JP6437226B2 - 情報処理システム、プログラム情報生成方法、プログラム情報生成プログラム、および、プログラム情報表示システム - Google Patents
情報処理システム、プログラム情報生成方法、プログラム情報生成プログラム、および、プログラム情報表示システム Download PDFInfo
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Description
まず、実施形態1にかかる情報処理システム、プログラム情報生成方法、プログラム情報生成プログラム、および、プログラム情報表示システムについて説明するにあたり、以下で使用する用語の定義について、いくつか説明する。
図4は、実施形態1に係るプログラム実行状況表示システム401の概要構成を機能ブロックで示したものである。プログラム実行状況表示システム401は、イベント情報取得部422、軸情報取得部423、領域指定条件候補情報取得部424、領域指定条件情報取得部425、領域情報取得部426、イベント情報格納部402、軸情報格納部403、領域指定条件候補情報格納部404、領域指定条件情報格納部405、領域情報格納部406、イベントオブジェクト生成部407、軸オブジェクト生成部408、領域オブジェクト生成部409、表示部410、領域指定条件選択部411、領域指定条件情報更新部412、領域情報生成部413、ヒントオブジェクト生成部414、および、入力部415を備える。なお、各部の詳細については、後述において説明する。
図5は、図4に示すプログラム実行状況表示システム401の動作例を示すフローチャートである。図4に示すように、本動作では、まず、軸情報取得部423が軸情報格納部403から軸情報を取得し、軸オブジェクト生成部408が取得された軸情報に基づいて軸オブジェクトを生成する(ステップS501)。また、軸情報取得部423が軸情報格納部403から軸情報を取得するとともに、イベント情報取得部422がイベント情報格納部402から少なくとも1つのイベント情報を取得し、イベントオブジェクト生成部407が取得された軸情報とイベント情報とに基づいてイベントオブジェクトを生成する(ステップS502)。次に、表示部410が、生成された軸オブジェクトとイベントオブジェクトを表示する(ステップS503)。
イベント情報取得部422は、たとえばイベントオブジェクト生成部407および領域情報生成部413からの要求に応じてイベント情報格納部402から少なくとも1つのイベント情報を取得する。イベント情報格納部402は、少なくとも1つのイベント情報を格納する記憶装置である。イベント情報とは、プログラム実行時に実行されたイベント情報であり、少なくともイベント固有情報とイベント時系列情報とイベント属性情報と含む情報である。
ここで、図1に示すプログラム101を実行した場合を用いてイベント情報について説明する。プログラム101は、次のように実行される。まず、“taskA”102は、プロセッサコア“core0”で時刻“0”から時刻“2000“まで実行される。次に、”taskD“105は、プロセッサコア“core1”で時刻“2000”から時刻“3000”まで実行される。次に、“taskE”106は、プロセッサコア“core2”で時刻“3000”から時刻“4000”まで実行される。次に、“taskD”205は、プロセッサコア“core3”で時刻“4000”から時刻“5000”まで実行される。次に、“taskE”106は、プロセッサコア“core4”で時刻“5000”から時刻“6000”まで実行される。次に、“taskD”105は、プロセッサコア“core20”で時刻“6000”から時刻“7000”まで実行される。次に、“taskE”106は、プロセッサコア“core21”で時刻“7000”から時刻“8000”まで実行される。次に、“taskB”103はプロセッサコア“core0”で時刻“8000”から時刻“10000”まで実行される。最後に、“taskC”104は、プロセッサコア“core0”で時刻“10000”から時刻“10010”まで実行される。
軸情報取得部423は、たとえばイベントオブジェクト生成部407、軸オブジェクト生成部408および領域オブジェクト生成部409からの要求に応じて軸情報格納部403から軸情報を取得する。軸情報格納部403は、時系列軸情報と、少なくとも1つの属性軸情報と、少なくとも1つの表示属性特定情報を含む軸情報を格納する記憶装置である。
図7に、軸情報701の一例を示す。図7に示すように、軸情報701では、時系列軸情報702が表示間隔情報と表示間隔が示す期間情報とからなり、属性軸情報703〜711が要素名情報と表示位置を表す座標と表示属性特定情報とからなる。図7に示す例では、時系列軸情報702は、表示間隔情報を“1”とし、表示間隔が示す期間情報を“2”とする。また、属性軸情報703は、要素名情報を“core0”とし、表示位置を表す座標を“0”とし、表示属性特定情報を“表示”とする。
軸オブジェクト生成部408は、軸情報取得部423によって軸情報格納部403から取得された軸情報701を入力し、入力した軸情報701に基づいて、プログラム実行状況を描画する座標系を形成する時系列軸オブジェクトと属性軸オブジェクトとを生成する。本説明では、座標系を2次元平面とするが、これに限らず、3次元以上の空間座標系であってもよいし、同一平面に2つ以上の2次元座標系を重ね合わせた座標系であってもよい。図7に示す軸情報701を用いた場合、軸オブジェクト生成部408は、まず、時系列軸情報702に基づいて表示装置の表示間隔1当たり時刻“2”を表す時系列軸オブジェクトを生成する。次に、属性軸情報から要素名をラベルとし、そのラベルの表示位置を表す座標に基づいて配置する属性軸オブジェクトを生成する。
イベントオブジェクト生成部407は、イベント情報格納部402に格納されるイベント情報601と、軸情報格納部403に格納される軸情報701とを、それぞれイベント情報取得部422および軸情報取得部423を介して入力する。また、イベントオブジェクト生成部407は、イベント情報のイベント実行期間情報と軸情報の時系列軸情報とに基づいて時系列軸方向の表示位置を示す始点座標および終点座標と表示サイズとを決定するとともに、イベント情報の属性情報と軸情報の属性軸情報とに基づいて属性軸方向の表示位置を示す座標を決定し、イベントを表すイベントオブジェクトを生成する。
