JP6686536B2 - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
屋外、又は屋内において端末装置の位置情報を管理する情報処理システムが知られている。
また、このような情報処理システムに関連する技術として、例えば、屋内向けの測位信号と、屋外向けの測位信号を受信可能な端末装置を用いて、屋内地図と屋外地図を見易く表示する情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このように、端末装置の位置情報を管理する情報処理システムにおいて、端末装置の位置情報を時系列に記憶し、例えば、端末装置を所持する利用者の動線や、滞留時間等の情報を可視化して提供するサービスが考えられる。
しかし、例えば、発信装置が発信する識別情報を検知して利用者の位置情報を検知するシステムでは、電波干渉等により、発信装置が発信する識別情報が、誤って遠くの検知装置に検知され、不正な位置情報が記憶される場合がある。
このような場合、時系列に記憶した発信装置の位置情報をそのまま利用して提供情報を提供すると、不正な位置情報の影響により、提供情報に、例えば、動線の異常な動きや、誤った現在位置等が含まれてしまう場合がある。
本発明の実施の形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、発信装置の所定の期間における位置情報に基づいて提供情報を提供する情報処理システムにおいて、不正な位置情報による提供情報への影響を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、自装置の識別情報を含む信号を発信する発信装置の所定の期間の位置情報に基づいて情報を提供する情報処理装置であって、前記発信装置の識別情報と、前記発信装置の保有主体の情報である属性情報との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、前記属性情報ごとに、該属性情報に対応する所定の値を定義した閾値を記憶する閾値記憶手段と、前記発信装置が発信する前記信号を検知する検知装置から、該検知装置が検知した前記信号に含まれる前記発信装置の識別情報を含む検知情報を受信する検知情報受信手段と、前記検知情報受信手段が受信した前記検知情報に基づいて、前記発信装置の位置情報を特定する位置情報特定手段と、前記発信装置の位置情報を、前記発信装置の識別情報と対応づけて時系列に記憶する位置情報記憶手段と、前記位置情報記憶手段から取得した前記所定の期間の前記発信装置の位置情報を、該発信装置の前記識別情報に対応する前記属性情報または該属性情報に対応する前記閾値を用いて補正することで、前記提供する情報を生成する提供情報生成手段と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、発信装置の所定の期間における位置情報に基づいて提供情報を提供する情報処理システムにおいて、不正な位置情報による提供情報への影響を低減することができる。
一実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 一実施形態に係る屋内施設のイメージを示す図である。 一実施形態に係るフロアのイメージを示す図である。 一実施形態に係るエリアのイメージを示す図である。 一実施形態に係る位置情報、及び提供情報について説明するための図である。 一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態に係る無線タグのハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態に係る検知装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報提供システムの機能構成図である。 第1の実施形態に係る装置情報、及び位置情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る地図情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係るタグID管理情報、及び閾値情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る位置情報の登録処理の例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る情報の提供処理の例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る位置情報の補正処理の例を示す図である。 第1の実施形態に係るメニュー画面の例を示す図である。 第1の実施形態に係る提供情報の表示処理の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る提供情報の表示処理の別の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報提供システムの機能構成図である。 第2の実施形態に係るタグID管理情報、及び入院情報の例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報の提供処理の例を示すシーケンス図である。 その他の実施形態に係る提供情報の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。情報提供システム100は、ネットワーク140に接続された管理サーバ130により、情報端末114や、無線タグ124の位置を示す位置情報を管理するシステムである。また、情報提供システム100は、管理している位置情報を利用して、情報端末150や、表示装置160等に、例えば、情報端末114や無線タグ124等を携帯する利用者の動線や、現在位置等の提供情報を提供する。
(第1の構成例)
図1の左下に示す第1の構成例では、建物や、施設等の屋内施設120に、複数の検知装置121−1、121−2、・・・、無線ゲートウェイ112、及び外部ゲートウェイ113等が設置されている。なお、以下の説明の中で、複数の検知装置121−1、121−2、・・・のうち、任意の検知装置を示す場合「検知装置121」を用いる。また、図1に示す検知装置121の数は一例であり、検知装置121の数は他の数であっても良い。
検知装置121は、検知装置121ごとに固有の位置IDを記憶しており、利用者125が所持する無線タグ124から送信されるタグIDを受信する。また、検知装置121は、所定の無線通信により無線ゲートウェイ112と通信可能であり、無線ゲートウェイ112、及び外部ゲートウェイ113を介して、管理サーバ130と通信可能である。検知装置121は、無線タグ124からタグIDを含む信号を受信(検知)すると、受信した信号に含まれるタグIDと、自装置の位置IDとを含む検知情報を、管理サーバ130に送信する。
無線ゲートウェイ112は、外部ゲートウェイ113に接続されており、所定の無線通信により、複数の検知装置121と共に無線通信ネットワークを形成する中継装置である。
外部ゲートウェイ113は、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)等のネットワーク140、及び1つ以上の無線ゲートウェイ112に接続される中継装置である。
無線ゲートウェイ112、及び外部ゲートウェイ113は、複数の検知装置121と管理サーバ130との間の通信を中継する。例えば、管理サーバ130は、外部ゲートウェイ113、及び無線ゲートウェイ112を介して、複数の検知装置121に情報を送信することができる。また、検知装置121は、無線ゲートウェイ112、及び外部ゲートウェイ113を介して、管理サーバ130に情報を送信することができる。
無線タグ(発信装置)124は、利用者125が、例えば、社員証、IDカード、リストバンド等として携帯又は装着するアクティブRFID(Radio Frequency Identification)タグである。無線タグ124は、電池を内蔵しており、例えば、所定の時間間隔で無線タグ124に記録された情報(タグID)を含む電波(信号)を送信する。
管理サーバ(情報処理装置)130は、サーバ機能を有する情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムである。
管理サーバ130は、各拠点に設置されている複数の検知装置121の位置IDと、各検知装置121が設置された場所の情報(例えば、座標情報等)を対応づけて記憶した装置情報を管理している。管理サーバ130は、検知装置121から、前述した検知情報を受信すると、記憶した装置情報を用いて、検知装置121が設置された場所の情報、すなわち、無線タグ124の位置情報を特定する。また、管理サーバ130は、特定した無線タグ124の位置情報を、位置情報の検知時間と対応づけて、記憶部に記憶して、管理する。
また、管理サーバ130は、記憶部に記憶した無線タグ124の位置情報を利用して、無線タグ124(又は無線タグ124を携帯する利用者125等)の動線や、現在位置等を含む提供情報を、情報端末150、表示装置160等に提供して、表示させる。
(第2の構成例)
図1の左上に示す第2の構成例では、建物や、施設等の屋内施設110に、複数の測位装置111−1、111−2、・・・、無線ゲートウェイ112、及び外部ゲートウェイ113等が設置されている。なお、以下の説明の中で、複数の測位装置111−1、111−2、・・・のうち、任意の測位装置を示す場合「測位装置111」を用いる。また、図1に示す測位装置111の数は一例であり、測位装置111の数は他の数であっても良い。
測位装置111は、測位装置111ごとに固有の識別情報(以下、位置IDと呼ぶ)を含む信号を、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEと呼ぶ)等の近距離無線通信や、音波等の信号で送信する装置である。また、測位装置111は、所定の無線通信により無線ゲートウェイ112と通信可能である。
