JP6063268B2 - 位置表示情報提供装置、ユーザ端末、位置表示情報提供方法、位置情報取得制御方法、及びプログラム - Google Patents

位置表示情報提供装置、ユーザ端末、位置表示情報提供方法、位置情報取得制御方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、GPS等により位置を取得し、位置を地図上にマッピングする技術に関連するものである。
GPS機能を搭載した携帯端末やスマートフォンの普及により、自身の位置情報を取得し、地図上で現在位置をマッピングする地図アプリケーション等が増えている。GPSにより得られた位置情報に示される位置には実際の位置との間の誤差があるため、マッピング位置が道路上からはずれるといった事象がある。
それを補正する方法として、GPSから得られる過去の携帯端末位置と現在の携帯端末位置から移動経路を求め、記憶されているルートと比較し、移動経路が最も似ているルートを使用ルートと確定した上で、現在の携帯端末位置を確定した使用ルートとの距離差が最小となる位置にマッピングする技術がある(特許文献1参照)。
特開2002−318127号公報
しかし、上記従来の技術では、予め目的地までのルートの記憶が必要であるため、目的地を設定しない状態で、移動経路を適切に地図上にマッピングすることができない。
また、自身の行動履歴として、移動経路だけでなく、滞在した地点を地図上にマッピングしたいという要望がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、移動経路及び滞在情報を地図上に適切にマッピングすることを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、位置情報取得部により取得された対象物の測位点の位置と測定時刻とを含む位置情報を格納する位置情報格納部と、
前記位置情報格納部に格納された位置情報に基づいて、前記測位点の位置の精度を判定し、正常な精度の位置を示す位置情報を抽出する正常位置情報抽出手段と、
前記正常位置情報抽出手段により抽出された位置情報に基づいて、移動の速さが所定の閾値以下の測位点である非移動点を抽出し、当該非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求める滞在情報抽出手段と、を備え
前記滞在情報抽出手段は、
移動の速さが所定の閾値以下の測位点である前記非移動点を複数の小滞在グループに集約し、所定の距離以内にある隣接小滞在グループを1つ又は複数の中滞在グループに集約し、滞在時間が所定の閾値以上である中滞在グループ内の非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求め、
前記小滞在グループは、全ての組み合わせに係る非移動点同士の距離が予め定めた閾値以下となるグループである
ことを特徴とする位置表示情報提供装置として構成される。
前記正常位置情報抽出手段は、例えば、前記位置情報格納部に格納された位置情報から測位点の移動の速さを求め、当該速さが所定の閾値以上である場合に、当該測位点に対応する位置情報を異常であると判定する。
また、前記正常位置情報抽出手段は、例えば、前記位置情報格納部に格納された位置情報に含まれる測位点の水平位置から、地図情報を用いて当該水平位置の実際の高さを求め、当該位置情報に含まれる測位点の高さと、前記実際の高さとの差の絶対値が所定の閾値以上である場合に当該位置情報を異常であると判定する。
また、前記滞在情報抽出手段は、例えば、前記非移動点に係る位置情報に基づいて、所定の閾値以下の距離の範囲内にあり、かつ、滞在時間が所定の閾値以上である非移動点の集合を決定し、当該非移動点の集合から前記滞在地の位置を求める。
また、前記位置表示情報提供装置は、前記対象物の状態に応じて前記正常位置情報抽出手段及び前記滞在情報抽出手段において用いられる閾値を決定し、決定した閾値を前記正常位置情報抽出手段及び前記滞在情報抽出手段に与える閾値調整手段を備えてもよい。
また、前記位置表示情報提供装置は、前記正常位置情報抽出手段により抽出された位置情報に基づく前記対象物の移動経路、及び、前記滞在情報抽出手段により求められた前記対象物の滞在地の位置を含む情報を地図上にマッピングする位置表示情報生成手段を備えてもよい。
また、本発明は、前記位置表示情報提供装置が実行する位置表示情報提供方法、及び、コンピュータを、前記位置表示情報提供装置における各手段として機能させるためのプログラムとして構成することもできる。
また、本発明は、位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部により取得された位置情報を格納する位置情報格納部と、
前記位置情報取得部により取得された位置情報に含まれる位置の精度を判定し、当該位置の精度が正常である場合に、当該位置情報を前記位置情報格納部に格納し、当該位置の精度が異常である場合に、予め定めた回数の範囲内で前記位置情報取得部に位置情報を再度取得させる測定制御手段と、
前記位置情報格納部に格納された位置情報を外部装置に送信する位置情報送信手段とを備えることを特徴とするユーザ端末として構成してもよい。