領域指定条件候補情報取得部424は、たとえば領域指定条件選択部411およびヒントオブジェクト生成部414からの要求に応じて領域指定条件候補情報格納部404少なくとも1つの領域指定条件候補情報を取得する。領域指定条件候補情報格納部404は、少なくとも1つの領域指定条件候補情報を格納する記憶装置である。ここで、領域指定条件候補情報とは、少なくとも1つの領域指定条件情報を含む情報である。
以上のような領域指定条件候補情報は、個別の領域指定条件情報がリストアップされた領域指定条件候補情報リストを用いて管理される。ここで、図8に、領域指定条件候補情報リスト801の一例を示す。図8に示す例では、領域指定条件候補情報リスト801は、15つの領域指定条件情報802〜816を含んでいる。
ヒントオブジェクト生成部414は、領域指定条件候補情報取得部424によって領域指定条件候補情報格納部404から取得された領域指定条件候補情報を入力し、入力した領域指定条件候補情報に基づいてイベントを特定する領域指定条件情報を表すヒントオブジェクトを生成する。図9に、実施形態1におけるヒントオブジェクトの一例を示す。なお、図9には、図8に示す領域指定条件候補情報リスト801から全ての領域指定条件情報802〜816を取得して生成されたヒントオブジェクト901の一例が示されている。図9に示すように、ヒントオブジェクト901には、取得した領域指定条件情報802〜816をメニュー表示する項目902〜916が含まれている。各項目902〜916には、これらのうちの何れか1つ以上をユーザに選択させるためのチェックボックス(選択オブジェクトまたは選択ユーザインタフェースともいう)917が対応づけられている。
領域指定条件選択部411は、領域指定条件候補情報取得部424によって領域指定条件候補情報格納部404から取得された領域指定条件候補情報を入力し、入力した領域指定条件候補情報から少なくとも1つの領域指定条件情報を選択する。実施形態1では、たとえばユーザインタフェースとして表示されたヒントオブジェクト901(図9参照)に対するユーザの入力に基づいて、入力した1つ以上の領域指定条件情報の中から目的の領域指定条件情報を選択する。例えば、ユーザがヒントオブジェクト901に表示された項目902〜916の中から“LoopAに属するイベント”の項目を選択する場合、この“LoopAに属するイベント”の横に配置された選択ユーザインタフェース917を選択する。以降では、“LoopAに属するイベント”、“iteration1に属するイベント”、“iteration2に属するイベント”、および、“iteration3に属するイベント”の計4つの項目に対するチェックボックス917がユーザによって選択された場合を例示する。
領域指定条件更新部412は、領域指定条件選択部411で領域指定条件候補情報から選択された少なくとも1つの領域指定条件情報に基づいて、領域指定条件情報格納部405に格納されている領域指定条件情報リスト1001を更新する。実施形態1では、“LoopAに属するイベント”、“iteration1に属するイベント”、“iteration2に属するイベント”、および、“iteration3に属するイベント”の領域指定条件情報を用いて、領域指定条件情報格納部405に格納されている領域指定条件情報リスト1001が更新される。
領域指定条件情報取得部425は、たとえば領域情報生成部413からの要求に応じて領域指定条件情報格納部405から少なくとも1つの領域指定条件情報を取得する。領域指定条件情報格納部405は、少なくとも1つの領域指定条件情報を格納する記憶装置である。図10に、領域指定条件情報格納部405に格納される領域指定条件情報リストの一例を示す。本例では、領域指定条件選択部411によって更新された結果、図10に示すように、領域指定条件情報リスト1001が、“LoopAに属するイベント”1002、“iteration1に属するイベント1003”、“iteration2に属するイベント”1004、および、“iteration3に属するイベント”1005の領域指定条件情報を含むように更新される。
領域情報生成部413は、イベント情報取得部422によってイベント情報格納部402から取得されたイベント情報リスト601を入力し、領域指定条件情報取得部425によって領域指定条件情報格納部405から取得された領域指定条件情報1001を入力し、領域名を決定し、領域指定条件情報に基づいて1つ以上のイベント情報を選択する。次に、選択されたイベント情報から領域を決定し、選択されたイベント情報に基づいて領域期間情報を決定して、領域情報を生成する。領域情報とは、時系列軸方向の領域を定義する情報であり、少なくとも領域を識別する情報と領域期間情報とを含む情報である。領域を識別する情報とは、例えば、領域名であってもよいし、領域固有のIDであってもよい。
図11に、領域情報の一例を示す。図11に示すように、領域情報1101は、領域の項目1102〜1105毎に、領域名と、領域期間情報とを含む。領域期間情報は、領域始点時刻情報と、領域終点時刻情報とからなる情報である。領域名は、プログラム実行状況表示システム401に表示される領域のラベルとなる情報である。領域期間情報は、時系列軸方向の領域を定義する情報である。例えば、項目1102は、領域名を“LoopAに属するイベント”とし、領域始点時刻情報を“2000”とし、領域終点時刻情報を“8000”とする情報である。
領域情報取得部426は、たとえば領域オブジェクト生成部409からの要求に応じて領域情報格納部406から少なくとも1つの領域情報を取得する。領域情報格納部406は、少なくとも1つの領域情報を格納する記憶装置である。
領域オブジェクト生成部409は、軸情報取得部423によって軸情報格納部403から取得された軸情報を入力し、領域情報取得部426によって領域情報格納部406から取得された領域情報を入力し、軸情報の時系列軸情報と領域情報の領域期間情報に基づいて領域を表す領域オブジェクトの時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と表示範囲を決定する。また、領域オブジェクト生成部409は、領域情報格納部406に格納される全ての領域情報の領域期間情報から少なくとも画面上に表示される始点座標と終点座標を決定する。この際、時系列軸方向の重複領域を判定し、重複がある場合は重複する領域情報とは異なる属性軸方向の表示位置を表す座標を決定する。さらに、実施形態1では、領域オブジェクトを長方形オブジェクトとするため、重複がある場合は重複する領域情報とは異なる属性軸方向の表示範囲も決定する。その後、領域オブジェクト生成部409は、時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と、時系列軸方向の表示範囲と、属性軸方向の表示位置を表す座標と、属性軸方向の表示範囲と、領域情報の領域名とを含む領域オブジェクトを生成する。