好ましくは、測位装置111が出力する信号には、位置IDに加えて、測位装置111が設置された拠点の拠点情報を取得するためのアクセス情報(例えば、暗号化されたURL情報等)が含まれる。
情報端末(端末装置)114は、利用者115が所持する、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の情報端末である。情報端末114は、例えば、無線LANや、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信を用いてネットワーク140に接続することにより、管理サーバ130と通信可能である。
また、情報端末114は、情報提供システム100に対応する情報端末用のアプリケーションプログラム(以下、アプリと呼ぶ)を実行する。情報端末114は、情報端末用のアプリを実行することにより、内蔵されたBLEモジュール、又はマイク等により、測位装置111が出力する信号を受信し、受信した信号に含まれる位置ID、アクセス情報等の情報を取得する。
情報端末114は、例えば、測位装置111−1から信号を受信すると、受信した信号に含まれる測位装置111−1の位置IDや、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報を取得するためのアクセス情報等を取得する。
また、情報端末114は、取得した情報に基づいて、記憶部に測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報を記憶しているか否かを判断する。例えば、情報端末114は、記憶部に記憶している拠点情報に、測位装置111−1から取得した位置IDが含まれていない場合、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報を保持しないと判断する。
情報端末114は、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報を保持していないと判断した場合、測位装置111−1から取得したアクセス情報等を用いて、管理サーバ130に、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報の取得を要求する。
好ましくは、測位装置111−1から取得したアクセス情報には、例えば、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)等の情報が、暗号化されて格納されている。
管理サーバ130は、複数の拠点ごとに、各拠点に設置されている複数の測位装置111の位置IDと、各測位装置111が設置された場所の情報(例えば、座標情報等)を対応づけて記憶した装置情報を管理している。管理サーバ130は、情報端末114から、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報の取得を要求する取得要求を受信すると、測位装置111−1が設置された拠点の拠点情報を、情報端末114に送信する。
好ましくは、この拠点情報には、測位装置111−1が設置された拠点に設置されている全ての測位装置111の位置IDと、各測位装置111が設置されている場所の座標情報が含まれる。また、この拠点情報には、測位装置111−1が設置された拠点の詳細な地図情報が含まれる。
この拠点情報により、情報端末114は、測位装置111−1が設置された拠点に設置された測位装置111の座標情報と、詳細な地図情報とを利用することができるようになる。情報端末114は、この測位装置111−1が設置された拠点に設置された測位装置111の座標情報と地図情報とを利用して、測位装置111−1が設置された拠点における詳細な位置情報を取得する。
また、情報端末114は、別の拠点に移動すると、その拠点に設置された測位装置111から出力される信号に基づいて、その拠点の拠点情報を取得する。これにより、情報端末114は、複数の拠点において、情報端末114が位置する拠点における詳細な位置情報を取得することができる。
情報端末114は、取得した自装置の位置情報を、所定の時間間隔(例えば、1秒間隔)で管理サーバ130に送信し、管理サーバ130は、情報端末114から受信した情報端末114の位置情報を記憶部に記憶して、管理する。
本実施形態では、上記2つの構成例のうち、第1の構成例を中心に説明を行う。
(屋内施設について)
図2は、一実施形態に係る屋内施設のイメージを示す図である。図2の例では、屋内施設200は、例えば、ビル等の建物であり、フロアA110−1、フロアB110−2、及びフロアC110−3の3つのフロアを有している。このように、屋内施設は、1つ以上のフロアを有している。
また、フロアには、フロアを識別するためのフロアIDが割り当てられている。図2の例では、フロアA110−1にはフロアID「FLR10001」が、フロアB110−2にはフロアID「FLR10002」が、フロアB110−3にはフロアID「FLR10003」が割り当てられている。
さらに、各フロアには、それぞれ、無線ゲートウェイ112、及び複数の検知装置121が設置されている。例えば、フロアA110−1には、無線ゲートウェイ112−1と、複数の検知装置121−1a、121−2a、121−3a・・・が設置されている。また、各検知装置121が設置された場所は、高さ方向を含む3次元の座標情報で管理される。これは、2次元の座標情報だけでは、異なるフロアに配置された測位装置111を区別することができないためである。
好ましくは、検知装置121が設置された位置を示す座標情報は、例えば、緯度、経度、高度等の絶対座標で管理される。これにより、複数の屋内施設の情報を1つの座標系で管理することができる。
なお、高さ方向の座標情報は、例えば、階数の情報等を用いても良いが、ここでは、高さ方向の座標情報が、例えば、メートル単位等の高度であるものとする。高さ方向の座標情報として、高度を用いることにより、例えば、中2階等の変則的なフロア構成を有する屋内施設や、フロアの高さが異なる複数の屋内施設についても、1つの高度情報で管理することができるようになる。
図2に示すように、各フロアに設置された無線ゲートウェイ112−1、112−2、112−3は、例えば、外部ゲートウェイ113を介して、管理サーバ130に接続される。
(フロアについて)
図3は、一実施形態に係るフロアのイメージを示す図である。図3の例では、フロアA110−1は、病院等の医療施設のフロアの一例を示しており、例えば、フロアA110−1の天井等には、複数の検知装置121−1〜121−23が設置されている。
好ましくは、エレベータA、Bにも、それぞれ検知装置121−24、121−25が設置されている。
図3において、例えば、受付の前に設置された検知装置121−1は、検知装置121−1の通信範囲301内にある無線タグ124から、タグIDを含む信号を受信するものとする。また、各検知装置121は、括弧内に示す位置IDを記憶している。例えば、検知装置121−1は、位置ID「RID1001」を記憶している。
(エリアについて)
図4は、一実施形態に係るエリアのイメージを示す図である。図4において、フロアA110−1は、複数のエリア(領域)に分割されており、各エリアは、エリアを識別するためのエリアID(AREA001〜AREA023)が割り振られている。また、各エリアは、括弧内に示す位置IDに対応する検知装置121の通信範囲(破線の円、又は楕円)に対応している。
例えば、受付前のエリアID「AREA001」に対応するエリアは、図3に示す位置ID「RID1001」の検知装置121−1の通信範囲301に対応している。同様に、個室AのエリアID「AREA005」に対応するエリアは、図3に示す位置ID「RID1004」の検知装置121−5の通信範囲に対応している。
なお、図2〜4に示した屋内施設200、フロア110−1、エリアは、あくまで一例である。
(位置情報、及び提供情報について)
図5は、一実施形態に係る位置情報、及び提供情報について説明するための図である。図5において、無線タグ124を携帯する医師A502が、13時05分00秒(以下、時刻「13:05:00」と表す)にエレベータAに乗り、時刻「13:05:30」にフロアAに到着するものとする。また、医師Aは、エレベータAを降りて、矢印501が示す経路で移動し、時刻「13:05:56」に個室Cに到着するものとする。
また、各検知装置121は、1秒毎に、検知した無線タグ124のタグIDと、自装置の位置IDとを含む検知情報を、管理サーバ130に送信するものとする。
このとき、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:00」〜「13:05:30」まで、医師A502(又は無線タグ124)が、エレベータAに対応するエリアID「AREA024」のエリアにいたことを示す位置情報が記憶される。
また、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:32」〜「13:05:37」まで、医師Aが、エリアID「AREA023」のエリアにいたことを示す位置情報が記憶される。
しかし、無線タグ124が発信するタグIDを検知して利用者の位置情報を検知するシステムでは、電波干渉や、電波の反射等により、誤って遠くの検知装置121で、無線タグ124のタグIDが検知されてしまう場合がある。以下の説明の中で、このような位置情報を「不正な位置情報」と呼ぶものとする。
図5の例では、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:38」に、医師Aが、エリアID「AREA021」のエリアにいたことを示す位置情報(不正な位置情報の一例)が記憶されるものとする。
また、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:39」〜「13:05:46」まで、医師AがエリアID「AREA015」のエリアにいたことを示す位置情報が記憶される。
