の所要時間を把握しておくことが望まれる。
従来、各々の要素動作の所要時間は、作業が行われる現場で、ストップウォッチを用いて測定していた。しかし、この手法では、ストップウォッチを押すタイミングがずれがちであるため、各々の要素動作の所要時間を正確に測定することが難しい。
そこで、特許文献1は、一連の作業を撮影した動画データを用いて、要素動作の所要時間を測定する装置を開示している。この装置は、スロー再生される動画データ及び測定用アイコンを表示する表示部と、ユーザがスロー再生される動画データを見ながら測定用アイコンを操作したタイミングで、動画データを順次に区切り、区切り目同士の動画データ上における時間的な間隔を測定する測定部とを備える。
特開2016−115265号公報
特許文献1に係る装置は、上記測定部の測定結果を、既存の作業のスケジュールの改良又は新たなスケジュールの開発へと役立てることまでを意図したものではなく、ユーザに対して、スケジュールの立案の容易化を提供するものとは言い難い。
本発明の目的は、作業のスケジュールの立案の容易化が図られる計画支援装置、計画支援方法、及び計画支援プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る計画支援装置は、
複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影することにより得られた原動画データを取得する原動画データ取得手段と、
前記原動画データ取得手段によって取得された前記原動画データを用いて、各々の前記要素動作の前記一連の作業の中における区切り目の、前記原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する区切り位置データ作成手段と、
各々の前記要素動作に対して、該要素動作の属性を表す属性情報をユーザから受け付けると共に、前記区切り位置データ作成手段によって作成される前記区切り位置データが表す前記区切り目同士の前記時間軸上の間隔によって特定される該要素動作の所要時間を算出することにより、前記要素動作別に前記属性情報と前記所要時間とが対応付けられた要素動作リストを作成し、ユーザに提示する要素動作リスト作成手段と、
ユーザが、前記要素動作リスト作成手段によって提示された前記要素動作リストの中から所望の複数の前記要素動作を、該要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択された前記要素動作を、指定された前記時間順序で遂行する旨を表す選択タイムラインを作成する作成環境を提供する選択タイムライン作成支援手段と、
前記区切り位置データと前記原動画データとを用いて、前記選択タイムラインが表す内容に従って、前記選択された前記要素動作が前記指定された前記時間順序で推移する選択タイムライン動画を再生する選択タイムライン動画再生手段と、
を備える。
上記構成によれば、要素動作リストにおいて、要素動作別に属性情報と所要時間とが対応付けられているため、ユーザは、要素動作リストから所望の要素動作を容易に見つけ出すことができ、選択タイムラインを容易に作成できる。また、選択タイムラインの内容を表す選択タイムライン動画が再生されるため、ユーザは、その選択タイムライン動画を見ることにより、自ら立案した選択タイムラインの妥当性を容易に確認できる。このため、作業のスケジュールの立案の容易化が図られる。
実施形態1に係る計画支援装置の構成を示すブロック図 実施形態1に係るCPUの機能を示すブロック図 実施形態1に係るメイン画面を示す概念図 実施形態1に係る動画エリアを示す概念図 実施形態1に係るコントロールエリアを示す概念図 実施形態1に係るタイムラインエリアを示す概念図 実施形態1に係る選択タイムラインエリアの一部を示す概念図 実施形態1に係る選択タイムラインエリアの全体を示す概念図 実施形態2に係る選択項目リストエリアの概念図 実施形態2に係る選択項目リスト保存処理のフローチャート 実施形態2に係る選択項目リスト読み込み処理のフローチャート 実施形態3に係る情報分析エリアの概念図 実施形態4に係るメニューエリアの概念図 実施形態4に係るプロジェクト保存処理のフローチャート 実施形態4に係るプロジェクト読み込み処理のフローチャート 実施形態4に係るフォルダ設定画面の概念図 実施形態4に係るスキップ速度設定画面の概念図 実施形態5に係る単位分析処理のフローチャート 実施形態5に係る連続分析処理の一部を示すフローチャート 実施形態5に係る連続分析処理の他の一部を示すフローチャート 実施形態5に係る連続分析処理の残部を示すフローチャート 実施形態6に係る再生ボタン機能変更処理のフローチャート 実施形態6に係る停止ボタン機能変更処理のフローチャート 実施形態7に係る図案化処理部を示すブロック図 実施形態7に係るチャート表示ウインドウの概念図 実施形態7に係る円チャートの作成例を示す概念図 実施形態7に係る円チャートの他の作成例を示す概念図 実施形態7に係る円チャートのさらに他の作成例を示す概念図 実施形態7に係るパレート図の作成例を示す概念図 実施形態7に係るパレート図の他の作成例を示す概念図 実施形態7に係るパレート図のさらに他の作成例を示す概念図
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る計画支援装置について説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1に示すように、本実施形態に係る計画支援装置10は、工場のラインにおいて複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影するためのカメラ11と、カメラ11とデータ通信を行うための接続インターフェース12とを備える。カメラ11は、ラインにおける一連の作業を表す原動画データを生成する。生成された原動画データは、接続インターフェース12を通じて、計画支援装置10に取り込まれる。
また、計画支援装置10は、不揮発性の補助メモリ13を備える。補助メモリ13には、原動画データが表す一連の作業を分析する処理と、分析した結果を用いて作業のスケジュールの立案を支援する処理とを規定した計画支援プログラム13aが格納されている。また、補助メモリ13には、計画支援プログラム13aが規定する各種処理に関わるデータ群13bも格納されている。
また、計画支援装置10は、補助メモリ13に記憶された計画支援プログラム13aを実行するCPU(Central Processing Unit)14と、CPU14と補助メモリ13との間に介在してデータの受け渡しを行う揮発性の主メモリ15とを備える。CPU14は、計画支援プログラム13aを主メモリ15にロードして実行する。
また、計画支援装置10は、CPU14が、計画支援プログラム13aが規定する各種処理を実行する過程において、ユーザに処理結果を提示したり、ユーザから指示を受け付けたりするGUI(Graphical User Interface)を構成する表示部16及び入力部17を備える。このGUIも計画支援プログラム13aによって実現される。本実施形態では、表示部16はディスプレイで構成され、入力部17はマウスとキーボードで構成される。
また、計画支援装置10は、通信ネットワークを通じて、外部機器と接続するためのネットワーク接続部18も有する。このため、CPU14が行う各種処理に関わるデータを、ネットワーク接続部18を介して外部のサーバや端末に保存したり、外部のサーバや端末から原動画データを含む各種データを取得したりすることも可能である。
次に、計画支援プログラム13aがCPU14に実現させる各種機能について、具体的に説明する。
図2に示すように、CPU14は、一連の作業を撮影することにより得られた原動画データを取得する原動画データ取得手段としての原動画データ取得処理部21の機能を有する。原動画データ取得処理部21は、接続インターフェース12又はネットワーク接続部18を通じて、外部から原動画データを取得し、取得した原動画データを補助メモリ13に格納する。このようにして、補助メモリ13には、異なる一連の作業を撮影した複数の原動画データが、原動画データ群13cとして、蓄積されている。
また、CPU14は、原動画データ取得処理部21によって取得された原動画データを用いて、各々の要素動作の一連の作業の中における区切り目の、原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する区切り位置データ作成手段としての区切り位置データ作成処理部22の機能を有する。
区切り位置データ作成処理部22は、原動画データが表す原動画を再生する原動画再生手段としての原動画再生処理部22aと、原動画の再生中にユーザから、要素動作の区切り目となるタイミングで区切りの指示を受け付ける区切り指示受付処理部22bとを有する。
ユーザは、原動画再生処理部22aによって再生される原動画を見ながら、要素動作の区切り目となるタイミングで、区切り指示手段としての入力部17を用いて、区切りを指示する。
また、区切り位置データ作成処理部22は、ユーザが入力部17を用いて指示した各々の区切りのタイミングの、原動画データにおける時間軸上の原点からの経過時刻を表す経過時刻データを作成する経過時刻データ作成手段としての経過時刻データ作成処理部22cを有する。
上述した区切り位置データは、ユーザによる区切りの指示の各々に対して経過時刻データ作成処理部22cが作成した経過時刻データによって構成されている。区切り位置データは、区切り位置データ作成処理部22によって、原動画データと関連付けられて補助メモリ13に格納され管理される。
以下、上述した表示部16と入力部17とで構成されるGUIのうち、区切り位置データ作成処理部22に関わる部分について、図3〜図5を参照して説明する。まず、原動画再生処理部22aに関わるGUIについて説明する。
図3に示すように、表示部16には、メイン画面100が表示される。メイン画面100は、原動画データ取得処理部21によって取得した原動画データが再生される動画エリア120を有する。
図4に拡大して示すように、動画エリア120は、所望の原動画データを選択するための動画選択ボタン120aと、選択された原動画データのファイル名を表示する選択動画ファイル名表示部120bと、選択された原動画データが再生される動画再生画面120cとを有する。
ユーザが、入力部17を用いて動画選択ボタン120aを押下すると、補助メモリ13に格納されている原動画データ群13cが表す選択可能な原動画データのリストが表示される。ユーザは、そのリストから所望の動画データを入力部17で選択できる。
なお、ユーザは、動画再生画面120cにおいては、原動画データが表す原動画を視聴できるが、再生される原動画のトリミングや削除といった編集を行うことはできない。つまり、図2の原動画再生処理部22aは、原動画データを参照するのみであり、原動画データの編集は受け付けない。このため、ユーザが動画再生画面120c上で、誤って原動画の必要な部分を削除してしまうことが防止される。