表示部410は、軸オブジェクトと、イベントオブジェクトと、ヒントオブジェクトと、領域オブジェクトとを表示する。以下では、図12に示す領域指定条件情報選択後のプログラム実行状況表示領域1201の例を用いて説明する。なお、本説明では、画面上に表示可能な領域のみを表示し、スクロールバーにより表示領域を変更可能とする場合を例に挙げる。
表示部410は、軸オブジェクト生成部408から軸オブジェクトを入力し、軸オブジェクトが持つ表示情報に基づいて軸オブジェクトを画面上に描画する。軸オブジェクトのうち、時系列軸オブジェクトは一定区間ごとに時刻情報のラベルを表示し、属性軸オブジェクトは属性ラベルを表示する。図12に示す例では、時系列軸は、たとえば“0”から“9000“を表示する。その際、ラベルが1000単位で表示される。表示部410は、画面サイズもしくはウインドウサイズ等の表示サイズを入力とし、表示可能なサイズの軸オブジェクトを表示してもよいし、表示可能なサイズの軸オブジェクトにサイズを変換して表示してもよい。
表示部410は、イベントオブジェクト生成部407からイベントオブジェクトを入力し、イベントオブジェクトが持つ表示位置を表す時系列軸方向の始点座標および終点座標と属性軸方向の座標に基づいてイベントオブジェクトを画面上に描画する。図12に示すように、本例では、図6に示すイベント602、603、604、605、609を表すイベントオブジェクトが、それぞれ順にイベントオブジェクト1202、1203、1204、1205、1209として表示される。表示部110は、画面サイズやウインドウサイズ等の表示サイズを入力とし、表示可能なサイズのイベントオブジェクトを表示してもよいし、表示可能なサイズのイベントオブジェクトにサイズを変換して表示してもよい。
表示部410は、ヒントオブジェクト生成部414からヒントオブジェクトを入力し、ヒントオブジェクトが持つ表示位置を表す座標に基づいてヒントオブジェクト1220を画面上に描画する。図12に示すように、ヒントオブジェクト1220は、イベントオブジェクトが表示されるプログラム実行情報表示領域1201とは別のウィンドウとして表示されてもよい。また、ヒントオブジェクト1220は、常時表示されていてもよいし、ユーザインタフェースからの指示により表示してもよい。なお、図12に示す例では、“LoopAに属するイベント”、“iteration1に属するイベント”、“iteration2に属するイベント”、“iteration3に属するイベント”が選択された場合が示されている。
表示部410は、領域オブジェクト生成部409から領域オブジェクトを入力し、領域オブジェクトが持つ表示位置を表す時系列軸方向の始点座標および終点座標と属性軸方向の座標に基づいて領域オブジェクトを画面上に描画する。また、領域オブジェクトが持つ領域名に基づいて領域名を表示する。図12におけるプログラム実行状況表示領域1201は、領域指定条件選択後の表示例である。ヒントオブジェクト1220では、“LoopAに属するイベント”、“iteration1に属するイベント”、“iteration2に属するイベント”、“iteration3に属するイベント”の領域指定条件が選択されているため、プログラム実行状況表示領域1201には、“LoopAに属するイベント”を指し示す領域オブジェクト1211と、“iteration1に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト1212と、“iteration2に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト1213と、“iteration3に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト1214とが表示される。
つぎに、実施形態2にかかる情報処理システム、プログラム情報生成方法、プログラム情報生成プログラム、および、プログラム情報表示システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態2では、イベント情報の時系列順序情報に基づいて領域を決定する場合を例に挙げる。
イベント情報取得部422は、たとえばイベントオブジェクト生成部407および領域情報生成部413からの要求に応じてイベント情報格納部402から少なくとも1つのイベント情報を取得する。イベント情報格納部402は、少なくとも1つのイベント情報を格納する記憶装置である。イベント情報とは、プログラム実行時に実行されたイベント情報であり、少なくともイベント固有情報とイベント時系列情報とイベント属性情報とを含む情報である。
ここで、図13に示すプログラム1301を実行した場合を用いてイベント情報について説明する。プログラム1301は、“LoopA”1302の期間に“LoopB”1303を3回実行し、“LoopB”1303の期間に“taskA”を3回実行するように構成されている。
軸情報取得部423は、たとえばイベントオブジェクト生成部407、軸オブジェクト生成部408および領域オブジェクト生成部409からの要求に応じて軸情報格納部403から軸情報を取得する。軸情報格納部403は、時系列軸情報と少なくとも1つの属性軸情報と少なくとも1つの表示属性特定情報を含む軸情報を格納する記憶装置である。
図18に、軸情報1801の一例を示す。図18に示すように、軸情報1801では、時系列軸情報1802が表示間隔情報と表示間隔が示す期間情報とからなり、属性軸情報1803〜1808が要素名情報と表示位置を表す座標と表示属性特定情報とからなる。図18に示す例では、時系列軸情報1802は、表示間隔情報を“1”とし、表示間隔が示す実行順序情報を“1”とする。また、属性軸情報1803は、要素名情報を“0”とし、表示位置を表す座標を“0”とし、表示属性特定情報を“表示”とする。
軸オブジェクト生成部408は、軸情報取得部423によって軸情報格納部403から取得された軸情報1801を入力し、入力した軸情報1801に基づいて、プログラム実行状況を描画する座標系を形成する時系列軸オブジェクトと属性軸オブジェクトとを生成する。本説明では、座標系を2次元平面とするが、これに限らず、3次元以上の空間座標系であってもよいし、同一平面に2つ以上の2次元座標系を重ね合わせた座標系であってもよい。軸オブジェクト生成部408は、まず、時系列軸情報1802に基づいて表示装置の表示間隔1当たり1実行順序情報を表す時系列軸オブジェクトを生成する。次に、属性軸情報から要素名をラベルとし、そのラベルの表示位置を表す座標に基づいて配置する属性軸オブジェクトを生成する。
