JP2011150569A - 生産準備活動プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の生産ラインを簡易に利用して、生産準備活動の実行を効率的にする生産準備活動プログラム及びその記録媒体の提供すること。
【解決手段】既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示する。該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する要素作業情報を入力するための要素作業画面200を表示する。入力された要素作業情報に基づいて、要素作業データを出力する。要素作業データに基づき仮想空間での量産試作を実行すると共に、該量産試作による仮想映像データを出力する。仮想映像データ、及び、作業映像データを夫々独立した生産準備活動処理を実行する複数の機能モジュールが共通に利用可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産準備活動プログラム及びその記録媒体に関する。
従来から、生産ラインの新規立ち上げに関する生産準備活動を行うために、CAD(Computer Aided Design)システム等によりモデリングした製造設備及び作業者形状等のデータを取り込み、量産時において想定される動作と作業に要する時間とを仮想空間で量産試作することで生産ラインを設計する方法が知られている。このような設計において、生産ラインを設計する設計者は、生産ラインにおける各作業の要素作業に要する時間に、想定される動作に基づいて予め決定された標準時間を採用することが多い(例えば、特許文献1の工数設定支援システム)。
特開2002−207511号公報
このような標準時間は、量産が開始された後の実際の生産ラインと比較してずれがあることが多く、量産開始後の生産ライン現場での細部の検証と改善が避けられないものになっている。また、新規生産ラインは、既存の生産ラインについて一部の工程を変更する生産ラインの改良が多く、既存の生産ラインを生産準備活動に効率的に反映することが求められている。
そこで、本発明の目的は、既存の生産ラインを簡易に利用して、生産準備活動の実行を効率的にする生産準備活動プログラム及びその記録媒体の提供にある。
上記目的を達成するために、本発明は、夫々独立した生産準備活動処理を実行する複数の機能モジュールを有する生産準備活動プログラムであって、コンピュータを、既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示すると共に、該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する前記要素作業情報を入力するための要素作業画面を表示する要素作業画面表示手段、入力された前記要素作業情報に基づいて、要素作業データを出力する作業分析データ出力手段、前記要素作業データに基づき仮想空間での量産試作を実行すると共に、該量産試作による仮想映像データを出力する仮想量産試作手段、前記仮想映像データ、及び、前記作業映像データを前記複数の機能モジュールが共通に利用可能にするデータ共通化手段、として機能させる。
上記構成によれば、既存の生産ラインにおける作業について、実際の作業者の作業映像データを表示すると共に要素作業情報を入力するための要素作業画面を表示することで、ユーザは作業映像を見ながらその作業に関する要素作業情報を入力することができる。そして、入力された要素作業情報は要素作業データとして出力され、要素作業データに基づいて仮想空間での量産試作が実行される。これにより、入力された要素作業情報を容易に量産試作に用いることができると共に、実際の作業者の作業映像データに基づく要素作業情報を用いるため量産試作の精度を向上し、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。さらに、複数の機能モジュールが仮想映像データ、及び、作業映像データを共通に利用可能であるため、複数の機能モジュールは既存の作業についての実際の要素作業情報が反映された仮想映像データ及び作業映像データを用いた種々の生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
また、本発明の前記仮想量産試作手段は、外部から組み込み可能であってもよい。
上記構成によれば、仮想量産試作手段は組み込み可能であるため、ユーザが既に仮想量産試作手段を所持している場合にそれを利用して生産準備活動を行うことができ、コストを軽減させることができる。
また、本発明の前記要素作業画面表示手段は、前記要素作業画面において、前記要素作業の夫々に要する時間を前記要素作業に対応付けて入力可能にされていてもよい。
上記構成によれば、ユーザは映像データから得られる要素作業に要する時間を仮想量産試作に反映させることができる。これにより、既存の生産ラインにおける作業者が要素作業に要している実際の時間を仮想量産試作に採用できるため、量産試作の精度を向上し、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
また、本発明の生産準備活動プログラムは、前記コンピュータを、前記要素作業における作業者の姿勢に関する姿勢情報を前記要素作業情報として入力するためのユーザインターフェースを提示する姿勢情報入力インターフェース提示手段、としてさらに機能させてもよい。
上記構成によれば、ユーザは映像データから得られる要素作業の姿勢を仮想量産試作に反映させることができる。これにより、既存の生産ラインにおける実際の要素作業での作業者の姿勢を仮想量産試作に採用できるため、量産試作の精度を向上し、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