図3に戻って説明を続ける。メイン画面100は、動画再生画面120cにおける原動画の再生態様を制御するためのコントロールエリア130も有する。
図5に拡大して示すように、コントロールエリア130は、原動画の再生を指示する再生ボタン130f、再生の停止を指示する停止ボタン130g、及び現在の再生位置を示す動画スライダ130eを有する。ユーザは、入力部17を用いて、動画スライダ130eをドラッグして移動させることで、原動画を再生する位置を任意に移動できる。ここで“位置”とは、動画における時間軸上の位置を意味する。
また、コントロールエリア130は、原動画の開始から終了までの総時間と、総時間内における現在の再生位置とを0.01秒単位で表示する現在位置/総時間表示部130kも有する。ユーザは、現在位置/総時間表示部130k及び動画スライダ130eにより、動画の現在再生中の位置を把握できる。
また、コントロールエリア130は、原動画の再生速度を変更する再生速度スライダ130iと、再生速度を予め定められた標準速度に戻す標準速度ボタン130jと、現在の再生速度を数値で表示する再生速度表示部130hとを有する。ユーザは、入力部17を用いて、再生速度スライダ130iをドラッグして移動させることで、再生速度を任意に調整できる。このように、図2の原動画再生処理部22aは、原動画の再生速度を調整する機能を有する。
また、コントロールエリア130は、原動画の再生位置をスキップさせるスキップボタン130a〜130dを有する。スキップボタン130aと130bは、原動画を再生方向とは逆方向にスキップさせ、スキップボタン130cと130dは、動画を再生方向にスキップさせる。
また、原動画の再生を一時停止させて、スキップボタン130a〜130dを押下することにより、押下時間又は押下回数に応じたコマ数分、動画をコマ送りすることもできる。このように、図2の原動画再生処理部22aは、動画をコマ送りする機能を有する。
また、コントロールエリア130は、図4の動画再生画面120cの画像を保存するスナップショットボタン130pも有する。原動画再生中にスナップショットボタン130pを押下することで、その瞬間における動画再生画面120cをキャプチャした画像データを得ることができる。これにより、別途書類を作成する場合に、図3のメイン画面100全体のスクリーンショットを一旦取得し、それをトリミングする作業が不要となる。
次に、図2に示す区切り指示受付処理部22bと、図1に示す入力部17とによってなされる処理について、図4及び図5に示すGUIを参照して説明する。
まず、ユーザは、図5の再生ボタン130fを押下し、所望の原動画データの再生を開始する。そして、ユーザは、図4の動画再生画面120cに再生される、原動画データが表す原動画を見ながら、要素動作の区切り目となったタイミングごとに、区切り指示手段としての入力部17を用いて、区切りを指示すべく動画再生画面120c上で押下の操作を行う。ここで“押下の操作”とは、具体的には、入力部17を構成するマウスのポインタを動画再生画面120c上に位置させた状態で、マウスを左クリックすることを指す。
このように、図2に示す区切り指示受付処理部22bは、動画再生画面120c上で、押下の操作を受け付ける。つまり、動画再生画面120cは、原動画を再生するだけでなく、ユーザから区切りの指示を受け付ける役割も兼ねている。
ユーザは、以上のようにして区切りを指示するにあたり、動画再生画面120c上のいずれの箇所で押下の操作を行ってもよいので、特定の小さなアイコンボタンを押下する場合に比べて、区切りを指示する操作にミスが生じにくい。
また、図5に示すコントロールエリア130にて、原動画データが表す原動画の再生速度を調整できる。具体的には、原動画をスローで再生させることができる。このため、必要に応じて原動画の再生速度を低下させることにより、原動画において要素動作の区切り目が現れるタイミングと、ユーザが区切りを指示するタイミングとにずれが生じにくい。
なお、原動画をコマ送りしたり、巻き戻したりすることもできる。このため、原動画において要素動作の区切り目が近づいた場面で、コマ単位で区切り目のタイミングを調整することもできる。一方、原動画を早送りしたり、スキップさせたりすることもできるため、原動画において、区切り目から遠い場面では、動画を送る速度を高めることで、区切りの作業を能率的に行える。
以上のようにして、要素動作の区切り目の各々においてユーザが区切りを指示すると、図2に示す経過時刻データ作成処理部22cが、ユーザが指示した各々の区切りのタイミングの、原動画データにおける時間軸上の原点からの経過時刻を表す経過時刻データを作成する。ユーザによる区切りの指示の各々に対して作成された経過時刻データによって上述した区切り位置データが構成される。区切り位置データは、原動画データと関連付けられて管理される。
次に、以上のようにして、区切り位置データを作成することにより一連の作業を分析した結果を表示する処理について説明する。
図2に示すように、CPU14は、区切り位置データ作成処理部22によって作成された区切り位置データを用いて、一連の作業の構成を表す要素動作リストを作成する要素動作リスト作成手段としての要素動作リスト作成処理部23の機能を有する。
図6に示すように、要素動作リスト150jとは、具体的には、一連の作業を構成する要素動作別に、その要素動作の属性を表す属性情報150hと、その要素動作の所要時間を表す所要時間情報150iとを対応付けた表である。
属性情報150hには、要素動作の識別番号、要素動作が準備作業か主体作業かといった分類、及び要素動作の内容が含まれる。
なお、図6には、属性情報150hの各項目が記入された状態を示すが、属性情報150hの欄における識別番号以外の項目は、当初は空欄になっていて、図2に示す要素動作リスト作成処理部23が、ユーザから属性情報150hの指定を受け付ける。ユーザが、属性情報指定手段としての入力部17を用いて、属性情報150hの識別番号以外の各項目の記載内容を指定すると、要素動作リスト作成処理部23が、その記載内容を要素動作リスト150jに反映させる。
但し、属性情報150hの欄における識別番号の項目は、図2に示す要素動作リスト作成処理部23が自動的に作成する。なお、図5に示すように、コントロールエリア130には、要素動作リスト150jに識別番号としての行番号を自動的に記入するか否かを選択するチェックボックス130sがあり、チェックボックス130sにチェックが入れられている場合に、要素動作リスト作成処理部23が自動的に行番号を記入する。
所要時間情報150iには、ユーザが区切りを指示したタイミングを表す開始時刻及び終了時刻と、区切り目同士の原動画データ上における時間的な間隔によって特定される所要時間を秒単位及び時間単位で表した数値とが含まれる。なお、要素動作の開始時刻は、動画データの開始位置を時間的な原点とした場合の時刻を表す。
所要時間情報150iの全項目は、図2に示す要素動作リスト作成処理部23が自動的に作成する。即ち、要素動作リスト作成処理部23は、上述した区切り位置データに含まれる経過時刻データによって、各々の要素動作の開始時刻と終了時刻を特定する。また、要素動作リスト作成処理部23は、終了時刻から開始時刻を引き算することで所要時間を算出する。また、要素動作リスト作成処理部23は、算出した秒単位の所要時間を3600で割り算することにより、時間単位への換算も行う。
以上のようにして、要素動作リスト作成処理部23は、要素動作別に属性情報150hと所要時間情報150iとが対応付けられた要素動作リスト150jを作成し、作成した要素動作リスト150jを、表示部16に表示させることによりユーザに提示する。
なお、図6に示すように、要素動作リスト150jは、タイムラインエリア150に表示され、タイムラインエリア150は、図3に示すように、メイン画面100の一部を構成している。タイムラインエリア150は、要素動作リスト150jに1つの要素動作分の行を追加する項目追加ボタン150a、要素動作リスト150jから選択している要素動作の行を削除する項目削除ボタン150b、要素動作リスト150jを既存の汎用ソフトウエアで利用可能な表データとして出力する表データボタン150c、要素動作リスト150jから全ての要素動作を削除するリストクリアボタン150dも有する。
なお、上述のようにして作成された要素動作リスト150jは、保存しておくことができる。この点について具体的に説明する。
図2に示すように、CPU14は、各種データの保存及び読み出しを行う保存/読み出し処理部26の機能を有する。保存/読み出し処理部26は、要素動作リスト150jの内容を、この要素動作リスト150jが表す一連の作業を特定する情報と関連付けて、図1に示すタイムラインデータ13dとして、補助メモリ13に保存する処理を行う。
次に、要素動作リスト150jを用いて、作業のスケジュールの立案を支援する処理について説明する。
図2に示すように、CPU14は、要素動作リスト作成処理部23によって形成された要素動作リスト150jを用いて、作業のスケジュールの立案を支援する選択タイムライン作成支援手段としての選択タイムライン作成支援処理部24の機能を有する。
以下、選択タイムライン作成支援処理部24に関わるGUIを参照し、選択タイムライン作成支援処理部24の機能を具体的に説明する。ユーザが、図6に示すタイムラインエリア150において、選択タイムライン表示ボタン150nを押下すると、図7に示すように、タイムラインエリア150が分割されて、選択タイムラインエリア170が表示される。
図7に示すように、選択タイムラインエリア170は、当初は空欄とされる選択タイムライン作成エリア170hを有する。ユーザは、選択タイムライン作成エリア170hに、自ら立案した作業のスケジュールである選択タイムライン170iを作成できる。
そのために、選択タイムラインエリア170は、要素動作リスト150jから選択タイムライン作成エリア170hへ所望の要素動作を取り込む挿入ボタン170dを有する。ユーザは、入力部17を用いて、要素動作リスト150j上で所望の要素動作を選択した状態で、挿入ボタン170dを押下することで、その選択された要素動作を、選択タイムライン170iを構成するものとして選択タイムライン作成エリア170hに取り込むことができる。
なお、図7には、2つの要素作業よりなる、作成途中の2行分の選択タイムライン170iが例示されているが、ユーザは、所望の複数の要素動作を、要素動作リスト150jの中から選択し、選択タイムライン作成エリア170hに取り込むことができる。このとき、不要な要素動作は取り込む必要がないし、要素動作リスト150jにおける同じ要素動作を複数回取り込むこともできる。
選択タイムライン170iにおいて要素動作は、ユーザによって要素動作リスト150jから取り込まれた順番に自動的に並び、かつその順番で「新No.」で表される識別番号が付される。選択タイムライン170iは、これを構成する要素動作を、「新No.」で表される識別番号の順に遂行する旨を表す。
なお、選択タイムライン170iには、要素動作リスト150j上での識別番号を表す「旧No.」も表示されるので、要素動作リスト150jのいずれの要素動作が選択タイムライン170iに取り込まれたかが分かる。