さらに、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:48」〜「13:05:54」待て、医師AがエリアID「AREA016」のエリアにいたことを示す位置情報が記憶される。
続いて、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:56」〜「13:06:00」まで、医師AがエリアID「AREA007」のエリアにいたことを示す位置情報が記憶される。
この場合、例えば、管理サーバ130が記憶した位置情報を用いて、医師Aの時刻「13:05:00」〜「13:06:00」までの動線情報を単純に表示させると、例えば、図5の破線矢印のように、不正な位置情報を含む動線となってしまう。そこで、本実施形態に係る情報提供システム100では、このような不正な位置情報を除外して、動線情報(提供情報の一例)を提供する。
例えば、管理サーバ130は、無線タグ124を保有する医師Aの属性(例えば、「人」)と、属性ごとの閾値(例えば、移動速度、移動距離等)を予め記憶しておく。また、管理サーバ130が、提供情報を提供するときに、例えば、属性ごとの閾値を超える位置情報を不正な位置情報とする補正を行い、不正な位置情報を除外して提供情報を生成する。
(別の一例)
また、別の一例として、図5において、個室Aに患者Bが入院しており、時刻「13:05:00」〜「13:06:00」まで、個室Aの窓から外を眺めていたものとする。
このとき、管理サーバ130には、例えば、時刻「13:05:00」〜「13:06:00」まで、患者B(又は無線タグ124)が、個室Aに対応するエリアID「AREA005」のエリアにいたことを示す位置情報が記憶されることが望ましい。
しかし、前述したように、無線タグ124が発信するタグIDを検知して利用者の位置情報を検知するシステムでは、電波干渉や、電波の反射等により、誤って遠くの検知装置121で、無線タグ124のタグIDが検知されてしまう場合がある。ここでは、例えば、患者Bの無線タグ124が送信した信号が、窓の外にあるビル等に反射して、誤って、保管室にある検知装置121−4で、無線タグ124のタグIDが検知されるものとする。
例えば、管理サーバ130には、時刻「13:05:16」〜「13:05:17」、及び時刻「13:05:58」〜「13:06:00」の期間、患者Bが、エリアID「004」のエリア(保管室)にいたことを示す位置情報が記憶されるものとする。
この場合、例えば、管理サーバ130が記憶した位置情報を用いて、患者Bの時刻「13:06:00」における現在位置を単純に表示させると、例えば、患者Bが保管室にいることを示す現在位置情報が表示されてしまう。そこで、本実施形態に係る情報提供システム100では、このような不正な位置情報を除外して、患者Bの現在位置情報(提供情報の一例)を提供する。
一例として、管理サーバ130は、現在時刻から、過去10秒間(所定の期間の一例)までの患者Bの複数の位置情報を用いて、患者Bの現在位置の情報を提供する。例えば、管理サーバ130は、前述したように、無線タグ124を保有する患者Bの属性と、属性ごとの閾値を用いて、患者Bが短時間の間に、個室Aと保管室の間を行き来することは困難と判断する。この場合、例えば、検知回数が少ない、エリアID「RID1004」の位置情報を不正な位置情報と判断することができる。
また、別の一例として、管理サーバ130は、無線タグ124を保有する患者Bの別の属性(例えば、「患者」)と、その閾値(例えば、患者が立ち入り可能なエリアの管理レベル)等を記憶しておくものであっても良い。例えば、図5において、保管室の管理レベルが「管理レベル3」であり、患者が立ち入り可能のエリアの管理レベルが「管理レベル2」であるものとする。この場合、管理サーバ130は、患者Bの位置情報のうち、患者が立ち入り可能のエリアの管理レベルが「管理レベル2」を超える保管室で検出された位置情報を、不正な位置情報と判断することができる。
このように、本実施形態に係る情報提供システム100は、例えば、動線情報や、現在位置の情報等の提供情報を提供するときに、無線タグ124の属性情報、閾値情報を用いて、不正な位置情報を除外して提供情報を生成する。これにより、本実施形態によれば、無線タグ124の所定の期間における位置情報に基づいて提供情報を提供する情報提供システム100において、不正な位置情報による提供情報への影響を低減させることができる。
<ハードウェア構成>
(コンピュータのハードウェア構成)
管理サーバ130は、一般的なコンピュータの構成を有する情報処理装置、又は複数の情報処理装置によって構成される。また、情報端末150、及び表示装置160は、一般的なコンピュータの構成を有する。ここでは、一般的なコンピュータのハードウェア構成について説明する。
図6は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータ600は、例えば、CPU(Central Processing Unit)601、RAM(Random Access Memory)602、ROM(Read Only Memory)603、ストレージ部604、外部I/F(Interface)、入力部606、表示部607、ネットワークI/F608、及びバス609等を有する。
CPU601は、ROM603やストレージ部604等に格納されたプログラムやデータをRAM602上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ600の各機能を実現する演算装置である。RAM602は、CPU601のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM603は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。
ストレージ部604は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)等のストレージ装置であり、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、及び各種データ等を記憶する。
外部I/F605は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、例えば、記録媒体610等が含まれる。コンピュータ600は、例えば、記録媒体610に所定のプログラムを格納し、この記録媒体610に格納されたプログラムを外部I/F605を介して、コンピュータ600にインストールすることにより、所定のプログラムが実行可能となる。
入力部606は、利用者がコンピュータ600に入力操作を行うための、例えば、ポインティングデバイス、キーボード、又はタッチパネル等の入力装置である。
表示部607は、コンピュータ600の処理結果等を表示するディスプレイ等の表示装置である。
ネットワークI/F608は、コンピュータ600をネットワーク140に接続するための有線/無線LAN等の通信インタフェースである。
バス609は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(無線タグのハードウェア構成)
図7は、一実施形態に係る無線タグのハードウェア構成例を示す図である。
無線タグ124は、例えば、CPU701、RAM702、ROM703、近距離無線送信部704、及びバス705等を有する。
CPU701は、ROM703等に格納されたプログラムを実行することにより、無線タグ124の各機能を実現する演算装置である。RAM702は、CPU701のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM703は、無線タグ124のプログラムや、タグID等を記憶する不揮発性のメモリである。なお、ROM703は、例えば、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。
近距離無線送信部704は、例えば、RFID等の所定の無線信号を送信する送信回路やアンテナ等を含む。所定の無線信号の例として、例えば、315MHz帯の微弱無線を用いることができる。この場合、無線タグ124が発信する所定の無線信号の通信可能距離(到達距離)は、例えば、10m程度となる。
バス505は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
例えば、病院で医師、看護師、患者等の位置情報を管理する場合、無線タグ124は、例えば、入院する患者が手首等に装着するリストバンドに組み込まれていることが望ましい。また、医師、看護師等の医療関係者が携帯する無線タグ124は、例えば、医療関係者が装着する名札、バッジ、身分証明書、リストバンド、ウェアラブル端末等に組み込まれていることが望ましい。
なお、無線タグ124は、ROM703に予め記憶されたタグIDを、所定の時間間隔(例えば1秒間隔)で、近距離無線送信部704を用いて送信するものとする。
(検知装置のハードウェア構成)
図8は、一実施形態に係る検知装置のハードウェア構成例を示す図である。検知装置121は、例えば、CPU801、RAM802、フラッシュROM803、無線通信部804、近距離無線受信部805、及びバス806等を有する。
CPU801は、フラッシュROM803等に格納された検知装置121用のプログラムを実行することにより、検知装置121の各機能を実現する演算装置である。RAM802は、CPU801のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュROM803は、検知装置用のプログラムや、位置ID等を記憶する不揮発性のメモリである。
無線通信部804は、所定の無線通信により、無線ゲートウェイ112と通信するための無線通信装置であり、例えば、送受信回路、アンテナ等を含む。無線通信部804は、例えば、無線LAN、Zigbee(登録商標)、又は、920MHz帯の特定省電力無線(IEEE802.15.4g)等、各種の無線通信方式の無線通信装置を用いることができる。ここでは、一例として、無線通信部804が、920MHz帯の特定省電力無線を用いた無線通信装置であるものとして、以下の説明を行う。