また、本発明の生産準備活動プログラムは、コンピュータを、既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示すると共に、該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する前記要素作業情報及び該要素作業が1の作業者の主な作業である通常作業であるか該作業者が該通常作業と並列して行う並列作業であるかの属性を示す属性情報を入力するための要素作業画面を表示する要素作業画面表示手段、入力された前記要素作業情報及び前記属性情報に基づいて、前記要素作業情報に前記属性情報を関連付けた要素作業リストを作成する要素作業リスト作成手段、前記要素作業リストを表示する要素作業リスト表示手段、として機能させる。
上記構成によれば、既存の生産ラインにおける作業について、実際の作業者の作業映像データを表示すると共に要素作業情報を入力可能に提示することで、ユーザは作業映像を見ながらその作業に関する要素作業情報を入力することができる。そして、要素作業情報について通常作業であるか並列作業であるかの属性情報を入力するための要素作業画面が表示され、要素作業情報と属性情報とが関連付けられた要素作業リストを表示することができる。これにより、ユーザは、要素作業について通常作業及び並列作業の夫々について別々に表示された内容を把握することができる。その結果、既存の作業について詳細に分析することができ、その分析結果を生産準備活動の効率化に利用することができる。
また、本発明の前記要素作業画面表示手段は、前記要素作業画面において、前記要素作業に要する作業時間、該要素作業の開始時間、及び、該要素作業の終了時間を含む前記要素作業情報を入力可能にされていてもよい。
上記構成によれば、通常作業及び並列作業の夫々に対し、要素作業の作業時間、開始時間、及び、終了時間を入力するための要素作業画面を表示し、その要素作業リストを表示することができるようになっている。これにより、ユーザは、要素作業について通常作業及び並列作業の夫々についての作業時間、開始時間、及び、終了時間について把握することができるため、既存の作業についてさらに詳細に分析することができる。
また、本発明の生産準備活動プログラムは、前記コンピュータを、前記夫々時間軸を示す2つの帯状領域を有するタイムライン領域を表示すると共に、前記属性情報に基づき前記2つの帯状領域の少なくとも1つを選択し、選択した該帯状領域内における前記要素作業情報に応じた範囲を要素作業領域として配置表示するタイムライン表示手段、としてさらに機能させてもよい。
上記構成によれば、要素作業リストに含まれる要素作業について、タイムライン上に、属性情報に応じた帯状領域の要素作業情報に応じた範囲に配置表示することができる。これにより、属性情報に応じて2つの時間軸に分けて要素作業を表示することができる。その結果、ユーザは通常作業及び並列作業の時間軸を夫々分けて確認することができるため、作業における作業者の無駄な動作等の分析を容易に行うことができる。
また、本発明の生産準備活動プログラムは、前記要素作業リストの内容をCSV(Comma Separated Values)形式のデータ列に変換し、該データ列をCSVファイルに出力するファイル出力手段、としてさらに機能させてもよい。
上記構成によれば、要素作業リストの内容をCSV形式のファイルに出力することができる。これにより、要素作業リストを表計算ソフト等の外部ツールで容易に利用でき、要素作業をより詳細に分析することができる。
尚、上述した目的は、生産準備活動プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体(コンピュータによって実現するプログラムコードが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体)によっても達成される。
本発明の生産準備活動プログラム及びその記録媒体によれば、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
本実施形態の第1の構成を示すブロック図である。 本実施形態の第2の構成を示すブロック図である。 要素作業画面の一例を示す説明図である。 作業映像データリストテーブルを示す図である。 要素作業リストテーブルを示す図である。 要素作業リスト作成動作を示すフローチャートである。 タイムラインセクションの一例を示す説明図である。 タイムラインセクションにおける入力の一例を示す説明図である。 タイムラインセクションにおける入力の一例を示す説明図である。 タイムラインセクションにおける入力の一例を示す説明図である。 姿勢情報入力動作を示すフローチャート 仮想量産試作の動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の生産準備活動プログラムを実行するコンピュータ100の一実施例の第1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンピュータ100は、情報を表示するディスプレイ等の表示手段102と、情報を入力するキーボード及びマウス等の入力手段103と、ハードディスク、及び、RAM等の情報を記憶する記憶手段104とを有している。また、図示しないが、コンピュータ100は、生産準備活動プログラムをコンピュータ100で実行可能な形態に記憶するプログラム記憶手段を有している。
また、コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。生産準備活動プログラムによって機能するコンピュータ100の各手段は、これらハードウェアとEEPROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。
さらに、コンピュータ100は、要素作業画面表示手段10と、作業分析データ出力手段20と、仮想量産試作手段30と、データ共通化手段40と、複数の機能モジュール101とを有している。
記憶手段104には既存の生産ラインにおいて実際の作業者の作業映像を録画したデータである作業映像データが予め記憶されており、要素作業画面表示手段10は、入力手段103により選択された作業映像データを表示する機能を有している。