また、選択タイムラインエリア170は、選択タイムライン170i内で、要素動作の順番を変更する順番繰り上げボタン170f及び順番繰り下げボタン170gも有する。
ユーザが、選択タイムライン170i上の所望の要素動作を選択した状態で、順番繰上げボタン170fを押下すると、その要素動作の行が1行上にあがる。つまり、その要素動作の遂行順番が1だけ繰り上がる。また、ユーザが、選択タイムライン170i上の所望の要素動作を選択した状態で、順番繰り下げボタン170gを押下すると、その要素動作の行が1行下がる。つまり、その要素動作の遂行順番が1だけ繰り下がる。なお、このようにして選択タイムライン170i内で要素動作の順願の入れ替えを行った場合には、「新No.」で表される識別番号が改めて振り直される。
また、選択タイムラインエリア170は、選択タイムライン170i内で、所望の要素動作を削除する削除ボタン170eも有する。ユーザは、選択タイムライン170i上の所望の要素動作を選択した状態で、削除ボタン170eを押下すると、その要素動作の行を削除することができる。なお、このようにして選択タイムライン170i内で要素動作の削除を行った場合には、「新No.」で表される識別番号が改めて振り直される。
また、選択タイムラインエリア170は、要素動作リスト150jから選択タイムライン作成エリア170hへと複数の要素動作を一括して取り込める選択コピーボタン170cも有する。ユーザが選択コピーボタン170cを押下すると、要素動作リスト150jから選択タイムライン170iへ追加する要素動作を選択できるウインドウが表示され、条件にあった要素動作を一括して選択タイムライン作成エリア170hに取り込める。
以上のように、図2に示した選択タイムライン作成支援処理部24は、ユーザが、要素動作リスト150jの中から所望の複数の要素動作を、それら要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択された要素動作を、指定された時間順序で遂行する旨を表す選択タイムライン170iを作成する作成環境を提供する。
ユーザは、要素動作選択手段としての入力部17を用いて、要素動作リスト150jの中から所望の複数の要素動作を、それら要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択タイムライン170iを作成する。
図6に示したように、要素動作リスト150jにおいては、要素動作の属性を表す属性情報150hと、要素動作の所要時間を表す所要時間情報150iとが対応付けられているため、ユーザは、属性情報150hと所要時間情報150iを参照して、要素動作リスト150jから所望の要素動作を容易に見つけ出すことができ、選択タイムライン170iを容易に作成できる。
また、タイムラインエリア150は、要素動作リスト150jを構成する要素動作を表す動画を再生する再生ボタン150fと、その再生を停止する停止ボタン150gとを有する。ユーザは、図7に示す選択タイムライン170iを作成する際に、要素動作選択手段としての入力部17を用いて、要素動作リスト150jの中から任意の1つの要素動作を仮選択することができる。
ここで“要素動作を仮選択”とは、その要素動作を選択タイムライン170iの構成要素とすることが未確定の段階で、選択タイムライン170iの構成要素にするか否かを検討するために、再生内容を確認すべく要素動作リスト150j上で選択する操作を意味する。
そして、ユーザが、その任意の1つの要素動作を仮選択した状態で、再生ボタン150fを押下すると、その要素動作を表す動画が、図3の動画エリア120において再生される。なお、仮選択すると、その要素動作の行が強調して表示されるため、ユーザは、どの要素動作を仮選択し、再生中であるかを視覚的に確認できる。
このようなGUIの環境も、図2に示す選択タイムライン作成支援処理部24によって提供される。即ち、選択タイムライン作成支援処理部24は、区切り位置データ作成処理部22によって区切られた区切り済動画データを用いて、一連の作業のうち、ユーザによって仮選択された要素動作のみを表す動画を再生する制御を行う。
図7に戻って、選択タイムラインエリア170は、この選択タイムラインエリア170の全体を表示させる全体表示ボタン170aと、全体表示された状態で図7のように要素動作リスト150jも表示される状態に戻す部分表示ボタン170bとを有する。
図8に示すように、全体表示ボタン170aを押下して、選択タイムラインエリア170を全体表示させると、選択タイムライン170iを構成する各々の要素動作について、図6にも示した属性情報150hと所要時間情報150iが現れる。このため、ユーザは、属性情報150hと所要時間情報150iをみて、自ら立案した選択タイムライン170iの妥当性を検討できる。
次に、以上のようにして作成された選択タイムライン170iが表す作業を、動画として再生する処理について説明する。
図2に示すように、CPU14は、選択タイムライン170iが表す作業を、選択タイムライン動画として再生する選択タイムライン動画再生制御手段としての選択タイムライン動画再生処理部25の機能を有する。
この選択タイムライン動画再生処理部25の機能は、図8に示す選択タイムラインエリア170が有する再生ボタン170mにおいて発現される。ユーザが、再生ボタン170mを押下すると、選択タイムライン170iが表す内容に従って、選択タイムライン170iの構成要素としてユーザに選択された要素動作が、ユーザに指定された時間順序、即ち、選択タイムライン170iにおいて「新No.」で表される識別番号の順序で推移する動画が、図3の動画エリア120において再生される。
このため、ユーザは、属性情報150h及び所要時間情報150iだけでは、要素動作のイメージがつかない場合に、要素動作の内容を再生によって確認できる。このことも、自ら立案した選択タイムライン170iの妥当性の検討に資する。なお、選択タイムラインエリア170は、選択タイムライン動画の再生を停止する停止ボタン170nも有する。
選択タイムライン動画再生処理部25は、以上のように選択タイムライン動画を再生する制御を、図2に示す区切り位置データ作成処理部22によって作成された区切り位置データと、原動画データとを用いて行う。
この点について具体的に説明する。図8に示すように、選択タイムライン170iにおいては、各々の要素動作について、原動画データにおける開始時刻と終了時刻とが対応付けられている。この開始時刻と終了時刻は、区切り位置データに含まれる経過時刻データによって特定できる。そこで、選択タイムライン動画再生処理部25は、原動画データの、選択タイムライン170iに含まれる各々の要素動作を表す部分を、区切り位置データによって特定し、原動画データの当該各部分を、選択タイムライン170iにおいて「新No.」で表される識別番号の順序で再生させる。
なお、ユーザは、上述のようにして、編集したり、再生によって内容を確認したりした後に、確定した選択タイムライン170iを、保存することができる。この点について具体的に説明する。
図2に示す保存/読み出し処理部26は、選択タイムライン170iを、図1に示す選択タイムラインデータ13eとして、補助メモリ13に保存する処理を行う。選択タイムラインデータ13eは、タイムラインデータ13dとは別途に、補助メモリ13に記憶されるため、選択タイムライン170iを作成する作業は、要素動作リスト150jの内容に影響を与えない。つまり、選択タイムライン170iを作成する際に参照した要素動作リスト150jについては、元の内容をそのまま保持しておくことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、図6に示すように、要素動作リスト150jにおいて、要素動作別に、属性情報150hと所要時間情報150iとが対応付けられているため、ユーザは、属性情報150hと所要時間情報150iとを参照することで、要素動作リスト150jから所望の要素動作を容易に見つけ出すことができ、図8に示す選択タイムライン170iを容易に作成できる。
また、図8に示す再生ボタン170mを押下するだけで、選択タイムライン170iの内容を表す選択タイムライン動画が再生されるため、ユーザは、その選択タイムライン動画を見ることにより、自ら立案した選択タイムライン170iの妥当性を容易に確認できる。このため、作業のスケジュールの立案の容易化が図られる。
また、ユーザは、選択タイムライン170iを作成する際に、要素動作リスト150jにおける任意の要素動作の内容を、その要素動作を表す動画を再生させることにより確認できる。つまり、原動画データの全部を再生させる必要がなく、原動画データのうち確認したい要素動作の部分だけを再生させることができる。このため、一部の要素動作を確認するためには原動画データの全部を再生しなければならない場合に比べて、スケジュールの立案の能率化が図られる。
[実施形態2]
上記実施形態1において、図6に示す要素動作リスト150jが作成される過程で、ユーザが、個々の要素動作に対する属性情報150hの内容を、入力部17を構成するキーボードのタイピングによって指定するのではなく、予め定めた雛型からの選択によって指定できるようにしてもよい。以下、その具体例を述べる。
本実施形態では、図2に示す要素動作リスト作成処理部23が、図6に示す要素動作リスト150jを作成する過程でユーザから属性情報150hを受け付ける際に、属性情報150hを構成する項目を表す雛型をユーザに提示する属性情報入力支援処理を行う。属性情報入力支援処理によって実現されるGUI環境は、図3に示すメイン画面100の選択項目リストエリア160において提供される。
図9に拡大して示すように、選択項目リストエリア160には、雛型としての選択項目リスト160aが表示される。選択項目リスト160aは、図6に示す属性情報150hとして指定される具体的内容が記入された「分類」と「作業項目」の欄の他、要素動作の内容をより詳細に表す「備考」の欄も含む。選択項目リスト160aは、複数の行よりなり、各々の行には上述した3つの欄の具体的内容が予め記入されている。
ユーザが、図6に示す要素動作リスト150jの各々の要素動作に対して属性情報150hを指定する際に、ユーザが選択項目リスト160aから所望の行を選択する操作を行うだけで、その行の各欄に記載の具体的内容が、属性情報150hとして要素動作リスト150jに自動的に記入される利便性を、図2に示す要素動作リスト作成処理部23が提供する。
選択項目リストエリア160は、選択項目リスト160aに新たな行を追加する項目追加ボタン160dを有する。ユーザは、項目追加ボタン160dを押下し、追加された新たな行の上述した各欄に、入力部17を構成するキーボードで具体的内容を記入する。このようにして、選択項目リスト160aを作成する。また、ユーザは、一旦作成した選択項目リスト160aにおける各々の行の具体的内容を自由に編集することもできる。なお、選択項目リストエリア160は、選択項目リスト160aの選択した行を削除する項目削除ボタン160eも有する。