また、本発明は、前記ユーザ端末が実行する位置情報取得制御方法、及び、コンピュータを、前記ユーザ端末における各手段として機能させるためのプログラムとして構成することもできる。
本発明によれば、移動経路及び滞在情報を地図上に適切にマッピングすることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。 本発明の実施の形態に係るシステムの全体の処理を示すフローチャートである。 誤差排除処理のフローチャートである。 滞在情報抽出処理のフローチャートである。 滞在情報抽出処理を説明するための図である。 ユーザ端末における再測定判定処理のフローチャートである。 位置管理システムの具体例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、以下の実施の形態では、位置情報を取得するための手段としてGPSを用いているが、これは一例に過ぎない。本発明は特定の種類の手段に限定されるわけではなく、例えば、GalileoのようなGPSと同等の技術で実現した位置情報システム、無線LANのアクセスポイントや携帯基地局を利用した位置情報システム等を用いてもよい。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態に係る位置管理システムの構成例を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る位置管理システムは、ユーザ端末100、位置表示情報提供装置200、位置表示装置300が、インターネット等の通信ネットワーク400を介して接続された構成を備える。
本実施の形態に係るユーザ端末100は、例えばスマートホン、タブレット、携帯電話機、小型PC等であり、ユーザにより持ち運びが可能な無線通信可能な端末である。図1に示すように、ユーザ端末100は、GPS情報測定部110、測定制御部120、位置情報格納部130、位置情報送信部140、位置表示部150を備える。以下、各機能部の機能の概要を説明する。詳細については後の動作説明のところで説明する。
GPS情報測定部110は、測定制御部120らの指示に基づき、GPS衛星からの信号を受信し、受信した信号から位置情報を算出(取得)する。すなわち、GPS情報測定部110は、位置情報取得部の例である。本実施の形態において、位置情報には、例えば、測位で得られた経度・緯度、標高(高度)、水平精度、垂直精度、測定時刻、測位に利用したGPS衛星数等が含まれる。水平精度、垂直精度は、それぞれ距離で表される。つまり、これはその距離で表される程度の誤差があることを意味し、この距離の値が小さいほど精度が高い。
測定制御部120は、予め定めた時間間隔(例:100秒間隔)でGPS情報測定部110に対して位置情報の取得を指示し、GPS情報測定部110から位置情報を取得するとともに、位置情報における位置(測位点と呼ぶ)の精度に基づいて、位置情報が正常か異常かを判定し、異常である場合に再測定をGPS情報測定部110に指示する。再測定は、正常な位置情報が得られない場合、予め定めた回数だけ行われる。
位置情報格納部130は、測定制御部120により正常と判定された位置情報を格納する。位置情報送信部140は、位置情報格納部130に格納された位置情報を位置情報表示提供装置200に通信ネットワーク400を介して送信する。位置情報を送信するタイミングは例えば一定時間間隔とすることができる。また、所定数個の位置情報が得られたタイミングで送信してもよい。位置表示部150は、位置情報が重畳された地図情報を位置表示情報提供装置200から取得し、表示する。なお、ユーザ端末100において位置表示部150を備えることは必須ではない。
本実施の形態に係るユーザ端末100は、コンピュータの機能を含む端末装置に、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、ユーザ端末100の各部が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、ユーザ端末100の各部で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
また、ユーザ端末100の機能構成及び機能の名称は図1に示すものに限られるわけではない。本実施の形態で説明する処理を実現できる機能構成であればどのような機能構成、でもよい。例えば、ユーザ端末100は、位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部により取得された位置情報を格納する位置情報格納部と、前記位置情報取得部により取得された位置情報に含まれる位置の精度を判定し、当該位置の精度が正常である場合に、当該位置情報を前記位置情報格納部に格納し、当該位置の精度が異常である場合に、予め定めた回数の範囲内で前記位置情報取得部に位置情報を再度取得させる測定制御手段と、前記位置情報格納部に格納された位置情報を外部装置に送信する位置情報送信手段とを備える装置として構成することができる。