また、要素作業画面表示手段10は、ユーザが作業映像データに含まれる要素作業情報を入力手段103によって入力するための要素作業画面を表示手段102に表示する機能を有している。ここで、要素作業情報とは、作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する情報である。本実施形態において、要素作業情報は、作業者が要素作業に要する時間、及び、作業者の姿勢に関する姿勢情報を含んでいるが、これに限定されず、これらの何れかであってもよい。
尚、要素作業とは、生産ラインにおける1の作業者が行う1の作業工程を構成する作業の単位のことである。即ち、1の作業工程は、1以上の要素作業で構成される。尚、1の作業工程において、2の要素作業が同一時間に並列して行われるものであってもよい。
このように、要素作業画面表示手段10、表示手段102、入力手段103によって、要素作業情報を入力するためのGUI(Graphical User Interface)を提示することができるようになっている。尚、具体的な要素作業画面については後述する。
作業分析データ出力手段20は、上記GUIによって入力された要素作業情報に基づいて、要素作業データを出力する。ここで、要素作業データとは、要素作業情報の内容を含んでいると共に、仮想量産試作手段30が認識可能なデータ形式である。出力された要素作業データは、記憶手段104に記憶される。尚、要素作業データは、仮想量産試作手段30に直接出力するものであってもよい。
仮想量産試作手段30は、上記の要素作業データに基づき仮想空間での量産試作を実行する機能を有している。具体的に、仮想量産試作手段30は、要素作業データに含まれる1以上の要素作業を用いて、生産ラインにおける各作業工程の詳細を設計し、仮想空間(コンピュータグラフィックによる3Dアニメーション)で各作業工程における作業者の動作を試作(シミュレーション)する。また、仮想量産試作手段30は、試作した仮想空間の映像データ(以下、仮想映像データ)を記憶手段104に記憶する機能を有している。尚、仮想量産試作手段30は、単独でも実行可能な機能モジュールとして本生産準備活動プログラムに組み込まれたものであってもよい。これにより、ユーザが既に仮想量産試作手段を所持している場合にそれを利用して生産準備活動を行うことができ、コストを軽減させることができる。
データ共通化手段40は、記憶手段104に記憶されている作業映像データ及び/又は仮想映像データについて機能モジュール101が共通に利用可能にするためのものである。
具体的に、本実施形態の機能モジュール101の1つは、作業映像データ及び/又は仮想映像データを組み合わせて合成した合成動画データを作成する動画データ作成機能モジュールである。また、本実施形態の機能モジュール101の1つは、作業映像データ、仮想映像データ、及び、他の動画データの何れか1以上を組み合わせて生産ラインの作業者に対する動的なデジタルマニュアルを作成するビジュアルマニュアル作成機能モジュールである。
即ち、データ共通化手段40は、機能モジュール101が記憶手段104の作業映像データ及び/又は仮想映像データを動画データ作成機能モジュール及びビジュアルマニュアル作成機能モジュールが利用可能な形式に出力すると共に、動画データ作成機能モジュールが作成した合成動画データをビジュアルマニュアル作成機能で利用可能な形式に出力する。尚、図1及び図2に示す各手段はソフトウェア、または、ハードウェアに限定されない。例えば、本発明は各手段を有する生産準備活動装置であってもよい。
このように、本生産準備活動プログラムは、夫々独立した生産準備活動処理を実行する複数の機能モジュール101を有し、コンピュータ100を、既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示すると共に、該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する要素作業情報を入力するための要素作業画面を表示する要素作業画面表示手段10、入力された要素作業情報に基づいて、要素作業データを出力する作業分析データ出力手段20、要素作業データに基づき仮想空間での量産試作を実行すると共に、該量産試作による仮想映像データを出力する仮想量産試作手段30、仮想映像データ、及び、作業映像データを複数の機能モジュール101が共通に利用可能にするデータ共通化手段40、として機能させる。
上記構成によれば、既存の生産ラインにおける作業について、実際の作業者の作業映像データを表示すると共に要素作業情報を入力するための要素作業画面を表示することで、ユーザは作業映像を見ながらその作業に関する要素作業情報を入力することができる。そして、入力された要素作業情報は要素作業データとして出力され、要素作業データに基づいて仮想空間での量産試作が実行される。これにより、入力された要素作業情報を容易に量産試作に用いることができると共に、実際の作業者の作業映像データに基づく要素作業情報を用いるため量産試作の精度を向上し、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。さらに、複数の機能モジュールが仮想映像データ、及び、作業映像データを共通に利用可能であるため、複数の機能モジュールは既存の作業についての実際の要素作業情報が反映された仮想映像データ及び作業映像データを用いた種々の生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
また、要素作業画面表示手段10は、要素作業画面において、要素作業の夫々に要する時間を要素作業に対応付けて入力可能にされている。そのため、ユーザは映像データから得られる要素作業に要する時間を仮想量産試作に反映させることができる。これにより、既存の生産ラインにおける作業者が要素作業に要している実際の時間を仮想量産試作に採用できるため、量産試作の精度を向上し、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
