JP2015143147A - 情報分析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サプライチェーンにおけるロスの削減を支援する。
【解決手段】商品情報保持部12は、複数の商品それぞれの生産、販売、在庫の少なくとも1つについて、日付と変動量を示す明細情報を保持する。第1グラフ生成部30は、明細情報にしたがって、商品の生産、販売、在庫に関する複数の指標のうち、ユーザにより選択された指標を第1軸および第2軸とし、複数の商品それぞれの指標値をプロットした全体俯瞰グラフを生成する。第2グラフ生成部32は、明細情報にしたがって、特定の商品について、生産、販売、在庫の少なくとも1つに関する指標を第1軸とし、時間を第2軸とし、特定の商品の指標値の推移を時系列にプロットしたPSI推移グラフを生成する。表示制御部24は、全体俯瞰グラフを表示させ、そのグラフで特定の商品が選択された場合に、選択された商品に関するPSI推移グラフを表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明はデータ処理技術に関し、特に情報分析技術に関する。
近年、各種の業務ロジックを組み込んだサプライチェーン・マネジメント(supply chain management、SCM)システムの導入が進んでいる。
特開2007−26335号公報
SCMシステムの導入により、在庫過剰や欠品等のロスを一定程度削減することは達成されてきている。しかし依然としてロスが発生している現実があり、本発明者は、ロスが発生したアイテムの特定と問題追及を支援するための情報分析において改善の余地があると考えた。
本発明は発明者の上記課題認識にもとづきなされたものであり、その主な目的は、サプライチェーンにおけるロスの削減を支援するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報分析システムは、複数の商品それぞれの生産、販売、在庫の少なくとも1つについて、日付と変動量を示す明細情報を保持する商品情報保持部と、明細情報にしたがって、商品の生産、販売、在庫に関する複数の指標のうち、ユーザにより選択された指標を第1軸および第2軸とし、複数の商品それぞれの指標値をプロットした第1のグラフを生成する第1グラフ生成部と、明細情報にしたがって、複数の商品のうち特定の商品について、生産、販売、在庫の少なくとも1つに関する指標を第1軸とし、時間を第2軸とし、特定の商品の指標値の推移を時系列にプロットした第2のグラフを生成する第2グラフ生成部と、第1のグラフを表示させ、第1のグラフにおいて特定の商品が選択された場合に、選択された商品に関する第2のグラフを表示させる表示制御部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、装置、方法、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、サプライチェーンにおけるロスの削減を支援することができる。
実施の形態の情報分析装置の機能構成を示すブロック図である。 商品の明細情報の例を示す図である。 全体俯瞰画面を示す図である。 商品PSI画面を示す図である。 明細画面を示す図である。
以下、一連のサプライチェーンの中でロスが発生したアイテムの特定と問題追及が迅速にできるよう支援する情報分析技術を提案する。具体的には、SCMロスの全体俯瞰や、ロス発生要因特定のためのドリルダウン、例えばPSI(Purchase/Production、Sales/Ship、Inventory)レベル、受注明細レベルへのドリルダウン等、ロスの削減に向けた効率的な分析の実現を支援する情報可視化技術を提案する。実施の形態の情報分析装置は、この情報可視化技術を適用した情報処理装置であり、例えばPCやタブレット端末である。
図1は、実施の形態の情報分析装置100の機能構成を示すブロック図である。本明細書のブロック図で示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
情報分析装置100は、データ保持部10と制御部20を備える。データ保持部10は、各種データの記憶領域である。メインメモリやハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置により実現されてもよい。制御部20は、データ保持部10が保持するデータを適宜参照してデータ処理を実行する。制御部20は、CPU等のプロセッサがコンピュータプログラムを実行することにより実現されてもよい。