この920MHz帯の特定省電力無線は、2.4MHz帯を用いる無線LANや、Zigbee等の無線方式に対し、伝送速度が200Kbps程度と低い反面、数10mA程度の消費電流で数100m程度までのデータ伝送が可能である。この無線方式により、例えば、Zigbeeではマルチホップでゲートウェイまでの無線通信を行っていたのに対し、省電力かつシングルホップでデータの送受信を行うことができる。
近距離無線受信部805は、無線タグ124から送信される所定の無線信号を受信する無線受信装置であり、例えば、受信回路、アンテナ等を含む。
バス806は、上記の各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
[第1の実施形態]
<機能構成>
図9は、第1の実施形態に係る情報提供システムの機能構成図である。情報提供システム100は、複数の検知装置121−1、121−2、無線ゲートウェイ112、外部ゲートウェイ113、無線タグ124、及び管理サーバ130等を有する。
好ましくは、情報提供システム100は、外部サーバ960、情報端末150、表示装置160等を含む。
(管理サーバの機能構成)
管理サーバ130は、通信部911、装置情報管理部912、検知情報受信部913、位置情報特定部914、位置情報管理部915、地図情報管理部916、装置管理部917、タグID管理部918、閾値情報管理部919、提供情報生成部920、表示制御部921、及び記憶部922等を有する。
通信部911は、管理サーバ130をネットワーク140に接続し、外部ゲートウェイ113、外部サーバ960、情報端末150、表示装置160等と通信を行うための手段である。通信部911は、例えば、図6のネットワークI/F608、及び図6のCPU601で実行されるプログラム等によって実現される。
装置情報管理部912は、管理サーバ130が管理する複数の検知装置121に固有の識別情報である位置IDと、各検知装置121が設置されている場所の情報とを対応づけて記憶した装置情報931を管理する。装置情報管理部912は、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。装置情報管理部912が管理する装置情報931の例を図10(a)に示す。
図10(a)の例では、装置情報931には、「デバイスID」、「デバイス種別」、「フロアID」、「エリアID」、「設置位置」、及び「位置ID」等の情報が含まれる。
「デバイスID」は、検知装置121を識別するための識別情報であり、書き換えを行わない固定のIDである。「デバイス種別」は、例えば、検知装置121の種別を示し、「RFID」は、検知装置121が、RFID通信を用いて、無線タグ124を検出する装置であることを示す。
「フロアID」は、検知装置121が設置されたフロアを識別する識別情報である。「エリアID」は、検知装置121が設置されたエリアを識別する識別情報である。「設置位置」は、検知装置121が設置された場所の座標情報である。本実施形態では、座標情報は、緯度、経度、及び高度で表される。「フロアID」、「エリアID」、及び「設置位置」は、測位装置111が設置されている場所の情報の一例である。
「位置ID」は、検知装置121に固有の識別情報であり、装置管理部917によって、例えば、所定の時間間隔(24時間間隔等)で変更される可変のIDである。検知装置121は、無線タグ124から送信された信号に含まれるタグIDと、検知装置121の位置IDとを含む検知情報を、管理サーバ130に送信する。
装置情報管理部912は、例えば、図10(a)に示すような装置情報931を、記憶部922に記憶して、管理する。或いは、装置情報管理部912は、装置情報931を、外部の記憶手段(例えば、外部サーバ960等)に記憶して、管理するものであっても良い。
図9に戻り、管理サーバ130の機能構成の説明を続ける。
検知情報受信部(検知情報受信手段)913は、検知装置121から送信される、検知装置121の位置IDと、検知されたタグIDとを含む検知情報を受信する手段であり、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
位置情報特定部(位置情報特定手段)914は、検知情報受信部913が受信した検知情報と、例えば、図10(a)に示す装置情報931とに基づいて、無線タグ124の位置情報を特定する。位置情報特定部914は、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
例えば、受信された検知情報に、位置ID「RID1101」が含まれている場合、位置情報特定部914は、図10(a)に示す装置情報931より、位置ID「RID1101」に対応するフロアID、エリアID、及び設置位置を取得する。位置情報特定部914は、取得した、フロアID、エリアID、及び設置位置を、検知情報に含まれるタグIDに対応する無線タグ124の位置情報として、特定することができる。なお、フロアID、エリアID、及び設置位置は、位置情報の一例である。
位置情報管理部(位置情報記憶手段)915は、位置情報特定部914が特定した無線タグ124の位置情報を、無線タグ124のタグID、及び検知時間と対応づけて、位置情報932に記憶して、管理する。位置情報管理部915は、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
好ましくは、位置情報管理部915は、位置情報特定部914が特定した無線タグ124の位置情報を、時間の経過に従って時系列に記憶して、管理する。
位置情報管理部915が管理する位置情報932の例を図10(b)に示す。図10(b)の例では、位置情報932には、「タグID」、「検知時間」、「フロアID」、「エリアID」、「座標情報」等の情報が含まれる。
「タグID」は、無線タグ124が送信する信号に含まれる、無線タグ124に固有の識別情報である。
「検知時間」は、無線タグ124の位置情報を検知、又は測位した時間を示す情報である。検知時間は、例えば、検知情報受信部913が、検知情報を受信した時刻であっても良いし、位置情報管理部915が位置情報を記憶した時刻等であっても良い。
「フロアID」は、無線タグ124が検知されたフロアのフロアIDである。「エリアID」は、無線タグ124が検知されたエリアのエリアIDである。「座標情報」は、無線タグ124が検知された位置を示す座標情報であり、例えば、経度、緯度、及び高度で表される。
位置情報管理部915は、例えば、図10(b)に示すような位置情報932を、記憶部922に記憶して、管理する。或いは、位置情報管理部915は、位置情報923を、外部の記憶手段(例えば、外部サーバ960等)に記憶して、管理するものであっても良い。
図9に戻り、管理サーバ130の機能構成の説明を続ける。
地図情報管理部916は、地図に関する様々な情報を含む地図情報933を管理する手段であり、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
地図情報管理部916が管理する地図情報933の例を図11に示す。図11の例では、地図情報933には、フロア情報1101、エリア情報1102、及びマップ情報1103等が含まれる。
図11(a)は、フロア情報1101の例を示している。図11(a)の例では、フロア情報1101には、「フロアID」、「フロア名」、「階数」、「高度」等の情報が含まれる。
「フロアID」は、各フロアを識別するための識別情報である。「フロア名」は、各フロアの名前である。「階数」は、各フロアの階数を示す情報である。「高度」は、各フロアの高度を、例えば、メートルで示す情報である。
図11(b)は、エリア情報1102の例を示している。エリア情報1102は、各フロアに含まれるエリアの情報である。図11(b)の例では、エリア情報1102には、「フロアID」、「エリアID」、「エリア名」、「エリア種別」、「マップID」、「エリア幅×奥行」等の情報が含まれる。
「フロアID」は、各フロアを識別する識別情報である。「エリアID」は、フロアに含まれる各エリアの識別情報である。「エリア名」は、各エリアの名前を示す情報である。
「エリア種別」は、各エリアの種別を示す情報であり、図11(b)の例では、管理レベルが記憶されている。管理レベル1のエリアには、例えば、全ての患者でも自由に出入りすることができるものとする。また、管理レベル2のエリアには、基本的に特定の患者のみが出入りすることができるものとする。さらに、管理レベル3のエリアには、例えば、患者は出入りすることができないものとする。なお、管理レベルは、エリア種別の一例である。
「マップID」は、各エリアに対応するマップデータ(例えば、地図の画像ファイル)を識別する識別情報である。「エリア幅×奥行」は、エリアのサイズを示す情報である。
図11(c)は、マップ情報の例を示している。マップ情報1103は、各エリアに対応するマップデータ(地図データ)の情報である。図11(c)の例では、マップ情報1103には、「マップID」、「画像ファイルURL」、「基準点(緯度、経度)」、「相対位置(X方向、Y方向)」、「縮尺」、「回転角度」等の情報が含まれる。
「マップID」は、マップデータを識別する識別情報である。「画像ファイルURL」は、マップデータを取得するためのURL情報(参照情報の一例である)。「基準点(緯度、経度)」は、マップデータの基準点を示す情報である。「相対位置(x方向、y方向)」は、マップデータの基準点に対する位置を示す情報である。「縮尺」は、マップデータの縮尺を示す情報である。「回転角度」は、マップデータの回転角度を示す情報である。
なお、図11に示すフロア情報1101、エリア情報1102、及びマップ情報1103は、地図情報管理部916が管理する地図情報933の一例である。例えば、マップ情報1103の「画像ファイルURL」は、URL情報に代えて、画像ファイルが記憶されているものであっても良い。