また、要素作業画面表示手段10は、要素作業画面において、要素作業における作業者の姿勢に関する姿勢情報を入力可能にされている。そのため、ユーザは映像データから得られる要素作業の姿勢を仮想量産試作に反映させることができる。これにより、既存の生産ラインにおける実際の要素作業での作業者の姿勢を仮想量産試作に採用できるため、量産試作の精度を向上し、生産準備活動の実行を効率的にすることができる。
図2は、本発明の生産準備活動プログラムを実行するコンピュータ100の一実施例の第2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、コンピュータ100は、表示手段102と、入力手段103と、情報を記憶する記憶手段104と、要素作業画面表示手段10と、要素作業リスト作成手段50と、要素作業リスト表示手段60と、を有している。
第2の構成における要素作業画面表示手段10は、第1の構成に加え、要素作業について1の作業者の通常作業であるか該作業者が該通常作業と並列して行う並列作業であるかの属性を示す属性情報を入力可能にされている。ここで、通常作業とは、作業者が両手または利き手で行う作業であり、並列作業とは利き手と他方の手との作業が異なる場合の他方の手で並列して行う作業である。即ち、属性情報とは、要素作業が「両手」、「利き手」、及び、「他方の手」の何れで行われるかを示す情報である。尚、以下利き手を右手、他方の手を左手、に統一して説明するがこれに限定されない。
要素作業リスト作成手段50は、入力手段103によって入力された要素作業情報及び前記属性情報に基づいて、要素作業情報に属性情報を関連付けた要素作業リスト(以下、製品手順リストとも称す)を作成する。即ち、要素作業リスト作成手段50は、要素作業情報に属性情報を関連付けて記憶手段104に記憶する。要素作業リスト表示手段60は、要素作業リストに基づき、要素作業リストを表示手段102に表示する。
さらに、上記の第2の構成においては、要素作業画面表示手段10は、要素作業画面において、要素作業に要する作業時間、該要素作業の開始時間、及び、該要素作業の終了時間を含む要素作業情報が入力可能にされていることが好ましい。これにより、通常作業及び並列作業の夫々に対し、要素作業の作業時間、開始時間、及び、終了時間を入力するための要素作業画面を表示し、その要素作業リストを表示することができるようになっている。その結果、ユーザは、要素作業について通常作業及び並列作業の夫々についての作業時間、開始時間、及び、終了時間について把握することができるため、既存の作業についてさらに詳細に分析することができる。
さらに、上記の第2の構成においては、夫々時間軸を示す2つの帯状領域を有するタイムライン領域を表示すると共に、属性情報に基づき2つの帯状領域の少なくとも1つを選択し、選択した該帯状領域内における前記要素作業情報に応じた範囲を要素作業領域として配置表示するタイムライン表示手段を有していることが好ましい。これにより、要素作業リストに含まれる要素作業について、タイムライン上に、属性情報に応じた帯状領域の要素作業情報に応じた範囲に配置表示することができるため、属性情報に応じて2つの時間軸に分けて要素作業を表示することができる。その結果、ユーザは通常作業及び並列作業の時間軸を夫々分けて確認することができるため、作業における作業者の無駄な動作等の分析を容易に行うことができる。
さらに、上記の第2の構成においては、要素作業リストの内容をCSV形式のデータ列に変換し、該データ列をCSVファイルに出力するファイル出力手段を有していることが好ましい。これにより、要素作業リストの内容をCSV形式のファイルに出力することができるため、要素作業リストを表計算ソフト等の外部ツールで容易に利用でき、要素作業をより詳細に分析することができる。
このように、本生産準備活動プログラムは、コンピュータ100を、既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示すると共に、該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する要素作業情報及び該要素作業が1の作業者の通常作業であるか該作業者が該通常作業と並列して行う並列作業であるかの属性を示す属性情報を入力するための要素作業画面を表示する要素作業画面表示手段、入力された要素作業情報及び属性情報に基づいて、要素作業情報に属性情報を関連付けた要素作業リストを作成する要素作業リスト作成手段、要素作業リストを表示する要素作業リスト表示手段、として機能させる。
上記構成によれば、既存の生産ラインにおける作業について、実際の作業者の作業映像データを表示すると共に要素作業情報を入力可能に提示することで、ユーザは作業映像を見ながらその作業に関する要素作業情報を入力することができる。そして、要素作業情報について通常作業であるか並列作業であるかの属性情報を入力するための要素作業画面が表示され、要素作業情報と属性情報とが関連付けられた要素作業リストを表示することができる。これにより、ユーザは、要素作業について通常作業及び並列作業の夫々について別々に表示された内容を把握することができる。その結果、既存の作業について詳細に分析することができ、その分析結果を生産準備活動の効率化に利用することができる。
尚、要素作業画面表示手段10、作業分析データ出力手段20、及び、仮想量産試作手段30の何れか1以上は、夫々が機能モジュール101の何れかに含まれているものであってもよい。また、これらのうちの2以上が1つの機能モジュール101に含まれているものであってもよい。例えば、要素作業画面表示手段10、及び、作業分析データ出力手段20が1つの機能モジュール101に含まれ、仮想量産試作手段30が他の機能モジュール101に含まれているものであってもよい。
上記の第1及び第2の構成を具体的に適用した場合の本実施形態の詳細について以下に説明する。
(要素作業画面)