データ保持部10は商品情報保持部12を含む。商品情報保持部12は、分析の対象とする1つもしくは複数の企業が取り扱う複数の商品それぞれの生産、販売、在庫(欠品を含む)の少なくとも1つについて、日付と変動量を示す明細情報を保持する。
図2は商品の明細情報の例を示す。「商品」欄には、管理対象となるアイテムの最小単位、いわゆるSKU(Stock Keeping Unit、最小在庫管理単位)の識別情報を格納する。「拠点」欄には、例えば商品の生産拠点(工場)や販売拠点(営業所)の識別情報を格納する。「属性」欄には予め定められた所与の値を格納する。「項目」欄には、商品のPSI情報であり、具体的には、生産(調達)、販売(出荷)、在庫(欠品を含む)に関する変動量と変動日付を格納する。明細情報の各レコード(以下「明細レコード」と呼ぶ。)は、商品・拠点・顧客(販売先)に加えて日付をキーとする。同じSKUであっても、拠点・顧客・日付のいずれかが異なれば別レコード、すなわち別IDの明細レコードに記録される。
図2には不図示だが、商品の原価、販売価格、利益率、受注数量、欠品率、利益率等、商品のPSIに関する他の情報が明細情報に含まれてよい。また、これらの情報は、後述のSCM支援部26が、他の明細項目の値にもとづく公知の計算手法により導出してもよい。例えば欠品率は、欠品数量/受注数量により算出してもよい。
図1に戻り、制御部20は、操作検出部22、表示制御部24、SCM支援部26を含む。操作検出部22は、キーボードやマウス等の入力機器を介してユーザが情報分析装置100へ入力した操作を検出し、その操作内容をSCM支援部26へ通知する。表示制御部24は、所定の表示装置における画面表示を制御する。表示制御部24は、SCM支援部26が出力した画面データ、例えばグラフ等の画像を含む画面データを表示装置に出力して表示させる。また、SCM支援部26の指示にしたがって表示装置で表示させる画面を切替える。
SCM支援部26は、サプライチェーン・マネジメントを支援するためのデータ処理を実行し、制御する。SCM支援部26は、第1グラフ生成部30、第2グラフ生成部32、明細抽出部34、画面生成部36を含む。SCM支援部26の各機能ブロックに対応するプログラムモジュールを含むSCM支援アプリケーションが所定の記録媒体に格納されてもよい。そして、その記録媒体からSCM支援アプリケーションが情報分析装置100のストレージにインストールされてもよい。情報分析装置100のCPUは、インストールされたプログラムモジュールをメインメモリに読み出して実行することにより、SCM支援部26の各機能ブロックの機能を発揮してもよい。
第1グラフ生成部30は、商品情報保持部12に格納された複数の商品の明細情報を参照して、商品の生産、販売、在庫に関する複数の指標のうち、ユーザにより選択された指標を第1軸および第2軸とし、複数の商品それぞれの指標値をプロットしたグラフを生成する。このグラフは散布図と言え、以下「全体俯瞰グラフ」と呼ぶ。画面生成部36は、第1グラフ生成部30が生成した全体俯瞰グラフの画像を含む全体俯瞰画面のデータを生成し、表示制御部24へ出力する。
図3は全体俯瞰画面を示す。全体俯瞰画面は、ユーザ設定エリア40と、ユーザ設定エリア40の設定値に応じて第1グラフ生成部30が生成した全体俯瞰グラフ42を含む。全体俯瞰グラフ42にプロットされた点(図3の白丸、黒丸、白三角、黒三角で示すオブジェクト)を以下「バブル」と呼ぶ。
ユーザ設定エリア40は、全体俯瞰グラフ42で表示させるべき項目や単位(属性)、範囲を指定するデータの入力領域である。ユーザ設定エリア40において、ユーザは、X軸(横軸)、Y軸(縦軸)、バブルサイズのそれぞれが示す指標を、商品の生産、販売、在庫に関する複数種類の指標の中から任意に選択する。選択可能な指標は、図2に例示した明細情報の項目でもよく、1つ以上の項目値から計算により算出可能な項目でもよい。例えば、受注数量、受注金額、販売数量、販売金額、在庫月数、欠品数量、欠品率、利益率(例えば販売金額/原価)であってもよい。これらの指標は、プルダウンメニュー44で展開され、ユーザは所望の指標を選択する。またユーザは、X軸およびY軸のスケールも指定でき、例えばリニア(線形)スケールやログスケールを任意に指定できる。
バブルサイズが示す指標は、全体俯瞰グラフ42上にプロットされるバブルの大小によって値の大小を示すべき指標である。ユーザは、バブルサイズが示す指標を、X軸およびY軸の指標とは独立して選択する。例えば、図3のようにX軸およびY軸とは異なる指標を選択することもでき、また、X軸またはY軸と同じ指標(例えばX軸と同じ受注金額)を選択することもできる。