なお、マップ情報1103の「画像ファイルURL」が示す画像ファイルの取得先は、管理サーバ130であっても良いし、管理サーバ130以外のクラウド(例えば、外部サーバ960等)であっても良い。
「画像ファイルURL」が示す画像ファイルの取得先が、管理サーバ130である場合、地図情報管理部916は、マップデータの画像ファイルをさらに、記憶部922に記憶して管理する。
再び図9に戻り、管理サーバ130の機能構成の説明をさらに続ける。
装置管理部917は、情報提供システム100に含まれる複数の検知装置121を管理する手段であり、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
装置管理部917は、例えば、所定の時間間隔(例えば、24時間間隔等)で、図10(a)に示す装置情報931の位置IDを変更し、変更した位置IDを、各検知装置121に通知する。
また、別の一例として、装置管理部917は、位置IDの変更に代えて、位置IDを暗号化する暗号化キーを変更し、変更された暗号化キーを、各検知装置121に通知するもの等であっても良い。
タグID管理部(対応関係記憶手段)918は、無線タグ124のタグIDと、無線タグ124を保有する保有主体の情報である属性情報との対応関係を記憶する手段であり、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
例えば、タグID管理部918は、無線タグ124のタグIDと、無線タグ124を携帯する人、又は無線タグ124が装着された物体の属性情報とを対応づけて、タグID管理情報934に記憶して、管理する。或いは、タグID管理部918は、タグID管理情報934を、外部の記憶手段(例えば、外部サーバ960等)に記憶して、管理するものであっても良い。
ここまで、無線タグ124を保有する保有主体が医師、看護師、患者等の人物であるものとして説明を行ったが、無線タグ124の保有主体は、例えば、ベッド、医療機器等の物体であっても良い。
閾値情報管理部(閾値記憶手段)919は、前述した属性情報ごとに、各属性情報に対応する所定の値を定義した閾値を記憶する手段であり、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
例えば、閾値情報管理部919は、属性情報ごとの閾値を、記憶部922の閾値情報935に記憶して管理する。或いは、閾値情報管理部919は、閾値情報935を、外部の記憶手段(例えば、外部サーバ960等)に記憶して、管理するものであっても良い。
図12は、第1の実施形態に係るタグID管理情報、及び閾値情報の例を示す図である。
図12(a)は、タグID管理情報、及び閾値情報の一例を示している。図12(a)の例では、タグID管理情報934には、「タグID」、「属性情報」、「名前」等の情報が含まれている。
「タグID」は、無線タグ124の識別情報である。「属性情報」は、例えば、無線タグ124を保有する保有主体の情報であり、図12(a)の例では、人、ベッド、機器1、機器2等の属性が示されている。「名前」は、無線タグ124を保有する保有主体の名前を示す情報である。なお、人、ベッド、機器1、機器2等の属性情報は、一例である。
また、図12(a)の例では、閾値情報935には、「属性情報」、「閾値」等の情報が含まれる。閾値情報935には、属性情報ごとの閾値が記憶されている。図12(a)の例では、閾値は、移動速度の情報で表されている。
管理サーバ130は、例えば、無線タグ124の属性情報が「人」である場合、「人」に対応する閾値「移動速度5m/s以下」を超える移動速度を示す位置情報を、不正な位置情報と判断することができる。
図12(b)は、タグID管理情報、及び閾値情報の別の一例を示している。図12(b)の例では、タグID管理情報934には、「タグID」、「属性情報1」、「属性情報2」、「名前」等の情報が含まれている。図12(b)に示すタグID管理情報934は、図12(a)に示すタグID管理情報934に加えて、「属性情報2」の情報が含まれている。このように、タグID管理情報934は、複数の属性情報を有していても良い。
図12(b)の例では、属性情報2は、属性情報1の「人」をさらに、医師、患者、看護師の属性に分類している。
また、図12(b)の例では、属性情報1、及び属性情報2のそれぞれに対応する閾値情報935a、935bが含まれている。このうち、閾値情報935aは、図12(a)に示す閾値情報935と同様の情報である。
また、閾値情報935bは、属性情報2ごとに、管理レベルの閾値が記憶されている。この例では、属性情報2の「患者」の位置情報が、閾値「管理レベル2以下」を超える管理レベルのエリア(例えば、管理レベル3のエリア)で検知されたとき、その位置情報を不正な位置情報と判断することができる。
提供情報生成部(提供情報生成手段)920は、位置情報管理部915が位置情報932に記憶した無線タグ124の位置情報を、無線タグ124に対応する属性情報または属性情報に対応する閾値を用いて補正することで、管理サーバ130が提供する提供情報を生成する。提供情報生成部920は、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。
例えば、提供情報生成部920は、位置情報管理部915が位置情報932に記憶した無線タグ124の位置情報のうち、無線タグ124に対応する閾値を超えた位置情報を不正な位置情報とする。また、提供情報生成部920は、位置情報管理部915が位置情報932に記憶した無線タグ124の位置情報から、不正な位置情報を除外して、提供情報を作成する。
表示制御部(表示制御手段)921は、提供情報生成部920が生成した提供情報を、情報端末150、表示装置160等に表示させる手段であり、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラムによって実現される。例えば、表示制御部921は、情報端末150のウェブブラウザ151、又は表示装置160のウェブブラウザ161に対して、提供情報生成部920が生成した提供情報を送信し、表示させる。
記憶部922は、例えば、前述した装置情報931、位置情報932、地図情報933、タグID管理情報934、及び閾値情報935等を記憶する。記憶部922は、例えば、図6のストレージ部604、及び図6のCPU601で実行されるプログラム等によって実現される。記憶部922は、例えば、管理サーバ130とは異なるサーバ装置(例えば、外部サーバ960等)に設けられていても良いし、管理サーバ130内のデータベースサーバや、ストレージサーバ等であっても良い。
なお、図9に示す管理サーバ130の構成は一例であり、管理サーバ130に含まれる各構成要素は、複数の情報処理装置に分散されて設けられていても良い。
(検知装置の機能構成)
検知装置121(検知装置121−1、121−2)は、通信部941、装置情報記憶部942、検知情報送信部943、信号受信部944等を有する。
通信部941は、例えば、無線ゲートウェイ112、外部ゲートウェイ113等を介して、管理サーバ130と通信を行うための手段である。通信部941は、例えば、図8の無線通信部804、及び図8のCPU801で実行されるプログラム等によって実現される。
なお、通信部941が、無線ゲートウェイ112、及び外部ゲートウェイ113を介して管理サーバ130と通信を行う構成は一例であり、通信部951は、管理サーバ130と通信を行うことができれば、他の構成であっても良い。
装置情報記憶部942は、管理サーバ130から通知される位置ID等を記憶する手段であり、例えば、図8のフラッシュROM803、及び図8のCPU801で実行されるプログラム等によって実現される。
検知情報送信部943は、信号受信部944が受信した信号に含まれる無線タグ124のタグIDと、装置情報記憶部942に記憶した位置IDとを含む検知情報を、通信部941を介して管理サーバ130に送信する。検知情報送信部943は、例えば、図8のCPU801で実行されるプログラムによって実現される。
信号受信部944は、無線タグ124から送信される、無線タグ124のタグIDを含む信号(電波)を受信し、受信した信号に含まれるタグIDを検知情報送信部943に通知する。信号受信部944は、例えば、図8の近距離無線受信部805、及び図8のCPU801で実行されるプログラム等によって実現される。
(その他の機能構成)
無線タグ124は、無線タグ124に固有の識別情報であるタグIDを所定の時間間隔(例えば、1秒間隔等)で送信する。
外部ゲートウェイ113、及び無線ゲートウェイ112の機能は、管理サーバ130と測位装置111との間の通信を中継する。
外部サーバ960は、ネットワーク140に接続された、管理サーバ130以外のサーバ装置(例えば、クラウドサービス等)の一例である。
情報端末150は、PC(Personal Computer)や、タブレット端末等の情報処理装置である。利用者は、例えば、ウェブブラウザ151を用いて管理サーバ130にアクセスし、管理サーバ130が提供する提供情報を表示することができる。
表示装置160は、ウェブブラウザ161を有する、例えば、テレビ、デジタルサイネージ等の表示装置である。
<処理の流れ>
続いて、情報提供システム100による情報処理方法の処理の流れについて説明する。
(位置情報の登録処理)
図13は、第1の実施形態に係る位置情報の登録処理の例を示すシーケンス図である。
なお、無線タグ124は、第1の時間間隔(例えば、1秒間隔)で、無線タグ124のタグIDを含む信号を送信しているものとする。また、検知装置121−1、121−2は、無線タグ124から送信される信号を連続的に受信しており、第2の時間間隔(例えば、1秒間隔)で検知情報を管理サーバ130に送信しているものとする。
また、無線ゲートウェイ112、外部ゲートウェイ113は、情報の中継を行うのみなので、図示、及び説明を省略する。
ステップS1301において、無線タグ124は、無線タグ124のタグIDを含む信号を送信する。
ステップS1302において、無線タグ124から送信された信号を受信した検知装置121−1は、受信した信号に含まれるタグIDと、自装置の位置IDとを含む検知情報を管理サーバ130に送信する。