また、選択項目リストエリア160は、作成した選択項目リスト160aの保存を指示するファイル保存ボタン160cを有する。ユーザがファイル保存ボタン160cを押下すると、図2に示す保存/読み出し処理部26が、図10に示す選択項目リスト保存処理を行う。以下、具体的に説明する。
図10に示すように、まず保存/読み出し処理部26は、ユーザから保存ファイル名を受け付け(ステップS60)、受け付けた保存ファイル名と同一の既存ファイルがある場合は(ステップS61;YES)、新たなシートを作成するか否かの選択をユーザから受け付ける(ステップS62)。
保存/読み出し処理部26は、ステップS61で既存ファイルが無い場合(ステップS61;NO)、又はステップS62で新たなシートを作成する場合は(ステップS62;YES)、今回新たに作成されるシートのシート名の入力をユーザから受け付ける(ステップS63)。
一方、保存/読み出し処理部26は、ステップS62で既存のシートに上書きする場合は(ステップS62;NO)、どのシートに上書きするかの選択をユーザから受け付ける(ステップS64)。
そして、保存/読み出し処理部26は、ステップS63でシート名が入力された新たなシート、又はステップS64で選択された既存のシートに、選択項目リスト160aの内容を書き込んで保存する(ステップS65)。なお、保存先の実体は、図1に示す補助メモリ13であってもよいし、ネットワーク接続部18を介して接続されるサーバその他の外部装置であってもよい。
図9に戻って、説明を続ける。選択項目リストエリア160は、予め作成した選択項目リスト160aの読み込みを指示するファイル読込ボタン160bを有する。ユーザがファイル読込ボタン160bを押下すると、図2に示す保存/読み出し処理部26が、図11に示す選択項目リスト読み込み処理を行う。以下、具体的に説明する。
図11に示すように、保存/読み出し処理部26は、読み出し先のファイルの選択をユーザから受け付け(ステップS70)、次に、選択されたファイル内でのシートの選択をユーザから受け付ける(ステップS71)。
次に、保存/読み出し処理部26は、選択されたシートから選択項目リスト160aを読み出し(ステップS72)、読み出した選択項目リスト160aを図1に示す主メモリ15に格納した後(ステップS73)、図9に示す選択項目リストエリア160に表示させる(ステップS74)。
以上説明したように、本実施形態によれば、属性情報150hの指定を、入力部17を構成するキーボードのタイピングによらずに、予め定めた雛型としての選択項目リスト160aからの選択によって行える。このため、属性情報150hの記入ミスを抑制でき、かつ記入の手間が省かれるので、要素動作リスト150jの作成の能率化が図られる。
また、選択項目リスト160aは保存できるので、一旦作成した選択項目リスト160aを、同様の作業の分析を行う際に、再び利用することができる。また、選択項目リスト160aを保存するファイルは、複数のシートよりなり、各々のシートに選択項目リスト160aを保存できる。このため、同種の作業の分析のために作成した複数の選択項目リスト160aを、1つのファイルにまとめることができる。
[実施形態3]
上記実施形態1では、要素動作リスト150jを作成した後、引き続きその要素動作リスト150jを選択タイムライン170iの素材として用いたが、予めライブラリとして蓄積しておいた要素動作リスト150jの中から1つ又は複数の要素動作リスト150jを選び、選んだ要素動作リスト150jを素材として、選択タイムライン170iを作成できるようにしてもよい。以下、その具体例を説明する。
本実施形態では、図2に示す保存/読み出し処理部26が、要素動作リスト作成処理部23によって作成された要素動作リスト150jを、その要素動作リスト150jを作成する元となった原動画データを特定する原動画データ特定情報と対応付けて蓄積する処理を行う要素動作リスト蓄積手段としての役割を果たす。
以下、保存/読み出し処理部26によって提供されるGUI環境を参照し、具体的に説明する。図3に示すメイン画面100は、情報分析エリア140を有する。ユーザは、要素動作リスト150jの作成が完了した後、情報分析エリア140を参照する。
図12に拡大して示すように、情報分析エリア140は、今回作成された要素動作リスト150jの元となった原動画データが表す一連の作業の内容を記入する分析内容欄140a、その一連の作業を識別する識別番号を記入するオーダー欄140b、その一連の作業の工程名を記入する工程名欄140c、その一連の作業を行った作業者の氏名を記入する作業者欄140d、その一連の作業で使用される機械の機種を記入する機種名欄140e、その原動画データを撮影した日付を記入する撮影日欄140f、その要素動作リスト150jを作成した日付を記入する観測日欄140g、及びその要素動作リスト150jを作成した観測者の氏名を記入する観測者名欄140hを有する。
これら各欄140a〜140hの記入事項が、上述した原動画データ特定情報を構成する。図2に示す保存/読み出し処理部26は、今回作成された要素動作リスト150jを、これら各欄140a〜140hの記入事項と対応付けて蓄積する処理を行う。なお、蓄積先の実体は、図1に示す補助メモリ13であってもよいし、ネットワーク接続部18を介して接続されるサーバその他の外部装置であってもよい。
図2に示す要素動作リスト作成処理部23は、保存/読み出し処理部26によって過去に蓄積された要素動作リスト150jの中から、所望の1つ又は複数の要素動作リスト150jを、原動画データ特定情報を指定することにより選択する選択環境をユーザに提供し、ユーザが選択した要素動作リスト150jをユーザに提示する。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数種の原動画データの各々について予め作成した要素動作リスト150jをライブラリとして蓄積しておくことができる。ユーザは、選択タイムライン170iを立案するにあたり、ライブラリとしての要素動作リスト150jの中から1つ又は複数の要素動作リスト150jを選んで、選択タイムライン170iの素材とすることができる。このため、様々な作業のスケジュールの立案に柔軟に対応できる。
[実施形態4]
上記実施形態3では、要素動作リスト150jを蓄積できることとしたが、選択タイムライン170iと、その選択タイムライン170iの素材に用いた要素動作リスト150jと、その要素動作リスト150jの作成に用いた雛型としての選択項目リスト160aとの組み合わせを蓄積できるようにしてもよい。以下、その具体例を説明する。
本実施形態では、図2に示す保存/読み出し処理部26が、図3に示すメイン画面100の表示内容を、プロジェクトファイルとして保存し、かつ読み出すことができる環境を提供する。ここでプロジェクトファイルとは、選択タイムライン170iが確定した段階のメイン画面100の内容のみならず、選択タイムライン170iの作成途中や要素動作リスト150jの作成途中といった途中段階におけるメイン画面100の内容も含む概念である。
以下、図2に示す保存/読み出し処理部26によって提供されるGUIを参照して説明する。図3に示すメイン画面100は、プロジェクトファイルの保存と読み出しに関わる指定を行うメニューエリア110を有する。
図13に拡大して示すように、メニューエリア110は、プロジェクトファイルの保存と読み出しを指定するファイル関連メニューを表示するメニューボタン110aを有する。ユーザが、メニューボタン110aを押下し、プロジェクトファイルの保存を指定すると、図2に示す保存/読み出し処理部26によって、図14に示すプロジェクト保存処理が開始する。以下、具体的に説明する。
図14に示すように、まず保存/読み出し処理部26は、原動画データのファイル名を保存する(ステップS30)。なお、原動画データのファイル名は、ユーザによって、図4に示す動画選択ボタン120aを用いて選択される。
次に、保存/読み出し処理部26は、ユーザが図12の各欄140a〜140hに該当事項を入力した内容を、分析情報として保存する(ステップS31)。なお、分析情報によって、要素動作リスト150jが特定される。
次に、保存/読み出し処理部26は、現在の要素動作リスト150jの内容を表す要素動作リスト情報を保存し(ステップS32)、現在の選択タイムライン170iの内容を表す選択タイムライン情報を保存し(ステップS33)、現在の選択項目リスト160aの内容を表す選択項目リスト情報を保存する(ステップS34)。
以上で、プロジェクトファイルの保存が完了する。なお、プロジェクトファイルの保存先の実体は、図1に示す補助メモリ13であってもよいし、ネットワーク接続部18を介して接続されるサーバその他の外部装置であってもよい。
図13に戻って、説明を続ける。ユーザが、メニューボタン110aを押下し、プロジェクトファイルの読み込みを指定すると、図2に示す保存/読み出し処理部26によって、図15に示すプロジェクト読み込み処理が開始する。以下、具体的に説明する。
図15に示すように、まず保存/読み出し処理部26は、ユーザによって読み込みが指定されたプロジェクトファイルが表す原動画データを保存先から読み込み(ステップS40)、読み込んだ原動画データを図4に示した動画再生画面120cに再生可能に設定する(ステップS41)。
次に、保存/読み出し処理部26は、ユーザによって読み込みが指定されたプロジェクトファイルが表す既述の分析情報を保存先から読み込み(ステップS42)、読み込んだ分析情報を図12に示した情報分析エリア140の各欄140a〜140hに表示させる(ステップS43)。
次に、保存/読み出し処理部26は、ユーザによって読み込みが指定されたプロジェクトファイルが表す既述の要素動作リスト情報を保存先から読み込み(ステップS44)、読み込んだ要素動作リスト情報が表す要素動作リストが表す要素動作リスト150jを、図6に示したタイムランエリア150に表示させる(ステップS45)。
次に、保存/読み出し処理部26は、ユーザによって読み込みが指定されたプロジェクトファイルが表す既述の選択タイムライン情報を保存先から読み込み(ステップS46)、読み込んだ選択タイムライン情報が表す選択タイムライン170iを、図8に示した選択タイムラインエリア170に表示させる(ステップS47)。
次に、保存/読み出し処理部26は、ユーザによって読み込みが指定されたプロジェクトファイルが表す既述の選択項目リスト情報を保存先から読み込み(ステップS48)、読み込んだ選択項目リスト情報が表す選択項目リスト160aを、図9に示した選択項目リストエリア160に表示させる(ステップS49)。
以上説明したように、本実施形態によれば、選択タイムライン170iと、その選択タイムライン170iの素材に用いた要素動作リスト150jと、その要素動作リスト150jの作成に用いた雛型としての選択項目リスト160aとの組み合わせを蓄積できるので、選択タイムライン170iの編集を中断する必要がある場合でも、その編集途中の状況をプロジェクトファイルとして保存しておくことができる。