イベントオブジェクト生成部407は、イベント情報格納部402に格納されるイベント情報リスト1701と、軸情報格納部403に格納される軸情報1801とを、それぞれイベント情報取得部422および軸情報取得部423を介して入力する。また、イベントオブジェクト生成部407は、イベント情報のイベント実行順序情報と軸情報の時系列軸情報とに基づいて時系列軸方向の表示位置を表す座標と表示サイズとを決定するとともに、イベント情報の属性情報と軸情報の属性軸情報とに基づいて属性軸方向の表示位置を表す座標を決定し、イベントを表すイベントオブジェクトを生成する。
領域指定条件候補情報取得部424は、たとえば領域指定条件選択部411およびヒントオブジェクト生成部414からの要求に応じて領域指定条件候補情報格納部404少なくとも1つの領域指定条件候補情報を取得する。領域指定条件候補情報格納部404は、少なくとも1つの領域指定条件候補情報を格納する記憶装置である。ここで、領域指定条件候補情報とは、少なくとも1つの領域指定条件情報とを含む情報である。
以上のような領域指定条件候補情報は、個別の領域指定条件情報がリストアップされた領域指定条件候補情報リストを用いて管理される。ここで、図19に、領域指定条件候補情報リスト1901の一例を示す。図19に示す例では、領域指定条件候補情報リスト1901は、10つの領域指定条件情報1902〜1911を含んでいる。
ヒントオブジェクト生成部414は、領域指定条件候補情報取得部424によって領域指定条件候補情報格納部404から取得された領域指定条件候補情報を入力し、入力した領域指定条件候補情報に基づいてイベントを特定する領域指定条件情報を表すヒントオブジェクトを生成する。図20に実施形態2におけるヒントオブジェクトの一例を示す。なお、図20には、図19に示す領域指定条件候補リスト1901から全ての領域指定条件情報1902〜1911を取得して生成されたヒントオブジェクト2001の一例が示されている。図20に示すように、ヒントオブジェクト2001には、取得した領域指定条件情報1902〜1911をメニュー表示する項目2002〜2011の他に、“taskAの実行順序1〜5までのイベント”という新たな項目2012が含まれている。各項目2002〜2012には、これらのうちの何れか1つ以上をユーザに選択させるためのチェックボックス(選択オブジェクトまたは選択ユーザインタフェース)2017が対応づけられている。
領域指定条件選択部411は、領域指定条件候補情報取得部424によって領域指定条件候補情報格納部404から取得された領域指定条件候補情報リスト1901を入力し、入力した領域指定条件候補情報から少なくとも1つの領域指定条件情報を選択する。実施形態2では、ユーザインタフェースとして表示されたヒントオブジェクト2001(図20参照)に対するユーザの入力に基づいて、入力した1つ以上の領域指定条件情報のなかから目的の領域指定条件情報を選択する。たとえばユーザがヒントオブジェクト2001に表示された項目2002〜2012の中から“LoopAに属するイベント”2002、“LoopAのiterationイベント”2003の項目を選択する場合、ユーザは、これらに対応付けられたチェックボックス2017をそれぞれ選択する。
領域指定条件更新部412は、領域指定条件選択部411で領域指定条件候補情報リスト1901から選択された少なくとも1つの領域指定条件情報に基づいて、領域指定条件情報格納部405に格納されている領域指定条件情報リスト2101を更新する。実施形態2では、“LoopAに属するイベント”1902、“LoopAのiterationイベント”1903の領域指定条件情報を用いて、領域指定条件情報格納部405に格納されている領域指定条件リスト2101が更新される。
領域指定条件情報取得部425は、たとえば領域情報生成部413からの要求に応じて領域指定条件情報格納部405から少なくとも1つの領域指定条件情報を取得する。領域指定条件情報格納部405は、少なくとも1つの領域指定条件情報を格納する記憶装置である。図21に、領域指定条件情報格納部405に格納される領域指定条件情報リスト2101の一例を示す。図21に示すように、更新後の領域指定条件情報リスト2101は、“LoopAに属するイベント”2102、“LoopAのiterationイベント”2103の領域指定条件情報を含む。
領域情報生成部413は、イベント情報取得部422によってイベント情報格納部402から取得されたイベント情報リスト1701を入力し、領域指定条件情報取得部425によって領域指定条件情報格納部405から取得された領域指定条件情報2101を入力し、領域名を決定し、領域指定条件情報に基づいて1つ以上のイベント情報を選択する。次に、選択されたイベント情報から領域を決定し、選択されたイベント情報に基づいて領域実行順序情報を決定して、領域情報を生成する。領域情報とは、時系列軸方向の領域を定義する情報であり、少なくとも領域を識別する情報と領域期間情報を含む情報である。領域を識別する情報とは、例えば、領域名であってもよいし、領域固有のIDであってもよい。
図22に、領域情報の一例を示す。図22に示すように、領域情報2201は、領域の項目2202〜2205毎に、領域名と、領域時系列情報とを含む。領域時系列情報は、少なくとも領域始点実行順序情報と、領域終点実行順序情報とを含む情報である。領域名は、プログラム実行状況表示システムに表示される領域のラベルとなる情報である。領域時系列情報は、時系列軸方向の領域を定義する情報である。
領域情報取得部426は、たとえば領域オブジェクト生成部409からの要求に応じて領域情報格納部406から少なくとも1つの領域情報を取得する。領域情報格納部406は、少なくとも1つの領域情報を格納する記憶装置である。