図3は、表示手段102に表示される要素作業画面200の一例を示す説明図である。図3に示すとおり、要素作業画面200は、映像一覧セクション210と、プレビューセクション220と、作業時間表セクション230と、映像詳細セクション240と、タイムラインセクション250と、ファイル操作セクション260とを有している。
(映像一覧セクション)
映像一覧セクション210は、記憶手段104に記憶されている作業映像データの一覧(作業映像データリスト)が表示されるようになっている。映像一覧セクション210において、作業映像データリストは、入力手段103によって択一的に選択可能になっている。具体的には、マウス操作でポインタを作業映像データリストの何れかにあわせてマウスを左クリックすることで、選択された作業映像データに関連する情報が映像詳細セクション240に表示されるとともに、作業映像が再生可能にプレビューセクション220に表示されるようになっている。
作業映像データリストは、図4に示す作業映像データリストテーブルに格納されている。ここで、作業映像データリストテーブルについて説明する。
図4に示すように、作業映像データリストテーブルは、工程No.欄と、タイトル欄と、サブタイトル欄と、ファイル欄と、日時欄と、音声欄と、ステータス欄とを有している。工程No.欄は、ユニークキーとなる番号が格納される。タイトル欄、及び、サブタイトル欄は、ユーザが作業映像データを識別するための名称が格納される。ファイル欄は、ファイル名が格納される。日時欄は、ファイルの作成日時が格納される。音声欄は、作業映像データの音声の有無が格納される。ステータス欄は、この作業映像データについて分析を行ったか否か分析途中であるかのステータスが格納される。
作業映像データリストテーブルの各欄に格納される情報は、映像一覧セクション210の各項目と対応付けられて表示されるようになっている。図3においては、No.の項目には工程No.欄の情報が表示され、タイトルの項目にはタイトル欄の情報が表示され、映像の項目にはファイル欄の情報が表示される様子が確認できる。尚、図3においては、上記の3つの項目のみ確認できるが、映像一覧セクション210下部の左右方向に延在するスクロールバーをマウス操作することで各欄に対応する各項目を確認することができるようになっている。
また、映像詳細セクション240には、映像一覧セクション210で選択された作業映像データについて、No.と、タイトルと、サブタイトルと、ファイル名と、ファイルの作成日時と、音声の有無と、ステータスとが表示される。これにより、プレビューセクション220に表示される作業映像データがどのようなものであるかを容易に視認することができるようになっている。
(プレビューセクション)
プレビューセクション220は、プレビュー領域220aと、時間表示領域220bとを有している。プレビュー領域220aには、映像一覧セクション210において選択された作業映像データに基づく作業映像が再生可能に表示される。具体的に、作業映像は、入力手段103により、「TOP」、「SLOW戻し」、「STEP戻し」、「巻き戻し」、「逆再生」、「停止」、「再生」、「早送り」、「STEP送り」、「SLOW送り」、及び、「END」の再生操作が可能となっている。これにより、作業映像の時間軸上の位置を移動させることができるようになっている。
また、プレビューセクション220のプレビュー領域220aは、作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する要素作業情報を入力するためのユーザインターフェースとなっている。具体的に、プレビュー領域220a上にマウスポインタを合わせ右クリックすることで、通常作業における開始時間及び終了時間を取得することができるようになっている。また、プレビュー領域220a上にマウスポインタを合わせ左クリックすることで、並列作業における開始時間及び終了時間を取得することができるようになっている。即ち、プレビューセクション220は、要素作業情報に関する属性情報を入力するためのユーザインターフェースを提示することができるようになっている。
(作業時間表セクション)
作業時間表セクション230には、要素作業情報に基づく要素作業リストが表示されるようになっている。また、作業時間表セクション230は、要素作業情報を入力するためのユーザインターフェースとなっている。即ち、プレビューセクション220、及び、作業時間表セクション230のユーザインターフェースにより要素作業情報及び属性情報の入力が可能にされている。ここで、要素作業情報及び属性情報の入力に基づいて要素作業リストの内容が格納される要素作業リストテーブルについて説明する。
要素作業リストテーブルは、要素No.欄と、対象欄と、動作欄と、属性欄と、開始時間欄と、終了時間欄と、作業時間欄とを有している。要素No.欄には、1つの工程における要素作業のユニークキーとなる番号が格納される。対象欄には、要素作業の動作対象となる部材等が格納される。動作欄には、対象欄の部材等に対してどのような動作を行うかが格納される。属性欄には、通常作業であれば右手、並列作業であれば左手が格納される。開始時間欄には、要素作業の開始時間が格納される。終了時間欄には、要素作業の終了時間が格納される。作業時間欄には、開始作業欄及び終了時間欄の数値から算出される作業時間が格納される。
尚、属性欄について、通常作業の場合は右手、並列作業の場合は左手としたがこれに限定されず逆としてもよいし、通常作業の場合は、両手及び右手の何れかとするものであってもよい。また、要素作業リストテーブルに作業映像データリストテーブルの工程No.を関連付けてもよい。これにより、1つの要素作業リストテーブルに複数の工程に関する要素作業情報を格納することができる。
尚、要素作業リストテーブルの各欄に格納される情報は、作業時間表セクション230の各項目と対応付けられて表示されるようになっている。図3においては、No.の項目には要素No.欄の情報が表示され、動作の項目には対象欄の情報が表示され、作業要素の項目には動作欄の情報が表示される様子が確認できる。尚、図3においては、上記の3つの項目のみ確認できるが、作業時間表セクション230の左右方向に延在するスクロールバーをマウス操作することで各欄に対応する各項目を確認することができるようになっている。