位置表示情報提供装置200は、位置情報取得部210、位置情報格納部220、位置情報解析部230、位置表示情報提供部240を備える。また、位置情報解析部230は、誤差排除部231、滞在情報抽出部232、閾値調整部233を含む。
位置情報取得部210は、ユーザ端末100から送信された位置情報を取得する。位置情報格納部220は、位置情報取得部210により取得された位置情報を格納する。位置情報解析部230は、位置情報格納部220から位置情報を読み出し、誤差排除部231による誤差排除処理、及び滞在情報抽出部232による滞在情報抽出処理を行う。位置表示情報提供部240は、位置情報解析部230により得られた情報に基づいて、位置表示情報を作成し、ユーザ端末100に提供する。
また、位置情報解析部230における閾値調整部233は、例えば、外部からの指示や、ユーザ端末100からの情報に基づいて、誤差排除部231及び滞在情報抽出部232において用いる閾値を決定(調整)し、誤差排除部231及び滞在情報抽出部232に提供する。
本実施の形態に係る位置表示情報提供装置200は、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、位置表示情報提供装置200の各部が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、位置表示情報提供装置200の各部で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
位置表示情報提供装置200を複数のコンピュータで構成する場合において、例えば、位置情報解析部230を1つのコンピュータ(アプリケーションサーバ)で構成し、移動経路や滞在情報の地図上へのマッピングを行う機能や、マッピングされた地図情報をユーザ端末100に送信する機能を別の1つ又は複数のコンピュータで構成することとしてよい。
また、位置表示情報提供装置200の機能構成及び機能の名称は図1に示すものに限られるわけではない。本実施の形態で説明する処理を実現できる機能構成であればどのような機能構成でもよい。例えば、位置表示情報提供装置200を、GPSにより測定された対象物の測位点の位置と測定時刻とを含む位置情報を格納する位置情報格納部と、前記位置情報格納部に格納された位置情報に基づいて、前記測位点の位置の精度を判定し、正常な精度の位置を示す位置情報を抽出する正常位置情報抽出手段と、前記正常位置情報抽出により抽出された位置情報に基づいて、移動の速さが所定の閾値以下の測位点である非移動点を抽出し、当該非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求める滞在情報抽出手段と、を含む装置として実現することができる。
位置表示装置300は、例えばPC等の端末である。位置表示装置300はユーザ端末100における位置表示部150と同様に、位置情報が重畳された地図情報を位置表示情報提供装置200から取得し、表示する機能を備える。位置表示装置300は、位置表示部150を備える他のユーザ端末100であってもよい。
本実施の形態では、位置表示情報提供装置200において誤差排除処理、滞在情報抽出処理を行って、移動経路情報や滞在情報を抽出することとしているが、ユーザ端末100において位置情報解析部230と同様の処理を行う機能部を備え、ユーザ端末100において誤差排除処理、滞在情報抽出処理を行って、移動経路情報や滞在情報を抽出し、これらの情報を地図上にマッピングした地図情報を作成し、表示することとしてもよい。
この場合、ユーザ端末100を位置表示情報提供装置と呼ぶことができる。つまり、このときのユーザ端末100は、GPSにより測定された対象物の測位点の位置と測定時刻とを含む位置情報を格納する位置情報格納部と、前記位置情報格納部に格納された位置情報に基づいて、前記測位点の位置の精度を判定し、正常な精度の位置を示す位置情報を抽出する正常位置情報抽出手段と、前記正常位置情報抽出により抽出された位置情報に基づいて、移動の速さが所定の閾値以下の測位点である非移動点を抽出し、当該非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求める滞在情報抽出手段とを含む位置表示情報提供装置となる。この場合において、ユーザ端末100は、GPS信号から位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部により取得された位置情報に含まれる位置の精度を判定し、当該位置の精度が正常である場合に、当該位置情報を前記位置情報格納部に格納し、当該位置の精度が異常である場合に、予め定めた回数の範囲内で前記位置情報取得部に位置情報を再度取得させる測定制御手段を更に含むこととしてもよい。
(位置管理システムの動作)
図2は、本実施の形態に係る位置管理システムの全体の動作を示すフローチャートである。図2を参照して、位置管理システムの全体の動作の概要を説明する。
まず、ユーザ端末100のGPS情報測定部110が、GPS信号から位置情報を取得する。取得された位置情報は位置情報格納部130に格納される(ステップ101)。ここでは測定制御部120により予め定めた時間間隔で位置情報の取得がなされる。また、測定制御部120により精度判定、再測定制御がなされる。