領域オブジェクト生成部409は、軸情報取得部423によって軸情報格納部403から取得された軸情報を入力し、領域情報取得部426によって領域情報格納部406から取得された領域情報を入力し、軸情報の時系列軸情報と領域情報の領域時系列情報とに基づいて領域を表す領域オブジェクトの時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と表示範囲を決定する。また、領域オブジェクト生成部409は、領域情報格納部406に格納される全ての領域情報の領域時系列情報から少なくとも画面上に表示される表示位置を表す始点座標および終点座標を決定する。この際、時系列軸方向の重複領域を判定し、重複がある場合は重複する領域情報とは異なる属性軸方向の表示位置を表す座標を決定する。さらに、実施形態2では、領域オブジェクトを長方形オブジェクトとするため、重複がある場合は重複する領域情報とは異なる属性軸方向の表示範囲も決定する。その後、領域オブジェクト生成部409は、時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と、時系列軸方向の表示範囲と、属性軸方向の表示位置を表す座標と、属性軸方向の表示範囲と、領域情報の領域名とを含む領域オブジェクトを生成する。
表示部410は、軸オブジェクトと、イベントオブジェクトと、ヒントオブジェクトと、領域オブジェクトとを表示する。以下では、図23に示す領域指定条件情報選択後のプログラム実行状況表示領域2301の例を用いて説明する。なお、本説明では、画面上に表示可能な領域のみを表示し、スクロールバーにより表示領域を変更可能とする場合を例に挙げる。
表示部410は、軸オブジェクト生成部408から軸オブジェクトを入力し、軸オブジェクトが持つ表示情報に基づいて軸オブジェクトを画面上に描画する。軸オブジェクトのうち、時系列軸オブジェクトは一定区間ごとに実行順序情報のラベルを表示し、属性軸オブジェクトは実行期間ラベルを表示する。図23に示す例では、時系列軸は、たとえば“1”から“9”までを表示してもよい。表示部410は、画面サイズもしくはウインドウサイズ等の表示サイズを入力とし、表示可能なサイズの軸オブジェクトを表示してもよいし、表示可能なサイズの軸オブジェクトにサイズを変換して表示してもよい。
表示部410は、イベントオブジェクト生成部407からイベントオブジェクトを入力し、イベントオブジェクトが持つ表示位置を表す時系列軸方向の始点座標および終点座標と属性軸方向の座標に基づいてイベントオブジェクトを画面上に描画する。図23に示すように、本例では、イベント1704、1705、1706、1708、1709、1710、1712、1713、1714を表すイベントオブジェクトが、それぞれ順にイベントオブジェクト2306〜2314として表示される。表示部410は、画面サイズもしくはウインドウサイズ等の表示サイズを入力とし、表示可能なサイズのイベントオブジェクトを表示してもよいし、表示可能なサイズのイベントオブジェクトにサイズを変換して表示してもよい。
表示部410は、ヒントオブジェクト生成部414からヒントオブジェクトを入力し、ヒントオブジェクトが持つ表示位置を表す座標に基づいてヒントオブジェクト2320を画面上に描画する。図23に示すように、ヒントオブジェクト2320は、イベントオブジェクトが表示されるプログラム実行情報表示領域2301とは別のウィンドウとして表示されてもよい。また、ヒントオブジェクト2320は、常時表示されていてもよいし、ユーザインタフェースからの指示により表示してもよい。なお、図23に示す例では、“LoopAに属するイベント”、“LoopAのiterationイベント”が選択された場合が示されている。
表示部410は、領域オブジェクト生成部409から領域オブジェクトを入力し、領域オブジェクトが持つ表示位置を表す時系列軸方向の始点座標および終点座標と属性軸方向の座標に基づいて領域オブジェクトを画面上に描画する。また、領域オブジェクトが持つ領域名に基づいて領域名を表示する。図23におけるプログラム実行情報表示領域2301は、領域指定条件選択後の表示例である。ヒントオブジェクト2320では、“LoopAに属するイベント”、“LoopAのiterationイベント”が選択されているため、プログラム実行状況表示領域2301には、“LoopAに属するイベント”を指し示す領域オブジェクト2302と、“LoopAのiterationイベント”から特定される“LoopAのiteration1に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト2303、“LoopAのiteration2に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト2304、および、“LoopAのiteration3に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト2305が表示される。
つぎに、実施形態3にかかる情報処理システム、プログラム情報生成方法、プログラム情報生成プログラム、および、プログラム情報表示システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態3では、領域オブジェクトが属性軸方向の表示範囲(棒グラフ版)を持つ場合を例に挙げる。
イベント情報取得部422は、たとえばイベントオブジェクト生成部407および領域情報生成部413からの要求に応じてイベント情報格納部402から少なくとも1つのイベント情報を取得する。イベント情報格納部402は、実施形態2と同様に、少なくとも1つのイベント情報を格納する記憶装置である。イベント情報とは、プログラム実行時に実行されたイベント情報であり、少なくともイベント固有情報とイベント時系列情報とイベント属性情報とを含む情報である。
ここで、実施形態3で例示するイベント情報について説明する。実施形態3では、実施形態2と同様、図13に示すプログラム1301を実行した場合を用いる。
軸情報取得部423は、たとえばイベントオブジェクト生成部407、軸オブジェクト生成部408および領域オブジェクト生成部409からの要求に応じて軸情報格納部403から軸情報を取得する。軸情報格納部403は、時系列軸情報と、少なくとも1つのイベントオブジェクト属性軸情報と、少なくとも1つの領域オブジェクト属性軸情報と、少なくとも1つの表示属性特定情報とを含む軸情報を格納する記憶装置である。
図28に、軸情報2801の一例を示す。図28に示すように、軸情報2801では、時系列軸情報2802が表示間隔情報と表示間隔が示す期間情報とからなり、イベントオブジェクト属性軸情報2803〜2808が要素名情報と表示位置を表す座標と表示属性特定情報とからなり、領域オブジェクト属性軸情報2809〜2811が要素名情報と表示位置を表す座標と表示属性特定情報からなる。図28に示す例では、時系列軸情報2802は、表示間隔情報を“1”とし、表示間隔が示す実行順序情報を“1”とする。また、イベントオブジェクト属性軸情報2803は、要素名情報を“0”とし、表示位置を表す座標を“0”とし、表示属性特定情報を“表示”とする。さらに、領域オブジェクト属性軸情報2809は、要素名情報を領域実行期間“0”とし、表示位置を表す座標を“0”とし、表示属性特定情報を“表示”とする。