ここで、図6のコンピュータ100の要素作業リスト作成動作を示すフローチャートを参照して要素作業リストの作成動作について説明する。
先ず、対象・動作の入力があったか否かを判定する(S1)。具体的には、作業時間表セクション230に対して、キーボード等による対象及び動作の文字列の入力があったか否かをイベントハンドラ等により認識して対象・動作の入力があったか否かを判定する。対象・動作の入力があった場合(S1:YES)、要素作業リストテーブルを更新する(S2)。具体的には、新規要素作業の追加の場合は、要素作業リストテーブルに行を挿入すると共に、要素No.を新たに格納し、入力された対象及び動作の文字列で更新する。その後、S1の処理に戻る。
対象。動作の入力がない場合(S1:NO)、属性の入力があったか否かを判定する(S3)。具体的には、プレビューセクション220のプレビュー領域220aにおいて、マウスの右クリックもしくは左クリックの操作が行われたか否かを判定する。属性の入力があった場合(S3:YES)、要素作業が選択されているか否かを判定する(S4)。
要素作業が選択されている場合(S4:YES)、要素作業リストテーブルを更新する(S5)。具体的には、右クリックでの操作の場合は属性を右手に更新し、左クリックでの操作の場合は左手に更新する。また、プレビューセクション220の作業映像の時間軸のタイミングに応じて、開始時間、終了時間を更新する。例えば、プレビューセクション220の作業映像が“5.0秒”の時点で、プレビュー領域220aが左クリックされた場合、属性を左手に更新すると共に、開始時間を“5.0”に更新する。さらに、プレビューセクション220の作業映像が“9.5秒”の時点で、プレビュー領域220aが左クリックされた場合、終了時間を“9.5”に更新する。さらに、開始時間と終了時間とから作業時間を“4.5”に更新する。要素作業が選択されていない場合(S4:NO)、又は、S5の処理の後、S1の処理に戻る。
(タイムラインセクション)
タイムラインセクション250は、図5を参照して説明した要素作業リストテーブルに格納される情報に基づいて表示される。図7を参照して、タイムラインセクション250について説明する。図7は、タイムラインセクション250の一例を示す説明図である。図7に示すように、タイムラインセクション250には、夫々時間軸を示す2つの帯状領域を有するタイムライン領域251・252(通常タイムライン領域251・並列タイムライン領域252)が表示されている。タイムライン領域251・252は、紙面左から右へ向かう方向が時間の流れ方向を示している。
また、各タイムライン領域251・252には、要素作業リストテーブルの各行に対応する要素作業領域253・254(通常要素作業領域253・並列要素作業領域254)が、要素作業情報に応じて配置表示される。具体的に、属性が右手の場合、通常タイムライン領域251に通常要素作業領域253が配置表示され、属性が左手の場合、並列タイムライン領域252に並列要素作業領域254が配置表示される。要素作業領域253・254は、開始時間と終了時間とに応じた幅、即ち、作業時間に応じた幅に配置表示される。尚、この態様に限定されず、属性が両手である場合を入力可能とし、タイムライン領域251・252の両方に同じ要素作業の要素作業領域を配置するものであってもよい。
図7は、図5に示した要素作業リストテーブルの情報に基づいて要素作業領域253・254を配置表示した様子を示す。具体的に、要素No.1の要素作業が通常要素作業領域253aに対応し、要素No.2の要素作業が並列要素作業領域254aに対応し、要素No.3の要素作業が通常要素作業領域253bに対応し、要素No.4の要素作業が通常要素作業領域254bに対応している。
例えば、要素No.1の要素作業について、属性が右手であるので、対応する通常要素作業領域253aとして通常タイムライン領域251に配置表示されている。また、開始時間が0.0秒であり、終了時間が5.0秒であるため、通常タイムライン領域251の0.0秒のタイミングに対応する箇所から時間の流れ方向に沿って作業時間5.0の幅に対応する範囲で配置表示されている。このように、作成した要素作業リスト(テーブル)に対応するタイムラインセクション250が表示されるため、右手及び左手が作業を行っていない時間が容易に把握できる。尚、タイムラインセクション250は、プレビューセクション220及び/又は作業時間表セクション230への入力により、要素作業リスト(テーブル)が更新される毎に、その更新内容が反映されるようになっている。即ち、図6で示したフローチャートにおいて、要素作業リストテーブル更新(S2、S5の処理)が実行された場合、その更新内容をタイムラインセクション250に反映する処理が実行されるようになっている。
また、タイムラインセクション250は、要素作業リスト(テーブル)を更新するためのユーザインターフェースを提示するようになっている。具体的に、各タイムライン領域251・252に配置された要素作業領域253・254は、他方のタイムライン領域にドラッグアンドドロップすることが入力可能になっている。例えば、図8では、通常タイムライン領域251に配置表示された通常要素作業領域253aが、並列タイムライン領域252にドラッグアンドドロップされて並列要素作業領域254c様子が示されている。このような入力が行われた場合、要素作業リスト(テーブル)の対応する要素作業について属性を変更する処理が実行されるようになっている。
また、各タイムライン領域251・252に配置された要素作業領域253・254は、その幅の範囲をドラッグアンドドロップにより変更することが可能になっている。例えば、図9では、通常タイムライン領域251に配置表示された通常要素作業領域253aが、ドラッグアンドドロップにより終了時間を早くする方向に範囲を狭くされる様子が示されている。このような入力が行われた場合、要素作業リスト(テーブル)の対応する要素作業について終了時間及び作業時間が変更されるようになっている。尚、ドラッグアンドドロップにより開始時間が変更された場合、要素作業リスト(テーブル)の対応する要素作業について開始時間及び作業時間を変更する処理が実行されるようになっている。