また、選択タイムライン170iの確定後であっても、プロジェクトファイルとして保存しておくことで、後に、その選択タイムライン170iの作成の過程、即ち使用した要素動作リスト150jと選択項目リスト160aとを再確認できる。
以下、図13に示したメニューエリア110において提供される他の機能について説明する。メニューエリア110は、各種オプションに関する設定を行うメニューを表示するオプションボタン110b、本計画支援装置10の使用のライセンスを認証する認証画面を表示するライセンスボタン110c、及び計画支援プログラム13aのバージョン情報を表示するバージョン情報ボタン110dも有する。
ユーザが、オプションボタン110bを押下すると、オプションとして設定できる項目がプルダウンメニューとして表示される。そのプルダウンメニューの中に、プロジェクトファイルの保存先のフォルダを設定するオプション設定項目があり、ユーザがそれを選択すると、図16に示すフォルダ設定画面200が表示される。
図16に示すように、フォルダ設定画面200は、原動画データの保存先となるフォルダの候補を表示する動画フォルダ参照ボタン200eと、その候補の中からユーザが選択したフォルダの名称が表示される動画フォルダ欄200aとを有する。
また、フォルダ設定画面200は、プロジェクトファイルの保存先となるフォルダの候補を表示するプロジェクトフォルダ参照ボタン200fと、その候補の中からユーザが選択したフォルダの名称が表示されるプロジェクトフォルダ欄200bとを有する。
また、フォルダ設定画面200は、選択項目リスト160aの保存先となるフォルダの候補を表示する選択リストフォルダ参照ボタン200gと、その候補の中からユーザが選択したフォルダの名称が表示される選択リストフォルダ欄200cとを有する。
また、フォルダ設定画面200は、要素動作リスト150jの保存先となるフォルダの候補を表示するタイムライン出力フォルダ参照ボタン200hと、その候補の中からユーザが選択したフォルダの名称が表示されるタイムライン出力フォルダ欄200dとを有する。
また、フォルダ設定画面200は、上記の欄200a〜200dに表示されたファイル名が表すファイルを保存先として確定する旨を指示するOKボタン200jも有する。ユーザがOKボタン200jを押下すると、上記の欄200a〜200dが表す保存先の組み合わせが、フォルダ設定情報として、図1に示す補助メモリ13に記憶される。なお、上記の欄200a〜200dが表す保存先の実体は、図1に示す補助メモリ13であってもよいし、ネットワーク接続部18を介して接続されるサーバその他の外部装置であってもよい。
以上のように、フォルダ設定情報として、各種データの保存先を一括して予め定めておくことにより、ユーザが、プロジェクトファイルを保存する際に、個々のデータについて保存先を指定する手間を省ける。また、フォルダ設定情報として、ネットワークドライブ上のフォルダを保存先に設定しておくことで、そのフォルダにアクセス可能な複数の端末間で、プロジェクトファイルの共用化が図られる。
図13に戻って説明を続ける。オプションボタン110bを押下したときに表示されるプルダウンメニューの中には、原動画を再生する際のスキップ速度を定める項目があり、ユーザがその項目を選択すると、図17に示すスキップ速度設定画面210が表示される。
図17に示すように、スキップ速度設定画面210は、図5に示したスキップボタン130aのスキップ速度を表示するスキップ速度表示欄210a、図5に示したスキップボタン130bのスキップ速度を表示するスキップ速度表示欄210b、図5に示したスキップボタン130cのスキップ速度を表示するスキップ速度表示欄210c、及び図5に示したスキップボタン130dのスキップ速度を表示するスキップ速度表示欄210dを有する。
また、スキップ速度設定画面210は、図5に示したスキップボタン130aのスキップ速度を調整するスキップ速度調整ボタン210e、図5に示したスキップボタン130bのスキップ速度を調整するスキップ速度調整ボタン210f、図5に示したスキップボタン130cのスキップ速度を調整するスキップ速度調整ボタン210g、及び図5に示したスキップボタン130dのスキップ速度を調整するスキップ速度調整ボタン210hを有する。
また、スキップ速度設定画面210は、スキップ速度表示欄210a〜210dに表示されたスキップ速度への変更を適用する設定更新ボタン210j及び、スキップ速度のカスタマイズをキャンセルし、スキップ速度をデフォルト値に戻すキャンセルボタン210kも有する。以上のようにしてスキップ速度をカスタマイズできることは、原動画データを能率的かつ正確に区切ることに資する。
[実施形態5]
上記実施形態1において、図2には、区切り位置データ作成処理部22にて区切り位置データの作成が完了した後に、要素動作リスト作成処理部23へと処理が渡される様子を模式的に示したが、ユーザが、再生される原動画を見ながら1つの要素動作の区切りを指定するたびに、要素動作リスト150jにおける、その1つの要素動作を表す行を作成するというように、区切り位置データ作成処理部22と要素動作リスト作成処理部23が協働して、区切りの指示と要素動作リスト150jの作成とを並行して行ってもよい。以下、その具体例について説明する。
図18に示すように、本実施形態では、要素動作リスト作成処理部23は、原動画の再生中に区切り指示手段としての入力部17によって区切りが指示されるたびに(ステップSU1)、原動画再生処理部22aによる原動画の再生を一時停止させる再生一時停止処理(ステップSU2)を行う。原動画再生処理部22aは、再生一時停止処理(ステップSU2)を受けて、原動画の再生を一時停止させる(ステップSU3)。
また、要素動作リスト作成処理部23は、原動画の再生が一時停止された状態で、原動画における、入力部17によって前回指示された区切りから、今回指示された区切りまでの内容が表す要素動作について、属性情報150hの指定を受け付ける属性情報受け付け処理(ステップSU4)を行う。ユーザは、属性情報受け付け処理(ステップSU4)を受けて、属性情報150hの指定を開始する(ステップSU5)。
また、要素動作リスト作成処理部23は、要素動作についての属性情報150hの、ユーザによる指定が完了した場合に(ステップSU6)、その要素動作と、その属性情報150hと、前回指示された区切りについて図2に示す経過時刻データ作成処理部22cが作成した経過時刻データと、今回指示された区切りについて図2に示す経過時刻データ作成処理部22cが作成した経過時刻データと、の対応付けを行うと共に、原動画再生処理部22aによる原動画の再生を再開させる再生再開処理(ステップSU7)を行う。原動画再生処理部22aは、再生再開処理(ステップSU7)を受けて、原動画の再生を再開させる(ステップSU8)。
ここで“前回指示された区切り”は、その要素動作の開始のタイミングを表し、“今回指示された区切り”は、その要素動作の終了のタイミングを表す。
以上のステップSU1〜SU8によって構成される単位分析処理(ステップSU)が時間的に繰り返される連続分析処理によって、区切りの指示と要素動作リスト150jの作成とが並行して行われる。
図5を参照し、連続分析処理に関わるGUIについて説明する。コントロールエリア130は、一連の作業における最初の1つ目の要素動作についての所要時間の測定を、原動画の再生の開始と同時に行うか否かを選択するチェックボックス130qを有する。
図2に示す原動画再生処理部22aは、チェックボックス130qにチェックが入れられている場合には、最初の1つ目の要素動作についての所要時間の測定を原動画の再生の開始と同時に行わせる一方、チェックボックス130qにチェックが入れられて無い場合には、原動画の再生の開始後、ユーザが指定したタイミングで、最初の1つ目の要素動作についての所要時間の計測を開始させる。
このように、原動画再生処理部22aは、区切り指示手段としての入力部17による、一連の作業における最初の1つ目の要素動作の始まりを表す区切りの指示を、原動画再生処理部22aに対する原動画の再生開始の指示と兼ねるか否かを予め設定する環境をユーザに提供する。
このため、原動画データの開始部分に要素動作と無関係の無関係映像が映り込んでいる場合には、チェックボックス130qのチェックを外しておけばよい。一旦その無関係映像を要素動作として取り込んで後に削除するといった作業ロスをなくすことができる。一方、最初の1つ目の要素動作から開始する原動画データが予め得られている場合には、チェックボックス130qにチェックを入れておくことで、直ちに要素時間の計測を行える。
以下、図19A〜図19Bを参照し、図18に示した単位分析処理(ステップSU)が時間的に繰り返される連続分析処理について、具体的に説明する。
図19Aに示すように、ユーザによって図5に示す再生ボタン130fが押下されることにより(ステップS1)、原動画再生処理部22aに対する原動画の再生開始の指示がなされると、原動画再生処理部22aは、図5に示すモード表示欄130mに、要素動作の所要時間の計測中である旨を表すものとして「計測中」と表示させる(ステップS2)。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、図5に示すチェックボックス130qにチェックが入れられているか否かを判定し(ステップS3)、チェックが入れられている場合は(ステップS3;YES)、ステップS1の再生開始の指示が、最初の1つ目の要素動作の始まりを表す区切りの指示を兼ねるため、原動画データ上での現在の再生時刻を、原動画データから取得する(ステップS4)。
ここで“再生時刻”とは、原動画の開始時点、即ち原動画データにおける時間軸上の原点を0.00秒とした場合の、その開始時点から、原動画上における現在の場面までの、原動画上における経過時間を意味する。いまの場合、現在の再生時刻とは、ステップS1で再生ボタン130fが押下された時刻であり、原動画の開始時点そのものであるから、0.00秒である。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、要素動作リスト150jに新規行を追加し(ステップS5)、原動画の再生が一時停止中又は停止中か否かを判定する(ステップS6)。いまの場合は原動画が再生中であり、一時停止中又は停止中ではないので(ステップS6;NO)、要素動作リスト作成処理部23は、ステップS4で取得した再生時刻を、ステップS5で追加した行における、図6に示す所要時間情報150iの開始時刻を表す「開始」の欄に記入する(ステップS8)。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、原動画の終了時刻が到来したか否かを判定し(ステップS9)、まだ終了時刻が到来していないならば(ステップS9;NO)、ユーザによる区切りの指示、即ち図4に示す動画再生画面120c上での左クリックの操作がなされたか否かを判定する(ステップS10)。