またユーザ設定エリア40において、ユーザは、バブルの形状(変形例としてバブルの色)によるグループ分けを指定できる。例えば、図3で示したように販売拠点(各地域の営業所等)によるグループ分けを指定できる。また、企業内の組織(調達部、営業部、在庫管理部等)や、商品カテゴリ(複数の商品を含む商品種類)、顧客(販売先)によるグループ分けを指定することもできる。全体俯瞰グラフ42では、SKU単位のバブル設定が基本となるが、バブル形状(色)の指標を指定することにより、一層細分化した粒度でバブルを設定することができる。
第1グラフ生成部30は、所定の集計期間内の日付に対応づけられた明細レコードを、図2のSKU(商品)と、バブル形状で指定された指標(ここでは販売拠点)を単位として集計する。集計期間は、予め定められた期間でもよく、バブルサイズ等と同様に全体俯瞰画面においてユーザが指定可能でもよい。例えば、直近の1月間、半年間、1年間でもよく、ユーザが始期と終期を指定する期間でもよい。変形例として、第1グラフ生成部30は、複数のSKU(例えば、飲料ABC500mlペットボトル、飲料ABC250ml缶)を含む商品カテゴリ(例えば、飲料ABC)を単位として明細レコードを集計してもよい。また、集計単位はユーザが任意に切替可能であってもよい。
図3のユーザ設定エリア40において、全体俯瞰グラフ42の集計期間が2013年9月に指定された場合、第1グラフ生成部30は、2013年9月1日〜30日の日付に対応づけられた複数の明細レコードを特定する。第1グラフ生成部30は、特定した複数の明細レコードをSKUおよび販売拠点にもとづいてグループ分けし、各グループのレコードの「項目」欄の値を所定の規則にしたがって集計する。例えば、販売数量や販売金額、欠品数量については各レコードの値を合計してもよい。また、在庫月数については各レコードの値の平均値を算出してもよい。既述したように、ユーザが選択した指標が明細レコードの項目にない場合、第1グラフ生成部30は、ユーザが選択した指標の値を他の指標の値にもとづいて算出する。この計算ロジックは公知のものを使用してよい。
第1グラフ生成部30は、ユーザにより指定されたX軸、Y軸で構成される二次元平面上に、上記集計単位による複数の集計データを示す複数のバブルを配置することにより全体俯瞰グラフ42を生成する。第1グラフ生成部30は、後述のPSI推移グラフ生成のために、個々のバブルの識別情報と、対応する明細レコードの識別情報を対応づけて所定の記憶領域に記憶させておく。明細レコードの識別情報は、レコードのIDでもよく、特定のSKU+販売拠点の組み合わせを示す情報であってもよい。
また第1グラフ生成部30は、複数の集計データそれぞれについて、バブルサイズで指定された指標の値が大きいほど、各集計データを示すバブルのサイズを大きく設定する。言い換えれば、バブルサイズで指定された指標の値が相対的に大きい集計データについては、そのバブルサイズを、当該指標の値が相対的に小さい集計データのバブルサイズより大きく設定する。これにより、個々のバブル(例えばSKU+販売拠点)が、企業のビジネスに与える影響の大きさをユーザに直感的に把握させやすくする。
また、第1グラフ生成部30は、バブル形状で指定されたグループ分け基準にしたがって、各バブルの形状(色)を設定する。すなわち、同じグループに属するSKUのバブル、図3の例では同じ販売拠点が対応づけられたSKUのバブルについては、同じ形状(色)となるよう各バブルの形状(色)データを設定する。これにより、散布図である全体俯瞰グラフ42において、分析上同一グループとすべきバブルをユーザに直感的に把握させやすくする。
第1グラフ生成部30は、ユーザ設定エリア40の設定項目の少なくとも1つが変更されると、変更後の設定値にしたがって全体俯瞰グラフ42を再度生成する。画面生成部36は、第1グラフ生成部30により全体俯瞰グラフ42が新たに生成される都度、最新の全体俯瞰グラフ42を示す全体俯瞰画面を表示制御部24へ出力する。
図3の例では、SKUおよび販売拠点単位に明細レコードを集計し、バブルをプロットするため、個々のバブルは複数の顧客からの受注金額、複数の顧客からの受注にする欠品率の集計結果を示す。集計の変形例として、全体俯瞰画面におけるユーザの指定に応じて、SKU単位のみで集計し、バブルをプロットしてもよい。また、拠点(生産拠点・販売拠点)単位または顧客単位で集計・バブルのプロットを実行してもよい。このように全体俯瞰画面では、分析者が望む種々の観点から、商品単位のサプライチェーンの状態を俯瞰することができる。
