JP4731789B2 - 大心血管イベントの一次予防のための多価不飽和脂肪酸の使用 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大心血管イベントの一次予防のための多価不飽和脂肪酸の使用に関する。
【0002】
とりわけ、本発明は、大心血管イベントの一次予防のために、エイコサペンタエン酸(EPA、C20:5 ω−3)、ドコサヘキサエン酸(DHA、C22:6 ω−3)またはそれらの薬剤として許容し得る誘導体等のω−3系列の多価不飽和脂肪酸の、単独または混合による使用に関する。
【0003】
【従来の技術】
ω−3系列の多価不飽和脂肪酸の心血管疾患に対する多数の危険因子に及ぼす有益な効果は、良く知られている。例えば、イタリア特許第1235879号、米国特許第5502077号、米国特許第5656667号および米国特許第5698594号は、高トリグリセリド血症、コレステロール量障害および高血圧にそれぞれ言及している。しかし、これらの引用文献は、それぞれ危険因子の処置を論じているが、実際に宣告された疾患を論じているのではない。
【0004】
米国特許第5753703号は、心血管疾患、血管病変、糖尿病性末梢神経障害、およびアテローム性動脈硬化症、血栓塞栓症および組織障害の予防と治療に、ω−3系列の多価不飽和脂肪酸またはそのエステル、特にEPAやDHAを併用するL−カルニチンまたはその誘導体の使用を記載している。
【0005】
EP−B−0409903号は、高脂血症および関連病変、血栓症、心筋梗塞、血小板凝集の治療に、アテローム性動脈硬化症の予防用抗凝固薬として、脳梗塞、血管運動攣縮によって起こる障害および閉塞、糖尿病およびその合併症、慢性および急性炎症、自己免疫症状の治療に、非ステロイド抗炎症剤で起こる胃腸性副作用の予防に、および腫瘍の予防に有用なEPAおよびDHAおよび/またはそれらのエステルの高濃度混合物を調製する方法を記載している。
【0006】
CN1082909は、例えば痴呆および心筋梗塞を治療する抗血栓抗痴呆薬として、ダイズリン脂質、マツヨイグサ(oenothera odorata)およびギンゲチンと組み合わせたω−3系列のEPAやDHAおよび他の多価不飽和脂肪酸のエチルエステルに基づく組成物を記載している。
【0007】
米国特許第5760081号は、EPAを含んだ組成物の静脈内注入による差し迫った心室の心筋細動を予防する方法であって、差し迫った細動の危険があるその被験者が既にしばしば心筋梗塞のエピソードの主役となっており、恐らく心臓内注射の使用して梗塞エピソードから3時間以内に注入が行なわれる、前記方法を記載している。心室細動の特定の治療には、一刻を争う緊急事態や非経口的介入事態が常に存在する。
【0008】
Swann et al.、Clinical Drug Investigation 15(6)、473、1998も、1日当たり4gの用量のEPAおよびDHAエチルエステルの投与は、異常な血漿リポ蛋白症候を示し心筋梗塞を発症したことのある被験者において、トリグリセリドおよびアポリポ蛋白C−III総量を減少させ、抗トロンビンIIIを増加させることを示し、したがってこれらの組成物の投与はリポ蛋白量の改善およびそれによる関連危険因子の減少を起こし得ると提案した。
【0009】
国際公開第00/48592号は、死亡、特に既に心筋梗塞に罹患している患者の「突然死」を予防するために、25重量%より多量にEPAおよびDHAエチルエステルの混合物を使用することを記載している。したがって、これはいわゆる二次性死亡の予防、即ち既に梗塞に罹患している被験者における前記混合物の使用を示している。
【0010】
【特許文献1】
イタリア特許第1235879号
【特許文献2】
米国特許第5502077号
【特許文献3】
米国特許第5656667号
【特許文献4】
米国特許第5698594号
【特許文献5】
米国特許第5753703号
【特許文献6】
EP−B−0409903号
【特許文献7】
CN1082909
【特許文献8】
米国特許第5760081号
【非特許文献1】
Swann et al.、Clinical Drug Investigation 15(6)、473、1998
【非特許文献2】
欧州薬局方2000(EuPh.2000)
【特許文献9】
国際公開第00/48592号
【特許文献10】
米国特許第5130061号
【特許文献11】
国際公開第89/11521号
【特許文献12】
特開平02−25447