位置情報送信部140は、例えば定期的に、位置情報格納部130に格納された位置情報を位置表示情報提供装置200に送信する(ステップ102)。
位置表示情報提供装置200の位置情報取得部210は、ユーザ端末100の位置情報送信部140により送信された位置情報を取得し、位置情報格納部220に格納する(ステップ103)。
続いて、位置情報解析部230における誤差排除部231が、位置情報格納部220に格納された位置情報を読み出し、正常性を判定し、正常でないもの(誤差があると推定できるもの、誤差位置情報と呼ぶ)を排除(削除)し、誤差位置情報を排除した位置情報(正常位置情報と呼ぶ)を抽出する(ステップ104)。正常位置情報に係る時系列の複数の位置の座標は、ユーザ端末100の移動経路情報に相当する。また、最新の正常位置情報は現在地情報に相当する。これらの情報により、移動経路についての表示情報を作成することができる。
次に、滞在情報抽出部232は、誤差排除部231により得られた正常位置情報に基づいて滞在情報を抽出する(ステップ105)。
次に、位置表示情報提供部240が、上記の移動経路情報、現在地情報、滞在情報、その他の付随情報を地図上に重畳した表示情報を作成する(ステップ106)。当該表示情報は、ユーザ端末100、位置表示装置300等からの要求に基づき、位置表示情報提供部240から要求元に送られ(ステップ107)、要求元の装置(ユーザ端末100、位置表示装置300等)で表示される(ステップ108)。なお、ユーザ端末100、位置表示装置300等からの要求が位置表示情報提供装置200に送られた後に、ステップ104からの処理を行うこととしてもよい。
また、ステップ104〜108の処理は、対象ユーザの移動が終了した後に、蓄積され位置情報に基づき行う場合もあるし、対象ユーザが移動中に、随時蓄積される位置情報から随時行う場合もある。
<誤差排除処理について>
上記のステップ104における誤差排除部231による誤差排除処理を、図3のフローチャートを参照してより詳細に説明する。図3に示す処理は、位置情報毎に測定時刻順に行われる。また、図3で説明する例では、各閾値は予め定めたものとする。
図3において、誤差排除部231はある時刻の位置情報を取得し(ステップ201)、まず、測位点の精度判定を行う(ステップ202)。前述したとおり、本実施の形態において、ユーザ端末100により取得され、位置表示情報提供装置200が受信し、格納する位置情報には、例えば、測位で得られた経度・緯度、標高(高度)、水平精度、垂直精度、測定時刻、測位に利用したGPS衛星数等が含まれる。
本実施の形態におけるステップ202での測位点の精度判定では、1つの位置情報について、水平精度(距離)又は垂直精度(距離)が予め定めた閾値(水平精度、垂直精度のそれぞれで定められる閾値)以下であればその位置情報は異常であると判定する(判定1)。また、測位に利用したGPS衛星数が閾値以下であればその位置情報は異常であると判定する(判定2)。
更に、水平精度が正常である位置情報について、地図情報を用いることにより、測位された経度・緯度における実際の標高を地図情報から取得し、その標高と測位に係る標高とを比較し、これらの間の差の絶対値が所定の閾値以上であればその位置情報を異常と判定する(判定3)。上記の地図情報は、外部サーバから取得してもよいし、位置表示情報提供装置200に格納しておいてもよい。
ステップ202では、上記判定1〜3のうち、どれか1つでも異常であれば位置情報を異常と判定してもよいし、判定1〜3のうちの特定の判定が異常である場合に位置情報を異常と判定してもよい。
ステップ203では、誤差排除部231は、ステップ202で正常であると判定された位置情報を2つ用いて精度判定を行う。この2つの位置情報は、ステップ202での正常な位置情報に関しての連続する測定時間間隔のものである。つまり、この2つの位置情報の測定時刻の間の時間に、ステップ202で正常であると判定された位置情報はない。
ステップ203では、測位点の移動の速さを求め、当該速さが所定の閾値以上である場合に、当該測位点に対応する位置情報を異常であると判定する。例えば、誤差排除部231は、前回のステップ203での判定で正常であると判定された位置情報(第1位置情報と呼ぶ)をメモリに保持しておき、この第1位置情報と今回のステップ202の判定で正常であると判定された位置情報(第2位置情報)とを用いて、今回のステップ202の判定で正常であると判定された第2位置情報について、ステップ203で今回の正常性判定を行う。
具体的には、例えば、誤差排除部231は、第1位置情報に係る測位点位置(経度・緯度、標高)と第2位置情報に係る測位点位置(経度・緯度、標高)、及び測定時刻を用いて、第1位置情報に係る測位点から第2位置情報に係る測位点への水平速度(速さ)、及び、垂直速度を求め、いずれかが予め定めた閾値以上(水平速度、垂直速度のそれぞれについての閾値)であれば第2位置情報を異常であると判定し、排除する。つまり、あり得ない速さで移動したような測位点を排除する。