ステップS1303において、管理サーバ130の検知情報受信部913は、検知装置121−1から送信された検知情報を受信し、受信した検知情報を位置情報特定部914に通知する。
ステップS1304において、管理サーバ130の位置情報特定部914は、検知情報に含まれる位置IDと、装置情報931とにより、検知情報を送信した検知装置121−1の位置情報、すなわち、無線タグ124の位置情報を特定する。例えば、位置情報特定部914は、図10(a)に示すような装置情報931から、検知情報に含まれる位置IDに対応する位置情報(例えば、設置位置、フロアID、エリアID等)を抽出する。
ステップS1305において、位置情報特定部914は、ステップ1304で特定した無線タグ124の位置情報の登録を要求する登録要求を、位置情報管理部915に通知する。この位置情報の登録要求には、例えば、検知情報に含まれる無線タグ124のタグID、測位時間、及びステップS1304で特定した無線タグ124の位置情報等が含まれる。
なお、位置情報の登録要求に含まれる測位時間は、検知装置121−1が、検知情報を送信する際に検知情報に付加して送信するものであっても良いし、検知情報受信部913が、検知装置121−1から検知情報を受信した時刻の情報であっても良い。
ステップS1306において、管理サーバ130の位置情報管理部915は、位置情報特定部914からの位置情報の登録要求に基づいて、記憶部922等に記憶された、例えば、図10(b)に示すような位置情報932に、無線タグ124の位置情報を記憶する。
ステップS1307において、無線タグ124は、無線タグ124のタグIDを含む信号を送信する。このとき、無線タグ124の利用者125が位置を移動し、無線タグ124が送信する信号は、検知装置121−2に受信されるものとする。
ステップS1308において、無線タグ124から送信された信号を受信した検知装置121−2は、受信した信号に含まれるタグIDと、自装置の位置IDとを含む検知情報を管理サーバ130に送信する。
ステップS1309において、管理サーバ130の検知情報受信部913は、検知装置121−2から送信された検知情報を受信し、受信した検知情報を位置情報特定部914に通知する。
ステップS1310において、管理サーバ130の位置情報特定部914は、検知情報に含まれる位置IDと、装置情報931とにより、検知情報を送信した検知装置121−2の位置情報、すなわち、無線タグ124の位置情報を特定する。
ステップS1311において、位置情報特定部914は、ステップ1304で特定した無線タグ124の位置情報の登録を要求する登録要求を、位置情報管理部915に通知する。
ステップS1312において、管理サーバ130の位置情報管理部915は、位置情報特定部914からの位置情報の登録要求に基づいて、記憶部922等に記憶された位置情報932に、無線タグ124の位置情報を記憶する。
上記の処理により、例えば、図10(b)に示すように、無線タグ124のタグIDと、検知時間と、無線タグの位置情報(座標情報、フロアID、エリアID等)と、が対応づけられて、位置情報932に記憶される。
(情報の提供処理)
図14は、第1の実施形態に係る情報の提供処理の例を示すシーケンス図である。
管理サーバ130は、図13の処理で記憶した位置情報932を用いて、例えば、無線タグ124を携帯する利用者125の現在位置や、過去の動線等を表示する提供情報を提供する。
ステップS1401において、ユーザは、情報端末150にメニュー画面の表示操作を行う。例えば、ユーザは、情報端末150のウェブブラウザ151で、所定のURLを選択することにより、メニュー画面の表示操作を行う。なお、図14の破線の矢印は、ユーザによる操作を示している。
ステップS1402において、情報端末150のウェブブラウザ151は、管理サーバ130の表示制御部(ウェブサーバ)921に、メニュー画面の取得要求を送信する。
ステップS1403において、管理サーバ130の表示制御部921は、要求されたメニュー画面を、要求元の情報端末150に送信する。
ステップS1404において、情報端末150のウェブブラウザ151は、管理サーバ130から受信したメニュー画面を表示部607に表示する。このとき、ウェブブラウザ151が表示するメニュー画面の例を図16に示す。
図16(a)は、ウェブブラウザが表示するメニュー画面の一例を示している。メニュー画面1610には、表示したい提供情報を選択するための提供情報のプルダウンメニュー1611、表示対象を選択するための表示対象のプルダウンメニュー1612等が表示される。また、図16(a)の例では、提供情報として「現在位置+動線表示」が選択されており、この場合、動線の表示期間を選択するための動線表示期間のプルダウンメニュー1613等が表示される。
図16(a)の例では、ユーザが「情報を表示」ボタン1614を選択することにより、医師Aの現在位置と、過去1分間の動線が、提供情報として表示される。
図16(b)は、ウェブブラウザが表示するメニュー画面の別の一例を示している。メニュー画面1620には、図16(a)のメニュー画面と同様に、提供情報のプルダウンメニュー1621、表示対象のプルダウンメニュー1622等が表示される。また。図16(b)の例では、提供情報として「現在位置のリアルタイム表示」が選択され、表示対象として、「全患者」が選択されている。この場合、メニュー画面1620には、表示するフロアを選択するための表示フロアのプルダウンメニュー1623等が表示される。
図16(b)の例では、ユーザが「情報を表示」ボタン1624を選択することにより、フロアAにおける全患者の現在位置が、提供情報として表示される。
図14に戻り、情報の提供処理のシーケンス図の説明を続ける。
ステップS1405において、ユーザは、例えば、図16(a)、(b)に示すようなメニュー画面に対して、提供情報の選択操作を行う。
ステップS1406において、情報端末150のウェブブラウザ151は、ユーザの選択操作を受付けると、受付けた操作の情報を管理サーバ130に通知する。このとき、管理サーバ130に通知される操作の情報には、例えば、ステップS1405で選択された表示対象や、表示条件等の情報が含まれる。
ステップS1407において、表示制御部921は、情報端末150から受信した表示対象や、表示条件等の情報を含む操作情報を提供情報生成部920に通知する。
ステップS1408において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、提供情報の生成要求に含まれる表示対象や、表示条件等の情報に基づいて、記憶部922のタグID管理情報934から、表示対象となるタグIDの属性情報を取得する。
例えば、ステップS1405において、図16(a)のメニュー画面1610に示すように、表示対象として「医師A」が選択されたものとする。この場合、提供情報生成部920は、例えば、図12(a)に示すタグID管理情報934から、「医師A」に対応するタグID「TAG0001」の属性情報「人」を取得する。
ステップS1409において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、記憶部922の閾値情報935から、ステップS1408で取得した属性情報に対応する閾値情報を取得する。例えば、ステップS1408で取得した属性情報が「人」である場合、提供情報生成部920は、図12(a)に示す閾値情報935から、属性情報「人」に対応する閾値「移動速度5m/s以下」を取得する。
ステップS1410において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、提供情報の生成要求に含まれる表示対象や、表示条件等の情報に基づいて、記憶部922の位置情報932から、表示対象の位置情報を取得する。例えば、表示対象として「医師A」(タグID「TAG0001」)が選択された場合、提供情報生成部920は、例えば、図10(b)に示す位置情報932から、タグID「TAG0001」の位置情報を取得する。
ステップS1411において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、ステップ1410で取得した位置情報に含まれるフロアIDに基づいて、記憶部922の地図情報933から、地図情報を取得する。なお、地図情報に、地図データが含まれておらず、地図データを取得するための参照情報(URL情報等)が含まれる場合、提供情報生成部920は、参照情報に基づいて地図データも取得する。
ステップS1412において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、取得した属性情報、閾値情報等を用いて、取得した位置情報を補正する補正処理を実行する。
ステップS1413において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、補正処理が行われた位置情報を用いて、提供情報を生成する。
例えば、提供情報生成部920は、ステップS1412、S1413において、取得した位置情報のうち、閾値情報の範囲を超える位置情報を不正な位置情報として、不正な位置情報を除外して提供情報を生成する。
ステップS1414において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、生成した提供情報を、表示制御部921に通知する。
ステップS1415において、管理サーバ130の表示制御部921は、提供情報生成部920が生成した提供情報を、情報端末150に送信し、表示させる。
ステップS1416において、情報端末150は、管理サーバ130から送信された提供情報の表示画面を表示する。
(位置情報の補正処理)
図15は、第1の実施形態に係る位置情報の補正処理の例を示すフローチャートである。この位置情報の補正処理は、図14のステップS1412の処理に対応している。
図15(a)は、閾値が移動速度の場合の位置情報の補正処理の一例を示している。