また、各タイムライン領域251・252に配置された要素作業領域253・254は、時間軸方向の配置位置をドラッグアンドドロップにより変更することが可能になっている。例えば、図10では、通常タイムライン領域251に配置表示された通常要素作業領域253bが、ドラッグアンドドロップにより早くする方向に移動される様子が示されている。このような入力が行われた場合、要素作業リスト(テーブル)の対応する要素作業について開始時間及び終了時間を変更する処理が実行されるようになっている。
尚、上記のようなドラッグアンドドロップに基づく要素作業リスト(テーブル)の変更後、変更した要素作業の開始時間から終了時間までの範囲に、同一属性を有する他の要素作業の開始時間から終了時間までの範囲が重なっているか否かをチェックする処理が実行されるようになっていてもよい。
(ファイル操作セクション)
ファイル操作セクション260は、製品手順リスト取込ボタン画像260aと、製品手順リスト書出ボタン画像260bと、を有している。製品手順リスト取込ボタン画像260a、及び、製品手順リスト書出ボタン画像260bは、要素作業リスト(製品手順リスト)をファイルとして操作するためのユーザインターフェースを提示するようになっている。
具体的に、製品手順リスト取込ボタン画像260aが操作された場合、要素作業リストとして外部保存されたCSV形式のファイルを取り込むことができる。
また、製品手順リスト書出ボタン画像260bが操作された場合、作業時間表セクション230に表示されている同一工程における要素作業リストの内容について、CSV形式のデータ列に変換し、該データ列をCSVファイルに出力する処理を実行するようになっている。
CSV形式に変換するデータ列は、要素作業リストテーブルに基づいて、対象欄、動作欄、属性欄、開始時間欄、終了時間欄、作業時間欄の情報を有している。尚、属性に関して、本実施形態では通常作業を右手、並列作業を左手としたがこれに限定されない。例えば、通常作業を両手で行う作業や並列として扱う必要がない作業として区分するものであってもよい。また、並列作業を右手で行う作業又は左手で行う作業の2つに区分するものであってもよい。さらに、並列作業を作業者が行う作業又は工作機械が行う作業の2つに区分するものであってもよい。これにより、ユーザの用途に応じて様々に利用することができる。
また、例えば、要素作業画面200が作業時間に対するレイティング値(例えば、20〜200%の範囲)を入力するためのユーザインターフェースを提示するものであり、CSV形式に変換するデータ列にレイティング値を含めるものであってもよい。また、CSV形式に変換するデータ列に、作業時間にレイティング値を乗算した時間(例えば、最小単位を0.1秒とする)を標準時間として含めるものであってもよい。
また、要素作業画面200が要素作業の前後に無効(作業が行われていない)となっている時間(例えば、最小単位を0.1秒とする)を無効時間として算出する処理を実行して、データ列に含めるものであってもよい。具体的に、例えば、図5に示す要素作業リストテーブルの例では、右手の終了時間5.0秒から開始時間6.5秒までの時間が無効時間となる。
このように、一般的なフォーマットであるCSV形式のファイルに出力することで、表計算機能を備えた外部ツールによるグラフ化等の自由度の高い集計や分析調査が可能となる。また、右手左手動作等の属性ごとの要素作業がデータ列となったCSV形式とすることができるため、外部ツールのフィルタ機能等を使用して集計・分析調査等を容易にすることができる。
(姿勢情報入力インターフェース)
また、図示しないが、要素作業画面200は、要素作業における作業者の姿勢に関する姿勢情報を要素作業情報として入力するためのユーザインターフェースである姿勢情報入力インターフェースを提示することができるようになっている。具体的に、コンピュータ100が実行する姿勢情報入力動作を示す図11のフローチャートを参照して、姿勢情報入力の動作について説明する。
先ず、入力手段103からの入力等により姿勢定義ファイルを取り込むか否かを判定する(S6)。ここで、姿勢定義ファイルは、仮想量産試作手段30が出力するものであり、要素作業を特定する情報を含むテンプレートファイルである。この姿勢定義ファイルに対して姿勢情報を入力し、仮想量産試作手段30に再度読み込ませることで特定した要素作業について姿勢情報を仮想量産試作手段30に入力することができる。姿勢定義ファイルを取り込まない場合(S6:NO)は、本ルーチンを終了する。
姿勢定義ファイルを取り込む場合(S6:YES)は、姿勢定義ファイル取り込み処理を実行する(S7)。具体的には、ファイル選択ダイヤログを表示し、ユーザに仮想量産試作手段30が出力した姿勢定義ファイルを選択させる。次に作業映像データ選択処理を実行する(S8)。具体的には、姿勢定義ファイルを入力させる上で参考となる記憶手段104に記憶された作業映像データを選択させる。
その後、姿勢情報が入力されたか否かを判定する(S9)。具体的には、入力手段103によって、要素作業中の作業者の作業対象に対する位置や回転方向(角度)等の作業者の姿勢情報が姿勢定義ファイルに基づくテンプレートに従って入力されたか否かを判定する。その後、姿勢情報が入力された場合(S9:YES)は、姿勢定義ファイル出力処理を実行し(S10)、本ルーチンを終了する。このように、姿勢情報入力インターフェースは、実際の映像データを参照しながら姿勢情報を入力できるようになっている。
(仮想量産試作)
本実施形態において、仮想量産試作手段30は、上述のように出力されたCSVファイルのデータを要素作業データとして認識可能にされている。仮想量産試作手段30は、CSVファイルに含まれる実際の作業者の作業映像データから得られた要素作業リストを利用して仮想量産試作を実行することが可能となっている。即ち、仮想量産試作手段30は、CSVファイルに含まれる要素作業については標準時間を使用せずに、作業映像データから得られた作業時間を使用して生産ラインの設計を実行することが可能となっている。