軸オブジェクト生成部408は、軸情報取得部423によって軸情報格納部403から取得された軸情報2501を入力し、入力した軸情報2801に基づいて、プログラム実行状況を描画する座標系を形成する時系列軸オブジェクトと属性軸オブジェクトとを生成する。本説明では、座標系を2次元平面とするが、これに限らず、3次元以上の空間座標系であってもよいし、同一平面に2つ以上の2次元座標系を重ね合わせた座標系であってもよい。軸オブジェクト生成部408は、まず、時系列軸情報2802に基づいて表示装置の表示間隔1当たり1実行順序情報を表す時系列軸オブジェクトを生成する。次に、イベントオブジェクト属性軸情報および領域オブジェクト属性軸情報から要素名をラベルとし、そのラベルを表示位置を表す座標に基づいて配置する属性軸オブジェクトを生成する。ただし、属性軸オブジェクトは、イベントオブジェクトと領域オブジェクトとで共通でなくてもよい。たとえば、イベントオブジェクト属性軸要素情報に基づいてイベントオブジェクト用に属性軸オブジェクトが生成され、領域オブジェクト属性軸要素情報に基づいて領域オブジェクト用に属性軸オブジェクトが生成されてもよい。
イベントオブジェクト生成部407は、実施形態2と同様に、イベント情報格納部402に格納されるイベント情報リスト2701と、軸情報格納部403に格納される軸情報2801とを、それぞれイベント情報取得部422および軸情報取得部423を介して入力する。また、イベントオブジェクト生成部407は、イベント情報のイベント実行順序情報と軸情報の時系列軸情報に基づいて時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と表示サイズとを決定し、イベント情報の属性情報と軸情報のイベントオブジェクト属性軸情報または領域オブジェクト属性軸情報とに基づいて属性軸方向の表示位置を表す座標を決定し、イベントまたは領域を表すイベントオブジェクトまたは領域オブジェクトを生成する。
領域指定条件候補情報取得部424は、たとえば領域指定条件選択部411およびヒントオブジェクト生成部414からの要求に応じて領域指定条件候補情報格納部404少なくとも1つの領域指定条件候補情報を取得する。領域指定条件候補情報格納部404は、実施形態2と同様に、少なくとも1つの領域指定条件候補情報を格納する記憶装置である。ここで、領域指定条件候補情報とは、少なくとも1つの領域指定条件情報を含む情報である。
ヒントオブジェクト生成部414は、実施形態2と同様に、領域指定条件候補情報取得部424によって領域指定条件候補情報格納部404から取得された領域指定条件候補情報を入力し、入力した領域指定条件候補情報に基づいてイベントを特定する領域指定条件情報を表すヒントオブジェクトを生成する。生成されるヒントオブジェクトの一例は、図20に示したヒントオブジェクト2001と同様であってよい。
領域指定条件選択部411は、実施形態2と同様に、領域指定条件候補情報取得部424によって領域指定条件候補情報格納部404から取得された領域指定条件候補情報リスト1901を入力し、入力した領域指定条件候補情報から少なくとも1つの領域指定条件情報を選択する。そこで、実施形態3においても、“LoopAに属するイベント”2002、“LoopAのiterationイベント”2003の項目に対する領域指定条件情報がユーザによって選択された場合を例に挙げる。
領域指定条件更新部412は、実施形態2と同様に、領域指定条件選択部411で領域指定条件候補情報リスト1901から選択された少なくとも1つの領域指定条件情報に基づいて、領域指定条件情報格納部405に格納されている領域指定条件情報リスト2901を更新する。したがって、実施形態3では、実施形態2と同様に、“LoopAに属するイベント”1902、“LoopAのiterationイベント”1903の領域指定条件情報を用いて、領域指定条件情報格納部405に格納されている領域指定条件リスト2901が更新される。
領域指定条件情報取得部425は、たとえば領域情報生成部413からの要求に応じて領域指定条件情報格納部405から少なくとも1つの領域指定条件情報を取得する。領域指定条件情報格納部405は、少なくとも1つの領域指定条件情報を格納する記憶装置である。図29に、領域指定条件情報格納部405に格納される領域指定条件リスト2901の一例を示す。図29に示すように、更新後の領域指定条件情報リスト2901は、“LoopAのiteration1に属するイベント”2902と、“LoopAのiteration2に属するイベント”2903と、“LoopAのiteration3に属するイベント”2904との領域指定条件情報を含む。
領域情報生成部413は、実施形態2と同様に、イベント情報取得部422によってイベント情報格納部402から取得されたイベント情報リスト2701を入力し、領域指定条件情報取得部425によって領域指定条件情報格納部405から取得された領域指定条件情報2901を入力し、領域名を決定し、領域指定条件情報に基づいて1つ以上のイベント情報を選択する。次に、選択されたイベント情報から領域を決定し、選択されたイベント情報に基づいて領域実行順序情報を決定して、領域情報を生成する。領域情報とは、時系列軸方向の領域を定義する情報であり、少なくとも領域を識別する情報と領域期間情報とを含む情報である。領域を識別する情報とは、例えば、領域名であってもよいし、領域固有のIDであってもよい。
図30に、領域情報の一例を示す。図30に示すように、領域情報3001は、領域の項目3002〜3004毎に、領域名と、領域時系列情報と、領域属性情報とを含む。領域時系列情報は、領域始点実行順序情報と、領域終点実行順序情報とからなる情報である。領域名は、プログラム実行状況表示システムに表示される領域のラベルとなる情報である。領域時系列情報は、時系列軸方向の領域を定義する情報である。領域属性情報は、領域に属するイベントの属性情報に基づいた情報である。
領域情報取得部426は、たとえば領域オブジェクト生成部409からの要求に応じて領域情報格納部406から少なくとも1つの領域情報を取得する。領域情報格納部406は、実施形態2と同様に、少なくとも1つの領域情報を格納する記憶装置である。