ステップS1511において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、提供情報の生成に用いる所定の期間の位置情報を取得する。
例えば、図16(a)のメニュー画面1610で、医師Aの現在位置と1分間の動線が、提供情報として選択された場合、提供情報生成部920は、医師AのタグIDに対応する位置情報のうち、最新の1分間の位置情報を取得する。
ステップS1512において、提供情報生成部920は、取得した位置情報のうち、移動速度が閾値(例えば、「移動速度5m/s以下」)を超える位置情報があるか否かを判断する。
移動速度が閾値を超える位置情報がある場合、ステップS1513において、提供情報生成部920は、移動速度が閾値を超える位置情報を不正な位置情報とする。一方、移動速度が閾値を超える位置情報がない場合、提供情報生成部920は、処理を終了する。
上記の処理により、例えば、図5において、時刻「13:05:38」の医師A502の位置情報のように、通常の歩行速度では移動できない位置で検知された位置情報が、不正な位置情報と判断される。
また、提供情報生成部920は、所定の期間の位置情報のうち、不正な位置情報を除外して提供情報を作成する。これにより、管理サーバ130は、例えば、図17に示すような提供情報の表示画面を、情報端末150に表示させることができる。
図17は、第1の実施形態に係る提供情報の表示画面の一例である。図17において、提供情報の表示画面1700には、現在、医師AがいるフロアであるフロアAのフロアマップ1701に、医師Aの現在の位置1702と、過去1分間の医師Aの動線1703が表示されている。本実施形態によれば、管理サーバ130は、このように、提供情報への不正な位置情報の影響を低減させることができる。
図15(b)は、閾値が移動速度、及びフロアの管理レベルである場合の位置情報の補正処理の一例を示している。この処理は、例えば、図12(b)に示すタグID管理情報934、閾値情報935a、935bのように、1つのタグIDに2つの属性情報、及び閾値がある場合の一例である。
ステップS1521において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、提供情報の生成に用いる所定の期間の位置情報を取得する。
例えば、図16(b)のメニュー画面1610で、フロアAの全患者の現在位置が、提供情報として選択された場合、提供情報生成部920は、例えば、全患者の最新の10秒間(所定の期間の一例)の位置情報を取得する。これは、例えば、図5の患者Bの現在位置を、最新の位置情報だけで表示させると、患者Bの現在位置が、保管室に表示されたり、個室Aに表示されたり、表示が消えたりする不具合が発生するためである。なお、所定の期間の10秒はあくまで一例であり、他の時間であっても良い。
ステップS1522において、提供情報生成部920は、取得した位置情報のうち、エリアの管理レベルが閾値(例えば、患者の閾値「管理レベル2以下」)を超える位置情報があるか否かを判断する。
例えば、提供情報生成部920は、位置情報に含まれる「エリアID」と、図11に示す地図情報のエリア情報1102に含まれる「エリア種別」により、各位置情報に対応するエリアの管理レベルを特定する。また、提供情報生成部920は、特定した位置情報に対応するエリアの管理レベルが、患者の閾値「管理レベル2以下」を超える位置情報があるか否かを判断する。
エリアの管理レベルが閾値を超える位置情報がない場合、提供情報生成部920は、処理をステップS1524に移行させる。一方、エリアの管理レベルが閾値を超える位置情報がある場合、提供情報生成部920は、処理をステップS1523に移行させる。
ステップS1523に移行すると、提供情報生成部920は、エリアの管理レベルが閾値を超える位置情報を不正な位置情報とする。例えば、患者の閾値が「管理レベル2以下」であり、患者の位置情報が検知されたエリアの管理レベルが「3」である場合、その位置情報を、不正な位置情報とする。
ステップS1524に移行すると、提供情報生成部920は、取得した位置情報のうち、移動速度が閾値(例えば、「移動速度5m/s以下」)を超える位置情報があるか否かを判断する。
移動速度が閾値を超える位置情報がある場合、ステップS1525において、提供情報生成部920は、移動速度が閾値を超える位置情報を不正な位置情報とする。一方、移動速度が閾値を超える位置情報がない場合、提供情報生成部920は、処理を終了する。
上記の処理により、例えば、図5において、保管室の管理レベルが「管理レベル3」であり、患者の閾値が「管理レベル2以下」である場合、保管室で検知された患者Bの位置情報は、不正な位置情報と判断される。
また、提供情報生成部920は、所定の期間の位置情報のうち、不正な位置情報を除外して提供情報を作成する。これにより、管理サーバ130は、例えば、図18に示すような提供情報の表示画面を、情報端末150に表示させることができる。
図18は、第1の実施形態に係る提供情報の表示画面の別の一例である。図18において、提供情報の表示画面1800には、現在、フロアAのフロアマップ1801に、患者B1902を含む複数の患者の現在位置が表示されている。また、患者Bの最新の位置情報が保管室であるが、保管室で検知された不正な位置情報が除外され、患者Bが個室Aにいることを示す提供情報が表示されている。
なお、図8の保管室は一例であり、例えば、手術室、医療スタッフの控え室等、患者の立ち入りができないエリアを、管理レベル3以上に設定することにより同様の効果が得られる。
以上、本実施形態によれば、無線タグ124の所定の期間における位置情報に基づいて提供情報を提供する情報提供システム100、提供情報への不正な位置情報の影響を低減させる管理サーバ(情報処理装置)130を提供することができる
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、無線タグ124の位置情報を管理する管理サーバが、提供情報を提供する場合の例について説明を行ったが、第2の実施形態では、管理サーバとは別に設けられた情報提供サーバが、提供情報を提供する場合の例について説明する。
<機能構成>
図19は、第2の実施形態に係る情報提供システムの機能構成図である。図19に示す第2の実施形態に係る情報提供システム1900は、図9に示す第1の実施形態に係る管理サーバ130の機能が、位置情報管理サーバ1920と、情報提供サーバ1910とに分散して配置されている。
なお、位置情報管理サーバ1920、及び情報提供サーバ1910のハードウェアは、例えば、図6に示すようなコンピュータ600、又は複数のコンピュータ600によって構成される。
(位置情報管理サーバ)
位置情報管理サーバ1920は、例えば、図9に示す第1の実施形態に係る管理サーバ130の通信部911、装置情報管理部912、検知情報受信部913、位置情報特定部914、位置情報管理部、及び記憶部922等を有する。位置情報管理サーバ1920は、第1の実施形態の管理サーバ130と同様に、複数の無線タグ124等の位置情報を、記憶部に記憶して、管理する。
また、位置情報管理サーバ1920は、情報提供サーバ1910等からの位置情報の取得要求に応じて、要求された位置情報を、要求元に提供するものとする。
なお、本実施形態では、位置情報管理サーバ1920が管理する位置情報を「位置情報A1921」とし、情報提供サーバ1910が管理する位置情報を「位置情報a1914」と呼び区別する。
位置情報A1921は、第1の実施形態に係る管理サーバ130の位置情報932と同様の情報が記憶されているものとする。
(情報提供サーバ)
情報提供サーバ1910は、図9に示す第1の実施形態に係る管理サーバ130の構成要素のうち、通信部911、地図情報管理部916、タグID管理部918、閾値情報管理部919、提供情報生成部920、及び表示制御部921等を有している。
また、情報提供サーバ1910は、位置情報取得部1911、及び入院情報管理部1912等を有している。
位置情報取得部1911は、位置情報管理サーバ1920から、提供情報の生成に必要な位置情報を取得し、取得した位置情報を記憶部1913の位置情報a1914に記憶する。位置情報取得部1911は、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラム等によって実現される。
入院情報管理部1912は、例えば、病院等に入院している患者の病室等の情報を、記憶部1913の入院情報1915に記憶して、管理する。或いは、入院情報管理部1912は、医療情報を管理している医療情報管理サーバ(例えば、外部サーバ960)等から、提供情報の生成に必要な入院情報を取得するものであっても良い。入院情報管理部1912は、例えば、図6のCPU601で実行されるプログラム等によって実現される。
図20は、第2の実施形態に係るタグID管理情報、及び入院情報の例を示す図である。
図20(a)は、第2の実施形態に係るタグID管理情報934の一例を示している。図20(a)に示すタグID管理情報934は、例えば、図12(a)に示すタグID管理情報934が管理する情報に加えて、「関連付けID」の情報を有している。「関連付けID」は、他のデータベース(例えば、入院情報1915等)と、情報を関連付けするために用いられる識別情報である。
図20(b)は、第2の実施形態に係る入院情報1915の一例を示している。図20(b)の例では、入院情報1915には、「患者ID」、「名前」、「病室」等の情報が含まれる。
「患者ID」は、病院等で患者を識別するための識別情報である。「名前」は、患者の名前を示す情報である。「病室」は、患者が入院している病室を示す情報であり、例えば、図11(b)のエリア情報1102の「エリア名」等に対応している。「関連付けID」は、図20(a)に示したタグID管理情報934の「関連付けID」に対応している。
例えば、図20(a)のタグID管理情報934において、患者Bは、関連付けID「REF0002」に対応している。また、図20(b)の入院情報1915において、関連付けID「REF0002」は、患者ID「PID3001」、病室「個室A」に対応している。これにより、患者Bは、個室Aに入院していると判断することができる。