図1に戻り、第2グラフ生成部32は、商品情報保持部12に格納された各商品の明細情報を参照して、企業が取り扱う複数の商品のうち特定の商品について、生産、販売、在庫の少なくとも1つに関する指標を第1軸とし、時間を第2軸とし、特定の商品の指標値の推移を時系列にプロットしたグラフを生成する。このグラフは散布図と言え、以下「PSI推移グラフ」と呼ぶ。画面生成部36は、第2グラフ生成部32が生成したPSI推移グラフの画像を含む商品PSI画面のデータを生成し、表示制御部24へ出力する。
第2グラフ生成部32は、全体俯瞰画面の全体俯瞰グラフ42でユーザが選択したバブルに対応するアイテムについて、そのアイテムに関するPSI推移グラフを生成する。図3に示す全体俯瞰グラフ42の場合、1つのバブルに対応するアイテムは、特定のSKU(商品)+販売拠点の組み合わせとなる。既述したように、1つのバブルが示すアイテムは、特定のSKU、拠点、顧客等、様々に変更可能である。第2グラフ生成部32は、全体俯瞰グラフ42で設定されたバブルの単位に応じて、PSI推移グラフの対象を切替える。以下では、特定のSKU(商品)+販売拠点の組み合わせに関するPSI推移グラフを生成することとして説明する。
図4は商品PSI画面を示す。商品PSI画面はPSI推移グラフ50を含む。第2グラフ生成部32は、全体俯瞰グラフ42でユーザが選択したバブルが示すSKU+販売拠点を特定する。そして、当該SKU+販売拠点が対応づけられた複数の明細レコードであり、所定のプロット期間内の日付が対応づけられた複数の明細レコードを特定する。プロット期間は、全体俯瞰グラフ42の集計期間と同様に、予め定められた期間でもよく、ユーザが指定可能でもよい。例えば、直近の1月間、半年間、1年間でもよく、ユーザが始期と終期を指定する期間でもよい。
第2グラフ生成部32は、X軸をプロット期間、Y軸をPSI指標(数量)とする二次元平面上に、特定した複数の明細レコードが示す各指標値の集計値を時系列にプロットし、各点を線で結んだ折れ線グラフをPSI推移グラフ50として生成する。既述したように、集計値は、指標の種類に応じて合計値でもよく平均値でもよい。図4に示した販売量、欠品量、在庫量の場合、特定した複数の明細レコードが示すこれらの指標値の合計値をプロットする。第2グラフ生成部32は、後述の明細情報抽出のために、PSI推移グラフ50の個々の点に、集計した複数のレコードそれぞれのIDを対応づけて所定の記憶領域に記憶させておく。
なお図4では、PSI指標として販売量、欠品量、在庫量を示したが、第2グラフ生成部32は、他のPSI指標の値をプロットしてもよい。例えば、全体俯瞰グラフ42のX軸等に対して選択可能な各種指標であってもよい。また、全体俯瞰画面と同様に、プロットすべきPSI指標をユーザに選択させるためのエリア(プルダウンメニュー等)を商品PSI画面に設けてもよい。なお図4の例では、第2グラフ生成部32は、企業において予め定められた在庫量の上限および下限の基準値をPSI推移グラフ50上にさらにプロットしている。
図1に戻り、明細抽出部34は、PSI推移グラフ50で特定の時間位置が選択された場合に、PSI推移グラフ50が対象とする商品の明細情報のうち、選択された時間に該当する明細情報を抽出する。画面生成部36は、明細抽出部34により抽出された明細情報を示す明細画面のデータを生成し、表示制御部24へ出力する。
既述したように、図4のPSI推移グラフ50上の1つの点は、特定のSKU+販売拠点の組み合わせを有する複数の明細レコードのPSI指標値の集計結果(合計、平均等)を示している。明細抽出部34は、PSI推移グラフ50上の特定の時間を示す1つの点が選択された場合に、その点に対応づけられた複数の明細レコード、言い換えれば、その点において集計対象となった複数の明細レコードのIDを特定する。そして、特定したIDにより識別される明細レコードを商品情報保持部12から取得する。
図5は明細画面を示す。明細画面60は、図4のPSI推移グラフ50において9月2日の受注量の点が選択された場合に表示される明細画面である。ここでは図4のPSI推移グラフ50において受注量の点が選択されたため、明細抽出部34は、明細レコードのデータのうち少なくとも受注数を含むデータを抽出している。例えば、図4のPSI推移グラフ50において欠品量の点が選択された場合は、明細抽出部34は、明細レコードのデータのうち少なくとも欠品数を含むデータを抽出する一方、受注数のデータは抽出対象外としてもよい。