要素動作リスト作成処理部23は、左クリックの操作がなされていないならば(ステップS10;NO)、再びステップS9に戻り、左クリックの操作を検出した場合に(ステップS10;YES)、図19Bに移る。
図19Bに示すように、左クリックの操作を検出した場合(ステップS10;YES)、要素動作リスト作成処理部23は、原動画再生処理部22aに、原動画の再生を一時停止させる(ステップS11)。なお、このステップS11は、図18に示した再生一時停止処理(ステップSU3)に相当する。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、現在の再生時刻、具体的には、ステップS10で左クリックの操作を検出した時点の再生時刻を、原動画データから取得する(ステップS12)。次に、要素動作リスト作成処理部23は、その取得した再生時刻を、ステップS5で追加した行における、図6に示す所要時間情報150iの終了時刻を表す「終了」の欄に記入する(ステップ13a)。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、ステップS13aで設定した終了時刻からステップS8で設定した開示時刻を引き算して得られる所要時間を算出し、算出した所要時間を、図6に示す所要時間情報150iの「時間」の欄に記入する(ステップS13b)。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、ステップS13bで算出した秒単位の所要時間を3600で割り算することにより、時間単位に換算し、換算した所要時間を、図6に示す所要時間情報150iの「Hr」の欄に記入する(ステップS13c)。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、属性情報150hの雛型としての、図9に示した選択項目リスト160aをユーザに提示する(ステップS14)。なお、このステップS14は、図18に示した属性情報受け付け処理(ステップSU4)に相当する。
次に、要素動作リスト作成処理部23は、動画再生画面120c上で左クリックの操作がなされたか否かを判定し(ステップS15)、左クリックの操作がなされていない場合には(ステップS15;NO)、再びステップS15に戻る。
ステップS15の判定が繰り返される間に、ユーザは、ステップS14で提示された選択項目リスト160aの中から、いま視聴した要素動作に該当する属性情報150hの組み合わせが記載された行を選択する。すると、要素動作リスト作成処理部23は、その選択された行の記載内容を、要素動作リスト150jの属性情報150hの欄に反映させる。
このようにして、ユーザは、いま視聴した要素動作に対する属性情報150hの指定を行う。なお、このとき、ステップS11によって、原動画の再生が一時停止されているので、ユーザは、属性情報150hの指定をあせって行う必要がない。
ユーザは、属性情報150hの指定が完了すると、図4に示す動画再生画面120c上で左クリックの操作を行う。なお、この左クリックの操作は、属性情報150hの指定が完了したため、次の要素動作の所要時間の計測に移行する旨を表す。
要素動作リスト作成処理部23は、ステップS15で左クリックの操作を検出すると(ステップS15;YES)、再び、図19Aに示すステップS4に戻る。これにより、同様にして、次の要素動作について、所要時間の計測及び要素動作リスト150jへの新規行の追加がなされる。
一方、要素動作リスト作成処理部23は、図19Aに示すステップS3で、図5に示すチェックボックス130qにチェックが入れられていない場合は(ステップS3;NO)、ステップS15に移行する。この場合、ユーザは、原動画の開始部分における要素動作と無関係の無関係映像の再生が終わったタイミングで、図4に示す動画再生画面120c上で左クリックの操作を行う。この場合の左クリックの操作は、無関係映像の終了時点、即ち、最初の1つ目の要素動作の開始を表す区切り目の指定としての意味をもつ。
また、要素動作リスト作成処理部23は、図19Aに示すステップS9で、原動画の終了時刻が到来したならば(ステップS9;YES)、図19Cに移る。
図19Cに示すように、要素動作リスト作成処理部23は、原動画の終了時刻が到来した場合は(ステップS9;YES)、原動画再生処理部22aに原動画の再生を停止させ(ステップS17)、現在再生されている要素動作についての開示時刻の設定がなされているか否かを判定する(ステップS18)。
要素動作リスト作成処理部23は、開示時刻の設定がなされている場合は(ステップS18;YES)、現在の再生時刻、具体的には、ステップS9で終了時刻の到来を検出した時点の再生時刻を、終了時刻として原動画データから取得する(ステップS19)。
そして、要素動作リスト作成処理部23は、その開示時刻と終了時刻とを用いて所要時間情報150iにおける各項目の算出を行うべく、先の図19Bに示したステップS13a〜ステップS13cよりなる終了時間設定処理(ステップ13)と同一の処理を行い、本処理を終える。
また、要素動作リスト作成処理部23は、ステップS18で、開示時刻の設定がなされていない場合は(ステップS18;NO)、そのまま、本処理を終える。
なお、要素動作リスト作成処理部23は、ステップS9で、原動画の終了時刻の到来を検出した場合(ステップS9;YES)だけでなく、ユーザによって図5に示す停止ボタン130gが押下されたことを検出した場合(ステップS16)も、同様にステップS17以降の処理を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、原動画データを再生しながら、区切りの指示と要素動作リスト150jの作成とを並行して行うことができる。このため、一旦全ての要素動作についての区切りのタイミングを表す区切り位置データの作成が完了した後に、各々の要素動作の内容を再生して再確認しながら属性情報150hを指定する場合に比べると、要素動作リスト150jを能率的に作成できる。
[実施形態6]
上記実施形態5で、図5に示す再生ボタン130fと停止ボタン130gの各々に複数の機能をもたせてもよい。以下、その具体例について説明する。
本実施形態では、図2に示す原動画再生処理部22aが、図5に示す再生ボタン130fと停止ボタン130gの機能を状況に応じて変化させる。
図5を参照し、本実施形態に関わるGUIについて説明する。コントロールエリア130は、実施形態5で述べたように原動画の再生と並行して所要時間の計測を行うか、所要時間の計測は行わずに、原動画の再生のみを行うかを、ユーザが予め選択するチェックボックス130rを有する。
以下、図20を参照し、原動画再生処理部22aが再生ボタン130fの機能を状況に応じて変化させる再生ボタン機能変更処理について説明する。
図20に示すように、原動画再生処理部22aは、図5に示す再生ボタン130fが押下されると(ステップS80)、動画再生画面120cにて原動画の再生中か否かを判定する(ステップS81)。
原動画再生処理部22aは、原動画の再生中でないならば(ステップS81;NO)、動画再生画面120cにて原動画の再生を開始させ(ステップS82)、再生ボタン130fの表示を、一時停止に変更する(ステップS83)。これにより、再生ボタン130fの機能が、再生開始の指示から、一時停止の指示へと変更される。
一方、原動画再生処理部22aは、原動画の再生中であれば(ステップS81;YES)、動画再生画面120cにおける原動画の再生を一時停止させ(ステップS84)、再生ボタン130fの表示を、再生再開に変更する(ステップS85)。これにより、再生ボタン130fの機能が、一時停止の指示から、再生開始の指示へと戻される。
次に、原動画再生処理部22aは、ステップS83又はステップS85を経た後、図5に示す既述のチェックボックス130rにチェックが入れられているか否かを判定し(ステップS86)、チェックボックス130rにチェックが入れられている場合は(ステップS86;YES)、そのまま本処理を終える。
一方、原動画再生処理部22aは、チェックボックス130rにチェックが入れられていない場合は(ステップS86;NO)、既述の連続分析処理が行われるため、図5に示すモード表示欄130mの表示を、所要時間の計測を行う旨を表す「計測中」へと変更して(ステップS87)、本処理を終える。これにより、ユーザは、現在計測中か計測停止中かを容易に知ることができる。
次に、図21を参照し、原動画再生処理部22aが停止ボタン130gの機能を状況に応じて変化させる停止ボタン機能変更処理について説明する。
図21に示すように、原動画再生処理部22aは、図5に示す停止ボタン130gが押下されると(ステップS90)、動画再生画面120cにて原動画の再生中か否かを判定する(ステップS91)。
原動画再生処理部22aは、原動画の再生中であれば(ステップS91;YES)、動画再生画面120cにおける原動画の再生を停止させ(ステップS92)、再生ボタン130fの表示を、再生に変更する(ステップS93)。これにより、再生ボタン130fの機能が、停止の指示から、再生の指示へと変更される。なお、ステップS93は、再生ボタン130fの押下後に、一時停止に変更された再生ボタン130fの表示を、再生に戻す処理を表す。
次に、原動画再生処理部22aは、図5に示す既述のチェックボックス130rにチェックが入れられているか否かを判定し(ステップS94)、チェックボックス130rにチェックが入れられている場合は(ステップS94;YES)、そのまま本処理を終える。
一方、原動画再生処理部22aは、チェックボックス130rにチェックが入れられていない場合は(ステップS94;NO)、既述の連続分析処理が行われるため、図5に示すモード表示欄130mの表示を、所要時間の計測を停止している旨を表す「計測停止」へと変更して(ステップS95)、本処理を終える。これにより、ユーザは、現在計測中か計測停止中かを容易に知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、再生ボタン130fと停止ボタン130gの各々に複数の機能が付与されるので、図5に示すコントロールエリア130を複雑化することなく、種々の機能を享受できる。
[実施形態7]
上記実施形態1では、要素動作リスト150j及び選択タイムライン170iといった表形式で作業のスケジュールを示したが、これらの構成を図案化したチャートをユーザが確認できるようにしてもよい。以下、その具体例について説明する。
図22に示すように、本実施形態では、要素動作リスト作成処理部23で作成された要素動作リスト150jと、及び選択タイムライン作成支援処理部24で作成された選択タイムライン170iとの構成を図案化したチャートを作成し、ユーザに提示する図案化手段としての図案化処理部27の機能を、図1に示すCPU14が有する。
図23に、図案化処理部27によって提供されるGUIであるチャート表示ウインドウ300を示す。このチャート表示ウインドウ300は、図6に示すタイムラインエリア150のチャート表示ボタン150e、又は図8に示す選択タイムラインエリア170のチャート表示ボタン170jの押下により表示される。