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、最新技術に記載されている脂肪酸混合物による心血管損傷の予防は、心血管損傷の「二次的」予防に絞っている。即ち既に梗塞に罹患している被験者を保護することを目的としているが、大心血管イベントの「一次的」予防、即ち心臓循環系および/または心臓呼吸系の様々な症状に襲われているが、未だ梗塞エピソードを発症していない被験者の予防は、この部門で今なお認められている技術的問題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の態様によれば、本発明は、以前に梗塞エピソードを発症していない被験者において大心血管イベントを一次予防するのに有用な薬物を調製するためのω−3系列の多価不飽和脂肪酸の使用であって、前記脂肪酸はエイコサペンタエン酸(EPA)および/またはドコサヘキサエン酸(DHA)および/または薬剤として許容し得る少なくとも1種のそれらの誘導体を全脂肪酸重量に対して25重量%以上の量で含む、前記使用に関する。
【0013】
本記述において、「ω−3系列の多価不飽和脂肪酸」という表現は、魚油を含む一般にC16〜C24の長鎖多価不飽和脂肪酸、特に精製工程で主要になるC20〜C22の鎖を有するそのような脂肪酸を意味する。
【0014】
「大心血管イベント」という表現は、心筋および個々の冠動脈分枝の梗塞、心臓病死、突然死等、梗塞以外に広く言って卒中等、および心筋細動、心房および/または心室細動等のこのような大イベントの前駆症状等の、可逆的または不可逆的心血管障害が関与するイベントを特に意味している。前記の大心血管イベントは、以前の梗塞エピソードでは発症しなかった冠動脈虚血症等の様々な心臓循環器系および心肺機能系疾患によって、ならびに恐らくは(悪化した肉体的ストレス、薬物誤用、急性高血圧発作等の)酸素要求量の増加を予想する条件の存在下で(例えば麻酔、外科手術等の間の)突然の酸素欠失で起こる重大な低酸素/無酸素状態や電気的および/または力学的タイプの心臓欠陥による類似の急性および慢性疾患によって普通引き起こされる。
【0015】
心臓循環系および心臓呼吸系疾患に冒され、したがって高トリグリセリド血症、高血圧等による危険が単に予想されているだけではない被験者とは、例えば、冠動脈造影、心筋のシンチグラフィー、ストレス下の心電図(ECG)等で検出することができ、血管再生(血管形成)や他の考え得る薬理学的または侵襲的治療の介入が提案されてきた冠動脈虚血に冒されることによって、様々なレベルで心臓病患者と定義することのできる被験者、および糖尿病等の併発症で悪化する恐れのある、心筋細胞の電気的過興奮、電気的興奮や電気伝導の拡散障害(不整脈、細動等)または力学的タイプの他の欠陥(心不全、代償不全)に冒されている被験者を表している。
【0016】
本発明によるω−3系列の多価不飽和脂肪酸の使用は、梗塞、特に心筋梗塞、心臓病死または突然死等の大イベントの発生が予想され、このような発生が、例えば冠動脈虚血、不整脈、心房および/または心室細動、心筋細胞の電気的過興奮、心筋の電気的興奮や電気伝導の拡散障害、または力学的タイプの心臓障害、例えば心不全や心臓代償不全で冒され、その心臓病と併発する糖尿病にも冒されている恐れがある心臓病被験者において起こる場合に、特に指示される。
【0017】
【発明の実施の形態】
好ましくは、EPAおよび/またはDHAおよび/または少なくとも1種のそれらの誘導体の含量は、全脂肪酸重量に対する重量で、50%と100%の間、特に75%と95%の間、より好ましくは約85%である。
【0018】
好ましいEPAおよび/またはDHA誘導体は、対応するC1〜C3アルキルエステルおよび/または水酸化ナトリウム、リジン、アルギニンまたはコリンのようなアミノアルコール類等の薬剤として許容し得る塩基とのそれらの塩から選択される。特に、任意の濃度とパーセンテージで共に混合したEPAおよびDHAのエチルエステルは最も好ましい。
【0019】
その薬物は、好ましくは経口で、特にゼラチン軟カプセルの形態で投与される。経口使用では、一般に単位用量はω−3系列の多価不飽和脂肪酸を100〜1000mg、好ましくは500〜1000mgまたは300〜500mg含み、全用量は対象とする症例に応じて、普通1日当たりまたは隔日当たり約0.1〜3.0g、好ましくは1日当たり0.3〜2.0g、とりわけ1日当たり1.0gである。本発明の使用に適する薬物の有効用量は1.0〜60.0mg/kg体重/日である。
【0020】
経口投与のための他のタイプの処方、例えば、多価不飽和脂肪酸を固体支持体上に吸着した硬カプセルや錠剤も本発明の目的に適する。乳濁液、分散剤中の粒状体、シロップ、液滴等、および疾患の重度に基づいて当分野の熟練技術者が評価したとき、非経口用途等に適する滅菌溶液や乳濁液等の全身的薬物吸収を保証し得る他の剤形を使用することも可能である。