上記のような処理のほか、ステップ202で正常であると判定された位置情報が2つになった時点で、当該2つの位置情報についてステップ203での水平速度、垂直速度での判定を行い、異常であれば2つの位置情報を排除する処理としてもよい。
ステップ203により正常であると判定された位置情報から、誤差排除された位置情報が生成される(ステップ204)。ここで生成される位置情報は、例えば、表示に関わる位置情報(測位点の経度・緯度、標高、測位時刻等)である。
本実施の形態では、誤差を排除した位置情報を用いて移動経路(位置情報に係る位置を時刻順に結んだもの)を作成するので、地図のデータに基づく補正を行うことなく、正確に地図にマッピングすることが可能である。また、誤差を排除した位置情報を用いることで、後述する滞在情報を正確に求めることができる。
<滞在情報抽出処理>
次に、滞在情報抽出部232により実行される滞在情報抽出処理(図2のステップ105)について、図4に示すフローチャート、及び図5を参照して説明する。滞在情報抽出処理で対象とする位置情報は、誤差排除処理により得られた正常位置情報である。また、滞在情報抽出処理は、所定数以上の正常位置情報が得られた後に行うこととしてよい。また、図4で説明する例では、各閾値は予め定めたものとする。
図4のステップ301において、まず滞在情報抽出部232は移動点の排除を行う。ここでは、滞在情報抽出部232は、ある位置情報(対象位置情報と呼ぶ)に係る測位点に関して、それより1つ前(測定時刻が1つ前)の位置情報に係る測位点からの水平距離を求め、測定時刻と当該距離に基づき、対象位置情報に係る測位点の水平速度を算出し、水平速度が予め定めた閾値以上であれば対象位置情報に係る測位点は移動点であると判定する。この移動点は、滞在情報抽出の元になる非移動点と区別される(排除される)。このような処理を全ての対象の位置情報について行うことにより、非移動点の集合が得られる。
ここでの閾値は、適用対象に応じて適宜設定することができる。例えば、人が自分で移動する場合の滞在情報を得ようとする場合、人が走る速さ以上の速さの点を移動点として排除できるような閾値とする。
なお、上記の処理は非移動点を求める場合の処理の一例に過ぎない。また、垂直速度も考慮して移動点/非移動点を求めてもよい。例えば、水平速度と垂直速度のいずれかが閾値以上であれば移動点とする。
図5は、滞在情報抽出部232における処理を説明するための図である。図5は、あるユーザ端末100の移動経路を示すものであり、白丸及び黒丸が測位点を示し、白丸が移動点、黒丸が非移動点である。図5に示すように、滞在情報抽出部232におけるステップ301の処理により、白丸で示す移動点が排除され、黒丸で示す非移動点が抽出される。
図4のステップ302において、滞在情報抽出部232は、一連の非移動点をグルーピングし、小滞在グループに集約する。グルーピングの際には、非移動点のうち、例えば、全ての組み合わせに係る非移動点同士の水平距離(又は、水平距離と垂直距離の両方)が予め定めた閾値以下となるものを小滞在グループとする。あるいは、滞在時間が予め定めた時間以下となる所定の範囲(例:直径Xメートルの円内)に存在する非移動点を小滞在グループとしてもよい。ここでの滞在時間とは、上記所定の範囲内の非移動点における最も古い測定時刻と最も新しい測定時刻との間の時間である。これにより、例えば、図5に示すように、5つの小滞在グループを得ることができる。
図4のステップ303において、滞在情報抽出部232は、規定距離(予め定めた閾値)以内の隣接小滞在グループを中滞在グループに集約する。ここでは、例えば、滞在情報抽出部232は、小滞在グループ毎の非移動点の重心位置を算出し、重心位置間の距離が所定の閾値以下となる小滞在グループの集合を中滞在グループとする。図5に示す例では、2つの中滞在グループが示されている。なお、小滞在グループは所定の距離の範囲内にあるから、上記のようにして求められた中滞在グループも所定の閾値以下の距離の範囲内にある。なお、1つの中滞在グループは、所定の距離の範囲内(例:直径Yメートルの円内等)であるという条件を更に加えて中滞在グループを求めてもよい。
そして、図4のステップ304において、滞在情報抽出部232は、規定時間以上滞在している中滞在グループを滞在グループとして選別する。ここでは、例えば、中滞在グループの中の非移動点のうち、測定時刻の最も古いものと、測定時刻の最も新しいものとの間の時間(これらの測定時刻の差)を求め、この時間が上記規定時間(閾値)以上の中滞在グループを滞在グループとして選別する。なお、規定時間以上一定箇所に存在した場合において、当該箇所が駅やバス停等の場合、GIS情報を用いてこれらを排除することとしてもよい。
そして、滞在情報抽出部232は、滞在グループの中の非移動点の位置の重心を求め、それを滞在地の位置である滞在情報とする(ステップ305)。
上記にように、速度、距離、時間を別々に使って滞在情報を抽出するようにしたことで、目的に応じた適切な滞在情報を抽出できる。すなわち、移動点の排除では、例えば、歩きの早さで移動するものを非移動点とし、車での移動や走っての移動を移動点として排除するといったことができる。つまり、閾値を適切に設定することで、どのような移動点を排除するかを任意に設定できる。また、滞在に関しては、例えば、人がお店の前(狭い距離の範囲)に数秒間(短時間)いた場合を滞在にするのか、公園(広い距離の範囲)の中で所定時間(長時間)遊んでいたことを滞在にするのか等を、規定時間や規定距離等の閾値の設定により任意に決定することができる。