領域オブジェクト生成部409は、実施形態2と同様に、軸情報取得部423によって軸情報格納部403から取得された軸情報を入力し、領域情報取得部426によって領域情報格納部406から取得された領域情報を入力し、軸情報の時系列軸情報と領域情報の領域時系列情報に基づいて領域を表す領域オブジェクトの時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と表示範囲を決定する。また、領域オブジェクト生成部409は、領域情報格納部406に格納される全ての領域情報の領域時系列情報から少なくとも画面上に表示される表示位置を表す始点座標と終点座標を決定する。この際、時系列軸方向の重複領域を判定し、重複がある場合は重複する領域情報とは異なる属性軸方向の表示位置を表す座標を決定する。さらに、実施形態3では、領域オブジェクトを長方形オブジェクトとするため、重複がある場合は重複する領域情報とは異なる属性軸方向の表示範囲も決定する。その後、領域オブジェクト生成部409は、時系列軸方向の表示位置を表す始点座標および終点座標と時系列軸方向の表示範囲と、属性軸方向の表示位置を表す座標と、属性軸方向の表示範囲と、領域情報の領域名とを含む領域オブジェクトを生成する。
表示部410は、実施形態2と同様に、軸オブジェクトと、イベントオブジェクトと、ヒントオブジェクトと、領域オブジェクトとを表示する。以下では、図31に示す領域指定条件情報選択後のプログラム実行状況表示領域3101の例を用いて説明する。なお、本説明では、画面上に表示可能な領域のみを表示し、スクロールバーにより表示領域を変更可能とする場合を例に挙げる。
表示部410は、軸オブジェクト生成部408から軸オブジェクトを入力し、軸オブジェクトが持つ表示情報に基づいて軸オブジェクトを画面上に描画する。軸オブジェクトのうち、時系列軸オブジェクトは一定区間ごとに実行順序情報のラベルを表示し、属性軸オブジェクトは実行期間ラベルを表示する。時系列軸は、たとえば“1”から“9”までを表示してもよい。表示部410は、画面サイズもしくはウインドウサイズ等の表示サイズを入力とし、表示可能なサイズの軸オブジェクトを表示してもよいし、表示可能なサイズの軸オブジェクトにサイズを変換して表示してもよい。
表示部410は、イベントオブジェクト生成部407からイベントオブジェクトを入力し、イベントオブジェクトが持つ表示位置を表す始点座標および終点座標に基づいてイベントオブジェクトを画面上に描画する。図31に示すように、実施形態3では、イベント2704、2705、2706、2708、2709、2710、2712、2713、2714を表すイベントオブジェクトをそれぞれ順にイベントオブジェクト2506〜2514として表示される。表示部110は、画面サイズもしくはウインドウサイズ等の表示サイズを入力とし、表示可能なサイズのイベントオブジェクトを表示してもよいし、表示可能なサイズのイベントオブジェクトにサイズを変換して表示してもよい。
表示部410は、ヒントオブジェクト生成部414からヒントオブジェクトを入力し、ヒントオブジェクトが持つ表示位置を表す座標に基づいてヒントオブジェクト3120を画面上に描画する。図31に示すように、ヒントオブジェクト3120は、イベントオブジェクトが表示されるプログラム実行情報表示領域3101とは別のウィンドウとして表示されてもよい。また、ヒントオブジェクト3120は、常時表示されていてもよいし、ユーザインタフェースからの指示により表示してもよい。
表示部410は、領域オブジェクト生成部409から領域オブジェクトを入力し、領域オブジェクトが持つ表示位置を表す始点座標および終点座標に基づいて領域オブジェクト3103〜3105を画面上に描画する。また、領域オブジェクト3103〜3105が持つ領域名に基づいて領域名を表示する。図31におけるプログラム実行情報表示領域3101は、領域指定条件選択後の表示例である。ヒントオブジェクト3120では、“LoopAのiterationイベント”が選択されているため、プログラム実行状況表示領域3101には、“LoopAのiteration1に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト3103、“LoopAのiteration2に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト3104、および、“LoopAのiteration3に属するイベント”を指し示す領域オブジェクト3105が表示される。
つぎに、実施形態4にかかる情報処理システム、プログラム情報生成方法、プログラム情報生成プログラム、および、プログラム情報表示システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態4では、領域オブジェクトが属性軸方向の表示範囲(プロット版)を持つ場合を例に挙げる。
図32に示すように、実施形態4にかかるプログラム実行状況表示領域3201は、実施形態3と同様に、軸オブジェクト生成部108から軸オブジェクトを入力し、イベントオブジェクト生成部107からイベントオブジェクトを入力し、ヒントオブジェクト生成部414からヒントオブジェクトを入力し、それぞれが持つ表示位置を表す座標に基づいて、軸オブジェクト、イベントオブジェクト3206〜3214、ヒントオブジェクト3220を画面上に描画する。
また、表示部410は、領域オブジェクト生成部409から領域オブジェクトを入力し、領域オブジェクトが持つ表示位置を表す始点座標と終点座標に基づいて領域オブジェクト3203〜3205を画面上に描画する。また、領域オブジェクト3203〜3205が持つ領域名に基づいて領域名を表示する。その結果、実施形態4では、領域オブジェクト3203〜3205として楕円オブジェクトが生成されているため、図32に示すように、プログラム実行状況表示領域3201には、楕円形の領域オブジェクト3203〜3205が表示される。
Claims (10)
- 複数のイベントの発生時間または発生順序に関する時系列情報を含むイベント情報を取得する第1取得部と、
時系列の第1座標軸を決定する第1軸情報を含む軸情報を取得する第2取得部と、
前記複数のイベントのうちの1以上のイベントが当てはまる条件を指定する指定条件情報を取得する第3取得部と、
前記軸情報に基づいて、前記第1座標軸を表す第1軸オブジェクトを生成する第1生成部と、
前記指定条件情報で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントの前記イベント情報と前記第1軸情報とに基づいて前記条件を表す領域オブジェクトを生成する第2生成部と、
を備え、