【0021】
欧州薬局方2000(EuPh.2000)に示され、EPAおよびDHAエチルエステルの混合物を80重量%以上の量およびω−3多価不飽和脂肪酸エチルエステルを合計で90重量%以上を含む組成物も、本発明の目的に適している。
【0022】
本発明の使用に適する前記組成物および薬物は、調製法に関して本発明の記述中に組み込まれている米国特許第5130061号、国際公開第89/11521号、イタリア特許第1235879号、特開平02/25447に記載されている方法等の当分野の熟練技術者に知られている方法によって調製することができる。
【0023】
本発明による使用に適する薬物は、本発明による使用に適する薬物の活性を補完するか、それと共同作用を示す活性を有する他の活性な成分および/または薬物も組み合わせて含むことができ、さらに少なくとも1種の薬剤として許容し得る賦形剤および/または少くとも1種の希釈剤および/または少くとも1種の界面活性剤および/または少くとも1種の増粘剤および/または少くとも1種の結合剤および/または少くとも1種の潤滑剤および/または少くとも1種の賦香剤および/または少くとも1種の着色剤および/または少くとも1種の安定剤等も含むことができるが、これらのものは当分野の熟練技術者によって容易に選択することができる。安定剤の中で、当分野の熟練技術者によって容易に選択することができるビタミンE(トコフェロール)、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸、ヒドロキシトルエン等の抗酸化剤が特に好ましい。
【0024】
他の態様によれば、本発明は、以前に梗塞エピソードを受けたことのない被験者において大心血管イベントを一次予防する方法であって、前記のω−3系列の多価不飽和脂肪酸を含む薬物の有効用量を投与することを含む方法に関する。とりわけ、本発明の方法は、梗塞、特に心筋梗塞、心臓病死または突然死等の大心臓イベントの発生が予想されるときは必ず指示される。
【0025】
以下の実施例は本発明を例示するが、本発明を制限するものではない。
【0026】
実施例
次表に示した各組成物は、米国特許第5130061号(組成物A、C、D、F)、イタリア特許第1235879号(組成物B)、特開平02/25447(組成物E)および国際公開第89/11521号(組成物G〜I)に記載されている方法によって調製した。
【0027】
次表に示したすべての量は、ω−3系列の多価不飽和脂肪酸の全重量に対する重量パーセンテージを表す。
【0028】
【表1】
【0029】
実施例2
多価不飽和脂肪酸エチルエステルを1g含んだゼラチン軟カプセルに関して次表に示した各組成物は、当分野で知られている方法によって調製した。
【0030】
【表2】
【0031】
薬理活性
本発明の組成物の薬理活性は、小型実験動物(マウス、モルモット、ラット)で行う試験に基づいて評価した。この実験モデルを選定した理由は、迅速で再現性の高い証拠を作り、かつ明らかな倫理的な関与とともに患者を危険に曝すことなく、結果の評価を統計的に正確にすることができるように、十分に多数の動物を使用することができるためである。
【0032】
これらの試験の実施中、各群の動物を実施例1および2の処方で繰り返し予備処理し、次いで未処理群と比較するために、心臓毒性または呼吸抑制物質の作用を受けさせ、次いで死亡からの保護を肉眼で測定し、もしくは(心電図の記録によって)初期心臓不整脈または心室性頻脈の開始遅延および特に、突然の心臓および/または呼吸停止による動物死の遅延または予防を測定した。
【0033】
類似の実験モデルを用いて、心臓毒性剤の代わりに冠動脈結紮によって心臓病、冠動脈虚血および梗塞状態を引き起こした。
【0034】
試験1
突然死実験モデルを心臓毒性剤(ウアバイン)の静脈内(i.v.)投与で引き起こされる心臓停止によって得た。予備試験において、様々な用量のウアバインを体重300〜380gの両性の非麻酔モルモットに投与することによって、静脈内注射から15分以内の100%のモルモットに対する最少致死量を決定した(240mg/kg、3分超をかけて静脈内に投与する)。
【0035】
次いで、モルモット20匹の2群を、EPAおよびDHAエチルエステル(実施例1、組成物A)を85%含んだ組成物の50および100mg/kgで10日間処理した。その最後の投与から2時間後に、その2群のモルモットおよび対照として用いる別の未処理群を240mg/kg i.v.のウアバインで処理し、その後15分以内の致死数を記録した。
【0036】
15分後の生存数で表した結果:
対照 00/20
50mg/kg 11/20
100mg/kg 16/20
【0037】