なお、上記の滞在情報抽出処理は一例に過ぎない。例えば、非移動点を抽出した後に、小滞在グループに分けずに、所定の距離の範囲内で、滞在時間が所定時間以上の非移動点のグループを滞在グループと判定することもできる。
<再測定判定処理>
次に、ユーザ端末100において実行される再測定判定処理について説明する。
GPSによる位置情報の取得は、多くの電力を消費するため、ユーザ端末100においてGPS情報計測の頻度は少ないほうが望ましい。しかし、GPS情報計測の頻度が少ない場合に、得られた位置情報の誤差が大きくて、位置情報が排除されてしまうと、位置情報の数が少なくなり、移動経路表示や滞在情報算出に支障をきたす可能性がある。そこで、本実施の形態では、ユーザ端末100において、GPSにより得られた位置情報についての精度確認を行い、異常な場合は、予め定めた回数の範囲内で、正常な位置情報が得られるまで測定を行うこととしている。
上記の処理を図6のフローチャートを参照して説明する。前述したように、ユーザ端末100では、一定時間毎にGPS情報測定部110が測定を行うこととしているが、図6は、一定時間の到来の一回分を示している。
一定時間が到来すると、測定制御部120は、GPS情報測定部110にGPS情報の測定を指示し、GPS情報測定部110がGPS信号から位置情報を取得する(ステップ401)。
測定制御部120は、測位点の精度判定を行う(ステップ402)。ここでの測位点の精度判定処理は、図3のステップ202において説明した位置表示情報提供装置200における測位点の精度判定処理と同じである。但し、ステップ402での精度判定は、再測定するかどうかを判定するものであるから、ステップ202での制度判定よりも閾値を緩めてよい。すなわち、ステップ402より精度が低くても正常と判定してよい。
ステップ402において正常と判定された場合、測定制御部120は、測位点間の精度判定を行う(ステップ403)。ここでの測位点間の精度判定処理は、図3のステップ203において説明した位置表示情報提供装置200における測位点間の精度判定処理と同じである。但し、ステップ403での精度判定は、再測定するかどうかを判定するものであるから、ステップ203での精度判定よりも閾値を緩めてよい。すなわち、ステップ403よりも精度が低くても正常と判定する。
なお、上記ステップ402とステップ403での各閾値と、ステップ202とステップ203での各閾値とを同じにしてもよく、その場合、位置表示情報提供装置200におけるステップ202とステップ203の処理(誤差排除処理)を行わないこととしてもよい。
ステップ402又はステップ403において異常と判定された場合、測定制御部120は、再測定回数が規定回数内かどうかをチェック(ステップ404)し、規定回数内であれば、測定制御部120は、GPS情報測定部110に再測定を指示する。例えば、規定回数が3であるとすると、一定時間が到来して最初に異常と判定された時点での再測定回数は0であるから、再測定が行われる。この場合、再測定後、再測定回数は1になる。
その後、ステップ402、403がともに正常と判定されるか、もしくは、再測定の回数が規定回数に達するまで、再測定が行われる。正常と判定されないまま、再測定の回数が規定回数に達した場合、この機会(一定時間間隔で訪れる機会)には位置情報は取得できないことになる。
ステップ403にて正常と判定された場合、測定制御部120は、正常と判定された位置情報を位置情報格納部130に格納する。
<閾値のチューニングについて>
位置表示情報表示提供装置200における誤差排除部231、及び滞在情報抽出部232において使用する各閾値は、移動経路や滞在情報を求める対象に応じて、閾値調整部233により決定することとしてもよい。
例えば、ユーザ端末100に加速度センサやジャイロ等にセンサを備え、当該センサによりユーザ端末100が歩行の状態にあるのか、それとも車等の乗り物に乗車しているのかをユーザ端末100が判別し、判別した情報(歩行、乗車の別)を位置情報とともに位置表示情報表示提供装置200に送信する。位置表示情報表示提供装置200では、閾値調整部233がこの情報を参照し、歩行時用の閾値、もしくは乗車時用の閾値を誤差排除部231、及び滞在情報抽出部232に提供する。
例えば、誤差排除処理において、歩行時のほうが乗車時より精度が良いと考えられるため、乗車時の閾値を緩める。また、例えば、2つの位置情報を用いる誤差排除処理において、歩行時よりも乗車時の速度の閾値を大きくする。また、例えば、非移動点の算出において、歩行時よりも乗車時の速度の閾値を大きくする。
また、ユーザ端末の測定制御部120が、上記の判別情報を用いて、ユーザ端末100における再測定判定における正常と異常の判断で使用する閾値を決定してもよい。