チャート表示ウインドウ300は、要素動作を時系列に並べたガントチャートを作成し、表示欄300hに表示させるチャートボタン300aを有する。図23には、図6に示すタイムラインエリア150のチャート表示ボタン150eを押下したことで、要素動作リスト150jのガントチャートが表示欄300hに表示された例を示すが、図8に示す選択タイムラインエリア170のチャート表示ボタン170jを押下した場合には、チャートボタン300aを押下することで、選択タイムライン170iのガントチャートが表示欄300hに表示される。
また、チャート表示ウインドウ300は、円チャートを作成し、表示欄300hに表示させる円チャートボタン300bと、パレート図を作成し、表示欄300hに表示させるパレート図ボタン300cとを有する。
また、チャート表示ウインドウ300は、チャートにおいて、要素動作の所要時間の集計方法を指定する集計方法選択用チェックボックス300dと、要素動作の所要時間を数値として併記させるか否かを選択する値表示設定用チェックボックス300eとを有する。
また、チャート表示ウインドウ300は、作成されたチャートを画像データとしてクリップボードにコピーすることを指示するコピーボタン300fと、作成されたチャートの印刷を指示する印刷ボタン300gとを有する。
図24は、円チャートの表示例を示す。集計方法選択用チェックボックス300dで「内容」にチェックを入れたため、要素動作が属性情報150hにおける「内容」の項目ごとに集計され、かつ値表示設定用チェックボックス300eにチェックを入れなかったため、所要時間の数値表示が省略されている。
図25は、円チャートの他の表示例を示す。集計方法選択用チェックボックス300dで「内容」にチェックを入れたため、要素動作が属性情報150hにおける「内容」の項目ごとに集計され、かつ値表示設定用チェックボックス300eにチェックを入れたため、所要時間の内訳がパーセントとして数値表示されている。
図26は、円チャートのさらに他の表示例を示す。集計方法選択用チェックボックス300dで「分類」にチェックを入れたため、要素動作が属性情報150hにおける「分類」の項目ごとに集計され、かつ値表示設定用チェックボックス300eにチェックを入れなかったため、所要時間の数値表示が省略されている。
図27は、パレート図の表示例を示す。集計方法選択用チェックボックス300dで「内容」にチェックを入れたため、要素動作が属性情報150hにおける「内容」の項目ごとに集計され、かつ値表示設定用チェックボックス300eにチェックを入れなかったため、所要時間の数値表示が省略されている。
図28は、パレート図の他の表示例を示す。集計方法選択用チェックボックス300dで「内容」にチェックを入れたため、要素動作が属性情報150hにおける「内容」の項目ごとに集計され、かつ値表示設定用チェックボックス300eにチェックを入れたため、所要時間の内訳がパーセントとして数値表示されている。
図29は、パレート図のさらに他の表示例を示す。集計方法選択用チェックボックス300dで「分類」にチェックを入れたため、要素動作が属性情報150hにおける「分類」の項目ごとに集計され、かつ値表示設定用チェックボックス300eにチェックを入れなかったため、所要時間の数値表示が省略されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、要素動作リスト150j及び選択タイムライン170iのチャート又はグラフが作成されるので、ユーザはこれらの構成を視覚的に把握できる。特に、選択タイムライン170iのチャート又はグラフが作成されるので、ユーザは、自ら立案した選択タイムライン170iの妥当性の評価を容易に行える。
また、属性情報150hが、互いに観点の異なる第1項目としての「内容」と、第2項目としての「分類」とを含み、図案化処理部27が、「内容」について集計したチャートを作成するか、「分類」について集計したチャートを作成するかを予め設定する設定環境を提供する。このため、ユーザは、自ら立案した選択タイムライン170iの妥当性を種々の観点から確認することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明はこれに限られず、以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態では、ラインにおける一連の作業を撮影した原動画データを処理の対象としたが、ここでいう作業とは、組み立てや塗装といった製造に関わる作業に限られず、保守や点検といった、製造を伴わない作業も含む概念とする。また、作業とは、人によってなされるものに限られず、機械が行う作業も含む概念とする。
上記実施形態では、計画支援装置10がカメラ11を備えたが、カメラ11は必須ではない。計画支援装置10は、ネットワークを介して、カメラ11以外の端末やサーバから原動画データを取得することもできる。
上記実施形態では、入力部17がマウスとキーボードで構成された例について述べたが、入力部17は、表示部16と協働で構成されるタッチスクリーンであってもよいし、表示部16上に表示されるソフトウエアキーボードを備えてもよい。
上記実施形態では、図案化処理部27が、選択タイムライン170iと要素動作リスト150jの双方のチャートを作成したが、図案化処理部27が、選択タイムライン170iと要素動作リスト150jのうち、選択タイムライン170iのみのチャートを作成するようにしてもよい。また、チャートとしては、ガントチャート、円チャート、及びパレート図に限られず、図案化処理部27がこれら以外のチャートを作成してもよい。
図1に示した計画支援プログラム13aをコンピュータにインストールすることで、そのコンピュータを計画支援装置10として機能させることもできる。コンピュータとしては、例えば、ノート型のパソコン、デスクトップ型のパソコン、又はタブレット型の端末を用いることができる。計画支援プログラム13aは、通信回線を介して配布してもよいし、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリといったコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよい。
10…計画支援装置、
11…カメラ、
12…接続インターフェース、
13…補助メモリ、
13a…計画支援プログラム、
13b…データ群、
13c…原動画データ群、
13d…タイムラインデータ、
13e…選択タイムラインデータ、
14…CPU、
15…主メモリ、
16…表示部、
17…入力部(区切り指示手段)、
18…ネットワーク接続部、
21…原動画データ取得処理部(原動画データ取得手段)、
22…区切り位置データ作成処理部(区切り位置データ作成手段)、
22a…原動画再生処理部(原動画再生手段)、
22b…区切り指示受付処理部、
22c…経過時刻データ作成処理部(経過時刻データ作成手段)
23…要素動作リスト作成処理部(要素動作リスト作成手段)、
24…選択タイムライン作成支援処理部(選択タイムライン作成支援手段)、
25…選択タイムライン動画再生処理部(選択タイムライン動画再生手段)、
26…保存/読み出し処理部(要素動作リスト蓄積手段)、
27…図案化処理部(図案化手段)、
100…メイン画面、
110…メニューエリア、
110a…メニューボタン、
110b…オプションボタン、
110c…ライセンスボタン、
110d…バージョン情報ボタン、
120…動画エリア、
120a…動画選択ボタン、
120b…選択動画ファイル名表示部、
120c…動画再生画面
130…コントロールエリア、
130a〜130d…スキップボタン、
130e…動画スライダ、
130f…再生ボタン、
130g…停止ボタン、
130h…再生速度表示部、
130i…再生速度スライダ、
130j…標準速度ボタン、
130k…現在位置/総時間表示部、
130m…モード表示欄、
130p…スナップショットボタン、
130q〜130s…チェックボックス、
140…情報分析エリア、
140a…分析内容欄、
140b…オーダー欄、
140c…工程名欄、
140d…作業者欄、
140e…機種名欄、
140f…撮影日欄、
140g…観測日欄、
140h…観測者名欄、
150…タイムラインエリア、
150a…項目追加ボタン、
150b…項目削除ボタン、
150c…表データボタン、
150d…リストクリアボタン、
150e…チャート表示ボタン、
150f…再生ボタン、
150g…停止ボタン、
150h…属性情報、
150i…所要時間情報、
150j…要素動作リスト、
150n…選択タイムライン表示ボタン、
160…選択項目リストエリア、
160a…選択項目リスト、
160b…ファイル読込ボタン、
160c…ファイル保存ボタン、
160d…項目追加ボタン、
160e…項目削除ボタン、
170…選択タイムラインエリア、
170a…全体表示ボタン、
170b…部分表示ボタン、
170c…選択コピーボタン、
170d…挿入ボタン、
170e…削除ボタン、
170f…順番繰り上げボタン、
170g…順番繰り下げボタン、
170h…選択タイムライン作成エリア、
170i…選択タイムライン、
170j…チャート表示ボタン、
170m…再生ボタン、
170n…停止ボタン、
200…フォルダ設定画面、
200a…動画フォルダ欄、
200b…プロジェクトフォルダ欄、
200c…選択リストフォルダ欄、
200e…動画フォルダ参照ボタン、
200f…プロジェクトフォルダ参照ボタン、
200g…選択リストフォルダ参照ボタン、
200h…タイムライン出力フォルダ参照ボタン、
200d…タイムライン出力フォルダ欄、
200j…OKボタン、
210…スキップ速度設定画面、
210a〜210d…スキップ速度表示欄、
210e〜210h…スキップ速度調整ボタン、
210j…設定更新ボタン、
210k…キャンセルボタン、
300…チャート表示ウインドウ、
300h…表示欄、
300a…チャートボタン、
300b…円チャートボタン、
300c…パレート図ボタン、
300d…集計方法選択用チェックボックス、
300e…値表示設定用チェックボックス、
300f…コピーボタン、
300g…印刷ボタン。
上記目的を達成するために、本発明に係る計画支援装置は、
複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影することにより得られた原動画データを取得する原動画データ取得手段と、
前記原動画データ取得手段によって取得された前記原動画データを用いて、各々の前記要素動作の前記一連の作業の中における区切り目の、前記原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する区切り位置データ作成手段と、
各々の前記要素動作に対して、該要素動作の属性を表す属性情報をユーザから受け付けると共に、前記区切り位置データ作成手段によって作成される前記区切り位置データが表す前記区切り目同士の前記時間軸上の間隔によって特定される該要素動作の所要時間を算出することにより、前記要素動作別に前記属性情報と前記所要時間とが対応付けられた要素動作リストを作成する要素動作リスト作成手段と、