試験2
初期体重が25〜32gの雄マウス15匹の3群を、生理溶液(対照群)ならびにEPAおよびDHAエチルエステルを85%含んだ組成物(実施例1、組成物A)の50または100mg/kgで15日間、経口投与で処理した。
【0038】
その最後の処理の終了から60分後に、すべての群のマウスをペントバルビタールナトリウムの腹腔内投与(50mg/kg)で処理し、次いでアコニチンの静脈内投与で処理した(0.25mg/kg)。心臓不整脈(正常な洞律動から>5秒の偏位)、心室細動および心臓停止の出現時間を、心電図の記録によって決定した。
【0039】
陽性のマウスに関して平均±標準偏差(秒)として表した結果:
【0040】
【表3】
【0041】
試験3
初期体重が310〜350gの雄ラット20匹の2群を、生理溶液(対照群)ならびにEPAおよびDHAエチルエステルを>80%含んだ組成物(実施例1、組成物B)の100mg/kgで15日間、経口投与で処理した。次いで、2群のラットをペントバルビタールナトリウムの腹腔内投与(50mg/kg)で麻酔し、左心室への血流を可能にする左前下行冠動脈の結紮を施すことによって、心筋の急性虚血状態を引き起こした。その後の15分の間、心室細動の期間をECGによって記録したが、心室細動は自然消滅するか、突然死で終了した。
【0042】
結果
【0043】
【表4】
【0044】
試験4
呼吸停止による突然死に用いた実験モデルでは、クロロホルム吸入による呼吸停止の誘発を起こす。
【0045】
初期体重が26〜32gの雄マウス10匹の4群を、生理溶液(対照群)ならびにEPAおよびDHAエチルエステルを80%含んだ組成物(実施例1、組成物C)の10、30および60mg/kgで5日間、経口投与で処理した。
【0046】
その最後の処理の終了から60分後に、呼吸停止が起こるまで、マウスをクロロホルムに曝露した。次いで、低酸素状態によって起こる心筋の頻脈性不整脈に対してマウスを検査したが、頻脈性不整脈は次の15分以内に自然消滅するか、マウスの死亡で終了した。
【0047】
結果
【0048】
【表5】
【0049】
試験5
雄ラット20匹の2群を、試験3と同様に、生理溶液ならびにEPAおよびDHAの同じ組成物(実施例1、組成物B)で処理した。
【0050】
次いで冠動脈回旋枝の結紮を施した結果、心筋の収縮容積および駆出分画が減少した。その後の60分の経過中に、対照群のラットの18/20という致死率は処理群の4/20に低下した。
【0051】
臨床試験の結果は、以前に梗塞エピソードを受けたことのない被験者の大心血管イベントの一次予防においてω−3系列の多価不飽和脂肪酸の薬理活性を示している。
Claims (12)
- 以前に梗塞エピソードを受けたことがない、心房不整脈および/または心不全に罹患している被験者において心臓病が原因の死の一次予防に有用な薬物を調製するための、ω−3系列の多価不飽和脂肪酸の使用であって、前記脂肪酸は、エイコサペンタエン酸(EPA)および/またはドコサヘキサエン酸(DHA)および/または薬剤として許容し得る少なくとも1種のそれらの誘導体を全脂肪酸重量に対して75重量%から95重量%の量で含み、前記誘導体が、対応するC1〜C3アルキルエステルから選択される、および/または水酸化ナトリウム、リジン、アルギニン、もしくはコリンから選択されるアミノアルコールから選択される薬剤として許容し得る塩基との塩から選択される前記使用。
- 死が突然死である請求項1に記載の使用。
- 被験者が心房不整脈、心房細動に罹患している請求項1または2に記載の使用。
- 被験者が心臓代償不全に罹患している請求項1から3のいずれか一項に記載の使用。
- 被験者が心臓病と併発した糖尿病に罹患している請求項1から4のいずれか一項に記載の使用。
- EPAおよび/またはDHAおよび/または少なくとも1種のそれらの誘導体の含量が、全脂肪酸重量に対して約85重量%である請求項1から5のいずれか一項に記載の使用。
- 薬物がEPAエチルエステルおよび/またはDHAエチルエステルを含む請求項1から6のいずれか一項に記載の使用。
- 薬物を経口投与する請求項1から7のいずれか一項に記載の使用。
- 薬物がゼラチン軟カプセルの剤形をしている請求項1から8のいずれか一項に記載の使用。
- 薬物を1日当たり0.1〜3.0gの用量で投与する請求項1から9のいずれか一項に記載の使用。
- 薬物を1日当たり0.3〜2.0gの用量で投与する請求項1から10のいずれか一項に記載の使用。
- 薬物を1日当たり1.0gの用量で投与する請求項1から11のいずれか一項に記載の使用。
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