上記のように、ユーザ端末100の状態を自動判別して閾値を決定することの他、情報を表示する端末(ユーザ端末100、位置表示装置300等)において、位置表示要求時に、どのような状態(例:歩行、乗車等)を想定して位置表示を行うかを位置表示情報提供装置200に対して指示し、位置表示情報提供装置200において、その指示内容に基づき閾値調整部233が閾値を決定してもよい。また、地図情報を表示する端末(ユーザ端末100、位置表示装置300等)において、位置表示要求時に、閾値を直接に指示することとしてもよい。これにより、利用者は、目的に応じた適切な移動経路や滞在情報を表示することができる。
なお、ユーザ端末100において、加速度センサやジャイロ等のセンサが備えられていない場合等、加速度センサやジャイロ等のセンサを使用できない場合において、閾値調整部233が、位置情報から得られる移動速度からユーザの状態(歩きか走っているのか、車等に乗っているのか、等)を判定し、状態に合わせた閾値を用いるようにしてもよい。
また、判別した状態を、位置情報を表示する際に合わせて表示するようにしてもよい。例えば、「歩き」と判別された区間は「歩き」であることが分かるように表示し、「車」での移動と判別された区間は「車」での移動であることが分かるように表示する。
このとき、表示された状態を、ユーザが変更できるようにしてもよい。例えば、ある区間が「車」での移動として表示されているが、実際は「電車」での移動であったような場合に、状態を「電車」での移動に変更する。変更の指示に従って、閾値調整部233は、「電車」での移動に対応した閾値を決定し、当該閾値を用いた移動経路及び滞在情報の算出が行われ、当該移動経路及び滞在情報の表示が行われる。
(システムの具体例)
図7に、本実施の形態に係る位置管理システムの一具体例を示す。図7において、クライアント10がユーザ端末100に相当する。また、DBサーバ12、位置情報APサーバ、WEB/APサーバ11、及び外部地図サービスサーバ14等からなるシステムが位置表示情報提供装置200に対応する。
図7に示す位置管理システムにおいて、クライント10は、定期的に位置情報を収集し(ステップ1)、位置情報テーブルとして蓄積し(ステップ2)、位置情報を定期的のWEB/サーバ11にアップロードする(ステップ3)。WEB/サーバ11は位置データをDBサーバ12に格納する(ステップ4)。
クライアント10からWEB/APサーバ11に対して位置情報表示要求が送信されると(ステップ5)、位置情報APサーバ13において、ノイズ除去(前述した誤差排除処理)、滞在情報抽出処理が行われ、WEB/APサーバ11において位置情報が取得される(ステップ6〜9)。WEB/APサーバ11は、位置情報を地図サービス向けにエンコードし(ステップ10)、外部地図サービスサーバ14がその位置情報を取得し(ステップ11)、クライアント10が、位置情報がオーバーレイされた地図を取得し(ステップ12)、表示する(ステップ13)。
(適用例)
本実施の形態で示した技術は様々なケースに適用可能である。例えば、旅行時の自分又は他人の移動経路を地図上にマッピングするケースに適用できる。より具体的には、例えば、修学旅行のように、生徒が複数グループに分かれて行動するような場合、生徒が参照できるデータは自身が所属するグループのみとし、教師が参照できるデータは全グループ(全生徒)としてもよい。これにより、生徒は、各グループの工程確認や振り返りを行うことが可能となる。また、教師は、生徒の行動をリアルタイムで確認することが可能となる。このように、旅行の関係者は旅行者の行動をリアルタイムで確認できるため、様々なサービスに応用できる。
また、ガス会社や水道局等、点検者等によるフィールド業務を実施している会社での社員の行動管理、タクシー会社等における業務用自動車の現在位置と移動経路の確認、子供の見守りサービス、登山者の移動経路監視、等にも本実施の形態の技術を適用することが可能である。
また、移動経路と滞在地をマッピングした地図をユーザ端末100に表示した後、滞在地をクリックすることで、滞在地に関する情報を表示することとしてもよい。
滞在地に関する情報とは、例えば、当該地点で撮影した写真等である。また、滞在地の感想を書き、旅行記を作成し、それを共有することも可能である。また、滞在地についてのストリートビューを表示することとしてもよい。また、他人の滞在地をクリックすることで、自分の旅行先候補に組み入れるといったサービスも可能である。また、自分が撮影した写真、もしくはそのPOIの写真の絵葉書を送れるようにしてもよい。更に、多くの人が滞在した地点をクリックすることで、その近辺に広告を表示することとしてもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
100 ユーザ端末
110 GPS情報測定部
120 測定制御部
130 位置情報格納部
140 位置情報送信部
150 位置表示部
200 位置表示情報提供装置
210 位置情報取得部
220 位置情報格納部
230 位置情報解析部
231 誤差排除部
232 滞在情報抽出部
233 閾値調整部
240 位置表示情報提供部
300 位置表示装置
400 通信ネットワーク

Claims (9)

  1. 位置情報取得部により取得された対象物の測位点の位置と測定時刻とを含む位置情報を格納する位置情報格納部と、