前記要素動作リスト作成手段によって作成された前記要素動作リストを、該要素動作リストを作成する元となった前記原動画データを特定する原動画データ特定情報と対応付けて蓄積する処理を行う要素動作リスト蓄積手段と、
前記要素動作リスト蓄積手段によって過去に蓄積された前記要素動作リストの中から、所望の複数の前記要素動作リストを、前記原動画データ特定情報を指定することにより選択する選択環境をユーザに提供し、前記選択環境において選択された複数の前記要素動作リストをユーザに提示すると共に、ユーザが、前記選択環境において選択した複数の前記要素動作リストの中から所望の複数の前記要素動作を、該要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択された前記要素動作を、指定された前記時間順序で遂行する旨を表す選択タイムラインを作成する作成環境を提供する選択タイムライン作成支援手段と、
前記区切り位置データと前記原動画データとを用いて、前記選択タイムラインが表す内容に従って、前記選択された前記要素動作が前記指定された前記時間順序で推移する選択タイムライン動画を再生する選択タイムライン動画再生手段と、
ユーザが前記作成環境を用いて作成した前記選択タイムラインと、該選択タイムラインを作成するためにユーザが前記選択環境において選択した複数の前記要素動作リストとの組み合わせを蓄積する処理を行うプロジェクト保存手段と、
を備える。
図2に示す選択タイムライン作成支援処理部24は、保存/読み出し処理部26によって過去に蓄積された要素動作リスト150jの中から、所望の1つ又は複数の要素動作リスト150jを、原動画データ特定情報を指定することにより選択する選択環境をユーザに提供し、ユーザが選択した要素動作リスト150jをユーザに提示する。

Claims (11)

  1. 複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影することにより得られた原動画データを取得する原動画データ取得手段と、
    前記原動画データ取得手段によって取得された前記原動画データを用いて、各々の前記要素動作の前記一連の作業の中における区切り目の、前記原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する区切り位置データ作成手段と、
    各々の前記要素動作に対して、該要素動作の属性を表す属性情報をユーザから受け付けると共に、前記区切り位置データ作成手段によって作成される前記区切り位置データが表す前記区切り目同士の前記時間軸上の間隔によって特定される該要素動作の所要時間を算出することにより、前記要素動作別に前記属性情報と前記所要時間とが対応付けられた要素動作リストを作成し、ユーザに提示する要素動作リスト作成手段と、
    ユーザが、前記要素動作リスト作成手段によって提示された前記要素動作リストの中から所望の複数の前記要素動作を、該要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択された前記要素動作を、指定された前記時間順序で遂行する旨を表す選択タイムラインを作成する作成環境を提供する選択タイムライン作成支援手段と、
    前記区切り位置データと前記原動画データとを用いて、前記選択タイムラインが表す内容に従って、前記選択された前記要素動作が前記指定された前記時間順序で推移する選択タイムライン動画を再生する選択タイムライン動画再生手段と、
    を備える、計画支援装置。
  2. 前記区切り位置データ作成手段が、
    前記原動画データが表す原動画を再生する原動画再生手段と、
    ユーザが、前記原動画再生手段によって再生される前記原動画を見ながら、前記要素動作の区切り目となるタイミングで区切りを指示するための区切り指示手段と、
    前記区切り指示手段によって前記区切りが指示されるたびに、該指示が与えられたタイミングの、前記原動画データにおける前記時間軸上の原点からの経過時刻を表す経過時刻データを作成する経過時刻データ作成手段と、を有し、
    前記区切り位置データが、前記区切りの指示の各々に対して前記経過時刻データ作成手段によって作成された前記経過時刻データによって構成されている、
    請求項1に記載の計画支援装置。
  3. 前記要素動作リスト作成手段が、
    前記区切り指示手段によって区切りが指示されるたびに、前記原動画再生手段による前記原動画の再生を一時停止させる再生一時停止処理と、
    前記原動画の再生が一時停止された状態で、前記区切り指示手段によって前回指示された区切りから今回指示された区切りまでの前記原動画の内容が表す前記要素動作について、前記属性情報の指定を受け付ける属性情報受け付け処理と、
    該要素動作についての前記属性情報がユーザによって指定された場合に、該要素動作と、該属性情報と、該前回指示された区切りについての前記経過時刻データと、該今回指示された区切りについての前記経過時刻データと、の対応付けを行うと共に、前記原動画再生手段による前記原動画の再生を再開させる再生再開処理と、
    を行う、請求項2に記載の計画支援装置。
  4. 前記原動画再生手段が、
    前記区切り指示手段による、前記一連の作業における最初の1つ目の前記要素動作の始まりを表す前記区切りの指示を、前記原動画再生手段に対する前記原動画の再生開始の指示と兼ねるか否かを予め設定する環境をユーザに提供する、
    請求項2又は3に記載の計画支援装置。
  5. 前記要素動作リスト作成手段が、
    前記属性情報をユーザから受け付ける際に、該属性情報を構成する項目を表す雛型をユーザに提示する属性情報入力支援処理を行う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の計画支援装置。
  6. 前記要素動作リスト作成手段によって作成された前記要素動作リストを、該要素動作リストを作成する元となった前記原動画データを特定する原動画データ特定情報と対応付けて蓄積する処理を行う要素動作リスト蓄積手段、をさらに備え、
    前記要素動作リスト作成手段が、前記要素動作リスト蓄積手段によって過去に蓄積された前記要素動作リストの中から、所望の1つ又は複数の前記要素動作リストを、前記原動画データ特定情報を指定することにより選択する選択環境をユーザに提供し、選択された前記要素動作リストをユーザに提示する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の計画支援装置。
  7. ユーザが、前記選択タイムラインを作成する際に、前記要素動作リストの中から任意の前記要素動作を仮選択することができ、
    前記選択タイムライン作成支援手段が、前記区切り位置データと前記原動画データとを用いて、前記一連の作業のうち前記仮選択された前記要素動作のみを表す動画を再生する制御を行う、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の計画支援装置。
  8. 前記選択タイムラインの構成を図案化したチャートを作成し、ユーザに提示する図案化手段、をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の計画支援装置。
  9. 前記属性情報が、互いに観点の異なる第1項目と第2項目とを含み、
    前記図案化手段が、前記第1項目について集計した前記チャートを作成するか、前記第2項目について集計した前記チャートを作成するかを予め設定する設定環境を提供する、
    請求項8に記載の計画支援装置。
  10. 複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影することにより得られた原動画データを用いて、各々の前記要素動作の前記一連の作業の中における区切り目の、前記原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する区切り位置データ作成ステップと、
    各々の前記要素動作に対して、該要素動作の属性を表す属性情報をユーザから受け付けると共に、前記区切り位置データ作成ステップにおいて作成される前記区切り位置データが表す前記区切り目同士の前記時間軸上の間隔によって特定される該要素動作の所要時間を算出することにより、前記要素動作別に前記属性情報と前記所要時間とが対応付けられた要素動作リストを作成する要素動作リスト作成ステップと、
    ユーザが、前記要素動作リスト作成ステップにおいて作成された前記要素動作リストの中から所望の複数の前記要素動作を、該要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択された前記要素動作を、指定された前記時間順序で遂行する旨を表す選択タイムラインを作成する選択タイムライン作成ステップと、
    前記区切り位置データと前記原動画データとを用いて、前記選択タイムラインが表す内容に従って、前記選択された前記要素動作が前記指定された前記時間順序で推移する選択タイムライン動画を再生する選択タイムライン動画再生ステップと、
    を含む、計画支援方法。
  11. コンピュータに、
    複数の要素動作によって構成される一連の作業を撮影することにより得られた原動画データを取得する原動画データ取得機能と、
    前記原動画データ取得機能によって取得された前記原動画データを用いて、各々の前記要素動作の前記一連の作業の中における区切り目の、前記原動画データにおける時間軸上の位置を特定する区切り位置データを作成する区切り位置データ作成機能と、
    各々の前記要素動作に対して、該要素動作の属性を表す属性情報をユーザから受け付けると共に、前記区切り位置データ作成機能によって作成される前記区切り位置データが表す前記区切り目同士の前記時間軸上の間隔によって特定される該要素動作の所要時間を算出することにより、前記要素動作別に前記属性情報と前記所要時間とが対応付けられた要素動作リストを作成し、ユーザに提示する要素動作リスト作成機能と、
    ユーザが、前記要素動作リスト作成機能によって提示された前記要素動作リストの中から所望の複数の前記要素動作を、該要素動作の間の時間順序を指定する態様で選択することにより、選択された前記要素動作を、指定された前記時間順序で遂行する旨を表す選択タイムラインを作成する作成環境を提供する選択タイムライン作成支援機能と、
    前記区切り位置データと前記原動画データとを用いて、前記選択タイムラインが表す内容に従って、前記選択された前記要素動作が前記指定された前記時間順序で推移する選択タイムライン動画を再生する選択タイムライン動画再生機能と、
    を実現させる、計画支援プログラム。
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