なお、図19において、入院情報管理部1912、及び入院情報1915はオプションであり、必須ではない。
<処理の流れ>
図21は、第2の実施形態に係る情報の提供処理の例を示すシーケンス図である。なお、図21に示す処理のうち、ステップS1404〜S1407、及びステップS1413〜S1416の処理は、図14に示す第1の実施形態に係る情報の提供処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS2101において、情報提供サーバ1910の提供情報生成部920は、表示制御部921から提供情報の生成要求を受付けると、位置情報取得部1911に位置情報の取得要求を送信する。この位置情報の取得要求には、例えば、取得対象となるタグIDや、取得期間等の情報が含まれる。
ステップS2102において、情報提供サーバ1910の位置情報取得部1911は、位置情報管理サーバ1920に、取得対象となるタグIDや、取得期間等の情報を含む位置情報の取得要求を送信する。
ステップS2103において、位置情報管理サーバ1920は、要求された位置情報を、情報提供サーバ1910に送信する。
ステップS2104において、情報提供サーバ1910の位置情報取得部1911は、位置情報管理サーバ1920から受信した位置情報を、記憶部1913の位置情報a1914に記憶する。
ステップS2105において、情報提供サーバ1910の提供情報生成部920は、記憶部1913から、属性情報、閾値情報、位置情報、及び地図情報等を取得する。この処理は、例えば、図14のステップS1408〜S1411の処理に対応している。
ステップS2106において、管理サーバ130の提供情報生成部920は、取得した属性情報、閾値情報等を用いて、取得した位置情報を補正する補正処理を実行する。この処理は、例えば、図14のステップS1412、及び図15の位置情報の補正処理等に対応している。
以後の処理(ステップS1413〜S1416)は、図14に示す第1の実施形態と同様である。
このように、情報提供サーバ1910は、位置情報を管理する位置情報管理サーバ1920の外部に設けられていても、第1の実施形態と同様に提供情報を提供することができる。
また、好適な一例として、図21のステップS2105において、提供情報生成部920は、記憶部1913から、入院情報1915をさらに取得し、ステップS2106において、入院情報1915を加味して、位置情報を補正するものであっても良い。
例えば、図19の表示画面1800で、患者1の位置情報が、個室Bと個室Cとで交互に検出され、その移動速度が閾値を超える場合、図20(a)に示す入院情報1915を用いて、個室Cで検出された位置情報を不正な位置情報と判断するものであっても良い。
また、図20(a)に示す入院情報1915に限られず、提供情報生成部920は、様々な医療情報を加味して、患者の位置情報を補正するものであっても良い。
[その他の実施形態]
第1の実施形態及び第2の実施形態では、屋内施設200のフロアが、病院等のフロアである場合について説明を行ったが、本発明に係る情報提供システム100は、病院のフロア以外にも様々な応用が可能である。
例えば、屋内施設200のフロアは、スーパーやデパート等の小売り店舗のフロア等であっても良い。また、無線タグ124を保有する保有主体は、例えば、買物カート等の物体であっても良い。
図22は、その他の実施形態に係る提供情報の一例を示す図である。図22は、買物カート2201を用いて買物を行う小売り店舗のフロアマップ2200の例を示している。図22の例では、買物カート2201に無線タグ124を装着し、フロアの天井等に検知装置121を設けて、例えば、図4に示すようなエリアを形成することにより、管理サーバ130等で、買物カート2201の位置情報を記憶し、管理することができる。
また、管理サーバ130等は、記憶した買物カート2201の位置情報を用いて、例えば、図22に示すような買物カート2201の動線情報2202を、提供情報として、情報端末150、表示装置160等に表示させることができる。
さらに、管理サーバ130等は、複数の買物カート2201の動線情報や、多くの買物カート2201が集まる場所を示すヒートマップ等により、店舗の利用情報等を示す提供情報を提供することができる。
また、図22に示すような小売り店舗においても、小売り店舗の従業員に無線タグ124を携帯させて、従業員の動線を、提供情報として、情報端末150、表示装置160等に表示させることも可能である。
同様に、情報提供システム100は、オフィスや、学校等において、社員や、学生等の現在位置、動線等を、提供情報として、情報端末150、表示装置160等に表示させることも可能である。
100、1900 情報提供システム(情報処理システム)
124 無線タグ(発信装置)
125 利用者(保有主体の一例)
130 管理サーバ(情報処理装置)
913 検知情報受信部(検知情報受信手段)
914 位置情報特定部(位置情報特定手段)
915 位置情報管理部(位置情報記憶手段の一例)
918 タグID管理部(対応関係記憶手段)
919 閾値情報管理部(閾値記憶手段)
920 提供情報生成部(提供情報生成手段)
921 表示制御部(表示制御手段)
1910 情報提供サーバ(情報処理装置)
1911 位置情報取得部(位置情報記憶手段の一例)
2201 買物カート(保有主体の一例)
特開2014−59203号公報

Claims (9)

  1. 自装置の識別情報を含む信号を発信する発信装置の所定の期間の位置情報に基づいて情報を提供する情報処理装置であって、
    前記発信装置の識別情報と、前記発信装置の保有主体の情報である属性情報との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
    前記属性情報ごとに、該属性情報に対応する所定の値を定義した閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    前記発信装置が発信する前記信号を検知する検知装置から、該検知装置が検知した前記信号に含まれる前記発信装置の識別情報を含む検知情報を受信する検知情報受信手段と、
    前記検知情報受信手段が受信した前記検知情報に基づいて、前記発信装置の位置情報を特定する位置情報特定手段と、
    前記発信装置の位置情報を、前記発信装置の識別情報と対応づけて時系列に記憶する位置情報記憶手段と、
    前記位置情報記憶手段から取得した前記所定の期間の前記発信装置の位置情報を、該発信装置の前記識別情報に対応する前記属性情報または該属性情報に対応する前記閾値を用いて補正することで、前記提供する情報を生成する提供情報生成手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記提供情報生成手段は、
    前記所定の期間の前記発信装置の位置情報のうち、該発信装置の前記属性情報に対応する前記閾値を超える位置情報を除外して、前記提供する情報を生成する請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記閾値は、
    前記属性情報に対応する移動速度、又は移動距離の情報を含む請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記閾値は、
    前記属性情報に対応する立ち入り可能な領域の管理レベルの情報を含む請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記保有主体は、
    前記発信装置を携帯する人、又は前記発信装置が装着された物体を含む請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記提供する情報は、
    前記発信装置の保有主体が移動した経路を示す動線情報、又は前記発信装置の現在位置の情報を含む請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記提供情報生成手段によって生成された前記提供する情報を表示装置に表示させる表示制御手段を有する請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記位置情報記憶手段は、
    前記発信装置の位置情報を前記所定の時間間隔で記憶する請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 自装置の識別情報を含む信号を発信する発信装置の所定の期間の位置情報に基づいて情報を提供する情報処理装置を、
    前記発信装置の識別情報と、前記発信装置の保有主体の情報である属性情報との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
    前記属性情報ごとに、該属性情報に対応する所定の値を定義した閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    前記発信装置が発信する前記信号を検知する検知装置から、該検知装置が検知した前記信号に含まれる前記発信装置の識別情報を含む検知情報を受信する検知情報受信手段と、
    前記検知情報受信手段が受信した前記検知情報に基づいて、前記発信装置の位置情報を特定する位置情報特定手段と、
    前記発信装置の位置情報を、前記発信装置の識別情報と対応づけて時系列に記憶する位置情報記憶手段と、
    前記位置情報記憶手段から取得した前記所定の期間の前記発信装置の位置情報を、該発信装置の前記識別情報に対応する前記属性情報または該属性情報に対応する前記閾値を用いて補正することで、前記提供する情報を生成する提供情報生成手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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