    前記位置情報格納部に格納された位置情報に基づいて、前記測位点の位置の精度を判定し、正常な精度の位置を示す位置情報を抽出する正常位置情報抽出手段と、
    前記正常位置情報抽出手段により抽出された位置情報に基づいて、移動の速さが所定の閾値以下の測位点である非移動点を抽出し、当該非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求める滞在情報抽出手段と、を備え
    前記滞在情報抽出手段は、
    移動の速さが所定の閾値以下の測位点である前記非移動点を複数の小滞在グループに集約し、所定の距離以内にある隣接小滞在グループを1つ又は複数の中滞在グループに集約し、滞在時間が所定の閾値以上である中滞在グループ内の非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求め、
    前記小滞在グループは、全ての組み合わせに係る非移動点同士の距離が予め定めた閾値以下となるグループである
    ことを特徴とする位置表示情報提供装置。
  2. 前記正常位置情報抽出手段は、
    前記位置情報格納部に格納された位置情報から測位点の移動の速さを求め、当該速さが所定の閾値以上である場合に、当該測位点に対応する位置情報を異常であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置表示情報提供装置。
  3. 前記正常位置情報抽出手段は、
    前記位置情報格納部に格納された位置情報に含まれる測位点の水平位置から、地図情報を用いて当該水平位置の実際の高さを求め、当該位置情報に含まれる測位点の高さと、前記実際の高さとの差の絶対値が所定の閾値以上である場合に当該位置情報を異常であると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位置表示情報提供装置。
  4. 前記滞在情報抽出手段は、
    前記非移動点に係る位置情報に基づいて、所定の閾値以下の距離の範囲内にあり、かつ、滞在時間が所定の閾値以上である非移動点の集合を決定し、当該非移動点の集合から前記滞在地の位置を求める
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の位置表示情報提供装置。
  5. 前記対象物の状態に応じて前記正常位置情報抽出手段及び前記滞在情報抽出手段において用いられる閾値を決定し、決定した閾値を前記正常位置情報抽出手段及び前記滞在情報抽出手段に与える閾値調整手段
    を備えることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の位置表示情報提供装置。
  6. 前記正常位置情報抽出手段により抽出された位置情報に基づく前記対象物の移動経路、及び、前記滞在情報抽出手段により求められた前記対象物の滞在地の位置を含む情報を地図上にマッピングする位置表示情報生成手段
    を備えることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の位置表示情報提供装置。
  7. 位置情報取得部により取得された対象物の測位点の位置と測定時刻とを含む位置情報を格納する位置情報格納部を備える位置表示情報提供装置が実行する位置表示情報提供方法であって、
    前記位置情報格納部に格納された位置情報に基づいて、前記測位点の位置の精度を判定し、正常な精度の位置を示す位置情報を抽出する正常位置情報抽出ステップと、
    前記正常位置情報抽出ステップにより抽出された位置情報に基づいて、移動の速さが所定の閾値以下の測位点である非移動点を抽出し、当該非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求める滞在情報抽出ステップと、を備え
    前記滞在情報抽出ステップにおいて、前記位置表示情報提供装置は、
    移動の速さが所定の閾値以下の測位点である前記非移動点を複数の小滞在グループに集約し、所定の距離以内にある隣接小滞在グループを1つ又は複数の中滞在グループに集約し、滞在時間が所定の閾値以上である中滞在グループ内の非移動点に係る位置情報に基づいて、前記対象物の滞在地の位置を求め、
    前記小滞在グループは、全ての組み合わせに係る非移動点同士の距離が予め定めた閾値以下となるグループである
    ことを特徴とする位置表示情報提供方法。
  8. 前記位置表示情報提供装置は、前記対象物の状態に応じて前記正常位置情報抽出ステップ及び前記滞在情報抽出ステップにおいて用いられる閾値を決定し、決定した閾値を前記正常位置情報抽出ステップ及び前記滞在情報抽出ステップにおいて用いる
    ことを特徴とする請求項7に記載の位置表示情報提供方法。
  9. コンピュータを、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載の位置表示情報提供装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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