前記第2生成部は、前記指定条件情報で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントそれぞれの始点のうちの最先の始点に基づいて、前記領域オブジェクトの前記第1座標軸における始点座標を決定するとともに、前記指定条件情報で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントそれぞれの終点のうちの最後の終点に基づいて、前記領域オブジェクトの前記第1座標軸における終点座標を決定する、
情報処理システム。 - 前記イベントの実行結果を表すイベントオブジェクトを生成する第3生成部を更に備え、
前記イベント情報は、前記イベントの属性に関するイベント属性情報を更に含み、
前記軸情報は、前記イベントの属性に関する第2座標軸を決定する第2軸情報を更に含み、
前記第1生成部は、前記第2軸情報に基づいて、前記第2座標軸を表す第2軸オブジェクトを更に生成し、
前記第3生成部は、
前記時系列情報と前記第1軸情報とに基づいて、前記第1座標軸における前記イベントオブジェクトの座標を決定し、
前記イベント属性情報と前記第2軸情報とに基づいて、前記第2座標軸における前記イベントオブジェクトの座標を決定する、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記時系列情報は、前記イベントの実行開始時刻を表すイベント始点情報と、前記イベントの実行終了時刻を表すイベント終点情報とを更に含み、
前記第3生成部は、前記イベント始点情報と前記第1軸情報とに基づいて、前記第1座標軸における始点座標および終点座標を決定し、
前記第2生成部は、
前記指定条件情報で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントそれぞれの前記第1座標軸における前記始点座標のうち最小の始点座標から前記領域オブジェクトの前記始点座標を決定し、
前記指定条件情報で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントそれぞれの前記第1座標軸における前記終点座標のうち最大の終点座標から前記領域オブジェクトの前記終点座標を決定する、
請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記条件をユーザが選択可能なユーザインタフェースであるヒントオブジェクトを生成する第5生成部を更に備え、
前記第3取得部は、前記ヒントオブジェクトを介した選択操作に応じて、少なくとも1つの前記指定条件情報を取得する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記第2生成部は、前記指定条件情報で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントの前記イベント属性情報の集合情報を表現する前記領域オブジェクトを生成する、
請求項2又は3に記載の情報処理システム。 - 前記第2生成部は、異なる2つの領域オブジェクトにおいて、第1の領域オブジェクトに関する前記始点座標から前記終点座標までの間に、第2の領域オブジェクトに関する前記始点座標が存在する場合、前記第1の領域オブジェクトと前記第2の領域オブジェクトとが前記第2座標軸に対して異なる位置に配置されるように前記第1の領域オブジェクトおよび第2の領域オブジェクトを生成する、
請求項2、3又は5に記載の情報処理システム。 - 前記第2軸情報は、前記イベント属性情報を表現するイベント属性軸情報と、前記集合情報を表現する領域属性軸情報とを含み、
前記第1生成部は、前記イベント属性情報のためのイベント属性軸オブジェクトと、前記集合情報のための領域属性軸オブジェクトとを含む前記第2軸オブジェクトを生成する、
請求項5に記載の情報処理システム。 - 複数のイベントの発生時間または発生順序に関する時系列情報を含むイベント情報を取得し、
時系列の第1座標軸を決定する第1軸情報を含む軸情報を取得し、
前記複数のイベントのうちの1以上のイベントが当てはまる条件を指定する指定条件を取得し、
前記軸情報に基づいて、前記第1座標軸を表す第1軸オブジェクトを生成し、
前記指定条件で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントの前記イベント情報それぞれの始点のうちの最先の始点に基づいて前記第1座標軸における始点座標を決定し、
前記指定条件で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントの前記イベント情報それぞれの終点のうちの最後の終点に基づいて前記第1座標軸における終点座標を決定し、
前記始点座標と前記終点座標と前記第1軸情報とに基づいて前記条件を表す領域オブジェクトを生成する、
ことを含む、プログラム情報生成方法。 - 複数のイベントを含むプログラムの情報を生成するコンピュータを機能させるためのプログラム情報生成プログラムであって、
複数のイベントの発生時間または発生順序に関する時系列情報を含むイベント情報を取得する第1取得処理と、
時系列の第1座標軸を決定する第1軸情報を含む軸情報を取得する第2取得処理と、
前記複数のイベントのうちの1以上のイベントが当てはまる条件を指定する指定条件を取得する第3取得処理と、
前記軸情報に基づいて、前記第1座標軸を表す第1軸オブジェクトを生成する第1生成処理と、
前記指定条件で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントの前記イベント情報と前記第1軸情報とに基づいて前記条件を表す領域オブジェクトを生成する第2生成処理と、
を前記コンピュータに実行させ、
前記第2生成処理は、前記指定条件で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントそれぞれの始点のうちの最先の始点に基づいて、前記領域オブジェクトの前記第1座標軸における始点座標を決定するとともに、前記指定条件で指定される条件に当てはまる前記1以上のイベントそれぞれの終点のうちの最後の終点に基づいて、前記領域オブジェクトの前記第1座標軸における終点座標を決定する、
プログラム情報生成プログラム。 - 請求項2に記載の情報処理システムと、
前記第1軸オブジェクトと前記第2軸オブジェクトとで表現された座標系に前記領域オブジェクトを配置することでプログラムの情報を可視化する表示部と、
を備えるプログラム情報表示システム。
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