図1に戻り、画面生成部36は、分析画面の切替、遷移も制御する。具体的には、全体俯瞰画面表示中に、全体俯瞰グラフ42内の特定のバブルに対する選択操作が検出された場合、そのバブルが示すアイテムに関する商品PSI画面へ遷移させる。また、商品PSI画面表示中に、PSI推移グラフ50内の特定の点が選択された場合、明細画面60へ遷移させる。これにより、分析者は、複数の商品に関するサプライチェーンの状態を俯瞰しつつ、問題を感じた商品についてPSIの時系列データ、さらには個々の明細レコードまで順次ドリルダウンしていくことができる。これにより、問題の発見とその原因追及を支援できる。
以上の構成による情報分析装置100の動作を説明する。
事前準備として、企業における業務改善を検討すべきユーザ(以下単に「ユーザ」と呼ぶ。)は、既存のSCMシステムや販売管理システム等に蓄積された複数の商品の明細情報を情報分析装置100にインポートし、商品情報保持部12を構築する。ユーザは、情報分析装置100にインストールされたSCM支援アプリケーションを起動し、全体俯瞰画面の表示を選択する。
操作検出部22は、全体俯瞰画面の表示を指示する操作を検出する。第1グラフ生成部30はユーザ設定エリア40の設定値にしたがって、商品情報保持部12の明細レコードを抽出・集計し、複数の商品それぞれのサプライチェーンの状態を示す全体俯瞰グラフ42を生成する。画面生成部36は、ユーザ設定エリア40および全体俯瞰グラフ42を含む全体俯瞰画面を生成し、表示制御部24を介してディスプレイに表示させる。ユーザ設定エリア40の設定値をユーザが変更すると、操作検出部22はその変更内容をSCM支援部26へ通知する。第1グラフ生成部30は、変更後の設定値にしたがって全体俯瞰グラフ42を新たに生成する。画面生成部36は、新たな全体俯瞰グラフ42を含む全体俯瞰画面を生成し、表示制御部24を介してディスプレイに表示させる。
ユーザは全体俯瞰画面を確認し、全体俯瞰グラフ42上の特定のバブル(例えば図3のバブル46)に問題を感じると、そのバブルをクリックする。操作検出部22はクリック操作を検出してSCM支援部26へ通知し、画面生成部36はPSI推移グラフ50の作成を第2グラフ生成部32へ指示する。第2グラフ生成部32は、クリックされたバブルに対応するアイテムに関するPSIの時系列データを示すPSI推移グラフ50を生成する。このアイテムは、例えばSKU(商品)、拠点、顧客属性のいずれか、もしくはそれらの組み合わせであってよい。
画面生成部36は、PSI推移グラフ50を含む商品PSI画面を生成し、表示制御部24を介してディスプレイに表示させる。ユーザが、PSI推移グラフ50で表示対象とするPSI指標の変更操作を入力した場合、第2グラフ生成部32は、変更後の表示対象の指標について、その指標値の時系列データを示すPSI推移グラフ50を新たに生成する。画面生成部36は、新たなPSI推移グラフ50を含む商品PSI画面を生成し、表示制御部24を介してディスプレイに表示させる。
ユーザは商品PSI画面を確認し、PSI推移グラフ50上の特定の時間位置の指標値に問題を感じるとその時間位置を選択する。具体的には、特定の時間位置にプロットされた点(特定の指標値)に問題を感じると、その点をクリックする。操作検出部22は、クリック操作を検出してSCM支援部26へ通知し、画面生成部36は、明細情報の抽出を明細抽出部34へ指示する。明細抽出部34は、商品情報保持部12が保持する複数の明細レコードの中から、クリックされた点に対応する1つ以上の明細レコードを取得する。画面生成部36は、明細抽出部34により抽出された明細レコードを並べた明細画面60を生成し、表示制御部24を介してディスプレイに表示させる。
実施の形態の情報分析装置100によると、(1)全体俯瞰グラフ42により企業が取り扱う商品全体のサプライチェーンの状態を俯瞰し、問題アイテムを発見する、(2)問題アイテムについて、PSIの時系列データを示すPSI推移グラフ50により問題の原因を追求する、(3)明細レベルまでドリルダウンし、個別(例えば顧客毎)の受注や販売のレベルで問題の根本原因を特定する、というサプライチェーンでのロスの削減に向けた一連の分析プロセスを効率的に実現できるよう支援できる。
例えば、全体俯瞰グラフ42およびPSI推移グラフ50により、特定の商品の欠品量が多いという事実を確認したとする。この場合、当該商品を示すグラフ上の点を選択し、明細画面までドリルダウンすることで、その原因を追求することができる。一例として、取引先A社からの急激な受注増が要因であることが確認できる。また、その事実をもとに関係部署をヒアリングすることで、社内の組織間で商談情報の伝達・共有が不十分であった事実が判明し、その是正を図ることができる。