具体的に、コンピュータ100が実行する仮想量産試作を示す図12のフローチャートを参照して、仮想量産試作の動作について説明する。
先ず、入力手段103への入力等に基づいてCSVファイルを取り込むか否かを判定する(S11)。CSVファイルを取り込む場合(S11:YES)、標準時間上書処理を実行する(S12)。具体的には、仮想量産試作手段30が予め有している要素作業に対応付けられた標準時間を取り込んだCSVファイルに含まれる作業時間で上書きを行う。
その後、仮想試作実行処理を行う(S13)。仮想量産試作手段30によって設計された生産ラインについて、CSVファイルを取り込んだ要素作業を用いて各作業工程を設計した場合は、標準時間が実際の映像から得られた作業時間に上書きされているため、より精度の高い仮想量産試作を実行することができる。
その後、入力手段103への入力等に基づいて仮想映像データを出力するか否かを判定する(S14)。その後、仮想映像データを出力する場合(S14:YES)は、S13で実行した仮想試作による仮想映像データを動画として出力し、記憶手段104に記憶する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
10 要素作業画面表示手段
20 作業分析データ出力手段
30 仮想量産試作手段
40 データ共通化手段
50 要素作業リスト作成手段
60 要素作業リスト表示手段
100 コンピュータ
101 機能モジュール
102 表示手段
103 入力手段
104 記憶手段
200 要素作業画面
210 映像一覧セクション
220 プレビューセクション
230 作業時間表セクション
240 映像詳細セクション
250 タイムラインセクション
260 ファイル操作セクション

Claims (9)

  1. 夫々独立した生産準備活動処理を実行する複数の機能モジュールを有する生産準備活動プログラムであって、
    コンピュータを、
    既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示すると共に、該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する前記要素作業情報を入力するための要素作業画面を表示する要素作業画面表示手段、
    入力された前記要素作業情報に基づいて、要素作業データを出力する作業分析データ出力手段、
    前記要素作業データに基づき仮想空間での量産試作を実行すると共に、該量産試作による仮想映像データを出力する仮想量産試作手段、
    前記仮想映像データ、及び、前記作業映像データを前記複数の機能モジュールが共通に利用可能にするデータ共通化手段、
    として機能させることを特徴とする生産準備活動プログラム。
  2. 前記仮想量産試作手段は、外部から組み込み可能であることを特徴とする請求項1に記載の生産準備活動プログラム。
  3. 前記要素作業画面表示手段は、前記要素作業画面において、前記要素作業の夫々に要する時間を前記要素作業に対応付けて入力可能にされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の生産準備活動プログラム。
  4. 前記コンピュータを、
    前記要素作業における作業者の姿勢に関する姿勢情報を前記要素作業情報として入力するためのユーザインターフェースを提示する姿勢情報入力インターフェース提示手段、
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の生産準備活動プログラム。
  5. コンピュータを、
    既存の生産ラインにおける実際の作業者の作業映像データを表示すると共に、該作業映像データに含まれる1の作業工程が有する複数の要素作業の夫々に関する前記要素作業情報及び該要素作業が1の作業者の主な作業である通常作業であるか該作業者が該通常作業と並列して行う並列作業であるかの属性を示す属性情報を入力するための要素作業画面を表示する要素作業画面表示手段、
    入力された前記要素作業情報及び前記属性情報に基づいて、前記要素作業情報に前記属性情報を関連付けた要素作業リストを作成する要素作業リスト作成手段、
    前記要素作業リストを表示する要素作業リスト表示手段、
    として機能させることを特徴とする生産準備活動プログラム。
  6. 前記要素作業画面表示手段は、前記要素作業画面において、前記要素作業に要する作業時間、該要素作業の開始時間、及び、該要素作業の終了時間を含む前記要素作業情報を入力可能にされていることを特徴とする請求項5に記載の生産準備活動プログラム。
  7. 前記コンピュータを、
    夫々時間軸を示す2つの帯状領域を有するタイムライン領域を表示すると共に、前記属性情報に基づき前記2つの帯状領域の少なくとも1つを選択し、選択した該帯状領域内における前記要素作業情報に応じた範囲を要素作業領域として配置表示するタイムライン表示手段、
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項6に記載の生産準備活動プログラム。
  8. 前記要素作業リストの内容をCSV形式のデータ列に変換し、該データ列をCSVファイルに出力するファイル出力手段、
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の生産準備活動プログラム。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の生産準備活動プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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