別のケースとして、全体俯瞰グラフ42およびPSI推移グラフ50により、在庫量が十分あるのに調達がなされている事実を確認したとする。この場合、その事実をもとに企業の各部門をヒアリングすることで、例えば、営業部門と調達部門の意思疎通が不十分であることや、調達システムは導入されていても、そのシステムの推奨値が使用されず、調達部門担当者の経験や勘により調達量が決定されていた事実が判明し、その是正を図ることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態の情報可視化技術は、スタンドアローンの情報処理装置に限らず、複数の情報処理装置がLAN・WAN・インターネット等を含む通信網を介して接続された情報処理システムにも適用できる。言い換えれば、実施の形態の情報分析装置100の機能を、互いに連携する複数の情報処理装置により分散して実行してもよい。例えば、図1に示す機能ブロックを備えたウェブアプリケーションサーバと、ウェブブラウザを備え、サーバから提供された画面データ(例えば全体俯瞰画面を示すウェブページ)を表示させるクライアント端末が連携することにより実現することもできる。また、商品情報保持部12が保持することとした商品情報は、外部のデータベースサーバが保持してもよい。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。例えば、請求項に記載の表示制御部は、実施の形態の表示制御部24と画面生成部36の連携により実現されてよい。
12 商品情報保持部、 22 操作検出部、 24 表示制御部、 30 第1グラフ生成部、 32 第2グラフ生成部、 34 明細抽出部、 36 画面生成部、 100 情報分析装置。

Claims (4)

  1. 複数の商品それぞれの生産、販売、在庫の少なくとも1つについて、日付と変動量を示す明細情報を保持する商品情報保持部と、
    前記明細情報にしたがって、商品の生産、販売、在庫に関する複数の指標のうち、ユーザにより選択された指標を第1軸および第2軸とし、前記複数の商品それぞれの指標値をプロットした第1のグラフを生成する第1グラフ生成部と、
    前記明細情報にしたがって、前記複数の商品のうち特定の商品について、生産、販売、在庫の少なくとも1つに関する指標を第1軸とし、時間を第2軸とし、前記特定の商品の指標値の推移を時系列にプロットした第2のグラフを生成する第2グラフ生成部と、
    前記第1のグラフを表示させ、前記第1のグラフにおいて特定の商品が選択された場合に、選択された商品に関する前記第2のグラフを表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする情報分析システム。
  2. 前記第1グラフ生成部は、前記第1のグラフ上にプロットする商品について、前記第1軸および第2軸とは独立してユーザにより選択された指標の値が大きいほど、当該商品を示す点のサイズを大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の情報分析システム。
  3. 前記表示制御部は、前記第2のグラフにおいて特定の時間位置が選択された場合に、前記第2のグラフが対象とする商品の明細情報のうち、選択された時間に該当する明細情報を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報分析システム。
  4. 所定の記憶領域に格納された情報であって、複数の商品それぞれの生産、販売、在庫の少なくとも1つについて、日付と変動量を示す明細情報にしたがって、商品の生産、販売、在庫に関する複数の指標のうち、ユーザにより選択された指標を第1軸および第2軸とし、前記複数の商品それぞれの指標値をプロットした第1のグラフを生成する機能と、
    前記明細情報にしたがって、前記複数の商品のうち特定の商品について、生産、販売、在庫の少なくとも1つに関する指標を第1軸とし、時間を第2軸とし、前記特定の商品の指標値の推移を時系列にプロットした第2のグラフを生成する機能と、
    前記第1のグラフを表示させ、前記第1のグラフにおいて特定の商品が選択された場合に、選択された商品に関する前記第2のグラフを表示させる機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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